JP2003249820A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP2003249820A
JP2003249820A JP2002046894A JP2002046894A JP2003249820A JP 2003249820 A JP2003249820 A JP 2003249820A JP 2002046894 A JP2002046894 A JP 2002046894A JP 2002046894 A JP2002046894 A JP 2002046894A JP 2003249820 A JP2003249820 A JP 2003249820A
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裕幸 武部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 到来する信号を効率よく受信し、両面および
側面から通信することが可能で、右旋円偏波信号および
左旋円偏波信号の両方に対応することが可能な無線通信
装置を提供する。 【解決手段】 第1の共振周波数F1の第1のダイポー
ルアンテナ21と、第1のダイポールアンテナ21に直
交する第2の共振周波数F2の第2のダイポールアンテ
ナ22とを有する円偏波アンテナと、タグIC25とを
誘電体基板23上に設け、円偏波アンテナで信号を受信
し、円偏波アンテナと電気的に接続されるタグIC25
で受信した信号を変調し、変調した信号を円偏波アンテ
ナから送信することができる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円偏波または直線
偏波信号を送受信する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信装置を利用する例として、RF
ID(Radio FrequencyIDentification)システムを取
り上げて説明する。RFIDシステムは、読み出し・書
き込み機能を有する質問器と、応答器とから構成され
る。応答器は、無線タグと呼ばれる。従来、特にマイク
ロ波を利用する通信においては、無線タグとして、バッ
テリを内蔵したタグがよく利用されてきた。最近では、
半導体の進展によって、質問器からの送信電波を検波し
てそれを駆動電力にするバッテリレスタグが登場し、多
くの分野で様々な活用が検討されている。RFIDシス
テムは、構成が簡単であるため、生産ラインまたは倉庫
での物品管理、品物を自動選別するピッキングシステ
ム、郵便配達、および宅配など、FA(FactoryAutomat
ion)、流通および物流分野などの幅広い分野における
応用が検討されている。
【0003】図11は、RFIDシステムの基本構成を
示す図である。RFIDシステムは、質問器61と、無
線タグ62とから構成される。質問器61からの信号
は、質問器61のアンテナから電波として送信される。
質問器61のアンテナから送信された信号は、無線タグ
62のアンテナで受信される。無線タグ62のアンテナ
で受信された信号は、無線タグ62のタグIC(Integr
ated Circuit)で変調される。無線タグ62のタグIC
で変調された信号は、無線タグ62のアンテナから電波
として送信される。無線タグ62のアンテナから送信さ
れた信号は、質問器61のアンテナで受信される。質問
器61のアンテナで受信された信号は、質問器61にお
いて復調される。このようにして、無線タグ62からタ
グ情報が取り出される。
【0004】図12は、従来の技術のダイポールアンテ
ナ66を備える無線通信装置65の平面図である。この
従来の技術の無線通信装置65は、上述のRFIDシス
テムにおいて用いられる無線タグであって、信号を電波
として送受信するダイポールアンテナ66と、タグ処理
機能をもつタグIC67とを有する。この従来の技術の
無線通信装置65は、到来する信号のうち、ダイポール
アンテナ66と平行な電界成分のみを、ダイポールアン
テナ66で受信する。したがって、この従来の技術の無
線通信装置65は、到来する信号の電界方向がダイポー
ルアンテナ66の方向と平行になるように設定された場
合、到来する信号を最も効率よくダイポールアンテナ6
6で受信することができるが、到来する信号の電界方向
がダイポールアンテナ66の方向とずれるにしたがい、
受信効率が低下し、到来する信号の電界方向がダイポー
ルアンテナ66の方向と直交する場合、到来する信号を
ダイポールアンテナ66で受信することはできない。
【0005】RFIDシステムにおいて、個々の移動体
にそれぞれ無線タグを装着する場合、全ての無線タグの
アンテナを所定方向に向け設定することは極めて効率性
が低い。したがって、RFIDシステムにおいては、電
界方向が回転する円偏波を用いるのが望ましいとされて
いる。円偏波信号の送受信を行う円偏波アンテナとして
は、特開昭60−217703号公報に、十字に直交し
た放射素子で構成された円偏波アンテナが示されてい
る。
【0006】また他のアンテナ技術としては、誘電体基
板の一方の表面側に放射面を、他方の表面側に接地面を
有する平面アンテナがある。
【0007】図13は、誘電体基板の一方の表面側に放
射面68を、他方の表面側に接地面69を有する平面ア
ンテナを用いた無線通信装置70を示す図であり、図1
3(a)は無線通信装置70の平面図であり、図13
(b)は無線通信装置70の切断面線I−Iから見た断
面図である。この無線通信装置70は、円偏波信号に対
応することができ、放射面68側に電波を放射する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12に示される従来
の技術では、到来する信号のうち、ダイポールアンテナ
66の方向と平行な電界成分しか受信することができな
いので、到来する信号を効率よく受信することができな
い。
【0009】図13に示される無線通信装置70では、
誘電体基板の他方の表面側に接地面69があるために、
他方の表面側および側方から通信することができない。
また、この無線通信装置70では、円偏波回転方向を容
易に変更することができず、右旋円偏波信号および左旋
円偏波信号の両方に対応することができない。
【0010】本発明の目的は、到来する信号を効率よく
受信し、両面および側面から通信することが可能で、右
旋円偏波信号および左旋円偏波信号の両方に対応するこ
とが可能な無線通信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも誘
電体基板と、前記誘電体基板上に搭載される円偏波アン
テナと、前記円偏波アンテナに電気的に接続される処理
回路とを備え、前記誘電体基板の面と対向した方向から
円偏波または直線偏波信号、および前記誘電体基板の側
方から円偏波または直線偏波信号を受信可能で、円偏波
または直線偏波信号を受信すると、前記誘電体基板の両
面と対向した方向へ互いに逆回転の円偏波信号を送信す
ると同時に、前記誘電体基板の側方へ直線偏波信号を送
信することを特徴とする無線通信装置である。
【0012】本発明に従えば、無線通信装置は、円偏波
アンテナによって、誘電体基板の面と対向した方向か
ら、円偏波または直線偏波信号を受信する。到来する信
号が円偏波信号である場合、本発明の無線通信装置は、
その信号を円偏波信号として受信する。円偏波信号のう
ち一方向の電界成分しか受信することができないと、信
号の損失が発生するが、本発明の無線通信装置は、円偏
波信号を円偏波信号として受信するので、信号の損失が
発生しない。したがって、無線通信装置の受信効率は高
くなる。また、到来した信号が直線偏波信号である場
合、無線通信装置は、その信号の電界方向にかかわら
ず、その信号を受信することができる。したがって、無
線通信装置の方向を厳密に設定する必要がない。
【0013】また無線通信装置は、円偏波アンテナによ
って、誘電体基板の面と対向した方向からだけでなく、
誘電体基板の側方からも円偏波または直線偏波信号を受
信することができる。さらに無線通信装置は、円偏波ア
ンテナによって、対応した円偏波または直線偏波信号を
受信すると、誘電体基板の両面と対向した方向へ互いに
逆回転の円偏波信号を送信すると同時に、誘電体基板の
側方へ直線偏波信号を送信する。したがって、無線通信
装置と通信する他の装置を、無線通信装置に対して様々
な位置に配置することができる。
【0014】また本発明は、前記円偏波アンテナは、第
1の共振周波数(F1)のダイポールアンテナと、該ダ
イポールアンテナに直交して配置される第2の共振周波
数(F2)のダイポールアンテナとを有することを特徴
とする。
【0015】本発明に従えば、円偏波アンテナを2つの
異なる共振周波数のダイポールアンテナによって容易に
実現することができる。
【0016】また本発明は、前記2つのダイポールアン
テナは、メアンダラインであることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、2つのダイポールアンテ
ナは、メアンダラインである。すなわち、2つのダイポ
ールアンテナは、蛇行している。したがって、2つのダ
イポールアンテナが直線形状である場合と比較して、ア
ンテナの一端から他端までの直線距離が短くなり、コン
パクトに構成することができる。
【0018】また本発明は、前記円偏波アンテナは、第
3の共振周波数(F0)のダイポールアンテナと、該ダ
イポールアンテナに直交して配置される第3の共振周波
数(F0)のダイポールアンテナとを有し、該2つのダ
イポールアンテナの給電部にπ/2の位相差をもつ回路
が接続されることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、円偏波アンテナを共振周
波数の等しい2つのダイポールアンテナによって容易に
実現することができる。
【0020】また本発明は、前記2つのダイポールアン
テナは、メアンダラインであることを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、2つのダイポールアンテ
ナは、メアンダラインである。すなわち、2つのダイポ
ールアンテナは、蛇行している。したがって、2つのダ
イポールアンテナが直線形状である場合と比較して、ア
ンテナの一端から他端までの直線距離が短くなり、コン
パクトに構成することができる。
【0022】また本発明は、前記π/2の位相差をもつ
回路は、第3の共振周波数(F0)の電気長の1/4の
線路、平面回路、またはリアクタンス部品であることを
特徴とする。
【0023】また本発明は、前記ダイポールアンテナ
は、弓状またはクランク状に曲げられたアンテナである
ことを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、ダイポールアンテナは、
弓状またはクランク状に曲げられたアンテナである。し
たがって、ダイポールアンテナが直線形状である場合と
比較して、アンテナの一端から他端までの直線距離が短
くなり、コンパクトに構成することができる。
【0025】また本発明は、前記円偏波アンテナと前記
処理回路との間のインピーダンス整合をとるための整合
回路が設けられることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、円偏波アンテナと処理回
路との間のインピーダンス整合をとるための整合回路が
設けられるので、円偏波アンテナと処理回路との間のイ
ンピーダンス不整合による損失を小さくすることができ
る。
【0027】また本発明は、処理回路は、少なくとも変
調部と、情報を蓄積するメモリ部とを有し、メモリ部の
情報を、前記円偏波アンテナで受信した信号で変調部を
使って変調し、変調した信号を送信することを特徴とす
る。
【0028】本発明に従えば、処理回路は、少なくとも
変調部と、情報を蓄積するメモリ部とを有するので、メ
モリ部の情報を、円偏波アンテナで受信した信号で変調
部を使って変調し、送信することができる。つまり、読
み出し可能なRFIDシステムに適用可能である。
【0029】また本発明は、処理回路は、少なくとも復
調部と、情報を蓄積するメモリ部とを有し、前記円偏波
アンテナで受信した信号を復調し、復調情報に基づいて
メモリ部に書き込むことを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、処理回路は、少なくとも
復調部と、情報を蓄積するメモリ部とを有するので、円
偏波アンテナで受信した信号を復調部で復調し、復調情
報に基づいてメモリ部に書き込むことができる。つま
り、書き込み可能なRFIDシステムに適用可能であ
る。
【0031】いずれも、これらのアンテナと処理回路を
基板上で形成する事により、非常に薄形でコンパクトな
無線タグが構築できる。
【0032】また本発明は、到来する左旋円偏波信号に
対しては、左旋円偏波信号に対応する側の面を使用し、
到来する右旋円偏波信号に対しては、裏返して右旋円偏
波信号に対応する反対側の面を使用することを特徴とす
る。
【0033】本発明に従えば、無線通信装置は、左旋円
偏波信号に対応する側の面と、その裏面の右旋円偏波信
号に対応する側の面とを有する。右旋円偏波信号が到来
する場合は、それに対応する側の面を信号が到来する方
向に向け、左旋円偏波信号が到来する場合は、裏返して
それに対応する側の面を信号が到来する方向に向けて使
用される。したがって、到来する信号に対応して裏返す
ことによって、左旋円偏波信号にも右旋円偏波信号にも
対応することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態を説明する。ここでは、無線通信装置として、
RFID(Radio Frequency IDentification)システム
に利用される無線タグを取り上げる。
【0035】まず、本発明の実施の一形態である無線タ
グについて説明する。最初に、図1および図2を用いて
円偏波発生の原理を説明する。その後で、本発明の実施
例として、共振周波数が異なる2つのダイポールアンテ
ナを備え、円偏波信号を送信することができる無線タグ
について説明する。
【0036】図1は、円偏波を発生する1点給電型方形
平面アンテナ10の平面図である。1点給電型方形平面
アンテナ10は、正方形から一対の対向する角部が切り
取られた形状である放射面11を有する。放射面11の
後方には、接地面があるが、図1においては、接地面を
省略している。放射面11には、角部が切り取られるこ
とによって形成される2つの端部15,16と、切り取
られていない2つの角17,18とがある。放射面11
には、端部15と角18との間に給電点12が設けられ
る。放射面11において、角17と角18との間の長さ
はa=(λg/2)+mであり、端部15と端部16と
の間の長さはb=(λg/2)−mである。ただし、λ
gは、放射面11に与えられる信号の周波数F0におけ
る電気長(等価波長)である。
【0037】給電点12から放射面11に対して信号が
与えられると、放射面11に電流が流れ、この電流によ
って電波が発生する。ここで、放射面11に流れる電流
を、直交する2つの電流成分、すなわち角17と角18
とを結ぶ方向の第1電流成分Eaと、端部15と端部1
6とを結ぶ方向の第2電流成分Ebとに分解して考え
る。そして、第1電流成分Eaによって第1電流成分E
aに平行な第1電界成分が生じ、第2電流成分Ebによ
って第2電流成分Ebに平行な第2電界成分が生じると
考える。このように考えたとき、第1電界成分と第2電
界成分との間にπ/2の位相差があれば、放射面11は
円偏波を発生していることになる。したがって、第1電
流成分Eaと第2電流成分Ebとの間にπ/2の位相差
を設けることで、放射面11から円偏波を発生させるこ
とができる。
【0038】図2は、放射面11に与えられる信号の周
波数と、放射面11に流れる電流の位相との関係を示す
図である。放射面11に与えられる信号の周波数F0に
対して、第1電流成分Eaの位相が−45度、第2電流
成分Ebの位相が+45度ずれている。すなわち、第1
電流成分Eaと第2電流成分Ebとの間にπ/2の位相
差がある。図2に示されるように、第1電流成分Ea
は、放射面11に与えられる信号の周波数がF1とき位
相が0度となり、第2電流成分Ebは、放射面11に与
えられる信号の周波数がF2のとき位相が0度となる。
したがって、第1電流成分Eaの方向の共振周波数はF
1であり、第2電流成分Ebの方向の共振周波数はF2
である。なお、共振周波数は長さに依存する。
【0039】以上のことから、第1電流成分Eaの方向
の共振周波数がF1となるように、角17と角18との
間の長さa=(λg/2)+mを設定し、第2電流成分
Ebの方向の共振周波数がF2となるように、端部15
と端部16との間の長さb=(λg/2)−mを設定す
れば、すなわちmの値を設定すれば、放射面11に周波
数F0の信号を与えたときに、円偏波が発生する。
【0040】また、端部16と角18との間に給電点1
3を設けた場合、端部15と角18との間に給電点12
を設けた場合と回転方向が逆の円偏波が発生する。
【0041】図3は、本発明の第1の実施例である無線
タグ1の平面図である。本実施例の無線タグ1は、第1
のダイポールアンテナ21および第2のダイポールアン
テナ22を有する円偏波アンテナと、誘電体基板23
と、処理回路であるタグIC(Integrated Circuit)2
5とを備える。
【0042】第1のダイポールアンテナ21は直線形状
であり、その長さはほぼa=(λg/2)+mである。
第2のダイポールアンテナ22は直線形状であり、その
長さはほぼb=(λg/2)−mである。ただし、λg
は、周波数F0における電気長である。また、mは、周
波数F0の信号が与えられたときに、第1のダイポール
アンテナ21を流れる電流の位相が−45度ずれ、第2
のダイポールアンテナ22を流れる電流の位相が+45
度ずれるように選択される。第1のダイポールアンテナ
21は、周波数F0より小さい周波数F1においてほぼ
共振し、第2のダイポールアンテナ22は、周波数F0
より大きい周波数F2においてほぼ共振する。つまり、
第1のダイポールアンテナ21の共振周波数はF1であ
り、第2のダイポールアンテナ22の共振周波数はF2
である。
【0043】共振周波数F1の第1のダイポールアンテ
ナ21と、共振周波数F2の第2のダイポールアンテナ
22とは、直交して誘電体基板23上に搭載される。第
1のダイポールアンテナ21が有する2つの給電部のう
ち一方と、第2のダイポールアンテナ22が有する2つ
の給電部のうち一方とは、電気的に接続され、第1の給
電端子が形成される。同様に、第1のダイポールアンテ
ナ21が有する2つの給電部のうち他方と、第2のダイ
ポールアンテナ22が有する2つの給電部のうち他方と
は、電気的に接続され、第2の給電端子が形成される。
【0044】タグIC25は、この第1の給電端子およ
び第2の給電端子と接続される。したがって、タグIC
25と、第1のダイポールアンテナ21および第2のダ
イポールアンテナ22とは、第1の給電端子および第2
の給電端子を介して接続される。タグIC25は、復調
部と、変調部と、情報を蓄積するメモリ部とを有する。
タグIC25は、受信された信号を復調部で復調する。
復調された情報が応答命令の場合、タグIC25は、そ
の命令に対応するメモリ部の情報をもとに、変調部で信
号を変調し、変調した信号を第1のダイポールアンテナ
21および第2のダイポールアンテナ22から送信す
る。また、復調された情報が書き込み命令の場合、タグ
IC25は、指定された情報をメモリ部に書き込む。タ
グIC25は、応答命令および書き込み命令の両方に対
応する機能を有する必要はなく、応答命令に対応する機
能のみを有するとしてもよい。
【0045】本実施例の無線タグ1は、信号を自ら送信
することはなく、到来する信号を第1のダイポールアン
テナ21および第2のダイポールアンテナ22で受信
し、ICタグ25でその信号に変調を与え、変調した信
号を第1のダイポールアンテナ21および第2のダイポ
ールアンテナ22から送信する。
【0046】本実施例の無線タグ1は、左旋円偏波信号
に対応する側の面と、その裏面の右旋円偏波信号に対応
する側の面とを有し、右旋円偏波信号が到来する場合
は、それに対応する側の面を信号が到来する方向に向
け、左旋円偏波信号が到来する場合は、裏返してそれに
対応する側の面を信号が到来する方向に向けて使用され
る。したがって、到来する信号に対応して裏返すことに
よって、左旋円偏波信号にも右旋円偏波信号にも対応す
ることができる。
【0047】本実施例の無線タグ1は、側方から見た場
合、第1のダイポールアンテナ21または第2のダイポ
ールアンテナ22の長さ方向を見ることができ、したが
って側方から直線偏波信号を送信することができる。
【0048】図4は、本発明の第2の実施例である無線
タグ2の平面図である。なお、前述の第1の実施例と対
応する部分には、同一の参照符号を付す。ただし、図4
では、誘電体基板23を省略している。本実施例の無線
タグ2は、タグIC25と、第1のダイポールアンテナ
21および第2のダイポールアンテナ22との間に整合
回路26が設けられる。
【0049】整合回路26は、タグIC25と、第1の
ダイポールアンテナ21および第2のダイポールアンテ
ナ22との間のインピーダンス整合をとる。具体的に説
明すると、整合回路26は、タグIC25の端子に対し
て、タグIC25側のインピーダンスと、第1のダイポ
ールアンテナ21および第2のダイポールアンテナ22
側のインピーダンスとを共役関係に合わせる。この整合
回路26によって、タグIC25と、第1のダイポール
アンテナ21および第2のダイポールアンテナ22との
間のインピーダンス不整合による損失を小さくすること
ができる。この整合回路26としては、平面回路でもよ
いし、リアクタンス部品などでもよい。
【0050】図5は、本発明の第3の実施例である無線
タグ3の平面図である。なお、前述の第1の実施例と対
応する部分には、同一の参照符号を付す。本実施例の無
線タグ3は、直線形状の第1のダイポールアンテナ21
および第2のダイポールアンテナ22に代えて、中心部
から互いに離反する2方向にそれぞれ弓状に曲がって延
びる第1のダイポールアンテナ31および第2のダイポ
ールアンテナ32が設けられる。第1のダイポールアン
テナ31の長さはほぼa=(λg/2)+mであり、第
2のダイポールアンテナ32の長さはほぼb=(λg/
2)−mである。
【0051】弓状に曲げられた第1のダイポールアンテ
ナ31は、直線形状のダイポールアンテナ21に比べ
て、一端から他端までの直線距離が短い。弓状に曲がっ
て延びる第2のダイポールアンテナ32は、直線形状の
ダイポールアンテナ22に比べて、一端から他端までの
直線距離が短い。したがって、無線タグの小型化が可能
となる。
【0052】図6は、本発明の第4の実施例である無線
タグ4の平面図である。なお、前述の第1の実施例と対
応する部分には、同一の参照符号を付す。本実施例の無
線タグ4は、直線形状の第1のダイポールアンテナ21
および第2のダイポールアンテナ22に代えて、中心部
から互いに離反する2方向にそれぞれ直線状に延び、そ
れぞれ途中で略直角に曲がってさらに直線状に延びるク
ランク状に曲げられた第1のダイポールアンテナ33お
よび第2のダイポールアンテナ34が設けられる。第1
のダイポールアンテナ33の長さはほぼa=(λg/
2)+mであり、第2のダイポールアンテナ34の長さ
はほぼb=(λg/2)−mである。
【0053】クランク状に曲げられた第1のダイポール
アンテナ33は、直線形状のダイポールアンテナ21に
比べて、一端から他端までの直線距離が短い。クランク
状に曲げられた第2のダイポールアンテナ34は、直線
形状のダイポールアンテナ22に比べて、一端から他端
までの直線距離が短い。したがって、無線タグの小型化
が可能となる。
【0054】図7は、本発明の第5の実施例である無線
タグ5の平面図である。なお、前述の第1の実施例と対
応する部分には、同一の参照符号を付す。本実施例の無
線タグ5は、直線形状の第1のダイポールアンテナ21
および第2のダイポールアンテナ22に代えて、中央部
から互いに離反する2方向にそれぞれ延びるとき、複数
回略直角に蛇行して曲がるメアンダラインである第1の
ダイポールアンテナ35および第2のダイポールアンテ
ナ36が設けられる。第1のダイポールアンテナ35の
長さはほぼa=(λg/2)+mであり、第2のダイポ
ールアンテナ36の長さはほぼb=(λg/2)−mで
ある。
【0055】メアンダラインである第1のダイポールア
ンテナ35は、弓状に曲げられた第1のダイポールアン
テナ31およびクランク状に曲げられた第1のダイポー
ルアンテナ33に比べて、一端から他端までの直線距離
が短い。メアンダラインである第2のダイポールアンテ
ナ36は、弓状に曲げられた第2のダイポールアンテナ
32およびクランク状に曲げられた第2のダイポールア
ンテナ34に比べて、一端から他端までの直線距離が短
い。したがって、無線タグのさらなる小型化が可能とな
る。
【0056】次に、本発明の実施の他の形態である無線
タグについて説明する。最初に、図8を用いて円偏波発
生の原理を説明する。その後で、本発明の実施例とし
て、共振周波数が等しい2つのダイポールアンテナを備
え、円偏波信号を送信することができる無線タグについ
て説明する。
【0057】図8は、円偏波を発生する2点給電型方形
平面アンテナ40の平面図である。2点給電型方形平面
アンテナ40は、各辺の長さがほぼc=λg/2である
正方形の放射面41を有し、放射面41の隣り合う端部
のそれぞれの中心に給電点45,46が設けられ、該給
電点45,46から互いにπ/2の位相差をもつ信号が
与えられる。ただし、λgは、放射面41に与えられる
信号の周波数F0における電気長である。放射面41の
後方には、接地面があるが、図8においては、接地面を
省略している。
【0058】放射面41に対して、給電点45,46か
ら互いにπ/2の位相差をもつ信号が与えられると、互
いに直交してπ/2の位相差をもつ2つの電流成分E
a,Ebが生じ、この電流成分Ea,Ebによって、互
いに直交してπ/2の位相差をもつ電界成分が生じる。
このようにして円偏波が発生する。
【0059】図9は、本発明の第6の実施例である無線
タグ6の平面図である。なお、前述の第1の実施例と対
応する部分には、同一の参照符号を付す。本実施例の無
線タグ6は、第1のダイポールアンテナ21および第2
のダイポールアンテナ22に代えて、長さがほぼc=λ
g/2である第3のダイポールアンテナ51と第4のダ
イポールアンテナ52とが設けられる。ただし、λg
は、周波数F0における電気長である。
【0060】第3のダイポールアンテナ51および第4
のダイポールアンテナ52は、互いに直交して誘電体基
板23上に搭載される。第3のダイポールアンテナ51
が有する2つの給電部のうち一方と、第4のダイポール
アンテナ52が有する2つの給電部のうち一方とは、共
振周波数F0の電気長の1/4の線路である遅延ライン
53を介して電気的に接続され、第1の給電端子が形成
される。同様に、第3のダイポールアンテナ51が有す
る2つの給電部のうち他方と、第4のダイポールアンテ
ナ52が有する2つの給電部のうち他方とは、遅延ライ
ン53を介して電気的に接続され、第2の給電端子が形
成される。遅延ライン53は、π/2の位相差をもつ回
路である。遅延ライン53の代わりに、平面回路または
リアクタンス部品を用いてもよい。
【0061】タグIC25は、この第1の給電端子およ
び第2の給電端子と接続される。したがって、タグIC
25と、第1のダイポールアンテナ21および第2のダ
イポールアンテナ22とは、第1の給電端子および第2
の給電端子を介して接続される。
【0062】図10は、本発明の第7の実施例である無
線タグ7の平面図である。なお、前述の第6の実施例と
対応する部分には、同一の参照符号を付す。本実施例の
無線タグ7は、直線形状の第3のダイポールアンテナ5
1および第4のダイポールアンテナ52に代えて、中央
部から互いに離反する2方向にそれぞれ延びるとき、複
数回略直角に蛇行して曲がるメアンダラインである第3
のダイポールアンテナ55および第4のダイポールアン
テナ56が設けられる。第3のダイポールアンテナ55
および第4のダイポールアンテナ56の長さは、ほぼc
=λg/2である。
【0063】メアンダラインである第3のダイポールア
ンテナ55および第4のダイポールアンテナ56は、直
線形状の第3のダイポールアンテナ51および第4のダ
イポールアンテナ52に比べて、一端から他端までの直
線距離が短い。したがって、無線タグの小型化が可能と
なる。
【0064】また、直線形状の第3のダイポールアンテ
ナ51および第4のダイポールアンテナ52の代わり
に、図5に示される第3の実施例のように弓状または図
6に示される第4の実施例のようにクランク状に曲げら
れた第3のダイポールアンテナおよび第4のダイポール
アンテナを設けてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無線通信
装置は、円偏波アンテナによって、誘電体基板の面と対
向した方向から、円偏波または直線偏波信号を受信す
る。到来した信号が円偏波信号である場合、本発明の無
線通信装置は、円偏波信号を円偏波信号として受信する
ので、信号の損失が発生しない。したがって無線通信装
置は、到来した信号を効率よく受信することができる。
また、到来した信号が直線偏波信号である場合、無線通
信装置は、その信号の電界方向にかかわらず、その信号
を受信することができる。したがって、無線通信装置の
方向を厳密に設定する必要がない。
【0066】また本発明の無線通信装置は、円偏波アン
テナによって、誘電体基板の面と対向した方向からだけ
でなく、誘電体基板の側方からも円偏波または直線偏波
信号を受信することができる。さらに無線通信装置は、
円偏波アンテナによって、円偏波または直線偏波信号を
受信すると、誘電体基板の両面と対向した方向へ互いに
逆回転の円偏波信号を送信すると同時に、誘電体基板の
側方へ直線偏波信号を送信する。したがって、無線通信
装置と通信する他の装置を、無線通信装置に対して様々
な位置に配置することができる。
【0067】また本発明によれば、円偏波アンテナを2
つの異なる共振周波数のダイポールアンテナによって容
易に実現することができる。
【0068】また本発明によれば、2つダイポールアン
テナは、メアンダラインである。すなわち、2つのダイ
ポールアンテナは、蛇行している。したがって、2つの
ダイポールアンテナが直線形状である場合と比較して、
アンテナの一端から他端までの直線距離が短くなり、コ
ンパクトに構成することができる。
【0069】また本発明によれば、円偏波アンテナを共
振周波数の等しい2つのダイポールアンテナによって容
易に実現することができる。
【0070】また本発明によれば、2つのダイポールア
ンテナは、メアンダラインである。すなわち、2つのダ
イポールアンテナは、蛇行している。したがって、2つ
のダイポールアンテナが直線形状である場合と比較し
て、アンテナの一端から他端までの直線距離が短くな
り、コンパクトに構成することができる。
【0071】また本発明によれば、π/2の位相差をも
つ回路は、共振周波数F0の電気長の1/4の線路、平
面回路、またはリアクタンス部品によって容易に構成す
ることができる。
【0072】また本発明によれば、ダイポールアンテナ
は、弓状またはクランク状に曲げられたアンテナであ
る。したがって、ダイポールアンテナが直線形状である
場合と比較して、アンテナの一端から他端までの直線距
離が短くなり、コンパクトに構成することができる。
【0073】また本発明によれば、円偏波アンテナと処
理回路との間のインピーダンス整合をとるための整合回
路が設けられるので、円偏波アンテナと処理回路との間
のインピーダンス不整合による損失を小さくすることが
できる。
【0074】また本発明によれば、処理回路は、少なく
とも変調部と、情報を蓄積するメモリ部とを有するの
で、メモリ部の情報を、円偏波アンテナで受信した信号
で変調部を使って変調し、送信することができる。つま
り、読み出し可能なRFIDシステムに適用可能であ
る。
【0075】また本発明によれば、処理回路は、少なく
とも復調部と、情報を蓄積するメモリ部とを有するの
で、円偏波アンテナで受信した信号を復調部で復調し、
復調情報に基づいてメモリ部に書き込むことができる。
つまり、書き込み可能なRFIDシステムに適用可能で
ある。
【0076】また本発明によれば、無線通信装置は、左
旋円偏波信号に対応する側の面と、その裏面の右旋円偏
波信号に対応する側の面とを有する。右旋円偏波信号が
到来する場合は、それに対応する側の面を信号が到来す
る方向に向け、左旋円偏波信号が到来する場合は、裏返
してそれに対応する側の面を信号が到来する方向に向け
て使用される。したがって、到来する信号に対応して裏
返すことによって、左旋円偏波信号にも右旋円偏波信号
にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円偏波を発生する1点給電型方形平面アンテナ
10の平面図である。
【図2】放射面11に与えられる信号の周波数と、放射
面11に流れる電流の位相との関係を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例である無線タグ1の平面
図である。
【図4】本発明の第2の実施例である無線タグ2の平面
図である。
【図5】本発明の第3の実施例である無線タグ3の平面
図である。
【図6】本発明の第4の実施例である無線タグ4の平面
図である。
【図7】本発明の第5の実施例である無線タグ5の平面
図である。
【図8】円偏波を発生する2点給電型方形平面アンテナ
40の平面図である。
【図9】本発明の第6の実施例である無線タグ6の平面
図である。
【図10】本発明の第7の実施例である無線タグ7の平
面図である。
【図11】RFIDシステムの基本構成を示す図であ
る。
【図12】従来の技術のダイポールアンテナ66を備え
る無線通信装置65の平面図である。
【図13】誘電体基板の一方の表面側に放射面68を、
他方の表面側に接地面69を有する平面アンテナを用い
た無線通信装置70を示す図であり、図13(a)は無
線通信装置70の平面図であり、図13(b)は無線通
信装置70の切断面線I−Iから見た断面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7 無線タグ 21,31,33,35 第1のダイポールアンテナ 22,32,34,36 第2のダイポールアンテナ 23 誘電体基板 25 タグIC 26 整合回路 51,55 第3のダイポールアンテナ 52,56 第4のダイポールアンテナ 53 遅延ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B035 AA00 AA07 BB09 BC00 CA23 5J021 AA02 AA09 AA12 AB03 AB06 CA04 DB04 EA01 FA04 FA05 FA32 GA02 HA06 JA05 JA06 JA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも誘電体基板と、前記誘電体基
    板上に搭載される円偏波アンテナと、前記円偏波アンテ
    ナに電気的に接続される処理回路とを備え、 前記誘電体基板の面と対向した方向から円偏波または直
    線偏波信号、および前記誘電体基板の側方から円偏波ま
    たは直線偏波信号を受信可能で、円偏波または直線偏波
    信号を受信すると、前記誘電体基板の両面と対向した方
    向へ互いに逆回転の円偏波信号を送信すると同時に、前
    記誘電体基板の側方へ直線偏波信号を送信することを特
    徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記円偏波アンテナは、第1の共振周波
    数(F1)のダイポールアンテナと、該ダイポールアン
    テナに直交して配置される第2の共振周波数(F2)の
    ダイポールアンテナとを有することを特徴とする請求項
    1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記2つのダイポールアンテナは、メア
    ンダラインであることを特徴とする請求項2記載の無線
    通信装置。
  4. 【請求項4】 前記円偏波アンテナは、第3の共振周波
    数(F0)のダイポールアンテナと、該ダイポールアン
    テナに直交して配置される第3の共振周波数(F0)の
    ダイポールアンテナとを有し、該2つのダイポールアン
    テナの給電部にπ/2の位相差をもつ回路が接続される
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記2つのダイポールアンテナは、メア
    ンダラインであることを特徴とする請求項4記載の無線
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記π/2の位相差をもつ回路は、第3
    の共振周波数(F0)の電気長の1/4の線路、平面回
    路、またはリアクタンス部品であることを特徴とする請
    求項4または5記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記ダイポールアンテナは、弓状または
    クランク状に曲げられたアンテナであることを特徴とす
    る請求項2〜6のいずれか1つに記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記円偏波アンテナと前記処理回路との
    間のインピーダンス整合をとるための整合回路が設けら
    れることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1つに記
    載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 処理回路は、少なくとも変調部と、情報
    を蓄積するメモリ部とを有し、メモリ部の情報を、前記
    円偏波アンテナで受信した信号で変調部を使って変調
    し、変調した信号を送信することを特徴とする請求項1
    記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 処理回路は、少なくとも復調部と、情
    報を蓄積するメモリ部とを有し、前記円偏波アンテナで
    受信した信号を復調し、復調情報に基づいてメモリ部に
    書き込むことを特徴とする請求項1記載の無線通信装
    置。
  11. 【請求項11】 到来する左旋円偏波信号に対しては、
    左旋円偏波信号に対応する側の面を使用し、到来する右
    旋円偏波信号に対しては、裏返して右旋円偏波信号に対
    応する反対側の面を使用することを特徴とする請求項1
    記載の無線通信装置。
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