JP2003281483A - バーコードおよびこれを用いたバーコードシステム、バーコード発生装置、バーコード読取装置 - Google Patents

バーコードおよびこれを用いたバーコードシステム、バーコード発生装置、バーコード読取装置

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JP2003281483A
JP2003281483A JP2002081649A JP2002081649A JP2003281483A JP 2003281483 A JP2003281483 A JP 2003281483A JP 2002081649 A JP2002081649 A JP 2002081649A JP 2002081649 A JP2002081649 A JP 2002081649A JP 2003281483 A JP2003281483 A JP 2003281483A
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Katsuma Fujii
克磨 藤井
Takaya Ibe
孝也 井部
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V Sync Co Ltd
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SYNC CO Ltd V
V Sync Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないバーコード面積であっても多くの識別
パターンを表示して、多量の情報を表現できるようにす
る。 【解決手段】 2次元平面の図形を分割して構成した複
数のデータマーク12a〜12dをバーコードの基本コ
ードとして、データマーク12a〜12dの描画パター
ンを時間軸に沿って変化させながら画面上に表示させ、
当該基本コードの平面的な描画パターンと、当該基本コ
ードの時間的な変化パターンとによって各種情報を表現
するようにすることにより、1つの基本コードで表現可
能な情報量が少なくても、時間軸に沿って変化する基本
コードの組み合わせによって多量の情報を表現すること
ができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードおよび
これを用いたバーコードシステム、バーコード発生装
置、バーコード読取装置に関し、特に、POS(Point
of Sales)システム、流通システム、製造工程管理シス
テム、交通システム、ウェブシステム、ビデオテープレ
コーダ、ICカード、その他各種電子機器等に使用され
る識別用バーコードおよびこれに関する技術に用いて好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的読取装置(スキャナ等)を
用いて各種の情報を認識する技術としては、バーコード
システムが最も広く普及している。バーコードシステム
は、例えば製造業の在庫管理や工程管理、組立や出荷等
のデータ管理、販売店等のPOSシステム(販売時点情
報管理システム)、あるいは流通システム等に用いられ
ている。これらのバーコードシステムでは、シート上に
印刷されたバーコードを利用する。
【0003】現在最も普及しているバーコードは、図8
に示すようなものである。このバーコードは、左右の両
端に配置されてデータの始点と終点とを示すスタートコ
ード部51およびストップコード部52と、スタートコ
ード部51およびストップコード部52の間に配置さ
れ、光反射率の違いにより識別される所定個数のキャラ
クタバー53とを備えて構成されている。
【0004】例えばPOSシステム用のバーコードであ
れば、キャラクタバー53の配列パターン(各バーの幅
やピッチ)には、商品等の品番コード、メーカコード
(仕入先コード)、プライスコード等に対応した情報が
組み込まれる。このようなバーコードに光を照射してそ
の反射光を光センサで読み取り、読み取ったアナログ信
号をデジタル信号に変換してマイクロコンピュータに送
ることにより、キャラクタバー53の配列パターンによ
って表される情報を識別する。
【0005】また、POSシステムや流通システム等の
従来の分野に加えて、新しい分野でもバーコードシステ
ムの利用が次々と実用化されている。例えば、インター
ネットを利用したウェブページ上にバーコードを表示
し、そのバーコードを特殊な読取装置で読み取ることに
より、商品番号等の入力の手間を省けるようにした受発
注システムや、携帯電話にバーコードを配信し、これを
液晶画面に表示してイベントの入場券代わりに使用する
ようにしたシステム等が実用化されている。
【0006】このように、近年では識別対象とする商品
や情報が急激に増加しており、その増加に伴い、バーコ
ードで表すことのできるパターン数を増やす必要が生じ
ている。ところが、図8に示す従来のバーコードでは、
キャラクタバー53の幅とピッチのみにて識別パターン
を表現している。そのため、単位面積当たりの情報量が
少なく、識別できるパターンの数は限られており、識別
パターンが飽和状態に近づいている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような状況
に鑑みて、種々の2次元バーコードが提案されている。
2次元バーコードは、例えば図9に示すように、2次元
平面上に黒の連続ピクセルで表された枠54と、その枠
54の中に配置され2進数の「0」と「1」をそれぞれ
表す白および黒のピクセル55とを備えて構成されてい
る。このような2次元バーコードを用いれば、図8に示
す1次元バーコードに比べて単位面積当たりの情報量を
増やすことができる。
【0008】しかしながら、今後のバーコードの需要動
向からみて、より多くの識別パターンを持つバーコード
が必要な情勢になっている。したがって、2次元バーコ
ードを用いても識別パターンの数が不足することが予想
される。
【0009】また、従来のバーコードでは、単位面積当
たりの情報量を増やそうとすると、1次元バーコードの
キャラクタバーや2次元バーコードのピクセルを高密度
で描画する必要が生じる。しかしながら、これらを高密
度で描画すると、バーコードリーダの読み取り精度の限
界から、バーコードを誤って読み取ってしまう確率が高
くなるという問題があった。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、少ないバーコード面積であっても多くの
識別パターンを表示して、多量の情報を表現できるよう
にすることを目的とする。また、本発明は、多量の情報
を表現できるようにするばかりでなく、誤読率を低くす
ることができるようにすることも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のバーコードは、
2次元平面の図形を分割して構成した複数のセグメント
から成るデータマークを基本コードとし、上記基本コー
ドの描画パターンと、当該描画パターンの時間軸に沿っ
た変化パターンとにより各種情報を表すようにしたこと
を特徴とする。
【0012】本発明の他の態様では、上記複数のセグメ
ントから成るデータマークをそれぞれ2進数の0または
1に対応させたことを特徴とする。本発明の他の態様で
は、上記基本コードの表示同期あるいは読み取り同期に
使用され、時間軸に沿って変化する所定のマークを備え
たことを特徴とする。
【0013】本発明の他の態様では、時間軸に沿って変
化する上記基本コードの種類として、上記各種情報の本
体を表すデータ部と、上記データ部の取込開始を表すヘ
ッダ部と、上記データ部の取込終了を表すフッタ部とを
有することを特徴とする。本発明の他の態様では、上記
データ部は、複数の基本コードの組み合わせにより構成
されることを特徴とする。本発明の他の態様では、上記
データ部の基本コードは、上記ヘッダ部および上記フッ
タ部の基本コードと異なる描画パターンにより構成され
ることを特徴とする。
【0014】本発明の他の態様では、上記ヘッダ部およ
び上記フッタ部の何れか一方は、上記複数のセグメント
から成るデータマークをそれぞれ2進数の0または1に
対応させてこれを順に並べた場合に得られるビットパタ
ーンが、0と1が交互に並ぶように成された描画パター
ンにより構成されることを特徴とする。本発明の他の態
様では、上記ヘッダ部および上記フッタ部の何れか他方
は、上記複数のセグメントから成るデータマークをそれ
ぞれ2進数の0または1に対応させてこれを順に並べた
場合に得られるビットパターンが、何れか1つのビット
のみが1または0となるように成された描画パターンに
より構成されることを特徴とする。
【0015】また、本発明のバーコード発生装置は、2
次元平面の図形を分割して構成した複数のセグメントか
ら成るデータマークを基本コードとし、上記基本コード
を、上記データマークの描画パターンを時間軸に沿って
変化させながら発生するようにしたことを特徴とする。
【0016】本発明の他の態様では、上記基本コードの
表示同期あるいは読み取り同期に使用する所定のマーク
を時間軸に沿って変化させながら発生するようにしたこ
とを特徴とする。
【0017】本発明の他の態様では、上記基本コードの
種類として、識別しようとする各種情報の本体を表すデ
ータ部と、上記データ部の取込開始を表すヘッダ部と、
上記データ部の取込終了を表すフッタ部とを有し、上記
基本コードを上記ヘッダ部、上記データ部、上記フッタ
部の順番で変化させながら発生するようにしたことを特
徴とする。
【0018】本発明の他の態様では、上記データ部とし
て、複数の基本コードを順次発生するようにしたことを
特徴とする。
【0019】本発明の他の態様では、上記ヘッダ部およ
び上記フッタ部の何れか一方として、上記複数のセグメ
ントから成るデータマークをそれぞれ2進数の0または
1に対応させてこれを順に並べた場合に得られるビット
パターンが、0と1が交互に並ぶように成された基本コ
ードを発生するようにしたことを特徴とする。本発明の
他の態様では、上記ヘッダ部および上記フッタ部の何れ
か他方として、上記複数のセグメントから成るデータマ
ークをそれぞれ2進数の0または1に対応させてこれを
順に並べた場合に得られるビットパターンが、何れか1
つのビットのみが1または0となるように成された基本
コードを発生するようにしたことを特徴とする。
【0020】また、本発明のバーコード読取装置は、請
求項9〜14の何れか1項に記載のバーコード発生装置
により時間軸に沿って変化するように発生された複数の
基本コードを順次読み取り、当該読み取った複数の基本
コードをデジタルデータに変換することを特徴とする。
【0021】本発明の他の態様では、請求項10に記載
された上記所定のマークに同期して上記複数の基本コー
ドを順次読み取ることを特徴とする。本発明の他の態様
では、請求項14に記載のバーコード発生装置により発
生された上記ヘッダ部および上記フッタ部の何れか他方
の基本コードに基づいて、上記基本コードの読み取りが
行われた向きを認識することを特徴とする。
【0022】また、本発明のバーコードシステムは、請
求項9〜14の何れか1項に記載のバーコード発生装置
と、請求項15〜17の何れか1項に記載のバーコード
読取装置とを備えたことを特徴とする。
【0023】本発明の他の態様では、2次元平面の図形
を分割して構成した複数のセグメントから成るデータマ
ークを基本コードとし、上記基本コードの描画パターン
を時間軸に沿って変化させることによって構成したバー
コードを発生するバーコード発生装置と、上記バーコー
ド発生装置により発生されたバーコードを読み取り、当
該読み取ったバーコードをデジタルデータに変換してネ
ットワーク上に送信する携帯電話一体型バーコード読取
装置と、上記携帯電話一体型バーコード読取装置から上
記ネットワークを介して上記デジタルデータを受信し、
当該受信したデジタルデータに基づいて、上記バーコー
ドに係る商品の課金および決済の処理を行い、その結果
の課金・決済データを上記ネットワーク上のウェブサイ
トおよび上記携帯電話一体型バーコード読取装置の少な
くとも一方に送信する課金・決済センタ装置とを備えた
ことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるバーコ
ードシステムの全体構成を示す図である。図1におい
て、1はサーバであり、例えば所望のウェブサービスを
提供するために必要なデータをデータベース化して記憶
している。このサーバ1が持つデータの中には、以下に
述べる本実施形態のバーコード10を発生するために必
要なデータが含まれている。
【0025】2はパーソナルコンピュータ(以下、パソ
コン)等の情報処理端末、3は携帯電話やPDA(Pers
onal Digital Assistants)等の携帯端末であり、イン
ターネット等のネットワーク4を介してサーバ1に接続
される。パソコン2や携帯端末3からネットワーク4を
介してサーバ1のウェブサイト等にアクセスすることに
より、サーバ1が提供しているウェブサービスを利用す
ることができるようになっている。
【0026】このウェブサービスの中で、サーバ1はバ
ーコード10を発生してパソコン2や携帯端末3に配信
し、それらの画面上に表示させる。例えば、バーコード
10を発生させるためのプログラムをアプレットにより
構成し、これを必要に応じてサーバ1からパソコン2や
携帯端末3にダウンロードする。そして、このアプレッ
トを受信したパソコン2や携帯端末3の中で、当該アプ
レットを実行することによってバーコード10を画面上
に表示する。
【0027】5はバーコード読取装置であり、パソコン
2や携帯端末3の画面上に表示されたバーコード10を
光学的に読み取り、当該読み取ったバーコード10を、
その識別パターンに対応したデジタルデータに変換す
る。なお、バーコード読取装置5には送信バッファが備
えられており、このバッファがいっぱいになると、光学
読取部(センサ)からのバーコード10の読み取り動作
は停止する。
【0028】6はホストコンピュータ等のデータ処理装
置であり、バーコード読取装置5により取得されたバー
コード10に対応するデジタルデータを入力し、当該バ
ーコード10が表す各種情報を認識する。そして、その
認識結果に基づいて、アプリケーションプログラム等に
よってあらかじめ定められている処理を実行する。な
お、このデータ処理装置6は、ネットワーク4に接続さ
れたサーバ1あるいは他のサーバ(図示せず)であって
も良い。
【0029】上記バーコード読取装置5とデータ処理装
置6との間におけるデータ通信は、無手順あるいはAC
K/NAKプロトコルに従って行う。無手順で行う場合
は、バーコード読取装置5は、読み取ったバーコード1
0のデータをデータ処理装置6にただ送信するだけであ
る。
【0030】一方、データ通信をACK/NAKプロト
コルに従って行う場合、バーコード読取装置5は、バー
コード10の読み取りデータをデータ処理装置6に送信
した後、データ処理装置6からの応答待機状態となる。
ここで、データ処理装置6からACK信号を受信すると
正常終了となり、バーコード読取装置5はデータ通信を
終了する。また、データ処理装置6からNAK信号を受
信すると異常終了となり、バーコード読取装置5は読み
取りデータを再度送信する。
【0031】バーコード読取装置5からデータ処理装置
6に読み取りデータを送信する際のフォーマットは、図
6(a)に示す通りである。また、バーコード10が読
み取れなかった場合、バーコード読取装置5はデータ処
理装置6に読み取りエラーコードを送信する。そのエラ
ーフォーマットは、図6(b)に示す通りである。
【0032】また、データ処理装置6からバーコード読
取装置5に対しては、バーコード読取装置5を制御する
ための各種コマンドが送信される。そのコマンドフォー
マットは、図6(c)に示す通りである。このコマンド
には、バーコード読取装置5の送信バッファをクリアす
るBCLRコマンド、バーコード読取装置5のセンサを
ONにするSONコマンド、センサをOFFにするSO
FFコマンド、バーコード読取装置5をソフトリセット
するRESTコマンド等がある。
【0033】バーコード読取装置5は、これらのコマン
ドを正常に受信すると、READY信号をデータ処理装
置6に返信する。一方、コマンドを正常に受信できなか
った場合は、ERROR信号をデータ処理装置6に返信
する。
【0034】上記図1に示した構成において、サーバ1
あるいは、サーバ1とパソコン2や携帯端末3とにより
本発明のバーコード発生装置が構成される。また、バー
コード読取装置5あるいは、バーコード読取装置5とデ
ータ処理装置6とにより本発明のバーコード読取装置が
構成される。
【0035】図2は、本実施形態によるバーコード10
の画面表示例を示す図である。図2に示すように、本実
施形態のバーコード10は、2次元平面の図形(図2の
例では四角形)を5分割して構成した複数のセグメント
を有している。このうち、中央のセグメントはセンタマ
ーク11、当該センタマーク11の周囲に配置された4
つのセグメントはデータマーク12a〜12dを構成す
る。
【0036】4つのデータマーク12a〜12dは、そ
れぞれ白あるいは黒の表示で表される。これらデータマ
ーク12a〜12dの白表示および黒表示は、それぞれ
2進数の「0」および「1」に対応している。すなわ
ち、4つのデータマーク12a〜12dに対応する2進
数を左上から時計回りに順に並べることにより、4ビッ
トのビットパターンを得ることができる。
【0037】このように、本実施形態では、各データマ
ーク12a〜12dの表示の組み合わせにより、0〜1
5の数値を表現する。これら4つのデータマーク12a
〜12dによって表されるコードを、基本コードと呼ぶ
ことにする。本実施形態においては、4つのデータマー
ク12a〜12dから成る基本コードの描画パターンを
時間軸に沿って変化させ、個々の基本コードの描画パタ
ーンとその変化パターンとによって各種情報を表すよう
にする。
【0038】また、センタマーク11は、データマーク
12a〜12dの表示同期等に使用するものであり、時
間軸に沿って白表示と黒表示とを交互に変化させる。4
つのデータマーク12a〜12dの描画パターンは、こ
のセンタマーク11の表示の変化に同期して変化する。
すなわち、データマーク12a〜12dは、センタマー
ク11が白表示のときに変化させる。センタマーク11
が黒表示のときは、バーコード読取装置5がバーコード
10(基本コード)を読み込むタイミングに使用するの
で、データマーク12a〜12dは変化させない。
【0039】図3は、センタマーク11とデータマーク
12a〜12dの画面表示の変化の様子を示すタイムチ
ャートである。図3において、tvはセンタマーク11
が黒表示の期間であり、この期間中にデータマーク12
a〜12dの4ビットデータが確定する。tnはセンタ
マーク11が白表示の期間であり、この期間中にデータ
マーク12a〜12dの描画パターンが変化する。ds
はデータマーク12a〜12dにより構成される4ビッ
トデータのセットアップ期間、dhは当該4ビットデー
タのホールド期間、dvは当該4ビットデータの確定期
間を表す。
【0040】図4は、バーコード10の基本コードが時
間軸に沿って変化する1サイクル期間を示す図である。
図4に示すように、本実施形態のバーコード10は、基
本コードの種類として、バーコード10によって識別し
ようとする各種情報の本体を表すデータ部と、データ部
の取込開始を表すヘッダ部と、データ部の取込終了を表
すフッタ部とを有している。また、ヘッダ部とフッタ部
との間、つまり各サイクルの間には無データ部が存在す
る。
【0041】これら複数種類の基本コードの組み合わせ
で構成される1サイクル期間は、バーコード10の読み
取り時間があまり長くならないようにするために、比較
的短い時間となるように設定するのが好ましい。その時
間は、例えば約1秒である。
【0042】図5は、図4に示した各基本コードの描画
パターンを示す図である。無データ部の基本コードは、
図5(a)に示すように、4つのデータマーク12a〜
12dが全て「0」となる描画パターンである。ヘッダ
部の基本コードは、図5(b)に示すように、4つのデ
ータマーク12a〜12dが順に「0101」および
「1010」となる2種類の描画パターンを含んでい
る。これらのビットパターンは、それぞれ16進数の
「5」および「A」に相当する。
【0043】また、フッタ部の基本コードは、図5
(c)に示すように、4つのデータマーク12a〜12
dが順に「1000」および「0001」となる2種類
の描画パターンを含んでいる。これらのビットパターン
は、それぞれ16進数の「8」および「1」に相当す
る。また、データ部の基本コードは、図5(d)に示す
ように、上述の無データ部、ヘッダ部およびフッタ部と
異なる描画パターンにより構成する。
【0044】図4に示すように、ヘッダ部においては、
16進数で「5」および「A」となる基本コードを5→
A→5→A→5のように交互に発生する。また、フッタ
部においては、16進数で「8」および「1」となる基
本コードを8→1→8→1→8のように交互に発生す
る。また、データ部においては、無データ部、ヘッダ部
およびフッタ部と異なる組み合わせの任意の基本コード
を数種類、ヘッダ部とフッタ部との間で発生する。
【0045】本実施形態では、このように構成した1サ
イクルのバーコード10を繰り返し発生する。同じサイ
クルのデータを繰り返し発生しているのは、バーコード
読取装置5によるバーコード10の読み取りがいつ開始
されるのかが決まっていないためである。バーコード1
0の読み取りをいつ開始しても、繰り返し発生されてい
るサイクルデータの中からヘッダ部とフッタ部とを認識
することにより、その間に存在する肝心のデータ部を確
実に取り込むことが可能となる。
【0046】上述のヘッダ部およびフッタ部の描画パタ
ーンは、特別な意味を持ったパターンである。例えば、
図5(b)に示すヘッダ部の「5」と「A」を構成する
描画パターンは、2進数の「0」と「1」が交互に並ぶ
ように成された2種類のパターンであり、これを180
度回転して見ても同じ描画パターンとなる。また、左あ
るいは右に90度回転して見ると、「5」の描画パター
ンは「A」となり、逆に「A」の描画パターンは「5」
となる。
【0047】つまり、バーコード読取装置5のセンサを
表示画面上のバーコード10に正しい向きあるいは正反
対の向きで当てた場合には、ヘッダ部の基本コードは5
→A→5→A→5のように正しく読み取られる。一方、
バーコード読取装置5のセンサを表示画面上のバーコー
ド10に90度回転した向きで当てた場合には、ヘッダ
部の基本コードはA→5→A→5→Aのように読み取ら
れる。このように、何れの向きでバーコード10を読み
取っても、ヘッダ部のビットパターンは「5」と「A」
との組み合わせで変化する。これにより、バーコード1
0の読み取り向きに関係なくヘッダ部を確実に認識させ
ることが可能となる。
【0048】また、図5(c)に示すフッタ部の「8」
と「1」を構成する描画パターンは、何れか1つのビッ
トのみが2進数の「1」となるように成された2種類の
パターンである。これらの描画パターンを左右90度、
あるいは180度の方向に回転すると、どの方向に回転
しても何れか1つのビットのみが「1」となることに変
わりはないが、得られるビットパターンがその回転の向
きに応じて変動する。
【0049】すなわち、バーコード読取装置5のセンサ
を表示画面上のバーコード10に正しい向きで当てた場
合には、フッタ部の基本コードは8→1→8→1→8の
ように読み取られる。これに対して、バーコード読取装
置5のセンサを右90度、180度、左90度の向きで
バーコード10に当てた場合には、フッタ部の基本コー
ドはそれぞれ1→2→1→2→1、2→4→2→4→
2、4→8→4→8→4のように読み取られる。これに
より、読み取ったフッタ部のビットパターンがどのよう
に変化しているかによって、バーコード10の読み取り
向きを認識させることが可能となる。
【0050】なお、ここでは、何れか1つのビットのみ
が2進数の「1」となるように成されたフッタ部のビッ
トパターンの例として16進数の「8」と「1」を用い
る例について説明したが、16進数の「2」や「4」を
用いるようにしても良い。また、何れか1つのビットの
みが2進数の「0」となるように成されたビットパター
ンを用いるようにしても良い。
【0051】また、ここでは、ヘッダ部およびフッタ部
にそれぞれ2種類のビットパターンを割り当て、これを
交互に変化させる例について説明したが、何れか一方の
1種類のビットパターンを繰り返し発生するようにして
も良い。また、ここに示したヘッダ部のビットパターン
をフッタ部として用い、フッタ部のビットパターンをヘ
ッダ部として用いるようにしても良い。
【0052】図1に示したバーコード読取装置5は、こ
のように時間軸に沿って変化するバーコード10の基本
コードを光学的に読み取り、そのビットパターンを表す
デジタルデータに変換してデータ処理装置6に供給す
る。データ処理装置6は、バーコード読取装置5から供
給されたバーコード10に対応するデジタルデータに基
づいて、ヘッダ部、データ部、フッタ部をそれぞれ認識
する。
【0053】このとき、データ処理装置6は、基本コー
ドが5→A→5→A→5のように変化している部分、あ
るいはA→5→A→5→Aのように変化している部分が
あれば、それをヘッダ部と認識する。また、基本コード
が8→1→8→1→8、1→2→1→2→1、2→4→
2→4→2、あるいは4→8→4→8→4の何れかのパ
ターンで変化している部分があれば、それをフッタ部と
認識する。また、ここに示したどのパターンで基本コー
ドが変化しているかによって、バーコード10に当てら
れたセンサの向きも認識する。
【0054】バーコード読取装置5のセンサがバーコー
ド10に正しい向きで当てられている場合は、データ部
のデータを正しく認識することができる。一方、バーコ
ード読取装置5のセンサがバーコード10に正しい向き
で当てられていないと、データ部のデータが誤ったもの
として認識されてしまう。しかし、本実施形態では、バ
ーコード10の読み取り向きを認識することにより、適
切な処理を行うことが可能となる。
【0055】例えば、バーコード10の読み取り向きが
正しくなかったときに、エラーメッセージを出力し、バ
ーコード10の再読み取りを促すようにすることが可能
である。また、バーコード10の読み取り向きが正しく
なかったときに、そのとき認識した読み取り向きに応じ
て、データ部を構成する各基本コードの4ビットデータ
をそれぞれビットシフトすることにより、正しい向きで
読み取った場合の4ビットデータに自動的に変換するよ
うにしても良い。
【0056】データ処理装置6は、以上のようにしてデ
ータ部を認識すると、そのデータ部によって表される各
種情報に基づいて、アプリケーションプログラム等によ
ってあらかじめ定められている処理を実行する。例え
ば、ウェブサイトで購入した商品の合計金額、トランザ
クションID、ウェブサイトID(サーバID)、電子
署名などの情報をデータ部によって表すことにより、本
実施形態のバーコード10を利用して電子決済を行うこ
とが可能である。
【0057】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、複数のセグメントに分割した基本コードの平面
的な描画パターンだけでなく、当該基本コードの時間的
な変化パターンによって各種情報を表現するようにした
ので、1つの基本コードで表現可能な情報量は少なくて
も(上記実施形態の場合は1つの基本コードで4ビット
の情報量)、時間軸に沿って変化する基本コードの組み
合わせによって多量の情報を表現することができる。つ
まり、平面的な描画パターンだけで各種情報を表現して
いた従来のバーコードと異なり、少ないバーコード面積
であっても多くの識別パターンを表示することが可能で
ある。
【0058】また、本実施形態によれば、1つの基本コ
ードは比較的簡単な描画パターンから成っており、従来
のようにキャラクタバーやピクセルを高密度に描画した
ものではない。したがって、バーコード読取装置5の読
み取り精度がそれほど高くなくても、基本コードのデー
タを誤って読み込んでしまう確率は非常に低くすること
ができる。しかも、本実施形態ではバーコード10の読
み取り向きまで認識するようにしているので、誤読率を
極めて低くすることが可能である。
【0059】なお、上記実施形態では、バーコード10
の基本コードを形成する図形が四角形である例について
説明したが、四角形に限定されるものではない。また、
上記実施形態では、データマーク12a〜12dの表示
同期および読み取り同期に使用する所定のマークを基本
コードの中央に配置したが、これ以外の場所に配置して
も良い。
【0060】また、上記実施形態は、1つの基本コード
中に4つのデータマーク12a〜12dを形成する例に
ついて説明したが、データマークの数はこれに限定され
るものではない。すなわち、基本コードをより少ない数
あるいはより多い数で分割して、データマークの数を
2、8、16、・・・等としても良い。データマークの数
を多くした場合は、それだけ多くの識別パターンを表示
することが可能となる。
【0061】また、上記実施形態では、基本コードには
描画パターンが比較的簡単なものを用いる例について説
明したが、バーコード読取装置5の読み取り精度を十分
に高くすることができるような場合には、基本コードの
描画パターンとして、図9に示した2次元バーコードの
ような描画パターンを用いるようにしても良い。このよ
うにすれば、誤読率を低く保ちつつ、1つのバーコード
10で極めて多量の情報を表現することができる。
【0062】また、上記実施形態では、サーバ1からパ
ソコン2や携帯端末3にアプレットをダウンロードする
ことによってバーコード10を画面上に表示するように
しているが、この例に限定されるものではない。例え
ば、サーバ1のようなものは存在せず、パソコン2や携
帯端末3自身が独自のプログラムに従ってバーコード1
0を発生して画面上に表示するようにしても良い。
【0063】また、上記実施形態では、データマーク1
2a〜12dの表示態様として、白表示および黒表示の
2種類のみを用いる例について説明したが、これ以外の
カラー表示を用いるようにし、それぞれの色ごとに異な
るビットパターンを与えるようにしても良い。このよう
にすれば、同じ面積および同じサイクル期間のバーコー
ドでもより多くの情報量を表現することができる。
【0064】また、上記実施形態では、携帯端末3とバ
ーコード読取装置5とを別体として構成する例について
説明したが、これらを一体として構成しても良い(携帯
電話一体型バーコードリーダ)。図7は、この携帯電話
一体型バーコードリーダを用いたシステムの応用例を示
す図である。なお、この図7において、図1に示した符
号と同一の符号を付したものは互いに同一の機能を有す
るものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0065】図7において、21は携帯電話一体型バー
コードリーダであり、図1に示した携帯電話3とバーコ
ード読取装置5の機能を備えている。すなわち、携帯電
話一体型バーコードリーダ21は、パソコン2の画面上
に表示されたバーコード10を光学的に読み取り、当該
読み取ったバーコード10を、その識別パターンに対応
したデジタルデータに変換する。そして、そのデジタル
データを携帯電話の通信機能を利用して外部に送信す
る。
【0066】この携帯電話一体型バーコードリーダ22
は、インターネット等のネットワーク4に接続されてい
る。また、ネットワーク4上には課金・決済センタ22
も接続されている。携帯電話一体型バーコードリーダ2
1により読み取られたバーコード10のデジタルデータ
は、ネットワーク4を介して課金・決済センタ22に送
信される。
【0067】課金・決済センタ22では、携帯電話一体
型バーコードリーダ21により取得されたバーコード1
0に対応するデジタルデータを入力し、当該バーコード
10が表す各種情報を認識する。そして、その認識結果
に基づいて、アプリケーションプログラム等によってあ
らかじめ定められている課金および決済の処理を実行す
る。
【0068】このように構成したシステムの動作を簡単
に説明する。サーバ1は、ウェブサイト上でバーコード
10を発生し、パソコン2の画面に表示させる。携帯電
話一体型バーコードリーダ21は、このウェブサイトで
発生したバーコード10を読み取り、そのバーコード1
0に対応するデジタルデータを取得して、携帯電話が持
つ通信機能を利用して課金・決済センタ22に送信す
る。
【0069】課金・決済センタ22は、携帯電話一体型
バーコードリーダ21から受信したデジタルデータに基
づいて、バーコード10に係る商品の課金および決済の
処理を行う。その後、課金・決済センタ22は、ネット
ワーク4上の所定のサイトおよび携帯電話一体型バーコ
ードリーダ21の少なくとも一方に、課金・決済データ
を送信する。利用者は、上記所定のサイトまたは携帯電
話一体型バーコードリーダ21で当該課金・決済に関す
る情報を確認する。
【0070】その他、上記実施形態は、本発明を実施す
るにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、こ
れによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されては
ならないものである。すなわち、本発明はその精神、ま
たはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で
実施することができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の図形を分割して構成した複数のセグメントを基本コ
ードとし、当該基本コードの平面的な描画パターンと、
当該基本コードの時間的な変化パターンとによって各種
情報を表現するようにしたので、少ないバーコード面積
であっても多くの識別パターンを表示して、多量の情報
を表現することができる。
【0072】しかも、本発明によれば、多くの識別パタ
ーンを表示するために非常に多くのキャラクタバーやピ
クセルを高密度に描画する必要がなく、1つの基本コー
ドを比較的簡単な描画パターンで構成することができる
ので、バーコード読取装置の読み取り精度がそれほど高
くなくても、基本コードのデータを誤って読み込んでし
まう確率を低くすることができ、誤読率を低くすること
ができる。
【0073】また、本発明の他の特徴によれば、バーコ
ードを構成するヘッダ部とフッタ部の描画パターンとし
て特殊なパターンを採用したので、ヘッダ部とフッタ部
との間に存在するデータ部を確実に認識することができ
る。また、ヘッダ部とフッタ部の描画パターンを読み取
ることによって得られるビットパターンに基づいてバー
コードの読み取り向きを認識するようにしたので、バー
コードを正しい向きで読み取っていないときでも、デー
タ部のデータを誤って読み込んでしまうことをなくすこ
とができ、誤読率を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるバーコードシステムの全体構
成を示す図である。
【図2】本実施形態によるバーコードの画面表示例を示
す図である。
【図3】本実施形態によるバーコードを構成するセンタ
マークとデータマークの画面表示の変化の様子を示すタ
イムチャートである。
【図4】本実施形態によるバーコードの基本コードが時
間軸に沿って変化する1サイクル期間を示す図である。
【図5】図4に示した各基本コードの描画パターンを示
す図である。
【図6】本実施形態のバーコード読取装置とデータ処理
装置との間で行われるデータ通信のデータフォーマット
を示す図である。
【図7】本実施形態によるバーコードシステムの他の構
成例を示す図である。
【図8】従来の1次元バーコードを示す図である。
【図9】従来の2次元バーコードを示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 パソコン 3 携帯端末 4 ネットワーク 5 バーコード読取装置 6 データ処理装置 10 バーコード 11 センタマーク 12a〜12d データマーク 21 携帯電話一体型バーコードリーダ 22 課金・決済センタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA00 BB01 BB12 5B072 AA00 CC24 DD01 EE01 EE03 FF39 LL18 MM04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元平面の図形を分割して構成した複
    数のセグメントから成るデータマークを基本コードと
    し、上記基本コードの描画パターンと、当該描画パター
    ンの時間軸に沿った変化パターンとにより各種情報を表
    すようにしたことを特徴とするバーコード。
  2. 【請求項2】 上記複数のセグメントから成るデータマ
    ークをそれぞれ2進数の0または1に対応させたことを
    特徴とする請求項1に記載のバーコード。
  3. 【請求項3】 上記基本コードの表示同期あるいは読み
    取り同期に使用され、時間軸に沿って変化する所定のマ
    ークを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載
    のバーコード。
  4. 【請求項4】 時間軸に沿って変化する上記基本コード
    の種類として、上記各種情報の本体を表すデータ部と、
    上記データ部の取込開始を表すヘッダ部と、上記データ
    部の取込終了を表すフッタ部とを有することを特徴とす
    る請求項1〜3の何れか1項に記載のバーコード。
  5. 【請求項5】 上記データ部は、複数の基本コードの組
    み合わせにより構成されることを特徴とする請求項4に
    記載のバーコード。
  6. 【請求項6】 上記データ部の基本コードは、上記ヘッ
    ダ部および上記フッタ部の基本コードと異なる描画パタ
    ーンにより構成されることを特徴とする請求項5に記載
    のバーコード。
  7. 【請求項7】 上記ヘッダ部および上記フッタ部の何れ
    か一方は、上記複数のセグメントから成るデータマーク
    をそれぞれ2進数の0または1に対応させてこれを順に
    並べた場合に得られるビットパターンが、0と1が交互
    に並ぶように成された描画パターンにより構成されるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のバーコード。
  8. 【請求項8】 上記ヘッダ部および上記フッタ部の何れ
    か他方は、上記複数のセグメントから成るデータマーク
    をそれぞれ2進数の0または1に対応させてこれを順に
    並べた場合に得られるビットパターンが、何れか1つの
    ビットのみが1または0となるように成された描画パタ
    ーンにより構成されることを特徴とする請求項4または
    7に記載のバーコード。
  9. 【請求項9】 2次元平面の図形を分割して構成した複
    数のセグメントから成るデータマークを基本コードと
    し、上記基本コードを、上記データマークの描画パター
    ンを時間軸に沿って変化させながら発生するようにした
    ことを特徴とするバーコード発生装置。
  10. 【請求項10】 上記基本コードの表示同期あるいは読
    み取り同期に使用する所定のマークを時間軸に沿って変
    化させながら発生するようにしたことを特徴とする請求
    項9に記載のバーコード発生装置。
  11. 【請求項11】 上記基本コードの種類として、識別し
    ようとする各種情報の本体を表すデータ部と、上記デー
    タ部の取込開始を表すヘッダ部と、上記データ部の取込
    終了を表すフッタ部とを有し、上記基本コードを上記ヘ
    ッダ部、上記データ部、上記フッタ部の順番で変化させ
    ながら発生するようにしたことを特徴とする請求項9ま
    たは10に記載のバーコード発生装置。
  12. 【請求項12】 上記データ部として、複数の基本コー
    ドを順次発生するようにしたことを特徴とする請求項1
    1に記載のバーコード発生装置。
  13. 【請求項13】 上記ヘッダ部および上記フッタ部の何
    れか一方として、上記複数のセグメントから成るデータ
    マークをそれぞれ2進数の0または1に対応させてこれ
    を順に並べた場合に得られるビットパターンが、0と1
    が交互に並ぶように成された基本コードを発生するよう
    にしたことを特徴とする請求項11に記載のバーコード
    発生装置。
  14. 【請求項14】 上記ヘッダ部および上記フッタ部の何
    れか他方として、上記複数のセグメントから成るデータ
    マークをそれぞれ2進数の0または1に対応させてこれ
    を順に並べた場合に得られるビットパターンが、何れか
    1つのビットのみが1または0となるように成された基
    本コードを発生するようにしたことを特徴とする請求項
    11または13に記載のバーコード発生装置。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14の何れか1項に記載の
    バーコード発生装置により時間軸に沿って変化するよう
    に発生された複数の基本コードを順次読み取り、当該読
    み取った複数の基本コードをデジタルデータに変換する
    ことを特徴とするバーコード読取装置。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載された上記所定のマ
    ークに同期して上記複数の基本コードを順次読み取るこ
    とを特徴とする請求項15に記載のバーコード読取装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載のバーコード発生装
    置により発生された上記ヘッダ部および上記フッタ部の
    何れか他方の基本コードに基づいて、上記基本コードの
    読み取りが行われた向きを認識することを特徴とする請
    求項15または16に記載のバーコード読取装置。
  18. 【請求項18】 請求項9〜14の何れか1項に記載の
    バーコード発生装置と、請求項15〜17の何れか1項
    に記載のバーコード読取装置とを備えたことを特徴とす
    るバーコードシステム。
  19. 【請求項19】 2次元平面の図形を分割して構成した
    複数のセグメントから成るデータマークを基本コードと
    し、上記基本コードの描画パターンを時間軸に沿って変
    化させることによって構成したバーコードを発生するバ
    ーコード発生装置と、上記バーコード発生装置により発
    生されたバーコードを読み取り、当該読み取ったバーコ
    ードをデジタルデータに変換してネットワーク上に送信
    する携帯電話一体型バーコード読取装置と、上記携帯電
    話一体型バーコード読取装置から上記ネットワークを介
    して上記デジタルデータを受信し、当該受信したデジタ
    ルデータに基づいて、上記バーコードに係る商品の課金
    および決済の処理を行い、その結果の課金・決済データ
    を上記ネットワーク上のウェブサイトおよび上記携帯電
    話一体型バーコード読取装置の少なくとも一方に送信す
    る課金・決済センタ装置とを備えたことを特徴とするバ
    ーコードシステム。
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