JP2003258383A - 窒化ガリウム系半導体レーザ及び画像露光装置 - Google Patents

窒化ガリウム系半導体レーザ及び画像露光装置

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JP2003258383A JP2002339877A JP2002339877A JP2003258383A JP 2003258383 A JP2003258383 A JP 2003258383A JP 2002339877 A JP2002339877 A JP 2002339877A JP 2002339877 A JP2002339877 A JP 2002339877A JP 2003258383 A JP2003258383 A JP 2003258383A
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laser
laser light
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gallium nitride
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Kenji Matsumoto
研司 松本
Toshiro Hayakawa
利郎 早川
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    • H01S5/32341Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures in AIIIBV compounds, e.g. AlGaAs-laser, InP-based laser emitting light at a wavelength less than 900 nm blue laser based on GaN or GaP

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL光の出力割合が低減され、銀塩感光材料
を露光した場合に鮮鋭度に優れた高品位な画像を得るこ
とができる窒化ガリウム系半導体レーザ(GaN系L
D)及び画像露光装置を提供する。 【解決手段】銀塩感光材料を用いて、鮮鋭度に優れ視覚
的に高品位な画像を得るためには、GaN系LDの光出
力に占めるEL光出力の割合を20%以下とする必要が
ある。印画紙上での光強度を約0.05mW、導波路厚
さ3nmとすると、導波路幅3μmの下では、共振器長
Lを1.0mm以下とした場合にこの条件を満たす。即
ち、導波路幅W1と共振器長Lとの積(W1・L)を
0.003mm2以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒化ガリウム(G
aN)系半導体レーザ及び画像露光装置に関し、特に、
銀塩感光材料を露光する露光装置の光源に使用されるG
aN系半導体レーザと、そのGaN系半導体レーザを光
源に用いた画像露光装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザとして、GaAs基
板上にAlGaInP、AlGaAs、InGaAsP
等の化合物半導体を積層したガリウム砒素(GaAs)
系半導体レーザが使用されてきた。GaAs系半導体レ
ーザでは、基板に使用されるGaAsや対向電極に使用
されるInGaAs、GaAsが発光波長において光吸
収を有しているため、基板や対向電極によりエレクトロ
・ルミネッセンスによる迷光(EL光)が吸収され、活
性層の通常数ミクロン幅の発光領域にレーザ光を閉じ込
めるストライプ構造を形成した場合に、ストライプ領域
外での迷光が問題になることは少なかった。
【0003】近年、半導体レーザを用いて感光材料の露
光を行う露光装置は、レーザ・プリンタ等の種々の用途
に使用されている。露光画質の向上には、レーザ光の波
長自体を短くし、レーザ光のスポット径をできるだけ小
さくすることが有効である。
【0004】青紫色半導体レーザ等の発振波長の短い半
導体レーザ(以下、「短波長レーザ」という。)の開発
は着実に進展しており、GaN系半導体レーザも実用化
に近付きつつある。このGaN系半導体レーザでは、発
光波長の光に対して透明なサファイア基板や炭化ケイ素
(SiC)基板が使用されるため、EL光がランダムな
方向に放出される。また、迷光が半導体チップの表面で
反射され、活性領域近傍に戻されたり、複数回の反射に
より様々なパターンの迷光が発生する。なお、この迷光
を抑制する技術としては、特許文献1に記載の技術など
が提案されている。
【0005】
【特許文献1】特開2001−24230号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この意
図しない迷光により、露光装置の光源にGaN系半導体
レーザを使用すると、光学系の操作でビーム径を小さく
してもスポット輪郭の鮮明さが得られない、という問題
がある。特に、高感度な銀塩感光材料を露光して連続階
調の高品位な写真画像を形成する銀塩方式では、画像が
ハーフトーンで構成される電子写真方式に比べ、スポッ
ト輪郭の不鮮明さは致命的な問題となる。
【0007】例えば、このようなGaN系半導体レーザ
を、ポリゴン等によりスポット走査を行う銀塩式露光装
置の光源に用いた時の模式図を図13に示す。図13に
示すように、GaN系半導体レーザ190より射出され
たレーザ光は、集光レンズ192によって所定のサイズ
にスポット194に集光される。しかしながら、発光位
置も方向もランダムである迷光(所謂EL光)198
は、スポット194に集光することはできず、ぼやけた
パターン199を形成する。
【0008】このスポット194の光出力と駆動電流の
関係、及びぼやけたパターン199の光出力と駆動電流
の関係を図14に示す。図14に示すように、特に銀塩
露光方式で重要な低露光強度の約0.05mW領域にお
いて、かなりのパワーがぼやけたパターン199に存在
することがわかる。
【0009】感光ドラム等の感光材料を用いた電子写真
方式に比べて、非常に高感度である高品位の銀塩式露光
方式においては、このぼやけたパターン199、すなわ
ち迷光によって感光材料が反応してしまい、致命的な欠
陥となってしまう。例えば、GaN系半導体レーザによ
ってスポット194と同程度の線幅を有したパターン
(例えば、図15(A)に示すような縞状パターン等)
を形成した場合、本来ならば図15(A)に示すように
ストライプ状に画像を形成するが、上述したぼやけたパ
ターン199によってストライプ間にも着色してしま
い、鮮鋭度が落ちた図15(B)に示すような期待され
る画像とは異なる著しく品位の低下した画像となってし
まう。
【0010】迷光によるぼやけたパターン199の光量
は小さいため、電子写真方式のような面積階調ではあま
り問題にならないが、銀塩写真のような連続階調の感材
では、微弱な背景が文字や画像のぼやけを招き、著しい
品位の低下となってしまう。
【0011】このように、特に高品位画像が特徴である
銀塩方式の露光においては、画像に悪影響、重大かつ致
命的な影響を及ぼすGaN系半導体レーザに特有の迷光
を低減させる必要がある。
【0012】そこで、本発明は、上記事実を考慮してな
されたもので、EL光の出力割合が低減され、銀塩感光
材料を露光した場合に鮮鋭度に優れた高品位な画像を得
ることができる窒化ガリウム系半導体レーザ及び画像露
光装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の窒化ガリウム系半導体レーザは、
窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ光及びレーザ
光以外の迷光を射出する窒化ガリウム系半導体レーザに
おいて、導波路幅と活性層の厚さと共振器長との積を所
定範囲内の値として、感光材料を露光して連続階調画像
を形成する場合に、迷光による露光部分が視覚的に認識
されない程度に迷光のレーザ光に対する出力割合を低減
したことを特徴とする。
【0014】また、請求項2に記載の窒化ガリウム系半
導体レーザは、窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ
光を射出するときにレーザ光以外の迷光が射出される窒
化ガリウム系半導体レーザにおいて、共振器長が0.1
mm以上、導波路幅が1μm以上、且つ導波路幅と共振
器長との積が0.003mm2以下であることを特徴と
する。
【0015】また、請求項3に記載の画像露光装置は、
上記の請求項1又は2に記載の窒化ガリウム系半導体レ
ーザを光源に用いて感光材料を露光することを特徴とす
る。また、請求項4に記載の画像露光装置は、請求項3
に記載の画像露光装置において、感光材料が銀塩感光材
料であることを特徴とする。
【0016】銀塩感光材料は非常に高感度であるため、
10cm四方の印画紙を1時間に1000〜2000枚
程度露光するのに必要なレーザパワーは、印画紙上の集
光スポットで高々0.1mWあれば十分である。従っ
て、仮にポリゴン等、途中の光学系での損失により90
%の光が失われるとしても、光源において1mW程度の
光出力があれば十分である。
【0017】一方、従来の半導体レーザは最低でも1m
W、一般的には20mW以上の高出力が得られるように
設計されており、高出力動作に適応するため、放熱特性
の良い長い共振器長(例えば、1mm以上)が選択され
ている。また、端面での光出力密度が高くなると半導体
レーザの寿命が短くなるために、横単一モード動作をす
る範囲においては導波路幅が広い方が好ましく、例えば
3〜4μmの導波路幅が選択されている。
【0018】一般に、半導体レーザでは共振器長の増加
に従い閾値電流が増大し、閾値電流に比例してキャリア
の自然放出に由来するEL光が増加する。半導体レーザ
の閾値電流近傍におけるEL光出力は、キャリア密度n
と活性層のキャリアが注入される部分の体積Vとの積に
比例する。
【0019】EL光出力 ∝ V・n 活性層のキャリア注入部分の体積Vは、活性層の断面積
Sと共振器長Lとの積であるため、上記の式は以下のよ
うに表される。
【0020】EL光出力 ∝ S・L・n また、一様な活性層であれば、その活性層の断面積S
は、導波路幅W1と活性層の厚さtaとの積であるた
め、上記の式は更に以下のように表される。
【0021】EL光出力 ∝ W1・L・ta・n しかしながら、実際の窒化ガリウム系半導体レーザにお
いては、多重量子井戸構造が採用されている。このよう
な多重量子井戸構造では、必ずしも活性層の厚みに比例
してEL光出力は増大しない。即ち、多重量子井戸が量
子井戸よりバンドギャップが大きな障壁層で隔てられて
おり、電子と正孔とは各々多重量子井戸の反対側から注
入されるため、井戸数が増加するとより多くの障壁層を
越えなければならないためキャリアの注入効率が低下す
る。更に、窒化ガリウムにおいては、異なる格子定数の
半導体層を積層するとピエゾ電界が発生するため、井戸
幅が大きいと井戸内でのエネルギーの傾斜が大きくなっ
て電子と正孔の波動関数の空間的オーバラップが減少
し、発光効率が低下する。
【0022】また、活性層の結晶成長条件によって、非
発光再結合レートが変化して、大きく発光効率が変化す
るため、レーザ発振に必要な利得を得るには、一般に結
晶品質が低下するほど井戸数が増加する傾向がある。従
って、導波路幅W1や共振器長Lと異なり、多重量子井
戸における活性層の厚さtaは、上記の式におけるよう
に比例要素として取り扱うことができない。量子井戸構
造とその作製条件とは、発光効率を略最大化するように
決定される。その量子井戸構造とその作製条件において
は、活性層の厚さtaを一定と考えることができ、上記
の式は更に以下のように表される。
【0023】EL光出力 ∝ W1・L・n 銀塩感光材料の露光に必要な光出力を得るための閾値電
流近傍では、キャリア密度nは、導波損失等の光損失が
それほど大きくない限り、略一定である。従って、閾値
電流近傍におけるEL光強度は、導波路幅と共振器長と
の積(W1・L)に略比例することになる。
【0024】本発明者等の検討により、GaN系LDに
より銀塩感光材料を露光して、鮮鋭度に優れ視覚的に高
品位な画像を得るためには、GaN系LDの光出力に占
めるEL光出力の割合を20%以下とする必要があるこ
とが判明した。EL光出力の割合が低減されたことによ
り、銀塩感光材料がEL光により視覚的に認識される程
度までは露光されず、鮮鋭度に優れ視覚的に高品位な画
像が得られると考えられる。この条件を満たすために
は、活性層の厚さが一定の下では、GaN系LDの導波
路幅と共振器長との積を0.003mm2以下とする必
要がある。
【0025】一方、共振器長が短か過ぎる場合には、発
熱及びミラー損失が増大し、活性層の利得飽和に起因し
た閾値電流が上昇する等の問題が発生し、GaN系LD
の信頼性が低下するので、信頼性を確保するために共振
器長は0.1mm以上とする必要がある。また、導波路
幅が狭過ぎる場合には、前記した通り、端面での光出力
密度が高くなり、GaN系LDの信頼性が低下するの
で、信頼性を確保するために導波路幅は1μm以上とす
る必要がある。
【0026】従って、本質的にEL光が出力されるGa
N系LDを銀塩方式で露光光源として用いる場合には、
共振器長を0.1mm以上、導波路幅を1μm以上とす
ると共に、導波路幅と共振器長との積を0.003mm
2以下の範囲とすることにより、信頼性を損なうことな
くGaN系LDの光出力に占めるEL光出力の割合を2
0%以下まで低減することができ、鮮鋭度に優れた高品
位な画像を得ることができる。
【0027】一方、請求項5に記載の画像露光装置は、
レーザ光によって感光材料に画像を走査露光する画像露
光装置であって、前記レーザ光を射出する発光層を備
え、該発光層より射出される前記レーザ光の半値強度に
おける放射角度の全角が、前記発光層に対して垂直方向
に35度以内となるように前記レーザ光を射出するGa
N系半導体レーザを備えることを特徴としている。
【0028】請求項5に記載の発明によれば、GaN系
半導体レーザを用いて感光材料にレーザ光を照射して画
像を走査露光する。この時、GaN系半導体レーザ(例
えば、青色レーザ光を射出するGaN系半導体レーザ)
は、多くの迷光を発散するため、感光材料に集光スポッ
トを照射する際に、集光スポット周辺に迷光によるぼや
けた部分が生じてしまうのは、上述の通りである。
【0029】ここで、GaN系半導体レーザの放射角度
を考える。レーザ光の放射角度は、半導体レーザの活性
層に垂直な厚み方向と平行方向で異なり、一般に平行方
向より垂直方向が広い。そのため、垂直方向のレーザ光
を集光できる集光レンズを備えた光学系であれば、平行
方向においてもレーザ光は十分に集光できる。また、レ
ーザ光源の放射角度が広いGaN系半導体レーザを用い
た場合には、GaN系半導体レーザより発散される多く
の迷光についても感光材料に集光してしまう。また、レ
ーザ光源の放射角度は、図9に示すように、狭い方が感
光材料に集光される迷光が少ない。
【0030】また、感光材料に照射された迷光によるぼ
やけた部分のエネルギーは、例えば、請求項6に記載の
発明のように、感光材料として銀塩感光材料を用いた場
合には、GaN系半導体レーザより射出されて感光材料
に集光される光エネルギーの1/5以下にすることが最
も望ましく、感光材料に集光される光のエネルギーを1
/5以下にするためには、前記放射角度の全角を35度
以下とすることによって可能となる。
【0031】そこで、上記事実を考慮して請求項5に記
載の発明では、GaN系半導体レーザの発光層から射出
されるレーザ光の半値強度における放射角度の全角が、
発光層に対して垂直方向に35度以内にレーザ光を射出
するGaN系半導体レーザを用いている。このように前
記放射角度の全角が35度以下のGaN系半導体レーザ
を用いることによって、感光材料に照射された迷光によ
るぼやけた部分のエネルギーをGaN系半導体レーザよ
り射出されて感光材料に集光される光エネルギーの1/
5以下にすることが可能となり、GaN系半導体レーザ
より発散される多くの迷光が感光材料に照射されるのを
抑制することができる。
【0032】また、前記放射角度の全角が狭いGaN系
半導体レーザを用いることによって、感光材料にレーザ
光を集光する集光光学系におけるレンズの開口数NAが
小さいものを用いても光の利用効率を下げることがない
ので、小さい開口数のレンズを用いることができ、これ
によっても迷光が感光材料に集光される割合を減少させ
ることができる。
【0033】また、請求項7に記載の画像露光装置は、
窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ光及びレーザ光
以外の迷光を射出する窒化ガリウム系半導体レーザを用
いて、レーザ光によって感光材料に画像を走査露光する
画像露光装置であって、前記レーザ光を射出する発光層
を備え、該発光層により射出される前記レーザ光の半値
強度における放射角度の全角が、前記発光層に対して垂
直方向に35度以内となるように前記レーザ光を射出す
ると共に、導波路幅と活性層の厚さと共振器長との積を
所定範囲内の値として、感光材料を露光して連続階調画
像を形成する場合に、迷光による露光部分が視覚的に認
識されない程度に迷光のレーザ光に対する出力割合を低
減したことを特徴とする窒化ガリウム系半導体レーザを
備えることを特徴としている。
【0034】請求項7に記載の画像露光装置によれば、
上述の請求項1に記載の窒化ガリウム系半導体レーザ
と、請求項5に記載の画像露光装置と、を組み合わせた
構成とされている。
【0035】従って、請求項1及び請求項5に記載の発
明よりも増して、迷光が感光材料に集光される割合を減
少させることができ、鮮鋭度に優れた高品位な画像を得
ることができる。
【0036】また、請求項8に記載の画像露光装置は、
窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ光及びレーザ光
以外の迷光を射出する窒化ガリウム系半導体レーザを用
いて、レーザ光によって感光材料に画像を走査露光する
画像露光装置であって、前記レーザ光を射出する発光層
を備え、該発光層により射出される前記レーザ光の半値
強度における放射角度の全角が、前記発光層に対して垂
直方向に35度以内となるように前記レーザ光を射出す
ると共に、共振器長が0.1mm以上、導波路幅が1μ
m以上、かつ導波路幅と共振器長との積が0.003m
2以下であることを特徴とする窒化ガリウム系半導体
レーザを備えることを特徴としている。
【0037】請求項8に記載の画像露光装置によれば、
上述の請求項2に記載の窒化ガリウム系半導体レーザ
と、請求項5に記載の画像露光装置と、を組み合わせた
構成とされている。
【0038】従って、請求項2及び請求項5に記載の発
明よりも増して、迷光が感光材料に集光される割合を減
少させることができ、鮮鋭度に優れた高品位な画像を得
ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。 [第1実施形態]本実施形態は、本発明の窒化ガリウム
系半導体レーザ(GaN系LD)をデジタルラボシステ
ムの露光光源に適用したものである。
【0040】(システム全体の概略説明)図1には本実
施形態に係るデジタルラボシステム10の概略構成が示
されており、図2にはデジタルラボシステム10の外観
が示されている。図1に示すように、このラボシステム
10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部16、
画像露光装置としてのレーザプリンタ部18、及びプロ
セッサ部20を含んで構成されており、ラインCCDス
キャナ14と画像処理部16は、図2に示す入力部26
として一体化されており、レーザプリンタ部18及びプ
ロセッサ部20は、図2に示す出力部28として一体化
されている。
【0041】ラインCCDスキャナ14は、写真フィル
ム(例えばネガフィルムやリバーサルフィルム)等の写
真感光材料(以下、単に「写真フィルム」と称する)に
記録されているフィルム画像(被写体を撮影後、現像処
理されることで可視化されたネガ画像又はポジ画像)を
読み取るためのものであり、例えば135サイズの写真
フィルム、110サイズの写真フィルム、及び透明な磁
気層が形成された写真フィルム(240サイズの写真フ
ィルム:所謂APSフィルム)、120サイズ及び22
0サイズ(ブローニサイズ)の写真フィルムのフィルム
画像を読取対象とすることができる。ラインCCDスキ
ャナ14は、上記の読取対象のフィルム画像を3ライン
カラーCCDで読み取り、R、G、Bの画像データを出
力する。
【0042】図2に示すように、ラインCCDスキャナ
14は作業テーブル30に取り付けられている。画像処
理部16は、作業テーブル30の下方側に形成された収
納部32内に収納されており、収納部32の開口部には
開閉扉34が取り付けられている。収納部32は、通常
は開閉扉34によって内部が隠蔽された状態となってお
り、開閉扉34が回動されると内部が露出され、画像処
理部16の取り出しが可能な状態となる。
【0043】また、作業テーブル30には、奥側にディ
スプレイ164が取り付けられていると共に、2種類の
キーボード166A、166Bが併設されている。一方
のキーボード166Aは作業テーブル30に埋設されて
いる。他方のキーボード166Bは、不使用時には作業
テーブル30の引出し36内に収納され、使用時には引
出し36から取り出されてキーボード166A上に重ね
て配置されるようになっている。キーボード166Bの
使用時には、キーボード166Bから延びるコード(信
号線)の先端に取り付けられたコネクタ(図示省略)
が、作業テーブル30に設けられたジャック37に接続
されることにより、キーボード166Bがジャック37
を介して画像処理部16と電気的に接続される。
【0044】また、作業テーブル30の作業面30U上
にはマウス40が配置されている。マウス40は、コー
ド(信号線)が作業テーブル30に設けられた孔42を
介して収納部32内へ延設されており、画像処理部16
と接続されている。マウス40は、不使用時はマウスホ
ルダ40Aに収納され、使用時はマウスホルダ40Aか
ら取り出されて、作業面30U上に配置される。
【0045】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば
反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像
データ、コンピュータで生成された画像データ等(以
下、これらをファイル画像データと総称する)を外部か
ら入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介し
て入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から
入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0046】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ入力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の情報記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情
報処理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0047】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を銀塩感光材
料である印画紙に照射して、走査露光によって印画紙に
画像(潜像)を記録する。また、プロセッサ部20は、
レーザプリンタ部18で走査露光によって画像が記録さ
れた印画紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の
各処理を施す。これにより、印画紙上に画像が形成され
る。
【0048】次に、レーザプリンタ部18の構成につい
て詳細に説明する。図3には、レーザプリンタ部18の
光学系の構成が示されている。
【0049】レーザプリンタ部18は、レーザ光源21
1R、210G、211Bの3個のレーザ光源を備えて
いる。レーザ光源211RはRの波長(例えば、685
nm)のレーザ光(以下、Rレーザ光と称する)を射出
する半導体レーザ(LD)で構成されている。また、レ
ーザ光源210Gは、レーザ光射出手段としてのLD2
10Lと、該LD210Lから射出されたレーザ光を1
/2の波長のレーザ光に変換する波長変換手段としての
波長変換素子(SHG)210Sから構成されており、
SHG210SからGの波長(例えば、532nm)の
レーザ光(以下、Gレーザ光と称する)が射出されるよ
うにLD210Lの発振波長が定められている。レーザ
光源211BはBの波長(例えば、440nm)のレー
ザ光(以下、Bレーザ光と称する)を射出するGaN系
LDで構成されている。レーザ光源211R、211B
はドライバ(図示省略)に接続されており、このドライ
バからの入力信号により直接変調されている。
【0050】レーザ光源210Gのレーザ光射出側に
は、コリメータレンズ212、外部変調手段としての音
響光学素子(AOM)214Gが順に配置されている。
AOM214Gは、入射されたレーザ光が音響光学媒質
を透過するように配置されていると共に、AOMドライ
バ(図示省略)に接続されており、AOMドライバから
高周波信号が入力されると、音響光学媒質内を高周波信
号に応じた超音波が伝搬し、音響光学媒質を透過するレ
ーザ光に音響光学効果が作用して回折が生じ、高周波信
号の振幅に応じた強度のレーザ光がAOM214Gから
回折光として射出される。
【0051】AOM214Gの回折光射出側には、平面
ミラー215が配置されており、平面ミラー215のレ
ーザ光射出側には、球面レンズ216、シリンドリカル
レンズ217、及びポリゴンミラー218が順に配置さ
れており、AOM214Gから回折光として射出された
Gレーザ光は、平面ミラー215によって反射された
後、球面レンズ216及びシリンドリカルレンズ217
を介してポリゴンミラー218の反射面上の所定位置に
反射され、ポリゴンミラー218で反射される。
【0052】一方、レーザ光源211R及び211Bの
レーザ光射出側には、コリメータレンズ213、シリン
ドリカルレンズ217が順に配置されており、レーザ光
源211R及び211Bから射出されたレーザ光はコリ
メータレンズ213により平行光とされ、シリンドリカ
ルレンズ217を介してポリゴンミラー218の反射面
上の上記所定位置と略同一の位置に照射されて、ポリゴ
ンミラー218で反射される。
【0053】ポリゴンミラー218で反射されたR、
G、Bの3本のレーザ光はfθレンズ220、シリンド
リカルレンズ221を順に透過し、シリンドリカルミラ
ー222によって反射された後、折り返しミラー223
によって略鉛直下方向に反射されて開孔部226を介し
て印画紙224に照射される。なお、折り返しミラー2
23を省略し、シリンドリカルミラー222によって直
接略鉛直下方向に反射して印画紙224に照射しても良
い。
【0054】一方、印画紙224上の走査露光開始位置
側方近傍には、開孔部226を介して到達したRレーザ
光を検出する走査開始検出センサ(以下、SOS検出セ
ンサと称する)228が配置されている。なお、SOS
検出センサ228で検出するレーザ光をRレーザ光とす
るのは、印画紙はRの感度が最も低く、このためRレー
ザ光の光量が最も大きくされているので確実に検出でき
ること、ポリゴンミラー218の回転による走査におい
てRレーザ光が最も早くSOS検出センサ228に到達
すること、等の理由からである。また、本実施形態で
は、SOS検出センサ228から出力される信号(以
下、センサ出力信号と称する)は、通常はローレベルと
されており、Rレーザ光が検出されたときのみハイレベ
ルとなるように構成されている。 (窒化ガリウム系半導体レーザ)図4及び図5を参照し
て、レーザ光源211Bに使用する発振波長440nm
のGaN系LDの概略構成の一例を説明する。このGa
N系LDでは、サファイア基板50上に、低欠陥n型G
aN基板層52、n型GaNバッファ層54(シリコン
(Si)ドープ、厚さ5μm)、n型In0.1Ga0.9N
バッファ層56(Siドープ、厚さ0.1μm)、n型
Al0.1Ga0.9Nクラッド層58(Siドープ、厚さ
0.45μm)、n型GaN光ガイド層60(Siドー
プ、厚さ0.08μm)、アンドープ活性層62、p型
GaN光ガイド層64(マグネシウム(Mg)ドープ、
厚さ0.08μm)、p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
66(Mgドープ、厚さ0.45μm)、及びp型Ga
Nキャップ層68(Mgドープ、厚さ0.25μm)
が、順次積層されている。
【0055】活性層62は、例えば、アンドープIn0.
05Ga0.95N(厚さ10nm)、アンドープIn0.23G
a0.77N量子井戸層(厚さ3nm)、アンドープIn0.
05Ga0.95N(厚さ5nm)、アンドープIn0.23Ga
0.77N量子井戸層(厚さ3nm)、アンドープIn0.05
Ga0.95N(厚さ10nm)、及びアンドープAl0.1
Ga0.9N(厚さ10nm)が、この順に積層された2
重量子井戸構造とする。
【0056】この積層体は、高さ(H3)が約100μ
m、幅(W2)が約300μmであり、n型GaNバッ
ファ層54が露出する深さまで除去されて、ポスト形状
のメサが形成されている。メサの高さ(H2)は3〜5
μmである。また、メサはp型Al0.1Ga0.9Nクラッ
ド層66が露出する深さまで除去されて、リッジストラ
イプが形成されている。リッジ部分の高さ(H1)は約
0.9μmである。また、Lは一方の端面から他方の端
面までの距離で表される共振器長を表し、W1は導波路
幅に相当するリッジストライプの幅を表す。共振器長及
び導波路幅の範囲については後述する。
【0057】露出したp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
66の表面とp型GaNキャップ層68の側面とは、窒
化ケイ素(SiN)膜70により被覆されている。p型
GaNキャップ層68上にはp型GaNキャップ層68
の露出部分とコンタクトするようにp側電極72が形成
され、露出したn型GaNバッファ層54上にはn側電
極74が形成されている。このLDでは、電流がp側電
極72からn側電極74に流されると、リッジストライ
プにより電流通路が狭窄されて活性層62に効率よく注
入され、発振波長440nmのレーザ光が端面より取り
出される。
【0058】次に、上記構造のLDの製造工程について
簡単に説明する。まず、サファイア基板50のc面上に
文献(S.Nagahama.et.al., Jpn.J.Appl.Phys.Vol.39,N
o.7A,p.L647(2000))記載の方法により低欠陥n型Ga
N基板層52を形成する。次に、有機金属気相成長法
(MOCVD法)を用いて、n型GaNバッファ層5
4、n型In0.1Ga0.9Nバッファ層56、n型Al0.
1Ga0.9Nクラッド層58、n型GaNガイド層60、
アンドープ活性層62、p型GaNガイド層64、p型
Al0.1Ga0.9Nクラッド層66、及びp型GaNキャ
ップ層68を順次積層する。次に、基板を成長室から取
り出し、塩素イオンを用いたリアクティブ・イオン・エ
ッチング(RIBE;Reactive Ion Beam Etching)に
より、上記積層体の一部をp型Al0.1Ga0.9Nクラッ
ド層66が露出するまで除去し、所定幅のリッジストラ
イプを形成する。p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層66
は、p型GaNガイド層64表面から0.1μmの深さ
まで除去する。
【0059】次に、プラズマCVD法により、露出した
p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層66の表面とp型Ga
Nキャップ層68の表面とをSiN膜70により被覆し
た後、フォトリソグラフィによりレジストマスクを形成
し、エッチングによりリッジ上面に形成されたSiN膜
を選択的に除去する。その後、窒素ガス雰囲気中で熱処
理しp型不純物を活性化する。
【0060】次に、塩素イオンを用いたRIBEによ
り、発光領域を含む部分以外のエピ層(レーザを構成す
るのに不要な部分)をn型GaNバッファ層54が露出
するまで除去し、ポスト形状のメサを形成する。
【0061】次に、p型GaNキャップ層68の露出面
上にNi/Auを順に真空蒸着し、n型GaNバッファ
層54の露出面上にTi/Al/Ti/Auを順に真空
蒸着し、各々を窒素雰囲気中でアニールしてオーミック
電極を形成する。これにより、p型GaNキャップ層6
8上にはp側電極72が形成され、n型GaNバッファ
層54上にはn側電極74が形成される。最後に、劈開
により共振器端面を形成する。これによりLDが完成す
る。
【0062】なお、低欠陥n型GaN基板層52が形成
されたサファイア基板の代わりに、絶縁物のサファイア
基板や導電性の炭化ケイ素(SiC)基板を用いること
ができる。また、積層体の各層をMOCVD法に代えて
エピタキシャル成長(ELOG;Epitaxially Lateral
Over Growth)により形成することにより、文献(松
下、オプトロエクス、N0.1、p.62(2000))に記載されて
いるように、発振ストライプ領域での転位を減少させる
ことができる。 (導波路幅及び共振器長の範囲)図6に、図4及び図5
に示すGaN系LDで構成されたB色のレーザ光源21
1Bから射出された光による印画紙上での光強度と駆動
電量との関係を4種類の共振器長Lについて示す。L=
1.5mmの場合の関係を実線で、L=1.25mmの
場合の関係を粗い点線で、L=1.0mmの場合の関係
を一点鎖線で、L=0.75mmの場合の関係を細かい
点線で、各々表す。このとき、GaN系LDの導波路幅
W1を3μmとした。また、厚さ3nmの量子井戸層で
構成された2重量子井戸構造とした。
【0063】図6から分かるように、EL光による印画
紙上での光強度は共振器長に依らず略一定であるのに対
し、レーザスポットにおける印画紙上での光強度は共振
器長が短いほど増加する。換言すれば、LDの光出力に
占めるEL光出力の割合は共振器長が短いほど減少す
る。例えば、印画紙上で約0.05mWの光強度を得よ
うとすると、共振器長Lが1.25mmと長い場合には
LDの光出力に占めるEL光出力の割合は約30%とな
るのに対し、共振器長が1mmの場合には、約20%、
さらに、共振器長Lが0.75mmと短い場合にはLD
の光出力に占めるEL光出力の割合は約15%にまで低
減される。
【0064】図16は440nmのレーザ光にて露光し
た場合のセンシトカーブを示す。ここで十分な濃度まで
露光を行うためには、この測定結果の最大値である50
μWが必要である。前記した通り、銀塩感光材料を用い
て、鮮鋭度に優れ視覚的に高品位な画像を得るために
は、LDの光出力に占めるEL光出力の割合を20%以
下とする必要がある。印画紙上での光強度を50μWと
すると、導波路幅3μmの下では、共振器長Lを1.0
mm以下とした場合にこの条件を満たす。すなわち、導
波路幅W1と共振器長Lとの積(W1・L)を0.00
3mm2以下とする必要がある。なお、導波路幅W1を
1〜30μmの範囲で種々変更した場合にも、同様に、
印画紙上での光強度を約0.05mWとすると、積(W
1・L)が0.003mm2以下のときに、LDの光出
力の占めるEL光出力の割合が20%以下となる。画像
の鮮鋭度を更に改善する観点から、積(W1・L)の上
限は0.0025mm2以下が好ましく、0.002m
2以下がより好ましい。また、信頼性の観点から、積
(W1・L)の下限は0.0002mm2以上が好まし
く、0.0003mm2以上がより好ましい。
【0065】一方、LDの信頼性を確保するために、共
振器長Lは0.1mm以上とする必要があり、導波路幅
W1は1μm以上とする必要がある。共振器長Lを0.
1mmとした場合は、導波路幅W1の値は1〜30μm
の範囲から選択することができ、導波路幅W1を1μm
とした場合は、共振器長Lの値は0.1〜3.0mmの
範囲から選択することができる。消費電力を考慮する
と、共振器長Lは0.1〜1.0mmの範囲が好まし
く、0.1〜0.8mmの範囲がより好ましい。また、
良好な横モード特性を得るために、導波路幅W1は1.
0〜4.0μmの範囲が好ましく、1.0〜3.0μm
の範囲がより好ましい。
【0066】以上説明した通り、本実施形態では、B色
のレーザ光源(レーザ光源211B)に、共振器長が
0.1mm以上、導波路幅が1μm以上、且つ導波路幅
と共振器長との積が0.003mm2以下のGaN系L
Dを使用することにより、LDの光出力に占めるEL光
出力の割合が20%以下まで低減され、鮮鋭度に優れ高
品位な画像を得ることができる。 [第2実施形態]続いて、本発明の第2実施形態に係わ
るデジタルラボシステムについて説明する。なお、シス
テム全体構成は、図1〜図3に示す第1実施形態と同様
であるため、図1〜図3を参照して、同一符号を付して
説明する。
【0067】(システム全体の概略説明)図1には本実
施形態に係るデジタルラボシステム10の概略構成が示
されており、図2にはデジタルラボシステム10の外観
が示されている。図1に示すように、このラボシステム
10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部16、
画像露光装置としてのレーザプリンタ部18、及びプロ
セッサ部20を含んで構成されており、ラインCCDス
キャナ14と画像処理部16は、図2に示す入力部26
として一体化されており、レーザプリンタ部18及びプ
ロセッサ部20は、図2に示す出力部28として一体化
されている。
【0068】ラインCCDスキャナ14は、写真フィル
ム(例えばネガフィルムやリバーサルフィルム)等の写
真感光材料(以下、単に「写真フィルム」と称する)に
記録されているフィルム画像(被写体を撮影後、現像処
理されることで可視化されたネガ画像又はポジ画像)を
読み取るためのものであり、例えば135サイズの写真
フィルム、110サイズの写真フィルム、及び透明な磁
気層が形成された写真フィルム(240サイズの写真フ
ィルム:所謂APSフィルム)、120サイズ及び22
0サイズ(ブローニサイズ)の写真フィルムのフィルム
画像を読取対象とすることができる。ラインCCDスキ
ャナ14は、上記の読取対象のフィルム画像を3ライン
カラーCCDで読み取り、R、G、Bの画像データを出
力する。
【0069】図2に示すように、ラインCCDスキャナ
14は作業テーブル30に取り付けられている。画像処
理部16は、作業テーブル30の下方側に形成された収
納部32内に収納されており、収納部32の開口部には
開閉扉34が取り付けられている。収納部32は、通常
は開閉扉34によって内部が隠蔽された状態となってお
り、開閉扉34が回動されると内部が露出され、画像処
理部16の取り出しが可能な状態となる。
【0070】また作業テーブル30には、奥側にディス
プレイ164が取り付けられていると共に、2種類のキ
ーボード166A、166Bが併設されている。一方の
キーボード166Aは作業テーブル30に埋設されてい
る。他方のキーボード166Bは、不使用時には作業テ
ーブル30の引出し36内に収納され、使用時には引出
し36から取り出されてキーボード166A上に重ねて
配置されるようになっている。キーボード166Bの使
用時には、キーボード166Bから延びるコード(信号
線)の先端に取り付けられたコネクタ(図示省略)が、
作業テーブル30に設けられたジャック37に接続され
ることにより、キーボード166Bがジャック37を介
して画像処理部16と電気的に接続される。
【0071】また、作業テーブル30の作業面30U上
にはマウス40が配置されている。マウス40は、コー
ド(信号線)が作業テーブル30に設けられた孔42を
介して収納部32内へ延設されており、画像処理部16
と接続されている。マウス40は、不使用時はマウスホ
ルダ40Aに収納され、使用時はマウスホルダ40Aか
ら取り出されて、作業面30U上に配置される。
【0072】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば
反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像
データ、コンピュータで生成された画像データ等(以
下、これらをファイル画像データと総称する)を外部か
ら入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介し
て入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から
入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0073】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ入力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の情報記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情
報処理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0074】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像(潜像)を記録
する。また、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部1
8で走査露光によって画像が記録された印画紙に対し、
発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これ
により、印画紙上に画像が形成される。
【0075】(レーザプリンタ部の詳細構成)次にレー
ザプリンタ部18の構成について詳細に説明する。図7
には、レーザプリンタ部18の光学系の構成が示されて
いる。なお、本実施形態のレーザプリンタ部18は、第
1実施形態に対して、レーザ光源211Bに用いる半導
体レーザが一部異なるのみであるため、同一符号を付し
て説明する。
【0076】レーザプリンタ部18は、レーザ光源21
1R、210G、211Bの3個のレーザ光源を備えて
いる。レーザ光源211RはRの波長(例えば、685
nm)のレーザ光(以下、Rレーザ光と称する)を射出
する半導体レーザ(LD)で構成されている。また、レ
ーザ光源210Gは、レーザ光射出手段としてのLD2
10Lと、該LD210Lから射出されたレーザ光を1
/2の波長のレーザ光に変換する波長変換手段としての
波長変換素子(SHG)210Sから構成されており、
SHG210SからGの波長(例えば、532nm)の
レーザ光(以下、Gレーザ光と称する)が射出されるよ
うにLD210Lの発振波長が定められている。レーザ
光源211BはBの波長(例えば、440nm)のレー
ザ光(以下、Bレーザ光と称する)を射出するLDで構
成されている。
【0077】レーザ光源210Gのレーザ光射出側に
は、コリメータレンズ212、外部変調手段としての音
響光学素子(AOM)214Gが順に配置されている。
AOM214Gは、入射されたレーザ光が音響光学媒質
を透過するように配置されていると共に、AOMドライ
バ(図示省略)に接続されており、AOMドライバから
高周波信号が入力されると、音響光学媒質内を高周波信
号に応じた超音波が伝搬し、音響光学媒質を透過するレ
ーザ光に音響光学効果が作用して回折が生じ、高周波信
号の振幅に応じた強度のレーザ光がAOM214Gから
回折光として射出される。
【0078】AOM214Gの回折光射出側には、平面
ミラー215が配置されており、平面ミラー215のレ
ーザ光射出側には、球面レンズ216、シリンドリカル
レンズ217、及びポリゴンミラー218が順に配置さ
れており、AOM214Gから回折光として射出された
Gレーザ光は、平面ミラー215によって反射された
後、球面レンズ216及びシリンドリカルレンズ217
を介してポリゴンミラー218の反射面上の所定位置に
反射され、ポリゴンミラー218で反射される。
【0079】一方、レーザ光源211R及び210Bの
レーザ光射出側には、コリメータレンズ213、シリン
ドリカルレンズ217が順に配置されており、レーザ光
源211R及び211Bから射出されたレーザ光はコリ
メータレンズ213により平行光とされ、シリンドリカ
ルレンズ217を介してポリゴンミラー218の反射面
上の上記所定位置と略同一の位置に照射されて、ポリゴ
ンミラー218で反射される。
【0080】ポリゴンミラー218で反射されたR、
G、Bの3本のレーザ光はfθレンズ220、シリンド
リカルレンズ221を順に透過し、シリンドリカルミラ
ー222によって反射された後、折り返しミラー223
によって略鉛直下方向に反射されて開孔部226を介し
て印画紙224に照射される。なお、折り返しミラー2
23を省略し、シリンドリカルミラー222によって直
接略鉛直下方向に反射して印画紙224に照射しても良
い。
【0081】一方、印画紙224上の走査露光開始位置
側方近傍には、開孔部226を介して到達したRレーザ
光を検出する走査開始検出センサ(以下、SOS検出セ
ンサと称する)228が配置されている。なお、SOS
検出センサ228で検出するレーザ光をRレーザ光とす
るのは、印画紙はRの感度が最も低く、このためRレー
ザ光の光量が最も大きくされているので確実に検出でき
ること、ポリゴンミラー218の回転による走査におい
てRレーザ光が最も早くSOS検出センサ228に到達
すること、等の理由からである。また、本実施形態で
は、SOS検出センサ228から出力される信号(以
下、センサ出力信号と称する)は、通常はローレベルと
されており、Rレーザ光が検出されたときのみハイレベ
ルとなるように構成されている。
【0082】次に、本実施形態に係わるレーザ光源21
1Bの詳細な構成について説明する。図7に本実施形態
に係わるレーザ光源211Bに用いる半導体レーザの断
面模式図を示す。なお、図7において、W1=1.7μ
m、W2=300μm、H1=約0.9μm、H2=約
3.5μm、H3=100μm、であり、基本的には、
第1実施形態と同一構成であるが、異なる符号を付して
説明する。
【0083】レーザ光源211Bは、InGaN半導体
レーザからなり、図4に示すように、サファイアc面基
板上に文献(S.Nagahama et.al.,jpn.Appl.Phys.Vol.3
9,No.7A,p.L647(2000))に記載の方法により、低欠陥G
aN基板層を形成する。
【0084】次に常圧MOCVD法を用いて、n型Ga
Nバッファ層(Siドープ、5μm)71、n型In0.
1Ga0.9Nバッファ層(Siドープ、0.1μm)6
7、n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層(Siドープ、
0.45μm)65、n型GaN光ガイド層(Siドー
プ、0.04〜0.08μm)63、アンドープ活性層
61、p型GaN光ガイド層(Mgドープ、0.04〜
0.08μm)59、p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
(Mgドープ、0.45μm)57、p型GaNキャッ
プ層(Mgドープ、0.25μm)55、を成長する。
活性層61は、アンドープIn0.05Ga0.95N(10n
m)、アンドープIn0.23Ga0.77N量子井戸層(3n
m)、アンドープIn0.05Ga0.95N(5nm)、
アンドープIn0.23Ga0.77N量子井戸層(3nm)、
アンドープIn0.05Ga0.9N(10nm)、アンドー
プAl0.1Ga0.9N(10nm)の2重量子井戸構造と
する。次にフォトリソグラフィとエッチングにより幅
1.7μm程度のリッジストライプをp型Al0.1Ga
0.9Nクラッド層57中でp型GaN光ガイド層59か
ら0.1μmの距離まで塩素イオンを用いたRIBE
(reactive ion beam etching)によりエッジングして
形成する。次にSiN膜53をプラズマCVDで全面に
製膜した後、フォトリソグラフィとエッチングによりリ
ッジ上の不要部分を除去する。その後窒素ガス雰囲気中
で熱処理によりp型不純物を活性化する。この後、塩素
イオンを用いたRIBEにより発光領域を含む部分以外
のエピ層をn型GaNバッファ層71が露出するまでエ
ッチング除去する。この後、n電極69としてTi/A
l/Ti/Au、p電極51としてNi/Auを真空蒸
着・窒素中アニールしてオーミック電極を形成する。劈
開により共振器端面を形成する。本実施形態では、発振
波長440nmで、接合に垂直方向のビーム放射角半値
全角で35度である。なお、絶縁物のサファイア基板を
用いても可能である。また、同様の構造をSiCのよう
な導電性の基板上に作製することも可能である。更に、
ELOG(epitaxially lateral over growth)を用い
て、発振ストライプ領域の転位を減少させることも可能
である(前記参考文献:松下、オプトロニクス、(20
00)No.1、p.62)。
【0085】続いて、本実施形態に係わるレーザ光源
(上記GaN系半導体レーザ)211Bの光学系につい
て詳細に説明する。図8には、GaN系半導体レーザの
光学系の模式図を示す。図8において、集光光学系72
は、レーザ光源211BとしてのGaN系半導体レーザ
の光学系を簡略化するために、上述したコリメータレン
ズ213、シリンドリカルレンズ217、ポリゴンミラ
ー218、fθレンズ220、シリンドリカルレンズ2
21、シリンドリカルミラー222、及び折り返しミラ
ー223等を含む光学系として示す。
【0086】図8に示すように、レーザ光源211Bか
ら射出されたBレーザ光は、集光光学系72を介して印
画紙224に照射される。この時、本実施形態では、G
aN系半導体レーザを用いて印画紙224にBレーザ光
を照射するようになっているが、上述したように、Ga
N系半導体レーザからなるレーザ光源211Bは、非常
に多くの迷光を発散する特性を有している。従って、迷
光によって印画紙224上に照射されたビームスポット
周辺に迷光によるボケを生じ画質を低下させてしまう。
【0087】ここで、レーザ光源211Bより射出され
るBレーザ光の放射角度について考える。Bレーザ光の
放射角度は、半導体レーザの発光層としての活性層に垂
直な厚み方向と平行方向で異なり、一般に平行方向より
垂直方向が広い。そのため、垂直方向のレーザ光を集光
できる集光レンズを備えた光学系であれば、平行方向に
おいてもレーザ光は十分に集光できるので、以下では活
性層(基板)の厚さ方向に切った断面を前提に説明す
る。
【0088】レーザ光源211Bの放射角度は、レーザ
光源211Bの発光層としての導波路48の幅によって
定められる角度で、導波路の幅を狭くすると、レーザ光
源211Bより射出されるBレーザ光の放射角度が広く
なり、導波路の幅を広くすると、レーザ光源211Bよ
り射出されるBレーザ光の放射角度が狭くなる。放射角
度の広いレーザ光源を用いる場合に、レーザ光を印画紙
224に効率的に照射するためには、開口数の広い集光
レンズを用いる必要となり、逆に放射角度の狭いレーザ
光源を用いる場合には、レーザ光を印画紙224に効率
的に照射するために、開口数の狭い集光レンズを用いる
ことができる。開口数の広い集光レンズを用いると、レ
ーザ光源211Bより発散される迷光も多く集光される
ため、迷光を除去する観点では、開口数の狭いレンズを
用いることが好ましい。
【0089】そこで、本実施形態では、放射角度の狭い
GaN系半導体レーザをレーザ光源211Bとして用い
ると共に、狭い放射角度に対応して狭い開口数のレンズ
を含む集光光学系72を用いている。これによって集光
光学系72により集められてしまう迷光を低減すること
ができる。従って、ぼやけたパターンの光エネルギーは
従来に比べて少なく、銀塩露光式で特に問題となる印画
紙224全体に着色してしまう現象を抑制することがで
きる。
【0090】また、図9には、GaN系半導体レーザよ
り射出されるBレーザ光の垂直方向における半値強度の
放射角度の全角(以下、単に放射角度という。)が、そ
れぞれ40度、35度、30度、25度に対応する集光
光学系72によって絞られた光スポットの光パワーと迷
光による光スポット周囲のぼやけた部分の光パワーの半
導体レーザ駆動電流特性を示す。なお、GaN系半導体
レーザの光の利用効率を上げるために、放射角度が40
度の場合には、開口数NAの大きい0.71のレンズを
用い、放射角の異なるGaN系半導体レーザに対応する
レンズとしては、開口数が放射角度に比例するようなレ
ンズを用いた。具体的には開口数NA=sin(半導体
レーザの半値強度における放射角度の全角)となるレン
ズを用いた。すなわち、GaN系半導体レーザより射出
されるBレーザ光の放射角度に対応して、開口数として
は、0.57(放射角度35度に対応する)、0.5
(放射角度30度に対応する)、0.42(放射角度2
5度に対応する)をそれぞれ用いた。また、放射角度
は、図10及び図11に示すように、遠視野像における
放射角度と光強度分布中における光強度が半値となる放
射角度全角のことを指し、図10は放射角度25度に対
応する遠視野像における放射角度と光強度の分布を示
し、図11は放射角度35度に対応する遠視野像におけ
る放射角度と光強度の分布を示す。
【0091】図9に示すように、GaN系半導体レーザ
より射出されるBレーザ光の放射角度が、狭い方が迷光
によるぼやけた部分の光エネルギーが小さいことがわか
る。
【0092】ここで、ぼやけた部分の着色を鮮鋭度に対
して許容以下にするためには、他の方法と併用するにし
ても、図8中に示した集光光学系72に集められたぼや
けた部分のエネルギーとしては、絞られたエネルギーの
1/5以下にすることが最も望ましい。
【0093】また、実際に銀塩用の露光装置で使用され
る光出力0.1mW近傍においては、上述の条件(絞ら
れたエネルギーの1/5以下)を満足させるためには、
前記放射角度としては、最低限35度以下であることが
望ましい。そこで、本実施形態では、放射角度が35度
のGaN系半導体レーザを用いている。このように、放
射角度が35度のGaN系半導体レーザを用いることに
よって、上述したように、迷光によるぼやけた部分の光
エネルギーを抑制することができる。なお、GaN系半
導体レーザの放射角度は、n型GaN光ガイド層62及
びp型GaN光ガイド層58の厚みを調整することによ
って、所望の角度に調整することが可能である。
【0094】また、このように狭い放射角度のGaN系
半導体レーザを用いることによって、開口数NAの小さ
いレンズを用いることができるので、開口数NAの小さ
いレンズによっても迷光が集光されるのを抑制すること
ができる。
【0095】なお、放射角度の異なるGaN系半導体レ
ーザを複数設けて、印画紙224のSN比に応じて選択
的に放射角度の異なるGaN系半導体レーザを設定する
ようにしてもよい。 (制御部)次に、GaN系半導体レーザからなるレーザ
光源211Bを駆動する駆動回路を含むレーザプリンタ
部18の制御部を詳細に説明する。
【0096】本実施形態に係わる制御部は、図12に示
すように、マイクロコンピュータを含む制御回路80を
備えている。制御回路80はバス88に接続されてお
り、該バス88には、画像データメモリ74、76、7
8が接続されている。すなわち、印画紙224へ画像を
記録するための画像データを記憶するメモリとして画像
データメモリ74、76、78を備えている。画像デー
タメモリ74は、R色の画像データを記憶するメモリで
あり、同様に、画像データメモリ76はG色の画像デー
タを記憶するメモリであり、画像データメモリ78はB
色の画像データを記憶するメモリである。
【0097】また、バス88には、R用LD駆動回路9
6、G用LD駆動回路98、及びB用LD駆動回路10
0が接続されており、R用LD駆動回路96及びB用L
D駆動回路100は変調回路90、92をそれぞれ介し
て接続されている。すなわち、半導体レーザ211R、
211Bは、画像データに基づく変調信号が変調回路9
0、92によって生成されてLD駆動回路で該変調信号
が重畳されることによって直接強度変調されるようにな
っている。
【0098】また、バス88には、AOM駆動回路94
が接続されており、AOM94の駆動が制御される。す
なわち、レーザ光源210Gは、AOM214Gによっ
て間接変調されるようになっている。
【0099】さらに、バス88には、ポリゴンミラー2
18を回転駆動するポリゴンモータ83を駆動するため
のポリゴンモータ駆動回路82、及び印画紙224を移
動するための印画紙移動モータ86を駆動する印画紙移
動モータ駆動回路84が接続されており、制御回路80
によってそれぞれが制御されるようになっている。
【0100】続いて、本発明の実施形態に係わるレーザ
プリンタ部18の作用を説明する。
【0101】印画紙224への画像の記録を行う場合、
レーザプリンタ部18の制御部は、画像処理部16から
入力される記録用画像データが表す画像を走査露光によ
って印画紙224上に記録するために、画像処理部16
から入力された画像記録用パラメータに基づき、記録用
画像データに対して各種の補正を行って走査露光用画像
データを生成し、画像データメモリ74、76、78に
記憶させる。
【0102】そして、レーザプリンタ部18のポリゴン
ミラー218を図3矢印A方向に回転させ、レーザ光源
211R、210G、211Bの半導体レーザに対して
電流を流すことによって各色レーザ光を射出させると共
に、生成した走査露光用画像データに基づいて変調信号
を生成し、変調信号のレベルに応じてAOM214Gに
供給する超音波信号(高周波信号)の振幅を変化させ
て、AOM214Gから回折光として射出されるGレー
ザ光を変調する。従って、AOM214Gからは印画紙
224に記録すべき画像の濃度に応じて強度変調された
Gレーザ光が射出される。このGレーザ光は平面ミラー
215、球面レンズ216、シリンドリカルレンズ21
7、ポリゴンミラー218、fθレンズ220、シリン
ドリカルレンズ221、シリンドリカルミラー222、
及び折り返しミラー223を介して印画紙224に照射
される。
【0103】また、レーザ光源211R、211Bに対
しては、レーザ光源211R、211Bに印加する電流
強度を変調することによってレーザ光を変調する。従っ
て、レーザ光源211R、211Bからは印画紙224
に記録すべき画像の濃度に応じて変調されたRレーザ
光、Bレーザ光が射出される。このそれぞれのレーザ光
はそれぞれコリメータレンズ213、シリンドリカルレ
ンズ217、ポリゴンミラー218、fθレンズ22
0、シリンドリカルレンズ221、シリンドリカルミラ
ー222、及び折り返しミラー223を介して印画紙2
24に照射される。
【0104】そして、ポリゴンミラー218の図3矢印
A方向の回転に伴って、R、G、B各レーザ光の照射位
置が図3矢印B方向に沿って走査されることにより主走
査がなされ、印画紙224が図3矢印C方向に沿って一
定速度で搬送されることにより各レーザ光の副走査がな
され、走査露光によって印画紙224に画像(潜像)が
記録される。
【0105】ここで、本実施形態に係わるレーザ光源2
11Bは、上述したように、GaN系半導体レーザを用
いているので、半導体レーザより多くの迷光も同時に射
出され、印画紙224に記録される画像の鮮鋭度に影響
を及ぼしてしまうが、本実施形態では、上述したよう
に、放射角度の狭いGaN系半導体レーザ(放射角度3
5度)を用いて、印画紙224の照射される迷光を抑制
している。
【0106】すなわち、上述したように、GaN系半導
体レーザの放射角度は、狭い方が迷光によるぼやけた部
分の光エネルギーが小さいので、レーザ光源211Bと
して放射角度の狭いGaN系半導体レーザを用いること
によって印画紙224に照射される迷光を抑制すること
ができる。
【0107】また、放射角度の狭い半導体レーザを用い
ることによって、集光光学系72に用いるレンズの開口
数NAも小さくしても光の利用効率を下げることがな
く、前記レンズの開口数NAを小さくすることによって
もGaN系半導体レーザより発散される迷光が集光され
る割合を減少させることができ、これによっても印画紙
224に照射される迷光を抑制することができる。
【0108】なお、上記走査露光において各レーザ光の
変調を行うタイミングや印画紙224の図3矢印C方向
への搬送タイミングは、SOS検出センサ228から出
力されているセンサ出力信号に基づいて決定される。
【0109】一方、走査露光によって画像が記録された
印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれ、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理が施される。これに
よって、印画紙224上に画像が形成される。
【0110】なお、上記の実施形態では、レーザ光源2
11Bとして用いるGaN系半導体レーザの放射角度を
35度としたが、上述したように、35度以下であれ
ば、いかなる放射角度のGaN系半導体レーザを用いて
も迷光を低減することができる。
【0111】また、第1実施形態と第2実施形態とを組
み合わせた構成としてもよい。例えば、第2実施形態の
半導体レーザにおいて、第1実施形態で説明したよう
に、迷光を低減するために、共振器長が0.1mm以
上、導波路幅が1μm以上、かつ導波路幅と共振器長と
の積が0.003mm2以下とし、さらに接合に垂直な
方向のレーザ光の放射角度の半値全角が第2実施形態で
説明したように35度以内となようにn型GaNガイド
層61(図7参照)及びp型GaNガイド層65(図7
参照)の厚みを調整することが可能である。このように
構成することによっても、第1実施形態及び第2実施形
態と同様に、迷光を低減することができ、鮮鋭度に優れ
高品位な画像を得ることができる。この際、共振器長を
短く制限するとレーザ共振器の利得が制限され、ビーム
放射角度を小さくするためにはレーザ内部での光スポッ
ト径を接合に垂直方向に大きくするための活性層での光
閉じ込め係数が下がって利得が低下する。このため、動
作電流の上昇を招くので、あまり小さい値に設定するこ
とは好ましくない。例えば、共振器長が0.5〜1.0
mm、放射角度が28〜35度の範囲が実用的である。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の窒化ガリ
ウム系半導体レーザ及び画像露光装置は、EL光の出力
割合が低減されることにより、銀塩感光材料を露光した
場合に鮮鋭度に優れた高品位な画像を得ることができ
る、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるデジタルラボシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるデジタルラボシス
テムの外観を示す斜視図である。
【図3】レーザプリンタ部の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態に係わるGaN系半導体
レーザの詳細な構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係わるGaN系半導体
レーザの積層構成を示す断面図である。
【図6】B色のレーザ光源からの出力光による印画紙上
での光強度と駆動電量との関係を共振器長毎に示すグラ
フである。
【図7】本発明の第2実施形態に係わるGaN系半導体
レーザの積層構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係わるGaN系半導体
レーザの光学系を示す模式図である。
【図9】GaN系半導体レーザより射出されるレーザ光
垂直方向における半値強度の放射角度の全角が、それぞ
れ40度、35度、30度、25度に対応する集光光学
系によって絞られたスポットの光パワーと周囲のぼやけ
た部分の合計パワーの半導体レーザ駆動電流特性を示す
グラフである。
【図10】半値強度の放射角度の全角が25度の時の遠
視野像における放射角度と光強度の分布を示すグラフで
ある。
【図11】半値強度の放射角度の全角が35度の時の遠
視野像における放射角度と光強度の分布を示すグラフで
ある。
【図12】レーザプリンタ部の制御部を示すブロック図
である。
【図13】ポリゴン等によりスポット走査を行う銀塩式
露光装置の光源にGaN系半導体レーザを用いた時の模
式図である。
【図14】スポットの光出力と駆動電流の関係、及びぼ
やけたパターンの光出力と駆動電流の関係を示すグラフ
である。
【図15】(A)は縞状パターンを示す図であり、
(B)は縞状パターンにぼやけたパターンが着色した例
を示す図である。
【図16】440nmのレーザ光にて露光した場合のセ
ンシトカーブを示すグラフである。
【符号の説明】
10 ラボシステム 14 ラインCCDスキャナ 16 画像処理部 18 レーザプリンタ部 20 プロセッサ部 26 入力部 28 出力部 48 導波路 50 サファイア基板 52 低欠陥n型GaN基板層 54 n型GaNバッファ層 56 n型In0.1Ga0.9Nバッファ層 58 n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層 60 n型GaNガイド層 62 アンドープ活性層 64 p型GaNガイド層 66 p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層 68 p型GaNキャップ層 70 窒化ケイ素(SiN)膜 72 p側電極 74 n側電極 211R、210G、211B レーザ光源 212、213 コリメータレンズ 214G 音響光学素子(AOM) 215 平面ミラー 216 球面レンズ 217、221 シリンドリカルレンズ 218 ポリゴンミラー 220 fθレンズ 224 印画紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H016 AC00 5F073 AA13 AA45 AA55 AA74 AB23 AB25 AB27 BA07 CA07 CB05 DA05 DA25 EA19 EA29 FA30 GA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ光
    及びレーザ光以外の迷光を射出する窒化ガリウム系半導
    体レーザにおいて、 導波路幅と活性層の厚さと共振器長との積を所定範囲内
    の値として、感光材料を露光して連続階調画像を形成す
    る場合に、迷光による露光部分が視覚的に認識されない
    程度に迷光のレーザ光に対する出力割合を低減したこと
    を特徴とする窒化ガリウム系半導体レーザ。
  2. 【請求項2】窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ光
    及びレーザ光以外の迷光を射出する窒化ガリウム系半導
    体レーザにおいて、 共振器長が0.1mm以上、導波路幅が1μm以上、且
    つ導波路幅と共振器長との積が0.003mm2以下で
    あることを特徴とする窒化ガリウム系半導体レーザ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の窒化ガリウム系半
    導体レーザを光源に用いて感光材料を露光する画像露光
    装置。
  4. 【請求項4】前記感光材料が銀塩感光材料であることを
    特徴とする請求項3に記載の画像露光装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光によって感光材料に画像を走査
    露光する画像露光装置であって、 前記レーザ光を射出する発光層を備え、該発光層より射
    出される前記レーザ光の半値強度における放射角度の全
    角が、前記発光層に対して垂直方向に35度以内となる
    ように前記レーザ光を射出する窒化ガリウム系半導体レ
    ーザを備えた画像露光装置。
  6. 【請求項6】 前記感光材料が銀塩感光材料であること
    を特徴とする請求項5に記載の画像露光装置。
  7. 【請求項7】 窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ
    光及びレーザ光以外の迷光を射出する窒化ガリウム系半
    導体レーザを用いて、レーザ光によって感光材料に画像
    を走査露光する画像露光装置であって、 前記レーザ光を射出する発光層を備え、該発光層により
    射出される前記レーザ光の半値強度における放射角度の
    全角が、前記発光層に対して垂直方向に35度以内とな
    るように前記レーザ光を射出すると共に、導波路幅と活
    性層の厚さと共振器長との積を所定範囲内の値として、
    感光材料を露光して連続階調画像を形成する場合に、迷
    光による露光部分が視覚的に認識されない程度に迷光の
    レーザ光に対する出力割合を低減したことを特徴とする
    窒化ガリウム系半導体レーザを備えた画像露光装置。
  8. 【請求項8】 窒化ガリウム系材料で構成され、レーザ
    光及びレーザ光以外の迷光を射出する窒化ガリウム系半
    導体レーザを用いて、レーザ光によって感光材料に画像
    を走査露光する画像露光装置であって、 前記レーザ光を射出する発光層を備え、該発光層により
    射出される前記レーザ光の半値強度における放射角度の
    全角が、前記発光層に対して垂直方向に35度以内とな
    るように前記レーザ光を射出すると共に、共振器長が
    0.1mm以上、導波路幅が1μm以上、かつ導波路幅
    と共振器長との積が0.003mm2以下であることを
    特徴とする窒化ガリウム系半導体レーザを備えた画像露
    光装置。
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