JP2003254610A - 給湯システム - Google Patents

給湯システム

Info

Publication number
JP2003254610A
JP2003254610A JP2002055227A JP2002055227A JP2003254610A JP 2003254610 A JP2003254610 A JP 2003254610A JP 2002055227 A JP2002055227 A JP 2002055227A JP 2002055227 A JP2002055227 A JP 2002055227A JP 2003254610 A JP2003254610 A JP 2003254610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
connection unit
supply connection
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002055227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3726761B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Tanaka
良彦 田中
Yoshio Tokioka
義雄 時岡
Takayoshi Shimizu
孝悦 清水
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2002055227A priority Critical patent/JP3726761B2/ja
Publication of JP2003254610A publication Critical patent/JP2003254610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3726761B2 publication Critical patent/JP3726761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】給湯接続ユニットが給湯器のバーナーの燃焼等
を制御することができない場合であっても、危険な高温
出湯を防止することができる給湯システムを提供する。 【解決手段】太陽熱利用温水器10と給湯器30とが給
湯接続ユニット20を介して接続されたものであり、給
湯接続ユニット20と給湯器30とを接続する温水配管
23及び給湯器30に接続された給湯管31からなるメ
イン流路には、給湯器30をバイパスするバイパス管3
2が接続されることによってバイパス流路が形成され、
メイン流路におけるバイパス流路の分岐部には、給湯接
続ユニット20の制御動作に応じて、自動的に流路の切
り換えを行う電動三方弁33が設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽熱等の補助
熱源によって生成された温水を蓄熱槽に貯留しておき、
この温水を、上水と混合可能な給湯接続ユニットを介し
て、給湯器に送出するようにした給湯システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】補助熱
源を利用した給湯システムとしては、例えば、太陽熱を
利用して温水を生成する太陽熱利用温水器と給湯器とを
組み合わせた給湯システムが従来から一般的に知られて
いる。
【0003】こういった、給湯システムでは、太陽熱を
利用して生成された温水を貯留する蓄熱槽を備えている
太陽熱利用温水器と給湯器とが、給湯接続ユニットを介
して接続されており、給湯時には、太陽熱利用温水器の
蓄熱槽に貯留された温水が給湯接続ユニットを介して給
湯器に送出されるが、給湯接続ユニットは、蓄熱槽に貯
留された温水を単に給湯器に送出するだけではなく、必
要に応じて、蓄熱槽から送出される温水に上水を混合し
た状態で、給湯器に送出することができるように、給湯
接続ユニットには、全開で蓄熱槽から送出された温水の
みを給湯器に送出し、全閉で上水のみを給湯器に送出す
る混合調節弁が搭載されている。
【0004】従って、給湯器に対して設定された給湯設
定温度以上の温水が蓄熱槽に貯留されている場合は、給
湯接続ユニットの混合調節弁が、蓄熱槽から送出される
給湯設定温度以上の温水と上水とを適宜混合することに
よって、目標温度となる給湯設定温度の温水を生成する
給湯設定温度制御が行われ、給湯接続ユニットによって
生成された給湯設定温度の温水が給湯器に送出されるこ
とになる。
【0005】一方、給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽に
貯留されていない場合は、給湯接続ユニットの混合調節
弁が、蓄熱槽から送出される給湯設定温度を下回る温水
を、上水と適宜混合することによって、目標温度となる
予め定められた固定温度まで強制的に下げた状態で給湯
器に送出する固定温度制御が行われ、給湯器のバーナー
を燃焼させることによって給湯設定温度の温水を生成す
ることになる。
【0006】ところで、上述したように、給湯設定温度
と蓄熱槽から送出される温水の温度とに基づいて給湯設
定温度制御または固定温度制御のいずれか一方を選択的
に行うような給湯接続ユニットを使用した給湯システム
では、給湯接続ユニットから給湯設定温度の温水が送出
される場合は、給湯器のバーナーの燃焼を強制的に停止
させる必要があり、そのためには、給湯接続ユニットか
ら給湯器に対して燃焼停止指令を送信しなければならな
い。
【0007】しかしながら、両者間で認識可能な共通の
信号を相互に通信することができないような給湯器と給
湯接続ユニットとを組み合わせる場合は、給湯接続ユニ
ットが、給湯器のバーナーの燃焼を制御することができ
ないので、そのような場合は、図4に示すように、給湯
接続ユニット52から送出される温水が給湯器53を通
して給湯されるメイン流路54に、給湯器53をバイパ
スするバイパス流路55を接続し、メイン流路54にお
けるバイパス流路55の分岐部または合流部に手動操作
で流路を切り換える三方弁56を設置した給湯システム
が従来から採用されている。
【0008】従って、こういった給湯システム50で
は、蓄熱槽51に給湯設定温度以上の温水が貯留されて
いる場合は、使用者が手動で三方弁56をバイパス流路
55側に切り換え、蓄熱槽51に給湯設定温度を下回る
温水が貯留されている場合は使用者が手動で三方弁56
を給湯器53側に切り換えることになるが、使用者がそ
の切換操作を誤ると、給湯設定温度の温水を給湯するこ
とができなくなり、特に、蓄熱槽51に給湯設定温度以
上の温水が貯留されている場合に三方弁の切換操作を誤
ると、給湯接続ユニット52から送出された給湯設定温
度の温水が給湯器53によって加熱されるので、危険な
高温出湯が行われるといった問題がある。
【0009】そこで、この発明の課題は、給湯接続ユニ
ットが給湯器のバーナーの燃焼等を制御することができ
ない場合であっても、危険な高温出湯を防止することが
できる給湯システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1にかかる発明は、主熱源とし
ての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留
する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に必要に
応じて上水を混合することで目標温度の温水を前記給湯
器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニット
と、前記給湯接続ユニットから送出される温水を、前記
給湯器を通して給湯するメイン流路と、前記給湯器をバ
イパスするように、前記メイン流路に接続されるバイパ
ス流路と、前記メイン流路における前記バイパス流路の
分岐部または合流部に設置された三方弁とを備え、前記
蓄熱槽から給湯設定温度以上の温水が前記給湯接続ユニ
ットに送出されるようになると、前記三方弁をバイパス
流路側に切り換えると共に、前記給湯接続ユニットが上
水を混合することによって給湯設定温度の温水を生成す
る給湯設定温度制御を行い、前記蓄熱槽から給湯設定温
度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出されるよ
うになると、前記三方弁を給湯器側に切り換えると共
に、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによっ
て、予め定められた固定温度の温水を生成する固定温度
制御を行うようになっている給湯システムを提供するも
のである。
【0011】以上のように、この給湯システムでは、蓄
熱槽から給湯設定温度以上の温水が給湯接続ユニットに
送出される場合は、三方弁がバイパス流路側に切り換え
られた状態で、給湯接続ユニットが給湯設定温度制御を
行い、蓄熱槽から給湯設定温度を下回る温水が給湯接続
ユニットに送出される場合は、三方弁が給湯器側に切り
換えられた状態で、給湯接続ユニットが固定温度制御を
行うようになっているので、使用者が手動で三方弁を切
り換える従来の給湯システムとは異なり、危険な高温出
湯を防止することができる。
【0012】また、三方弁による流路の切換動作及び給
湯接続ユニットの制御の切換動作を行った直後は、一時
的に給湯温度が変動するおそれがあるので、請求項2に
かかる発明の給湯システムのように、前記給湯接続ユニ
ットから最低作動流量以上の温水が送出されている場合
は、前記三方弁による流路の切換動作及び前記給湯接続
ユニットの制御の切換動作を行わないようにしておく
と、給湯温度が極端に変動することがなく、使用者に不
快感を与えにくいという効果が得られる。
【0013】また、請求項3にかかる発明の給湯システ
ムのように、前記三方弁を給湯器側に切り換えた状態
で、前記給湯接続ユニットが前記固定温度制御を強制的
に行う固定運転モードと、前記給湯設定温度と前記蓄熱
槽から送出される温水の温度とに基づいて、前記三方弁
をバイパス流路側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニ
ットが行う前記給湯設定温度制御または前記三方弁を給
湯器側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニットが行う
前記固定温度制御のいずれか一方を選択的に実行する通
常運転モードとを切り換えることができるようになって
いるものにあっては、給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽
に貯留されているため、通常運転モードでは、ほとんど
バイパス流路を通って給湯が行われる夏場においても、
定期的に固定運転モードに切り換えて給湯運転を行うこ
とで、メイン流路における給湯器部分に滞留している水
を排出することができるので、死水の発生を防止するこ
とができるという効果がある。
【0014】また、浴槽に対する自動注湯機能を備えた
給湯器が設置されている場合、浴槽への自動注湯を行お
うとすると、給湯接続ユニットから給湯器に温水を送出
しなければならないが、給湯設定温度以上の温水が蓄熱
槽に貯留されているため、通常運転モードでは、ほとん
どバイパス流路を通って給湯が行われる夏場において
は、浴槽に対する自動注湯を行うことができなくなると
いった問題がある。しかしながら、上述した給湯システ
ムでは、固定運転モードと通常運転モードとを切り換え
ることができるようになっているので、固定運転モード
に切り換えることによって、給湯器の自動注湯機能を使
用することが可能になるという効果も得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、主熱源としての給湯器30
と、補助熱源としての太陽熱利用温水器10とを組み合
わせた給湯システム1の概略構成を示している。この給
湯システム1は、同図に示すように、太陽熱利用温水器
10と給湯器30とが給湯接続ユニット20を介して接
続されたものであり、給湯接続ユニット20と給湯器3
0の温水入口側とを接続する温水配管23及び給湯器3
0の温水出口側に接続された給湯管31からなるメイン
流路には、給湯器30をバイパスするバイパス管32が
接続されることによってバイパス流路が形成され、メイ
ン流路におけるバイパス流路の分岐部には、流路を切り
換える電動三方弁33が設置されている。
【0016】なお、太陽熱利用温水器10及び給湯接続
ユニット20は、図1に一点鎖線で囲われた構成要素が
同一のケーシング内に収容されており、給湯器30のコ
ントローラ30aには、給湯器30を操作するために台
所等に設置される操作リモコン30bが接続されてい
る。
【0017】前記太陽熱利用温水器10は、ソーラー集
熱機11と密閉式の蓄熱槽15とを備えており、蓄熱槽
15には、その下端部に上水を供給するための給水管1
6が接続されていると共に、上端部には貯留された温水
を給湯接続ユニット20に送出するための温水供給管1
7が接続されている。
【0018】前記ソーラー集熱機11には、その入口側
と出口側とを接続するソーラー配管12によって熱媒体
の循環経路が形成されており、このソーラー配管12
は、部分的に蓄熱槽15内に導入された熱交換部12a
を有している。また、ソーラー配管12には、熱媒体を
ソーラー集熱機11と熱交換部12aとの間で循環させ
る循環ポンプ13と、熱媒体を貯留するリザーブタンク
14とが接続されており、ソーラー集熱機11によって
加熱された熱媒体が、ソーラー配管12を通って蓄熱槽
15内に導かれ、熱交換部12aで蓄熱槽15内の水と
熱交換を行うことで、蓄熱槽15内に温水が生成される
ようになっている。
【0019】前記リザーブタンク14内には、リザーブ
タンク14内に貯留された熱媒体の保有量が必要最小量
を下回ったか否かを検出する保有量検出手段14aが設
置されており、この保有量検出手段14aによって、熱
媒体の保有量が必要最小量を下回ったことが検出される
と、循環ポンプ13の空運転を防止するため、循環ポン
プ13の運転を強制的に停止させるようになっている。
【0020】また、この太陽熱利用温水器10には、ソ
ーラー集熱機11に設置された図示しない集熱温度セン
サからの温度検出信号、蓄熱槽15に貯留された温水の
温度(以下、槽内温度という。)Ttを検出する槽内温
度センサ18からの温度検出信号、保有量検出手段14
aからの保有量検出信号、給水管16の上流側に設置さ
れた流量センサ19からの流量検出信号等がそれぞれ入
力されるコントローラ10aが搭載されており、このコ
ントローラ10aが、保有量検出信号及び集熱温度セン
サからの温度検出信号に基づいて循環ポンプ13の発停
制御を独立して行うようになっている。
【0021】また、このコントローラ10aには、運転
スイッチを有する操作リモコン10bが接続されてお
り、この操作リモコン10bによって、給湯接続ユニッ
ト20側の給湯設定温度Teを設定することができるよ
うになっている。
【0022】前記給湯接続ユニット20は、同図に示す
ように、給水管22を介して供給される上水と、蓄熱槽
15から温水供給管17を介して供給される温水とを、
必要に応じて混合する混合調節弁21を備えており、蓄
熱槽15から送出された温水は、そのまま又は上水と適
宜混合された状態で混合調節弁21の出口側に接続され
た、メイン流路を構成する温水配管23を介して給湯器
30側に送出されるようになっている。なお、混合調節
弁21は、全開状態で、蓄熱槽15から温水供給管17
を介して供給される温水のみを給湯器30側に送出し、
逆に、全閉状態では、給水管22を介して供給される上
水のみを給湯器30側に送出するようになっている。
【0023】また、給湯接続ユニット20には、混合調
節弁21の上水入口側に接続された給水管22と混合調
節弁21の温水出口側に接続された温水配管23とを相
互に接続するバイパス管24が設けられており、このバ
イパス管24には、通電状態でバイパス管24の流路を
遮断するダイヤフラム方式の電磁弁25が設置されてい
る。
【0024】また、混合調節弁21に接続された温水供
給管17及び温水配管23には、蓄熱槽15から送出さ
れる温水の温度(以下、入湯温度という。)Tsを検出
するための入湯温度センサ26及び給湯接続ユニット2
0から送出される温水の温度(以下、出湯温度とい
う。)Toを検出するための出湯温度センサ27が設置
されている。
【0025】前記給湯接続ユニット20には、シリアル
インターフェースを介して太陽熱利用温水器10のコン
トローラ10aと相互に通信可能なコントローラ20a
が搭載されており、このコントローラ20aには、入湯
温度センサ26及び出湯温度センサ27からの温度検出
信号が入力されると共に、操作リモコン10bによって
設定された給湯設定温度Teがコントローラ10aから
送信され、これらの温度検出信号及び給湯設定温度Te
に基づいて、コントローラ20aが混合調節弁21を制
御するようになっている。
【0026】蓄熱槽15から送出される温水の温度、即
ち、入湯温度センサ26によって検出された入湯温度T
sが給湯設定温度Te以上の場合は、給湯器30によっ
て加熱しなくても、上水を適宜混合することによって給
湯設定温度Teの温水を供給することができるので、電
動三方弁33をバイパス流路側に切り替えると共に、給
湯接続ユニット20から送出される温水の温度、即ち、
出湯温度センサ27によって検出される出湯温度Toが
給湯設定温度Teになるように、混合調節弁21を制御
する給湯設定温度制御を行うようになっている。
【0027】一方、入湯温度Tsが給湯設定温度Teよ
り低い場合は、給湯器30が加熱しなければ、給湯設定
温度Teの温水を供給することができないので、太陽熱
利用温水器10のコントローラ10aが、電動三方弁3
3を給湯器30側に切り替えると共に、給湯器30のバ
ーナーを燃焼させることによって、確実に給湯設定温度
Teの温水を生成することができるように、固定温度
(例えば、30℃)Tfの温水が送出されるように、混
合調節弁21の開度を調整して上水を混合する固定温度
制御を行うようになっている。
【0028】また、この給湯システム1では、操作リモ
コン10bの運転スイッチがONされている状態では、
給湯接続ユニット20が給湯設定温度Teと入湯温度T
sとに基づいて給湯設定温度制御または固定温度制御の
いずれか一方を選択的に行う通常運転モードで給湯運転
が行われることになるが、操作リモコン10bの運転ス
イッチがOFFされると、電動三方弁33が給湯器30
側に切り換わって、給湯接続ユニット20が固定温度制
御を強制的に行う固定運転モードに切り換わるようにな
っている。
【0029】以下、この給湯システム1の運転動作につ
いて、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、操作リモコン10bの運転スイッチがONされて
いるか否かを判断し(ステップS1)、運転スイッチが
ONされているとき、即ち、通常運転モードに設定され
ているときは、続いて、流量センサ19からの流量検出
信号に基づいて、給湯接続ユニット20から最低作動流
量以上の温水が送出されているか否かを判断し(ステッ
プS2)、給湯接続ユニット20から最低作動流量以上
の温水が送出されている場合は、現状の運転状態を変更
することなく、ステップS1に移行する。
【0030】一方、ステップS2において、給湯接続ユ
ニット20から送出される温水量が最低作動流量を下回
っている場合は、槽内温度センサ18からの温度検出信
号に基づいて、蓄熱槽15の槽内温度Ttが給湯設定温
度Te以上か否かを判断し(ステップS3)、槽内温度
Ttが給湯設定温度Te以上である場合は、電動三方弁
33をバイパス流路側に切り換えた状態で、給湯接続ユ
ニット20が給湯設定温度制御を行い(ステップS
4)、ステップS1に移行するが、槽内温度Ttが給湯
設定温度Teを下回っている場合は、電動三方弁33を
給湯器30側に切り換えた状態で、給湯接続ユニット2
0が固定温度制御を行い(ステップS5)、ステップS
1に移行する。
【0031】また、ステップS1において、操作リモコ
ン10bの運転スイッチがOFFされているときは、即
ち、固定運転モードに設定されているときは、蓄熱槽1
5の槽内温度Ttが給湯設定温度Te以上か否かに拘わ
らず、強制的に、電動三方弁33を給湯器30側に切り
換えた状態で、給湯接続ユニット20が固定温度制御を
行い(ステップS6)、ステップS1に移行する。
【0032】以上のように、この給湯システム1では、
給湯接続ユニット20が給湯設定温度制御を行うとき
は、電動三方弁33がバイパス流路側に自動的に切り替
わり、給湯接続ユニット20が固定温度制御を行うとき
は、電動三方弁33が給湯器30側に自動的に切り替わ
るようになっているので、蓄熱槽に貯留された温水の温
度に応じて、使用者が手動で三方弁を切り換えなければ
ならない従来の給湯システムとは異なり、危険な高温出
湯を防止することができる。
【0033】また、蓄熱槽15から給湯器30までの配
管長が長くなると、電動三方弁33による流路を切り換
えると共に給湯接続ユニット20における制御を切り換
えた直後は、給湯温度が一時的に給湯設定温度Teから
オーバーシュートしたり、アンダーシュートしたりする
ことがあるが、この給湯システム1では、給湯接続ユニ
ット20から最低作動流量以上の温水が送出されている
場合は、電動三方弁33による流路の切換動作及び給湯
接続ユニット20の制御の切換動作を行わないようにな
っているので、例えば、シャワーを使用している途中で
湯温が極端に変動するといったことがなく、使用者に不
快感を与えることがないという効果が得られる。
【0034】また、この給湯システム1では、操作リモ
コン10bの運転スイッチをON、OFFすることによ
って、電動三方弁33をバイパス流路側または給湯器側
に切り換えた状態で、給湯接続ユニット20が給湯設定
温度制御または固定温度制御のいずれか一方を選択的に
行う通常運転モードと、電動三方弁33を給湯器30側
に切り換えた状態で、給湯接続ユニット20が固定温度
制御を強制的に行う固定運転モードとを切り換えること
ができるようになっているので、給湯設定温度Te以上
の温水が蓄熱槽15に貯留されているため、通常運転モ
ードでは、ほとんどバイパス流路を通って給湯が行われ
る夏場においても、使用者が操作リモコン10bの運転
スイッチを定期的にOFFすることによって、固定運転
モードに切り換えた状態で給湯運転を行うことで、メイ
ン流路における給湯器30部分に滞留している水を排出
することができるので、死水の発生を防止することがで
きるという効果がある。
【0035】また、給湯器30が、浴槽に対する自動注
湯機能を備えている場合、浴槽への自動注湯を行おうと
すると、給湯接続ユニット20から給湯器30に温水を
送出しなければならないが、給湯設定温度Te以上の温
水が蓄熱槽15に貯留されているため、上述した通常運
転モードでは、ほとんどバイパス流路を通って給湯が行
われる夏場においては、浴槽に対する自動注湯を行うこ
とができなくなるといった問題がある。
【0036】しかしながら、この給湯システム1では、
上述したように、固定運転モードと通常運転モードとを
切り換えることができるようになっているので、使用者
が操作リモコン10bの運転スイッチをOFFして、固
定運転モードに切り換えると、固定温度(例えば、30
℃)Tfの温水を給湯器30に確実に送出することがで
きるので、給湯器30の自動注湯機能を使用した浴槽へ
の自動注湯が可能になる。
【0037】なお、上述した実施形態では、通常運転モ
ードにおいて、給湯接続ユニット20が給湯設定温度制
御を行っている状態で給湯が行われているときに、操作
リモコン10bの運転スイッチがOFFされると、固定
運転モードに切り換わることに伴って、電動三方弁33
による流路の切り換え及び給湯接続ユニット20の制御
の切り換えが行われ、一時的に給湯温度が変動するおそ
れがあるので、例えば、図3に示すフローチャートのよ
うに、ステップS1において、操作リモコン10bの運
転スイッチがOFFされたときは、給湯接続ユニット2
0から最低作動流量以上の温水が送出されているか否
か、即ち、給湯中であるか否かを判断し(ステップS
7)、給湯中の場合は、電動三方弁33による流路の切
換動作及び給湯接続ユニット20の制御の切換動作を行
うことなく、ステップS1に移行し、給湯中でない場合
にだけ、ステップS8に移行して、電動三方弁33によ
る流路の切換動作及び給湯接続ユニット20の制御の切
換動作を行うようにしておくことが望ましい。
【0038】また、上述した実施形態では、メイン流路
におけるバイパス流路の分岐部に電動三方弁33を設置
しているが、これに限定されるものではなく、メイン流
路におけるバイパス流路の合流部に電動三方弁33を設
置することも可能である。
【0039】また、上述した実施形態は、補助熱源とし
て太陽熱利用温水器を使用した給湯システムであるが、
給湯システムにおける補助熱源は、こういった太陽熱利
用温水器に限定されるものではなく、例えば、コージェ
ネレーションシステムにおけるガスエンジンやガスター
ビンの廃熱を補助熱源として使用した給湯システムのよ
うに、種々の補助熱源を使用した給湯システムについ
て、本発明を適用することができることはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる給湯システムの一実施形態を
示す概略構成図である。
【図2】同上の給湯システムの運転動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】他の実施形態である給湯システムの運転動作を
示すフローチャートである。
【図4】従来の給湯システムを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 給湯システム 10 太陽熱利用温水器 10a コントローラ 10b 操作リモコン 11 ソーラー集熱機 13 循環ポンプ 15 蓄熱槽 18 槽内温度センサ 19 流量センサ 20 給湯接続ユニット 20a コントローラ 21 混合調節弁 23 温水配管(メイン流路) 26 入湯温度センサ 27 出湯温度センサ 30 給湯器 31 給湯管(メイン流路) 32 バイパス管(バイパス流路) 33 電動三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 孝悦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 渡辺 哲也 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主熱源としての給湯器と、 補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、 前記蓄熱槽から送出された温水に必要に応じて上水を混
    合することで目標温度の温水を前記給湯器に送出する混
    合調節弁が搭載された給湯接続ユニットと、 前記給湯接続ユニットから送出される温水を、前記給湯
    器を通して給湯するメイン流路と、 前記給湯器をバイパスするように、前記メイン流路に接
    続されるバイパス流路と、 前記メイン流路における前記バイパス流路の分岐部また
    は合流部に設置された三方弁とを備え、 前記蓄熱槽から給湯設定温度以上の温水が前記給湯接続
    ユニットに送出されるようになると、前記三方弁をバイ
    パス流路側に切り換えると共に、前記給湯接続ユニット
    が上水を混合することによって給湯設定温度の温水を生
    成する給湯設定温度制御を行い、 前記蓄熱槽から給湯設定温度を下回る温水が前記給湯接
    続ユニットに送出されるようになると、前記三方弁を給
    湯器側に切り換えると共に、前記給湯接続ユニットが上
    水を混合することによって、予め定められた固定温度の
    温水を生成する固定温度制御を行うようになっている給
    湯システム。
  2. 【請求項2】 前記給湯接続ユニットから最低作動流量
    以上の温水が送出されている場合は、前記三方弁による
    流路の切換動作及び前記給湯接続ユニットの制御の切換
    動作を行わないようにした請求項1に記載の給湯システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記三方弁を給湯器側に切り換えた状態
    で、前記給湯接続ユニットが前記固定温度制御を強制的
    に行う固定運転モードと、前記給湯設定温度と前記蓄熱
    槽から送出される温水の温度とに基づいて、前記三方弁
    をバイパス流路側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニ
    ットが行う前記給湯設定温度制御または前記三方弁を給
    湯器側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニットが行う
    前記固定温度制御のいずれか一方を選択的に実行する通
    常運転モードとを切換可能に構成されている請求項1ま
    たは2に記載の給湯システム。
JP2002055227A 2002-03-01 2002-03-01 給湯システム Expired - Fee Related JP3726761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002055227A JP3726761B2 (ja) 2002-03-01 2002-03-01 給湯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002055227A JP3726761B2 (ja) 2002-03-01 2002-03-01 給湯システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003254610A true JP2003254610A (ja) 2003-09-10
JP3726761B2 JP3726761B2 (ja) 2005-12-14

Family

ID=28666112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002055227A Expired - Fee Related JP3726761B2 (ja) 2002-03-01 2002-03-01 給湯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3726761B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270751A (ja) * 2008-05-06 2009-11-19 Denso Corp 給湯装置
JP2010266178A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Chofu Seisakusho Co Ltd 給湯システム
JP2011153779A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Rinnai Corp ハイブリッド型貯湯式給湯装置
JP2013007520A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Gastar Corp 補助加熱装置
CN105066235A (zh) * 2015-08-28 2015-11-18 广西广拓新能源科技有限公司 一种能够自加热保温的太阳能热水分支供应***

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270751A (ja) * 2008-05-06 2009-11-19 Denso Corp 給湯装置
JP2010266178A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Chofu Seisakusho Co Ltd 給湯システム
JP2011153779A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Rinnai Corp ハイブリッド型貯湯式給湯装置
JP2013007520A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Gastar Corp 補助加熱装置
CN105066235A (zh) * 2015-08-28 2015-11-18 广西广拓新能源科技有限公司 一种能够自加热保温的太阳能热水分支供应***

Also Published As

Publication number Publication date
JP3726761B2 (ja) 2005-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5601465B2 (ja) 温水システム
JP3726761B2 (ja) 給湯システム
JP5836794B2 (ja) 貯湯システム
JP3714215B2 (ja) 給湯システム
JP4036141B2 (ja) 給湯システム
JP2006234241A (ja) 給湯システム
JP4682490B2 (ja) 給湯システム
JP2004036980A (ja) 給湯システム
JP2001065982A (ja) 貯湯式の給湯設備
JPH11304257A (ja) 水道直圧式給湯機
JP2003194358A (ja) 湯水混合ユニット
JP3718653B2 (ja) 湯水混合ユニット
JP4004175B2 (ja) 水道直圧式給湯機
JP2002277056A (ja) 給湯システム
JP2012088012A (ja) 給湯システム
JP3714209B2 (ja) 給湯システム
JP3726723B2 (ja) 給湯システム
JP3531492B2 (ja) ソーラー給湯器
JPH11337163A (ja) 補助給湯器接続ユニット
JP2004037047A (ja) 給湯装置
JPH0347134Y2 (ja)
JP2004293943A (ja) 給湯システム
JP2003139394A (ja) 湯水混合ユニット
JPH10196983A (ja) ソーラー給湯機能付給湯装置
JP2000018624A (ja) 即湯ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050919

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees