JP2003278798A - 自動変速機の液路構造 - Google Patents

自動変速機の液路構造

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JP2003278798A JP2002086239A JP2002086239A JP2003278798A JP 2003278798 A JP2003278798 A JP 2003278798A JP 2002086239 A JP2002086239 A JP 2002086239A JP 2002086239 A JP2002086239 A JP 2002086239A JP 2003278798 A JP2003278798 A JP 2003278798A
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    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0434Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遊星歯車機構のピニオンシャフト内に形成し
た液路に流体を供給する自動変速機の液路構造におい
て、自動変速機全体の軸線寸法や部品点数の増加なく、
キャリアおよび遠心キャンセラ間の隙間からピニオンシ
ャフト内に形成した液路に流体を効率的に導入する。 【解決手段】シングルタイプ遊星歯車機構およびローク
ラッチ130とを隣接配置し、シングルタイプ遊星歯車
機構110のキャリア114をロークラッチの回転ドラ
ム131の内周部に遠心キャンセラと向かい合うように
結合させ、これらキャリアおよび遠心キャンセラ間に隙
間を形成し、この隙間を用いてピニオンシャフト114
内に形成した油路に流体を供給する自動変速機の油路構
造であって、遠心キャンセラは、キャリアと向かい合う
側面に該キャリアとの接触によって隙間を封じて油室を
画成するシール部材を一体に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊星歯車機構と湿
式多板クラッチとを隣接配置し、遊星歯車機構のキャリ
アおよび湿式多板クラッチの遠心キャンセラ間の隙間を
用いて遊星歯車機構のピニオンシャフト内に形成した液
路に流体を供給する自動変速機の液路構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機の液路構造には、例え
ば、特開2000−220705号公報に記載のものが
あり、図5は、その油路構造を備える前進6速自動変速
機を例示する要部断面図である。
【0003】図5に開示した自動変速機は、2つのサン
ギア211,212と1つのリングギア213との間に
キャリア214に設けたピニオンシャフト215で回転
自在に支持した2組のピニオン216,217を配して
個々のサンギア211,212とリングギア213およ
びキャリア214との相互間での動力伝達を可能にする
ラビニヨタイプ遊星歯車機構210と、エンジン(図示
せず)からの動力が入力されるインプットシャフト30
に係合する回転ドラム221(221a,221b)お
よびラビニヨタイプ遊星歯車機構210のキャリア21
4に結合する回転ハブ222それぞれに設けたクラッチ
プレートP1,P2を互いに締結または開放させるピスト
ン223を回転ドラム221の内部に摺動自在に収納し
てピストン作動用液圧室Roを形成すると共にこのピス
トン作動用油圧室Roと対向する位置に遠心キャンセラ
224を設けた湿式多板クラッチ220とを隣接配置し
たものである。
【0004】遠心キャンセラ224は、リターンスプリ
ング225を介してピストン223を保持する一方、ピ
ストン223の内周部との間を封するシール部材S1を
有し、このシール部材S1によってピストン223およ
び遠心キャンセラ224と共に遠心キャンセル室Rc0を
画成する。この遠心キャンセル室Rc0は、ピストン22
3に対してそのピストン作動用油圧室Roと対向する側
から作用する遠心油圧を安定化させることによってピス
トン動作の安定化を図るためのものである。
【0005】また上記自動変速機は、インプットシャフ
ト30の内部にオイルの流通する油路31が形成されて
おり、この油路31内のオイルをインプットシャフト3
0の回転によって発生する遠心力を利用して排出孔31
hを介してインプットシャフト30周りの各所に作動油
や潤滑油として供給している。
【0006】このうち、ラビニヨタイプ遊星歯車機構2
10のピニオンシャフト215およびピニオン216,
217も潤滑が必要な部分の一つであるため、ピニオン
シャフト215の内部にもオイルが流通する油路218
が形成されている。この油路218には、ラビニヨタイ
プ遊星歯車機構210のキャリア214を回転ドラム2
21の内周部に固定した仕切板227,228を介して
遠心キャンセラ224と向かい合うように接触させて、
これらキャリア214および遠心キャンセラ224間に
隙間ΔCoを形成し、この隙間ΔCoを用いてインプット
シャフト30の油路31を経て排出孔31hから排出さ
れたオイルを供給している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の油路構造にあっては、キャリア214の側面に
オイルキャッチプレートPを別体に設け、このオイルキ
ャッチプレートPによって、キャリア214および遠心
キャンセラ224間の隙間ΔCoを流通するオイルをピ
ニオンシャフト215内に形成した油路218に導入さ
せていたため、オイルキャッチプレートPの分だけ、自
動変速機全体の軸線方向寸法が延びてしまうと同時に、
部品点数が増加してしまうという不都合があった。
【0008】加えて、こうしたオイルキャッチプレート
Pは、キャリア214および遠心キャンセラ224間の
隙間ΔCoを封じることなく、単に、キャリア214お
よび遠心キャンセラ224間の隙間ΔCoを流通するオ
イルをピニオンシャフト215内に形成した油路218
に導くためのものであるため、キャリア214および遠
心キャンセラ224間の隙間からピニオンシャフト21
5内に形成した油路218にオイルがさらに効率的に導
入できるように改良の余地があった。
【0009】本発明の解決すべき課題は、上述の事実に
鑑みてなされたものであり、遊星歯車機構のキャリアお
よび湿式多板クラッチの遠心キャンセラ間に形成した隙
間を液路として用いて遊星歯車機構のピニオンシャフト
内に形成した液路に流体を供給する自動変速機の液路構
造において、自動変速機全体の軸線寸法や部品点数の増
加を招くことなく、しかも、キャリアおよび遠心キャン
セラ間に形成した隙間を流通する流体をピニオンシャフ
ト内に形成した液路に効率的に導入することができるよ
うにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、第1発明に係
る、自動変速機の液路構造は、サンギアおよびリングギ
ア間に配したピニオンをキャリアに設けたピニオンシャ
フトで回転自在に支持する遊星歯車機構と、回転ドラム
および回転ハブに設けた摩擦部材を互いに締結または開
放させるピストンを回転ドラムの内部に摺動自在に収納
してピストン作動用液圧室を形成すると共に該ピストン
作動用液圧室と対向する回転ドラムの内周部に遠心キャ
ンセラを設けた湿式多板クラッチとを隣接配置し、キャ
リアを回転ドラムの内周部に遠心キャンセラと向かい合
うように配置させて、これらキャリアおよび遠心キャン
セラ間に隙間を形成し、この隙間を用いてピニオンシャ
フト内に形成した液路に流体を供給する自動変速機の液
路構造において、遠心キャンセラとキャリアとの間に、
隙間を封じて液室を画成するシール部材を備えるもので
あることを特徴とするものである。
【0011】第2発明に係る、自動変速機の液路構造
は、上記第1発明において、キャリアおよび回転ドラム
は、一体に結合されたものであることを特徴とするもの
である。
【0012】第3発明に係る、自動変速機の液路構造
は、上記第1または第2発明において、シール部材は、
遠心キャンセラ側に設けられたものであることを特徴と
するものである。
【0013】第4発明に係る、自動変速機の液路構造
は、上記第1乃至第3発明のいずれか一発明において、
シール部材は、ピストンの内周部との接触によって該ピ
ストンの内周部および遠心キャンセラ間に遠心キャンセ
ル室を画成するシール部材と一体に成形されたものであ
ることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の効果】このため、第1発明に係る、自動変速機
の液路構造は、遠心キャンセラとキャリアとの間に、こ
れら遠心キャンセラおよびキャリア間に形成された隙間
を封じて液室を画成するシール部材を一体に備えるた
め、別体のオイルキャッチプレートを取り付けた場合に
比べて、自動変速機全体の軸線寸法を短縮することがで
きると同時に部品点数を削減することができる。しか
も、本発明は、シール部材がキャリアおよび遠心キャン
セラ間に形成した隙間を封じるため、この隙間内の流体
をピニオンシャフト内に形成した液路に効率的に導入す
ることができる。
【0015】従って第1発明によれば、自動変速機全体
の軸線寸法や部品点数の増加を招くことなく、しかも、
キャリアおよび遠心キャンセラ間に形成した隙間内の流
体をピニオンシャフト内に形成した液路に効率的に導入
することができる。
【0016】また第2発明は、上記第1発明において、
遊星歯車機構のキャリアおよび湿式多板クラッチの回転
ドラムを一体に結合したことにより、キャリアおよび遠
心キャンセラ間での相対回転が発生しない。従って第2
発明によれば、遊星歯車機構および湿式多板クラッチ間
での動力伝達が如何なる状態であっても、シール部材に
よって遠心キャンセラおよびキャリア間のシール性を常
時確保することができる。
【0017】さらに第3発明によれば、上記第1発明ま
たは第2発明において、上記シール部材を遠心キャンセ
ラ側に設けるようにしたことから、他の部材を組み付け
る必要のない遠心キャンセラの側面にシール部材を取り
付けることができるため、シール部材の取り付けが容易
になるという利点が得られる。
【0018】加えて第4発明は、上記第1乃至第3発明
のいずれか一発明において、遠心キャンセラに設けたシ
ール部材を、ピストンの内周部との接触によって該ピス
トンの内周部および遠心キャンセラ間に遠心キャンセル
室を画成するシール部材と一体に成形したことにより、
遠心キャンセラおよびシール部材間がさらに強固に固定
される。従って第4発明によれば、キャリアおよび遠心
キャンセラ間に形成した隙間内に高い圧力の流体を供給
することができるため、キャリアおよび遠心キャンセラ
間に形成した隙間からピニオンシャフト内に形成した液
路にさらに効率的に流体を導入することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、前進6速の自動変速機を参
照して、本発明の一実施の形態を図面に基づき詳細に説
明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態である油
路構造を備える前進6速自動変速機を搭載したパワート
レーンを示す断面図であり、図2は、図1に示す第1軸
O1上に配した本発明に係る自動変速機のスケルトン図
である。また図3は、本発明に係る前進6速自動変速機
の要部を示す拡大断面図である。
【0021】図1に示すパワートレーン1は、変速機ケ
ース2内に3つの軸線O1,O2,O3をオフセット配置
したものであって、本発明に係る前進6速自動変速機
は、第1軸O1上に配した、エンジン(図示せず)から
の動力が入力されるロックアップ式トルクコンバータ1
0と、このロックアップ式トルクコンバータ10のポン
プインペラ10aによって駆動されるオイルポンプ20
と、ロックアップ式トルクコンバータ10の出力をター
ビンランナ10bを経て入力されるインプットシャフト
30と、このインプットシャフト30からの動力を入力
として変速を行いアウトプットギア40に出力する変速
機構部100とからなる。
【0022】アウトプットギア40は、図1に示す如
く、第2軸O2上に配したアイドラシャフト50に取り
付けた第1アイドラギア51と噛合しており、このアウ
トプットギア40に入力された動力は、アイドラシャフ
ト50と一体に設けた2組の第2アイドラギア52と噛
合するファイナルドライブリングギア60によって第3
軸上に配したディファレンシャルギア機構70に伝達さ
れる。このディファレンシャルギア機構70は、ファイ
ナルドライブリングギア60から入力された動力を2つ
のアウトプットシャフト71,72に分配して車輪に伝
達する。
【0023】変速機構部100は、図2に示す如く、イ
ンプットシャフト30に伝達された動力をシングルタイ
プ遊星歯車機構110に入力して第1の変速を行なった
のち、この出力を第1の湿式多板クラッチ(ロークラッ
チ)130、第2の湿式多板クラッチ(3速・5速・リ
バースクラッチ)140および第1湿式多板ブレーキ
(2速・6速ブレーキ)150を介してラビニヨタイプ
遊星歯車機構120に入力し、このラビニヨタイプ遊星
歯車機構120に入力された動力を第3の湿式多板クラ
ッチ(ハイクラッチ)160、第2湿式多板ブレーキ
(ローアンドリバースブレーキ)170およびワンウェ
イクラッチOWCを動作させて第2の変速を行なってア
ウトプットギア40に出力する。
【0024】シングルタイプ遊星歯車機構110は、図
2に示す如く、インプットシャフト30に中間部材32
を介して一体に取り付けたリングギア111と、変速機
ケース2に固定されたサンギア112との間にキャリア
113に設けたピニオンシャフト114で回転自在に支
持したピニオン115を配してキャリア113がピニオ
ン115を介してリングギア111に駆動結合する。こ
れにより、シングルタイプ遊星歯車機構110は、リン
グギア111およびキャリア113の相互間での動力伝
達を可能にし、インプットシャフト30からリングギア
111を介して入力された動力を変速してキャリア11
3から出力する。
【0025】ラビニヨタイプ遊星歯車機構120は、図
2に示す如く、大小径の異なる2つのサンギア121,
122と1つのリングギア123との間にキャリア12
4で回転自在に支持した2組のピニオン125a,12
5bを配して小径のサンギア121が2組のピニオン1
25a,125bを介してリングギア123に駆動結合
する一方、大径のサンギア122もピニオン125aを
介してリングギア123に駆動結合する。この場合、キ
ャリア124は、その一方がワンウェイクラッチOWC
およびローアンドリバースブレーキ170を介して変速
機ケース2cに結合すると共に、他方がハイクラッチ1
60を介してインプットシャフト30に駆動結合し、リ
ングギア123は、パーキングギアGpを介してアウト
プットギア40に結合する。これにより、ラビニヨタイ
プ遊星歯車機構120は、個々のサンギア121,12
2とリングギア123との相互間での動力伝達を可能に
し、小径のサンギア121または大径のサンギア122
から入力された動力をハイクラッチ160およびローア
ンドリバースブレーキ170の締結・開放に応じた変速
によりリングギア123から出力する。
【0026】ロークラッチ130は、図2,3に示す如
く、シングルタイプ遊星歯車機構110に隣接配置され
たものであり、シングルタイプ遊星歯車機構110のキ
ャリア113に結合する回転ドラム131(131a,
131b)およびラビニヨタイプ遊星歯車機構120の
小径サンギア121に結合する回転ハブ132それぞれ
に設けた摩擦部材であるクラッチプレートP1,P2を互
いに締結または開放させるピストン133を回転ドラム
131の内部に摺動自在に収納してピストン作動用液圧
室R1を形成すると共に、回転ドラム131の内周部に
遠心キャンセラ134が設けられている。
【0027】遠心キャンセラ134は、ピストン133
との間に介在するリターンスプリング135を保持する
一方、ピストン133の内周部との間を封するシール部
材136aを有し、このシール部材136aによってピ
ストン133および回転ドラム131と共に遠心キャン
セル室Rc1を画成する。この遠心キャンセル室Rc1は、
ピストン133に対してそのピストン作動用油圧室R1
と対向する側から作用する遠心油圧を安定化させること
によってピストン動作の安定化を図るためのものであ
る。
【0028】なお、変速要素となる第1〜第3クラッ
チ、第1,第2ブレーキの締結・開放状態およびワンウ
ェイクラッチの動作状態と、個々の変速段との関係は、
図4の作動図に示す如くなる。但し、図4では、ローク
ラッチ130、3速・5速・リバースクラッチ140お
よびハイクラッチ160それぞれを符合C1,C2,C3
で示す一方、2速・6速ブレーキ150およびローアン
ドリバースブレーキ170をそれぞれ符合B1,B2で示
し、○印は、その変速段にてクラッチまたはブレーキを
締結する場合を示す。
【0029】ところで、こうした前進6速自動変速機で
は、図3に示す如く、インプットシャフト30の内部に
オイルの流通する油路31が形成されており、この油路
31内のオイルをインプットシャフト30の回転によっ
て発生する遠心力を利用して排出孔31hを介してイン
プットシャフト30周りの各所に作動油や潤滑油として
供給している。このうち、シングルタイプ遊星歯車機構
110のピニオンシャフト114およびピニオン115
間も潤滑が必要な部分の一つであるため、ピニオンシャ
フト114の内部にはオイルが流通する油路116が形
成されている。
【0030】本実施形態では、シングルタイプ遊星歯車
機構110のキャリア113を回転ドラム131の内周
部に仕切板137を介して遠心キャンセラ134と向か
い合うように固定してあるため、これらキャリア113
および遠心キャンセラ134間に形成された隙間ΔCを
用いて入力シャフト30の油路31から排出されたオイ
ルをピニオンシャフト114に形成した油路116に供
給する。
【0031】このため、本実施形態では、以下の如くの
構成を取り入れて自動変速機の油路構造を構成する。即
ち、本実施形態の遠心キャンセラ134は、図3に示す
如く、キャリア113と向かい合う側面に、シール部材
136bを一体に備え、このシール部材136bがキャ
リア113との接触によって隙間ΔCを封じて液室を画
成している。シール部材136bは、合成ゴムなどの合
成樹脂からなり、本実施形態では、ピストン133の内
周部および遠心キャンセラ134間に遠心キャンセル室
Rc1を画成するシール部材136aと一体に成形されて
シール部材136を構成しているが、シール部材136
bは、既存のシール部材136aと別体に成形してもよ
い。
【0032】この油路構造によれば、インプットシャフ
ト30内の油路31を流通するオイルは、インプットシ
ャフト30の回転によってインプットシャフト30の排
出孔31hから排出されたのち、回転ドラム131aの
内周部に設けた貫通孔131hおよび遠心キャンセラ1
34に設けた貫通孔134hを経てキャリア113およ
び遠心キャンセラ134間に形成された隙間ΔCに導入
される。このとき、隙間ΔCは、遠心キャンセラ134
に一体に設けたシール部材136bがキャリア113と
接触して液室を画成しているため、この液室に導入され
たオイルは、ほとんど損失することなく、ピニオンシャ
フト114内に形成された油路116を経てピニオンシ
ャフト114およびピニオン115間に潤滑油として排
出される。
【0033】つまり、本実施形態の油路構造では、遠心
キャンセラ134のキャリア113と向かい合う側面に
該キャリア113と接触するシール部材136bを一体
に備えるため、図5に示す従来技術のように、別体のオ
イルキャッチプレートPを取り付けた場合に比べて、前
進6速自動変速機全体の軸線寸法を短縮することができ
ると同時に部品点数を削減することができる。しかも、
本実施形態は、遠心キャンセラ134に設けたシール部
材136bがキャリア113と接触してキャリア113
および遠心キャンセラ134間に形成した隙間ΔCを封
じるため、この隙間ΔC内の流体をピニオンシャフト1
14内に形成した液路116に効率的に導入することが
できる。
【0034】従って本実施形態によれば、前進6速自動
変速機全体の軸線寸法や部品点数の増加を招くことな
く、しかも、シングルタイプ遊星歯車機構110のキャ
リア113および遠心キャンセラ134間に形成した隙
間ΔC内のオイルをピニオンシャフト114内に形成し
た液路116に効率的に導入することができる。なお、
本実施形態は、他の部材を組み付ける必要のない遠心キ
ャンセラ134の側面にシール部材136bを一体に備
えるものであるから、遠心キャンセラ134と一体にシ
ール部材136bを設けることが容易になるという利点
がある。
【0035】また本実施形態では、シングルタイプ遊星
歯車機構110のキャリア113およびロークラッチ1
30の回転ドラム131を一体に結合したことにより、
キャリア113および遠心キャンセラ134間での相対
回転が発生しない。従って本実施形態によれば、シング
ルタイプ遊星歯車機構110およびロークラッチ130
間での動力伝達が如何なる状態であっても、遠心キャン
セラ134に設けたシール部材136bによって遠心キ
ャンセラ134およびキャリア113間のシール性を常
時確保することができる。なお、シングルタイプ遊星歯
車機構110のキャリア113およびロークラッチ13
0の回転ドラム131は、本実施形態の如く一体に結合
させることなく、それぞれにギア部を設け、このギア部
同士が噛合して駆動結合するものであってもよい。
【0036】さらに本実施形態では、遠心キャンセラ1
34に設けたシール部材136bをピストン133の内
周部および遠心キャンセラ134間に遠心キャンセル室
Rc1を画成するシール部材136aと一体に成形したこ
とにより、遠心キャンセラ134およびシール部材13
6b間がさらに強固に固定される。従って本実施形態に
よれば、キャリア113および遠心キャンセラ134間
に形成した隙間内に高い圧力のオイルを供給することが
できるため、キャリア113および遠心キャンセラ13
4間に形成した隙間ΔCからピニオンシャフト114内
に形成した液路116にさらに効率的にオイルを導入す
ることができる。
【0037】また本発明である自動変速機の油路構造
は、シングルタイプ遊星歯車機構110のキャリア11
3が、ロークラッチ130の遠心キャンセラ134と向
かい合う側面に遠心キャンセラ134との接触によって
隙間ΔCを封じて液室を画成するシール部材を一体に備
えるものであってもよい。
【0038】この場合も、シングルタイプ遊星歯車機構
110のキャリア113における遠心キャンセラ134
と向かい合う側面に該遠心キャンセラ134と接触する
シール部材を一体に備えるため、別体のオイルキャッチ
プレートP(図5参照)を取り付けた場合に比べて、前
進6速自動変速機全体の軸線寸法を短縮することができ
ると同時に部品点数を削減することができる。しかも、
本実施形態も、シングルタイプ遊星歯車機構110のキ
ャリア113に設けたシール部材が遠心キャンセラ13
4と接触してキャリア113および遠心キャンセラ13
4間に形成した隙間ΔCを封じるため、この隙間ΔC内
のオイルをピニオンシャフト114内に形成した液路1
16に効率的に導入することができる。
【0039】従ってこのような構成でも、前進6速自動
変速機全体の軸線寸法や部品点数の増加を招くことな
く、しかも、シングルタイプ遊星歯車機構110のキャ
リア113および遠心キャンセラ134間に形成した隙
間ΔC内のオイルをピニオンシャフト114内に形成し
た液路116に効率的に導入することができる。
【0040】さらに、かかる構成において、キャリア1
13および回転ドラム131は、一体に結合されたもの
であってもよい。この場合も、先の実施形態と同様、キ
ャリア113および回転ドラム131間での相対回転が
生じない。従ってシングルタイプ遊星歯車機構110お
よびロークラッチ130間での動力伝達が如何なる状態
であっても、キャリア113に設けたシール部材によっ
て遠心キャンセラ134およびキャリア113間のシー
ル性を常時確保することができる。
【0041】上述したところは、本発明の好適な実施形
態を示したにすぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。例えば、イン
プットシャフト30に入力される動力は、駆動源がエン
ジンのものに限らず、駆動源が電動モータのもの、また
は駆動源がエンジンおよび電動モータである所謂、ハイ
ブリッドタイプのものであってもよい。また遊星歯車機
構110のキャリア113およびロークラッチ130の
遠心キャンセラ134間に形成された隙間ΔCにオイル
を供給する方法は、インプットシャフト30内の油路3
1から排出されるものに限らず、オイルポンプ20など
の油圧源から直接導入する方法など、その種類は問わな
い。
【0042】さらに本発明は、湿式多板クラッチと隣接
配置される遊星歯車機構をシングルタイプ遊星歯車機構
に限定するものではなく、例えば、従来技術として例示
した図5の場合、即ち、ラビニヨタイプ遊星歯車機構2
10および湿式多板クラッチ220を隣接配置して生じ
た隙間ΔCoにオイルなどの流体を導入する場合にも適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である油路構造を備
える前進6速自動変速機を搭載したパワートレーンを示
す断面図である。
【図2】 図1に示す第1軸O1上に配した本発明に係
る自動変速機のスケルトン図である。
【図3】 本発明に係る前進6速自動変速機の要部を示
す拡大断面図である。
【図4】 同実施形態において、第1〜第3クラッチ、
第1,第2ブレーキの締結・開放状態およびワンウェイ
クラッチの動作状態と、個々の変速段との関係を示す作
動図である。
【図5】 従来の油路構造を備える前進6速自動変速機
を例示する要部断面図である。
【符号の説明】
1 パワートレーン 2a,2b,2c 変速機ケース 10 ロックアップ式トルクコンバータ 10a ポンプインペラ 10b タービンランナ 20 オイルポンプ 30 インプットシャフト 31 油路 31h 排出孔 32 中間部材 40 アウトプットギア 50 アイドラシャフト 51 第1アイドラギア 52 第2アイドラギア 60 ファイナルドライブリングギア 70 ディファレンシャルギア機構 71,72 アウトプットシャフト 100 変速機構部 110 シングルタイプ遊星歯車機構 111 リングギア 112 サンギア 113 キャリア 114 ピニオンシャフト 115 ピニオン 116 油路 120 ラビニヨタイプ遊星歯車機構 121 小径サンギア 122 大径サンギア 123 リングギア 124 キャリア 125a,125b ピニオン 130 第1の湿式多板クラッチ(ロークラッチ) 131 回転ドラム 131h 貫通孔 132 回転ハブ 133 ピストン 134 遠心キャンセラ 134h 貫通孔 135 リターンスプリング 136a シール部材 136b シール部材 137 仕切板 140 第2の湿式多板クラッチ(3速・5速・リバー
スクラッチ) 150 第1湿式多板ブレーキ(2速・6速ブレーキ) 160 第3の湿式多板クラッチ 170 第2湿式多板ブレーキ(ローアンドリバースブ
レーキ) ΔC 隙間 OWC ワンウェイクラッチ Gp パーキングギア O1,O2,O3 軸線 P1,P2 クラッチプレート R1 ピストン作動用液圧室 Rc1 遠心キャンセル室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J057 AA04 BB04 CA09 DC07 EE05 3J063 AA01 AB12 AB43 AB53 AC04 BA11 BB41 BB46 CA01 CB06 CD13 CD17 CD32 XD03 XD23 XD32 XD46 XD62 XD73 XE14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンギアおよびリングギア間に配したピ
    ニオンをキャリアに設けたピニオンシャフトで回転自在
    に支持する遊星歯車機構と、回転ドラムおよび回転ハブ
    に設けた摩擦部材を互いに締結または開放させるピスト
    ンを前記回転ドラムの内部に摺動自在に収納してピスト
    ン作動用液圧室を形成すると共に該ピストン作動用液圧
    室と対向する前記回転ドラムの内周部に遠心キャンセラ
    を設けた湿式多板クラッチとを隣接配置し、前記キャリ
    アを前記回転ドラムの内周部に前記遠心キャンセラと向
    かい合うように配置させて、これらキャリアおよび遠心
    キャンセラ間に隙間を形成し、この隙間を用いて前記ピ
    ニオンシャフト内に形成した液路に流体を供給する自動
    変速機の液路構造において、 前記遠心キャンセラと前記キャリアとの間に、前記隙間
    を封じて液室を画成するシール部材を備えるものである
    ことを特徴とする自動変速機の液路構造。
  2. 【請求項2】 前記キャリアおよび前記回転ドラムは、
    一体に結合されたものであることを特徴とする請求項1
    に記載の自動変速機の液路構造。
  3. 【請求項3】 前記シール部材は、前記遠心キャンセラ
    側に設けられたものであることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の自動変速機の液路構造。
  4. 【請求項4】 前記シール部材は、前記ピストンの内周
    部との接触によって該ピストンの内周部および前記遠心
    キャンセラ間に遠心キャンセル室を画成するシール部材
    と一体に成形されたものであることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか一項に記載の自動変速機の液路構
    造。
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