JP2003244741A - 移動体通信端末の高速移動検出方法、移動体通信端末及びプログラム - Google Patents

移動体通信端末の高速移動検出方法、移動体通信端末及びプログラム

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JP2003244741A JP2002037733A JP2002037733A JP2003244741A JP 2003244741 A JP2003244741 A JP 2003244741A JP 2002037733 A JP2002037733 A JP 2002037733A JP 2002037733 A JP2002037733 A JP 2002037733A JP 2003244741 A JP2003244741 A JP 2003244741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で移動していることを適切に検出し、セ
ル再選択基準を変更する。 【解決手段】 セル再選択が発生すると、処理制御部
は、セル遷移リストを検索し(ステップS10)、セル
再選択により自局として選択したセルがセル遷移リスト
に既に登録されているか否かを判別する(ステップS1
1)。処理制御部は、登録されていないと判別すると、
自局として選択したセルをセル遷移リストに登録し(ス
テップS12)、登録されたセルの数を示す変数Nを1
だけインクリメントする(ステップS13)。このの
ち、処理制御部は、所定の測定満了時間が経過すると、
変数Nが所定の閾値を越えたか否かを判別し、越えたと
判別すると、高速で移動しているとして、セル再選択基
準を、カバー範囲が比較的狭いセルを優先して再選択す
るための基準から、カバー範囲が比較的広いセルを優先
して再選択するための基準に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信端末
の高速移動検出方法、移動体通信端末及びプログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯電話機といった移動体通信端
末は、複数の基地局それぞれが形成するセルのうちから
自局となるものを選択し、無線信号を送受信することで
通信する。ここで、W−CDMA(Wideband-Code Divi
sion Multiple Access)方式に対応した移動体通信端末
は、例えば待受け中において、自局及び周辺セルにおけ
る無線信号の品質を定期的に測定する。この際、無線信
号の品質を測定する対象となる周辺セルの指定などとい
った、品質測定に関する設定は、自局から報知されたシ
ステム情報に基づいて規定する。
【0003】こうした移動体通信端末は、品質測定の結
果を予め定めたセル再選択基準に照らし合わせ、セルの
再選択を自律的に行って在圏ゾーンを移行し(ゾーン移
行)、自局を切り替えることができる。ここで、セル再
選択基準を規定するためのパラメータ群は、自局からの
システム情報により移動体通信端末に報知される。
【0004】ここで、移動体通信ネットワークは、階層
的セル構造(HCS;HierarchicalCell Structure)と
称されるアルゴリズムを適用して、移動体通信端末がゾ
ーン移行を行う際の基準を規定することがある。このア
ルゴリズムを適用する際の設定値は、自局からのシステ
ム情報により移動体通信端末に報知される。
【0005】このHCSは、自局からのシステム情報に
て、自局及び周辺セルに対してHCS優先度を示す値を
割り当て、移動体通信端末が自局を切り替えてゾーン移
行する際のセルを再選択する処理にて、このHCS優先
度を使用する。HCS優先度は、移動体通信端末がゾー
ン移行する際に、周辺セルを自局に切り替えるための選
択基準を、周辺セルごとに設定するためのものである。
すなわち、例えば、移動体通信ネットワークの側で、移
動体通信端末によるゾーン移行の際に、優先的な選択が
望ましいと判別した周辺セルに対しては、現在の自局よ
りも高いHCS優先度を割り当てる。一方、劣後的な選
択が望ましいと判別した周辺セルに対しては、現在の自
局よりも低いHCS優先度を割り当てる。
【0006】また、このHCSを適用する場合には、移
動体通信端末が高速で移動しているか否かを判別するた
めの処理を実行することがある。この判別処理に用いる
パラメータ群も、自局からのシステム情報により移動体
通信端末に報知される。
【0007】この判別処理は、所定の測定満了時間T_CR
_MAXが経過するまでの間にセルを再選択してゾーン移行
した回数が所定の閾値N_CRを越えたか否かを判別し、越
えたと判別した場合に、高速移動状態であるとして、セ
ル再選択基準を変更する。例えば、通常の(非高速移動
状態での)セル再選択基準では、HCS優先度がより高
いセルをより優先的に選択する。一方で、高速移動状態
でのセル再選択基準では、HCS優先度がより低いセル
をより優先的に選択する。この場合、移動体通信ネット
ワークは、移動体通信端末が非高速移動状態にあるとき
はHCS優先度が高いセルを優先的に選択し、高速移動
状態にあるときはHCS優先度が低いセルを優先的に選
択するように規定したことになる。
【0008】例えば、図8は、従来の移動体通信端末が
高速で移動していることを検出する処理の一例を説明す
るためのフローチャートである。移動体通信端末は、所
定の測定満了時間T_CR_MAXが経過するまでの間にセルを
再選択した回数を示す変数V_CRを0として初期化する
(ステップS20)。次に、移動体通信端末は、セルの
再選択回数を測定する時間を計測するための測定区間タ
イマを起動し、所定の測定満了時間T_CR_MAXが経過した
ことを検出可能とする(ステップS21)。
【0009】移動体通信端末は、セル再選択が発生した
か否かを判別し(ステップS22)、発生したと判別す
ると(ステップS22にてYES)、変数V_CRを1だけ
インクリメントする(ステップS23)。一方、移動体
通信端末は、セルの再選択が発生していないと判別する
と(ステップS22にてNO)、タイマにより計測され
た時間が測定満了時間T_CR_MAXを経過したか否かを判別
する(ステップS24)。
【0010】移動体通信端末は、測定満了時間T_CR_MAX
を経過していないと判別すると(ステップS24にてN
O)、処理を上記ステップS22にリターンして、セル
の再選択の発生を検出する。一方、移動体通信端末は、
測定満了時間T_CR_MAXを経過したと判別すると(ステッ
プS24にてYES)、変数V_CRに示される再選択回数
が、所定の閾値N_CRを越えたか否かを判別する(ステッ
プS25)。
【0011】移動体通信端末は、閾値N_CRを越えていな
いと判別すると(ステップS25にてNO)、処理を上
記ステップS20にリターンして、高速での移動を検出
する処理を継続する。一方、移動体通信端末は、閾値N_
CRを越えたと判別すると(ステップS25にてYE
S)、高速で移動していることを検出したとして、セル
再選択基準を変更するなどの高速移動状態に遷移するた
めの処理を実行する(ステップS26)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動体通信
端末では、変数V_CRにより示されるセルの再選択回数を
基準として、高速で移動していることを検出していた。
すなわち、従来の移動体通信端末では、所定の測定満了
時間が経過するまでの間に、同一のセルが自局として複
数回選択された場合であっても、他のセルを選択する場
合と区別せずにカウントするようにしていた。
【0013】このため、例えば、移動体通信端末がセル
の境界に存在するなどして同一のセルを何度も自局とし
て選択し直していた場合には、実際には高速で移動して
いないにも関わらず、高速移動状態に遷移してしまうこ
とがあった。このように現実とは異なって高速移動状態
に遷移してしまうと、セル再選択基準も変更されてしま
うので、不適切な周辺セルが優先的に選択されるという
問題が生じる。
【0014】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、移動体通信端末が高速で移動していることを
適切に検出することができる移動体通信端末の高速移動
検出方法を、提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る移動体通信端末の高速
移動検出方法は、高速で移動しているか否かを判別した
結果に対応して、自局を切り替える基準となるセル再選
択基準を変更し、無線信号の品質を測定した結果をセル
再選択基準に照らし合わせて自局となるセルを切替可能
な移動体通信端末の高速移動検出方法であって、移動体
通信端末は、自局とするセルを再選択した際に、自局と
して選択したセルが所定のリストに登録されているか否
かを判別し、登録されていないと判別した場合に、自局
として選択したセルを前記リストに登録し、所定の測定
満了時間が経過すると、前記リストに登録されているセ
ルの数が所定の閾値を越えたか否かを判別し、閾値を越
えたと判別した場合に、高速で移動しているとして、セ
ル再選択基準を、カバー範囲が比較的狭いセルを優先し
て再選択するための基準から、カバー範囲が比較的広い
セルを優先して再選択するための基準に変更する、こと
を特徴とする。
【0016】所定の記憶部に、自局として選択したセル
固有の識別情報を示すデータを記憶させることにより、
前記リストに自局として選択したセルを登録することが
望ましい。
【0017】前記リストに登録されているセル数が所定
の閾値を越えたと判別された場合に優先して再選択され
るセルのカバー範囲と、前記リストに登録されているセ
ル数が所定の閾値以下であると判別された場合に優先し
て再選択されるセルのカバー範囲は、互いに重なり合う
領域を有することが望ましい。
【0018】前記リストに登録されているセル数が所定
の閾値を越えたと判別された場合に優先して再選択され
るセルはマクロセルであり、前記リストに登録されてい
るセル数が所定の閾値以下であると判別された場合に優
先して再選択されるセルはマイクロセル或いはピコセル
であることが望ましい。
【0019】この発明の第2の観点に係る移動体通信端
末は、基地局との間で無線信号を送受信して通信を行う
通信手段と、自局として選択されたセルを識別するため
の情報を記憶することにより、自局として選択されたセ
ルを登録するセル情報記憶手段と、前記通信手段が自局
として通信を行うセルを再選択した際に、前記セル情報
記憶手段に記憶されている情報を検索して、自局として
選択したセルが登録されているか否かを判別し、登録さ
れていないと判別すると、自局として選択したセルを識
別するための情報を前記セル情報記憶手段に記憶させて
セルを登録し、所定の測定満了時間が経過すると、前記
セル情報記憶手段にて登録されているセルの数が所定の
閾値を越えたか否かを判別し、越えたと判別すると、高
速で移動しているとして、無線信号の品質を測定した結
果に基づいて自局を切り替える際の基準となるセル再選
択基準を、カバー範囲が比較的狭いセルを優先して再選
択するための基準から、カバー範囲が比較的広いセルを
優先して再選択するための基準に変更する処理制御手段
とを備える、ことを特徴とする。
【0020】この発明の第3の観点に係るプログラム
は、移動体通信端末として機能するコンピュータに、自
局とするセルを再選択した際に、自局として選択したセ
ルが所定のリストに登録されているか否かを判別する登
録判別処理と、前記登録判別処理にて登録されていない
と判別された場合に、自局として選択したセルを前記リ
ストに登録するセル登録処理と、所定の測定満了時間が
経過すると、前記リストに登録されているセルの数が所
定の閾値を越えたか否かを判別するセル数判別処理と、
前記セル数判別処理にて閾値を越えたと判別された場合
に、高速で移動しているとして、無線信号の品質を測定
した結果に基づいて自局を切り替える際の基準となるセ
ル再選択基準を、カバー範囲が比較的狭いセルを優先し
て再選択するための基準から、カバー範囲が比較的広い
セルを優先して再選択するための基準に変更する高速移
動状態遷移処理と、を実行させることを特徴とする。
【0021】前記セル登録処理は、所定の記憶部に、自
局として選択したセル固有の識別情報を示すデータを記
憶させることにより、前記リストに自局として選択した
セルを登録することが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る移動体通信端末について詳細に説
明する。
【0023】図1は、この発明の実施の形態に係る移動
体通信端末100の構成を示す図である。図示するよう
に、この移動体通信端末100は、通信処理部1と、記
憶部2と、処理制御部3と、入出力部4とを備えてい
る。
【0024】通信処理部1は、例えばアンテナやRF
(Radio Frequency)信号処理回路、ベースバンド信号
処理回路等を備えて構成され、移動体通信ネットワーク
が備える基地局との間で無線信号を送受信することによ
り、通信するためのものである。
【0025】記憶部2は、例えばEEPROM(Electr
onically Erasable and Programmable Read Only Memor
y)やSRAM(Static Random Access Memory)等から
構成され、処理制御部3の動作を規定する動作プログラ
ムやデータを記憶する。また、記憶部2は、例えばRA
Mにより、図2に示すようなセル遷移リスト20を構成
するデータを記憶する。
【0026】セル遷移リスト20は、所定の測定満了時
間T_CR_MAXが経過するまでの間に、移動体通信端末10
0がゾーン移行により自局として選択したセルに関する
情報を格納する。例えば、セル遷移リスト20は、「PL
MN ID」(Public Land Mobile Network ID)と、「セル
ID」とを示すデータを記憶することにより、自局とし
て選択したセルを登録する。ここで、「PLMN ID」は、
自局として選択したセルを提供する移動体通信ネットワ
ークの事業者を識別するための識別情報である。「セル
ID」は、移動体通信ネットワークが備える各基地局に
よってカバーされるセルに割り当てられた識別番号であ
る。ここで、「セル ID」は、各通信事業者においてセ
ルごとに固有の値が割り当てられる。
【0027】また、記憶部2は、自局としているセルに
設置された基地局から受信したシステム情報に含まれる
各種の情報を記憶する。例えば、記憶部2は、セル遷移
リスト20に登録されたセルの数を示す変数Nや、セル
遷移リスト20の有効エントリ数から移動体通信端末1
00が高速で移動しているか否かを判別する際の基準と
なる閾値N_CRを記憶する。さらに、記憶部2は、処理制
御部3が備える測定区間タイマ10が計測する所定の測
定満了時間T_CR_MAXを示すデータを記憶する。
【0028】処理制御部3は、例えばCPU(Central
Processing Unit)といったマイクロプロセッサ等から
構成され、この移動体通信端末100全体の動作を制御
するためのものである。例えば、処理制御部3は、記憶
部2に記憶された後述する動作プログラムを実行し、通
信処理部1等を制御して、図5のフローチャートに示す
高速移動検出処理や、図6のフローチャートに示すセル
遷移リスト更新処理といった各種の処理を実行する。ま
た、処理制御部3は、図5のフローチャートに示す高速
移動検出処理を実行する際に、所定の測定満了時間T_CR
_MAXが経過したことを検出するための測定区間タイマ1
0を備えている。この測定区間タイマ10は、例えば記
憶部2に格納されている所定の動作プログラムを処理制
御部3が実行することにより実現される。
【0029】入出力部4は、キーパッドや液晶ディスプ
レイ、スピーカ、マイクロフォン、発光ダイオード等か
ら構成され、ユーザ・インタフェースを提供して各種の
情報を入力、あるいは出力するためのものである。
【0030】次に、この移動体通信端末100が適用さ
れる移動体通信システムの構成について説明する。図3
は、移動体通信端末100が適用される移動体通信シス
テムの構成を示す図である。この移動体通信システム
は、例えばW−CDMA(Wideband-Code Division Mul
tiple Access)方式等を用いて移動体通信端末100に
よる通信を可能とするシステムであり、図3に示すよう
に、複数の基地局101、101、…、101
(mは自然数)と、移動通信制御局102とが結合さ
れて構成される移動体通信ネットワーク110を備えて
いる。
【0031】複数の基地局101〜101は、少な
くともいずれか1つの基地局が移動体通信端末100と
の間で無線信号を送受信することにより無線回線を設定
する。各基地局101〜101は、移動体通信端末
100による通信を可能とするための複数のセルそれぞ
れに設置され、各セルがカバーするエリアを通信サービ
スエリアとして、移動体通信サービスを提供する。ま
た、各基地局101〜101には、固有の識別番号
が付与され、「セルID」として、「PLMN ID」と共に、
各基地局101〜101が送信するシステム情報に
より移動体通信端末100に報知される。さらに、各基
地局101〜101は、移動体通信端末100が自
局とするセルを再選択してゾーン移行するために無線信
号の品質を測定する対象となる周辺セルを、システム情
報により移動体通信端末100に報知する。
【0032】移動通信制御局102は、移動体用の無線
通信回線を提供するためのものであり、複数の基地局1
01〜101に有線又は無線にて結合されている。
また、移動通信制御局102は、公衆回線や他の移動体
通信システム等に結合されて、移動体通信端末100と
他の通信機器との間での通信を可能とする。
【0033】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
体通信端末100の動作を説明する。この移動体通信端
末100は、例えば待受け中において、自局及び周辺セ
ルにおける無線信号の品質を測定して、自局とするセル
の再選択を試みる。ここで、移動体通信ネットワーク1
10は、階層的セル構造(HCS;Hierarchical Cell
Structure)と称されるアルゴリズムを適用して、移動
体通信端末100がゾーン移行するための基準を規定す
る。
【0034】例えば、図4に示すように、周辺セルとし
て、それぞれ基地局101〜101を有する複数の
セルが存在し、移動体通信端末100が基地局101
を自局としているものとする。また、移動体通信端末1
00が無線信号の品質を測定した結果、基地局101
〜101を有する各セルが再選択の対象であると評価
され、基地局101、101を有する各セルが再選
択の対象ではないと評価されたとする。すなわち、移動
体通信端末100は、例えば基地局101、101
それぞれから送信された無線信号の品質測定値を用いて
所定の計算処理を実行し、計算の結果として得られた値
が所定の足きりレベル未満であることを検出して、基地
局101、101を有する各セルを、再選択の対象
から除外する。
【0035】ここで、HCS優先度を考慮して自局とな
るセルを切り替える場合には、再選択の対象であると評
価した基地局101〜101を有する各周辺セルの
HCS優先度を比較し、HCS優先度が高いセルを優先
的に選択する。このHCS優先度は、自局としているセ
ルからのシステム情報により、移動体通信端末100に
報知される。
【0036】例えば、基地局101、101を有す
るセルが同一優先度であり、再選択の対象であると評価
されたセルの中で最高の優先度(HCS優先度=5)で
ある場合、移動体通信端末100は、基地局101
101を有する各セルを再選択の対象から除外する。
こののち、処理制御部3が、基地局101、101
を有する各セルにおける無線信号の品質を測定した結果
に基づいて、セルの序列化(セルランキング)を行い、
より良い品質の無線信号を送受信することができるセル
を自局に切り替える。
【0037】こうしたHCSを用いてセルの再選択基準
を規定する移動体通信システムでは、移動体通信端末1
00の移動速度に対応してセル再選択基準を変更するこ
とで、適切にゾーン移行させることができる。すなわ
ち、移動体通信端末100は、高速移動状態と非高速移
動状態とで異なったセル再選択基準を採用して自局を切
り替えることにより、高速で移動した場合であっても、
良好な待受け状態、あるいは通信状態を維持することが
できる。
【0038】例えば、移動体通信端末100は、通常の
(非高速移動状態での)セル再選択基準では、HCS優
先度がより高いセルをより優先的に選択する。一方、移
動体通信端末100は、高速移動状態でのセル再選択基
準では、HCS優先度がより低いセルをより優先的に選
択する。これらのセル再選択基準に関する情報は、自局
としているセルからのシステム情報により移動体通信端
末100に報知される。すなわち、この場合、移動体通
信ネットワーク110は、移動体通信端末100が非高
速移動状態ではHCS優先度が高いセルを優先的に選択
し、高速移動状態ではHCS優先度が低いセルを優先的
に選択するように規定したことになる。
【0039】ここで、HCS優先度の具体的な割当方針
は移動体通信ネットワーク110の実装形式に応じて任
意に設定可能であるが、例えば、以下のような設定が考
えられる。
【0040】すなわち、カバー範囲が比較的狭いセルに
ついてはHCS優先度を高く設定し、カバー範囲が比較
的広いセルについてはHCS優先度を低く設定すること
が考えられる。ここで、カバー範囲が比較的狭いセル
は、一般にピコセルやマイクロセルと称され、例えば、
高層ビルや駅、繁華街といった、多くの人が集まってト
ラフィックが集中する可能性のある場所で、通信容量を
確保するために配置される。また、こうしたピコセルや
マイクロセルを配置して移動体通信端末100と基地局
との間の距離を縮めることで、移動体通信端末100で
の送信電力を節約して電池の消耗を抑制できる可能性も
高い。このピコセルやマイクロセルといったカバー範囲
が比較的狭いセルは、マクロセルと称されるカバー範囲
が比較的広いセルと、互いに重なり合って配置される。
移動体通信端末の所在地が低速で移動する場合や一定の
場所で停止している場合には、前述したトラフィックの
分散や消費電力の抑制などの観点から、ピコセルやマイ
クロセルを優先して選択することが望ましい。これに対
し、高速移動の際にカバー範囲の狭いセルを選択する
と、ゾーン移行が頻繁に発生するため、移動体通信ネッ
トワークへのアクセス回数増大によるトラフィックの増
大や、通信が途切れやすくなるなどの問題が生じる。そ
こで、移動体通信端末100は、高速移動の際にカバー
範囲が比較的広いマクロセルを優先して選択するための
セル再選択基準を採用することで、この問題を解決する
ことができる。更に、移動体通信端末100の電源とな
る電池の消耗を抑制できることもある。
【0041】また、他の一例として、現在の自局に近い
周辺セルについてはHCS優先度を高く設定し、遠い周
辺セルについてはHCS優先度を低く設定することが考
えられる。この場合、非高速移動状態では、たとえ自局
から遠く離れたセルにおける無線信号の品質が最良であ
っても、自局や他の高優先度の周辺セルが再選択の対象
であると評価されていれば、自局から離れたセルを選択
することがない。従って、自局から離れた周辺セルにお
ける無線信号の品質が一時的に向上した場合であって
も、そのセルを直ちに自局に切り替えてしまうことを防
止できる。これにより、元の自局と遠く離れたセルとの
間でゾーン移行が頻発することや、元の自局に戻れずに
圏外と判定されてセルサーチを実行しなければならなく
なることを、避けることができる。一方、高速移動状態
では、自局に隣接する周辺セルにおけるHCS優先度を
高く設定し、それらの周辺セルに隣接する周辺セルにお
けるHCS優先度を低く設定することで、高速移動に対
応したゾーン移行を実現することができる。すなわち、
1つのセルにて提供される無線信号が隣接する周辺セル
でも通信可能な程度の品質を有している場合には、移動
体通信端末は、自局としているセルに隣接する周辺セル
にて、さらにその周辺セルの1つ先の周辺セルを、優先
的に再選択の対象として自局を切り替えることができ
る。
【0042】こうしたHCSに基づいてセル再選択基準
を設定可能な移動体通信端末100は、高速で移動して
いることを適切に検出するため、図5のフローチャート
に示す高速移動検出処理を実行する。以下に、移動体通
信端末100が実行する高速移動検出処理について説明
する。処理制御部3は、記憶部2に記憶されている動作
プログラムを実行することで、高速移動検出処理の実行
を開始する。
【0043】高速移動検出処理を開始すると、処理制御
部3は、記憶部2に記憶されている変数Nを0に設定す
る(ステップS1)。すなわち、処理制御部3は、セル
遷移リスト20をクリアして、有効なエントリとなる登
録セルがない状態に設定する。ただし、記憶部2にセル
遷移リスト20として具体的に記憶されているデータに
ついては、登録されたセルの数を示す変数Nを用いてエ
ントリ数を管理することから、特に記憶内容の消去とい
った初期化を施す必要はない。
【0044】処理制御部3は、測定区間タイマ10を初
期化して起動し(ステップS2)、測定満了時間T_CR_M
AXまでの経過時間の計測を開始させる。こののち、処理
制御部3は、セル再選択が発生したか否かを判別する
(ステップS3)。
【0045】処理制御部3は、セル再選択が発生したと
判別すると(ステップS3にてYES)、図6のフロー
チャートに示すセル遷移リスト更新処理を実行する(ス
テップS4)。
【0046】セル遷移リスト更新処理を開始すると、処
理制御部3は、記憶部2に格納されているセル遷移リス
ト20を検索し(ステップS10)、セル再選択により
自局として選択したセルがセル遷移リスト20に既に登
録されているか否かを判別する(ステップS11)。
【0047】処理制御部3は、セル遷移リスト20に登
録されていると判別すると(ステップS11にてYE
S)、そのままセル遷移リスト更新処理を終了し、処理
を図5のステップS3にリターンする。すなわち、セル
再選択により自局として選択したセルがセル遷移リスト
20に重複して登録されることを防止して、測定満了時
間T_CR_MAXが経過するまでの間に自局として選択したセ
ルの正確な数を測定可能とする。
【0048】一方、処理制御部3は、自局として選択し
たセルがセル遷移リスト20に未だ登録されていないと
判別すると(ステップS11にてNO)、自局として選
択したセルをセル遷移リスト20に登録する(ステップ
S12)。すなわち、処理制御部3は、自局からのシス
テム情報により報知された自局の識別番号を示す情報
を、セル遷移リスト20の「PLMN ID」及び「セル ID」
として格納する。
【0049】こののち、処理制御部3は、変数Nを1だ
けインクリメントしたのち(ステップS13)、セル遷
移リスト更新処理を終了し、処理を図5のステップS3
にリターンする。
【0050】また、上記ステップS3にて、セル再選択
が発生していないと判別すると(ステップS3にてN
O)、処理制御部3は、測定区間タイマ10が計測した
時間を読み取り、測定満了時間T_CR_MAXが経過したか否
かを判別する(ステップS5)。
【0051】処理制御部3は、測定満了時間T_CR_MAXが
経過していないと判別すると(ステップS5にてN
O)、処理を上記S3にリターンして、セル再選択の発
生を検出する。
【0052】一方、処理制御部3は、測定満了時間T_CR
_MAXが経過したと判別すると(ステップS5にてYE
S)、変数Nにより示されるセル遷移リスト20の登録
セル数が、所定の閾値N_CRを越えたか否かを判別する
(ステップS6)。
【0053】処理制御部3は、閾値N_CRを越えていない
と判別すると(ステップS6にてNO)、処理を上記ス
テップS1にリターンして、高速移動検出処理を再度実
行する。
【0054】一方、処理制御部3は、閾値N_CRを越えた
と判別すると(ステップS6にてYES)、移動体通信
端末100が高速で移動しているとして、セル再選択基
準を変更するなどの高速移動状態に遷移するための処理
を実行する(ステップS7)。例えば、処理制御部3
は、セル再選択基準を、カバー範囲が比較的狭いマイク
ロセル或いはピコセルを優先して再選択するための基準
から、カバー範囲が比較的広いマクロセルを優先して再
選択するための基準に変更する。こののち、処理制御部
は、図5のフローチャートに示す高速移動検出処理を終
了する。
【0055】このようにセル遷移リスト20に登録され
ているセルの数をカウントして閾値N_CRと比較すること
で、同一のセルを重複してカウントすることなく、自局
として選択したセルの数をカウントすることができる。
これにより、移動体通信端末100が高速で移動してい
ることを適切に検出することができる。
【0056】例えば、図7に示すように、移動体通信端
末100が、基地局101を有するセル103(セ
ルA)、基地局101を有するセル103(セル
B)、基地局101を有するセル103(セルC)
の境界付近に所在したとする。ここで、セルA〜セルC
は、それぞれ、基地局101を有するセル103
(セルD)とカバー範囲が重なり合うピコセルであ
り、自局より低いHCS優先度の周辺セルとして、マク
ロセルであるセルDをシステム情報により移動体通信端
末100に報知していたとする。
【0057】この状況の下で、移動体通信端末100
は、例えば、セルA、セルB、セルA、セルC、セル
B、セルC、…、セルAといったように、3つのセルA
〜セルCの間で繰り返し自局を切り替えていたとする。
この場合、セル遷移リスト20には、セルA〜セルCを
識別するための情報が重複することなく登録され、セル
遷移リスト20の有効エントリ数を示す変数Nは、N=
3となる。従って、所定の閾値N_CRがN_CR≧3と設定さ
れていれば、処理制御部3は、移動体通信端末100が
高速で移動していると検出することがない。これによ
り、一時的にセルDにおける無線信号の品質が向上した
場合であっても、移動体通信端末100がHCS優先度
の低いセルDを自局として選択することを防止できる。
すなわち、移動体通信端末100は、高速移動状態を適
切に検出し、セル再選択基準を、カバー範囲が比較的狭
いピコセル或いはマイクロセルを優先して再選択するた
めの基準から、カバー範囲が比較的広いマクロセルを優
先して再選択するための基準に変更することができる。
以上述べたように高速移動状態を適切に検出してセル再
選択基準を変更可能としたことで、トラフィックの増大
を防止し、通信を安定化することができる。また、非高
速移動状態において、マクロセルが誤って選択されるこ
とを防止し、近くのピコセルやマイクロセルを適切に選
択することができる。これにより、無線通信路の長距離
化に対応して送信電力を増大させなければならない機会
を減らすことができ、送信電力の節約を可能にして移動
体通信端末100の電池の消耗を抑制することもでき
る。
【0058】このように、この発明の実施の形態に係る
移動体通信端末100は、セル遷移リスト20に自局と
して選択したセルを重複することなく登録し、測定満了
時間T_CR_MAXが経過した時点での登録セル数に基づい
て、高速で移動しているか否かを判別する。これによ
り、例えば移動体通信端末100が複数のセルの境界に
所在するなどして同一のセルを何度も自局として選択し
直す場合等に、誤って高速移動状態に遷移することを防
止できる。すなわち、高速で移動していることを適切に
検出することができ、正しいセル選択基準を適用して自
局の切替を行うことができる。
【0059】また、この発明は、専用の装置によらず、
通常の移動体通信端末として動作するコンピュータを用
いても実現可能である。すなわち、移動体通信端末とし
て機能するコンピュータに上述の各処理を実行させるた
めの動作プログラムを所定の記録部に記録し、CPU等
のマイクロプロセッサが当該動作プログラムを読み出し
て実行することで、上述の移動体通信端末100として
機能させることができる。ここで、動作プログラムは、
FD、CD−ROM、MO、メモリーカード等のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配布するもの
としてもよい。さらに、インターネット上のFTP(Fi
le Transfer Protocol)サーバ等が有するファイルシス
テムに動作プログラムを格納しておき、コンピュータ
に、例えば、搬送波に重畳して、ダウンロード等するよ
うにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、自局として選択したセルを重複することなくリスト
に登録することで、移動体通信端末が高速で移動してい
ることを適切に検出して、正しいセル選択基準による自
局の切替を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る移動体通信端末の
構成を示す図である。
【図2】セル遷移リストを示す図である。
【図3】移動体通信端末が適用される移動体通信システ
ムを示す図である。
【図4】HCSを適用して自局となるセルを選択する動
作を説明するための図である。
【図5】高速移動検出処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】セル遷移リスト更新処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】移動体通信端末の動作の具体例を説明するため
の図である。
【図8】従来の移動体通信端末が高速で移動しているこ
とを検出する処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 通信処理部 2 記憶部 3 処理制御部 4 入出力部 10 測定区間タイマ 20 セル遷移リスト 100 移動体通信端末 101〜101、101〜101 基地局 102 移動通信制御局 103〜103 セル 110 移動体通信ネットワーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速で移動しているか否かを判別した結果
    に対応して、自局を切り替える基準となるセル再選択基
    準を変更し、無線信号の品質を測定した結果をセル再選
    択基準に照らし合わせて自局となるセルを切替可能な移
    動体通信端末の高速移動検出方法であって、 移動体通信端末は、 自局とするセルを再選択した際に、自局として選択した
    セルが所定のリストに登録されているか否かを判別し、 登録されていないと判別した場合に、自局として選択し
    たセルを前記リストに登録し、 所定の測定満了時間が経過すると、前記リストに登録さ
    れているセルの数が所定の閾値を越えたか否かを判別
    し、 閾値を越えたと判別した場合に、高速で移動していると
    して、セル再選択基準を、カバー範囲が比較的狭いセル
    を優先して再選択するための基準から、カバー範囲が比
    較的広いセルを優先して再選択するための基準に変更す
    る、 ことを特徴とする移動体通信端末の高速移動検出方法。
  2. 【請求項2】所定の記憶部に、自局として選択したセル
    固有の識別情報を示すデータを記憶させることにより、
    前記リストに自局として選択したセルを登録する、 ことを特徴とする請求項1に記載の高速移動検出方法。
  3. 【請求項3】前記リストに登録されているセル数が所定
    の閾値を越えたと判別された場合に優先して再選択され
    るセルのカバー範囲と、前記リストに登録されているセ
    ル数が所定の閾値以下であると判別された場合に優先し
    て再選択されるセルのカバー範囲は、互いに重なり合う
    領域を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の高速移動検出
    方法。
  4. 【請求項4】前記リストに登録されているセル数が所定
    の閾値を越えたと判別された場合に優先して再選択され
    るセルはマクロセルであり、 前記リストに登録されているセル数が所定の閾値以下で
    あると判別された場合に優先して再選択されるセルはマ
    イクロセル或いはピコセルである、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の高速移動
    検出方法。
  5. 【請求項5】基地局との間で無線信号を送受信して通信
    を行う通信手段と、 自局として選択されたセルを識別するための情報を記憶
    することにより、自局として選択されたセルを登録する
    セル情報記憶手段と、 前記通信手段が自局として通信を行うセルを再選択した
    際に、前記セル情報記憶手段に記憶されている情報を検
    索して、自局として選択したセルが登録されているか否
    かを判別し、登録されていないと判別すると、自局とし
    て選択したセルを識別するための情報を前記セル情報記
    憶手段に記憶させてセルを登録し、所定の測定満了時間
    が経過すると、前記セル情報記憶手段にて登録されてい
    るセルの数が所定の閾値を越えたか否かを判別し、越え
    たと判別すると、高速で移動しているとして、無線信号
    の品質を測定した結果に基づいて自局を切り替える際の
    基準となるセル再選択基準を、カバー範囲が比較的狭い
    セルを優先して再選択するための基準から、カバー範囲
    が比較的広いセルを優先して再選択するための基準に変
    更する処理制御手段とを備える、 ことを特徴とする移動体通信端末。
  6. 【請求項6】移動体通信端末として機能するコンピュー
    タに、 自局とするセルを再選択した際に、自局として選択した
    セルが所定のリストに登録されているか否かを判別する
    登録判別処理と、 前記登録判別処理にて登録されていないと判別された場
    合に、自局として選択したセルを前記リストに登録する
    セル登録処理と、 所定の測定満了時間が経過すると、前記リストに登録さ
    れているセルの数が所定の閾値を越えたか否かを判別す
    るセル数判別処理と、 前記セル数判別処理にて閾値を越えたと判別された場合
    に、高速で移動しているとして、無線信号の品質を測定
    した結果に基づいて自局を切り替える際の基準となるセ
    ル再選択基準を、カバー範囲が比較的狭いセルを優先し
    て再選択するための基準から、カバー範囲が比較的広い
    セルを優先して再選択するための基準に変更する高速移
    動状態遷移処理と、 を実行させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】前記セル登録処理は、所定の記憶部に、自
    局として選択したセル固有の識別情報を示すデータを記
    憶させることにより、前記リストに自局として選択した
    セルを登録する、 ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
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