JP2003285676A - マッサージ機能付き自動車搭載座席 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車に搭載されている座席に座った人が、
容易にマッサージができるようにすること。 【解決手段】 座席のシートバックにマッサージ機構を
組み込み、シートパッドの中央部を縦に長く空けてその
部分はシートファブリックだけにし、シートパッド前面
に対してやや出ているモミ玉が左右に容易に動くことが
できる構造にすること。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックにマ
ッサージ機能を組み込んだ自動車に搭載する座席に関す
る。 【０００２】 【従来の技術】自動車に搭載されている従来の座席にお
いては、手動式あるいは電動式でシートバックの形状を
変えることで人間の座り心地を良くする機能がある。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】自動車に搭載されてい
る従来の座席にあっては、自動車に乗ることが人間の疲
労を蓄積させることになり、特に渋滞あるい長距離の運
転等で運転手が著しく疲労してしまい、さらにはそれら
のことが原因で居眠り運転等を招き交通事故につながっ
てしまうという問題があった。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、自動車に搭載する座席のシートバッ
クにマッサージ機能を組み込むことで、運転手等の疲労
を予防し、さらには渋滞時のイライラを解消することが
できる。なによりも自動車に乗りながら、体のマッサー
ジができるという大きな利点がある。 【０００５】 【発明の実施の形態】本発明は、自動車に搭載する座席
のシートバックにマッサージ機能を組み込んだものであ
る。 【０００６】 【実施例】実施例について図面を参照して以下に説明す
る。ただし、これらはすべて既存の技術を用いている。 【０００７】図２、及び図３において、クランクシャフ
ト２８の中央部にローラーベアリングを介してカムＡ２
３及びカムＢ２４を連結し、中央部に端部を溶接で固着
する。さらにローラーベアリングを介してフレーム２１
にボルトで取り付ける。つぎに、左右のアーム２７にロ
ッドＡ２６、ロッドＢ２５を通しながら、ローラーベア
リングを介してフレーム２１にボルトで取り付ける。そ
してローラーベアリングを介して、カムＡ２３にロッド
Ａ２６、カムＢ２４にロッドＢ２５をそれぞれ連結し、
左右のアームにロッドＡ２６、ロッドＢ２５をそれぞれ
溶接で固着する。また、アームの先にはモミ玉９を固着
する。 【０００８】これで、軸が偏心しているクランクシャフ
ト２８が回転すると、アーム２７には左右に振れる運動
となって伝わることになる。また、シートパッド１１は
中央部が空いていてシートファブリック１３だけなの
で、モミ玉９が左右に容易に動くことができる構造にな
っている。 【０００９】つぎに、駆動モーターＡ１４、及び駆動モ
ーターＢ２２をフレーム２１にボルトでそれぞれ取り付
け、駆動モーターＢ２２にベベルギヤ３０を固着する。
内側がウォームナット構造になっているウォームナット
・ベベルギヤ３２を取り付けたベース３１をフレーム２
１にボルトで取り付け、ベベルギヤ３０とウォームナッ
ト・ベベルギヤ３２がかみ合うようにする。これで、駆
動モーターＢ２２が左右に回転すると、ウォームシャフ
ト２にウォームナット・ベベルギヤ３２がかみ合うこと
によって、マッサージ機構全体が上下に移動できるよう
になる。また、シャフト２９をローラーベアリングを介
してフレーム２１にボルトで取り付ける。 【００１０】図４において、駆動モーターＡ１４にプー
リーＡ１６、シャフト２９に大小２個のプーリーを連結
したプーリーＣ２０を固着し、ＶベルトＡ１７で連結す
る。また、クランク２８にプーリーＢ１８を固着し、プ
ーリーＣ２０とＶベルトＢ１９で連結する。これで、駆
動モーターＡ１４の高速回転運動が、低速回転高トルク
運動となってクランク２８に伝わることになる。さらに
ローラー１５を８個、フレーム２１にボルトでそれぞれ
取り付ける。これで、マッサージ機構が完成する。 【００１１】図１において、ウォームシャフト２をマッ
サージ機構３のウォームナット・ベベルギヤ３２にねじ
込みながら差し込み、シャフト受け１２に固着する。そ
れをシートバックフレーム１にボルトで取り付ける。ま
た、ローラー１５を左右のレール１０に連結し、それを
シートバックフレーム１にボルトで取り付ける。マッサ
ージ機構を動かさない時のモミ玉９の位置は、座ってい
る人間の首のあたりが適切である。 【００１２】さらに電源として、自動車に搭載されてい
るバッテリーから電線をのばし、操作に便利な場所に取
り付けた操作リモコンに接続し、さらに駆動モーター
Ａ、Ｂにそれぞれ接続する。操作リモコンは駆動モータ
ーＡ、Ｂの電源入切、及び駆動モーターＢの回転方向の
制御を行うものである。 【００１３】 【発明の効果】本発明により、人間が自動車に乗った時
の疲労や居眠り運転を防ぐことで交通事故の減少につな
がり、さらには、渋滞時におけるイライラを解消するこ
とができる。なによりも自動車に乗りながらマッサージ
ができるという大きな利点がある。また、自動車が走る
時に発生する電力を利用できることも見逃せない。 【００１４】

【図面の簡単な説明】 【図１】自動車に搭載する座席にマッサージ機能を組み
込む状態を示す断面図である。 【図２】自動車に搭載する座席のシートバックを上から
見た断面図である。 【図３】マッサージ機構を後ろから見た断面図である。 【図４】マッサージ機構を後ろから見た図である。 【図５】マッサージ機構を横から見た断面図である。 【符号の説明】 １ シートバックフレーム ２ ウォームシャフト ３ マッサージ機構 ４ シートバックパネル ５ シートサイド・シールド ６ シートスライド ７ シートクッション ８ シートバック ９ モミ玉 １０ レール １１ シートパッド １２ シャフト受け １３ シートファブリック １４ 駆動モーターＡ １５ ローラー １６ プーリーＡ １７ ＶベルトＡ １８ プーリーＢ １９ ＶベルトＢ ２０ プーリーＣ ２１ フレーム ２２ 駆動モーターＢ ２３ カムＡ ２４ カムＢ ２５ ロッドＢ ２６ ロッドＡ ２７ アーム ２８ クランクシャフト ２９ シャフト ３０ ベベルギヤ ３１ ベース ３２ ウォームナット・ベベルギヤ ３３ ローラーベアリング

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 シートバックにマッサージ機能を組み込んだ自動車に搭
   載する座席。