JP2003259902A - 靴 - Google Patents

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JP2003259902A
JP2003259902A JP2002062259A JP2002062259A JP2003259902A JP 2003259902 A JP2003259902 A JP 2003259902A JP 2002062259 A JP2002062259 A JP 2002062259A JP 2002062259 A JP2002062259 A JP 2002062259A JP 2003259902 A JP2003259902 A JP 2003259902A
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の足を挿入し易く、かつ、挿入した足
を十分に固定できる、履き易く且つホールド性に優れた
歩き易い靴を提供すること。 【解決手段】 履き口部等を備えるアッパー本体部と、
前記固定用ベルト部の少なくとも一端部を前記アッパー
本体部に対して着脱可能で、位置の調整可能とするため
の係合手段と、少なくとも前記アッパー本体側踵部に配
置されるカウンター部と、を備える靴であって、前記固
定用ベルト部の両端部は、前記カウンター部の外縁部に
近接して配置され、前記固定用ベルト部の両端部のそれ
ぞれ幅方向における略中央部を結んだ仮想線を、そのま
ま延長した場合に、この仮想線が靴の最後端領域で前記
アッパー本体側踵部と前記靴底側踵部とで形成される境
界部又はその近傍に達するように前記固定用ベルト部は
設けられ、さらに、使用者の足の甲における足高点又は
その近傍に、前記固定用ベルト部が配置可能な構成とな
っていることで靴を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が足を挿入
し易く、歩き易い靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば運動靴のように、足を挿
入した後の歩き易さ、すなわち、足のホールド性を考慮
する靴については、使用者の足を挿入するための履き口
等を比較的小さく形成する傾向にある。すなわち、履き
口等を比較的小さく形成すると、靴が脱げ難く、靴全体
で足をホールドし易いからである。一方、幼児用靴等の
ように、他人が靴を履かせるタイプの靴では、前記運動
靴と異なり、足を挿入した後のホールド性より、他人が
履かせ易くするため、履き口等が比較的大きく形成され
る傾向にある。この場合は、使用者が足を挿入し易い
が、運動靴と異なり足のホールド性に欠けるため、足が
靴の中で十分に固定されず、歩行し難い靴となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、従来と
異なりホールド性が良好で歩き易く、且つ履き口等が大
きく足を挿入し易い靴が強く求められている。しかし、
上述のようにホールド性を追求すれば履き難い靴とな
り、履き口等を大きく足の挿入し易さを追求すれば、ホ
ールド性が劣り、歩き難い靴となり問題となっていた。
また、ホールド性の高さと、履き口等の大きさを共に求
めると、中途半端な靴となり、歩き難く、足を挿入し難
い靴となり、より問題となっていた。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、使用者の足を
挿入し易く、かつ、挿入した足を十分に固定できる、履
き易く且つホールド性に優れた歩き易い靴を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、請求項1の
発明によれば、使用者の足を挿入するための履き口部
と、前記履き口部の一部を切り欠いて爪先側方向に向か
って形成されている足挿入用開口部と、を備えるアッパ
ー本体部と、前記足挿入用開口部の形成に対応して配置
される舌状当接部と、前記足挿入用開口部の開口状態を
任意の状態に保持するための固定用ベルト部と、前記固
定用ベルト部の少なくとも一端部を前記アッパー本体部
に対して着脱可能で、位置の調整可能な係合手段と、挿
入された使用者の足の足裏側を配置するための靴底部
と、挿入された足の踵を保持するために前記靴底部に形
成される靴底側踵部及び前記アッパー本体部に形成され
るアッパー本体側踵部と、少なくとも前記アッパー本体
側踵部に、その剛性を高めるために配置されるカウンタ
ー部と、を備える靴であって、前記固定用ベルト部の両
端部は、前記カウンター部の外縁部に近接して配置され
ると共に、前記固定用ベルト部の両端部のそれぞれ幅方
向における略中央部を結んだ仮想線を、そのまま延長し
た場合に、この仮想線が靴の最後端領域で前記アッパー
本体側踵部と前記靴底側踵部とで形成される境界部又は
その近傍に達するように前記固定用ベルト部は設けら
れ、さらに、使用者の足の甲における足高点又はその近
傍に、前記固定用ベルト部が配置可能な構成となってい
ることを特徴とする靴により達成される。
【0006】請求項1の構成によれば、前記固定用ベル
ト部の両端部のそれぞれ幅方向における略中央部を結ん
だ仮想線を、そのまま延長した場合に、この仮想線が靴
の最後端領域で前記アッパー本体側踵部と前記靴底側踵
部とで形成される境界部又はその近傍に達するように前
記固定用ベルト部は設けられている。したがって、前記
固定用ベルト部は使用者の足を靴の踵部の方向に固定す
るように作用することとなる。このため、従来の靴のよ
うに使用者の足を靴底方向へ固定する場合に比べ格段に
ホールド性が向上し、靴の中で、足が動いてしまい、歩
行しずらいことに伴う、足の運びや足の形への影響を防
ぐことができる。
【0007】また、本請求項によれば、少なくとも前記
アッパー本体側踵部に、その剛性を高めるために配置さ
れるカウンター部が形成されている。したがって、前記
カウンター部が配置されることで、靴の前記アッパー本
体側踵部の剛性が高められ、前記アッパー本体側踵部と
前記靴底側踵部とで形成される靴の踵部に使用者の足の
踵が正確にホールドされ易くなる。すなわち、前記固定
用ベルト部が上述のように使用者の足を靴の踵部方向へ
固定するように作用すると、この剛性が高められた前記
カウンター部を介して使用者の足の踵が前記靴の踵部に
押し付けられ、より強固に足の踵が靴の踵部に固定され
るので、ホールド性が著しく向上することになる。
【0008】また、本請求項によれば、前記固定用ベル
ト部の両端部は、前記カウンター部の外縁部に近接して
配置されている。したがって、前記カウンター部と前記
両端部との間が直接固定されず、使用者の歩行時の足の
変形に応じて変形可能となっているので、使用者が歩行
に際し足を変形し易い構成となっており、歩き易い靴と
なっている。これにより、使用者の足が靴の中でしっか
り固定され、且つ必要に応じて屈曲も行い易いので、歩
きやすい靴となる。
【0009】さらに、本請求項によれば、使用者の足の
足高点又はその近傍に、前記固定用ベルト部が配置可能
な構成となっている。したがって、前記固定用ベルト部
が、使用者の足の甲を靴底方向に押し付け、靴の中の足
のホールド性が低下するのを効果的に防ぐことができ
る。すなわち、使用者の足の足高点又はその近傍より爪
先側の足の甲に前記固定用ベルト部が配置されると、こ
の固定用ベルト部の押し付け力は足の甲側から足の裏側
に向けられ、足を靴底側に押し付け足を固定しようとす
る。これでは、足の甲の部分を押し付けるだけで、靴の
中における足の動きが大きくなり易く、足がズレ易く、
足の踵の固定ができず、歩きずらくなってしまう。この
点、本請求項の構成では、前記固定用ベルト部が使用者
の足の足高点又はその近傍に配置されるので、不必要に
足の甲を足裏側に押さえつけることがなく、靴の踵部方
向に、足の踵を固定することとなり、靴の中で足が動い
てしまうことを防ぐ。
【0010】また、本請求項の構成では、前記履き口部
の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって形成されてい
る足挿入用開口部と、前記足挿入用開口部に対応して配
置されている舌状当接部とが備えられている。したがっ
て、この前記足挿入用開口部を広げ、前記舌状当接部を
開状態にすれば、靴の履き口部が十分の大きく開口し、
使用者が足を入れ易い靴となる。
【0011】そして、本請求項の構成では、前記足挿入
用開口部の開口状態を任意の状態に保持するための固定
用ベルト部と、前記固定用ベルト部の少なくとも一端部
を前記アッパー本体部に対して着脱可能で、位置の調整
可能な係合手段とを備えている。したがって、足の固定
は前記固定用ベルトを前記アッパー本体部に着脱するだ
けなので、紐等によって固定する場合より極めて容易に
着脱ができ、更に、位置が調整できるため、足のサイズ
や形状の違いに対応して、固定することができる。以上
により、本請求項の構成によれば、使用者が足を入れ易
く、又は介助者が履かせ易い靴であると共に、靴を履い
た後は、足が靴の踵部に押し付けられて固定されるの
で、ホールド性が良く歩きやすい靴となる。
【0012】好ましくは、請求項2の発明によれば、請
求項1の構成において、前記固定用ベルト部の両端部を
前記アッパー本体部に装着した際に、両端部がそれぞれ
長手方向に対して左右対称の位置に配置されるよう構成
されることを特徴とする靴である。
【0013】請求項2の構成によれば、前記固定用ベル
ト部の両端部を前記アッパー本体部に装着した際に、両
端部がそれぞれ長手方向に対して左右対称の位置に配置
されるよう構成される。したがって、使用者の前記固定
用ベルト部の締め付け量に伴う、靴の歪みを低減するこ
とができる共に、前記固定用ベルト部を左右均等に力を
かけることになるため、足の足高点側から踵の方向に正
しく力をかけて踵を靴に固定できる。
【0014】好ましくは、請求項3の発明によれば、請
求項1又は請求項2の構成において、前記固定用ベルト
部の下縁部側が使用者の足の足高点又はその近傍に配置
可能な構成となっていることを特徴とする靴である。
【0015】請求項3の構成によれば、前記固定用ベル
ト部の下縁部側が使用者の足の足高点又はその近傍に配
置可能な構成となっている。したがって、前記固定用ベ
ルト部が、使用者の足の足高点又はその近傍から爪先側
に配置された場合の足の甲を靴底部側に押し付けてしま
うことや、足首側に配置された場合における足首を曲げ
る動きを妨げてしまうことなどの問題を防ぐことができ
るので、より精度良く使用者の足を靴の前記踵部に押し
付けることができ、使用者の足のホールド性がより高ま
る靴となる。
【0016】好ましくは、請求項4の発明によれば、請
求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記固
定用ベルト部の上縁部側が凹状に形成されていることを
特徴とする靴である。
【0017】請求項4の構成によれば、前記固定用ベル
ト部の上縁部側が凹状に形成されている。前記固定用ベ
ルト部の上縁部側は、使用者が靴を履き、歩行する際に
足首が屈曲すると、この屈曲した足首に当たってしまい
歩行の妨げとなる部分である。特に、例えば幼児等のよ
うに足首が太い場合は、歩行の際、足首を屈曲すると、
より前記固定ベルト部の上縁部が足首に食い込むように
当たってしまう。そこで、本請求項では、歩行のため足
首を屈曲する際、前記固定用ベルト部の上縁部側が足首
に当たってしまい、歩行を妨げたり、足首に当たること
に伴い、靴が変形してしまい、ホールドのためのバラン
スが崩れて足がずれてしまうことや、固定用ベルト部が
外れてしまうことを防ぐために、前記固定用ベルト部の
上縁部側が凹状に形成されている。また、前記上縁部側
が凹状に形成されているので、歩行中の使用者の足に前
記固定用ベルト部が当たることを防止でき、歩行の妨げ
とならない。このため、例えば足首の太い使用者でも歩
き易い靴となる。
【0018】好ましくは、請求項5の発明によれば、請
求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記固
定用ベルト部の中央部の幅が両端部の幅に比して狭く形
成されていることを特徴とする靴である。
【0019】請求項5の構成によれば、前記固定用ベル
ト部の中央部の幅が両端部の幅に比して狭く形成されて
いる。このため、前記固定用ベルト部の両端部の幅を中
央部に比べ、広く形成することができるので、前記係合
手段における係合を確実に保持する等、前記固定用ベル
ト部をより強固に前記アッパー本体部に固定させること
ができる。また、前記固定用ベルト部の中央部の幅が両
端部の幅に比して狭く形成されているので、前記固定用
ベルト部の中央部が、歩行の際に使用者の足首に当たっ
て歩行の妨げとなるのも防止することができる。
【0020】好ましくは、請求項6の発明によれば、請
求項1乃至請求項5のいずれかの構成において、前記舌
状当接部は前記足挿入用開口部の爪先側の端部又はその
近傍の前記アッパー本体部に設けられた舌状当接部取り
付け領域に設けられると共に、前記舌状当接部取り付け
領域は、使用者の足の足指屈曲線又はその近傍の上方に
相当する位置に形成される構成となっていることを特徴
とする靴である。
【0021】請求項6の構成によれば、前記舌状当接部
は前記足挿入用開口部の爪先側の端部又はその近傍の前
記アッパー本体部に設けられた舌状当接部取り付け領域
に設けられている。このため前記舌状当接部を靴の爪先
側に倒すことができ、使用者が前記足挿入用開口部を開
き、足を挿入して履く際に、前記舌状当接部が邪魔とな
ることがない。また、この舌状当接部は前記アッパー本
体部の舌状当接部取り付け領域に縫合等により取り付け
られるが、この取り付けにより舌状当接部取り付け領域
は周囲の領域に比べ脆弱部となる。そして、この脆弱部
は、同時に、使用者の足の足指屈曲線又はその近傍の上
方に相当する位置となる。この足指屈曲線は、歩行に際
し足が屈曲する部分である。したがって、前記舌状当接
部取り付け領域は、使用者の足の足指屈曲線又はその近
傍の上方に相当する位置に形成される構成となっている
ので、前記舌状当接部取り付け領域が屈曲し易く、歩行
し易い靴となる。
【0022】好ましくは、請求項7の発明によれば、請
求項1乃至請求項6のいずれかの構成において、前記ア
ッパー本体部に形成された履き口部と前記足挿入用開口
部とで形成される開口と、前記靴とを平面図において表
した場合に、前記開口の最大長さが、前記靴の最大長さ
に対して、55%以上に形成されていることを特徴とす
る靴である。
【0023】請求項7の構成によれば、前記アッパー本
体部に形成された履き口部と前記足挿入用開口部とで形
成される開口と、前記靴とを平面図において表した場合
に、前記開口の最大長さが、前記靴の最大長さに対し
て、55%以上に形成されているので、従来の靴に比べ
著しく前記履き口部と前記足挿入用開口部とで形成され
る前記開口を大きく形成することができ、履きやすい。
【0024】なお、ここで示す55%以上とは、100
%でも構わないが、靴の構造を考慮すると55%乃至7
5%であることが好ましい。
【0025】好ましくは、請求項8の発明によれば、請
求項1乃至請求項7のいずれかの構成において、前記舌
状当接部上に配置される前記固定用ベルト部の幅が20
mm乃至25mmに形成されていることを特徴とする靴
である。
【0026】請求項8の構成によれば、前記舌状当接部
上に配置される前記固定用ベルト部の幅が20mm乃至
25mmに形成されている。すなわち、前記舌状当接部
上に配置される前記固定用ベルト部の幅が25mm超の
場合は、幅が広すぎて、使用者の足のサイズや形状の違
いに対応することができず、固定用ベルト部の位置ズレ
が起こり易く、結果的に固定が不十分となり、前記固定
用ベルトがズレ易くなる。一方、前記舌状当接部上に配
置される前記固定用ベルト部の幅が20mm未満の場合
は、使用者の足の屈曲等により前記固定用ベルト部のね
じれが生じ、使用者の足と前記固定用ベルト部との相対
位置が変化し、前記固定用ベルト部で足をしっかり固定
することが困難となってしまうことや、固定用ベルト部
が足に食い込んでしまい固定することができなくなって
しまうためである。
【0027】好ましくは、請求項9の発明によれば、請
求項1乃至請求項8のいずれかの構成において、前記靴
が幼児用靴であることを特徴とする靴である。
【0028】請求項9の構成によれば、前記靴が幼児用
靴であるので、幼児等が足を入れ易く、又は介助者であ
る母親等が履かせ易い靴であると共に、靴を履いた後
は、足が靴の踵部に押し付けられて固定されるので、ホ
ールド性が良く、幼児等にとって歩きやすい幼児用靴と
なる。特に、歩行初期における幼児は、歩行能力が未発
達であり、靴の中で足がズレた場合に応じて、足の運び
を変えられないため、転倒したり、足の運び方に影響が
出てしまう等の問題が大きい。また、指先の動きを阻害
しないために爪先側に余裕を持たせる必要性が、この時
期の幼児用の靴にはあるが、爪先側に余裕を持たせた場
合には、靴の中で足がズレてしまう可能性が高まるた
め、足の踵を靴の踵部に固定する必要性が高い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であ
るから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0030】(第1の実施の形態)図1は、本発明の実
施の形態に係る伝え歩き期の幼児用靴100(以下、
「幼児用靴100」とする)を示す概略斜視図である。
図2は図1の幼児用靴100の爪先側を示した概略正面
図である。図3は図2の幼児用靴100の踵側を示した
概略背面図であり、図4(a)は図2の幼児用靴100
の右側面とカウンター部とを示した概略右側面図、図4
(b)図2の幼児用靴100の右側面を示した概略右側
面図、図5は図2の幼児用靴100の概略左側面図であ
る。また、図6は図2の幼児用靴100の概略平面図、
図7は図2の幼児用靴100の概略底面図である。図1
に示す幼児用靴100を履く、伝え歩き期の幼児は、例
えば8ヶ月乃至12ヶ月の月齢の幼児であり、その歩行
形態は、机等につかまり、手の力を使い、「つかまり立
ち」をしながら横に移動する状態である。そして、この
「つかまり立ち」の際に、爪先立ちをしたり、爪先立ち
をした状態で歩こうとする特徴がある。
【0031】ところで、図2及び図7に示すように、幼
児用靴100には、挿入された幼児等の足の足裏側を配
置させる内面側と、現実に地面等に接地する部分である
靴底部である靴底120を有している。この靴底120
には、図7に示すように、例えば円形の滑り止め部12
1が多数、形成されている。このように多数の円形の滑
り止め部121を靴底120の表面に形成することで、
幼児用靴100を履いた幼児等が滑ることなく歩行等を
することができるようになっている。また、この靴底1
20は、伝え歩き期が始まる例えば8ヶ月程度の月齢の
幼児の足の動きに追従できる程度の軟らかい材質から形
成されており、例えば、ポリエステル、綿、ナイロン、
キャンバス(帆布)、トリコット、合成ゴム等により形
成されている。
【0032】この靴底120の上部には図2等に示すよ
うに、アッパー本体部であるアッパー110が、幼児等
の足を包み込むように形成されている。このアッパー1
10は、伝え歩き期の幼児の歩行の際に行われる足首や
足指等の屈曲の妨げとならないために、全体がやわらか
い材質によって形成されており、表面をメッシュ加工さ
れたポリエステル等で形成されることにより、特に通気
性が確保されている。このアッパー110には、図1等
に示すように幼児等の足を挿入するための履き口111
が形成されている。そして、この履き口111の一部を
切り欠いて爪先側方向へ向かって略U字状に足挿入用開
口部112が形成され、この開口は履き口111の開口
と連接して形成されている。
【0033】この足挿入用開口部112には、図1等に
示すように舌状当接部である舌片113が、この開口を
塞ぐように配置されている。この舌片113は、表面が
メッシュ加工されたポリエステル等で形成され、内側は
ポリエステル等の柔軟性に富む素材により構成されてい
る。また、この舌片113の爪先側の端部は、図1等に
示すアッパー110の足挿入用開口部112の爪先側の
端部又はその近傍に設けられた舌状当接部取り付け領域
である縫合部114に対して例えば縫合等により固定さ
れている。
【0034】このため、舌片113は、図1の縫合部1
14を固定端として湾曲し、舌片113を幼児用靴10
0の爪先側に倒すことができ、これにより、足挿入用開
口部112を開状態とすることができ、幼児等の使用者
が足を挿入する際に、舌片113が邪魔になることがな
い。図8は、舌片113を爪先側に開き、履き口111
と足挿入用開口部112を開にした状態を示す概略平面
図である。
【0035】このように舌片113を開くことにより、
履き口111と、これに連接する足挿入用開口部112
とで形成される開口は、極めて大きくなり、母親等の保
護者が幼児に幼児用靴100を履かせる際に、幼児の足
を挿入し易い構成となる。この履き口111と足挿入用
開口部112によって形成されている開口を平面図であ
る図8に示した場合、図8のL1は、例えば70mm乃
至80mm程度に形成されている。これは、図8におけ
る幼児用靴100を平面図である図8に示した場合、図
8の全長(L2)が120mm乃至140mmであるこ
とから、全長(L2)の55%以上となり、好ましく
は、55%乃至75%という大きな開口を形成すること
ができることになる。
【0036】ところで、図1に示すように、幼児用靴1
00の足挿入用開口部112の開口状態を任意の状態に
保持するための固定用ベルト部130がアッパー110
に配置されている。この固定用ベルト部130は舌片1
13と同様に表面がメッシュ加工されたポリエステル等
により形成され、内側はポリエステル等の柔軟性に富む
素材により構成されているので、容易に変形可能に形成
されている。なお、図1に示す固定用ベルト部130の
外周130aは綿等によってパイピングされており、長
さ方向に伸びてしまうなどの変形を防いでいる。また、
この固定用ベルト部130は、その左端部(内足側)1
31が図4及び図9に示すようにアッパー110に固定
され固定端となっている。図9は図1の固定用ベルト部
130を開いた状態を示す概略斜視図である。図9に示
されるように、固定用ベルト部130は、履き口111
側に凹状となるように弓形に形成されており、後述する
ように固定用ベルト部130が幼児等の足の足高点又は
その近傍を固定する構成となっている。したがって、固
定用ベルト部130は幼児等が幼児用靴100を履いて
歩行した際に、幼児等の足に当たらない構成となってい
る。
【0037】そして、他方の一端部である右端部(外足
側)132には、着脱可能な係合手段である面ファスナ
ー132aが形成されている。そして、この面ファスナ
ー132aに対応するアッパー110の表面にも、対応
する面ファスナー133aが形成されている。
【0038】したがって、固定用ベルト部130の右端
部132に設けられた面ファスナー132aと、アッパ
ー110に設けられた面ファスナー133aとの係合位
置を調整することにより、幼児用靴100の足挿入用開
口部112の開口を任意の状態に保持させることができ
る構成となっている。なお、通常は右端部132の面フ
ァスナー132aを、アッパー110の面ファスナー1
33aに装着すると、それぞれ両端部131,132が
靴の長手方向である前後方向に対して左右対称の位置に
配置されるように構成されている。このため、固定用ベ
ルト部130の締め付け量を大とした場合に伴う幼児用
靴100の全体の歪み等を低減することができると共
に、前記固定用ベルト部130を左右均等に力をかける
ころになるため、後述する幼児等の足の足高点側から踵
方向に正しく力をかけて踵を幼児用靴100の踵部11
5に確実に固定することができる。したがって、幼児が
歩行をし易く、若しくは歩行練習をし易い靴となってい
る。
【0039】また、この固定用ベルト部130の右端部
132の固定は、面ファスナー132a,133aの着
脱だけなので、紐等によって固定する場合より極めて容
易に着脱することができる。したがって、幼児等が足を
入れた後は、容易に足をしっかり靴に固定することがで
き、母親等の介助者にとっても履かせ易い靴となる。
【0040】ところで、図1に示す幼児用靴100に
は、挿入された幼児の足の踵が配置される踵部115が
形成されている。この踵部115は、具体的には、図4
(a)に示すように、靴底120に形成される靴底側踵
部である靴底側踵部122と、アッパー110に形成さ
れるアッパー本体側踵部であるアッパー側踵部116と
を有している。このような踵部115のうち、アッパー
側踵部116は、上述のアッパー110の一部として形
成されているため、踵部115としては剛性が不足し、
使用者である幼児等の足の踵を適度のホールドすること
ができない。そのため、図4(a)に示すように、アッ
パー側踵部116の内側には、アッパー側踵部116の
剛性を高めるためカウンター部140が配置されてい
る。
【0041】このカウンター部140は、具体的には、
図4(a)に示すように側面形状が略扇形の形状をして
おり、厚みが例えば1.2mm程度のゴム等により形成
されている。このカウンター部140がアッパー側踵部
116の内部に配置されることにより、アッパー側踵部
116の剛性が向上し、図4(a)に示す踵115全体
の剛性が向上することになる。そして、剛性の向上した
踵部115に幼児等の足の踵が正確にホールドされるこ
ととなる。
【0042】このように、幼児用靴100のアッパー側
踵部116の内部にカウンター部140が配置される
が、このカウンター部140の外縁部141に近接し
て、図4(a)に示すように固定用ベルト部130の左
端部131が配置されている。なお、右端部132も同
様の構成である。このように幼児用靴100のカウンタ
ー部140に対して固定用ベルト部130の両端部13
1、132が直接固定されていない。このため、歩行に
伴う足首の前方への屈曲による変形等を外縁部141と
固定用ベルト部130の両端部131,132との間に
配置された、柔軟な素材によるアッパー110の変形で
吸収する。これにより、幼児等の歩行時の足の変形によ
り生じる幼児用靴100の変形を吸収でき、幼児に不必
要な負担をかけることがなく、歩き易い幼児用靴100
となっている。
【0043】すなわち、逆に、固定用ベルト部130の
両端部がカウンター部140に直接、固定されている場
合は、カウンター部140の剛性が高いため、歩行に伴
う足首の変形により生じる幼児用靴100の変形を吸収
できず、足首の変形を妨げる幼児用靴となり、幼児が歩
行し難い靴となる。
【0044】ところで、図4(a)(b)及び図5は、
固定用ベルト部130の右端部131の面ファスナー1
32aをアッパー110の面ファスナー133aに係合
させ、使用者が歩行する際の固定用ベルト部130の配
置状態を示している。このとき、図4(a)に示す固定
用ベルト部130の左端部131の幅方向における略中
央部を結んだ仮想線が仮想線Aである。この仮想線Aを
そのまま延長した場合に、この仮想線Aが幼児用靴10
0の最後端領域である図4(a)における靴の右端側
で、アッパー側踵部116と靴底側踵部122との境界
部A’に達するように、固定用ベルト部130は配置さ
れる。このとき、仮想線Aを延長して、図4(a)に示
す載置面(床)の仮想線Dと交差する部位における角度
θは、例えば30度乃至40度となっている。
【0045】すなわち、このように固定用ベルト部13
0の両端部131、132が配置されると、使用者であ
る幼児等が幼児用靴100を履き、固定用ベルト部13
0で足を固定する際、固定用ベルト部130は、図4
(a)の仮想線Aに示すように、靴の中の足を靴の踵部
115方向へ固定するように作用することとなる。この
ように足を靴の踵部115方向へ向かって足を固定する
と、従来のように足を靴底方向へ固定する場合に比べ、
格段に足のホールド性が向上することとなる。特に、歩
行時において足の位置がズレ易い踵部115において足
を固定することとなり、歩行による幼児用靴100内に
おける足のズレを防ぐことができる。また、この靴の踵
部115のアッパー側踵部116には、上述のように剛
性を高めるためのカウンター部140が配置されている
ため、固定用ベルト部130で足を踵部115方向に押
し付けられると、このカウンター部140の存在によ
り、より強固に足の踵が靴の踵部115に固定されるの
で、足のホールド性が著しく向上することとなる。
【0046】また、このとき図4(a)に示すように、
カウンター部140の外縁部141と固定用ベルト部1
30の両端部131等とが近接して配置されているた
め、カウンター部140の剛性の高さを有効に利用する
ことができる。すなわち、固定用ベルト部130で足を
踵方向へ押し付ける際、カウンター部140の剛性を最
大限有効に利用しつつ、足の踵を靴の踵部115に固定
させることができる。
【0047】次に、図4(a)及び図5における固定用
ベルト部130の下縁部134側は、幼児等の足の甲に
おける足高点又はその近傍に配置されるようになってい
る。この足の足高点又はその近傍は、具体的には図10
の矢印Bで示す点である。図10は人における足の骨格
等の概略説明図である。このように固定用ベルト部13
0の下縁部134側が、幼児の足の甲の足高点Bの部分
に配置されると、固定用ベルト部130が、足高点Bか
ら踵点の方向に向かって固定することになる。このた
め、固定用ベルト部130が幼児の足の甲を靴底120
方向に押し付け、幼児用靴100の中の足のホールド性
が低下するのを効果的に防ぐことができる。
【0048】すなわち、幼児の足の足高点B又はその近
傍より、図10において爪先側の足の甲に固定用ベルト
部130が配置されると、この固定用ベルト部130の
押し付け力は足の甲側から足の裏側に向けられ、足を靴
底120側に押し付け足を固定しようとする。これで
は、足の甲の部分を押し付けるだけで、幼児用靴100
の中における足の動きが大きくなりやすく、足がズレ易
く、足の踵の固定ができず、歩きずらくなってしまう。
すなわち、足が十分に固定されても足が屈曲し難く、靴
の中で足が位置ズレを起こしやすい幼児用靴100とな
る。また、足首側に固定用ベルト部130が配置された
場合も、靴の中で足の位置ズレが生じたり、歩行時に固
定用ベルト部130が足首に当たって動きを妨げてしま
う。この点、本実施の形態の幼児用靴100によれば、
固定用ベルト部130の下縁部134側が幼児の足の足
高点Bに配置されるので、不必要に足の甲を足裏側に押
さえつけることがない。特に、固定用ベルト部130
が、足高点Bから爪先側の足の甲に配置されるのを有効
に防止できるので、より精度良く幼児の足を幼児用靴1
00の踵部115に押し付けることができ、幼児の足の
ホールド性がより高まり、歩行を妨げない幼児用靴10
0となる。
【0049】ところで、図11は、本実施の形態に係る
幼児用靴100を幼児が履き、歩行や、この時期に多く
見られる爪先立ちのために足の踵を持ち上げている状態
を示す概略斜視図であり、図12は、図11の幼児用靴
100の概略断面図である。図13は、人の足の足指屈
曲線を示す概略説明図である。図12に示すように、幼
児が幼児用靴100を履き、足の踵を浮かせる動きをす
るときは、足の指の足指屈曲線と呼ばれる部分が屈曲す
ることにより行われる。具体的には、図13に示すよう
に、足の指には親指側から小指までを、それぞれ第1趾
乃至第5趾と呼ぶ。そして、各第1趾乃至第5趾にはそ
れぞれ、図13に示すように中足指関節が設けられてい
る。足の屈曲に用いられるのは、図13で矢印Cで示
す、足指屈曲線Cであり、この足指屈曲線Cは、ほぼ前
記中足指関節又はその近傍に配置されることになる。
【0050】また、この足指屈曲線Cに沿って屈曲する
足の屈曲運動は歩行に際し、重要な動作であるため、特
に歩行が上手くできない幼児等のための靴では、この足
指屈曲線Cに沿って屈曲し易い靴であることが重要とな
る。本実施の形態では、使用者である幼児の足指屈曲線
C又はその近傍の上方に相当する位置に図1に示す縫合
部114が形成されている。この縫合部114は、上述
のように、足挿入用開口部112の爪先側の端部又はそ
の近傍のアッパー110に設けられている。そして、こ
の縫合部114において、図1の舌片130の爪先側の
端部が縫合等によりアッパー110に取り付けられ、前
述の固定端が形成されることになる。
【0051】このような縫合部114は、縫合等される
ため周囲のアッパー110に比べ脆弱部となる。そし
て、この脆弱部は、同時に、幼児の足の足指屈曲線Cの
上方に相当する位置となる。したがって、図1の縫合部
114は、幼児等の足の足指屈曲線Cの上方に相当する
ため、足指屈曲線Cに沿って幼児が足を屈曲させた場
合、この縫合部114が足指屈曲線Cに沿って屈曲す
る。また、靴底120の内側には、図12に示すように
インソール400が配置されている。このインソール4
00における足指屈曲線C又はその近傍に対応する靴底
側の位置には、脆弱部となる屈曲溝401が形成されて
いる。図14(a)はインソール400の概略底面図で
あり、図14(b)は(a)のE−E’線概略断面図で
ある。図14(a)に示すように、屈曲溝401は、爪
先側に膨らんだ曲線形状とされ、図14(b)の屈曲溝
401も足指屈曲線Cに沿って幼児が足を屈曲させた場
合、前記縫合部114と同様に足指屈曲線Cに沿って屈
曲することになる。このため、足の屈曲に追従して屈曲
し易い、歩き易い靴となる。
【0052】ところで、図1に示す固定用ベルト部13
0の舌片113上に配置される部分の幅は、20mm乃
至25mm程度に形成されている。すなわち、この部分
の幅が、25mm超の場合は、幅が広すぎて幼児の足の
サイズや形状の違いに対応することができず、固定用ベ
ルト部130の位置ズレが起こりやすく、足の凹凸に対
応して固定用ベルト部130が追従することができず、
結果的に固定用ベルト部130による足の固定が不十分
となり、足が幼児用靴100の中でズレ易くなる。
【0053】一方、前記部分の幅が、20mm未満の場
合は、足に食い込んでしまいやすくなるだけでなく、幼
児の足の屈曲運動により固定用ベルト部130のねじれ
が生じ、幼児の足と固定用ベルト部130との相対位置
が変化し、固定用ベルト部130で足をしっかり固定す
ることが困難となってしまうからである。したがって、
固定用ベルト部130の舌片113上に配置される部分
の幅が、20mm乃至25mm程度に形成されていれ
ば、足が靴の中でズレることなく、固定用ベルト部13
0でしっかりと足を固定できる優れた固定用ベルト部1
30となる。
【0054】ところで、図15は、本実施の形態の幼児
用靴100のアッパー110の爪先部の形状を示す概略
断面図である。図15に示すように幼児用靴100のア
ッパー110の爪先部の内側は、幼児の足の親指が配置
される部分が最も厚く、小指が配置される部分に向かっ
て漸次薄くなるように形成されている。すなわち、アッ
パー110の爪先部の内側における親指との間の上下方
向における隙間部が、他の足指と前記爪先部の内側との
隙間部に比べ大きくなるように形成されている。
【0055】このように親指と前記爪先部との間に最も
隙間部が形成されているのは、幼児が歩行に際して親指
を背屈させても、この親指の背屈動作を前記爪先部が阻
害しないためである。このため幼児が歩行に際して、バ
ランスを保つため、幼児用靴100の内部で親指を背屈
することが可能であるので、円滑な歩行練習ができる構
成ともなっている。また、アッパー110の爪先部の内
側における小指の外側は、指を開くこと妨げないよう隙
間部が形成されており、幼児が歩行に際して、バランス
を保つために、特に小指を開きやすくされている。な
お、上述の構成以外に、図1に示すように履き口111
の近傍にはカウンターループ142が形成されている。
【0056】本実施の形態に係る幼児用靴100は、以
上のように構成されるが、以下その使用方法等について
説明する。ここでは、介助者である母親等が、子である
幼児に幼児用靴100を履かせることを例に説明する。
先ず、母親は図1に示す幼児用靴100の固定用ベルト
部130の右端部132を把持し、図9に示すように、
面ファスナー132a、133aの係合を解除させる。
その後、図9の舌片113の上端部を把持し、舌片11
3の縫合部114側の固定端を中心に、自由端である他
の部分を靴の爪先側に開く。この状態を示したのが図8
である。図8に示すように履き口111と足挿入用開口
部112で形成される開口の長さ(L1)は幼児用靴1
00の全長(L2)に比べ、例えば約60%にも達する
ため、大きな開口を形成することができる。
【0057】また、このような大きな開口が形成される
ため、母親が幼児の足を挿入させやすい、すなわち、履
かせ易い幼児用靴100となる。次に、母親は上述と逆
に、舌片113を図9の状態に戻し、その上から固定用
ベルト部130の右端部132の面ファスナー132a
をアッパー110の面ファスナー133aと係合させ、
固定する。したがって、紐等によって固定するのと異な
り母親等は容易に幼児に幼児用靴100を履かせること
ができる。このとき、固定用ベルト部130の両端部1
31,132は上述のように左右対称位置等に配置され
るように構成されている。このため、固定用ベルト部1
30の締め付けすぎにより、幼児用靴100が歪むこと
なく、確実に足を靴に固定できる。また、この固定用ベ
ルト部130は、幼児の足の甲を靴底方向に押し付ける
のではなく、踵方向に押し付けて固定するので、歩行の
邪魔に成らずに足が靴の内部で固定されるので、歩行し
易く、且つホールド性が高い幼児用靴100となる。な
お、母親等が幼児用靴100を脱がす場合においても、
同様に前記開口を大きくすることができるため、脱がし
易い靴となる。
【0058】(第1の実施形態の変形例)図16は、上
述の第1の実施の形態の幼児用靴100の変形例である
伝え歩き期の幼児用靴(以下、「幼児用靴」とする)2
00を示す概略斜視図である。本変形例に係る幼児用靴
200では、第1の実施の形態の幼児用靴100と異な
りアッパー本体部であるアッパー210の表面に2種類
の表生地が配置されている。具体的には、図16に示す
ように、爪先部及び踵部215を構成している合皮製の
表生地210aと、側面部を構成しているメッシュ加工
されたポリエステルナイロン、キャンパス、綿、トリコ
ット等の柔軟な素材で形成された表生地210bとが使
用されている。
【0059】そして、これら爪先部を形成する合皮製の
表生地210aと側面部を構成するポリエステル等の表
生地210bとの境界部210cは、ポリエステル等の
表生地210bが合皮製の表生地210aより柔らか
く、また縫合に伴い、脆弱部となっている。この脆弱部
である境界部210cの下方に足の足指屈曲線C配置さ
れるため、この境界部210cは、幼児が歩行する際、
足指の屈曲に応じて変形する。したがって、より歩行し
やすく、足の屈曲の妨げにならない幼児用靴200とな
る。また、本変形例の幼児用靴200の舌状当接部であ
る舌片213の爪先側端部も、足挿入用開口部212の
略U字状の底部近傍でアッパー210に設けられた舌状
当接部取り付け領域である縫合部214で縫合等され、
固定端となっている。この縫合部214の形状は、第1
の実施の形態と異なるが、幼児用靴100の縫合部11
4と同様の作用等を奏する。
【0060】その他の構成は、形状が若干異なるが、そ
れらの機能等は第1の実施の形態と同様の固定用ベルト
部230等が配置されている。その他、履き口211,
カウンターループ242、そして踵部215等が配置さ
れている。この踵部215には、第1の実施の形態と同
様にカウンター部240が内部に配置されている。この
ように本変形例に係る幼児用靴200でも、第1の実施
の形態の幼児用靴100と同様の作用、効果等を奏させ
ることができると共に、固定用ベルト部230や踵部2
15が、剛性の高い合皮により形成され、確実にホール
ドすることや、幼児の足指屈曲線Cに沿った屈曲が容易
且つ精度良く行われるため、歩行しやすい靴となる。
【0061】(第2の実施の形態)図17は、本発明の
第2の実施の形態に係る歩行練習期の幼児用靴(以下、
「幼児用靴」という)300を示す概略斜視図である。
図18は、図17の幼児用靴300の底面を示す概略底
面図である。この幼児用靴300は、第1の実施の形態
の幼児用靴100より月齢が経ち、1人で前に向かって
歩くことができるようになり始め、足の裏全体を地面に
つけて足の指でバランスを取りながら歩く、歩行練習期
に用いられるものである。すなわち、月齢が例えば12
ヶ月程度の幼児が対象となる。この月齢の幼児は、第1
の実施の形態の幼児用靴100が対象とする幼児と異な
り、手を離して前によちよち歩き始める月齢となる。
【0062】図17に示すように、幼児用靴300は、
第1の実施の形態の幼児用靴100と異なり、靴底部で
ある靴底320の構成が大きく異なる。すなわち、靴底
320は、歩く際の衝撃を吸収し、滑り止め効果を有す
る弾性部材である熱可塑性エラストマーや合成ゴム、天
然ゴム等で形成され、図17に示すように踵部315の
上部まで配置されている。この踵部315の内部には、
第1の実施の形態の幼児用靴100と同様にカウンター
部340が配置されているが、このカウンター部340
と靴底320によって、幼児の足の踵が靴の踵部315
に精度良く、固定されることになる。
【0063】また、本実施の形態の幼児用靴300の固
定用ベルト部330は、第1の実施の形態の幼児用靴1
00の固定用ベルト部130と大きく異なる構成となっ
ている。すなわち、図17及び図19に示すように、固
定用ベルト部330の中央部の上縁部は凹状に形成され
ていると共に、下縁部も凹状とされることで、固定用ベ
ルト部330の右端部332と左端部331の幅に比
べ、中央部の幅が狭く形成されている。一般に幼児が幼
児が靴を履き、歩行練習をすると足首が前方(爪先側)
に屈曲する。このとき、この屈曲した足首が舌片31を
介して固定用ベルト部330の中央の上縁部に押し付け
られ、この上縁部が足首に当たって歩行の妨げとなって
いた。
【0064】特に、足首の太い場合は、更に固定用ベル
ト部330の中央部の上縁部が食い込むためより歩行し
難くなっていた。しかし、本実施の形態の幼児用靴30
0では、固定用ベルト部330の中央部の上縁部、図1
7の舌片313の上に配置されている部分が凹状に形成
されている。このため、幼児が靴を履き、歩行練習をす
るため、足首が前方(爪先側)に屈曲するとき、この屈
曲した足首が舌片31を介して固定用ベルト部330の
中央の上縁部側に移動しても凹状の構成で、その移動を
吸収し、固定用ベルト部330が、幼児の足首に当たる
ことを未然に防ぐ構成となっている。
【0065】また、本実施の形態の幼児用靴300の固
定用ベルト部330は、上述のように両端部332,3
31が中央部より幅広に形成されている。このため、固
定用ベルト部330をアッパー本体部であるアッパー3
10に取り付ける面積を大きくとることができるので、
より強固に足を靴に固定することができる。このとき固
定用ベルト部330の中央部の幅を狭くすれば、上述の
足首への当たりによる歩行の妨げも同時に解消すること
ができることになる。なお、本実施の形態の幼児用靴3
00の固定用ベルト部330の両端部332,331
も、第1の実施の形態の固定用ベルト部330と同様
に、その仮想線Aが踵部115に対して配置されるよう
に形成されるので、固定用ベルト部330によって靴の
中の足は踵方向へ押し付けられる構成となっている。し
たがって、足のホールド性に優れ、屈曲し易く歩行しや
すい靴となっている。
【0066】なお、図17に示す履き口311、足挿入
用開口部312、カウンターループ342は、第1の実
施の形態とほぼ同様の機能等を発揮するものである。と
ころで、図18に示すように、靴底320には屈曲用の
溝部321が複数、形成されている。この溝部321
は、上述の図13に示す足指屈曲線Cに対応する位置に
沿って、爪先側に膨らんだ曲線形状として、配置されて
いる。したがって、幼児が足指屈曲線Cに沿って足を屈
曲させた場合、その屈曲を助ける方向に靴底320が屈
曲するため、より滑らかな歩行が可能となる。また、図
17に示すように、トウキャップ350が足指屈曲線C
の近傍で縫合されており、溝部321の爪先側となって
いるため溝部321と協同して屈曲しやすさを確保して
いる。
【0067】図19は図17の固定用ベルト部330の
一方の自由端である右端部331を開放した状態を示す
概略斜視図である。図19に示すように、本実施の形態
の幼児用靴300の固定用ベルト部330の右端部33
1とアッパー320面には、第1の実施の形態と同様
に、面ファスナー333a、332aが形成され、容易
に係合可能にとなっている。また、舌片313も第1の
実施の形態の幼児用靴100の舌片113と同様に爪先
側に倒れて、履き口311と足挿入用開口部312とで
広い開口を形成することができる。したがって、このよ
うな幼児用靴300も幼児が足を挿入し易く、且つ足の
ホールド性が高く、歩きやすい理想的な幼児用靴300
となる。以上の構成以外の他の構成については、第1の
実施の形態と同様の構成となっている。
【0068】本発明は、上述の各実施の形態に限定され
ない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わ
せて構成するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、使
用者の足を挿入し易く、かつ、挿入した足を十分に固定
できる、履き易く且つホールド性に優れた歩き易い靴を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る伝え歩き期の幼児用
靴を示す概略斜視図である。
【図2】図1の幼児用靴の爪先側を示した概略正面図で
ある。
【図3】図2の幼児用靴の踵側を示した概略背面図であ
る。
【図4】(a)図2の幼児用靴の右側面及びカウンター
部を示した概略右側面図である。(b)図2の幼児用靴
の右側面を示した概略右側面図である。
【図5】図2に幼児用靴の概略左側面図である。
【図6】図2の幼児用靴の概略平面図である。
【図7】図2の幼児用靴の概略底面図である。
【図8】舌片を爪先側に倒し、履き口と足挿入用開口部
を開にした状態を示す概略平面図である。
【図9】図1の固定用ベルト部を開いた状態を示す概略
斜視図である。
【図10】人における足の骨格等の概略説明図である。
【図11】本実施の形態に係る幼児用靴を幼児が履き、
歩行のための足の踵を持ち上げている状態を示す概略斜
視図である。
【図12】図11の幼児用靴の概略断面図である。
【図13】人の足の足指屈曲線を示す概略説明図であ
る。
【図14】(a)はインソールの概略底面図であり、図
14(b)は(a)のE−E’線概略断面図である。
【図15】本実施の形態の幼児用靴のアッパーの爪先部
の形状を示す概略断面図である。
【図16】第1の実施の形態の幼児用靴の変形例である
伝え歩き期の幼児用靴を示す概略斜視図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る歩行練習期
の幼児用靴を示す概略斜視図である。
【図18】図16の幼児用靴の底面を示す概略底面図で
ある。
【図19】図17の固定用ベルト部の一方の自由端であ
る右端部を開放した状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
100、200・・・伝い歩き期の幼児用靴、110、
210、310・・・アッパー、111,211,31
1・・・履き口、112,212,312・・・足挿入
用開口部、113,213,313・・・舌片、11
4,214・・・縫合部、115,215,315・・
・踵部、116・・・アッパー側踵部、120,320
・・・靴底、121・・・滑り止め部、122・・・靴
底側踵部、130,230,330・・・固定用ベルト
部、131、331・・・左端部、132、332・・
・右端部、132a、133a、332a、333a・
・・面ファスナー、134・・・下縁部、140、24
0・・・カウンター部、141・・・外縁部、142、
242、342・・・カウンターループ、210a・・
・合皮製の表生地、210b・・・ポリエステルの表生
地、210c・・・境界部、300・・・歩く歩行練習
期の幼児用靴、321・・・溝部、350・・・トウキ
ャップ、400・・・インソール、401・・・屈曲
溝、A・・・仮想線、A’・・・境界部、B・・・足高
点、C・・・足指屈曲線、D・・・載置面の仮想線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の足を挿入するための履き口部
    と、 前記履き口部の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって
    形成されている足挿入用開口部と、を備えるアッパー本
    体部と、 前記足挿入用開口部の形成に対応して配置される舌状当
    接部と、 前記足挿入用開口部の開口状態を任意の状態に保持する
    ための固定用ベルト部と、 前記固定用ベルト部の少なくとも一端部を前記アッパー
    本体部に対して着脱可能で、位置の調整可能な係合手段
    と、 挿入された使用者の足の足裏側を配置するための靴底部
    と、 挿入された足の踵を保持するために前記靴底部に形成さ
    れる靴底側踵部及び前記アッパー本体部に形成されるア
    ッパー本体側踵部と、 少なくとも前記アッパー本体側踵部に、その剛性を高め
    るために配置されるカウンター部と、を備える靴であっ
    て、 前記固定用ベルト部の両端部は、前記カウンター部の外
    縁部に近接して配置されると共に、 前記固定用ベルト部の両端部のそれぞれ幅方向における
    略中央部を結んだ仮想線を、そのまま延長した場合に、
    この仮想線が靴の最後端領域で前記アッパー本体側踵部
    と前記靴底側踵部とで形成される境界部又はその近傍に
    達するように前記固定用ベルト部は設けられ、 さらに、使用者の足の甲における足高点又はその近傍
    に、前記固定用ベルト部が配置可能な構成となっている
    ことを特徴とする靴。
  2. 【請求項2】 前記固定用ベルト部の両端部を前記アッ
    パー本体部に装着した際に、両端部がそれぞれ長手方向
    に対して左右対称の位置に配置されるよう構成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の靴。
  3. 【請求項3】 前記固定用ベルト部の下縁部側が使用者
    の足の足高点又はその近傍に配置可能な構成となってい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の靴。
  4. 【請求項4】 前記固定用ベルト部の上縁部側が凹状に
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の靴。
  5. 【請求項5】 前記固定用ベルト部の中央部の幅が両端
    部の幅に比して狭く形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の靴。
  6. 【請求項6】 前記舌状当接部は前記足挿入用開口部の
    爪先側の端部又はその近傍の前記アッパー本体部に設け
    られた舌状当接部取り付け領域に設けられると共に、 前記舌状当接部取り付け領域は、使用者の足の足指屈曲
    線又はその近傍の上方に相当する位置に形成される構成
    となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載の靴。
  7. 【請求項7】 前記アッパー本体部に形成された履き口
    部と前記足挿入用開口部とで形成される開口と、前記靴
    とを平面図において表した場合に、前記開口の最大長さ
    が、前記靴の最大長さに対して、55%以上に形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    かに記載の靴。
  8. 【請求項8】 前記舌状当接部上に配置される前記固定
    用ベルト部の幅が20mm乃至25mmに形成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに
    記載の靴。
  9. 【請求項9】 前記靴が幼児用靴であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の靴。
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