JP2003251261A - 液滴吐出方法ならびにこの液滴吐出方法を用いて製造されたデバイス - Google Patents

液滴吐出方法ならびにこの液滴吐出方法を用いて製造されたデバイス

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JP2003251261A
JP2003251261A JP2002060718A JP2002060718A JP2003251261A JP 2003251261 A JP2003251261 A JP 2003251261A JP 2002060718 A JP2002060718 A JP 2002060718A JP 2002060718 A JP2002060718 A JP 2002060718A JP 2003251261 A JP2003251261 A JP 2003251261A
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liquid
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JP2002060718A
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Yutaka Takano
豊 高野
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】潤滑油や樹脂などといった高粘度の液体であっ
ても、液体を変質、変性させることなく吐出することの
できるインクジェット式吐出方法を提供する。 【解決手段】第1予備吐出工程において、機能性液体の
粘度を吐出ヘッドから吐出が可能な粘度まで低下させる
温度T1まで加熱して、機能性液体を所定領域以外に吐
出する。第2予備吐出工程において、吐出ヘッドの温度
を温度T1から機能性液体を変質、変性させない温度で
あって、かつ、本吐出工程においても吐出の継続が可能
な温度温度T2まで低下させながら機能性液体を所定領
域以外に吐出する。その後本吐出工程において、吐出ヘ
ッドの温度を温度T2に保持しながら機能性液体を所定
領域に吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタあるいはインクジェットプロッタなどで用いられ
ている記録方式を応用したインクジェット式吐出方法に
関する。更に詳しくは、高粘度の液体の吐出が可能で、
精密機械装置、カラーフィルタ、マイクロレンズ等の製
造に好適に採用できるインクジェット式吐出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタやインクジェッ
トプロッタなどのインクジェット式装置に用いられてい
る吐出ヘッドは、たとえば、図5に示すように、ノズル
形成板210、キャビティ形成板220、および振動板
230を備えている。キャビティ形成板220は、キャ
ビティ(圧力発生室)221、側壁(隔壁)222、リ
ザーバ223、および導入路224を備えている。キャ
ビティ221は、シリコン等の基板をエッチングするこ
とにより形成され、吐出直前のインクを貯蔵する空間に
なっている。側壁221は、キャビティ221間を仕切
るように形成され、リザーバ223は、インクを各キャ
ビティ221に充たすための流路になっている。導入路
224は、リザーバ223から各キャビティ221にイ
ンクを導入可能に形成されている。
【0003】ノズル形成板210は、キャビティ形成板
220に形成されたキャビティ221の各々に対応する
位置にノズル開口211が位置するよう、キャビティ形
成板220の一方の面に有機系あるいは無機系の接着剤
で貼り合わされている。ノズル形成板210を貼り合わ
せたキャビティ形成板220は、さらに筐体225に納
められて吐出ヘッド200を構成している。
【0004】振動板230は、キャビティ形成板220
の他方の面に有機系あるいは無機系の接着剤で貼り合わ
されている。振動板230の各キャビティ221の位置
に対応する部分にはそれぞれ圧力発生素子としての圧電
振動子(図示せず)が設けられている。また、振動板2
30のリザーバ223の位置に対応する部分には、供給
口(図示せず)が形成されており、インクタンク(図示
せず)に貯蔵されてるインクをキャビティ形成板220
の内部に供給可能になっている。
【0005】このようなインクジェット式装置によれ
ば、インクに代えて、潤滑油や樹脂等の液体を吐出すれ
ば、これらの液体を、対象物に非接触でかつ対象物上の
所定領域に高い精度で塗布できるという利点がある。従
って、精密機械装置の組み立てや電気光学装置を構成す
る各種基板を製造するのに利用できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット式装置は、あくまで粘度の低いインクを
吐出することを前提に設計され、潤滑油や樹脂などの液
体を吐出することが想定されていない。特に、潤滑油や
樹脂などは、粘度が高くなりがちであるが、従来のイン
クジェット式装置の吐出ヘッドから吐出できるのは、ご
く限られた粘度の液体に限られるという問題点がある。
【0007】そこで、液体を加熱してその粘度を低下さ
せることにより、吐出ヘッドからの吐出を可能とするこ
とが考えられる。しかし、この場合、吐出が可能な粘度
となるまで液体を加熱しようとすると、液体が熱により
変質、変性してしまうおそれがある。そのため、加熱で
きる温度には限界があり、液体が変質、変性しない程度
の加熱温度では充分に粘度が低下せず、依然として吐出
ができないという問題があった。
【0008】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
潤滑油や樹脂などといった高粘度の液体であっても、液
体を変質、変性させることなく吐出することのできるイ
ンクジェット式吐出方法を提供すると共に、マイクロレ
ンズ、カラーフィルタ、有機エレクトロルミネッセンス
(EL)装置、精密機械装置等の製造を可能とするイン
クジェット式吐出方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を検
討した結果、一旦液体を吐出可能な粘度となる温度まで
加熱して吐出すると、その後液体の温度が吐出不能な粘
度となる温度まで低下しても、なお、継続して吐出可能
であることを見出した。また、吐出しない程度の波形を
ヘッドに加え続けておけば、一旦液体を吐出可能な粘度
となる温度まで加熱して吐出するのと同様の効果が得ら
れることを見出した。すなわち、変質、変性させること
なく吐出できる液体の範囲を拡大できることを見出し
た。
【0010】すなわち、本発明は、吐出ヘッドのノズル
開口から対象物の所定領域に機能性液体を吐出する液滴
吐出方法において、少なくとも前記ノズル開口に位置す
る機能性液体を温度T1まで加熱して前記機能性液体を
前記所定領域以外に吐出する第1予備吐出工程と、前記
第1予備吐出工程の後、前記ノズル開口に位置する機能
性液体の温度を温度T1から温度T2まで低下させなが
ら前記機能性液体を前記所定領域以外に吐出する第2予
備吐出工程と、前記第2予備吐出工程の後、前記ノズル
開口に位置する機能性液体の温度を温度T2に保持しな
がら前記機能性液体を前記所定領域に吐出する本吐出工
程とを有し、前記温度T1は、前記機能性液体の粘度を
前記吐出ヘッドから吐出が可能な粘度まで低下させる温
度であり、前記温度T2は、前記機能性液体を変質、変
性させない温度であって、かつ、本吐出工程においても
吐出の継続が可能な温度であることを特徴とする液滴吐
出方法を提供する。
【0011】また、本発明は、吐出ヘッドのノズル開口
から対象物の所定領域に機能性液体を吐出する液滴吐出
方法において、 少なくとも前記ノズル開口に位置する
機能性液体の温度を温度T1まで加熱して前記機能性液
体を前記所定領域以外の領域に吐出する第1予備吐出工
程と、前記ノズル開口に位置する機能性液体の温度を温
度T1から温度T2まで低下させながら前記機能性液体
を前記所定領域以外の領域に吐出する第2予備吐出工程
と、前記ノズル開口に位置する機能性液体の温度を温度
T2に保持しながら前記機能性液体を前記所定領域に吐
出する本吐出工程とを有し、前記温度T1は、前記機能
性液体の粘度を前記吐出ヘッドから吐出が可能な粘度ま
で低下させる温度であり、前記温度T2は、前記機能性
液体を変質、変性させない温度であって、かつ、本吐出
工程において吐出が可能な温度であることを特徴とする
液滴吐出方法を提供する。
【0012】また、本発明は、キャビティと該キャビテ
ィと連通するノズル開口とを有する吐出ヘッドを用い、
前記キャビティ内の機能性液体を加圧して、前記ノズル
開口から対象物の所定領域に前記機能性液体を吐出する
液滴吐出方法において、 前記吐出ヘッドを温度T1ま
で加熱して前記機能性液体を前記所定領域以外の領域に
吐出する第1予備吐出工程と、前記吐出ヘッドの温度を
温度T1から温度T2まで低下させながら前記機能性液
体を前記所定領域以外の領域に吐出する第2予備吐出工
程と、前記吐出ヘッドの温度を温度T2に保持しながら
前記機能性液体を前記所定領域に吐出する本吐出工程と
を有し、 前記温度T1は、前記機能性液体の粘度を前
記吐出ヘッドから吐出が可能な粘度まで低下させる温度
であり、前記温度T2は、前記機能性液体を変質、変性
させない温度であって、かつ、本吐出工程において吐出
が可能な温度であることを特徴とする液滴吐出式吐出方
法を提供する。
【0013】上記各発明によれば、予備吐出工程では、
対象物の所定領域以外に機能性液体を吐出する。すなわ
ち、対象物以外の場所に捨てたり、対象物の所定領域外
に吐出したりする。また、微振動を与える工程では、吐
出を行わない。そのため、温度T1が、前記機能性液体
を変質、変性させる温度であっても、所定領域に変質、
変性した機能性液体を吐出することを回避できる。ま
た、本吐出工程において予備吐出工程の温度より低温で
吐出を継続できるので、機能性液体を変質、変性させる
ことなく吐出することができる。
【0014】本発明では、前記第1予備吐出工程におい
て、前記機能性液体が貯蔵されたタンクから前記機能性
液体を前記吐出ヘッドに供給する液供給路の全部又は一
部を温度T1まで加熱することができる。この場合、吐
出ヘッド内に収容される機能性液体の容量が少ない場合
にも、吐出開始に充分な量の機能性液体を加熱すること
ができる。
【0015】また、前記全工程を通じて、前記機能性液
体が貯蔵されたタンクを温度T2以下で加熱することが
できる。この場合、第1予備吐出工程において、機能性
液体を温度T1までスムーズに加熱ができると共に、本
吐出工程において、機能性液体の温度を温度T2に保持
することが容易となる。
【0016】本発明において、機能性液体は印刷や記録
を行う一般的なインクに限らず、いわゆる液滴吐出方式
で吐出される液体全般を意味する。たとえば、各種の樹
脂状の液体や潤滑油等を機能性液体として用いることが
できる。
【0017】そこで、本発明は、前記機能性液体がマイ
クロレンズの形成材料であることを特徴とすることがで
きる。すなわち、本発明により、マイクロレンズの形成
材料を基板にドット状に吐出して、マイクロレンズを製
造することができる。また、本発明は、前記機能性液体
がカラーフィルタの形成材料であることを特徴とするこ
とができる。すなわち、本発明により、カラーフィルタ
の形成材料を基板に吐出して、カラーフィルタを製造す
ることができる。
【0018】また、本発明は、前記機能性液体が有機エ
レクトロルミネッセンス装置の形成材料であることを特
徴とすることができる。すなわち、本発明により、有機
エレクトロルミネッセンス装置の形成材料を基板に吐出
して、有機エレクトロルミネッセンス装置を製造するこ
とができる。なお、有機エレクトロルミネッセンス装置
の形成材料としては、たとえば、発光層形成材料、正孔
注入/輸送層形成材料等が挙げられる。
【0019】また、本発明は、前記機能性液体が潤滑油
であることを特徴とすることができる。すなわち、本発
明により、潤滑油を精密機械装置等に吐出することがで
きる。また、本発明は、本発明に係る液滴吐出方法によ
り製造されたことを特徴とするデバイスを提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて詳細に説明する。 (インクジェット式装置の全体構成)図1は、本発明を
適用した液滴吐出装置であるインクジェット式装置の全
体構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、本
形態のインクジェット式装置1は、吐出ヘッド群10
0、X方向駆動モータ2、X方向駆動軸4、Y方向駆動
モータ3、Y方向ガイド軸5、制御装置6、ステージ
7、クリーニング機構部8、および基台9を有してい
る。
【0021】吐出ヘッド群100は、複数の吐出ヘッド
Hを備えており、機能性液体が貯蔵されたタンク500
から供給パイプ400(各吐出ヘッドH毎に対応する液
供給路の集合)を介して供給された機能性液体を、各吐
出ヘッドHから吐出するようになっている。ここで、吐
出ヘッド群100、タンク500、および供給パイプ4
00には、後述するように、第1ないし第3のヒータ3
10、320、330が各々設けられている。
【0022】ステージ7は、吐出ヘッド群100から機
能性液体が吐出される基板Wを載置するためのものであ
り、この基板Wを所定の基準位置に固定する機構を有し
ている。
【0023】X方向駆動軸4は、ボールねじなどから構
成され、端部にはX方向駆動モータ2が接続されてい
る。このX方向駆動モータ2は、ステッピングモータな
どであり、制御装置6からX軸方向の駆動信号が供給さ
れると、X方向駆動軸4を回転させる。このX方向駆動
軸4が回転すると、吐出ヘッド群100がX方向駆動軸
4上をX方向に移動する。
【0024】Y方向ガイド軸5もボールねじなどから構
成されているが、基台9上に所定位置に配置されてい
る。このY方向ガイド軸5上にステージ7が配置され、
このステージ7はY方向駆動モータ3を備えている。こ
のY方向駆動モータ3は、ステッピングモータなどであ
り、制御装置6からY軸方向の駆動信号が供給される
と、ステージ7は、Y方向ガイド軸5に案内されながら
Y方向に移動する。このようにしてX軸方向の駆動とY
軸方向の駆動とを行うことにより、吐出ヘッド群100
を基板W上の任意の場所に移動させることができる。
【0025】後述の図2を参照して後述するように、制
御装置6は、吐出ヘッド群100に機能性液体の吐出制
御用の信号を供給する駆動信号制御装置31を備えてい
る。また、制御装置6は、X方向駆動モータ2およびY
方向駆動モータ3に吐出ヘッド群100とステージ7と
の位置関係を制御する信号を供給するヘッド位置制御装
置32を備えている。また、制御装置6は、後述の図4
に示す温度制御部300を備えている。
【0026】クリーニング機構部8は、吐出ヘッド群1
00をクリーニングする機構を備えている。このクリー
ニング機構部8は、Y方向の駆動モータ(図示せず)を
備えており、この駆動モータの駆動により、クリーニン
グ機構部8はY方向ガイド軸5に沿って移動する。この
ようなクリーニング機構部8の移動も制御装置6によっ
て制御される。
【0027】(吐出動作に関する制御系の構成)図2
は、本形態のインクジェット式装置1の制御系を示すブ
ロック図である。図2に示すように、本形態のインクジ
ェット式装置1において、制御装置6は、パーソナルコ
ンピュータなどから構成された駆動信号制御装置31
と、ヘッド位置制御装置32とを備えている。
【0028】駆動信号制御装置31は、吐出ヘッド群1
00を駆動するための波形を出力する。また、駆動信号
制御装置31は、例えば、複数の吐出ヘッドHのうち、
いずれの吐出ヘッドHを用いて、どのタイミングで機能
性液体を吐出するかを示すビットマップデータも出力す
る。
【0029】ここで、駆動信号制御装置31は、アナロ
グアンプ33と、タイミング制御回路34とに接続され
ている。アナログアンプ33は、上記波形を増幅して所
定の駆動電圧を得る回路である。タイミング制御回路3
4は、クロックパルス回路を内蔵しており、前記のビッ
トマップデータ、及びクロックパルス回路によって決定
される駆動周波数に従って、機能性液体の吐出タイミン
グを制御する回路である。
【0030】アナログアンプ33とタイミング制御回路
34はいずれも、中継回路35に接続され、この中継回
路35は、タイミング制御回路34から出力された所定
の駆動周波数のタイミング信号に従ってアナログアンプ
から出力された駆動電圧を吐出ヘッド群100に出力す
る。
【0031】なお、ヘッド位置制御装置32は、吐出ヘ
ッド群100とステージ7との位置関係を制御するため
の回路であり、駆動信号制御回路31と協動して吐出ヘ
ッド群100から吐出された機能性液体の液滴が基板W
上の所定の位置に着弾するように制御する。このヘッド
位置制御装置32は、X−Y制御回路37に接続されて
おり、このX−Y制御回路37に対して吐出ヘッド群1
00とステージ7との相対位置に関する情報を出力す
る。
【0032】X−Y制御回路37は、X方向駆動モータ
2およびY方向駆動モータ3に接続されており、ヘッド
位置制御装置32から出力された信号に基づいて、X方
向駆動モータ2およびY方向駆動モータ3に対して、X
軸方向における吐出ヘッド群100の位置、およびY軸
方向におけるステージ7の位置を制御する信号を出力す
る。
【0033】(吐出ヘッドHの構成)図3は、本形態の
インクジェット式装置1の吐出ヘッド群100を構成す
る、個々の吐出ヘッドHの分解斜視図である。図3に示
すように、本形態の吐出ヘッドHは、概ね、ノズル形成
板押え110、ノズル形成板120、キャビティ形成板
130、振動板140、ケース150、圧力発生素子ア
センブリ160、ヒータハウジング170から構成され
ている。そして、ヒータハウジング170に、第1のヒ
ータ310として個々の吐出ヘッドH毎に設けられたカ
ートリッジヒータ180と、個々の吐出ヘッドH毎に設
けられた温度センサ190とが組み込まれている。
【0034】まず、ノズル形成板押え110は矩形の金
属材などから構成され、それには、L字形状の貫通溝1
11が形成されている。ノズル形成板押え110には、
四隅に貫通孔112が形成されているとともに、貫通溝
111を挟む両側には位置決め用の小孔113が形成さ
れている。さらに、ノズル形成板押え110には、余剰
な液を除去するための吸引パイプ116が接続されてい
る。
【0035】ノズル形成板120は矩形の金属板であ
り、その中央にノズル開口121が形成されている。ノ
ズル形成板120には、四隅に貫通孔122が形成され
ているとともに、ノズル開口121を挟む両側には位置
決め用の小孔123が形成されている。ここで、ノズル
形成板120は、ノズル形成板押え110をノズル形成
板120の下面に重ねたとき、貫通孔112、122同
士が重なり、位置決め用の小孔113、123同士が重
なるように形成されている。
【0036】なお、機能性液体が親水性を有する場合に
は撥水性の表面処理が施されたノズル形成板120を使
用し、機能性液体が撥水性を有する場合には親水性の表
面処理が施されたノズル形成板120を使用する。これ
により、機能性液体がノズル開口121の周辺に付着し
にくいという効果がある。また、ノズル開口121の大
きなノズル形成板120を使用するほど、高い粘度の機
能性液体を吐出しやすい。一方、機能性液体の粘度が低
い場合にはノズル開口121の小さなノズル形成板12
0を使用する方が吐出量が安定する。
【0037】キャビティ形成板130は、ノズル形成板
120より大きめの矩形のシリコン基板などから構成さ
れ、それには、ノズル開口121と連通可能な位置に形
成されたキャビティ(圧力発生室)131と、このキャ
ビティ131に対して括れ部分を介して接続するリザー
バ132とからなる流路133が形成されている。キャ
ビティ形成板130には、キャビティ形成板130の下
面にノズル形成板120を重ねたときにノズル形成板1
20の貫通孔122と重なる4つの貫通孔134と、小
孔123と重なる位置決め用の小孔135とが形成され
ている。さらに、キャビティ形成板130において、そ
の長手方向の中央からリザーバ132が形成されている
領域にかけては、6つの貫通孔136が形成されている
とともに、小孔135よりもやや大きめの2つの位置決
め用孔137も形成されている。
【0038】なお、流路133の断面積の大きなキャビ
ティ形成板130を使用するほど、高い粘度の機能性液
体を吐出しやすい。一方、機能性液体の粘度が低い場合
には流路133の断面積の小さなキャビティ形成板13
0を使用する方が吐出量が安定する。
【0039】振動板140は、キャビティ形成板130
と略同じ大きさの矩形の金属板から構成され、それに
は、振動板140をキャビティ形成板130の上面に重
ねたときに、キャビティ形成板130のキャビティ13
1と重なる領域に肉薄の振動板部141が形成されてい
るとともに、リザーバ132と重なる領域には、供給口
142、および肉薄の伝熱部143が形成されている。
また、振動板140にはキャビティ形成板130の貫通
孔134、貫通孔136、位置決め用孔137と各々、
重なる貫通孔144、貫通孔146、位置決め用孔14
7が形成されている。
【0040】ケース150は、振動板140と略同じ大
きさの厚手の金属材から構成され、それには、振動板1
40をケース150の下面に重ねたときに、キャビティ
131と重なる領域には素子配置用の第1の開口151
が形成され、伝熱部143と重なる領域には第2の開口
152が形成されている。また、ケース150には、振
動板140の貫通孔144、貫通孔146、位置決め用
孔147と各々、重なるねじ孔154、ねじ孔156、
位置決め用孔157が形成されている。
【0041】ここで、ケース150は内部が部分的に中
空であり、ケース150の下面には振動板140の供給
口142と重なる第1の供給口(図示せず)が形成され
ているとともに、ケース150の後端面には、第1の供
給口と連通する第2の供給口(図示せず)が形成されて
いる。本形態では、ケース150の第2の供給口に対し
て、タンク500(図1を参照)から延びてきた供給パ
イプ400の吐出ヘッドH毎に対応する液供給路107
が、メッシュフィルタ108を介して接続されている。
【0042】このように構成したケース150の下面に
対して、振動板140、キャビティ形成板130、ノズ
ル形成板120、およびノズル形成板押え110がこの
順に重ねた状態で取り付けられる。
【0043】それにはまず、ケース150の下面に振動
板140、およびキャビティ形成板130をこの順に重
ねた状態で、各位置決め孔137、147、157に対
して位置決めピン101を差し込んでこれらの板材を位
置決めした後、ねじ(図示せず)を貫通孔136、14
6を介してねじ孔156に止めてケース150の下面
に、振動板140、およびキャビティ形成板130をこ
の順に重ねた状態で固定する。
【0044】次に、キャビティ形成板130の下面にノ
ズル形成板120、およびノズル形成板押え110をこ
の順に重ねた状態で、各位置決め用の小孔113、12
3、135に対して位置決めピン103を差し込んでこ
れらの板材を位置決めした後、ねじ(図示せず)を貫通
孔112、122、134、144を介してねじ孔15
4に止め、ケース150の下面に対して、振動板14
0、キャビティ形成板130、ノズル形成板120、お
よびノズル形成板押え110をこの順に重ねた状態で固
定する。
【0045】これに対して、ケース150の上方では、
圧電振動子からなる圧力発生素子161を備える圧力発
生用素子アセンブリ160をその下端側から素子配置用
の第1の開口151に装着する。この際、圧力発生用素
子アセンブリ160の下端部(圧力発生素子161の下
端部)と振動板140の振動板部141とを接着剤で固
定する。
【0046】また、ケース150の上方には、圧力発生
用素子アセンブリ160に被さるように、金属製のヒー
タハウジング170を取り付ける。ここで、ヒータハウ
ジング170には、それをケース150の上方に重ねた
ときに、ケース150に形成されたねじ孔(図示せず)
に重なる貫通孔が形成されている。従って、ヒータハウ
ジングの貫通孔からケース150のねじ孔に対してねじ
(図示せず)を各々止めれば、ケース150の上方にヒ
ータハウジング170を固定することができる。
【0047】ここで、ヒータハウジング170には、横
方向に貫通するヒータ装着孔172が形成されており、
このヒータ装着孔172には、丸棒状のカートリッジヒ
ータ180が装着される。また、ヒータハウジング17
0の上面に形成されている段差部分を利用して、一点鎖
線で示すように、温度センサ190が搭載され、この温
度センサ190は、L字プレートやねじ(図示せず)に
よってヒータハウジング170に固定されている。
【0048】このように構成した吐出ヘッドHにおい
て、図2を参照して説明した中継回路35から圧力発生
素子161に所定の駆動電圧を印加すると、この圧力発
生素子161の変形に伴って、振動板140の振動板部
141が振動する。その間に、キャビティ131の容積
が膨張した後、キャビティ131の容積が収縮し、キャ
ビティ131に正圧が発生する。その結果、キャビティ
131内の機能性液体は、ノズル開口121から液滴と
して基板W上の所定位置に吐出される。
【0049】(温度制御のための構成)図4は、図1に
示すインクジェット式装置の温度制御のための構成を示
すブロック図である。図4に示すように、吐出ヘッド群
100には第1のヒータ310、および第1の温度セン
サ315(図3の温度センサ190の集合)を設けると
ともに、タンク500に対しては、第2のヒータ32
0、および第2の温度センサ325を設ける。さらに、
供給パイプ400には、第3のヒータ330、および第
3の温度センサ335を設ける。なお、各部位には、保
温材なども配置されるが、図4には図示を省略してあ
る。
【0050】温度制御部300は、図1に示す制御装置
6に設けられ、第1の温度センサ315、第2の温度セ
ンサ325、および第3の温度センサ335は、吐出ヘ
ッド群100、タンク500、および供給パイプ400
に対する各温度監視結果を温度制御部300に出力する
ように構成されている。そして、これらの温度センサ3
15、325、335の温度監視結果に基づいて、温度
制御部300は、第1のヒータ310、第2のヒータ3
20、および第3のヒータ330を個別に制御する。こ
のため、本実施形態においては、吐出ヘッド群100、
タンク500、および供給パイプ400の温度を各々独
立して所定の温度に制御することができる。
【0051】さらに、吐出ヘッド群100についは、個
々の吐出ヘッドHに組み込まれた温度センサ190の温
度監視結果に基づいて、個々のカートリッジヒータ18
0を個別に制御する。このため、本実施形態において
は、個別に加熱量を調整することができるので、個々の
吐出ヘッドH毎に温度が異ならないように、均一な温度
調整が可能である。また、個々の吐出ヘッドH間に断熱
材を設ければ、個々の吐出ヘッドH毎に、個別の温度と
なるように制御することも可能である。
【0052】また、第3のヒータ330は、供給パイプ
400全体に設けても良く、供給パイプ400の吐出ヘ
ッド群100近傍のみに設けても良い。また、供給パイ
プ400の吐出ヘッド群100近傍と、供給パイプ40
0のタンク500近傍とに別個に設けて、吐出ヘッド群
100近傍の温度を、タンク500近傍の温度よりも高
く設定できるようにしても良い。さらに、個々の吐出ヘ
ッドHに対応する液供給路107の温度を、個別に設定
する必要がある場合は、個々の液供給路107毎にヒー
タを設けても良い。
【0053】(吐出方法)図1に示すインクジェット式
装置で、基板Wに機能性液体を吐出する方法について説
明する。まず、第1予備吐出工程を行う。第1予備吐出
工程では、第1のヒータ310で吐出ヘッド群100を
温度T1に加熱する。この温度T1は、機能性液体の粘
度を吐出ヘッドHから吐出可能な粘度まで低下させる温
度である。または、予備吐出を行わず、吐出しない程度
の駆動波形をヘッドに印加して機能性液体に微振動を与
えてもよい。そして、この加熱の結果吐出が可能な粘度
となった機能性液体を、吐出ヘッドHから吐出する。た
だし、このとき、吐出される機能性液体は基板W上の機
能性液体を吐出すべき領域(所定領域)には吐出せず、
基板W以外の場所、又は所定領域以外の基板W上に吐出
する。これにより、加熱により変質、変性している可能
性のある機能性液体を、所定領域に吐出することを回避
することができる。
【0054】第1予備吐出工程においては、必要に応じ
て、第3のヒータ330で供給パイプ400を温度T1
に加熱する。この供給パイプ400の加熱は、吐出ヘッ
ド群100内に収容される機能性液体の量が少量で、吐
出ヘッド群100の加熱のみでは吐出が開始できない場
合に有効である。ただし、吐出ヘッド群100のみの加
熱で吐出開始が可能であれば、供給パイプ400の加熱
は行わないか、吐出ヘッド群100の加熱温度よりも、
低い温度で加熱することが好ましい。これにより、変
質、変性する機能性液体の範囲を低く抑えることができ
る。
【0055】次に、第2予備吐出工程を行う。第2予備
吐出工程では、第1のヒータ310による吐出ヘッド群
100の加熱を中止する。また、供給パイプ400を加
熱していた場合は、その加熱も中止する。そして、自然
放冷、又は水冷等の強制放冷により吐出ヘッド群100
を温度T2まで冷却する。この温度T2は、機能性液体
を変質、変性せさない温度である。または、予備吐出を
行わず、吐出しない程度の駆動波形をヘッドに印加して
機能性液体に微振動を与えてもよい。そして、第2予備
吐出工程のこの放冷の期間中も、第1予備吐出工程に続
けて、機能性液体の吐出ヘッドHからの吐出を継続す
る。このように、吐出を継続すると、機能性液体の粘度
が、本来であれば吐出が不可能となる温度以下となって
も吐出を継続させることができる。しかし、温度を低下
させすぎると、吐出の継続も困難となるので、温度T2
は、機能性液体の種類や吐出ヘッドの性能に応じた個別
の実験により、吐出継続が可能なことを確認できた温度
以上とする。
【0056】この第2吐出工程において吐出される機能
性液体も、基板W上の機能性液体を吐出すべき領域(所
定領域)には吐出せず、基板W以外の場所、又は所定領
域以外の基板W上に吐出する。これにより、既に加熱の
影響により変質、変性している可能性のある機能性液体
を、所定領域に吐出することを回避することができる。
【0057】次に、本吐出工程を行う。本吐出工程で
は、温度T2を維持しながら、第2予備吐出工程に続け
て、機能性液体の吐出ヘッドHからの吐出を継続する。
このように、吐出を継続すると、温度T2における機能
性液体の粘度が、本来であれば吐出が不可能となる粘度
であっても吐出を継続させることができる。なお、温度
T2が雰囲気温度よりも高温の場合には、吐出ヘッド群
100を加熱して、温度T2を維持できるようにする。
【0058】この本吐出工程において吐出される機能性
液体は、基板W上の機能性液体を吐出すべき領域(所定
領域)には吐出する。この場合、機能性液体を変質、変
性せさない温度T2において吐出されるので、変質、変
性の懸念なく、所定領域に吐出することができる。
【0059】なお、必要により、全吐出工程を通じて第
2のヒータ320でタンク500を加熱して機能性液体
を予熱する。これにより、第1予備吐出工程において、
機能性液体を温度T1までスムーズに加熱ができると共
に、本吐出工程において、機能性液体の温度を温度T2
に保持することが容易となる。この場合、少なくとも、
長時間加熱しても機能性液体を変質、変性させないよ
う、加熱温度を低く抑えておく必要がある。予熱の目的
であること、長時間加熱することを考慮すると、タンク
500の加熱温度は温度T2以下とするのが適当であ
る。
【0060】(マイクロレンズの製造)上記実施形態の
吐出方法でマイクロレンズを製造する方法について説明
する。マイクロレンズは、透明基板にマイクロレンズの
形成材料を吐出して、これを硬化処理することにより製
造される。
【0061】マイクロレンズの形成材料としては、たと
えば、ポリメチルメタクリレート、ポリヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ポリシクロヘキシルメタクリレート
などのアクリル系樹脂、ポリジエチレングリコールビス
アリルカーボネート、ポリカーボネートなどのアリル系
樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系
樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂など
の熱可塑性または熱硬化性の光透過性樹脂、又はこれら
の樹脂を混合したものが挙げられる。また、このような
光透過性樹脂にビイミダゾール系化合物などの光重合開
始剤を配合することにより、使用する光透過性樹脂を放
射線照射硬化型のものとして用いてもよい。
【0062】透明基板としては、得られるマイクロレン
ズを例えばスクリーン用の光学膜などに適用する場合、
酢酸セルロースやプロピルセルロース等のセルロース系
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステルなどの透明樹脂(光透過性樹脂)から
なる透明シートあるいは透明フィルムが用いられる。ま
た、マイクロレンズをマイクロレンズアレイなどに適用
する場合には、透明基板として、ガラス、ポリカーボネ
イト、ポリアリレート、ポリエーテルサルフォン、アモ
ルファスポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリメチルメタクリレートなどの透明材料(光透過
性材料)からなる基板が使用される。
【0063】この透明基板には、マイクロレンズの形成
材料の吐出に先立ち、マイクロレンズの非形成箇所に撥
液パターンを、またマイクロレンズの形成箇所に親液パ
ターンを形成する。これにより、形成されるマイクロレ
ンズの形状を良好なものとすることができる。
【0064】そして、この透明基板上のマイクロレンズ
の形成箇所にインクジエット式の吐出ヘッドから、マイ
クロレンズの形成材料を上記実施形態の吐出方法に従っ
て複数滴吐出する。この場合、マイクロレンズの形成材
料が高粘度であっても、上記吐出方法を採用することに
より、吐出が容易となる。そのため、一つのマイクロレ
ンズを形成するために必要な吐出数を少なくすることが
できる。
【0065】その後、このようにして略半球状に形成し
たマイクロレンズの形成材料に対して、加熱処理、減圧
処理、加熱減圧処理などの乾燥処理、あるいは前述した
ように光透過性樹脂が放射線照射硬化型である場合に、
紫外線等の放射線照射処理を行うことにより、これを硬
化してマイクロレンズとする。
【0066】このようにして得られたマイクロレンズ
は、例えば液晶プロジェクターシステムにおいて像を明
るくする目的でスクリーン表面に形成されるマイクロレ
ンズ、光ファイバの光インタコネクションやレーザー用
の集光素子、さらには固体撮像素子において入射光を集
めるためのレンズ、等として用いることができる。
【0067】本実施形態の製造方法によれば、成形金型
を必要としないことなどによって製造コストの低減化を
図ることができる。また、本実施形態の製造方法により
製造されるマイクロレンズは、液滴の吐出個数によって
形成するマイクロレンズの大きさや形状が任意に決定で
きるので、所望する大きさや形状のものとすることが容
易で、設計通りの光学特性を発揮するものとなる。
【0068】(カラーフィルタの製造)上記実施形態の
吐出方法でカラーフィルタを製造する方法について説明
する。カラーフィルタは、透明基板にカラーフィルタの
形成材料を吐出して、これを硬化処理することにより製
造される。
【0069】カラーフィルタの形成材料としては、たと
えば、各色の無機顔料により着色したアクリル樹脂やポ
リウレタン樹脂等に、溶剤を加えたもの等が用いられ
る。
【0070】透明基板としては、適度の機械的強度と共
に光透過性の高いものを用いる。例えば、透明ガラス基
板、アクリルガラス、プラスチック基板、プラスチック
フィルム及びこれらの表面処理品等が適用できる。
【0071】この透明基板には、カラーフィルタの形成
材料の吐出に先立ち表面の撥液性を調整する処理を行
う。まず、カラーフィルタの非形成箇所にブラックマト
リックスを形成すると共に表面を撥液化する。またカラ
ーフィルタの形成箇所を親液化する。これにより、カラ
ーフィルタを正確に所定の箇所に設けることができる。
また、ブラックマトリクスにより、カラーフィルタ以外
の箇所から光が透過することを防止できる。また、異な
る色のカラーフィルタ形成材料同士が混合しないよう
に、バンクと呼ばれる隔壁を設けて区画してもよい。
【0072】そして、この透明基板上のカラーフィルタ
の形成箇所にインクジエット式の吐出ヘッドから、カラ
ーフィルタの形成材料を上記実施形態の吐出方法に従っ
て複数滴吐出する。この場合、カラーフィルタの形成材
料が高粘度であっても、上記吐出方法を採用することに
より、吐出が容易となる。そのため、一つのカラーフィ
ルタを形成するために必要な吐出数を少なくすることが
できる。
【0073】その後、このようにして吐出したカラーフ
ィルタの形成材料を加熱し、溶媒の除去乾燥を行って、
カラーフィルタとする。このようにして得られたカラー
フィルタは、例えば、液晶装置の一方の基板側に配置し
て、フルカラー表示が可能な液晶装置とすることができ
る。
【0074】(有機エレクトロルミネッセンス(EL)
装置の製造)上記実施形態の吐出方法で有機エレクトロ
ルミネッセンス装置を製造する方法について説明する。
有機エレクトロルミネッセンス装置の製造工程は、隔壁
形成工程と、正孔注入/輸送層形成工程と、発光層形成
工程と、陰極形成工程と、封止工程とから基本的に構成
される。これらの工程の内、上記実施形態の吐出方法を
好適に適用できるのは、正孔注入/輸送層形成工程と、
発光層形成工程である。
【0075】隔壁形成工程では、必要に応じてTFT等
が予め設けられている基板に形成されたITO等からな
る透明電極上に、各画素領域を隔てるバンク層(隔壁)
を形成する。
【0076】正孔注入/輸送層形成工程では、有機エレ
クトロルミネッセンス装置の形成材料として、正孔注入
/輸送層形成材料を上記実施形態の吐出方法を用いて、
各画素領域に吐出する。正孔注入/輸送層形成材料とし
ては、たとえば、ポリエチレンジオキシチオフェン(PED
OT)等のポリチオフェン誘導体とポリスチレンスルホン
酸(PSS)等の混合物を、極性溶媒に溶解させた組成物を
用いることができる。極性溶媒としては、例えば、イソ
プロピルアルコール(IPA)、ノルマルブタノール、γ−
ブチロラクトン、N−メチルピロリドン(NMP)、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)及びその誘導
体、カルビト−ルアセテート、ブチルカルビト−ルアセ
テート等のグリコールエーテル類等を挙げることができ
る。吐出後の正孔注入/輸送層形成材料を乾燥処理して
正孔注入/輸送層形成材料に含まれる極性溶媒を蒸発さ
せることにより、正孔注入/輸送層が形成される。
【0077】次に、発光層形成工程では、有機エレクト
ロルミネッセンス装置の形成材料として、発光層形成材
料を上記実施形態の吐出方法を用いて、各画素領域の正
孔注入/輸送層上に吐出する。発光層形成材料は、各色
に対応した有機エレクトロルミネッセンス材料等の溶質
成分と非極性溶媒とから構成される。有機エレクトロル
ミネッセンス材料としては、フルオレン系高分子誘導体
や、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘導体、ポリフェ
ニレン誘導体、ポリフルオレン誘導体、ポリビニルカル
バゾール、ポリチオフェン誘導体、ペリレン系色素、ク
マリン系色素、ローダミン系色素、その他ベンゼン誘導
体に可溶な低分子有機EL材料、高分子有機EL材料等
が挙げられる。非極性溶媒としては、先に形成した正孔
注入/輸送層に対して不溶なものが好ましく、例えば、
シクロへキシルベンゼン、ジハイドロベンゾフラン、ト
リメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン等が挙げられ
る。吐出後の発光層形成材料を乾燥処理することにより
発光層形成材料に含まれる非極性溶媒を蒸発させること
により、発光層が形成される。
【0078】次に陰極形成工程では、発光層及びバンク
層の全面に陰極を形成する。また、封止工程では、陰極
上の全面に熱硬化樹脂または紫外線硬化樹脂からなる封
止材を塗布し、封止層を形成する。さらに、封止層上に
封止用基板を積層する。以上の工程により有機エレクト
ロルミネッセンス装置を製造することができる。
【0079】(精密機械装置への潤滑油の吐出)精密機
械の所定位置に、本実施形態の吐出方法により潤滑油を
吐出することができる。精密機械装置としては、たとえ
ば腕時計用のムーブメントが挙げられる。また、潤滑油
を吐出すべき所定位置としては、ムーブメントの軸受
部、歯車部などが挙げられる。
【0080】
【実施例】(試料)機能性液体として、グリセリン、エ
チレングリコール、純水、及び界面活性剤(オルフィン
E1010、信越化学工業(株)製)を種々の割合で混
合した各種試料を調製した。表1に、各試料における各
成分の混合量を記す。
【0081】 [表1] (単位mL) グリセリン エチレンク゛リコール 純水 界面活性剤 試料1 0 原液使用 0 0 試料2 231 330 55 5 試料3 230 300 37 5.5 試料4 16 16 1.7 0.3 試料5 試料6 22 18 2.2 0.33 試料7 試料8 試料9 200 45 0 1.5
【0082】(粘度測定)調製した各試料について25
℃における粘度を測定した。また、試料5〜9について
は、温度を種々変更した際の粘度も測定した。粘度の測
定は、山一電機(株)製のディジタルビスコメータ V
M−100を用いて測定し、容器に入れた被測定液体
を、さらに温度制御ができるようにした別の水が入った
容器につけて液体温度を一定に保ち測定した。その結果
を表2、表3に示す。
【0083】
【0084】 [表3] (単位mPa・s) 25℃ 40℃ 45℃ 50℃ 55℃ 60℃ 65℃ 70℃ 75℃ 試料9 306 134 106 90.2 71.6 56.6 42.2 35.0 29.8
【0085】(吐出ヘッドの吐出能力)エプソン社製の
液滴吐出ヘッドから、上記試料1〜9を吐出し、吐出の
可否を調べた。吐出の条件は、駆動電圧32V、駆動周
波数1[Hz]とした。また、試料及び吐出ヘッドの温度
は25℃に調整して吐出した。結果を表4に示す。
【0086】 [表4] 吐出結果 試料1 吐出可能 試料2 90分間連続して吐出確認し、その後手動で停止した。 試料3 90分間連続して吐出確認し、その後手動で停止した。 試料4 15〜20分間連続して吐出後、吐出不能となった。 試料5 初めから吐出不能であった。 試料6 初めから吐出不能であった。 試料7 初めから吐出不能であった。 試料8 初めから吐出不能であった。試料9 初めから吐出不能であった。
【0087】表4に示した結果から、本吐出ヘッドは粘
度50mPa・s前後の液体まで吐出可能であるが、そ
れ以上高い粘度では吐出が困難であることがわかった。
【0088】(試料7の吐出)本吐出ヘッドの温度を、
45℃に加熱して試料7の吐出を行った。試料7の45
℃における粘度は36.0mPa・sなので、この状態
での吐出に問題はなく、安定した状態で吐出が開始され
た。この45℃における吐出を60分間続けた後、吐出
を継続しつつ、吐出ヘッドの加熱を中止して自然放冷に
より、約7分かけて30℃まで温度を低下させた。その
後、吐出ヘッドの温度を30℃に保持しつつ、さらに吐
出を継続させたところ10分以上連続して吐出が可能で
あった。この試料7の30℃における粘度は72.7m
Pa・sと高粘度であって、本来であれば吐出不能であ
る。しかし、一旦45℃に加熱して36.0mPa・s
まで粘度を低下させると、その後温度が低下しても吐出
が継続できることがわかった。
【0089】(試料9の吐出)本吐出ヘッドの温度を、
70℃に加熱して試料9の吐出を行った。試料9の70
℃における粘度は35.0mPa・sなので、この状態
での吐出に問題はなく、安定した状態で吐出が開始され
た。この70℃における吐出を10分間続けた後、吐出
を継続しつつ、吐出ヘッドの加熱を中止して自然放冷に
より、約7分かけて50℃まで温度を低下させた。その
後、吐出ヘッドの温度を50℃に保持しつつ、さらに吐
出を継続させたところ60分以上連続して吐出が可能で
あった。この試料9の50℃における粘度は90.2m
Pa・sと高粘度であって、本来であれば吐出不能であ
る。しかし、一旦70℃に加熱して35.0mPa・s
まで粘度を低下させると、その後温度が低下しても吐出
が継続できることがわかった。
【0090】なお、上記実施例では、本発明の液滴吐出
方法により製造されるデバイスの例として、マイクロレ
ンズ、カラーフィルタ、有機エレクトロルミネッセンス
装置を示したが、これに限定されるものではなく、例え
ばカラーフィルタの保護膜形成や半導体などの基板への
金属配線、メガネ等光学部品のハードコーティングな
ど、吐出ヘッドにより吐出される液体(微粒子が含有し
た液状体を含む)により成膜されて形成される様々なも
のに適用が可能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット式吐出方法によれば、一旦液体を吐出可能な粘度
となる温度まで加熱して吐出を開始し、その後液体の温
度を低下させてから本来吐出すべき箇所に吐出するの
で、高粘度の機能性液体を、変質、変性させることなく
吐出できる。したがって、本発明によれば、マイクロレ
ンズ、カラーフィルタ、有機エレクトロルミネッセンス
装置、精密機械装置等を、効率よく、しかも品質を低下
させずに製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したインクジェット式装置の構
成を示す概略斜視図である。
【図2】 図1に示すインクジェット式装置の吐出動作
に対する制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示すインクジェット式装置の吐出ヘッ
ドの構成を示す分解斜視図である。
【図4】 図1に示すインクジェット式装置の温度制御
のための構成を示すブロック図である。
【図5】 従来のインクジェット式装置の吐出ヘッドの
構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式装置 3 Y方向駆動モータ 4 X方向駆動軸 5 Y方向ガイド軸 6 制御装置 7 ステージ 8 クリーニング機構部 9 基台 31 駆動信号制御装置 32 ヘッド位置制御装置 100 吐出ヘッド群 400 供給パイプ 500 タンク 121 ノズル開口 130 キャビティ形成板 300 温度制御部 310、320、330 ヒータ 315、325、335 温度センサ W 基板
フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA64 BB02 BB42 4D075 AC07 AC09 AC88 AC96 BB22X BB93X CA09 CB06 CB08 DA04 DA06 DB13 DB33 DB36 DB38 DB43 DB48 DB55 DC16 DC24 EA07 EA15 EA37 EB13 EB14 EB15 EB16 EB19 EB22 EB35 EB38 EB39 EB43 EB44 EC07 EC11 EC17 4F041 AA02 AA04 AA05 AB02 BA10 BA13 BA22 BA35 BA47 BA48

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ヘッドのノズル開口から対象物の所
    定領域に機能性液体を吐出する液滴吐出方法において、 少なくとも前記ノズル開口に位置する機能性液体の温度
    を温度T1まで加熱して前記機能性液体を前記所定領域
    以外の領域に吐出する第1予備吐出工程と、前記ノズル
    開口に位置する機能性液体の温度を温度T1から温度T
    2まで低下させながら前記機能性液体を前記所定領域以
    外の領域に吐出する第2予備吐出工程と、前記ノズル開
    口に位置する機能性液体の温度を温度T2に保持しなが
    ら前記機能性液体を前記所定領域に吐出する本吐出工程
    とを有し、 前記温度T1は、前記機能性液体の粘度を前記吐出ヘッ
    ドから吐出が可能な粘度まで低下させる温度であり、前
    記温度T2は、前記機能性液体を変質、変性させない温
    度であって、かつ、本吐出工程において吐出が可能な温
    度であることを特徴とする液滴吐出方法。
  2. 【請求項2】 吐出ヘッドのノズル開口から対象物の所
    定領域に機能性液体を吐出する液滴吐出方法において、 少なくとも前記ノズル開口に位置する機能性液体の温度
    を温度T1まで加熱して、吐出しない程度の駆動波形を
    前記ヘッドに印加して、前記機能性液体に微振動を与え
    る工程と、前記ノズル開口に位置する機能性液体の温度
    を温度T1から温度T2まで低下させながら、吐出しな
    い程度の駆動波形をヘッドに印加して、前記機能性液体
    に微振動を与える工程と、前記ノズル開口に位置する機
    能性液体の温度を温度T2に保持しながら前記機能性液
    体を前記所定領域に吐出する本吐出工程とを有し、 前記温度T1は、前記機能性液体の粘度を前記吐出ヘッ
    ドから吐出が可能な粘度まで低下させる温度であり、前
    記温度T2は、前記機能性液体を変質、変性させない温
    度であって、かつ、本吐出工程において吐出が可能な温
    度であることを特徴とする液滴吐出方法。
  3. 【請求項3】 キャビティと該キャビティと連通するノ
    ズル開口とを有する吐出ヘッドを用い、前記キャビティ
    内の機能性液体を加圧して、前記ノズル開口から対象物
    の所定領域に前記機能性液体を吐出する液滴吐出方法に
    おいて、 前記吐出ヘッドを温度T1まで加熱して前記機能性液体
    を前記所定領域以外の領域に吐出する第1予備吐出工程
    と、前記吐出ヘッドの温度を温度T1から温度T2まで
    低下させながら前記機能性液体を前記所定領域以外の領
    域に吐出する第2予備吐出工程と、前記吐出ヘッドの温
    度を温度T2に保持しながら前記機能性液体を前記所定
    領域に吐出する本吐出工程とを有し、 前記温度T1は、前記機能性液体の粘度を前記吐出ヘッ
    ドから吐出が可能な粘度まで低下させる温度であり、前
    記温度T2は、前記機能性液体を変質、変性させない温
    度であって、かつ、本吐出工程において吐出が可能な温
    度であることを特徴とする液滴吐出方法。
  4. 【請求項4】 前記第1予備吐出工程において、前記機
    能性液体が貯蔵されたタンクから前記機能性液体を前記
    吐出ヘッドに供給する液供給路の全部又は一部を温度T
    1まで加熱することを特徴とする請求項3に記載の液滴
    吐出方法。
  5. 【請求項5】 前記全工程を通じて、前記機能性液体が
    貯蔵されたタンクを温度T2以下で加熱することを特徴
    とする請求項3又は請求項4に記載の液滴吐出方法。
  6. 【請求項6】 前記機能性液体がマイクロレンズの形成
    材料であることを特徴とする請求項1から請求項5の何
    れかに記載の液滴吐出方法。
  7. 【請求項7】 前記機能性液体がカラーフィルタの形成
    材料であることを特徴とする請求項1から請求項5の何
    れかに記載の液滴吐出方法。
  8. 【請求項8】 前記機能性液体が液状の有機エレクトロ
    ルミネッセンス装置の形成材料であることを特徴とする
    請求項1から請求項5の何れかに記載の液滴吐出方法。
  9. 【請求項9】 前記機能性液体が潤滑油であることを特
    徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の液滴吐
    出方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載の液滴吐出方法により製造されたことを特徴とする
    デバイス。
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