JP2003282277A - 熱線センサ付自動スイッチ - Google Patents

熱線センサ付自動スイッチ

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JP2003282277A
JP2003282277A JP2002086282A JP2002086282A JP2003282277A JP 2003282277 A JP2003282277 A JP 2003282277A JP 2002086282 A JP2002086282 A JP 2002086282A JP 2002086282 A JP2002086282 A JP 2002086282A JP 2003282277 A JP2003282277 A JP 2003282277A
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JP
Japan
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switch
heat ray
delay time
signal
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Application number
JP2002086282A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tokizane
敏昭 時実
Hajime Yabu
肇 藪
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 明るさセンサによって負荷を周囲の明暗に応
じた所望のタイミングで自動制御することができる遠隔
監視制御システムの構築を可能にする。 【解決手段】 熱線センサ143aと、周囲の明るさを
検出する明るさセンサ167と、多重伝送方式に従って
送受信を行う多重伝送信号送受信回路162と、所定ア
ドレスを保持する不揮発性メモリ164と、熱線が検出
されると、周囲の明暗判定用の基準レベルと比較して、
明るさのレベルが暗レベルになる場合に、多重伝送信号
送受信回路162を介して、スイッチオン信号を所定ア
ドレスに対応付けて、この所定アドレスに対応する負荷
に対してスイッチオン信号に応じた所定制御を行う伝送
制御装置に送信するCPU165Aと、明るさセンサ1
67によって検出された明るさのレベルを所定範囲内の
所望のレベルに調整するための明るさセンサレベル調整
部168とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重伝送方式のい
わゆる遠隔監視制御システムに使用される熱線センサ付
自動スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多重伝送方式を用いて、照明負荷
などを制御する遠隔監視制御システムが種々提案され、
また実用化されている。
【0003】図23は熱線センサ付自動スイッチを含む
遠隔監視制御システムの従来構成を示す図、図24は多
重伝送方式の伝送信号のフォーマットを示す図、図25
は図23中の熱線センサ付自動スイッチの分解斜視図で
ある(例えば、特開2000−12244)。
【0004】図23に示す遠隔監視制御システムは、伝
送制御装置(親器)1と、複数台の制御端末器2と、複
数台の操作端末器3と、複数台の熱線センサ付自動スイ
ッチ(以下「スイッチ」ともいう)10とを備え、これ
ら制御端末器2、操作端末器3および熱線センサ付自動
スイッチ10を2線式の信号線Lsにより伝送制御装置
1に分岐接続して構成されている。なお、制御端末器
2、操作端末器3および熱線センサ付自動スイッチ10
を総称して端末器ともいう。
【0005】伝送制御装置1は、遠隔監視制御システム
全般の制御を行うものであり、例えば信号線Ls上に伝
送信号Vsを送出して端末器と交信を行う。その伝送信
号Vsは、図24(a)に示すように、信号送出の開始
を示す同期信号SY、伝送信号Vsのモードを示すモー
ドデータMD、端末器特定用のアドレスデータAD、照
明負荷(図ではL1〜L4)などを制御するための制御
データCD、伝送誤り検出用のチェックサムデータC
S、および端末器からの返送信号受信用のタイムスロッ
トとしての信号返送期間WTよりなる双極性(±24
V)の時分割多重信号であり、図24(b)に示すよう
にパルス幅変調で伝送される。
【0006】制御端末器2には照明負荷L1〜L4が接
続され個別アドレスが割り当てられている。操作端末器
3は、照明負荷L1〜L4に対応し個別アドレスA1〜
A4が設定されたスイッチS1〜S4と、照明負荷L1
〜L4の動作状態確認用の発光ダイオードによりなる図
略の確認灯とを備え、個別アドレスが割り当てられてい
る。
【0007】スイッチ10は、図25に示すように、例
えば天井に取付け可能にするべく、窓孔111aが中央
に形成され1対の保持溝111bが両側のそれぞれに形
成されている円状のフランジ部111と、この上面中央
に一体成形され、係合孔を有する係合突片112aが上
縁に4個延設されている筒部112とによりなるボディ
11を備えているほか、1対のはさみ金具12と、プレ
ート13と、回転体14と、支持部材15と、プリント
基板16と、カバー17と、平板状の端子カバー18と
を備えている。
【0008】はさみ金具12は、1対の保持溝111b
にそれぞれ係合する1対の係合突片121aが下端に形
成され一方に開口する縦長箱状の支柱121と、この上
壁および底壁に上下端がそれぞれ挿通されて支柱121
に回動自在に保持される引締めねじ122と、これに螺
合する挟み片123とにより構成されている。挟み片1
23は、引締めねじ122を回すことで、切欠部121
bから移動して支柱121の開口面に沿って下降するよ
うになっている。従って、各はさみ金具12の1対の係
合突片121aをフランジ部111の1対の保持溝11
1bにそれぞれ係合させて、各はさみ金具12をボディ
11に着脱可能に取り付け、次いで各はさみ金具12お
よび筒部112を天井ボードに形成された取付孔(図示
しない)に挿通し、次いで挟み片123を下降させれ
ば、上記取付孔の周部近傍のボード上下面にそれぞれ挟
み片123の先端部下面およびフランジ部111の上面
が当接(圧接)して、ボディ11が天井に取り付けられ
ることになる。
【0009】プレート13は、窓孔111aに対応する
丸孔13aを中央部に有し、フランジ部111に係合し
て保持され、化粧カバーとして機能するものである。
【0010】回転体14は、軸部141aが両端に突設
されている半球状の回転枠141と、この前面側(図で
は下側)に結合して窓部となるレンズ(例えばフレネル
レンズよりなる多焦点レンズ)142と、これら回転枠
141およびレンズ142により内部に収納される検出
系プリント基板143と、回転枠141およびレンズ1
42の結合部分に取り付けられ回転枠141の開口縁部
と互いに嵌合するリング状の保持枠144とにより構成
されている。
【0011】支持部材15は、押え金具151と、これ
にばね152を介して取り付けられる支持棒153と、
2個のねじ154とにより構成され、回転体14をボデ
ィ11に回動自在に固定するためのものである。すなわ
ち、回転枠141の各軸部141aを窓孔111aの周
部に形成された下端側から上方に伸びるガイド溝111
cに挿入し、次いで2個のねじ154を用いて、ばね1
52を介して支持棒153が取り付けられた押え金具1
51をボディ11にねじ止めすれば、回転体14の上部
が支持棒153により弾性的に押接され、回転体14が
ボディ11に回動自在に固定されることになる。
【0012】プリント基板16は、複数(図では3本)
のリード線W1を介して検出系プリント基板143と電
気的に接続され、2個のねじB1によってボディ11に
ねじ止めされる。
【0013】カバー17は、筒部112の開口部を閉塞
する箱状に形成されており、この側壁部には各係合突片
112aの係合孔と係合する係合突部17aが形成され
ている一方、上面には信号線Lsに接続される一対の端
子T1および図示しない熱線センサ子器を接続するため
の一対の端子T2が設けられている。これらの端子T
1,T2はリード線W2を介してプリント基板16に接
続される。
【0014】なお、回動自在にボディ11に固定された
回転体14上にプリント基板16が位置するようにして
このプリント基板16をボディ11にねじ止めし、各係
合突部17aを対応する係合突片112aの係合孔と係
合させれば、筒部112の開口部がカバー17によって
閉塞されて、ボディ11およびカバー17によってプリ
ント基板16が収納されることになる。
【0015】図26に検出系プリント基板143および
プリント基板16に実装される回路のブロック構成図を
示す。
【0016】スイッチ10は、電気的には、図26に示
すように、熱線センサ143aと、熱線センサ入力判定
回路161と、多重伝送信号送受信回路(多重伝送手
段)162と、遅延時間設定部163と、不揮発性メモ
リ(アドレス保持手段)164と、CPU(制御手段)
165と、信号線Lsから電力を得て上記各部に供給す
る電源回路166とにより構成されている。
【0017】熱線センサ143aは、人体からの熱線を
検出するものであり、検出系プリント基板143に実装
されることで、前方に多焦点のレンズ142が位置する
ことになって視野に感度むらが生じる構成になってい
る。このため、熱線センサ143aの視野内で人が微小
移動すれば、熱線センサ143aに入射する熱線量が変
化し易くなり、人の微小移動の検出能力が向上するとと
もに周囲における人の居否の判定が可能となる。
【0018】熱線センサ入力判定回路161は、熱線セ
ンサ143aおよび一対の端子T2に接続された熱線セ
ンサ子器の出力を監視して、人体からの熱線を検出した
か否かの判定を行うものであり、人体からの熱線を検出
したとの判定が得られた場合にはその旨をCPU165
に通知する。
【0019】多重伝送信号送受信回路162は、割込み
およびアドレスを利用して伝送制御装置1との交信を確
立する多重伝送方式に従って、送受信を行うものであ
る。
【0020】遅延時間設定部163は、スライド式また
はロータリ式のボリューム抵抗などにより構成され、遅
延時間を設定するものである。
【0021】不揮発性メモリ164は、EEPROMな
どにより構成され、例えば照明負荷L1〜L4にそれぞ
れ対応し個別に設定される個別アドレスA1〜A4のう
ち、最大で4個まで保持する。なお、不揮発性メモリ1
64に保持される個別アドレスの設定は任意的で、個別
アドレスA1〜A4のうち、最大で4個までならいずれ
でも設定可能である。
【0022】CPU165は、スイッチ10全般の制御
を行うものであり、例えば人体からの熱線を検出したと
の通知を熱線センサ入力判定回路161から受けると、
多重伝送信号送受信回路162介して、不揮発性メモリ
164が保持する個別アドレス毎に順次、割込みおよび
アドレスを利用した伝送制御装置1との交信の確立およ
びスイッチオン信号の送信を行う。
【0023】次に、以下の(1)〜(3)に大別して、
上記構成の遠隔監視制御システムにおける伝送制御装置
と各端末器との間の交信手順について説明する。
【0024】(1)伝送制御装置から特定端末器へのデ
ータ送信 伝送制御装置1は、各制御端末器2および各操作端末器
3のうちの特定端末器に所定データを送信する場合、モ
ードデータMDを制御モードにするとともに、その特定
端末器のアドレスおよび所定データをそれぞれアドレス
データADおよび制御データCDに含めて、伝送信号V
sを信号線Ls上に送信する。
【0025】この伝送信号Vsは各制御端末器2および
各操作端末器3により受信される。次いで、各制御端末
器2および各操作端末器3は、受信した伝送信号Vs内
のアドレスデータADを取り出し、取り出したアドレス
データADが自己に設定されているアドレスと一致する
か否かの判定を行う。一致すれば伝送信号Vsから制御
データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返
送期間WTに返送信号を電流モード信号(信号線Lsを
適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送
出される信号)で返送する処理が実行される。この後、
上記特定端末器が制御端末器2であれば、制御端末器2
は、受信した制御データCDに従って照明負荷の制御を
行い、操作端末器3であれば、操作端末器3は、受信し
た制御データCDに従って照明負荷Lの動作状態確認用
の表示を行う。
【0026】一方、上記返送信号は伝送制御装置1によ
り受信される。次いで、伝送制御装置1は、送出した制
御データCDと受信した返送信号との関係によって制御
データCDが上記特定端末器に受信されたことを確認す
る。
【0027】(2)操作端末器から伝送制御装置へのデ
ータ送信 伝送制御装置1がモードデータMDをダミーモードとし
た伝送信号Vsを一定時間毎に周期的に送出している場
合に、操作端末器3は、伝送制御装置1に所定データを
送信するとき、伝送信号Vsの同期信号SYに同期させ
て図24(c)に示すような割込信号を発生させるとと
もに割込フラグを立てる。
【0028】その割込信号は伝送制御装置1によって受
信される。次いで、伝送制御装置1は、モードデータM
Dを割込ポーリングモードとするとともに、アドレスデ
ータADの上位半数のビット(ADが8ビットであれば
上位4ビット)を順次インクリメントさせながら伝送信
号Vsを送信する。
【0029】この伝送信号Vsは割込信号を発生させた
操作端末器3によって順次受信される。次いで、操作端
末器3は、受信した伝送信号Vsに含まれるアドレスデ
ータADの上位半数のビットが自己アドレスの上位半数
のビットと一致すれば、信号返送期間WTに自己アドレ
スの下位半数のビットを返信信号として送出する。
【0030】上記返信信号は伝送制御装置1によって受
信される。このように、伝送制御装置1は、割込信号を
発生させた操作端末器3を例えば16個ずつまとめて探
すので、比較的短時間で操作端末器3を特定することが
可能になる。次いで、伝送制御装置1は、モードデータ
MDを監視モードとするとともに獲得したアドレスをア
ドレスデータADに含めて伝送信号Vsを送出する。
【0031】この伝送信号Vsは割込信号を発生させた
操作端末器3によって受信される。次いで、操作端末器
3は信号返送期間WT内に所定データを返信信号として
送出する。
【0032】この返信信号は伝送制御装置1によって受
信される。これにより、操作端末器3からの所定データ
が伝送制御装置1に受信される。次いで、伝送制御装置
1は割込リセットを指示する伝送信号Vsを送信する。
この後、例えば受信した所定データが照明負荷Lを点灯
ないし消灯させるものであれば、その所定データに応じ
て先に説明した特定端末器への交信が割込信号を発生さ
せた操作端末器3に対応する制御端末器2に対して実行
される。
【0033】一方、上記割込リセットの指示を含む伝送
信号Vsは割込信号を発生させた操作端末器3によって
受信され、割込フラグが解除される。このようにして、
操作端末器3から伝送制御装置1への所定データの伝送
は、伝送制御装置1から操作端末器3への4回の信号伝
送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード
および割込リセット)によって完了する。
【0034】(3)スイッチと伝送制御装置との間の交
信手順 図27はスイッチ10が伝送制御装置1に負荷制御信号
を返送信号として送信する場合の交信手順を示す図であ
る。ただし、不揮発性メモリ164は予め設定された個
別アドレスA1〜A4を保持しているものとする。
【0035】図27において、人体からの熱線を検出し
たとの通知があると(時点t1)、個別アドレスA1に
対応する照明負荷L1を点灯させるべく、伝送信号Vs
の同期信号SYに同期させて割込信号を発生させ(時点
t2)、割込フラグを立てる処理が実行される。
【0036】次いで、アドレスデータADの上位半数の
ビットが順次インクリメントされる伝送信号Vsを受信
し、この受信した伝送信号VsのアドレスデータADに
含まれる上位半数のビットが個別アドレスA1の上位半
数のビットと一致するか否かの判定を行う処理が実行さ
れる。一致すれば信号返送期間WTに個別アドレスA1
の下位半数のビットが返信信号として送出される。
【0037】次いで、モードデータMDに監視モードが
設定され、アドレスデータADに個別アドレスA1が含
められた伝送信号Vsを受信すると、信号返送期間WT
にスイッチオン信号を返信信号として送出する処理が行
われる。次いで、割込リセットの指示を含む伝送信号V
sを受信すれば上記割込フラグを解除する処理が行われ
る。この後、照明負荷L1が点灯する(時点t3)。
【0038】次いで、個別アドレスA1に対する点灯処
理と同様の処理が順次実行される。すなわち、個別アド
レスA2,A3,A4に対応する照明負荷L2,L3,
L4を点灯させるべく伝送信号Vsの同期信号SYに同
期させて割込信号を発生させ(時点t4,t6,t
8)、割込フラグを立てる処理が実行される。
【0039】次いで、アドレスデータADの上位半数の
ビットが順次インクリメントされる伝送信号Vsを受信
し、この受信した伝送信号VsのアドレスデータADに
含まれる上位半数のビットが個別アドレスA2,A3,
A4の上位半数のビットと一致するか否かの判定を行う
処理が実行される。一致すれば信号返送期間WTに個別
アドレスA2,A3,A4の下位半数のビットを返信信
号として送出する処理が実行される。
【0040】次いで、モードデータMDに監視モードが
設定され、アドレスデータADに個別アドレスA2,A
3,A4が含められた伝送信号Vsを受信すると、信号
返送期間WTにスイッチオン信号を送出する処理が実行
される。この後、照明負荷L2,L3,L4が点灯する
(時点t5,t7,t9)。
【0041】次いで、例えば照明負荷L1が点灯した時
点t3から遅延時間TMが経過すると(時点t10)、
個別アドレスA1に対応する照明負荷L1を消灯させる
べく伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて割込信号
を発生させ、割込フラグを立てる処理が実行される。
【0042】次いで、アドレスデータADの上位半数の
ビットが順次インクリメントされる伝送信号Vsを受信
し、この受信した伝送信号VsのアドレスデータADに
含まれる上位半数のビットが個別アドレスA1の上位半
数のビットと一致するか否かの判定を行う処理が実行さ
れる。一致すれば信号返送期間WTに個別アドレスA1
の下位半数のビットを返信信号として送出する処理が行
われる。
【0043】次いで、モードデータMDに監視モードが
設定され、アドレスデータADに個別アドレスA1が含
められた伝送信号Vsを受信すると、信号返送期間WT
にスイッチオフ信号を返信信号として送出する処理が実
行される。次いで、割込リセットの指示を含む伝送信号
Vsを受信すれば上記割込フラグを解除する処理が実行
される。この後、照明負荷L1が消灯する(時点t1
1)。
【0044】次いで、個別アドレスA1に対する消灯処
理と同様の処理が順次実行される。すなわち、個別アド
レスA2,A3,A4に対応する照明負荷L2,L3,
L4を消灯させるべく伝送信号Vsの同期信号SYに同
期させて割込信号を発生させ(時点t12,t14,t
16)、割込フラグを立てる処理が実行される。
【0045】次いで、アドレスデータADの上位半数の
ビットが順次インクリメントされる伝送信号Vsを受信
し、この受信した伝送信号VsのアドレスデータADに
含まれる上位半数のビットが個別アドレスA2,A3,
A4の上位半数のビットと一致するか否かの判定を行う
処理が実行される。一致すれば信号返送期間WTに個別
アドレスA2,A3,A4の下位半数のビットを返信信
号として送出する処理が行われる。
【0046】次いで、モードデータMDに監視モードが
設定され、アドレスデータADに個別アドレスA2,A
3,A4が含められた伝送信号Vsを受信すると、信号
返送期間WTにスイッチオフ信号を返信信号として送出
する処理が実行される。次いで、割込リセットの指示を
含む伝送信号Vsを受信すれば各割込フラグを解除する
処理が実行される。この後、照明負荷L2〜L4が消灯
する(時点t13,t15,t17)。
【0047】このような熱線センサ付自動スイッチを含
む遠隔監視制御システムによれば、不揮発性メモリ16
4に設定保持された最大4つまでの任意的な個別アドレ
スの組合せによって照明負荷L1〜L4を種々のグルー
プに設定することが可能になる。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
遠隔監視制御システムには、明るさセンサが設けられて
いないが、照明器具を負荷とするとき、通常明るいとき
にそれを点灯させる必要がないので、周囲が明るければ
照明器具を点灯させないようにするために、周囲の明る
さを検出する明るさセンサを装備した熱線センサ付自動
スイッチがそのシステムに利用可能となっている。
【0049】また、2線式の信号線に接続されるリモコ
ンを使用することにより、照明器具を強制点灯させた
り、明るさセンサを機能させないモードに切り替えたり
することができる遠隔監視制御システムも存在してい
る。
【0050】しかしながら、このような従来の多重伝送
方式の遠隔監視制御システムでは、明るさセンサの検出
レベルが一定であったので、明るさセンサによって点灯
ないし消灯制御されるタイミングを利用者が変更したい
と思っても変更することができなかった。つまり、利用
者にとって、周囲が十分明るくなったと思われるときに
照明器具がまだ点灯していたり、逆に周囲が暗くなった
と思われるときに照明器具がまだ点灯しないといった問
題が発生していた。
【0051】また、施工場所の違いなどによる明るさセ
ンサの動作のばらつきを吸収することができなかった。
【0052】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、明るさセンサによって負荷を周囲の明暗に応じ
た所望のタイミングで自動制御することができる遠隔監
視制御システムの構築を可能にする熱線センサ付自動ス
イッチを提供することを目的とする。
【0053】なお、明るさセンサによって検出される明
るさのレベル自体を変更して調整することができるもの
はなかった。このため、施工時における遠隔監視制御シ
ステムの構築過程で、明るさのレベルを変更することが
できるようにするには、明るさのレベルを設定するため
の手段を熱線センサ付自動スイッチに設ける構成にする
ことが望ましいが、その構成では、遠隔監視制御システ
ムの構築後、利用者の要望に合うように明るさのレベル
を設定し直す必要が生じたとき、作業者がその設定をし
直すために逐一利用者宅に出向く必要が生じる。
【0054】また、遠隔監視制御システムでは、熱線セ
ンサ付自動スイッチにより一の種類の負荷しかオン/オ
フすることができなかった。このため、熱線センサ付自
動スイッチにより照明器具および換気扇を自動的にオン
/オフする場合、明るさセンサを機能させると、周囲が
明るいときに換気扇が駆動しなくなるという問題が生じ
る。
【0055】また、遠隔監視制御システムでは、上記の
如く照明器具および換気扇の双方に対応した熱線センサ
付自動スイッチがなかったので、照明器具と区別して換
気扇のために遅延時間を所望の時間に設定することがで
きなかった。
【0056】また、図28に示すように、遅延時間の設
定をスライド式またはロータリ式のボリューム抵抗(図
ではスライド式)で行う構成では、玄関は約1分、談話
室は約10分などのように、段階的に遅延時間を設定す
ることが困難となる問題があった。このため、施工時の
検査などで遅延時間にばらつきが生じるという問題が発
生する。図28において、K0は消灯遅延時間を調整す
るための操作ノブ、L1は受信表示ランプ、169aは
光信号送受信部の受光窓である。
【0057】また、遠隔監視制御システム用の熱線セン
サ付自動スイッチに、アドレスおよび遅延時間の設定部
を熱線センサ付自動スイッチに設けると、熱線センサ付
自動スイッチが図29に示すように天井取付型である場
合、その設定部でアドレスや遅延時間を設定するとき、
プレート13を外して設定しなければならず手間であ
る。プレートの外に上記設定部を出す方法もあるが、そ
れでは外観的に見栄えが悪くなる。
【0058】また、遠隔監視制御システム用の熱線セン
サ付自動スイッチでは、負荷を制御するために盤内に制
御端末器を用意し、配線しておく必要があるが、これで
は、負荷制御の点で拡張性に難点があった。
【0059】さらに、遠隔監視制御システムでは、1つ
の検知対象に2つの熱線センサ付自動スイッチを使用
し、必要に応じていずれかに切り替えて条件制御を行う
場合があるが、これでは1つの検知対象に2つの熱線セ
ンサ付自動スイッチを使用することになり不経済であっ
た。
【0060】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明の熱線センサ付自動スイッチは、
人体からの熱線を検出する熱線センサと、周囲の明るさ
を検出する明るさセンサと、割込みおよびアドレスを利
用して親器との交信を確立する多重伝送方式に従って、
送受信を行う多重伝送手段と、前記アドレスとして設定
された所定アドレスを保持するアドレス保持手段と、前
記熱線が検出されると、周囲の明暗判定用の基準レベル
と比較して、前記明るさセンサによって検出された明る
さのレベルが暗レベルになる場合に、前記多重伝送手段
を介して、前記交信を確立するとともに、スイッチオン
信号を前記アドレス保持手段で保持されている所定アド
レスに対応付けて、この所定アドレスに対応する負荷に
対して前記スイッチオン信号に応じた所定制御を行う前
記親機に送信する制御手段と、前記基準レベルおよび前
記明るさセンサによって検出された明るさのレベルのう
ち、少なくとも一方のレベルを所定範囲内の所望のレベ
ルに調整するための調整手段とを備えることを特徴とす
る。
【0061】請求項2記載の発明は、請求項1記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記調整手段は、操
作ノブを備え、この操作ノブに対する操作に応じてまた
は前記制御手段による制御に従って、前記少なくとも一
方のレベルを所定範囲内の所望のレベルに調整し、前記
制御手段は、前記少なくとも一方のレベルを調整するた
めのコマンドを操作に応じて出力する外部設定器から、
前記多重伝送手段を介してそのコマンドを受信したと
き、前記調整手段を通じて、前記少なくとも一方のレベ
ルを前記コマンドに対応するレベルに調整することを特
徴とする。
【0062】請求項3記載の発明は、請求項1記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記アドレス保持手
段で保持される所定アドレスを光信号で伝送する外部設
定器から、その光信号を受信する光信号受信手段を備
え、前記アドレス保持手段は、前記光信号受信手段で受
信された光信号から得られる所定アドレスを複数保持
し、前記制御手段は、前記複数の所定アドレスのうち、
照明器具に割り当てられるべきアドレスについては、前
記熱線が検出されると前記暗レベルになる場合に、前記
交信を確立するとともに、前記スイッチオン信号を前記
照明器具に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前
記親機に送信する一方、換気扇に割り当てられるべきア
ドレスについては、前記明るさセンサによって検出され
た明るさのレベルに関係なく、前記熱線が検出される
と、前記交信を確立するとともに、前記スイッチオン信
号を前記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付
けて前記親機に送信することを特徴とする。
【0063】請求項4記載の発明は、請求項3記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記照明器具に割り
当てられるべきアドレスに対する前記スイッチオン信号
の送信時点から、そのアドレスに対するスイッチオフ信
号の送信時点を遅らせる消灯遅延時間を保持する消灯遅
延時間保持手段と、前記換気扇に割り当てられるべきア
ドレスに対する前記スイッチオン信号の送信時点から、
そのアドレスに対するスイッチオフ信号の送信時点を遅
らせる停止遅延時間を保持する停止遅延時間保持手段と
を備え、前記制御手段は、前記スイッチオン信号を前記
照明器具に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前
記親機に送信した後、前記消灯遅延時間の経過時点で、
前記交信を確立するとともに、前記スイッチオフ信号を
前記照明器具に割り当てられるべきアドレスに対応付け
て前記親機に送信する一方、前記スイッチオン信号を前
記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前
記親機に送信した後、前記停止遅延時間の経過時点で、
前記交信を確立するとともに、前記スイッチオフ信号を
前記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて
前記親機に送信することを特徴とする。
【0064】請求項5記載の発明は、請求項4記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記消灯遅延時間保
持手段および前記停止遅延時間保持手段の各々は、ロー
タリ式のディップスイッチであることを特徴とする。
【0065】請求項6記載の発明は、請求項4記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記各手段を収納す
るハウジングと、このハウジングに取り付けられ前記光
信号受信手段の前方にスリットが形成されたプレート
と、このプレートと同色であってそのスリットからの可
視光線をカットして赤外線を前記ハウジング内に通すフ
ィルタとを備え、前記外部設定器は、前記所定アドレ
ス、前記消灯遅延時間および前記停止遅延時間を赤外線
で伝送し、前記光信号受信手段は、前記フィルタを介し
て、前記外部設定器から伝送された前記所定アドレス、
前記消灯遅延時間および前記停止遅延時間を受信し、前
記アドレス保持手段は、前記光信号受信手段で受信され
た前記所定アドレスを保持し、前記消灯遅延時間保持手
段は、前記光信号受信手段で受信された前記消灯遅延時
間を保持し、前記停止遅延時間保持手段は、前記光信号
受信手段で受信された前記停止遅延時間を保持すること
を特徴とする。
【0066】請求項7記載の発明は、請求項2記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記外部設定器は壁
取付型であることを特徴とする。
【0067】請求項8記載の発明は、請求項7記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記外部設定器は可
搬型であることを特徴とする。
【0068】請求項9記載の発明は、請求項7記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記調整手段はロー
タリ式のディップスイッチにより構成されることを特徴
とする。
【0069】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記各手段を収納
するハウジングと、このハウジングに取り付けられるプ
レートとを備え、前記調整手段は前記ハウジングにおけ
る前記プレート側に設けられることを特徴とする。
【0070】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、商用電源と負荷と
の間に介設され、前記制御手段によってオン/オフされ
るリレーを備えることを特徴とする。
【0071】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記リレーはア
ダプタにより着脱自在になっていることを特徴とする。
【0072】請求項13記載の発明は、請求項1記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記熱線センサに
対し、少なくとも2つの制御レベルから一の制御レベル
を選択して設定する制御レベル選定手段を備えることを
特徴とする。
【0073】請求項14記載の発明は、請求項1記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記スイッチオン
信号の送信時点からスイッチオフ信号の送信時点を遅ら
せる遅延時間を保持する遅延時間保持手段を備え、この
遅延時間保持手段は、前記遅延時間を伝送する壁取付型
または可搬型の外部設定器から、前記多重伝送手段を介
して得られたその遅延時間を保持する第1遅延時間保持
手段と、複数の接点を持つスイッチにより構成されその
複数の接点の中から選択された一の接点に対応する時間
を前記遅延時間として保持する第2遅延時間保持手段と
により構成されることを特徴とする。
【0074】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明に
係る第1実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロッ
ク構成図、図2は同熱線センサ付自動スイッチの一部分
解斜視図である。
【0075】第1実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Aは、機構的には、図23〜図27を用いて説明し
た従来の熱線センサ付自動スイッチと同様、図2に示す
ように、ボディ11と、1対のはさみ金具12と、プレ
ート13と、回転体14と、支持部材15(ボディ11
に収納されている)と、プリント基板16(ボディ11
に収納されている)と、カバー17と、端子カバー18
とを備えているほか、電気的には、図1に示すように、
上記従来の熱線センサ付自動スイッチと相違する構成に
なっている。なお、図1中の166Aは、電源回路部1
66から電力を得て、端子T2に接続される熱線センサ
子器に供給するものである。また、図2中の19は、必
要に応じて着脱可能に取り付けられる専用フードであ
る。
【0076】図1において、熱線センサ付自動スイッチ
10Aは、上記従来の熱線センサ付自動スイッチとの相
違点として、明るさセンサ167および明るさセンサレ
ベル調整部168により構成される明るさセンサ検出部
をさらに備え、そして従来のCPU165に代えて、そ
れとは処理内容が異なるCPU(多重伝送信号処理部な
どの制御手段となるマイコン)165Aを備えている。
【0077】明るさセンサ167は、周囲の明るさを検
出するCdSなどの照度センサであり、回転体14の検
出系プリント基板143前面(下面)に実装される。
【0078】明るさセンサレベル調整部168は、周囲
の明暗判定用の基準レベルおよび明るさセンサ167に
よって検出された明るさ(を示す信号)のレベルのう
ち、例えば明るさのレベルを設計仕様で決定される所定
範囲内の所望のレベルに調整するためのものである。例
えば、ロータリ式のボリューム抵抗により構成され、そ
のボリューム抵抗の軸に装着された操作ノブ(後述の図
9のK1参照)を回すことにより、明るさセンサ167
によって検出された明るさのレベルを所定範囲内の所望
のレベルに調整することができるようになっている。具
体的には、ボリューム抵抗を調整することにより、明る
さセンサ167の出力を増幅する増幅器の増幅率を調整
することができるようになっている。
【0079】CPU165Aは、従来のCPU165と
の相違点として、熱線が検出されると、上記基準レベル
と比較して、明るさセンサ167によって検出された明
るさのレベルが暗レベルになる場合には、多重伝送信号
送受信回路162を介して、伝送制御装置1との交信を
確立するとともに、スイッチオン信号を不揮発性メモリ
164で保持されている所定アドレスに対応付けて、こ
の所定アドレスに対応する負荷(例えば照明器具)に対
してスイッチオン信号に応じた所定制御を行う伝送制御
装置1に送信する一方、明レベルになる場合には、伝送
制御装置1へのスイッチオン信号の送信を禁止する処理
を行う。
【0080】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チによれば、明るさセンサ167によって検出された明
るさのレベルに対する明暗の検出結果と熱線センサ14
3aによる人体の検出結果とに応じて、遠隔監視制御シ
ステムに設けられた負荷を好適に制御することができ
る。また、明るさセンサ167によって検出された明る
さのレベルを明るさセンサレベル調整部168で調整す
ることができるので、明るさセンサ167によって負荷
を周囲の明暗に応じた所望のタイミングで自動制御する
ことができる遠隔監視制御システムの構築が可能にな
る。
【0081】(第2実施形態)図3は本発明に係る第2
実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成図
である。
【0082】第2実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Bは、第1実施形態との相違点として、図3に示す
ように、明るさセンサレベル調整部168およびCPU
165Aに代えて、明るさセンサレベル調整部168A
およびCPU165Bをそれぞれ備えている。
【0083】明るさセンサレベル調整部168Aは、明
るさセンサ167によって検出された明るさのレベルを
所定範囲内の所望のレベルに調整するためのものであ
る。例えば、ロータリ式のボリューム抵抗により構成さ
れ、その軸に装着された操作ノブ(K1)を回すことに
より、明るさセンサ167によって検出された明るさの
レベルを所定範囲内の所望のレベルに調整することがで
きるほか、CPU165Bからの制御信号によってもそ
の軸を回すことができるようになっている。例えば、C
PU165Bの制御信号に従ってロータリ式のボリュー
ム抵抗の軸を回すモータが設けられる。
【0084】CPU165Bは、第1実施形態のCPU
165Aとの相違点として、明るさセンサ167によっ
て検出された明るさのレベルを調整するための予め決定
されたコマンドを操作に応じて出力する外部設定器(図
示せず)から、多重伝送信号送受信回路162を介して
そのコマンドを受信したとき、明るさセンサレベル調整
部168Aを通じて、明るさセンサ167によって検出
された明るさのレベルを上記コマンドに対応するレベル
に調整する処理を行う。
【0085】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チによれば、明るさセンサレベル調整部168Aが、操
作ノブ(K1)を備え、この操作ノブに対する操作に応
じてまたはCPU165Bによる制御に従って、明るさ
センサ167によって検出された明るさのレベルを所定
範囲内の所望のレベルに調整し、CPU165Bが、明
るさセンサ167によって検出された明るさのレベルを
調整するためのコマンドを操作に応じて出力する外部設
定器から、多重伝送信号送受信回路162を介してその
コマンドを受信したとき、明るさセンサレベル調整部1
68Aを通じて、明るさのレベルをコマンドに対応する
レベルに調整するから、明るさセンサレベル調整部16
8Aの操作ノブを熱線センサ付自動スイッチに持つ望ま
しい構成になるとともに、遠隔監視制御システムの構築
後、利用者の要望に合うように明るさのレベルを設定し
直す必要が生じたとき、外部設定器によって容易にその
設定をし直すことができるようになる。
【0086】なお、第1,第2実施形態では、明るさセ
ンサ167によって検出された明るさのレベルを所定範
囲内の所望のレベルに調整する構成になっているが、こ
れに限らず、明暗判定用の基準レベルを所定範囲内の所
望のレベルに調整する構成でもよい。この構成でも、例
えばロータリ式のボリューム抵抗を使用することによ
り、明暗判定用の基準レベルを所定範囲内の所望のレベ
ルに調整することができる。また、これらの構成におい
て、ロータリ式のボリューム抵抗に限らず、ロータリ式
の多接点スイッチまたはスライド式のボリューム抵抗も
しくは多接点スイッチを使用することにより、明るさの
レベルまたは明暗判定用の基準レベルを所定範囲内の所
望のレベルに調整することができる。
【0087】また、明暗判定用の基準レベルを所定範囲
内の所望のレベルに調整する構成の場合、周囲の明暗判
定用の基準レベルを調整するための予め決定されたコマ
ンドを操作に応じて出力する外部設定器から、多重伝送
信号送受信回路162を介してそのコマンドを受信した
とき、明るさセンサレベル調整部168Aを通じて、周
囲の明暗判定用の基準レベルを上記コマンドに対応する
レベルに調整する処理を行うようにCPUを構成すれば
よい。この構成でも、第2実施形態と同様の効果が得ら
れる。
【0088】(第3実施形態)図4は本発明に係る第3
実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成
図、図5は同熱線センサ付自動スイッチのプレートの模
式図、図6は同熱線センサ付自動スイッチに対するアド
レス設定画面の一例を示す図、図7は同熱線センサ付自
動スイッチを使用した遠隔監視制御システムの例を示す
図である。
【0089】第3実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Cは、第2実施形態との相違点として、図4に示す
ように、光信号(赤外線)で通信を行う光信号送受信部
169をさらに備え、そしてCPU165Bとは処理内
容が異なるCPU165Cを備えているほか、図5に示
すように、プレート13とは構造が異なるプレート13
Aを備えている。
【0090】CPU165Cは、第2実施形態のCPU
165Bとの相違点として、光信号送受信部169で受
信された光信号から得られる所定アドレスを不揮発性メ
モリ164に記憶保持させる処理を行う。また、例えば
最大で4個までの所定アドレスのうち、照明器具に割り
当てられるべきアドレスについては、熱線が検出される
と暗レベルになる場合に、伝送制御装置1との交信を確
立するとともに、スイッチオン信号を照明器具に割り当
てられるべきアドレスに対応付けて伝送制御装置1に送
信する一方、換気扇に割り当てられるべきアドレスにつ
いては、明るさセンサ167によって検出された明るさ
のレベルに関係なく、熱線が検出されると、伝送制御装
置1との交信を確立するとともに、スイッチオン信号を
換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて伝送
制御装置1に送信する処理が行われる。なお、CPU1
65Cは、フル2線を動作させるTTLレベルの信号を
作成する。光信号送受信部169は、光信号を受けると
それをTTLレベルに変換してCPU165Cに入力す
る。CPU165Cは、そのTTLレベルを解析して動
作を決める。また、光信号送受信部169は送信機能も
持つ。
【0091】プレート13Aは、光信号送受信部169
の受光窓(後述の図9の169a)前方に形成された複
数のスリット13bを有し、これらのスリット13bの
裏面側には、プレート13Aと同色であってスリット1
3bからの可視光線をカットし、赤外線を上記受光窓か
らボディおよびカバーにより構成されるハウジング内の
光信号送受信部169に通すフィルタFが貼付されてい
る。
【0092】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チ10Cを使用する遠隔監視制御システムでは、図6,
図7の例に示すように、不揮発性メモリ164で保持さ
れる所定アドレスを光信号で伝送する外部設定器5か
ら、光信号が送信されると、その光信号は光信号送受信
部169で受信される。そして、CPU165Cにおい
て、光信号送受信部169で受信された光信号から所定
アドレスを得て不揮発性メモリ164に記憶保持する処
理が実行される。このようにして所定メモリの設定が行
われる。コマンドには、明るさセンサのレベル、換気扇
の停止遅延時間、照明器具の消灯遅延時間を設定できる
ものもある。
【0093】この後、照明器具に割り当てられるべきア
ドレスについては、熱線が検出されると暗レベルになる
場合に、伝送制御装置1との交信を確立するとともに、
スイッチオン信号を照明器具に割り当てられるべきアド
レスに対応付けて伝送制御装置1に送信する処理が行わ
れる。これにより、第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0094】これに対し、換気扇に割り当てられるべき
アドレスについては、明るさセンサ167によって検出
された明るさのレベルに関係なく、熱線が検出される
と、伝送制御装置1との交信を確立するとともに、スイ
ッチオン信号を換気扇に割り当てられるべきアドレスに
対応付けて伝送制御装置1に送信する処理が行われる。
これにより、周囲が明るくても、明るさセンサ167に
よって検出された明るさのレベルに関係なく、熱線が検
出されると、スイッチオン信号が換気扇に割り当てられ
るべきアドレスに対応付けて伝送制御装置1に送信され
るから、換気扇が自動的に駆動することになる。
【0095】なお、図6中の「アドレス」の欄におい
て、「1」は検出動作制御アドレス、「2」は遅延時間
後制御アドレス、「63−1」はセンサ入/切用アドレ
ス、そして「0−2」は換気扇制御用アドレスを示す。
また、検出動作制御アドレスについては、グループ個別
にすれば2段目のアドレスを設定する必要がなく、通常
のオン/オフ動作となる。また、図6において、例え
ば、照明器具の負荷L1に対しては「0−1」のアドレ
スが設定され、換気扇の負荷L2に対しては「0−2」
のアドレスが設定される。
【0096】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チ10Cによれば、CPU165Cが、複数の所定アド
レスのうち、照明器具に割り当てられるべきアドレスに
ついては、熱線が検出されると暗レベルになる場合に、
伝送制御装置1との交信を確立するとともに、スイッチ
オン信号を照明器具に割り当てられるべきアドレスに対
応付けて伝送制御装置1に送信する一方、換気扇に割り
当てられるべきアドレスについては、明るさセンサ16
7によって検出された明るさのレベルに関係なく、熱線
が検出されると、伝送制御装置1との交信を確立すると
ともに、スイッチオン信号を換気扇に割り当てられるべ
きアドレスに対応付けて伝送制御装置1に送信するの
で、照明器具および換気扇を自動的にオン/オフする場
合、明るさセンサ167を機能させても、周囲が明るい
ときに換気扇を自動的に駆動させることができる。
【0097】また、光信号送受信部169の前方にフィ
ルタFを配置することにより、光信号送受信部169が
受けるノイズを低減することができる。
【0098】(第4実施形態)図8は本発明に係る第4
実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成
図、図9はプレートを外して同熱線センサ付自動スイッ
チのボディを見た図である。
【0099】第4実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Dは、第3実施形態との相違点として、図8に示す
ように、遅延時間設定部163とCPU165Cとに代
えて、消灯遅延時間設定部1631 および停止遅延時間
設定部1632 とCPU165Dとをそれぞれ備えてい
る。
【0100】消灯遅延時間設定部1631 は、照明器具
に割り当てられるべきアドレスに対するスイッチオン信
号の送信時点から、そのアドレスに対するスイッチオフ
信号の送信時点を遅らせる消灯遅延時間(動作保持時間
とも呼ばれる)を設定保持するためのものである。図9
の例では、ロータリ式の多接点スイッチ(ディップスイ
ッチ)により構成され、その多接点スイッチの軸に装着
された操作ノブK2を操作することにより、10秒、1
分、3分、6分、10分、15分、20分、25分、3
0分の離散的範囲内から、所望の時間を正確に設定する
ことができるようになっている。
【0101】停止遅延時間設定部1632 は、換気扇に
割り当てられるべきアドレスに対するスイッチオン信号
の送信時点から、そのアドレスに対するスイッチオフ信
号の送信時点を遅らせる停止遅延時間を設定保持するた
めのものである。図9の例では、ロータリ式の多接点ス
イッチ(ディップスイッチ)により構成され、その多接
点スイッチの軸に装着された操作ノブK3を操作するこ
とにより、10秒、1分、3分、6分、10分、15
分、20分、25分、30分の離散的範囲内から、所望
の時間を設定することができるようになっている。
【0102】CPU165Dは、第3実施形態のCPU
165Cとの相違点として、消灯遅延時間設定部163
1 および停止遅延時間設定部1632 の接点状態を見る
ことで、それぞれから消灯遅延時間および停止遅延時間
を得る処理を行う。また、スイッチオン信号を照明器具
に割り当てられるべきアドレスに対応付けて伝送制御装
置1に送信した後、消灯遅延時間設定部1631 から得
られる消灯遅延時間の経過時点で、伝送制御装置1との
交信を確立するとともに、スイッチオフ信号をその照明
器具に割り当てられるべきアドレスに対応付けて伝送制
御装置1に送信する一方、スイッチオン信号を換気扇に
割り当てられるべきアドレスに対応付けて伝送制御装置
1に送信した後、停止遅延時間設定部1632 から得ら
れる停止遅延時間の経過時点で、伝送制御装置1との交
信を確立するとともに、スイッチオフ信号をその換気扇
に割り当てられるべきアドレスに対応付けて伝送制御装
置1に送信する処理を行う。
【0103】次に、遠隔監視制御システムに使用される
熱線センサ付自動スイッチ10Dの動作について説明す
る。スイッチオン信号が照明器具に割り当てられるべき
アドレスに対応付けて伝送制御装置1に送信されると、
その照明器具が点灯する。この後、消灯遅延時間が経過
するまでに再び熱線が検出されなければ、消灯遅延時間
の経過時点で、スイッチオフ信号がその照明器具に割り
当てられるべきアドレスに対応付けて伝送制御装置1に
送信される。これにより、その照明器具は消灯する。
【0104】他方、スイッチオン信号が換気扇に割り当
てられるべきアドレスに対応付けて伝送制御装置1に送
信されると、その換気扇が駆動する。この後、停止遅延
時間が経過するまでに再び熱線が検出されなければ、停
止遅延時間の経過時点で、スイッチオフ信号がその換気
扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて伝送制御
装置1に送信される。これにより、その換気扇は駆動停
止する。
【0105】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チ10Dによれば、消灯遅延時間設定部1631 で消灯
遅延時間が設定保持され、これとは別に停止遅延時間が
停止遅延時間設定部1632 で保持されるので、照明器
具に対して所望の遅延時間を設定することができるとと
もに、照明器具と区別して換気扇に対して所望の遅延時
間を設定することができる。
【0106】また、消灯遅延時間設定部1631 および
停止遅延時間設定部1632 の各々がディップスイッチ
であるので、ボリューム抵抗と比較して、離散的な設定
可能範囲から所望の時間を正確に設定することができ
る。これにより、遅延時間のばらつきがなくなり、遅延
時間のばらつきによる利用者からの再設定の依頼を低減
することができる。また、施工時の設定時間を大幅に削
減することができる。
【0107】(第5実施形態)図10は本発明に係る第
5実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成
図である。
【0108】第4実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Eは、第4実施形態との相違点として、図10に示
すように、CPU165Dに代えてCPU165Eを備
えている。ただし、消灯遅延時間設定部1631 および
停止遅延時間設定部1632は、それぞれ消灯遅延時間
および停止遅延時間を設定するために使用される。ま
た、図6に示した外部設定器5により、所定アドレス、
消灯遅延時間および停止遅延時間を光信号で伝送するよ
うになっている。
【0109】CPU165Eは、第4実施形態のCPU
165Dとの相違点として、消灯遅延時間設定部163
1 および停止遅延時間設定部1632 の接点状態を常時
監視しており、消灯遅延時間および停止遅延時間が切替
設定されると、切替設定された消灯遅延時間および停止
遅延時間を不揮発性メモリ164に上書き形式で記憶す
る処理を行う。また、光信号送受信部169を通じて外
部設定器5からの光信号を受信したとき、その光信号か
ら所定アドレス、消灯遅延時間および停止遅延時間が得
られた場合には、それら所定アドレス、消灯遅延時間お
よび停止遅延時間を、上書き形式で、アドレス保持手
段、消灯遅延時間保持手段および停止遅延時間保持手段
としての不揮発性メモリ164に記憶保持する処理が実
行される。さらに、CPU165Eは、消灯遅延時間お
よび停止遅延時間を不揮発性メモリ164から読み出し
て使用するように構成される。
【0110】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チ10Eによれば、所定アドレス、消灯遅延時間および
停止遅延時間を外部設定器5によって設定することがで
きるから、熱線センサ付自動スイッチ10Eが天井取付
型であっても、プレートを外すなどの手間が無くなり、
設定が非常に容易になる。また、プレートのスリットが
前述の如く同色のフィルタで閉塞されるので、外観的に
見栄えを損なうことがない(図5参照)。さらに、プレ
ートの着脱回数が激減するから、天井面やプレートへの
損傷を防止することができる。
【0111】なお、第5実施形態では、不揮発性メモリ
164の記憶保持内容と消灯遅延時間設定部1631
よび停止遅延時間設定部1632 の指示内容とが同期し
ない場合が発生しうるが、消灯遅延時間設定部1631
および停止遅延時間設定部1632 の各々に、ロータリ
式の多接点スイッチの軸をCPUからの制御信号に従っ
て回動するモータを設け、不揮発性メモリ164の記憶
保持内容に消灯遅延時間設定部1631 および停止遅延
時間設定部1632 の指示内容が同期するように、CP
Uにより上記モータを駆動するようにしてもよい。
【0112】(第6実施形態)図11は本発明に係る第
6実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成
図、図12,図13は同熱線センサ付自動スイッチを使
用した遠隔監視制御システムの例を示す図である。
【0113】第6実施形態の遠隔監視制御システムで
は、図12に示すような壁取付型の外部設定器5Aまた
は図13に示すような可搬型の外部設定器5Bが使用さ
れる。外部設定器5Aは、明るさセンサ167によって
検出された明るさのレベルを調整するための予め決定さ
れたコマンドを、操作に応じて信号線Ls上に出力する
ものである。外部設定器5Bは、上記コマンドのほか、
所定アドレス、消灯遅延時間および停止遅延時間などを
設定するための情報を、操作に応じて信号線Ls上に出
力するものであり、壁コンセント6にケーブル接続され
た状態で使用される。
【0114】第6実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Fは、第5実施形態との相違点として、図11に示
すように、CPU165Eに代えてCPU165Fを備
えている。
【0115】CPU165Fは、外部設定器5A,5B
から、多重伝送信号送受信回路162を介して明るさセ
ンサ167によって検出された明るさのレベルを調整す
るためのコマンドを受信したとき、これまでと同様に、
明るさセンサレベル調整部168Aを通じて、明るさセ
ンサ167によって検出された明るさのレベルを上記コ
マンドに対応するレベルに調整する処理を行う。また、
外部設定器5Bから、多重伝送信号送受信回路162を
介して、明るさセンサ167によって検出された明るさ
のレベルを調整するためのコマンドを受信したとき、明
るさセンサレベル調整部168Aを通じて、明るさセン
サ167によって検出された明るさのレベルを上記コマ
ンドに対応するレベルに調整するほか、所定アドレス、
消灯遅延時間および停止遅延時間などを設定するための
情報を受信したとき、それら情報を不揮発性メモリ16
4に記憶保持する処理が実行される。
【0116】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チ10Fによれば、明るさのレベル設定が容易となる。
また、外部設定器5Bを使用する場合、設定後、外部設
定器5Bが取り外されるので不用意な設定変更を防止す
ることができるほか、各種設定が可能になるので、様々
な施行現場に柔軟に対応することができる。
【0117】(第7実施形態)図14は本発明に係る第
7実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成
図、図15は同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠
隔監視制御システムの例を示す図、図16は図15の比
較対照となる遠隔監視制御システムの例を示す図であ
る。
【0118】第7実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Gは、第6実施形態との相違点として、図14に示
すように、リレーRLをさらに備え、そしてCPU16
5Fに代えてCPU165Gを備えている。なお、図1
4中の一対のT3はリレーRLの接点に接続される端子
である。
【0119】CPU165Gは、第6実施形態のCPU
165Fとの相違点として、照明器具に割り当てられる
べきアドレスについてのスイッチオン信号またはスイッ
チオフ信号と同様のオン/オフ信号をリレーRLに対し
て出力する制御を行う。
【0120】図16に示すように、これまでの熱線セン
サ付自動スイッチ(図では10)を使用する遠隔監視制
御システムでは、照明器具の負荷L1を制御する場合、
制御端末器2が必要であった。
【0121】これに対し、第7実施形態の熱線センサ付
自動スイッチ10Gによれば、図15に示すように、リ
レーRLに照明器具の負荷L1を商用電源を介して接続
すれば、制御端末器2無しに負荷L1を制御することが
できる。これにより、必ずしも制御端末器2を盤内に用
意して配線をしておく必要がないので、負荷制御の点で
拡張性に優れたシステムの構築が可能となる。
【0122】なお、第7実施形態では、熱線センサ子器
に加えて照明器具の負荷L1を直結することができる構
成になっているが、これに限らず、熱線センサ子器増設
用の構成を廃止するようにしてもよい。
【0123】また、リレーRLはアダプタにより着脱自
在な構成でもよい。この構成によれば、メンテナンス時
でのリレーの交換が容易になる。また、リレーRLを熱
線センサ付自動スイッチに設けてシステムを構築する
か、制御端末器2を盤内に設けてシステムを構築するか
の選択が可能になる。さらに、負荷容量が大きい場合に
は制御端末器2を盤内に設け、少容量の場合にはリレー
RLを熱線センサ付自動スイッチに設けるといった負荷
容量に合わせた使い分けが可能になる。
【0124】(第8実施形態)図17は本発明に係る第
8実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成
図、図18は同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠
隔監視制御システムの例を示す図、図19は図18の比
較対照となる遠隔監視制御システムの例を示す図であ
る。
【0125】第8実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Hは、第6実施形態との相違点として、図17に示
すように、CPU165Gに代えてCPU165Hを備
えている。
【0126】CPU165Hは、第6実施形態のCPU
165Gとの相違点として、多重伝送信号送受信回路1
62または光信号送受信回路169から得られる切替信
号に応じて、熱線センサ143aに対し、少なくとも2
つ(第8実施形態では2つ)の制御レベル(例えば感度
など)から一の制御レベルを選択して設定する処理を行
う。
【0127】図19に示すように、従来の熱線センサ付
自動スイッチ(図では10)を使用する遠隔監視制御シ
ステムでは、2つの熱線センサ付自動スイッチと、これ
らの熱線センサ付自動スイッチのうち一方の熱線センサ
付自動スイッチを入/切するための入切スイッチ71お
よび他方の熱線センサ付自動スイッチを入/切するため
の入切スイッチ72を持つ壁埋込型の切替スイッチ7と
を備え、2つの熱線センサ付自動スイッチを切替スイッ
チ7で任意に入/切することができるように構築される
ことがある。
【0128】これに対し、第8実施形態では、上記2つ
の制御レベルのうち、一方の制御レベルを選択してこれ
に切り替えるための切替信号を熱線センサ付自動スイッ
チ10Hに送信する選択スイッチ71Aと、他方の制御
レベルを選択してこれに切り替えるための切替信号を熱
線センサ付自動スイッチ10Hに送信する選択スイッチ
72Bとを持つ壁埋込型の切替スイッチ7Aが使用され
る。あるいは、2つの制御レベルのいずれかに切り替え
る切替信号を光信号で熱線センサ付自動スイッチ10H
に送信する外部設定器7Bが使用される。そして、CP
U165Hは、多重伝送信号送受信回路162を介して
切替スイッチ7Aから2つの制御レベルのうちのいずれ
かに切り替えるための切替信号を得たとき、その切替信
号に従って2つの制御レベルから一の制御レベルを選択
して設定する処理を行う。あるいは、光信号送受信回路
169を介して外部設定器7Bから2つの制御レベルの
いずれかに切り替える切替信号を得たとき、その切替信
号に従って2つの制御レベルから一の制御レベルを選択
して設定する処理が実行される。
【0129】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チ10Hによれば、一の熱線センサ付自動スイッチで済
むので、施工の手間が減る上にシステムの構築価格を減
らすことができる。また、タイマなどを用いていずれか
の制御レベルに切り替えるようにすれば、時間帯や、休
日、祭日等にあった制御レベルでシステムを自動的に動
作させることができる。
【0130】(第9実施形態)図20は本発明に係る第
9実施形態の熱線センサ付自動スイッチのブロック構成
図、図21,図22は同熱線センサ付自動スイッチを使
用した遠隔監視制御システムの例を示す図である。
【0131】第9実施形態の遠隔監視制御システムで
は、図21に示すような壁取付型の外部設定器5Cまた
は図22に示すような可搬型の外部設定器5Dが使用さ
れる。外部設定器5Cは、遅延時間のうち例えば消灯遅
延時間を調整するための予め決定されたコマンドを、操
作に応じて信号線Ls上に出力するものである。外部設
定器5Dは、上記コマンドのほか、明るさのレベルを調
整するための予め決定されたコマンド、所定アドレスお
よび停止遅延時間などを設定するための情報を、操作に
応じて信号線Ls上に出力するものであり、壁コンセン
ト6にケーブル接続された状態で使用される。
【0132】第9実施形態の熱線センサ付自動スイッチ
10Jは、第8実施形態との相違点として、図20に示
すように、CPU165Hに代えてCPU165Jを備
えている。
【0133】CPU165Jは、外部設定器5C,5D
から、多重伝送信号送受信回路162を介して消灯遅延
時間を調整するためのコマンドを受信したとき、これま
でと同様にしてその消灯遅延時間に更新する処理を行
う。また、外部設定器5Dから、多重伝送信号送受信回
路162を介して、明るさのレベルを調整するためのコ
マンド、所定アドレスおよび停止遅延時間などを設定す
るための情報を受信したとき、明るさセンサレベル調整
部168Aを通じて、明るさセンサ167によって検出
された明るさのレベルを上記コマンドに対応するレベル
に調整するほか、所定アドレスおよび消灯遅延時間など
を不揮発性メモリ164に記憶保持する処理が実行され
る。
【0134】このような構成の熱線センサ付自動スイッ
チ10Jによれば、消灯遅延時間の設定および変更が容
易となる。また、外部設定器5Dを使用する場合には、
設定後外部、設定器5Dが取り外されるので不用意な設
定変更を防止することができるほか、各種設定が可能に
なるので、様々な施行現場に柔軟に対応することができ
る。
【0135】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明の熱線センサ付自動スイッチは、人体から
の熱線を検出する熱線センサと、周囲の明るさを検出す
る明るさセンサと、割込みおよびアドレスを利用して親
器との交信を確立する多重伝送方式に従って、送受信を
行う多重伝送手段と、前記アドレスとして設定された所
定アドレスを保持するアドレス保持手段と、前記熱線が
検出されると、周囲の明暗判定用の基準レベルと比較し
て、前記明るさセンサによって検出された明るさのレベ
ルが暗レベルになる場合に、前記多重伝送手段を介し
て、前記交信を確立するとともに、スイッチオン信号を
前記アドレス保持手段で保持されている所定アドレスに
対応付けて、この所定アドレスに対応する負荷に対して
前記スイッチオン信号に応じた所定制御を行う前記親機
に送信する制御手段と、前記基準レベルおよび前記明る
さセンサによって検出された明るさのレベルのうち、少
なくとも一方のレベルを所定範囲内の所望のレベルに調
整するための調整手段とを備えるので、明るさセンサに
よって負荷を周囲の明暗に応じた所望のタイミングで自
動制御することができる遠隔監視制御システムの構築が
可能になる。これにより、利用者の感覚や施工現場の違
いに合わせて明るさセンサのレベルを変更することがで
きる。
【0136】請求項2記載の発明は、請求項1記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記調整手段は、操
作ノブを備え、この操作ノブに対する操作に応じてまた
は前記制御手段による制御に従って、前記少なくとも一
方のレベルを所定範囲内の所望のレベルに調整し、前記
制御手段は、前記少なくとも一方のレベルを調整するた
めのコマンドを操作に応じて出力する外部設定器から、
前記多重伝送手段を介してそのコマンドを受信したと
き、前記調整手段を通じて、前記少なくとも一方のレベ
ルを前記コマンドに対応するレベルに調整するので、調
整手段の操作ノブを熱線センサ付自動スイッチに持つ望
ましい構成になるとともに、遠隔監視制御システムの構
築後、利用者の要望に合うように明るさのレベルを設定
し直す必要が生じたとき、外部設定器によって容易にそ
の設定をし直すことができるようになる。例えば、施工
時は操作ノブで調整を行い、施工完了後は外部設定器で
調整を行うなどといった調整の仕方が可能になる。
【0137】請求項3記載の発明は、請求項1記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記アドレス保持手
段で保持される所定アドレスを光信号で伝送する外部設
定器から、その光信号を受信する光信号受信手段を備
え、前記アドレス保持手段は、前記光信号受信手段で受
信された光信号から得られる所定アドレスを複数保持
し、前記制御手段は、前記複数の所定アドレスのうち、
照明器具に割り当てられるべきアドレスについては、前
記熱線が検出されると前記暗レベルになる場合に、前記
交信を確立するとともに、前記スイッチオン信号を前記
照明器具に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前
記親機に送信する一方、換気扇に割り当てられるべきア
ドレスについては、前記明るさセンサによって検出され
た明るさのレベルに関係なく、前記熱線が検出される
と、前記交信を確立するとともに、前記スイッチオン信
号を前記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付
けて前記親機に送信するので、照明器具および換気扇を
自動的にオン/オフする場合、明るさセンサを機能させ
ても、周囲が明るいときに換気扇を自動的に駆動させる
ことができる。
【0138】請求項4記載の発明は、請求項3記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記照明器具に割り
当てられるべきアドレスに対する前記スイッチオン信号
の送信時点から、そのアドレスに対するスイッチオフ信
号の送信時点を遅らせる消灯遅延時間を保持する消灯遅
延時間保持手段と、前記換気扇に割り当てられるべきア
ドレスに対する前記スイッチオン信号の送信時点から、
そのアドレスに対するスイッチオフ信号の送信時点を遅
らせる停止遅延時間を保持する停止遅延時間保持手段と
を備え、前記制御手段は、前記スイッチオン信号を前記
照明器具に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前
記親機に送信した後、前記消灯遅延時間の経過時点で、
前記交信を確立するとともに、前記スイッチオフ信号を
前記照明器具に割り当てられるべきアドレスに対応付け
て前記親機に送信する一方、前記スイッチオン信号を前
記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前
記親機に送信した後、前記停止遅延時間の経過時点で、
前記交信を確立するとともに、前記スイッチオフ信号を
前記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて
前記親機に送信するので、照明器具に対して所望の遅延
時間を設定することができるとともに、照明器具と区別
して換気扇に対して所望の遅延時間を設定することがで
きる。
【0139】請求項5記載の発明は、請求項4記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記消灯遅延時間保
持手段および前記停止遅延時間保持手段の各々は、ロー
タリ式のディップスイッチであるので、ボリューム抵抗
と比較して、離散的な設定可能範囲から所望の時間を正
確に設定することができる。
【0140】請求項6記載の発明は、請求項4記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記各手段を収納す
るハウジングと、このハウジングに取り付けられ前記光
信号受信手段の前方にスリットが形成されたプレート
と、このプレートと同色であってそのスリットからの可
視光線をカットして赤外線を前記ハウジング内に通すフ
ィルタとを備え、前記外部設定器は、前記所定アドレ
ス、前記消灯遅延時間および前記停止遅延時間を赤外線
で伝送し、前記光信号受信手段は、前記フィルタを介し
て、前記外部設定器から伝送された前記所定アドレス、
前記消灯遅延時間および前記停止遅延時間を受信し、前
記アドレス保持手段は、前記光信号受信手段で受信され
た前記所定アドレスを保持し、前記消灯遅延時間保持手
段は、前記光信号受信手段で受信された前記消灯遅延時
間を保持し、前記停止遅延時間保持手段は、前記光信号
受信手段で受信された前記停止遅延時間を保持するの
で、熱線センサ付自動スイッチが天井取付型であって
も、プレートを外すなどの手間が無くなり、設定が非常
に容易になるとともに、プレートのスリットが同色のフ
ィルタで閉塞されるので、外観的に見栄えを損なうこと
がない。
【0141】請求項7記載の発明は、請求項2記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記外部設定器は壁
取付型であるので、明るさのレベル設定が容易となり、
省エネを図ることもできる。
【0142】請求項8記載の発明は、請求項7記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記外部設定器は可
搬型であるので、明るさのレベル設定が容易となるほ
か、設定後、外部設定器を取り外せば、不用意な設定変
更を防止することができる。
【0143】請求項9記載の発明は、請求項7記載の熱
線センサ付自動スイッチにおいて、前記調整手段はロー
タリ式のディップスイッチにより構成されるので、ボリ
ューム抵抗と比較して、離散的な設定可能範囲から所望
のレベルに上記少なくとも一方のレベルを正確に設定す
ることができる。
【0144】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記各手段を収納
するハウジングと、このハウジングに取り付けられるプ
レートとを備え、前記調整手段は前記ハウジングにおけ
る前記プレート側に設けられるので、施工時などで外部
設定器が無くても調整手段による調整が可能になる。
【0145】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、商用電源と負荷と
の間に介設され、前記制御手段によってオン/オフされ
るリレーを備えるので、必ずしも制御端末器を盤内に用
意して配線をしておく必要がないので、負荷制御の点で
拡張性に優れたシステムの構築が可能となる。また、既
存配線をそのまま使用することも可能になる。
【0146】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記リレーはア
ダプタにより着脱自在になっているので、メンテナンス
時でのリレーの交換が容易になる。また、リレーを熱線
センサ付自動スイッチに設けてシステムを構築するか、
制御端末器を盤内に設けてシステムを構築するかの選択
が可能になる。さらに、負荷容量が大きい場合には制御
端末器を盤内に設け、少容量の場合にはリレーを熱線セ
ンサ付自動スイッチに設けるといった負荷容量に合わせ
た使い分けが可能になる。
【0147】請求項13記載の発明は、請求項1記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記熱線センサに
対し、少なくとも2つの制御レベルから一の制御レベル
を選択して設定する制御レベル選定手段を備えるので、
例えば、2つの熱線センサ付自動スイッチを使用してそ
れらを任意に入切するシステムと同様のシステムを構築
する場合、一の熱線センサ付自動スイッチで済むので、
施工の手間が減る上にシステムの構築価格を減らすこと
ができる。
【0148】請求項14記載の発明は、請求項1記載の
熱線センサ付自動スイッチにおいて、前記スイッチオン
信号の送信時点からスイッチオフ信号の送信時点を遅ら
せる遅延時間を保持する遅延時間保持手段を備え、この
遅延時間保持手段は、前記遅延時間を伝送する壁取付型
または可搬型の外部設定器から、前記多重伝送手段を介
して得られたその遅延時間を保持する第1遅延時間保持
手段と、複数の接点を持つスイッチにより構成されその
複数の接点の中から選択された一の接点に対応する時間
を前記遅延時間として保持する第2遅延時間保持手段と
により構成されるので、遅延時間の設定および変更が容
易となる。また、可搬型の外部設定器を使用する場合、
設定後、可搬型の外部設定器を取り外せば不用意な設定
変更を防止することができる。また、施工時は複数の接
点を持つスイッチで調整を行い、施工完了後は外部設定
器で調整を行うなどといった調整の仕方が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の熱線センサ付自動
スイッチのブロック構成図である。
【図2】同熱線センサ付自動スイッチの一部分解斜視図
である。
【図3】本発明に係る第2実施形態の熱線センサ付自動
スイッチのブロック構成図である。
【図4】本発明に係る第3実施形態の熱線センサ付自動
スイッチのブロック構成図である。
【図5】同熱線センサ付自動スイッチのプレートの模式
図である。
【図6】同熱線センサ付自動スイッチに対するアドレス
設定画面の一例を示す図である。
【図7】同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠隔監
視制御システムの例を示す図である。
【図8】本発明に係る第4実施形態の熱線センサ付自動
スイッチのブロック構成図である。
【図9】プレートを外して同熱線センサ付自動スイッチ
のボディを見た図である。
【図10】本発明に係る第5実施形態の熱線センサ付自
動スイッチのブロック構成図である。
【図11】本発明に係る第6実施形態の熱線センサ付自
動スイッチのブロック構成図である。
【図12】同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠隔
監視制御システムの例を示す図である。
【図13】同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠隔
監視制御システムの例を示す図である。
【図14】本発明に係る第7実施形態の熱線センサ付自
動スイッチのブロック構成図である。
【図15】同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠隔
監視制御システムの例を示す図である。
【図16】図15の比較対照となる遠隔監視制御システ
ムの例を示す図である。
【図17】本発明に係る第8実施形態の熱線センサ付自
動スイッチのブロック構成図である。
【図18】同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠隔
監視制御システムの例を示す図である。
【図19】図18の比較対照となる遠隔監視制御システ
ムの例を示す図である。
【図20】本発明に係る第9実施形態の熱線センサ付自
動スイッチのブロック構成図である。
【図21】同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠隔
監視制御システムの例を示す図である。
【図22】同熱線センサ付自動スイッチを使用した遠隔
監視制御システムの例を示す図である。
【図23】熱線センサ付自動スイッチを含む遠隔監視制
御システムの従来構成を示す図である。
【図24】多重伝送方式の伝送信号のフォーマットを示
す図である。
【図25】図23中の熱線センサ付自動スイッチの分解
斜視図である。
【図26】検出系プリント基板およびプリント基板に実
装される回路のブロック構成図である。
【図27】熱線センサ付自動スイッチが伝送制御装置に
負荷制御信号を返送信号として送信する場合の交信手順
を示す図である。
【図28】従来の一の負荷に対する遅延時間(動作保持
時間)設定用の操作ノブを示す図である。
【図29】従来の熱線センサ付自動スイッチの一部分解
斜視図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C,10D,10E,10F,1
0G,10H,10J熱線センサ付自動スイッチ 143a 熱線センサ 1631 消灯遅延時間設定部 1632 停止遅延時間設定部 167 明るさセンサ 168,168A 明るさセンサ調整部 165A,165B,165C,165D,165E,
165F,165G,165H,165J CPU 169 光信号送受信部 RL リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 11/02 103 F24F 11/02 103D // H01H 35/00 H01H 35/00 D Fターム(参考) 3K073 AA14 AA53 AA73 AA75 AB05 AB07 BA25 BA28 CA01 CA05 CB01 CB04 CE06 CE09 CE17 CF13 CG15 CG16 CG43 CJ02 CJ03 CJ05 CJ08 CJ22 3L056 BF03 3L060 AA03 CC11 EE21 3L061 BA05 5G055 BD29

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体からの熱線を検出する熱線センサ
    と、 周囲の明るさを検出する明るさセンサと、 割込みおよびアドレスを利用して親器との交信を確立す
    る多重伝送方式に従って、送受信を行う多重伝送手段
    と、 前記アドレスとして設定された所定アドレスを保持する
    アドレス保持手段と、前記熱線が検出されると、周囲の
    明暗判定用の基準レベルと比較して、前記明るさセンサ
    によって検出された明るさのレベルが暗レベルになる場
    合に、前記多重伝送手段を介して、前記交信を確立する
    とともに、スイッチオン信号を前記アドレス保持手段で
    保持されている所定アドレスに対応付けて、この所定ア
    ドレスに対応する負荷に対して前記スイッチオン信号に
    応じた所定制御を行う前記親機に送信する制御手段と、 前記基準レベルおよび前記明るさセンサによって検出さ
    れた明るさのレベルのうち、少なくとも一方のレベルを
    所定範囲内の所望のレベルに調整するための調整手段と
    を備えることを特徴とする熱線センサ付自動スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、操作ノブを備え、この
    操作ノブに対する操作に応じてまたは前記制御手段によ
    る制御に従って、前記少なくとも一方のレベルを所定範
    囲内の所望のレベルに調整し、 前記制御手段は、前記少なくとも一方のレベルを調整す
    るためのコマンドを操作に応じて出力する外部設定器か
    ら、前記多重伝送手段を介してそのコマンドを受信した
    とき、前記調整手段を通じて、前記少なくとも一方のレ
    ベルを前記コマンドに対応するレベルに調整することを
    特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記アドレス保持手段で保持される所定
    アドレスを光信号で伝送する外部設定器から、その光信
    号を受信する光信号受信手段を備え、 前記アドレス保持手段は、前記光信号受信手段で受信さ
    れた光信号から得られる所定アドレスを複数保持し、 前記制御手段は、前記複数の所定アドレスのうち、照明
    器具に割り当てられるべきアドレスについては、前記熱
    線が検出されると前記暗レベルになる場合に、前記交信
    を確立するとともに、前記スイッチオン信号を前記照明
    器具に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前記親
    機に送信する一方、換気扇に割り当てられるべきアドレ
    スについては、前記明るさセンサによって検出された明
    るさのレベルに関係なく、前記熱線が検出されると、前
    記交信を確立するとともに、前記スイッチオン信号を前
    記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前
    記親機に送信することを特徴とする請求項1記載の熱線
    センサ付自動スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記照明器具に割り当てられるべきアド
    レスに対する前記スイッチオン信号の送信時点から、そ
    のアドレスに対するスイッチオフ信号の送信時点を遅ら
    せる消灯遅延時間を保持する消灯遅延時間保持手段と、 前記換気扇に割り当てられるべきアドレスに対する前記
    スイッチオン信号の送信時点から、そのアドレスに対す
    るスイッチオフ信号の送信時点を遅らせる停止遅延時間
    を保持する停止遅延時間保持手段とを備え、 前記制御手段は、前記スイッチオン信号を前記照明器具
    に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前記親機に
    送信した後、前記消灯遅延時間の経過時点で、前記交信
    を確立するとともに、前記スイッチオフ信号を前記照明
    器具に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前記親
    機に送信する一方、前記スイッチオン信号を前記換気扇
    に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前記親機に
    送信した後、前記停止遅延時間の経過時点で、前記交信
    を確立するとともに、前記スイッチオフ信号を前記換気
    扇に割り当てられるべきアドレスに対応付けて前記親機
    に送信することを特徴とする請求項3記載の熱線センサ
    付自動スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記消灯遅延時間保持手段および前記停
    止遅延時間保持手段の各々は、ロータリ式のディップス
    イッチであることを特徴とする請求項4記載の熱線セン
    サ付自動スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記各手段を収納するハウジングと、 このハウジングに取り付けられ前記光信号受信手段の前
    方にスリットが形成されたプレートと、 このプレートと同色であってそのスリットからの可視光
    線をカットして赤外線を前記ハウジング内に通すフィル
    タとを備え、 前記外部設定器は、前記所定アドレス、前記消灯遅延時
    間および前記停止遅延時間を赤外線で伝送し、 前記光信号受信手段は、前記フィルタを介して、前記外
    部設定器から伝送された前記所定アドレス、前記消灯遅
    延時間および前記停止遅延時間を受信し、 前記アドレス保持手段は、前記光信号受信手段で受信さ
    れた前記所定アドレスを保持し、 前記消灯遅延時間保持手段は、前記光信号受信手段で受
    信された前記消灯遅延時間を保持し、 前記停止遅延時間保持手段は、前記光信号受信手段で受
    信された前記停止遅延時間を保持することを特徴とする
    請求項4記載の熱線センサ付自動スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記外部設定器は壁取付型であることを
    特徴とする請求項2記載の熱線センサ付自動スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記外部設定器は可搬型であることを特
    徴とする請求項7記載の熱線センサ付自動スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記調整手段はロータリ式のディップス
    イッチにより構成されることを特徴とする請求項7記載
    の熱線センサ付自動スイッチ。
  10. 【請求項10】 前記各手段を収納するハウジングと、 このハウジングに取り付けられるプレートとを備え、 前記調整手段は前記ハウジングにおける前記プレート側
    に設けられることを特徴とする請求項7記載の熱線セン
    サ付自動スイッチ。
  11. 【請求項11】 商用電源と負荷との間に介設され、前
    記制御手段によってオン/オフされるリレーを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱線センサ付自動スイッ
    チ。
  12. 【請求項12】 前記リレーはアダプタにより着脱自在
    になっていることを特徴とする請求項11記載の熱線セ
    ンサ付自動スイッチ。
  13. 【請求項13】 前記熱線センサに対し、少なくとも2
    つの制御レベルから一の制御レベルを選択して設定する
    制御レベル選定手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載の熱線センサ付自動スイッチ。
  14. 【請求項14】 前記スイッチオン信号の送信時点から
    スイッチオフ信号の送信時点を遅らせる遅延時間を保持
    する遅延時間保持手段を備え、 この遅延時間保持手段は、前記遅延時間を伝送する壁取
    付型または可搬型の外部設定器から、前記多重伝送手段
    を介して得られたその遅延時間を保持する第1遅延時間
    保持手段と、複数の接点を持つスイッチにより構成され
    その複数の接点の中から選択された一の接点に対応する
    時間を前記遅延時間として保持する第2遅延時間保持手
    段とにより構成されることを特徴とする請求項1記載の
    熱線センサ付自動スイッチ。
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