JP2003270692A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003270692A
JP2003270692A JP2002075048A JP2002075048A JP2003270692A JP 2003270692 A JP2003270692 A JP 2003270692A JP 2002075048 A JP2002075048 A JP 2002075048A JP 2002075048 A JP2002075048 A JP 2002075048A JP 2003270692 A JP2003270692 A JP 2003270692A
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shake
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Application number
JP2002075048A
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English (en)
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Sumuto Honda
澄人 本田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、手ぶれの影響の少ないホールディン
グチェック機能を従来より高精度かつ簡単な構成で廉価
に実現し得るカメラを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、被写体のピント
合わせ用の測距手段と、撮影時に操作される押し込み途
中で2段階に閉成するスイッチ手段と、上記測距手段を
用いてカメラ本体の手ぶれ状態を検出するぶれ検出手段
と、上記ぶれ検出手段の検出結果が所定のぶれ量以上の
ときに、警告表示する表示手段と、上記スイッチ手段の
1段目のスイッチの閉成前と閉成中とで、上記表示手段
が、上記警告表示を実施するかどうかのぶれ量の基準値
を変更するぶれ量基準値変更手段と、を具備することを
特徴とするカメラが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに係り、特
に、カメラによる撮影の際に発生する手ぶれを検出し、
撮影者に警告を行う手ぶれ防止の技術を採用したカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、手でカメラを持って撮影する際
に、シャッタ速度が遅い場合などに露光中にカメラが振
れてしまい失敗写真となる、所謂、手ぶれが発生する場
合がある。
【0003】この手ぶれを防止するために、種々の防振
技術が検討されている。
【0004】この防振技術は、振動の検出と、検出した
振動への対策との二つの技術に分けられる。
【0005】また、振動対策の技術は、さらに、振動状
態をユーザーに認知させる警告技術と、撮影レンズを駆
動制御して手ぶれによる像の劣化を防止する技術に分類
される。
【0006】このうち警告技術として、本出願人は、例
えば、特願平11−201845号において、表示手段
の工夫によって手ぶれに強いカメラを提案している。
【0007】また、測距センサを応用した例も、最近で
は特開2001−165622号公報に開示されている
とともに、古くは特公昭62−27686号公報等に開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般の
ユーザーの中には、そもそも手ぶれとは何かすら知らず
に、手ぶれ防止の必要性を認識せずに、図6の(a)に
示すようにカメラを大きく動かしてホールディングした
状態で撮影してしまうことにより、せっかくの写真を台
無しとしてしまう人が存在する。
【0009】また、手ぶれが発生していることを警告表
示するカメラでも、ユーザーによっては、警告するぶれ
量の基準値を小さく設定してある場合には、撮影時に警
告表示がなかなか消えないので、わずらわしさを感じた
り、基準値を大きく設定している場合には、なかなか警
告が出ないので、撮影時にいい加減なホールディングに
よるぶれが生じ易かったりするという問題がある。
【0010】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、撮影時に手ぶれが発生している場合に、既存の部
材を用いてファインダ近傍に認識しやすいホールディン
グチェック表示を行うようにすることにより、手ぶれと
いうことに注意を払わないユーザーが使っても、ホール
ディングチェック表示を見ながら注意してホールディン
グをすることによって、手ぶれの影響の少ない綺麗な写
真を撮影することができるホールディングチェック機能
を従来より高精度かつ簡単な構成で廉価に実現し得るカ
メラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 被写体のピント合わせ用
の測距手段と、撮影時に操作される押し込み途中で2段
階に閉成するスイッチ手段と、上記測距手段を用いてカ
メラ本体の手ぶれ状態を検出するぶれ検出手段と、上記
ぶれ検出手段の検出結果が所定のぶれ量以上のときに、
警告表示する表示手段と、上記スイッチ手段の1段目の
スイッチの閉成前と閉成中とで、上記表示手段が、上記
警告表示を実施するかどうかのぶれ量の基準値を変更す
るぶれ量基準値変更手段と、を具備することを特徴とす
るカメラが提供される。
【0012】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 上記ぶれ量基準値変更手段によって
変更される上記ぶれ量の基準値は、 上記スイッチ手段
の1段目のスイッチが閉成前に、上記警告表示を実施す
るぶれ量の基準値と、上記スイッチ手段の1段目のスイ
ッチが閉成中に、上記警告表示を実施するぶれ量の基準
値とでは、上記スイッチ手段の1段目のスイッチが閉成
前に上記警告表示を実施するぶれ量の基準値の方が、よ
り小さいぶれ量でも上記警告表示を実施する値に設定さ
れることを特徴とする(1)に記載のカメラが提供され
る。
【0013】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 上記ぶれ量基準値変更手段によって
変更される上記ぶれ量の基準値は、データ書き換えが可
能なメモリ手段に格納されることを特徴とする(1)ま
たは(2)に記載のカメラが提供される。
【0014】このように、本発明によるカメラでは、写
真撮影用のシーケンスを開始するレリーズスイッチを閉
成する前と閉成中とで、手ぶれ警告表示を実施するぶれ
量の基準値を変えるようにしている。
【0015】これにより、本発明によるカメラでは、ユ
ーザーにとって手ぶれの影響の少ない綺麗な写真を撮影
することができる手ぶれ検出機能を付きカメラの提供を
可能としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0017】(第1の実施の形態)本実施の形態による
カメラでは、カメラ本体におけるファインダ部の横に設
けられた表示素子(LED)と、手ぶれ判定としては、
測距センサの他、モノリシック加速度計を併用し、カメ
ラの振動を検出して手ぶれの発生を示唆する振動検出手
段とを備えて、手ぶれが発生した場合には、LEDの点
灯をパターン的に変化させることにより、ユーザーへ手
ぶれ発生を容易に認識させる技術を採用している。
【0018】上記モノリシック加速度計は、ICチップ
上に形成されるものであり、可動のパターンと非可動の
パターンとの間に発生する容量変化を利用して振動を検
出する装置であり、本実施の形態によるカメラでは、例
えば、特開平8−178954号公報等で提案されてい
るものを用いることができる。
【0019】このモノリシック加速度計の構成として
は、前述の両パターンは共にシリコン基板上にポリシリ
コン部材によって形成されており、一方の電極が移動可
能で加速度に応答し、他方の電極が加速度に対して静止
しているような状態で一対のコンデンサを形成してい
る。
【0020】このようなシリコン基板に加速度が加わる
と、一方のコンデンサの容量は増大し、他方のコンデン
サの容量は減少する。
【0021】これらの差動キャパシタンスを電圧信号に
変換する信号処理回路が必要であり、これらの可動電
極、コンデンサ及び信号処理回路が同一基板上にモノリ
シックに形成される。
【0022】また、特開平8−178954号公報に
は、自動車の制動システムやエアバッグ等の安全装置を
作動させるための応用が述べられており、モノリシック
化することにより、寸法、コスト、所要電力、信頼性等
にすぐれている点が説明されている。
【0023】本発明は、このようなモノリシック加速度
計素子を有効に配置、制御し、上記特質を保ちつつ、カ
メラ特有の状況を加味し、高精度で効果的な防振カメラ
を実現する。
【0024】なお、この部分は、モノリシック加速度計
素子に代えて、衝撃などを検出するショックセンサ等で
構成してもよい。
【0025】図1及び図2は、本実施の形態に係るカメ
ラの構成例を示す図である。
【0026】図1の(a)は、本実施の形態に係るカメ
ラの外観と、その一部を切り欠いた内部構造を示す斜視
図である。
【0027】図1の(b)は、本実施の形態に用いられ
る硬質プリント基板14と、フレキシブルプリント基板
(以下フレキ基板と称する)7との配置関係を示す側面
図である。
【0028】図1の(c)は、本発明の測距光学系を説
明するために示す図である。
【0029】図2の(a)は、本実施の形態によるカメ
ラの電子回路を含む制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【0030】図2の(b)は、図2の(a)のモノリシ
ック加速度計3によって検出可能な方向を説明するため
の図である。
【0031】図1の(a)に示すように、カメラ10の
前面には、撮影レンズ9やストロボ8の他、ファインダ
対物レンズ15やオートフォーカス用の測距部の受光レ
ンズ等が配置されている。
【0032】このカメラ10の内部には、該カメラ10
を全自動で動かすための電子回路が設けられている。
【0033】この電子回路には、硬質プリント基板14
上に実装される前述したモノリシック加速度計(加速度
IC)3も含まれており、位置関係を示すために、図1
の(a)において一部内部構造が見えるように切り欠い
て示している。
【0034】また、硬質プリント基板14上には、加速
度IC3の他に、カメラ全体の撮影に関する動作を制御
するためのワンチップマイクロコンピュータ(CPU)
1や、モータ等のアクチュエータを動作させて機械系機
構部を駆動させるインターフェースIC(IFIC)2
が実装されている。
【0035】また、CPU1の近傍には、カメラ組立工
程で部品ばらつきの調整用データを記憶するためのメモ
リ4として、例えば、EEPROMが設けられている。
【0036】図1の(b)は、図1のカメラ10の主要
部を取り除いて横方向から見た状態で、硬質プリント基
板14とフレキ基板7の関係を示す図である。
【0037】この硬質プリント基板14は、カメラ10
の内部の曲面に沿って折り曲げられないため、フレキ基
板7が用いられており、これらの二つの基板はコネクタ
12により接続されている。
【0038】このフレキ基板7の上には、図1の(a)
に示すように、表示素子(LCD)6が実装され、オー
トフォーカス(AF)用センサ5との通信ラインやスイ
ッチ用パターン13が形成されている。
【0039】このフレキ基板7は、カメラ10の背面ま
で回り込み、図1の(b)に示すような警告表示部11
における発音素子PCVやLED等の告知用素子が実装
され、警告表示部11にCPU1から出力された信号が
伝達される他、AF用センサ5にも信号の授受がなされ
るようになっている。
【0040】このAFセンサ5は、図1の(c)のよう
に、三角測距の原理を用いて、被写体101までの距離
を求めるもので、被写体101の像信号102を、二つ
の受光レンズ5d及びセンサアレイ5cによって検出
し、その相対位置差Xより被写体距離を検出することが
できる。
【0041】被写体は、一般に縦方向の陰影を有するた
め、この二つの受光レンズ5dは図1の(a)に示すよ
うに横方向(X方向)に配置されており、センサアレイ
5cも横方向に分割されている。
【0042】これによって、横方向に手ぶれがある場合
に生じるX方向の像ずれは、このAFセンサ5により検
出することができる。
【0043】従って、加速度IC3は、図2の(b)に
示すように、X方向よりもY方向のぶれを検出する方向
に配置して、X、Y両方向の検出を別々のセンサで補い
合うようにしている。
【0044】ここで、加速度IC3について説明する。
【0045】図3は、加速度IC3の製造工程の一例を
示す図である。
【0046】まず、図3の(a)、(b)に示すよう
に、シリコン基板(ICチップ)20上に酸化膜21を
形成し、その酸化膜21上にレジストマスクによるパタ
ーンを形成する。
【0047】次に、図3の(c)に示すように、露出し
ている部分をエッチングで除去し、レジストマスクをす
ると、任意の部分に開口部を形成することができる。
【0048】その後、図3の(d)に示すように、ポリ
シリコン層22を堆積させる。
【0049】その後、図3の(e)に示すように、酸化
膜21をウエットエッチングを用いて選択的に除去する
ことにより、ポリシリコン層22がブリッジ状の構造で
シリコン基板20上に形成される。
【0050】このポリシリコン層22には、リンなどの
不純物拡散を行うことによって、導電性を持たせる。
【0051】図4は、以上のようにして製造される加速
度IC3の各部の構成を示す図である。
【0052】まず、上述したようなブリッジ構造の形式
により、図4の(b)に示すような4隅に支柱部を有す
る可動電極23がシリコン基板20上に形成される。
【0053】また、シリコン基板20上には、図4の
(a)に示すように、別の電極24、25を形成し、前
述した可動電極23の腕部23a、23bと隣接させて
配置することにより、腕部23aと電極24、腕部23
bと電極25との間に微小容量のコンデンサが形成され
る。
【0054】さらに、図4の(c)に示すように、シリ
コン基板20上に、この可動電極構造を配置するICチ
ップとすることによって、所定方向の加速度を検出する
ことができる処理回路付きのICがモノリシックで構成
される。
【0055】つまり、図4の(c)に示すように、この
ICチップ上には上記モノリシックで構成された可動電
極コンデンサと共に、処理回路29がオンチップで形成
されている。
【0056】これは可動電極23によって変化する容量
成分を検出して、加速度に応じた信号を出力するもので
ある。
【0057】ブリッジ状の可動電極23の動きによっ
て、上記二つの電極に形成される容量の一方は増加し、
他方は減少するので、図4の(b)に示す矢印方向の加
速度を検出することができる。
【0058】従って、このICチップをカメラに搭載す
ると、図2の(b)に示すように、Y方向の加速度を検
出することができる。
【0059】図5の(a)は、処理回路29の構成例を
示すブロック図である。
【0060】前述したように、Y方向の移動を検出する
ためのY方向加速度センサ31に含まれる腕部23a、
23bと電極24及び電極25のそれぞれの間で容量成
分が形成され、腕部23a、23bの動きによって、こ
れらの容量が変化する。
【0061】この容量変化は、処理回路29によって電
気的信号に変換される。
【0062】この処理回路29は、パルス波形の搬送波
を発振する搬送波発生器(発振回路)32と、Y方向加
速度センサ31の容量変化によって変化したそれぞれの
発振波形を全波スイッチング整流によって復調する復調
回路34と、加速度依存のアナログ信号を出力するフィ
ルタ回路36と、アナログPWM変換するPWM信号発
生回路37とで構成される。
【0063】図5の(b)は、処理回路29からの出力
波形を示す図である。
【0064】このように加速度に応じて、パルスのデュ
ーティー比(図5の(b)に示す出力波形の半周期T1
と全周期T2との割合)が変化する。
【0065】従って、この加速度IC3は、加速度に比
例する電圧信号または加速度に比例するパルス幅変調
(PWM)信号を出力する。
【0066】デジタル信号のみを扱えるCPU1は、内
蔵するカウンタを利用して、PWM信号を復調すれば、
加速度検出が可能となる。
【0067】加速度に比例する電圧信号は、A/D変換
器を有する調整機等を利用すればよい。
【0068】また、PWM信号を利用すれば、CPU1
にA/D変換器を搭載する必要はない。
【0069】図2の(a)は、このような加速度IC3
を実装したカメラの電子回路を含む制御系の構成を示す
ブロック図である。
【0070】この構成においては、カメラ全体を制御す
るCPU1と、IFIC2と、モノリシック加速度計
(加速度IC)3と、調整用データを記憶するするメモ
リ(EEPROM)4と、オートフォーカス(AF)部
5aと、測光部5bと、カメラの設定状態や撮影に関す
る情報を表示するための液晶表示素子(LCD)6と、
ファインダ内に設けられて撮影に関する情報を表示する
ファインダ内LCD6aと、補助光等を発光させる発光
管を含むストロボ部8と、発光管を発光させるための電
荷をチャージするメインコンデンサ8aと、ズーミング
機能を有する撮影レンズ9と、警告表示部としてのLE
D11と、このLED11に直列接続された抵抗11a
と、カメラの撮影シーケンスを開始させるためのスイッ
チ13a、13bと、撮影レンズ9、シャッタ19、フ
ィルム給送等の駆動機構を駆動するモータ18と、モー
タ18と連動して回転する回転羽根16と、モータ18
の駆動制御のために回転する回転羽根16の穴を光学的
に検出するフォトインタラプタ17とで構成される。
【0071】また、モータ18は、撮影レンズ9やシャ
ッタ19等の各駆動機構を駆動する場合に切替機構によ
り駆動先を切り替えてもよいし、それぞれ駆動機構に別
のモータを備えてもよい。
【0072】この構成において、CPU1は、スイッチ
13a、13bの操作状態に従って、カメラの撮影シー
ケンスを司る。
【0073】つまり、モノリシック加速度計3の出力に
従って手ぶれ警告表示用にLED11を用いる他、撮影
時にはAF用の測距部を含むAF部5a、露出制御のた
めに被写体の輝度を測定する測光部5bを駆動し、必要
な信号を受け取って前述したIFIC2を介して、モー
タ18を制御する。
【0074】このとき、モータ18の回転は回転羽根1
6に伝えられ、その調整の穴の有無の位置に従ってフォ
トィンタラプタ17が出力する信号をIFIC2が波形
整形する。
【0075】そして、CPU1は、IFIC2からの出
力信号に基づいて、モータ18の回転の状態をモニタす
る。
【0076】また、必要に応じてストロボ部8による補
助光の発光が行われる。
【0077】次に、このような構成によるカメラの振動
検出の原理について、図6以下により説明する。
【0078】図6の(a)に示すように、ユーザー10
0が片手でカメラをホールディングする場合には、カメ
ラを斜め方向に微小振動させる傾向があり、これは図6
の(b)に示すように、X方向とY方向の動きに分解で
きるものである。
【0079】一般のユーザーは、こうした微小振動が撮
影時に「ぶれ」という作用を引き起こすことに対して無
意識である場合が多く、カメラ10がこの微小振動を検
出して、LED11によってぶれ警告表示を行うことに
より、ユーザーは左手100aをカメラに添える等、振
動を押さえるような方策を講じて撮影するため、手ぶれ
による失敗のない写真撮影が可能となる。
【0080】但し、常に、警告が出ていると煩わしく、
十分手ぶれの発生を熟知しているハイクラスのユーザー
はむしろ、ぶれを効果的に用いた写真撮影を楽しんだり
する場合もあるので、このホールディングチェック機能
は撮影モードの一つにしておき、ユーザーが必要と判断
する場合のみに設定できるような工夫をする。
【0081】つまり、図8の(a)に示すような、スイ
ッチ13cや液晶表示部6を設け、通常状態ではフィル
ムカウンタ6a等の機能のみを作動させ、モードの切替
スイッチ13cをユーザー100が図8の(b)に示す
ように操作した場合のみ、手ぶれモード設定を行うよう
にする。
【0082】そして、このモードが設定されると、図8
の(b)、(c)に示すように表示セグメント6b、6
cの部分が表示され、表示セグメント6bの部分が点滅
すると、ユーザーはホールディングチェックモードに入
ったことが分かる。
【0083】図8の(d)に示すように、このモード表
示は、セルフタイマーモード表示の一部を兼用している
ので、LCD内のレイアウトに負担をかけることがな
い。
【0084】この場合、表示セグメント6b、6cは、
図9に示すように基板6d上に配置されていることによ
り、それぞれ、独立して表示制御を行うことができるよ
うになっている。
【0085】ホールディングモードを設定してカメラを
構え、ホールディングチェックが不安定であれば、図1
0に示すように、カメラ10のファインダ接眼部61近
くのLED11を点滅させて警告するようにする。
【0086】前面から見るとカメラ10は、図11に示
すような外観であり、セルフタイマー表示用LED65
を点滅させて、カメラの所有者が他の人に撮影を頼んだ
ときに、撮影者のホールディングをチェックできるよう
にしてもよい。
【0087】図7の(a)、(b)は、本発明の特徴た
るAFセンサの出力(像信号)と、加速度センサの出力
との違いについて説明するために示した図である。
【0088】但し、この場合、ユーザーが、図6の
(a)、(b)に示したように、X、Yの両方向成分の
動きを持つ手ぶれを起こしているとする。
【0089】図7の(a)に示すように、像位置X1、
時間t=t0の静止状態からカメラが動いた瞬間、t=
t1のタイミングで加速度センサはカメラが動き出すこ
とによる信号を出力するが、その後、像位置X2からX
6、時間t=t2からt=t6の間で一定速度で動いて
いれば、カメラがぶれているにもかかわらず、加速度セ
ンサは加速度がないので信号を出さない。
【0090】そして、再び、カメラが止まったとき、t
=t7のタイミングで、今度は、先の定速度運動を停止
させるような方向に、加速度センサから出力が生じ、カ
メラは、時間t=t8以降で静止状態となる。
【0091】この加速度センサを補うように、カメラの
像センサ(AFセンサ)は、定速度運動中も変化しつづ
ける像信号を出力するので、この出力を判定すれば加速
度センサの出力が0でも、カメラのCPU1は、カメラ
が動いていることを判別することができる。
【0092】また、図7の(b)に示すように、像信号
がほとんど変化しなくても、加速度センサから出力が生
じることもある。
【0093】これは、ユーザーが震えながらカメラを固
定して保持しようとする状態の場合で、図7の(a)と
は異なり、像の変化は小さく、実際、これで撮影したと
しても、焦点距離によっては、問題ない写真が撮れるケ
ースが多い。
【0094】つまり、加速度センサから大きな出力が生
じても、カメラは微動しているだけである場合があり、
加速度センサがたまにしか反応しなくとも、カメラ位置
は大きく変化している場合もある。
【0095】また、AFセンサによるぶれ判定にも限界
がいくつかある。
【0096】例えば、コントラストがないシーンや、暗
くて像が分からないようなシーンでは、カメラの像セン
サ(AFセンサ)は、像の変化が解らないため判定を行
うことができない。
【0097】また、本実施の形態のように、一方向しか
検出方向のないセンサでは、それとは異なる方向のカメ
ラの移動や像変化は解らないし、カメラがあまりに大き
くぶれた場合には、AFセンサがモニタしている位置が
外れて像が完全に変化してしまい、ぶれ量の正確な判定
ができなくなってしまう。
【0098】従って、この加速度センサとAFセンサと
の二つの検出方式によるセンサを適当に使い分けてぶれ
を判定する工夫が必要となる。
【0099】図12及び図13は、このような二つの検
出方式によるセンサを搭載したホールディングチェック
モード付カメラ内のCPUが、内蔵のプログラムに沿っ
たシーケンスにより行う表示制御等を説明するために示
すフローチャートである。
【0100】例えば、図11に示すカメラでは、前面の
レンズを保護するバリア10aを開いたときには、ユー
ザーは、まず、フレーミングを行い、まだホールディン
グの動作に入っておらず、カメラは大きく動かされるた
め、AFセンサによる判定は有効でない。
【0101】AFセンサは画面内の狭い部分しかモニタ
していないので、大きなカメラの移動に対しては、全く
定量的な評価ができない。
【0102】従って、ステップS1では、まず、加速度
センサの出力を判定し、バリアを開いたときのショック
や、ユーザーがカメラを構えたときのショックがあって
も、所定時間はホールディング警告の表示は禁止する
(ステップS2)。
【0103】その後で、AFセンサを使った像検出に入
る(ステップS3)。
【0104】これによって、像検出の結果がホールディ
ングチェックに向いているかどうかが判断される。
【0105】そして、像検出の結果が低輝度(ステップ
S4)かローコントラスト(ステップS5)の場合に
は、これを判定して像信号を利用しないで、加速度検出
によるぶれ判定のフローに入る(ステップS10)。
【0106】そして、加速度センサが信号を出力したと
き、所定時間、逆方向の加速度を出力するのが検出され
ないとき(ステップS11、S12)、警告を発する
(ステップS13)。
【0107】これは、図7の(a)に示すように、カメ
ラが定速で動き続けていることを判別し、手ぶれが起こ
り得ることをユーザーに知らしめるものである。
【0108】そして、ステップS14で、1STレリー
ズSWが押されているか否かを判定し、それが押されて
いなければ、ステップS3に戻り、それが押されていれ
ば、後述するステップS30の処理に移行する。
【0109】また、像信号が手ぶれ判定にむいている場
合は、ステップS20以下のフローにて像検出を所定時
間間隔(ステップS22)で繰り返し(ステップS21
乃至S24)、その像信号に所定レベルXc以上の差が
あった場合には、それをステップS25で判定し、ステ
ップS26に分岐してホールディングが不十分である警
告を行うようにする。
【0110】これらの警告によって、ユーザーは自分が
無意識に手ぶれを起こしていることを認識し、カメラを
両手で構えたり、何かの上に乗せたりして、手ぶれ防止
の対策をとることができる。
【0111】また、像信号の差が所定レベル以下の場合
には、表示は特に行わないで、ステップS27に移行し
て、1STレリーズSWが押されているか否かを判定
し、それが押されていなければ、ステップS1に戻り、
それが押されていれば、後述するステップS30の処理
に移行する。
【0112】ステップS30では、測光シーケンスによ
り、被写体の明るさを判定し、所定の露出時間を算出す
る。
【0113】次に、ピント合わせのための測距(ステッ
プS31)が行われ、再び、所定時間間隔の像検出に入
る(ステップS32乃至S35)。
【0114】その後、測距結果より、ピント合わせが可
能かを判断し(ステップS36)、それが可能ではない
場合には、非合焦表示(例えば、LED11の2Hz点
滅)を行う(ステップS41)。
【0115】また、ピント合わせが可能であると判断し
た場合には、所定時間の合焦表示(LED11の点灯)
を行った後(ステップS37)、像信号に所定レベルX
c以上の差が有ったか否かを判定する(ステップS3
8)。
【0116】ここで、像信号に所定レベルXc以上の差
が有った場合には、ぶれ警告表示(例えば、LEDの8
Hz点滅)を再び行う(ステップS39)。
【0117】さらに、像信号に所定レベルXc以上の差
がなかった場合には、引き続き合焦表示を行う(ステッ
プS40)。
【0118】ここで、1STレリーズSWの判断を行い
(ステップS42)、それが押されつづけていれば、ス
テップS43の2ndレリーズSWの判断へ行き、それ
が離されていれば、ステップS1へ戻る。
【0119】ステップS43で2ndレリーズが、押さ
れていなければステップS32に戻り、ステップS32
乃至S35で再び像検出を行い、検出結果に沿った表示
を行う。
【0120】次に、2ndレリーズが押されると、ピン
ト合わせが可能かを判断し(ステップS44)、それが
可能であれば、レンズを駆動してピント合わせが行われ
(ステップS51)た後、前述したステップS30の測
光によって得られた輝度情報によって決められた露出時
間にしたがって、露光を開始する。
【0121】なお、ステップS44でピント合わせが可
能でなければステップS32に戻り、ステップS32乃
至S35で再び像検出と、検出結果に沿った表示を行
う。
【0122】この間、カメラが揺れると手ぶれになるの
で、ステップS53において加速度検出を行い、レリー
ズ釦押し込み時のショック等による加速度gを求める。
【0123】この加速度gが大きいと、露光時間が短く
とも手ぶれ写真となり、加速度gが小さくとも露光時間
が長いと、この場合も手ぶれ写真となる。
【0124】これを判定するために、ステップS54に
て露出時間をカウントし、露出を終了すると(ステップ
S55)、求められた加速度gと露出時間tENDから
速度を求め、この速度によってtENDの時間だけ変化
したということから移動量が算出できるので、これがそ
のレンズの許容量△Yを越えていれば、ステップS56
からステップS57に分岐して所定時間警告表示を行
う。
【0125】前述のように、加速度だけでは速度の変化
しか解らないが、本実施の形態では、まず、所定位置に
停止していることをAFセンサの出力(像信号)が変化
しないことによって判定しているので、これを基準とし
て露光中にどれだけカメラが移動したかを正確に判定す
ることができる。
【0126】図10は、カメラの背面図であり、モード
表示用のLCD6やモード設定用のSW13cの他、レ
リーズ用のSW51が設けられている。
【0127】ファインダー接眼部61の横にAF用LE
D11が設けられており、手ぶれがある場合には、この
LED11を有効に活用することによって、ユーザは、
手ぶれを認識することができる。
【0128】また、図11は、カメラ10の前面を示す
図であり、参照符号10aは、撮影レンズ63やファイ
ンダ対物レンズ64、AFセンサ用レンズ5をカバーす
るバリアである。
【0129】また、参照符号62はストロボ発光部であ
り、参照符号65はセルフタイマー表示用のLEDであ
る。
【0130】手ぶれ時は、このLED65もAF用のL
ED11と同様の表示を行うようにしておくことによ
り、ユーザーが誰かにユーザーを含む被写体の撮影を依
頼しての撮影時に手ぶれが生じたか否かをユーザー自身
が知ることができる。
【0131】そして、AF(結果表示)用のLED11
は、レリーズSWの半押しで閉成する1STレリーズS
Wに連動して行われる測距結果が、合焦可能と判断した
ならば、図16の(a)に示すように点灯し、ローコン
トラストだったり、低輝度だったりして、測距不能のと
きは、図16の(b)に示すように、点滅して警告する
ようになっている。
【0132】すなわち、このAF用のLED11は、ユ
ーザーが1STレリーズSWを押しつづけた状態で、構
図変更したときに、フォーカスロックがされているとい
うことを示す表示素子となっている。
【0133】このAF用のLED11の特徴を活かしな
がら、手ぶれ判定結果を表示する例を図17の(a)、
(b)に示す。
【0134】すなわち、図17の(a)に示すように、
合焦可能時におけるホールディングチェックモード時に
は、1STレリーズSWが押されていなくても、手ぶれ
がある場合には、LED11により手ぶれ警告の点滅表
示(合焦不可能時の点滅より早い周期)を行う。
【0135】1STレリーズSW閉成後は、手ぶれなし
時は、図16の(a)、(b)と同様であるが、手ぶれ
判定時には、合焦可能な場合には、図17の(a)に示
すように、所定時間LED11を点灯させることによ
り、フォーカスロックがなされた状態であることを示
し、その後、LED11の点滅表示により手ぶれ警告表
示を開始する。
【0136】また、この場合、1STレリーズSWの閉
成中に、手ぶれが所定レベル以下になった場合には、L
ED11は合焦可能を示す点灯表示に変わる。
【0137】そして、合焦不可能な場合、LED11
は、図17の(a)に示すように、図16の(b)と同
様の周期で点滅表示を行う。
【0138】これは、通常、合焦不可能な場合には、カ
メラの撮影を許可しないので、ぶれ警告表示があまり意
味を持たないためである。
【0139】また、図18の(a)、(b)は、手ぶれ
警告として、LED11により2回パルス発光の後、発
光をしばらく止めて、再度、2回パルス発光というパタ
ーンを繰り返して行う(1STレリーズSW閉成前)場
合を示している。
【0140】そして、この場合、1STレリーズSW閉
成後は、LED11はAFの結果に応じて点灯、また
は、点滅を行う必要がある。
【0141】そこで、図18の(a)に示すように、合
焦可能な場合で、手ぶれが発生しているときには、LE
D11は基本的には点灯状態として、周期的に2回短く
消灯することにより、合焦可能であるが、ぶれが発生し
ていることを示すようにしている。
【0142】また、手ぶれがない場合には、LED11
は、図18の(a)に示すような点灯表示になる。
【0143】また、図18の(b)に示すように、合焦
不可能な場合には、LED11は、基本的には点滅表示
状態として、その消灯したタイミングで、2回高い周期
での点滅を混ぜる。
【0144】これによって、合焦不可能なうえに、手ぶ
れも発生していることを示すことができる。
【0145】また、手ぶれがない場合には、LED11
は、図18の(b)に示すような点滅表示になる。
【0146】以上説明したように、同一のLED11で
手ぶれとAFの良否を同時に表現することができる。
【0147】次に、本発明において、ぶれ警告表示を実
施するときのぶれ量の基準値の変更について説明する。
【0148】図14及び図15は、本発明において、ぶ
れ警告表示を実施するときのぶれ量の基準値を変更した
ときの制御の手順を説明するために示すフローチャート
である。
【0149】以下では、図12及び図13と異なる部分
について説明する。
【0150】ここで、1STレリーズSW閉成前の所定
時間間隔の像検出の結果を比較する処理(ステップS2
5)での像信号の差(ぶれ量)を、Xc1と設定する。
【0151】また、1STレリーズSW閉成後の所定時
間間隔の像検出の結果を比較する処理(ステップS3
8)での像信号の差を、Xc2と設定する。
【0152】そして、Xc1<Xc2という関係がある
ものとする。
【0153】この設定によって、図19に示すようなL
ED11によるぶれ警告の表示制御が可能となる。
【0154】仮に、手ぶれのレベルが1STレリーズS
W閉成の前後で変化がない場合でも、警告表示を実施す
るぶれ量の基準値を変えることにより、1STレリーズ
SW閉成前は、ぶれ警告表示を実施するが、1STレリ
ーズSW閉成中はぶれ警告表示を実施しないようにする
ことができる。
【0155】例えば、Xc2の値を、実際に撮影される
写真で許容され得る最大値に設定し、Xc1をXc2の
1/2程度に設定する。
【0156】こうすると、ユーザーが、1STレリーズ
SWを押さずに被写体に向かってホールディングしょう
としているときには、ぶれ警告表示が出やすくなってい
るため、ユーザーはより注意深くカメラをホールディン
グするようになる。
【0157】しかし、一旦、ユーザーが撮影しようとし
て1STレリーズSWを押してフォーカスロックがなさ
れると、1STレリーズSW閉成中のときの基準値を閉
成前の基準値から変更し、実際に撮影される写真に影響
が出ないとして許容され得る最大値に設定しているの
で、少しの動きでは、警告表示が出ることがなく、ユー
ザーはスムーズな撮影が可能となる。
【0158】また、この基準値を書き換え可能なメモリ
手段(この実施の形態ではメモリ4のEEPROM)に
格納して、基準値を調整をできるようにしておくことに
より、警告表示を行うぶれ量を任意に設定することが可
能となる。
【0159】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ユーザーが1STレリーズSWを押さずに被写体に
向かってホールディングしょうとしている時は、比較的
わずかなぶれ量でも、ぶれ警告表示が出やすくなってい
るため、ユーザーはより注意深くカメラをホールディン
グするようになるので、カメラはしっかりと固定され、
撮影時のぶれによる失敗写真を未然に防止することがで
きる。
【0160】また、1STレリーズSW閉成中は、わず
かなぶれ量では、ぶれ警告表示が出にくくなっているた
め、ユーザーはわずらわしさを感じずに、安心して撮影
することができるようになる。
【0161】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、撮影時に手ぶれが発生している場合に、既存の
部材を用いてファインダ近傍に認識しやすいホールディ
ングチェック表示を行うようにすることにより、手ぶれ
ということに注意を払わないユーザーが使っても、ホー
ルディングチェック表示を見ながら注意してホールディ
ングをすることによって、手ぶれの影響の少ない綺麗な
写真を撮影することができるホールディングチェック機
能を従来より高精度かつ簡単な構成で廉価に実現し得る
カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)は、本発明の第1の実施の形態に
係るカメラの外観と、その一部を切り欠いた内部構造を
示す斜視図であり、図1の(b)は、第1の実施の形態
に用いられる硬質プリント基板14と、フレキシブルプ
リント基板(フレキ基板)7との配置関係を示す側面図
であり、図1の(c)は、本発明の測距光学系を説明す
るために示す図である。
【図2】図2の(a)は、本発明の第1の実施の形態に
係るカメラの電子回路を含む制御系の構成を示すブロッ
ク図であり、図2の(b)は、図2の(a)のモノリシ
ック加速度計3によって検出可能な方向を説明するため
の図である。
【図3】図3は、図2の加速度IC3の製造工程の一例
を示す図である。
【図4】図4は、図3の製造工程によって製造される加
速度IC3の各部の構成を示す図である。
【図5】図5の(a)は、処理回路29の構成例を示す
ブロック図であり、図5の(b)は、処理回路29から
の出力波形を示す図である。
【図6】図6は、本発明の第1の実施の形態に係るカメ
ラの振動検出の原理について説明するための図である。
【図7】図7の(a)、(b)は、本発明の特徴たるA
Fセンサの出力(像信号)と、加速度センサの出力との
違いについて説明するために示した図である。
【図8】図8は、本発明の第1の実施の形態に係るカメ
ラのホールディングチェック機能を撮影モードの一つに
しておき、ユーザーが必要と判断する場合のみに設定で
きるようにする場合を示す図である。
【図9】図9は、図8の(b)、(c)の表示セグメン
ト6b、6cの配置例を示す図である。
【図10】図10は、本発明の第1の実施の形態に係る
カメラ10を背面から見た外観図である。
【図11】図11は、本発明の第1の実施の形態に係る
カメラ10を前面から見た外観図である。
【図12】図12は、本発明の第1の実施の形態で採用
している二つの検出方式によるセンサを搭載したホール
ディングチェックモード付カメラ内のCPUが、内蔵の
プログラムに沿ったシーケンスにより行う表示制御等を
説明するために示すフローチャートである。
【図13】図13は、本発明の第1の実施の形態で採用
している二つの検出方式によるセンサを搭載したホール
ディングチェックモード付カメラ内のCPUが、内蔵の
プログラムに沿ったシーケンスにより行う表示制御等を
説明するために示すフローチャートである。
【図14】図14は、本発明の警告表示を実施するとき
のぶれ量の基準値を変更したときの制御の手順を説明す
るために示すフローチャートである。
【図15】図15は、本発明の警告表示を実施するとき
のぶれ量の基準値を変更したときの制御の手順を説明す
るために示すフローチャートである。
【図16】図16は、AF結果表示用のLED11によ
って、1STレリーズSWに連動して行われる測距結果
が合焦可能な場合の表示状態と、ローコントラスト、低
輝度、測距不能の場合の警告表示状態とを示す図であ
る。
【図17】図17は、AF用LED11によって手ぶれ
判定結果を表示する例として、合焦可能時には、1ST
レリーズSW閉成前でも、手ぶれがある場合には手ぶれ
警告の点滅表示を行うとともに、1STレリーズSW閉
成後は、手ぶれ判定時において合焦可能な場合には所定
時間を点灯させた後で点滅表示により手ぶれ警告表示を
開始し、1STレリーズSWの閉成中に、手ぶれが所定
レベル以下になった場合には合焦可能を示す点灯表示に
変わり、合焦不可能な場合には点滅表示を行う場合を示
す図である。
【図18】図18は、手ぶれ警告は、LED11によ
り、1STレリーズSW閉成前には、2回パルス発光の
後、発光をしばらく止めて、再度2回パルス発光という
パターンを繰り返して行う場合と、1STレリーズSW
閉成後には、AFの結果に応じて点灯、または、点滅を
行う場合とを示す図である。
【図19】図19は、本発明においてぶれ警告表示を実
施するときのぶれ量の基準値を変更したときに、1ST
レリーズSW閉成前ではぶれ警告表示を実施し、1ST
レリーズSW閉成中ではぶれ警告表示を実施しない場合
のLED11によるぶれ警告表示の制御形態を示す図で
ある。
【符号の説明】
14…硬質プリント基板、 7…フレキシブルプリント基板(フレキ基板)、 3…モノリシック加速度計(加速度IC)、 10…カメラ、 10a…バリア、 9…撮影レンズ、 8…ストロボ、 15…ファインダ対物レンズ、 1…ワンチップマイクロコンピュータ(CPU)、 2…インターフェースIC(IFIC)、 4…メモリ(EEPROM)、 12…コネクタ、 6…表示素子(LCD)、 5…オートフォーカス(AF)用センサ、 13…通信ラインやスイッチ用パターン、 11…表示素子(LED)、 101…被写体、 102…像信号、 5d…受光レンズ、 5c…センサアレイ、 20…シリコン基板(ICチップ)、 21…酸化膜、 22…ポリシリコン層、 23…可動電極、 24、25…別の電極、 23a、23b…可動電極23の腕部、 29…処理回路、 32…搬送波発生器(発振回路)、 31…Y方向加速度センサ、 34…復調回路、 36…フィルタ回路、 37…PWM信号発生回路、 5a…オートフォーカス(AF)部、 5b…測光部、 6a…ファインダ内LCD、 8a…メインコンデンサ、 11a…抵抗、 13a、13b…スイッチ 19…シャッタ、 18…モータ、 16…回転羽根、 17…フォトインタラプタ、 6b、6c…表示セグメント、 61…ファインダ接眼部、 65…セルフタイマー表示用LED。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体のピント合わせ用の測距手段と、 撮影時に操作される押し込み途中で2段階に閉成するス
    イッチ手段と、 上記測距手段を用いてカメラ本体の手ぶれ状態を検出す
    るぶれ検出手段と、 上記ぶれ検出手段の検出結果が所定のぶれ量以上のとき
    に、警告表示する表示手段と、 上記スイッチ手段の1段目のスイッチの閉成前と閉成中
    とで、上記表示手段が、上記警告表示を実施するかどう
    かのぶれ量の基準値を変更するぶれ量基準値変更手段
    と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記ぶれ量基準値変更手段によって変更
    される上記ぶれ量の基準値は、 上記スイッチ手段の1段目のスイッチが閉成前に、上記
    警告表示を実施するぶれ量の基準値と、上記スイッチ手
    段の1段目のスイッチが閉成中に、上記警告表示を実施
    するぶれ量の基準値とでは、 上記スイッチ手段の1段目のスイッチが閉成前に上記警
    告表示を実施するぶれ量の基準値の方が、より小さいぶ
    れ量でも上記警告表示を実施する値に設定されることを
    特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記ぶれ量基準値変更手段によって変更
    される上記ぶれ量の基準値は、データ書き換えが可能な
    メモリ手段に格納されることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6922524B2 (en) 2002-11-27 2005-07-26 Olympus Corporation Camera having blur detecting function
JP2007028546A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Fujifilm Holdings Corp 撮像装置
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