JP2003256649A - 通信ネットワークを介した複数金融機関のatm監視方法及びatm運営監視システム - Google Patents

通信ネットワークを介した複数金融機関のatm監視方法及びatm運営監視システム

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JP2003256649A
JP2003256649A JP2002057145A JP2002057145A JP2003256649A JP 2003256649 A JP2003256649 A JP 2003256649A JP 2002057145 A JP2002057145 A JP 2002057145A JP 2002057145 A JP2002057145 A JP 2002057145A JP 2003256649 A JP2003256649 A JP 2003256649A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の金融機関によりそれぞれ運営される複
数機種のATMにおける種々の障害発生に対して、通信
ネットワークを介して迅速且つ効率的に一括的に監視及
び保守管理するATM運営監視システムを提供する。 【解決手段】 複数の金融機関から委託された前記監視
又は保守管理の対象となる前記複数のATMの各々を特
定するためのATM/IDコードに関連付けられた属性
データ及び過去の保守管理情報を含む監視業務情報をデ
ータベース化してこれを記憶する工程と、前記監視対象
のそれぞれのATMから稼動状態に関するステータス情
報を受信する工程と、個々のATMから受信した前記ス
テータス情報と当該ATMに係る前記監視業務情報の内
容に基づいて、必要な監視又は保守管理の指示に関する
情報(処理指示情報)を作成する工程と、前記処理指示
情報に基づいて当該保守管理業務処理を担当する保守管
理サイトを選択する工程と、前記選択された保守管理サ
イト側装置に対して前記処理指示情報を送信する工程
と、の各工程を具備することから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、TCP/
IP(Transmission Control Protocol/InternetProtoc
ol)等の通信ネットワークや各種通信装置を介して、複
数の金融機関によって運営される現金自動引出装置(Ca
sh Dispenser:CD)や現金自動出納機(Automated Te
ller’s Machine:ATM)等の金融処理用の自動機
(本願においては、これらを総称して「ATM」とい
う)を監視又は保守管理するATM運営監視システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関は、顧客による現金の
預け入れや引き出し、口座残高照会又は他口座への振り
込み等の金融処理業務を効率的に処理するために、自己
の営業店舗内にCDやATMを多数設置してきた。そし
て、これらのATMは、その取り扱うデータの重要性と
迅速性の要求から、通常、専用回線により自行の勘定系
システムと接続されている。
【0003】図16は、このような金融機関毎に行われ
てきた従来の勘定取引システムの例を示す。この従来の
勘定取引システムにおける通信ネットワークでは、金融
機関の支店などに設置された営業店システム120にお
けるATM120a…120nと勘定系システム130
とが、それぞれのFEP(Front end Processor)13
0a,TC(Terminal Controller)121及び専用回
線135によって回線接続されて、その勘定系業務処理
を実行している。
【0004】さらに、勘定系システム130は、ウェブ
サーバ130bを通じて固定公衆回線網136に収容さ
れ、かつ、この固定公衆回線網136に接続された小型
汎用コンピュータ140によって、顧客が家庭のパソコ
ンを用いて行うインターネットバンキング/ホームバン
キング(以下適宜、「PCバンキング」という)に対応
している。
【0005】また、それぞれの金融機関は、自己が運営
するATMの営業運営を土曜日や休祝祭日に運営した
り、またその利用時間を拡大して顧客の利便性向上の要
求に答えている。また、ATMの設置場所を自行の営業
店舗以外の例えばコンビニエンスストアーやスーパーマ
ーケット等の小売店や多くの人が集まる種々のサイトに
設置するようになっている。
【0006】このため、顧客がATMを操作している時
に、当該ATMを運営している金融機関の職員又は当該
金融機関から委託された保守員が必ずしも当該ATM設
置サイトやその近隣に存在していない場合がある。その
ため各金融機関は、自己が運営するATMのサイトにイ
ンターホン等の電話通信装置を設備し、これを最寄の監
視センターに接続することにより、ATMにおける各種
障害等の発生に保守管理している。このようなATMに
おける障害には、預金通帳や銀行カードの排出不能や払
出し現金の不足等のトラブル、ATMに現金を補充等す
るための保守及び維持管理、営業時間外のATM設置サ
イトへの侵入やATMのキャビネットや扉が抉じ開けら
れる等の犯罪行為が含まれる。
【0007】このため、各金融機関は、それぞれのAT
Mの設置サイトからさほど遠隔でないところに数多くの
監視センターを設けて、24時間体制でATMの上記し
たような各種障害に保守管理可能な体制を構築し維持す
る必要があった。
【0008】一方、近年においては金融業務の規制緩和
に伴って複数の金融機関の連携や、小売業店舗等に設置
される一台のATMを複数の金融機関の顧客が相互使用
できるようにして金融業務処理コストを低減する要求が
高まってきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
それぞれの金融機関が、それぞれのATMの設置サイト
からさほど遠隔でないところに数多くの監視センターを
独自に運営維持することとなれば、ATM運営に係るコ
ストの低減は困難である。また、一台のATMを複数の
金融機関の顧客が相互に利用する今日の事態には、一つ
の金融機関が独自に管理していた従来の監視システムで
は対応が困難な状態となっている。
【0010】さらには、従来の一つの金融機関によって
運営されたATMの監視業務処理においても、以下のよ
うな種々の問題が生じている。
【0011】(1)ATMにおいて預金通帳や銀行カー
ドの排出不能や、払出し現金の不足の問題が生じると、
顧客は、ATMに備えられた電話機によって、当該金融
機関の監視センターに通知する。この場合、ATMごと
の障害通知コマンドと通話音声データが所定の監視端末
に同時に着信されない場合がある。換言すれば、構内交
換機とコンピュータ電話統合(CTI)の交換制御によ
る内線回路(トランク)接続が異なってしまうことがあ
る。このため、所定の監視端末による障害発生に対する
預金通帳、銀行カードの排出遠隔制御や、顧客との電話
通話が正確に出来ないことがあった。
【0012】(2)ATMでの預金通帳や銀行カード排
出不能に対する遠隔操作で復旧(排出)しなかった場
合、金融機関や、警備会社、保守会社などに監視センタ
ーから電話通話によって出動依頼などを通知している。
この場合、会話による通知のため、その内容が周知徹底
せずに、時間を要することがあった。
【0013】(3)警備会社、保守会社のそれぞれの警
備員、保守員のATM設置サイトへの入退出、処置内容
を、例えば、ATMに備える電話機から監視センターや
警備会社、保守会社に連絡している。この場合、監視セ
ンター側では、電話通話による当該サイトの入退出、処
置内容の記録を、例えば、記録端末に入力する操作(業
務管理)が煩雑であり、入力データに誤りが生じること
があった。
【0014】(4)監視センターでは、ATMからの電
話受け付けを、対応可能な所員(例えば、受付係と金銭
返却の判断を行う上席職員)に振り分ける人為作業が面
倒であった。
【0015】(5)ATMは、勘定系システムとの間の
取引処理に障害が発生した際に、取引の成否確認を行う
が、この場合、監視センター側から金融機関側に、例え
ば、ファクシミリ通信や電話通話によって確認してい
る。当該確認作業が煩雑であった。
【0016】(6)ATMでの預金通帳や銀行カード排
出不能に対する遠隔操作で復旧(排出)しなかった場
合、その顧客への操作指示を、監視センターで操作マニ
アルなどを参照して電話連絡している。この場合、電話
による会話では、正確な意思疎通ができない場合が多か
った。
【0017】(7)ATM120a…120nでの預金
通帳や銀行カード排出不能に対する後日の返却では、電
話番号や生年月日を電話通話から記録して、その顧客の
本人の正当性を確認しており、当該確認作業が煩雑であ
るとともに、正確な確認が困難であった。
【0018】(8)監視センターにおいて、ATMの稼
動状況を示すステータス情報と、当該ATMの操作者が
当該ATMの近くに設置された電話又はインターホンか
らの発呼とが相互に関連付けられておらず、別の障害監
視者装置に接続されてしまい、的確な障害の状況把握が
困難であると共に、障害が発生した当該ATMの操作者
に対して迅速な案内又は指示を提供することが出来なか
った。
【0019】(9)さらに、従来の監視センターシステ
ムにおいては、監視対象のATMの稼動状況を監視する
ための監視用装置、障害に対応する処理を承認するため
の管理用端末装置及び障害に対応する処理を指示するた
めの処理用端末装置等に各機能が分散されていた場合、
監視用装置が受けた情報が、システム内の他の装置に迅
速に伝達されるのが困難であった。
【0020】本願は、このような従来の技術における課
題を解決するものであり、複数の金融機関によりそれぞ
れ運営されるATMを、通信ネットワークを介してさら
には各種通信補助手段を利用して、複数金融機関が運営
する複数機種のATMにおける種々の障害発生に対して
迅速且つ効率的に一括的に監視及び保守管理することを
実現するATM運営監視システムの提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来技術の種々の課題に鑑みて成されたものであり、複
数の金融機関によりそれぞれ運営される複数のATM
を、通信ネットワークを介して一括的に監視又は保守管
理するATM運営監視システムにおけるATM監視方法
であって、(1)複数の金融機関から委託された前記監
視又は保守管理の対象となる前記複数のATMの各々を
特定するためのATM/IDコードに関連付けられた属
性データと、当該ATMの過去の保守管理情報を含む監
視業務情報とを、ATM監視センター装置においてデー
タベース記憶手段内に記憶する工程と、(2)監視対象
の前記ATMの個々の稼動状態に関するステータス情報
を前記ATM監視センター装置が受信する工程と、
(3)前記ATMから受信した前記ステータス情報と当
該ATMに係る前記監視業務情報の内容に基づいて、前
記ATM監視センター装置が必要な監視又は保守管理又
は処理に関する指示情報を作成する工程と、(4)前記
処理指示情報に基づいて、当該保守管理業務処理を担当
する保守管理サイトが選択される工程と、(5)前記A
TM監視センター装置が、前記選択された保守管理サイ
ト側装置に対して前記処理指示情報を送信する工程と、
(6)前記処理指示情報に基づいて処理された処理結果
情報を前記保守管理サイト側装置、前記ATM若しくは
ATMサイト側装置から前記ATM監視センター装置が
受信する工程と、(7)前記処理結果情報に基づいて前
記データベース記憶手段内に格納された当該ATMの前
記監視業務情報を更新する工程と、の各工程を有し、複
数金融機関が運営する複数機種のATMの監視業務と、
個々のATMにおける複数モードの保守管理業務を前記
通信ネットワークを介して一括的に行うことを特徴とす
るATM監視方法を提供するものである。
【0022】本発明の前記通信ネットワークは、公衆回
線又は専用回線を介して文字又は画像等のデータ又は情
報を送受信するためのデータ通信手段と、携帯電話、携
帯用情報端末装置、VoIP(Voice Over IP)を含む
電話又はインターホン等による音声信号を送受信するた
めの音声通信手段とを含み、前記ATM監視センター装
置、前記保守管理サイト側装置及び前記ATM若しくは
ATMサイト側装置間において、前記データ又は情報と
前記音声信号は前記ATMのIDコードに基づいて関連
付けられて行われるようにされている。
【0023】また、前記ATM監視センター装置は、少
なくとも、前記監視対象のATMの稼動状況を監視する
ための複数の障害監視用端末装置と、障害に係るATM
に対する処理を承認又は監督するための管理用端末装置
と、障害に係るATMに対して承認された処理を指示し
たりするための処理用端末装置とを含み、前記障害監視
用端末装置、前記管理用端末装置及び前記処理用端末装
置相互間において、前記データ及び情報が転送されるよ
うに構成されている。
【0024】さらに、前記障害監視用端末装置が監視対
象のATMの一つから特定の障害を示すステータス情報
を受信し、当該ATMの操作者が当該ATMの近くに設
置され当該ATMに関連付けられた電話又はインターホ
ン等の音声通信手段からの発呼があった場合には、当該
ATMからのステータス情報と当該発呼は、同一の障害
監視用端末装置に接続される。前記発呼は、当該ATM
を特定するために前記ATM/IDコードを伴ってい
る。
【0025】そして、前記ステータス情報は、顧客によ
るATMの操作ミス等の障害と、ATMの機械的又は電
気的故障、現金又はレシートフォームの残余不足等の障
害と、盗難、浸入又は破壊等の警報障害とに類別され、
当該類別された各々の障害を特定するための障害IDコ
ードに基づいて前記ATM監視センター装置が前記処理
指示情報を作成し送信する。
【0026】本発明のATM運営監視システムは、さら
に、前記通信ネットワークを介して前記複数の金融機関
におけるデータ処理装置(金融機関側データ処理装置)
と相互に接続され、当該ATMを運営する金融機関側デ
ータ処理装置に対して前記処理結果情報を送信する工程
と、監視又は保守の対象となるATMの属性データ及び
監視業務情報を、当該ATMを運営する金融機関側デー
タ処理装置から受信する工程を含むようにする。
【0027】そして、個々のATMの前記属性データ
は、当該ATMを運営する金融機関を特定するための金
融機関コードと、当該ATMの機種を特定するための機
種コードと、当該ATMが設置される場所を特定するた
めの設置場所コードとを含む。
【0028】また、前記監視業務情報は、当該ATMに
係る前記更新された保守管理データと、当該ATMの使
用開始時期等を示す使用状況情報と、当該ATMと同一
の機種コードに係る前記保守管理データとを含む。
【0029】これによって、本ATM運営監視システム
は、何れの銀行の、何れのサイトの、何れの機種のAT
Mが、如何なるモードの障害が生じているかを一元的に
検知し、当該ATMに係るそれまでの前記監視業務情報
の内容に基づいて、一又は複数の障害保守管理又は保守
管理の方法及び手順を含む的確な処理指示情報を自動作
成し、これを当該ATMの設置場所及び前記ステータス
情報に基づいて決定された最適な保守管理サイトに送信
することにより、迅速且つ効率的に一括的に監視及び保
守管理するATM運営監視システムを可能にしたのであ
る。
【0030】また、前記ATM監視センター装置を構成
する前記障害監視用端末装置、前記管理用端末装置又は
処理用端末装置には、前記ATMの設置場所を示す位置
情報に基づいて、障害が生じたATMの設置場所を示す
地図情報を表示するようにした。前記障害が生じたAT
Mの設置場所を示す地図情報は、前記処理指示情報と共
に、前記ATM監視センター装置から当該ATMを管轄
する前記保守管理サイト側装置に送信される。
【0031】尚、本システムにおいては、保守管理サイ
トの選択は、当該ATMの設置場所にアクセス可能な複
数の保守管理サイトを選択し、当該選択された複数の保
守管理サイト側装置に対して前記処理指示情報を送信す
るようにしてもよい。
【0032】さらに、本発明の複数の金融機関によりそ
れぞれ運営される複数の現金自動出納機を、一括的に監
視又は保守管理するATM運営監視システムにおいて、
複数の金融機関から委託された前記監視又は保守管理の
対象となる前記複数のATMの各々を特定するためのA
TM/IDコードに関連付けられた属性データと、当該
ATMの過去の保守管理情報を含む監視業務情報を記憶
するデータベース記憶手段と、前記監視対象のそれぞれ
のATMから稼動状態に関するステータス情報を受信す
る受信手段と、個々のATMから受信した前記ステータ
ス情報と当該ATMに係る前記監視業務情報の内容に基
づいて、必要な監視又は保守管理の指示に関する情報を
作成し、当該処理指示情報に基づいて当該保守管理業務
処理を担当する保守管理サイトを選択する処理手段と、
前記選択された保守管理サイト側装置に対して前記処理
指示情報を送信する送信手段と、を具備し、前記受信手
段は、前記処理指示情報に基づいて処理された処理結果
情報を前記保守管理サイト側装置、前記ATM若しくは
ATMサイト側装置から受信し、当該処理結果情報に基
づいて前記データベース記憶手段内に格納された当該A
TMの前記監視業務情報が更新されるように構成された
ことを特徴とするATM運営監視システムを提供するも
のである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るATM運営監
視システムの詳細を図面を参照しつつ説明する。
【0034】図1は、本ATM運営監視システムにおけ
る通信ネットワークの例を説明するための図である。こ
の通信ネットワークは、複数の金融機関(以下、適宜
「銀行」という)のATMの監視及び保守管理を集中的
に実施する。
【0035】ここで、本ATM運営監視システムにおけ
る通信ネットワークは、IPパケットの伝送を行う多種
の通信プロトコルを実行するマルチメディア通信ネット
ワークである。この種類のマルチメディア通信ネットワ
ークでは、IPパケットデータ伝送、G3/G4方式フ
ァクシミリ通信や、インターネットFax通信及び、汎
用電話通話やVoIP(Voice over Internet Protocol
/ITU−(international Telecommunication Union-
Telecommunication Standardization Sector)/H.3
23プロトコル)による音声電話通信などのマルチメデ
ィア通信を行っている。
【0036】図1において、デジタル固定通信網1にゲ
ートウェイ装置GWで接続されたデジタル移動通信網2
(適宜、両方をあわせて通信回線網と表記する)を有し
ている。デジタル移動通信網2は、例えば、PDC(Pe
rsonal Digital Cellular Telecommunication System)
方式、コードレス電話(PHS:Personal Handyphone
System)方式であり、セル基地局2aの無線区間に収容
される多数の携帯電話機3から顧客がモバイルバンキン
グを行う。また、多数の小型汎用コンピュータ装置4も
PCバンキングを行う。なお、小型汎用コンピュータ装
置4の顧客がVoIP電話機4aを通じて金融取引にか
かる質問通話を行っている。
【0037】また、図1に示す通信ネットワークには、
複数銀行それぞれの金融業務の監視及び保守管理(以降
の一覧及び詳細説明参照)を集中的に実行するためのA
TM監視センター装置5側が、VoIP電話機5aによ
って、ATM7のVoIP電話機7a側(顧客や保守
員、警備員)との監視及び保守管理に関する通話を行
う。
【0038】また、ATM監視センター装置5では、撮
像表示部5bが、ATM7の監視カメラ7cからの連続
又は駒送りで撮影した防犯映像を表示している。ATM
7には、全地球方位計測システム(GPS:Global Pos
itioning Systems)受信機(図示せず)を備えており、
このGPS受信機からの絶対位置情報をATM監視セン
ター装置5が取り込んで格納して、障害発生時の出動に
供する地図情報を提供する。
【0039】さらに、ATM7では、障害発生時(キャ
ッシュカードの排出不能、払出し現金不足)に顧客がV
oIP電話機7aによってATM監視センター装置5と
の通話を行うが、障害監視用端末装置15が監視対象の
ATMの一つから特定の障害を示すステータス情報を受
信し、当該ATMの操作者が当該ATMの近くに設置さ
れ当該ATMに関連付けられた電話又はインターホン等
の音声通信手段からの発呼があった場合には、当該AT
Mからのステータス情報と当該発呼は、同一の障害監視
用端末装置15に接続されるようになっている。電話又
はインターホン等からの発呼が、同一の障害監視用端末
装置15に接続されるために、発呼は、当該ATMを特
定するためにATM/IDコードを伴っている。ATM
監視センター装置5側は、さらに、監視カメラ7cがA
TM7の周囲を連続又は駒送りで撮影した映像と、Vo
IP電話機7aのIPアドレス、位置情報等の関連付け
られた関連データを受信して撮像表示部5bに表示して
いる。ATM監視センター装置5の撮像表示部5b、V
oIP電話機7a、障害監視用端末装置15、管理用端
末装置16及び処理用端末装置16は、LANなどのネ
ットワークで結ばれている。
【0040】監視担当者が障害情報を受信したときは、
監視カメラ7c、VoIP電話機7a、ATM7から送
信されて障害監視用端末装置15に表示された画像及び
データに加えて、障害の聴取内容に基づいた障害対応明
細を入力する。必要に応じて警備保障又はメーカに対す
る出動依頼を手配担当者の端末に転送し、検印処理を必
要とする場合は、その検印処理依頼を管理者の管理用端
末装置16に転送する。
【0041】障害におけるステータス情報は、顧客によ
るATM7の操作ミス等の障害と、ATM7の機械的又
は電気的故障、現金又はレシートフォームの残余不足等
の障害と、盗難、浸入又は破壊等の警報障害とに類別さ
れ、当該類別された各々の障害を特定するための障害I
Dコードに基づいてATM監視センター装置5が処理指
示情報を作成し送信する。
【0042】同時に、この映像・文字データは、管理者
の管理用端末装置16及び警備保障会社やメーカ保守会
社に対する手配担当者の処理用端末装置17に転送され
表示されている。この通信回線網による伝送では、その
通信プロトコルが、例えば、TCP/IPである。ま
た、ATMの位置情報として、設置されている各ATM
7の緯度と経度がデータベースに格納されている。障害
の発生したATM7の位置を格納されている緯度と経度
の情報に基づいて、設置場所の住所表示や地図表示を可
能にする。
【0043】この位置情報は、障害監視用端末装置1
5、管理用端末装置16及び処理用端末装置17、保守
管理サイト側装置12などに表示する。
【0044】さらに、図1に示す通信ネットワークに
は、交通情報提供システム10(例えば、VICS:Ve
hicle Information and Communication System)が設け
られており、ここから特にATM7の設置場所に警備員
や保守員が向かう際の交通情報を取得している。
【0045】また、図1に示す通信ネットワークには、
保守用の小型汎用コンピュータ装置12と、警備用の小
型汎用コンピュータ装置13とが設けられている。保守
用の小型汎用コンピュータ装置12は、ATM監視セン
ター装置5が、ATM(ATM)7から自動通報された
障害通知情報、又はポーリング通信で収集した情報を受
け取って、保守員が対策を施す(例えば、障害回復や保
守管理メンテナンス)ための各地の保守センターなどに
配置されるものである。保守用の小型汎用コンピュータ
装置12では、VoIP電話機12aによって監視にか
かる通話を行い、さらに、撮像表示部12bがATMの
周囲を連続又は駒送りで撮影した防犯映像、ATM7の
位置情報を表示している。また、保守用の小型汎用コン
ピュータ装置12は、交通情報提供システム10から、
必要に応じて保守員が向かう際の交通情報を取得してい
る。
【0046】また、警備用の小型汎用コンピュータ装置
13は、障害発生時や保守管理メンテナンス時における
警備とともに現金補給などを実施するためのものであ
る。警備用の小型汎用コンピュータ装置13は、VoI
P電話機13aによって監視にかかる通話を行い、さら
に、撮像表示部13bによってATMの周囲を連続又は
駒送りで撮影した防犯映像、及びATM7の位置情報を
表示している。さらに、警備用の小型汎用コンピュータ
装置13は、交通情報提供システム10から、必要に応
じて保守員が向かう際の交通情報を取得している。
【0047】なお、図1に示す通信ネットワーク構成は
一例であり、多様な構成が可能である。公開性を有した
TCP/IPネットワークではなく、閉鎖通信ネットワ
ーク、例えば、イントラネットなどでも、以下と同様の
処理が可能である。また、多国籍企業における海外展開
ネットワーク、すなわち、エキストラネット(広域WA
N)でも、以下と同様の処理が可能である。また、AT
M監視センター装置5は、電話通話を受け付ける電話コ
ールセンター(電話コールセンター通信システム)と、
監視及び保守管理を行う運用センター(運用通信システ
ム)のように別体として、通信回線網上に設置し、それ
ぞれを回線接続によって監視及び保守管理を行うように
しても良い。この実施形態のATM監視センター装置5
は、前記した電話コールセンターと運用センターとを併
設した構成としてある。これは、ATM7の収容数や依
頼を受ける金融機関の数などから、その通信データ量や
トラフィック量に基づいて構成を変更すれば良い。
【0048】図2は、図1中のATM監視センター装置
5を説明するためのブロック図である。図2において、
このATM監視センター装置5及び金融機関側データ処
理装置6は、ハブ装置や、デジタル終端接続装置(DS
U)及び侵入防止用のファイアウォールアプリケーショ
ンを実装したルータ(図示せず)などで構成される回線
接続装置20を通じて、ウェブサーバ21がインターネ
ット通信処理を実行し、FTPサーバ22がFTP(Fi
le Transfer Protocol)ファイル転送を実行し、DNS
サーバ23が分散名前管理システム(DNS:Domain N
ame System)を実行している。また、ATM監視センタ
ー装置5及び金融機関側データ処理装置6は、認証サー
バ24が、勘定業務の顧客データ転送における暗号化通
信プロトコル(SSL:Secure Sockets Layer)を実行
し、また、D/Bサーバ25が、地図データベース装置
26aから多数のATM7それぞれの位置を示す地図情
報を保守センター及び警備センターに提供している。な
お、地図情報は通信回線網上の地図提供サイトからダウ
ロードして取り込むようにしても良い。
【0049】また、ATM監視センター装置5及び金融
機関側データ処理装置6では、ATMデータベース装置
26bが監視業務情報を管理維持している。ATM監視
センター装置5は監視業務情報を使用して多数のATM
7それぞれの設置場所(住所)情報(絶対位置情報)、
ATM7の現場で参照するメンテナンス技術情報、障害
発生履歴情報(日時、障害状況、障害回復処理情報等
々)を保守センター及び警備センターに提供している。
【0050】なお、ATMデータベース装置26bにお
けるメンテナンス技術情報及び障害発生情報は、ATM
7ごとの主記憶装置や補助記憶装置に格納するようにし
ても良い。
【0051】また、ATM監視センター装置5及び金融
機関側データ処理装置6では、VoIP接続装置27
が、VoIP電話機5a,6aにおける発信(オフフッ
ク)・着信(オンフック)のインタフェース接続を行
い、制御サーバ28が、このシステム全体を制御する。
VoIP接続装置27は、多数のATM7のVoIP電
話機7aに対するコンピュータ電話統合(CTI)処理
(例えば、電話コールセンターのような機能)を行い、
CTI処理とコンピュータ接続した構成、構内交換機
(PBX)にCTI制御を追加した構成によって実現さ
れる。
【0052】さらに、I/F部29が、既設勘定系シス
テムを収容し、また、撮像表示部5b,6b(画像処理
部30a,表示部30b)が、ATM7に備える監視カ
メラ7cから伝送された連続又は駒送りの撮像を表示し
ている。
【0053】なお、この撮像表示部5b,6bとVoI
P電話機5a,6aは、同時又は個別的に作動する。す
なわち、VoIP接続装置27が音声及び画像の符号化
データを復号化(音声データ及び画像データ)して出力
する。なお、音声データ及び画像データのフレーム同期
確立処理について良く知られているため、その説明を省
略する。
【0054】なお、このATM監視センター装置5及び
金融機関側データ処理装置6は、通信プロトコルや制御
プログラムをCD−ROMから読み出して制御サーバ2
8などにインストールするための図示しないドライブ装
置が設けられている。
【0055】ATM監視センター装置5及び金融機関側
データ処理装置6には、特に図2の構成に限定されな
い。その処理データ量やトラヒック量によって、単体の
汎用コンピュータ(サーバ)のみで構成することも可能
である。
【0056】図1中のATM7は、既知の制御装置(回
線接続部、マイクロコンピュータ(MPU)、主記憶装
置、補助記憶装置)とマンマシンI/F装置(現金入出
金部、プリンタ、キャッシュカード処理部、入力操作部
及び表示部)からなる。この構成の動作は、良く知られ
ているため、その説明を省略する。また、小型汎用コン
ピュータ装置4,12,13は、タワー型卓上パーソナ
ルコンピュータやノート型パーソナルコンピュータとし
て、その構成及び動作は既知である。さらに、VoIP
電話機4a〜7a,12a,13aも、その構成及び動
作は既知である。いわゆる、符号化・復号化・IPパケ
ット伝送による通話を行う。
【0057】なお、図1の通信ネットワークでは、IP
パケットを連続音声に変換するVoIPゲートウェイ装
置の配置について、その図示及び説明を省略し、また、
携帯電話機3の動作に適合するようにコンテンツを変換
する編集サーバも、その図示及び説明を省略した。
【0058】なお、図1及び図2に示す構成は、一例で
あり、本発明の技術思想を逸脱しない範囲での多様な設
計変更は、当業者にとって容易に理解できるものであ
る。例えば、ここではATM監視センター装置5におい
て、「通信ネットワークを介した複数金融機関のATM
監視及び保守管理」を実施しているが、ATM監視セン
ター装置5を通信回線網上で分割構成し、かつ、連動し
て、以下の説明の動作を実行することも本発明に含まれ
る。
【0059】このATM監視センター装置5の分割構成
として、例えば、ATM監視センター装置5を既知のC
TI電話受付(綜合受付センター/コールセンター)と
運用(複数銀行運営監視)センターの二つに分割して通
信回線網に配置し、かつ、通信ネットワークを通じた連
動(自動回線接続/リンク)によって、以下に説明する
動作を実行する構成でも良い。
【0060】この実施形態では、ATM7への現金補給
指示を、その時間帯などの契約に基づいてATM監視セ
ンター装置5側、警備センター(小型汎用コンピュータ
装置13側)、銀行側(金融機関側データ処理装置6
側)が行うものとして説明する。なお、ATM監視セン
ター装置5からの補給指示などを受け付けて現金補給を
警備とともに専門に行う警備及び現金補給センター(通
信装置)を設けるようにしても良い。
【0061】以上が、この実施形態の基本的な構成及び
動作である。以下、さらに本実施形態におけるATM運
営監視システムについて説明する。
【0062】図3は、ATM監視方法を説明するフロー
チャートである。図4は、監視又は保守管理するATM
の属性データを示す。図5は、監視又は保守管理するA
TMの監視業務情報を示す。
【0063】本実施形態におけるATM監視センター装
置5は、複数金融機関により運営されるATMを通信ネ
ットワークを介して接続し一括的に監視又は保守管理し
ている。ATM監視センター装置5は、監視又は保守管
理の対象となる個々のATMの属性データ及び過去の保
守管理情報を含む監視業務情報をデータベース化して有
している。また、さらに監視業務情報データベースは、
委託された金融機関が生成している最新の監視業務情報
データベースを受信して形成されている。
【0064】ATM監視センター装置5は、通信ネット
ワークを介して接続されたATM若しくはATMサイト
側装置等から該ATMの属性及び故障、トラブル等の情
報を受け取ると、その障害情報と最新の監視業務情報デ
ータベースとから処理指示情報を作成する。さらに、作
成した処理指示情報は、当該ATMの保守管理担当サイ
トへ通信ネットワークで転送する。担当保守管理サイト
は、受信した処理指示情報により該当ATMの保守管理
が速やかに実施できる。この他、ATMで保持している
障害情報を収集することもできる。
【0065】図4における属性データは、金融機関コー
ド、機種コード、設置場所コード、設置場所を示す緯度
及び経度に係る位置情報等で構成されている。ここでA
TM運営監視システムの処理の方法について説明する。
【0066】図3において、ATM監視センター装置5
は、委託された契約金融機関の監視対象ATMからの通
報をうけるか、又は監視対象ATMに所定の時間間隔で
ポーリングをかけ稼働状況情報を受信する(S1)。ま
ず、ポーリングをかけたATMからの応答があった場合
は、当該ATMの属性、稼働状況及びステータス情報を
受信する(S2)。ステータス情報は、ATMの操作ミ
ス、ATMの機械的又は電気的故障、現金、レシートの
残高状態及び補充要求、又は盗難警報等の予め類型化さ
れた障害情報である。ATM監視センター装置5は、受
信した稼働状況及びステータス情報とATMデータベー
スに保管されている監視業務情報に基づいて保守管理処
理に必要な指示をする処理指示情報を作成する(S
3)。ここで、担当者は遠隔復旧処理の可否を判断する
(S4)。遠隔復旧作業が可能な場合は、遠隔復旧作業
を行う(S5)。遠隔復旧作業が不可能の場合は、保守
管理サイトの選択を行う。監視業務情報は、図5に示す
ように属性データ、保守管理データ、使用状況情報、ス
テータス情報、同一機種コードのATMの保守管理デー
タで構成されている。
【0067】処理指示情報は、当該ATMの属性デー
タ、ステータス情報、保守管理データ、使用状況情報、
当該ATMと同一機種のステータス情報、地図情報、交
通情報が記載されている。次に、ATM監視センター装
置5は、保守管理業務処理を担当する保守管理サイトを
選択する(S6)。処理指示情報は選択された保守管理
サイトの保守管理サイト側装置に送信される(S7)。
指示されたATMの保守管理が該当ATM設置場所の近
傍の保守管理サイトで可能であれば良いが、要員、保守
機材等の配置状況から該当ATMの保守が出来ない状況
の場合もある。その場合は、処理指示情報を複数の保守
管理サイトに転送する。保守管理可能な保守管理サイト
側装置は保守管理実施可能の回答をATM監視センター
装置5に返信し、保守管理担当サイトの決定の確認後保
守管理を行う。処理指示情報に基づき処理を行った後、
保守管理サイトの保守管理サイト側装置は処理結果をA
TM監視センター装置5に送信する(S8)。処理結果
を受信したATM監視センター装置5は受信した処理結
果をATMデータベースに投入し監視業務情報を更新す
る(S9)。さらに、ATM監視センター装置5は更新
された監視業務情報を当該の金融機関側データ処理装置
に送信する(S10)。この送信されたデータで金融機
関側のデータ処理システムも保守管理サイト側装置と同
期した監視業務情報を維持することができる。そして、
金融機関側は更新されたATM情報により障害状況に対
して迅速な対応及び処置が可能となる。
【0068】ここで、以下さらに詳細に本実施の形態に
ついて説明する。
【0069】図6は、本実施の形態において通信ネット
ワークによる複数銀行業務に対する監視及び保守管理の
処理内容の一覧を示す。図6において、複数銀行業務に
対する監視及び保守管理の処理内容(複数銀行の金融業
務にかかる中間管理業務)は次の(1)から(13)で
ある。これらは主に複数銀行のATM7に関連する監視
及び保守管理の処理内容である。 (1)ATM7の稼働状況 (2)ATM7の障害対応 (3)照会電話の受付 (4)金融機関側データ処理装置6による取引成立状況
照会 (5)銀行取引成立の状況照会及び訂正 (6)警備及び保守出動手配・管理 (7)警備及び保守員のATM7設置店舗への入退店管
理 (8)ATM監視センター装置5側内部処置の業務及び
連動承認 (9)契約金融機関へのレポーティング業務 (10)緊急連絡業務 (11)各種メンテナンス業務 (12)通信ネットワークの状況監視 (13)ATM操作ガイダンス(画面表示/音声案内)
の変更業務
【0070】以下、この一覧における処理内容を順次詳
細に説明する。 (1)ATM7の稼動状況監視及管理業務 ATM監視センター装置5は、店舗のATM7の稼動状
況を遠隔監視してATM7の無人運用(24時間/通年
稼動、又は随時稼動)を遠隔設定している。
【0071】図7は、本実施の形態においてATM7の
稼動状況監視における照会業務の処理手順の例を示す。
【0072】この稼動状況監視業務では、図7を示す流
れ図のように、ATM7設置各店舗のATM7の稼動状
況及び障害状況の監視を行うとともに、顧客からの照会
電話の対応を行う。ATM7の稼動状況では、随時又は
ポーリング通信による設定時ごとに店舗稼動状況表示
し、全店舗のATM7からの状態通知を、図2中のAT
Mデータベース装置26bに蓄積し、さらに、処置実施
結果を撮像表示部5bで画面表示して、その最新状況を
ATM監視センター装置5側で確認する。
【0073】ATM7は、銀行ごとに業務運営上で、特
定の時間で勘定業務や金融業務での処理や顧客への提供
サービスの変更が生じる。ATM7は顧客が挿入したキ
ャッシュカードの銀行番号から個々の銀行を判別し、か
つ、挿入された時間によってATM7における画面上の
取引キー(預入、引出等)の表示/非表示を行う。AT
M監視センター装置5は媒体変化によるATM7での複
数の動作モードの管理を行う。
【0074】この管理の具体例としては、ATM7での
入出金可能モード、CDモード(出金のみ)/ADモー
ド(入金のみ)/取扱中止があり、さらに、振込禁止/
硬貨取扱停止などがある。
【0075】この管理は、ATM監視センター装置5か
らATM7に対して取扱変更の指示制御を実行する。こ
の指示制御では「全店一斉/各モード情報単位/エリア
単位への指示」がある。この各指示制御は、ATM監視
センター装置5の、例えば、収容LANの通信端末か
ら、その取扱モードの変更指示を銀行(金融機関側デー
タ処理装置6)側との連絡の上で行う。この場合、全店
一斉の変更指示制御は緊急保守管理時に実行する。ま
た、この指示制御では「特定のATM7への制御」も実
行される。例えば、特定のATM7での補助貨幣(硬
貨)の現金残高が急激に少なくなった場合に、その取扱
停止を遠隔指示制御する場合がある。この取扱停止を遠
隔指示制御では、ATM7ごとに付与されている識別符
号(ID)及び変更に対応する指示コマンドをATM監
視センター装置5から送信して実行する。
【0076】(2)ATM7の障害対応 ATM監視センター装置5は、ATM7からの多種の障
害通知に対して対応する。このATM7から通知される
障害として、「(a)顧客への対応(キャッシュカード
や現金の返却等)が必要又は不要な障害、(b)その他
の障害通知」がある。
【0077】(2A)障害対応業務としては、次の業務
がある。 (a)取引状況把握(障害発生時の取引成立・未成立) この状況把握では、図1中のVoIP5a、7a間の電
話通話による取引内容の確認を行う。なお、顧客からの
電話着信がない場合は、この後で説明する未着信の場合
の障害対応業務を実行する。さらに、障害対応業務とし
ては、ATM監視センター装置5側からの本人確認があ
り、これによってATM7での障害保守管理時にキャッ
シュカードや現金の返却を遠隔にて処理するものであ
る。次のようにして本人確認を行う。 ・暗証番号をATM7から取り込み、例えば、金融機関
側データ処理装置6から取り込んだ情報と照合しての確
認 ・取引内容の情報を電話通話で顧客に照会 ・監視カメラ7cから取り込んだ表示画像による、特に
ATM7を操作した顧客の確認 ・ATM7から取り込んだエンボスイメージによる確認 ・顧客属性の電話通話による聞き取り調査(例えば、生
年月日、電話番号) 画像の照会は、監視カメラ7cからの転送画像をATM
監視センター装置5の撮像表示部5bで表示して行う。
また、この撮像表示部5bの表示では、ATM監視セン
ター装置5側での業務区分(例えば、コール受付係と金
銭返却などの判断を行う上席職員)とを区別して、その
表示画像を切り替える。この場合、図2に示さない記憶
装置に顧客情報を取り込む。 (b)取引状況照会 この取引状況照会は、ATM7に対する障害保守管理時
(例えば、キャッシュカードなどの排出遠隔制御)に、
その顧客取引成否の不明な場合に、例えば、銀行側(金
融機関側データ処理装置6)から取引成立状況を回線接
続(リンク)によって取り込んで、その情報確認を行
う。 (c)銀行対応依頼(転送等) ATM監視センター装置5は、ATM7の障害発生時に
おいて勘定取引の訂正が必要な場合、金融機関側データ
処理装置6側に通信で依頼する。例えば、金銭返還によ
る残高の相違の訂正がある。 (d)ATM7に対する遠隔制御 前記した通話や画像表示によって取引状況の確認及び本
人確認が出来た顧客に対して、ATM監視センター装置
5からのATM7に対する遠隔制御操作で残留媒体(現
金、キャッシュカード、勘定取引レシート等)の機内回
収及び返却を行う。 (e)関係組織への通信出動依頼 ATM監視センター装置5からの遠隔操作で障害対応が
不可能な場合、例えば、前記した残留媒体の機内回収及
び返却不能時に、ATM7での障害発生現場への派遣保
守管理を通信で依頼する。例えば、保守センター、警備
用の小型汎用コンピュータ装置12,13、銀行側(金
融機関側データ処理装置6)の少なくとも一つに電子メ
ールなどで依頼する。 (f)機能変更の遠隔実施 ATM7の障害状態によりATM監視センター装置5よ
り遠隔指示制御を実行する。例えば、残留媒体の機内回
収及び返却が不能の場合には、このATM7での取扱停
止設定の制御を行う。 (g)ATM7から通知電文の同報遠隔発信 ATM監視センター装置5は、ATM7からの通知電文
(媒体残量警報通知)を、電文上にある最終宛先識別符
号(ID)によって判別し、ATM監視センター装置5
を経由して保守センター、警備用の小型汎用コンピュー
タ装置12,13、銀行側(金融機関側データ処理装置
6)の少なくとも一つに電子メールなどで発信する。
【0078】(2B)顧客からの電話が未着信の場合の
障害対応業務 ・障害発生時に顧客からの電話通話がない場合に、AT
M監視センター装置5からATM7側のVoIP7aに
発呼する。本人と連絡が取れた場合は、通常の障害対応
と同様の手順で対応を行う。なお、複数のATM7を設
置している場合の発呼において、複数のVoIP7aが
一斉着呼となる場合、本人を通話において確認する。 ・顧客不在での障害処理 前記で顧客と電話連絡が取れない場合は、通常の障害処
理と同様の手順にて障害対応を行う。ただし、本来顧客
に返却すべき媒体(現金、キャッシュカード、勘定取引
レシート等)がある場合は、顧客への返却が不可能とな
るため、その返却を目的として装置内に回収する遠隔制
御を行う。なお、機内回収を行った場合は回収をした媒
体の種類により、例えば、警備センター(小型汎用コン
ピュータ装置13)や銀行側(金融機関側データ処理装
置6)へ出動の依頼を発信する。
【0079】(3)電話照会の受付業務 図8は、電話照会受付業務の基本的な処理手順の例を示
す。図8において、この照会電話受付業務は、次の四つ
(3A〜3D)がある。
【0080】(3A)ATM監視センター装置5での対
応 (a)ATM7サービス関連 ・ATM7の手数料の電話による問い合わせ ・ATM7の営業時間(サービス別、銀行別)の電話に
よる問い合わせ ・ATM7におけるサービス問い合わせ (b)ATM7での障害関連 この障害関連では、ATM7での障害の照会、ATM7
の機能異常に対する電話問い合わせに対応する。 (c)直前取引照会 この直前取引照会では、顧客からの直前取引に関する電
話による問い合わせに対応する。照会内容は、データベ
ースに格納し、分析結果を基に顧客サービス改善に利用
する。
【0081】(3B)ATM監視センター装置5での対
応の誘導 (a)銀行関連業務(紛失、拾得対応業務を除く) 銀行の商品及び業務に関する電話問い合わせは銀行(金
融機関側データ処理装置6)側のVoIP6aによる問
い合わせ先を、例えば、自動音声応答を利用して案内す
る。キャッシュカードの紛失届けについては、その着信
を銀行に回線接続して、VoIP7aとVoIP6a
(金融機関側データ処理装置6)との間での電話通話が
行われる。 (b)ATM7の設置店舗業務の関連について ATM7での金融商品、及び近隣のATM7の設置店舗
に関するVoIP7aからの電話問い合わせをATM監
視センター装置5のVoIP5aで応答する。近隣AT
M7の設置場所における地図情報をATM監視センター
装置5から顧客が対応しているATM7に転送して画面
表示を行う。
【0082】(3C)ATM監視センター装置5による
対応(一次保守管理)後の保守管理(二次保守管理) (a)紛失届け出業務 ATM7の設置店舗で紛失したとの電話通話において、
ATM監視センター装置5側が取り忘れ履歴、拾得履歴
を顧客対応中に、例えば、記憶装置から情報を読み出し
て確認する。なお、キャッシュカード紛失の電話通報を
受けた場合は、該当銀行側(金融機関側データ処理装置
6)に電話回線接続を行って、その電話通知を受け付け
る。 (b)拾得物の対応業務 ATM7のVoIP電話機7aから拾得物の電話通知を
受けた場合は、ATM監視センター装置5側のVoIP
電話機5aで拾得されたキャッシュカードの記載情報を
聴取して、該当銀行側(金融機関側データ処理装置6)
に電話回線接続を行って、その電話通知を受け付ける。 (c)事故、不正キャッシュカード対応業務(そのキャ
ッシュカードをATM7で使用した場合) 事故、不正キャッシュカードがATM7で使用され、銀
行側(金融機関側データ処理装置6)との通話で装置内
回収指示が行われた場合、ATM監視センター装置5か
らATM7に自動でキャッシュカードを回収するための
遠隔制御を行う。 (d)クレーム対応業務 ATM監視センター装置5のVoIP電話機5aとAT
M7のVoIP電話機7aとの間の通話によって対応が
終了しない場合は、該当する銀行側(金融機関側データ
処理装置6)へ電子メールやVoIP電話機6aなどを
通じて連絡する。
【0083】(3D)受付対象以外の電話に対する対応 ATM監視センター装置5は前記した電話通話による監
視及び保守管理とともに、次の対応を行う。 (a)現地対応警備員からの顧客対応に対する問い合わ
せ・報告 ATM7の設置店舗にて顧客対応を行った警備員からの
VoIP電話機7aからATM監視センター装置5のV
oIP電話機5aで受け付けた問い合わせ・報告を、コ
ール受付係から担当者に連絡し、その内容を該当する銀
行側(金融機関側データ処理装置6)へ電子メールやV
oIP電話機6aを通じて連絡する。 (b)警備センター、保守センター(小型汎用コンピュ
ータ装置12,13)入退店処理時のオペレーション実
行不可時の連絡・依頼 現場警備員から入退店操作が不可能の連絡を、携帯電話
機などからVoiP電話機5aで受け付けた場合、AT
M監視センター装置5から入退店操作を可能にする遠隔
操作制御を実行する。 (c)現地対応警備員からの保守センターに対する依頼
・問い合わせ ATM7の設置店舗から警備員による保守センターへの
問い合わせや出動依頼の電話通話を受けた場合、この電
話を保守センター、警備用の小型汎用コンピュータ装置
12,13側のVoIP電話機12a,13aに転送す
る。 (d)ATM7を複数台設置した店舗からの障害及び照
会の受付 ATM7の複数台設置店舗において、障害及び照会の受
付があった場合は、ATM監視センター装置5側が障害
発生のATM7を、その識別符号(ID)から特定す
る。また、この障害発生のATM7を利用している顧客
に電話をかける場合、個々のVoIP電話機7aの電話
番号に発呼して、その電話通話を行う。
【0084】(4)金融機関側データ処理装置6による
取引成立状況の照会業務 図9は、取引成立状況照会業務の処理手順の例を示す。
この取引成立状況照会業務では、ATM7での障害発生
時に、その取引状況が不明な場合に、ATM監視センタ
ー装置5側から金融機関側データ処理装置6に収容され
る勘定通信システム(図2中のLANに対応)に直接通
信回線接続して、その照会結果による障害保守管理を実
施する。
【0085】(4A)取引成立状況照会業務 図9において、ATM監視センター装置5が、取引成立
状況を金融機関側データ処理装置6に照会する場合、以
下のタイミングで照会を行う。 (a)ATM7での障害発生時が取引成立不明のとき ATM監視センター装置5では、ATM7からの障害情
報が自動通知され、ATM7の取引状況が不明の場合に
金融機関側データ処理装置6に取引成立状況の通信によ
る照会を行う。 (b)ATM7の自動取消が不明のとき ATM監視センター装置5において、ATM7からの障
害情報が通知され、ATM7の取引状況が「自動取消不
明」の場合、取引成立状況照会を行う。 (c)ATM監視センター装置5が取消障害通知を受信
したとき この取消障害通知を受信した場合、金融機関側データ処
理装置6から取消障害の詳細情報(取引情報)を取得
し、該当銀行側(金融機関側データ処理装置6)の職員
に照会依頼を通信で行う。
【0086】(5)銀行取引成立状況の照会及び訂正業
務 銀行への勘定照会/訂正依頼は、ATM監視センター装
置5が取引不明応答の場合及び、それ以外の障害(取り
忘れ等)が発生し、訂正の必要がある場合に電子メール
などの通信を通じて実施する。
【0087】(5A)取引成立状況照会業務 ATM監視センター装置5が複数銀行それぞれに対して
行う取引成立状況照会業務は以下である。 (a)取引照会依頼業務 この取引照会業務では、ATM7から顧客の該当口座の
元帳が更新された後に障害発生が通知された場合、か
つ、ATM監視センター装置5において元帳更新の完了
状況のステータスが不明の場合に、銀行側(金融機関側
データ処理装置6)へ元帳更新状況の照会依頼を通信で
行う。 (b)取引訂正依頼業務 この取引訂正依頼業務では、障害等で顧客の該当口座の
元帳を更新前に戻す必要がある場合に、銀行側(金融機
関側データ処理装置6)へ元帳更新状況の訂正依頼を通
信によって行う。
【0088】(5B)取引照会、訂正実行タイミングの
明確化 照会を実行するタイミングは、以下のATM監視センタ
ー装置5での照会不明時及び、訂正が必要と判断される
場合のみ銀行に対して行う。 (a)取消障害 ATM監視センター装置5がATMから取消障害通知を
受信した場合。
【0089】(5C)取引照会、訂正実行の方法につい
て 取引照会と訂正を同時に実施する。 (a)取引照会/訂正の方法 照会/訂正の実行は、銀行側(金融機関側データ処理装
置6)へ照会/訂正の依頼を通信によって行う。
【0090】(5D)取引照会/訂正の結果の再確認 勘定照会/訂正を行った場合、入力された情報に誤りが
ないかの再確認を、例えば、銀行側(金融機関側データ
処理装置6)に通信を通じて行う。
【0091】(6)警備及び保守の出動手配と管理業務 図10は、本実施の形態において警備及び保守の出動手
配と管理業務の処理手順の例を示す。
【0092】(6A)出動手配・管理業務 出動手配・管理業務は、警備出動、警送出動、保守出動
の三つからなる。警送出動は、定期警送出動/臨時警送
出動及び、緊急警送出動がある。警備出動は、ATM7
での障害発生時の一次対応(遠隔操作)で復旧できなか
った場合の次の二次対応(該当顧客の対応及びATM7
で復旧作業)であり、出動の種類としては以下の二つが
ある。
【0093】(6A/1)復旧作業出動 復旧作業出動は、ATM7での障害発生時にATM監視
センター装置5による遠隔制御での対応で処置できなか
った場合に、ATM監視センター装置5から銀行側(金
融機関側データ処理装置6)又は警備センター(小型汎
用コンピュータ装置13)へ通信による依頼を行う。な
お、復旧作業は残留媒体(現金、キャッシュカード、レ
シート等)の除去と、顧客への返却及び持ち帰り、AT
M7立ち上げ作業である。
【0094】(6A/2)ATM7での機内回収媒体の
回収作業出動 この回収作業出動は、取引終了時に顧客が取り忘れた媒
体をATM7の機内から取り出して回収する「取り忘れ
回収作業」、ATM7設置店舗内で拾得されたキャッシ
ュカードをATM7機内に取り込ませ機内回収する「拾
得カード回収作業」、及び銀行指示による「カード自動
回収作業」の3種類がある。なお、この出動作業は発生
都度、ATM監視センター装置5から警備センター(小
型汎用コンピュータ13)に通信により行う。
【0095】(6A/3)保守出動 保守出動は、ATM7での障害発生時の遠隔操作制御で
復旧できず、かつ、警備員のみでは対応が不可能な場合
に保守センター(小型汎用コンピュータ装置12)に保
守員の出動を通信で要請する。なお、保守出動はATM
監視センター装置5から出動依頼を受けた段階で、警備
センター(小型汎用コンピュータ装置13)側が判断
し、保守センター(小型汎用コンピュータ装置12)側
に対して出動依頼を転送する。
【0096】(6A/4)防犯出動 防犯出動は、ATM7から警報発報(設置店舗の警報セ
ンサからの発信を含む)した警備情報(防犯警報、設備
警報、火災警報)をATM監視センター装置5が受け取
って警備員を出動させるものである。ATM監視センタ
ー装置5では警報発報を受信した場合、銀行側(金融機
関側データ処理装置6)に通知する。なお、この情報は
防犯上の観点から記録格納は行わない。なお、発生、直
行、入店、退店、落着のそれぞれのステータスを警備セ
ンター(小型汎用コンピュータ装置13)からATM監
視センター装置5に転送する。
【0097】(6B)二次対応結果入力 二次対応にて現金を取り扱う対応を行った場合、出動機
能の適応にて対応内容や状況等を入力する。
【0098】(6C)出動部隊(警備、又は警備と保
守)選定 出動部隊の選定は全て警備センター(小型汎用コンピュ
ータ装置13)が行い、ATM監視センター装置5は、
入退店のみ管理する。
【0099】(7)警備及び保守員のATMの設置店舗
での入退店管理業務 図11は、本実施形態において警備/保守員入退店管理
業務の処理手順の例を示す。入退店管理は、電話通話で
の業務連絡(入退店連絡、処置内容連絡等)を管理す
る。
【0100】(7A)入退店管理業務 入退店は、ATM監視センター装置5が出動を依頼後、
警備員が単独又は保守員をともなってATM7の設置店
舗に入店し、作業完了後の退店までである。入退店管理
業務には、入店管理、退店管理の二つと入退店時に行う
操作が不可能の場合にATM監視センター装置5より入
力画面を表示可能にする指示の三つ及び、ATM監視セ
ンター装置5の予期せぬ時間に入店する予定外入店の認
識がある。 (a)入店管理 入店管理は、警備員、保守員がATM7の設置店舗に入
店し、ATM7にて入店操作を行うものである。なお、
入店には新規入店と再入店の二つがある。また、入店時
は入店理由を明確にする必要があるため、入退店管理画
面の入店理由欄に入店理由を入力する。 (b)退店管理 退店管理は、警備員又は保守員が作業完了後、ATM7
にて退店操作を行うことにより、ATM監視センター装
置5で作業完了、退店を取り込む。退店には退店と一時
退店の二つがある。なお、退店時の退店操作で作業内容
を入力する。 (c)入退店確認 入店から退店までの状況については、警備員が、例え
ば、30分ごとにVoIP電話機7aにて経過連絡を行
い、ATM監視センター装置5側が、その状況を確認す
る。 (d)入退店操作不可能時対応 ・鍵センサー不良の場合 警備員、保守員の入退店時のオペレーションが実行不可
の場合(例えば、鍵センサーの不良で入店受付、退店受
付画面が表示できない場合)、現場からVoIP電話機
7aからの電話通話による連絡を実施する。ATM監視
センター装置5からATM7に対し入退店受付画面情報
を遠隔起動して転送する。 ・ATM7の障害 警備員、保守員の入退店時のオペレーションが実行不可
の場合(例えば、鍵センサーの不良で入店受付、退店受
付画面が表示できない場合)、現場からVoIP電話機
7aからの電話通話による連絡を実施する。ATM監視
センター装置5にて入退店処置(出動機能端末へ入退店
時間の入力)を実施する。この場合、ATM7は警備状
態で処置を行うため警報が通知される。 (e)予定外入店時対応 入店は基本的に識別符号ID、パスワードを入力するこ
とによって管理されるが、夜間等、本来定期警備等が行
われないと想定できる時間(時間外)の入店通知をAT
M7から受信した場合は、予定外入店として、直ちにA
TM監視センター装置5側が事態の確認を行う。
【0101】(7B)不測事態発生時の対応方法明確化 (a)不測事態 この不測事態は、警備員等が現地対応中に発生した事態
に対して、その保守管理の判断が出来ず、また、その保
守管理に緊急を要する場合に関連部署に連絡を行い、速
やかな保守管理を実施する。 (b)不測事態の対応方法 不測事態が発生し、その保守管理方法の問合せを受け付
けた場合は、その問合せ内容により、受付係が受け付け
た場合は上席職員に連絡して、その聴取を行う。
【0102】(8)ATM監視センター装置5内部処置
業務及び連動承認 ATM監視センター装置5が顧客に対して行う業務の他
に内部で行う業務があり、以下の処置を行う。
【0103】(8A)上席承認処置 上席承認処置は、特定の処置に関して、受付係の権限で
は該当の処置が行えない場合に、端末を通じて処置実施
可否の承認を求め、上席職員から承認可否の通信応答を
行う。
【0104】(8B)端末転送処置 この端末転送処置は、ATM監視センター装置5の端末
で受け付けた処置を受付係の権限では処置できない場合
に、処置を他の端末に依頼する場合、また、上席職員へ
処置を移管する。
【0105】(8C)処置一覧完了処置/処置結果検印
処置 この処置一覧完了処置は、各端末でコール受付係が処置
した事項に関して、担当者が個別の処置内容や状況等を
確認し、ATM監視センター装置5としての処置が正常
に行われているか確認を行うものである。
【0106】(9)契約金融機関へのレポーティング業
務 レポーティングは、ATM監視センター装置5での監視
業務中に発生した事象における必要な情報を該当する銀
行又は、その他の関係する組織へ通信報告する。
【0107】(9A)レポーティング業務 (a)事象発生ごとに作成する報告書 ・カード回収報告 ATM7でのキャッシュカードを機内回収した場内の報
告である。キャッシュカード回収は、以下の場合があ
る。 ・金融機関側データ処理装置6の指示制御による機内回
収 事故届けの出されたキャッシュカードが使用された場
合、金融機関側データ処理装置6からの指示でATM7
が自動的にカードを機内回収する。このときATM7か
らATM監視センター装置5がカード回収通知を受信
し、この通知を受けときに報告書を通信報告する。 ・カード拾得時のカード機内回収 顧客より、カードを拾得したとの連絡が入った場合、A
TM監視センター装置5よりカード機内回収を遠隔で行
い、その処置正常終了後に報告書を通信報告する。回収
手順としては、電話通話でキャッシュカード拾得の連絡
受信、ATM監視センター装置5からキャッシュカード
の取り込みと回収指示を実施する。報告書の発行は、キ
ャッシュカード回収実行後の正常応答を受信した後に行
う。回収できなかったときは、顧客対応不要障害扱いと
するため、通信報告を行わない。 ・障害処置でのキャッシュカード機内回収 障害処置中にキャッシュカードを返却できない場合に機
内回収を行う際に、ATM監視センター装置5から遠隔
操作でキャッシュカード機内回収を行い、その正常処置
正常終了後よ報告書を通信報告する。 (b)現金抜き取りタイムアウト(取り忘れ)報告 ATM7にて現金を取り忘れた顧客が既に帰った後で現
金を返却できない場合にATM監視センター装置5から
現金の機内回収を遠隔操作制御で実行し、処置正常終了
後に報告書を通信報告する。 (c)勘定照会/訂正依頼作業報告 ATM監視センター装置5からの取引情報で、顧客取引
の勘定更新が不明で勘定照会を依頼する場合や、勘定訂
正処理を依頼する場合に「勘定照会/訂正依頼票」を印
刷発行する。 (d)定期的な報告書 図12は、銀行側(契約金融機関)に提出する参考の統
計資料例を示す。ATM監視センター装置5から、銀行
側(金融機関側データ処理装置6)へ定期的に統計資料
などを通信回線接続によって転送する。
【0108】(10)緊急連絡業務 ATM監視センター装置5監視時間帯における緊急事態
対応として、ATM7の監視業務に多大な影響を与える
ような、内的、外的、その他要因による障害及び事象が
発生した場合、ATM監視センター装置5は、受け持つ
業務を通じて、その対応にあたる。また、顧客からクレ
ーム処理にて関係部門に緊急連絡する。
【0109】(10A)ATM監視センター装置5で扱
う緊急連絡 ATM監視センター装置5で扱う緊急連絡には、銀行顧
客の重大なクレーム処理のためのものやATM監視セン
ター装置5内設備の障害に起因するもので監視業務に多
大な支障が発生すると思われる場合に行う。
【0110】(10B)銀行、及びの他の関連する会社
への緊急連絡対象 (a)顧客からのクレームが発生した場合、銀行側(金
融機関側データ処理装置6)へ連絡し、必要に応じて出
動依頼を行う。 (b)顧客からのクレーム処理でATM監視センター装
置5にて解決できないものについては、銀行側(金融機
関側データ処理装置6)へ転送する。
【0111】(11)各種メンテナンス業務 メンテナンスには、各種データのメンテナンス(登録/
更新)及びデータのバックアップがあり、この操作をA
TM監視センター装置5が自動で行う場合と、ATM監
視センター装置5のシステム管理担当者が行う場合とが
ある。なお、これらの作業は以下である。
【0112】(11A)登録業務 ATM7の機種やATM7が設置されている店舗名な
ど、監視業務を行う上であらかじめ登録しておく。
【0113】(11A/1)マスタ・データ (a)ATM7マスタ情報 ATM7装置番号や設置店舗番号等の情報 (b)提携金融機関マスタ情報 金融機関コードや連絡先電話番号等の銀行に関する情報 (c)店舗マスタ情報 店舗番号、店舗名称や店舗住所等の情報 (d)取引サービス時間マスタ情報 銀行別取引サービスに関する情報 マスタ・データの(a)〜(d)については、保守管理
業務情報として個々の銀行側(金融機関側データ処理装
置6)からATM監視センター装置5に予め転送され
て、記憶する。
【0114】(11A/2)その他データ (a)自動・汎用処置データ 取引ごとの自動処置や汎用処置のコマンドのデータ (b)ATM7取引画面データ 取引ごとの顧客誘導画面の推移情報(顧客からの照会に
利用) (c)照会業務サポートデータ 照会電話対応時の受付係を支援する情報ファイル
【0115】(11B)更新業務 管理データはATM監視センター装置5から配信される
が、マスタ・データへの登録はマスタ情報の反映指定日
に従って行われる。また、その他データは変更発生都
度、更新する。
【0116】(11C)その他メンテナンス業務 (a)電話通話による照会電話対応時に使用する情報フ
ァイルのメンテナンス (b)管理データを含む各種データのバックアップ用媒
体への保存 (c)各種マニュアルのメンテナンス (d)PBXなどの録音テープ(例えば、ATM7の稼
動時間の自動応答)のメンテナンス (e)ATM監視センター装置5設置の監視機器のメン
テナンス (f)業務データのメンテナンス
【0117】(11D)マスタの異例登録 これは、通常のマスタ登録の規定時間以降に行う登録で
ある。通常の登録は金融機関側データ処理装置6から自
動的に配信されるが、異例登録時は手動での登録を行
う。
【0118】(12)ネットワーク状況監視業務 図13は、本実施形態のネットワーク状況監視業務の処
理手順の第1の例を示し、図14は、本実施形態にあっ
てネットワーク状況監視業務の処理手順の第2の例を示
す。さらに、図15は、本実施形態にあってネットワー
ク状況監視業務の処理手順の第3の例を示す。
【0119】(12A)ノード監視手順とステータス取
得方法 ATM監視センター装置5は、金融機関側データ処理装
置6からの情報を取り込んで撮像表示部5bに画面表示
を行う。 (a)ノード監視 ノードは金融機関側データ処理装置6とATM7の伝送
経路である。この間の状況監視をATM監視センター装
置5が実行し、銀行側(金融機関側データ処理装置6)
へ通信によって通知する。 (b)ステータスの取得方法 ATM監視センター装置5は、金融機関側データ処理装
置6からの稼動状況通知によってノードでの障害発生を
認識し、撮像表示部5bに「稼動状況」として画面表示
する。重要な障害発生時には、警報吹鳴などの音声表示
も行う。
【0120】(12B)ネットワーク障害状況把握とス
テータス取得方法 (a)ネットワーク障害状況把握 ネットワーク障害は各店舗のATM7からATM監視セ
ンター装置5間のIP網を含む障害である。この間の状
況監視をATM監視センター装置5が行う。 (b)ステータスの取得方法 ATM監視センター装置5は金融機関側データ処理装置
6からの稼動状況通知にてネットワーク障害発生を把握
し汎用端末の「稼動状況」に表示して顧客からの問い合
わせなどに備える。また、顧客からのATM7稼動状況
の照会を受け付けた場合、汎用端末上席機能より店舗単
位での最新状況の照会を実施する。
【0121】(13)ATMの操作ガイダンス(画面表
示/音声案内)の変更業務 ATM監視センター装置5は、図2のATMデータベー
ス装置26bに、ATM7の操作ガイダンス(画面表示
/音声案内)情報を格納している。この格納情報は、銀
行毎に異なる表示画面への対応と、銀行側の連絡又は予
め定めた条件によって以下のように、その切り替えを遠
隔操作する。
【0122】(13A)ATM7ごとに画面表示及び/
又は音声案内を切り替える遠隔操作を行う。 (a)例えば、視覚的な困難を有した人への音声案内
(このATM7の店内位置などの案内とともに、勘定取
引項目、その操作など)を行う。
【0123】(13B)営業日時や営業停止の時刻など
の画面表示及び/又は音声案内を切り替える遠隔操作を
行う。
【0124】以上説明したように、本実施形態における
監視及び保守管理体制においては、監視対象のATMの
一つから特定の障害を示すステータス情報と、当該AT
Mの操作者が当該ATMの近くに設置され当該ATMに
関連付けられた電話又はインターホン等の音声通信手段
からの発呼とが関連付けられて同一の障害監視用端末装
置に接続されるので、各ATMの障害状況の把握とその
処置が正確に行われることとなる。
【0125】さらに、ATM監視センターにおいては、
監視対象のATMの稼動状況を監視するための複数の障
害監視用端末装置と、障害に係るATMに対する処理を
承認又は監督するための管理用端末装置と、障害に係る
ATMに対して承認された処理を指示したりするための
処理用端末装置間において、必要なデータ及び情報が相
互に転送されるように構成されていることから、障害に
係るATMの対処又は処置に関する承認及び指示が迅速
且つ的確に行われることとなるのである。そして、障害
に係るATMの対処に係る指示情報は、その内容に応じ
て対応可能な所員(例えば、コール受付係と金銭にかか
る判断を行う上席職員)に自動的に振り分けることが可
能になり、煩雑な手動作業が不要になる。
【0126】また、ATM7での預金通帳や銀行カード
排出不能に対する後日の返却において、撮像を通じて正
確な確認が可能である。
【0127】
【発明の効果】以上詳しく記載したように、本発明に係
るATM運営監視システムは、複数の金融機関から委託
された前記監視又は保守管理の対象となる前記複数のA
TMの各々を特定するためのATM/IDコードに関連
付けられた属性データ及び過去の保守管理情報を含む監
視業務情報を記憶するデータベース記憶手段と、前記監
視対象のそれぞれのATMから稼動状態に関するステー
タス情報を受信する受信手段と、複数のATMから受信
した前記ステータス情報と当該ATMに係る前記監視業
務情報の内容に基づいて、必要な監視又は保守管理の指
示に関する情報を作成し、当該処理指示情報に基づいて
当該保守管理業務処理を担当する保守管理サイトを選択
する処理手段と、前記選択された保守管理サイト側装置
に対して前記処理指示情報を送信する送信手段とを具備
する構成ことにより、何れの銀行の、何れのサイトの、
何れの機種のATMが、如何なるモードの障害が生じて
いるかを一元的に検知し、当該ATMに係るそれまでの
前記監視業務情報の内容に基づいて、一又は複数の障害
保守管理又は保守管理の方法及び手順を含む的確な処理
指示情報を自動作成し、これを当該ATMの設置場所及
び前記ステータス情報に基づいて決定された最適な保守
管理サイトに送信することにより、迅速且つ効率的に一
括的に監視及び保守管理する可能にしたのである。
【0128】そして、処理された処理結果情報を前記保
守管理サイト側装置から受信し、当該処理結果情報に基
づいて前記データベース記憶手段内に格納された当該A
TMの前記監視業務情報が更新され、それ以降のATM
の監視及び保守管理に備えることを実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における通信ネットワーク
の例を示す。
【図2】 図1中のATM運営監視システム及び勘定系
システムを説明するためのブロック図である。
【図3】 本システムの実施形態にあってATM監視方
法を示すフローチャートである。
【図4】 本システムの実施形態にあって監視又は保守
管理するATMの属性データを示す。
【図5】 本システムの実施形態にあって監視又は保守
管理するATMの監視業務情報を示す。
【図6】 本発明の通信ネットワークによる金融機関業
務の監視及び保守管理に係る処理内容の一覧を示す。
【図7】 本システムの実施形態にあってATMの稼動
状況監視における照会業務の処理手順の例を示す。
【図8】 本システムの実施形態にあって電話照会受付
業務の基本的な処理手順の例を示す。
【図9】 本システムの実施形態にあって取引成立状況
照会業務の処理手順の例を示す。
【図10】 本システムの実施形態にあって警備/保守
出動手配と管理業務の処理手順の例を示す。
【図11】 本システムの実施形態にあって警備/保守
員入退店管理業務の処理手順の例を示す。
【図12】 本システムの実施形態にあって銀行側(契
約金融機関)に提出する参考の統計資料例を示す。
【図13】 本システムの実施形態にあってネットワー
ク状況監視業務の処理手順の第1の例を示す。
【図14】 本システムの実施形態にあってネットワー
ク状況監視業務の処理手順の第2の例を示す。
【図15】 本システムの実施形態にあってネットワー
ク状況監視業務の処理手順の第3の例を示す。
【図16】 金融機関毎に行われてきた従来の勘定取引
システムの要部構成例を示す。
【符号の説明】
1 デジタル固定通信網 3 携帯電話機、携帯データ処理装置(携帯型情報端
末) 4,12,13 小型汎用コンピュータ装置 4a〜7a,12a,13a VoIP電話機 5 ATM監視センター装置 5b,6b,12b,13b 撮像表示部 6 金融機関側データ処理装置 7 ATM 7c 監視カメラ7 10 交通情報提供システム 26a 地図データベース装置 26b ATMデータベース装置

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金融機関によりそれぞれ運営され
    る複数の現金自動出納機(以下、「ATM」という)
    を、通信ネットワークを介して一括的に監視又は保守管
    理するATM運営監視システムにおけるATM監視方法
    であって、(1)複数の金融機関から委託された前記監
    視又は保守管理の対象となる前記複数のATMの各々を
    特定するためのATM/IDコードに関連付けられた属
    性データと、当該ATMの過去の保守管理情報を含む監
    視業務情報とを、ATM監視センター装置においてデー
    タベース記憶手段内に記憶する工程と、(2)監視対象
    の前記ATMの個々の稼動状態に関するステータス情報
    を前記ATM監視センター装置が受信する工程と、
    (3)前記ATMから受信した前記ステータス情報と当
    該ATMに係る前記監視業務情報の内容に基づいて、前
    記ATM監視センター装置が必要な監視又は保守管理又
    は処理に関する指示情報(以下、「処理指示情報」とい
    う)を作成する工程と、(4)前記処理指示情報に基づ
    いて、当該保守管理業務処理を担当する保守管理サイト
    が選択される工程と、(5)前記ATM監視センター装
    置が、前記選択された保守管理サイト側装置に対して前
    記処理指示情報を送信する工程と、(6)前記処理指示
    情報に基づいて処理された処理結果情報を前記保守管理
    サイト側装置、前記ATM若しくはATMサイト側装置
    から前記ATM監視センター装置が受信する工程と、
    (7)前記処理結果情報に基づいて前記データベース記
    憶手段内に格納された当該ATMの前記監視業務情報を
    更新する工程と、の各工程を有し、 複数金融機関が運営する複数機種のATMの監視業務
    と、個々のATMにおける複数モードの保守管理業務を
    前記通信ネットワークを介して一括的に行うことを特徴
    とするATM監視方法。
  2. 【請求項2】 前記通信ネットワークは、 公衆回線又は専用回線を介して文字又は画像等のデータ
    又は情報を送受信するためのデータ通信手段と、 携帯電話、携帯用情報端末装置、VoIP(Voice Over
    IP)を含む電話又はインターホン等による音声信号を
    送受信するための音声通信手段とを含み、 前記ATM監視センター装置、前記保守管理サイト側装
    置及び前記ATM若しくはATMサイト側装置間におい
    て、前記データ又は情報と前記音声信号は前記ATMの
    IDコードに基づいて関連付けられて行われるように構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載のATM運営
    監視方法。
  3. 【請求項3】 前記ATM監視センター装置は、少なく
    とも、前記監視対象のATMの稼動状況を監視するため
    の複数の障害監視用端末装置と、障害に係るATMに対
    する処理を承認又は監督するための管理用端末装置と、
    障害に係るATMに対して承認された処理を指示したり
    するための処理用端末装置とを含み、 前記障害監視用端末装置、前記管理用端末装置及び前記
    処理用端末装置相互間において、前記データ及び情報が
    転送されるように構成されたことを特徴とする請求項2
    に記載のATM運営監視方法。
  4. 【請求項4】 前記障害監視用端末装置が監視対象のA
    TMの一つから特定の障害を示すステータス情報を受信
    し、当該ATMの操作者が当該ATMの近くに設置され
    当該ATMに関連付けられた電話又はインターホン等の
    音声通信手段からの発呼があった場合には、当該ATM
    からのステータス情報と当該発呼は、同一の障害監視用
    端末装置に接続されるように構成されたことを特徴とす
    る請求項2に記載のATM監視方法。
  5. 【請求項5】 前記発呼は、当該ATMを特定するため
    に前記ATM/IDコードを伴うことを特徴とした請求
    項4に記載のATM監視方法。
  6. 【請求項6】 前記ステータス情報は、 顧客によるATMの操作ミス等の障害と、 ATMの機械的又は電気的故障、現金又はレシートフォ
    ームの残余不足等の障害と、 盗難、浸入又は破壊等の警報障害とに類別され、当該類
    別された各々の障害を特定するための障害IDコードに
    基づいて前記ATM監視センター装置が前記処理指示情
    報を作成し送信することを特徴とする請求項2に記載の
    ATM監視方法。
  7. 【請求項7】 前記ATM運営監視システムは、前記通
    信ネットワークを介して前記複数の金融機関におけるデ
    ータ処理装置(以下、「金融機関側データ処理装置」と
    いう)と相互に接続され、前記工程(6)又は(7)の
    後に、当該ATMを運営する金融機関側データ処理装置
    に対して前記処理結果情報を送信する工程を含むことを
    特徴とする請求項1に記載のATM監視方法。
  8. 【請求項8】 前記ATM運営監視システムは、前記
    (1)の工程の前に、監視又は保守管理の対象となるA
    TMの属性データ及び監視業務情報を、当該ATMを運
    営する金融機関側データ処理装置から受信する工程を含
    む、請求項1又は7に記載のATM監視方法。
  9. 【請求項9】 前記ATMの属性データは、 当該ATMを運営する金融機関を特定するための金融機
    関コードと、 当該ATMの機種を特定するための機種コードと、 当該ATMの設置場所を示す緯度及び経度に係る位置情
    報と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のATM
    監視方法。
  10. 【請求項10】 前記監視業務情報は、当該ATMに係
    る前記更新された保守管理データと、 当該ATMの使用開始時期等を示す使用状況情報と、 当該ATMと同一の機種コードに係る前記保守管理デー
    タと、を含むことを特徴とする請求項9に記載のATM
    監視方法。
  11. 【請求項11】 前記ATM運営監視システムは、前記
    ステータス情報をポーリング通信によって受信し、又は
    各ATMから障害が生じた時点でリアルタイムに発信さ
    れる障害情報を受信するように構成された請求項10に
    記載のATM監視方法。
  12. 【請求項12】 前記処理指示情報は、前記ステータス
    情報と当該ATMに関する前記監視業務情報の過去の履
    歴に鑑みて一又は複数の障害保守管理又は保守管理の方
    法及び手順を含む請求項11に記載のATM監視方法。
  13. 【請求項13】 前記保守管理サイトの選択は、当該A
    TMの設置場所及び前記ステータス情報に基づいて決定
    される請求項1に記載のATM監視方法。
  14. 【請求項14】 前記保守管理サイトの選択は、当該A
    TMの設置場所にアクセス可能な複数の保守管理サイト
    を選択し、当該選択された複数の保守管理サイト側装置
    に対して前記処理指示情報を送信するようにした請求項
    13に記載のATM監視方法。
  15. 【請求項15】 前記ATM監視センター装置を構成す
    る前記障害監視用端末装置、前記管理用端末装置又は処
    理用端末装置には、前記ATMの設置場所を示す位置情
    報に基づいて、障害が生じたATMの設置場所を示す地
    図情報を表示するように構成された請求項9に記載のA
    TM監視方法。
  16. 【請求項16】 前記障害が生じたATMの設置場所を
    示す地図情報は、前記処理指示情報と共に、前記ATM
    監視センター装置から当該ATMを管轄する前記保守管
    理サイト側装置に送信されることを特徴とする請求項1
    5に記載のATM監視方法。
  17. 【請求項17】 複数の金融機関によりそれぞれ運営さ
    れる複数の現金自動出納機(以下、「ATM」という)
    を、一括的に監視又は保守管理するATM運営監視シス
    テムであって、 複数の金融機関から委託された前記監視又は保守管理の
    対象となる前記複数のATMの各々を特定するためのA
    TM/IDコードに関連付けられた属性データと、当該
    ATMの過去の保守管理情報を含む監視業務情報を記憶
    するデータベース記憶手段と、 前記監視対象のそれぞれのATMから稼動状態に関する
    ステータス情報を受信する受信手段と、 個々のATMから受信した前記ステータス情報と当該A
    TMに係る前記監視業務情報の内容に基づいて、必要な
    監視又は保守管理の指示に関する情報(以下、「処理指
    示情報」という)を作成し、当該処理指示情報に基づい
    て当該保守管理業務処理を担当する保守管理サイトを選
    択する処理手段と、 前記選択された保守管理サイト側装置に対して前記処理
    指示情報を送信する送信手段と、を具備し、 前記受信手段は、前記処理指示情報に基づいて処理され
    た処理結果情報を前記保守管理サイト側装置、前記AT
    M若しくはATMサイト側装置から受信し、当該処理結
    果情報に基づいて前記データベース記憶手段内に格納さ
    れた当該ATMの前記監視業務情報が更新される、よう
    に構成されたことを特徴とするATM運営監視システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記通信ネットワークは、 公衆回線又は専用回線を介して文字又は画像等のデータ
    又は情報を送受信するためのデータ通信手段と、 携帯電話、携帯用情報端末装置、VoIP(Voice Over
    IP)を含む電話又はインターホン等による音声信号を
    送受信するための音声通信手段とを含み、 前記ATM監視センター装置、前記保守管理サイト側装
    置及び前記ATM若しくはATMサイト側装置間におい
    て、前記データ又は情報と前記音声信号は前記ATMの
    IDコードに基づいて関連付けられて行われるように構
    成されたことを特徴とする請求項17に記載のATM運
    営監視システム。
  19. 【請求項19】 前記ATM監視センター装置は、少な
    くとも、前記監視対象のATMの稼動状況を監視するた
    めの複数の障害監視用端末装置と、障害に係るATMに
    対する処理を承認又は監督するための管理用端末装置
    と、障害に係るATMに対して承認された処理を指示し
    たりするための処理用端末装置とを含み、 前記障害監視用端末装置、前記管理用端末装置及び前記
    処理用端末装置相互間において、前記データ及び情報が
    転送されるように構成されたことを特徴とする請求項1
    7に記載のATM運営監視システム。
  20. 【請求項20】 前記障害監視用端末装置が監視対象の
    ATMの一つから特定の障害を示すステータス情報を受
    信し、当該ATMの操作者が当該ATMの近くに設置さ
    れ当該ATMに関連付けられた電話又はインターホン等
    の音声通信手段からの発呼があった場合には、当該AT
    Mからのステータス情報と当該発呼は、同一の障害監視
    用端末装置に接続されるように構成されたことを特徴と
    する請求項17に記載のATM監視システム。
  21. 【請求項21】 前記発呼は、当該発呼の発信者通知番
    号として当該ATMの前記ATM/IDコードを伴うこ
    とを特徴とした請求項20に記載のATM監視方法。
  22. 【請求項22】 前記ATM運営監視システムは、通信
    ネットワークを介して前記保守管理サイト側装置及び前
    記複数の金融機関におけるデータ処理装置(以下、「金
    融機関側データ処理装置」という)と相互に接続され、
    前記受信手段及び前記送信手段は、通信ネットワークを
    介して、データ又は情報の送受信を行うように構成され
    た請求項21に記載のATM運営監視システム。
  23. 【請求項23】 前記送信手段は、当該ATMを運営す
    る金融機関側データ処理装置に対して前記処理結果情報
    を送信するように構成されたことを特徴とする請求項2
    1に記載のATM運営監視システム。
  24. 【請求項24】 前記ATMの属性データは、 当該ATMを運営する金融機関を特定するための金融機
    関コードと、 当該ATMの機種を特定するための機種コードと、 当該ATMの設置場所を示す緯度及び経度に係る位置情
    報と、を含むことを特徴とする請求項17に記載のAT
    M監視システム。
  25. 【請求項25】 前記ATM運営監視システムは、前記
    ステータス情報をポーリング通信によって受信し、又は
    各ATMから障害が生じた時点でリアルタイムに発信さ
    れる障害情報を受信するように構成された請求項17に
    記載のATM監視システム。
  26. 【請求項26】 前記処理指示情報は、前記ステータス
    情報と当該ATMに関する前記監視業務情報の過去の履
    歴に鑑みて一又は複数の障害保守管理又は保守管理の方
    法及び手順を含む請求項25に記載のATM監視システ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記保守管理サイトの選択は、当該A
    TMの設置場所及び前記ステータス情報に基づいて決定
    される請求項17に記載のATM監視システム。
  28. 【請求項28】 前記保守管理サイトの選択は、当該A
    TMの設置場所にアクセス可能な複数の保守管理サイト
    を選択し、当該選択された複数の保守管理サイト側装置
    に対して前記処理指示情報を送信するようにした請求項
    27に記載のATM監視システム。
  29. 【請求項29】 前記ATM監視センター装置を構成す
    る前記障害監視用端末装置、前記管理用端末装置又は処
    理用端末装置には、前記ATMの設置場所を示す位置情
    報に基づいて、障害が生じたATMの設置場所を示す地
    図情報を表示するように構成された請求項24に記載の
    ATM監視方法。
  30. 【請求項30】 前記障害が生じたATMの設置場所を
    示す地図情報は、前記処理指示情報と共に、前記ATM
    監視センター装置から当該ATMを管轄する前記保守管
    理サイト側装置に送信されることを特徴とする請求項2
    9に記載のATM監視方法。
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