JP2003256615A - 電子申請システムおよび同電子申請システムに適用される文書管理方法 - Google Patents

電子申請システムおよび同電子申請システムに適用される文書管理方法

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JP2003256615A JP2002059274A JP2002059274A JP2003256615A JP 2003256615 A JP2003256615 A JP 2003256615A JP 2002059274 A JP2002059274 A JP 2002059274A JP 2002059274 A JP2002059274 A JP 2002059274A JP 2003256615 A JP2003256615 A JP 2003256615A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子申請において保存・管理が要求されている
電子文書を原本として安全に保存・管理するための最適
な仕組みの実現を図る。 【解決手段】電子申請システム12の受付サーバ121
は、申請者端末11からの電子申請文書または担当者端
末14からの電子公文書の受付時に、当該受付文書の到
達時刻をまず確定し、その後にウィルスチェック、署名
検証によって、受付文書の正当性および安全性の検証を
行い、正当且つ安全であることが検証された場合に、そ
の受付文書を、確定された到達時刻と共に原本として文
書管理システム122に登録する。これにより正当性お
よび安全性の検証に多くの時間を要する場合であって
も、正しい到達時刻と共に受付文書を原本として保管す
ることができ。またウィルスに感染した文書等について
は登録されないので、文書管理システム122に原本と
して保管されている文書の安全性を確保することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は申請業務を電子的に
行うための電子申請システムおよび同電子申請システム
に適用される文書管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子政府の構想が進められてお
り、その構築活動が活発化してきている。電子政府推進
に当っては電子自治体の推進なくしては、より国民が教
授できる政府実現はありえないと考えられている。その
電子自治体のサービスの中枢を為すのが電子申請であ
る。
【0003】しかし、自治体などの行政機関を対象に電
子的に申請を行う場合において、申請内容を記述した電
子申請文書および許認可内容等を記述した電子公文書を
送信する際には、送信側/受信側の虚偽の申告、例え
ば、申請者側については「送信していない」旨を申告す
ること、受信側については「受け取っていない」旨を申
告すること、等の問題が生じる危険がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、電子申請に
おいては、申請に関する文書の内容および到達事実を保
証することが重要となる。よって電子申請システムの構
築に当っては、保存義務のある電子文書を原本として安
全に保存する機能の実現が要求されている。原本を保管
する際には、以下の条件を満たしている必要がある。完
全性:いつ、誰が、どんな内容のものを作成したのかを
確定してあること機密性:改竄や改竄や漏洩されないこ
と見読性:文書の内容が必要に応じ表示できること本発
明は上記事情を考慮してなされたものであり、電子申請
において保存・管理が要求されている電子文書を原本と
して安全に保存・管理するための最適な仕組みを実現
し、原本性を保証した状態で電子的に申請を行うことが
可能な電子申請システムおよび同電子申請システムに適
用される文書管理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、申請者から送信される電子申請文書を受
付け、被申請者側の組織を対象に電子的に申請を行う電
子申請システムにおいて、申請者からの電子申請文書の
受付時または前記電子申請文書に対して被申請者側の組
織から発行される電子公文書の受付時に、当該受付文書
の到達時刻を確定する到達時刻確定手段と、前記到達時
刻の確定後、前記受付文書の正当性および安全性を検証
する検証手段と、前記検証手段によって正当且つ安全で
あることが検証された受付文書を、前記到達時刻確定手
段によって確定された到達時刻と共に、文書保管のため
の文書管理システムに原本として登録する文書登録手段
とを具備することを特徴とする。
【0006】このように、電子文書の受付時に当該受付
文書の到達時刻をまず確定し、その後に、ウィルスチェ
ック、署名検証等によって、受付文書の正当性および安
全性の検証を行い、正当且つ安全であることが検証され
た場合に、その受付文書を、確定された到達時刻と共に
原本として文書管理システムに登録することで、正当性
および安全性の検証に多くの時間を要する場合であって
も、正しい到達時刻と共に受付文書を原本として保管す
ることができる。よって、より公正な到達時刻を用いた
原本管理を実現でき、申請に関する文書の内容および到
達事実を公正且つ正しく保証することが可能となる。ま
た、ウィルスに感染した文書等については登録されない
ので、文書管理システムに原本として保管されている文
書の安全性を確保することができる。
【0007】また、本発明の電子申請システムでは、前
記文書管理システムとして、文書登録時に当該登録文書
の登録時刻を示すタイムスタンプ情報を登録要求元に発
行すると共に、当該タイムスタンプ情報と対応付けて登
録文書を保管する機能を有するものを用いる。この場
合、前記到達時刻確定手段は、前記受付文書に対して一
方向関数による演算を施すことにより得られる値を、登
録文書として前記文書管理システムに登録することによ
って前記タイムスタンプ情報を前記文書管理システムか
ら取得し、前記文書登録手段は、前記受付文書を前記文
書管理システムに原本として登録する場合、前記到達時
刻確定手段によって取得されたタイムスタンプ情報を、
前記受付文書の到達時刻として前記受付文書と共に前記
文書管理システムに登録する。
【0008】このように、受付文書に対して一方向関数
による演算を施すことにより得られる値を登録文書とし
て登録することによって、その登録時のタイムスタンプ
情報を文書管理システムから取得するという仕組みを用
いることにより、タイムスタンプ情報の取得のために文
書管理システムに登録される文書サイズを小さくするこ
とでできる上、到達時刻の確定後における当該到達時刻
の改竄等についても後に検証することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係
る電子申請システムの構成が示されている。申請者側に
は申請者端末11が設けられており、この申請者端末1
1はインターネットなどのネットワーク10を介して電
子申請システム12と通信することができる。電子申請
システム12は申請者端末11に対して電子申請サービ
スを提供するためのサーバ装置であり、申請者端末11
から送信される申請内容を記述した電子申請文書を受付
けて、自治体などの被申請者側の組織を対象にした申請
業務を電子的に行う。電子申請文書の内容は例えば必要
に応じて自治体の該当する担当課(原課担当者)で審査
されて、許認可内容等を記述した電子公文書が担当課の
担当者端末14で作成される。担当者端末14で作成さ
れた電子公文書は電子申請システム12から発行され、
ネットワーク10を介して申請元の申請者端末11に送
信される。また電子申請システム12は認証・決済シス
テム13とも連携しており、必要な認証・決済を自動的
に行うことができる。
【0010】申請者端末11からの電子申請文書の受付
け処理は、電子申請システム12に設けられた受付サー
バ121にて実行される。担当者端末14からの電子公
文書も受付サーバ121にて受付け処理される。受付サ
ーバ121には、保存・管理が要求されている電子申請
文書および電子公文書を原本として文書管理システム1
22に安全に保管・管理するための機能が設けられてい
る。これは電子申請文書および電子公文書の内容、およ
びそれら電子申請文書および電子公文書の送受信に関す
る事実情報を保証するためである。
【0011】受付サーバ121は、図示のように、到達
時刻確定処理部201、事前検証部202、保管処理部
203、および審査・結果通知部204を備えている。
到達時刻確定処理部201は、受付けた電子申請文書お
よび電子公文書の到達時刻を確定するための処理を行う
ものである。到達時刻の確定は、例えば、電子申請文書
および電子公文書の受付時にタイムスタンプサーバ12
3からその時の時刻情報を取得すること等によって行わ
れる。事前検証部202は、到達時刻が確定された受付
文書を保管する前に、その受付文書に対するウィルスチ
ェック、署名検証等を行って当該文書の正当性および安
全性の検証を行う。保管処理部203は、正当且つ安全
であることが確認された受付文書を到達時刻と共に原本
として文書管理システム122に登録して管理する。文
書管理システム122は、電子申請文書および電子公文
書の内容、および電子申請文書および電子公文書の送受
信に関する事実情報を保証するための電子公証局として
機能する。審査・結果通知部204は電子公文書の発行
処理を行う。
【0012】この受付サーバ121においては、電子申
請文書が受信されると、その文書の到達時刻が到達時刻
確定処理部201により確定される。その後、文書管理
システム122への登録に先立って、事前検証部202
によりウィルスチェックを行い、ウィルスが検出された
場合、申請者に報告する。検出されなかった場合は、事
前検証部202により署名検証等の形式審査を行い、そ
の審査も受理された後、保管処理部203によって、原
本として文書管理システム122に登録する。これによ
り安全に文書を保管することができるほか、原本に求め
られる要求項目である完全性、機密性、見読性を満たす
ことができる。
【0013】図2には、原本保管のための第1の具体的
な方式が示されている。申請者からの電子申請文書には
デジタル署名、公開鍵証明書等が付加されている。電子
申請文書が受付サーバ121に届くと、まず、到達時刻
確定処理が実行され、タイムスタンプサーバ123から
その時点における到達時刻(Time1)を取得するこ
とにより電子申請文書の到達時刻が確定される。タイム
スタンプサーバ123から取得した取到達時刻(Tim
e1)は今後、文書の本文と共に持ちまわる。その後、
事前検証処理を行う。事前検証処理では、文書のウィル
スチェックを行い、ウィルスが検出された場合は申請者
に報告し、検出されなかった場合はデジタル署名および
公開鍵証明書を用いて当該文書の正当性(文書本文が改
竄されていないことの検証、申請者本人の確認)が検証
される。正当性が確認されると、到達時刻(Time
1)が付された電子申請文書を文書管理システム122
に原本として登録する原本保管処理が実行される。文書
管理システム122への文書登録時には、文書管理シス
テム122の文書存在証明サービス機能301によっ
て、その時の時刻を示すタイムスタンプ(Time2)
と管理IDとが発行される。文書管理システム122に
おいては、到達時刻(Time1)が付された電子申請
文書とタイムスタンプ(Time2)とが管理IDによ
って対応付けて管理される。管理IDは受付サーバ12
1に送られ、後にその管理IDを用いて原本の内容およ
び到達時刻などを確認することが出来る。
【0014】通常、ウィルスチェックを含む事前検証処
理には多くの時間を要し、また文書毎に事前検証処理に
要する時間が異なることも想定される。自治体等におけ
る申請文書の処理はその受付順に行われるが普通であ
る。よって、受付時に最初に到達時刻を確定すること
で、正しく且つ不公正のない状態で申請文書の到達事実
を保証することが可能となる。またウィルス感染した文
書は登録されないので、文書管理システム122に原本
として保管されている文書の安全性を確保することがで
きる。
【0015】次に、図3を参照して、上記第1の方式に
おいて申請者端末11、受付サーバ121、タイムスタ
ンプサーバ123、文書管理システム122、および担
当者端末14と間で行われるの一連の処理の手順を説明
する。
【0016】まず、申請者端末11にて、申請内容を記
述した電子申請文書が作成される(ステップS10
1)。この電子申請文書は、例えば、所望の申請手続き
に対応する入力フォームを受付サーバ121から受信
し、その入力フォーム上に必要な事項を記入すること等
によって作成される。作成された電子申請文書はデジタ
ル署名、公開鍵証明書等が付加された状態で送信され
る。電子申請文書が受付サーバ121にて受付される
と、タイムスタンプサーバ123によって到達時刻を確
定させる(ステップS102)。次いで、受付サーバ1
21にて、上述のウィルスチェックおよび署名検証など
を含む事前検証処理がなされ(ステップS103)、安
全性および正当性が確認されると、電子申請文書が到達
時刻と共に文書管理システム122に登録されて原本管
理される(ステップS104)。
【0017】担当者端末14で作成された電子公文書に
ついても受付サーバ121にて上記と同様の原本管理が
なされる。すなわち、担当者端末14では電子申請文書
に対する公文書作成処理が行われ(ステップS10
5)、作成された電子公文書はデジタル署名、公開鍵証
明書等が付加された状態で担当者端末14から受付サー
バ121に送信される。電子公文書が受付サーバ121
にて受付されると、タイムスタンプサーバ123によっ
て到達時刻を確定させる(ステップS106)。次い
で、受付サーバ121にて、上述のウィルスチェックお
よび署名検証などを含む事前検証処理がなされ(ステッ
プS107)、安全性および正当性が確認されると、電
子公文書が到達時刻と共に文書管理システム122に登
録されて原本管理される(ステップS108)。この原
本保管の後、その電子公文書が受付サーバ121から発
行され、申請者端末11に送信される。
【0018】図4には、原本保管のための第2の方式が
示されている。この第2の方式は、電子公証局として用
いられる文書管理システム122のタイムスタンプサー
ビス機能302を用いるものである。電子公証局のタイ
ムスタンプサービス機能302は、上述の文書存在証明
サービス機能301と基本的に同様の機能であり、文書
登録時に当該登録文書の登録時刻を示すタイムスタンプ
情報と当該登録文書の管理IDとを登録要求元に発行
し、且つタイムスタンプ情報として発行した登録時刻と
対応付けて登録文書を管理IDで保管・管理するという
ものである。第2の方式は、電子公証局として用いられ
る文書管理システム122のタイムスタンプサービス機
能302を用いて、届いた文書の到達時刻を確定し、文
書管理システム122から登録時刻として取得した到達
時刻、管理IDを今後、本文と共に持ちまわり、その
後、ウィルスチェック、署名検証等を含む事前検証を行
い、安全性および正当性が確認された場合に、原本とし
て文書管理システム122に保管するものである。ここ
で、タイムスタンプサービス機能302から到達時刻を
得るためには文書管理システム122に文書登録を行う
必要があるが、到達時刻を得るために文書管理システム
122に登録する文書は原文よりハッシュを取り、それ
を登録する事により、保管する文書サイズを小さくでき
る上、到達時刻確定後の改竄等も検証することができ
る。以下、具体的な手順について説明する。
【0019】申請者からの電子申請文書にはデジタル署
名、公開鍵証明書等が付加されている。電子申請文書が
受付サーバ121に届くと、まず、到達時刻確定処理が
実行される。到達時刻確定処理では、最初に、電子申請
文書の本文に対して一方向関数による演算、例えばハッ
シュ関数による演算を施し、これにより文書本文の内容
から一義的に定まる値であるハッシュ値(hash)を
算出する。そしてこのハッシュ値を文書管理システム1
22に登録することで、タイムスタンプサービス機能3
02からその登録時点における時刻(Time1)と登
録文書の管理ID(管理ID1)を取得することによ
り、電子申請文書の到達時刻が確定される。文書管理シ
ステム122においては、登録時刻を示すタイムスタン
プ(Time1)とハッシュ値(hash)とが管理I
D1によって対応付けて管理される。文書管理システム
122から取得した到達時刻(Time1)と管理ID
1は今後、文書の本文と共に持ちまわる。その後、事前
検証処理を行う。
【0020】事前検証処理では、文書のウィルスチェッ
クを行い、ウィルスが検出された場合は申請者に報告
し、検出されなかった場合はデジタル署名および公開鍵
証明書を用いて当該文書の正当性が検証される。正当性
が確認されると、到達時刻(Time1)と管理ID1
とが付された電子申請文書を文書管理システム122に
原本として登録する原本保管処理が実行される。文書管
理システム122への原本登録時には、文書管理システ
ム122の文書存在証明サービス機能301によって、
その時の時刻を示すタイムスタンプ(Time2)と管
理IDとが発行される。文書管理システム122におい
ては、到達時刻(Time1)と管理ID1とが付され
た電子申請文書と、タイムスタンプ(Time2)とが
管理ID2によって対応付けて管理される。管理ID2
は受付サーバ121に送られ、後にその管理ID2を用
いて原本の内容および到達時刻などを確認することが出
来る。
【0021】到達時刻(Time1)の確定後において
文書管理システム122に保管された到達時刻(Tim
e1)の改竄が行われたかどうかを検証する場合には、
例えば、原本として保管されている電子申請文書のハッ
シュ値(hash)を求め、そのハッシュ値と同一の内
容を持つ登録文書(本例では到達時刻の確定のために登
録したハッシュ値)を探索して、その登録文書と一緒に
保管されているタイムスタンプ(Time1)との整合
性を調べればよい。
【0022】次に、図5を参照して、上記第2の方式に
おいて申請者端末11、受付サーバ121、タイムスタ
ンプサーバ123、文書管理システム122、および担
当者端末14と間で行われるの一連の処理の手順を説明
する。
【0023】まず、申請者端末11にて、申請内容を記
述した電子申請文書が作成される(ステップS20
1)。この電子申請文書は、例えば、所望の申請手続き
に対応する入力フォームを受付サーバ121から受信
し、その入力フォーム上に必要な事項を記入すること等
によって作成される。作成された電子申請文書はデジタ
ル署名、公開鍵証明書等が付加された状態で送信され
る。電子申請文書が受付サーバ121にて受付される
と、電子申請文書の本文から算出したハッシュ値(ha
sh)を文書管理システム122に登録することによ
り、到達時刻を確定させる(ステップS202)。次い
で、受付サーバ121にて、上述のウィルスチェックお
よび署名検証などを含む事前検証処理がなされ(ステッ
プS203)、安全性および正当性が確認されると、電
子申請文書が到達時刻と共に文書管理システム122に
登録されて原本管理される(ステップS204)。
【0024】担当者端末14で作成された電子公文書に
ついても受付サーバ121にて上記と同様の原本管理が
なされる。すなわち、担当者端末14では電子申請文書
に対する公文書作成処理が行われ(ステップS20
5)、作成された電子公文書はデジタル署名、公開鍵証
明書等が付加された状態で担当者端末14から受付サー
バ121に送信される。電子公文書が受付サーバ121
にて受付されると、電子公文書の本文から算出したハッ
シュ値(hash)を文書管理システム122に登録す
ることにより、到達時刻を確定させる(ステップS20
6)。次いで、受付サーバ121にて、上述のウィルス
チェックおよび署名検証などを含む事前検証処理がなさ
れ(ステップS207)、安全性および正当性が確認さ
れると、電子公文書が到達時刻と共に文書管理システム
122に登録されて原本管理される(ステップS20
8)。この原本保管の後、その電子公文書が受付サーバ
121から発行され、申請者端末11に送信される。
【0025】なお、本例では、到達時刻確定のために登
録する登録文書として、ハッシュ関数によって原文から
一意に算出されるハッシュ値を用いたが、一方向関数で
あれば同様の効果を得ることが出来る。また、上述の受
付サーバ121の機能はすべてコンピュータプログラム
によって実現することができ、電子申請システム12を
構成するサーバコンピュータに上述の原本保管のための
手順を含むコンピュータプログラムを実行させることに
より、容易に申請に関する文書の原本性を保証すること
が可能となる。
【0026】また本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲
で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形
態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複
数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成
要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、こ
の構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子申請において保存・管理が要求されている電子文書
を原本として安全に保存・管理するための最適な仕組み
を実現することができ、原本性を保証した状態で電子申
請業務を行うことが可能となる。特に、文書登録時に当
該登録文書の登録時刻を示すタイムスタンプ情報を登録
要求元に発行すると共に、当該タイムスタンプ情報と対
応付けて登録文書を保管する機能を有する文書管理シス
テムを用いて、到達時刻を確定する場合には、受付文書
に対して一方向関数による演算を施すことにより得られ
る値を登録文書として登録することで、タイムスタンプ
情報の取得のために文書管理システムに登録される文書
サイズを小さくすることでできる上、到達時刻の確定後
における当該到達時刻の改竄等についても後に検証する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子申請システムの
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の電子申請システムに設けられた受
付サーバによって実行される原本保管のための第1の方
式を説明するためのブロック図。
【図3】図2に示した第1の方式において申請者端末、
受付サーバ、タイムスタンプサーバ、文書管理システ
ム、および担当者端末と間で行われるの一連の処理の手
順を説明するための図。
【図4】同実施形態の電子申請システムに設けられた受
付サーバによって実行される原本保管のための第2の方
式を説明するためのブロック図。
【図5】図4に示した第2の方式において申請者端末、
受付サーバ、タイムスタンプサーバ、文書管理システ
ム、および担当者端末と間で行われるの一連の処理の手
順を説明するための図。
【符号の説明】
10…ネットワーク 11…申請者端末 12…電子申請システム 13…認証・決済システム 14…担当者端末 121…受付サーバ 122…文書管理システム(電子公証局) 123…タイムスタンプサーバ 201…到達時刻確定処理部 202…事前検証部 203…保管処理部 204…審査・結果通知処理部 301…文書存在証明サービス機能 302…タイムスタンプサービス機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 誠治 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大田 幸由 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 黒木 宏明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J104 AA08 AA11 LA01 MA01 NA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 申請者から送信される電子申請文書を受
    付け、被申請者側の組織を対象に電子的に申請を行う電
    子申請システムにおいて、 申請者からの電子申請文書の受付時または前記電子申請
    文書に対して被申請者側の組織から発行される電子公文
    書の受付時に、当該受付文書の到達時刻を確定する到達
    時刻確定手段と、 前記到達時刻の確定後、前記受付文書の正当性および安
    全性を検証する検証手段と、 前記検証手段によって正当且つ安全であることが検証さ
    れた受付文書を、前記到達時刻確定手段によって確定さ
    れた到達時刻と共に、文書保管のための文書管理システ
    ムに原本として登録する文書登録手段とを具備すること
    を特徴とする電子申請システム。
  2. 【請求項2】 前記検証手段は、前記受付文書のウィル
    スチェックを実行することにより当該受付文書の安全性
    を検証する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の
    電子申請システム。
  3. 【請求項3】 前記検証手段は、前記受付文書に付され
    た電子署名を用いて当該受付文書の署名検証を実行する
    ことにより当該受付文書の正当性を検証する手段を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の電子申請システム。
  4. 【請求項4】 前記文書管理システムは、文書登録時に
    当該登録文書の登録時刻を示すタイムスタンプ情報を登
    録要求元に発行し、当該タイムスタンプ情報と対応付け
    て前記登録文書を保管する手段を含み、 前記到達時刻確定手段は、 前記受付文書に対して一方向関数による演算を施すこと
    により得られる値を登録文書として前記文書管理システ
    ムに登録することによって、前記タイムスタンプ情報を
    前記文書管理システムから取得する手段を含み、 前記文書登録手段は、 前記受付文書を前記文書管理システムに原本として登録
    する場合、前記到達時刻確定手段によって取得されたタ
    イムスタンプ情報を、前記受付文書の到達時刻として前
    記受付文書と共に前記文書管理システムに登録する手段
    を含むことを特徴とする請求項1記載の電子申請システ
    ム。
  5. 【請求項5】 申請者から送信される電子申請文書を受
    付け、被申請者側の組織を対象に電子的に申請を行う電
    子申請システムに適用される文書管理方法であって、 申請者からの電子申請文書の受付時または前記電子申請
    文書に対して被申請者側の組織から発行される電子公文
    書の受付時に、当該受付文書の到達時刻を確定する到達
    時刻確定ステップと、 前記到達時刻の確定後、前記受付文書の正当性および安
    全性を検証する検証ステップと、 前記検証ステップによって正当且つ安全であることが検
    証された受付文書を、前記到達時刻確定ステップによっ
    て確定された到達時刻と共に、文書保管のための文書管
    理システムに原本として登録する文書登録ステップとを
    具備することを特徴とする文書管理方法。
  6. 【請求項6】 前記文書管理システムは、文書登録時に
    当該登録文書の登録時刻を示すタイムスタンプ情報を登
    録要求元に発行し、当該タイムスタンプ情報と対応付け
    て前記登録文書を保管する機能を有するものであり、 前記到達時刻確定ステップは、 前記受付文書に対して一方向関数による演算を施すこと
    により得られる値を登録文書として前記文書管理システ
    ムに登録することによって、前記タイムスタンプ情報を
    前記文書管理システムから取得するステップを含み、 前記文書登録ステップは、 前記受付文書を前記文書管理システムに原本として登録
    する場合、前記到達時刻確定ステップによって取得され
    たタイムスタンプ情報を、前記受付文書の到達時刻とし
    て前記受付文書と共に前記文書管理システムに登録する
    ステップを含むものであることを特徴とする請求項5記
    載の文書管理方法。
  7. 【請求項7】 申請者から送信される電子申請文書を受
    付け、被申請者側の組織を対象にした申請を電子的に行
    う電子申請システムを制御するプログラムであって、 前記電子申請システムによる申請者からの電子申請文書
    の受付時または前記電子申請文書に対して被申請者側の
    組織から発行される電子公文書の受付時に、当該受付文
    書の到達時刻を確定する到達時刻確定処理と、 前記到達時刻の確定後、前記受付文書の正当性および安
    全性を検証する検証処理と、 前記検証手順によって正当且つ安全であることが検証さ
    れた受付文書を、前記到達時刻確定手順によって確定さ
    れた到達時刻と共に、原本として文書管理システムに登
    録する文書登録処理とをコンピュータに実行させること
    を特徴とするプログラム。
  8. 【請求項8】 前記文書管理システムは、文書登録時に
    当該登録文書の登録時刻を示すタイムスタンプ情報を登
    録要求元に発行すると共に、当該タイムスタンプ情報と
    対応付けて登録文書を保管する機能を有しており、 前記到達時刻確定処理は、 前記受付文書に対して一方向関数による演算を施すこと
    により得られる値を、登録文書として前記文書管理シス
    テムに登録することによって前記タイムスタンプ情報を
    前記文書管理システムから取得する処理をコンピュータ
    に実行させる手順を含み、 前記文書登録処理は、 前記受付文書を前記文書管理システムに原本として登録
    する場合、前記到達時刻確定処理によって取得されたタ
    イムスタンプ情報を、前記受付文書の到達時刻として前
    記受付文書と共に前記文書管理システムに登録する処理
    をコンピュータに実行させる手順を含むものであること
    を特徴とする請求項7記載のプログラム。
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