JP2003283874A - 表示装置の輪郭補正システム - Google Patents

表示装置の輪郭補正システム

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JP2003283874A
JP2003283874A JP2002085252A JP2002085252A JP2003283874A JP 2003283874 A JP2003283874 A JP 2003283874A JP 2002085252 A JP2002085252 A JP 2002085252A JP 2002085252 A JP2002085252 A JP 2002085252A JP 2003283874 A JP2003283874 A JP 2003283874A
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Toshiyuki Kato
俊之 加藤
Shigemi Kumamoto
重實 隈本
Tetsuo Kariya
哲郎 刈谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶テレビ等のマトリクス駆動型表示装置に
最適な輪郭補正システムを提供する。 【解決手段】 リサイズ回路105により液晶パネル解
像度に適合させた映像信号をガンマ補正回路106でR
GB信号に変換した後、輪郭補正回路109で、ドット
クロックdにより輪郭補正処理を行うことで、液晶パネ
ルモジュール107の液晶パネルの解像度に適合した輪
郭補正を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶・プラズマ等
のマトリクス駆動型表示素子を利用した表示装置、特に
テレビ受像機の画質向上技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は携帯機器、コンピュータ
機器の表示素子として数多く利用されてきたが、近年中
大型テレビ受像機としても実用に供するようになってき
た。
【0003】液晶パネル等は、コンピュータ向けとして
は非常に粗い水平640画素程度のパネルであっても、
水平走査周波数15.75kHzに対して約6MHzの
帯域を表示できる。ところが、テレビ信号は、ハイビジ
ョン等の高精細度放送の普及が進んでいるものの、多く
の放送は従来からのNTSC、PAL、SECAM等
の、たかだか3〜4MHzの帯域の映像信号であるか
ら、そのまま表示したのでは輪郭があいまいな映像にな
る。そこで従来から、さまざまな輪郭補正技術が導入さ
れてきた。
【0004】図8は輪郭補正の原理の簡単な説明図であ
る。図8において、白丸は映像信号の一画素で、上にあ
るほど高輝度であることを示す。任意の画素が、隣接す
る両画素の平均輝度より高ければ、該画素をさらに高輝
度に制御する。逆に、任意の画素が、隣接する両画素の
平均輝度より低ければ、該画素をさらに低輝度に制御す
る。画素の輝度増減傾向が変化する部分が輪郭と考えら
れるから、このようにすれば輪郭が補正できる。
【0005】代表的なデジタル回路を用いた輪郭補正技
術として、二次微分を利用して輪郭部分にピークを生成
するものがある。
【0006】図7は二次微分方式の一例を示すブロック
図である。図7において、1、3、5はD型フリップフ
ロップ、2、4は減算器、6は加算器である。また11
は映像信号入力端子、12はクロック端子、13は映像
信号出力端子である。
【0007】次に動作を説明する。入力端子11から
は、クロック端子12のクロックに同期して映像信号が
入力される。減算器2において、現在の映像信号から、
D型フリップフロップ1で遅延した1クロック前の映像
信号の値を減ずる。これは元の映像信号の一次微分信号
となる。
【0008】減算器4においては、一次微分された映像
信号から、D型フリップフロップ3で遅延したさらに1
クロック前の一次微分された映像信号の値を減ずる。こ
れは映像信号の二次微分信号となる。
【0009】加算器6では、元の映像信号がD型フリッ
プフロップ5で1クロック遅延されたものに、上記映像
信号の二次微分信号を加算し、映像出力端子13に出力
する。これが輪郭補正された映像信号となる。
【0010】なお図11は図7のブロック図におけるタ
イミングチャートを示すものである。
【0011】図9は二次微分方式の説明図である。図に
おいて、f(x)は元の映像信号を示す。f(x)を一
次微分したものがg(x)、二次微分したものがh
(x)である。
【0012】元の波形f(x)から二次微分h(x)を
減ずると、波形k(x)が生成される。図9のAのよう
に、二次微分は元の波形の変曲点でピーク・ディップを
生ずるが、これらの点は一般的に物体の輪郭線と考えら
れるので、二次微分波形によって輪郭が強調される。
【0013】ここで、上記の輪郭補正処理機能を有した
従来の液晶テレビの構成と動作について説明する。従来
の輪郭補正回路が設けられるビデオ信号表示装置の一例
として、特開平5−316393の図12で例示されて
いるものがある。ここでは、より詳細に説明するため、
図13を用いる。
【0014】図13は、従来の液晶テレビのブロック図
の一例である。図13で101はA/D変換回路であり
アナログのコンポジットビデオ信号aをデジタル信号に
変換する。102は映像信号処理回路でありA/D変換
回路101からのデジタル化された映像信号に対してY
/C分離やカラーデコード、同期分離などを行う。10
3は輪郭補正回路であり、映像信号処理回路102から
のYUV信号に前述したような輪郭補正処理を行う。1
04はI/P変換回路であり、輪郭補正回路103から
の映像信号に液晶表示のためにインターレース・プログ
レシブ変換を行う。105はリサイズ回路であり、映像
信号の水平・垂直サイズを液晶パネルに最適表示される
ように拡大もしくは縮小する。106はガンマ補正回路
であり、リサイズ回路105からのYUV信号を液晶パ
ネル用にRGB信号に変換し、ガンマ補正を行う。10
7は液晶モジュールであり、液晶パネルと液晶パネルを
駆動する表示ドライバや表示タイミングを制御するコン
トローラ等で構成される。108はタイミングコントロ
ーラであり、映像信号のデジタル処理の基本となるクロ
ックや制御タイミング信号を生成する。cはバーストロ
ッククロックであり、タイミングコントローラ108で
生成されコンポジットビデオ信号aの色復調の基準とな
るバースト信号にロックさせたもので、例えばバースト
信号の周波数fsc(3.58MHz)の4倍の4fs
c(14.3MHz)が一般的に用いられている。dは
ドットクロックであり、同じくタイミングコントローラ
108で生成され液晶パネルモジュール107内の液晶
パネルの解像度に適合させたクロックである。液晶パネ
ルはその構造上、解像度、表示サイズが固定されてお
り、最良の画質で表示するためには、液晶パネルの解像
度に適合させた映像信号やドットクロックを与える必要
がある。
【0015】以上の構成から、その動作について説明す
る。
【0016】コンポジットビデオ信号aが入力される
と、A/D変換回路101でデジタル信号に変換され、
映像信号処理回路102に入力される。映像信号処理回
路102では、分離・抽出したバースト信号bをタイミ
ングコントローラ108に出力したり、Y/C分離とカ
ラーデコードが行われ、YUV信号として輪郭補正回路
103に出力したりする。輪郭補正回路103では、映
像信号処理回路102からのYUV信号をもとに前述し
た輪郭補正処理を行う。I/P変換回路104は、輪郭
補正回路103からのYUV信号に液晶表示のためにイ
ンターレース・プログレシブ変換(I/P変換))を行
う。タイミングコントローラ108は、映像信号処理回
路102からのバースト信号bや水平同期信号をもとに
バーストロッククロックやドットクロックを生成する。
リサイズ回路105では、I/P変換回路104からの
YUV信号をタイミングコントローラ108からのバー
ストロッククロックで書き込み、ドットクロックで読み
込むことにより、水平解像度を液晶パネルの表示解像度
に適合させる。ガンマ補正回路106では、リサイズ回
路105からのYUV信号をRGB信号に変換し、ガン
マ補正を行う。液晶パネルモジュール107では、ガン
マ補正回路106からのRGB信号とタイミングコント
ローラ108からのドットクロックdを入力として、液
晶パネルに画像を表示させる。
【0017】以上が、輪郭補正機能を有する従来の液晶
テレビの映像信号処理動作の一例である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように輪
郭補正処理後にリサイズ処理を行うと、解像度が変わっ
てしまうために、液晶パネルに表示された時に輪郭補正
の効果を損なってしまい液晶表示装置の特徴のひとつで
ある画素単位でのクリアな表示特性を活かしきれないと
いう課題があった。さらに従来の輪郭補正回路では図9
のA期間におけるような輪郭補正効果がある反面、図9
のB期間におけるように、輪郭線があるとは考えにくい
部分でもピーク・ディップを生じ、不要な強調が行われ
るといった課題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明における表示装置の輪郭補正システムは、
逐次入力される映像信号を画素単位で表示するマトリク
ス駆動型表示装置の輪郭補正システムであって、輪郭補
正回路の入力を前記マトリクス駆動型表示装置の表示解
像度に一致した解像度を有するデジタル化された映像信
号とし、前記輪郭補正回路の動作基準となるクロックを
前記マトリクス駆動型表示装置の表示モジュールに供給
されるドットクロックと同一とすることを特徴としたも
のである。 本発明により、表示パネルの表示解像度に
適合した輪郭補正処理が実現でき、前記マトリクス駆動
型表示装置に最適な輪郭補正効果を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の表示装
置の輪郭補正システムは、逐次入力される映像信号を画
素単位で表示するマトリクス駆動型表示装置の輪郭補正
システムであって、輪郭補正回路の入力を前記マトリク
ス駆動型表示装置の表示解像度に一致した解像度を有す
るデジタル化された映像信号とし、前記輪郭補正回路の
動作基準となるクロックを前記マトリクス駆動型表示装
置の表示モジュールに供給されるドットクロックと同一
とすることを特徴としたものであり、輪郭補正処理対象
となる映像信号と動作クロックを前記マトリクス駆動型
表示装置の表示モジュールに適合させることにより、表
示解像度に適合した輪郭補正処理が実現できる。
【0021】本発明の請求項2に記載された表示装置の
輪郭補正システムは、請求項1に記載された表示装置の
輪郭補正システムにおいて、輪郭補正回路に処理対象と
する画素と、該画素に隣接する左右各1画素の輝度値を
比較し、該画素の輝度値が、左右各1画素の輝度値の高
い側よりも高いか、左右各1画素の輝度値の低い側より
も低い場合に、該画素の輝度値に対し、2次微分演算に
より得られた値に予め定めた定数を掛けた値を輪郭補正
値として加算し、該画素の輝度値が隣接する左右一画素
の輝度値の中間にある場合には前記輪郭補正値の加算処
理を行わない輪郭補正処理判定回路を付加したことを特
徴としたものであり、輪郭線以外の部分での不要なピー
ク・ディップが発生せず、良好な輪郭補正を行う事が可
能である。
【0022】本発明の請求項3に記載された表示装置の
輪郭補正システムは、請求項2に記載された表示装置の
輪郭補正システムにおいて、映像信号の各画素が3原色
で構成されている場合に、あらかじめ該画素の3原色の
輝度値を加算した結果を輪郭補正処理判定回路の入力と
し、前記輪郭補正処理判定回路の判定結果をもとに前記
画素の各3原色に同一の輪郭補正値を加算することを特
徴としたものであり、簡素な回路構成でRGB信号に対
する輪郭補正回路を実現できる。
【0023】本発明の請求項4に記載された表示装置の
輪郭補正システムは、請求項3に記載された表示装置の
輪郭補正システムにおいて、画素の輝度値の加算の結
果、該画素の3原色の何れかの輝度値が表示装置の許容
入力レベルを超える時は、該輝度値を表示装置の許容入
力レベルに制限する事を特徴としたものであり、許容入
力レベルを超えた場合に許容入力範囲内に制限すること
により輝度の反転等の画質劣化を防止できる。
【0024】本発明の請求項5に記載された表示装置の
輪郭補正システムは、請求項2に記載された表示装置の
輪郭補正システムにおいて、該画素の輝度値から左右各
1画素の輝度値の平均を減じた値が、予め設定した値の
範囲を超える時は、該値を予め設定した値の範囲に制限
する事を特徴としたものであり、輪郭補正処理結果が制
限値を超えた場合に設定値内に抑えることによりノイズ
等による輝度の不自然な変化を防止できる。
【0025】(実施の形態1)以下に、本発明の請求項
1に記載された発明の実施の形態について、図1を用い
て説明する。図1における各ブロックや信号について
は、既に図13で説明した内容とほぼ同一であり、個々
のブロックや信号の説明は省略する。
【0026】図1が図13と異なる点は、輪郭補正回路
109をYUV・RGB変換、ガンマ補正回路106と
液晶パネルモジュール107間に配置したところであ
る。輪郭補正回路109は、ガンマ補正回路106から
のRGB信号を入力し、ドットクロックdを動作クロッ
クとして輪郭補正処理を行い、液晶パネルモジュール1
07に輪郭補正処理を施したRGB信号を送出する。動
作クロックとして液晶パネルモジュール107内の液晶
パネルの解像度に適合させたドットクロックdを用いる
ために、輪郭補正処理も前記液晶パネルの解像度に適合
した処理が行われ、液晶テレビに最適な輪郭補正を実現
できる。
【0027】(実施の形態2)つぎに、本発明の請求項
2に記載された発明の実施の形態について、図2を用い
て説明する。図2は、本発明の一実施例における表示装
置の輪郭補正システムのブロック図である。
【0028】図2において、1、3、5、7、8はD型
フリップフロップ、4は減算器、6は加算器、22はゼ
ロ出力付の減算器、9は複合論理回路、10はゲート回
路である。
【0029】次に動作を説明する。入力端子11から
は、クロック端子12のクロックに同期して映像信号が
入力される。ゼロ出力付減算器22において、現在の映
像信号から、D型フリップフロップ1で遅延した1クロ
ック前の映像信号の値を減ずる。これは元の映像信号の
一次微分信号となる。なお、一次微分信号の最上位ビッ
トは、現在の映像信号と1クロック前の映像信号の大小
比較の符号ビットとして用いられる。また、ゼロ出力付
減算器では、現在の映像信号と1クロック前の映像信号
が等しい時にはゼロ出力が行われる。
【0030】減算器4においては、一次微分された映像
信号から、D型フリップフロップ3で遅延したさらに1
クロック前の一次微分された映像信号の値を減ずる。こ
れは映像信号の二次微分信号となる。
【0031】一方、複合論理回路9には、一次微分信号
の符号ビットと、D型フリップフロップ7で遅延したさ
らに1クロック前の一次微分信号の符号ビット、および
一次微分信号のゼロ出力と、D型フリップフロップ8で
遅延したさらに1クロック前の一次微分信号のゼロ出力
とが入力されている。複合論理回路9からは、両符号ビ
ットが一致しないか、もしくは両ゼロ出力が一致しない
場合にゲート回路10に出力が行われる。
【0032】ゲート回路10では、複合論理回路9から
出力があった場合のみ減算器4の出力を加算器6に出力
する。加算器6では、元の映像信号がD型フリップフロ
ップ5で1クロック遅延されたものに、上記映像信号の
二次微分信号がゲート回路10を通過した信号を加算
し、映像出力端子13に出力する。これが輪郭補正され
た映像信号となる。
【0033】図12は、複合論理回路9による判断の様
子を示す。図で各々の白丸は映像信号の一画素で、上に
ある方がより高輝度であることを示す。図12に示す通
り、任意の画素に対する両隣の画素の輝度の関係は9通
り存在するが、複合論理回路9では、2つの符号ビット
および2つのゼロ出力の組み合わせで関係を判断する。
すなわち、図7で網掛けをした部分は、輝度の傾斜の途
中であり、輪郭ではないと判断し、補正を行わないよう
にゲート回路10を閉じる。
【0034】図10は本発明における輪郭補正システム
の説明図である。図において、f(x)は元の映像信号
を示す。f(x)を一次微分したものがg(x)、二次
微分したものがh(x)である。また、複合論理回路9
の出力をd(x)とし、ゲート回路10からの出力をd
(x)・h(x)で表わしている。
【0035】元の波形f(x)から二次微分h(x)を
減ずると、波形k(x)が生成される。図10のAの部
分のように、二次微分は元の波形の変曲点でピーク・デ
ィップを生ずるが、これらの点は一般的に物体の輪郭線
と考えられるので、二次微分波形によって輪郭が強調さ
れる。一方、図10のBの部分のように、輝度傾斜の傾
向が連続しており、輪郭とは考えにくい場合には、d
(x)により補正が制御され、輪郭を形成する部分のみ
が強調されるため、図9に示した従来の補正方式より良
質の補正を行う事が可能である。
【0036】(実施の形態3)次に、本発明の請求項3
に記載された発明の実施の形態について、図3を用いて
説明する。図3はRGBビデオ信号に対応できるように
図2のブロック構成を拡張したものである。図3におい
て、23は3入力の加算回路であり、出力は図2の入力
端子11に相当する。また、5R、5G、5Bはそれぞ
れD型フリップフロップ、6R、6G、6Bはそれぞれ
加算回路であり、図2のD型フリップフロップ5、加算
回路6で構成される部分をカラー対応に3回路化したも
のになっている。従って基本的な動作は、(実施の形態
2)で説明したものと同じであるため省略する。
【0037】ここで3入力加算回路23の構成例につい
て詳しく述べる。図4は3入力加算回路の構成例であ
る。図4において31、34はそれぞれ加算回路、3
2、35は1ビット右シフト回路、33は可変右シフト
回路である。可変右シフト回路は、たとえば図5の構成
で実現できる。すなわち、スイッチS入力の論理レベル
により、出力値Y7〜Y0がそのまま入力値A7〜A0
になるかY7が論理値0でY6〜Y0がA7〜A1にな
るかを選択できる。後者は入力に対して1/2の出力に
なることを意味する。この構成により図4の可変右シフ
ト回路33に入力されるGin(映像信号のグリーン
(緑)入力)の比率を加算回路31に入力されるRin
(映像信号のレッド(赤)入力)やBin(映像信号の
ブルー(青)入力)に比べて同じか2倍に切替えること
ができ、輪郭補正効果を入力信号や液晶パネル特性に応
じて調整することが可能となる。
【0038】以上の構成により、簡素な回路構成でRG
B色信号入力に対応した輪郭補正回路を実現することが
できる。
【0039】(実施の形態4)つぎに、本発明の請求項
4に記載された発明の実施の形態について、図6
(A)、(B)を用いて説明する。図6(A)の6は加
算器であり、図2の加算器6もしくは図3の加算器6
R、6G、6Bに相当する。100は真理値表(B)に
示す処理を行うリミッタである。A[5:0]は映像デ
ータを表し、ここでは一例として0から63の範囲内に
あるものとする。B[6:0]は輪郭補正用の補正値で
あり、一例として−64〜63の範囲内にあるものとす
る。ここで、加算器6により輪郭補正値を映像データに
加算する処理を行うと、その結果は、映像データの範囲
外の値になる場合がある。例えば映像データA[5:
0]が63で輪郭補正値B[6:0]が6であるとする
と、加算結果は69(2進数値で1000101)とな
るが、そのまま液晶パネルに入力すると例えば下位6ビ
ットしか有効でない場合は000101(10進数値で
5)になってしまい、視覚的には本来白に見えるはずの
ものが黒に見えてしまうという結果になる。これをリミ
ッタ100により、例えば液晶パネル入力の許容値を超
えるか負の値になった場合は、それぞれMAX値あるい
は0に制限する。その結果、前述した映像信号が反転し
てしまうといった画質劣化を防止することができる。
【0040】(実施の形態5)つぎに、本発明の請求項
5に記載された発明の実施の形態について、図6
(C)、(D)を用いて説明する。図6(C)の4は減
算器であり、図2もしくは図3の減算器4に相当する。
101は真理値表(D)に示す処理を行うリミッタであ
る。図2もしくは図3の減算器4にはf(x+1)−f
(x)やf(x)−f(x−1)といった隣接する映像
データの差分が入力されるため、映像データが0〜63
の範囲内にあるとすると、差分値としては−63〜63
の値になる。従って減算器4の出力値は−126〜12
7の範囲内にあることになる。これをそのまま補正値と
して元の映像データに加算すると、元の映像データとし
ては0〜63の範囲内なので過度の補正がかかり、画質
として不自然さが出てくる場合がある。またノイズによ
り隣接画素間のレベルが大きく変動し、不要な位置で輪
郭補正がかかり画質を損ねてしまう場合もある。こうい
った現象に対しリミッタ101を設けることにより、よ
り自然な輪郭補正を実現することができる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従来
の輪郭補正に比べ液晶・プラズマ等のマトリクス駆動型
表示素子を利用した表示装置のような表示パネルの解像
度が一定の表示装置により適合した輪郭補正処理を、よ
り適切な輪郭判定のもとに実施可能な輪郭補正回路を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における表示装置の輪郭
補正システムのブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における表示装置の輪郭
補正システムのブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における表示装置の輪郭
補正システムのブロック図
【図4】本発明の実施の形態3における輪郭補正システ
ム内の3入力加算回路の構成例を示す図
【図5】本発明の実施の形態3における3入力加算回路
内の可変右シフト回路の構成例を示す図
【図6】本発明の実施の形態4におけるリミッタの構成
例を示す図
【図7】従来の輪郭補正システムのブロック図
【図8】輪郭補正動作の説明図
【図9】従来の輪郭補正システムの動作波形図
【図10】本発明の実施の形態2における表示装置の輪
郭補正システムの動作波形図
【図11】二次微分方式の輪郭補正システムの動作タイ
ミング図
【図12】本発明の実施の形態2における表示装置の輪
郭補正システムの輪郭補正処理判定表を示す図
【図13】従来の表示装置の輪郭補正システムのブロッ
ク図
【符号の説明】
109 輪郭補正回路 1、3、5、7、8 D型フリップフロップ 4 減算器 6 加算器 22 ゼロ出力付の減算器 9 複合論理回路 10 ゲート回路 100,101 リミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 H04N 5/66 A (72)発明者 刈谷 哲郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C006 AA01 AA11 AA22 AC21 AF46 BF06 BF26 BF28 FA54 5C021 PA42 PA52 PA66 PA75 PA83 RA02 SA08 SA25 XB03 YC10 5C058 AA06 AA11 BA25 BB10 5C080 AA05 AA06 AA10 BB05 CC03 DD01 EE19 EE29 GG08 GG09 JJ02 JJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逐次入力される映像信号を画素単位で表
    示するマトリクス駆動型表示装置の輪郭補正システムで
    あって、輪郭補正回路の入力を前記マトリクス駆動型表
    示装置の表示解像度に一致した解像度を有するデジタル
    化された映像信号とし、前記輪郭補正回路の動作基準と
    なるクロックを前記マトリクス駆動型表示装置の表示モ
    ジュールに供給されるドットクロックと同一とすること
    を特徴とする、表示装置の輪郭補正システム。
  2. 【請求項2】 輪郭補正回路に処理対象とする画素と、
    該画素に隣接する左右各1画素の輝度値を比較し、該画
    素の輝度値が、左右各1画素の輝度値の高い側よりも高
    いか、左右各1画素の輝度値の低い側よりも低い場合
    に、該画素の輝度値に対し、2次微分演算により得られ
    た値に予め定めた定数を掛けた値を輪郭補正値として加
    算し、該画素の輝度値が隣接する左右一画素の輝度値の
    中間にある場合には前記輪郭補正値の加算処理を行わな
    い輪郭補正処理判定回路を付加したことを特徴とする、
    請求項1記載の表示装置の輪郭補正システム。
  3. 【請求項3】 映像信号の各画素が3原色で構成されて
    いる場合に、あらかじめ該画素の3原色の輝度値を加算
    した結果を輪郭補正処理判定回路の入力とし、前記輪郭
    補正処理判定回路の判定結果をもとに前記画素の各3原
    色に同一の輪郭補正値を加算することを特徴とする、請
    求項2記載の表示装置の輪郭補正システム。
  4. 【請求項4】 画素の輝度値の加算の結果、該画素の3
    原色の何れかの輝度値が表示装置の許容入力レベルを超
    える時は、該輝度値を表示装置の許容入力レベルに制限
    する事を特徴とする、請求項3記載の表示装置の輪郭補
    正システム。
  5. 【請求項5】 該画素の輝度値から左右各1画素の輝度
    値の平均を減じた値が、予め設定した値の範囲を超える
    時は、該値を予め設定した値の範囲に制限する事を特徴
    とする、請求項2記載の表示装置の輪郭補正システム。
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