JP2003282853A - 固体撮像装置、半導体装置の製造方法及び固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置、半導体装置の製造方法及び固体撮像装置の製造方法

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JP2003282853A
JP2003282853A JP2002089211A JP2002089211A JP2003282853A JP 2003282853 A JP2003282853 A JP 2003282853A JP 2002089211 A JP2002089211 A JP 2002089211A JP 2002089211 A JP2002089211 A JP 2002089211A JP 2003282853 A JP2003282853 A JP 2003282853A
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film
light
shielding film
state imaging
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JP2002089211A
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English (en)
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Takayuki Yoshigami
孝行 吉上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線によって形成された段差部における遮光
膜のエッチング残りの発生を抑制し得る固体撮像装置、
及び遮光膜の下層にある下地膜の膜減りの抑制を図り
得、且つ、エッチング後の遮光膜の側面を順テーパ形状
とし得る固体撮像装置の製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 フォトダイオードを有する半導体基板1
0上に、下地膜となるシリコン酸化膜、エッチング抑制
膜14、遮光膜15を順に形成する。次に、フォトダイ
オード上の遮光膜15を六弗化硫黄と塩素とを含み酸素
を含まないエッチングガスを用いた反応性イオンエッチ
ングにより除去する。次いで、フォトダイオード上のエ
ッチング抑制膜を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置、半
導体装置の製造方法及び固体撮像装置の製造方法に関
し、特には固体撮像装置における遮光膜下層の構造、及
び遮光膜のパターニングに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、導電材料として用いられる高融
点金属の膜、特にタングステン膜は、ポリシリコン膜と
積層されて利用されており、この積層膜はいわゆるポリ
メタル膜と呼ばれている。また、タングステン膜は良好
な遮光性を有することから、固体撮像装置の遮光膜とし
て用いられている。
【0003】図5は、従来からの固体撮像装置の構成を
示す平面図である。図5に示すように、固体撮像装置
は、シリコン基板50上に、フォトダイオード51と、
垂直転送部52と、水平転送部53とを設けて構成され
ており、フォトダイオード51はマトリックス状に配列
されている。
【0004】図5の例では、フォトダイオード51及び
垂直転送部52のうち最右列に配列されているものは、
暗時の基準信号を発生するオプティカルブラック部55
を構成している。その他のフォトダイオード51と垂直
転送部52とは、受光部54を構成している。図5中の
矢印は電荷の流れを示している。
【0005】また、図5に示すように、受光部54及び
オプティカルブラック部55は遮光膜60で覆われてい
る。遮光膜はハッチングが施された領域に設けられてい
る。遮光膜における受光部54を覆っている部分には、
フォトダイオードに入射光を導くための開口51aが設
けられている。
【0006】このような遮光膜は、固体撮像装置の全領
域にタングステン膜を設けた後、これをエッチング等に
よって所望の形状とすることで得られる。タングステン
膜等といった高融点金属の膜のエッチング方法として
は、RIE(Reactive Ion Etching;反応性イオンエッ
チング)に代表されるドライエッチング法を用いること
が一般的である。但し、固体撮像装置においては、転送
電極はポリシリコン膜で形成されることが多く、遮光膜
はポリシリコン膜の上にシリコン酸化膜等を介して形成
される部分もあり、これがポリメタル膜と相違する点で
ある。そしてタングステン膜のエッチングには、通常、
下記の二つのエッチング方法が用いられていた。
【0007】一つのエッチング方法は、エッチング温度
を室温又は0℃以下として、SF6系のガスを用いてエ
ッチングする方法である。このエッチング方法によれ
ば、エッチング種の化学反応速度の低下を図ると共に、
側方マイグレーションを抑制できるため、異方性形状を
得ることが出来る。
【0008】もう一つのエッチング方法は、エッチング
温度を室温より高い温度に保ち、Cl2/O2ガスを用い
てエッチングする方法である。このエッチング方法によ
れば、エッチング生成物である酸塩化タングステンの蒸
気圧を高めて離脱を促進することができるため、エッチ
ングを速やかに進行させることが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た二つのエッチング方法は、ゲート酸化膜上にポリメタ
ル膜のパターンを形成する場合のように、開口率が大き
い残しのパターンを形成する場合に適したエッチング方
法である。このため、下地段差が存在する固体撮像装置
の遮光膜のように開口率の小さい抜きのパターンを形成
する場合には、以下に示すような問題がある。
【0010】上記の前者の方法においては、タングステ
ン膜(遮光膜)のパターニングにおいて、タングステン
膜とその下層に位置する下地膜であるシリコン酸化膜と
の選択比が確保できないという問題がある。このため、
フォトダイオード上の下地膜の膜減りにより、BPSG
膜からのBとPとの拡散距離の短縮で白キズの発生要因
となる場合がある。
【0011】図6は、従来の固体撮像装置の水平転送部
に形成された遮光膜をエッチングする工程を示す断面図
であり、図5中の切断線B−Bにおける断面を示してい
る。また、図6(a)〜(c)は一連の工程を示してい
る。
【0012】図6(a)に示すように、水平転送部は、
シリコン酸化膜56が形成されたシリコン基板50上
に、ポリシリコン膜等による転送電極58を形成し、下
地膜(シリコン酸化膜)57を設け、次いで転送電極5
8と一部が重なるように転送電極59を形成し、その上
に更に下地膜57を設けて構成されている。このような
構成のため、水平転送部には段差部分が形成されてい
る。遮光膜60は、下地膜57の上に形成される。
【0013】次に、図6(b)に示すように、遮光膜6
0に対して上記の前者の方法でエッチングが行なわれ、
図6(c)に示す状態となる。ここで、図6(c)から
分かるように、上記の前者の方法では遮光膜60と下地
膜57との選択比が確保できないため、下地膜57の厚
みを考慮すると、段差部分にある遮光膜の一部60aが
エッチングされずに残こり、これが配線として作用して
リークが発生する可能性がある。よって、遮光膜は一部
であっても残存しないようにするのが望まれる。
【0014】また、この段差部分に残った遮光膜の一部
60aは、更にオーバーエッチングを行なうことにより
除去できるが、この場合は、下地膜57の膜減りにより
転送電極58が露出してしまい、電荷がリークしてしま
う。
【0015】また、上記前者の方法には、エッチング温
度が低下し過ぎると、ポリシリコン膜とタングステン膜
とのエッチングレートの差により、NMOSとPMOS
とにおける線幅の差が増大してしまうという問題もあ
る。
【0016】上記の後者の方法では、タングステン膜と
下地膜との選択比の確保を図ることができ、上記の前者
の方法のような問題はない。しかし、遮光膜にサイドエ
ッチが入って遮光膜の寸法精度が低下してしまい、斜め
光によるスミアを発生させるという問題がある。この問
題について図7を用いて説明する。
【0017】図7は、従来の固体撮像装置のフォトダイ
オード上に形成された遮光膜をエッチングする工程を示
す断面図であり、図5中の切断線A−Aにおける断面を
示している。また、図7(a)〜(c)は一連の工程を
示している。
【0018】図7(a)に示すように、受光部は、シリ
コン酸化膜56が形成されたシリコン基板50上に、垂
直転送部を構成する転送電極61を形成し、下地膜57
を設けて構成されている。次いで、下地膜57を覆うよ
うに遮光膜60を設ける。
【0019】次に、図7(b)に示すように、開口51
aに対応する孔が設けられたレジストパターン62を遮
光膜60の上に形成し、上記の後者の方法でエッチング
を行なうと、図7(c)に示す状態となる。更にレジス
トパターン62を除去すると図7(d)の状態となる。
図7(d)から分かるように、上記の後者の方法では、
フォトダイオード51上に位置する遮光膜60の側面
は、逆テーパー形状に形成されてしまい、これにより斜
め光によるスミアが発生してしまう。
【0020】また、上記の後者の方法においてはエッチ
ングガスに酸素が含まれている。このため、酸素ガスに
よってサイドエッチングによる寸法シフトが発生し、タ
ングステン膜の側面が逆テーパ形状に形成される場合が
ある。
【0021】更に、上記の後者の方法には、エッチング
生成物に十分な蒸気圧を与える必要があるため、エッチ
ング温度を100℃近い高温としなければならないとい
う問題もある。
【0022】本発明の目的は、上記問題を解決し、配線
によって形成された段差部における遮光膜のエッチング
残りの発生を抑制し得る固体撮像装置、及び遮光膜の下
層にある下地膜の膜減りの抑制を図り得、且つ、エッチ
ング後の遮光膜の側面を順テーパ形状とし得る半導体装
置又は固体撮像装置の製造方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる固体撮像装置は、半導体基板にフォト
ダイオードを有する受光領域とオプティカルブラック領
域とを備えた固体撮像装置であって、前記基板上にチタ
ン系化合物を含むエッチング抑制膜と、前記エッチング
抑制膜上に形成された遮光膜とを有し、前記エッチング
抑制膜は、前記フォトダイオード上と前記オプティカル
ブラック領域上とに開口を有することを特徴とする。
【0024】このように、本発明にかかる固体撮像装置
においては、チタン系化合物のエッチング抑制膜におけ
るオプティカルブラック領域上に開口が設けられてお
り、よって、水素がオプティカルブラック領域を通じて
半導体基板に供給されるため、暗電流の発生を抑制でき
る。
【0025】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、エッ
チング抑制膜とタングステン膜とを順に形成する工程
と、六弗化硫黄と塩素とを含み酸素を含まないエッチン
グガスを用いた反応性イオンエッチングにより、前記タ
ングステン膜の一部を除去する工程とを少なくとも有す
ることを特徴とする。
【0026】このように、本発明にかかる半導体装置の
製造方法では、エッチング抑制膜をタングステン膜の下
層に設けているため、従来のタングステン膜と下地膜で
あるシリコン酸化膜との選択比が確保できないという問
題を解消できる。
【0027】また、エッチングガスに酸素が含まれない
ため、エッチングが等方的に進行せず、寸法シフトを抑
制することができる。特に、半導体装置が固体撮像装置
である場合においては、遮光膜の開口部側壁が逆テーパ
状に形成され難くなるので、スミアの発生を抑制するこ
とができる。
【0028】上記本発明にかかる半導体装置の製造方法
においては、前記前記反応性イオンエッチングが、前記
半導体基板の温度とエッチング装置のチャンバーの内部
温度とを25℃以下、特には−20℃〜0℃に設定して
行なわれているのが好ましい態様である。この場合、エ
ッチング後におけるタングステン膜の形状を良好なもの
とできる。
【0029】また、上記本発明にかかる半導体装置の製
造方法においては、前記エッチング抑制膜として、チタ
ン系化合物を含む材料で形成された膜又はポリシリコン
膜を用いるのが好ましい態様である。この場合、エッチ
ング時におけるタングステン膜とエッチング抑制膜との
選択比を確保でき、良好なものとできる。
【0030】また、上記目的を達成するために本発明に
かかる固体撮像装置の製造方法は、フォトダイオードを
有する半導体基板上に、絶縁膜、エッチング抑制膜、遮
光膜を順に形成する工程と、前記フォトダイオード上の
前記遮光膜を六弗化硫黄と塩素とを含み酸素を含まない
エッチングガスを用いた反応性イオンエッチングにより
除去する工程と、前記フォトダイオード上の前記エッチ
ング抑制膜を除去する工程とを少なくとも有することを
特徴とする。
【0031】このように、本発明にかかる固体撮像装置
の製造方法においては、従来と異なり、エッチング抑制
膜を形成しているため、下地膜となる絶縁膜の膜減りと
フォトダイオードへのダメージとを抑制することができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る固体撮像装置、その製造方法、及び半導体装置の製造
方法について、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0033】最初に、本発明の実施の形態にかかる固体
撮像装置について図1及び図2に基づいて説明する。図
1は、本発明の実施の形態にかかる固体撮像装置を概略
的に示す構成図である。図2(a)は、図1に示す固体
撮像装置の受光部の断面を示す図、図2(b)は図1に
示す固体撮像装置のオプティカルブラック部の断面を示
す図、図2(c)は図1に示す水平転送部の断面を示す
図であり、それぞれ図1中のX−X断面、Y−Y断面、
Z−Z断面を示している。
【0034】図1に示すように、本実施の形態にかかる
固体撮像装置は、図5で示した固体撮像装置と同様に、
シリコン基板10上に、フォトダイオード1と、垂直転
送部2と、水平転送部3とを設けて構成されており、フ
ォトダイオード1はマトリックス状に配列されている。
【0035】本実施の形態においても、最右列に配列さ
れたフォトダイオード1と垂直転送部2とは、暗時の基
準信号を発生するオプティカルブラック部5を構成して
いる。その他のフォトダイオード1と垂直転送部2と
は、入射光を光電変換し、得られた電荷を水平転送部3
に転送する受光部4を構成している。図1中の矢印は電
荷の流れを示している。
【0036】また、図5で示した固体撮像装置と同様
に、本実施の形態にかかる固体撮像装置にも遮光膜が設
けられている(図1において図示せず)。遮光膜が設け
られた領域は、図5で示された領域と同様である。但
し、本実施の形態においては、図5で示した固体撮像装
置と異なり、遮光膜の下層に、エッチング抑制膜14が
設けられている。エッチング膜14は、同一のエッチン
グ条件下におけるエッチングレートが遮光膜よりも低い
膜であり、後述するように遮光膜をエッチングによって
パタ―ニングする際において下地膜がエッチングされる
のを抑制し、エッチングストッパーとして機能する。
【0037】なお、ここでいう「同一のエッチング条
件」とは、使用するガス種、ガスの混合比、流量、圧
力、RFパワー、電極温度、ウェハ枚数、被エッチング
膜の表面積、形状のアスペクト比等が同一であることを
言う。
【0038】図1においてハッチングが施された領域は
エッチング抑制膜14が設けられた領域を示しており、
本実施の形態では、エッチング抑制膜14は受光部4の
みを覆うように設けられている。
【0039】エッチング抑制膜14の断面構造について
説明すると、図2(a)に示すように、エッチング抑制
膜14は、受光部においては、下地膜13と遮光膜15
とで挟まれるように形成されている。このことから、エ
ッチング抑制膜14が、遮光膜15のエッチング時にエ
ッチングストッパーとして機能することが分かる。ま
た、エッチング抑制膜14にも、遮光膜15の開口1a
と同様の開口14aが設けられている。
【0040】なお、図2(b)に示すように、オプティ
カルブラック部においては、下地膜13の上に直接に遮
光膜15が形成されている。また、図2(c)に示すよ
うに、水平転送部においては、遮光膜15とエッチング
抑制膜14とは設けられていない。図2において、11
は半導体基板10上に形成されたシリコン酸化膜、12
は垂直転送部を構成する転送電極、16及び17は水平
転送部を構成する転送電極である。
【0041】このように、本実施の形態にかかる固体撮
像装置においては、遮光膜15の下層にあるエッチング
抑制膜14が下地膜13に対するエッチングストッパー
として機能するため、遮光膜15のパターンニング時
に、開口1a及び14aの底面にある下地膜13が大き
く膜減りするのが抑制される。よって、本実施の形態に
かかる固体撮像装置においては、図5で示した従来の固
体撮像装置に比べて、白キズの発生が抑制されていると
言える。
【0042】本実施の形態においては、遮光膜15はタ
ングステン膜で形成されている。また、遮光膜15のパ
ターニングは、後述するように、六弗化硫黄(SF6
ガスと塩素ガスとを含むが酸素ガスを含まない混合ガス
を用いたエッチングによって行なわれている。このた
め、本実施の形態におけるエッチング抑制膜14の形成
材料としては、タングステンよりエッチングレートの低
い材料、例えば、窒化チタン等のチタン系化合物や、ポ
リシリコン等が挙げられる。
【0043】このうち、本実施の形態では、遮光膜15
のエッチング抑制膜に対する選択比を10以上とできる
点から、エッチング抑制膜14の形成材料としてはチタ
ン系化合物が用いられている。
【0044】但し、エッチング抑制膜14の形成材料と
してチタン系化合物を使用する場合は、エッチング抑制
膜14は、図1及び図2に示すように、受光部4のみを
覆うように、即ちオプティカルブラック部5や水平転送
部3が被覆されないように形成するのが好ましい。これ
は、チタン系化合物の水素捕獲作用により、暗電流が増
加してしまうからである。
【0045】一方、水素獲得作用の小さい材料、例えば
ポリシリコンを用いる場合は、エッチング抑制膜14は
オプティカルブラック部5や水平転送部3を覆うように
設けても良い。
【0046】また、エッチング抑制膜14は、成膜によ
る面内均一性が大きく変動しないで略一定に保持されて
いるのが好ましく、又出来る限り薄膜であるのが好まし
い点から、エッチング抑制膜14の膜厚は40nm以下
が好ましく、特には5nm〜10nmの範囲であるのが
好ましい。
【0047】次に、本発明の実施の形態にかかる固体撮
像装置の製造方法、及び半導体装置の製造方法につい
て、図3及び図4に基づいて説明する。図3(a)〜
(d)及び図4(e)〜(h)は、図1に示す固体撮像
装置の製造工程を受光部、オプティカルブラック部及び
水平転送部の断面で示す図であり、図3(a)〜図4
(h)は連続した一連の工程を示している。なお、図3
及び図4において、図中左側の断面が受光部の断面(X
−X断面)、図中中央の断面がオプティカルブラック部
の断面(Y−Y断面)、図中右側の断面が水平転送部の
断面(Z−Z断面)である。
【0048】最初に、図3(a)に示すように、受光部
及びオプティカルブラック部となる領域にフォトダイオ
ード1が形成された半導体基板10上に、シリコン酸化
膜11、垂直転送部を構成する転送電極12、水平転送
部を構成する転送電極16及び転送電極17を形成す
る。次に、受光部、オプティカルブラック部、及び水平
転送部の全ての領域に絶縁膜である下地膜(シリコン酸
化膜)13を形成する。次いで、下地膜13と同様に、
全ての領域に、チタン化合物によるエッチング抑制膜1
4を形成する。
【0049】次に、図3(b)に示すように、オプティ
カルブラック部におけるエッチング抑制膜14を取り除
くため、リソグラフィ法によって受光部及び水平転送部
が被覆されるようにレジストパターン18を形成して、
選択的にエッチングを行なう。エッチングは、エッチン
グガスとしてArとCl2との混合ガスを使用し、常温
以下、例えば、0℃〜−30℃、好ましくは−20℃で
行なう。
【0050】次いで、図3(c)に示すように、レジス
トパターン18の除去を行なう。なお、下地膜13はシ
リコン酸化膜で形成されており、上記のエッチング条件
下においてはシリコン酸化膜のチタン系化合物に対する
選択比は高いといえる。よって、オプティカルブラック
部においては、下地膜13の膜減りは小さいといえ、一
方、エッチング抑制膜14は完全に除去されている。ま
た、エッチングの終点判定は、エンドポイントモニター
を使用して行っても良いが、膜厚とエッチングレートか
ら予め算出したエッチング時間によって行なうことも可
能である。
【0051】次に、図3(d)に示すように、受光部、
オプティカルブラック部、及び水平転送部の全ての領域
に、タングステンを用いて遮光膜15を形成する。遮光
膜15の形成は蒸着法により行なわれている。これは、
CVD法で成膜されたタングステン膜はシリコン酸化膜
に対する密着性が極めて弱いため、本実施の形態のよう
に、オプティカルブラック部において下地膜13である
シリコン酸化膜の上に直接タングステン膜を形成する態
様においては、タングステン膜が剥れてしまう場合があ
るからである。
【0052】但し、本実施の形態においては、下地膜1
3であるシリコン酸化膜の上にスパッタリングによって
タングステン膜を形成し、更にその上にCVD法によっ
てタングステン膜を形成して、この形成方法の異なる二
層のタングステン膜を遮光膜15とすることもできる。
【0053】このような二層構造とした場合、スパッタ
リングで形成したタングステン膜がシリコン酸化膜に密
着するため、オプティカルブラック部でタングステン膜
が剥れてしまうという問題を解消できる。また、遮光膜
15の段差部分に対する被覆性の向上を図れるため、オ
プティカルブラック部への光透過の改善を図ることがで
きる。更に、遮光膜15の膜厚を薄くすることができる
ため、フォトダイオード1における感度の向上を図るこ
ともできる。なお、遮光膜15の構造を上記のような二
層構造とする場合は、スパッタリングによって形成する
タングステン膜の膜厚は、50nm以下とするのが好ま
しい。
【0054】次に、図4(e)に示すように、遮光膜1
5上にレジストを塗布し、入射光を導くための開口1a
となる領域と水平転送部とが露出するように公知のリソ
グラフィによりパターニングを行なう。19はレジスト
パターンである。次いで、遮光膜15に対してエッチン
グを行なう。エッチングは、反応性イオンエッチング装
置を用いた反応性エッチングにより、エッチング抑制膜
14が露出するまで行なう。図4(f)はエッチング後
の状態を示している。
【0055】このように、本実施の形態においては、従
来と異なり、エッチング対象となる遮光膜15の形成前
にエッチング抑制膜14を形成し、エッチング抑制膜1
4の上に形成された遮光膜15に対してエッチングを行
っている。このため、上述したように下地膜13の膜減
りの防止が図られ、受光部における白キズの発生や水平
転送部における電荷リークの発生を抑制することができ
る。
【0056】本実施の形態において、遮光膜15のエッ
チングは、ナローギャップ平行平板型反応性イオンエッ
チング(RIE)装置によって行っている。この反応性
イオンエッチング装置は、エッチングガスを供給するた
めのガス供給機構と、チャンバーの内部に相対する二つ
の電極(上部電極と下部電極)とを備えている。上部電
極はマッチングボックスを介してRF電源に接続され、
下部電極は接地されている。本実施の形態では、反応性
イオンエッチング装置の処理圧力は0.4Pa、Mag
パワーは400W、RFバイアスパワーは50Wに設定
されているが、これに限定されるものではない。
【0057】本実施の形態において、遮光膜15をエッ
チングするためのエッチングガスとしては、SF6ガス
とCl2ガスとの混合ガスであって、O2ガスを含まない
ガスが用いられている。このようにO2ガスを含まない
ガスを用いるのは、サイドエッチングによる寸法シフト
によって、遮光膜15においてエッチングされずに残っ
た部分の側面(以下「エッチング側面」という。)が逆
テーパ形状(図7参照)に形成されるのを抑制するため
である。また、エッチングガス中のO2ガスとタングス
テン膜とが反応してWOxが生成されるのを防止して、
半導体装置の微細化や、メンテサイクルの長期化を図る
ためである。
【0058】SF6ガスとCl2ガスとの混合ガスを用い
ているのは、Clラジカルによるエッチングで寸法シフ
トが顕著になり、オーバーエッチング時に遮光膜15の
エッチング側面が逆テーパ形状となるのを抑制するため
である。つまり、Fラジカルを用いて六弗化タングステ
ン(WF6)をタングステンのエッチング側面に形成す
ることにより、エッチング側面に向かうエッチングの抑
制を図るためである。また、Fラジカルの強い異方性に
より半導体基板10の法線方向にエッチングを進めるこ
とができ、寸法シフトの抑制を図ることができるためで
ある。なお、Fラジカルのみでエッチングを行なうと、
反応生成物が生じやすくなってエッチングを阻害する
が、この反応生成物はClラジカルによってエッチング
することができる。また、このような作用は、Cl2
スの流量をSF6ガスの流量よりも大きくすることで顕
著となる。
【0059】本実施の形態において、SF6ガスとCl2
ガスとの流量比は2:7〜4:6の範囲で設定すれば良
く、好ましくは3:7に設定する。具体的には、SF6
ガスの流量を20ml/min〜40ml/min、C
2ガスの流量を60ml/min〜80ml/min
の範囲で設定すれば良く、好ましくは、SF6ガスの流
量を30ml/min、Cl2ガスの流量を70ml/
minに設定する。
【0060】また、本実施の形態においては、遮光膜1
5をエッチングする際のエッチング温度、具体的には、
半導体基板10の基板温度とチャンバー内の温度とは、
常温(25℃)以下に設定されている。このようにエッ
チング温度を常温(25℃)以下に設定するのは、常温
を超える温度に設定すると、遮光膜15のエッチング側
面が逆テーパ形状(図7参照)に形成される可能性が高
いからである。
【0061】この点について説明する。エッチング温度
が常温以上になれば、Fラジカルがより大きなエネルギ
ーを持ち、他の原子と反応し易い状態になって反応生成
物が生じ易くなるので、遮光膜15のエッチング側面が
逆テーパ形状となるのが抑制されるとも考えられる。し
かし、全てのラジカルのエネルギーも高くなるため、ラ
ジカルの運動エネルギーが増し、エッチングの等方性も
増すこととなる。この結果、反応生成物が形成されて
も、ラジカルが激しく反応生成物に衝突し、これを直ち
に剥離させてしまうので、エッチング側面に向かうエッ
チングが進行してしまう。
【0062】例えば、遮光膜15の開口1aを形成する
際において、エッチング温度を50℃〜60℃に設定し
てエッチングを行なうと、レジストの開口寸法1μmに
対して0.1μmの寸法シフトが発生し、遮光膜15の
開口1aにおけるエッチング側面は逆テーパ形状となっ
てしまう。この場合、デザインルールの微細化を考える
と許容するのは難しく、又固体撮像装置におけるスミア
の発生や感度低下の要因となってしまう。
【0063】一方、エッチング温度が常温以下である
と、反応生成物は形成され難くなる。しかし、ラジカル
の動きも抑制されるので、エッチングが進むにつれ、エ
ッチング側面に至るまでにラジカルの運動エネルギーは
減少する。よって、結果的には反応生成物はエッチング
側面に付着するので、この反応生成物がエッチング側面
に向かうエッチングの障害となり、エッチング側面に向
かうエッチングが抑制される。例えば、エッチング温度
が−20℃〜0℃であると、遮光膜15のエッチング側
面は順テーパ形状となる。
【0064】なお、例えばエッチング温度を−50℃に
設定した場合では、遮光膜15のエッチング側面を順テ
ーパ形状とする効果が小さくなり、エッチング温度を低
くすることによる効果が得られ難くなる。よって、本実
施の形態においてエッチング温度は、好ましくは−30
℃〜0℃、特に好ましくは−20℃〜0℃に設定するの
が良い。
【0065】このように、本実施の形態においては、エ
ッチング温度を常温以下に設定し、SF6ガスとCl2
スとの混合ガスであって、O2ガスを含まないガスをエ
ッチングガスとして用いて、遮光膜15のパターニング
を行っている。このため、異方性のエッチングを促進で
きるので、遮光膜15のエッチング側面が逆テーパ形状
となるのを抑制でき、寸法シフトの殆ど無い順テーパー
形状のエッチング側面を得ることができる。
【0066】遮光膜15のエッチングにおける終点検出
は、例えば501nmの発光をモニタし、この発光強度
が急激に増加する点を検知することにより行なうことが
できる。また、発光強度を二次差分すれば、終点検出に
おける検出感度を向上でき、高精度の終点検出が可能に
なる。但し、デバイス構造が平坦でない場合、例えば、
遮光膜15の下地に凹凸があり、下地形状が部分ごとに
異なる場合は、終点検出はレベル判定によって行なうの
が好ましい。これにより、デバイス構造の差による影響
を最小限とでき、遮光膜15のエッチングにおける終点
検出を安定的に行なうことができる。
【0067】また、本実施の形態においては、遮光膜1
5のエッチングはメインエッチングとオーバーエッチン
グとの二段階で行っている。具体的には、上述した条件
でメインエッチングを行い、終点検出を行った後、反応
性イオンエッチング装置のRFパワーを段階的に低下さ
せてオーバーエッチングを行っている。具体的には、オ
ーバーエッチングは、RFパワーをメインエッチングの
50Wから20W程度に下げて行っている。オーバーエ
ッチングの時間はメインエッチングの時間に基づいて適
宜調整を行なうことで設定できる。また、オーバーエッ
チングは段階的に実施しても良い。
【0068】本実施の形態では遮光膜15の下層にエッ
チング抑制膜14が存在しているため、従来と異なり、
オーバーエッチングを行っても下地膜13が膜減りする
のが抑制されている。また、オーバーエッチングによ
り、特に水平転送部における段差部分に残った遮光膜1
5の一部や残渣を完全に除去することができる。
【0069】また、このようなRFパワーを低下させた
ドライエッチングを行なうことは、遮光膜15の下地膜
(シリコン酸化膜)13に対する選択比を増加させて、
下地膜13の膜減りを減少させる効果がある。このた
め、オプティカルブラック部5のようにエッチング抑制
膜が設けられていない部位においては、下地膜13への
ダメージを抑制でき、白キズの発生を低減できる。更
に、オーバーエッチング時間の調整により、下地膜13
の膜厚の均一化を図ることもできる。
【0070】次に、図4(f)に示すように、エッチン
グ抑制膜14のエッチングを行なう。このエッチング
は、本実施の形態では、遮光膜15のエッチング(図4
(e)参照)で使用した反応性イオンエッチング装置を
用いて行なわれる。即ち、遮光膜15のエッチングとエ
ッチング抑制膜14のエッチングとは、同一のチャンバ
ー内で連続処理として行なわれる。本工程においても、
反応性イオンエッチング装置の処理圧力は0.4Pa、
Magパワーは400W、RFバイアスパワーは50W
に設定されている。図4(g)はエッチング後の状態を
示している。
【0071】本実施の形態において、エッチング抑制膜
14をエッチングするためのエッチングガスとしては、
ArガスとCl2ガスとの混合ガスが用いられている。
ArガスとCl2ガスとの流量比は2:7〜4:6の範
囲で設定すれば良く、好ましくは3:7に設定する。具
体的には、Arガスの流量を20ml/min〜40m
l/min、Cl2ガスの流量を60ml/min〜8
0ml/minの範囲で設定すれば良く、好ましくは、
Arガスの流量を30ml/min、Cl2ガスの流量
を70ml/minに設定する。
【0072】また、本実施の形態においては、エッチン
グ抑制膜14をエッチングする際のエッチング温度、具
体的には、半導体基板10の基板温度とチャンバー内の
温度も、遮光膜15のエッチングの場合と同様に、常温
(25℃)以下に設定されている。これは、エッチング
抑制膜14のエッチング側面を順テーパ形状とするた
め、及びエッチング抑制膜14の下地膜13に対する選
択比を飛躍的に向上させるためである。
【0073】但し、エッチング抑制膜14のエッチング
において、エッチング温度が低すぎると、エッチングレ
ートが低下し、結果的に付着する反応生成物が増加して
しまう。そのため、本工程においても、エッチング温度
は、好ましくは0℃〜−30℃、特に好ましくは−20
℃に設定するのが良い。
【0074】エッチング抑制膜14のエッチングにおけ
る終点検出は、遮光膜15の場合と異なり、膜厚とエッ
チングレートから予めエッチング時間を算出することに
よって行なうことができる。これは、エッチング抑制膜
14は下地膜13に対して選択性が高いためである。例
えば、エッチング抑制膜14の膜厚が10nm〜30n
mの場合は、エッチング時間は、30secとなるの
で、この時間の間だけエッチングを行なうことで、エッ
チング抑制膜14を除去することができる。
【0075】なお、本工程におけるエッチング抑制膜1
4のエッチングは、等方性に富み、チタン化合物である
窒化チタン(TiN)と下地シリコン酸化膜との選択比
が高いエッチングであるため、水平転送部の段差部分に
おけるエッチング残りを発生させることなく、エッチン
グ抑制膜14を除去することができる。また、このよう
に等方性の高いエッチングであるため、エッチング温度
を下げることにより異方性を高める必要がある。これに
より、遮光膜15と下地酸化膜13とで挟まれたエッチ
ング抑制膜14のエッチング側面の形状を揃えることが
出来るのである。
【0076】次に、レジストパターン19が設けられた
状態のまま、常温下でエッチングを行なう。このような
エッチングを行なうのは、本実施の形態では、上述した
ように遮光膜15のエッチングガスとしてSF6ガスを
使用し、エッチング温度を常温以下に設定しているた
め、遮光膜15のエッチング側面にはタングステン系の
保護膜が形成されており、又エッチングされた部分やそ
の周辺にはエッチングによって生じた反応生成物が付着
しているからである。また、このような残渣は上述のオ
ーバーエッチングによっても除去するのは困難であるか
らである。
【0077】具体的には、遮光膜15及びエッチング抑
制膜14をエッチングした後、直ちに、別のエッチング
装置の常温で保持されたチャンバー内に半導体基板10
を搬送し、高圧下で、O2ガスとCHF3ガスとの混合ガ
スを用いてエッチングを行なう。なお、本実施の形態で
は、半導体基板10の温度とチャンバー内の温度とは2
5℃に設定されており、O2ガスの流量は800ml/
min、CHF3ガスの流量は40ml/minに設定
されている。また、エッチング装置の処理圧力は100
Pa、処理時間は30secに設定されている。
【0078】なお、遮光膜15及びエッチング抑制膜1
4のエッチングは上述したように低温下で行っている。
このため、遮光膜15及びエッチング抑制膜14のエッ
チング終了後、直ぐに半導体基板10をチャンバー外へ
搬送し、大気中で別工程を行なうと、外気の水分と反応
して半導体基板10に結露が発生してしまう。このよう
な結露は、半導体製造工程での大きな障害となる。
【0079】従って、本実施の形態のように一旦常温に
戻してエッチングを行なうことは、半導体基板10への
結露を防止する効果もあるといえる。また、この常温下
におけるエッチングには、遮光膜15上のレジストパタ
ーン19を剥離するといったアッシングと呼ばれる効果
もある。
【0080】次に、図4(h)に示すように、常温下で
のエッチングが行なわれた半導体基板10に対してウェ
ットエッチングを行って、レジストパターン19とエッ
チングにより発生した反応生成物を完全に除去する。エ
ッチング液としては、DHF(水とフッ産とを250:
1の比で混合させて得られる液)や、NH4OH液を用
いることができる。エッチング時間は、前者の場合であ
れば3min、後者の場合であれば2minに設定すれ
ば良い。なお、下地膜13等のシリコン酸化膜へのダメ
ージの緩和の点からは、エッチング液としてはNH4
H液を用いるのが好ましいといえる。
【0081】このように、図3(a)〜図4(h)に示
す一連の工程により、図1に示した固体撮像装置を得る
ことができる。なお、本実施の形態では、固体撮像装置
を製造する場合を例にとって説明を行っているが、本発
明はタングステン膜のパターニングが要求される半導体
装置であれば、固体撮像装置に限定されることなく、適
用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる固体撮像装
置及びその製造方法によれば、配線上の絶縁膜を覆う遮
光膜をエッチングしたときに生じる遮光膜残りによっ
て、電荷リークが発生するのを抑制することができる。
また、本発明にかかる固体撮像装置の製造方法及び半導
体装置の製造方法によれば、遮光膜、特にタングステン
膜で形成された遮光膜のパターニングにおいて、サイド
エッチの発生を抑制でき、エッチング側面を順テーパ形
状とできる。このため、本発明にかかる固体撮像装置の
製造方法を用いれば、スミアの発生が抑制された固体撮
像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる固体撮像装置を概
略的に示す構成図である。
【図2】図2(a)は、図1に示す固体撮像装置の受光
部の断面を示す図、図2(b)は図1に示す固体撮像装
置のオプティカルブラック部の断面を示す図、図2
(c)は図1に示す水平転送部の断面を示す図であり、
それぞれ図1中のX−X断面、Y−Y断面、Z−Z断面
を示している。
【図3】図3(a)〜(d)は、図1に示す固体撮像装
置の製造工程を受光部、オプティカルブラック部及び水
平転送部の断面で示す図である。
【図4】図4(e)〜(h)は、図1に示す固体撮像装
置の製造工程を受光部、オプティカルブラック部及び水
平転送部の断面で示す図である。
【図5】従来からの固体撮像装置の構成を示す平面図で
ある。
【図6】従来の固体撮像装置の水平転送部に形成された
遮光膜をエッチングする工程を示す断面図であり、図5
中の切断線B−Bにおける断面を示している。
【図7】従来の固体撮像装置のフォトダイオード上に形
成された遮光膜をエッチングする工程を示す断面図であ
り、図5中の切断線A−Aにおける断面を示している。
【符号の説明】
1 フォトダイオード 1a 遮光膜の開口 2 垂直転送部 3 水平転送部 4 受光部 5 オプティカルブラック部 10 半導体基板 11 シリコン酸化膜 12、16、17 転送電極 13 下地膜 14 エッチング抑制膜 14a エッチング抑制膜の開口 15 遮光膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AB01 BA13 CA02 FA06 GB03 GB08 GB09 GB11 GB19 GB20 5F004 AA05 AA12 BA04 DA04 DA18 DB08 DB12 EB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にフォトダイオードを有する
    受光領域とオプティカルブラック領域とを備えた固体撮
    像装置であって、 前記基板上にチタン系化合物を含むエッチング抑制膜
    と、前記エッチング抑制膜上に形成された遮光膜とを有
    し、 前記エッチング抑制膜は、前記フォトダイオード上と前
    記オプティカルブラック領域上とに開口を有することを
    特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、エッチング抑制膜とタ
    ングステン膜とを順に形成する工程と、 六弗化硫黄と塩素とを含み酸素を含まないエッチングガ
    スを用いた反応性イオンエッチングにより、前記タング
    ステン膜の一部を除去する工程とを少なくとも有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記前記反応性イオンエッチングが、前
    記半導体基板の温度とエッチング装置のチャンバーの内
    部温度とを25℃以下に設定して行なわれている請求項
    2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記エッチング抑制膜が、チタン系化合
    物を含む材料で形成された膜又はポリシリコン膜である
    請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 フォトダイオードを有する半導体基板上
    に、絶縁膜、エッチング抑制膜、遮光膜を順に形成する
    工程と、 前記フォトダイオード上の前記遮光膜を六弗化硫黄と塩
    素とを含み酸素を含まないエッチングガスを用いた反応
    性イオンエッチングにより除去する工程と、 前記フォトダイオード上の前記エッチング抑制膜を除去
    する工程とを少なくとも有することを特徴とする固体撮
    像装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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