JP2003280898A - ビジネスロジックプログラムを実装・実行するための装置、方法、及びプログラム - Google Patents

ビジネスロジックプログラムを実装・実行するための装置、方法、及びプログラム

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JP2003280898A
JP2003280898A JP2002083465A JP2002083465A JP2003280898A JP 2003280898 A JP2003280898 A JP 2003280898A JP 2002083465 A JP2002083465 A JP 2002083465A JP 2002083465 A JP2002083465 A JP 2002083465A JP 2003280898 A JP2003280898 A JP 2003280898A
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Hiroyuki Hoshino
野 裕 之 星
Eiji Namikawa
河 英 二 並
Takashi Saito
藤 敬 史 齊
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Nomura Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再利用性が高いプログラム部品を有し、プロ
グラム言語に習熟していない者でも効率よく多様なビジ
ネスロジックプログラムを実装できる装置、方法、及び
プログラムを提供する。 【解決手段】 クライアントからの要求電文を分解し、
サービスオブジェクトを呼び出す電文分解部2と、前記
電文分解部2によって呼び出され、トランザクション管
理またはジャーナル記録を実行し、モデルマネージャー
を呼出すサービスオブジェクトを有するサービス部3
と、前記サービスオブジェクトによって呼び出され、予
め定義されたシナリオに従って必要なシーン部品を呼び
出して実行させるモデルマネージャーを有するモデルマ
ネージャー部4と、前記シーン部品の要求に応じて抽象
化されたアドレスに格納されたデータに対応させ、それ
らのデータを取得あるいは更新するレコード部5と、抽
象化されたアドレスにデータを格納するエンティティー
部6と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビジネスロジック
プログラムを実装・実行するための装置、方法、および
プログラムに係り、特に、プログラミング言語を習熟し
ていない人間でも、プログラム部品の組合せ、定義によ
ってビジネスロジックプログラムを実装でき、実装され
たビジネスロジックプログラムが支障なく実行される装
置、方法、およびプログラムに関する。
【0002】本明細書において、「ビジネスロジックプ
ログラム」とは、ビジネスロジック処理を行うためのプ
ログラムをいう。「ビジネスロジック処理」とは、いわ
ゆる業務処理と呼ばれるような、データの照会、検索、
変換等の範囲に属する企業内の事務処理をいうものとす
る。
【0003】また、本発明は、種々のビジネスロジック
プログラムの実装に流用することができるプログラム部
品を有する、ビジネスロジックプログラムを実装・実行
するための装置、方法、及びプログラムに関する。
【0004】
【従来の技術】一般に企業等では、たとえば人事、財務
等の情報に関してデータの照会、検索、変換等の範囲に
属する業務処理(これを本明細書ではビジネスロジック
処理という)をコンピュータを用いて行っている。
【0005】この業務処理用のプログラム(ビジネスロ
ジックプログラム)は、通常はインハウスで制作され、
企業の事情や個々の処理の特有の要求を満足するように
カスタマイズされている。
【0006】ところで、ビジネスロジックプログラム
は、データの照会、検索、変換等の共通した処理が多い
のが実情である。
【0007】たとえば、入力項目から出力項目へのコピ
ー、ループ制御、分岐制御など、使用するデータや条件
が異なるだけで、処理そのものは一定のパターンが繰り
返し記述されることが多い。また、経験的に、ビジネス
ロジック処理では、そのような一定の処理パターンはそ
れほど多くないことも知られている。
【0008】このため、既存のプログラムの一部をプロ
グラム部品として可能な限り再利用したいという要求が
あった。また、ビジネスロジックプログラムの実装に関
して、再利用可能にプログラム部品を利用しつつ可能な
限り省力化したいという要求があった。
【0009】従来は、プログラムの実装の省力化に関し
て、CASEツールと呼ばれるものが存在していた。
【0010】CASEツールは、ビジネスロジック処理
に必要に思われる要求(設計情報という)を入力させ、
自動的にソースコードを生成するツールである。
【0011】CASEツールを使用することにより、人
間によってソースコードを実装する手間が軽減される。
【0012】一方、典型的なビジネスロジック処理の半
製品コンポーネントも従来から市場に提供されていた。
これらの半製品コンポーネントを使用すれば、ビジネス
ロジックプログラムの実装の手間が一部軽減される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビジネスロジ
ックプログラムの実装では、要件によってデータ構造が
違ったり、データベースの項目が違ったり、ルールのチ
ェックロジックが微妙に変わり、かつ、それらが相互に
影響し合う。
【0014】上記半製品コンポーネントは、使用者のカ
スタマイズの要求に応えるためには、その分実装の手間
が多くかかるようになる。
【0015】また、CASEツールでは、ソースコード
を生成した後に、ソースコードを改変する必要があるこ
とがしばしば生じる。
【0016】しかし、ソースコード生成後にソースコー
ドを改変すると、最初の設計情報と実装されたプログラ
ムの間に不一致な点が生じてしまう。このため、最初の
設計情報と実装されたプログラムの間の矛盾を人間の目
によってチェックしなければ信頼できるビジネスロジッ
クプログラムを得ることができなかった。
【0017】また、このようなソースコードの改変によ
り、それぞれのビジネスロジックプログラムは、その処
理に適したようにカスタマイズされるほど、再利用性が
低下してしまう。このため、従来は完全に部品の修正な
しで再利用を行うことは困難であった。
【0018】プログラム部品を再利用するためには、そ
のプログラム部品を使用した生産性も考慮しなければな
らない。
【0019】すなわち、プログラム部品を小さくすれば
再利用性が高くなるが、そのような小さなプログラム部
品を使用しても効率よくビジネスロジックプログラムを
実装することができないという問題があった。逆に、プ
ログラム部品を大きくすれば効率よくプログラムを実装
することができるが、種々の要求に応えることができず
にカスタマイズ性が低下するという問題があった。
【0020】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、以上の従来のビジネスロジックプログラムの実装の
問題に鑑み、再利用性が高いプログラム部品を有し、プ
ログラム言語に習熟していない者でも、それらのプログ
ラム部品を組み立てることによって効率よく多様な要求
のビジネスロジックプログラムを実装・実行することが
できるビジネスロジックプログラムを実装・実行するた
めの装置、方法、及びプログラムを提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係るビジ
ネスロジックプログラムを実装・実行するための装置
は、クライアントからの要求電文を分解し、前記要求電
文のサービスオブジェクトを呼び出す電文分解部と、前
記電文分解部によって呼び出され、トランザクション管
理またはジャーナル記録を実行し、指定されているモデ
ルマネージャーを呼出すサービスオブジェクトを有する
サービス部と、前記サービスオブジェクトによって呼び
出され、予め定義されたシナリオに従って必要なシーン
部品を呼び出して実行させるモデルマネージャーを有す
るモデルマネージャー部と、前記シーン部品からのデー
タの取得あるいは更新の要求に応じて前記データを抽象
化されたアドレスに格納されたデータに対応させ、それ
らのデータを取得あるいは更新するレコード部と、前記
抽象化されたアドレスにデータを格納するエンティティ
ー部と、を有することを特徴とするものである。
【0022】本願請求項2に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための装置は、所定のビジネス
ロジックの処理で使用される情報の定義と、定型処理を
行うシーン部品の指定と、前記シーン部品の実行による
シナリオの定義と、前記シーン部品が取得あるいは更新
するデータの定義とを行わせるビジネスロジック生成手
段を有することを特徴とするものである。
【0023】本願請求項3に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための装置は、ビジネスロジッ
クの処理で使用される定型処理を規定したシーン部品
と、前記シーン部品の組合せと動作を定義することによ
ってビジネスロジック処理を定義し実行できるモデルマ
ネージャーとを有することを特徴とするものである。
【0024】本願請求項4に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための装置は、前記シーン部品
は、入力項目の存在や入力項目間の関連チェックを行う
チェックシーン部品と、分岐制御を行う分岐制御シーン
部品とを含むことを特徴とするものである。
【0025】本願請求項5に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための装置は、トランザクショ
ン管理またはジャーナル記録の処理形態を規定するサー
ビスオブジェクトを有することを特徴とするものであ
る。
【0026】本願請求項6に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための装置は、ビジネスロジッ
ク処理で使用するデータを抽象的なアドレスに格納する
データベースと、前記データベースのデータとビジネス
ロジック処理で取得あるいは更新する有意なデータとを
対応させるマッピング手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0027】本願請求項7に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための方法は、クライアントか
らの要求電文を分解し、前記要求電文のサービスオブジ
ェクトを呼び出す段階と、前記サービスオブジェクトを
呼び出し、そのサービスオブジェクトによってトランザ
クション管理またはジャーナル記録を実行し、指定され
ているモデルマネージャーを呼出す段階と、前記サービ
スオブジェクトによってモデルマネージャーを呼び出
し、そのモデルマネージャーが予め定義されたシナリオ
に従って必要なシーン部品を呼び出して実行させる段階
と、前記シーン部品からのデータの取得あるいは更新の
要求に応じて前記データを抽象化されたアドレスに格納
されたデータに対応させ、それらのデータを取得あるい
は更新する段階と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0028】本願請求項8に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための方法は、所定のビジネス
ロジック処理で使用される情報の定義と、定型処理を行
うシーン部品の指定と、前記シーン部品の実行によるシ
ナリオの定義と、前記シーン部品が取得あるいは更新す
るデータの定義とを行わせる段階を有することを特徴と
するものである。
【0029】本願請求項9に係るビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための方法は、ビジネスロジッ
ク処理で使用される定型処理をシーン部品として用意
し、前記シーン部品の組合せと動作を定義することによ
って前記ビジネスロジック処理を定義し実行できるモデ
ルマネージャーを用意し、ビジネスロジック処理を前記
モデルマネージャーの定義によって記述する段階を有す
ることを特徴とするものである。
【0030】本願請求項10に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するための方法は、前記シーン部
品は、入力項目の存在や入力項目間の関連チェックを行
うチェックシーン部品と、分岐制御を行う分岐制御シー
ン部品とを含むことを特徴とするものである。
【0031】本願請求項11に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するための方法は、トランザクシ
ョン管理またはジャーナル記録の処理形態を規定する段
階を有することを特徴とするものである。
【0032】本願請求項12に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するための方法は、ビジネスロジ
ック処理で使用するデータを抽象的なアドレスに格納す
る段階と、ビジネスロジック処理で取得あるいは更新す
る有意なデータと前記抽象的なアドレスに格納されたデ
ータとをマッピング手段によって対応させる段階と、を
有することを特徴とするものである。
【0033】本願請求項13に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するためのプログラムは、クライ
アントからの要求電文を分解し、前記要求電文のサービ
スオブジェクトを呼び出す電文分解部と、前記電文分解
部によって呼び出され、トランザクション管理またはジ
ャーナル記録を実行し、指定されているモデルマネージ
ャーを呼出すサービスオブジェクトを有するサービス部
と、前記サービスオブジェクトによって呼び出され、予
め定義されたシナリオに従って必要なシーン部品を呼び
出して実行させるモデルマネージャーを有するモデルマ
ネージャー部と、前記シーン部品からのデータの取得あ
るいは更新の要求に応じて前記データを抽象化されたア
ドレスに格納されたデータに対応させ、それらのデータ
を取得あるいは更新するレコード部と、前記抽象化され
たアドレスにデータを格納するエンティティー部と、を
有するようにコンピュータを制御することを特徴とする
ものである。
【0034】本願請求項14に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するためのプログラムは、所定の
ビジネスロジックの処理で使用される情報の定義と、定
型処理を行うシーン部品の指定と、前記シーン部品の実
行によるシナリオの定義と、前記シーン部品が取得ある
いは更新するデータの定義とを行わせるビジネスロジッ
ク生成手段を有するようにコンピュータを制御すること
を特徴とするものである。
【0035】本願請求項15に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するためのプログラムは、ビジネ
スロジックの処理で使用される定型処理を規定したシー
ン部品と、前記シーン部品の組合せと動作を定義するこ
とによってビジネスロジック処理を定義し実行できるモ
デルマネージャーとを有することを特徴とするものであ
る。
【0036】本願請求項16に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するためのプログラムは、ビジネ
スロジックの処理で使用される定型処理用のシーン部品
として、入力項目の存在や入力項目間の関連チェックを
行うチェックシーン部品と、分岐制御を行う分岐制御シ
ーン部品とを有するものである。
【0037】本願請求項17に係るビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するためのプログラムは、トラン
ザクション管理またはジャーナル記録の処理形態を規定
するサービスオブジェクトを有することを特徴とするも
のである。
【0038】本発明によれば、業務処理における定型処
理をシーン部品として用意し、シーン部品の組み立てに
よってビジネスロジックプログラムを記述し、それを実
行することができる。また、本発明によれば、レコード
部を有し、プログラム実行中にシーン部品が使用するデ
ータを取得してシーン部品に提供し、あるいはデータを
更新する。データは抽象化されたアドレスに記憶され、
レコード部によってアクセスされる。これにより、複数
のプログラムが共用するデータが重複なく記憶され、デ
ータの変更に対してはレコード部のマッピング手段の定
義を変更させることによって容易に対応することができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるビジネスロジ
ックプログラムを実装・実行するための装置、方法、及
びプログラムの実施の形態について以下に説明する。
【0040】理解容易のために、最初にビジネスロジッ
クプログラムを実行する装置・方法について説明し、後
に実装する装置・方法について説明する。
【0041】図1は、本発明の一実施形態によるビジネ
スロジックプログラムを実装・実行するための装置の構
成とその概略の処理の流れを説明的に示している。
【0042】本発明のビジネスロジックプログラムを実
装・実行するための装置は、クライアントサーバーシス
テムに限られないが、本実施形態のビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するための装置1は、図1のよう
にクライアントサーバーシステムの形態をとる。
【0043】ビジネスロジックプログラムを実装・実行
するための装置1は、クライアント側に配置された電文
分解部2、サーバー側に配置されたサービス部3、モデ
ルマネージャー部4、レコード部5、サーバーに属する
とは限らないがサーバーから参照可能な場所にあるエン
ティティー部6を有している。
【0044】また、サーバーは、各種の情報を含むコン
テキストを記憶するための記憶手段7を備えている。コ
ンテキストは、サービス部3、モデルマネージャー部4
がプログラムを実行する際に、参照する種々の情報であ
る。
【0045】電文分解部2は、クライアントからの要求
電文を分解し、データの定義と、サービスオブジェクト
の呼び出しに変換する手段である。
【0046】電文分解部2は、クライアント側に位置し
て、クライアントからビジネスロジック処理の要求を受
けて、そのビジネスロジック処理名に対応する処理結果
をクライアントに返す。
【0047】サービス部3は、個々のビジネスロジック
処理に依存しないファシリティ処理、すなわち、ジャー
ナル記録やトランザクション管理、あるいは業務フロー
の制御、あるいは前記電文分解部2との接続、モデルマ
ネージャーの呼び出し等、の処理を行う手段である。
【0048】サービス部3は、クライアント側からビジ
ネスロジック処理に入る入り口となるレイヤーとなる。
【0049】サービスオブジェクトはサービス部3にあ
って、サービス部3で行う処理を管理するオブジェクト
である。サービス部3で行う処理、すなわちサービスオ
ブジェクトが管理する処理をサービスフローという。
【0050】サービス部3は、電文分解部2から入力し
た情報に基づいてサービスフローを特定し、その処理を
実行する。実際にはサービス部3は、トランザクション
を管理し、または、ジャーナルを記録し、サービスフロ
ーに対応するモデルマネージャーを呼び出す機能を果た
す。
【0051】サービス部3は、個々のビジネスロジック
処理の内容に関係がない部分のファシリティ処理をビジ
ネスロジック処理の内容に関するプログラムから切り離
す役割を果たす。
【0052】モデルマネージャーを呼び出すにあたって
は、サービス部3は、記憶手段7に記憶されたビジネス
ロジック処理名とモデルマネージャーとシナリオの関係
を定義した定義ファイルを参照して該当するモデルマネ
ージャーを呼び出す。
【0053】モデルマネージャー部4は、ビジネスロジ
ック処理を実行する手段である。すなわち、モデルマネ
ージャー部4がビジネスロジックの実際の処理、たとえ
ばデータの照合、検索、変換等を行うのである。
【0054】モデルマネージャー部4は、個々のビジネ
スロジック処理に対応して定義された複数のモデルマネ
ージャーを有している。各モデルマネージャーはその作
動内容がカスタマイズされている。
【0055】ここで、「シーン部品」とは、ビジネスロ
ジック処理の一片、すなわちデータの存在や関連をチェ
ックする処理、分岐を制御する処理、データの登録更新
削除を行う(アプライ)処理、データの結合代入を行う
処理等、個々の定型処理を記述したプログラム部品であ
る。
【0056】「シナリオ」とは、ビジネスロジック処理
をシーン部品の組合せによって記述したものである。す
なわち、シナリオはシーン部品の構造体ということがで
きる。
【0057】シナリオはたとえば、項目がAだったらB
に変換し、項目の補充を行い、関連チェックを行い、計
算を行い、返り電文を構築し、・・・というような一連
の処理を記述したものである。
【0058】「データオブジェクト」とは、ビジネスロ
ジック処理の実行時に使用されるデータを保持したもの
である。データオブジェクトはシナリオによって参照さ
れる。なお、データオブジェクトは記憶手段7によって
保持される。
【0059】各モデルマネージャーは、それぞれシナリ
オを定義されており、そのシナリオに応じて必要なシー
ン部品を呼び出し、実行させる。実行時には必要に応じ
てデータオブジェクトを参照する。
【0060】すなわち、モデルマネージャーは、必要な
シーン部品をシナリオから取得し、動的にローディング
し、それらのシーン部品の動作をシナリオから取得し、
動的動作をシーン部品に指示し、必要なデータ(エンテ
ィティー:データの実体をいう)を動的に取得し、電文
との動的マッピングを行う。
【0061】レコード部5は、データへのアクセスを抽
象化する手段である。すなわち、レコード部5は、ビジ
ネスロジック処理における有意なデータを抽象化された
アドレスに格納されたデータに対応させる手段というこ
とができる。「抽象化されたアドレス」とは、データの
項目や属性等とは関係なく数値化されたアドレスを言
う。
【0062】レコード部5は、抽象化されたデータベー
スのデータとビジネスロジック処理で取得あるいは更新
する有意なデータとを対応させるマッピング手段を有し
ている。
【0063】レコード部5は、ビジネスロジック処理に
使用されるデータベースのデータを抽象化させることに
意味がある。
【0064】すなわち、データを抽象化させることによ
り、複数のビジネスロジック処理が参照する共通データ
については、レコード部5のマッピング手段によって対
応させればよく、複数のデータを重複して用意する必要
がなくなる。また、より重要なこととして、データベー
スの再利用性を高めることができるのである。
【0065】エンティティー部6は、抽象化されたアド
レスにデータを格納するデータベースを有する手段であ
る。
【0066】図1に示すように、ビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための装置1によれば、クライ
アントから所定のビジネスロジック処理の要求電文が発
せられると、電文分解部2がその要求電文を分解しサー
ビスオブジェクトを呼び出す。サービスオブジェクトの
呼び出しはサービスオブジェクトの識別子による。次
に、サービス部3がビジネスロジック処理名に応じてジ
ャーナル記録、あるいは、トランザクション管理を行
い、ビジネスロジック処理名に対応するモデルマネージ
ャーを呼び出す。次に、モデルマネージャー部4はその
処理を行うモデルマネージャーを呼びだし、そのモデル
マネージャーは定義されたシナリオに従って必要なシー
ン部品を呼び出し、それらのシーン部品を定められた順
序通りに実行する。シーン部品の実行の間にシーン部品
はレコード部5を通じてエンティティー部6に対してデ
ータの取得あるいは更新を行う。そのようにして処理し
た結果は、出力のデータオブジェクトとしてサービス部
3に返され、サービス部3は、当該処理結果を電文分解
部2に返す。電文分解部2は必要な電文変換を行って発
信元のクライアントに処理結果を返すのである。
【0067】図2は、ビジネスロジックプログラムを実
装・実行するための装置1の処理で使用される処理手段
とソフトウェア上の要素とそれらの内容または機能を示
している。
【0068】図2に示すように、ビジネスロジックプロ
グラムを実装・実行するための装置1は、処理手段とし
て既述の電文分解部2とサービス部3とモデルマネージ
ャー部4とレコード部5とエンティティー部6を有して
いる。
【0069】その他に、ビジネスロジックプログラムを
実装・実行するための装置1は、ソフトウェア上の要素
として、シーン部品8と、データオブジェクト9とを有
している。
【0070】シーン部品8は、ビジネスロジック処理の
定型処理を規定したプログラム部品である。図2に示す
ように、シーン部品8の主要なものとして、チェックシ
ーン部品、アプライシーン部品、制御シーン部品、デー
タオブジェクト制御部品等が挙げられる。
【0071】チェックシーン部品は、データの存在やデ
ータ間の矛盾をチェックするプログラム部品である。ア
プライシーン部品は、データの登録、更新、削除を行う
プログラム部品である。制御シーン部品は、分岐制御、
ループ制御を行うプログラム部品である。データオブジ
ェクト制御部品は、入出力データの代入、結合等の操作
を行うプログラム部品である。
【0072】ビジネスロジック処理は、上述したシーン
部品によってほとんど既述することができる点は注目す
べきである。
【0073】データオブジェクト9は、データの参照、
保管等を行うオブジェクトである。
【0074】データオブジェクト9は、シナリオから参
照可能であり、単票型(一行データ)と伝票型(ヘッダ
部、明細行部をもつデータ)が用意されている。データ
オブジェクト9には、入力データオブジェクトと出力デ
ータオブジェクトの2種類がある。
【0075】なお、図2に示したロギング機能とは、要
求電文の処理権限をチェックするなど、安全性(セキュ
リティー)を確保する機能である。また、キャッシュ機
能は、すべに参照したデータ等を一時的に保持し、たと
えば同一エンティティーへのアクセスを省略し、キャッ
シュメモリから読みとるようにした機能である。
【0076】次に、サービス部3、モデルマネージャー
部4、レコード部5のそれぞれの処理について図3〜図
5を用いて説明する。
【0077】図3はサービス部3の処理を示している。
【0078】図3に示すように、サービス部3は電文分
解部2からサービスオブジェクトの識別子を指定される
ことにより、対応するサービスオブジェクトを呼び出
す。次に、定義ファイルからそのサービスオブジェクト
が実行すべきコマンド等の情報を取得する。なお、定義
ファイルには、処理形態(ジャーナル記録まはたトラン
ザクション管理)、モデルマネージャー、シナリオ等が
定義されている。
【0079】サービス部3は、上記定義ファイルから取
得した情報に基づいて各コマンドを実行する。すなわ
ち、ジャーナル記録またはトランザクション管理を行
い、モデルマネージャー部4に対してモデルマネージャ
ーとシナリオを呼び出す。
【0080】図4はモデルマネージャー部4の処理を示
している。
【0081】図4に示すように、モデルマネージャー部
4は、サービス部3からモデルマネージャーやシナリオ
等の情報を含む入力データオブジェクトを受け取り、そ
のシナリオ名に対応するように、シナリオを記録したフ
ァイルとモデルマネージャーを記録したファイルとエン
ティティー名を記録したファイルから必要な情報を得て
シナリオを形成する。次にモデルマネージャーにより、
形成したシナリオを実行する。シナリオの実行において
は、入力データオブジェクトの値を参照しながらビジネ
スロジック処理を実行し、必要に応じてレコード部5を
通じてエンティティー部6にアクセスし、入力データオ
ブジェクトの値を更新する。
【0082】図5はレコード部5の処理を示している。
【0083】図5に示すように、レコード部5は、モデ
ルマネージャー部4からエンティティーへのアクセスを
要求されると、エンティティー定義とエンティティー属
性のファイルから要求されたエンティティーのコンフィ
グ(定義)を取得する。次にレコード部5は、要求され
たエンティティーにアクセスするためのマッピングを取
得し、そのマッピングに従ってエンティティーへの値の
代入、エンティティーの値の取得等を行う。その際に、
すでにアクセスして保持しているエンティティーであれ
ば、キャッシュ機能によりメモリから直接取得すること
ができる。
【0084】このようにして取得したエンティティー
は、モデルマネージャー部4に返される。
【0085】以上がビジネスロジック処理の実行に関す
る説明であった。次に、ビジネスロジックプログラムの
実装について説明する。
【0086】図6は、本発明によるビジネスロジックプ
ログラムの実装を説明的に示したものである。
【0087】上記説明したように、本発明によれば、シ
ーン部品、シナリオ、モデルマネージャー、サービスオ
ブジェクト、によってビジネスロジック処理を実行する
ことができる。したがって、ビジネスロジックプログラ
ムの実装においては、上記シーン部品、シナリオ、モデ
ルマネージャー、サービスオブジェクトが作動するよう
に定義することによって、ビジネスロジックプログラム
を実装することができる。
【0088】図6に示すように、本発明のビジネスロジ
ックプログラムを実装・実行するための装置は、ビジネ
スロジック生成手段10を有している。
【0089】ビジネスロジック生成手段10は、所定の
ビジネスロジックの処理で使用される情報の定義と、定
型処理を行うシーン部品の指定と、前記シーン部品の実
行を定義するシナリオの定義と、前記シーン部品が取得
あるいは更新するデータの定義とを行わせる手段であ
る。
【0090】ビジネスロジック生成手段10は好ましく
は上記定義を視覚的に入力することができるインターフ
ェースを提供する。この視覚的インターフェースにより
プログラム言語の知識を有しない者でも、シーン部品を
使用してシナリオを容易に組み立てられるようになる。
【0091】ビジネスロジックプログラムを実装するに
は、シーン部品とビジネスロジック処理の設計情報が必
要である。ビジネスロジック処理の設計情報とは、具体
的には画面項目定義、入出力電文定義、ユーザープロフ
ァイル定義、処理概要定義、締め処理方式、権限レベル
定義等の定義を行うための情報である。
【0092】すなわち、ビジネスロジック処理の設計情
報は、ビジネスロジック処理を行う主体、処理を行う対
象である客体、参照するデータ等を定義するための情報
ということができる。
【0093】ビジネスロジック生成手段10は、ビジネ
スロジック処理の設計情報によってビジネスロジック処
理の主体と客体と参照データとを定義させ、具体的な処
理内容についてはシーン部品を組み合わさせることによ
ってシナリオを生成し、併せてファリシティ処理を定義
してサービスフローを生成させる。
【0094】生成された設計情報の定義やシナリオ、サ
ービスフロー等の情報は定義ファイルとして記録され、
ビジネスロジックプログラムの実行装置の使用に供され
る。一方、参照されるデータとして、エンティティーが
作成され、これもビジネスロジックプログラムの実行装
置の使用に供される。
【0095】以上により、本発明のビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するための装置、方法、及びプロ
グラムによれば、ビジネスロジック処理の設計情報と実
装が一人の者によって行われ、かつ、設計情報から直接
プログラムの実装が行われる。このため、ビジネスロジ
ック処理の設計情報と実装の間に矛盾を生じることがな
い。従って、従来のように、設計情報から生成されたソ
ースコードをカスタマイズすることにより、設計情報と
実装されたプログラムの間に不整合が生じ、その不整合
を確認するために多大な時間をかけてプログラムをチェ
ックする必要がなくなるのである。
【0096】また、本発明のビジネスロジックプログラ
ムを実装・実行するための装置、方法、及びプログラム
によれば、ビジネスロジック生成手段によってシーン部
品を組み立てることによって、ビジネスロジック処理を
記述することができるので、プログラム言語に習熟した
人間によってプログラムを実装する必要がない。これに
より、プログラム言語に習熟していない人間でも、ビジ
ネスロジックプログラムを実装することができるように
なる。
【0097】また、本発明のビジネスロジックプログラ
ムを実装・実行するための装置、方法、及びプログラム
によれば、ビジネスロジック処理を、処理の具体的な要
件である処理の主体、客体、参照データを定義させ、一
方、処理の具体的な要件に関係しない定型的な処理をシ
ーン部品化することにより、シーン部品の再利用性がき
わめて高くなる。
【0098】たとえば、異なるビジネスロジック処理の
プログラムを生成するときは、そのビジネスロジック処
理の具体的な要件である主体、客体、参照データを定義
すれば、すでに定義されたシナリオ(プログラム処理の
流れ)をそのまま流用することが可能になる。
【0099】また、処理の具体的な要件に関係しない定
型的な処理をシーン部品化することにより、各シーン部
品が具体的な事情によって影響されないので、大きなま
とまりとして作成することができる。これにより、プロ
グラム部品が大きくなり、これを組み立ててプログラム
を実装する際には、きわめて効率よくプログラムを既
述、実装することができるようになる。
【0100】さらに、シーン部品は、必要なビジネスロ
ジック処理に応じて作成でき、種々のビジネスロジック
処理に対応できる高い拡張性を得ることもできる。
【0101】同時に、シーン部品とシーン部品は互いに
関係なく作成できるので、シーン部品間で影響を及ぼす
ことがなく、プログラム部品の改変によって他のビジネ
スロジックプログラムに影響が及ぶことがない。
【0102】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のビジネスロジックプログラムを実装・実行するための
装置、方法、及びプログラムによれば、プログラム言語
に習熟していない者でも、シーン部品を組み合わせるこ
とによってビジネスロジック処理用のプログラムを容易
に実装することができる。
【0103】また、ビジネスロジック処理の設計情報を
考えた者とプログラムを実装する者を同一の者によって
行うことができ、設計情報と実装の間の不整合性がな
く、従来設計情報と実装プログラムの間の整合性をチェ
ックしていた手間や時間を省略することができる。
【0104】また、本発明によるシーン部品は、ビジネ
スロジック処理の具体的な事情や要件とは切り離されて
いるので、種々のビジネスロジックプログラムの実装に
再利用することができる。同様に、具体的な事情に影響
されないので、シーン部品を大きなかたまりとして作成
することができ、これらを組み立ててプログラムを実装
する際に、きわめて効率が高い実装作業を実現すること
ができる。
【0105】さらに本発明によれば、ビジネスロジック
処理の主体や処理対象や参照するデータ等の定義をする
ことにより、プログラム部品のみならず、従来のビジネ
スロジックのメインプログラムに該当するシナリオを再
利用することもできる。
【0106】さらにまた、本発明によれば、シーン部品
は互いに関係なく作成できるので、種々のビジネスロジ
ック処理に対応して拡張することができる。同じ理由に
より、本発明によれば、シーン部品を改変する場合に、
他のシーン部品に影響を与えることがなく、他のシーン
部品を使用する他のビジネスロジック処理には影響を与
えることがないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するための装置の構成と処理の流
れを示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態によるビジネスロジックプ
ログラムを実装・実行するための装置の処理手段とソフ
トウェア上の要素を示した図。
【図3】サービス部の処理の流れを示したブロック図。
【図4】モデルマネージャー部の処理の流れを示したブ
ロック図。
【図5】レコード部の処理の流れを示したブロック図。
【図6】本発明によるビジネスロジックプログラムの実
装を説明する図。
【符号の説明】
1 ビジネスロジックプログラムを実装・実行するため
の装置 2 電文分解部 3 サービス部 4 モデルマネージャー部 5 レコード部 6 エンティティー部 7 記憶手段 8 シーン部品 9 データオブジェクト 10 ビジネスロジック生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊 藤 敬 史 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 株 式会社野村総合研究所内 Fターム(参考) 5B076 DD05 DD06 DD08 DD10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クライアントからの要求電文を分解し、前
    記要求電文のサービスオブジェクトを呼び出す電文分解
    部と、 前記電文分解部によって呼び出され、トランザクション
    管理またはジャーナル記録を実行し、指定されているモ
    デルマネージャーを呼出すサービスオブジェクトを有す
    るサービス部と、 前記サービスオブジェクトによって呼び出され、予め定
    義されたシナリオに従って必要なシーン部品を呼び出し
    て実行させるモデルマネージャーを有するモデルマネー
    ジャー部と、 前記シーン部品からのデータの取得あるいは更新の要求
    に応じて前記データを抽象化されたアドレスに格納され
    たデータに対応させ、それらのデータを取得あるいは更
    新するレコード部と、 前記抽象化されたアドレスにデータを格納するエンティ
    ティー部と、 を有することを特徴とするビジネスロジックプログラム
    を実装・実行するための装置。
  2. 【請求項2】所定のビジネスロジックの処理で使用され
    る情報の定義と、定型処理を行うシーン部品の指定と、
    前記シーン部品の実行によるシナリオの定義と、前記シ
    ーン部品が取得あるいは更新するデータの定義とを行わ
    せるビジネスロジック生成手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のビジネスロジックプログラムを実装
    ・実行するための装置。
  3. 【請求項3】ビジネスロジックの処理で使用される定型
    処理を規定したシーン部品と、 前記シーン部品の組合せと動作を定義することによって
    ビジネスロジック処理を定義し実行できるモデルマネー
    ジャーとを有することを特徴とするビジネスロジックプ
    ログラムを実装・実行するための装置。
  4. 【請求項4】前記シーン部品は、入力項目の存在や入力
    項目間の関連チェックを行うチェックシーン部品と、分
    岐制御を行う分岐制御シーン部品とを含むことを特徴と
    する請求項3に記載のビジネスロジックプログラムを実
    装・実行するための装置。
  5. 【請求項5】トランザクション管理またはジャーナル記
    録の処理形態を規定するサービスオブジェクトを有する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のビジネスロ
    ジックプログラムを実装・実行するための装置。
  6. 【請求項6】ビジネスロジック処理で使用するデータを
    抽象的なアドレスに格納するデータベースと、 前記データベースのデータとビジネスロジック処理で取
    得あるいは更新する有意なデータとを対応させるマッピ
    ング手段とを有することを特徴とする請求項3〜5のい
    ずれかに記載のビジネスロジックプログラムを実装・実
    行するための装置。
  7. 【請求項7】クライアントからの要求電文を分解し、前
    記要求電文のサービスオブジェクトを呼び出す段階と、 前記サービスオブジェクトを呼び出し、そのサービスオ
    ブジェクトによってトランザクション管理またはジャー
    ナル記録を実行し、指定されているモデルマネージャー
    を呼出す段階と、 前記サービスオブジェクトによってモデルマネージャー
    を呼び出し、そのモデルマネージャーが予め定義された
    シナリオに従って必要なシーン部品を呼び出して実行さ
    せる段階と、 前記シーン部品からのデータの取得あるいは更新の要求
    に応じて前記データを抽象化されたアドレスに格納され
    たデータに対応させ、それらのデータを取得あるいは更
    新する段階と、 を有することを特徴とするビジネスロジックプログラム
    を実装・実行するための方法。
  8. 【請求項8】所定のビジネスロジック処理で使用される
    情報の定義と、定型処理を行うシーン部品の指定と、前
    記シーン部品の実行によるシナリオの定義と、前記シー
    ン部品が取得あるいは更新するデータの定義とを行わせ
    る段階を有することを特徴とする請求項7に記載のビジ
    ネスロジックプログラムを実装・実行するための方法。
  9. 【請求項9】ビジネスロジック処理で使用される定型処
    理をシーン部品として用意し、前記シーン部品の組合せ
    と動作を定義することによって前記ビジネスロジック処
    理を定義し実行できるモデルマネージャーを用意し、 ビジネスロジック処理を前記モデルマネージャーの定義
    によって記述する段階を有することを特徴とするビジネ
    スロジックプログラムを実装・実行するための方法。
  10. 【請求項10】前記シーン部品は、入力項目の存在や入
    力項目間の関連チェックを行うチェックシーン部品と、
    分岐制御を行う分岐制御シーン部品とを含むことを特徴
    とする請求項9に記載のビジネスロジックプログラムを
    実装・実行するための方法。
  11. 【請求項11】トランザクション管理またはジャーナル
    記録の処理形態を規定する段階を有することを特徴とす
    る請求項9または10に記載のビジネスロジックプログ
    ラムを実装・実行するための方法。
  12. 【請求項12】ビジネスロジック処理で使用するデータ
    を抽象的なアドレスに格納する段階と、 ビジネスロジック処理で取得あるいは更新する有意なデ
    ータと前記抽象的なアドレスに格納されたデータとをマ
    ッピング手段によって対応させる段階と、 を有することを特徴とする請求項9〜11のいずれかに
    記載のビジネスロジックプログラムを実装・実行するた
    めの方法。
  13. 【請求項13】クライアントからの要求電文を分解し、
    前記要求電文のサービスオブジェクトを呼び出す電文分
    解部と、 前記電文分解部によって呼び出され、トランザクション
    管理またはジャーナル記録を実行し、指定されているモ
    デルマネージャーを呼出すサービスオブジェクトを有す
    るサービス部と、 前記サービスオブジェクトによって呼び出され、予め定
    義されたシナリオに従って必要なシーン部品を呼び出し
    て実行させるモデルマネージャーを有するモデルマネー
    ジャー部と、 前記シーン部品からのデータの取得あるいは更新の要求
    に応じて前記データを抽象化されたアドレスに格納され
    たデータに対応させ、それらのデータを取得あるいは更
    新するレコード部と、 前記抽象化されたアドレスにデータを格納するエンティ
    ティー部と、 を有するようにコンピュータを制御することを特徴とす
    るビジネスロジックプログラムを実装・実行するための
    プログラム。
  14. 【請求項14】所定のビジネスロジックの処理で使用さ
    れる情報の定義と、定型処理を行うシーン部品の指定
    と、前記シーン部品の実行によるシナリオの定義と、前
    記シーン部品が取得あるいは更新するデータの定義とを
    行わせるビジネスロジック生成手段を有するようにコン
    ピュータを制御することを特徴とする請求項13に記載
    のビジネスロジックプログラムを実装・実行するための
    プログラム。
  15. 【請求項15】ビジネスロジックの処理で使用される定
    型処理を規定したシーン部品と、 前記シーン部品の組合せと動作を定義することによって
    ビジネスロジック処理を定義し実行できるモデルマネー
    ジャーとを有することを特徴とするビジネスロジックプ
    ログラムを実装・実行するためのプログラム。
  16. 【請求項16】ビジネスロジックの処理で使用される定
    型処理用のシーン部品として、入力項目の存在や入力項
    目間の関連チェックを行うチェックシーン部品と、分岐
    制御を行う分岐制御シーン部品とを有することを特徴と
    するビジネスロジックプログラムを実装・実行するため
    のプログラム。
  17. 【請求項17】トランザクション管理またはジャーナル
    記録の処理形態を規定するサービスオブジェクトを有す
    ることを特徴とする請求項15に記載のビジネスロジッ
    クプログラムを実装・実行するためのオブジェクト。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006235874A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Japan Research Institute Ltd 業務用情報処理システム
JP2007072546A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Nomura Research Institute Ltd フロー編集装置及びフロー編集方法
JP2007242051A (ja) * 2007-05-21 2007-09-20 Nomura Research Institute Ltd ビジネスロジックプログラムを実装・実行するための装置
JPWO2011118003A1 (ja) * 2010-03-25 2013-07-04 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・セキスイシステムズ ウェブアプリケーション構築システム、ウェブアプリケーション構築方法、ウェブアプリケーション構築プログラムおよびウェブアプリケーション構築プログラムを記録した記録媒体

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