JP2003255223A - 画像読取用レンズ - Google Patents
画像読取用レンズInfo
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- JP2003255223A JP2003255223A JP2002060762A JP2002060762A JP2003255223A JP 2003255223 A JP2003255223 A JP 2003255223A JP 2002060762 A JP2002060762 A JP 2002060762A JP 2002060762 A JP2002060762 A JP 2002060762A JP 2003255223 A JP2003255223 A JP 2003255223A
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- lens
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンパクト化および広画角化を充分に達成しつ
つ、諸収差を良好とし得る4枚構成の画像読取レンズを
提供する。 【解決手段】物体側から順に、両凸レンズからなる第1
レンズ1と、両凹レンズからなる第2レンズ2および第3
レンズ3と、両凸レンズからなる第4レンズ4を配列さ
れてなり、下記の条件式を満足するように構成する。 0.34<f1/f<0.5 (1) -0.45<f2/f<-0.28 (2) 0.06<d8/f<0.16 (3) 0.24<d/f<0.4 (4)
つ、諸収差を良好とし得る4枚構成の画像読取レンズを
提供する。 【解決手段】物体側から順に、両凸レンズからなる第1
レンズ1と、両凹レンズからなる第2レンズ2および第3
レンズ3と、両凸レンズからなる第4レンズ4を配列さ
れてなり、下記の条件式を満足するように構成する。 0.34<f1/f<0.5 (1) -0.45<f2/f<-0.28 (2) 0.06<d8/f<0.16 (3) 0.24<d/f<0.4 (4)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、例えば、ファクシ
ミリやイメージスキャナ等の画像読取装置の光学系に用
いられる画像読取用の結像レンズに関するものであり、
特に画像縮小用もしくは画像拡大用の画像読取用レンズ
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、ファクシミリ、イメージスキ
ャナ等の画像読取装置では、結像部に配置する感光体と
してCCDからなる固体イメージセンサが一般に用いられ
る。近年、CCDにおける画素の高密度化が急速であり、こ
れに伴い画像読取装置に用いる結像レンズとしても高解
像のものが必要となってきている。このような要求に対
応し得る結像レンズとして、特開平7-98432号公報ある
いは特開平7-104185号公報に示された画像読取用レンズ
が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記記載の従
来技術においては、コンパクト化という点で不充分であ
り、またさらなる広画角化が要求されている。本発明は
このような事情に鑑みなされたもので、コンパクト化お
よび広画角化を充分に達成しつつ、諸収差を良好とし得
る4枚構成の画像読取レンズを提供することを目的とす
るものである。 【0004】 【課題を解決しようとするための手段】本発明の画像読
取用レンズは、物体側から順に、両凸レンズからなる第
1レンズと、両凹レンズからなる第2レンズおよび第3レ
ンズと、両凸レンズからなる第4レンズを配列されてな
り、下記条件式を満足するように構成されてなることを
特徴とするものである。 【0005】 【数2】 【0006】上記構成によれば、上記条件式(1)はレ
ンズ全系の合成焦点距離に対する第1レンズの焦点距離
の比を規定する第1レンズのパワーに関する条件式であ
り、この条件式(1)の上限を超えると第1レンズよりも
後ろの群へ入射する軸外光束の角度が大きくなるため非
点収差が押さえられず、一方下限を超えるとコマ収差が
補正不足となる。したがって、この条件式(2)を満足す
ることで非点収差およびコマ収差を良好とすることがで
きる。 【0007】上記条件式(2)はレンズ全系の合成焦点
距離に対する第2レンズの焦点距離の比を規定する第2レ
ンズのパワーに関する条件式であり、この上限を超える
と非点収差が大きくなり、一方下限を超えると像面湾曲
が大きくなってしまう。したがってこの条件式(2)を
満足することにより非点収差および像面湾曲を良好とす
ることができる。 【0008】上記条件式(3)はレンズ全系の合成焦点
距離に対する第4レンズの光軸上の厚みの比を規定する
ものであり、この範囲の上限を超えると非点収差が大き
くなるとともにレンズ加工が難しくなり、一方下限を超
えると像面湾曲が大きくなる。したがって、この条件式
(3)を満足することで非点収差および像面湾曲を小さ
くすることができ、さらにレンズ加工を容易としてレン
ズ製作費用を安価なものとすることができる。 【0009】上記条件式(4)はレンズ全長を規定する
ものであり、この範囲の上限を超えるとレンズが大型化
し、画像読取用の結像レンズのコンパクト化という目的
を達成し難くなり、一方、下限超えると鏡胴等のメカ部
品との関係でレンズを適切に配置することが困難とな
る。したがって、この条件式(4)を満足することでレ
ンズ系のコンパクト化を達成でき、レンズの適正配置を
容易なものとすることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の数値実施例1のレンズ
断面図であり、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ
3、第4レンズ4から成る。図2は本発明の数値実施例1
の諸収差図、図3は本発明の数値実施例2の諸収差図、
図4は本発明の数値実施例3の諸収差図である。 【0011】 【実施例】具体的な実施例を3例上げる。下記の表1は
本発明の数値実施例1の諸収差図、表2は本発明の数値
実施例2の諸収差図、表3は本発明の数値実施例3の諸
収差図である。各実施例とも、第2レンズと第3レンズ
の間に「絞り」が配備されている。各実施例において、物
体側から数えて第i番目の面(絞り面を含む)の曲率半
径をri、 第i番目と第i+1番目の面の光軸上の面間隔
をdi、物体側から数えて第j番目のレンズの屈折率お
よびアッベ数をそれぞれni、νiで表す。またF/NOは明
るさ、mは倍率、ωは画角を表す。 【0012】 【表1】 【0013】 【表2】 【0014】 【表3】【0015】 【発明の効果】本発明によれば前述の如く画像読取用レ
ンズの各レンズ群のレンズ構成を適切に設定すると共に
各条件式を満足させることにより、読取画角を52°と比
較的大きくし、しかも各収差を良好に抑え、かつ少ない
レンズ枚数で高解像度なレンズを得ることによって鮮明
なる画像を得ることができる画像読取用レンズを達成す
ることができる。
ミリやイメージスキャナ等の画像読取装置の光学系に用
いられる画像読取用の結像レンズに関するものであり、
特に画像縮小用もしくは画像拡大用の画像読取用レンズ
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、ファクシミリ、イメージスキ
ャナ等の画像読取装置では、結像部に配置する感光体と
してCCDからなる固体イメージセンサが一般に用いられ
る。近年、CCDにおける画素の高密度化が急速であり、こ
れに伴い画像読取装置に用いる結像レンズとしても高解
像のものが必要となってきている。このような要求に対
応し得る結像レンズとして、特開平7-98432号公報ある
いは特開平7-104185号公報に示された画像読取用レンズ
が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記記載の従
来技術においては、コンパクト化という点で不充分であ
り、またさらなる広画角化が要求されている。本発明は
このような事情に鑑みなされたもので、コンパクト化お
よび広画角化を充分に達成しつつ、諸収差を良好とし得
る4枚構成の画像読取レンズを提供することを目的とす
るものである。 【0004】 【課題を解決しようとするための手段】本発明の画像読
取用レンズは、物体側から順に、両凸レンズからなる第
1レンズと、両凹レンズからなる第2レンズおよび第3レ
ンズと、両凸レンズからなる第4レンズを配列されてな
り、下記条件式を満足するように構成されてなることを
特徴とするものである。 【0005】 【数2】 【0006】上記構成によれば、上記条件式(1)はレ
ンズ全系の合成焦点距離に対する第1レンズの焦点距離
の比を規定する第1レンズのパワーに関する条件式であ
り、この条件式(1)の上限を超えると第1レンズよりも
後ろの群へ入射する軸外光束の角度が大きくなるため非
点収差が押さえられず、一方下限を超えるとコマ収差が
補正不足となる。したがって、この条件式(2)を満足す
ることで非点収差およびコマ収差を良好とすることがで
きる。 【0007】上記条件式(2)はレンズ全系の合成焦点
距離に対する第2レンズの焦点距離の比を規定する第2レ
ンズのパワーに関する条件式であり、この上限を超える
と非点収差が大きくなり、一方下限を超えると像面湾曲
が大きくなってしまう。したがってこの条件式(2)を
満足することにより非点収差および像面湾曲を良好とす
ることができる。 【0008】上記条件式(3)はレンズ全系の合成焦点
距離に対する第4レンズの光軸上の厚みの比を規定する
ものであり、この範囲の上限を超えると非点収差が大き
くなるとともにレンズ加工が難しくなり、一方下限を超
えると像面湾曲が大きくなる。したがって、この条件式
(3)を満足することで非点収差および像面湾曲を小さ
くすることができ、さらにレンズ加工を容易としてレン
ズ製作費用を安価なものとすることができる。 【0009】上記条件式(4)はレンズ全長を規定する
ものであり、この範囲の上限を超えるとレンズが大型化
し、画像読取用の結像レンズのコンパクト化という目的
を達成し難くなり、一方、下限超えると鏡胴等のメカ部
品との関係でレンズを適切に配置することが困難とな
る。したがって、この条件式(4)を満足することでレ
ンズ系のコンパクト化を達成でき、レンズの適正配置を
容易なものとすることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の数値実施例1のレンズ
断面図であり、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ
3、第4レンズ4から成る。図2は本発明の数値実施例1
の諸収差図、図3は本発明の数値実施例2の諸収差図、
図4は本発明の数値実施例3の諸収差図である。 【0011】 【実施例】具体的な実施例を3例上げる。下記の表1は
本発明の数値実施例1の諸収差図、表2は本発明の数値
実施例2の諸収差図、表3は本発明の数値実施例3の諸
収差図である。各実施例とも、第2レンズと第3レンズ
の間に「絞り」が配備されている。各実施例において、物
体側から数えて第i番目の面(絞り面を含む)の曲率半
径をri、 第i番目と第i+1番目の面の光軸上の面間隔
をdi、物体側から数えて第j番目のレンズの屈折率お
よびアッベ数をそれぞれni、νiで表す。またF/NOは明
るさ、mは倍率、ωは画角を表す。 【0012】 【表1】 【0013】 【表2】 【0014】 【表3】【0015】 【発明の効果】本発明によれば前述の如く画像読取用レ
ンズの各レンズ群のレンズ構成を適切に設定すると共に
各条件式を満足させることにより、読取画角を52°と比
較的大きくし、しかも各収差を良好に抑え、かつ少ない
レンズ枚数で高解像度なレンズを得ることによって鮮明
なる画像を得ることができる画像読取用レンズを達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】本発明の数値実施例1の諸収差図
【図3】本発明の数値実施例2の諸収差図
【図4】本発明の数値実施例3の諸収差図
【符号の説明】
第1レンズ
第2レンズ
第3レンズ
第4レンズ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】物体側から順に、両凸レンズからなる第1
レンズと、両凹レンズからなる第2レンズおよび第3レン
ズと、両凸レンズからなる第4レンズを配列されてな
り、 【数1】 なる関係を有してなることを特徴とする画像読取用レン
ズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060762A JP2003255223A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 画像読取用レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060762A JP2003255223A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 画像読取用レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003255223A true JP2003255223A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28670010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002060762A Withdrawn JP2003255223A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 画像読取用レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003255223A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021047303A1 (zh) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 浙江舜宇光学有限公司 | 光学成像镜头 |
-
2002
- 2002-03-06 JP JP2002060762A patent/JP2003255223A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021047303A1 (zh) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 浙江舜宇光学有限公司 | 光学成像镜头 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040914 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050907 |