JP2003251875A - ロ−ル紙の装着装置、ロ−ル紙の装着方法、及びそれを用いたプリンタ - Google Patents

ロ−ル紙の装着装置、ロ−ル紙の装着方法、及びそれを用いたプリンタ

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JP2003251875A
JP2003251875A JP2002059584A JP2002059584A JP2003251875A JP 2003251875 A JP2003251875 A JP 2003251875A JP 2002059584 A JP2002059584 A JP 2002059584A JP 2002059584 A JP2002059584 A JP 2002059584A JP 2003251875 A JP2003251875 A JP 2003251875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロール紙を無駄にすることなく、ロール紙の装
着が容易なロール紙装着装置及びプリンタを提供する。 【解決手段】ロール紙6の二つ折りにされた縁を先頭6
bとして、ロ−ル紙を排出口7に搬送するロ−ル紙の装
着装置において、二つ折にされた後のロールの先端6a
を検出する用紙検出器PSを設けた。また、ロール紙6
の先端6aを検出した後、用紙検出器PSから排出口7
までの紙経路長より僅かに長い長さに相当する量だけ、
ロール紙6が搬送される。このため、ロ−ル紙装着のた
めにユーザによって保持されるロ−ル紙の先端6aの位
置によらず、常に、二つ折にされた後のロールの先端6
aを排出口7から僅かに離れた位置まで搬送することが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロ−ル紙に印刷を
行うプリンタに関し、特に、ロ−ル紙をプリンタに装着
する機構及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロ−ル紙をオートローディングす
る機構を備えたプリンタが用いられている。例えば、特
開平8−244304号公報には、ロール紙の収容部の
カバーに紙押込部を設け、カバーを閉じることによって
紙押込部の先端でロール紙を二つ折りにし、その縁を紙
送りローラとこれに接している紙送り補助ローラの間に
押し付け、その後、紙送りローラを駆動することによ
り、ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロー
ル紙をプリンタの印字部に装着するプリンタが、開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような装着装置を
採用したプリンタでは、ユーザは、ロ−ル紙の先端をロ
−ル紙収容部から引き出し、カバーの前方に形成された
ケースの上部にロ−ル紙の先端を保持した状態でカバー
を閉じる動作を行う。カバーが閉じられると、所定量紙
送りローラが駆動され、ロール紙の先端側に形成された
二つ折りの部分は、印字部を経て用紙排出口から完全に
排出される。その後、用紙排出口から排出された二つ折
りの部分を切断することにより、ロ−ル紙の装着が終了
する。
【0004】しかしながら、このような装着装置には、
以下の点に課題があった。即ち、ユーザによって保持さ
れるロ−ル紙の先端の位置が異なると、二つ折の部分の
長さも異なることになり、二つ折の部分が長くなると、
紙送りローラを所定量駆動しても完全に二つ折りの部分
が排出口から排出されないおそれがある。このような状
態でロ−ル紙を切断すると、ロ−ル紙の先端部分が2つ
の紙片に切断され、一方の紙片はプリンタの内部に落ち
込んでしまうという不具合が生じる。
【0005】このような事態が起きないように、十分余
裕をもって紙送りローラの搬送量を設定すると、二つ折
の部分が比較的短くなるように、ユーザがロ−ル紙の先
端が保持した場合には、二つ折の部分以外の部分がより
多く排出されるため用紙が無駄になってしまうという課
題があった。前述の公報に開示されたプリンタには、ロ
−ル紙の先端を保持する位置の目安となるマーカがケー
ス上部に設けられているが、カバーを閉じるときに、必
ずしもユーザがその目安に従って、ロ−ル紙の先端を保
持するとは限らないため、この辺りの改善が望まれてい
た。
【0006】本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされ
たものであり、本発明の主な目的は、ロール紙を無駄に
することなく、ロール紙の装着が容易なロール紙装着装
置及びプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ロー
ル紙を収容する収容部と、収容部を覆う開閉自在なカバ
ーと、ロ−ル紙を搬送する送りローラと、カバーに設け
られ、カバーを閉じることによって収容部から引き出さ
れたロ−ル紙を二つ折りにし、その縁を紙送りローラに
押しつける紙押込部とを備え、カバーが閉じられた後、
送りローラを駆動することにより、ロール紙の二つ折り
にされた縁を先頭として、ロ−ル紙を排出口に搬送する
ロ−ル紙の装着装置において、二つ折にされた後のロー
ルの先端を検出する用紙検出器を設けている。このよう
な検出器を設け、二つ折にされた後のロールの先端を検
出することにより、ロ−ル紙を搬送したときに、二つ折
りにされた部分の長さを把握することが可能となる。
【0008】また、本発明においては、送りローラを駆
動する駆動手段を有し、駆動手段は、用紙検出器の検出
結果に従って、送りローラを所定量駆動するように構成
されている。これにより、ロール紙の先端を検出した
後、用紙検出器から排出口までの紙経路長より僅かに長
い長さに相当する量だけ、ロール紙を搬送すれば、ロ−
ル紙装着のためにユーザによって保持されるロ−ル紙の
先端の位置によらず、常に、二つ折にされた後のロール
の先端を排出口から僅かに離れた位置まで搬送すること
が可能となる。即ち、ロール紙を装着のために搬送した
後、完全に二つ折りの部分が排出口から排出され、かつ
二つ折りの部分以外の部分が必要以上に多く排出される
ことがない。従って、ロール紙を無駄にすることなく、
ロール紙の装着が容易なロール紙装着装置を提供するこ
とが可能となる。
【0009】また、更にカバーの開閉を検出するカバー
検出器を備えるようにして、カバーが閉じたことがカバ
ー検出器で検出され、かつ用紙検出器でロ−ル紙が有る
ことが検出された時に、駆動手段が送りローラを駆動す
るようにしてもよい。これにより、より容易にロール紙
を装着することが可能となる。
【0010】また、カバーを閉じたときに、紙押込部と
対向する紙案内を備えるようにし、用紙検出器を、紙案
内に設けるようしてもよい。例えば、用紙検出器に光学
的な検出器を採用しても、カバーを閉じたときに、紙案
内、紙押込部によって外光が遮られるので、より精度よ
く二つ折にされた後のロールの先端を検出することがで
きる。
【0011】本発明のプリンタも、上述のロール紙装着
装置と同様な特徴を有するものであり、ユーザが、ロー
ル紙を印字部にセットする作業を容易にしている。ま
た、本発明のロ−ル紙の装着方法も、上述のロール紙装
着装置、プリンタと同様な技術的事項で特定される発明
であり、同様な作用効果を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明をさ
らに説明する。
【0013】図1および図2に、本発明の実施例に係る
プリンタにロール紙をローディングする様子を示してあ
る。ここに示したプリンタ10は前後方向が若干ながい
ほぼ直方体のボディ5を備えており、ボディの後方5b
にロール紙6が収納され、ボディの前方5aに印刷機構
が収納されている。印刷機構は、図2に断面を用いて示
してあるように、ボディの左右の方向に設置されたガイ
ド軸13とこのガイド軸13に沿って動くキャリッジ1
2を備えており、キャリッジ12に搭載された印刷ヘッ
ド11によって印刷が行われる。印刷ヘッド11と対峙
した位置にプラテン14が用意されており、印刷ヘッド
11とプラテン14との隙間にロール紙が導かれる。ロ
ール紙6は、ロール状に巻かれた本体が収納スペース5
bの中に設けられたロール紙ガイドローラ4の上に設置
され、ここから紙経路41を通って紙送りローラ21に
達する。紙送りローラ21は、印刷機構の収納スペース
5aとロール紙のスペース5bとのほぼ中間に配置さ
れ、ボディの下方に位置する。ロール紙は、紙送りロー
ラ21によって紙経路42を通って印刷ヘッド11に搬
送され、さらに、印刷されたロール紙6はボディ5の上
方に開いた排出口7から外側に排出される。
【0014】紙送りローラ21に対し上流にあたる紙経
路41は、ボディ5の上方の側から下方に延びた外側の
紙案内25と内側の紙案内26とによって構成されてお
り、外側の紙案内25は、紙送りローラ21の外側に沿
って湾曲している。なお、この紙経路41は、後述する
紙押込部50によって、ロ−ル紙6から引き出された部
分を紙送りローラ21に案内する紙経路41aと、ロー
ル紙6をセットするときに、ロール紙6の先端部分6a
を紙送りローラ21に案内する紙経路41bとに二分さ
れる。一方の紙経路41bには、ロ−ル紙6の先端6a
を検出するための光学式の用紙検出器PSが設けられて
いる。
【0015】紙送りローラ21の紙経路41の側には、
紙送りローラ21と比較し直径が小さく、幅も狭い一対
の補助ローラ23が設けられており、押さえバネ24に
よって紙送りローラ21に押さえつけられている。これ
らの紙送りローラ21および補助ローラ23によって、
ロール紙を挟み込んで搬送する第1の挟持部28が構成
される。紙送りローラ21から印刷ヘッド11に続く、
紙送りローラ21の下流にあたる紙経路42には、第2
の挟持部29を構成するように紙送りローラ21の印刷
ヘッドの側に接触する小径の紙押さえローラ22を設け
てあり、さらに、プラテン14と印刷ヘッド11の隙間
までロール紙を導く紙押さえ板27を設けてある。
【0016】ボディ5の収納スペース5bにロール紙を
入れられるように、ボディ5の下ケース2に開閉可能な
カバー1が取り付けられている。このカバー1は、印刷
機能を収納した側と反対側、すなわちボディ5の後端で
ケース2に対し旋回可能にヒンジ1aで接続されてい
る。カバー1の紙送りローラ21の上方に位置する端1
bの側が上下に旋回し、このカバー1の端1bに、カバ
ーから下方に延びた紙押込部50が取り付けられてい
る。本例の紙押込部50は板状で、薄く延びた先端51
を備えている。紙押込部50は、全体の厚みがカバー1
に取り付けられた基部53から先端51に向かって減少
した略くさびの形状を有しており、カバー1を閉じると
先端51はスムーズに紙経路41の中に挿入される。
【0017】また、紙押込部50の長さは、カバー1が
閉じられたときに、先端51が紙送りローラ21のすぐ
近傍まで達するように設定されている。さらに、紙押込
部50の先端51は、図1に示してあるように、補助ロ
ーラ23に対応する部分52が欠いてある。従って、紙
押込部の先端51を挟持部28の非常に近くまで延ばし
ておいても、先端51が挟持部28に挟み込まれること
はなく、トラブルなくロール紙6を紙送りローラに確実
に当たるまで押し込むことができる。
【0018】紙押込部50には、図1に示すように斜面
が形成された凹部54が設けられており、図3(a)、
(b)に示すように、カバー1が閉じられたときに、こ
の凹部54は、紙案内26に固定されている用紙検出器
PSと対峙するようになっている。図3(b)に示すよ
うに、凹部54には斜面が形成されており、紙経路41
bにロール紙6が存在しないときには、用紙検出器PS
の発光素子から照射された光が、受光素子に向かって反
射しないようになっている。また、用紙検出器PSは、
カバー1を閉じたときに、紙案内26、紙押込部50に
よって外光が遮られる位置に設けられているため、本例
のように、用紙検出器PSに光学的な検出器を採用して
も、外光の影響を受けず、精度よく二つ折にされた後の
ロールの先端を検出することができる。
【0019】なお、図2に示すように、本例のプリンタ
10は、ロール紙の収納部分5bにロール紙の有無を判
定するニアエンド検出器65と、カバー1の開閉を判定
するカバーオープン検出器66を備えている。ニアエン
ド検出器65は、ロール紙5のロールの軸付近に設置さ
れており、この部分のロール紙の有無によってロール紙
切れの近いことを判別する。また、カバーオープン検出
器66は、カバーのヒンジ1aに近傍に位置し、ヒンジ
1aの動きからカバーオープンの開閉を判別する。
【0020】図5は、図1に示すプリンタの紙送りに関
する制御系の概要を示すブロック図である。プリンタ1
0の制御部61には、用紙検出器PS、ニアエンド検出
器65、カバーオープン検出器66からの検出信号が入
力され、これらの検出器の状態によって、紙送りローラ
21を駆動するモータ駆動部63を制御し、ロール紙6
のローディングを行う。ロール紙6がローディングされ
た後、制御部61は、不図示のホストから送信される印
刷コマンドに応じて、印刷ヘッド駆動部62を制御し、
ロール紙6に印刷を行う。
【0021】図6は、本例のプリンタにおいてロール紙
を装着する際に、紙送りローラ21を駆動する制御フロ
ーチャートを示したものである。以下、図2ないし図4
に示すプリンタ10の断面図と、図6に示すフローチャ
ートを参照して、ロール紙6がプリンタ10に装着され
る過程を説明する。
【0022】ロール紙を装着する際は、まず、図2に示
すように、カバー1を開きロール紙6をセットする。そ
して、ロール紙6の先端6aを持ってボディ5の前方部
分を構成するケース3の上部までロール紙を引き出す。
ケース3は、印刷機構と送りローラなどを覆っている。
なお、本例のプリンタ10には、ケース3の上部に一対
のマーカ59を設けてあり、ユーザは、このマーカ59
を一応の目安として、ロール紙6の先端6aの位置決め
をすることができるが、後述するように、ロール紙6の
先端6aは、用紙検出器PSで検出されるため、必ずし
も、ユーザがマーカ59にロ−ル紙6の先端6aを合わ
せる必要は無い。
【0023】そして、ロール紙の先端6aを指60など
でケース3に保持し、図3に示すようにカバー1を閉じ
ると、紙押込部の先端51は、紙経路41を通って、紙
送りローラ21と補助ローラ23で構成された挟持部2
8の近傍に達する。この動作によって、紙押込部の先端
51は紙送りローラ21の反対側からロール紙6を押
し、その結果、紙経路41の内部で二つ折りにされたロ
ール紙6の折られた縁6bが第1の挟持部28に押しつ
けられる。
【0024】この状態で、紙送りローラ21が駆動され
ると、ロール紙6はその折られた縁6bから第1の挟持
部28に引き込まれる。折られた端6bは、外側の紙案
内25によって紙送りローラ21に沿って導かれ、紙押
さえローラ22によって構成された第2の挟持部29に
達する。第2の挟持部29から紙経路42に送りだされ
た縁6bは、紙経路42を通って印刷ヘッド11とプラ
テン14とのギャップに導かれ、このギャップを通って
さらに排出口7からプリンタのボディ5から排出され
る。
【0025】本例のプリンタでは、紙送りローラ21の
駆動制御は、以下のように行われる。即ち、カバーオー
プン検出器66によって、カバーが閉じられたことが検
出され、かつ、用紙検出器PSによって、紙経路41b
において、ロール紙6の引き出された部分があることが
検出されると、制御部61は、モータ駆動部63を制御
し、紙送りローラ21が駆動され、ロール紙6のローデ
ィングが開始される。以下、図6に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0026】図6のフローチャートに示されるように、
まず、カバー1が開かれたことが検出され(ST1)、
その後カバー1が閉じられたことが検出された後(ST
2)に、更に用紙検出器PSによって、紙経路41b内
にロール紙6の引き出された部分が検出された場合(S
T3:Y)のみ、紙送りローラ21が駆動され(ST
4)、ロール紙6のローディングが開始される。これ
は、カバー1が開けられる状況が、ロール紙6の交換を
目的とするものだけとは限らないことを考慮したもの
で、単にカバー1の開閉が行われても、ロール紙6をロ
ーディングするために引き出されたことが、用紙検出器
PSによって検出されなければロール紙6のローディン
グは実行されない。
【0027】紙送りローラ21の駆動が開始されると、
紙経路41の内部で二つ折りにされたロール紙6の折ら
れた縁6bが、紙経路42を通って印刷ヘッド12の方
向に搬送される。また、ロール紙6の先端6aは、プリ
ンタ10内部に引き込まれ、紙経路41bを通って、紙
送りローラ21の方向に向かって搬送される。紙送りロ
ーラ21を駆動するモータ駆動部63が紙送りモータ7
0を単位量(1ステップ)駆動する毎に、制御部61に
よって、用紙検出器PSの状態が確認され(ST4、S
T5)、用紙検出器PSがロール紙6の先端6aを検出
すると、モータ駆動部63により、紙送りモータ70が
所定量(所定ステップ)駆動される(ST6)。所定量
とは、ロール紙6の先端6aが、用紙検出器PSの位置
から、排出口7から若干外側にでた位置までの紙経路長
に相当する量である。即ち、紙送りモータ70を所定量
駆動した後、停止することにより、図4に示すように、
ロール紙6の二つ折りにされた部分がプリンタ10の外
側に完全に排出された状態で、ロール紙6の搬送が終了
する。
【0028】その後、排出口7のカッターを用いて二つ
折りにされた部分を切断する。排出口7にオートカッタ
ー機構を備えている場合は、紙送りモータ70を所定量
駆動した(ST6)後、ロ−ル紙の切断(ST7)を行
うようにすればよい。以上説明した動作によって、ロー
ル紙6は、収納場所5bから、紙経路41、紙送りロー
ラ21、紙経路42さらに印刷ヘッド11とプラテン1
4とのギャップを通って配置され、ローディングが終了
する。
【0029】なお、本例の装置では、紙経路41bに用
紙検出器PSを1個配置した例を説明したが、用紙の幅
方向に複数配置してもよい。ロール紙の先端6aは、そ
こをロール状になった本体から剥がすときに破けること
があり、先端6aが必ずしも直線状にならないことがあ
るため、ロール紙の幅方向に複数配置された用紙検出器
PSのうち、最も遅いタイミングでロール紙の先端を検
出した用紙検出器PSからの検出信号に基づいて、所定
量紙送りモータ70を駆動するようにしてもよい。
【0030】また、本例の装置では、光学式の用紙検出
器PSを用いて説明したが、機械式の用紙検出器を採用
しても同様な効果が得られる。例えば、紙経路41b側
に突出するように、紙案内26に回動可能に支持された
検出レバーを設け、検出レバーによってロール紙の先端
を検出するようにしてもよい。
【0031】なお、本例の方法では、カバーオープン検
出器66によってカバーの開閉を検出した後、用紙検出
器PSで紙経路41b内のロール紙を検出し、ローディ
ングを開始した例について説明したが、以下のように変
更することも可能である。即ち、カバー検出器66の代
わりに、プリンタ10のケースに紙送りスイッチを設
け、スイッチが押された後、用紙検出器PSで紙経路4
1b内のロール紙を検出し、ローディングを開始するよ
うににしてもよい。
【0032】また、本例においては、ロール紙を用いた
プリンタを例にして本発明をさらに詳しく説明している
が、プリンタに限らず、ファクシミリ等の連続用紙を用
いた印刷装置にも本発明を適用できることはもちろんで
ある。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロ−ル紙を
排出口に搬送するロ−ル紙の装着装置において、二つ折
にされた後のロールの先端を検出する用紙検出器を設け
ている。このような検出器を設け、二つ折にされた後の
ロールの先端を検出することにより、ロ−ル紙を搬送し
たときに、二つ折りにされた部分の長さを把握すること
が可能となる。
【0034】また、ロール紙の先端を検出した後、用紙
検出器から排出口までの紙経路長より僅かに長い長さに
相当する量だけ、ロール紙が搬送されるため、ロ−ル紙
装着のためにユーザによって保持されるロ−ル紙の先端
の位置によらず、常に、二つ折にされた後のロールの先
端を排出口から僅かに離れた位置まで搬送することが可
能となる。即ち、ロール紙を装着のために搬送した後、
完全に二つ折りの部分が排出口から排出され、かつ二つ
折りの部分以外の部分が必要以上に多く排出されること
がない。従って、ロール紙を無駄にすることなく、ロー
ル紙の装着が容易なロール紙装着装置を提供することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプリンタにロール紙を装着す
るようすを示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であ
り、ロール紙を装着するようすを示す断面図である。
【図3】(a)は、図1に示すプリンタの構成を示す断
面図であり、カバーが閉じられたようすを示す断面図で
ある。(b)は、(a)に示した断面図の用紙検出器部
分の拡大図である。
【図4】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であ
り、ロール紙の二つ折りにされた部分がプリンタから排
出されたようすを示す図である。
【図5】図1に示すプリンタの紙送りに関する制御系の
概要を示すブロック図である。
【図6】図1に示すプリンタの紙送りに関する制御を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・カバー 2・・下ケース 3・・上ケース 5・・プリンタのボディ 6・・ロール紙 6a・・ロール紙の端 6b・・ロール紙の二つ折りにされた縁 7・・排出口 10・・プリンタ 11・・印刷ヘッド 14・・プラテン 21・・紙送りローラ 25・・紙案内 26・・紙案内 41、42・・紙経路 50・・紙押込部 65・・ニアエンド検出器 66・・カバーオープン検出器 PS・・用紙検出器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙を収容する収容部と、当該収容
    部を覆う開閉自在なカバーと、ロ−ル紙を搬送する送り
    ローラと、前記カバーに設けられ、当該カバーを閉じる
    ことによって前記収容部から引き出されたロ−ル紙を二
    つ折りにし、その縁を紙送りローラに押しつける紙押込
    部とを備え、前記カバーが閉じられた後、前記送りロー
    ラを駆動することにより、前記ロール紙の二つ折りにさ
    れた縁を先頭として、ロ−ル紙を排出口に搬送するロ−
    ル紙の装着装置において、 前記二つ折にされた後のロールの先端を検出する用紙検
    出器を設けたことを特徴とするロ−ル紙の装着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記送りローラを駆
    動する駆動手段を有し、当該駆動手段は、前記用紙検出
    器の検出結果に従って、送りローラを所定量駆動するこ
    とを特徴とするロ−ル紙の装着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、更にカバーの開閉を
    検出するカバー検出器を有し、前記駆動手段は、前記カ
    バーが閉じたことが前記カバー検出器で検出され、かつ
    前記用紙検出器でロ−ル紙が有ることが検出された時
    に、送りローラを駆動することを特徴とするロ−ル紙の
    装着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
    記カバーを閉じたときに、前記紙押込部と対向する紙案
    内を有し、前記用紙検出器は、前記紙案内に設けられて
    いることを特徴とするロ−ル紙の装着装置。
  5. 【請求項5】 ロール紙を収容する収容部と、当該収容
    部を覆う開閉自在なカバーと、ロ−ル紙を搬送する送り
    ローラと、前記カバーに設けられ、当該カバーを閉じる
    ことによって前記収容部から引き出されたロ−ル紙を二
    つ折りにし、その縁を紙送りローラに押しつける紙押込
    部とを備え、前記カバーが閉じられた後、前記送りロー
    ラを駆動することにより、前記ロール紙の二つ折りにさ
    れた縁を先頭として、ロ−ル紙を、印字部を経て排出口
    に搬送するプリンタにおいて、 前記二つ折にされた後のロールの先端を検出する用紙検
    出器を設けたことを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記送りローラを駆
    動する駆動手段を有し、当該駆動手段は、前記用紙検出
    器の検出結果に従って、送りローラを所定量駆動するこ
    とを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、更にカバーの開閉を
    検出するカバー検出器を有し、前記駆動手段は、前記カ
    バーが閉じたことが前記カバー検出器で検出され、かつ
    前記用紙検出器でロ−ル紙が有ることが検出された時
    に、送りローラを駆動することを特徴とするプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれかにおいて、前
    記カバーを閉じたときに、前記紙押込部と対向する紙案
    内を有し、前記用紙検出器は、前記紙案内に設けられて
    いることを特徴とするプリンタ。
  9. 【請求項9】 ロール紙を収容する収容部と、当該収容
    部を覆う開閉自在なカバーと、ロ−ル紙を搬送する送り
    ローラと、前記カバーに設けられ、当該カバーを閉じる
    ことによって前記収容部から引き出されたロ−ル紙を二
    つ折りにし、その縁を紙送りローラに押しつける紙押込
    部とを備えた装置にロ−ル紙を装着する方法において、 前記カバーが閉じられた後、前記送りローラを駆動する
    ことにより、前記ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭
    として、ロ−ル紙を、排出口に向けて搬送する工程と、 前記二つ折にされた後のロールの先端を検出する工程
    と、 前記検出工程の検出結果に応じて、前記ロ−ル紙の搬送
    を停止する工程とを有するロ−ル紙の装着方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、更に、前記カバー
    の開閉を検出する工程と、 前記カバーが閉じたことが検出され、かつ前記ロ−ル紙
    が有ることが検出された時に、前記ロ−ル紙の搬送を開
    始する工程とを有することを特徴とするロ−ル紙の装着
    方法。
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