JP2003286153A - 皮膚外用組成物 - Google Patents
皮膚外用組成物Info
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- JP2003286153A JP2003286153A JP2003013071A JP2003013071A JP2003286153A JP 2003286153 A JP2003286153 A JP 2003286153A JP 2003013071 A JP2003013071 A JP 2003013071A JP 2003013071 A JP2003013071 A JP 2003013071A JP 2003286153 A JP2003286153 A JP 2003286153A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パラベン類を配合しなくても優れた防腐効果
が認められ、使用性および安全性、安定性に優れた皮膚
外用組成物を提供する。 【解決手段】 ソルビン酸(塩)類、サリチル酸(塩)
類、デヒドロ酢酸(塩)類、安息香酸(塩)類、レゾル
シン、イソプロピルメチルフェノールおよびm−ヒドロ
キシ安息香酸(塩)類よりなる群から選ばれる少なくと
も1種と、フェノキシエタノール類とを配合する。また
ソルビン酸(塩)類と、サリチル酸(塩)類と、フェノ
キシエタノール類とを併用すると、温度安定性にも優れ
たものが得られる。
が認められ、使用性および安全性、安定性に優れた皮膚
外用組成物を提供する。 【解決手段】 ソルビン酸(塩)類、サリチル酸(塩)
類、デヒドロ酢酸(塩)類、安息香酸(塩)類、レゾル
シン、イソプロピルメチルフェノールおよびm−ヒドロ
キシ安息香酸(塩)類よりなる群から選ばれる少なくと
も1種と、フェノキシエタノール類とを配合する。また
ソルビン酸(塩)類と、サリチル酸(塩)類と、フェノ
キシエタノール類とを併用すると、温度安定性にも優れ
たものが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用組成物に
関し、特に優れた防腐性を有するとともに、使用性及び
安全性が著しく向上した皮膚外用組成物に関するもので
ある。また、本発明は優れた防腐性と、著しく向上した
使用性及び安全性と、優れた温度安定性とを兼ね備えた
皮膚外用組成物に関するものである。
関し、特に優れた防腐性を有するとともに、使用性及び
安全性が著しく向上した皮膚外用組成物に関するもので
ある。また、本発明は優れた防腐性と、著しく向上した
使用性及び安全性と、優れた温度安定性とを兼ね備えた
皮膚外用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、化粧料等の皮膚外用組成物中に
は、外部から進入する微生物の増殖を抑制し、経時とと
もにこれらの微生物を死滅させて製品の保存性を向上さ
せることを目的として、パラオキシ安息香酸エステル
(パラベン類と通称されている)が汎用されている。
は、外部から進入する微生物の増殖を抑制し、経時とと
もにこれらの微生物を死滅させて製品の保存性を向上さ
せることを目的として、パラオキシ安息香酸エステル
(パラベン類と通称されている)が汎用されている。
【0003】かかるパラベン類は、皮膚外用組成物にお
いて用いる防腐手段としては、安全性及び有効性に優れ
たものである。しかしながら、ごく一部の敏感な使用者
に対しては、使用時に刺激感等を伴う場合もある。殊に
昨今は、より肌に優しい皮膚外用組成物が求められる傾
向があり、専らこのパラベン類を防腐剤として配合した
場合には、皮膚外用組成物に対する安全性の要求を完全
に満足させることは非常に難しくなっているのが現状で
ある。パラベン類を配合しない皮膚外用組成物を創製す
ることも、もちろん可能ではあるが、この場合、防腐性
を確保するために内容量や使用期限を定めたり、小分け
容器やバックレス機構付容器などの複雑な手段を駆使す
る必要に迫られ、経済性、汎用性に欠けてしまう傾向が
強くなる。
いて用いる防腐手段としては、安全性及び有効性に優れ
たものである。しかしながら、ごく一部の敏感な使用者
に対しては、使用時に刺激感等を伴う場合もある。殊に
昨今は、より肌に優しい皮膚外用組成物が求められる傾
向があり、専らこのパラベン類を防腐剤として配合した
場合には、皮膚外用組成物に対する安全性の要求を完全
に満足させることは非常に難しくなっているのが現状で
ある。パラベン類を配合しない皮膚外用組成物を創製す
ることも、もちろん可能ではあるが、この場合、防腐性
を確保するために内容量や使用期限を定めたり、小分け
容器やバックレス機構付容器などの複雑な手段を駆使す
る必要に迫られ、経済性、汎用性に欠けてしまう傾向が
強くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の第
1の目的は、優れた防腐性を有するとともに、使用性及
び安全性が著しく向上した皮膚外用組成物を提供するこ
とである。本発明の第2の目的は、優れた防腐性と、著
しく向上した使用性及び安全性と、優れた温度安定性と
を兼ね備えた皮膚外用組成物を提供することにある。
1の目的は、優れた防腐性を有するとともに、使用性及
び安全性が著しく向上した皮膚外用組成物を提供するこ
とである。本発明の第2の目的は、優れた防腐性と、著
しく向上した使用性及び安全性と、優れた温度安定性と
を兼ね備えた皮膚外用組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討を行った結果、下記(1)〜(3)の
知見を得た。すなわち、(1)ソルビン酸又はその塩類、
サリチル酸又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、
安息香酸又はその塩類、レゾルシン、イソプロピルメチ
ルフェノール(商品名:ビオゾール)及びm−ヒドロキ
シ安息香酸又はその塩類よりなる群から選ばれる少なく
とも1種と、フェノキシエタノール又はフェノキシイソ
プロパノールとを組み合わせて配合することにより、優
れた防腐効果が認められ、パラベン類を配合しなくても
通常の使用に耐え得る防腐性を確保することができるこ
と、(2)特に、ソルビン酸又はその塩類と、サリチル酸
又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、安息香酸又
はその塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノー
ル(商品名:ビオゾール)及びm−ヒドロキシ安息香酸
又はその塩類よりなる群から選ばれる1種と、フェノキ
シエタノール又はフェノキシイソプロパノールとを組み
合わせて配合することにより、上記(1)の特性に加え
て、経時変化が小さく温度安定性に優れ、例えば加温下
で保存した場合にも色焼けがない皮膚外用組成物が提供
できること、(3)これらに更にジオール類を配合するこ
とにより、皮膚外用組成物の防腐性及び使用性が向上す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
解決するために鋭意検討を行った結果、下記(1)〜(3)の
知見を得た。すなわち、(1)ソルビン酸又はその塩類、
サリチル酸又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、
安息香酸又はその塩類、レゾルシン、イソプロピルメチ
ルフェノール(商品名:ビオゾール)及びm−ヒドロキ
シ安息香酸又はその塩類よりなる群から選ばれる少なく
とも1種と、フェノキシエタノール又はフェノキシイソ
プロパノールとを組み合わせて配合することにより、優
れた防腐効果が認められ、パラベン類を配合しなくても
通常の使用に耐え得る防腐性を確保することができるこ
と、(2)特に、ソルビン酸又はその塩類と、サリチル酸
又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、安息香酸又
はその塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノー
ル(商品名:ビオゾール)及びm−ヒドロキシ安息香酸
又はその塩類よりなる群から選ばれる1種と、フェノキ
シエタノール又はフェノキシイソプロパノールとを組み
合わせて配合することにより、上記(1)の特性に加え
て、経時変化が小さく温度安定性に優れ、例えば加温下
で保存した場合にも色焼けがない皮膚外用組成物が提供
できること、(3)これらに更にジオール類を配合するこ
とにより、皮膚外用組成物の防腐性及び使用性が向上す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明の第1は、ソルビン酸、ソ
ルビン酸の塩類、サリチル酸、サリチル酸の塩類、デヒ
ドロ酢酸、デヒドロ酢酸の塩類、安息香酸、安息香酸の
塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、m
−ヒドロキシ安息香酸及びm−ヒドロキシ安息香酸の塩
類よりなる群から選ばれる少なくとも1種と、フェノキ
シエタノール又はフェノキシイソプロパノールとを含む
ことを特徴とする皮膚外用組成物である。
ルビン酸の塩類、サリチル酸、サリチル酸の塩類、デヒ
ドロ酢酸、デヒドロ酢酸の塩類、安息香酸、安息香酸の
塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、m
−ヒドロキシ安息香酸及びm−ヒドロキシ安息香酸の塩
類よりなる群から選ばれる少なくとも1種と、フェノキ
シエタノール又はフェノキシイソプロパノールとを含む
ことを特徴とする皮膚外用組成物である。
【0007】上記した第1の発明による皮膚外用組成物
では、パラベン類を配合しなくても十分な防腐性が確保
され、優れた使用性と安全性を兼ね備えた皮膚外用組成
物が提供される。
では、パラベン類を配合しなくても十分な防腐性が確保
され、優れた使用性と安全性を兼ね備えた皮膚外用組成
物が提供される。
【0008】本発明の第2は、ソルビン酸、ソルビン酸
の塩類よりなる群から選ばれる少なくとも1種と、サリ
チル酸、サリチル酸の塩類、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢
酸の塩類、安息香酸、安息香酸の塩類、レゾルシン、イ
ソプロピルメチルフェノール、m−ヒドロキシ安息香酸
及びm−ヒドロキシ安息香酸の塩類よりなる群から選ば
れる少なくとも1種と、フェノキシエタノール又はフェ
ノキシイソプロパノールとを含むことを特徴とする皮膚
外用組成物である。
の塩類よりなる群から選ばれる少なくとも1種と、サリ
チル酸、サリチル酸の塩類、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢
酸の塩類、安息香酸、安息香酸の塩類、レゾルシン、イ
ソプロピルメチルフェノール、m−ヒドロキシ安息香酸
及びm−ヒドロキシ安息香酸の塩類よりなる群から選ば
れる少なくとも1種と、フェノキシエタノール又はフェ
ノキシイソプロパノールとを含むことを特徴とする皮膚
外用組成物である。
【0009】上記した第2の発明による皮膚外用組成物
では、第1の発明による効果に加えて、優れた温度安定
性を備えた皮膚外用組成物が提供される。
では、第1の発明による効果に加えて、優れた温度安定
性を備えた皮膚外用組成物が提供される。
【0010】ソルビン酸又はその塩類、サリチル酸又は
その塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、安息香酸又はそ
の塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、
フェノキシエタノール及び、フェノキシイソプロパノー
ルは、いずれも既に防腐剤として汎用されてはいるが、
単独又は少量では防腐力が不十分であり、パラベン類と
の併用が一般的である。これに対し本発明者は、これら
ソルビン酸類と、フェノキシエタノール類とを組み合わ
せることで、所期の目的を達成することができることを
初めて見出したものである。
その塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、安息香酸又はそ
の塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、
フェノキシエタノール及び、フェノキシイソプロパノー
ルは、いずれも既に防腐剤として汎用されてはいるが、
単独又は少量では防腐力が不十分であり、パラベン類と
の併用が一般的である。これに対し本発明者は、これら
ソルビン酸類と、フェノキシエタノール類とを組み合わ
せることで、所期の目的を達成することができることを
初めて見出したものである。
【0011】なお、本発明において「皮膚外用組成物」
とは、凡そ外用組成物全般を包括する概念であり、例え
ば基礎化粧料、メーキャップ化粧料、毛髪用化粧料等の
化粧料や、軟膏剤等の種々の医薬品ないし医薬部外品等
に広く適用可能な組成物のことをいう。
とは、凡そ外用組成物全般を包括する概念であり、例え
ば基礎化粧料、メーキャップ化粧料、毛髪用化粧料等の
化粧料や、軟膏剤等の種々の医薬品ないし医薬部外品等
に広く適用可能な組成物のことをいう。
【0012】本発明はまた、これらの態様の皮膚外用組
成物を個別に提供するものである。また、本発明におい
て「防腐」とは、細菌、カビ、酵母等の汚染微生物全て
に対する抵抗性を意味し、「防腐力」とは、これら汚染
微生物全てに対する抵抗力を意味するものである。
成物を個別に提供するものである。また、本発明におい
て「防腐」とは、細菌、カビ、酵母等の汚染微生物全て
に対する抵抗性を意味し、「防腐力」とは、これら汚染
微生物全てに対する抵抗力を意味するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明に係わる皮膚外用組成物(以下、本
発明皮膚外用組成物という)に防腐手段の一要素として
配合するソルビン酸(塩)類、サリチル酸(塩)類、デ
ヒドロ酢酸(塩)類、安息香酸(塩)類、レゾルシン、
イソプロピルメチルフェノール、フェノキシエタノー
ル、フェノキシイソプロパノールは、例えばそれぞれ下
記構造式(C−1),(C−2),(C−3),(C−
4),(C−5),(C−6),(C−7),(C−
8)で表される構造のものが挙げられる。ここで、ソル
ビン酸類についてはカリウム塩、サリチル酸類について
はナトリウム塩、デヒドロ酢酸類についてはナトリウム
塩、安息香酸類についてはナトリウム塩を例示した。ま
た、m−ヒドロキシ安息香酸(塩)類は、ヒドロキシ基
とカルボキシル基がサリチル酸のようにo位ではなく、
m位についたものである。
て説明する。本発明に係わる皮膚外用組成物(以下、本
発明皮膚外用組成物という)に防腐手段の一要素として
配合するソルビン酸(塩)類、サリチル酸(塩)類、デ
ヒドロ酢酸(塩)類、安息香酸(塩)類、レゾルシン、
イソプロピルメチルフェノール、フェノキシエタノー
ル、フェノキシイソプロパノールは、例えばそれぞれ下
記構造式(C−1),(C−2),(C−3),(C−
4),(C−5),(C−6),(C−7),(C−
8)で表される構造のものが挙げられる。ここで、ソル
ビン酸類についてはカリウム塩、サリチル酸類について
はナトリウム塩、デヒドロ酢酸類についてはナトリウム
塩、安息香酸類についてはナトリウム塩を例示した。ま
た、m−ヒドロキシ安息香酸(塩)類は、ヒドロキシ基
とカルボキシル基がサリチル酸のようにo位ではなく、
m位についたものである。
【0014】
【化1】ソルビン酸カリウム:
CH3CH=CHCH=CH−COOK (C−1)
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】上記構造式(C−1)〜(C−8)で表さ
れる化合物は通常、防腐剤の一つとして皮膚外用組成物
中に配合されている成分であり、公知の方法を用いて製
造したものを、本発明の皮膚外用組成物中に配合するこ
とができる。
れる化合物は通常、防腐剤の一つとして皮膚外用組成物
中に配合されている成分であり、公知の方法を用いて製
造したものを、本発明の皮膚外用組成物中に配合するこ
とができる。
【0023】サリチル酸(塩)類、安息香酸(塩)類、
m−ヒドロキシ安息香酸(塩)類、フェノキシエタノー
ル、フェノキシイソプロパノールが本発明皮膚外用組成
物において所望の防腐効果を有効、かつ十分発揮するた
めには、本発明皮膚外用組成物中のこれら成分の配合割
合を、組成物全量に対して0.01質量%以上とするこ
とが好ましく、0.1〜1.0質量%の範囲が更に好ま
しい。
m−ヒドロキシ安息香酸(塩)類、フェノキシエタノー
ル、フェノキシイソプロパノールが本発明皮膚外用組成
物において所望の防腐効果を有効、かつ十分発揮するた
めには、本発明皮膚外用組成物中のこれら成分の配合割
合を、組成物全量に対して0.01質量%以上とするこ
とが好ましく、0.1〜1.0質量%の範囲が更に好ま
しい。
【0024】また、ソルビン酸(塩)類、デヒドロ酢酸
(塩)類による所望の防腐効果が有効、かつ十分に発揮
されるためには、本発明皮膚外用組成物中のこれら成分
の配合割合は、組成物全量に対して0.01質量%以上
とすることが好ましく、0.1〜0.5質量%の範囲が
更に好ましい。
(塩)類による所望の防腐効果が有効、かつ十分に発揮
されるためには、本発明皮膚外用組成物中のこれら成分
の配合割合は、組成物全量に対して0.01質量%以上
とすることが好ましく、0.1〜0.5質量%の範囲が
更に好ましい。
【0025】また、レゾルシン、イソプロピルメチルフ
ェノールによる所望の防腐効果が有効、かつ十分に発揮
されるためには、本発明皮膚外用組成物中のこれら成分
の配合割合は、組成物全量に対して0.01質量%以上
とすることが好ましく、0.02〜0.1質量%の範囲
が更に好ましい。
ェノールによる所望の防腐効果が有効、かつ十分に発揮
されるためには、本発明皮膚外用組成物中のこれら成分
の配合割合は、組成物全量に対して0.01質量%以上
とすることが好ましく、0.02〜0.1質量%の範囲
が更に好ましい。
【0026】また、これらソルビン酸(塩)類、サリチ
ル酸(塩)類、デヒドロ酢酸(塩)類、安息香酸(塩)
類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、m−
ヒドロキシ安息香酸(塩)類よりなる群から選ばれる少
なくとも1種と、フェノキシエタノール又はフェノキシ
イソプロパノールよりなる群から選ばれる少なくとも1
種の合計量よりなる防腐剤としての有効成分の上限量
は、皮膚外用組成物全量に対して0.5質量%以下であ
ることが望ましい。
ル酸(塩)類、デヒドロ酢酸(塩)類、安息香酸(塩)
類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、m−
ヒドロキシ安息香酸(塩)類よりなる群から選ばれる少
なくとも1種と、フェノキシエタノール又はフェノキシ
イソプロパノールよりなる群から選ばれる少なくとも1
種の合計量よりなる防腐剤としての有効成分の上限量
は、皮膚外用組成物全量に対して0.5質量%以下であ
ることが望ましい。
【0027】また本発明においては、ソルビン酸(塩)
類、サリチル酸(塩)類、デヒドロ酢酸(塩)類、安息
香酸(塩)類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノ
ール及びm−ヒドロキシ安息香酸(塩)類の群のうち、
ソルビン酸(塩)類と、サリチル酸(塩)類、デヒドロ
酢酸(塩)類、安息香酸(塩)類、レゾルシン、イソプ
ロピルメチルフェノール及びm−ヒドロキシ安息香酸
(塩)類から選ばれる少なくとも一種とを併用すること
により、防腐力に優れ、かつ温度安定性にも優れた皮膚
外用組成物が得られる。このうち、より好ましい組み合
わせは、ソルビン酸(塩)類とサリチル酸(塩)類であ
る。
類、サリチル酸(塩)類、デヒドロ酢酸(塩)類、安息
香酸(塩)類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノ
ール及びm−ヒドロキシ安息香酸(塩)類の群のうち、
ソルビン酸(塩)類と、サリチル酸(塩)類、デヒドロ
酢酸(塩)類、安息香酸(塩)類、レゾルシン、イソプ
ロピルメチルフェノール及びm−ヒドロキシ安息香酸
(塩)類から選ばれる少なくとも一種とを併用すること
により、防腐力に優れ、かつ温度安定性にも優れた皮膚
外用組成物が得られる。このうち、より好ましい組み合
わせは、ソルビン酸(塩)類とサリチル酸(塩)類であ
る。
【0028】さらに、本発明においては、上記必須成分
に更にジオール類を加えることが望ましい。かかるジオ
ール類としては、例えば次に示す一般式(1)〜(4)
のものが挙げられる。
に更にジオール類を加えることが望ましい。かかるジオ
ール類としては、例えば次に示す一般式(1)〜(4)
のものが挙げられる。
【0029】
【化9】
CH3−CR1(OH)−CH2−CH(OH)−R2 (1)
【0030】(式中、R1及びR2は水素原子又は炭素数
1〜10のアルキル基を表す)
1〜10のアルキル基を表す)
【0031】
【化10】HO−(CH2)n−OH (2)
【0032】(式中、nは3〜10の整数を表す。)
【0033】
【化11】
OH−CH2−C(R3,R4)−CH2−OH (3)
【0034】(式中、R3及びR4は水素原子又は、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、セカンダリーブチル基若し
くはターシャリーブチル基を表す。)
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、セカンダリーブチル基若し
くはターシャリーブチル基を表す。)
【0035】
【化12】
R5R6C(OH)−CR7R8−OH (4)
(式中、R5、R6、R7は水素原子又は、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、セカンダリーブチル基若しくはター
シャリーブチル基を表し、R8は炭素数1〜8の炭化水
素基を表す)
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、セカンダリーブチル基若しくはター
シャリーブチル基を表し、R8は炭素数1〜8の炭化水
素基を表す)
【0036】ここで、一般式(1)で表されるジオール
類としては、例えば1,3−ブチレングリコールが挙げ
られる。一般式(2)で表されるジオール類としては、
例えば1,3−プロパンジオールが挙げられる。一般式
(3)で表されるジオール類としては、例えばブチルエ
チルプロパンジオールが挙げられる。一般式(4)で表
されるジオール類としては、例えば1,2−ペンタンジ
オールが挙げられる。
類としては、例えば1,3−ブチレングリコールが挙げ
られる。一般式(2)で表されるジオール類としては、
例えば1,3−プロパンジオールが挙げられる。一般式
(3)で表されるジオール類としては、例えばブチルエ
チルプロパンジオールが挙げられる。一般式(4)で表
されるジオール類としては、例えば1,2−ペンタンジ
オールが挙げられる。
【0037】本発明による、優れた防腐性と、著しく向
上した使用性及び安全性とを兼ね備えた所望の組成物と
するためには、本発明皮膚外用組成物中のこれらジオー
ル類の配合割合は、組成物全量に対して0.01質量%
以上とすることが好ましく、0.1〜10.0質量%の
範囲が更に好ましい。
上した使用性及び安全性とを兼ね備えた所望の組成物と
するためには、本発明皮膚外用組成物中のこれらジオー
ル類の配合割合は、組成物全量に対して0.01質量%
以上とすることが好ましく、0.1〜10.0質量%の
範囲が更に好ましい。
【0038】ただし、ジオール類を上記した好ましい範
囲より多く配合すると、稀に使用者によっては刺激感を
訴えたり、官能的に原料の特徴的な匂いが目立つように
なったり、べたつきが生じて使用性が低下したりするな
ど、本発明皮膚外用組成物の安全性・使用性・嗜好性に
影響し、組成物に対する評価が低下する傾向があり、好
ましくない。
囲より多く配合すると、稀に使用者によっては刺激感を
訴えたり、官能的に原料の特徴的な匂いが目立つように
なったり、べたつきが生じて使用性が低下したりするな
ど、本発明皮膚外用組成物の安全性・使用性・嗜好性に
影響し、組成物に対する評価が低下する傾向があり、好
ましくない。
【0039】また、本発明皮膚外用組成物には、上記し
た本発明の所期の効果を奏するためには他の防腐剤や防
腐助剤を追加配合する必要はないが、本発明の効果を損
なわない範囲で、通常皮膚外用組成物に使用されるその
他の防腐剤や防腐助剤を本発明皮膚外用組成物中に追加
配合することもできる。
た本発明の所期の効果を奏するためには他の防腐剤や防
腐助剤を追加配合する必要はないが、本発明の効果を損
なわない範囲で、通常皮膚外用組成物に使用されるその
他の防腐剤や防腐助剤を本発明皮膚外用組成物中に追加
配合することもできる。
【0040】また、本発明の所期の効果を損なわない範
囲で、企画する皮膚外用組成物の性質に応じて、通常外
用剤に配合されている成分、例えば保湿剤、紫外線吸収
剤、ビタミン類、動植物抽出成分、消炎剤、美白剤、血
管拡張剤、収斂剤、清涼剤、ホルモン剤等を配合するこ
とができる。
囲で、企画する皮膚外用組成物の性質に応じて、通常外
用剤に配合されている成分、例えば保湿剤、紫外線吸収
剤、ビタミン類、動植物抽出成分、消炎剤、美白剤、血
管拡張剤、収斂剤、清涼剤、ホルモン剤等を配合するこ
とができる。
【0041】そして、前述したように、本発明皮膚外用
組成物は外皮に適用される化粧料、医薬品、医薬部外品
等に広く適用することが可能であり、その剤型も水溶液
系、可溶化系、乳化系、油液系、ゲル系、ペースト系、
軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3
層など、幅広い剤型をとり得る。すなわち、基礎化粧料
であれば、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、
エッセンス(美容液)、パックマスク等の形態に、上記
の多様な剤型において広く適用可能である。また、毛髪
用化粧料であれば、シャンプー、リンス、整髪料、養毛
料等の形態に上記の様な剤型において広く使用可能であ
り、医薬品又は医薬部外品であれば、各種の軟膏等の形
態に広く適用可能である。なお、本発明皮膚外用組成物
のとり得る剤型及び形態は、前記した剤型及び形態に限
定されるものではない。
組成物は外皮に適用される化粧料、医薬品、医薬部外品
等に広く適用することが可能であり、その剤型も水溶液
系、可溶化系、乳化系、油液系、ゲル系、ペースト系、
軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3
層など、幅広い剤型をとり得る。すなわち、基礎化粧料
であれば、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、
エッセンス(美容液)、パックマスク等の形態に、上記
の多様な剤型において広く適用可能である。また、毛髪
用化粧料であれば、シャンプー、リンス、整髪料、養毛
料等の形態に上記の様な剤型において広く使用可能であ
り、医薬品又は医薬部外品であれば、各種の軟膏等の形
態に広く適用可能である。なお、本発明皮膚外用組成物
のとり得る剤型及び形態は、前記した剤型及び形態に限
定されるものではない。
【0042】また、本発明皮膚外用組成物においては公
知の基剤成分を、上記の所望する剤型及び形態に応じ
て、その配合により本発明皮膚外用組成物の所望の効果
が損なわれない範囲で広く配合することができる。すな
わち、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級
脂肪酸、高級アルコール、合成エステル類、シリコーン
油、各種の界面活性剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分
子、増粘剤、各種の粉末成分、色剤、香料、水等を必要
に応じて本発明皮膚外用組成物中に適宜配合することが
できる。
知の基剤成分を、上記の所望する剤型及び形態に応じ
て、その配合により本発明皮膚外用組成物の所望の効果
が損なわれない範囲で広く配合することができる。すな
わち、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級
脂肪酸、高級アルコール、合成エステル類、シリコーン
油、各種の界面活性剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分
子、増粘剤、各種の粉末成分、色剤、香料、水等を必要
に応じて本発明皮膚外用組成物中に適宜配合することが
できる。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施例により
限定的に解釈されるべきものではない。また、実施例
中、配合量については特に断らない限り、組成物全量に
対する質量%を意味する。実施例を開示するに先立ち、
使用性試験と防腐力判定試験について記載する。
明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施例により
限定的に解釈されるべきものではない。また、実施例
中、配合量については特に断らない限り、組成物全量に
対する質量%を意味する。実施例を開示するに先立ち、
使用性試験と防腐力判定試験について記載する。
【0044】[使用性試験]過去に、パラベン類を配合
した皮膚外用組成物の使用に際して皮膚の刺激感を訴え
たパネル30名に、試料を1日当たり朝夕2回の頻度で
1週間使用させ、使用性の満足度とともに皮膚刺激の有
無を申告させた。
した皮膚外用組成物の使用に際して皮膚の刺激感を訴え
たパネル30名に、試料を1日当たり朝夕2回の頻度で
1週間使用させ、使用性の満足度とともに皮膚刺激の有
無を申告させた。
【0045】[防腐力判定試験]試料30ml又は30
gに菌液を接種後、日本薬局方の保存効力試験法に準じ
て操作し、菌数の変化を調べた。接種菌としてカビ、酵
母、バクテリアを用い、接種後1ヵ月経時での菌数変化
により防腐力を評価し、得られた結果を以下の4段階の
基準に分類した。そして、◎ないし○のものを「合格」
と判定した。 ◎:早期に効果が認められる ○:徐々に効果が認められる △:殆ど効果が認められない ×:全く効果が認められない
gに菌液を接種後、日本薬局方の保存効力試験法に準じ
て操作し、菌数の変化を調べた。接種菌としてカビ、酵
母、バクテリアを用い、接種後1ヵ月経時での菌数変化
により防腐力を評価し、得られた結果を以下の4段階の
基準に分類した。そして、◎ないし○のものを「合格」
と判定した。 ◎:早期に効果が認められる ○:徐々に効果が認められる △:殆ど効果が認められない ×:全く効果が認められない
【0046】[温度安定性](防腐力の総合評価)
試料を、ガラス製の瓶に収納し、これを、直射日光が当
たらず一定温度(0℃、室温(RT)、37℃および5
0℃)に維持された保管室内に1ヵ月放置した後、この
保管試料の色焼け状態を目視で観察し、温度安定性を以
下のような基準で評価した。 ○:色焼けなし(全く黄色味を帯びていない) △:色焼けが許容範囲ではあるが認められる ×:色焼けが一目で確認できる
たらず一定温度(0℃、室温(RT)、37℃および5
0℃)に維持された保管室内に1ヵ月放置した後、この
保管試料の色焼け状態を目視で観察し、温度安定性を以
下のような基準で評価した。 ○:色焼けなし(全く黄色味を帯びていない) △:色焼けが許容範囲ではあるが認められる ×:色焼けが一目で確認できる
【0047】実施例1〜11、比較例1〜8
下記表1,2に示した処方の本発明皮膚外用組成物の一
態様としての化粧水について上記使用性試験及び防腐力
試験を行い、その結果を同表に記載した。なお、これら
化粧水の製造方法は、化粧水の製造方法として通常行わ
れている方法によるものである。
態様としての化粧水について上記使用性試験及び防腐力
試験を行い、その結果を同表に記載した。なお、これら
化粧水の製造方法は、化粧水の製造方法として通常行わ
れている方法によるものである。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】上記表1,2に示すように、実施例1〜1
1においては、皮膚刺激が少なく、使用性にも満足した
者(パネル)の割合が多く、かつ防腐性も確保されてい
た。
1においては、皮膚刺激が少なく、使用性にも満足した
者(パネル)の割合が多く、かつ防腐性も確保されてい
た。
【0051】これに対し、メチルパラベンを配合した比
較例1は、防腐力には優れるものの、皮膚刺激を訴える
者が多く見受けられた。また、フェノキシエタノールお
よびフェノキシイソプロパノールを配合しない比較例
3,4,5,6,7と、防腐剤無配合の比較例2におい
ては、使用性に満足した者の割合が多かったが防腐力は
劣っていた。また、ソルビン酸又はその塩類、サリチル
酸又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、安息香酸
又はその塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノ
ール及びm−ヒドロキシ安息香酸又はその塩類よりなる
群から選ばれる1種又は2種以上を配合しない比較例8
も使用性に満足した者の割合が多かったが防腐力は劣っ
ていた。
較例1は、防腐力には優れるものの、皮膚刺激を訴える
者が多く見受けられた。また、フェノキシエタノールお
よびフェノキシイソプロパノールを配合しない比較例
3,4,5,6,7と、防腐剤無配合の比較例2におい
ては、使用性に満足した者の割合が多かったが防腐力は
劣っていた。また、ソルビン酸又はその塩類、サリチル
酸又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩類、安息香酸
又はその塩類、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノ
ール及びm−ヒドロキシ安息香酸又はその塩類よりなる
群から選ばれる1種又は2種以上を配合しない比較例8
も使用性に満足した者の割合が多かったが防腐力は劣っ
ていた。
【0052】以上の結果から、ソルビン酸又はその塩
類、サリチル酸又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩
類、安息香酸又はその塩類、レゾルシン、イソプロピル
メチルフェノール及びm−ヒドロキシ安息香酸又はその
塩類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上と、フェ
ノキシエタノール又はフェノキシイソプロパノールとを
組み合わせることにより、防腐力を保持しつつ、皮膚刺
激が少なく、使用性も良好な皮膚外用組成物を提供でき
ることが明らかになった。
類、サリチル酸又はその塩類、デヒドロ酢酸又はその塩
類、安息香酸又はその塩類、レゾルシン、イソプロピル
メチルフェノール及びm−ヒドロキシ安息香酸又はその
塩類よりなる群から選ばれる1種又は2種以上と、フェ
ノキシエタノール又はフェノキシイソプロパノールとを
組み合わせることにより、防腐力を保持しつつ、皮膚刺
激が少なく、使用性も良好な皮膚外用組成物を提供でき
ることが明らかになった。
【0053】試験例1〜11
つぎに、本発明に係る皮膚外用組成物の色焼けの有無
(温度安定性)について調べた。それぞれの処方及び温
度安定性の評価結果を下記の表3および表4に示す。
(温度安定性)について調べた。それぞれの処方及び温
度安定性の評価結果を下記の表3および表4に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】上記表3及び表4から、ソルビン酸カリウ
ム又はm−ヒドロキシ安息香酸とサリチル酸ナトリウム
とフェノキシエタノールを併用した試験例4〜10の皮
膚外用組成物はソルビン酸カリウムとフェノキシエタノ
ールを用いた試験例1、m−ヒドロキシ安息香酸とフェ
ノキシエタノールを用いた試験例11に比べて37℃以
上の加温下において色焼けがなく温度安定性の良好なも
のであることが分かる。また、ブチルエチルプロパンジ
オールを配合した試験例7〜9は、ブチルエチルプロパ
ンジオールを配合していない試験例4〜6に比べて防腐
力が高いことが分かる。更にソルビン酸カリウムとサリ
チル酸ナトリウムとフェノキシエタノールを併用した試
験例4〜9においてはpH条件を3条件設定し防腐力と
色焼けの観察を行っている。試験例4〜6ではpHを高
めた場合、(試験例6:pH6.75)の条件では防腐
力が低下する傾向を確認した。一方ブチルエチルプロパ
ンジオールを配合した試験例7〜9においてはpHを高
めた場合、(試験例9:pHが6.7)の条件までpH
を高めた場合においても防腐力が低下しないことを確認
した。
ム又はm−ヒドロキシ安息香酸とサリチル酸ナトリウム
とフェノキシエタノールを併用した試験例4〜10の皮
膚外用組成物はソルビン酸カリウムとフェノキシエタノ
ールを用いた試験例1、m−ヒドロキシ安息香酸とフェ
ノキシエタノールを用いた試験例11に比べて37℃以
上の加温下において色焼けがなく温度安定性の良好なも
のであることが分かる。また、ブチルエチルプロパンジ
オールを配合した試験例7〜9は、ブチルエチルプロパ
ンジオールを配合していない試験例4〜6に比べて防腐
力が高いことが分かる。更にソルビン酸カリウムとサリ
チル酸ナトリウムとフェノキシエタノールを併用した試
験例4〜9においてはpH条件を3条件設定し防腐力と
色焼けの観察を行っている。試験例4〜6ではpHを高
めた場合、(試験例6:pH6.75)の条件では防腐
力が低下する傾向を確認した。一方ブチルエチルプロパ
ンジオールを配合した試験例7〜9においてはpHを高
めた場合、(試験例9:pHが6.7)の条件までpH
を高めた場合においても防腐力が低下しないことを確認
した。
【0057】つぎに、実施例12〜41により、種々の
処方の本発明皮膚外用組成物を例示するが、いずれの実
施例も優れた防腐力を維持しつつ、皮膚刺激が少なく、
使用性も良好であった。なお、これらの実施例における
皮膚外用組成物の製造方法は、各態様の外用組成物にお
ける製造方法として一般的に用いられるものである。
処方の本発明皮膚外用組成物を例示するが、いずれの実
施例も優れた防腐力を維持しつつ、皮膚刺激が少なく、
使用性も良好であった。なお、これらの実施例における
皮膚外用組成物の製造方法は、各態様の外用組成物にお
ける製造方法として一般的に用いられるものである。
【0058】
実施例12(アストリンゼントローション(1))
配合成分 配合量(質量%)
ポリオキシエチレン(POE=50)オレイルエーテル 0.5
ポリエチレングリコール300 1.0
エチルアルコール 4.0
ジプロピレングリコール 2.0
サリチル酸ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.2
乳酸 0.02
乳酸ナトリウム50質量%水溶液 0.25
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0059】
実施例13(アストリンゼントローション(2))
配合成分 配合量(質量%)
ポリオキシエチレン(POE=50)オレイルエーテル 0.5
ポリエチレングリコール300 1.0
エチルアルコール 4.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ソルビン酸カリウム 0.2
フェノキシイソプロパノール 0.3
乳酸 0.02
乳酸ナトリウム50質量%水溶液 0.25
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0060】
実施例14(アストリンゼントローション(マイルド)(1))
配合成分 配合量(質量%)
ポリオキシエチレン(POE=50)オレイルエーテル 0.5
ポリエチレングリコール300 1.0
1,2−ペンタンジオール 2.0
サリチル酸ナトリウム 0.3
フェノキシエタノール 0.2
乳酸 0.02
乳酸ナトリウム50質量%水溶液 0.25
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0061】
実施例15(アストリンゼントローション(マイルド)(2))
配合成分 配合量(質量%)
ポリオキシエチレン(POE=50)オレイルエーテル 0.5
ポリエチレングリコール300 1.0
1,2−ヘキサンジオール 2.0
ソルビン酸カリウム 0.3
フェノキシエタノール 0.2
乳酸 0.02
乳酸ナトリウム50質量%水溶液 0.25
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0062】
実施例16(ボディシャンプー)
配合成分 配合量(質量%)
ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム 15.0
ラウリン酸ナトリウム 5.0
ヤシ脂肪酸アミドプロピル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ラウリン酸プロピレングリコール 4.0
ソルビン酸カリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.3
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール1500 0.01
香料 適量
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0063】
実施例17(クレンジングフォーム)
配合成分 配合量(質量%)
ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム 15.0
ラウリン酸ナトリウム 5.0
ヤシ脂肪酸アミドプロピル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ラウリン酸プロピレングリコール 4.0
安息香酸ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.15
レゾルシン 0.1
ポリエチレングリコール1500 0.1
香料 適量
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0064】
実施例18(エモリエントエマルジョン(1))
配合成分 配合量(質量%)
セタノール 1.5
ステアリルアルコール 1.8
ワセリン 2.0
ジメチルポリシロキサン(20cs) 1.5
スクワラン 2.5
イソプロピルミリステート 2.5
イソプロピルメチルフェノール 0.1
フェノキシエタノール 0.3
ポリオキシエチレン(POE=5)グリセリル
モノステアレート 1.8
ポリオキシエチレン(POE=20)セチルエーテル 1.5
カルボキシビニルポリマー 0.25
水酸化カリウム 0.05
L−アルギニン 0.05
グリセリン 4.0
ジプロピレングリコール 2.0
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0065】
実施例19(エモリエントエマルジョン(2))
配合成分 配合量(質量%)
セタノール 1.5
ステアリルアルコール 1.8
ワセリン 2.0
ジメチルポリシロキサン(20cs) 1.5
スクワラン 2.5
イソプロピルミリステート 2.5
サリチル酸ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.3
1,2−ペンタンジオール 5.0
ポリオキシエチレン(POE=5)
グリセリルモノステアレート 1.8
ポリオキシエチレン(POE=20)セチルエーテル 1.5
カルボキシビニルポリマー 0.25
水酸化カリウム 0.05
L−アルギニン 0.05
グリセリン 4.0
ジプロピレングリコール 2.0
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0066】
実施例20(エモリエントエマルジョン(3))
配合成分 配合量(質量%)
セタノール 1.5
ステアリルアルコール 1.8
ワセリン 2.0
ジメチルポリシロキサン(20cs) 1.5
スクワラン 2.5
イソプロピルミリステート 2.5
安息香酸ナトリウム 0.3
フェノキシイソプロパノール 0.2
ポリオキシエチレン(POE=5)
グリセリルモノステアレート 1.8
ポリオキシエチレン(POE=20)セチルエーテル 1.5
カルボキシビニルポリマー 0.25
水酸化カリウム 0.05
L−アルギニン 0.05
グリセリン 4.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0067】
実施例21(スキントリートメントジェル(1))
配合成分 配合量(質量%)
ジメチルポリシロキサン 0.5
イソプロピルミリステート 1.5
ポリオキシエチレン(POE=60)硬化ヒマシ油 0.5
酢酸トコフェロール 0.2
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.45
水酸化カリウム 0.15
グリセリン 16.0
ジプロピレングリコール 2.0
ソルビン酸カリウム 0.18
フェノキシエタノール 0.3
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0068】
実施例22(スキントリートメントジェル(2))
配合成分 配合量(質量%)
ジメチルポリシロキサン 0.5
イソプロピルミリステート 1.5
ポリオキシエチレン(POE=60)硬化ヒマシ油 0.5
酢酸トコフェロール 0.2
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.45
水酸化カリウム 0.15
グリセリン 16.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
デヒドロ酢酸ナトリウム 0.25
フェノキシエタノール 0.3
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0069】
実施例23(スキントリートメントジェル(3))
配合成分 配合量(質量%)
ジメチルポリシロキサン 0.5
イソプロピルミリステート 1.5
ポリオキシエチレン(POE=60)硬化ヒマシ油 0.5
酢酸トコフェロール 0.2
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.45
水酸化カリウム 0.15
グリセリン 16.0
ジプロピレングリコール 3.0
サリチル酸ナトリウム 0.2
レゾルシン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0070】
実施例24(アイライナー(1))
配合成分 配合量(質量%)
酢酸ビニル樹脂エマルジョン 45.0
グリセリン 5.0
ポリオキシエチレンソルビタン
モノオレイン酸エステル 1.0
カルボキシメチルセルロース(10%水溶液)15.0
クエン酸アセチルトリブチル 1.0
ソルビン酸カリウム 0.2
安息香酸ナトリウム 0.15
フェノキシエタノール 0.15
色剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0071】
実施例25(アイライナー(2))
配合成分 配合量(質量%)
酢酸ビニル樹脂エマルジョン 45.0
グリセリン 5.0
ポリオキシエチレンソルビタン
モノオレイン酸エステル 1.0
カルボキシメチルセルロース(10%水溶液)15.0
クエン酸アセチルトリブチル 1.0
サリチル酸ナトリウム 0.2
レゾルシン 0.1
フェノキシエタノール 0.15
色剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0072】
実施例26(美容液(1))
配合成分 配合量(質量%)
ステアリン酸 3.0
セタノール 1.0
流動パラフィン 5.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
POEセチルアルコールエーテル 2.0
モノステアリン酸グリセリン 2.0
トリエタノールアミン 1.0
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 4.0
ソルビン酸カリウム 0.2
サリチル酸ナトリウム 0.15
フェノキシエタノール 0.1
緩衝剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0073】
実施例27(美容液(2))
配合成分 配合量(質量%)
ジプロピレングリコール 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
PEG400 5.0
エタノール 3.0
カルボキシビニルポリマー 0.3
アルギン酸ナトリウム 0.3
水酸化カリウム 0.15
POEソルビタンモノステアリン酸エステル 1.0
オレイルアルコール 0.5
サリチル酸ナトリウム 0.2
デヒドロ酢酸ナトリウム 0.1
フェノキシエタノール 0.2
薬剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0074】実施例28(ピールオフマスク(1))
配合成分 配合量(質量%)
ポリビニルアルコール 15.0
カルボキシメチルセルロース 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
エタノール 10.0
POEオレイルアルコールエーテル 0.5
ソルビン酸カリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.15
緩衝剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0075】
実施例29(ピールオフマスク(2))
配合成分 配合量(質量%)
ポリ酢酸ビニルエマルジョン 15.0
ポリビニルアルコール 10.0
ソルビトール 5.0
PEG400 5.0
ホホバ油 2.0
スクワラン 2.0
POEソルビタンモノステアリン酸エスエル 1.0
酸化チタン 5.0
タルク 10.0
エタノール 8.0
サリチル酸ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.15
香料 適量
精製水 残余
【0076】
実施例30(ヘアリンス)
配合成分 配合量(質量%)
メチルポリシロキサン 3.0
ジアリル4級アンモニウム塩/
アクリルアミド共重合体 0.3
流動パラフィン 1.0
セチルアルコール 1.5
ステアリルアルコール 1.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7
イソプレングリコール 3.0
ソルビン酸カリウム 0.3
フェノキシエタノール 0.2
緩衝剤 適量
香料 適量
色素 適量
精製水 残余
【0077】
実施例31(ヘアシャンプー(1))
配合成分 配合量(質量%)
ヒドロキシアルキルエーテル
カルボン酸ナトリウム 10.0
ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウム 0.5
N−アシルタウリンナトリウム 7.0
ヤシ脂肪酸アミドプロピル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0
ラウリン酸プロピレングリコール 3.0
イソプレングリコール 4.0
ソルビン酸カリウム 0.3
フェノキシエタノール 0.2
緩衝剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0078】
実施例32(ヘアシャンプー(2))
配合成分 配合量(質量%)
ヒドロキシアルキルエーテルカルボン酸ナトリウム 5.0
ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合体 3.0
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0
ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 7.0
ラウリン酸プロピレングリコール 3.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
プロピレングリコール 5.0
レゾルシン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
緩衝剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0079】
実施例33(ヘアクリーム)
配合成分 配合量(質量%)
流動パラフィン 15.0
ワセリン 15.0
サラシミツロウ 2.0
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.1
ダイナマイトグリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 7.0
ソルビン酸カリウム 0.2
フェノキシイソプロパノール 0.3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
苛性ソーダ 0.05
緩衝剤 適量
色素 適量
精製水 残余
【0080】
実施例34(水系エナメル(1))
配合成分 配合量(質量%)
ポリマーエマルジョン 80.0
リン酸トリクレジル 3.0
ジエチルカルビトール 7.0
イソプロピルメチルフェノール 0.1
フェノキシエタノール 0.3
消泡剤 適量
色素 適量
精製水 残余
【0081】
実施例35(水系エナメル(2))
配合成分 配合量(質量%)
ポリマーエマルジョン 85.0
アジピン酸ジイソブチル 4.0
カルビトール 4.0
サリチル酸ナトリウム 0.3
フェノキシエタノール 0.2
消泡剤 適量
色素 適量
精製水 残余
【0082】
実施例36(アストリンゼントローション)
配合成分 配合量(質量%)
ポリオキシエチレン(POE=50)オレイルエーテル 0.5
ポリエチレングリコール300 1.0
エチルアルコール 4.0
ジプロピレングリコール 2.0
m−ヒドロキシ安息香酸 0.2
フェノキシエタノール 0.2
乳酸 0.02
乳酸ナトリウム50質量%水溶液 0.25
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0083】
実施例37(ボディシャンプー)
配合成分 配合量(質量%)
ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム 15.0
ラウリン酸ナトリウム 5.0
ヤシ脂肪酸アミドプロピル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ラウリン酸プロピレングリコール 4.0
m−ヒドロキシ安息香酸 0.2
フェノキシエタノール 0.3
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール1500 0.01
香料 適量
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0084】
実施例38(エモリエントエマルジョン)
配合成分 配合量(質量%)
セタノール 1.5
ステアリルアルコール 1.8
ワセリン 2.0
ジメチルポリシロキサン(20cs) 1.5
スクワラン 2.5
イソプロピルミリステート 2.5
m−ヒドロキシ安息香酸 0.2
フェノキシエタノール 0.3
1,2−ペンタンジオール 5.0
ポリオキシエチレン(POE=5)グリセリル
モノステアレート 1.8
ポリオキシエチレン(POE=20)セチルエーテル 1.5
カルボキシビニルポリマー 0.25
水酸化カリウム 0.05
L−アルギニン 0.05
グリセリン 4.0
ジプロピレングリコール 2.0
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0085】
実施例39(スキントリートメントジェル)
配合成分 配合量(質量%)
ジメチルポリシロキサン 0.5
イソプロピルミリステート 1.5
ポリオキシエチレン(POE=60)硬化ヒマシ油 0.5
酢酸トコフェロール 0.2
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.45
水酸化カリウム 0.15
グリセリン 16.0
ジプロピレングリコール 2.0
m−ヒドロキシ安息香酸 0.18
フェノキシエタノール 0.3
緩衝剤 適量
精製水 残余
【0086】
実施例40(アイライナー)
配合成分 配合量(質量%)
酢酸ビニル樹脂エマルジョン 45.0
グリセリン 5.0
ポリオキシエチレンソルビタン
モノオレイン酸エステル 1.0
カルボキシメチルセルロース(10%水溶液)15.0
クエン酸アセチルトリブチル 1.0
ソルビン酸カリウム 0.2
m−ヒドロキシ安息香酸 0.15
フェノキシエタノール 0.15
色剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0087】
実施例41(美容液)
配合成分 配合量(質量%)
ステアリン酸 3.0
セタノール 1.0
流動パラフィン 5.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
POEセチルアルコールエーテル 2.0
モノステアリン酸グリセリン 2.0
トリエタノールアミン 1.0
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 4.0
ソルビン酸カリウム 0.1
m−ヒドロキシ安息香酸 0.2
フェノキシエタノール 0.1
緩衝剤 適量
香料 適量
精製水 残余
【0088】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に係る発明によれば、高い防腐性と、著しく優れた安全
性及び使用性を有する皮膚外用組成物を提供することが
できる。また、請求項2に係る発明によれば、高い防腐
性と、著しく優れた安全性及び使用性を有し、しかも優
れた温度安定性とを兼ね備えた皮膚外用組成物を提供す
ることができる。
に係る発明によれば、高い防腐性と、著しく優れた安全
性及び使用性を有する皮膚外用組成物を提供することが
できる。また、請求項2に係る発明によれば、高い防腐
性と、著しく優れた安全性及び使用性を有し、しかも優
れた温度安定性とを兼ね備えた皮膚外用組成物を提供す
ることができる。
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 7/043 A61K 7/043
7/075 7/075
7/08 7/08
7/50 7/50
47/08 47/08
47/10 47/10
47/12 47/12
47/22 47/22
(72)発明者 浅賀 良雄
神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株
式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)
内
(72)発明者 大河 正樹
神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株
式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)
内
(72)発明者 小川 滋之
神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株
式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)
内
(72)発明者 原 英二郎
神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株
式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)
内
Fターム(参考) 4C076 AA06 AA09 AA11 AA17 BB31
CC18 DD30 DD34 DD37 DD38
DD39 DD41 DD42 DD43 DD45
DD51 DD59 DD69 EE08 EE23
EE27 EE53 FF39
4C083 AA082 AA122 AB032 AB242
AB442 AC012 AC022 AC072
AC092 AC102 AC111 AC112
AC122 AC151 AC152 AC171
AC172 AC182 AC242 AC251
AC252 AC302 AC311 AC312
AC352 AC372 AC392 AC432
AC442 AC471 AC472 AC532
AC542 AC582 AC642 AC692
AC712 AC792 AC841 AC842
AC852 AD012 AD042 AD092
AD112 AD132 AD152 AD282
AD352 AD532 AD662 BB21
BB41 BB44 BB48 CC02 CC04
CC05 CC07 CC14 CC32 CC33
CC38 CC39 DD23 DD27 DD31
DD41 EE01 EE10
Claims (4)
- 【請求項1】 ソルビン酸、ソルビン酸の塩類、サリチ
ル酸、サリチル酸の塩類、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸
の塩類、安息香酸、安息香酸の塩類、レゾルシン、イソ
プロピルメチルフェノール、m−ヒドロキシ安息香酸及
びm−ヒドロキシ安息香酸の塩類よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種と、 フェノキシエタノール又はフェノキシイソプロパノール
とを含むことを特徴とする皮膚外用組成物。 - 【請求項2】 ソルビン酸、ソルビン酸の塩類よりなる
群から選ばれる少なくとも1種と、 サリチル酸、サリチル酸の塩類、デヒドロ酢酸、デヒド
ロ酢酸の塩類、安息香酸、安息香酸の塩類、レゾルシ
ン、イソプロピルメチルフェノール、m−ヒドロキシ安
息香酸及びm−ヒドロキシ安息香酸の塩類よりなる群か
ら選ばれる少なくとも1種と、 フェノキシエタノール又はフェノキシイソプロパノール
とを含むことを特徴とする皮膚外用組成物。 - 【請求項3】 ジオール類をさらに含むことを特徴とす
る請求項1又は2記載の皮膚外用組成物。 - 【請求項4】 当該皮膚外用組成物が化粧料であること
を特徴とする請求項1又は2記載の皮膚外用組成物。
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---|---|---|---|
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JP2002-15298 | 2002-01-24 | ||
JP2003013071A JP2003286153A (ja) | 2002-01-24 | 2003-01-22 | 皮膚外用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=29253147
Family Applications (1)
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-
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- 2003-01-22 JP JP2003013071A patent/JP2003286153A/ja not_active Withdrawn
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