JP2003245514A - バグフィルタの逆洗装置及びこれを備えたガス処理装置 - Google Patents

バグフィルタの逆洗装置及びこれを備えたガス処理装置

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JP2003245514A JP2002046932A JP2002046932A JP2003245514A JP 2003245514 A JP2003245514 A JP 2003245514A JP 2002046932 A JP2002046932 A JP 2002046932A JP 2002046932 A JP2002046932 A JP 2002046932A JP 2003245514 A JP2003245514 A JP 2003245514A
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Takehiro Kitsuta
岳洋 橘田
Yonosuke Hoshi
要之介 星
Yoshinori Terasawa
良則 寺澤
Yuji Kaihara
裕二 貝原
Hirotoshi Horizoe
浩俊 堀添
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バグフィルタの逆洗におけるガス化ガスの発
火を回避するバグフィルタの逆洗装置及びこれを備えた
ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 バグフィルタ6の集塵面に対する裏面側
に不活性ガスを噴出させる不活性ガス供給手段23を備
えた逆洗装置20aを構成し、この逆洗装置20aを備
えてガス処理装置1aを構成した。また、不活性ガス供
給手段23を水素供給手段に変更して、水蒸気でバグフ
ィルタ6の逆洗を実施する逆洗装置を構成した。また、
バグフィルタを通過したガス化ガスの一部を取り込んで
噴出させるガス戻し流路を備えた逆洗装置をさらに構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼炉等にて生成
されたガス化ガスを濾過するバグフィルタの逆洗装置及
びこれを備えたガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス処理装置の構成及び機能につ
いて代表例としてパルスジェット払い落し方式のバグフ
ィルタを図4を参照しながら説明する。図において、符
号1は排ガス処理装置(ガス処理装置)、2は容器、5
は煤塵排出装置、6はバグフィルタ、10はIDF(In
duced Draft Fan)、20はバグフィルタ6の逆洗装
置、Tは煤塵を示している。
【0003】従来、ごみ焼却設備等に備わる排ガス処理
装置1には、排ガス中に含まれる煤塵Tや酸性ガス、さ
らには、薬剤として混入された消石灰や特殊反応剤の除
去を行うためにバグフィルタ6が設けられている。この
バグフィルタ6は、濾布6aから構成されており、容器
2に接続されたガス吸入管3から吸入した排ガスを通過
させることにより、上述した煤塵T等の集塵を行ってい
る。そして、濾布6aを通過した容器2内の排ガスは、
IDF10の吸引作用により、該容器2に接続されたガ
ス送出管4から送出されている。なお、IDF10と
は、排ガス等を吸い込み、吸い込んだ排ガス等を送出す
るファンをいうものである。
【0004】バグフィルタ6について説明する。バグフ
ィルタ6は、乾式ユニット形フィルタの一種で、パネル
形や乾式巻取形より小粒径の煤塵T等を捕集可能として
いる。また、空気の流入口面積に対して集塵面積が広く
なるような形状をしているため、煤塵Tの保持容量が大
きく、また濾布6aでの通過速度が小さいため、空気抵
抗が小さい特長がある。
【0005】排ガス処理装置1が排ガスの除塵を行うこ
とによって、濾布6aには次第に煤塵Tや薬剤等が付着
する。すると、濾布6aはこれら煤塵T等の付着物によ
って目詰まりが発生する。このため、定期的に圧縮空気
を濾布6aのクリーンサイド、すなわち、集塵面に対す
る裏面側にパルス噴霧して付着物を払い落としている。
【0006】このように、濾布6aに付着した煤塵T等
の付着物を払い落とす作業は、一般にバグフィルタ6に
対する逆流洗浄(単に「逆洗」ともいう)と呼ばれ、こ
の作業を担う装置として、図に示すような逆洗装置20
が用いられている。
【0007】この逆洗装置20は、圧縮空気を供給する
空気圧縮機22と、該圧縮空気を容器2まで流通させる
逆洗流路21と、逆洗空気の噴霧をコントロールする逆
洗コントロールバルブ26を少なくとも備えて構成さ
れ、0.1〜0.3MPa程度の圧縮空気が逆洗用とし
て用いられている。なお、逆洗によって払い落とされた
煤塵T等の付着物は、容器2の下部に備わる煤塵排出装
置5によって容器2の外部に廃棄される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄物
等を高温にさらしガス化することで燃料となるガスを生
成し、得られたガスを供給するガス化システムにおいて
は、上述した逆洗装置20での逆洗作業に発火の恐れが
生じていた。
【0009】なぜなら、ガス化システムにおいては、除
塵するガス化ガスが可燃分を含むガスであるため、バグ
フィルタ6の逆洗のために噴出される空気と混合される
ことによって、発火性のある混合ガスとなるからであ
る。
【0010】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、バグフィルタの逆洗におけるガス化ガスの発火を
回避するバグフィルタの逆洗装置及びこれを備えたガス
処理装置を提供することを目的とする。なお本発明はパ
ルスジェット払い落し方式の逆洗のみではなく、リバー
スジェット払い落し方式等他の逆洗方式についても適用
される。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用する。請求項1に記載の
発明は、バグフィルタにガス化ガスを通過させることに
よって集塵された付着物を取り除くバグフィルタの逆洗
装置において、前記バグフィルタの集塵面に対する裏面
側に不活性ガスを噴出させる不活性ガス供給手段が備え
られていることを特徴としている。
【0012】このような構成とすることで、バグフィル
タの集塵面に対する裏面側に不活性ガスが噴き出される
ことになり、バグフィルタに付着した付着物が除去され
る。それとともに、バグフィルタを通過したガス化ガス
と不活性ガスとが混合されることになり、これらの混合
に際して、不活性ガスがガス化ガスの発火を引き起こす
ことはない。
【0013】請求項2に記載の発明は、バグフィルタに
ガス化ガスを通過させることによって集塵された付着物
を取り除くバグフィルタの逆洗装置において、前記バグ
フィルタの集塵面に対する裏面側に水蒸気を噴出させる
水蒸気供給手段が備えられていることを特徴としてい
る。
【0014】このような構成とすることで、バグフィル
タの集塵面に対する裏面側に水蒸気が噴き出されること
になり、バグフィルタに付着した付着物が除去される。
それとともに、バグフィルタを通過したガス化ガスと水
蒸気とが混合されることになるが、これらの混合に際し
て、水蒸気がガス化ガスの発火を引き起こすことはな
い。また、水蒸気は冷却されることによって水となりや
すく、水蒸気の除去が容易である。従って、ガス化ガス
は水蒸気によって希釈されなくなり、発熱量を低下させ
ることはない。
【0015】請求項3に記載の発明は、バグフィルタに
ガス化ガスを通過させることによって集塵された付着物
を取り除くバグフィルタの逆洗装置において、前記バグ
フィルタを通過した前記ガス化ガスの一部を、前記バグ
フィルタの集塵面に対する裏面側に噴出させるガス戻し
流路が備えられていることを特徴としている。
【0016】このような構成とすることで、バグフィル
タを通過して除塵されたガス化ガスは、ガス戻し流路を
導通してバグフィルタの集塵面に対する裏面側に噴き出
され、バグフィルタの逆洗を行うことになる。また、ガ
ス戻し流路から噴き出されたガス化ガスの一部は、バグ
フィルタにて除塵される前のガス化ガスと合流すること
になる。これらガス化ガスどうしの合流では、発火が引
き起こされることはない。
【0017】請求項4に記載の発明は、容器内に備わる
バグフィルタにてガス化ガスを濾過するガス処理装置に
おいて、請求項1から請求項3のいずれか1項記載の前
記バグフィルタの逆洗装置が備えられていることを特徴
としている。
【0018】このような構成とすることで、ガス処理装
置は、請求項1に記載した不活性ガス供給手段を備える
バグフィルタの逆洗装置、請求項2に記載した水蒸気供
給手段を備えるバグフィルタの逆洗装置、または、ガス
戻し流路を備えるバグフィルタの逆洗装置のいずれかが
備えられることなり、バグフィルタの逆洗によるガス化
ガスの発火が引き起こされなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する3
つの実施形態のガス処理装置(1a,1b,1c)は、
ガス化ガスの処理を行うものとしてその構成を説明する
ものである。ここでいうガス化ガスとは、廃棄物等の部
分燃焼あるいは加熱によって生成される燃料ガスをいう
ものである。
【0020】[第1の実施形態]図1は、第1の実施形
態におけるガス処理装置1aの構成及び機能について説
明する概略構成図を示している。図において、符号2は
容器、6はバグフィルタ、11は湿式ガス洗浄装置(以
下「ガス洗浄装置」と呼ぶ)、12はガス圧縮機、13
はガスホルダ、20aはバグフィルタ6の逆洗装置、2
1は逆洗流路、23は不活性ガス供給手段、Tは煤塵を
示している。
【0021】容器2は、ガス化ガスを取り入れるための
ガス吸入管3と、取り入れたガスをガス洗浄装置11に
送出するガス送出管4とが、後述するバグフィルタ6を
挟んで上下それぞれに接続して設けられている。また、
容器2の内部には、バグフィルタ6が収容されており、
該バグフィルタ6の下方側に位置する容器2の下部には
煤塵排出装置5が備えられている。バグフィルタ6は、
濾布6aによって構成され、ガス化ガス中の煤塵Tや、
HCL(塩化水素),SOx(硫黄酸化物)等の酸性ガ
スを除去する機能を有している。
【0022】バグフィルタ6の逆洗装置20aは、不活
性ガス供給手段23と、該不活性ガス供給手段23から
容器2までを繋げる逆洗流路21と、逆洗空気の噴霧を
コントロールする逆洗コントロールバルブ26から少な
くとも構成されている。不活性ガス供給手段23は、例
えばPSAガス発生装置や、液体窒素または液化二酸化
炭素等の不活性ガスを気化させる気化設備などをいうも
のであり、逆洗流路21と接続されることで上記不活性
ガスを容器2内に供給している。また、容器2内に供給
される不活性ガスの吐出圧は、0.1MPa〜0.3M
Paとされている。逆洗流路21は、不活性ガス供給手
段23から送出された不活性ガスを容器2まで導く配管
であり、容器2内のバグフィルタ6の配置に合わせて容
器2の上側で複数に分岐して接続されている。
【0023】湿式のガス洗浄装置11は、容器2から送
出されるガス化ガスを内部に導入して浄化する機能を有
している。このガス洗浄装置11は、ガス送出管4に接
続されることによって容器2の下流側に位置して設けら
れている。そして、ガス化ガスの流れにおけるガス洗浄
装置11のさらに下流側には、ガス圧縮機12とガスホ
ルダ13が順に設置されている。
【0024】次に、ガス化ガスの流れについて説明す
る。燃焼炉等にて発生したガス化ガスは、ガス吸入管3
を通って容器2に供給される。容器2内に供給されたガ
ス化ガスは、図において下方から上方に向かって流通す
る際にバグフィルタ6の濾布6aを通過し、容器2の上
側に接続されたガス送出管4からガス洗浄装置11に送
られる。ガス化ガスが濾布6aを通過する際、ガス化ガ
ス中の煤塵T等が集塵面(図において下方側の面)に付
着する。これによって、ガス化ガスは除塵が行われた状
態でガス洗浄装置11に送られることになる。
【0025】逆洗装置20aの動作について説明する。
不活性ガス供給手段23から送出された不活性ガスは、
逆洗流路21を導通して容器2の上部からパルス噴霧さ
れる。パルス噴霧された不活性ガスは、濾布6aのクリ
ーンサイド(集塵面の裏面側)から集塵面側に向かって
流通し、通過する過程で煤塵T等の付着物を払い落とす
ことになる。そして、払い落とされた煤塵T等の付着物
は、容器2の下部に落下し、煤塵排出装置5によって容
器2の外部に廃棄される。
【0026】逆洗に用いられた不活性ガスは、ガス吸入
管3から導入されるガス化ガスと容器2内にて混合さ
れ、再び濾布6aを通過してガス洗浄装置11に送られ
る。この際、不活性ガスは、ガス化ガスの発火を引き起
こすことはない。
【0027】以上説明した本実施形態の逆洗装置20a
によれば、バグフィルタ6の逆洗におけるガス化ガスの
発火は回避され、信頼性の向上を図ったバグフィルタ6
の逆洗装置20a及びこれを備えたガス処理装置1aを
実現することができる。
【0028】[第2の実施形態]次に、本発明に係る第
2の実施形態のガス処理装置について図2を参照しなが
ら説明する。図2は、本実施形態におけるガス処理装置
1bの構成及び機能を説明する概略構成図である。図に
おいて、符号20bは水蒸気供給手段24を備えた逆洗
装置を示している。なお、その他の構成については第1
の実施形態と同様であるため、同一符号を用いてその説
明を省略する。
【0029】バグフィルタ6の逆洗装置20bは、逆洗
流路21と、該逆洗流路21に接続された水蒸気供給手
段24を備えて構成されている。水蒸気供給手段24
は、水蒸気を発生させるボイラ等をいうものであり、ガ
ス化ガスを発生させる際の熱源を利用して水蒸気を発生
させることも可能である。
【0030】水蒸気供給手段24から送出された水蒸気
は、逆洗流路21を導通して容器2の上部からパルス噴
霧される。パルス噴霧された水蒸気は、濾布6aのクリ
ーンサイド(集塵面の裏面側)から集塵面側に向かって
流通し、通過する過程で煤塵T等の付着物を払い落とす
ことになる。そして、払い落とされた煤塵T等の付着物
は、容器2の下部に落下し、煤塵排出装置5によって容
器2の外部に廃棄される。
【0031】逆洗に用いられた水蒸気は、ガス吸入管3
から導入されるガス化ガスと容器2内にて混合され、再
び濾布6aを通過してガス洗浄装置11に送られる。こ
の際、水蒸気は、ガス化ガスの発火を引き起こすことは
ない。
【0032】そして、容器2内で混合された混合ガス
(ガス化ガスと水蒸気)は、容器2から送出されて湿式
のガス洗浄装置11に導入される。この混合ガスがガス
洗浄装置11に流入すると、ガス洗浄装置11における
冷却作用によって凝縮し、水となってガス化ガスから除
去される。従って、ガス化ガスは、バグフィルタ6の逆
洗に用いられた水蒸気に希釈されることなく、発熱量を
維持した状態でガス圧縮機12からガスホルダ13、さ
らにはガス化ガスの供給先に送られることになる。
【0033】以上説明した本実施形態の逆洗装置20b
によれば、バグフィルタ6の逆洗によってガス化ガスが
発火する恐れがなくなり、信頼性の向上が図られたバグ
フィルタ6の逆洗装置20b及びこれを備えたガス処理
装置1bを実現することができる。また、逆洗に用いら
れた水蒸気を容易に回収することができ、ガス化ガスを
希釈させることなく、発熱量が維持された良質なガス化
ガスを供給することが可能となる。
【0034】[第3の実施形態]次に、本発明に係る第
3の実施形態のガス処理装置について図3を参照しなが
ら説明する。図3は、本実施形態におけるガス処理装置
1cの構成及び機能を説明する概略構成図である。図に
おいて、符号20cはガス戻し流路25を備えた逆洗装
置を示している。なお、その他の構成については第1ま
たは第2の実施形態と同様であるため、同一符号を用い
てその説明を省略する。
【0035】ガス戻し流路25は、ガスホルダ13と容
器2とを繋ぎ、ガスホルダ13内のガス化ガスの一部を
再び容器2に戻す役目を担っている。ガスホルダ13内
のガス化ガスは、ガス圧縮機12によって0.5〜1M
Paに加圧された状態で蓄えられており、容器2内の圧
力よりも高い状態である。また、ガス戻し流路25は、
容器2との接続側にて複数に分岐している。
【0036】ガス戻し流路25を導通して容器2に導か
れたガス化ガスは、バグフィルタ6の濾布6aのクリー
ンサイド(集塵面に対する裏面側)にパルス噴霧され、
濾布6aの集塵面に付着した煤塵T等の付着物を払い落
とすことになる。そして、バグフィルタ6の逆洗を終え
たガス化ガスは、ガス吸入管3から容器2内に導入され
るガス化ガスと合流し、再び濾布6aを通過してガス洗
浄装置11、さらには、ガス圧縮機12にて圧縮されて
ガスホルダ13に送られることになる。
【0037】以上説明した本実施形態の逆洗装置20c
によれば、バグフィルタ6の逆洗によるガス化ガスの発
火が回避され、信頼性を向上させたバグフィルタ6の逆
洗装置20c及びこれを備えたガス処理装置1cを実現
することができる。また、加圧されたガスホルダ13か
ら一部のガス化ガスを用いることにより、新たに逆洗用
のガス供給手段や、圧縮機等の設備を必要としなくな
り、設備コストの低減を図ることが可能となる。また、
逆洗に用いられるガスがガス化ガスであるので、ガス処
理装置1cから送出されるガス化ガスが希釈されずに、
発熱量を低下させずにガス化ガスを処理することが可能
となる。
【0038】なお、以上説明した3つの実施形態では、
可燃分を含むガス化ガスの除塵及びバグフィルタ6の逆
洗について説明したが、燃焼炉から排出される排ガスの
処理装置に同様な構成を用いることも可能である。これ
によれば、発火の恐れが比較的高い排ガスに対して、安
全且つ適切に煤塵T等を除去しつつ、バグフィルタ6の
逆洗を実施することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した本発明のバグフィルタの逆
洗装置及びこれを備えたガス処理装置においては以下の
効果を奏する。請求項1記載の発明は、バグフィルタの
集塵面に対する裏面側に不活性ガスを噴出させる不活性
ガス供給手段が備えられているので、バグフィルタの逆
洗によるガス化ガスの発火が回避され、逆洗における信
頼性の向上を図ることができる。
【0040】請求項2記載の発明は、バグフィルタの集
塵面に対する裏面側に水蒸気を噴出させる水蒸気供給手
段が備えられているので、バグフィルタの逆洗によって
ガス化ガスの発火が回避される。また、水蒸気を水とし
てガス化ガス中から容易に除去することができるので、
ガス化ガスを希釈させずにガス化ガスの発熱量を維持す
ることができる。
【0041】請求項3記載の発明は、バグフィルタを通
過したガス化ガスの一部をバグフィルタの集塵面に対す
る裏面側に噴出させるガス戻し流路が備えられているの
で、バグフィルタの逆洗によるガス化ガスの発火が回避
される。また、ガス戻し流路を設けることによって逆洗
装置が容易に構成できるため、設備コストの低減を図る
ことができる。また、ガス化ガスが逆洗に用いられるこ
とで、ガス処理装置から送出されるガス化ガスが希釈さ
れなくなり、ガス化ガスの発熱量を低下させないで良質
なガス化ガスを供給することができる。
【0042】請求項4記載の発明は、ガス化ガスを濾過
するガス処理装置に、請求項1から請求項3のいずれか
1項記載の前記バグフィルタの逆洗装置が備えられてい
るので、バグフィルタの逆洗によるガス化ガスの発火が
回避され、信頼性の向上が図られたガス処理装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態におけるガス処理装
置の構成及び機構を説明する概略構成図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態におけるガス処理装
置の構成及び機構を説明する概略構成図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態におけるガス処理装
置の構成及び機構を説明する概略構成図である。
【図4】 従来のガス処理装置の構成及び機能を説明す
る概略構成図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c ガス処理装置 2 容器 3 ガス吸入管3 4 ガス送出管4 5 煤塵排出装置 6 バグフィルタ 6a 濾布 11 湿式ガス洗浄装置 12 ガス圧縮機 13 ガスホルダ 20a,20b,20c 逆洗装置 21 逆洗流路 23 不活性ガス供給手段 24 水蒸気供給装置 25 ガス戻し流路 26 逆洗コントロールバルブ T 煤塵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貝原 裕二 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 堀添 浩俊 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 4D058 JA04 MA15 MA60 SA20 TA10 UA10 UA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バグフィルタにガス化ガスを通過させる
    ことによって集塵された付着物を取り除くバグフィルタ
    の逆洗装置において、 前記バグフィルタの集塵面に対する裏面側に不活性ガス
    を噴出させる不活性ガス供給手段が備えられていること
    を特徴とするバグフィルタの逆洗装置。
  2. 【請求項2】 バグフィルタにガス化ガスを通過させる
    ことによって集塵された付着物を取り除くバグフィルタ
    の逆洗装置において、 前記バグフィルタの集塵面に対する裏面側に水蒸気を噴
    出させる水蒸気供給手段が備えられていることを特徴と
    するバグフィルタの逆洗装置。
  3. 【請求項3】 バグフィルタにガス化ガスを通過させる
    ことによって集塵された付着物を取り除くバグフィルタ
    の逆洗装置において、 前記バグフィルタを通過した前記ガスの一部を前記バグ
    フィルタの集塵面に対する裏面側に噴出させるガス戻し
    流路が備えられていることを特徴とするバグフィルタの
    逆洗装置。
  4. 【請求項4】 容器内に備わるバグフィルタにてガス化
    ガスを濾過するガス処理装置において、 請求項1から請求項3のいずれか1項記載の前記バグフ
    ィルタの逆洗装置が備えられていることを特徴とするガ
    ス処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523960A (ja) * 2009-04-15 2012-10-11 イノヴァライト インコーポレイテッド 核で生じた粒子をその場で捕集するための方法および装置
JP2016187785A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 日本スピンドル製造株式会社 濾布を用いた排ガス処理装置

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