JP2003275264A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

椅子型マッサージ機

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JP2003275264A
JP2003275264A JP2002084627A JP2002084627A JP2003275264A JP 2003275264 A JP2003275264 A JP 2003275264A JP 2002084627 A JP2002084627 A JP 2002084627A JP 2002084627 A JP2002084627 A JP 2002084627A JP 2003275264 A JP2003275264 A JP 2003275264A
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treatment
width
chair
treatment element
massage machine
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Withdrawn
Application number
JP2002084627A
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English (en)
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Kiyohito Harakawa
清仁 原川
Haruyoshi Uchida
春佳 内田
Hironori Akiyama
裕紀 秋山
Katsuhiro Maekawa
勝宏 前川
Toshihiro Tsuzuki
俊宏 都築
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Marutaka Co Ltd
Original Assignee
Marutaka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、ローリングともみ動作を組み合わ
せて従来にない筋繊維に沿ったストレッチ施療を行う機
能を有する椅子型マッサージ機を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明の椅子型マッサージ機は、背もた
れに沿い昇降可能に設けたマッサージ・ユニットを有
し、予めプログラムされた自動施療パターンに従って施
療する椅子型マッサージ機において、もみ動作とローリ
ング動作を組み合わせて行って、筋繊維に沿った方向に
施療子を移動させると共に前方に突出させ、筋繊維を引
き伸ばすことにより筋肉の収縮・弛緩を起こすストレッ
チ施療を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動施療コースに
従って施療を行う椅子型マッサージ機に関するものであ
り、特にローリングともみ動作を組み合わせて従来にな
いストレッチ施療を行う機能を有する椅子型マッサージ
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来椅子型マッサージ機の施療方法にお
いて、ローリング動作が周知である。ローリングとは、
施療子を背中に当てた状態で施療子対を上下に移動させ
るものであり、背筋伸ばし施療として昔より行われてき
ている。その主な効果はストレッチであるが、動きが単
純であり、被施療者には物足りなさを感じさせる欠点が
あった。
【0003】また、従来ローリングともみを組み合わせ
てZ字型もしくはジグザグ型の軌跡を描く施療を行うも
のが特開平10−99393号公報に示されている。し
かし、該公報のものは、マッサージ軸の正転、逆転に応
じて揉み軸又は叩き軸のいずれかを駆動するものであ
り、揉み動作の時叩き軸は駆動されない。該公報のもの
は、Z字型もしくはジグザグ型の軌跡を描く施療の時揉
み軸のみが駆動されるので施療子の前方への突出はな
く、施療子が斜め上方もしくは斜め下方に移動するとき
施療子の突出量は変わらない。従って、背中の丸みにつ
いていけず、該斜め移動時のストレッチ効果は殆どな
い。すなわち、該公報のものはストレッチ施療ではなく
単に移動もみ施療を行うものであって、施療子の斜め移
動は施療子の上下位置の変更の目的でのみなされている
にすぎない。
【0004】また、同じ出願人によって、施療子の上下
移動と突出を同期して行うものが提案されている。(特
開2001−286522公報参照。)該提案のもの
は、後述する指圧動作と施療子の上下の位置移動を同期
させて行うストレッチ動作を目的とするものであるが、
施療子の幅は変化していないので、背骨に平行な上下方
向のストレッチのみであった。
【0005】しかし、人の背中の筋繊維は背中に平行な
上下方向のものは少なく、大部分が図15,図16に示
す如く、背骨付近から斜め上方あるいは斜め下方に走っ
ており、上記提案のように背骨に平行なストレッチは必
ずしも筋繊維に沿ったストレッチとなっていない欠点が
あった。すなわち、筋繊維に沿って刺激することは、筋
肉の受容器(ゴルギ腱・筋紡錘)を刺激し、筋肉の収縮
・弛緩を促す効果があるが、筋繊維と異なる角度で交わ
る刺激の場合は、受容器が反応せず、収縮・弛緩が起き
ない欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ローリン
グともみ動作を組み合わせて従来にない筋繊維に沿った
ストレッチ施療を行う機能を有する椅子型マッサージ機
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の椅子型マッサージ機は、背もたれに沿い昇
降可能に設けたマッサージ・ユニットを有し、予めプロ
グラムされた自動施療パターンに従って施療する椅子型
マッサージ機において、もみ動作とローリング動作を組
み合わせて行って、筋繊維に沿った方向に施療子を移動
させると共に前方に突出させ、筋繊維を引き伸ばすこと
により筋肉の収縮・弛緩を起こすストレッチ施療を行う
ことを特徴とする。
【0008】また具体的には、上記ストレッチ施療は、
もみ動作とローリング動作を組み合わせて行って、施療
子間の幅が狭まると同時に施療子を上昇させ、かつ施療
子を前方に突出させることにより、ストレッチ施療を行
うことを特徴とする。
【0009】さらに、前記施療子の上昇は施療子間隔が
最小の位置までで終わり、その後施療子間の幅が拡がる
と同時に施療子を後方に後退させて前記施療子を施療子
間の幅が最大になるまで下降させることを特徴とする。
【0010】さらに、前記施療子の上昇幅は前記施療子
の下降幅より大きくすることにより施療子が全体として
徐々に上昇していくこと、あるいは前記施療子の上昇幅
は前記施療子の下降幅より小さくすることにより施療子
が全体として徐々に下降していくことを特徴とする。
【0011】あるいはまた、上記ストレッチ施療は、も
み動作とローリング動作を組み合わせて行って、施療子
間の幅が狭まると同時に施療子を下降させ、かつ施療子
を前方に突出させることにより、ストレッチ施療を行う
ことを特徴とする。
【0012】さらに、前記施療子の下降は施療子間隔が
最小の位置までで終わり、その後施療子間の幅が拡がる
と同時に施療子を後方に後退させて前記施療子を施療子
間の幅が最大になるまで上昇させることを特徴とする。
【0013】さらに、前記施療子の下降幅は前記施療子
の上昇幅より大きくすることにより施療子が全体として
徐々に下降していくこと、あるいは前記施療子の下降幅
は前記施療子の上昇幅より小さくすることにより施療子
が全体として徐々に上昇していくことを特徴とする。
【0014】あるいはまた、上記ストレッチ施療は、も
み動作とローリング動作を組み合わせて行って、施療子
間の幅が拡がると同時に施療子を上昇させ、かつ施療子
を前方に突出させることにより、ストレッチ施療を行う
ことを特徴とする。
【0015】さらに、前記施療子の上昇は施療子間隔が
最大の位置までで終わり、その後施療子間の幅が狭まる
と同時に施療子を後方に後退させて前記施療子を施療子
間の幅が最小になるまで下降させることを特徴とする。
【0016】さらに、前記施療子の上昇幅は前記施療子
の下降幅より大きくすることにより施療子が全体として
徐々に上昇していくこと、あるいは前記施療子の上昇幅
は前記施療子の下降幅より小さくすることにより施療子
が全体として徐々に下降していくことを特徴とする。
【0017】あるいはまた、上記ストレッチ施療は、も
み動作とローリング動作を組み合わせて行って、施療子
間の幅が拡がると同時に施療子を下降させ、かつ施療子
を前方に突出させることにより、ストレッチ施療を行う
ことを特徴とする。
【0018】さらに、前記施療子の下降は施療子間隔が
最大の位置までで終わり、その後施療子間の幅が狭まる
と同時に施療子を後方に後退させて前記施療子を施療子
間の幅が最小になるまで上昇させることを特徴とする。
【0019】さらに、前記施療子の下降幅は前記施療子
の上昇幅より大きくすることにより施療子が全体として
徐々に下降していくこと、あるいは前記施療子の下降幅
は前記施療子の上昇幅より小さくすることにより施療子
が全体として徐々に上昇していくことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図6は、本発明が適用される椅子型マッサ
ージ装置の外観を示す斜視図である。また、図7は、図
6の横断面図である。
【0021】該マッサージ装置は背もたれ部10、シー
ト部11、フットレスト部14からなる。シート部11
内部には、図示しない電動リクライニング機構および制
御装置が収納されている。該マッサージ装置の背もたれ
10内には背枠が配置されており、該背枠の内部には、
マッサージ・ユニット12が上下に摺動可能に背枠内に
保持されている。図6では、説明の便宜上背もたれのマ
ッサージ・ユニットの収納されている部分13とフット
レスト部14を切り開いた図となっている。マッサージ
・ユニット12は図示されない上下方向の送りネジと嵌
合しており、送りねじは回動可能に背枠に保持されてい
る。送りネジの下部にはプーリーが取り付けられてお
り、背枠に取り付けられた上下動用モータとベルトを介
してつながっており、上下動用モータは制御装置(CP
U)の制御に基づき任意の速度で正転および逆転が可能
である。上下動用モータの回転は送りネジに伝えられ、
背枠に取り付けられた図示しない上下の移動限界位置検
出用リミットスイッチの間をマッサージユニットが移動
可能であるように構成されている。
【0022】マッサージ・ユニット12は、クラッチと
施療駆動用モータを搭載しており、施療駆動用モータの
回転により、施療子であるローラー(もみ玉)が前後お
よび/または左右に揺動して、叩きマッサージ、揉み
(又は指圧)マッサージ、揉み叩き(又は指圧たたき)
動作を行う。
【0023】上記周知のマッサージ・ユニットの概要を
説明すると、以下の通りである。図1はマッサージ・ユ
ニットを正面から見た場合の部品配置を示しており、叩
きシャフト39、揉みシャフト51、ローラーアーム5
6、ローラー(もみ玉、施療子)24からなる。叩きシ
ャフト39の両端に固着された偏芯軸40,41と2つ
のローラーアーム56とはそれぞれボールジョイント5
7によって係合されている。ボールジョイント57は偏
芯軸40,41の軸方向に摺動可能であり、かつ偏芯軸
40、41と2つのローラーアーム56とが任意の角度
で係合可能に構成されている。
【0024】ヘリカルギア43は、揉みシャフト51に
固着されたヘリカルギア50と係合している。揉みシャ
フト51には両端に2つの偏芯傾斜円筒部材54が固着
されており、また、回転位置を検出するための永久磁石
52が固着されている。更に、図4に示すローラー24
の幅が最も狭くなる回転位置における永久磁石52と対
向する位置にホール素子53が配置されている。偏芯傾
斜円筒部材54には、略長方形の外形を有するスライダ
ー55が偏芯傾斜円筒部材54に対して回転可能に装着
されており、スライダー55はほぼ図4の紙面に平行な
方向にのみ摺動可能にローラーアーム56と嵌合してい
る。
【0025】次に、各動作について説明する。「叩き」
の場合には、モータの動力が叩きウォームに伝わり、叩
きシャフト39が回転する。すると、それぞれ180度
位相が異なる回転位置に配置された偏芯軸40,41が
偏芯しながら回転するので、ボールジョイント57を介
してローラーアーム56、ローラー24が回転駆動さ
れ、左右のローラー24が交互に突出して叩き動作を行
う。ローラー24の任意の幅位置で叩きが可能である。
【0026】「揉み」の場合、モータの動力が揉みウォ
ームギアに伝わり、揉みシャフト51が回転する。揉み
シャフト51には両端に2つの偏芯傾斜円筒部材54が
固着されており、偏芯傾斜円筒部材54には、略長方形
の外形を有するスライダー55が偏芯傾斜円筒部材54
に対して回転可能に装着されており、更にスライダー5
5はほぼ図4の紙面に平行な方向にのみ摺動可能にロー
ラーアーム56と嵌合している。
【0027】従って、揉みシャフト51を回転させる
と、偏芯傾斜円筒部材54の傾斜面の方向が回転し、ス
ライダー55、ローラーアーム56の面も前記傾斜面と
同じ面を維持するので、偏芯傾斜円筒部材54を中心と
してローラーアーム56およびローラー24が左右に揺
動し、図1,図2のようにローラー24の間隔が広くな
ったり狭くなったりする。
【0028】揉みシャフト51が回転することにより、
ホール素子53が永久磁石52を検出したとき、左右の
ローラー間の幅が最も狭い位置となる。揉み回数は、こ
のホール素子の検出信号によりカウントされている。な
お、ローラー24の幅位置は、ホール素子53で検出さ
れる幅狭位置を基準に、モータの駆動電圧および駆動時
間の設定により定められる。従って、ホール素子53か
らの検出信号に基づき、モータの駆動電圧および駆動時
間を制御することにより、ローラー24の幅位置を任意
に移動制御可能である。揉みと叩きの双方を同時に行う
場合には、モータ25の動力が叩きシャフト39および
揉みシャフト51双方に伝達され、前述した揉みと叩き
の動作を同時に行う。
【0029】なお、これらの構造・動作は周知であり、
詳しくは特開2001−286522公報、特開200
1−258972公報等に示されている。また、これら
マッサージ機に用いられるマッサージ・ユニットの他の
例の詳細な構造を図4,図5に示す。
【0030】もみ駆動軸23の左右両端には、もみ駆動
軸23に対して傾斜し偏心した偏心軸28がもみ駆動軸
23と一体的に回転するように固定されている。その偏
心軸28は、スライド片21に回動可能に遊挿される。
そのスライド片21は、水平方向に配された基軸25に
傾斜して連結されている施療アーム29に設けられた長
孔に上下方向スライド可能に取り付けられている。施療
アーム29は、スプリング30によってマッサージ・ユ
ニットに対し前後方向を支持されている。
【0031】揉み動作の場合、駆動源からの駆動力がも
み駆動軸23に伝導され、もみ駆動軸23が回転する
と、偏心軸28の傾斜及び偏心の変化分によって施療ア
ーム29が基軸25を基点に前後左右に回転揺動し、揉
み動作を行う。このとき、左右の施療子の間が最も接近
したときに施療子27が前方向へ突出し、また、左右の
施療子の間が最も離反したときに施療子27が後方向へ
下がるように、横成されている。
【0032】上記マッサージ・ユニットを用い、上記揉
み動作とマッサージ・ユニットの上昇または下降を同期
させて動作させると、施療子間の幅が狭まると同時に施
療子を上昇させ、かつ施療子を前方に突出さる動作、ま
たは施療子間の幅が狭まると同時に施療子を下降させ、
かつ施療子を前方に突出させる動作が実現できる。該動
作は、背骨付近から斜め上方あるいは斜め下方に走って
いる筋繊維に沿ったストレッチ効果を生じる。
【0033】また、上記マッサージ・ユニットにおい
て、水平方向に配された基軸25に傾斜して連結されて
いる施療アーム29の傾斜の方向が図5の偏心軸28の
肉厚方向に対してどの方向になっているかによって、上
記動作とは逆に左右の施療子の間が最も離反したときに
施療子27が前方向へ突出し、左右の施療子の間が最も
接近したときに施療子27が後方向へ下がるように横成
することも可能である。このような偏心軸を用いれば、
施療子間の幅が拡がると同時に施療子を上昇させ、かつ
施療子を前方に突出させる動作、または、施療子間の幅
が拡がると同時に施療子を下降させ、かつ施療子を前方
に突出させる動作が実現できる。
【0034】また、この発明は、別途出願人が提案して
いる(特願2001−349496)3軸駆動型の椅子
型マッサージ機に用いる方がより細かい施療パターンが
選択できるので好ましい。該提案の椅子型マッサージ機
の構造は、以下のとおりである。
【0035】該提案の椅子型マッサージ機は、椅子のシ
ートに着座する被施療者の背中を支える背もたれに沿い
昇降可能に設けたマッサージ・ユニットに、被施療者の
背中にあてがわれる施療子と該施療子を支持する施療リ
ンク手段とを設け、前記施療リンク手段に前記マッサー
ジ・ユニットに軸支した揉み軸およびたたき軸の駆動に
よる揉み運動およびたたき運動のマッサージ運動を行わ
せて前記被施療者をマッサージする椅子型マッサージ機
において、前記マッサージ・ユニットに、前記揉み運動
および前記たたき運動とは別個の独立した指圧運動を前
記施療リンク手段に伝達する指圧軸を追加的に軸支し、
前記施療リンク手段が前記揉み運動、前記たたき運動、
および前記指圧軸の駆動による指圧運動のうち、いずれ
か一の単独運動だけでなく、これら各マッサージ運動の
うち、少なくともいずれか2つのマッサージ運動を選ん
で組み合わされた組み合わせ運動をも行い得るように構
成したものである。
【0036】さらに、前記マッサージ・ユニットに設け
られる前記施療リンク手段を、パンタグラフ状の4節回
転リンク機構で形成すると共に、該4節回転リンク機構
の4個の回転結合部のうち1つの回転結合部を前記揉み
軸に対して揺動自在となるように軸支し、さらに一端が
前記たたき軸に取り付けられたたたき用プッシュロッド
の他端、および一端が前記指圧軸に取り付けられた指圧
用プッシュロッドの他端を、それぞれ前記回転結合部に
軸支した前記4節回転リンク機構の一対のリンクに個別
にボールジョイントを介して結合したものである。ま
た、前記4節回転リンク機構の前記回転結合部に対向す
る位置に存する対向回転結合部に、前記施療アームを揺
動可能に設け、該施療アームの上下端に一対の前記施療
子を装着している。
【0037】以下、図8〜図14に基づいて該提案のマ
ッサージ機を詳述する。図8は該提案の椅子型マッサー
ジのマッサージ・ユニットを前面側から見た外観斜視
図、図9は図8のマッサージ・ユニットを後面側から見
た外観斜視図、図10は施療リンク手段である4節回転
リンク機構の構成を説明する側面図、図11は4節回転
リンク機構をマッサージユニットに組み込んだ状態を示
す要部組立側面図、図12は図11の左方から見たマッ
サージユニットの背面図、図13は4節回転リンク機構
がたたき運動するときのたたき軌道を説明する作動説明
図で、(a)は該リンク機構が縮小した状態を示す側面
図、(b)は拡張した状態を示す側面図、図14は4節
回転リンク機構が指圧運動するときの指圧軌道を説明す
る作動説明図で、(a)は該リンク機構が縮小した状態
を示す側面図、(b)は拡張した状態を示す側面図であ
る。
【0038】図8,図9に示されるように、マッサージ
・ユニット31のベースプレート31aは板金加工で成
形され、該ベースプレート31a両側のフランジ31b
には、各3個のローラ31cが軸設されていて、図示し
ないシート背もたれ内のシートフレームに沿って転動し
ながら昇降する。ベースプレート31aの背面側の略中
央部には、ギヤボックス32が取り付けられ、これに揉
み軸33,たたき軸34,指圧軸35が上下3段階に略
平行に配置して軸装される。ギヤボックス32内には、
各軸33〜35に対応するウォームギヤ機構等で形成し
たギヤ減速機構G1,G2,G3が格納される(図1
2)。ウォームG1aとウォームホイールG1b(図1
1)でなる揉み軸33用のギヤ減速機構G1は、ベルト
36(図12)を介して揉み駆動モータ37により駆動
されて揉み軸33を回転する。同様にたたき軸34は、
ベルト38(図9)を介してたたき駆動モータ139に
より駆動するたたき軸34用のギヤ減速機構G2で回転
する。同様に、ウォームG3aとウォームホイールG3
bでなる指圧軸35用のギヤ減速機構G3は、ベルト1
40(図12)を介して指圧駆動モータ141により駆
動され、指圧軸35を回転する。こうして揉み駆動モー
タ37、ベルト36、ギヤ減速機構G1により揉み駆動
ユニットが、たたき駆動モータ39、ギヤ減速機構G
2、ベルト38によりたたき駆動ユニットが、さらに指
圧駆動モータ141、ベルト140、ギヤ減速機構G3
により指圧駆動ユニットがそれぞれ形成される。なお、
ベルト140は、歯付きベルト、平ベルト、Vベルト等
のいずれでもよい。
【0039】こうして、ベースプレート31aを切り欠
いて設けた左右2つの透かし窓31d(図8)には、揉
み、たたき、および指圧の各駆動ユニットにより揉み運
動、たたき運動、および指圧運動を行う施療リンク手段
142が施療子143を支持した状態で背面側から前面
側に通されて臨んでいる。
【0040】次に、図10,図11に示される新開発の
施療リンク手段142の構成を説明する。次の通りであ
る。すなわち、施療リンク手段142は、4個のリンク
L1〜L4を4個のピンP1〜P4(「回転結合部」と
も言う)で回動自在に結合したパンタグラフ状の4節回
転リンク機構であり、ピンP3は揉み軸33に対して揺
動自在となるように同軸に軸支される。4節回転リンク
機構142は、ピンP3の回転結合部を固定点としてパ
ンタグラフの動きをする。各リンクL1〜L4は軽量
化、静粛性、機械的強度を満足するため硬質性の合成樹
脂材で形成したものを使用するのが好ましいが、適宜板
金製のものを使用してもよく、これらの組み合わせであ
ってもよい。リンクL2と施療子143を回転自在に支
持する施療アーム144との間にリターンスプリング1
45(図8)を張装し、そのばね力により施療アーム1
44を常時矢印Z方向(図11)に付勢している。ピン
P3に対向配置される対向回転結合部たるピンP1に
は、施療アーム144が揺動可能に支持される。
【0041】ピンP3は、後述する揉み軸33の軸端に
突設した突出揉み軸33aに相当し、揉み軸33の回転
により施療リンク手段142に揉み運動を付与する原動
軸となる。また、ピンP3は施療子143がたたき運動
したり、後述する指圧運動するときに、施療リンク手段
142のリンクL3やリンクL2が揺動するための揺動
中心として機能する。
【0042】たたき軸34とリンクL3との間には、た
たき用プッシュロッド146が設けられる。揉み運動時
におけるリンクL3の動きを許容するために、たたき用
プッシュロッド146の上端はボールジョイント146
a(図10)を介してリンクL3に結合され、またプッ
シュロッド146の下端146bは図10の紙面に垂直
な方向での揺動が許容されるように結合される。
【0043】新開発のマッサージ運動として追加した指
圧運動を行わせる指圧軸35は、上記した揉み軸33の
場合と同じように、指圧軸35とリンクL2との間に、
指圧用プッシュロッド147が設けられる。指圧用プッ
シュロッド147の上端は、ボールジョイント147a
(図10)を介してリンクL2に結合され、その下端1
47bはリンクL2が図3の紙面に垂直な方向での揺動
が許容されるように結合される。
【0044】次に、図11,図12に示されるように、
上記した4節回転リンク機構142をギヤボックス32
に組み込むことで、マッサージユニット31が形成され
る。先ず、揉み軸33とピンP3との関係を説明する。
ピンP3は揉み軸33の両軸端面を揉み軸33の長手軸
線に対して傾斜するように形成され、その傾斜面に対し
て略直交する方向に突出する突出揉み軸33a,33b
を設け、軸33a,33bにリンクL2,L3を共軸的
に軸支する。そして、施療リンク手段たる4節回転リン
ク機構142は、その主体面が突出揉み軸33a,33
bに対して略直交する方向に指向する面内に存するよう
に配置される。こうして施療リンク手段142は、ギヤ
ボックス32の左右に一対配備される。たたき軸34と
指圧軸35が停止した状態で、揉み軸33だけが回転す
ることで、4節回転リンク機構142を揉み運動させる
ことが可能となる。
【0045】次に、たたき軸34とたたき用プッシュロ
ッド146との取付構造は、次のようになる。たたき軸
34の両端には、互いに位相が反対になる位置で、たた
き軸34の主軸34aの回転中心からオフセット配置さ
れる偏心軸34b,34cが設けられる。たたき用プッ
シュロッド146の下端は、偏心軸34b,34cに軸
支される。すなわち、これにより左右のプッシュロッド
146は偏心軸34b,34cのクランク運動により交
互に上下動する。たたき用プッシュロッド146の上下
動に応じて、リンクL3はピンP3を中心として揺動
し、肩たたきが可能になる。
【0046】指圧軸35と指圧用プッシュロッド147
との取付構造については、指圧軸35の両端に、上記た
たき軸34の場合と同様に偏心軸35a,35bを突出
するように設ける。しかし、たたき軸34の場合と異な
り両偏心軸35a,35bは、左右対称の同じ位相に配
置されているので、左右のプッシュロッド147は共に
同じ方向に上下動することとなる。指圧プッシュロッド
47の上下動に応じて、左右一対のリンクL2はピンP
3を中心として同じ方向に同時に揺動し、指圧マッサー
ジが可能になる。
【0047】なお、マッサージ・ユニット31によるマ
ッサージ運動は、適宜電子制御システムにより上記の各
運動を独立して個別に行わせるように制御できるが、い
ずれか2つのマッサージ運動を、組み合わせたり、ある
いは3つのマッサージ運動を同時に組み合わせて作動す
るように制御することができる。さらには各運動の強弱
ないしはスピードを制御したりして作動させることも可
能である。
【0048】上記マッサージ機の作用を説明する。先
ず、図11,図12に示されるように、揉み運動モード
のときは、揉み駆動モータ37だけが駆動し、たたき用
プッシュロッド146および指圧用プッシュロッド14
7は動かない。このため、施療リンク手段142は停止
した状態に拘束され、揉み軸33だけが回転するので、
施療リンク手段30は揉み軸33により傾転運動を行
い、施療リンク手段142は全体として揉み運動軌跡を
画くように運動する。したがって、施療子143は施療
リンク手段30を介して矢印N方向に接近したり、矢印
D方向に離間したりして揉み運動を行い、被施療者の肩
を揉むことができる。
【0049】図13に示されるように、たたき運動モー
ドを行わせるには、たたき駆動モータ139のみを駆動
させる。指圧軸35は停止しているので、リンクL2の
動きは固定した状態となる。たたき用プッシュロッド1
46だけが上下動するので、リンクL3だけがピンP3
を中心として揺動し、4節回転リンク機構142がパン
タグラフの動きをする。このとき、レバー比は指圧運動
モードの場合よりも大きいため、施療子143の前後方
向への移動量は指圧運動の場合よりも大きい。こうし
て、左右に配置した一対の4節回転リンク機構142
は、ピンP1の中心点が軌跡Qを画くように、図13
(a)に示す閉じた状態と、同図(b)のように開いた
状態との間を繰り返して変形を行う。これにより、左右
一対の施療子143は左右交互にたたき運動を行い、被
施療者の肩たたきが施療できる。
【0050】図14に示されるように、指圧運動モード
を行うときは、指圧駆動モータ141のみが駆動され
る。たたき軸34およびそのたたき用プッシュロッド1
46は停止し、そのためリンクL3の動きは固定され、
指圧用プッシュロッド147だけが上下に動く。このた
め、リンクL2だけがピンP3を中心として揺動する。
したがって、これにより、4節回転リンク機構としての
パンタグラフ機構すなわち施療リンク手段30はピンP
1の中心点が軌跡Rを画くように、図14(a)のよう
に閉じた状態と、同図(b)のように開いた状態との間
を繰り返して変形を行う。これにより施療子22に指圧
運動を行わせ、被施療者に指圧マッサージを施療するこ
とができる。
【0051】上記もみ動作と指圧動作を連動させ、同時
にマッサージ・ユニットを上下に移動させることによ
り、以下の図3に示される4つのパターンのストレッチ
動作のいずれをも実現することができる。 (1)施療子間の幅が狭まると同時に施療子を上昇さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(b)のパターン) さらに、前記施療子の上昇は施療子間隔が最小の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が拡がると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最大
になるまで下降させる。
【0052】また、前記施療子の上昇幅は前記施療子の
下降幅より大きくすることにより施療子が全体として徐
々に上昇していく。 (2)施療子間の幅が狭まると同時に施療子を下降さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(d)のパターン) さらに、前記施療子の下降は施療子間隔が最小の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が拡がると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最大
になるまで上昇させる。
【0053】また、前記施療子の下降幅は前記施療子の
上昇幅より大きくすることにより施療子が全体として徐
々に下降していく。 (3)施療子間の幅が拡がると同時に施療子を上昇さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(a)のパターン) さらに、前記施療子の上昇は施療子間隔が最大の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が狭まると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最小
になるまで下降させる。
【0054】また、前記施療子の上昇幅は前記施療子の
下降幅より大きくすることにより施療子が全体として徐
々に上昇していく。 (4)施療子間の幅が拡がると同時に施療子を下降さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(c)のパターン) さらに、前記施療子の下降は施療子間隔が最大の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が狭まると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最小
になるまで上昇させる。
【0055】また、前記施療子の下降幅は前記施療子の
上昇幅より大きくすることにより施療子が全体として徐
々に下降していく。また、この変更は、単に制御プログ
ラミムの変更によりできるので、前記図4,図5の従来
の2軸駆動型マッサージ・ユニットでは、回転軸を変え
ないと、(1),(2)と(3),(4)は同時に行う
ことはできなかったが、上記3軸駆動型のマッサージ・
ユニットは、これら異種パターンも任意に混ぜて取り込
むことが可能である。
【0056】上記各パターンのストレッチ効果は、以下
のとおりである。 (a)図15に示される如く、人の背中の筋繊維には広
背筋51や僧帽筋52、背柱起立筋が存在し、これらは
背骨付近から斜め上方に走る筋であるので、上記施療パ
ターン(2),(3)はこれらの筋繊維に沿ったストレ
ッチ施療となる。 (b)また、図16に示される如く、人の背中の筋繊維
には長回旋筋53や短回旋筋54等が存在し、これらは
背骨付近から斜め下方に走る筋であるので、上記施療パ
ターン(1),(4)はこれらの筋繊維に沿ったストレ
ッチ施療となる。
【0057】なお、ストレッチ施療は、筋肉を痛めない
レベルの比較的弱い刺激で引き伸ばすマッサージ施療な
ので、直交する筋繊維を痛めることはない。これらのス
トレッチ施療は、筋繊維に沿って刺激することにより筋
肉の受容器(ゴルギ腱・筋紡錘)を刺激し、筋肉の収縮
・弛緩を促す効果がある。
【0058】また、上記パターンにおいて、幅狭から幅
広時に施療子が突出していく(3),(4)のパターン
は、人の背中の丸みを考慮すると、他の幅広から幅狭時
に施療子が突出していく(1),(2)に比べるとやや
弱いストレッチとなる。
【0059】また、幅広から幅狭時に施療子が突出して
いく動作を例にとって、該動作を前記(1)〜(4)の
すべてのパターンで行う場合、一般に長いストロークの
時に、突出量が小から大になると「強いストレッチ」、
逆に長いストロークの時に、突出量が大から小になると
「弱いストレッチ」となる。すなわち、幅広から幅狭に
なるまでの上限移動距離が長い方が速度が速いため、刺
激感も強くなる。
【0060】従って、幅狭方向の動作に応じて突出量を
大とする機構の場合、上記パターン(1),(2)が強
いストレッチ、(3),(4)が弱いストレッチにな
る。逆に、幅広方向の動作に応じて突出量を大とする場
合は、パターン(3),(4)が強いストレッチ、
(1),(2)が弱いストレッチになる。
【0061】従って、上記強いストレッチを採用してい
る前記(1)〜(4)のパターンに対して、同じ移動パ
ターンに上記弱いストレッチの方を採用すると、他の4
種類のパターンが実現できる。例えば、以下のとおりで
ある。 (5)施療子間の幅が狭まると同時に施療子を上昇さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(c)のパターン) さらに、前記施療子の上昇は施療子間隔が最小の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が拡がると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最大
になるまで下降させる。
【0062】また、前記施療子の上昇幅は前記施療子の
下降幅より小さくすることにより施療子が全体として徐
々に下降していく。 (6)施療子間の幅が狭まると同時に施療子を下降さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(a)のパターン) さらに、前記施療子の下降は施療子間隔が最小の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が拡がると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最大
になるまで上昇させる。
【0063】また、前記施療子の下降幅は前記施療子の
上昇幅より小さくすることにより施療子が全体として徐
々に上昇していく。 (7)施療子間の幅が拡がると同時に施療子を上昇さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(d)のパターン) さらに、前記施療子の上昇は施療子間隔が最大の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が狭まると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最小
になるまで下降させる。
【0064】また、前記施療子の上昇幅は前記施療子の
下降幅より小さくすることにより施療子が全体として徐
々に下降していく。 (8)施療子間の幅が拡がると同時に施療子を下降さ
せ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ストレ
ッチ施療を行う。(図3(b)のパターン) さらに、前記施療子の下降は施療子間隔が最大の位置ま
でで終わり、その後施療子間の幅が狭まると同時に施療
子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅が最小
になるまで上昇させる。
【0065】また、前記施療子の下降幅は前記施療子の
上昇幅より小さくすることにより施療子が全体として徐
々に上昇していく。なお、前述の如く、3軸駆動型のマ
ッサージ・ユニットの場合は、これらのパターンを任意
の組み合わせで実現できるため、施療パターンにバリエ
ーションを持たせることができる。なお、上記強い、弱
いの比較は、図13の如く、同じパターンの繰り返しで
上昇、または下降するときの比較であって、任意のパタ
ーンでランダムな施療子の軌跡の場合はこの限りではな
い。
【0066】また、人の肋骨は呼吸時横に広がると同時
に上方に持ち上がるので、上記(3)または(2)のパ
ターンを上手に使うと呼吸との連動が可能である。すな
わち、リラックス感を出すため、徐々に呼吸を静めるよ
うに呼吸を誘導するとか、逆に被施療者の呼吸に合わせ
て上記(3)または(2)のパターンの施療を行うこと
により人体に自然なストレッチ施療を行うことが可能に
なる。すなわち、吸気時に上記パターン(3)、呼気時
に(2)の上記パターンを行うと肋骨の動きと同じにな
るので、被施療者は違和感を感じない効果がある。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のストレ
ッチ施療は、筋繊維に沿って刺激することにより筋肉の
受容器(ゴルギ腱・筋紡錘)を刺激し、筋肉の収縮・弛
緩を促す効果がある。
【0068】また、斜め方向のストレッチ施療を強い、
弱いを取り混ぜて変化を持たせることにより、施療パタ
ーンに組み合わせの妙味を出すことが可能となり、施療
にバリエーションを持たせることができる顕著な効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の椅子型マッサージ機のマッサージ・ユニ
ットを示す図である。
【図2】従来の椅子型マッサージ機のマッサージ・ユニ
ットの他の動作状態を示す図である。
【図3】本発明の椅子型マッサージ機のストレッチ動作
の施療子の軌跡パターンを示す図である。
【図4】従来のマッサージ・ユニットの構造図である。
【図5】図4のマッサージ・ユニットの断面構造図であ
る。
【図6】従来の椅子型マッサージ機の外観斜視図であ
る。
【図7】従来の椅子型マッサージ機の横断面図である。
【図8】この発明の適用される他の椅子型マッサージの
マッサージ・ユニットを前面側から見た外観斜視図であ
る。
【図9】図8のマッサージ・ユニットを後面側から見た
外観斜視図である。
【図10】施療リンク手段である4節回転リンク機構の
構成を説明する側面図である。
【図11】4節回転リンク機構をマッサージ・ユニット
に組み込んだ状態を示す要部組立側面図である。
【図12】図11の左方から見たマッサージ・ユニット
の背面図である。
【図13】4節回転リンク機構がたたき運動するときの
たたき軌道を説明する作動説明図であり、(a)は該リ
ンク機構が縮小した状態を示す側面図、(b)は拡張し
た状態を示す側面図である。
【図14】4節回転リンク機構が指圧運動するときの指
圧軌道を説明する作動説明図であり、(a)は該リンク
機構が縮小した状態を示す側面図、(b)は拡張した状
態を示す側面図である。
【図15】人の背部の筋繊維の状態図である。
【図16】人の背部の筋繊維の他の状態図である。
【符号の説明】
10 背もたれ 11 シート 14 フットレスト 21 スライド片 23 もみ駆動軸 24 ローラー(もみ玉) 27 施療子 28 偏心軸 29 施療アーム 40,41 偏芯軸 42 指圧スパイラルギア 43,50 ヘリカルギア 51 指圧シャフト 52 永久磁石 53 ホール素子 54 偏芯円筒部材 55 スライダー 56 ローラーアーム 57 ボールジョイント 31 マッサージ・ユニット 32 ギヤボックス 33 揉み軸 34 たたき軸 35 指圧軸 37 揉み軸駆動モータ 139 たたき軸駆動モータ 141 指圧軸駆動モータ 142 施療リンク手段(4節回転リンク機構) 143 施療子 144 施療アーム 146 たたき用プッシュロッド 147 指圧用プッシュロッド L1〜L4 リンク P1〜P4 ピン軸(回転結合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 23/02 357 A61H 23/02 357 39/04 39/04 V (72)発明者 秋山 裕紀 静岡県藤枝市八幡字広通550番1 株式会 社マルタカ内 (72)発明者 前川 勝宏 静岡県藤枝市八幡字広通550番1 株式会 社マルタカ内 (72)発明者 都築 俊宏 静岡県藤枝市八幡字広通550番1 株式会 社マルタカ内 Fターム(参考) 4C074 AA04 BB05 CC11 CC17 DD01 GG03 HH02 HH08 4C100 AD12 AD22 AE13 AE19 AF03 BA03 BA05 BB03 BC02 BC03 CA03 CA06 CA08 CA09 DA05 DA06 DA10 EA10 EA12 4C101 BA01 BB05 BB06 BC22 BD01 BD06 BE07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれに沿い昇降可能に設けたマッサ
    ージ・ユニットを有し、予めプログラムされた自動施療
    パターンに従って施療する椅子型マッサージ機におい
    て、 もみ動作とローリング動作を組み合わせて行って、筋繊
    維に沿った方向に施療子を移動させると共に前方に突出
    させ、筋繊維を引き伸ばすことにより筋肉の収縮・弛緩
    を起こすストレッチ施療を行うことを特徴とする椅子型
    マッサージ機。
  2. 【請求項2】 もみ動作とローリング動作を組み合わせ
    て行って、施療子間の幅が狭まると同時に施療子を上昇
    させ、かつ施療子を前方に突出させることにより、スト
    レッチ施療を行うことを特徴とする前記請求項1記載の
    椅子型マッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記施療子の上昇は施療子間隔が最小の
    位置までで終わり、その後施療子間の幅が拡がると同時
    に施療子を後方に後退させて、前記施療子を施療子間の
    幅が最大になるまで下降させることを特徴とする前記請
    求項2記載の椅子型マッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記施療子の上昇幅は前記施療子の下降
    幅より大きくすることにより施療子が全体として徐々に
    上昇していくことを特徴とする前記請求項3記載の椅子
    型マッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記施療子の上昇幅は前記施療子の下降
    幅より小さくすることにより施療子が全体として徐々に
    下降していくことを特徴とする前記請求項3記載の椅子
    型マッサージ機。
  6. 【請求項6】 もみ動作とローリング動作を組み合わせ
    て行って、施療子間の幅が狭まると同時に施療子を下降
    させ、かつ施療子を前方に突出させることにより、スト
    レッチ施療を行うことを特徴とする前記請求項1記載の
    椅子型マッサージ機。
  7. 【請求項7】 前記施療子の下降は施療子間隔が最小の
    位置までで終わり、その後施療子間の幅が拡がると同時
    に施療子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の幅
    が最大になるまで上昇させることを特徴とする前記請求
    項6記載の椅子型マッサージ機。
  8. 【請求項8】 前記施療子の下降幅は前記施療子の上昇
    幅より大きくすることにより施療子が全体として徐々に
    下降していくことを特徴とする前記請求項7記載の椅子
    型マッサージ機。
  9. 【請求項9】 前記施療子の下降幅は前記施療子の上昇
    幅より小さくすることにより施療子が全体として徐々に
    上昇していくことを特徴とする前記請求項7記載の椅子
    型マッサージ機。
  10. 【請求項10】もみ動作とローリング動作を組み合わせ
    て行って、施療子間の幅が拡がると同時に施療子を上昇
    させ、かつ施療子を前方に突出させることにより、スト
    レッチ施療を行うことを特徴とする前記請求項1記載の
    椅子型マッサージ機。
  11. 【請求項11】 前記施療子の上昇は施療子間隔が最大
    の位置までで終わり、その後施療子間の幅が狭まると同
    時に施療子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の
    幅が最小になるまで下降させることを特徴とする前記請
    求項10記載の椅子型マッサージ機。
  12. 【請求項12】 前記施療子の上昇幅は前記施療子の下
    降幅より大きくすることにより施療子が全体として徐々
    に上昇していくことを特徴とする前記請求項11記載の
    椅子型マッサージ機。
  13. 【請求項13】 前記施療子の上昇幅は前記施療子の下
    降幅より小さくすることにより施療子が全体として徐々
    に下降していくことを特徴とする前記請求項11記載の
    椅子型マッサージ機。
  14. 【請求項14】 もみ動作とローリング動作を組み合わ
    せて行って、施療子間の幅が拡がると同時に施療子を下
    降させ、かつ施療子を前方に突出させることにより、ス
    トレッチ施療を行うことを特徴とする前記請求項1記載
    の椅子型マッサージ機。
  15. 【請求項15】 前記施療子の下降は施療子間隔が最大
    の位置までで終わり、その後施療子間の幅が狭まると同
    時に施療子を後方に後退させて前記施療子を施療子間の
    幅が最小になるまで上昇させることを特徴とする前記請
    求項14記載の椅子型マッサージ機。
  16. 【請求項16】 前記施療子の下降幅は前記施療子の上
    昇幅より大きくすることにより施療子が全体として徐々
    に下降していくことを特徴とする前記請求項15記載の
    椅子型マッサージ機。
  17. 【請求項17】 前記施療子の下降幅は前記施療子の上
    昇幅より小さくすることにより施療子が全体として徐々
    に上昇していくことを特徴とする前記請求項15記載の
    椅子型マッサージ機。
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