JP2003246201A - 車輪支持用転がり軸受ユニット - Google Patents

車輪支持用転がり軸受ユニット

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JP2003246201A JP2002048412A JP2002048412A JP2003246201A JP 2003246201 A JP2003246201 A JP 2003246201A JP 2002048412 A JP2002048412 A JP 2002048412A JP 2002048412 A JP2002048412 A JP 2002048412A JP 2003246201 A JP2003246201 A JP 2003246201A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動時及び加速時に駆動輪に加わるトルク
を、外乱の影響を受ける事なく正確に測定できる様にす
る。 【解決手段】 制動時及び加速時に駆動輪に加わるトル
クが直接伝達される部位である、ハブ8を構成する取付
フランジ15aの円周方向複数個所に、透孔26を形成
する。これにより、この取付フランジ15aの剛性を、
問題が生じない程度に低下させ、トルクの負荷時にこの
取付フランジ15aの歪み量が大きくなる様にする。上
記各透孔26の内周面に歪みゲージ25を添着し、この
歪みゲージ25の検出値に基づいて上記トルクを測定す
る事により、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の懸架装
置に対して車輪を回転自在に支持する為の車輪支持用転
がり軸受ユニットの改良に関する。特に本発明は、駆動
輪(FF車の前輪、FR車及びRR車の後輪、4WD車
の全輪)を支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニット
を改良して、滑り易い路面(低μ路面)での制動を安定
して行なう為の信号を得られる構造を実現するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】自動車の車輪を構成するホイール1、及
び、制動用回転部材であって制動装置であるディスクブ
レーキを構成するロータ2は、例えば図7に示す様な構
造により、懸架装置を構成するナックル3に回転自在に
支承している。即ち、このナックル3に形成した円形の
支持孔4部分に、転がり軸受ユニット5を構成する外輪
6を、複数本のボルト7により固定している。一方、こ
の転がり軸受ユニット5を構成するハブ8に上記ホイー
ル1及びロータ2を、複数本のスタッド9とナット10
とにより結合固定している。又、上記外輪6の内周面に
は複列の外輪軌道11a、11bを、外周面には結合フ
ランジ12を、それぞれ形成している。この様な外輪6
は、この結合フランジ12を上記ナックル3に、上記各
ボルト7で結合する事により、このナックル3に対し固
定している。 【0003】これに対して、上記ハブ8は、ハブ本体1
3と内輪14とを組み合わせて成る。このうちのハブ本
体13の外周面の一部で、上記外輪6の外端開口(軸方
向に関して外とは、自動車への組み付け状態で幅方向外
側となる部分を言い、図1、4、7の左側。反対に、自
動車への組み付け状態で幅方向中央側となる、図1、
4、7の右側を内と言う。本明細書全体で同じ。)から
突出した部分には、取付フランジ15を形成している。
上記ホイール1及びロータ2はこの取付フランジ15の
外側面に、上記各スタッド9とナット10とにより、結
合固定している。 【0004】又、前記ハブ本体13の中間部外周面で、
上記外輪6の内周面に形成した複列の外輪軌道11a、
11bのうちの外側の外輪軌道11aに対向する部分に
は、内輪軌道16aを形成している。更に、上記本体1
3の内端部に形成した小径段部17に、このハブ本体1
3と共に上記ハブ8を構成する上記内輪14を外嵌固定
している。そして、この内輪14の外周面に形成した内
輪軌道16bを、上記複列の外輪軌道11a、11bの
うちの内側の外輪軌道11bに対向させている。これら
各外輪軌道11a、11bと各内輪軌道16a、16b
との間には、それぞれが転動体である玉18、18を複
数個ずつ、それぞれ保持器19、19により保持した状
態で転動自在に設けている。尚、図示の例では、上記ハ
ブ本体13の内端部で上記内輪14の内端面よりも内方
に突出した部分を径方向外方に塑性変形させる事で形成
したかしめ部20により、上記内輪14の内端面を抑え
付け、この内輪14と上記ハブ本体13との分離防止を
図っている。この構成により、背面組み合わせである複
列アンギュラ型の玉軸受を構成し、上記外輪6の内径側
に上記ハブ8を、回転自在に、且つ、ラジアル荷重及び
スラスト荷重を支承自在に支持している。 【0005】尚、上記外輪6の両端部内周面と、上記ハ
ブ8の中間部外周面及び内端部外周面との間には、それ
ぞれシールリング21a、21bを設けて、上記各玉1
8、18を設けた空間と外部空間とを遮断している。更
に、上記ハブ8に結合固定した車輪を回転駆動する為、
上記ハブ本体13の中心部に、スプライン孔22を形成
している。そして、このスプライン孔22に、等速ジョ
イント23のスプライン軸24を挿入している。 【0006】上述の様な転がり軸受ユニット5の使用時
には、図7に示す様に、上記外輪6をナックル3に固定
すると共に、上記ハブ8の取付フランジ15に、図示し
ないタイヤを組み合わせたホイール1及びロータ2を固
定する。又、このうちのロータ2と、上記ナックル3に
固定した、図示しないサポート及びキャリパとを組み合
わせて、制動用のディスクブレーキを構成する。制動時
には、上記ロータ2を挟んで設けた1対のパッドのライ
ニングを、上記キャリパ内の油圧シリンダ内に嵌装した
油圧ピストンの働きにより、上記ロータ2の両側面に押
し付ける。 【0007】この様にして行なう制動時に於ける車両の
安定性を確保する為には、車両が走行している限り、車
輪が回転し続ける(ロックしない)事が重要である。こ
の為に従来から、車輪の回転速度と車両の減速度とを比
較して制動時にこの車輪がロックする事を防止する、ア
ンチロックブレーキシステム(ABS)が、広く使用さ
れている。そして、この様なABSを構成する為に従来
から、車輪支持用の転がり軸受ユニットのうちの回転輪
にエンコーダを、静止輪若しくはナックル等の懸架装置
側に速度センサを、それぞれ設けて、上記車輪の回転速
度を検出自在としている。又、車体の一部に加速度セン
サを設けて、制動時にこの車体の減速度を検出自在とし
ている。制動時には、この加速度センサの検出信号と上
記速度センサの検出信号とを比較して、上記油圧シリン
ダ内に導入する油圧を調節し、上記車輪のロックを防止
する。 【0008】この様なABSの作動状態をより一層向上
させ、制動距離の短縮及び制動時の姿勢安定の為の制御
をより高精度に行なう事を目的として、制動時に車輪に
加わるトルクを測定する事が、特開平9−315282
号公報、同11−34846号公報に記載されて、従来
から知られている。このうちの特開平9−315282
号公報に記載された従来技術の場合には、駆動輪に加わ
るトルクを測定する事を意図したもので、この駆動輪を
回転駆動する為の駆動軸にトルクセンサを設置するとし
ている。一方、特開平11−34846号公報の場合に
は、懸架装置に加わるブレーキトルクを測定するもの
で、制動時に加わるトルクの測定対象は、駆動輪、従動
輪を問わないものである。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】制動時に車輪に加わる
トルクを測定する従来構造は何れも、トルクセンサを懸
架装置や駆動軸等、車輪支持用転がり軸受ユニットとは
別の部分に組み付けている。この為、必ずしも制動時に
車輪に加わるトルクを正確に測定できない可能性があ
る。即ち、制動時に車輪に加わるトルクは、車輪支持用
転がり軸受ユニットを構成するハブに直接伝達される。
これに対し、例えば上記特開平9−315282号公報
に記載された従来技術の場合には、トルクセンサを、ハ
ブとデファレンシャルギヤの出力部とを結ぶ駆動軸の途
中に設けている。この為、上記トルクセンサの測定値に
外乱が入り込んで、測定すべきトルクを正確に測定でき
ない可能性がある。 【0010】これに対し、制動時に車輪に加わるトルク
が直接伝達される部材である、上記ハブの表面に歪みゲ
ージを添着し、この歪みゲージの検出値に基づいて上記
トルクを算出すれば、外乱の影響を受ける事なく、測定
すべきトルクを正確に測定できると考えられる。ところ
が、上記ハブは、剛性が高い為、トルクが加わった際の
歪み量が小さい。従って、このハブの表面に単に歪みゲ
ージを添着するだけでは、この歪みゲージによる測定値
を十分に大きくできず、上記トルクを正確に測定できな
い可能性がある。本発明の車輪支持用転がり軸受ユニッ
トは、この様な事情に鑑みて、上記ハブの構造とこのハ
ブに対する歪みゲージの添着位置とを工夫する事によ
り、制動時に駆動輪に加わるトルクを正確に測定自在な
構造を実現すべく発明したものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の車輪支持用転が
り軸受ユニットは、外輪と、ハブと、複数個の転動体と
を備える。このうちの外輪は、内周面に複列の外輪軌道
を有し、使用時に懸架装置に支持固定された状態で回転
しない。又、上記ハブは、外周面の外端部に車輪及び制
動用回転体を支持する為の取付フランジを、同じく中間
部乃至内端部に複列の内輪軌道を、中心部に駆動用のス
プライン軸を係合させる為のスプライン孔を、それぞれ
有し、使用時に車輪と共に回転する。又、上記各転動体
は、上記各外輪軌道と上記各内輪軌道との間に、それぞ
れ複数個ずつ転動自在に設けられている。 【0012】特に、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニ
ットに於いては、上記取付フランジの一部で、上記車輪
及び制動用回転体を取り付ける為のスタッド若しくはボ
ルトを支持すべくこの取付フランジに形成した支持孔
(スタッドの基端部を嵌合させる為の円孔若しくはボル
トの先端部を螺合させる為のねじ孔)から外れた部分
に、この取付フランジの両側面を貫通する透孔を形成し
ている。これと共に、この取付フランジの表面に歪みゲ
ージを添着している。そして、この歪みゲージの検出値
に基づいて上記取付フランジに加わるトルクを測定自在
としている。 【0013】尚、本発明の場合、上記透孔は、上記取付
フランジの剛性を低下させ、トルクの負荷時にこの取付
フランジの表面の歪み量を大きくする為に形成する。こ
の透孔の形状及び大きさ、個数等は、何れも特に限定し
ないが、上記取付フランジに必要な剛性(耐久性)を確
保できる程度に規制する。又、上記取付フランジの表面
に対する上記歪みゲージの添着位置としては、例えば、
上記透孔の内周面や、上記取付フランジの側面のうち上
記透孔の近傍部分(例えば、円周方向に隣り合う透孔の
間部分)等を採用できる。又、上記歪みゲージの検出信
号は、例えば電波を利用した無線やスリップリングを用
いた有線等により車体側の制御装置へ送り込み、この制
御装置により当該検出信号から上記トルクを算出する。 【0014】 【作用】上述の様に構成する本発明の車輪支持用転がり
軸受ユニットの場合には、ABSの制御が必要となる様
な急制動時或は滑り易い路面での制動時、又は、トラク
ションコントロールシステム(TCS)の制御が必要と
なる様な急加速時或は滑り易い路面での加速時に、駆動
輪に作用するトルクを正確に測定できる。先ず、制動時
には、ディスクブレーキ或はドラムブレーキ等の制動装
置の作動に基づく制動トルクにより回転速度が低下する
上記駆動輪と、エンジンのクランクシャフトと共に回転
する駆動軸との間で、回転速度がずれる傾向になる。そ
して、この回転速度がずれる傾向に応じて上記ハブに、
所定方向のトルクが加わる。又、加速時には、上記エン
ジンからの駆動力が加わる駆動軸と、路面との接触部に
働く摩擦抵抗により回転上昇が遅れる傾向にある駆動輪
との間で、回転速度がずれる傾向になる。そして、この
回転速度がずれる傾向に応じて上記ハブに、上記所定方
向とは逆方向のトルクが加わる。 【0015】本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットの
場合には、制動時及び加速時に駆動輪に加わるトルクが
直接伝達される部位である、上記ハブを構成する取付フ
ランジの表面に歪みゲージを添着している。この為、こ
の歪みゲージにより、上記トルクに比例した上記取付フ
ランジの表面の歪み量を、外乱の影響を受ける事なく検
出できる。又、上記取付フランジの一部に透孔を形成し
ている為、この取付フランジの剛性が低下し、この取付
フランジの表面の歪み量が大きくなる。従って、上記歪
みゲージの検出値を大きくできる。この結果、本発明の
場合には、制動時及び加速時に駆動輪に加わるトルク
を、上記歪みゲージの検出値に基づいて正確に測定でき
る。 【0016】 【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、本例の特徴は、制動時にA
BSを制御する為、或は加速時にTCSを制御する為、
駆動輪を支持する為の転がり軸受ユニット5aのうちで
制動時及び加速時に直接トルクが加わる部分に歪みゲー
ジ25を添着した点、並びに、この添着した部位の構造
を工夫した点にある。上記転がり軸受ユニット5a、並
びにこの転がり軸受ユニット5aと組み合わされる等速
ジョイント23の基本構造及び作用に就いては、前述の
図7に示した従来構造と同様であるから、同等部分には
同一符号を付して重複する説明は省略若しくは簡略に
し、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。 【0017】本例の転がり軸受ユニット5aの場合に
は、制動時及び加速時に駆動輪に加わるトルクが直接伝
達される部材である、ハブ本体13の外端部外周面に設
けた取付フランジ15aの内周寄り部分に、この取付フ
ランジ15aの両側面を貫通する複数の透孔26、26
を、円周方向に関して等間隔に形成している。図示の例
では、これら各透孔26、26を、円周方向寸法が長く
且つ径方向寸法が短い扇形としている。又、これら各透
孔26、26の円周方向の位相と、スタッド9、9の基
端部を挿通支持すべく上記取付フランジ15aの外周寄
り部分に形成した各支持孔27、27の円周方向の位相
とを、互いに一致させている。そして、この様な複数の
透孔26、26を形成する事により、上記取付フランジ
15aの剛性を低くし、トルクの負荷時にこの取付フラ
ンジ15aの歪み量が大きくなる様にしている。但し、
本例の場合、上記取付フランジ15aに必要な剛性(耐
久性)を確保できる程度に、上記各透孔26、26の形
状及び寸法等を規制している。 【0018】又、上記各透孔26、26の内周面のう
ち、上記取付フランジ15aの外径側に位置する周面の
円周方向中央部に、それぞれ歪みゲージ25、25を添
着している。そして、これら各歪みゲージ25、25に
より、上記取付フランジ15aの径方向中央部分の歪み
量を検出自在としている。これら各歪みゲージ25、2
5により検出する歪み量は、制動時及び加速時に駆動輪
と上記取付フランジ15aとの間で伝達されるトルクに
比例する。そこで、本例の場合、上記各歪みゲージ2
5、25の検出信号を、電波を利用した無線やスリップ
リングを用いた有線等により車体側の制御装置へ送り込
み、この制御装置により当該検出信号から上記トルクを
算出する。そして、算出したトルクをABSやTCSの
制御に利用する。尚、外乱により上記各歪みゲージ2
5、25の検出信号に雑音が混入するのを防止する為、
上記各歪みゲージ25、25やこれら各歪みゲージ2
5、25の検出信号を取り出す為のリード線は、コーテ
ィング等により保護する事が好ましい。 【0019】上述した様な本例の転がり軸受ユニット5
aの場合には、上記各歪みゲージ25、25を、制動時
及び加速時に駆動輪に加わるトルクが直接伝達される部
位である、取付フランジ15aの表面(上記各透孔2
6、26の内周面)に添着している。この為、これら各
歪みゲージ25、25により、上記トルクに比例した上
記取付フランジ15aの表面の歪み量を、外乱の影響を
受ける事なく検出できる。又、上記取付フランジ15a
の内周寄り部分に透孔26、26を形成している為、こ
の取付フランジ15aの剛性が低下し、この取付フラン
ジ15aの表面の歪み量が大きくなる。従って、上記各
歪みゲージ25、25による歪み量の検出値を大きくで
きる。この結果、本例の場合には、制動時及び加速時に
駆動輪に加わるトルクを、上記各歪みゲージ25、25
の検出値に基づいて正確に測定できる。 【0020】次に、図3は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合、取付フランジ15bの径
方向中間部に複数の透孔26a、26aを、円周方向に
関して等間隔に形成している。本例の場合には、これら
各透孔26a、26aを、円周方向寸法が短く且つ径方
向寸法が長い扇形としている。又、これら各透孔26
a、26aの外径側半部を、それぞれ円周方向に隣り合
う各スタッド9、9用の支持孔27、27同士の間部分
に配置している。そして、上記各透孔26a、26aの
内周面のうち、円周方向片側(図3の反時計方向前方
側)の側面に、それぞれ歪みゲージ25、25を添着し
ている。その他の構成及び作用は、上述の図1〜2に示
した第1例の場合と同様である。 【0021】次に、図4〜5は、本発明の実施の形態の
第3例を示している。本例の場合、取付フランジ15c
に形成する各透孔26、26の形状及び大きさ、並びに
形成位置は、前述の図1〜2に示した第1例の場合と同
様である。特に、本例の場合、複数の歪みゲージ25、
25を、上記取付フランジ15cの外側面で、それぞれ
円周方向に隣り合う透孔26、26同士の間部分に添着
している。又、本例の場合、スタッド9、9とナット1
0とを螺合し更に緊締する事により、上記取付フランジ
15cの外側面とロータ2の内側面とを互いに当接させ
た状態で、上記各歪みゲージ25、25が上記ロータ2
の内側面に接触しない様にしている。この為に、本例の
場合には、上記取付フランジ15cの外側面内周寄り部
分で上記各歪みゲージ25、25を装着する部分に、こ
れら歪みゲージ25、25の厚さよりも大きな深さを有
する環状凹部28を形成している。その他の構成及び作
用は、前述の図1〜2に示した第1例の場合と同様であ
る。 【0022】次に、図6は、本発明の実施の形態の第4
例を示している。本例の場合、取付フランジ15dに形
成する各透孔26a、26aの形状及び大きさ、並びに
形成位置は、前述の図3に示した第2例の場合と同様で
ある。特に、本例の場合、複数の歪みゲージ25、25
を、上記取付フランジ15cの外側面で、それぞれ円周
方向に隣り合う透孔26a、26a同士の間部分(より
具体的には、径方向に関してこの間部分の中央部)に添
着している。又、本例の場合も、スタッド9、9とナッ
ト10(図1、4参照)とを螺合し更に緊締する事によ
り、上記取付フランジ15dの外側面とロータ2(図
1、4参照)の内側面とを互いに当接させた状態で、上
記各歪みゲージ25、25が上記ロータ2の内側面に接
触しない様にしている。この為に、本例の場合には、上
記取付フランジ15dの外側面のうち、上記各歪みゲー
ジ25、25を添着する部分に、これら歪みゲージ2
5、25の厚さよりも大きな深さを有する矩形の凹部2
9、29を形成している。その他の構成及び作用は、前
述の図3に示した第2例の場合と同様である。 【0023】 【発明の効果】本発明の車輪支持用転がり軸受ユニット
は、以上に述べた通り構成され作用するので、ABSや
TCS等の車両の姿勢安定の為の各種装置の制御に利用
する為の信号を正確に得る事ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面
図。 【図2】ロータ、ホイール、ナットを省略して図1の左
方から見た図。 【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す、図2と同
様の図。 【図4】本発明の実施の形態の第3例を示す半部断面
図。 【図5】ロータ、ホイール、ナットを省略して図4の左
方から見た図。 【図6】本発明の実施の形態の第4例を示す、図2と同
様の図。 【図7】本発明の対象となる車輪支持用転がり軸受ユニ
ットを組み付けた懸架装置部分の断面図。 【符号の説明】 1 ホイール 2 ロータ 3 ナックル 4 支持孔 5 転がり軸受ユニット 6 外輪 7 ボルト 8 ハブ 9 スタッド 10 ナット 11a、11b 外輪軌道 12 結合フランジ 13 ハブ本体 14 内輪 15、15a〜15d 取付フランジ 16a、16b 内輪軌道 17 小径段部 18 玉 19 保持器 20 かしめ部 21a、21b シールリング 22 スプライン孔 23 等速ジョイント 24 スプライン軸 25 歪みゲージ 26、26a 透孔 27 支持孔 28 環状凹部 29 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB28 HH52 3J101 AA02 AA32 AA43 AA54 AA62 BA77 FA60 GA03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時
    に懸架装置に支持固定された状態で回転しない外輪と、
    外周面の外端部に車輪及び制動用回転体を支持する為の
    取付フランジを、同じく中間部乃至内端部に複列の内輪
    軌道を、中心部に駆動用のスプライン軸を係合させる為
    のスプライン孔を、それぞれ有し、使用時に車輪と共に
    回転するハブと、上記各外輪軌道と上記各内輪軌道との
    間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と
    を備えた車輪支持用転がり軸受ユニットに於いて、上記
    取付フランジの一部で、上記車輪及び制動用回転体を取
    り付ける為のスタッド若しくはボルトを支持すべくこの
    取付フランジに形成した支持孔から外れた部分に、この
    取付フランジの両側面を貫通する透孔を形成すると共
    に、この取付フランジの表面に歪みゲージを添着し、こ
    の歪みゲージの検出値に基づいて上記取付フランジに加
    わるトルクを測定自在とした事を特徴とする車輪支持用
    転がり軸受ユニット。
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