JP2003285806A - 封止包装方法、封止包装体及び封止包装除去方法 - Google Patents

封止包装方法、封止包装体及び封止包装除去方法

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JP2003285806A
JP2003285806A JP2002086382A JP2002086382A JP2003285806A JP 2003285806 A JP2003285806 A JP 2003285806A JP 2002086382 A JP2002086382 A JP 2002086382A JP 2002086382 A JP2002086382 A JP 2002086382A JP 2003285806 A JP2003285806 A JP 2003285806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に容器本体の口部にキャップを密着、
封止することができる封止包装方法、その封止包装方法
により得られた封止包装体及び簡単にキャップを取り除
くことができる封止包装除去方法を提供する。 【解決手段】 容器本体の口部にキャップを被せ、次に
熱収縮フィルムと粘着剤層からなる熱収縮性粘着シート
で、又は容器本体の口部にキャップが被さるように、粘
着剤層側にキャップを有する該熱収縮性粘着シートで、
少なくとも容器本体とキャップとを覆い、粘着剤層によ
り貼付し、該フィルムを熱収縮させ、その収縮によりキ
ャップを口部に密着させて封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、粘着剤層付き熱収
縮フィルムの熱収縮性を利用し、容器本体の口部にキャ
ップを密着、封止することができる封止包装方法、その
封止包装方法により得られた封止包装体及びキャップを
熱収縮フィルムと共に除去する封止包装除去方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工業製品、医薬品、食料品などの
分野で、液体や粉体などの物質を容器に充填し、栓をし
た後、その容器などの包装体を熱収縮フィルムで覆い、
熱収縮させて包装体に熱収縮フィルムを密着させて、包
装体を保護することが行われている。例えば、蓋付きボ
トルなどのキャップ付き容器は、外部にネジ切りが施さ
れた口部に内容物を充填後、内部にネジ切りが施された
キャップで口部に栓をし、さらに、容器本体の底部とキ
ャップの頂部間の長さよりも多少長い幅の熱収縮フィル
ムで容器本体の胴部の全周囲に巻き付けて覆い、熱収縮
させて熱収縮フィルムを容器本体の底部とキャップの頂
部間の容器全体に密着させて、保護フィルムが装着され
ていた。しかし、この場合、保護フィルムは、容器の全
体を覆っているため、フィルムが多量に必要となり、ま
た、フィルムを熱収縮させる際にも熱風を全体的に吹き
付ける必要があり、エネルギー効率の点からも問題があ
る。さらに、キャップがネジ切りキャップである場合
は、保護フィルムが密着装着されたキャップ付き容器の
内容物を取り出す際には、キャップを覆っている保護フ
ィルムを全て、取り去り、キャップを回して取り除くこ
とが要求されるので、操作が面倒であるという問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱収縮フィ
ルムを熱収縮させて、効率的に容器本体の口部にキャッ
プを密着、封止することができる封止包装方法、その封
止包装方法により得られた封止包装体及び簡単にキャッ
プを取り除くことができる封止包装除去方法を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、熱収縮フィル
ムと粘着剤層とからなる熱収縮性粘着シートで少なくと
も容器本体とキャップとを貼付し、該フィルムを熱収縮
させることにより、上記課題を達成できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、容器本体の口部にキ
ャップを被せ、容器本体とキャップとを熱収縮フィルム
と粘着剤層からなる熱収縮性粘着シートで貼付し、該フ
ィルムを熱収縮させ、その収縮によりキャップを口部に
密着させて封止することを特徴とする封止包装方法を提
供するものである。また、本発明は、熱収縮フィルムと
粘着剤層からなり、該粘着剤層側にキャップを有する熱
収縮性粘着シートを、容器本体の口部に該キャップが被
さるように容器に貼着し、該フィルムを熱収縮させ、そ
の収縮によりキャップを口部に密着させて封止すること
を特徴とする封止包装方法を提供するものである。ま
た、本発明は、上記封止包装方法において、貼付された
熱収縮性粘着シートの端部に非粘着性部分を有する封止
包装方法を提供するものである。また、本発明は、上記
のいずれかの封止包装方法により得られる封止包装体を
提供するものである。さらに、本発明は、上記得られた
封止包装体に貼付された熱収縮性粘着シートを剥がし、
キャップを該熱収縮性粘着シートに付けた状態で除去す
ることを特徴とする封止包装除去方法を提供するもので
ある。以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて説明
する。本発明において使用する熱収縮性粘着シート1
は、熱収縮フィルム2、粘着剤層3から構成される。熱
収縮フィルム2としては、特に限定されるものではな
く、例えば、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂などからなる熱収縮フィルムや、これらの樹脂に充
填剤や、染料、顔料などの着色剤を配合した熱収縮フィ
ルムなどが挙げられる。これらのうち、強度、変形防止
性、耐久性、価格等の点からポリエステル樹脂の熱収縮
フィルムが好ましい。ポリエステル樹脂としては、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂等が好ましく挙げられる。熱収縮フィルム2
は、長手方向(図1における矢印方向であり、TD方向
ともいう)と幅方向(長手方向に直角な方向であり、M
D方向ともいう)の両方に収縮してもよいが、少なくと
も長手方向は収縮するものであることが必要である。熱
収縮フィルム2の長手方向の収縮率は、90℃雰囲気
下、30秒で5〜70%、特に10〜60%の収縮率を
持つフィルムであることが好ましい。熱収縮フィルム2
の幅方向の収縮率は、熱収縮フィルム2の長手方向の収
縮率より小さい方が好ましく、90℃雰囲気下、30秒
で10%以下であることが好ましい。
【0007】熱収縮フィルム2の厚みは、20〜200
μmが好ましく、30〜100μmが特に好ましく用い
られる。また、熱収縮フィルム2は透明でもよいし、着
色されていてもよい。熱収縮フィルム2の長手方向の長
さは、容器本体5の一面部の少なくとも一部とキャップ
6と容器本体5の反対側の一面部の少なくとも一部を覆
うことができるような長さであればよい。熱収縮フィル
ム2の長手方向の長さは、容器本体5の底部を覆うこと
ができる長さであってもよいが、容器本体5の一面部の
上端から下端までの一面全体を覆うことができる長さよ
りも短かくてもよい。また、熱収縮フィルム2の幅方向
の長さは、キャップ6の幅の1/4〜3倍が好ましく、
キャップ6の幅の1/2〜2倍が特に好ましい。
【0008】3は粘着剤層であり、熱収縮性粘着シート
1を容器に貼付するために設けられる。粘着剤層3は、
容器本体5の一面部の少なくとも一部とキャップ6と容
器本体5の反対側の一面部の少なくとも一部に該熱収縮
性粘着シート1を貼着できる位置に設けることが必要で
あるが、粘着剤層3は、熱収縮フィルム2のほぼ全面に
設けてもよい。粘着剤層3に使用される粘着剤として
は、種々の粘着剤を使用することができる。例えば、ア
クリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、
ポリエステル系粘着剤などが挙げられる。上記粘着剤に
は、必要に応じて粘着付与剤、充填剤、軟化剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、架橋剤等を配合することができ
る。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペンフェ
ノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化水素変性テルペ
ン樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン
系樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂等が挙げられ
る。充填剤としては、亜鉛華、酸化チタン、シリカ、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム等が挙げられる。軟化剤と
しては、プロセスオイル、液状ゴム、可塑剤等が挙げら
れる。酸化防止剤としては、アニリド系、フェノール
系、ホスファイト系、チオエステル系等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリ
アゾール系等が挙げられ、架橋剤としては、エポキシ
系、イソシアナート系、金属キレート系等が挙げられ
る。前記粘着剤層3の厚みは通常5〜100μm、好ま
しくは10〜50μm程度である。
【0009】粘着剤層3の被着体に対する粘着力は、3
〜20N/25mmの範囲が好ましく、4〜15N/2
5mmの範囲がより好ましい。粘着力が上記範囲である
と、熱収縮性粘着シート1を容器本体5に充分に固定で
きるし、剥がす際には容易に剥がすことができ、また、
剥がす際に熱収縮性粘着シート1にキャップ6を付けた
まま剥がすことができる。なお、熱収縮性粘着シート1
の端部には、非粘着性部分4を設けてもよい。非粘着性
部分4を設けると、容器に取り付けられた該熱収縮性粘
着シート1を容易に剥がすことができる。非粘着性部分
4は、該熱収縮性粘着シート1の長手方向の片端でもよ
いし、両端でもよい。非粘着性部分4の長さは、掴みや
すい長さであればよく、特に制限ないが、20mm以下
が好ましい。非粘着性部分4は、熱収縮フィルム2の端
部に粘着剤層3を設けない方法、熱収縮性粘着シート1
の端部の粘着剤層3に非粘着性インキなどで印刷する方
法などにより、形成することができる。本発明で使用す
る熱収縮フィルム2の表面又は裏面に、文字や図形、記
号などの表示を各種印刷により施すことができる。特
に、熱収縮フィルム2に剥がし方向を示す矢印などが印
刷されていることが好ましい。
【0010】本発明の封止包装方法は、容器本体5の口
部7にキャップ6を被せ、次に上記の熱収縮性粘着シー
ト1で少なくとも容器本体5の一面部とキャップ6と容
器本体5の反対側の一面部を覆い、粘着剤層3により貼
付し、キャップ6及びその周辺に熱風を吹き付けて熱収
縮させ、そのフィルム収縮によりキャップ6を口部7に
密着させて封止するものである。容器本体5の一面部に
貼付された熱収縮性粘着シート1の貼付部分の長手方向
の粘着剤層3の長さは、10mm以上が好ましく、15
mm以上が好ましい。本発明で、使用される容器は、種
々の形状を有する容器が挙げられる。また、容器本体5
の一面の形状も、熱収縮性粘着シート1を貼着できる形
状であれば特に制限ないが、平面又は略平面が好まし
い。使用される容器の材質も特に制限なく、合成樹脂、
ガラス、金属など種々の材質のものが挙げられる。
【0011】キャップ6は、口部7に装着されたとき
に、内容物を洩らさないように押圧により口部7をぴっ
たり封じることができる形状、構成を有するものが好ま
しい。キャップ6の外部形状は、特に制限ないが、円柱
形状、球形状、多角柱形状などが挙げられる。キャップ
6の内部は、口部7の形状に合わせてくりぬかれた形状
でもよいし、ゴム栓のようなものでもよい。要するに、
熱収縮フィルム2の収縮による押圧力により、口部7に
密着し、蓋ができるものであればどのようなものでもよ
い。キャップ6の高さは、種々の高さにすることができ
るが、3mm以上が好ましく、5mm以上が特に好まし
い。ある程度の高さを有することにより、キャップ6や
容器本体5に貼着していない熱収縮フィルム2の収縮力
を利用することができる。キャップ6の材質は、特に制
限ないが、容器の口部7と接触する部分には密着性がよ
いものが好ましく、そのような材質としては、容器の口
部7の材質よりも柔らかい合成樹脂やゴムなどの材質が
挙げられる。
【0012】図1のように、熱収縮性粘着シート1を上
記のように容器に貼付した後は、その熱収縮性粘着シー
ト1をキャップ6及びその周辺において、熱収縮させ
る。熱収縮は、キャップ6及びその周辺に熱風を吹き付
けることにより行われる。熱風の媒体としては、加熱空
気が好ましく挙げられるが、窒素などの不活性ガスを加
熱したものも使用できる。熱風の温度は、80℃以上が
好ましい。熱風の温度の上限は、熱収縮フィルム2の融
点以下であることが好ましく、120℃以下がより好ま
しい。熱風の吹き付け時間は、温度によるが、通常数秒
から数分程度である。熱風の吹き付け場所は、キャップ
6及びその周辺が好ましいが、それを超えてもよい。ま
た、本発明の他の封止包装方法は、容器本体5の口部7
にキャップ6が被さるように、粘着剤層3側にキャップ
6を有する熱収縮性粘着シート1で少なくとも容器本体
5の一面部と口部7と容器本体5の反対側の一面部を覆
い、粘着剤層3により貼付し、キャップ6及びその周辺
に熱風を吹き付けて熱収縮させ、そのフィルム収縮によ
りキャップ6を口部7に密着させて封止するものであ
る。
【0013】この場合、使用する熱収縮性粘着シート1
は、図3に示されているように粘着剤層3の表面にあら
かじめキャップ6が貼着されている。該熱収縮性粘着シ
ート1は、容器本体5の一面部と口部7と容器本体5の
反対側の一面部の順に、貼付してもよいが、先にキャッ
プ6を口部7に被せ、その後容器本体5の両一面に該熱
収縮性粘着シート1を貼付すると、容器本体5への貼着
の位置決めが容易になるので好ましい。この封止包装方
法における他の部分は、上記と同様である。本発明の封
止包装方法により得られた封止包装体において、熱収縮
されたフィルム2が、キャップ6の側面の少なくとも一
部に粘着剤層3を介して貼付されていてもよい。
【0014】また、本発明の封止包装除去方法は、上記
得られた封止包装体に貼付された熱収縮性粘着シート1
を剥がし、キャップ6を該熱収縮性粘着シート1に付け
た状態で除去するものである。これにより、一つの操作
でキャップ6を開けることができる。封止包装体の容器
本体5の一面部に貼付されている該熱収縮性粘着シート
1の端部には、非粘着性部分4を有することが好まし
い。非粘着性部分4は、容器本体5の一面部に固定され
ておらず、剥がす際に容易に掴むことができ、該熱収縮
性粘着シート1を剥がし易くする。なお、熱収縮フィル
ム2には粘着剤層3があるので、熱収縮フィルム2をキ
ャップ6ごと剥がした後、再度キャップ6をして貼付す
ることもできる。この場合も、一つの操作でキャップ6
を閉めることができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例示によってなんら制約さ
れるものではない。実施例で使用した熱収縮フィルムの
性状の測定方法及び封止包装体の性状の測定方法を以下
に示す。 (1)熱収縮率 熱収縮フィルムをMD方向110mm、TD方向110
mmの正方形に切断し、それぞれの方向に約100mm
の標線を記入し、その標線の実測値(A)を測定した。
その後、熱収縮フィルムを90℃の恒温槽に30秒間放
置し、取り出し後の標線距離(B)を測定する。以下の
計算式の値を収縮率とした。 収縮率(%)=(A−B)/A (2)粘着力 被着体をポリエチレンテレフタレート板とし、JIS
Z0237に準拠し、貼付24時間後の粘着力を測定し
た。
【0016】(3)封止性 実施例で得られた封止包装体をキャップを下にして、室
温下で24時間放置し、内容物である水の漏れを目視で
観察し、下記の基準で評価した。 ○:内容物の水の漏れが確認されなかった。 ×:内容物の水の漏れが確認された。
【0017】(4)再剥離性 被着体のポリエチレンテレフタレート板に長方形の熱収
縮性粘着シート(縦50mm、横50mm)を貼付し、
90℃の恒温槽に30秒間放置し、室温下で24時間放
置した後に手剥がしにより該熱収縮性粘着シートを剥が
し、剥がし易さを感知し、また粘着剤の状態を目視で観
察し、下記の基準で評価した。 ○:被着体に粘着剤が転移せず、かつ手剥がしが容易で
ある。 △:被着体に粘着剤が若干転移、または手剥がしによる
剥離感がやや強い。 ×:被着体に粘着剤が転移、または手剥がしによる剥離
感が強く、剥がすことができない。 (5)キャップ除去性 封止性の測定方法において、封止包装体に貼付されてい
る熱収縮性粘着シートを剥がす際に、キャップが同時に
剥離されるか否かを観察し、下記の基準で評価した。 ○:キャップが熱収縮性粘着シートと共に取り除かれ
た。 ×:熱収縮性粘着シートのみが剥離され、キャップは残
存していた。
【0018】(実施例1)熱収縮フィルムとしての、厚
さ45μm、90℃雰囲気下30秒で長手方向(TD方
向)の収縮率56%、幅方向(MD方向)の収縮率5.
6%のポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績
(株)製、商品名「PET45 S7224」)の表面
(長手方向)に、引き剥がし方向を印刷した。一方、剥
離シート(東洋メタライジング(株)製、商品名「セラ
ピール38Sマット」)にアクリル系粘着剤(東洋イン
キ製造(株)製、商品名「オリバインBPS384
1」、固形分46質量%)100質量部にイソシアネー
ト系架橋剤(東洋インキ製造(株)製、商品名「BPS
3841B」、固形分81質量%)4質量を混合した粘
着剤をバーコーターを用いて塗布し、乾燥塗布厚25μ
mのアクリル系粘着剤層が設けられた粘着剤層付き剥離
シートを得た。この剥離シートの粘着剤層に、上記熱収
縮フィルムのポリエチレンテレフタレートフィルムの印
刷を施してない面を貼り合わせ、熱収縮フィルムの長手
方向の一端部(長さ:10mm)に粘着剤層のない熱収
縮性粘着シート(長手方向の長さ100mm、幅方向の
長さ30mm)を作成した。粘着力は、6.3N/25
mmであった。これらの性状を表1に示した。
【0019】次に、水を充填した容器本体(ポリエチレ
ンテレフタレート製、底部の縦45mm、底部の横20
mm、高さ50mmの直方体形状)の口部(外径8m
m、高さ7mmの円筒形状)にキャップ(ゴム製、外径
13mm、高さ8mm、肉厚2mmの円筒形状)を被
せ、次に剥離シートを取り除いた前記熱収縮性粘着シー
トで容器本体の一面部とキャップと容器本体の反対側の
一面部を覆い、粘着剤層により図1のように貼付(両面
部とも長手方向の粘着剤層の貼着長さは27mm)し、
キャップ及びその周辺に95℃の熱風(加熱空気)を3
0秒間吹き付けて熱収縮させ、そのフィルム収縮により
キャップを口部に密着させて封止し、図2のように封止
包装体を得た。得られた封止包装体を用いて、貼付され
ている熱収縮性粘着シートを取り除き、キャップと共に
剥離した。封止包装体の性状を表1に示す。
【0020】(実施例2)熱収縮フィルムとして、厚さ
45μm、90℃雰囲気下30秒で長手方向(TD方
向)の収縮率15%、幅方向(MD方向)の収縮率2.
6%のポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂
(株)製、商品名「PET45 LX−10S」)を用
いた以外は、実施例1と同様にして封止包装体を得、得
られた封止包装体を用いて、貼付されている熱収縮性粘
着シートを取り除き、キャップと共に剥離した。熱収縮
フィルム及び封止包装体の性状を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】(実施例3)熱収縮フィルム(長手方向1
00mm、幅方向30mm)の全面に粘着剤層を設け、
そのフィルムの長手方向の両末端の端部(長さ:10m
m)の粘着剤層の表面にインキで印刷することにより非
粘着性部分を設けたそのフィルムの粘着剤層の中央部分
にキャップ(ゴム製、外径13mm、高さ8mm、肉厚
2mmの円筒形状)を予め貼付した以外は、実施例1と
同様にして、図3と同様な熱収縮性粘着シートを作成し
た。熱収縮フィルムの性状は、実施例1と同様であっ
た。次に、水を充填した容器本体(ポリエチレンテレフ
タレート製、底部の縦45mm、底部の横20mm、高
さ50mmの直方体形状)の口部(外径8mm、高さ7
mmの円筒形状)に前記熱収縮性粘着シートに貼付され
たキャップを被せ、次にその熱収縮性粘着シートの両側
で容器本体の一面部とキャップと容器本体の反対側の一
面部を覆い、粘着剤層により貼付(両面部とも長手方向
の粘着剤層の貼着長さは22mm)し、キャップ及びそ
の周辺に95℃の熱風(加熱空気)を30秒間吹き付け
て熱収縮させ、そのフィルム収縮によりキャップを口部
に密着させて封止し、封止包装体を得た。得られた封止
包装体を用いて、貼付されている熱収縮性粘着シートを
取り除き、キャップと共に剥離した。封止包装体の性状
は、実施例1と同様であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の封止包装方法は、熱収縮性粘着
シートを熱収縮させて、効率的に容器本体の口部にキャ
ップを密着、封止することができる。また、本発明の封
止包装除去方法は、簡単にキャップを取り除くことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Aは、熱収縮性粘着シートを容器に被せた状
態を示す斜視図であり、Bは、その側面図である。
【図2】 Aは、本発明の封止包装方法により得られた
封止包装体の一実施例を示す斜視図であり、Bは、その
側面図である。
【図3】 本発明に用いるキャップを貼着した熱収縮性
粘着シートの斜視図である。
【符号の説明】
1 熱収縮性粘着シート 2 熱収縮フィルム 3 粘着剤層 4 非粘着性部分 5 容器本体 6 キャップ 7 口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA03 AA05 AB01 AB81 BA01A BB08A BB11A BB14A CA01 EA11 EA24 EA33 EB15 EB17 EB27 GD06 GD08 3E084 AA05 AA12 BA01 BA10 CA03 CC03 DA03 DC03 FA09 FD13 GA10 GB08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の口部にキャップを被せ、容器本
    体とキャップとを熱収縮フィルムと粘着剤層からなる熱
    収縮性粘着シートで貼付し、該フィルムを熱収縮させ、
    その収縮によりキャップを口部に密着させて封止するこ
    とを特徴とする封止包装方法。
  2. 【請求項2】熱収縮フィルムと粘着剤層からなり、該粘
    着剤層側にキャップを有する熱収縮性粘着シートを、容
    器本体の口部に該キャップが被さるように容器に貼着
    し、該フィルムを熱収縮させ、その収縮によりキャップ
    を口部に密着させて封止することを特徴とする封止包装
    方法。
  3. 【請求項3】貼付された熱収縮性粘着シートの端部に非
    粘着性部分を有する請求項1又は2に記載の封止包装方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の封止包装
    方法により得られる封止包装体。
  5. 【請求項5】請求項4で得られた封止包装体に貼付され
    た熱収縮性粘着シートを剥がし、キャップを該熱収縮性
    粘着シートに付けた状態で除去することを特徴とする封
    止包装除去方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008111663A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Lintec Corporation ホイール貼着用粘着フィルム
CN105540034A (zh) * 2016-01-13 2016-05-04 兰州玖码电子科技有限公司 一种热收缩薄膜套管及在瓶、罐套管封盖层打标的方法

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