JP2003244443A - 画像符号化装置及び画像復号装置 - Google Patents

画像符号化装置及び画像復号装置

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JP2003244443A
JP2003244443A JP2002041767A JP2002041767A JP2003244443A JP 2003244443 A JP2003244443 A JP 2003244443A JP 2002041767 A JP2002041767 A JP 2002041767A JP 2002041767 A JP2002041767 A JP 2002041767A JP 2003244443 A JP2003244443 A JP 2003244443A
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JP2002041767A
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Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は多階調画像を復号時に解像度のプログ
レッシブ表示可能な符号に高画質で符号化・復号する画
像符号化装置及び画像復号装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、画像ブロック化部
31で、入力多値画像に対して符号化の処理単位となる
任意形状のブロックに画像を分割し、ブロック化画像に
対して2次元ウェーブレット変換部32で2次元のウェ
ーブレット変換を行って、得られた変換係数に対して、
係数順序制御部33で解像度の小さい下位の階層の係数
を先に符号化するための係数順序を決定し、係数ブロッ
ク化部34で、当該係数順序で符号化処理用に任意の大
きさに係数をブロック分割し、係数符号化部35でブロ
ック化された係数毎に係数の符号化を行って、符号量を
符号量制御部35で制御している。したがって、符号量
を一定にしつつ、画像復号時に解像度のプログレッシブ
表示が可能な符号を容易に作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置及
び画像復号装置に関し、詳細には、多階調画像を復号時
に解像度のプログレッシブ表示可能な符号に高速に高画
質で符号化する画像符号化装置及び当該符号列を復号順
序を制御しながら階層表示可能に復号する画像復号装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル機器においては、高画質化の
ために、解像度を高くすることや階調数を多くする等が
行われているが、画像の持つ情報量が多くなることで画
質は向上する反面、画像の情報量が多くなるという問題
がある。例えば、従来、2階調(白または黒)であった
画像を白黒256階調の画像にすると、情報量は8倍に
なってしまう。情報量が8倍になると、その画像を記憶
するために必要とされる記憶容量も、単純に計算する
と、8倍になり、機器のコストが増大するという問題が
発生する。
【0003】そこで、通常から記憶容量を削減するため
に、画像を符号化する方法が適用されており、データ量
の多さを解決する方法の1つに、多階調画像を効率良く
符号化する方法が用いられている。
【0004】多階調画像(カラー画像も含む)の符号化
方式としては、ISO(国際標準化機構)とITU−T
(旧CCITT)とで標準勧告されているJPEG方式
が代表的である。JPEG方式は、基本であるDCT
(離散コサイン変換)方式とオプションのDPCMを用
いた方式がある。前者のDCT方式は、人間の視覚特性
を利用して画質を損なわない程度に原画の情報量を一部
削減して符号化を行う符号化方式(非可逆符号化方式と
呼ばれる)であり、離散コサイン変換を使って画像情報
を周波数情報に変換した後に情報の符号化を行う方式で
ある。後者のDPCM方式は、原画の情報量を損なうこ
と無く符号化を行う符号化方式(可逆符号化方式と呼ば
れる)であり、注目画素レベルを周囲画素より予測を行
って、その予測誤差を符号化する方式である。
【0005】DCT方式とDPCM方式を比較した場
合、画質重視により符号化を行うのであれば、効率の良
いDCT方式を用いるのが良いが、情報の保存性という
点では、DCT方式は、非可逆であるために、可逆であ
るDPCM方式が用いられる。理想としては、可逆で高
能率な方式が良いのであるが、現状のDPCM方式によ
る可逆方式ではそれほど大きな効率を得られないという
問題があり、パソコン等で使用される比較的階調数の多
い多値画像の圧縮には、DCT方式が主に用いられてい
る。
【0006】しかし、DCT方式は、圧縮率を高くする
と、特有のブロック歪みや輪郭部でモスキートノイズが
発生し、画質が極端に劣化する。特に、文字画像におい
てはその傾向が顕著であるために、画質的に大きな問題
となっている。
【0007】このJPEG方式の有している欠点を解決
するために、JPEG2000と称される符号化方式
が、近年、注目されている。JPEG2000は、西暦
2000年に勧告化された新しい符号化方式であり、J
PEGの欠点である低ビットレートでの画質劣化を少な
くしたことに加え、実用的な新機能を多数備えている。
特に、JPEG2000は、階層的表示を容易に実現で
きる点で、JPEGに対して大きなメリットとなってい
る。JPEG2000は、ウェーブレット変換を用いた
変換符号化方式であり、今後、カラー画像をはじめとす
る静止画像の分野において、JPEGに置き換わってい
くものと予測されている。
【0008】しかしながら、このJPEG2000も万
能というわけではなく、規模の大きさや処理速度の点か
ら、JPEG方式と比較して劣っている点もあるのが実
状である。
【0009】このように、多階調の画像を効率よく符号
化する方法の1つにDCTを用いたJPEG方式がある
が、JPEG方式は、上述のように、圧縮率を高くする
とブロック歪みや輪郭部でのモスキートノイズが発生す
る可能性があり、画質的に問題がある。
【0010】この問題を解決する方法の1として、DC
Tではなく、ウェーブレット変換を用いる方法がある。
ウェーブレット変換を用いた符号化は、サブバンド符号
化とも呼ばれ、入力信号を複数の周波数帯域に分割し、
帯域毎の偏りを利用して圧縮率を向上させるものであ
る。ウェーブレット変換の最も大きな特徴は、DCTと
比べて高画質な点である。
【0011】すなわち、多値画像の符号化を行う際に用
いられる符号化方式として、サブバンド符号化あるいは
ウェーブレット符号化と呼ばれるものが知られており、
サブバンド符号化は、入力信号を複数の周波数帯域に分
割し、帯域毎の情報量の偏りを利用して符号化効率を向
上させるようにしたものである。また、ウェーブレット
符号化は、サブバンド符号化において低域側の帯域を再
帰的に2分割し、階層化されたサブバンド符号化を行っ
て、サブバンド符号化と同様に、帯域毎の情報量の偏り
を利用して符号化効率を向上させるようにしたものであ
る。
【0012】特に、ウェーブレット符号化は、多階層に
わたる縮小画像が復号時に自然に生成されるため、画像
データがピラミッド構造をしており、プログレッシブ
(段階的に画質が向上していく)再生表示が可能であ
る。
【0013】このウェーブレット変換を用いた符号化に
関しては、従来、入力された画像信号に対して2次元の
ウェーブレット変換を施し、その変換出力から同一の空
間領域を表現する変換係数を取り出して2次元的に配置
し、前記配置された変換係数に対して量子化を施し、低
周波の周波数帯域に含まれる変換係数から高周波の周波
数帯域に含まれる変換係数に向かって走査して1次元の
信号系列を生成し、最後の変換係数までゼロが連なる場
合には、走査打ち切りを示す符号によって一つの信号系
列の符号化を終了する画像信号のウェーブレット変換符
号化方式において、周波数帯域毎に周波数帯域内の前記
変換係数の相関関係に従って走査方法を決定するウェー
ブレット変換符号化方式が提案されている(特開平6−
245077号公報参照)。
【0014】また、ウェーブレット変換係数の効率的な
エントロピー符号化を実現するために、空間的に隣接す
るウェーブレット変換係数が、その有意係数の発生箇所
に、同一の周波数帯域内、ならびに異なる周波数帯域間
において、ある程度の法則性が認められることを利用し
て、ウェーブレット変換係数の分布を考慮した走査方式
を適用することにより、効率的なエントロピー符号化を
行うウェーブレット変換符号化方法が提案されている
(特許第2933457号公報参照)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
符号技術及び復号技術にあっては、復号時に解像度のプ
ログレッシブ表示が可能な符号を容易に、かつ高品質に
行う上で改良の必要があった。
【0016】また、従来のJPEG方式に代表される階
層的表示が可能になっている符号列は、符号化時に画像
をブロック化して処理していないため、この符号列に対
して復号動作を行いながら画像を表示した場合に、画像
全面が階層的表示される。この現象は、画像全体が階層
的表示されるという点では良いのであるが、一部分のみ
先に解像度を向上させるということはできない。
【0017】一方、画像をブロック化して処理している
場合には、復号時にブロック単位で階層的表示が可能に
なるため、前者の方式で問題となっている一部分のみ解
像度を向上させる等の階層的表示は可能になる。しか
し、逆に画像全面での階層的表示をする場合には処理時
間や余分なメモリが必要になる等の問題がある。
【0018】そこで、請求項1記載の発明は、入力多値
画像に対して符号化の処理単位となる任意形状のブロッ
クに画像を分割し、当該ブロック化された画像に対して
2次元ウェーブレット変換手段で、2次元のウェーブレ
ット変換を行って、当該ウェーブレット変換で得られた
変換係数に対して、係数順序制御手段で、解像度の小さ
い下位の階層の係数を先に符号化するための係数順序を
決定し、係数ブロック化手段で、当該決定された係数順
序で符号化処理用に任意の大きさに係数をブロック分割
し、係数符号化手段で、当該ブロック化された係数毎に
係数の符号化を行って、当該符号化された符号量を符号
量制御手段で制御することにより、プログレッシブ機能
を有した状態で符号量を一定にしつつ、画像復号時に解
像度のプログレッシブ表示が可能な符号を容易に作成
し、高画質でプログレッシブ表示可能な符号化を簡単に
行うことのできる画像符号化装置を提供することを目的
としている。
【0019】請求項2記載の発明は、入力される符号列
に対して復号する順序を復号順序制御手段で決定して、
係数復号手段で、当該決定された順序で入力される符号
列に対して復号処理を行って係数群を再生し、当該再生
された係数に対して、2次元逆ウェーブレット変換手段
で、当該符号列の符号化とは逆の2次元ウェーブレット
変換を施して画像の再生を行って、画像再生手段で、当
該再生された画像から全体の画像を作成し、符号列に対
して復号順序を制御しながら階層表示方法を制御するこ
とにより、階層的構造を有した符号列に対して、復号順
序を制御しながら階層表示する方法を制御し、簡単な方
法で様々な階層的表示を行うことのできる画像復号装置
を提供することを目的としている。
【0020】請求項3記載の発明は、復号再生された画
像が予め定められた解像度に達すると、復号動作を中断
して、次のブロックの復号動作を行うことにより、メモ
リ容量を削減しつつ、簡単な方法で速やかに様々な画像
全面に対する階層的表示を行うことのできる画像復号装
置を提供することを目的としている。
【0021】請求項4記載の発明は、ユーザーの指定し
た領域に対応するブロック部分に対して、他ブロック部
分に比較して解像度を向上させる復号動作を行うことに
より、メモリ容量を削減しつつ、簡単な方法で速やかに
ユーザーが好む階層的表示を行うことのできる画像復号
装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像符号化装置は、入力多値画像に対して符号化の処理単
位となる任意形状のブロックに画像を分割する画像ブロ
ック化手段と、当該ブロック化された画像に対して2次
元のウェーブレット変換を行う2次元ウェーブレット変
換手段と、当該ウェーブレット変換で得られた変換係数
に対して解像度の小さい下位の階層の係数を先に符号化
するための係数順序を決定する係数順序制御手段と、当
該決定された係数順序で符号化処理用に任意の大きさに
係数をブロック分割する係数ブロック化手段と、当該ブ
ロック化された係数毎に係数の符号化を行う係数符号化
手段と、当該符号化された符号量を制御する符号量制御
手段とを備えていることにより、上記目的を達成してい
る。
【0023】上記構成によれば、画像ブロック化手段
で、入力多値画像に対して符号化の処理単位となる任意
形状のブロックに画像を分割し、当該ブロック化された
画像に対して2次元ウェーブレット変換手段で、2次元
のウェーブレット変換を行って、当該ウェーブレット変
換で得られた変換係数に対して、係数順序制御手段で、
解像度の小さい下位の階層の係数を先に符号化するため
の係数順序を決定し、係数ブロック化手段で、当該決定
された係数順序で符号化処理用に任意の大きさに係数を
ブロック分割し、係数符号化手段で、当該ブロック化さ
れた係数毎に係数の符号化を行って、当該符号化された
符号量を符号量制御手段で制御しているので、プログレ
ッシブ機能を有した状態で符号量を一定にしつつ、画像
復号時に解像度のプログレッシブ表示が可能な符号を容
易に作成することができ、高画質でプログレッシブ表示
可能な符号化を簡単に行うことができる。
【0024】請求項2記載の発明の画像復号装置は、入
力される符号列に対して復号する順序を決定する復号順
序制御手段と、当該決定された順序で、入力される符号
列に対して復号処理を行って係数群を再生する係数復号
手段と、当該再生された係数に対して前記符号列の符号
化とは逆の2次元ウェーブレット変換を施して画像の再
生を行う2次元逆ウェーブレット変換手段と、当該再生
された画像から全体の画像を作成する画像再生手段とを
備え、前記符号列に対して復号順序を制御しながら階層
表示方法を制御することにより、上記目的を達成してい
る。
【0025】上記構成によれば、入力される符号列に対
して復号する順序を復号順序制御手段で決定して、係数
復号手段で、当該決定された順序で入力される符号列に
対して復号処理を行って係数群を再生し、当該再生され
た係数に対して、2次元逆ウェーブレット変換手段で、
当該符号列の符号化とは逆の2次元ウェーブレット変換
を施して画像の再生を行って、画像再生手段で、当該再
生された画像から全体の画像を作成し、符号列に対して
復号順序を制御しながら階層表示方法を制御するので、
階層的構造を有した符号列に対して、復号順序を制御し
ながら階層表示する方法を制御することができ、簡単な
方法で様々な階層的表示を行うことができる。
【0026】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前画像復号装置は、前記復号再生された画像が予
め定められた解像度に達すると、復号動作を中断して、
次のブロックの復号動作を行うものであってもよい。
【0027】上記構成によれば、復号再生された画像が
予め定められた解像度に達すると、復号動作を中断し
て、次のブロックの復号動作を行っているので、メモリ
容量を削減することができるとともに、簡単な方法で速
やかに様々な画像全面に対する階層的表示を行うことが
できる。
【0028】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記画像復号装置は、ユーザーの指定した領域に対
応するブロック部分に対して、他ブロック部分に比較し
て解像度を向上させる復号動作を行うものであってもよ
い。
【0029】上記構成によれば、ユーザーの指定した領
域に対応するブロック部分に対して、他ブロック部分に
比較して解像度を向上させる復号動作を行うので、メモ
リ容量を削減することができるとともに、簡単な方法で
速やかにユーザーが好む階層的表示を行うことができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に
述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0031】図1〜図7は、本発明の多階調画像の画像
符号化装置及び画像復号装置の第1の実施の形態を示す
図であり、本実施の形態は、請求項1に対応するもので
ある。
【0032】本実施の形態は、ファクシミリ装置に適用
したものであり、図1は、本発明の画像符号化装置及び
画像復号装置の第1の実施の形態を適用したファクシミ
リ装置1の要部ブロック図である。
【0033】図1において、ファクシミリ装置1は、そ
の送信側に、画像読取部2、画像処理部3及び符号化部
4を備え、その受信側に、復号部5、画像処理部6及び
画像出力部7を備えている。そして、ファクシミリ装置
1は、その通信制御部に伝送路(回線)8が接続され
て、通信制御部により伝送路8を介して画像データの送
受信を行う。
【0034】ファクシミリ装置1の送信側の画像読取部
2は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利
用したイメージスキャナ等が利用されており、白黒2値
の画像の原稿だけでなく、白黒多階調画像やカラーの多
階調画像の原稿を走査して、原稿の画像を所定の解像度
で読み取る。画像読取部2は、読み取った原稿の画像デ
ータを画像処理部3に出力する。
【0035】画像処理部3は、例えば、2値画像におい
ては、解像度変換及びサイズ変換等を行い、カラー画像
を含めた多階調画像においては、色(色成分)変換、解
像度変換及びサイズ変換等を行う。
【0036】符号化部(画像符号化装置)4は、画像処
理部3から入力される画像データを圧縮符号化して、通
信制御部により伝送路9を介して相手ファクシミリ装置
や受信側に送信する。符号化部4で行う符号化方式とし
ては、2値画像に対しては、従来のファクシミリ装置で
使われているMH(Modified Huffman)、MRMR(Mo
dufied Relative element address designate )、MM
R(Modified MR )やJBIG(ジョイントバイナリ
イメージ群)方式があり、多値画像を対象とするもので
は、JPEG方式がある。
【0037】ファクシミリ装置1の受信側の復号部(復
号装置)5は、上記相手ファクシミリ装置や送信側の符
号化部4で符号化された符号列を、当該相手ファクシミ
リ装置や符号化部4の符号化方式と同じ符号化方式によ
り復号して画像処理部6に出力する。
【0038】画像処理部6は、復号部5で復号された画
像に必要な画像処理を施して、画像出力部7に出力し、
画像出力部7は、画像処理部6で画像処理された画像デ
ータに基づいて、画像を記録紙に記録出力する。
【0039】画像出力部7は、例えば、電子写真式記録
装置が用いられ、2値画像を記録紙に記録出力するとと
もに、白黒多階調画像やカラーの多階調画像を所定の解
像度で記録紙に記録出力する。
【0040】画像処理部6は、上記画像処理部3と同様
に、例えば、2値画像においては、解像度変換及びサイ
ズ変換等を行い、カラー画像を含めた多階調画像におい
ては、色(色成分)変換、解像度変換及びサイズ変換等
を行う。
【0041】そして、上述のように、符号化部4、復号
部5で使われる符号化方式としては、2値画像を対象と
するものでは従来のファクシミリで使われているMH、
MR、MMR方式やJBIG方式があり、多値画像を対
象とするものではJPEG方式がある。
【0042】そして、このJPEG方式の一例としての
JPEG2000符号化方式は、その機能ブロックを、
図2のように示すことができ、JPEG2000は、変
換符号化と呼ばれる方式であって、データは、変換(D
WT)11→量子化12→エントロピ符号化13という
処理ステップの流れで処理されて、符号形成14され
る。変換(DWT)11は、離散ウェーブレット変換
(DWT: Discrete Wavelet Transform)が用いられ、
JPEGの特徴が、DCTといわれるように、JPEG
2000の特徴は、このDWTといっても過言ではな
い。量子化12は、変換係数に対してスカラー量子化を
行い、エントロピ符号化13は、DWTの特性を利用し
た、EBCOT(Embedded Block Coding with Optimiz
ed Truncation)といわれる方式で符号化する。EBCO
Tの処理は、図3に示すように、大きく分けて、ブロッ
ク分割21→係数モデリング22→算術符号化23の処
理ステップで行われる。EBCOTの特徴は、各サブバ
ンドを同一サイズにブロック分割して符号化する点と、
ポスト処理による符号量制御が可能な点である。そし
て、JPEG2000で作成された符号は、符号生成と
称する機能ブロックで画質と符号量が制御され、以上の
ような処理によってJPEG2000の符号化が実行さ
れる。
【0043】上記EBCOTで用いられている算術符号
化方式は、従来のランレングス符号化方式(MH,M
R)よりは一般的に符号化効率が良いものである。その
符号化方法は、[0,1]の数直線上の対応区間(2進
小数で、[0.0・・・・0,0.1・・・・1])を
各シンボルの生起確率に応じて不等長に分割していき、
対象シンボル系列を対応する部分区間に割り当て、再帰
的に分割を繰り返していくことにより得られた区間内に
含まれる点の座標を、少なくとも他の区間と区別できる
2進小数で表現してそのまま符号とするものである。
【0044】シンボル系列[0100]を例に算術符号
化の概念を、図4に基づいて説明すると、まず、第1シ
ンボルの符号化時には、全区間が「0」と「1」のシン
ボルの生起確率比に従って、A(0)とA(1)に分割
され、「0」の発生により区間A(0)が選択される。
次に、第2シンボルの符号化の際には、その状態におけ
る両シンボルの生起確率比によって、A(0)がさらに
分割され、発生シンボル系列に対応する区間として、A
(01)が選択される。算術符号化は、このような分割
と選択の処理の繰り返しにより符号化を行っていく。
【0045】一方、復号では、符号化と全く逆の処理を
行い、符号が示す2進小数をもとにシンボルを再生する
ものである。ここで重要な点は、シンボルの符号化を行
う際の数直線の幅であり、この数直線の幅が符号化開始
時と復号開始時とで一致しないとシンボルを正確に再現
できなくなってしまうということである。普通は、この
数直線の幅を符号化側と復号側で「1」としている。
【0046】そして、図1の符号化部4は、図5に示す
ように、画像ブロック化部31、2次元ウェーブレット
変換部32、係数順序制御部33、係数ブロック化部3
4、係数符号化部35及び符号量制御部36等を備えて
いる。
【0047】画像ブロック化部(画像ブロック化手段)
31には、画像処理部3で画像処理された多値画像が入
力され、画像ブロック化部31は、入力多値画像に対し
て符号化の処理単位となる任意形状のブロックに画像を
分割して2次元ウェーブレット変換部32に出力する。
【0048】2次元ウェーブレット変換部(2次元ウェ
ーブレット変換手段)32は、画像ブロック化部31で
ブロック化された画像に対して2次元のウェーブレット
変換を行って、係数順序制御部(係数順序制御手段)3
3に出力し、係数順序制御部33は、ウェーブレット変
換で得られた変換係数に対して解像度の小さい下位の階
層における係数を先に符号化できるように係数順序を決
定して係数ブロック化部34に出力する。
【0049】係数ブロック化部(係数ブロック化手段)
34は、係数順序制御部33で決定された係数順序で符
号化処理用に任意の大きさに係数をブロック分割して、
係数符号化部35に出力し、係数符号化部(係数符号化
手段)35は、係数ブロック化部34でブロック化され
た係数毎に係数の符号化を行う。
【0050】符号量制御部(符号量制御手段)36は、
係数符号化部35で符号化された符号量を制御して、最
終的な符号化データとして出力する。
【0051】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のファクシミリ装置1は、入力される多値画
像(多階調画像)を任意の大きさのブロック単位で符号
化するに際して、2次元ウェーブレット変換を用いて画
像から係数へ変換し、変換後の係数に対して解像度の小
さい下位の階層における係数を先に符号化できるように
係数順序を決定して、当該決定した順序でブロック化を
行った後に符号化を行い、符号化した符号量の制御を行
うところに特徴がある。
【0052】すなわち、ファクシミリ装置1は、画像読
取部2で読み取った原稿の画像を、画像処理部3で、例
えば、2値画像においては、解像度変換及びサイズ変換
等を行い、カラー画像を含めた多階調画像においては、
色(色成分)変換、解像度変換及びサイズ変換等を行
い、画像処理部3の画像処理した画像を符号化部4で圧
縮符号化して、通信制御部により伝送路9を介して相手
ファクシミリ装置や受信側に送信する。
【0053】そして、この符号化部4は、図5に示した
ように、まず画像処理部3から入力される画像を、画像
ブロック化部31で、任意の大きさであるブロック単位
の画像に分割する。分割の方法としては、様々な方法が
あるが、回転等の画像処理に適した水平方向の大きさと
垂直方向の大きさが同じとなる矩形ブロックにすること
が適している。画像ブロック化部31でブロックに分割
された画像は、符号化処理単位となり、画像ブロック化
部31は、ブロック化した画像を2次元ウェーブレット
変換部32に出力する。
【0054】2次元ウェーブレット変換部32は、入力
される画像に対して、2次元のウェーブレット変換処理
を施して、画像から係数への変換を行い、作成した係数
を係数順序制御部33に出力する。2次元ウェーブレッ
ト変換の方法としては、種々の方法を用いることができ
るが、例えば、図6に示すようなウェーブレット変換を
施して2次元係数を作成する方法を用いることができ、
1次元のウェーブレット変換を水平方向及び垂直方向に
対して施すことにより、2次元係数を作成するものが一
般的であるが、図6に示す例も、基本的には、1次元の
ウェーブレット変換を水平方向及び垂直方向に対して施
している。そして、2次元ウェーブレット変換は、図7
に示すように、低域側の帯域(LL成分)に対して、再
帰的に変換を施すことで、係数の階層構造化を図ってい
く。なお、図7において、HLは、horizontal low pas
s filter、HHは、horizontal high pass filter 、V
Lは、vertical low pass filter、VHは、vertical h
igh pass filter である。
【0055】係数順序制御部33は、2次元ウェーブレ
ット変換部32から入力される係数の符号化順序を決定
して、係数ブロック化部34に出力する。係数順序制御
部33は、符号化順序の決定方法として、例えば、図7
に示した階層構造を利用して、低解像度の画像成分に対
する係数を先に、高解像度の画像成分に対する係数を後
にする方法を用いる。具体的には、図7に示すように、
第2階層の係数(2LL,2LH,2HL,2HH)を
先に符号化し、続いて、第1階層(1LH,1HL,1
HH)を符号化するような順序する。
【0056】符号化順序制御部33は、決定した順序に
基づいて係数を係数ブロック化部34に出力し、係数ブ
ロック化部34は、符号器である係数符号化部35で符
号化する単位にブロック分割して、係数符号化部35に
出力する。このように係数をブロック分割して係数符号
化部35に入力するのは、ブロック内で符号ビットの配
分を適応的に変化させることで圧縮効率を向上させるこ
と及びフォトインタラブタ数符号化部35で必要とする
作業領域を少なくすること等が主な理由である。
【0057】係数符号化部35は、ブロック分割された
係数を、例えば、上記算術符号化方式等を用いて符号化
し、符号量制御部36に出力する。
【0058】符号量制御部36は、符号量の制御を行
う。この符号量の制御方法としては、例えば、係数符号
化部35でブロック化された画像に対する符号量を監視
しながら、所望の符号量を越えないように、所定の符号
量に達する直前に符号の打ち切り処理を行う方法を用い
る。
【0059】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、画像ブロック化部31で、入力多値画像に対
して符号化の処理単位となる任意形状のブロックに画像
を分割し、当該ブロック化された画像に対して2次元ウ
ェーブレット変換部32で、2次元のウェーブレット変
換を行って、当該ウェーブレット変換で得られた変換係
数に対して、係数順序制御部33で、解像度の小さい下
位の階層の係数を先に符号化するための係数順序を決定
し、係数ブロック化部34で、当該決定された係数順序
で符号化処理用に任意の大きさに係数をブロック分割
し、係数符号化部35で、当該ブロック化された係数毎
に係数の符号化を行って、当該符号化された符号量を符
号量制御部35で制御している。
【0060】したがって、プログレッシブ機能を有した
状態で符号量を一定にしつつ、画像復号時に解像度のプ
ログレッシブ表示が可能な符号を容易に作成することが
でき、高画質でプログレッシブ表示可能な符号化を簡単
に行うことができる。
【0061】図8は、本発明の多階調画像の画像符号化
装置及び画像復号装置の第2の実施の形態を適用したフ
ァクシミリ装置の復号部5を示す図であり、本実施の形
態は、請求項2〜請求項4に対応するものである。
【0062】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施
の形態の説明においては、必要に応じて、上記第1の実
施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0063】図8において、復号部(復号装置)5は、
復号順序制御部51、係数復号部52、2次元逆ウェー
ブレット変換部53及び画像再生部54等を備えてお
り、図1に示したファクシミリ装置1の復号部5であ
る。
【0064】復号順序制御部(復号順序制御手段)51
には、相手ファクシミリ装置から伝送路9を介して送ら
れてきた符号列や送信側の符号化部4で符号化された符
号列が入力され、この符号列は、上記第1の実施の形態
の符号化部4の方式で符号化された符号列である。復号
順次制御部51は、入力される符号列に対して復号する
順序を決定して係数符号部52に出力する。
【0065】係数復号部(係数復号手段)52は、復号
順序制御部51で決定された順序で入力される符号列に
対して、復号処理を行って係数群を再生して、2次元逆
ウェーブレット変換部53に出力する。
【0066】2次元逆ウェーブレット変換部(2次元ウ
ェーブレット変換手段)53は、係数復号部52で再生
された係数に対して、符号化時に行われた変換と逆の2
次元ウェーブレット変換を施して画像の再生を行い、画
像再生部54に出力する。
【0067】画像再生部(画像再生手段)54は、2次
元逆ウェーブレット変換部53で再生された画像から全
体の画像を作成し、図1に示した画像処理部6に出力す
る。
【0068】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のファクシミリ装置1は、階層的構造を持っ
た符号列に対して、復号順序を制御しながら階層表示す
るところにその特徴がある。
【0069】すなわち、本実施の形態のファクシミリ装
置1は、相手ファクシミリ装置から伝送路9を介して送
られてきた符号列や送信側の符号化部4で符号化された
符号列が復号部5の復号順序制御部51に入力され、こ
の符号列は、上述のように、階層的構造を持った符号列
である。
【0070】復号順序制御部51は、この入力される階
層的構造を有した符号列に対して、復号する順序を決定
する。この入力される符号化がブロック単位で行われて
いるため、対応する画像ブロック単位で符号列の識別が
可能になっており、かつ、階層的構造を持っている。そ
こで、復号順序制御部51は、この符号列の性質を利用
して、例えば、各ブロックに対する任意の解像度まで表
示できる符号列を抽出して、先に復号されるように並べ
換える。このようにすると、画像全体に対する階層的表
示を容易に、かつ、高速に行うことができる。
【0071】係数復号部52は、復号順序制御部51か
ら入力される符号列から係数の復元を行って、2次元逆
ウェーブレット変換部53に出力する。
【0072】2次元逆ウェーブレット変換部53は、符
号化時と逆の変換処理を行って画像の再生を行い、ブロ
ック単位の画像として、画像再生部54に出力する。
【0073】画像再生部54は、2次元逆ウェーブレッ
ト変換部53から入力されるブロック単位の画像を合成
して全体画像の再生を行う。
【0074】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1の復号部5は、入力される符号列に対して復号す
る順序を復号順序制御部51で決定して、係数復号部5
2で、当該決定された順序で入力される符号列に対して
復号処理を行って係数群を再生し、当該再生された係数
に対して、2次元逆ウェーブレット変換部53で、当該
符号列の符号化とは逆の2次元ウェーブレット変換を施
して画像の再生を行って、画像再生部54で、当該再生
された画像から全体の画像を作成し、符号列に対して復
号順序を制御しながら階層表示方法を制御している。
【0075】したがって、階層的構造を有した符号列に
対して、復号順序を制御しながら階層表示する方法を制
御することができ、簡単な方法で様々な階層的表示を行
うことができる。
【0076】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、復号再生された画像が予め定められた解像度に達す
ると、復号動作を中断して、次のブロックの復号動作を
行っている。
【0077】したがって、メモリ容量を削減することが
できるとともに、簡単な方法で速やかに様々な画像全面
に対する階層的表示を行うことができる。
【0078】なお、上記復号部5は、復号順序制御部5
1で、入力される符号列に対して、各ブロックに対する
任意の解像度まで表示できる符号列を抽出して、先に復
号されるように並べ換えているが、これに限るものでは
なく、例えば、ユーザーが指定した領域に該当するブロ
ック部分に対して、他に比べて解像度を向上させるよう
な復号動作を行うような順序としてもよい。
【0079】これは、符号列がブロック単位であり、か
つ、ブロック単位で階層的構造となっている符号列の特
徴を利用したものであり、このようにすることで、ユー
ザーの興味ある部分のみを、他の部分に比較して解像度
を向上させることができ、メモリ容量を削減することが
できるとともに、簡単な方法で速やかにユーザーが好む
階層的表示を行うことができる。
【0080】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像符号化装置に
よれば、画像ブロック化手段で、入力多値画像に対して
符号化の処理単位となる任意形状のブロックに画像を分
割し、当該ブロック化された画像に対して2次元ウェー
ブレット変換手段で、2次元のウェーブレット変換を行
って、当該ウェーブレット変換で得られた変換係数に対
して、係数順序制御手段で、解像度の小さい下位の階層
の係数を先に符号化するための係数順序を決定し、係数
ブロック化手段で、当該決定された係数順序で符号化処
理用に任意の大きさに係数をブロック分割し、係数符号
化手段で、当該ブロック化された係数毎に係数の符号化
を行って、当該符号化された符号量を符号量制御手段で
制御しているので、プログレッシブ機能を有した状態で
符号量を一定にしつつ、画像復号時に解像度のプログレ
ッシブ表示が可能な符号を容易に作成することができ、
高画質でプログレッシブ表示可能な符号化を簡単に行う
ことができる。
【0082】請求項2記載の発明の画像復号装置によれ
ば、入力される符号列に対して復号する順序を復号順序
制御手段で決定して、係数復号手段で、当該決定された
順序で入力される符号列に対して復号処理を行って係数
群を再生し、当該再生された係数に対して、2次元逆ウ
ェーブレット変換手段で、当該符号列の符号化とは逆の
2次元ウェーブレット変換を施して画像の再生を行っ
て、画像再生手段で、当該再生された画像から全体の画
像を作成し、符号列に対して復号順序を制御しながら階
層表示方法を制御するので、階層的構造を有した符号列
に対して、復号順序を制御しながら階層表示する方法を
制御することができ、簡単な方法で様々な階層的表示を
行うことができる。
【0083】請求項3記載の発明の画像復号装置によれ
ば、復号再生された画像が予め定められた解像度に達す
ると、復号動作を中断して、次のブロックの復号動作を
行っているので、メモリ容量を削減することができると
ともに、簡単な方法で速やかに様々な画像全面に対する
階層的表示を行うことができる。
【0084】請求項4記載の発明の画像復号装置によれ
ば、ユーザーの指定した領域に対応するブロック部分に
対して、他ブロック部分に比較して解像度を向上させる
復号動作を行うので、メモリ容量を削減することができ
るとともに、簡単な方法で速やかにユーザーが好む階層
的表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化装置及び画像復号装置の第
1の実施の形態を適用したファクシミリ装置の要部ブロ
ック構成図。
【図2】図1の符号化部、復号化部で使用される符号化
方式としてのJPEG方式の一例としてのJPEG20
00符号化方式の機能ブロック図。
【図3】図2のエントロピ符号化でのDWTの特徴を利
用したEBCO処理の機能ブロック図。
【図4】図3のEBCO処理でのシンボル系列「010
0」を例とする算術符号化の説明図。
【図5】図1の符号化部の詳細なブロック構成図。
【図6】図5の2次元ウェーブレット変換部でのウェー
ブレット変換の説明図。
【図7】図5の2次元ウェーブレット変換部での2次元
ウェーブレット変換の詳細な説明図。
【図8】本発明の画像符号化装置及び画像復号装置の第
1の実施の形態を適用したファクシミリ装置の復号化部
のブロック構成図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 画像読取部 3 画像処理部 4 符号化部 5 復号部 6 画像処理部 7 画像出力部 8 伝送路 11 変換(DWT) 12 量子化 13 エントロピ符号化 14 符号形成 21 ブロック分割 22 係数モデリング 23 算術符号化 31 画像ブロック化部 32 2次元ウェーブレット変換部 33 係数順序制御部 34 係数ブロック化部 35 係数符号化部 36 符号量制御部 51 復号順序制御部 52 係数復号部 53 2次元逆ウェーブレット変換部 54 画像再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK01 LC03 MA00 MA24 MC11 MC38 ME11 PP01 PP14 SS28 TA49 TB08 TC18 TC34 TC36 TD11 UA02 UA05 5C078 AA04 BA53 BA64 CA34 DA01 DA02 5J064 AA01 BA09 BA16 BB13 BC01 BC08 BC16 BC18 BD06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力多値画像に対して符号化の処理単位と
    なる任意形状のブロックに画像を分割する画像ブロック
    化手段と、当該ブロック化された画像に対して2次元の
    ウェーブレット変換を行う2次元ウェーブレット変換手
    段と、当該ウェーブレット変換で得られた変換係数に対
    して解像度の小さい下位の階層の係数を先に符号化する
    ための係数順序を決定する係数順序制御手段と、当該決
    定された係数順序で符号化処理用に任意の大きさに係数
    をブロック分割する係数ブロック化手段と、当該ブロッ
    ク化された係数毎に係数の符号化を行う係数符号化手段
    と、当該符号化された符号量を制御する符号量制御手段
    とを備えていることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】入力される符号列に対して復号する順序を
    決定する復号順序制御手段と、当該決定された順序で、
    入力される符号列に対して復号処理を行って係数群を再
    生する係数復号手段と、当該再生された係数に対して前
    記符号列の符号化とは逆の2次元ウェーブレット変換を
    施して画像の再生を行う2次元逆ウェーブレット変換手
    段と、当該再生された画像から全体の画像を作成する画
    像再生手段とを備え、前記符号列に対して復号順序を制
    御しながら階層表示方法を制御することを特徴とする画
    像復号装置。
  3. 【請求項3】前画像復号装置は、前記復号再生された画
    像が予め定められた解像度に達すると、復号動作を中断
    して、次のブロックの復号動作を行うことを特徴とする
    請求項2記載の画像復号装置。
  4. 【請求項4】前記画像復号装置は、ユーザーの指定した
    領域に対応するブロック部分に対して、他ブロック部分
    に比較して解像度を向上させる復号動作を行うことを特
    徴とする請求項2記載の画像復号装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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