JP2003258973A - 携帯通信端末装置 - Google Patents

携帯通信端末装置

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JP2003258973A
JP2003258973A JP2002059542A JP2002059542A JP2003258973A JP 2003258973 A JP2003258973 A JP 2003258973A JP 2002059542 A JP2002059542 A JP 2002059542A JP 2002059542 A JP2002059542 A JP 2002059542A JP 2003258973 A JP2003258973 A JP 2003258973A
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Japan
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push button
short
coil spring
view
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JP2002059542A
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English (en)
Inventor
Hisamitsu Takagi
久光 高木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯通信端末装置に関し、補助ディスプレイ部
を有効に利用することを可能にして使い勝手を向上させ
ることを目的とする。 【構成】一方に送話部7を、他方に受話部3を備え、一
端縁において折り畳み可能に連結される長さの異なる一
対の本体部を備えた携帯通信端末装置であって、前記短
寸側の本体部1の背面には補助ディスプレイ部15が配
置されるとともに、長寸側の本体部5の折り畳み姿勢に
おける短寸側の本体部1からの露出部81には、前記補
助ディスプレイ部15を操作するディスプレイ操作スイ
ッチ8を配置して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯通信端末装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯電話等の携帯通信端末の用途
が音声情報交信装置以外に、例えば、メイル等の文字情
報、あるいはインターネット通信網等を介した画像、動
画情報通信装置として拡大されるにつれて、大きな表示
画面が求められるに至っている。
【0003】そして、かかる比較的大きなディスプレイ
部を備えた携帯通信端末装置においては、携帯性を損ね
ないように、従来、送話部と受話部とを折り畳み可能に
構成したものが使用されている。
【0004】この従来例において、携帯通信端末は、送
話部と受話部とが別個の本体部に配置されており、これ
ら一対の本体部が適宜のヒンジにより折り畳み自在に連
結される。
【0005】しかし、上述した従来例において、折り畳
み姿勢においてディスプレイ部は外部から目視不能とな
るために、例えば、メイル着信等の確認には、一旦携帯
通信端末を展開姿勢にする必要があり、使い勝手が悪い
当問題がある。
【0006】この問題に対応するために、例えば、折り
畳み姿勢でも目視可能な位置に表示ランプを配置した
り、あるいは補助的なディスプレイ部を配置することも
行われているが、この場合における表示ランプ等は、携
帯通信端末の状態、例えば、メイル着信状態、あるいは
内部時計を示すにすぎないもので、当該表示ランプ等を
確認した後は、改めて展開姿勢に移行させて操作するこ
とが必要であり、使い勝手が良いとはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の欠点
を解消すべくなされたものであって、補助ディスプレイ
部を有効に利用することを可能にして使い勝手を向上さ
せた携帯通信端末装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】可搬性を向上させるため
に、送話部7、受話部3を備えた一対の本体部1、5は
折り畳み可能に連結されており、折り畳み姿勢において
対峙状に収容される送話部7と受話部3とは、折り畳み
状態を解除した姿勢、すなわち、展開姿勢において同一
面側に位置して通話することができる。
【0009】折り畳み姿勢においていずれか一方の自由
端部が露出するように、本体部は一方が他方に比べて長
寸に形成され、短寸側の本体部1の背面、すなわち、折
り畳み姿勢において外部に露出する側の面に補助ディス
プレイ部15が配置され、長寸側の本体部5の、短寸側
の本体部1からの露出部(以下、単に「露出部81」と
いう。)にディスプレイ操作スイッチ8が配置される。
【0010】補助ディスプレイ部15には、例えば、メ
イル着信状態、時計、あるいは、ゲーム画像等、適宜の
内容を表示することが可能であり、これら表示内容によ
って補助ディスプレイ部15の面積は適宜決定される。
また、ディスプレイ操作スイッチ8には、押しボタンの
ような機械式スイッチのほかに、タッチセンサ等の電子
式スイッチを利用できる。ディスプレイ操作スイッチ8
の機能は、少なくとも、補助ディスプレイ部15におけ
る表示内容に影響を与えるものであれば足り、補助ディ
スプレイ部15に対する電源断接スイッチ、あるいは省
エネスイッチとして構成する以外に、表示内容の変更ス
イッチとして構成したり、さらにはこれらの複合した機
能を割り当てることができる。
【0011】以上のように形成される携帯情報端末装置
は、折り畳み姿勢において、図3、4に示すように、短
寸側の本体部1と長寸側の本体部5とが折り重なり、短
寸側の本体部1に補助ディスプレイ部15が、長寸側の
露出部81には、この補助ディスプレイ部15を操作す
るディスプレイ操作スイッチ8が配置される。
【0012】したがってこの発明において、携帯情報端
末装置を展開姿勢に移行させることなく、補助ディスプ
レイ部15をディスプレイ操作スイッチ8により操作す
ることができるために、通信に直接関係しない操作、例
えば、ゲーム画面を補助ディスプレイ部15に表示して
ゲームを楽しむ等することが可能になる。
【0013】さらに、短寸側の本体部1に、折り畳み姿
勢において長寸側の本体部5の露出部81上に突出する
アンテナ2を配置すると、ディスプレイ操作スイッチ8
は、図3(d)に示すように、アンテナ2と長寸側の本
体部5の露出部81の辺縁とを結ぶ包絡面S1の内方に
位置することとなるために、長寸側、あるいは短寸側の
本体部1、5の表面に露出する場合に比して、過って押
されることがなくなる。とりわけ、ポケット等にしまっ
た状態においては、携帯情報端末装置の自重によりポケ
ット等の内壁は平面状になる傾向にあるために、上記包
絡面S1を越えてディスプレイ操作スイッチ8側に入り
込む機会は少なく、不用意にディスプレイ操作スイッチ
8が操作されることがなくなる。
【0014】この結果、補助ディスプレイ部15を操作
するディスプレイ操作スイッチ8がポケット等に収納さ
れた状態では操作されないことが保証されるために、補
助ディスプレイ部15が必要ないのに駆動されて徒に電
源が消費されたり、あるいは補助ディスプレイ部15の
表示状態の不用意な変更が防止される。この結果、補助
ディスプレイ部15を例えばゲーム画面等の表示部等と
して種々の用途に使用することが可能になる。
【0015】また、ディスプレイ操作スイッチ8は折り
畳み姿勢においても外部に露出して操作可能なために、
補助ディスプレイ部15に表示すべき情報へのアクセス
は携帯情報端末装置を展開姿勢にすることなく、直ちに
行うことができるために、使い勝手が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1、2に携帯電話として構成さ
れた本発明の実施の形態を示す。この実施の形態におい
て、携帯電話は、一対の本体部1、5を端部同士で回転
自在に連結して形成される。本体部1、5は、一方が他
方に対して長寸に形成されており、図1において、上方
に示される短寸側の本体部1には、上から順に、背面側
に内蔵され先端部が突出されて引き出し式に伸縮可能な
アンテナ2、正面側の内部にスピーカを内蔵する受話部
3、同じく正面側の内部に液晶表示パネルを内蔵するデ
ィスプレイ部4を有する。
【0017】下方の長寸側の本体部5には、上方に複数
の押しボタンスイッチからなる操作部6、下端部の内部
にマイクロホンを内蔵する送話部7、その近傍に押しボ
タンスイッチからなるディスプレイ操作スイッチ8、下
端面に外部回路との接続用コネクタ9が設けられてい
る。また、背面側の図1(b)において二点鎖線で示さ
れる領域は着脱可能に取り付けられる二次電池11が取
り付けられる部分である。
【0018】長寸側の本体部5と短寸側の本体部1それ
ぞれの一端部は開閉可能な連結部12によって連結され
ている。連結部12の内部には、後述するように、ばね
付勢された特殊なヒンジが内蔵されている。なお、図1
(a)において、説明の都合上理解を容易とするため
に、紙面に示されている側を正面、紙面の裏面側を背
面、図の前方を上側、図の手前側を下側、図の右側を右
側面、左側を左側面、と称する。このことは以降の各実
施の形態においても同様とする。
【0019】図3、4は折り畳み状態の携帯電話を示
し、図3(a)に長寸側の本体部5の背面が、図3
(b)に側面図が、図3(c)に上面図が、図3(d)
に下面図が、図4に斜視図がそれぞれ示される。図示の
ように、長寸側の本体部5と短寸側の本体部1との正面
側が対向するように連結部12を介して折り畳まれる
と、短寸側の本体部11の背面側が見え、長寸側の本体
部5は短寸側の本体部1の長さよりも長いことから、長
寸側の本体部5の下方側には短寸側の本体部1に覆われ
ることのない領域(露出部81)が形成され、該露出部
81に送話部7と、押しボタンスイッチ8とが配置され
る。
【0020】また、短寸側の本体部11の背面側には連
結部12側に、内部に液晶表示パネルを内蔵する補助デ
ィスプレイ部15、中央部の内部に大型のスピーカを内
蔵する補助受話部16、手前側に押しボタンスイッチ1
7がそれぞれ設けられている。
【0021】補助ディスプレイ部15はゲーム用画面と
しても利用可能な程度の大きさに形成され、押しボタン
スイッチ17は内部に設けられている録音用メモリを動
作させるための録音ボタンとして用意される。
【0022】この実施の形態において上記ディスプレイ
操作スイッチ8は、補助受話部16と補助ディスプレイ
部15の電源スイッチを兼ねており、所定時間以上押し
続けると、補助受話部16の投入スイッチとして、短時
間のクリック状操作により補助ディスプレイ部15の電
源スイッチとして機能する。
【0023】この携帯電話機によれば、ディスプレイ操
作スイッチ8を長押しすることにより、補助受話部16
から十分な音量で聞き取ることができる。したがって、
折り畳んだ状態、あるいは通話状態で折り畳み、卓上な
どに置いた状態として送話部7とによって通話すること
が可能であり、通話とともに自由な両手での作業や他の
装置などの操作をすることができる。また、ディスプレ
イ操作スイッチ8を短時間押すことによって補助ディス
プレイ部15が立ち上がり、予めダウンロード等してお
いたゲームを表示することができる。補助ディスプレイ
部15の起動とともに、例えば、ディスプレイ操作スイ
ッチ8、あるいは短寸側の本体部1に配置される押しボ
タンスイッチ17は以後、カーソルキーとして機能し、
これらを使用して補助ディスプレイ部15上に表示され
たゲームを楽しむことができるが、この場合、いずれか
の本体部1、5に別途カーソルキー、あるいはこれと同
等の機能のレバー等を配置することも可能である。
【0024】連結部12は、図4の閉じられた状態から
開放方向20°以下において閉じる方向への付勢力を維
持する機能と、図2の開放された状態の相対開き角度1
60°の位置を維持する機能とをそなえているものであ
る。
【0025】図4に対応する内部の構成が図5に示され
る。図5は外部のケースが取り外された状態であって、
主要構成は連結部12を含んで長寸側の本体部5と短寸
側の本体部1とを構成する枠状のフレーム18、19か
らなり、それぞれに回路部品などが取り付け配線された
多層のプリント配線板21、22が配置されて回路が構
成されている。
【0026】短寸側の本体部1の背面側には、それぞれ
第2の液晶表示パネル25、大型の第2のスピーカ2
6、押しボタンスイッチ27、が配置されており、長寸
側の本体部5の正面側には、マイクロホン28、押しボ
タンスイッチ29、背面側にコネクタ31、が配置され
ている。また、外部ケースを取り付けるための貫通孔3
2、が設けられている。
【0027】図6は、図5の状態から開放された状態が
示されるとともに、外部ケースを取り付けることの分離
状態が示されている。図6によると、短寸側の本体部1
の上方に第1のスピーカ35、第1の液晶表示パネル3
6、長寸側の本体部5の面に複数の押しボタン37がプ
リント配線板22に配置されてなる操作部6が示されて
おり、マイクロホン28、押しボタンスイッチ29、コ
ネクタ31、は既述したとおりである。連結部12の部
分には両本体部1、5の回路を接続するためのフレキシ
ブルプリント配線板38の巻かれた部分が見えている。
【0028】長寸側の本体部5の外部ケースは正面側ケ
ース41と背面側ケース42からなり、正面側ケース4
1には操作部6の複数の押しボタンスイッチ37と押し
ボタンスイッチ29とを覗かせる孔43、44と、マイ
クロホン28に連通する孔45と、が配置形成されてい
る。正面側ケース41の内部背面側には、ねじ穴を有す
る突起46が四箇所に設けられており、上部先端には連
結部12を覆う覆い半体47が形成されている。
【0029】背面側ケース42には背面側から挿入され
る結合用のねじ51を挿入させて正面側ケース41と結
合させるためのねじ挿入用突起52が四箇所に形成され
ており、背面側には電池収容部53と、下端面にコネク
タ31を覗かせる切り欠き54と、上部先端には連結部
12を覆う覆い半体55と、が形成されている。切り欠
き54には蓋56が着脱可能に取り付けられている。
【0030】短寸側の本体部1の外部ケースについても
同様に正面側ケース61と背面側ケース62とからな
り、正面側ケース61には第1のスピーカ35に連通す
る孔63と、中央部にはディスプレイ部4の透明窓64
と、下端部には連結部12を覆う覆い半体65と、が形
成されており、四隅の部分には正面側から挿入される結
合用のねじ66を挿入させて背面側ケース62と結合さ
せるためのねじ挿入用孔67が形成されている。
【0031】背面側ケース62には正面側に向けて設け
られているねじ穴を有する突起68、押しボタンスイッ
チ27を覗かせる孔69、第2のスピーカ26に連通す
る孔71、第2の液晶表示パネル25を覗かせる透明窓
72、連結部12を覆う覆い半体73、が形成されてお
り、背面側にはアンテナ2が設けられている。上記、長
寸側の本体部5を覆う正面側ケース41、背面側ケース
42、短寸側の本体部1を覆う正面側ケース61、背面
側ケース62、はすべて高い機械的な強度と硬度ならび
に適宜な弾性とを有する合成樹脂成形品でなる。
【0032】以上の構成で、連結線に示されるようにし
て、それぞれの本体部に正面側ケースと背面側ケースと
を組み合わせ、長寸側の本体部5側には背面側ケース4
2の背面側から結合用のねじ51を挿入して正面側ケー
ス41の突起46のねじ穴にねじ込み締めつけることに
より結合させる。同様にして、短寸側の本体部1側には
正面側ケース61の正面側から結合用のねじ66を挿入
して背面側ケース62の突起68のねじ穴にねじ込み締
めつけて結合させる。
【0033】それぞれの覆い半体47、55、65、7
3はそれぞれの凹凸関係により組み合わせられること、
ならびに正面側と背面側とから連結部12を覆うように
組み合わせられ、連結部12の周囲を覆う。結合用のね
じ51、66はそれぞれのねじ挿入用突起52、ねじ挿
入用孔67内に頭部が嵌まり込み沈んだ状態となるか
ら、その孔内に埋め込み栓75を押し込み外面をケース
の表面と同一色の同一面として体裁を整えるとともに、
不用意にねじが緩められることを防止するようにしてい
る。
【0034】したがってこの実施の形態において、折り
畳み姿勢においては、図3、4に示すように、長寸側の
本体部5の露出部81上には、アンテナの先端が位置す
るとともに、長寸側の本体部5と短寸側の本体部1とが
重合する部位が長寸側の本体部5のみの部位より厚さ方
向寸法が大きなために、短寸側の本体部1と長寸側の本
体部5との境界部には、段差部1aが形成される。
【0035】この結果、図3(b)に示すように、長寸
側の本体部5の露出部81に配置されるディスプレイ操
作スイッチ8は、短寸側の本体部1の自由端縁と長寸側
の本体部5の自由端縁とを結ぶ平面(包絡面S2)より
内側で、かつ、図3(d)に示すように、アンテナの側
縁と長寸側の本体部5の対向辺縁とを結ぶ平面(包絡面
S1)より内側に位置することとなる。この状態で、例
えば携帯電話をポケットに入れた場合、十分に容積が小
さくなければこれら包絡面S1、S2を越えてディスプ
レイ操作スイッチ8を押下することができず、不用意に
補助ディスプレイ部15が起動されてバッテリ消費量が
大きくなったり、あるいは不用意にゲームが進められた
りすることがない。
【0036】図7〜10に本発明の第2の実施の形態を
示す。この実施の形態において、長寸側の本体部5の露
出部81は操作部6が設けられている面から上方に膨隆
して、折り畳んだ状態で、その表面が短寸側の本体部1
の背面とほぼ同一面となる。この結果、上述した実施の
形態における段差部1aが解消され、外観、操作性の向
上が図られる。また、段差部1aの解消により、包絡面
S2も短寸側の本体部1、および長寸側の本体部5の表
面に沿うこととなるが、ディスプレイ操作用スイッチ8
は、未だアンテナ2による包絡面S1内部にあるため
に、誤操作は防止される。
【0037】図11に本発明の第3の実施の形態を示
す。この実施の形態において、長寸側の本体部5の内部
には、後述するように短寸側の本体部1を折り畳み状態
に維持する支持手段85が設けられており、短寸側の本
体部1の上側先端面86の係合穴87と係合する係合突
起88の先端部が、露出部81の操作部6側の壁面89
から上側へ向けて突出されている。また、短寸側の本体
部1を折り畳み状態から解放させる解放用押しボタン9
1が露出部81の側面に覗かされている。
【0038】支持手段85は、図12、13に示すよう
に、押しボタン91の内面側から露出部81の中央部分
まで延びる板状の腕92の先端部に係合突起88が一体
形成された可動部93と、露出部81の内面の押しボタ
ン91寄りに形成された軸部94にコイル部が嵌め込ま
れて係合支持されているねじりコイルばね95とからな
る。ねじりコイルばね95は、コイル部96と、その両
端に延び押しボタン91の内面に接して押しボタン91
を外面方向へ押し出すようにしている第1の端部97
と、途中が露出部81内面の係合突起98に接して位置
決めされ、さらに先端方向へ延びて可動部93の係合突
起88の先端を壁面89の外面方向へ押し出すようにし
ている第2の端部99とからなるものである。可動部9
3は柔軟にして弾性を有する合成樹脂成型品からなり、
ねじりコイルばね95はばね用のステンレス鋼線などか
らなる。
【0039】上記可動部93が一体形成される押しボタ
ン91は、ケースの嵌合部101に嵌まり込み、鍔部1
02により外部方向への移動が阻止されている。この鍔
部102の内部側には平行する隔壁でなる第1のばね受
け部103があり、この間にねじりコイルばね95の第
1の端部97が入り込んでいることにより、ねじりコイ
ルばね95が軸部94から外れることなく位置が決めら
れている。ねじりコイルばね95の第2の端部99側の
途中が、係合突起98に接していることにより、第1の
端部97側が係合突起98の方向へ撓まされることで押
しボタン91を弾性付勢させている。
【0040】押しボタン91の内部側からケースの中央
部に延びている板状の腕92の先端部の係合突起88
が、露出部81の壁面89を貫通するようにして先端部
が突出されるが板状の腕92によって、その突出長さが
決められている。係合突起88の先端方向には正面視第
1の傾斜面104が形成されており、壁面89の孔10
5には第1の傾斜面104に対応する傾斜面106が形
成されており、両傾斜面どうしが接触することによって
も位置決めされる。
【0041】係合突起88の内部側には平行する隔壁で
なる第2のばね受け部107があり、この間にねじりコ
イルばね95の第2の端部99が入り込んでいることに
より、第2の端部99が自由に移動することがない。ま
た、第2の端部99は途中の係合突起98によって位置
決めされるとともに、下方側へ撓まされた弾性復元力に
よって可動部93の係合突起88を突出方向へ弾性付勢
させている。
【0042】以上の構成で、この支持手段85の作用に
ついて図12(b)を参照して説明すると、押しボタン
91を外部からケースの内部方向へ押し込むことによ
り、ねじりコイルばね95の第1の端部97のばね付勢
力に抗して押し込むことができるとともに、板状の腕9
2もその方向へ移動される。板状の腕92の先端の係合
突起88は第1の傾斜面104とケース側の傾斜面10
6との接触状態で移動されることによって、係合突起8
8はねじりコイルばね95の第2の端部99のばね付勢
力に抗して露出部81の内部へと入り込み先端部が壁面
89から突出しない退避位置となる。このようなことは
板状の腕92が図示されるように彎曲するように弾性変
形されることにもよる。
【0043】つまり、ねじりコイルばね95の第1の端
部97と第2の端部99とは、そのばね弾性力が一層蓄
積されるように変形されることになる。したがって、押
しボタン91の押し込み力を解除することによって図1
2(a)の状態に復元されることは、あえて説明するま
でもなく容易に理解されようことから説明を省略するこ
ととする。
【0044】なお、押しボタン91は板状の腕92の彎
曲変形によっても傾いたりすることなく、図示省略のガ
イド部により、その押し込み方向と復帰方向のみに進退
するよう姿勢が維持されるようになっている。
【0045】つぎに、この支持手段85によって短寸側
の本体部1が折り畳まれた状態に支持されることについ
て、図13を参照して説明する。図13(a)はその構
成要部のみが示される側断面図であって、長寸側の本体
部5に対して短寸側の本体部1が連結部12を中心にし
て回動され、その先端部分が接近している状態が示され
ている。長寸側の本体部5は図12(a)で説明のとお
りの状態であって、その各部の構成についてのここでの
説明は省略するので必要に応じて符号により既述の説明
を図とともに参照されたい。なお押しボタン91につい
ては二点鎖線で示される位置にある。
【0046】可動部93の係合突起88の先端部分は露
出部81の壁面89から突出しているが、この突出部分
には正面側から背面方向へ傾斜された第2の傾斜面10
8が形成されている。短寸側の本体部1の正面側ケース
61の上側先端面86には係合穴87が形成されてい
る。短寸側の本体部1が開放方向への回動弾性力に抗し
て回動され、長寸側の本体部5の正面側へさらに接近さ
れることにより、ケース先端面86の曲面部分と係合突
起88の第2の傾斜面108とが接触することとなり、
係合突起88はねじりコイルばね95の第2の端部99
ならびに板状の腕92の変形にともなうばね弾性に抗し
て露出部81内へと押し込まされる。すなわち、退避位
置となる。
【0047】長寸側の本体部5の正面側に短寸側の本体
部1の正面側が接する状態に到ることにより、図13
(b)に示されるように係合突起88が短寸側の本体部
1の係合穴87と一致し、その内部へとばね弾性による
付勢力によって進出し、短寸側の本体部1の開放方向へ
の回動移動が阻止される。つまり、短寸側の本体部1が
折り畳まれた状態に支持される。短寸側の本体部1を開
放姿勢にする必要に応じては、押しボタン91を押し込
むことにより図12(b)で説明のような状態となって
解除されるから、短寸側の本体部1は連結部12にそな
わる弾性復元力によって開放位置まで回動される。
【0048】つぎに、長寸側の本体部5と短寸側の本体
部1とを回動可能に連結するとともに、折り畳まれた状
態を解除することによって連結部12の開放方向への弾
性力によって本体部を相対的に回動移動し得る、ヒンジ
の好適な一実施の形態について以下図面を参照しながら
説明する。
【0049】図14は、金属製のねじりコイルばね11
5であって、図(a)に側断面図、図(b)と図(c)
にそれぞれの軸方向から見た端面図が示され、断面が角
形のばね用鋼線が間隔巻きとしてその両端部が軸と平行
方向へ折り曲げられた端部116、117に形成されて
いる。断面を角形とした理由は円形断面よりも断面積を
大きく得られることから小径なばねにしても、大きなね
じり回動力、すなわち復元力が得られることにある。
【0050】図15は、円筒形のハウジング118であ
って、図(a)に側断面図、図(b)に図示左端側の端
面図、図(c)に図示右端側の端面図、が示される。右
端方向に内部からの円形の凹穴119が開口しており、
凹穴119の左端方向の端部には中心に軸孔121と、
所定半径位置に軸孔121に平行する角孔122とが形
成されている。また、軸孔121の形成されている端部
の周囲には、軸方向への三角形の山形をなす凸条123
が円周方向に所定角度ごとに連続して形成(セレーショ
ン)されており、凸条123の形成されていない、取り
付けの際の取り付け位置の基準部となる、基準部分12
4も形成されている。このハウジング118は、たとえ
ばアルミニウム合金のダイカスト成型品あるいは、Mg
合金のチクソウモールド法による成型品でなる。
【0051】図16は、キヤップ125であって、図
(a)に側断面図、図(b)に図示左側の端面図、図
(c)に図示右側の端面図、図(d)に平面図、が示さ
れる。図示されるように周囲には、円形の本体部126
の上下対称な方向に突出する位置決めのためのキー12
7と、図示左端面側には外形よりも小径な円形の段付き
凸部128と、が形成されている。
【0052】中心には軸孔129と、右側端面に凹部1
31と、軸孔129と所定半径位置に軸孔129に平行
する角孔132とが形成されている。
【0053】円形の本体部126の外径は、ハウジング
118の外径に、段付き凸部128の外径は、ハウジン
グ118の凹穴119の内径に、それぞれ一致するよう
に設定されている。したがって、キー127と段付き凸
部128との対向間は図(a)、(b)に示されるよう
な円弧形の溝が形成されている。このキヤップ125
も、たとえばアルミニウム合金のダイカスト成型品ある
いは、Mg合金のチクソウモールド法による成型品でな
る。
【0054】図17は、断面円形の軸133であり、図
(a)に側面図、図(b)に端面図、が示される。スト
レートな軸本体134の一端部に大径な鍔部135が形
成された鋼材からなり、表面には平滑なメッキ処理が施
される。あるいはステンレス鋼などからなる。
【0055】図18は、ヒンジ138の組み立て図であ
り、図(a)に側断面図、図(b)に端面図、図(c)
に平面図、がそれぞれ示される。まず、図を参照してそ
の組み立て手順について述べると、ハウジング118の
凹穴119の内部にねじりコイルばね115を挿入させ
て先端の端部116を角孔122に挿入させる。
【0056】つぎに、ハウジング118の凹穴119の
開口端部側に突出しているねじりコイルばね115の端
部117の先端にキヤップ125を近づけて角孔132
に挿入させ、段付き凸部128をハウジング118の凹
穴119に嵌め込ませることによって、ハウジング11
8の端部はキヤップ125の段付き凸部128とキー1
27との間の溝に嵌まり込む。
【0057】キヤップ125の中心の軸孔129に軸1
33の軸本体134を挿入し、そのままハウジング11
8の凹穴119内に挿入して凹穴119端部の軸孔12
1に貫通させる。軸133の鍔部135がキヤップ12
5の凹部131に嵌まり込んで位置決めされ、軸本体1
34の先端部がハウジング118の端部から突出する状
態となる。
【0058】この軸本体134の突出部に、プッシュナ
ットなどと称されている公知なリング状の板ばね139
を、そのばね弾性に抗して押し込ませることにより、板
ばねの内径が復元力によって軸本体134に食い込み、
軸133は抜け止め保持される。この状態が図18に示
される状態でもある。
【0059】ねじりコイルばね115の一端側はハウジ
ングの角孔122によってハウジング118に対して回
転方向位置決めされており、他端側はキヤップの角孔1
32によってキヤップ125に対して回転方向位置決め
されていることにより、自由に回動し得ない。しかしな
がら、ハウジング118と嵌まり合っているキヤップ1
25は、その軸回りの方向に相対的に回動し得るが、回
動にともなってねじりコイルばね115は、その両端部
で任意方向にねじり回動され得る。回動された状態を離
すことにより、ねじりコイルばねに蓄勢された復元力で
瞬時にねじりコイルばね115の自由状態位置、すなわ
ち、ハウジング118とキヤップ125との位置関係が
組み立てられた状態位置に復元される。
【0060】この組み立ての過程で、ハウジング118
の凹穴119の内部に液状の粘性体を充填することによ
り、粘性体はねじりコイルばね115の周囲とハウジン
グ118の凹穴119内面とに付着し、それらの相対移
動にともなう動きを緩和(ダンパ作用)させるので瞬時
には復元し得ないようになる。このような緩和作用(時
間幅)は粘度を選択することによって最適状態になし得
る。実際にヒンジ138の組み立てられた図18の状態
はこのような状態である。
【0061】この液状の粘性体は、具体的には新規なア
クリル液状樹脂であって、ハウジング118とキヤップ
125との嵌合隙間、および、軸133とハウジング1
18およびキヤップ125との嵌合隙間、のいずれから
も格別なシーリング手段を設けることなく漏出したりす
ることもないものである。従来のダンパ機能を有するヒ
ンジにあっては、粘性体に高粘度なシリコーンオイルな
どを適用していたが、このような液質の粘性体に対して
は漏出しないように格別なシーリング手段を設けること
が必要であった。
【0062】上記本発明になるヒンジ(軸型ヒンジとも
称する)138を携帯電話機に組み込むことについて、
図19を参照して説明する。図19は、枠状のフレーム
18、19を開放状態とした連結部12のみを分離状態
の断面図に示し、軸型ヒンジ138と対向する他方側の
軸とが同一軸上に配置して示してある。なお、要部のみ
が示されておりその他の構成要素は煩雑となることから
図示していない。
【0063】第2の本体側のフレーム18は3箇所の軸
孔を有する軸受け141、142、143をそなえ、中
間部の軸受け142の内面には軸型ヒンジ138のセレ
ーション123を受け入れ嵌合する逆形の凸条(逆形セ
レーション)144が形成されている。
【0064】第1の本体側のフレーム19には、両端に
軸受け145、146が設けられており、その間隔は第
2の本体側のフレーム18の両端の軸受け141、14
3を丁度嵌まり込ませることができる間隔に設定されて
いる。図示左側の軸受け145には端部に軸型ヒンジ1
38のキー127が嵌まり合うキー溝147が、右側の
軸受け146には端部に凹部148が、形成されてい
る。
【0065】図20の組み立て状態の断面図をも参照し
て組み立て手順について説明すると、第1の本体側のフ
レーム19の軸受け145、146間に、第2の本体側
のフレーム18の軸受け141、143を嵌まり込ませ
同一軸上に一致させるとともに、一方の軸受け143と
146との軸受け孔内に軸149を嵌合させ、他方の軸
受け145から141、142の軸受け孔内に軸型ヒン
ジ138を図示方向に嵌め込ませる。この際、第2の本
体側のフレーム18と第1の本体側のフレーム19との
開放角度位置である表面側の角度160°に合わせると
ともに、軸型ヒンジ138の凸条123部分に形成され
ている基準部分124を、軸受け142に形成されてい
る凸条144と図示省略の対応する基準部分の凹溝と一
致させること、ならびに、キー127とキー溝147と
を一致させることが肝要である。
【0066】この状態が図20に示されており、軸型ヒ
ンジ138のハウジング118は第2の本体部側のフレ
ーム18と一体に回動し、キヤップ125は第1の本体
部側のフレーム19と一体に回動することとなる。つま
り、両フレーム18、19の開放位置では、軸型ヒンジ
138内のねじりコイルばね115は自由状態である
が、折り畳まれる方向への回動に応じて巻き閉められる
方向にねじられ、復元力が蓄積される。
【0067】折り畳まれた位置から解放されることによ
って、ねじりコイルばね115の復元力によって両フレ
ーム18、19は開放位置に復元される。この際液状粘
性体の作用によって急激な回動運動をすることなく、適
宜な緩和(ダンピング)された回動速度で行なわれるこ
ととなる。開放角度は各種の操作ならびに通話に適した
160°を含む近傍に設定されるが、何らかの都合で1
80°の偏平な姿勢にされた場合、その作用力が除去さ
れるとすぐさま160°の位置に復元し得ることは当然
のことである。図18に示した状態は、このような位置
関係が得られるように設定されているものである。
【0068】図20において、軸受け142と143と
の間には両本体部1、5間を配線接続するフレキシブル
プリント配線板38の途中が巻き回された状態にかけ渡
されており、その両端部はそれぞれのプリント配線板
(図示省略)にコネクタ接続されている。図示しない
が、軸型ヒンジ138と軸149との周囲ならびに各軸
受け141〜143、145、146の周囲全体は、正
面側ケース41、61と背面側ケース42、62とによ
って両端部を含んで覆われることから、直接外部から見
えることはなくなり、軸型ヒンジ138、軸149が抜
け出るようなこともない。
【0069】このように組み立てられ、完成状態とする
ことにより、支持手段85と、軸型ヒンジ138との協
同作用によって、装置の安定した折り畳まれた状態姿勢
と、開放位置への回動移動が容易な操作によって円滑に
行なわれるものとなる。
【0070】図21、22に本発明の第4の実施の形態
を示す。この実施の形態において、露出部81の内部に
は、後述するように短寸側の本体部1を折り畳み状態に
維持する支持手段151が設けられており、短寸側の本
体部1の上側先端面86の係合穴87と係合する係合突
起152の先端部が、露出部81の操作部6側の壁面8
9から上側へ向けて突出されている。また、短寸側の本
体部1を折り畳み状態から解放させる第1の解放用押し
ボタン153と第2の解放用押しボタン154とが露出
部81の側面と正面に覗かされている。概略的には、こ
の第1、第2の解放用押しボタン153または154の
いずれかを押し込むことによって、壁面89から突出し
ている係合突起152の先端部は露出部81の内部に引
っ込み退避位置となる。このことについては後で詳述す
る。
【0071】図22は、支持手段151の構成と作用と
を詳細説明するための正面視断面の拡大図であって、図
22(a)に組み立てられた状態が示されている。図2
2(a)によると、上述したようにして組み立てられて
いるが、ここで図22(a)を参照しながら、さらに詳
細な構成の説明をすると、ケースの嵌合部101に嵌ま
り込んでいる可動部156の第1の解放用押しボタン1
53の部分の内部側には鍔部157があり外部方向への
移動が阻止されている。
【0072】この鍔部157の内部側には平行する隔壁
でなる第1のばね受け部158があり、この間にねじり
コイルばね95の第1の端部97が入り込んでいること
により、ねじりコイルばね95が軸部94から外れるこ
となく位置が決められている。
【0073】ねじりコイルばね95の第2の端部99側
の途中が、係合突起98に接していることにより、第1
の端部97側が係合突起98の方向へ撓まされることで
第1の解放用押しボタン153を弾性付勢させている。
【0074】第1の解放用押しボタン153の内部側か
らケースの中央部に延びている板状の腕155の先端の
係合突起152が、露出部81の壁面89を貫通するよ
うにして先端部が突出されるが板状の腕155によっ
て、その突出長さが決められている。
【0075】係合突起152の先端方向には正面視第1
の傾斜面159が形成されており、壁面89の孔105
には第1の傾斜面159に対応する傾斜面106が形成
されており、両傾斜面どうしが接触することによっても
位置決めされる。
【0076】係合突起152の内部側には平行する隔壁
でなる第2のばね受け部161があり、この間にねじり
コイルばね95の第2の端部99が入り込んでいること
により、第2の端部99が自由に移動することがない。
また、第2の端部99は途中の係合突起98によって位
置決めされるとともに、下方側へ撓まされた弾性復元力
によって可動部156の係合突起152を突出方向へ弾
性付勢させている。
【0077】ケースの壁面89の内面側、可動部156
の板状の腕155との間に第2の解放用押しボタン15
4を収容する正面視方形な押しボタン収容凹所165が
露出部81の正面側に開口するように形成されており、
ここに第2の解放用押しボタン154が嵌め込まれ凹所
165の底面との間に介在される圧縮コイルばね166
によって正面側に付勢されている。
【0078】第2の解放用押しボタン154は、図23
に示されるように押しボタン本体部167と2本の脚部
168と脚部先端の鉤状の突起169とからなり、脚部
168が押しボタン収容凹所165の底面二箇所に形成
された貫通孔内を貫通され、鉤状の突起169によって
抜け出ないように係止されているが、押し込む方向には
移動可能であり、押し込まれた状態からは圧縮コイルば
ね166の復元力で押し戻される。図24に示されるよ
うに、可動部156の係合突起152には、押しボタン
収容凹所165の部分に入り込むようにして第2の傾斜
面171が設けられており、ここに第2の解放用押しボ
タン154の押しボタン本体部167の端部172が接
触するような位置関係に設定されている。
【0079】以上の構成で、この支持手段151の第1
の解放用押しボタン153に関連した作用について図2
2を参照して説明すると、第1の解放用押しボタン15
3を外部からケースの内部方向へ押し込むことにより、
ねじりコイルばね95の第1の端部97のばね付勢力に
抗して押し込むことができるとともに、板状の腕155
もその方向へ移動される。板状の腕155先端の係合突
起152は第1の傾斜面159とケース側の傾斜面10
6との接触状態で移動されることによって、係合突起1
52はねじりコイルばね95の第2の端部99のばね付
勢力に抗して露出部81の内部へと入り込み先端部が壁
面89から突出しない退避位置となる。このようなこと
は板状の腕155が図示されるように彎曲するように弾
性変形されることにもよる。
【0080】つまり、ねじりコイルばね95の第1の端
部97と第2の端部99とは、そのばね弾性力が一層蓄
積されるように変形されることになる。したがって、第
1の解放用押しボタン153の押し込み力を解除するこ
とによって図22(a)の状態に復元されることとな
る。
【0081】なお、第1の解放用押しボタン153は板
状の腕155の彎曲変形によっても傾いたりすることな
く、図示省略のガイド部により、その押し込み方向と復
帰方向のみに進退するよう姿勢が維持されるようになっ
ている。
【0082】つぎに、第2の解放用押しボタン154に
関連した作用について図24を参照して説明すると、第
2の解放用押しボタン154を露出部81の正面側から
露出部81の内部方向へ押し込むことにより、圧縮コイ
ルばね166をそのばね弾性に抗して押し込むことがで
きるとともに、押しボタン本体部167の端部172に
接している係合突起152部分の第2の傾斜面171を
圧接することになり、図24(c)(a)に示されるよ
うに係合突起152をねじりコイルばね95の第2の端
部99のばね弾性に抗して露出部81内へと入り込ませ
て先端部が壁面89から突出しない退避位置となる。こ
のようなことは板状の腕155が図示されるように彎曲
変形するように弾性変形されることにもよる。
【0083】同様に、第2の解放用押しボタン154の
押し込み力を解除することによって、圧縮コイルばね1
66、ねじりコイルばね95の第2の端部99、板状の
腕155、の弾性復元力によって図22に示される状態
に復帰されることになる。
【0084】つぎに、この支持手段151によって短寸
側の本体部1が折り畳まれた状態に支持されることにつ
いて、図25を参照して説明する。長寸側の本体部5は
図22(a)で説明のとおりの状態であって、その各部
の構成についてのここでの説明は省略するので必要に応
じて符号により既述の説明を図とともに参照されたい。
なお、第1の解放用押しボタン153については二点鎖
線で示される位置にある。可動部156の係合突起15
2の先端部分は露出部81の壁面89から突出している
が、この突出部分には正面側から背面方向へ傾斜された
第3の傾斜面173が形成されている。短寸側の本体部
1の正面側ケース61の上側先端面86には係合穴87
が形成されている。
【0085】短寸側の本体部1が開放方向への回動弾性
力に抗して回動され、長寸側の本体部5の正面側へさら
に接近されることにより、ケース先端面86の曲面部分
と係合突起152の第3の傾斜面173とが接触するこ
ととなり、係合突起152はねじりコイルばね95の第
2の端部99ならびに板状の腕155の変形にともなう
ばね弾性に抗して露出部81内へと押し込まれる。すな
わち、退避位置となる。
【0086】長寸側の本体部5の正面側に短寸側の本体
部1の正面側が接する状態に到ることにより、図25
(b)に示されるように係合突起152が短寸側の本体
部1の係合穴87と一致し、その内部へとばね弾性によ
る付勢力によって進出し、短寸側の本体部1の開放方向
への回動移動が阻止される。つまり、短寸側の本体部1
が折り畳まれた状態に支持される。
【0087】短寸側の本体部1を開放姿勢にする必要に
応じては、第1の解放用押しボタン153または第2の
解放用押しボタン154の何れかを選択して押し込むこ
とにより、図22で説明のような状態となって解除され
るから、短寸側の本体部1は連結部12の軸型ヒンジ1
38の弾性復元力によって開放位置まで回動される。
【0088】図26に本発明の第5の実施の形態を示
す。この実施の形態において、露出部81の内部には短
寸側の本体部1を折り畳み状態に維持する支持手段18
1が設けられており、短寸側の本体部1の上側先端面8
6の係合穴87と係合する係合突起182の先端部が、
露出部81から上側へ向けて突出されている。
【0089】短寸側の本体部1を折り畳み状態から解放
させる第1の解放用押しボタン183と第2の解放用押
しボタン184とが露出部81の図示右側面と左側面に
覗かされている。概略的には、この第1の解放用押しボ
タン183または第2の解放用押しボタン184のいず
れかを押し込むことによって、壁面89から突出してい
る係合突起182の先端部は露出部81の内部に引っ込
み退避位置となる。このことについては後で詳述する。
【0090】長寸側の本体部5と短寸側の本体部1それ
ぞれの一端部は開閉可能な連結部12によって連結され
ており、連結部12の内部には上述した軸型ヒンジ13
8が内蔵されている。露出部81の正面にはマイクロホ
ン28を内蔵する送話部7とディスプレイ操作スイッチ
8とが設けられており、このディスプレイ操作スイッチ
8は補助受話部16を動作させるためのものである。
【0091】図27は、図26と同様であって露出部8
1の表面のみを剥離状態に除去断面としてその正面視内
部の要部を示してある。支持手段181の一方の組み
は、第1の解放用押しボタン183の内面側から露出部
81の中央部分まで延びる第1の板状の腕185の先端
部に係合突起182が一体形成された第1の可動部18
6と、露出部81の内面の第1の解放用押しボタン18
3寄りに形成された軸部94にコイル部が嵌め込まれて
係合支持されているねじりコイルばね95と、からな
る。ねじりコイルばね95は、コイル部96と、その両
端に延び第1の解放用押しボタン183の内面に接して
押しボタンを外面方向へ押し出すようにしている第1の
端部97と、途中が段部内面の係合突起98に接して位
置決めされ、さらに先端方向へ延びて第1の可動部18
6の係合突起182の先端を壁面89の外面方向へ押し
出すようにしている第2の端部99と、からなる。第1
の可動部186は柔軟にして弾性を有する合成樹脂成型
品からなり、ねじりコイルばね95はばね用ステンレス
鋼線などからなる。
【0092】支持手段181の他方の組みは、第2の解
放用押しボタン184内面側から露出部81の中央部ま
で延びる第2の板状の腕187の先端部に摺動部188
が一体形成された第2の可動部189と、露出部81の
内面の第2の解放用押しボタン184寄りに形成された
軸部191にコイル部が嵌め込まれて支持されているね
じりコイルばね192と、からなる。ねじりコイルばね
192は、コイル部193と、その両端に延び第2の解
放用押しボタン184の内面に接して押しボタンを外面
方向へ押し出すようにしている第1の端部194と、デ
ィスプレイ操作スイッチ8を囲んでいる環状壁面195
に接している第2の端部196と、からなる。この第2
の可動部189も柔軟にして弾性を有する合成樹脂成型
品からなり、ねじりコイルばね192もばね用ステンレ
ス鋼線などからなる。
【0093】図28は、図27が正面側から見た断面図
であるのに対して、説明の理解を容易とするために内面
側から見た図である。以降の説明は、この内面側から見
た図によって構成ならびに作用説明をすることとする。
図28(a)は、第1、第2の可動部186、189の
みを離間分離状態に示してあり、図27とは相互の位置
が入れ代わっていることと、紙面上での前後関係も同様
なことに留意されたい。すなわち、紙面の表面側が背
面、紙面の裏面側が正面、である。また、図29(a)
に斜視図が示されるが、この斜視図においては両押しボ
タン183、184の部分が図示省略して示されてい
る。
【0094】第1の可動部186の係合突起182は、
背面視二段構成であって、大きな第1段の部分に上向き
の第1の傾斜面201と、小さな第2段の部分に第1の
傾斜面201と平行するように上向きの第2の傾斜面2
02と、を有してなる。また、第1段の部分の正面側に
は上向きの第3の傾斜面203が形成されており、下方
端部には、ねじりコイルばね95の第2の端部99を受
け入れるばね受け部204が設けられている。第2の可
動部189の摺動部188は背面視楔状であり、第2の
板状の腕187と平行する摺動面205と、係合突起1
82の第2の傾斜面202に対応する傾斜面206と、
が形成されている。
【0095】図28(b)に示されるように、支持手段
181が長寸側の本体部5の露出部81内に組み立てら
れた状態では、係合突起182の先端部分は壁面89の
孔105から上方向に向けて突出され、第1の傾斜面2
01は孔105の傾斜面106に接してその突出方向位
置が決められている。第2の解放用押しボタン184側
の摺動部188の摺動面205は、露出部81の壁面8
9の内面に形成された垂直面207に接するとともに、
傾斜面206が係合突起182の第2の傾斜面202と
接していることによっても位置決めされている。
【0096】ねじりコイルばね95の第2の端部99
が、弾性に抗して変形され復元力が蓄勢された状態でば
ね受け部204に嵌め込まれることによっても、その復
元力で係合突起182が突出方向へ付勢されるととも
に、第2の傾斜面202、傾斜面206を介して摺動部
188の摺動面205が垂直面207に圧接される。
【0097】以上のようなことについて、垂直面207
が示されていないものの、図28(a)に対応した状態
が図29(b)の斜視図に示されている。
【0098】図28(b)において、符号の211は第
1の解放用押しボタン183ならびに、第1の板状の腕
185が傾いたりすることのないように支持する案内部
であり、符号の212は同様に第2の解放用押しボタン
184ならびに、第2の板状の腕187が傾いたりしな
いように支持する案内部である。符号の213は係合突
起182と摺動部188を背面側から支持する支持部材
である。図30(a)は、図27の矢視A−A断面が示
され、図30(b)は、図27の矢視B−B断面が示さ
れており、基本的には既述した前実施の形態と同様な構
成である。
【0099】以上の構成において、支持手段の作用につ
いて説明すると、図31(a)に示されるように、第1
の解放用押しボタン183をケースの外部から図示右方
向へ押し込むことにより、ねじりコイルばね95の第1
の端部97のばね付勢力に抗して押し込むことができる
とともに、係合突起182もその方向へ移動される。
【0100】この状態について、図32(a)の斜視図
をも参照して説明すると、係合突起182は第1の傾斜
面201とケース側の傾斜面106との接触状態で移動
されることによって、係合突起182はねじりコイルば
ね95の第2の端部99のばね付勢力に抗して露出部8
1の内部へと入り込み先端部が壁面89から突出しない
退避位置となる。
【0101】このようなことは第1の板状の腕185が
図示されるように彎曲するように弾性変形され、かつ第
2の傾斜面202が第2の解放用押しボタン184側の
摺動部188の傾斜面206と摺動するような関係で移
動し得ることにもよる。ねじりコイルばね95の第1の
端部97と第2の端部99とは、そのばね弾性力が一層
蓄積されるように変形されることとなる。したがって、
第2の解放用押しボタン183の押し込み力を解除する
ことによって図28(b)の状態に復元されることとな
る。
【0102】つぎに、第2の解放用押しボタン184に
関連した作用について説明すると、図31(b)に示さ
れるように、第2の解放用押しボタン184をケースの
外部から図示左方向へ押し込むことにより、ねじりコイ
ルばね192の第1の端部194のばね付勢力に抗して
押し込むことができるとともに、摺動部188もその方
向へ移動される。
【0103】この状態について、図32(b)の斜視図
をも参照して説明すると、摺動部188の摺動面205
は、ケースの垂直面207に接した状態で移動すること
から傾斜面206接している係合突起182の第2の傾
斜面202を下方向へ押しさげるように接触移動させる
こととなる。このようなことは、第1の板状の腕185
が図示されるように彎曲されるとともに、ねじりコイル
ばね95の第2の端部99をそのばね弾性に抗して押し
さげることで可能となる。その結果、係合突起182が
ケースの露出部81の内部へと入り込み先端部が壁面8
9から突出しない退避位置となる。
【0104】第2の解放用押しボタン184の押し込み
力を解除させることによって、ねじりコイルばね192
の弾性復元力で押しボタンは図28(b)に示される状
態に復帰され、第1の解放用押しボタン183側の係合
突起182はねじりコイルばね95の第2の端部99と
第1の板状の腕185との弾性復元力によって図28
(b)に示される状態に復帰される。
【0105】以上のことから、この支持手段181によ
って短寸側の本体部1が折り畳まれた状態に支持される
ことについては、図30(a)に示される状態で図25
に示されるように短寸側の本体部1が連結部12を中心
にして回動され、その先端部が係合突起182の第3の
傾斜面203と接触することにより、係合突起182は
ねじりコイルばね95の第2の端部99ならびに第1の
板状の腕185の変形にともなうばね弾性に抗して露出
部81内へと押し込まれる。すなわち、退避位置とな
る。
【0106】長寸側の本体部5の正面側に短寸側の本体
部1の正面側が接する状態に到ることにより、係合突起
182が短寸側の本体部1の係合穴87と一致し、その
内部へとばね弾性による付勢力によって進出し、短寸側
の本体部1の開放方向への回動移動が阻止され、短寸側
の本体部1が折り畳まれた状態に支持される。
【0107】短寸側の本体部1を開放姿勢にする必要に
応じては、第1の解放用押しボタン183または第2の
解放用押しボタン184の何れかを選択して押し込むこ
とにより、図31(a)で説明のような状態となって解
除されるから、短寸側の本体部1は連結部12の軸型ヒ
ンジ138の弾性復元力によって開放位置まで回動され
る。
【0108】本発明は、以上説明の各実施の形態に特定
されるものではなく、それぞれの実施の形態の構成要件
を任意に組み合わせ実施可能なものであることは、いう
までもないことである。
【0109】軸型ヒンジにおいても、実施の形態に限定
されるものではなく、キヤップと軸とを別体とするこ
と、キーではなく凸条とすること、さらにはセレーショ
ンではなく他の結合手段とすること、なども含まれるこ
とである。
【0110】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、補助ディスプレイ部を有効に利用することを
可能にして使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す外観図であ
る。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】図1の折り畳まれた状態である。
【図4】図3の斜視図である。
【図5】図3の状態の内部構成図である。
【図6】外部ケースを分離させた状態の斜視図である。
【図7】本発明に係る携帯電話機の第2の一実施形態の
外観図である。
【図8】図7の斜視図である。
【図9】図7の折り畳まれた状態である。
【図10】図9の斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す外観図であ
る。
【図12】支持手段の構成と作用の説明図(その1)で
ある。
【図13】支持手段の構成と作用の説明図(その2)で
ある。
【図14】ねじりコイルばねの側断面図と端面図であ
る。
【図15】ハウジングの側断面図と端面図である。
【図16】キヤップの側断面図と端面図および平面図で
ある。
【図17】軸の外形図である。
【図18】ヒンジの組み立て図である。
【図19】ヒンジを連結部に組み込む説明(その1)で
ある。
【図20】ヒンジを連結部に組み込む説明(その2)で
ある。
【図21】本発明の第4の実施の形態を示す外観図であ
る。
【図22】支持手段の構成と作用の説明図(その1)で
ある。
【図23】第2の解放用押しボタンの斜視図である。
【図24】支持手段の構成と作用の説明図(その2)で
ある。
【図25】支持手段の構成と作用の説明図(その3)で
ある。
【図26】本発明の第5の実施の形態に係る支持手段を
示す図である。
【図27】図26の内部構成を示す断面図である。
【図28】図26を背面側から示し構成および作用を説
明する図(その1)である。
【図29】図26を背面側から示し構成および作用を説
明する図(その2)である。
【図30】図27のA−A矢視ならびにB−B矢視断面
図である。
【図31】図26を背面側から示し構成および作用を説
明する図(その3)である。
【図32】図26を背面側から示し構成および作用を説
明する図(その4)である。
【符号の説明】
7 送話部 3 受話部 1 短寸側の本体部 15 補助ディスプレイ部 5 長寸側の本体部 81 露出部 8 ディスプレイ操作スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に送話部を、他方に受話部を備え、一
    端縁において折り畳み可能に連結される長さの異なる一
    対の本体部を備えた携帯通信端末装置であって、 前記短寸側の本体部の背面には補助ディスプレイ部が配
    置されるとともに、 長寸側の本体部の折り畳み姿勢における短寸側の本体部
    からの露出部には、前記補助ディスプレイ部を操作する
    ディスプレイ操作スイッチが配置される携帯通信端末装
    置。
  2. 【請求項2】前記短寸側の本体部には、折り畳み姿勢に
    おいて前記長寸側の本体部の露出部上に突出するアンテ
    ナが配置される請求項1記載の携帯通信端末装置。
  3. 【請求項3】折り畳み姿勢において短寸側の本体部と長
    寸側の本体部との境界部には、短寸側が高い段差部が形
    成される請求項1または2記載の携帯通信端末装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005039169A1 (en) * 2003-10-20 2005-04-28 Canon Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus
JP2005323136A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Mitsumi Electric Co Ltd 携帯端末機
CN117438847A (zh) * 2023-12-21 2024-01-23 安徽英信科技有限公司 一种计算机网络分接器

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