JP2003262542A - 計 器 - Google Patents
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Abstract
者の違和感を緩和させる。 【解決手段】 グラフィックスディスプレイ41上で指
針41bを回動表示させる計器であって、指針41bの
回動速度が所定値を超えている間は、指針41bのうち
回動側と反対の側に指針41bの影41cを表示する。
これにより、従来の計器において残像として見えてしま
う指針41zは、本発明の影41cにより隠れることと
なるので、残像として一度に多くの指針41b、41z
が見えないようにでき、視認者に与える違和感を緩和で
きる。
Description
ィスプレイ上で指針を回動表示させる計器に関するもの
である。
来、グラフィックスディスプレイに指針が回動するよう
な動画像を表示させる計器において、指針の回動速度が
速い場合には、人間の目には残像として一度に多くの指
針が見えてしまい、視認者に違和感を与えてしまう。
針が見えないようにして視認者の違和感を緩和させるこ
とを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、グラフィックスディス
プレイ(41)上で指針(41b)を回動表示させる計
器であって、指針(41b)の回動速度が所定値を超え
ている間は、所定値を超える直前の回動位置で回動を停
止させて指針(41b)を表示することを特徴とする。
能を鑑みて上記所定値を設定すれば、残像として一度に
多くの指針が見えないようにでき、視認者に与える違和
感を緩和できる。
スディスプレイ(41)上で指針(41b)を回動表示
させる計器であって、指針の回動速度が所定値を超えて
いる間は、指針(41b)のうち回動側と反対の側に指
針(41b)の影(41c)を表示することを特徴とす
る。
て見えてしまう指針は、請求項2に記載の影(41c)
により隠れることとなるので、残像として一度に多くの
指針が見えないようにでき、視認者に与える違和感を緩
和できる。
ば、確かに指針(41b)の残像は見えないようにでき
るが、指針(41b)の回動を一旦停止させるため、指
針(41b)が飛んだように見えてしまう。これに対
し、上記請求項2に記載の発明によれば、指針(41
b)の回動を停止させることなく指針(41b)の残像
が見えないようにできるので、指針(41b)をリニア
なアナログイメージとして視認させることができる。
b)の回動速度が速いほど、残像として見える範囲が広
くなる。これに対し、請求項3に記載の発明では、指針
(41b)の回動速度が速いほど影(41c)を大きく
表示することを特徴とするので、影(41c)の大きさ
を必要最小限にでき、好適である。
時間当たりの変化が大きく、指針(41b)の回動速度
が速いため、従来の計器においてエンジン回転数を表示
させる場合には、残像として一度に多くの指針が見えて
しまう問題が特に顕著であった。よって、請求項4に記
載の発明のように、車両に搭載され、指針(41b)に
より当該車両のエンジン回転数を表示する計器に請求項
1ないし3のいずれか1つに記載の計器を採用して好適
である。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
基づいて説明する。
の計器を乗用車用計器に適用した一例を示しており、こ
の計器は、当該乗用車のエンジンの回転数を指示表示す
るタコメータとして機能するものである。
この計器は、例えばエンコーダ等からなる回転数検出装
置10と、CPU等からなる信号処理回路20と、グラ
フィックスIC等からなる画像描画回路30と、例えば
液晶パネル等のグラフィックディスプレイを備えるグラ
フィックスディスプレイ装置40とから構成されてい
る。
ジンの回転数を検出しこの回転数に比例する周波数にて
回転パルス信号Pを発生し、この回転パルス信号Pを信
号処理回路20に出力する。
ッションスイッチIGを介しバッテリBから給電されて
作動し、後に詳述する図3および図4のフローチャート
に従いコンピュータプログラムを実行する。また、上記
コンピュータプログラムは信号処理回路20のROMに
予め記憶されている。
行中において、回転数検出装置10の回転パルス信号P
をカウントして回転数Nの算出を行う。そして、回転数
Nに応じた指示表示となる画像データRを演算し、当該
画像データRを画像描画回路30に出力する。なお、本
発明の実施にあたり、画像データRを、ベクトル画像と
して表現されたデータとしてもよいし、ビットマップ画
像として表現されたデータとしてもよいことは勿論であ
る。
信号Sに変換し、当該映像信号Sをグラフィックスディ
スプレイ装置40に出力する。なお、本発明の実施にあ
たり、映像信号Sを、アナログビデオ信号Sとしてもよ
いし、デジタルビデオ信号としてもよいことは勿論であ
る。
図2に例示されるように、入力された映像信号Sに基づ
いて、目盛り盤41a、指針41b、および後述する指
針41bの影41cを液晶パネル41に表示する。
部41dの外周に沿い目盛り部41eを上記エンジンの
各回転数に対応する各目盛りでもって円弧状に目盛って
構成されている。また、指針41bは、次に示す如く視
認されるように表示される。すなわち、目盛り部41e
の円弧方向に沿い上記回転数0×10(r/min)を
表す目盛り(以下、最小値目盛りという)から800×
10(r/min)を表す目盛り(以下、最大値目盛り
という)にかけて回動し、各目盛り部41eを指示す
る。
車室内に設けたインストルメントパネルに配設されてい
る。また、本発明の実施にあたり、液晶パネル41に替
えて、ELパネル或いは所謂CRT等を採用してもよ
い。
て、イグニッションスイッチIGをオンすれば、信号処
理回路20は、図3および図4のフローチャートに従い
コンピュータプログラムの実行を開始する。
初期化の処理がなされる。この初期化の処理では、後述
の先行回転数Npを0とし、後述の後続回転数Nfを0
とし、後述の変化量ΔNを0としている。
ンジンがイグニッションスイッチIGのオンに伴い始動
すると、回転数検出装置10は前述したように回転パル
ス信号Pを出力する。そして、コンピュータプログラム
が後述のようにステップS100からステップS20に
進むと、このステップS20において、回転数検出装置
10から順次生ずる回転パルス信号Pをカウントするこ
とにより、上記エンジンの回転数Nが算出される。
転数Nが後続回転数Nfと更新される。但し、この更新
は、後述のようにステップS80での更新処理後のステ
ップS90でのYESとの判定の後になされる。
0において、先行回転数Np(ステップS80参照)が
後続回転数Nfから減算されて回転数Nの変化量ΔNと
して算出される。
の大きさを算出するルーチンの処理がなされる。このス
テップS50では、指針41bの回動速度が所定値を超
えているか否かを判定し、超えている場合には、指針4
1bのうち回動側と反対の側に、図2に例示される指針
41bの影41cを表示するように設定する。さらに、
影41cを表示する場合において、指針41bの回動速
度が速いほど影41cを大きく表示するように設定す
る。
ーチャートに示すように、ステップS40にて算出され
た変化量ΔNが、ΔN>300r.p.m.のとき、ス
テップS51においてYESと判定され、ステップS5
2において、図2の一点鎖線で仕切られた影領域Saの
数を「3」と設定する処理がなされる。なお、図2の斜
線部分に示す影41cの大きさは、影領域Saの数によ
って特定される。因みに、図2では、影領域Saの数が
「3」と設定された場合の影41cの大きさを示してい
る。
下で200r.p.m.よりも大きいときには、ステッ
プS51におけるNOとの判定後、ステップS53にお
いてYESと判定される。これに伴い、ステップS54
において、影領域Saの数を「2」と設定する処理がな
される。
下で100r.p.m.よりも大きいときには、各ステ
ップS51、S53におけるNOとの判定後、ステップ
S55においてYESと判定される。これに伴い、ステ
ップS56において、影領域Saの数を「1」と設定す
る処理がなされる。また、変化量ΔNが100r.p.
m.以下のときには、ステップS55におけるNOとの
判定のもと、ステップS57において、影領域Saの数
を「0」と設定する処理がなされる。すなわち、影41
cは表示されないこととなる。
信号処理回路20は、ステップS70において、回転数
Nfに応じた指針41bの回動位置を演算し、この演算
結果に基づいて画像描画回路30に指針41bを描画さ
せる。また、ステップS71において、影領域Saの数
に応じた大きさの影41cを画像描画回路30に描画さ
せる。
なされると、画像描画回路30から出力される映像信号
Sは、上記描画された指針41bおよび影41cを有す
る信号となり、当該映像信号Sによりグラフィックスデ
ィスプレイ装置40に図2に例示する画像が表示される
こととなる。
が終了すると、ステップS80において、後続回転数N
fが先行回転数Npとして更新される。この更新後、ス
テップS20の処理後20msが経過すると、ステップ
S90における判定がYESとなる。ここで、ステップ
S90での判定基準である20msが、上述した変化量
ΔNの算出に必要な後続回転数Nfと先行回転数Npと
の間の時間間隔を特定する。
化量ΔNが、特許請求の範囲に記載の所定値に相当し、
本実施形態では所定値を、100r.p.m./20m
sとしている。
定に伴い、回転数検出装置10から回転パルス信号Pが
信号処理回路20に入力されると、ステップS100に
おける判定がYESとなり、コンピュータプログラムは
ステップS20での回転数Nの算出処理に再び進む。
41aの表示は、回転パルス信号Pの入力の有無に拘わ
らず、イグニッションスイッチIGのオンに伴い常時表
示させるように作動する。そして、回転パルス信号Pが
信号処理回路20に入力され続ける限りステップS20
からS100までが繰り返し処理される。以上により、
回転数Nfが変化すると、指針41bが目盛り盤41a
上を回動する動画像としてグラフィックディスプレイ装
置40に表示される。
m.より大きいにもかかわらず、ステップS50に反し
て影41cを表示しないように設定してしまうと、図2
の二点鎖線41zに示すように、人間の目には残像とし
て一度に多くの指針41b、41zが見えてしまい、視
認者に違和感を与えてしまう。
ように、変化量ΔNが100r.p.m.より大きい場
合には指針41bのうち回動側と反対の側に影41cを
表示するので、残像としての指針41zは影41cによ
り隠れることとなる。よって、残像として一度に多くの
指針41b、41zが見えないようにでき、視認者に与
える違和感を緩和できる。しかも、指針41bが飛んだ
ように見えてしまうことなく、リニアなアナログイメー
ジとして視認させることができる。
が大きいほど影41cの大きさを大きく表示するので、
影41cの大きさを必要最小限にできるとともに、影4
1cを、指針41bの回動速度に応じて変化するレーダ
イメージとして視認させることができる。
記第1実施形態のハード構成と同様のハード構成であ
り、本実施形態の信号処理回路20は、図5のフローチ
ャートに従いコンピュータプログラムを実行する。この
プログラムは、指針41bの回動速度が所定値を超えて
いるか否かを判定し、超えている場合には、所定値を超
える直前の回動位置で回動を停止させて指針41bを表
示するように計器を作動させるものである。
記第1実施形態のステップS50に替えてステップS6
1〜S64を備えている。そして、ステップS10〜S
40、S70〜S100では第1実施形態と同様の処理
を行い、ステップS40の処理がなされた後、ステップ
S40にて算出された変化量ΔNが、ΔN>50r.
p.m.のとき、ステップS61においてNOと判定さ
れ、ステップS62においてタイマをカウントする。次
いで、ステップS63においてタイマのカウントが終了
したか否かを判定する。
れば、ステップS70にて指針描画の処理を行うことな
くステップS80に進み、タイマのカウントが終了して
いれば、ステップS64にてタイマをリセットした後、
ステップS70にて指針描画の処理を行う。なお、ステ
ップS61にてΔN≦50r.p.m.のときには、ス
テップS64にてタイマをリセットした後、ステップS
70にて指針描画の処理を行う。
が所定値としての50r.p.m.を超えている場合に
は、その超えた時点からカウントアップするまでの間
は、指針41bは所定値を超える直前の回転数を指示し
続けることとなる。
p.m.の回転数を指針41bが指示している状態か
ら、急激に回転数が8000r.p.m.まで上昇した
場合には、タイマによる所定時間の間は図6(a)に示
す表示を続け、所定時間経過後にはじめて図6(b)に
示すように8000r.p.m.を指示するように表示
させる。
S61の判定基準値となる回転数と、ステップS90の
判定基準となる時間とは、人間の目の空間と時間の分解
能を鑑みて、残像として一度に多くの指針41bが見え
ないような値に設定されている。因みに、本実施形態の
タイマ設定時間は200msに設定されている。
として一度に多くの指針41bが見えないようにでき、
視認者に与える違和感を緩和できる。
乗用車用計器に限ることなく、一般に乗用車その他の車
両用計器に本発明を適用してもよい。また、当該計器
は、タコメータとしての計器に限ることなく、スピード
メータその他のメータとしての計器であってもよい。
ある。
れる画像を示す図である。
トである。
ーチャートである。
動を示すフローチャートである。
置に表示される画像を示す図である。
…41c。
Claims (4)
- 【請求項1】 グラフィックスディスプレイ(41)上
で指針(41b)を回動表示させる計器であって、 前記指針(41b)の回動速度が所定値を超えている間
は、前記所定値を超える直前の回動位置で回動を停止さ
せて前記指針(41b)を表示することを特徴とする計
器。 - 【請求項2】 グラフィックスディスプレイ(41)上
で指針(41b)を回動表示させる計器であって、 前記指針(41b)の回動速度が所定値を超えている間
は、前記指針(41b)のうち回動側と反対の側に前記
指針(41b)の影(41c)を表示することを特徴と
する計器。 - 【請求項3】 前記指針(41b)の回動速度が速いほ
ど前記影(41c)を大きく表示することを特徴とする
請求項2に記載の計器。 - 【請求項4】 車両に搭載され、前記指針(41b)に
より当該車両のエンジン回転数を表示することを特徴と
する請求項1ないし3のいずれか1つに記載の計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002062170A JP2003262542A (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 計 器 |
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---|---|
JP2003262542A true JP2003262542A (ja) | 2003-09-19 |
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ID=29196075
Family Applications (1)
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |