JP2003279741A - 光学用フィルムおよびその製造方法 - Google Patents

光学用フィルムおよびその製造方法

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JP2003279741A JP2002083936A JP2002083936A JP2003279741A JP 2003279741 A JP2003279741 A JP 2003279741A JP 2002083936 A JP2002083936 A JP 2002083936A JP 2002083936 A JP2002083936 A JP 2002083936A JP 2003279741 A JP2003279741 A JP 2003279741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さが100μm以下で、レターデーション
の値が小さくて一定で、残留溶剤がなく、ロール状に巻
いて保存したときに巻きジワが少なく、他のフィルムと
の接着性に優れた光学用フィルムを提供すること。 【解決手段】 溶融押出法により得られる熱可塑性樹脂
製フィルムから得られる光学用フィルムであって、平均
厚みDaveが100μm以下であり、該フィルム全面
にわたって、厚みの最大値と最小値の差Dと前記平均
厚みDaveの比D/Daveが7%以下、レターデ
ーションReが4nm以下、かつ視野角40°における
位相差Re40と視野角0°における位相差Reの比
Re40/Reの平均値が0.8以上で1.3以下で
あることを特徴とする光学用フィルムを用いること。本
発明によりそのような光学用フィルムの製造方法も提供
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学用フィルムに
関し、より詳しくは、レターデーションの値が小さくて
均一で、他の基材との接着性に優れ、フラットパネルデ
ィスプレイ等に用いられる各種フィルム及びその原料フ
ィルムとして好適な光学用フィルムに関する。更に本発
明は、そのような光学用フィルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイなどのフラットパネル
ディスプレイには、熱可塑性樹脂製の位相板、偏光板、
液晶セル基板等が使用されている。位相板としてはポリ
カーボネートなどの原料フィルムを延伸して一定のレタ
ーデーション(位相差ともいう)を持たせ、それらを2
枚以上貼り合せたものが、偏光板としてはポリビニルア
ルコールからなる偏光子の上下面に保護フィルムを積層
させたものが、保護フィルムとしてはトリアセチルセル
ロースの溶液流延法によるフィルムが、液晶セル基板用
フィルムとしてはポリエチレンテレフタレート(PE
T)製のフィルムが主に用いられている。最近になっ
て、フラットパネルディスプレイの大型化、薄型化や高
コントラスト化に伴い、上記の種々の熱可塑性樹脂製フ
ィルムには従来以上に高度な品質が要求されている。例
えば、偏光子の保護フィルムには、従来以上に高度に、
フィルム全面に亘ってレターデーションが小さくて一定
であることが要求されている。さらに、100μm以
下、例えば60μm程度や40μm程度の厚みで強度や
光学特性などの所望の性能を満たすものが要求されてき
ている。
【0003】従来、熱可塑性樹脂製の光学用フィルムで
あって、レターデーションが小さくて一定であるフィル
ムが提案されている。偏光子の保護フィルムとしては、
従来、トリアセチルセルロース(TAC)の溶液流延法
によるフィルムが主に用いられてきた。TACの溶液流
延法フィルムは、レターデーションが比較的小さく、フ
ィルム面内で比較的一定である反面、生産性に劣る、溶
液流延後の乾燥時に完全には溶剤を除去することが不可
能でありフィルム内残留する溶剤に起因して、揮散する
溶剤がフラットパネルディスプレイの電子回路や他の部
品に悪影響を与え誤動作や表示欠陥を起こす等の問題が
あった。そこで、最近では、保護フィルムとして、TA
Cの溶液流延法によるフィルムに代わって、熱可塑性樹
脂の溶融押出法によるフィルムが検討されている。例え
ば、特開2000−273204号公報には、特定の熱
可塑性樹脂を特定の条件で溶融押し出し成形することに
より、シート厚み150〜1000μm、シートの面内
厚み公差(Rmax)15μ、シート表面の粗さ0.0
6μm、シートの表面レターデーション(最大値)が1
5nmであり、レターデーションが比較的一定で比較的
小さいシートが得られる技術が開示されている。しか
し、この公報に開示される技術は、シート厚み150μ
m以上の厚いシートについての技術であり、一般に厚み
が薄くなるに従って、厚みのバラツキが厚みに比べて大
きくなりやすく、光学的歪みが酷くなることから、最近
のフラットディスプレイの薄型化の要求に対応できな
い。
【0004】また、熱可塑性樹脂の溶融押出法によるフ
ィルムは通常はロール状に巻き取って保管され、その後
の工程に供されるが、本発明者らが検討したところ、厚
みが100μm以下の薄いフィルムの場合には、ロール
状に巻き取る際に、巻きジワが発生しやすく、巻きジワ
があるとフィルム表面にキズや欠陥が発生しやすく、こ
れが表示欠陥につながることを見いだした。さらに、本
発明者らが検討したところ、熱可塑性樹脂の溶融押出法
によるフィルムは、厚みが100μm以下の場合には、
耐久試験後に偏光子との接着不良を起こしやすいという
問題があることを見いだした。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、厚さ
が100μm以下で、レターデーションの値が小さくて
一定で、残留溶剤がなく、ロール状に巻いて保存したと
きに巻きジワが少なく、他のフィルムとの接着性に優れ
た光学用フィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、溶融押出法により得ら
れる熱可塑性樹脂製フィルムから得られる平均厚みD
aveが100μm以下のフィルムであって、該フィル
ム全面にわたって、厚みの最大値と最小値の差D と前
記平均厚みDaveの比D/Daveが7%以下、レ
ターデーションReが4nm以下、かつ視野角40°に
おける位相差Re40と視野角0°における位相差Re
の比Re40/Reが平均で0.8以上で1.3以
下であるものを用いれば、レターデーションの値が小さ
くて一定で、残留溶剤がなく、ロール状に巻いて保存し
たときに巻きジワが少なく、他のフィルムとの接着性に
優れた光学用フィルムとなることを見いだした。また、
本発明者らは、その光学用フィルムの原料となる熱可塑
性樹脂としては、脂環式構造含有重合体が好ましいこと
を見いだした。更に本発明者らは、上記の熱可塑性樹脂
製フィルムの製造方法として、特定の構成の移送工程を
有し、特定の冷却ドラム周速度条件と特定の温度条件で
行う製造方法が適していることを見いだした。本発明
は、これらの知見に基づいて完成するに至ったものであ
る。
【0007】かくして本発明によれば、「溶融押出法に
より得られる熱可塑性樹脂製フィルムから得られる光学
用フィルムであって、平均厚みDaveが100μm以
下であり、該フィルム全面にわたって、厚みの最大値と
最小値の差Dと前記平均厚みDaveの比D/D
av が7%以下、レターデーションReが4nm以
下、かつ視野角40°における位相差Re40と視野角
0°における位相差Reの比Re40/Reが平均
で0.8以上で1.3以下であることを特徴とする光学
用フィルム。」、その光学用フィルムの好ましい例とし
て「熱可塑性樹脂が脂環式構造含有重合体である上記に
記載の光学用フィルム。」、及び上記の光学用フィルム
の好ましい製造方法として「押出機から押し出された溶
融状態の熱可塑性樹脂を、第1冷却ドラム、第2冷却ド
ラム及び第3冷却ドラムの3本の冷却ドラムに順に外接
させて移送する工程を有し、該第3冷却ドラムの周速度
の、前記第2冷却ドラムの周速度Rに対する比R
/Rを0.999未満で0.990以上とし、該第
1冷却ドラムでの樹脂接触時間をt(秒)、該第1冷
却ドラムを離れるときの該溶融状体の熱可塑性樹脂の温
度をT1(℃)、該熱可塑性樹脂のガラス転移温度をTg
(℃)としたときのt×(T1−Tg)(単位:秒・d
eg)を、−50以上+20以下とすることにより該熱
可塑性樹脂製フィルムを得ることを特徴とする上記のい
ずれかの光学用フィルムを製造する方法。」が提供され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の光学用フィルムの製造に
用いる熱可塑性樹脂は、通常の光学用フィルムの製造に
用いられるフィルムであればよく、特に限定されない。
具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレン共重合体、ポリスチレン、ポリアクリ
ロニトリル、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポ
リ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
カーボネートや脂環式構造含有重合体などが挙げられ
る。これらの熱可塑性樹脂の中でも、透明性が高く、フ
ィルム強度に優れることから、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートや脂環式構造含有重
合体が好ましく、更にレターデーションをより小さくで
きることから脂環式構造含有重合体が特に好ましい。
【0009】脂環式構造含有重合体は、繰り返し単位内
に、炭素−炭素飽和結合からなる環構造(本発明では、
「脂環式構造」という。)を有する重合体であり、その
具体例としては、ノルボルネン環構造を有するモノマー
(以下、「ノルボルネン類」という。)の開環重合体及
びその水素添加物、ノルボルネン類の付加重合体及びそ
の水素添加物、ノルボルネン類とビニル化合物との付加
共重合体及びその水素添加物;ポリスチレンなどの芳香
族ビニル炭化水素化合物の重合体の芳香環を水素添加し
た重合体、脂環式構造とビニル基とを有するモノマーの
付加重合体、炭素−炭素からなる環構造の中に一つ以上
の不飽和結合を有するモノマーの付加重合体及びその水
素添加物などが挙げられる。
【0010】上記の熱可塑性樹脂は、通常は、必要に応
じて各種配合剤が配合されて押出成形用に適したペレッ
ト状で、押出機に供給される。配合剤としては、格別限
定はないが、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、耐候安
定剤、紫外線吸収剤、近赤外線吸収剤等の安定剤;滑
剤、可塑剤等の樹脂改質剤;染料や顔料等の着色剤;帯
電防止剤等が挙げられる。これらの配合剤は、単独で、
あるいは2種以上を組み合せて用いることができ、その
配合量は本発明の目的を損なわない範囲で適宜選択され
る。
【0011】酸化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などが挙
げられ、これらの中でもフェノール系酸化防止剤、特に
アルキル置換フェノール系酸化防止剤が好ましい。これ
らの酸化防止剤を配合することにより、透明性、低吸水
性等を低下させることなく、成形時の酸化劣化等による
成形物の着色や強度低下を防止できる。これらの酸化防
止剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わ
せて用いることができ、その配合量は、本発明の目的を
損なわれない範囲で適宜選択されるが、熱可塑性樹脂1
00重量部に対して通常0.001〜5重量部、好まし
くは0.01〜1重量部である。
【0012】本発明では上記の熱可塑性樹脂を、溶融押
出法により、フィルム状に加工したフィルムを用いる。
溶融押出法は、熱可塑性樹脂をシリンダー中で加熱溶融
し、スクリューで加圧して、Tダイ等のダイスから押し
出す方法である。通常は、ダイスから押し出された溶融
状態の熱可塑性樹脂を複数の冷却ドラムに順に外接させ
て移送し、その間に冷却し、その後に必要な工程を経
て、熱可塑性樹脂製フィルムとなる。ダイスから押し出
された直後の溶融状態の熱可塑性樹脂の幅(ダイスのリ
ップの幅に同じ)に比べて、冷却ドラムを通った後の熱
可塑性樹脂製フィルムの幅は、ネックインにより、2〜
10%程度狭くなる。そして、熱可塑性樹脂製フィルム
の幅方向の端(以下、単に「端」ともいう。)は、その
フィルムの他の部分に比べて、厚みが厚くなり、レター
デーションも大きくなる。本発明の様に光学用途に用い
る場合には、通常は、巻き取りドラムで巻き取る前に、
端の適当な部分を切り取っておく。本発明では、この切
り取ってしまう部分を「ミミ」と言う。本発明では、無
延伸の熱可塑性樹脂フィルムのうち、ミミとなる部分を
除いた部分を「光学用フィルム」という。保護フィルム
や液晶基板などのように、レターデーションがゼロに近
い状態で用いる場合には、無延伸の熱可塑性樹脂フィル
ムからミミを取って、光学用フィルムを取り出し、これ
を巻き取りドラムで巻き取る。光学用フィルムは、巻き
取りドラムでロール状に巻き取られたあと、次工程であ
る、延伸工程や他のフィルム等との貼り合わせ工程に供
される。
【0013】本発明の光学用フィルムは、平均厚みD
aveが100μm以下である。平均厚みDaveは、
溶融押出機に投入する原料ペレットの投入速度、冷却ド
ラムの回転速度及びこれらの両方を変化させること等に
より、任意に設定することができる。本発明の光学用フ
ィルムは、薄型のフラットパネルディスプレイ用などに
適したものであり、厚み100μm以下、80μm以
下、特に60μm以下の厚みで用いる場合にも好適であ
る。
【0014】本発明の光学用フィルムは、フィルム全面
に亘って、厚みの最大値と最小値の差Dと前記平均厚
みDaveの比D/Daveが7%以下であることが
必要である。平均厚みDaveと、厚みの最大値と最小
値の差Dは、押出の長さ(以下、単に「長さ」ともい
う。)方向については、例えば接触式連続厚み計で押出
方向の長さ(以下、単に「長さ」ともいう。)の適当な
長さに亘って測定し、更に幅方向に対しては光学用フィ
ルムの端に近い部分を含む数点以上を測定することによ
り、得ることができる値を代用値として採用することが
できる。D/Daveの値は、小さければ小さい程好
ましいが、通常7%以下である。D/Daveの値が
この範囲にあるときに、ロール状に巻いて保存したとき
に巻きジワが少なく、他のフィルムとの接着性に優れた
光学用フィルムとなる。
【0015】本発明の光学用フィルムは、フィルム全面
に亘って、レターデーションReが4nm以下であるこ
とが必要である。Reの値はエリプソメータ等の光学的
手法により測定が可能で、その最大値は、適当な長さに
亘って測定し、更に幅方向に対しては光学用フィルムの
端に近い部分を含む数点以上を測定することにより、得
ることができる値を代用値として採用することができ
る。Reの最大値は小さければ小さいほど好ましいが、
通常は4nm以下、好ましくは3nm以下、特に好まし
くは2.5nmである。Reがこの範囲にあるときに、
フラットパネルディスプレイとしたときの色むらが小さ
いだけでなく、ロール状に巻いて保存したときに巻きジ
ワが少なく、他のフィルムとの接着性に優れた光学用フ
ィルムとなる。
【0016】本発明の光学用フィルムは、視野角40°
における位相差Re40と視野角0°における位相差R
の比Re40/Reが平均で0.8以上で1.3
以下であることが必要である。Re40とReの値
は、フィルム面の角度をそれぞれ40°と0°としてリ
ターデーションを測定することにより得られ、その最大
値と最小値は、適当な長さに亘って測定し、更に幅方向
に対しては光学用フィルムの端に近い部分を含む数点以
上を測定することにより、得ることができる値を代用値
として採用することができる。Re40/Reは、レ
ターデーションの視野角依存性を示し、理想的には1.
0であるが、平均で、通常0.8以上で1.3以下、好
ましくは0.9以上で1.25以下、更に好ましくは
0.95以上で1.20以下である。Re40/Re
の平均値がこの範囲にあるときに、得られるフラットパ
ネルディスプレイにおける見た色ムラやコントラストに
優れる。
【0017】以上のようなD/Dave、Reの最大
値及びRe40/Reの平均値の範囲を満たす光学用
フィルムを製造する方法は特に限定されない。例えば、
フィルム全面に亘って上記の条件を満たす様に、フィル
ム全体に占めるミミの部分の割合を従来の場合よりも多
くする方法がある。この場合の、ミミの部分の割合は、
通常、左右各3%以上、好ましくは左右各5%以上、特
に好ましくは左右各7%以上であり、好ましくは左右各
40%以下、特に好ましくは左右各20%以下である。
【0018】また、本発明の光学用フィルムを製造する
際に用いる熱可塑性樹脂製フィルムの好ましい製造方法
として、押出機から押し出された溶融状態の熱可塑性樹
脂を、第1冷却ドラム、第2冷却ドラム及び第3冷却ド
ラムの3本の冷却ドラムに順に外接させて移送する工程
を有し、該第3冷却ドラムの周速度Rの、前記第2冷
却ドラムの周速度Rに対する比R/Rを0.99
9未満で0.990以上とし、該第1冷却ドラムでの樹
脂接触時間をt(秒)、該第1冷却ドラムを離れると
きの該溶融状体の熱可塑性樹脂の温度をT1(℃)、該
熱可塑性樹脂のガラス転移温度をTg(℃)としたとき
のt×(T1−Tg)(単位:秒・deg)を、−50
以上+20以下とすることを特徴とする方法がある。以
下にこの方法について説明する。
【0019】この製造方法では、押出機から押し出され
た、シート状に溶融した熱可塑性樹脂(以下、「シート
状熱可塑性樹脂」ともいう。)を、第1冷却ドラム、第
2冷却ドラム及び第3冷却ドラムの3本の冷却ドラムに
順に外接させて移送する工程を有する。前記第3冷却ド
ラムの周速度Rの、前記第2冷却ドラムの周速度R
に対する比R/Rを0.999未満、0.990以
上、好ましくは0.998未満、0.995以上に設定
する。R/Rの値が過度に大きいとシート状熱可塑
性樹脂に延伸がかかってレターデーション値やそのバラ
ツキが大きくなり好ましくない。一方、R/Rの値
が過度に小さい場合も、シート状熱可塑性樹脂が弛んで
垂れ、その重さが張力となってシート状熱可塑性樹脂に
延伸がかかりレターデーションの値やそのバラツキが大
きくなり、やはり好ましくない。R/Rの設定値を
決定するには、シート状熱可塑性樹脂を第2冷却ドラム
から第3冷却ドラムへと移送するときに、第2冷却ドラ
ム温度近辺から第3冷却ドラム温度近辺に低下すること
による樹脂の収縮率に見合うように、樹脂温度を設定す
る。上記の周速比を採ることにより、シート状熱可塑性
樹脂が弛むことなく、適当なテンションで引っ張られな
がら、レターデーション値が小さくて均一な熱可塑性樹
脂シートが製造できるようになる。
【0020】また、第2冷却ドラムの周速度Rの、第
1冷却ドラムの周速度Rに対する比R/Rを1.
01未満、0.990以上に設定することが好ましく、
1.000未満、0.995以上に設定することがより
好ましい。R/Rの値がこの範囲にある場合に、得
られる光学用フィルムのレターデーションムラが特に小
さくなり、巻きジワが発生しにくくなり、好ましい。
【0021】さらに、シート状熱可塑性樹脂が第3冷却
ドラムを離れるときに、樹脂温度T を該熱可塑性樹脂
のガラス転移温度(Tg)よりも50〜100℃低い温
度にすることが好ましく、特にTgよりも60〜80℃
低い温度にすることがより好ましい。Tがこの範囲に
あるときに、得られる光学用フィルムのレターデーショ
ンムラが特に小さくなり、巻きジワが発生しにくくな
り、好ましい。温度Tを上記範囲とするためには、第
3冷却ドラム及び第2冷却ドラムの温度を制御する。
【0022】シート状熱可塑性樹脂が第2冷却ドラムを
離れるときのシート状熱可塑性樹脂の温度Tを、その
Tgよりも0〜60℃低い温度にすることが好ましく、
20〜40℃低い温度にすることがより好ましい。T
の値がこの範囲にある場合に、得られる光学用フィルム
のレターデーションムラが特に小さくなり、巻きジワが
発生しにくくなり、好ましい。
【0023】第1冷却ドラムと第2冷却ドラムの温度
は、その温度差が10℃未満なるようにすることが好ま
しい。
【0024】第1冷却ドラムでのシート状熱可塑性樹脂
の接触時間をt(秒)、第1冷却ドラムを離れるとき
の樹脂温度をT1(℃)、該熱可塑性樹脂のガラス転移
温度をTg(℃)としたときの、t×(T1−Tg)
(単位:秒・deg)を通常−50以上で+20以下、
好ましくは−40以上で+15以下とする。この範囲に
ある場合に、得られる光学用フィルムの厚みの均一性D
/Daveが小さくなり、Reの最大値が小さくなた
め、本発明の光学用フィルムを得やすくなり、好まし
い。
【0025】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
についてより具体的に説明する。これらの例中の「部」
及び「%」は、特に断わりのない限り質量基準である。
各種の試料作成及び試験は、下記に従って行った。
【0026】(1)フィルムの平均厚みDave及びバ
ラツキD 接触式膜厚計を用い、フィルムの長さ方向は500mm
毎に10mに亘って(20箇所)、幅方向には等間隔に
5箇所について、フィルムの厚みを測定し、平均値D
aveと、最大値と最小値との差Dを求めた。
【0027】(2)レターデーション値Re及びその最
大値 位相差測定装置〔王子計測機器製:KOBRA−21A
DH〕を用い、フィルムの長さ方向は500mm毎に1
0mに亘って(20箇所)、幅方向には等間隔に5箇所
所について、レターデーション値Reを測定し、その最
大値を求めた。測定波長は550nm、入射角は0°と
した。
【0028】(3)視野角40°におけるレターデーシ
ョンRe40と視野角0°におけるレターデーションR
の比Re40/Reの平均値 (2)と同様の測定点について、(2)と同様の測定方
法でReと測定光の入射角を40°に変えた測定法で
Re40を測定して、Re40/Reを算出し、その
平均値を求めた。
【0029】(4)ロール巻き性 巻き取りドラムで巻き取ったロール状の光学用フィルム
を目視で観察し、巻きジワが認められないものを○、わ
ずかに巻きジワが認められるものを△、巻きジワが明ら
かに認められるものを×とした。
【0030】(5)色ムラ 偏光子の保護フィルムとして用いる際に問題となる色ム
ラ、色抜けを簡易的に試験した。実際の液晶ディスプレ
イの構成では、偏光子の両面を2枚の保護フィルムで挟
んで偏光板とし、さらに液晶の両面を(必要なその他の
層を介して)2枚の偏光板で挟んだ構造となっている。
保護フィルムに光学的歪みがあると、液晶ディスプレイ
全体の色ムラ、色ヌケの原因となる。それぞれの保護フ
ィルムとなる光学用フィルムの光学的的歪みを簡易的に
以下のように試験することとした。液晶ポリビニルアル
コールにヨウ素がドープされた市販の偏光子を2枚用意
し、二枚の偏光子をお互いの偏光軸が直行するように合
わせて、その間に実験で得られた光学用フィルムを挟ん
で、偏光子/光学用フィルム/偏光子からなる3層構造
として非偏光(自然光)の透過の度合いを、目視観察
し、光の漏れが認められないものを○、わずかに認めら
れるものを△、明らかに認められるものを×とした。測
定点は、フィルムの長さ方向は500mm毎に10mに
亘って(20箇所)、幅方向には等間隔に5箇所所につ
いて行った。
【0031】(6)30°傾斜透過率比 更に、色ムラ、色ヌケの一つの指標として、30°傾斜
透過率比を測定した。実験で得られた光学用フィルムの
幅方向に等間隔に5箇所について試料片を切り出し、こ
れらの試料片について、日本電色工業(株)製のNDH
300A型濁色計を用い、JIS K7105に準拠し
て直行透過率と、30°傾斜透過率を測定し、30°傾
斜透過率/直行透過率を求め、30°傾斜透過率比と
し、その平均値を求めた。この値は大きい方が好まし
く、1000以上であれば、得られるフラットパネルデ
ィスプレイの色ムラ、色ヌケが問題とならず、良好であ
る。
【0032】(7)接着性 光学用フィルムでは、他のフィルム状部材と接着して用
いることが多く、特に耐久試験後の接着性が問題となる
ことが多い。(5)で用いたと同じ偏光子と、実験で得
られた光学用フィルムから切り出した同面積の試料片
を、ポリビニルアルコールの10質量%の水溶液で貼り
合わせた。得られた積層物を80℃、90%RH、10
0時間の条件で耐久試験にかけ、その後の積層物の状態
を目視で観察し、界面に変化の認められないものを○、
わずかにでも膨れ(界面の剥がれ)が発生したものを×
とした。
【0033】(8)延伸後のReムラ 本発明で得られる光学用フィルムは、その後に延伸加工
することによって、位相差フィルムとすることができ
る。位相差フィルムとしては、所定の位相差(レターデ
ーション値)を持ち、その値が均一であることが要求さ
れる。位相差フィルムの原料フィルムとしての、本発明
の光学用フィルムの性能を調べるために以下の試験を行
った。実験で得られた光学用フィルムを、(幅100m
m、長さ150mm)で切り出して試験片とし、この試
験片を140℃で縦方向に1.1〜2倍、100mm/
分の速さで延伸した。延伸倍率は、レターデーションが
平均で275±10nmとなるように調整した。(2)
と同様の測定方法によりレターデーションを測定し、バ
ラツキ(最大値と最小値との差)を平均値で割ってRe
ムラとした。測定点は幅方向の中心部で、長さ方向の中
心付近を10mmおきに10点とした。
【0034】実施例1 ZEONOR1420(ノルボルネン類の開環重合体の
水素化物、日本ゼオン社製、Tg140℃)のペレット
を用いた。ペレットをシリンダー内径が50mm、スク
リューL/Dが28の単軸押出成形機(日本製鋼所製)
でバレル温度260℃で溶融押出し、ダイ温度260℃
のコートハンガーダイから幅650mmのシート状溶融
樹脂を押し出し、第1冷却ドラム(直径200mm、温
度T:135℃、周速度R:12.50m/秒)に
密着させ、直ちにナイフコーターにより第1冷却ドラム
を、次いで第2冷却ドラム(直径350mm、温度
:125℃、周速度R:14.46m/秒)、次
いで第3冷却ドラム(直径350mm、温度T:80
℃、周速度R:14.40m/秒)に順次密着させて
移送し、逐次、冷却ならびに冷却ドラム面転写による表
裏面の平滑化を行い、幅550mm(ネックインは左右
各50mm)の熱可塑性樹脂製フィルムが得られ、調整
ドラムを経た後、カッターにより両方の端から各30m
mをミミとして取り除き、巻き取りドラムによりロール
状に巻き取り、ロール状の光学用フィルムを得た。この
際、第1冷却ドラムでのシート状熱可塑性樹脂の接触時
間tは3.1(秒)、第1冷却ドラムを離れるときの
樹脂温度をT1は132(℃)、t ×(T1−Tg)は
−12(単位:秒・deg)であった。得られた光学用
フィルムについて、上記の各試験項目を行った結果を表
1に記す。
【0035】実施例2 実施例1において、Rを7.10m/秒、Rを7.
07m/秒、Rを7.04m/秒に変更した他は実施
例1と同様に行って光学用フィルムを製造した。得られ
た光学用フィルムの試験結果を表1に記す。
【0036】比較例1 実施例1において、Tを120℃に変更した他は実施
例1と同様に行って光学用フィルムを製造した。得られ
た光学用フィルムの試験結果を表1に記す。
【0037】比較例2 実施例1において、Tを120℃、Tを110℃に
変更した他は実施例1と同様に行って光学用フィルムを
製造した。得られた光学用フィルムの試験結果を表1に
記す。
【0038】比較例3 実施例1において、Tを110℃、Tを100℃に
変更した他は実施例1と同様に行って光学用フィルムを
製造した。得られた光学用フィルムの試験結果を表1に
記す。
【0039】
【表1】
【0040】表1が示すように、本発明の実施例の光学
用フィルムは、比較例の場合に比べて、D
ave、Re及びRe40/Reの平均値が所定の
範囲にあるため、ロール巻き性、色ムラ、30傾斜°透
過率比、接着性に優れている。比較例1はD/D
ave、Reの最大値は所定の範囲にあるが、Re
Reの平均値が外れているため、ロール巻き性、色ム
ラ、30傾斜°透過率比、接着性のいずれも劣ってい
る。比較例2はD/Dave、Re/Reの平均
値は所定の範囲にあるが、Reの最大値が外れているた
め、ロール巻き性、色ムラ、30傾斜°透過率比、接着
性のいずれも劣り、特に色ムラと接着性が著しく悪い。
比較例3はD/Daveの値が外れているため、ロー
ル巻き性が著しく悪い。
【0041】表2には、各実験例について、延伸後のR
eムラを測定した結果を示す。
【0042】
【表2】
【0043】表2が示すように、本発明の実施例の光学
用フィルムは、比較例の場合に比べて、Dr/Dav
e、Re及びRe40/Reの平均値が所定の範囲に
あるため、延伸加工後のリターデーションムラが小さく
て優れており、本発明の光学用フィルムが位相差フィル
ムの原料フィルムとして適している。
【0044】
【発明の効果】本発明により、厚さが100μm以下
で、レターデーションの値が小さくて一定で、残留溶剤
がなく、ロール状に巻いて保存したときに巻きジワが少
なく、他のフィルムとの接着性に優れた光学用フィルム
とその製造方法が提供される。本発明の光学用フィルム
は、偏光子の保護フィルムや液晶セル基板用フィルムな
どのフラットパネルディスプレイ用の各種の光学用フィ
ルムとして有用である。また、本発明の光学用フィルム
は、レターデーションが小さく均一なものであるが、そ
の後に延伸加工することによって、所定のレターデーシ
ョンをもち、その値が均一である位相差フィルムとする
ことができるから、本発明の光学用フィルムは位相差フ
ィルムなどの原料フィルムとしても有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 11:00 B29L 11:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融押出法により得られる熱可塑性樹脂
    製フィルムから得られる光学用フィルムであって、平均
    厚みDaveが100μm以下であり、該フィルム全面
    にわたって、厚みの最大値と最小値の差Dと前記平均
    厚みDaveの比D/Daveが7%以下、レターデ
    ーションReが4nm以下、かつ視野角40°における
    位相差Re40と視野角0°における位相差Reの比
    Re /Reの平均値が0.8以上で1.3以下で
    あることを特徴とする光学用フィルム。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂が脂環式構造含有重合体で
    ある請求項1に記載の光学用フィルム。
  3. 【請求項3】 押出機から押し出された溶融状態の熱可
    塑性樹脂を、第1冷却ドラム、第2冷却ドラム及び第3
    冷却ドラムの3本の冷却ドラムに順に外接させて移送す
    る工程を有し、該第3冷却ドラムの周速度Rの、前記
    第2冷却ドラムの周速度Rに対する比R/R
    0.999未満で0.990以上とし、該第1冷却ドラ
    ムでの樹脂接触時間をt(秒)、該第1冷却ドラムを
    離れるときの該溶融状体の熱可塑性樹脂の温度をT
    1(℃)、該熱可塑性樹脂のガラス転移温度をTg(℃)
    としたときのt×(T1−Tg)(単位:秒・deg)
    を、−50以上+20以下とすることにより該熱可塑性
    樹脂製フィルムを得ることを特徴とする請求項1乃至2
    のいずれかに記載の光学用フィルムを製造する方法。
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