JP2003262691A - 高速増殖炉用燃料集合体 - Google Patents

高速増殖炉用燃料集合体

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JP2003262691A JP2002062337A JP2002062337A JP2003262691A JP 2003262691 A JP2003262691 A JP 2003262691A JP 2002062337 A JP2002062337 A JP 2002062337A JP 2002062337 A JP2002062337 A JP 2002062337A JP 2003262691 A JP2003262691 A JP 2003262691A
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仮に万が一、燃料ペレットが溶融するような事
象が発生した場合であっても、燃料ペレットが溶融した
領域が連結することを阻止し、再臨界を阻止すること。 【解決手段】本発明の高速増殖炉用燃料集合体によれ
ば、天然ウランおよび劣化ウランのうちの少なくとも何
れかを含むブランケット燃料が装填された長尺状の複数
のブランケット燃料棒3と、少なくともプルトニウムを
含む核燃料物質が装填された長尺状の複数の炉心燃料棒
4とを三角格子状に束ねて配置することにより構成した
高速増殖炉用燃料集合体1において、ブランケット燃料
棒3を、最外周側から優先的に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速増殖炉の炉心
に装荷される高速増殖炉用燃料集合体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高速増殖炉の炉心に装荷される高
速増殖炉用燃料集合体20では、図7に示すように、燃
料ペレット22を封入した数百本の燃料棒23を三角格
子状に束ねて配置したものが、六角形状のステンレス鋼
の外筒であるラッパー管24で覆われている。
【0003】ステンレスは中性子を吸収する物質であ
る。したがって、中性子利用率を高め、炉心の性能を向
上させるために、図8に示すように、ラッパー管24を
削除した高速増殖炉用燃料集合体26の概念も考えられ
ている。
【0004】このようなラッパー管24を削除した高速
増殖炉用燃料集合体26では、三角格子状に束ねられた
燃料棒23が、グリッドスペーサ27で保持されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなラッパー管を削除した高速増殖炉用燃料集合体26
では、以下のような問題がある。
【0006】すなわち、図8に示すようなラッパー管を
削除した高速増殖炉用燃料集合体26が高速増殖炉の炉
心に装荷された場合には、隣接する高速増殖炉用燃料集
合体26との間の障壁が無くなる。
【0007】このため、仮に万が一、燃料ペレット22
が溶融するような事象が発生した場合、隣接する高速増
殖炉用燃料集合体26同士で、燃料ペレット22が溶融
した領域が連結し、広い溶融燃料領域を形成し、核燃料
物質が再臨界に至る可能性が懸念されている。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、仮に万が一、燃料ペレットが溶融するよう
な事象が発生した場合であっても、燃料ペレットが溶融
した領域が連結することを阻止し、もって、溶融した核
燃料物質による再臨界が生じない高速増殖炉用燃料集合
体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0010】すなわち、請求項1の発明の高速増殖炉用
燃料集合体では、天然ウランおよび劣化ウランのうちの
少なくとも何れかを含むブランケット燃料が装填された
長尺状の複数の第1の燃料棒と、少なくともプルトニウ
ムを含む核燃料物質が装填された長尺状の複数の第2の
燃料棒とを三角格子状に束ねて配置することにより構成
した高速増殖炉用燃料集合体において、第1の燃料棒
を、最外周側から優先的に配置する。
【0011】請求項2の発明の高速増殖炉用燃料集合体
では、天然ウランおよび劣化ウランのうちの少なくとも
何れかを含むブランケット燃料が装填された長尺状の複
数の第1の燃料棒と、少なくともプルトニウムを含む核
燃料物質が装填された長尺状の複数の第2の燃料棒とを
三角格子状に束ねて配置することにより構成した高速増
殖炉用燃料集合体において、最外周層には全て第1の燃
料棒を配置する。
【0012】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明の高速増殖炉用燃料集合体において、第1の
燃料棒の外径を、第2の燃料棒の外径と同径か、もしく
はそれよりも太径とする。
【0013】請求項4の発明では、請求項1乃至3のう
ちいずれか1項の発明の高速増殖炉用燃料集合体におい
て、第1の燃料棒には、片方の端部側に更に中性子吸収
材を装填し、各燃料棒の長尺方向がほぼ鉛直方向とな
り、かつ中性子吸収材が装填された端部側が下部側にな
るように炉心に装荷する。
【0014】請求項5の発明では、請求項1乃至4のう
ちいずれか1項の発明の高速増殖炉用燃料集合体におい
て、複数の第2の燃料棒のそれぞれは、核燃料物質が装
填された燃料領域の両側に、ブランケット燃料が装填さ
れたブランケット領域を、両ブランケット領域の端部側
に、核燃料物質の核***により発生するFPガスを蓄積
するプレナム領域を備えた第3の燃料棒と、第3の燃料
棒のブランケット領域をプレナム領域とし、片方の端部
側に更に中性子吸収材を装填した第4の燃料棒とのうち
のいずれか一方に属し、各燃料棒の長尺方向がほぼ鉛直
方向となり、かつ第4の燃料棒の中性子吸収材が装填さ
れた端部側が下部側になるように炉心に装荷する。
【0015】請求項6の発明では、請求項5の発明の高
速増殖炉用燃料集合体において、第3の燃料棒のプレナ
ム領域と、第4の燃料棒のプレナム領域との体積をほぼ
同じとする。
【0016】請求項7の発明では、請求項5乃至7のう
ちいずれか1項の発明の高速増殖炉用燃料集合体におい
て、第4の燃料棒の燃料領域に装填された核燃料物質が
溶融した場合には、この溶融した核燃料物質が燃料領域
から下部側へと落下するようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施の形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0018】なお、以下の各実施の形態の説明に用いる
図中の符号は、図7および図8と同一部分については同
一符号を付して示すことにする。
【0019】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1から図4を用いて説明する。
【0020】図1は、第1の実施の形態に係る高速増殖
炉用燃料集合体の燃料棒配置例を示す1/2斜視断面図
である。
【0021】また、図2は、第1の実施の形態に係る高
速増殖炉用燃料集合体の各燃料棒の長尺方向における構
成例を示す概念図である。
【0022】すなわち、本実施の形態に係る高速増殖炉
用燃料集合体1は、図8に示すように、三角格子状に束
ねられた燃料棒23が、グリッドスペーサ27で保持さ
れた、断面正六角形状構成としている。
【0023】そして、図1に示すように、正六角形状の
断面の各頂点位置に相当する場所には燃料棒23の代わ
りに、グリッドスペーサ27に溶接等によって固定され
たタイロッド2を配置している。
【0024】燃料棒23は、ブランケット燃料棒3と、
タイプ1炉心燃料棒4(#1)と、タイプ2炉心燃料棒
4(#2)との3種類の燃料棒からなる。これら燃料棒
はいずれも、図2に示すように、その上端部を上部端栓
TSで、またその下端部を下部端栓BSでそれぞれ栓し
ている。また、各燃料棒の外径は、タイプ1炉心燃料棒
4(#1)とタイプ2炉心燃料棒4(#2)については
同径であるが、ブランケット燃料棒3については、タイ
プ1炉心燃料棒4(#1)およびタイプ2炉心燃料棒4
(#2)と同径か、もしくはそれよりも太径としてい
る。
【0025】ブランケット燃料棒3とは、天然ウランか
らなるブランケット燃料を装填した燃料棒であって、図
2(a)にその一例を示すような軸方向の構成をしてい
る。
【0026】すなわち、ブランケット燃料棒3は、その
軸方向の中央部に、ブランケット燃料からなる燃料ペレ
ット22が装填された領域であるブランケット燃料領域
Nを備えている。このブランケット燃料領域Nの下端部
は、かしめDまたは中央に貫通孔を有する中間端栓によ
って位置決めするとともに、このかしめDまたは中央に
貫通孔を有する中間端栓によって燃料ペレット22が落
下しないようにしている一方、万が一、燃料ペレット2
2が溶融した場合には、燃料ペレット22がブランケッ
ト燃料領域Nから下部プレナム領域LPおよび中性子吸
収材領域A側へと落下しやすくなるようにしている。
【0027】ブランケット燃料領域Nの上下側にはそれ
ぞれ、ブランケット燃料の核***によって発生するXe
やKrなどのFPガスを吸収し、ブランケット燃料棒3
の内圧上昇を緩和するプレナム領域である上部プレナム
領域UPと、下部プレナム領域LPとを備えている。
【0028】上部プレナム領域UPには、ブランケット
燃料領域Nに装填された燃料ペレット22を上部側から
下部側へと押さえつけるプレナムスプリングSPを配置
している。更に、下部プレナム領域LPの下部には、炭
化硼素(B4C)など中性子を良く吸収する物質である
中性子吸収材が装填された領域である中性子吸収材領域
Aを配置している。なお、ブランケット燃料領域Nに装
荷するブランケット燃料には、天然ウランのみならず、
劣化ウランからなる燃料ペレット22を装填しても良
い。
【0029】タイプ1炉心燃料棒4(#1)とは、少な
くともプルトニウムを含む核燃料物質を装填した燃料棒
であって、図2(b)にその一例を示すような軸方向の
構成をしている。
【0030】すなわち、タイプ1炉心燃料棒4(#1)
は、その軸方向の中央部に、少なくともプルトニウムを
含む核燃料物質からなる燃料ペレット22が装填された
領域である炉心燃料領域Fを備えている。この核燃料物
質には、例えば核***性のウランおよびプルトニウムが
約20重量%程度含まれた混合酸化物を用いる。この炉
心燃料領域Fの下端部もまた、かしめDまたは中央に貫
通孔を有する中間端栓によって位置決めするとともに、
このかしめDまたは中央に貫通孔を有する中間端栓によ
って燃料ペレット22が落下しないようにしている。
【0031】炉心燃料領域Fの上下側には、それぞれ前
述したようなブランケット燃料領域Nを配置している。
このように炉心燃料領域Fの上部側に配置されたブラン
ケット燃料領域Nの上端部高さは、図2(a)に示すよ
うにブランケット燃料棒3のブランケット燃料領域Nの
上端部高さと等しくしている。また、炉心燃料領域Fの
下部側に配置されたブランケット燃料領域Nの下端部高
さは、図2(a)に示すようにブランケット燃料棒3の
ブランケット燃料領域Nの下端部高さと等しくしてい
る。
【0032】更に、両ブランケット燃料領域Nの上部側
および下部側には、炉心燃料領域Fに装填された核燃
料、および両ブランケット燃料領域Nに装填されたブラ
ンケット燃料の核***によって発生するXeやKrなど
のFPガスを吸収し、タイプ1炉心燃料棒4(#1)の
内圧上昇を緩和するプレナム領域である上部プレナム領
域UPおよび下部プレナム領域LPを備えている。
【0033】またブランケット燃料棒3の場合と同様
に、上部プレナム領域UPには、燃料ペレット22を上
部側から下部側へと押さえつけるプレナムスプリングS
Pを配置している。
【0034】タイプ1炉心燃料棒4(#1)には、ブラ
ンケット燃料棒3よりも、多くの核***性物質が含まれ
ており、多くのFPガスが発生することから、その下部
プレナム領域LPの体積を、ブランケット燃料棒3の下
部プレナム領域LPの体積よりも大きくしている。
【0035】タイプ2炉心燃料棒4(#2)は、図2
(c)にその軸方向の構成例を示すように、タイプ1炉
心燃料棒4(#1)から両ブランケット燃料領域Nを省
略した構成としている。そして、炉心燃料領域Fの下端
部をかしめDまたは中央に貫通孔を有する中間端栓によ
って位置決めするとともに、このかしめDまたは中央に
貫通孔を有する中間端栓によって燃料ペレット22が落
下しないようにしている。
【0036】そして、万が一、燃料ペレット22が溶融
した場合には、燃料ペレット22が炉心燃料領域Fから
下部プレナム領域LP側へと落下しやすくなるようにし
ている。
【0037】本実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体1では、少なくとも最外周層には全てブランケット燃
料棒3を配置する。更に、最外周層の燃料棒配置位置の
数よりもブランケット燃料棒3の本数が多く、最外周層
に配置されきれなかったブランケット燃料棒3について
は、最外周側から優先的に配置するようにする。図1に
示す図は、最外周側2層に、ブランケット燃料棒3を配
置した例である。
【0038】ブランケット燃料棒3を配置しない場所に
は、タイプ1炉心燃料棒4(#1)およびタイプ2炉心
燃料棒4(#2)のうちの何れかのタイプの炉心燃料棒
4を配置するが、集合体の中心側にタイプ2炉心燃料棒
4(#2)を配置する。
【0039】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係る高速増殖炉用燃料集合体の作用について説明す
る。
【0040】図3は、上述したような本実施の形態に係
る高速増殖炉用燃料集合体を装荷して構成される炉心の
一例を示す断面図である。
【0041】すなわち、炉心6は、断面が正六角形状を
している複数の高速増殖炉用燃料集合体1を、稠密に二
次元的に装荷して構成される。
【0042】本実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体1は、少なくとも最外周層は全てブランケット燃料棒
3が配置されているので、このような高速増殖炉用燃料
集合体1が稠密に装荷されてなる炉心6では、図3に示
すように、隣接する高速増殖炉用燃料集合体1同士でブ
ランケット燃料棒3が配置された領域が結合された広い
ブランケット燃料領域7が形成される。
【0043】このようにブランケット燃料領域7が形成
されたことによって、各高速増殖炉用燃料集合体1にお
いてタイプ1炉心燃料棒4(#1)およびタイプ2炉心
燃料棒4(#2)が配置された領域である炉心燃料領域
8は、結合することはない。すなわち、隣接する高速増
殖炉用燃料集合体1同士であっても、おのおのの炉心燃
料領域8は、空間的に隔離されて配置される。
【0044】このように構成された炉心6において、仮
に万が一、燃料ペレット22が溶融するような事象が発
生した場合について説明する。
【0045】炉心6において生じている核***は、その
ほとんどが核***性物質が多く含まれているタイプ1炉
心燃料棒4(#1)およびタイプ2炉心燃料棒4(#
2)の炉心燃料領域8において生じている。一方、核分
裂性物質がほとんど含まれていないブランケット燃料棒
3からなるブランケット燃料領域7では核***の発生が
少ない。
【0046】したがって、タイプ1炉心燃料棒4(#
1)およびタイプ2炉心燃料棒4(#2)の温度は、ブ
ランケット燃料棒3の温度よりも高くなる。すなわち、
燃料ペレット22が溶融する事象が発生した場合には、
先ずタイプ1炉心燃料棒4(#1)およびタイプ2炉心
燃料棒4(#2)の炉心燃料領域Fに装填されている燃
料ペレット22の溶融が生じる。
【0047】炉心燃料領域Fに装填されている燃料ペレ
ット22が溶融すると、タイプ2炉心燃料棒4(#2)
の場合には、図4に示すように、溶融した燃料ペレット
22が下部プレナム領域LP側へ落下する。一方、タイ
プ1炉心燃料棒4(#1)の場合には、炉心燃料領域F
の下部にブランケット燃料領域Nが設けられている。ブ
ランケット燃料領域Nでは核***が少なく、温度も低い
ので溶融する可能性は低い。したがって、タイプ1炉心
燃料棒4(#1)の場合、炉心燃料領域Fに装荷された
燃料ペレット22が溶融した場合、この溶融した燃料ペ
レット22は、そのまま炉心燃料領域Fあるいは下部ブ
ランケット燃料領域Nの領域内に保持される可能性が高
い。
【0048】このように、燃料ペレット22の溶融が生
じた場合には、タイプ1炉心燃料棒4(#1)の場合、
溶融した燃料ペレット22が炉心燃料領域Fあるいは下
部ブランケット燃料領域Nの領域内に保持される一方、
タイプ2炉心燃料棒4(#2)の場合、溶融した燃料ペ
レット22が下部プレナム領域LP側に落下する。これ
によって、炉心6内で、核***性物質が軸方向に分散さ
れ、炉心6の実効増倍率の低下が図られる。
【0049】更に、タイプ2炉心燃料棒4(#2)にお
いて、溶融した燃料ペレット22が下部プレナム領域L
P側に落下すると、ブランケット燃料棒3の下部側に設
けられた中性子吸収材領域Aに装填された中性子吸収材
によって、下部プレナム領域LPに落下した燃料ペレッ
ト22から放出される中性子が効率よく吸収されるよう
になるために、炉心6の実効増倍率の更なる低下が図ら
れる。
【0050】一方、炉心6の径方向に関しては、各高速
増殖炉用燃料集合体1においてタイプ1炉心燃料棒4
(#1)およびタイプ2炉心燃料棒4(#2)が配置さ
れた領域である炉心燃料領域8は、図3に示すように、
ブランケット燃料領域7によって空間的に隔離されてい
る。ブランケット燃料領域7に装填されているブランケ
ット燃料では、核***が少なく、温度が低いために燃料
ペレット22が溶融する可能性は低い。
【0051】したがって、仮に万が一、炉心燃料領域8
の核***性物質が多く含まれた燃料ペレット22が溶融
した場合であっても、ブランケット燃料領域7がバウン
ダリとなることによって、隣接する高速増殖炉用燃料集
合体1の炉心燃料領域8と結合することはない。すなわ
ち、隣接する高速増殖炉用燃料集合体1同士で、燃料ペ
レット22が溶融した領域が連結し、広い溶融燃料領域
を形成するようなことはない。この効果は、ブランケッ
ト燃料棒3の外径を、タイプ1炉心燃料棒4(#1)お
よびタイプ2炉心燃料棒4(#2)の外径よりも太径と
することによって更に高められる。
【0052】上述したように、本実施の形態に係る高速
増殖炉用燃料集合体においては、上記のような作用によ
り、仮に万が一、燃料ペレット22が溶融するような事
象が発生した場合であっても、先ずタイプ2炉心燃料棒
4(#2)の炉心燃料領域Fにおける溶融ペレットが下
部プレナム領域LP側に落下することにより、核***性
物質が軸方向で分散され、炉心6の実効増倍率を低下さ
せることができる。
【0053】更に、下部プレナム領域LPに落下した燃
料ペレット22から放出される中性子が効率よく中性子
吸収材領域Aに装填された中性子吸収材によって吸収さ
れることによって、炉心6の実効増倍率を更に低下させ
ることができる。
【0054】また、本実施の形態に係る高速増殖炉用燃
料集合体1では、少なくとも最外周にはブランケット燃
料棒3が配置されているので、このような高速増殖炉用
燃料集合体1が稠密装荷されてなる炉心6では、隣接す
る高速増殖炉用燃料集合体1同士でブランケット燃料棒
3が配置された領域が結合された広いブランケット燃料
領域7を形成することができる。このブランケット燃料
領域7がバウンダリとなることによって、炉心燃料領域
8を高速増殖炉用燃料集合体1毎に隔離することができ
るので、仮に万が一、炉心燃料領域8の燃料ペレット2
2が溶融した場合であっても、隣接する炉心燃料領域8
で溶融した燃料ペレット22と物理的に結合するような
ことはない。
【0055】したがって、本実施の形態に係る高速増殖
炉用燃料集合体1は、仮に万が一、燃料ペレット22が
溶融するような事象が発生した場合であっても、燃料ペ
レット22が溶融した領域が連結することを阻止し、溶
融した核燃料物質による再臨界を阻止することが可能と
なる。
【0056】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図5および図6を用いて説明する。
【0057】図5は、第2の実施の形態に係る高速増殖
炉用燃料集合体の各燃料棒の長尺方向における構成例を
示す概念図であり、図2と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ
述べる。
【0058】すなわち、本実施の形態に係る高速増殖炉
用燃料集合体は、図5に示すように、タイプ2炉心燃料
棒4(#2)の下部プレナム領域LPの下部側の一部
を、中性子吸収材領域Aとした点のみが第1の実施の形
態と異なる。この中性子吸収材領域Aの長さは、タイプ
1炉心燃料棒4(#1)の炉心燃料領域Fの上下側にそ
れぞれ備えられているブランケット燃料領域Nの長さ未
満とする。
【0059】そもそも図2に示すような第1の実施の形
態の場合、タイプ2炉心燃料棒4(#2)はブランケッ
ト燃料領域Nを備えていない分、タイプ1炉心燃料棒4
(#1)よりもプレナム体積には余裕がある。この余裕
分を、中性子吸収材領域Aに振り分けたのが本実施の形
態に係る高速増殖炉用燃料集合体のタイプ2炉心燃料棒
4(#2)である。
【0060】すなわち、タイプ1炉心燃料棒4(#1)
の炉心燃料領域Fの上下側にそれぞれ備えられている両
ブランケット燃料領域Nの長さの合計を、中性子吸収材
領域Aの長さとした場合には、タイプ1炉心燃料棒4
(#1)とタイプ2炉心燃料棒4(#2)とのプレナム
体積は等しくなる。したがって、中性子吸収材領域Aの
長さは、FPガスによる内圧上昇分を吸収する能力を、
タイプ1炉心燃料棒4(#1)よりも低下させないとの
観点から、タイプ1炉心燃料棒4(#1)の炉心燃料領
域Fの上下側にそれぞれ備えられているブランケット燃
料領域Nの合計長さ以下とする。
【0061】以上のように構成した本実施の形態に係る
高速増殖炉用燃料集合体では、タイプ2炉心燃料棒4
(#2)の下部に中性子吸収材領域Aが設けられている
ために、仮に万が一、燃料ペレット22が溶融する事象
が発生すると、図6に示すように、溶融した燃料ペレッ
ト22が中性子吸収材領域A側へと落下する。
【0062】これによって、炉心6内で、核***性物質
が軸方向に分散されることに加えて、落下した燃料ペレ
ット22から放出される中性子が、ブランケット燃料棒
3の中性子吸収材領域Aに装填された中性子吸収材のみ
ならず、タイプ2炉心燃料棒4(#2)の中性子吸収材
領域Aに装填された中性子吸収材によっても吸収される
という新たな効果が奏される。
【0063】したがって、本実施の形態に係る高速増殖
炉用燃料集合体が装荷されてなる炉心は、上記のような
作用により、第1の実施の形態に係る高速増殖炉用燃料
集合体が装荷されてなる炉心よりも、燃料ペレット22
の溶融時における実効増倍率の更なる低下を図ることが
できるために、より未臨界度を高め、安全性を高めるこ
とが可能となる。
【0064】以上、本発明の好適な実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技
術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮に万が一、燃料ペレットが溶融するような事象が発生
した場合であっても、燃料ペレットが溶融した領域が連
結することを阻止することができる。
【0066】以上により、仮に万が一、燃料ペレットが
溶融するような事象が発生した場合であっても、溶融し
た核燃料物質による再臨界が生じない高速増殖炉用燃料
集合体を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体の燃料棒配置例を示す1/2斜視断面図
【図2】第1の実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体の各燃料棒の長尺方向における構成例を示す概念図
【図3】第1の実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体を装荷して構成される炉心の一例を示す断面図
【図4】第1の実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体の各燃料棒の長尺方向における構成例を示す概念図
(溶融ペレット落下時)
【図5】第2の実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体の各燃料棒の長尺方向における構成例を示す概念図
【図6】第2の実施の形態に係る高速増殖炉用燃料集合
体の各燃料棒の長尺方向における構成例を示す概念図
(溶融ペレット落下時)
【図7】六角形状のラッパー管で覆われた高速増殖炉用
燃料集合体の斜視図
【図8】ラッパー管を削除した高速増殖炉用燃料集合体
の斜視図
【符号の説明】
A…中性子吸収材領域 D…かしめ F…炉心燃料領域 N…ブランケット燃料領域 TS…上部端栓 BS…下部端栓 UP…上部プレナム領域 LP…下部プレナム領域 SP…プレナムスプリング 1,20,26…高速増殖炉用燃料集合体 3…ブランケット燃料棒 4…炉心燃料棒 4(#1)…タイプ1炉心燃料棒 4(#2)…タイプ2炉心燃料棒 6…炉心 7…ブランケット燃料領域 8…炉心燃料領域 22…燃料ペレット 23…燃料棒 24…ラッパー管 27…グリッドスペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 良幸 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ウランおよび劣化ウランのうちの少
    なくとも何れかを含むブランケット燃料が装填された長
    尺状の複数の第1の燃料棒と、少なくともプルトニウム
    を含む核燃料物質が装填された長尺状の複数の第2の燃
    料棒とを三角格子状に束ねて配置することにより構成し
    た高速増殖炉用燃料集合体において、前記第1の燃料棒
    を、最外周側から優先的に配置した高速増殖炉用燃料集
    合体。
  2. 【請求項2】 天然ウランおよび劣化ウランのうちの少
    なくとも何れかを含むブランケット燃料が装填された長
    尺状の複数の第1の燃料棒と、少なくともプルトニウム
    を含む核燃料物質が装填された長尺状の複数の第2の燃
    料棒とを三角格子状に束ねて配置することにより構成し
    た高速増殖炉用燃料集合体において、 最外周層には全て前記第1の燃料棒を配置した高速増殖
    炉用燃料集合体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の高速増
    殖炉用燃料集合体において、 前記第1の燃料棒の外径を、前記第2の燃料棒の外径と
    同径か、もしくはそれよりも太径とした高速増殖炉用燃
    料集合体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記
    載の高速増殖炉用燃料集合体において、 前記第1の燃料棒には、片方の端部側に更に中性子吸収
    材を装填し、前記各燃料棒の長尺方向がほぼ鉛直方向と
    なり、かつ前記中性子吸収材が装填された端部側が下部
    側になるように炉心に装荷するようにした高速増殖炉用
    燃料集合体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうちいずれか1項に記
    載の高速増殖炉用燃料集合体において、 前記複数の第2の燃料棒のそれぞれは、 前記核燃料物質が装填された燃料領域の両側に、前記ブ
    ランケット燃料が装填されたブランケット領域を、前記
    両ブランケット領域の端部側に、前記核燃料物質の核分
    裂により発生するFPガスを蓄積するプレナム領域を備
    えた第3の燃料棒と、 前記第3の燃料棒のブランケット領域をプレナム領域と
    し、片方の端部側に更に中性子吸収材を装填した第4の
    燃料棒とのうちのいずれか一方に属し、 前記各燃料棒の長尺方向がほぼ鉛直方向となり、かつ前
    記第4の燃料棒の前記中性子吸収材が装填された端部側
    が下部側になるように炉心に装荷するようにした高速増
    殖炉用燃料集合体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の高速増殖炉用燃料集合
    体において、 前記第3の燃料棒のプレナム領域と、前記第4の燃料棒
    のプレナム領域との体積をほぼ同じとした高速増殖炉用
    燃料集合体。
  7. 【請求項7】 請求項5乃至7のうちいずれか1項に記
    載の高速増殖炉用燃料集合体において、 前記第4の燃料棒の燃料領域に装填された核燃料物質が
    溶融した場合には、この溶融した核燃料物質が前記燃料
    領域から前記下部側へと落下するようにした高速増殖炉
    用燃料集合体。
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JP2016125837A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 高速炉の制御棒案内管

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