JP2003242169A - 情報収集配信処理方法,情報収集配信装置,そのプログラムおよびそのプログラムの記録媒体 - Google Patents

情報収集配信処理方法,情報収集配信装置,そのプログラムおよびそのプログラムの記録媒体

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JP2003242169A
JP2003242169A JP2002037854A JP2002037854A JP2003242169A JP 2003242169 A JP2003242169 A JP 2003242169A JP 2002037854 A JP2002037854 A JP 2002037854A JP 2002037854 A JP2002037854 A JP 2002037854A JP 2003242169 A JP2003242169 A JP 2003242169A
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JP2002037854A
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Yoshio Nakadai
芳夫 中台
Tomoki Watabe
智樹 渡部
Toshimi Morizumi
俊美 森住
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの状況や時間帯などに応じて,ユーザ
が必要とする最新の情報を,アクセスに要する時間のロ
スおよびコストを少なくして入手できるアグリゲーショ
ン・サービスを実現する。 【解決手段】 アグリゲーション・サーバ20は,ユー
ザの所持する携帯端末41の過去の位置およびその位置
を計測した時刻と現在の位置から移動速度を計算し,ユ
ーザが利用可能な固定端末または固定ネットワーク・ア
クセスポイントから現在位置までの距離を測定したうえ
で,これら移動速度,距離および現時刻情報から,その
ユーザの登録情報を判定することによってユーザへ閲覧
させる情報を決定し,その決定した内容に基づいてコン
テンツ・ホルダ・サーバ10から各種情報を収集し,ユ
ーザが利用可能な固定端末等に情報送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ユビキタス・コ
ンテンツ・アグリゲーション・サービスを実現するため
の技術に関し,特に位置状況を利用した情報検索および
配信サービスを実現する情報収集配信処理方法,情報収
集配信装置,そのプログラムおよびそのプログラムの記
録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットを利用したサービスの一
つに,コンテンツ・アグリゲーション・サービスと呼ば
れるものがある。これは契約ユーザに対して,ニュース
など一日に何度も頻繁に更新される複数のウェブサイト
を常に監視し,何かしらの変化が発生したときに,その
情報をユーザのブラウザ画面に通知するサービスで,複
数のサイトの情報を抽出して一つの表示画面を構成する
ことから,「統合する」という意味の「アグリゲーショ
ン」という呼称を付与されたものである。例として,株
価の変化,交通情報,天気予報,大災害というような,
緊急性を要する新聞報道などの通知に特化した情報配信
へ応用できる。
【0003】一般的に,コンテンツ・アグリゲーション
・サービスは,図1のようなシステムおよびビジネスモ
デル構成になっている。コンテンツ・アグリゲーション
・サービスを実行する業者は,一般的に「コンテンツ・
アグリゲータ」と呼称される。図1のコンテンツ・アグ
リゲータ2がその業者である。コンテンツ・アグリゲー
タ2は,多数のコンテンツを持つコンテンツ・ホルダ1
と,コンテンツを閲覧したいユーザ4がネットワークに
接続するための接続サービスを提供するサービスプロバ
イダ3との間に位置し,ユーザ4の要求に基づいてコン
テンツ情報を収集し,各ユーザ4に配信する。
【0004】一般にそれぞれのユーザ4の嗜好はまちま
ちであるため,各ユーザ4の嗜好に即した情報配信が求
められる。またこの結果,コンテンツ・ホルダ1は,コ
ンテンツの元となる情報の収集,コンテンツ・アグリゲ
ータ2はコンテンツの配信に専念し,分業化が図れるメ
リットもある。
【0005】一方で,このようなコンテンツ・アグリゲ
ーション・サービスは,最終的にユーザ4が情報を獲得
し,その情報を閲覧できたかで価値が決まる。例えばニ
ュース速報や株価情報のようにユーザ4にいち早く情報
を伝えようとするコンテンツ・アグリゲータ2があった
としても,受信しようとするユーザ4が端末の前に不在
であれば速報性の価値はなくなる。
【0006】あるいは,ユーザ4の滞在する状況によっ
て情報の価値が異なる可能性もある。例えば,あるユー
ザ4が携帯端末でアグリゲーション・サービスを受けよ
うとしたとき,東京都内に滞在中に受けたい情報と,地
方から東京都内まで電車等の交通手段で移動中に受けた
い情報とは,それぞれ内容が異なる場合もある。例えば
前者の場合には都内の公共施設利用についての情報であ
り,後者の場合には交通情報や天気予報といった即時性
を要する情報という例も考えられる。
【0007】ユーザ4は,所有する端末(パソコン,携
帯端末など)や,アクセス手段の種別(光ネットワー
ク,アナログ電話回線のダイヤルアップ,携帯,無線L
ANなど)を現在位置に応じて様々に選択し利用できる
が,その選択行為自体は,ユーザ4が受信したい情報を
選択する行為とは合致しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コンテンツ・アグリゲ
ーション・サービスを有効に活かす一つの方法として,
ユーザが多量のデータを,短時間で,かつ低コストで入
手できるネットワーク環境,すなわち固定ネットワーク
・アクセスポイントにアクセス可能になった時点で,ユ
ーザの必要とする情報を即時に送り込んでやる実現形態
が考えられる。
【0009】すなわち,現在ユーザの持つ端末種別やア
クセス手段だけでなく,その後の行動でより広帯域(ブ
ロードバンド)なネットワーク・アクセス手段に辿りつ
けるか,またそのネットワーク・アクセス手段と接触す
る時点では,何の情報を必要としているかを事前情報と
して持ち合わせ,ユーザの行動に先回りして情報収集を
実現する方法が,有効なサービスの実現形態となる。
【0010】例えば,あるユーザが,会社に社内ローカ
ルエリアネットワーク(LAN)のような高速・広帯域
なアクセス手段を持ち,かつ携帯端末も所持している状
況で,コンテンツ・アグリゲーション・サービスを利用
する場合を考える。携帯端末では,ネットワークとの接
続が続く限り常に最新の情報を得られる可能性があるも
のの,その伝送量や通信コストの許す範囲で僅かな情報
しか得られない。
【0011】一方,社内LANを利用すれば,より大量
で緻密な情報が得られるが,会社に到着してからコンテ
ンツ・アグリゲーション・サービスを利用するのであれ
ば,大量なデータに対するアクセスの手間により,情報
を入手し表示するまでに時間がかかってしまう。
【0012】しかし,現在のPHS端末やGPS搭載の
携帯端末のように,携帯端末からそれを所持するユーザ
の現在位置を把握できれば,このユーザが会社へ向かう
過程で,会社から一定距離に入った段階からアグリゲー
ション・サービスによる情報収集を開始することがで
き,このユーザがオフィスの自席に到着する時点には,
大量の情報を,比較的最新のレベルで入手できる。
【0013】また,ユーザ位置の遷移状況から,短時間
にどれだけの距離を移動したかが判ると,移動速度など
のユーザの移動に関する状況を把握でき,それぞれの状
況に合わせた情報の提供が可能となる。その場面場面に
応じた情報提供内容は,コンテンツ・アグリゲータ2が
一意に決定してもよいが,アグリゲーション・サービス
を利用するユーザに事前に選択させる方法が,ユーザの
意思を尊重できるので望ましい。
【0014】また,ユーザのその移動状況においてユー
ザが過去にアクセスした履歴から判断してもよい。例え
ば,ユーザが高速に移動している際には,電車・バスな
ど公共交通手段による移動もあれば,自家用車の運転途
中である可能性もあるので,それぞれ,ユーザの過去の
アクセス状況を反映して情報提供内容を自動選択させる
方法もある。
【0015】本発明は,以上の点に鑑み,ニュース等の
逐次更新されるコンテンツを収集して表示するコンテン
ツ・アグリゲーション表示を実現するにあたって,ユー
ザの状況や時間帯などに応じて,ユーザが必要とする最
新の情報を,アクセスに要する時間のロスおよびコスト
を少なくして入手できるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記課題を解
決するため,アグリゲーション・サービスを行う装置に
おいて,ユーザの所持する携帯端末の過去の位置および
その位置を計測した時刻と現在の位置から移動速度を計
算し,また,必要であればユーザが利用可能な固定端末
または固定ネットワーク・アクセスポイントから現在位
置までの距離を測定したうえで,これら移動速度,距離
および現時刻情報から,そのユーザの登録情報を判定す
ることによってユーザへ閲覧させる情報を決定し,その
決定した内容に基づいてコンテンツを保持するサーバか
ら各種情報を収集し,ユーザが利用可能な固定端末等に
情報送出することを特徴とする。
【0017】本発明が適用されるシステムは,例えば無
線ネットワークによってユーザの現在位置を推定可能な
携帯端末と,新聞記事などの各種の最新情報(コンテン
ツ)を蓄積したコンテンツ・ホルダ・サーバと,ユーザ
が利用可能な固定端末(あるいは固定のネットワーク・
アクセスポイント)を地理的なデータとして登録し,か
つ,ユーザの現在位置,移動速度,現在の時刻とからコ
ンテンツ・ホルダ・サーバへアクセスし,取得する内容
を決定するコンテンツ収集用(アグリゲーション)サー
バと,ユーザが固定のネットワーク・アクセスポイント
に設置した記憶装置とから構成される。携帯端末は,そ
れ自体がコンテンツデータを受信可能としてもよい。
【0018】ここで,実現しようとするコンテンツ・ア
グリゲーション・サービスに対して,コンテンツ収集用
(アグリゲーション)サーバは,ユーザの所持する携帯
端末の過去の位置およびその位置を計測した時刻と現在
の位置から移動速度を計算し,ユーザが利用可能な固定
端末(あるいは固定ネットワーク・アクセスポイント)
から現在位置までの距離を測定したうえで,これら移動
速度,距離および現時刻情報にもとづく表データ(例え
ば図3のテーブル)からの判定によってユーザへ閲覧さ
せる情報を決定し,その決定した内容に基づいてコンテ
ンツ・ホルダ・サーバから各種情報を収集し,ユーザが
固定のネットワーク・アクセスポイントに設置した記憶
装置に対して情報送出する。
【0019】本発明の作用は,以下のとおりである。本
発明では,ユーザは携帯端末を持ち,PHS(小型携帯
電話システム),PDC(ディジタル携帯電話システ
ム),あるいはGPS(グローバルポジショニングシス
テム)付き携帯電話システムのネットワーク機能で持っ
ている位置情報表示サービスを利用する。これらのサー
ビスでは,定期的な間隔で端末の現在位置をサーバへ報
告している。
【0020】サーバは,ユーザの自宅や会社など,この
ユーザが固定のネットワーク・アクセスポイントを利用
できる場所を地理的情報としてあらかじめ記憶してお
き,現在位置とその場所との間の距離を監視する。距離
が一定区間より短くなった場合,サーバは高速ネットワ
ークが利用可能な状況に近づいていることをユーザに通
知して,コンテンツ・アグリゲーション・サービスによ
るコンテンツの受信を開始する。またサーバは,ユーザ
の持つ携帯端末の移動量および経過時間からユーザの移
動速度を判定し,この移動速度に応じてアグリゲーショ
ン・サービスの内容を変更し,高速に移動している場合
などには別のコンテンツを表示可能とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照しながら,本発
明の実施の形態を説明する。図2は,本発明の実施の形
態によるシステム構成の一例を示す。
【0022】コンテンツ・ホルダ・サーバ10は,例え
ば,新聞社,雑誌社,レコード会社,映画会社などがそ
れらの持つ最新情報の売買を目的として設置したサーバ
であり,その内容は極めて頻繁に逐次更新されている。
【0023】アグリゲーション・サーバ20は,各コン
テンツ・ホルダ・サーバ10にネットワーク50を介し
てアクセスして,それぞれのサーバから新聞記事などや
ニュース映像などの各種最新情報やコンテンツを入手し
ておき,その中から各ユーザの位置,移動速度,閲覧す
る時刻に基づいてユーザが事前登録した閲覧希望に従っ
て必要な情報だけを取捨選択し,そのユーザ向けのコン
テンツとして,携帯端末41,自宅端末42,会社端末
43およびホットスポット端末44などの各種ユーザ端
末へ情報を送出する。
【0024】取捨選択の基準として,例えば,図3の
「閲覧したい情報」欄のキーワードに属するジャンルと
してコンテンツ・ホルダ・サーバ10へ情報収集して得
たコンテンツ(記事テキストやニュース映像など)のう
ち,最新の情報から10件以内,あるいは本日の日付の
ついたコンテンツだけに絞り込むというような基準を用
いることができ,他にもいろいろな取捨選択の基準を採
用することができる。この取捨選択方法については,以
後の説明でも同様である。
【0025】アグリゲーション・サーバ20の内部ブロ
ックは,各コンテンツ・ホルダ・サーバ10に定期的あ
るいはコンテンツ・ホルダ・サーバ10へのポーリング
によって新規情報の有無を確認し,新規情報があればア
クセスして情報を収集するコンテンツ情報収集部21,
各ユーザのIDやユーザの持つ携帯端末41,自宅端末
42,会社端末43,ホットスポット端末44を一意に
特定するための電話番号やその端末の設置場所の地理的
情報などを登録するユーザID管理部22,ユーザの持
つ携帯端末41の現在位置情報を入手するユーザ位置情
報受信部23,ユーザの以前の位置と現在の位置から移
動速度を計算する移動速度計算部24,現在時刻情報を
得るための時計25,ユーザの所持する携帯端末41の
現在位置に関する自宅端末42,会社端末43およびホ
ットスポット端末44などの固定端末(あるいは固定の
ネットワーク・アクセスポイント)からの地理的距離と
現在の移動速度および現在時刻などの情報に基づく表デ
ータ(図3のテーブル)からユーザの現在の状況を判定
するユーザ状況判定部26,表データの判定結果からユ
ーザに閲覧させる分野を決定する閲覧希望抽出部27,
コンテンツ情報収集部21のデータと閲覧希望抽出部2
7のデータからユーザに閲覧させる内容を取捨選択する
コンテンツ情報整理部28,該当ユーザに対して選択し
たコンテンツを送出するコンテンツ情報出力部29から
なる。
【0026】携帯端末41は,例えばPHS(小型携帯
電話システム),PDC(ディジタル携帯電話システ
ム),あるいはGPS(グローバルポジショニングシス
テム)付き携帯電話システムなどのネットワークを利用
し,基地局からの電界強度から導出される位置情報や衛
星から通知される位置情報に基づく端末位置計算部30
の計算結果から,現在のおおまかな存在位置がネットワ
ークで推定でき,かつそれ自体に無線ネットワーク・ア
クセス手段を内蔵した端末である。
【0027】無線ネットワークで推定した位置情報は,
地表上で一意に特定可能で計算可能な数値,例えば,測
地基準系に基づくUTM(横メルカトル)地理的情報な
どとして,例えば,3分毎の一定間隔で,アグリゲーシ
ョン・サーバ20のユーザ位置情報受信部23へ送出さ
れる。
【0028】自宅端末42,会社端末43,ホットスポ
ット端末44は,ユーザの自宅,勤務先会社,街頭ホッ
トスポットなどに配置され,それぞれ社内LAN52な
どのプライベートネットワークや公衆ネットワーク51
を介してアグリゲーション・サーバ20と接続し,アグ
リゲーション・サーバ20から送出されるコンテンツ情
報を蓄積かつ表示可能な端末であり,例えばパソコン
(PC)などが用いられる。公衆ネットワーク51は,
携帯端末41の位置情報を計算しアグリゲーション・サ
ーバ20などの各種端末へ情報を送出できる端末位置計
算部30を内蔵している。
【0029】次に,図2に示すシステムの動作について
説明する。ユーザはあらかじめアグリゲーション・サー
バ20に対して,サービス利用者としてのユーザIDお
よびパスワードの登録と,携帯端末41,自宅端末4
2,会社端末43およびホットスポット端末44などユ
ーザが自宅・会社などで利用可能な端末の識別情報と,
それら端末が一定条件に置かれたときに閲覧したい情報
の内容とを登録しておく。
【0030】識別情報とは,端末を一意に識別する情報
で,例えば端末のネットワーク・アクセスに利用するハ
ードウェアのMACアドレスや,端末に付与された電話
番号などの情報である。
【0031】図3に,状況に応じた閲覧希望情報テーブ
ルの例を示す。この閲覧希望情報テーブルには,図3に
示すように,「端末が一定条件に置かれたときにユーザ
が閲覧したい情報の内容」が登録される。図3の例で
は,「ユーザ位置環境状況」という名称で,アクセスす
る時間帯,アクセスを開始する条件となる自宅端末4
2,会社端末43,ホットスポット端末44などの固定
端末(あるいは固定のネットワーク・アクセスポイン
ト)からの距離(ここでは,自宅端末42,会社端末4
3,ホットスポット端末44からの距離の三つ),およ
び移動速度という条件のもとで索引すると,閲覧したい
情報の一覧,受信データ量の制限の有無について情報が
得られるような表形式のデータとして登録してある。
【0032】図3の状況に応じた閲覧希望情報テーブル
では,それぞれの位置情報に応じてアグリゲーション・
サーバ20から得たい情報を様々に変化させることがで
き,また同一環境であっても,アクセスする時間帯に応
じて得たい内容も変化させることができる。
【0033】さらに移動途中は,携帯端末41で送受信
するデータの伝送速度は,自宅端末42,会社端末4
3,ホットスポット端末44などの固定端末(あるいは
固定のネットワーク・アクセスポイント)に比べて遅い
場合が多いため,受信するデータ量を削減してもよい。
【0034】コンテンツデータの削減方法として,例え
ば,新聞記事のテキストデータであれば本文を削除した
見出しだけのデータにする,あるいは例えば見出しと本
文の最初の部分を合わせて64文字以内に削減する,動
画像データであれば例えば動画像の送信そのものを取り
止める,などの方法を用いることができる。
【0035】図3のような情報が投入されたうえで,ア
グリゲーション・サーバ20は,各ユーザごとに,ユー
ザの利用可能な携帯端末41,自宅端末42,会社端末
43およびホットスポット端末44などの固定端末(あ
るいは固定のネットワーク・アクセスポイント)の位置
を地理的情報として格納する。地理的情報とは,例え
ば,測地基準系に基づくUTM地理的情報[単位:メー
トル]である。
【0036】また,ユーザが「閲覧したい情報」として
登録したものはアグリゲーション・サーバ20の閲覧希
望抽出部27で利用する検索キーワードとなる。またア
グリゲーション・サーバ20は,ユーザがアクセスを試
みた時間にコンテンツ・ホルダ・サーバ10へアクセス
し情報を入手する動作も可能とする。
【0037】ここで,ユーザの行動の一例をもとにアグ
リゲーション・サーバ20の動作を考えてみる。
【0038】(1)自宅で早朝アクセス時:自宅端末4
2は,ユーザがアクセス可能な固定端末(あるいは固定
のネットワーク・アクセスポイント)である。ユーザは
携帯端末41を有しているが,ユーザの就寝時間帯は携
帯端末41の移動はない。よってユーザが起床後,自宅
用PCからサーバにログインした直後は,アグリゲーシ
ョン・サーバ20は,ユーザ状況判定部26の表データ
の判定結果からこのユーザが「自宅内(平日午前)」の
ユーザ位置にあると判定して,コンテンツ・ホルダ・サ
ーバ10へアクセスし,このユーザが必要とするコンテ
ンツを収集かつ取捨選択して,自宅端末42へ情報送出
する。
【0039】(2)自宅から会社の近くの駅に到達する
まで:このユーザは自宅の近くの駅から会社の近くの駅
まで電車で移動とすれば,ユーザの位置状況は,携帯端
末41および端末位置計算部30が計測する位置状況か
ら判定できる。これらの位置情報は,アグリゲーション
・サーバ20へ送出されるが,アグリゲーション・サー
バ20は,これらの位置情報をユーザ位置情報受信部2
3に蓄積すると同時に,移動速度計算部24にて「移動
距離÷移動時間」の形で,移動速度についても算出す
る。
【0040】例えば,自宅の近くの駅を出発したときの
時刻[単位:分]および測地基準系に基づくUTM座標
[単位:メートル]をそれぞれ(t0 ,x0 ,y0 ),
この携帯端末41が例えば3分おきに位置状況を計測す
るとして21分後(7回目)の報告時刻およびUTM座
標を(t7 ,x7 ,y7 )とする。移動速度(時速)v
を求める際, v=60×{(x1 −x0 2 +(y1 −y0 2 1/2
/(3×1000) とすると,例えば頻繁に走行と停止を繰り返す電車など
で移動する際を考えてみると,その移動速度vは安定し
た値になりにくいが,長期的な平均値として, v=60×{(x7 −x0 2 +(y7 −y0 2 1/2
/(21×1000) とすると,より安定した移動速度が導出できる。
【0041】この結果,例えば時速vが一定閾値,例え
ば時速6(キロメートル)以下であれば徒歩などの「低
速移動中」,それ以上であれば公共交通手段などを利用
した「高速移動中」であると判定する。このとき図3の
表データから,このときの移動状態に基づいてこのユー
ザが必要とする情報が判定できる。
【0042】もしコンテンツ・ホルダ・サーバ10がこ
のユーザの移動途中でユーザにとって重要な情報を入手
し,その内容をコンテンツ・ホルダ・サーバ10からの
情報プッシュ処理あるいはアグリゲーション・サーバ2
0のポーリング処理によって,アグリゲーション・サー
バ20が入手すれば,アグリゲーション・サーバ20
は,ユーザの携帯端末41に向けて「情報が入っていま
す。受信してよろしいですか」などの受信希望確認のメ
ッセージを送る。
【0043】ユーザがボタンの押下などによって了承す
れば,アグリゲーション・サーバ20は,コンテンツ・
ホルダ・サーバ10からの情報を入手し,そのときの移
動状態用に要求された内容および使用中の携帯端末41
が記憶可能な上限メモリ量以下に収まるよう削減したデ
ータ量でコンテンツを携帯端末41へ送信する。
【0044】コンテンツデータの削減方法としては,例
えば,新聞記事のテキストデータであれば本文を削除し
た見出しだけのデータにする,あるいは例えば見出しと
本文の最初の部分を合わせて64文字以内に削減する,
動画像データであれば例えば動画像の送信そのものを取
り止める,などの方法を用いる。
【0045】また,携帯端末41がコンテンツを一つ受
信するごとに,今後受信可能なメモリ残量をアグリゲー
ション・サーバ20へ報告し,アグリゲーション・サー
バ20がこのメモリ残量に基づき次に送信するコンテン
ツのデータ量を制限していけば,携帯端末41のメモリ
があふれたり,携帯端末41が受け取る以上の無駄なデ
ータ送信に陥らないよう防止することができる。
【0046】ユーザから携帯端末41を操作して情報を
要求した場合にも,前述の場合と同様に,アグリゲーシ
ョン・サーバ20がユーザの位置,移動速度,現在時刻
に基づいて,図3の表データによってユーザが閲覧する
コンテンツを判定し,コンテンツ・ホルダ・サーバ10
からコンテンツ情報を入手して,携帯端末41が受け取
り可能なメモリ容量以内のデータ量に削減したコンテン
ツを携帯端末41へ送信する。
【0047】(3)会社の近くから会社の自席に到達す
るまで:ユーザが各種の交通手段を利用して,ユーザの
勤務する会社の近くへ辿りついたとする。このときもユ
ーザの位置は,ユーザ状況判定部26において携帯端末
41が報告する位置情報から判定でき,会社からの距離
は(2)の場合と同様に,ユーザの現在位置のUTM座
標[単位:メートル]を(xp ,yp ),会社のUTM
座標を(xc ,yc )とすると,会社から現在のユーザ
までの直線距離d[単位:キロメートル]は, d={(xc −xp 2 +(yc −yp 2 1/2 /1
000 として算出できる。
【0048】このとき直線距離dがある一定閾値,例え
ば4(キロメートル)以下であれば,アグリゲーション
・サーバ20はユーザ状況判定部26の判定結果からユ
ーザの携帯端末41に向けて「会社端末に近づいていま
す。情報を受信してよろしいですか」などの受信希望確
認のメッセージを送る。
【0049】ユーザがボタンの押下などによって了承す
れば,アグリゲーション・サーバ20は,コンテンツ・
ホルダ・サーバ10からの情報を入手し,その中から必
要情報だけを取捨選択して,このユーザ専用のコンテン
ツとして蓄積する。ユーザが会社へ到着し自席の会社端
末43にてアグリゲーション・サーバ20へアクセスす
ると,到着前の時点で取捨選択されたコンテンツを閲覧
できる。
【0050】(4)ホットスポット環境に近づいた場
合:喫茶店などで1Mbit/sec以上の通信速度の
無線LANを利用し,来訪者に有料で利用可能とする,
いわゆるホットスポット通信環境においても,(3)の
場合と同様に,携帯端末41を持ったユーザが近づいた
際に,ユーザにアクセスを促すことができる。(3)の
場合と同様に,ユーザの現在位置のUTM座標[単位:
メートル]を(xp ,yp ),ホットスポットのUTM
座標を(xh,yh )とすると,ホットスポットから現
在のユーザまでの直線距離d[単位:キロメートル]
は, d={(xh −xp 2 +(yh −yp 2 1/2 /1
000 として算出できる。
【0051】このとき直線距離dがある一定閾値,例え
ば2(キロメートル)以下であれば,アグリゲーション
・サーバ20はユーザ状況判定部26の判定結果からユ
ーザの携帯端末41に向けて「ホットスポット端末に近
づいています。情報を受信してよろしいですか」などの
受信希望確認のメッセージを送る。このとき携帯端末4
1では,アクセス可能なホットスポットの位置状況をユ
ーザに通知する。
【0052】また,このようなホットスポットでは,ネ
ットワーク使用料の対価を喫茶店のメニューであるパン
やコーヒーのような別の物品の価格に織り込んでいる場
合もあるので,ホットスポット使用料に相当するこれら
の物品価格についても参考情報としてユーザへ通知可能
である。
【0053】ユーザがボタンの押下などによって了承す
れば,アグリゲーション・サーバ20はコンテンツ・ホ
ルダ・サーバ10からの情報を入手し,その中から必要
情報だけを取捨選択して,このユーザ専用のコンテンツ
として蓄積する。
【0054】ユーザがホットスポットへ到着し,アクセ
ス料金に相当する対価をホットスポット設置者へ支払っ
て,ホットスポット端末44にてアグリゲーション・サ
ーバ20へアクセスすれば,このユーザは取捨選択の完
了したコンテンツを閲覧できる。
【0055】(5)ユーザが自宅へ帰宅時の場合:上記
(1)の場合と同様に,自宅はユーザがアクセス可能な
固定端末(あるいは固定のネットワーク・アクセスポイ
ント)である。そこで(3)の場合と同様に,ユーザが
自宅から一定の距離,例えば1(キロメートル)以下に
近づくと,アグリゲーション・サーバ20はユーザの携
帯端末41に向けて「自宅端末に近づいています。情報
を受信してよろしいですか」などの受信希望確認のメッ
セージを送る。
【0056】ユーザがボタンの押下などによって了承す
れば,アグリゲーション・サーバ20はコンテンツ・ホ
ルダ・サーバ10からの情報を入手し,その中から必要
情報だけを取捨選択して,このユーザ専用のコンテンツ
として蓄積する。
【0057】ユーザが自宅へ到着し,自宅の端末にてア
グリゲーション・サーバ20へアクセスすると,取得さ
れたコンテンツを閲覧できる。このとき,図3のテーブ
ルのように(1)の場合とは同じ固定端末であっても,
アクセスする時間帯や曜日が異なる場合には,(1)の
場合,すなわち,平日午前とは全く異なる「自宅内(平
日午後)」や「自宅内(土日)」などの別の要求に基づ
いたコンテンツを閲覧してもよい。
【0058】なお,上記実施の形態では,携帯端末4
1,自宅端末42,会社端末43,ホットスポット端末
44はそれぞれ別の端末としたが,屋外でネットワーク
・アクセスでき,かつ自宅・会社・ホットスポットでも
イーサネット(登録商標)を利用できる一元的な端末で
あってもよい。
【0059】図4は,アグリゲーション・サーバ20の
処理フローチャートである。以下では,図4に従ってア
グリゲーション・サーバ20の処理の流れの一例を説明
する。
【0060】ユーザ位置情報受信部23は,ユーザが持
つ携帯端末41の現在位置情報を,公衆ネットワーク5
1の端末位置計算部30から受信し,UTM座標の数値
に変換する(ステップS1)。
【0061】ユーザ状況判定部26は,ユーザ位置情報
受信部23が受信した携帯端末41の現在位置と,あら
かじめユーザID管理部22に登録したUTM座標によ
る「自宅」位置からの直線距離dm を算出する(ステッ
プS2)。また,携帯端末41の現在位置と,あらかじ
め登録したUTM座標による「会社」位置からの直線距
離dc を算出する(ステップS3)。
【0062】次に,ユーザが利用可能なホットスポット
x の位置情報を,ホットスポット設置業者が公開して
いるデータベース(図示省略)からUTM座標として読
み込む(ステップS4)。その後,ホットスポットHX
{HX :H1 ,H2 ,H3 ,…,Hn }の設置数n個分
だけ,ホットスポットHX からの距離を計算するため,
ループ回数をnに設定し,以下の処理を繰り返す(ステ
ップS5)。
【0063】携帯端末41の現在位置とホットスポット
X の位置から,その間の距離を計算する(ステップS
6)。これまでに計算した距離の中で,携帯端末41の
現在位置との距離が最小となるホットスポットHX の位
置とその距離dh を記憶する(ステップS7)。H1
らHn までのすべてのホットスポットについての距離計
算が終了するまで,ステップS6〜S7を繰り返し,計
算が完了したならば,次の処理へ移る(ステップS
8)。
【0064】過去(例えば21分前)に計測した携帯端
末41の位置と,携帯端末41の現在位置との直線距離
を,経過時間(21分)で除算し,その移動速度vp
計算する(ステップS9)。また,時計25から現在時
刻tnow を取得する(ステップS10)。
【0065】次に,計算した自宅からの距離dm ,会社
からの距離dc ,最も近いホットスポットからの距離d
h ,移動速度vp および現在時刻tnow の値によって,
図3に示す状況に応じた閲覧希望情報テーブルを参照
し,該当するユーザ位置環境状況Sを確定する(ステッ
プS11)。
【0066】ユーザ位置環境状況Sが確定したならば,
アグリゲーション・サーバ20は,確定したユーザ位置
環境状況Sに基づき,コンテンツ情報収集部21によっ
て,閲覧希望情報テーブル中に閲覧したい情報として登
録されている検索キーワード等を用いて,該当する情報
を保持する各コンテンツ・ホルダ・サーバ10に対して
ユーザの閲覧したい情報を要求し,情報を獲得する(ス
テップS12)。
【0067】アグリゲーション・サーバ20は,コンテ
ンツ情報出力部29によって,ユーザ位置環境状況Sに
基づき,あらかじめ決めておいた固定端末や固定のネッ
トワーク・アクセスポイント等のコンテンツ送出先へ,
獲得したコンテンツデータを送出する(ステップS1
3)。このとき,受信データ量の制限があれば,収集し
たコンテンツの全データを送るのではなく,送信データ
を見出しだけにするというように,データを削減して送
出する。また,収集したコンテンツデータは,アグリゲ
ーション・サーバ20内のユーザごとに用意された記憶
装置に蓄積しておき,ユーザからの送出要求があったと
きに,ユーザが要求した端末に送出するようにしてもよ
い。
【0068】以上の処理(ステップS1〜S13)を,
各ユーザの携帯端末41ごとに常時繰り返す。
【0069】以上のアグリゲーション・サーバ20が行
う処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとに
よって実現することができ,そのプログラムは,コンピ
ュータが読み取り可能な可搬媒体メモリ,半導体メモ
リ,ハードディスク等の適当な記録媒体に格納して,そ
こから読み出すことによりコンピュータに実行させるこ
とができる。また,そのプログラムは通信回線を経由し
て他のコンピュータからダウンロードすることができ,
それをインストールして実行させることもできる。
【0070】以上はコンテンツ・アグリゲーション・サ
ービスを例にしたが,あらゆる場所で各種情報を受け取
る形式の他のサービスでも流用できる。例えば電子メー
ルのように,本文のほかに画像つきプレゼンテーション
ファイル等の大量データの添付ファイルを受信する場合
でも,アクセスする場所ごとに,その各情報に対して受
け取るデータの上限値に制約をかけておけば,アクセス
にかかる金銭的かつ時間的負担を少なくすることができ
る。
【0071】
【発明の効果】以上のように,ユーザが持つ携帯端末の
現在位置をアグリゲーション・サーバが逐次受信し,ユ
ーザの位置環境状況を判断することにより,(1)ユー
ザが固定端末(あるいは固定のネットワーク・アクセス
ポイント)に到達する前にコンテンツ・アグリゲーショ
ン・サービスによる情報収集を開始し,ユーザが利用可
能な固定端末(あるいは固定のネットワーク・アクセス
ポイント)に到達した時点で最新の情報を閲覧可能に
し,アクセスに要する時間のロスを軽減することが可能
になるという効果,(2)ユーザが固定端末(あるいは
固定のネットワーク・アクセスポイント)の付近に滞留
している場合,携帯端末を持って低速移動中の場合,あ
るいは高速移動中の場合など,ネットワーク環境の情報
と移動状況とを勘案して,それぞれ異なったコンテンツ
の閲覧が可能になるという効果,(3)一つの端末に対
してコンテンツ・アグリゲーション・サービスを実施す
る場合であってもアクセスする時間帯に応じて異なった
コンテンツの閲覧が可能になるという効果,(4)公共
利用するホットスポット端末への誘引が可能になるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテンツ・アクリゲーション・サービスのビ
ジネスモデルの例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態のシステム構成を示す図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態における状況に応じた閲覧
希望テーブルの例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態によるアグリゲーション・
サーバの処理フローチャートである。
【符号の説明】
10 コンテンツ・ホルダ・サーバ 20 アグリゲーション・サーバ 21 コンテンツ情報収集部 22 ユーザID管理部 23 ユーザ位置情報受信部 24 移動速度計算部 25 時計 26 ユーザ状況判定部 27 閲覧希望抽出部 28 コンテンツ情報整理部 29 コンテンツ情報出力部 30 端末位置計算部 41 携帯端末 42 自宅端末 43 会社端末 44 ホットスポット端末 50 ネットワーク 51 公衆ネットワーク 52 社内LAN
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/005 G08G 1/005 (72)発明者 森住 俊美 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 AC13 5B075 PP10 PQ29 PR03 5H180 AA21 BB05 BB15 EE01 EE02 EE10 FF05 FF27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逐次更新される情報を保持するサーバへ
    アクセスして最新情報を収集し,収集した情報をユーザ
    に閲覧させる情報収集配信処理方法において,少なくと
    もユーザの位置状況と時間帯と移動速度とに関する状況
    ごとに,ユーザが閲覧したい情報を特定する登録情報を
    記憶する過程と,ユーザの現在位置を取得する過程と,
    現在時刻を取得する過程と,前記取得したユーザの過去
    の時点における現在位置とその時刻および現時点におけ
    る現在位置とその時刻とからユーザの移動速度を算出す
    る過程と,少なくとも取得したユーザの現在位置と現在
    時刻と移動速度とをもとに,前記登録情報を検索し,該
    当する状況に応じてユーザが閲覧したい情報を特定する
    過程と,特定したユーザが閲覧したい情報を,その情報
    を保持するサーバから収集する過程と,そのユーザが利
    用可能な端末装置に,前記収集した情報を送出する過程
    とを有することを特徴とする情報収集配信処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報収集配信処理方法に
    おいて,前記登録情報における状況として,ユーザが利
    用可能な固定端末または固定のネットワーク・アクセス
    ポイントとユーザの現在位置との距離に関する情報を有
    し,前記登録情報からユーザが閲覧したい情報を特定す
    るにあたって,さらに前記ユーザが利用可能な固定端末
    または固定のネットワーク・アクセスポイントとユーザ
    の現在位置との距離の情報を用いることを特徴とする情
    報収集配信処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の情報収集
    配信処理方法において,前記登録情報として前記各状況
    ごとに情報量制限情報を有し,前記情報を保持するサー
    バから収集した情報を,該当する状況に応じた情報量制
    限情報によって削減する過程を有することを特徴とする
    情報収集配信処理方法。
  4. 【請求項4】 逐次更新される情報を保持するサーバへ
    アクセスして最新情報を収集し,収集した情報をユーザ
    に閲覧させる情報収集配信装置において,少なくともユ
    ーザの位置状況と時間帯と移動速度とに関する状況ごと
    に,ユーザが閲覧したい情報を特定する登録情報を記憶
    する手段と,ユーザの現在位置を取得する手段と,現在
    時刻を取得する手段と,前記取得したユーザの過去の時
    点における現在位置とその時刻および現時点における現
    在位置とその時刻とからユーザの移動速度を算出する手
    段と,少なくとも取得したユーザの現在位置と現在時刻
    と移動速度とをもとに,前記登録情報を検索し,該当す
    る状況に応じてユーザが閲覧したい情報を特定する手段
    と,特定したユーザが閲覧したい情報を,その情報を保
    持するサーバから収集する手段と,そのユーザが利用可
    能な端末装置に,前記収集した情報を送出する手段とを
    備えることを特徴とする情報収集配信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載の情報収集配信処理方法を,情報収集配信装置のコ
    ンピュータに実行させるための情報収集配信処理プログ
    ラム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載の情報収集配信処理方法を,情報収集配信装置のコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したこ
    とを特徴とする情報収集配信処理プログラムの記録媒
    体。
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