JP2003280962A - 分散装置によるデータ保護システム及びその方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents

分散装置によるデータ保護システム及びその方法並びにコンピュータプログラム

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JP2003280962A
JP2003280962A JP2002081946A JP2002081946A JP2003280962A JP 2003280962 A JP2003280962 A JP 2003280962A JP 2002081946 A JP2002081946 A JP 2002081946A JP 2002081946 A JP2002081946 A JP 2002081946A JP 2003280962 A JP2003280962 A JP 2003280962A
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Katsutoshi Nakamura
勝俊 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに接続された複数のデータセン
タを協力者に対して募集し、分散配置された協力者の記
憶装置を利用することで、一つのデータセンタの記憶装
置が破壊された場合にも容易に記憶されたデータを修
復、復元できる分散装置によるデータ保護システム及び
その方法並びにコンピュータプログラムに関する技術を
提供する点にある。 【解決手段】 図1に示すように、本実施の形態に係る
分散装置によるデータ保護システムは、インターネット
などのネットワーク100に接続されたデータセンタ
(データシステム)10A、10B、10Cと、運営者
サイト10Xとで概略構成され、データセンタ10A、
10B、10Cはネットワーク100を介して利用者端
末20からのアクセスを受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータの保護システ
ムに関し、特にネットワークに接続された複数のデータ
システムに配置された記憶装置を利用した分散装置によ
るデータ保護システム及びその方法並びにコンピュータ
プログラムに属する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報センタなどのデータ保護を目
的として、処理データのバックアップを作成して、情報
センタとは離れた場所に保管することが行われていた。
また、記憶装置へのアクセスの高速化、格納容量の増加
及びディスククラッシュからの回復における効率を高め
るために多くの技術が公開されている。特に、大量のデ
ータを身近に保管しておく必要のあるデータ管理者は、
RAID(Redundant Array of I
nexpensive Disks)5など技術を利用
して、データシステムの高速化、格納容量の増加、ディ
スククラッシュからの回復における効率を高めるなどの
目的を達成している。
【0003】図4は、従来のデータ保護が考慮されたデ
ータシステム200Aの一例を示す図である。図に示す
ように、データシステム200AではCPU120に接
続されたライドコントローラ110の管理のもとで記憶
装置111、112、11nが設置されている。データ
センタ200Aへはインターネットなどのネットワーク
100を介して、利用者端末150からアクセスが行わ
れる。また、データセンタ200Aにおけるシステムの
信頼性を高めるため、データセンタ200Aとネットワ
ーク100とは、2重化通信網160などにより接続が
強化されている。更に、データセンタ200Aにおい
て、安定化電源装置180の設置や、他のデータ保護対
策170(図中、守衛所、セキュリティチェック、地震
対策)が考慮されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。
【0005】データセンタにおいてバックアップされた
データは、保管されているだけで通常稼働に利用される
ことはなかった。また、2重化通信網などを含むデータ
保護対策には高額の費用が必要であった。更に、RAI
D5技術を利用したデータセンタの保護についても、天
変地異、テロ行為などにより一つのデータセンタ内のデ
ータセンタそのものが破壊されてしまった場合は、デー
タ回復の方策がないという問題点があった。
【0006】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ネットワークに接
続された複数のデータセンタを協力者に対して募集し、
分散配置された協力者の記憶装置を利用することで、一
つのデータセンタの記憶装置が破壊された場合にも容易
に記憶されたデータを修復、復元できる分散装置による
データ保護システム及びその方法並びにコンピュータプ
ログラムに関する技術を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、インターネットなどネットワークに接続された
複数のデータシステムに分割データを分散記憶させる分
散装置によるデータ保護システムであって、前記データ
システムを管理できる、前記ネットワークに接続された
運営者サイトを備え、該運営者サイトは、前記ネットワ
ークに接続された利用者端末からアップロードされた利
用者データより、3つ以上の前記データシステムに記憶
させる前記分割データを作成するデータ分割手段と、前
記利用者端末からの要求に従い、前記データシステムか
ら呼出された前記分割データより前記利用者データを復
元するデータ復元手段とを有することを特徴とする分散
装置によるデータ保護システムに存する。請求項2記載
の本発明の要旨は、前記運営者サイトは、Webページ
や電子メールを含む前記ネットワークを用いた広告手段
を介して、前記データシステムの登録を募集することを
特徴とする請求項1に記載の分散装置によるデータ保護
システムに存する。請求項3記載の本発明の要旨は、前
記データ分割手段は、前記利用者データをストライプ化
した中間データと該中間データに基づき生成されたパリ
ティとを含む前記分割データを作成し、前記データ復元
手段は、前記分割データに含まれる中間データから、又
は、一部が欠落した前記分割データにおける前記中間デ
ータと前記パリティとから前記利用者データを修復して
復元することを特徴とする請求項1又は2に記載の分散
装置によるデータ保護システムに存する。請求項4記載
の本発明の要旨は、前記データ分割手段は、前記データ
システムが有する記憶手段の記憶媒体に対応する前記中
間データを生成して前記分割データを作成することを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の分散装置に
よるデータ保護システムに存する。請求項5記載の本発
明の要旨は、前記データ分割手段は、前記利用者データ
を暗号化して前記分割データを作成することを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載の分散装置によるデ
ータ保護システムに存する。請求項6記載の本発明の要
旨は、前記運営者サイトは、前記データ分割手段により
作成された前記分割データの一部又は全てを、予め設定
された前記データシステムに自動転送する転送手段を有
することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
の分散装置によるデータ保護システムに存する。請求項
7記載の本発明の要旨は、前記運営者サイトは、前記利
用者端末から前記分割データの分割数の指示を受け、該
分割数に従い前記データシステムの数を設定できるデー
タ表示・設定手段を有することを特徴とする請求項1乃
至6のいずれかに記載の分散装置によるデータ保護シス
テムに存する。請求項8記載の本発明の要旨は、前記デ
ータ表示・設定手段は、予め登録された信頼度や利用料
金を含む前記データシステムに関する登録情報を開示
し、前記利用者端末からの前記利用者データを記憶する
ためのデータシステムの選択に従い前記データシステム
の設定を行うことを特徴とする請求項7に記載の分散装
置によるデータ保護システムに存する。請求項9記載の
本発明の要旨は、インターネットなどネットワークに接
続された複数のデータシステムに分割データを分散記憶
させる分散装置によるデータ保護方法であって、前記ネ
ットワークに接続された運営者サイトは、前記ネットワ
ークに接続された利用者端末からアップロードされた利
用者データより、3つ以上の前記データシステムに記憶
させる前記分割データを作成し、前記データシステムに
前記分割データを分散記憶させる第1のステップと、前
記利用者端末からの要求に従い、前記データシステムか
ら呼出された前記分割データより前記利用者データを復
元し、前記利用者端末に送信する第2のステップとを有
することを特徴とする分散装置によるデータ保護方法に
存する。請求項10記載の本発明の要旨は、前記第1の
ステップは、前記利用者データがストライプ化された中
間データと該中間データに基づき生成されたパリティと
を含む前記分割データを作成するステップを含み、前記
第2のステップは、前記分割データに含まれる中間デー
タから、又は、一部が欠落した前記分割データにおける
前記中間データと前記パリティとから前記利用者データ
を修復して復元するステップを含むことを特徴とする請
求項9に記載の分散装置によるデータ保護方法に存す
る。請求項11記載の本発明の要旨は、前記第1のステ
ップは、予めWebサイトや電子メールを含む前記ネッ
トワークを利用した広告手段を介して、データシステム
の登録を募集するステップを含むことを特徴とする請求
項9又は10に記載の分散装置によるデータ保護方法に
存する。請求項12記載の本発明の要旨は、前記第1の
ステップは、前記データシステムが有する記憶手段の記
憶媒体に対応する前記中間データを生成して前記分割デ
ータを作成するステップを含むことを特徴とする請求項
9乃至11のいずれかに記載の分散装置によるデータ保
護方法に存する。請求項13記載の本発明の要旨は、前
記第1のステップは、前記利用者データを暗号化して前
記分割データを作成するステップを含むことを特徴とす
る請求項9乃至12のいずれかに記載の分散装置による
データ保護方法に存する。請求項14記載の本発明の要
旨は、前記第1のステップは、作成された前記分割デー
タの一部又は全てを、予め設定された前記データシステ
ムに自動転送するステップを含むことを特徴とする請求
項9乃至13のいずれかに記載の分散装置によるデータ
保護方法に存する。請求項15記載の本発明の要旨は、
前記第1のステップは、予めWebサイトを利用して前
記利用者端末から前記分割データの分割数の指示を受
け、該分割数に従い前記データシステムの数を設定する
ステップを含むことを特徴とする請求項9乃至14のい
ずれかに記載の分散装置によるデータ保護方法に存す
る。請求項16記載の本発明の要旨は、前記第1のステ
ップは、予めWebサイトを利用して、予め登録された
信頼度や利用料金を含む前記データシステムに関する登
録情報を開示し、前記利用者端末からのデータシステム
の選択に従い前記データシステムの設定を行うステップ
を含むことを特徴とする請求項9乃至15のいずれかに
記載の分散装置によるデータ保護方法に存する。請求項
17記載の本発明の要旨は、請求項9乃至16のいずれ
かに記載の分散装置によるデータ保護方法における運営
者サイトでの動作を実現できるコンピュータプログラム
であって、請求項9乃至16のいずれかに記載の各ステ
ップがコード化されたことを特徴とするコンピュータプ
ログラムに存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は、本実施の形態に係る分散装置によ
るデータ保護システムの構成の一例を示す図である。
【0010】図1に示すように、本実施の形態に係る分
散装置によるデータ保護システムは、インターネットな
どのネットワーク100に接続されたデータセンタ(デ
ータシステム)10A、10B、10Cと、運営者サイ
ト10Xとで概略構成され、データセンタ10A、10
B、10Cはネットワーク100を介して利用者端末2
0からのアクセスを受ける。
【0011】データセンタ10Aは、記憶装置H01と
制御装置S01を備える。データセンタ10Bは、記憶
装置H02と制御装置S02を備える。データセンタ1
0Cは、記憶装置H03と制御装置S03を備える。デ
ータセンタ10A、10B、10Cは、東京、大阪、米
国というように分散して配置されている。記憶装置H0
1、記憶装置H02及び記憶装置H03の記憶域の構成
は同じ、又は、記憶域の対応づけができ、一つのアレイ
上に配置されて、各々の記憶アドレスの対応ができるよ
うにする。また、利用者端末20は記憶装置H04を備
える。
【0012】運営者サイト10Xは、利用者端末20か
らのアクセスに対応する受付装置12及び記憶装置H1
1、データセンタ10A、10B、10Cとの対応をす
る転送装置(転送手段)16及び記憶装置H12、利用
者端末20からの利用者データを分割するデータ分割・
復元手段14とを備える。データ分割・復元手段14
は、データ分割部(データ分割手段、図示せず)とデー
タ復元部(データ復元手段、図示せず)とを有する。
【0013】受付装置12は、利用者端末20から送信
された利用者データを記憶装置H11に一時記憶する。
データ分割・復元手段14のデータ分割部は、記憶装置
H11の利用者データをストライプ化して中間データを
作成し、この中間データに基づくパリティを生成する。
中間データとパリティとを分割データとして記憶装置H
12に一時記憶する。転送装置16は、データセンタ1
0A、10B、10Cに分割データを予め設定されたデ
ータセンタ10A、10B、10Cに自動転送し、記憶
装置H01〜03に各々分散記憶させる。また、利用者
端末20からの要求に対して、分散記憶された分割デー
タをデータセンタ10A、10B、10Cから呼出し、
記憶装置H12に一時記憶する。また、記憶装置H01
〜H0nは、各々同一構成の記憶手段、又は、各記憶手
段の記憶場所の対応関係が設定できるように一つのアレ
イ上に配置されている。更に、記憶手段については、利
用者の使用条件に合わせて、異なった記憶媒体を利用す
ることもできる。
【0014】データ分割・復元手段14のデータ復元部
は、記憶装置H12の分割データから利用者データを復
元する。また、データセンタ10A、10B、10Cの
うち一つのデータセンタにおいて事故発生があり、分割
データの一部が破壊された場合、復元に必要十分な残り
の分割データにおける中間データ、又は、一部が欠落し
た中間データとパリティとから利用者データを修復、復
元する。
【0015】また、利用者端末20の記憶装置H04を
第4番目のデータセンタの記憶装置とすることもでき
る。即ち、利用方法として利用者データの分割データに
おける一部をデータセンタ10A、10B、10Cに分
散配置することになる。
【0016】図2は、図1におけるデータの流れの一例
を示す図である。
【0017】n番目のデータセンタも想定した図2を参
照してデータ処理の流れを説明する。
【0018】利用者端末(利用者サイト)20の記憶装
置H04から運営者サイト10Xの記憶装置H11に利
用者データがアップロードT01される。
【0019】運営者サイト10Xにて、利用者データは
デコード(分割)T02され分割データD01が作成さ
れる。
【0020】分割データD01は、協力者1のデータセ
ンタ10A、協力者2のデータセンタ10B、協力者3
のデータセンタ10C、・・・、協力者nのデータセン
タ10nが各々管理する記憶装置H01、H02、H0
3・・H0nに分散配置T03される。なお、図2にお
いては、利用者サイト20の記憶装置H04も分散配置
先としている。
【0021】データセンタのうち一つに事故発生T04
があった場合(図において、データセンタ10Bが該当
する)、運営者サイト10Xにて、記憶装置H01、H
03、H04・・H0nから残った分割データD02を
収集T05する。次に、収集された分割データD02か
ら利用者データがエンコード(復元、再生)T06され
る。利用者データは、利用者端末20の記憶装置H04
にダウンロードT07される。
【0022】図3は、データストレージの利用者に開示
される登録情報の一例である。
【0023】運営者サイト10Xの運営者は、予めデー
タストレージ(データセンタ)を管理する協力者を公に
募集する。
【0024】運営者サイト10X上では、Webページ
(データ表示・設定手段)などを設定して、協力関係が
成立した協力者1〜nのデータセンタに関する登録情報
を掲示する。この登録情報は、データストレージの利用
者により利用者端末20からアクセスが可能となり、閲
覧やデータセンタの選択ができる。
【0025】図3に示す申込用紙(一般には、ネット上
のWebページで申込みが行われる)にはデータセンタ
を特定するセンタIDN01、センタの設置地域(場
所)N02、記憶容量(MB)に対する利用金額N0
3、データストレージの信頼度N04、利用者により選
択されるデータセンタの選択欄N05が表示(記載)さ
れる。また、データセンタの募集は、運営者サイト10
Xからの電子メールなどを用いても行うことができる。
【0026】図中、センタIDN01「1001」はデ
ータセンタ10A、「1002」はデータセンタ10
B、「2003」はデータセンタ10Cに対応し、デー
タセンタ10Cの選択欄N05が選択N06されている
状態を示す。
【0027】信頼度N04は、協力者側からの自己申告
でもよいし、運営者サイトの管理下での不具合状態を統
計処理して自動掲載してもよい。このようにして各々の
信頼度の数値(Ti、iは任意の整数)が登録される。
また、分割データの数をNとすると、 システム全体の信頼度(T)=ΣTi/N で示される。また、分割データD01のパリティは、シ
ステム全体の信頼度(T)に基づき生成されるように設
定する。
【0028】また、システム全体の信頼度(T)が所定
の数値より小さく/以下になった場合、分割データの復
元不能の可能性に対する警告として利用される。
【0029】実施の形態に係る分散装置によるデータ保
護システムは上記の如く構成されているので、以下に掲
げる効果を奏する。
【0030】運営者サイト運営者がインターネットなど
のネットワークを利用し、データベースの利用者と第三
者となるストレージ業者(協力者)を募集することで、
運営コストが抑え、同時に高い機密性と安定性とを有す
るデータ保護システムを構築できる。
【0031】単一のデータストレージ装置やタ単一のデ
ータシステム(データセンタ)が天災や停電、ネットワ
ークの損傷によるデータシステムへのアクセスが不能に
なった場合でも、本実施の形態における運用者サイトを
有するASP(Application Servic
e Provider:アプリケーション・サービス・
プロバイダ)においては、システム内のデータについて
修復、復元を行い利用者データの完全復旧ができる確立
が高くなる。
【0032】本実施の形態でのデータ保護システム(運
用者サイト)において、各データシステムに記憶される
(預ける)分割データが暗号化されていなくても、スト
ライプ化されたデータなので機密を保つことができる。
また、暗号化を行えばストライプ化と暗号化とによる二
重のセキュリティが保たれる。
【0033】運用者サイト上で動作するソフトウェアが
きめ細かいデータの分割、復元、修復及びデータ転送を
行うので、大規模なセキュリティシステムや安定化電源
システムが不要となり、運営業者は小規模事業者でも参
加ができる。
【0034】協力者の数(データシステムの数)を増や
すことで、一部のデータシステムが不安定、信頼性、稼
働率が低いなどの場合も全体の信頼性を含むパフォーマ
ンスを高く維持できる。
【0035】協力者は、余分な記憶スペースや機器を有
効利用でき、運用者は安価に記憶スペースや機器を利用
ができる。
【0036】また、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な分散装
置によるデータ保護システムに関する技術に適用するこ
とができる。
【0037】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0038】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。
【0040】保管目的のみのデータサーバのバックアッ
プが不要となりデータセンタにおける記憶装置の有効利
用ができる。災害などにより一つのデータセンタにおけ
るデータサーバの記憶装置が完全破壊されても、記憶さ
れたデータの復旧が容易に行うことができる。
【0041】運営者サイト運営者がインターネットなど
のネットワークを利用し、データベースの利用者と第三
者となるストレージ業者(協力者)を募集することで、
運営コストが抑え、同時に高い機密性と安定性とを有す
るデータ保護システムを構築できる。
【0042】単一のデータストレージ装置やタ単一のデ
ータシステム(データセンタ)が天災や停電、ネットワ
ークの損傷によるデータシステムへのアクセスが不能に
なった場合でも、運用者サイトで行われるアプリケーシ
ョン・サービスを利用して、システム内のデータについ
て修復、復元を行い利用者データの完全復旧ができる確
立が高くなる。
【0043】本データ保護システム(運用者サイト)で
は、各データシステムに記憶される(預ける)分割デー
タが暗号化されていなくても、ストライプ化されたデー
タなので機密を保つことができる。また、暗号化を行え
ばストライプ化と暗号化とによる二重のセキュリティが
保たれる。
【0044】運用者サイト上で動作するソフトウェアが
きめ細かいデータの分割、復元、修復及びデータ転送を
行うので、大規模なセキュリティシステムや安定化電源
システムが不要となり、運営業者は小規模事業者でも参
加ができる。
【0045】協力者の数(データシステムの数)を増や
すことで、一部のデータシステムが不安定、信頼性、稼
働率が低いなどの場合も全体の信頼性を含むパフォーマ
ンスを高く維持できる。
【0046】協力者は、余分な記憶スペースや機器を有
効利用でき、運用者は安価に記憶スペースや機器を利用
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る分散装置によるデー
タ保護システムの構成の一例を示す図である。
【図2】図1におけるデータの流れの一例を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る分散装置によるデー
タ保護システムの動作の流れを示す図である。
【図4】図4は、従来のデータ保護が考慮されたデータ
センタの一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜n 協力者 10A、10B、10C データセンタ(データシステ
ム) 10X 運営者サイト 10n データセンタ 12 受付装置 14 データ分割・復元手段 16 転送装置(転送手段) 20 利用者端末(利用者サイト) 100 ネットワーク 110 ライドコントローラ 111、112、11n 記憶装置 120 CPU 150 利用者端末 160 2重化通信網 170 データ保護対策 180 安定化電源装置 200A データセンタ D01 分割データ D02 分割データ H01〜H0n 記憶装置 H11 記憶装置 H12 記憶装置 N01 センタID N02 設置地域(場所) N03 利用金額 N04 信頼度 N05 選択欄 N06 選択 S01 制御装置 S02 制御装置 S03 制御装置 T01 アップロード T02 デコード(分割) T03 分散配置 T04 事故発生 T05 収集 T06 エンコード(復元、再生) T07 ダウンロード

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットなどネットワークに接続
    された複数のデータシステムに分割データを分散記憶さ
    せる分散装置によるデータ保護システムであって、 前記データシステムを管理できる、前記ネットワークに
    接続された運営者サイトを備え、 該運営者サイトは、前記ネットワークに接続された利用
    者端末からアップロードされた利用者データより、3つ
    以上の前記データシステムに記憶させる前記分割データ
    を作成するデータ分割手段と、 前記利用者端末からの要求に従い、前記データシステム
    から呼出された前記分割データより前記利用者データを
    復元するデータ復元手段とを有することを特徴とする分
    散装置によるデータ保護システム。
  2. 【請求項2】 前記運営者サイトは、Webページや電
    子メールを含む前記ネットワークを用いた広告手段を介
    して、前記データシステムの登録を募集することを特徴
    とする請求項1に記載の分散装置によるデータ保護シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記データ分割手段は、前記利用者デー
    タをストライプ化した中間データと該中間データに基づ
    き生成されたパリティとを含む前記分割データを作成
    し、 前記データ復元手段は、前記分割データに含まれる中間
    データから、又は、一部が欠落した前記分割データにお
    ける前記中間データと前記パリティとから前記利用者デ
    ータを修復して復元することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の分散装置によるデータ保護システム。
  4. 【請求項4】 前記データ分割手段は、前記データシス
    テムが有する記憶手段の記憶媒体に対応する前記中間デ
    ータを生成して前記分割データを作成することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の分散装置による
    データ保護システム。
  5. 【請求項5】 前記データ分割手段は、前記利用者デー
    タを暗号化して前記分割データを作成することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の分散装置による
    データ保護システム。
  6. 【請求項6】 前記運営者サイトは、前記データ分割手
    段により作成された前記分割データの一部又は全てを、
    予め設定された前記データシステムに自動転送する転送
    手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の分散装置によるデータ保護システム。
  7. 【請求項7】 前記運営者サイトは、前記利用者端末か
    ら前記分割データの分割数の指示を受け、該分割数に従
    い前記データシステムの数を設定できるデータ表示・設
    定手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の分散装置によるデータ保護システム。
  8. 【請求項8】 前記データ表示・設定手段は、予め登録
    された信頼度や利用料金を含む前記データシステムに関
    する登録情報を開示し、前記利用者端末からの前記利用
    者データを記憶するためのデータシステムの選択に従い
    前記データシステムの設定を行うことを特徴とする請求
    項7に記載の分散装置によるデータ保護システム。
  9. 【請求項9】 インターネットなどネットワークに接続
    された複数のデータシステムに分割データを分散記憶さ
    せる分散装置によるデータ保護方法であって、 前記ネットワークに接続された運営者サイトは、前記ネ
    ットワークに接続された利用者端末からアップロードさ
    れた利用者データより、3つ以上の前記データシステム
    に記憶させる前記分割データを作成し、前記データシス
    テムに前記分割データを分散記憶させる第1のステップ
    と、 前記利用者端末からの要求に従い、前記データシステム
    から呼出された前記分割データより前記利用者データを
    復元し、前記利用者端末に送信する第2のステップとを
    有することを特徴とする分散装置によるデータ保護方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第1のステップは、前記利用者デ
    ータがストライプ化された中間データと該中間データに
    基づき生成されたパリティとを含む前記分割データを作
    成するステップを含み、 前記第2のステップは、前記分割データに含まれる中間
    データから、又は、一部が欠落した前記分割データにお
    ける前記中間データと前記パリティとから前記利用者デ
    ータを修復して復元するステップを含むことを特徴とす
    る請求項9に記載の分散装置によるデータ保護方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のステップは、予めWebサ
    イトや電子メールを含む前記ネットワークを利用した広
    告手段を介して、データシステムの登録を募集するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の
    分散装置によるデータ保護方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のステップは、前記データシ
    ステムが有する記憶手段の記憶媒体に対応する前記中間
    データを生成して前記分割データを作成するステップを
    含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記
    載の分散装置によるデータ保護方法。
  13. 【請求項13】 前記第1のステップは、前記利用者デ
    ータを暗号化して前記分割データを作成するステップを
    含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記
    載の分散装置によるデータ保護方法。
  14. 【請求項14】 前記第1のステップは、作成された前
    記分割データの一部又は全てを、予め設定された前記デ
    ータシステムに自動転送するステップを含むことを特徴
    とする請求項9乃至13のいずれかに記載の分散装置に
    よるデータ保護方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のステップは、予めWebサ
    イトを利用して前記利用者端末から前記分割データの分
    割数の指示を受け、該分割数に従い前記データシステム
    の数を設定するステップを含むことを特徴とする請求項
    9乃至14のいずれかに記載の分散装置によるデータ保
    護方法。
  16. 【請求項16】 前記第1のステップは、予めWebサ
    イトを利用して、予め登録された信頼度や利用料金を含
    む前記データシステムに関する登録情報を開示し、前記
    利用者端末からのデータシステムの選択に従い前記デー
    タシステムの設定を行うステップを含むことを特徴とす
    る請求項9乃至15のいずれかに記載の分散装置による
    データ保護方法。
  17. 【請求項17】 請求項9乃至16のいずれかに記載の
    分散装置によるデータ保護方法における運営者サイトで
    の動作を実現できるコンピュータプログラムであって、
    請求項9乃至16のいずれかに記載の各ステップがコー
    ド化されたことを特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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