JP2003266040A - 角形容器の洗浄装置 - Google Patents

角形容器の洗浄装置

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JP2003266040A JP2002069148A JP2002069148A JP2003266040A JP 2003266040 A JP2003266040 A JP 2003266040A JP 2002069148 A JP2002069148 A JP 2002069148A JP 2002069148 A JP2002069148 A JP 2002069148A JP 2003266040 A JP2003266040 A JP 2003266040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角形容器の内面を自動的に隅々まで綺麗に洗
浄することを可能とした角形容器の洗浄装置をコスト的
に安価なものにして提供する。 【解決手段】 水力モーター21のモーター軸22にロ
ータリーベース25を設け、角形容器3の口部を比例縮
小させた形状の角形歯車29を、水力モーター21の軸
ケース24に固着し、角形歯車29に噛合する円形の小
歯車30の装着軸31をロータリーベース25に保持さ
せ、角形歯車29を比例縮小させた形状の凹溝33に案
内されるローラー34を小歯車30の装着軸31に設
け、容器洗浄用のブラシを小歯車の装着軸に対して取り
外し並びに取り付け位置調節可能に設け、水力モーター
からの排水を容器内面に向けて噴出させるノズルを設
け、天地を反転させた状態で角形容器を容器洗浄用のブ
ラシに被せ得るように、角形容器の支持テーブルを昇降
手段によって昇降可能に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天地を反転させた
状態で角形容器の内面を洗浄するための角形容器の洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、学校や病院等の大きな設備での
調理や、大規模の給食の仕出し等に際しては、深底で寸
胴のバケツやバットなどの容器に、米飯や調理された副
食品を収容して運搬される。
【0003】そして、回収した使用後の容器について
は、これを洗浄ラインに流して、自動洗浄するようにし
ている。
【0004】この容器の洗浄装置として、本出願人は、
水力モーターのモーター軸をモーターケースの上方に突
出させて、このモーター軸の軸ケースに円形歯車を固着
し、かつ、軸ケース上方へのモーター軸の突出部にロー
タリーベースを設けると共に、このロータリーベース
に、上記の円形歯車に噛合する小歯車の装着軸を回転可
能に保持させ、更に、この小歯車の装着軸に、容器内面
の洗浄用ブラシを取り外し並びに取り付け位置調節可能
に設けて、この洗浄用ブラシを、ロータリーベースの回
転に伴って自転を伴わせて、円形歯車のまわりを公転さ
せるように構成してなるものを提案している(特開平1
1−267082号公報)。
【0005】上記の構成による容器の洗浄装置によれ
ば、容器の天地を反転させて、この容器を洗浄用ブラシ
に被せるようにセットし、水力モーターによってロータ
リーベースを回転させることで、自転を伴って公転する
洗浄用ブラシにより、容器の内面が自動洗浄される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の米飯
や副食品などを収容する容器としては、これが円形や角
形のバケツやバットなどがあり、上記の構成による容器
の洗浄装置は、円形容器を洗浄対象としたものであっ
て、角形容器の洗浄に際しては、水力モーターを水平二
次元方向に動作させる手段と、これの制御手段とを付加
して、自転を伴って公転する洗浄用ブラシを水平二次元
方向に移動させる必要があった。
【0007】しかし、円形容器を洗浄対象とした容器洗
浄装置の容器洗浄用ブラシを、角形容器内面の曲率の小
さな隅部に沿わせてシビアに移動させる制御は、非常に
困難であるだけでなく、そのためのコストが高くつく点
で改善の余地があった。
【0008】本発明は、かゝる実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、水平動作の手段はもとより、
コスト的に高くつく制御の手段をも不要にして、角形容
器の内面を隅々まで綺麗に洗浄することを容易に可能と
した洗浄装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、水力モーターのモーター軸をモーター
ケースの上方に突出させると共に、このモーター軸を軸
ケースの上方に突出させて、その突出軸部にロータリー
ベースを設ける一方、洗浄対象の角形容器の口部を比例
縮小させた形状の方形歯車を、ロータリーベースに相対
峙させてモーター軸の軸ケースに固着し、この方形歯車
に噛合する円形の小歯車の装着軸を、モーター軸の半径
方向に移動可能な状態で、ロータリーベースに回転可能
に係止保持させると共に、軸ケースに備えた上下一対の
固着部材の相対峙する面部に、方形歯車の形状を比例縮
小させた形状の凹溝を形成し、この凹溝に案内されるロ
ーラーの保持部材を小歯車の装着軸に相対回転可能に設
けている。
【0010】そして更に、弾性変形が可能なシリコンゴ
ム系の板状部材をブラシボスに備えてなる容器洗浄用の
ブラシを、小歯車の装着軸に対して取り外し並びに取り
付け位置調節可能に設けると共に、水力モーターからの
排水の導出路をモーター軸に形成して、この排水の導出
路に排水を容器内面に向けて噴出させるノズルを設ける
一方、天地を反転させた状態で角形容器を容器洗浄用の
ブラシに被せ得るように、角形容器の支持テーブルを昇
降手段によって昇降可能に設けてなるなる点に特徴があ
る(請求項1)。
【0011】上記の構成にかゝる容器の洗浄装置によれ
ば、水力モーターによってロータリーベースを回転させ
ると、このロータリーベースの回転に伴って、小歯車の
装着軸ひいては容器洗浄用ブラシが自転を伴いつつ、凹
溝に誘導されて、方形歯車のまわりを公転するようにな
る。
【0012】従って、上記構成の洗浄装置によれば、洗
浄対象の角形容器を、これの天地を反転させてテーブル
に預け持たせ、後は昇降手段と水力モーターとを作動さ
せることで、角形容器が容器洗浄用のブラシに被さるよ
うに下降すると共に、ロータリーベースの回転に伴っ
て、洗浄用ブラシが自転しつつ角形容器の内面に沿って
公転することで、角形容器の内面が隅々まで自動的に洗
浄されるようになる。
【0013】そして、洗浄を終えたならば、水力モータ
ーの作動を停止させる一方、昇降手段を作動させて、テ
ーブルひいては角形容器を元の位置にまで持ち上げ、こ
こで洗浄後の角形容器を取り出して、新たに洗浄対象の
角形容器をテーブルに預け持たせるのであり、このこと
を繰り返し行うことで、角形容器は、その内面が全自動
で洗浄されるようになる。
【0014】この際、従来は、洗浄用ブラシを公転させ
る上で、円形歯車を用いていたのに対して、本発明で
は、これを方形歯車にするだけの改造によって、従来で
は必要とした水平動作の手段はもとより、コスト的に高
くつく制御の手段をも不要にして、角形容器の内面を隅
々まで綺麗に洗浄することができるのであり、従って、
本発明によれば、角形容器の洗浄装置がコスト的に安価
に提供される。
【0015】上記の洗浄用ブラシとして、弾性変形が可
能なシリコンゴム系の板状部材をブラシボスに設けてな
るものを選択していることから、柔軟性を有する例えば
合成樹脂製の繊維をブラシボスに密植させたものに比較
して、板状部材を綺麗に且つ隅々まで楽に洗浄すること
ができる。
【0016】また、この板状部材を、小歯車の装着軸に
対して取り外し並びに取り付け位置調節可能に備えてい
ることから、口径や深さの異なる角形容器の洗浄に容易
に対応させることができる。
【0017】更に、水力モーターからの排水を洗浄水と
して有効に利用して、この洗浄水を角形容器の内面や洗
浄用ブラシの洗浄部に向けて噴出させることから、容器
内面にこびりついた汚れであっても、これを綺麗に洗い
流すことができる。
【0018】ここで、洗浄用ブラシの公転軌道を誘導さ
せるための凹溝を、専用に備えた二枚の固着部材に形成
する外、実施の形態で明らかになるように、モーター軸
の軸ケースの上下部に二枚の方形歯車を備えて、これを
固着部材とし、これの相対峙する面部に凹溝を形成して
もよいのである(請求項2)。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は容器洗浄設備の概
略を示し、この容器洗浄設備は、容器内面に付着した残
飯などの被洗浄物を荒洗いする前処理部1の後段に、下
洗いと本洗い及びすすぎ洗いの処理部2を配置してなる
もので、前処理部1には、角形容器3の洗浄装置4と円
形容器5の洗浄装置6とが備えられている。
【0020】それぞれの容器3,5は、天地を反転させ
た状態で洗浄されるのであって、図3にも示すように、
それぞれの容器洗浄装置4,6には、天地を反転させた
容器5の支持用テーブル7が、ガイドレール8に沿って
昇降可能に設けられており、かつ、このテーブル7を上
下に直動させる昇降手段(例えばエアシリンダ)9が固
定フレーム10に備えられている。
【0021】この昇降手段9の制御パネル11には、テ
ーブル7の昇降用と停止用のスイッチ12が設けられて
おり、そして、テーブル7の上方には、このテーブル7
上に預け持たせた容器3,5の底面高さを検知して、こ
の高さの検知情報に基づいてテーブル7の下降を自動的
に停止させるセンサー13が設けられている。
【0022】即ち、テーブル7上にセットされた容器
3,5の深さに応じて、昇降手段9によるテーブル7の
下降位置つまりは容器底面の下降位置を常に一定位置に
保持させるように、昇降手段9を自動停止させるセンサ
ー13が設けられているのである。
【0023】容器支持用のテーブル7は、天地を反転さ
せた容器3,5の載置板部14と容器固定用のホルダー
15とを備えており、載置板部14には、容器3,5の
口部を比例縮小させた形状の開口部(図3を参照)16
が形成されている。
【0024】一方、容器固定用のホルダー15には、把
手17の係入部aと、この係入部aからの把手17の抜
け出しを阻止する係止ピンbとが設けられており、か
つ、係止ピンbは、抜け出し阻止の解除状態に切り換え
可能に構成されている。
【0025】角形容器3を洗浄対象とした洗浄装置4を
図4及び図5に示している。この図4及び図5におい
て、図中の21は水力モーターであって、この水力モー
ター21の構造は、特開平11−267082号公報に
示したものと構造的に同じであることから、詳細な説明
を省略するが、この水力モーター21のモーター軸22
をモーターケース23の上方に突出させると共に、この
モーター軸22を軸ケース24の上方に突出させて、そ
の突出軸部にロータリーベース25を固着している。
【0026】図6に示すように、ロータリーベース25
は矩形状のものであって、その中央部がモーター軸22
の突出軸部に固着されており、かつ、このロータリーベ
ース25の両端側には、モーター軸22の中心軸線に直
交する方向の長孔cが形成されており、更に、この長孔
cに沿わせる状態で、その両側に直線状の凹溝d,dが
形成されている。
【0027】尚、水力モーター21のモーター軸22を
中空に形成して、この中空部26に水力モーター21か
らの排水を導入させるようにし、かつ、中空部26に連
ねてモーター軸22の先端に、導入排水の噴出ノズル2
7を設けて、後述する洗浄用ブラシ28の洗浄部に向け
て洗浄水を吹き付けるように構成している。
【0028】即ち、家庭で食器を洗う際に、食器をスポ
ンジで擦るだけでは、汚れが拡がるだけであり、この点
にあって、スポンジに水を含ませることで汚れ落としの
効果が高まることから理解されるように、水力モーター
21からの排水を、洗浄時の追い水として有効に利用し
て、これを洗浄用ブラシ28の洗浄部に向けて吹き付け
ることで、洗浄効果のアップを図るようにしているので
ある。
【0029】そして、水力モーター21の制御に関して
は、テーブル7が下降し始めた際に自動的に回転を開始
させ、容器洗浄後のテーブル7の持ち上げに伴って自動
的に回転を停止させるようにしている。
【0030】即ち、テーブル7の持ち上げを完了してか
ら、水力モーター21の回転を停止させるようにする
と、直ちに容器を取り出した際に、周囲に水が吹き飛ん
で、作業者にかゝることがあると想定して、安全を見込
んで、テーブル7の持ち上げ時に回転を停止させるよう
にしているのである。
【0031】次に、図中の29,29は、洗浄対象の角
形容器3の口部を比例縮小させた同一形状の方形歯車
で、容器支持用テーブル7の載置板部14に形成した開
口部16と同じ位相に位置合わせして、モーター軸22
の軸ケース24の上下部に固着されている。
【0032】30,30は、方形歯車29に対して18
0度の位相で噛合する円形の小歯車で、この小歯車30
の装着軸31が、モーター軸22の半径方向に移動可能
な状態で、ロータリーベース25に回転可能に係止保持
されている。
【0033】32は、方形歯車29まわりでの小歯車3
0の遊星動を誘導させるための誘導手段であって、上下
一対の方形歯車29,29の相対峙する面部に、方形歯
車29の形状を比例縮小させた形状の凹溝33を形成す
ると共に、この凹溝33に案内されるローラー34の保
持部材35を、小歯車30の装着軸31に相対回転可能
に保持させてなる。
【0034】上記の小歯車30の装着軸31を、モータ
ー軸22の半径方向に移動可能な状態で、ロータリーベ
ース25に対して回転可能に係止保持させるに、具体的
には装着軸31に、ベアリング36を介して軸支部材3
7を設けると共に、この軸支部材37に、ロータリーベ
ース25の直線状凹溝d,dに沿って転動可能な一対の
ローラー38,38を備えて、この装着軸31をロータ
リーベース25の長孔cに上方から貫通させるのであ
る。
【0035】この際、上部側の小歯車30と、誘導手段
32のコの字型の保持部材35と、下部側の小歯車30
を、その順に装着軸31に装着すると共に、上下の小歯
車30,30については、これをキーを用いて装着軸3
1に固着し、コの字型の保持部材35については、これ
をベアリング39を介して装着軸31に回転可能に保持
させた上で、軸支部材37のローラー38,38を直線
状凹溝d,dに嵌め込むのである。
【0036】次に、記述した容器洗浄用のブラシ28に
ついて、このブラシ28は、回転を伴って容器内面を洗
浄するものであって、小歯車30の装着軸31に対して
取り外し並びに取り付け位置調節可能に設けられてい
る。
【0037】具体的には、装着軸31の上部側に雄ねじ
部40を形成する一方、この雄ねじ部40に螺合可能な
雌ねじ部41を形成した棒状のブラシボス42に、上下
に間隔を隔てて且つ周方向で180度の位相をもたせ
て、二枚の板状部材43,43を取り付けてなり、装着
軸31に対するブラシボス42の取り付け位置の調節後
において、装着軸31を挟着する二つ割りのカラー4
4,44をブラシボス42に当て止めすることで、装着
軸31に対するブラシボス42の位置固定を図るように
している。
【0038】上記の板状部材43は、弾性変形が可能な
例えばシリコンゴム系の合成樹脂製のものであって、形
状的には、装着軸31の回転に伴ってやゝ撓み変形し
て、上下を反転させた角形容器3の天面と周面とに接触
するように構成されている。
【0039】上記の構成によれば、水力モーター21に
よってロータリーベース25を回転させると、このロー
タリーベース25の回転に伴って、かつ、直線状凹溝
d,dに沿っての装着軸31の移動を伴って、更には、
誘導手段32による装着軸31の遊星動を伴って、方形
歯車29に噛合させた小歯車30ひいては装着軸31に
備えた容器洗浄用のブラシ28が自転しつつ、方形歯車
29のまわりを公転するようになる。
【0040】角形容器3の内面洗浄に際しては、テーブ
ル7の容器載置板部14に、天地を反転させた状態で角
形容器3を載置し、この容器3の把手17をホルダー1
5に係止させて、角形容器3を載置板部14上に固定す
る一方、制御パネル11の下降スイッチ12を操作し
て、天地を反転させた角形容器3を洗浄用ブラシ28に
被せるように、テーブル7を下降させるのである。
【0041】このテーブル7の下降に伴って、水力モー
ター21が回転を開始すると共に、ノズル27からは水
力モーター21からの排水が洗浄用ブラシ28の洗浄部
に向けて吹き付けられるのであり、そして、上記の装着
軸31に備えた容器洗浄用のブラシ28が自転を伴って
公転することで、天地を反転させた角形容器3の天面と
周面とが、容器洗浄用のブラシ28に備えた板状部材4
3によって自動的に洗浄されることになる。
【0042】容器内面の洗浄を終えたならば、制御パネ
ル11の上昇スイッチ12を操作して、テーブル7を持
ち上げるのであり、これに伴って水力モーターの回転が
停止すると共に、ノズル27からの洗浄水の噴出も停止
するのであり、そして、角形容器3の最終持ち上げをセ
ンサー13が検知して、これからの情報に基づいてプッ
シャーシリンダ45が作動して、洗浄済みの角形容器3
を、シュート46を通して次工程の処理部2へのコンベ
ア47に送り込むのである。
【0043】爾後は、天地を反転させた状態での角形容
器3の供給作業と、昇降スイッチ12の操作を繰り返す
だけで、汚れを伴わない楽な軽作業で、角形容器3を効
果的に且つ全自動で洗浄することができるのである。
【0044】上記の構成にかゝる角形容器3の洗浄装置
4において、これの方形歯車29を円形歯車に置き換
え、かつ、遊星動の誘導手段32を構成する凹溝33を
円形に形成することで、角形容器3の洗浄装置4を円形
容器5の洗浄装置6に構成変更することができるのであ
り、この際、装着軸31をロータリーベース25に対し
て回転のみ可能に保持させれば、遊星動の誘導手段32
を省略してもよいのである。
【0045】また、図7に示すように、上下一方(この
実施の形態では下方)の方形歯車29を、それのピッチ
円まわりのフラットなガイド板51に置き換える一方、
小歯車30をローラー52に変更しても、或いは、この
ローラー52を省略しても、本発明を実施可能であり、
特許請求の範囲では、上記の方形歯車29とガイド板5
1のそれぞれを、軸ケース24に固着の部材(固着部
材)と称しているのである。
【0046】ここで、図示は省略するが、方形歯車29
に対する小歯車30の噛合の解除ならびに凹溝33から
のローラー34の取り外しを、洗浄装置の組み立て状態
で可能に構成した上で、方形歯車29を直径方向で2個
に分割可能とし、かつ、個々の分割歯車を、例えばボル
トを用いて軸ケース24に止着させるように構成すれ
ば、分割歯車のみの簡易な交換作業によって、容器洗浄
装置を口径の異なる容器洗浄用の装置に組み換えること
が可能となる。
【0047】また、容器洗浄装置の一式を、例えばキャ
スター車輪を備えた手押し台車に搭載して、容器洗浄装
置を可搬タイプとし、かつ、水力モーター21に加圧水
の供給ホースを接続可能に構成して、下洗いと本洗い及
びすすぎ洗いの処理部のみを備えた既存の容器洗浄設備
に、上記構成の容器洗浄装置をドッキングさせれば、既
存の容器洗浄設備のグレードアップを図ることができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかゝる角
形容器の洗浄装置では、容器洗浄用のブラシを、方形歯
車を用いて公転させるように改善した点に特徴を有し、
この簡単かつ合理的な改良技術によって、水平動作の手
段はもとより、コスト的に高くつく制御の手段をも不要
にして、角形容器の内面を自動的に隅々まで綺麗に洗浄
することができるようになったもので、本発明によれ
ば、従来にない画期的な構成の角形容器の洗浄装置が、
コスト的に安価に提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器洗浄設備における容器荒洗い用の前処理部
の側面図である。
【図2】容器荒洗い用の前処理部の平面図である。
【図3】容器昇降手段の説明図である。
【図4】角形容器を対象とした容器洗浄装置の側面図で
ある。
【図5】図4におけるA−A線視の断面図である。
【図6】ロータリーベースの平面図である。
【図7】別の実施の形態による角形容器の洗浄装置を示
す側面図である。
【符号の説明】
3…角形容器、7…容器支持用テーブル、9…テーブル
昇降装置、21…水力モーター、22…モーター軸、2
3…モーターケース、24…軸ケース、25…ロータリ
ーベース、26…中空部、27…ノズル、28…容器洗
浄用のブラシ、29…方形歯車(固着部材)、30…小
歯車、31…装着軸、33…凹溝、34…ローラー、3
5…保持部材、42…ブラシボス、43…板状部材、5
1…固着部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天地を反転させた状態で角形容器の内面
    を洗浄するための角形容器の洗浄装置であって、水力モ
    ーターのモーター軸をモーターケースの上方に突出させ
    ると共に、このモーター軸を軸ケースの上方に突出させ
    て、その突出軸部にロータリーベースを設ける一方、洗
    浄対象の角形容器の口部を比例縮小させた形状の方形歯
    車を、ロータリーベースに相対峙させてモーター軸の軸
    ケースに固着し、この方形歯車に噛合する円形の小歯車
    の装着軸を、モーター軸の半径方向に移動可能な状態
    で、ロータリーベースに回転可能に係止保持させると共
    に、軸ケースに備えた上下一対の固着部材の相対峙する
    面部に、方形歯車の形状を比例縮小させた形状の凹溝を
    形成し、この凹溝に案内されるローラーの保持部材を小
    歯車の装着軸に相対回転可能に設けると共に、更に、弾
    性変形が可能なシリコンゴム系の板状部材をブラシボス
    に備えてなる容器洗浄用のブラシを、小歯車の装着軸に
    対して取り外し並びに取り付け位置調節可能に設け、か
    つ、水力モーターからの排水の導出路をモーター軸に形
    成して、この排水の導出路に排水を容器内面に向けて噴
    出させるノズルを設ける一方、天地を反転させた状態で
    角形容器を容器洗浄用のブラシに被せ得るように、角形
    容器の支持テーブルを昇降手段によって昇降可能に設け
    てなることを特徴とする角形容器の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 モーター軸の軸ケースの上下部に、二枚
    の方形歯車を互いに相対峙させて固着し、この二枚の方
    形歯車を固着部材として、これの相対峙する面部に凹溝
    を形成してなる請求項1に記載された角形容器の洗浄装
    置。
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