JP2003246544A - テープ自動貼着装置 - Google Patents

テープ自動貼着装置

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JP2003246544A
JP2003246544A JP2002042607A JP2002042607A JP2003246544A JP 2003246544 A JP2003246544 A JP 2003246544A JP 2002042607 A JP2002042607 A JP 2002042607A JP 2002042607 A JP2002042607 A JP 2002042607A JP 2003246544 A JP2003246544 A JP 2003246544A
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Japan
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tape
automatic
adherend
conveyor
sticking device
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JP2002042607A
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Tsutomu Kawajiri
勉 川尻
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MEIHAN KK
Original Assignee
MEIHAN KK
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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】テープ貼着作業を効率的に行うことができると
共に、構造が簡素で極めて低廉なテープ自動貼着装置を
提供する。 【解決手段】本発明のテープ自動貼着装置1は、被貼着
体を搬送するためのコンベア2と、コンベア2が構成す
る被貼着体搬送路3に設けられ、所要長のテープを供給
するためのテープ供給装置4とを有し、テープ供給装置
4は、コンベア2によって搬送される被貼着体に貼着可
能な位置に所要長のテープを供給するように構成配置さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタイル等を
連結する際に使用して好適なテープ自動貼着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、タイル等を内外装材として使
用する場合、図10に示すように、例えば一端縁を45
゜で面取りした一対のタイル51,52を並置し、タイ
ルの表面側に連結テープ53を貼着して連結した後、図
11に示すように、一方のタイルを起立させ、接合面に
接着剤54を充填して出隅部などに用いるL字型タイル
を形成することがしばし行われている。この場合、連結
テープ53は、接合に際して2つのタイルを連結してL
字の形態を保持すると共に、マスキングテープとして表
面側に接着剤が流出することを防止するために使用され
る。そして、このようなL字型タイルを形成する工程の
うち、一対のタイルをテープで連結する工程は手作業で
行われることが多く、最近になってコンベアでタイルを
搬送しながら順次、テープを貼着するテープ自動貼着装
置が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、手作業では作
業効率が極めて悪く、多大な作業時間と手間を要する。
また、従来のテープ自動貼着装置は、タイルなどの被貼
着体にテープを貼着した後に、テープを所要長に切断す
る方式を採用しているため、テープ切断時にはコンベア
を停止させるなどして、切断手段とコンベアの動作を同
調させるよう制御しなければならず、その分、構造や制
御が複雑化して装置が高価なものとなっていた。
【0004】そこで、本発明の課題は、テープ貼着作業
を効率的に行うことができると共に、構造が簡素で極め
て低廉なテープ自動貼着装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
は、被貼着体を搬送するためのコンベアと、該コンベア
が構成する被貼着体搬送路に設けられ、所要長のテープ
を供給するためのテープ供給装置とを有し、該テープ供
給装置は、前記コンベアによって搬送される被貼着体に
貼着可能な位置に前記所要長のテープを供給するように
構成配置されていることを特徴とするテープ自動貼着装
置である。
【0006】前記テープ供給装置は、テープの長さを任
意に設定可能な操作部と、設定長に切断されたテープの
一端を外方に延出した状態で待機させるテープ供給部
と、該テープ供給部におけるテープの有無を検出するた
めのテープ検出手段と、前記操作部からの入力データに
基づいてテープを設定長に切断して当該テープを前記テ
ープ供給部に待機させる制御と、前記テープ検出手段か
らのテープ無しとの信号に基づいてテープを切断して前
記テープ供給部に次のテープを待機させる制御とを行う
制御部とを有していることが好ましい。前記テープ供給
装置は、前記テープ自動貼着装置に着脱自在に取り付け
られていることが好ましい。前記テープ自動貼着装置
は、被貼着体とテープの接触時にテープを押圧して被貼
着体に貼着するためのテープ押さえ手段を有しているこ
とが好ましい。前記コンベアは、被貼着体を搬送するた
めの複数の搬送パレットを有し、該搬送パレットは、前
記所要長に切断されたテープを侵入可能とする切り欠き
部を下流側部位に備えていることが好ましい。前記搬送
パレットは、上流側部位に、上方に向かって延出した延
出部を備えた縦断面L字型板にて構成されており、前記
延出部は、前記テープ押さえ手段による押圧を回避する
ための凹部を有していることが好ましい。前記テープ自
動貼着装置は、前記被貼着体搬送路において前記テープ
供給装置の下流側に、前記コンベアによる前記被貼着体
の搬送に随伴して回転する環状ブラシからなるテープ加
圧手段を有していることが好ましい。
【0007】本発明のテープ自動貼着装置は、テープ供
給装置が、コンベアによって搬送されてくる被貼着体に
貼着可能な位置において、所要長のテープを順次供給す
るよう配置されているため、従来のテープ自動貼着装置
のように、テープ切断時にコンベアを停止させるなどし
て切断手段とコンベアの動作を同調させる必要もなく、
簡素な構造および制御にて効率的にテープ貼着作業を行
うことができると共に、極めて低廉に提供できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテープ自動貼着装
置を図1ないし図9に示した一実施例を用いて説明す
る。図1は本発明のテープ貼着装置の一実施例の斜視図
であり、図2は図1に示したテープ貼着装置の使用され
るテープ供給装置の斜視図であり、図3は図2に示した
テープ供給装置の操作部の拡大図であり、図4は図2に
示したテープ供給装置のテープ供給部の正面拡大図であ
り、図5は図1に示したテープ貼着装置からテープ供給
装置を取り外した状態を示す斜視図であり、図6は図1
のテープ貼着装置におけるテープ供給装置装着部の拡大
斜視図であり、図7は図1に示したテープ貼着装置にお
ける被貼着体配置部付近の部分拡大平面図であり、図8
は図1に示したテープ貼着装置を被貼着体配置部側から
観た拡大側面図であり、図9は図1に示したテープ貼着
装置の作用を示すための背面側部分拡大図である。
【0009】この実施例のテープ自動貼着装置1は、図
1に示すように、被貼着体を搬送するためのコンベア2
と、コンベア2が構成する被貼着体搬送路3に設けら
れ、所要長のテープを供給するためのテープ供給装置4
とを有し、テープ供給装置4は、コンベア2によって搬
送される被貼着体に貼着可能な位置に所要長のテープを
供給するように構成配置されている。以下、各構成につ
いて順次説明する。
【0010】コンベア2は、被貼着体を搬送するための
ものであり、駆動モータ5により、図1中F方向に回転
するように構成されている。より具体的には、この実施
例のコンベア2には21枚の搬送パレット6が取り付け
られており、この搬送パレット6に例えばタイルなどの
被貼着体を載置して搬送する構造に構成されている。ま
た、コンベアの回転始動および停止は、コンベア駆動ス
イッチ7の押圧により操作可能に構成されている。
【0011】テープ供給装置4は、コンベア2によって
搬送されてくる被貼着体に順次所要長のテープを供給す
るためのものであり、コンベア2が構成する被貼着体搬
送路3に設けられている。この実施例では、テープ供給
装置4は、被貼着体搬送路3の上方に取り付けられてお
り、テープが下方に向かって、かつ搬送される被貼着体
に貼着可能な位置に垂下するように配置されている。
【0012】このように、本発明のテープ自動貼着装置
では、コンベア2によって搬送されてくる被貼着体に順
次所要長のテープを供給し、被貼着体は当該搬送過程に
おいてそのテープと接触して貼着される方式を採用して
いるため、従来のテープ自動貼着装置のように、テープ
切断時にコンベアを停止させるなどして切断手段とコン
ベアの動作を同調させる必要がなく、コンベアと切断手
段間の動作制御が不要であると共に、コンベア2を間歇
駆動させる必要もなく連続駆動でも可能であるため、構
造が簡素で極めて低廉なテープ自動貼着装置を構成でき
る。なお、本発明のテープ自動貼着装置は、被貼着体と
してタイルなどの板状体にテープを貼着する際に用いて
好適であるが、これに限定されるものではなく、コンベ
アにて搬送しテープ供給装置にて貼着可能な被貼着体で
あれば、どのようなものに対して使用してもよい。
【0013】テープ供給装置4は、図2ないし図4に示
すように、テープの長さを任意に設定可能な操作部8
と、設定長に切断されたテープの一端を外方に延出した
状態で待機させるテープ供給部9と、テープ供給部9に
おけるテープの有無を検出するためのテープ検出手段1
0と、操作部8からの入力データに基づいてテープを設
定長に切断して当該テープをテープ供給部9に待機させ
る制御と、テープ検出手段10からのテープ無しとの信
号に基づいてテープを切断してテープ供給部9に次のテ
ープを待機させる制御とを行う制御部11とを有してい
る。
【0014】操作部8は、図2に示すように、ハウジン
グ4aの上面部に設けられており、図3に示すように、
貼着するテープの長さを任意に設定可能に構成されてい
る。具体的には、テープの長さを設定する場合には、表
示部8aを目視しながらcmボタン8bとmmボタン8
cを押圧して所要の長さに設定する。図3の状態はテー
プ長を12.3cmに設定した状態を示しており、cm
ボタン8bにて12が設定され、mmボタン8cにて3
が設定されて123が表示部8aに表示されている。
【0015】テープ供給部9は、設定長に切断されたテ
ープの一端を外方に延出した状態で待機させる部位であ
り、図4に示すように、設定された長さのテープを外方
に導出させるためのテープ導出口9aと、テープ導出口
9aから導出されたテープを切断するための上下カッタ
ー9b,9cと、切断されたテープの粘着作用によりテ
ープを待機状態で保持するテープ保持部9dとを有して
いる。
【0016】また、このテープ供給部9には、テープ供
給部9(より具体的にはテープ保持部9d)におけるテ
ープの有無を検出するためのテープ検出手段10が設け
られている。
【0017】制御部11は、テープを供給するための各
種制御を行う部位であり、図2に示すようにハウジング
4a内に設けられている。この制御部11は、各部と電
気的に接続されており、操作部8からの入力データ(設
定値)に基づいて、テープを設定長に切断して当該テー
プをテープ供給部9に待機させる制御を行う。
【0018】具体的には、制御部11は、巻回テープ3
0を装着したリール12を回転させるためのモーター
(図示しない)を回転制御して、設定長のテープをテー
プ供給部9のテープ導出口9aから導出させる。その
後、テープ切断手段である上下カッター9b,9cをそ
れぞれ上下に移動制御してテープを切断してテープ保持
部9dに付着させる。
【0019】また、制御部11は、テープ検出手段10
からのテープ無しとの信号に基づいて、上記制御を繰り
返し行い、テープ供給部9のテープ保持部9dに次のテ
ープを待機させる。
【0020】なお、この実施例に使用されているテープ
供給装置4は、既存のテープ供給装置(ニチバン株式会
社製電子テープカッター)を使用することができ、それ
によってより低廉なテープ自動貼着装置を構成できる。
【0021】また、この実施例のテープ供給装置4は、
テープ自動貼着装置1に着脱自在に取り付けられてい
る。これにより、テープ供給装置4が故障した場合でも
テープ供給装置のみを取り替えることができ、またテー
プ供給装置4を取り外してテープ供給装置として他の用
途に使用することもできる。
【0022】具体的には、テープ供給装置4は、図5に
示すように、本体フレーム1a,1bに架設されたテー
プ供給装置配置部13に配置可能に構成されており、こ
のテープ供給装置配置部13は中央付近にテープ供給装
置装着部14を備えている。
【0023】テープ供給装置装着部14は、テープ供給
装置4を正面側を下向きにした状態(テープ供給部9が
下向きになる状態)で載置可能となるように、図6に示
すようなテープ供給装置載置部14aを有している。ま
た、テープ供給装置装着部14は、テープ供給装置4を
載置した状態でテープ供給部9が下方に向かって露呈す
るための切り欠き口14bを有している。
【0024】なお、この実施例の切り欠き口14aは、
テープ供給部9全体が下方に向かって露呈するように、
テープ供給部9を象った形態に形成されているが、これ
に限定されるものではなく、少なくともテープ供給装置
4から供給されるテープが下方に向かって垂下する切り
欠き口であればよく、また、切り欠き口に限定されるも
のではなく、テープ供給装置4から供給されるテープが
下方に向かって垂下可能な構造であれば、テープ供給装
置装着部はどのような構造のものでもよい。また、この
実施例のテープ供給装置装着部14は、回動レバー15
を回動させることにより被貼着体の肉厚や長さに応じて
昇降可能に構成されている。
【0025】また、テープ自動貼着装置1は、被貼着体
とテープとがより確実に接触するためのテープ押さえ手
段16を有している。具体的には、この実施例のテープ
押さえ手段16は、図6に示すように、テープ供給装置
装着部14の両側部にそれぞれ設けられた軸部材16
a,16bにより回動可能に設けられたアーム16c,
16dと、アーム16c,16dの先端部に架橋され回
動可能に取り付けられたシャフトと、図8に示すよう
に、該シャフトの略中央付近を環状に被覆するように設
けられたテープ押さえローラー16eと、テープ押さえ
ローラー16eの両側にて、それぞれシャフトを環状に
被覆するように取り付けられた被貼着体浮き上がり防止
部材16f,16gとから構成されている。
【0026】テープ押さえローラー16eは、テープに
接触して軽く押圧するための部材であり、シャフトに対
して回動可能に取り付けられており、テープの非粘着面
側に接触しならがら回転するよう、表面が滑面でないこ
とが好ましく、かつ被貼着体の凹凸面にも対応できる程
度の粗面を有する弾性部材が好適である。なお、この実
施例のテープ押さえローラー16eはスポンジが使用さ
れているが、ゴム、エラストマーなどでもよい。
【0027】被貼着体浮き上がり防止部材16f,16
gは、テープ押さえローラー16eが被貼着体にテープ
を貼着する際に、被貼着体が浮き上がることを防止する
ための部材であり、シャフトに対して回動可能に取り付
けられており、貼着時に被貼着体が浮き上がらないだけ
の重量を有している。なお、この実施例の被貼着体浮き
上がり防止部材16f,16gは、真鍮にて形成されて
いるが、ある程度の重量を有するものであればどのよう
なもので形成されていてもよい。本発明のテープ自動貼
着装置1は、このようなテープ押さえローラー16eお
よび被貼着体浮き上がり防止部材16f,16gによ
り、確実かつより正確な部位にテープを貼着することが
できる。
【0028】そして、図9に示すように、垂下するテー
プ30aの搬送方向下流側において、テープ押さえロー
ラー16eが搬送方向に直交する方向に延在して配置さ
れており、被貼着体が搬送されてくると、このテープ押
さえローラー16eがテープ30aを後方(下流側)か
ら軽く押圧しつつ回転する。なお、この際にテープ押さ
えローラー16eの初期位置の高さと被貼着体の上面の
高さが相違する場合は、アーム16c,16dが上下し
て、テープ押さえローラー16eの高さが調節され被貼
着体の上面を回転するように構成されている。
【0029】さらに、テープ自動貼着装置1のコンベア
2に取り付けられた複数の搬送パレット6はそれぞれ、
図1に示すように、テープ30aを侵入可能とする切り
欠き部6aを下流側部位に備えている。具体的には、こ
の実施例の切り欠き部6aは、矩形に形成されており、
テープ30aが垂下する付近にそれぞれ設けられてい
る。これにより、テープ30aが切り欠き部6内に侵入
して、搬送パレット6の水平板面6bの下方にまで垂下
して待機するため、被貼着体とテープとをより確実に接
触させることができる。
【0030】また、搬送パレット6は、図1に示すよう
に、上流側部位に、上方に向かって延出した延出部6c
を備えた縦断面L字型板にて構成されており、この延出
部6cは、図8に示すように、テープ押さえローラー1
6eによる押圧を回避するための凹部(下方側に向かっ
て切り欠かれた窪み)6dを有している。これにより、
被貼着体が載置されていない搬送パレット6が送られて
きた場合、テープ押さえローラー16eによって延出部
6cの上端面にテープが貼着されてしまうことを回避で
きる。
【0031】さらに、テープ自動貼着装置1は、図1に
示すように、被貼着体搬送路3においてテープ供給装置
4の下流側に、コンベア2による被貼着体の搬送に随伴
して回転する環状ブラシからなるテープ加圧手段17を
有している。これにより、被貼着体にテープをより確実
に貼着できると共に、テープ加圧手段に駆動手段を設け
ないため、より簡素で低廉なテープ自動貼着装置とな
る。
【0032】具体的には、この実施例のテープ加圧手段
17は、1つの環状ブラシからなり、本体フレーム1b
に固定された加圧手段取付部18に回動可能に取り付け
られている。ただし、テープ加圧手段17はこれに限定
されるものではなく、例えば複数の環状ブラシを有する
ものでもよく、また、複数の環状ブラシを設ける場合
は、上流側に被貼着体およびテープを軽く押圧する環状
ブラシを設け、下流側により強く押圧する環状ブラシを
設けてもよい。
【0033】また、テープ自動貼着装置1は、図7に示
すように、上流側に被貼着体配置部21を有している。
この被貼着体配置区域21には、コンベア2の上方を横
断するように本体フレーム1a,1b間に架設された横
フレーム22が設けられており、この横フレーム22を
介して搬送方向に延びるスペーサー19が取り付けられ
ている。このスペーサー19は、L字型タイルを形成す
る際に、2枚タイルの間に間隙を設けるための部材であ
り、作業者がタイルを配置する際の基準とするものであ
る。具体的には、作業者は、図7に示すように、スペー
サー19の両側にそれぞれ、タイルの表面側を上にし
て、かつ端縁が傾斜面に形成された側を突き合わせるよ
うにして2つのタイル61,62を配置する。
【0034】なお、スペーサー19は、2つの被貼着体
に間隙を設ける際に使用する配置基準部材であるが、テ
ープ自動貼着装置1は、他の配置基準部材として、図8
に示すように、横フレーム22を横方向に移動可能に取
り付けられ、かつ搬送方向に延在した第2の被貼着体配
置基準部材23を有している。また、第2の被貼着体配
置基準部材23と同様に横フレームに取り付けられた、
第3の被貼着体配置基準部材が本体フレーム1b側に設
けられていてもよく、さらに、第2の被貼着体配置基準
部材23および第3の被貼着体配置基準部材の内側には
それぞれ、両側から内側に向かって被貼着体を押圧して
移動させる板バネが取り付けられていてもよい。
【0035】つぎに、本発明のテープ自動貼着装置1の
使用方法を、図10および図11に示すようなL字型タ
イルの形成に際して行うテープ貼着を例に説明する。ま
ず、テープ自動貼着装置1の事前準備として、貼着して
連結するタイルの連結に必要なテープの長さを決定し
て、テープ供給装置4の操作部8よりテープの長さを設
定する。また、貼着するタイルの肉厚や長さに応じて回
動レバー15を回動しテープ供給装置4を配置する高さ
を調整する。
【0036】そして、コンベア駆動スイッチ7を押圧し
て、コンベア2を連続駆動状態とし、搬送パレット6を
コンベア2の回転に伴って搬送動作させる。
【0037】この状態で、作業者は、図7に示すよう
に、スペーサー19の両側に沿ってそれぞれタイル6
1,62を載置すると、搬送パレット6が搬送方向にタ
イル61,62を移動させる。そして、図9に示すよう
に、テープ供給装置4の下方で順次供給される設定長の
テープ30aと接触して、テープ押さえ手段16に押圧
され、さらに、テープ加圧手段17に加圧されて貼着さ
れ、図1に示すように、コンベア2の終端下方に設けら
れた被貼着体収容部20に収容される。あるいは、コン
ベア2の終端付近で別の作業者により取り上げられる。
【0038】この間、コンベア2を連続駆動させること
もでき、また、タイルを配置できなかった搬送パレット
6がコンベア2によりテープ供給装置4の下方に搬送さ
れてきても、テープ30aは搬送パレット6の凹部6d
内に逃れるため、テープ押さえローラー16eにより、
搬送パレット6の延出部6cに貼着されることもない。
以上のように、タイル61,62の搬送パレット6上へ
の載置を随時行うことにより、被貼着体にテープ30a
を自動的に貼着することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、テープ
貼着作業を効率的に行うことができると共に、構造が簡
素で極めて低廉なテープ自動貼着装置となる。請求項2
に記載の発明によれば、既存のテープ供給装置を使用す
ることができ、より低廉なテープ自動貼着装置となる。
請求項3に記載の発明によれば、テープ供給装置が故障
した場合でもテープ供給装置のみを取り替えることもで
き、またテープ供給装置を取り外してテープ供給装置本
来の使用に供することもできる。請求項4に記載の発明
によれば、被貼着体とテープとの接触がより確実なもの
となる。請求項5に記載の発明によれば、切り欠き部内
にテープが位置するため、被貼着体とテープとをより確
実に接触させることができる。請求項6に記載の発明に
よれば、被貼着体が載置されていない搬送パレットが送
られてきても、テープ押さえ手段によって延出部にテー
プが貼着されることを回避できる。請求項7に記載の発
明によれば、被貼着体にテープをより確実に貼着できる
と共に、テープ加圧手段に駆動手段を設けないため、よ
り簡素で低廉なテープ自動貼着装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ自動貼着装置の一実施例の斜視
図である。
【図2】図1に示したテープ自動貼着装置の使用される
テープ供給装置の斜視図である。
【図3】図2に示したテープ供給装置の操作部の拡大図
である。
【図4】図2に示したテープ供給装置のテープ供給部の
正面拡大図である。
【図5】図1に示したテープ自動貼着装置からテープ供
給装置を取り外した状態を示す斜視図である。
【図6】図1のテープ自動貼着装置におけるテープ供給
装置装着部の拡大斜視図である。
【図7】図1に示したテープ自動貼着装置における被貼
着体配置部付近の部分拡大平面図である。
【図8】図1に示したテープ自動貼着装置を被貼着体配
置部側から観た拡大側面図である。
【図9】図1に示したテープ自動貼着装置の作用を示す
ための背面側部分拡大図である。
【図10】L字型タイルの一形成工程を説明するための
斜視図である。
【図11】L字型タイルの一形成工程を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1 テープ自動貼着装置 2 コンベア 3 被貼着体搬送路 4 テープ供給装置 5 駆動モータ 6 搬送パレット 7 コンベア駆動スイッチ 8 操作部 9 テープ供給部 10 テープ検出手段 11 制御部 12 リール 13 テープ供給装置配置部 14 テープ供給装置装着部 15 回動レバー 16 テープ押さえ手段 17 テープ加圧手段 18 加圧手段取付部 19 スペーサー 20 被貼着体収容部 21 被貼着体配置区域 22 横フレーム 23 第2の被貼着体配置基準部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被貼着体を搬送するためのコンベアと、
    該コンベアが構成する被貼着体搬送路に設けられ、所要
    長のテープを供給するためのテープ供給装置とを有し、
    該テープ供給装置は、前記コンベアによって搬送される
    被貼着体に貼着可能な位置に前記所要長のテープを供給
    するように構成配置されていることを特徴とするテープ
    自動貼着装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ供給装置は、テープの長さを
    任意に設定可能な操作部と、設定長に切断されたテープ
    の一端を外方に延出した状態で待機させるテープ供給部
    と、該テープ供給部におけるテープの有無を検出するた
    めのテープ検出手段と、前記操作部からの入力データに
    基づいてテープを設定長に切断して当該テープを前記テ
    ープ供給部に待機させる制御と、前記テープ検出手段か
    らのテープ無しとの信号に基づいてテープを切断して前
    記テープ供給部に次のテープを待機させる制御とを行う
    制御部とを有している請求項1に記載のテープ自動貼着
    装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ供給装置は、前記テープ自動
    貼着装置に着脱自在に取り付けられている請求項1また
    は2に記載のテープ自動貼着装置。
  4. 【請求項4】 前記テープ自動貼着装置は、被貼着体と
    テープの接触時にテープを押圧して被貼着体に貼着する
    ためのテープ押さえ手段を有している請求項1ないし3
    のいずれかに記載のテープ自動貼着装置。
  5. 【請求項5】 前記コンベアは、被貼着体を搬送するた
    めの複数の搬送パレットを有し、該搬送パレットは、前
    記所要長に切断されたテープを侵入可能とする切り欠き
    部を下流側部位に備えている請求項1ないし4のいずれ
    かに記載のテープ自動貼着装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送パレットは、上流側部位に、上
    方に向かって延出した延出部を備えた縦断面L字型板に
    て構成されており、前記延出部は、前記テープ押さえ手
    段による押圧を回避するための凹部を有している請求項
    5に記載のテープ自動貼着装置。
  7. 【請求項7】 前記テープ自動貼着装置は、前記被貼着
    体搬送路において前記テープ供給装置の下流側に、前記
    コンベアによる前記被貼着体の搬送に随伴して回転する
    環状ブラシからなるテープ加圧手段を有している請求項
    1ないし6のいずれかに記載のテープ自動貼着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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