JP2003241515A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003241515A
JP2003241515A JP2002046560A JP2002046560A JP2003241515A JP 2003241515 A JP2003241515 A JP 2003241515A JP 2002046560 A JP2002046560 A JP 2002046560A JP 2002046560 A JP2002046560 A JP 2002046560A JP 2003241515 A JP2003241515 A JP 2003241515A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、現像剤の消費量やク
リーニング部材の劣化を抑制できるようにする。 【解決手段】 中間転写ベルト26から感光ベルト22
にトナーが移動する方向にバイアスを発生させることに
より、パッチ形成用のトナーが感光ベルト22から中間
転写ベルト26へ転写することを規制すると共に、現像
カートリッジ15にトナーが移動する方向にバイアスを
発生させつつ、現像カートリッジ15の現像ローラ18
を感光ベルト22に接触させることにより、トナーを元
の現像カートリッジ15に回収する。そのため、パッチ
の形成を行う場合などにおいて、容易にトナーの回収を
行うことができ、その結果、トナーの減りを抑制するこ
とができる。また、パッチ形成用のトナーをクリーニン
グ部材で除去する必要性が少ないので、クリーニング部
材の劣化を抑制することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、現像器から供給
される現像剤により像担持体上に形成された現像剤像
を、転写媒体に対して転写することにより画像を形成す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、現像器から供給される現像剤によ
り像担持体上に形成された現像剤像を、転写媒体(転写
により現像剤像を担持しうるもの。例えば、中間転写ベ
ルト、記録用紙など)に対して転写することにより画像
を形成する画像形成装置においては、画像濃度を適切に
調整するため、像担持体上に様々な濃度パターンを持つ
濃度検出用の画像(所謂パッチ)を形成し、このパッチ
の濃度を光学濃度センサで測定し、その結果に基づいて
プロセス条件(例えば、現像バイアス値など)を制御す
るキャリブレーションが行われている。そして、この場
合、パッチの形成に用いた現像剤は所定のクリーニング
部材により像担持体から除去するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の技術
においては、パッチを形成するために、現像剤の消費が
速くなってしまうという問題が生じていた。また、パッ
チの形成後に像担持体から除去すべき現像剤の量は、像
担持体から転写媒体へ転写後に当該像担持体に残った現
像剤の量などと比べて多いため、これをクリーニング部
材で除去することとしても、そのクリーニング性能の劣
化が早くなってしまうという問題もあった。
【0004】本発明は、こうした課題を背景としてなさ
れたものであり、画像形成装置において、現像剤の消費
量やクリーニング部材の劣化を抑制できるようにするこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた本発明(請求項1記載)の画
像形成装置においては、規制手段が、像担持体から転写
媒体への現像剤の移動を規制し、この規制手段により像
担持体から転写媒体への移動が規制された現像剤を、回
収手段が、像担持体から現像器に回収する。
【0006】つまり、請求項1に記載の画像形成装置
は、像担持体から転写媒体への現像剤の移動(換言すれ
ば現像剤像の転写)を規制すると共に、この移動が規制
された現像剤を、像担持体から現像器に回収することが
できる様に構成されている。そのため、通常の印字動作
以外の目的(例えばパッチを形成する場合)で現像剤を
用いるような場合に、現像剤の再利用が可能となり、そ
の消費量を抑制することができる。しかも、像担持体上
に担持された現像剤は現像器に回収されることから、像
担持体から除去するためにクリーニング部材を用いる必
要がなくなるか、或いはクリーニング部材では少量の現
像剤を除去すれば良くなるため、クリーニング部材の劣
化を抑制することが可能となる。
【0007】現像器への現像剤の回収手法としては、例
えば、請求項2に記載の様に、現像器に現像剤が移動す
る方向にバイアスを発生させることにより行うことが考
えられる。一般に、現像器から供給される現像剤により
像担持体上に形成された現像剤像を、転写媒体に対して
転写することにより画像を形成する画像形成装置では、
現像器内で現像剤は正極性又は負極性に帯電され、現像
器から像担持体に現像剤が転写するようにバイアスが印
加されており、像担持体から転写媒体に現像剤が転写す
るようにもバイアスが印加されている。つまり、印加す
るバイアスを切り替えることにより、通常の画像形成時
とは逆方向、換言すれば像担持体から現像器に現像剤が
向かう方向のバイアスを印加することにより、現像剤の
回収を簡単な構成で行なうことができる。
【0008】また、請求項3に記載の様に、現像器が、
現像剤として非磁性1成分トナーを貯蔵し、接触現像方
式により現像剤を供給するものである場合には、現像器
を感光体に接触させることにより、現像剤の回収を容易
に行うことができる。一方、像担持体から転写媒体への
現像剤の移動(転写)を規制するには、例えば、請求項
4に記載の様に、転写媒体から像担持体に現像剤が移動
する方向にバイアスを発生させる手法が考えられる。こ
のように構成された請求項4の画像形成装置によれば、
簡便な構成によって、像担持体から転写媒体への現像剤
の移動(転写)を規制することができる。前記したよう
に、一般的に画像形成時には現像剤が像担持体から転写
媒体へ向かうようにバイアスが印加されているので、そ
のバイアスに対して逆バイアスを印加するのみで、現像
剤が転写媒体から像担持体に向かうこととなり、像担持
体から転写媒体への転写が規制されるのである。
【0009】また、請求項5に記載の様に、転写媒体と
像担持体とを離間させることにより、像担持体から転写
媒体への現像剤の移動を規制するようにすることも考え
られる。このように構成された請求項5の画像形成装置
によれば、より確実に現像剤の移動を規制することがで
きるという効果を奏する。
【0010】ところで、画像形成装置の通常の印字動作
時において、像担持体上に形成された現像剤像が転写媒
体に転写された後、当該像担持体上に残った現像剤を除
去するため、クリーニング手段を設ける場合がある。こ
のような場合には、請求項6に記載の様に、規制手段が
像担持体から前記転写媒体への現像剤の移動を規制して
いる際、クリーニング手段が像担持体から現像剤を除去
することを禁止する禁止手段を設けると良い。このよう
に構成された請求項6の画像形成装置によれば、クリー
ニング手段のクリーニング性能の劣化を早めることがな
く、しかも現像剤を現像器に回収することが可能とな
る。
【0011】以上の請求項1〜6に記載の構成は、請求
項7に記載の様に、現像器から供給される現像剤により
像担持体上に検査(即ち現像剤の供給特性の検査)用の
パッチを形成するパッチ形成手段を備えた画像形成装置
に適用することができる。即ち、パッチを形成するため
に現像器から供給された現像剤が、像担持体から転写媒
体に移動することを規制するように規制手段を構成する
と共に、パッチを形成するために現像器から供給された
現像剤を、像担持体から現像器に回収するように回収手
段を構成することにより、パッチ形成を行う場合であっ
ても、現像剤の減りが早くなるのを抑制することがで
き、また、クリーニング部材の劣化を抑制することがで
きる。
【0012】また、請求項8に記載の様に、互いに異な
る色の現像剤を供給する現像器を複数備える場合には、
現像器の何れかから供給され、像担持体から転写媒体へ
の移動が規制された現像剤を、当該供給した現像器に回
収するように回収手段を構成するとよい。このように構
成された請求項8の画像形成装置によれば、互いに異な
る色の現像剤同士が混じり合うことを防止しつつ、現像
剤の回収を行うことが可能となる。
【0013】また、像担持体が1周する間に複数の現像
器から現像剤を各々供給させて、現像剤毎の供給特性を
測定するためのパッチを形成するように、パッチ形成手
段を構成すると良い。このように構成された請求項9の
画像形成装置によれば、現像剤毎の像担持体上への供給
特性を速やかに測定することができるという効果を奏す
る。
【0014】なお、像担持体としては、例えば現像器か
らの現像剤の供給を直接受けるもの(例えば感光体)が
考えられるほか、他の像担持体に形成された現像剤像が
転写されることにより現像剤像を担持することになる像
担持体(例えば中間転写体)が考えられる。
【0015】そこで、請求項10に記載の様に、上記像
担持体(請求項1〜9記載)が、他の像担持体に形成さ
れた現像剤像が転写されることにより現像剤像を担持す
ることになる像担持体である場合には、回収手段につい
ては、規制手段により像担持体から転写媒体への移動が
規制された現像剤を、上記他の像担持体を介して現像器
に回収するように構成するとよい。
【0016】なお、他の像担持体に形成された現像剤像
が転写されることによって現像剤像を担持することにな
る像担持体にパッチを形成すれば、現像剤の供給特性
を、その転写効率が反映された形で測定できることにな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例につい
て、図面と共に説明する。図1は、第1実施例の画像形
成装置としてのカラーレーザプリンタ1の機械的構成を
概略的に示す図であり、図2は、このカラーレーザプリ
ンタ1の電気的構成を概略的に示す図である。
【0018】図1において、このカラーレーザプリンタ
1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3
を給紙するための給紙部4や、給紙された用紙3に所定
の画像を形成するための画像形成部5などを備えてい
る。給紙部4は、給紙トレイ6と給紙ローラ7とを備え
ており、用紙3は、給紙部4内の給紙トレイ6に積層さ
れている。そして、給紙トレイ6の最上位にある用紙3
は、給紙ローラ7の回転によって1枚毎に給紙され、搬
送ローラ8およびレジストローラ9によって画像形成部
5に搬送される。
【0019】画像形成部5は、スキャナユニット10、
プロセス部11、中間転写ベルト機構部12、転写ロー
ラ13、定着部14などを備えている。露光手段として
のスキャナユニット10は、本体ケーシング2内の中央
部に、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、複数
のレンズおよび反射鏡を備えている。そして、このスキ
ャナユニット10では、レーザ発光部から発射される所
定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラ
ー、反射鏡およぴレンズを介して通過あるいは反射させ
て、後述する感光ベルト機構部16の感光ベルト(露光
により静電潜像が形成される感光体の一例であり、請求
項の「像担持体」に相当する)22の表面上において高
速走査する。
【0020】プロセス部11は、現像カートリッジ15
(15Y、15M、15C、15K)、感光ベルト機構
部16およぴスコロトロン型帯電器17などを備えてい
る。現像カートリッジ15は、本実施例では4つ設けら
れており、具体的には、それぞれ、イエローのトナーを
供給するためのイエロー現像カートリッジ15Y、マゼ
ンタのトナーを供給するためのマゼンタ現像カートリッ
ジ15M、シアンのトナーを供給するためのシアン現像
カートリッジ15Cおよぴブラックのトナーを供給する
ためのブラック現像カートリッジ15Kである。これら
現像カートリッジ15は、本体ケーシング2内の後側に
おいて、上下方向において互いに所定の間隔を隔てて上
下方向に並列状に順次配置されている。
【0021】各現像カートリッジ15は、それぞれ、現
像ローラ18、図示しない層厚規制ブレード、供給ロー
ラおよびトナー収容部などを備えており、各現像ローラ
18を後述の感光ベルト22の表面に接触または離間さ
せることができるように、現像カートリッジ駆動部60
によって水平方向に移動可能に構成されている。
【0022】現像カートリッジ駆動部60は、図2に示
す様に、CPU51からの制御信号に従って動作するも
のであり、図示しないモータおよびクラッチからなる現
像器接離機構を備えている。現像器接離機構は各々の現
像カートリッジ15(現像器)毎に設けられており、現
像カートリッジ15を、前記モータの駆動により現像ロ
ーラ18が感光ベルト22に接触する現像位置と感光ベ
ルト22から現像ローラ18が離間する離間位置との間
を切り替え移動させる。また、感光ベルト22の周回移
動に連動して、現像位置に移動された現像ローラ18を
前記モータにより回転駆動して現像ローラ18上に静電
力により担持された現像剤を感光ベルト22の静電潜像
が形成された表面に供給する現像ローラ駆動機構も現像
カートリッジ15毎に現像ローラ駆動部60に設けられ
ている。この現像カートリッジ駆動部60には、イエロ
ー現像カートリッジ15Y、マゼンタ現像カートリッジ
15M、シアン現像カートリッジ15Cおよぴブラック
現像カートリッジ15Kが連結されており、図示しない
モータおよびクラッチ等からなる現像器接離機構、現像
ローラ駆動機構等により、各現像カートリッジ15毎に
水平方向前後方向である接離方向に移動させると共に現
像ローラ18を回転駆動させることができるように構成
されている。
【0023】各現像カートリッジ15のトナー収容部に
は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色
の現像剤としての正帯電性の非磁性1成分の重合トナー
がそれぞれ収容されており、そのトナーが供給ローラの
回転によって、現像ローラ18に供給されると、層厚規
制ブレードによって、一定の厚さの薄層として現像ロー
ラ18上に担持される。この時、トナーは帯電しており
静電力により現像ローラ18上に担持されるのである。
【0024】そして現像カートリッジ15の現像ローラ
18には、現像バイアス印加回路54が接続されている
(図2参照)。現像バイアス印加回路54は、CPU5
1からの制御信号に従って出力電圧を感光ベルト22の
表面電位よりも高く、或いは低く変更できるように構成
されており、例えば、トナーが現像カートリッジ15か
ら感光ベルト22へ移動する方向にバイアスを発生させ
たり、或いは、トナーが感光ベルト22上から現像カー
トリッジ15に移動する方向にバイアスを発生させたり
することができるようになっている。尚、負帯電性のト
ナーを使用した場合には、正帯電性トナーの場合とは逆
のバイアスを印加すればよい。
【0025】感光ベルト機構部16は、4つの現像カー
トリッジ15の前側側方に対向配置され、ブラック現像
カートリッジ15Kと略対向配置される第1感光ベルト
ローラ19と、この第1感光ベルトローラ19の垂直方
向上方で、最上位に位置するイエロー現像カートリッジ
15Yと略対向配置される第2感光ベルトローラ20
と、第1感光ベルトローラ19の斜め前例上方であっ
て、第2感光ベルトローラ20の斜め前例下方に配置さ
れる移動支持部材としての第3感光ベルトローラ21
と、第1感光ベルトローラ19ないし第3感光ベルトロ
ーラ21の周囲に巻回される感光ベルト22とを備えて
いる。
【0026】第1感光ベルトローラ19ないし第3感光
ベルトローラ21は、三角形状に配置されており、感光
ベルト22の内側において感光ベルト22と接触するよ
うに設けられている。感光ベルト22は、表層にアルミ
が蒸着されたPET(ポリエチレンテレフタレート)な
どの樹脂からなるエンドレスベルトからなり、その表面
に有機感光層を備えている。この感光ベルト22は、第
2感光ベルトローラ20がメイン駆動部55により駆動
されることによって、周回移動(図1においては、反時
計方向に周回移動)する。
【0027】メイン駆動部55は、図2に示す様にCP
U51からの制御信号に従って動作するものであり、図
示しないメインモータを備えている。このメインモータ
には、図示しないギヤ列を介して、第2感光ベルトロー
ラ20が接続されている。そして、第2感光ベルトロー
ラ20がメインモータにより回転駆動されるとともに、
第1感光ベルトローラ19および第3感光ベルトローラ
21が従動することにより、感光ベルト22が周回移動
する。
【0028】なおメインモータには、中間転写ベルト機
構部12を構成する後述の第1中間転写ベルトローラ2
3が接続されているほか、給紙ローラ7、転写ローラ1
3などを駆動させるための駆動部(図示しない)が接続
されている。第2感光ベルトローラ20の上方におい
て、感光ベルト22の近傍には、感光ベルト22上に形
成されたトナー像(現像剤像)の光学濃度を検出するた
めの濃度センサー39が配置されている。濃度センサー
39による検出信号は、図2に示す様に、CPU51に
入力される。
【0029】次に、中間転写ベルト機構部12は、感光
ベルト機構部16の前側側方に配置されており、第2感
光ベルトローラ20に感光ベルト22および後述の中間
転写ベルト26を介して対向配置される第1中間転写ベ
ルトローラ23と、第1中間転写ベルトローラ23の斜
め前側下方であって、後述する転写ローラ13と中間転
写ベルト26を介して対向配置される第2中間転写ベル
トローラ24と、第2中間転写ベルトローラ24の上方
であつて、第1中間転写ベルトローラ23の斜め前側下
方に配置される第3中間転写ベルトローラ25と、第1
中間転写ベルトローラ23ないし第3中間転写ベルトロ
ーラ25の周りに巻回される中間転写ベルト26とを備
えている。
【0030】中間転写ベルト26は、カーボンなどの導
電性拉子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイ
ミドなどの樹脂からなるエンドレスベルトからなるもの
である。この中間転写ベルト26は、メイン駆動部55
の駆動により第1中間転写ベルトローラ23が回転駆動
され、第2中間転写ベルトローラ24および第3中間転
写ベルトローラ25が従動することにより、これら第1
中間転写ベルトローラ23ないし第3中間転写ベルトロ
ーラ25の周囲を、周回移動(図1においては時計方向
に周回移動)する。
【0031】また、図2に示す様に、中間転写ベルト機
構部12には一次転写バイアス印加回路53が接続され
ている。この一次転写バイアス印加回路53は、CPU
51からの制御信号に従って出力電圧を、感光ベルト2
2の表面電位よりも高く、或いは低く変更できるように
構成されており、感光ベルト22から中間転写ベルト2
6にトナーが転写される方向にバイアスを発生させた
り、或いは、トナーが中間転写ベルト26から感光ベル
ト22に転写される方向にバイアスを発生させたりする
ことができる。尚、負帯電トナーの場合には、逆のバイ
アスとなる。
【0032】次に、転写ローラ13は、中間転写ベルト
26を挟んで第2中間転写ベルトローラ24と対向する
位置に配置されている。転写ローラ13は、転写ローラ
駆動部61によって中間転写ベルト26の表面と接触お
よび離間できるように設けられ、用紙3の搬送時には、
中間転写ベルト26に対して接触し、所定の転写バイア
スが印加される。中間転写ベルト26上に形成されたカ
ラー画像は、転写ローラ13が中間転写ベルト26に接
触した後、中間転写ベルト26と転写ローラ13との間
を通る用紙3に転写(いわゆる二次転写)されることに
なる。
【0033】スコロトロン型帯電器17は、感光ベルト
機構部16の下方であって、第3感光ベルトローラ21
と第1感光ベルトローラ19との間において、感光ベル
ト22に接しないように、所定の間隔を隔てて配設され
ている。このスコロトロン型帯電器17は、タングステ
ンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ベルト22
の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されてい
る。
【0034】そして、感光ベルト22の表面は、スコロ
トロン型帯電器17により一様に正帯電された後、スキ
ャナユニット10からのレーザービームの高速走査によ
り露光され、所定の画俊データに基づく静電潜像が画像
形成領域に形成される。次いで、静電潜像が形成された
感光ベルト22に対し、所定の現像バイアスが印加され
た特定の現像カートリッジ15の現像ローラ18を接触
させることにより、感光ベルト22の画像形成領域に、
その特定の現像カートリッジ15に収容される単色の可
視像(トナー像)が形成される。
【0035】また感光ベルト22と中間転写ベルト26
との間には、トナー像が感光ベルト22から中間転写ベ
ルト26へ転写(いわゆる1次転写)するよう、所定の
タイミングで一次転写バイアスが印加されるようになっ
ており、感光ベルト22上に形成された単色の可視像
は、感光ベルト22と中間転写ベルト26とが互いに接
触する転写位置において中間転写ベルト26と対向した
ときに、その中間転写ベルト26上に順次重ね合わされ
る。これによって、中間転写ベルト26上にカラー画像
が形成される。
【0036】定着部14は、中間転写ベルト機構部12
の前側側方であって、加熱ローラ27と、その加熱ロー
ラ27を押圧する押圧ローラ28とを備えている。その
加熱ローラ27および押圧ローラ28の下流側には、1
対の搬送ローラ29が設けられている。
【0037】加熱ローラ27は、外層がシリコンゴム、
内層が金属で構成され、熱源としてローラ内部にハロゲ
ンランプを備えており、用紙3上に転写されたカラー画
像を、用紙3が加熱ローラ27と押圧ローラ28との間
を通過する間に熱定着させる。
【0038】そして、このように定着部14においてカ
ラー画像が熱定着された用紙3は、搬送ローラ29によ
って1対の排紙ローラ30に向けて搬送され、さらに排
紙ローラ30によって本体ケーシング2の上部に形成さ
れる排紙トレイ31上に排出される。
【0039】そして、このカラーレーザプリンタ1に
は、中間転写ベルト26への一次転写後に感光ベルト2
2の表面上に残存する残存トナーを除去するための感光
ベルトクリーニング装置33が設けられている。この感
光ベルトクリーニング装置33は、感光ベルト機構部1
6に対して各現像カートリッジ15と反対側であって、
第2感光ベルトローラ20と第3感光ベルトローラ21
の間において、第3感光ベルトローラ21の近傍に配置
され、感光ベルトクリーニングボックス34と、感光ベ
ルトクリーニングローラ35と、二次感光ベルトクリー
ニングローラ35aと、感光ベルトクリーニングブレー
ド35bとを備えている。
【0040】感光ベルトクリーニングボックス34は、
ボックス形状をなし、感光ベルト22と対向する側の一
部に開口部が形成されており、また、その内部の下部空
間が、感光ベルトクリーニングブレード35bによって
掻き取られたトナーを貯留する廃トナー貯留部として形
成されている。
【0041】感光ベルトクリーニングローラ35は、シ
リコーンゴムなどの弾性体からなり、感光ベルトクリー
ニングボックス34の開口部において回転可能に支持さ
れており、第3感光ベルトローラ21の近傍において、
感光ベルト22の外側と接触して、その感光ベルト22
との接触部分において感光ベルト22と同方向(図1で
は時計方向)に回転するように配置されている。
【0042】また、感光ベルトクリーニングローラ35
は、感光ベルトクリーニングローラ駆動部56によっ
て、感光ベルト22に対して接離(接触及び離間)可能
に設けられていると共に、図示しないバイアス印加回路
によって、感光ベルト22上のトナーが感光ベルト22
から感光ベルトクリーニングローラ35に転写する方向
にバイアス(クリーニングバイアス)が印加可能となっ
ている。
【0043】クリーニングバイアスの印加された感光ベ
ルトクリーニングローラ35が感光ベルト22に接触し
ているとき、各色毎の現像時において中間転写ベルト2
6へのトナー像の転写後に感光ベルト22上に残存した
トナーは、感光ベルト22の移動によって感光ベルトク
リーニングローラ35と対向した際、感光ベルトクリー
ニングローラ35によって電気的に除去されることにな
る。
【0044】二次感光ベルトクリーニングローラ35a
は、金属製のローラからなり、感光ベルトクリーニング
ローラ35に対して感光ベルト22の反対側において、
感光ベルトクリーニングローラ35に接触するように対
向配置されており、感光ベルトクリーニングローラ35
に対して所定のバイアスが印加されている。
【0045】感光ベルトクリーニングブレード35b
は、二次感光ベルトクリーニングローラ35aに対して
感光ベルトクリーニングローラ35の反対側において二
次感光ベルトクリーニングローラ35aに接触するよう
に対向配置された、薄板状の掻き取りブレードからなる
ものであり、二次感光ベルトクリーニングローラ35a
の表面上に付着したトナーを掻き取るように構成されて
いる。
【0046】そして、各色毎の現像時において、中間転
写ベルト26への転写後に感光ベルト22上に残存する
各色毎の残存トナーは、感光ベルト22の移動によって
感光ベルトクリーニングローラ35と対向した時に、そ
の感光ベルトクリーニングローラ35によって電気的に
捕捉される。その後、その捕捉されたトナーは、感光ベ
ルトクリーニングローラ35の桓転によって、二次感光
ベルトクリーニングローラ35aと対向したときに、そ
の二次感光ベルトクリーニングローラ35aに電気的に
捕捉され、その後、感光ベルトクリーニングブレード3
5bによって掻き取られ、廃トナー貯留郎に貯留され
る。
【0047】なお、感光ベルトクリーニングローラ駆動
部56は、図2に示す様に、CPU51からの制御信号
に従って動作するものであり、感光ベルトクリーニング
ローラ35を移動させて感光ベルト22と接触および離
間させることができるように構成されている。
【0048】また、カラーレーザプリンタ1には、用紙
3への転写後に中間転写ベルト26の表面上に残存する
トナーを回収するための中間転写ベルトクリーニング装
置36が備えられている。中間転写ベルトクリーニング
装置36は、中間転写ベルト機構部12の側方であっ
て、第3中間転写ベルトローラ25と中間転写ベルト2
6を介して対向する位置に配置されている。この中間転
写ベルトクリーニング装置36は、中間転写ベルトクリ
ーニングボックス37と、中間転写ベルトクリーニング
ローラ38と、二次中間転写ベルトクリーニングローラ
38aと、中間転写ベルトクリーニングブレード38b
とを備えている。
【0049】中間転写ベルトクリーニングボックス37
は、ボックス形状をなし、中間転写ベルト26一と対向
する側の一部に開口部が形成されており、その内部の下
部空間が後述の中間転写ベルトクリーニングブレード3
8bによってかき取られたトナーを貯留する廃トナー貯
留部として形成されている。
【0050】中間転写ベルトクリーニングローラ38
は、シリコーンゴムなどの弾性体からなり、中間転写ベ
ルトクリーニングボックス37の開口部において回転可
能に支持されており、中間転写ベルトクリーニングロー
ラ駆動部57(図2参照)により、第3中間転写ベルト
ローラ25に対向する位置において中間転写ベルト26
と接触および離間するように配置されている。
【0051】この中間転写ベルトクリーニングローラ3
8は、中間転写ベルト26上に上記した4色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーが転写され
るまでは、中間転写ベルト26から所定の間隔を隔てて
離間しており、中間転写ベルト26上のカラー画像が用
紙3に一括転写されるときに、中間転写ベルト26に接
触するように構成されている。また、中間転写ベルトク
リーニングローラ38と中間転写ベルト26との間に
は、トナーが中間転写ベルト26から中間転写ベルトク
リーニングローラ38へ転写されるように、所定のクリ
ーニングバイアスが印加される。
【0052】そして、カラー画像の転写時において、用
紙3への転写後に中間転写ベルト26上に残存するトナ
ーは、中間転写ベルト26の回転によって中間転写ベル
トクリーニングローラ38と対向したときに、その中間
転写ベルトクリーニングローラ38によって捕捉され
る。その後、その捕捉されたトナーは、中間転写ベルト
クリーニングローラ38の回転によって、二次中間転写
ベルトクリーニングローラ38aと対向したときに、そ
の二次中間転写ベルトクリーニングローラ38aに捕捉
され、その後、中間転写ベルトクリーニングブレード3
8bによってかき取られ、トナー貯留部内に貯留され
る。
【0053】なお、中間転写ベルトクリーニングローラ
駆動部57は、図2に示す様に、CPU51からの制御
信号に従って動作するものであり、中間転写ベルトクリ
ーニングローラ38を移動させて中間転写ベルト26と
接触および離間させることができるように構成されてい
る。
【0054】さて、図2に示す様に、カラーレーザプリ
ンタ1では、CPU51に、濃度センサー39、現像バ
イアス印加回路54、メイン駆動部55、感光ベルトク
リーニングローラ駆動部56、中間転写ベルトクリーニ
ングローラ駆動部57、現像カートリッジ駆動部60な
どが接続されている。
【0055】CPU51は、RAM58およびROM5
9を備え、各部の制御を実行するものであり、RAM5
8には、濃度センサー39などから入力された数値や画
像データなどが一時的に格納される。また、ROM59
には、一次転写バイアス印加回路53、メイン駆動部5
5、現像カートリッジ駆動部60等を制御するための制
御プログラムが格納されているほか、濃度センサー39
からの出力信号を濃度に変換するためのセンサ出力/濃
度変換テーブル59aや、検出濃度と規定濃度との差に
応じて現像バイアスの補正量を決定するための濃度/現
像バイアス変換テーブル59bなどのテーブルも格納さ
れている。
【0056】以上の様に構成された本実施例のカラーレ
ーザプリンタ1において行われるキャリブレーション動
作について、フローチャートおよびタイムチャートを用
いて説明する。なお、キャリブレーションを行っている
間、感光ベルトクリーニングローラ駆動部56は、感光
ベルトクリーニングローラ35を感光ベルト22から離
間させている。
【0057】図3のフローチャートに示す様に、まず現
像すべき色の設定を初期化する(S10)。即ち、最初
に現像すべきパッチの色を設定するのである。次に、設
定された色のトナーを用いてパッチの現像を行う(S2
0)。即ち、まず、感光ベルト22の表面を、スコロト
ロン型帯電器17により一様に正帯電させ、スキャナユ
ニット10からのレーザービームの高速走査により露光
することにより、パッチを形成するための静電潜像を感
光ベルト22上に形成する。この結果、未露光の領域の
電位は約800V(グランドを基準とする。以下同
じ)、露光した領域(静電潜像)の電位は約200Vと
なる。
【0058】そして、上記設定された色のトナーを貯蔵
する現像カートリッジ15の現像ローラ18を感光ベル
ト22に接触させた状態で(図4:t1〜t4)、当該現像
ローラ18に約500Vの電圧Vbを印加する(即ち、
現像バイアスを印加する)ことによって(図4:t2〜t
3)、現像カートリッジ15から感光ベルト22にトナ
ーを移動させ、上記設定された色のパッチを形成するの
である(S20)。
【0059】このようにして形成されたパッチの濃度
は、感光ベルト22の周回移動によってパッチが濃度セ
ンサー39と対向した際に、濃度センサー39によって
検出される(S30)。即ち、濃度センサー39からC
PU51に入力された検出信号が、センサ出力/濃度変
換テーブル59aによって濃度に変換される。
【0060】その後、パッチは、感光ベルト22と中間
転写ベルト26とが互いに接触する位置において中間転
写ベルト26と対向することになるが、中間転写ベルト
26の電位Vtは、一次転写バイアス印加回路53によ
って予め約500Vとされており(図4:t0〜t6)、感
光ベルト22におけるパッチが形成された領域の電位
(即ち約200V)よりも高いため、感光ベルト22か
ら中間転写ベルト26へのトナーの移動が規制される。
【0061】パッチの濃度を検出した後は、このパッチ
の形成に用いられたトナーを、元の現像カートリッジ1
5に回収する(S40)。例えば、イエロー現像カート
リッジ15Yからトナーを供給してパッチを形成した場
合には、イエロー現像カートリッジ15Yにトナーを回
収することになる。
【0062】具体的には、現像カートリッジ15を感光
ベルト22に接触させた状態のまま、現像ローラ18に
印加する電圧Vbを約−100Vとし(図4:t3〜t
5)、感光ベルト22の電位(約0V)よりも、現像ロ
ーラ18に印加する電圧Vbを低くすることで、トナー
を現像カートリッジ15に移動させるのである(S4
0)。なお、感光ベルト22の電位は、感光ベルト22
に光照射して残存電荷を消去するイレーズランプ(図示
せず)により、約0Vとなっている。
【0063】パッチの回収は、現像ローラ18に印加す
る電圧Vbを約−100Vに保ったまま、現像カートリ
ッジ15を感光ベルト22から離間させることで終了す
る(図4:t4)。また、現像ローラ18に印加する電圧
Vbは、現像カートリッジ15を感光ベルト22から離
間させた後、0Vとされる(図4:t5)。
【0064】上記の様にパッチを回収すると(S4
0)、次に、上記の様に検出したパッチの濃度が規定の
濃度であるかどうかを判断する(S50)。検出濃度が
規定の濃度でない場合には(S50:NO)、現像ロー
ラ18に印加すべき現像バイアスの大きさを、濃度/現
像バイアス変換テーブル59bに基づいて変更し(S6
0)、同じ色の現像カートリッジ15を用いたパッチの
現像(S20)、濃度検出(S30)およびパッチ回収
(S40)を、検出濃度が規定の濃度となるまで繰り返
す。
【0065】そして、検出濃度が規定濃度であると判断
した場合には(S50:YES)、直前に用いた現像カ
ートリッジ15の色が最終色であるかどうかを判断する
(S70)。例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの順でパッチ濃度検出を行うものとすると、ブラ
ック現像カートリッジ15Kを用いてパッチ現像(S2
0)等を行ったかどうかを判断するのである。
【0066】最終色でなければ(S70:NO)、現像
すべき色を次の色に変更し(S80)、その色の現像カ
ートリッジ15に関して同様の処理を行う(S20〜S
70)。即ち、図4に示す様に、1色目のキャリブレー
ションが行われた後、2色目、3色目および4色目のキ
ャリブレーションが順に行われることになる。
【0067】一方、最終色である場合には(S70:Y
ES)、キャリブレーションを終了する。なお、本実施
例においては、現像カートリッジ15が請求項の「現像
器」に相当し、感光ベルト22が請求項の「像担持体」
に相当し、中間転写ベルト26が請求項の「転写媒体」
に相当する。また、CPU51および一次転写バイアス
印加回路53が請求項の「規制手段」として機能し、C
PU51、現像バイアス印加回路54および現像カート
リッジ駆動部60が請求項の「回収手段」として機能す
る(S40)。更に、感光ベルトクリーニング装置33
が請求項の「クリーニング手段」に相当するものであ
り、CPU51および感光ベルトクリーニングローラ駆
動部56が請求項の「禁止手段」として機能し、CPU
51が行うS20の処理が請求項の「パッチ形成手段」
として機能している。
【0068】以上の様に、本実施例のカラーレーザプリ
ンタ1においては、中間転写ベルト26から感光ベルト
22にトナーが移動する方向にバイアスを発生させるこ
とにより、パッチ形成用のトナーが感光ベルト22から
中間転写ベルト26へ転写することを規制すると共に、
現像カートリッジ15にトナーが移動する方向にバイア
スを発生させつつ、現像カートリッジ15の現像ローラ
18を感光ベルト22に接触させることにより、トナー
を元の現像カートリッジ15に回収する。そのため、パ
ッチを用いたキャリブレーションを行う場合などにおい
ても、容易にトナーの回収を行うことができ、その結
果、トナーの減りを抑制することができる。また、パッ
チ形成用のトナーをクリーニング部材で除去する必要性
が少ないので、クリーニング部材の劣化を抑制すること
が可能となる。
【0069】また、本実施例のカラーレーザプリンタ1
においては、現像カートリッジ15が、現像剤として非
磁性1成分トナーを貯蔵し、接触現像方式により、この
トナーを供給するものであるため、現像カートリッジ1
5の現像ローラ18を感光ベルト22に接触させること
が容易であり、トナーの回収が容易となっている。
【0070】また、本実施例のカラーレーザプリンタ1
においては、感光ベルト22から中間転写ベルト26へ
のトナーの移動を規制するために、中間転写ベルト26
から感光ベルト22にトナーが移動する方向にバイアス
を発生させるようにしている。そのため、簡便な構成に
よって、感光ベルト22から中間転写ベルト26へのト
ナーの移動を規制することが可能となっている。
【0071】また、本実施例のカラーレーザプリンタ1
においては、一次転写後に感光ベルト22上に残ってい
るトナーを除去するための感光ベルトクリーニング装置
33が設けられているが、キャリブレーション中(つま
り、感光ベルト22から中間転写ベルト26へのトナー
の移動が規制されている間)は、感光ベルト22から離
間され、感光ベルト22からトナーを除去することが禁
止されている。したがって、感光ベルトクリーニング装
置33のクリーニング性能の劣化を早めることがなく、
しかもトナーを現像カートリッジ15に回収することを
妨げない。
【0072】また、本実施例のカラーレーザプリンタ1
においては、互いに異なる色のトナーを供給する現像カ
ートリッジ15を複数備えているが、現像カートリッジ
15の何れかから供給され、感光ベルト22から中間転
写ベルト26への移動が規制されたトナーは、元の現像
カートリッジ15(即ち当該供給した現像カートリッジ
15)に回収している。このため、互いに異なる色のト
ナー同士が混じり合うことを防止しつつ、トナーの回
収、再利用を行うことができる。
【0073】次に第2実施例について説明する。上記の
第1実施例は、感光ベルト22が1周する間に1つの色
のパッチのみを形成するものであったが、第2実施例
は、感光ベルト22が1周する間に複数の色のパッチを
形成するものである。なお、本実施例に関して、特に説
明する事項以外の構成および動作については、第1実施
例と同様であるので、同一の符号を付すと共に説明を省
略する。
【0074】さて、図5、図6に示す様に、本実施例の
カラーレーザプリンタ1のキャリブレーションにおいて
は、1色目から4色目までの各色のパッチの現像を、感
光ベルト22が1周する間に行う(S110)。即ち、
まず、静電潜像の形成された感光ベルト22の表面に、
1色目の現像カートリッジ15を接触させ(図6:t1〜
t4)、この現像ローラ18に現像バイアス(約500
V)を印加することにより(図6:t2〜t3)、1色目の
パッチを形成する。そして、図6に示すように、感光ベ
ルト22が1周する間に、2色目、3色目および4色目
のパッチの形成を同様にして行う。つまり、複数の色の
パッチが、感光ベルト22上に同時期に形成されること
になる。
【0075】このようにして形成された各色のパッチの
濃度は、感光ベルト22の周回移動によって各パッチが
濃度センサー39と対向した際に、濃度センサー39に
よって検出される(S120)。なお、中間転写ベルト
26の電位Vtは、第1実施例と同様に、一次転写バイ
アス印加回路53によって約500Vとされており(図
6:t0〜t9)、感光ベルト22におけるパッチが形成さ
れた領域の電位(即ち約200V)よりも高いため、感
光ベルト22から中間転写ベルト26へのトナーの移動
は規制されている。
【0076】各パッチについての濃度検出後、各パッチ
の形成に用いられたトナーは、元の各現像カートリッジ
15に回収される(S130)。まず1色目の現像ロー
ラ18に印加する電圧Vbを約−100Vとした状態で
(図6:t5〜t8)、この現像ローラ18を感光ベルト2
2に接触させる(図6:t6〜t7)ことにより、1色目の
トナーを元の現像カートリッジ15に回収する。そし
て、図6に示す様に、1色目のトナーが元の現像カート
リッジ15に回収された後、同様にして、2色目、3色
目および4色目のトナーについても、元の現像カートリ
ッジ15にそれぞれ回収される。
【0077】パッチの回収後(S130)、まず1色目
のパッチについて検出した濃度が規定の濃度であるかど
うかを判断する(S140)。その検出濃度が規定の濃
度でない場合には(S140:NO)、1色目の現像ロ
ーラ18に印加すべき現像バイアスの大きさを、濃度/
現像バイアス変換テーブル59bに基づいて変更する
(S160)。一方、1色目のパッチについての検出濃
度が規定の濃度であれば(S140:YES)、1色目
のキャリブレーションが完了したことを示す完了フラグ
をセットする(S150)。
【0078】そして、2〜4色目のパッチに関しても、
1色目のパッチの濃度についての処理(S140〜S1
60)と同様の処理を行う(「S170〜S190」、
「S200〜220」、「S230〜S250」)。こ
うして、1〜4色目の各色のパッチの濃度に関する処理
(S140〜S250)が終了すると、全色のキャリブ
レーションが完了したかどうかを、各完了フラグに基づ
き判断し(S260)、完了している場合には、(S2
60:YES)、当該キャリブレーション処理を終了す
るが、完了していない場合には(S260:NO)、S
110に戻る。このS110においては、完了フラグが
セットされていない色のパッチが現像され、S120〜
S260の各処理が繰り返される。
【0079】以上に説明した本実施例のカラーレーザプ
リンタ1においては、第1実施例と同様の効果を得るこ
とができるほか、感光ベルト22が1周する間に複数の
現像カートリッジ15からトナーを各々供給させてパッ
チを形成するように動作することから、トナー毎の供給
特性を速やかに測定することができる。
【0080】次に第3実施例について説明する。上記の
第1実施例のカラーレーザプリンタ1は、感光ベルト2
2上に形成したパッチの濃度を測定してキャリブレーシ
ョンを行うものであるが、第3実施例のカラーレーザプ
リンタ301は、更に感光ベルト22から中間転写ベル
ト26上に転写したパッチの濃度を測定してキャリブレ
ーションを行うものである。
【0081】本実施例のカラーレーザプリンタ301に
おける濃度センサー39は、中間転写ベルト26上に形
成されたトナー像の光学濃度を検出できるように、図7
に示す様に中間転写ベルト26の近傍に配置されてい
る。また、後述のキャリブレーションを行っている間、
中間転写ベルトクリーニングローラ駆動部57は、中間
転写ベルトクリーニングローラ38を、中間転写ベルト
26から離間させている。なお、本実施例に関して、特
に説明する事項以外の構成および動作については、第1
実施例と同様であるので、同一の符号を付すと共に説明
を省略する。
【0082】さて図8に示す様に、本実施例のカラーレ
ーザプリンタ301におけるキャリブレーションでは、
第1実施例のS10と同様に現像色の設定を初期化し
(S310)、更に、S20と同様にパッチの現像を行
う(S320)。即ち、上記設定された色のトナーを貯
蔵する現像カートリッジ15の現像ローラ18を感光ベ
ルト22に接触させた状態で(図9:t1〜t8)、当該現
像ローラ18に現像バイアスを印加することによって
(図9:t2〜t4)、現像ローラ18から感光ベルト22
にトナーを移動させ、上記設定された色のパッチを形成
するのである(S320) そして、感光ベルト22上に形成されたパッチを、中間
転写ベルト26側に転写する(S325)。即ち、中間
転写ベルト26の電位Vtを、一次転写バイアス印加回
路53によって約−300Vとし(図9:t3〜t5)、感
光ベルト22におけるパッチが形成された領域の電位
(即ち約200V)よりも低電位とすることで、感光ベ
ルト22と中間転写ベルト26との接触位置において、
感光ベルト22から中間転写ベルト26へパッチを転写
(一次転写)するのである。
【0083】中間転写ベルト26に転写されたパッチの
濃度は、中間転写ベルト26の周回移動によってパッチ
が濃度センサー39と対向した際に、濃度センサー39
によって検出される(S330)。その後、パッチは転
写ローラ13と対向する位置に至るが、キャリブレーシ
ョン時において、転写ローラ駆動部61により転写ロー
ラ13は中間転写ベルト26から離間した位置に移され
ているため、中間転写ベルト26から転写ローラ13へ
パッチが転写することはなく、用紙3にパッチが転写す
ることもない。
【0084】そして、上記の様に光学濃度が検出された
パッチは、中間転写ベルト26から感光ベルト22に逆
転写される(S335)。即ち、中間転写ベルト26の
電位Vtを、一次転写バイアス印加回路53によって約
500Vとし(図9:t5〜t7)、感光ベルト22の電位
(約0V)よりも高電位とすることで、所定の接触位置
において、中間転写ベルト26から感光ベルト22にパ
ッチを転写するのである。
【0085】中間転写ベルト26から感光ベルト22に
パッチが転写されると(S335)、このパッチの形成
に用いられたトナーは、元の現像カートリッジ15に回
収される(S340)。具体的には、現像カートリッジ
15を感光ベルト22に接触させた状態のまま、現像ロ
ーラ18に印加すべき電圧Vbを約−100Vとし(図
9:t6〜t9)、感光ベルト22の電位(約0V)より
も、現像ローラ18の電位Vbを低くすることで、トナ
ーを現像カートリッジ15に回収するのである(S34
0)。
【0086】S340の後の処理については、図3のS
50〜S80と同様であるので、同一のステップ番号を
付すと共に説明を省略する。ただし、現像バイアスの変
更(S60)および現像色変更(S80)の処理を行っ
た場合、S320の処理に戻る。従って、1色目のキャ
リブレーション動作が行われた後は、図9に示す様に、
2色目、3色目および4色目のキャリブレーションが順
に行われることになる。
【0087】なお、本実施例においては、中間転写ベル
ト26が、請求項1等の「像担持体」に相当し、感光ベ
ルト22が、請求項10の「他の像担持体」に相当し、
用紙3が、請求項の「転写媒体」に相当する。また、C
PU51および転写ローラ駆動部61が請求項の「規制
手段」として機能し、CPU51、一次転写バイアス印
加回路53、現像バイアス印加回路54および現像カー
トリッジ駆動部60が請求項の「回収手段」として機能
する(S335,S340)。更に、中間転写ベルトク
リーニング装置36が請求項の「クリーニング手段」に
相当するものであり、CPU51および中間転写ベルト
クリーニングローラ駆動部57が請求項の「禁止手段」
として機能し、S320およびS325の処理が請求項
の「パッチ形成手段」として機能している。
【0088】以上の様に本実施例のカラーレーザプリン
タ301においては、中間転写ベルト26から転写ロー
ラ13を離間させることにより、パッチ形成用のトナー
が中間転写ベルト26から転写ローラ13若しくは用紙
3に転写することを規制すると共に、現像カートリッジ
15にトナーが移動する方向にバイアスを発生させつ
つ、現像カートリッジ15の現像ローラ18を感光ベル
ト22に接触させることにより、トナーを元の現像カー
トリッジ15に回収する。そのため、パッチを用いたキ
ャリブレーションを行う場合などにおいても、容易にト
ナーの回収を行うことができ、その結果、トナーの減り
を抑制することができる。また、パッチ形成用のトナー
をクリーニング部材で除去する必要性が少ないので、ク
リーニング部材の劣化を抑制することが可能となる。
【0089】また、本実施例のカラーレーザプリンタ3
01においては、現像カートリッジ15が、現像剤とし
て非磁性1成分トナーを貯蔵し、接触現像方式により、
このトナーを供給するものであるため、現像カートリッ
ジ15の現像ローラ18を感光ベルト22に接触させる
ことが容易であり、トナーの回収が容易となっている。
【0090】また、本実施例のカラーレーザプリンタ3
01においては、中間転写ベルト26から転写ローラ1
3等へのトナーの移動を規制するために、中間転写ベル
ト26から転写ローラ13を離している。そのため、確
実に、中間転写ベルト26から転写ローラ13等へのト
ナーの移動を規制することができる。
【0091】また、本実施例のカラーレーザプリンタ3
01においては、二次転写後に中間転写ベルト26上に
残っているトナーを除去するための中間転写ベルトクリ
ーニング装置36が設けられているが、キャリブレーシ
ョン中(つまり、中間転写ベルト26から転写ローラ1
3等へのトナーの移動が規制されている間)は、中間転
写ベルト26から離間され、中間転写ベルト26からト
ナーを除去することが禁止されている。したがって、中
間転写ベルトクリーニング装置36のクリーニング性能
の劣化を早めることがなく、しかもトナーを現像カート
リッジ15に回収することを妨げない。
【0092】また、本実施例のカラーレーザプリンタ3
01においては、互いに異なる色のトナーを供給する現
像カートリッジ15を複数備えているが、現像カートリ
ッジ15の何れかから供給され、中間転写ベルト26か
ら転写ローラ13等への移動が規制されたトナーを、元
の現像カートリッジ15に回収している。このため、互
いに異なる色のトナー同士が混じり合うことを防止しつ
つ、トナーの回収、再利用を行うことができる。
【0093】また、本実施例のカラーレーザプリンタ3
01においては、中間転写ベルト26にパッチを形成
し、その光学濃度を検出している。従って、トナーの供
給特性を、感光ベルト22から中間転写ベルト26への
転写効率が反映された形で測定することができる。
【0094】次に第4実施例について説明する。上記の
第3実施例は、中間転写ベルト26が1周する間に1つ
の色のパッチのみを形成するものであったが、第4実施
例は、中間転写ベルト26が1周する間に複数の色のパ
ッチを中間転写ベルト26上に形成するものである。な
お、本実施例に関して、特に説明する事項以外の構成お
よび動作については、第3実施例と同様であるので、同
一の符号を付すと共に説明を省略する。
【0095】さて、図10、図11に示す様に、本実施
例のカラーレーザプリンタ301のキャリブレーション
処理においては、1色目から4色目までの各色のパッチ
の現像を、感光ベルト22が1周する間に行う(S41
0)。即ち、まず、静電潜像の形成された感光ベルト2
2の表面に、1色目の現像カートリッジ15を接触させ
(図11:t1〜t5)、この現像ローラ18に現像バイア
ス(約500V)を印加することにより(図11:t2〜
t4)、1色目のパッチを形成する。そして、図11に示
すように、感光ベルト22が1周する間に、2色目、3
色目および4色目のパッチの形成を同様にして行う。
【0096】次に、感光ベルト22上に形成されたパッ
チを、中間転写ベルト26側に転写する(S415)。
即ち、中間転写ベルト26の電位Vtを、一次転写バイ
アス印加回路53によって約−300Vとし(図11:
t3〜t6)、感光ベルト22におけるパッチが形成された
領域の電位(即ち約200V)よりも低電位とすること
で、感光ベルト22と中間転写ベルト26との接触位置
において、感光ベルト22から中間転写ベルト26へパ
ッチを転写(一次転写)するのである。そして、図11
に示す様に、2色目、3色目および4色目のパッチも同
様にして転写する。
【0097】中間転写ベルト26に転写された各色のパ
ッチの濃度は、中間転写ベルト26の周回移動によって
パッチが濃度センサー39と対向した際に、濃度センサ
ー39によって順に検出される(S420)。光学濃度
が検出された各色のパッチは、中間転写ベルト26から
感光ベルト22に逆転写される(S425)。即ち、中
間転写ベルト26の電位Vtを、一次転写バイアス印加
回路53によって約500Vとし(図11:t6〜t9)、
感光ベルト22の電位(約0V)よりも高電位とするこ
とで、所定の接触位置において、中間転写ベルト26か
ら感光ベルト22に各色のパッチを転写するのである。
【0098】中間転写ベルト26から感光ベルト22に
パッチが転写されると(S425)、このパッチの形成
に用いられたトナーは、元の現像カートリッジ15に回
収される(S430)。具体的には、現像ローラ18に
印加する電圧Vbを約−100Vとし(図11:t7〜t1
1)、感光ベルト22の電位(約0V)よりも、現像ロ
ーラ18の電位Vbを低くした状態で、現像カートリッ
ジ15を感光ベルト22に順次接触させる(図11:t8
〜t10)ことにより、トナーを現像カートリッジ15に
回収するのである(S430)。
【0099】つまり、感光ベルト22には、中間転写ベ
ルト26からパッチが順次逆転写される。パッチは現像
器から感光ベルト22に現像した色順に中間転写ベルト
26に転写(一次転写)され、その順で感光ベルト22
に逆転写されるのである。感光ベルト22と中間転写ベ
ルト26の周回移動方向が一次転写時と逆転写時とで変
更ないためである。そして、各現像カートリッジ15
は、対応する色のパッチがきたときに現像器接離機構に
より離間位置から現像位置へ移動されて現像ローラ18
が感光ベルト22上の対応する色のパッチに接触して回
転される。この時、パッチを形成している現像剤が感光
ベルト22から現像カートリッジ15側へ向かうように
バイアスが調整されて現像ローラ18に印加されるので
パッチが現像カートリッジ15に回収されるのである。
そのパッチの回収が終了すると、現像カートリッジ15
は、現像器接離機構により現像位置から離間位置へ移動
され、次の色の現像カートリッジ15が離間位置から現
像位置へ移動される。このようにして現像カートリッジ
15が、感光ベルト22上の対応する色のパッチ形成部
分に接触し、現像剤を回収後に他の色のパッチ形成部分
に接触する前に離間するので、対応する色の現像剤のみ
が現像カートリッジ15に回収される。この動作を感光
ベルト22の周回移動に調時して実行することにより、
形成された各色のパッチは対応する色の現像カートリッ
ジ15に順次回収されるのである。
【0100】S430の後の処理については、図5のS
140〜S260と同様であるので、同一のステップ番
号を付すと共に説明を省略する。但し、S260の処理
において、全色についてキャリブレーションが完了して
いないと判断された場合には(S260:NO)、S4
10に戻る。
【0101】以上に説明した本実施例のカラーレーザプ
リンタ301においては、第3実施例と同様の効果を得
ることができるほか、中間転写ベルト26が1周する間
に複数の現像カートリッジ15からトナーを各々供給さ
せて、中間転写ベルト26上にパッチを形成するように
動作することから、トナー毎の供給特性を速やかに測定
することができる。
【0102】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様をとることができる。例えば、第1および第2
実施例では、中間転写ベルト26の電位を感光ベルト2
2のパッチが形成された領域の電位よりも高くすること
により、感光ベルト22から中間転写ベルト26へのト
ナーの移動を規制するものとしたが、これに限られるも
のではない。例えば、中間転写ベルト26と感光ベルト
22とを離間させることにより、感光ベルト22から中
間転写ベルト26へのトナーの移動を規制するようにす
ることも考えられる。このようにすれば、より確実にト
ナーの移動を規制することができるという効果を奏す
る。
【0103】一方、第3および第4実施例においては、
転写ローラ13と中間転写ベルト26とを離間させるこ
とにより、中間転写ベルト26から転写ローラ13等の
トナーの転写を規制するものとしたが、これに限られる
ものではない。例えば、転写ローラ13側の電位を中間
転写ベルト26側よりも高くすることによって、トナー
の移動を規制することも可能である。
【0104】また、各実施形態はカラー画像形成のため
に複数の現像器を備えたものであったが、モノクロの場
合(現像器が1つの場合)にも適用できる。その際に
は、現像カートリッジ駆動部の現像器接離機構を設ける
必要がない。また、上記実施例では、画像形成装置とし
てカラーレーザプリンタを例に取って説明したが、これ
に限られるものではない。例えばモノクロプリンタに対
しても、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1および第2実施例のカラーレーザプリン
タの機械的構成を示す図である。
【図2】 カラーレーザプリンタの電気的構成を示す図
である。
【図3】 第1実施例のカラーレーザプリンタにおいて
行われるキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図4】 第1実施例のカラーレーザプリンタの動作を
示すタイムチャートである。
【図5】 第2実施例のカラーレーザプリンタにおいて
行われるキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図6】 第2実施例のカラーレーザプリンタの動作を
示すタイムチャートである。
【図7】 第3および第4実施例のカラーレーザプリン
タの機械的構成を示す図である。
【図8】 第3実施例のカラーレーザプリンタにおいて
行われるキャリブレーション処理を示すフローチャート
である。
【図9】 第3実施例のカラーレーザプリンタの動作を
示すタイムチャートである。
【図10】 第4実施例のカラーレーザプリンタにおい
て行われるキャリブレーション処理を示すフローチャー
トである。
【図11】 第4実施例のカラーレーザプリンタの動作
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1,301…カラーレーザプリンタ 3…用紙 12…中間転写ベルト機構部 13…転写ローラ 15…現像カートリッジ 16…感光ベルト機構部 17…スコロトロン型帯電器 18…現像ローラ 22…感光ベルト 26…中間転写ベルト 33…感光ベルトクリーニング装置 35…感光ベルトクリーニングローラ 36…中間転写ベルトクリーニング装置 38…中間転写ベルトクリーニングローラ 39…濃度センサー 51…CPU 53…一次転写バイアス印加回路 54…現像バイアス印加回路 55…メイン駆動部 56…感光ベルトクリーニングローラ駆動部 57…中間転写ベルトクリーニングローラ駆動部 58…RAM、59…ROM 59a…センサ出力/濃度変換テーブル 59b…濃度/現像バイアス変換テーブル 60…現像カートリッジ駆動部 61…転写ローラ駆動部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA10 DE02 DE07 DE10 EA18 EB04 EB08 EC03 EC06 ED01 ED08 ED24 ED27 EE07 2H030 AA03 AD03 AD17 BB02 BB23 BB34 BB42 BB46 BB53 BB54 2H077 AA37 AC04 AC16 AD06 AD13 AD35 DA03 DA47 DA62 EA14 EA15 GA13 2H134 GA01 GA06 GB02 HA01 HA11 HA13 HA16 HA17 HB08 KA18 KB03 KB07 KB14 KD07 KG03 KG04 KG08 KH01 KJ02 2H200 FA09 GA16 GA24 GA34 GA46 GA47 GA52 GA56 GB15 GB25 GB37 HA03 HA04 HA12 HB03 HB12 HB22 JA02 JA28 JA29 JA30 JC04 JC12 JC15 JC18 LA14 LA24 LB02 LB03 LB15 LB33 LB35 MA03 MA04 MA14 MA20 NA02 PA10 PA19 PB13 PB17 PB18 PB39

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像器から供給される現像剤により像担
    持体上に形成された現像剤像を、転写媒体に対して転写
    することにより画像を形成する画像形成装置において、 前記像担持体から前記転写媒体への現像剤の移動を規制
    する規制手段と、 前記規制手段により前記像担持体から前記転写媒体への
    移動が規制された現像剤を、該像担持体から前記現像器
    に回収する回収手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記回収手段は、前記現像器に現像剤が移
    動する方向にバイアスを発生させることにより、前記現
    像剤を前記現像器に回収することを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記現像器は、前記現像剤として非磁性1
    成分トナーを貯蔵し、接触現像方式により現像剤を供給
    するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記規制手段は、前記転写媒体から前記像
    担持体に現像剤が移動する方向にバイアスを発生させる
    ことにより、該像担持体から該転写媒体への現像剤の移
    動を規制することを特徴とする請求項1〜3の何れかに
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記規制手段は、前記転写媒体と前記像担
    持体とを離間させることにより、該像担持体から該転写
    媒体への現像剤の移動を規制することを特徴とする請求
    項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記像担持体に形成された現像剤像を転写
    媒体に対して転写した後に該像担持体に残留する現像剤
    を、該像担持体から除去するためのクリーニング手段
    と、 前記規制手段が前記像担持体から前記転写媒体への現像
    剤の移動を規制している際、前記クリーニング手段が前
    記像担持体から現像剤を除去することを禁止する禁止手
    段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】現像剤の供給特性を測定するためのパッチ
    を前記像担持体上に形成するパッチ形成手段を有し、 前記規制手段は、前記パッチを形成するために前記現像
    器から供給された現像剤が、該像担持体から前記転写媒
    体に移動することを規制し、 前記回収手段は、前記パッチを形成するために前記現像
    器から供給された現像剤を、該像担持体から該現像器に
    回収することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記現像器として、互いに異なる色の現像
    剤を供給する現像器を複数備え、 前記回収手段は、前記現像器の何れかから供給され、前
    記規制手段により前記像担持体から前記転写媒体への移
    動が規制された現像剤を、当該供給した現像器に回収す
    ることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記パッチ形成手段は、前記像担持体が1
    周する間に複数の現像器から現像剤を各々供給させて、
    該現像剤毎の供給特性を測定するためのパッチを形成す
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記像担持体は、他の像担持体に形成さ
    れた現像剤像が転写されることにより、現像剤像を担持
    するものであり、 前記回収手段は、前記規制手段により前記像担持体から
    前記転写媒体への移動が規制された現像剤を、前記他の
    像担持体を介して回収することを特徴とする請求項1〜
    9の何れかに記載の画像形成装置。
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