JP2003266035A - 塵埃吹除装置 - Google Patents

塵埃吹除装置

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JP2003266035A
JP2003266035A JP2002118560A JP2002118560A JP2003266035A JP 2003266035 A JP2003266035 A JP 2003266035A JP 2002118560 A JP2002118560 A JP 2002118560A JP 2002118560 A JP2002118560 A JP 2002118560A JP 2003266035 A JP2003266035 A JP 2003266035A
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air
cartridge
dust
blow
blower
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JP2002118560A
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Takashi Okada
孝 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗装の前処理などにおけるエアブローの塵埃除
去効率を大幅に向上させて、不良品やトラブルの発生を
少なくする簡便な装置を提供する。 【解決手段】使用時に内部を通過する空気が3マイクロ
シーベルト以上の放射線を被曝しかつ空気容量が100
cc以上であるようなカートリッジを、エアブロー機の
手前に連結する。またそのカートリッジは、粉粒状放射
性鉱物を担持した高空隙性エアフィルター状物を内部に
収めたものとする。更に、使用時におけるカートリッジ
内部の温度を50℃以上に昇温させる手段をもたせるも
のとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塗装の前工程な
どにおいて邪魔な塵埃を吹き飛ばす際に用いるエアブロ
ー機のような塵埃吹除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より塗装の前工程として、塗装面に
付着する塵埃を除去するために、エアブロー処理が一般
に行われている。これはコンブレッサーにより補助タン
ク内に送り込まれた空気をレギュレータでエア圧力調整
してから、エアブロー機先端のノズルより風を噴出させ
て送風面の塵埃を吹き飛ばすものであり、特に吹付装置
などにおいては甚だ広汎に行われているものである。
【0003】但しこのエアブロー処理を施しても塵埃が
完璧に除去できるわけではなく、その上より塗装して
も、依然として残留する塵埃のために10〜15%程度
の不良品を生じているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような現状におい
て、より効果的に塵埃を除くために、従来より噴出口に
工夫をしたりパワーアップさせるなどの努力がなされて
きたが、別の弊害を生じたりして解決に至らず、またト
ルマリンを作用させるなどの試みも実際には効果のない
ことが判ったため、実用化は断念されている。
【0005】本発明はかかる現状から、設備に過大な負
担をかけることなく、真に効果的で二次弊害のない塵埃
除去手段を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者はある種の天然放射性物質を用いて、放射
能をある条件のもとに被爆させた空気を吹き付けること
により、従来と同じパワーでありまた同じノズルであっ
ても、エアブローによる塵埃除去作用が格段に向上する
ことを見出し、本発明に至った。
【0007】すなわち、使用時に内部を通過する空気が
3マイクロシーベルト以上の放射線を被曝しかつ空気容
量が100cc以上であるカートリッジ1をエアブロー
機2の手前に連結して、在来通りノズル2Aより空気を
噴出させて塵埃を吹き飛ばすものである。
【0008】こうすることにより、被塗装面等に付着す
る塵埃の除去力が格段に向上し、その結果、不良品の発
生率が少なくとも30%程度減少することが判明した。
この不良品の補修には、通常約3倍のコストがかかり、
或いは不可能である場合もあることから、この効果は甚
大であり、また意外なことでもあった。
【0009】上記カートリッジ1を提供するための具体
的な手段は、例えばある種の放射性希土類元素等を含む
放射性鉱物を粉粒化してこれを高空隙性のエアフィルタ
ー状物に担持させ、このエアフィルター状物を該カート
リッジ1内に収納して、その中を空気が支障なく通過す
るようにさせることである。なお担持させるには、接着
剤で接着するか或いはエアフィルター材料中に練り込む
等の方法がある。
【0010】様々な試作、実験により、十分な効果を顕
すためには、かかるカートリッジ1内を空気が通過する
際に被爆する放射線量が3マイクロシーベルト以上でな
くてはならないことが判明したが、同時にカートリッジ
1内の空気容量も、100ccに満たないと、ノズル2
Aから噴出する空気流量を減らせない以上、必然的に空
気がカートリッジ1内に留まる時間が少なくなり、その
分、所定の放射線量を被爆させるためには、放射性鉱物
の放射能レベルを著しく高くする必要性を生じて安全上
好ましくないことが判った。
【0011】更に、該カートリッジ1内の温度を50℃
以上に保つことにより、ノズル2Aより噴出する空気の
塵埃除去能力が一層向上することも判明した。そのため
の具体的手段としては、例えば面状発熱体をカートリッ
ジ1の外側に巻くか、或いはそれを丸めて前記エアフィ
ルター状物と同様に収めることによって達成できる。実
用上、最も望ましい温度はおよそ70℃前後である。
【0012】
【作用】本発明によって、これまで他のいかなる方法に
よってもなし得なかったような塵埃除去作用を発揮でき
た理由は未だ憶測の域を出ないが、3マイクロシーベル
ト以上のα線、β線、γ線などの放射線を被爆した空気
は、先ずその電離作用によってイオン化する。その際、
プラスの電荷を有するα線は空気までの浸透力がないた
め、プラス電荷はエアフィルター状物に吸収されアース
されるのに対し、マイナス電荷のβ線は空気に衝突して
マイナスイオンを作り、その結果、マイナスイオンのみ
を高度に含む空気がのみを2Aより噴出し、これが対象
物にカチオン電荷とともに付着している塵埃のクーロン
力を中和させるか或いは反発力に転じさせることによっ
て、容易に吹き飛ばすことを可能ならしめたものと推察
される。ちなみにトルマリン等を用いる方法では、この
ような作用・効果を得ることはできなかった。
【0013】
【発明の実施の形態】通常の吹付塗装ラインを用いたコ
ンプレッサー、補助タンク、及びレギュレータを介し圧
力調整されたエアーを送り込むエアブロー機において、
その直前に連結するカートリッジ1は略円筒状でその内
容量は約1lとし、その中に収めるエアフィルター状物
には空隙率約92%の連続空隙性ポリウレタンフォーム
マットを用い、無数に交錯するその繊維状体表面に平均
粒径約100μの放射性鉱物粉末を無数に接着した。こ
のエアフィルターの放射線レベルは約950マイクロシ
ーベルト/時間であった。
【0014】上記カートリッジをエアブロー機の直前に
連結し、エアーを約30cc/秒で噴出させて被塗装面
のエアーを吹き飛ばしたところ、塵埃の除去効率が著し
く向上し、その結果、塗装の仕上がりが良くなり、不良
品が約30%は減少する状況となることが観察された。
【0015】なお、本例の場合におけるカートリッジを
通過した空気の放射線被爆量は、カートリッジ内の空気
容量が約900ccでそれが毎秒30ccずつ入れ替わ
ることから、約30秒間すなわち1/120時間被爆す
るため、約8マイクロシーベルトということになる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、塗装の前処
理その他において塵埃を吹き飛ばす際に、特にパワーア
ップを要することなく塵埃除去効率を著しく高めること
ができるから、塵埃に起因するトラブルや不良品の発生
などを大幅に減少させ得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明とその付帯装置等の位置付けを示す説明
【符号の説明】
1……カートリッジ 2……エアブロー機 2A……ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用時に内部を通過する空気が3マイクロ
    シーベルト以上の放射線を被曝しかつ空気容量が100
    cc以上であるカートリッジをエアブロー機の手前に連
    結したことを特徴とする塵埃吹除装置。
  2. 【請求項2】カートリッジが、粉粒状放射性鉱物を担持
    した高空隙性エアフィルター状物を内部に収めたカート
    リッジである請求項1記載の塵埃吹除装置。
  3. 【請求項3】使用時におけるカートリッジ内部の温度を
    50℃以上に昇温させる手段を有する請求項2記載の塵
    埃吹除装置。
JP2002118560A 2002-03-16 2002-03-16 塵埃吹除装置 Pending JP2003266035A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108787625A (zh) * 2018-07-18 2018-11-13 郴州市海利微电子科技有限公司 离子风表面处理机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108787625A (zh) * 2018-07-18 2018-11-13 郴州市海利微电子科技有限公司 离子风表面处理机
CN108787625B (zh) * 2018-07-18 2023-09-29 郴州市海利微电子科技有限公司 离子风表面处理机

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