JP2003239636A - 金枠切除改装工法 - Google Patents

金枠切除改装工法

Info

Publication number
JP2003239636A
JP2003239636A JP2002082075A JP2002082075A JP2003239636A JP 2003239636 A JP2003239636 A JP 2003239636A JP 2002082075 A JP2002082075 A JP 2002082075A JP 2002082075 A JP2002082075 A JP 2002082075A JP 2003239636 A JP2003239636 A JP 2003239636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cutting
existing
work
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002082075A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Honda
晋 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002082075A priority Critical patent/JP2003239636A/ja
Publication of JP2003239636A publication Critical patent/JP2003239636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】系年劣化した金属製建具の改装方法としての撤
去、被せ工法等があるが、現存するいずれの工法も決定
的とは言い難く、他に決定的な方法を見受けられない。 【解決の手段】改装する建具枠の全部又は露出部分のみ
を除去し、構造耐力を必要とする外側枠に取り付けたア
ンカープレートを彫り込みアンカー等を用い構造壁に直
に連節係止し、室内側枠材を小螺子等を使用しないバッ
クルを利用したワンタッチ装着とした事により小螺子頭
等が露出せず綺麗な仕上がりが得られるうえ、周辺壁床
等の補修を殆ど必要としないため、撤去に伴う工事公害
と補修等の付帯補修費用と現場作業時間の短縮などトー
タル的な工事費の削減が図れ、住環境を考慮した居住者
在宅の儘の改装工事を可能とした新規な工法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、系年劣化した鋼
製建具枠の改装工法として従来行われている各種の撤去
工法の決定的な欠点である撤去に伴う周辺壁等の欠損と
その補修を殆ど行わないで済ませる方法として、既存枠
と壁等との境界域で接するモルタルその他の仕上げ材等
とアンカー金物等又は、外部に露出している枠のみを切
削機等により切り離し除去すれば、撤去工具等の使用時
に発生する工事公害と壁等の欠損を未然に防げると共
に、後補修の必要性が皆無となり、時間と経費の大幅な
節減を可能とす事ができる。
【0002】新規枠は外側見付け面から見込み面を経て
戸当たり溝迄により構成組み立てた外側枠と戸当たり溝
背後の室内側の各部を単材とした内側枠に2分割し、内
側枠の各単材はそれぞれ所定位置に嵌合具(バックルと
言う)を装着し工場組立てした形態のまま現場搬入し、
【0003】新規枠の建て込みは先ず内側枠の嵌合具を
外し単材とし、外側枠のみを所定位置に係止するが、外
側枠は蝶番螺子係止用裏板アンカープレート(以下、裏
板アンカープレートと言う)並びに要所に設けたアンカ
ープレートの空穴から彫り込みアンカーボルトを構造壁
に係止した後、寸切りボルト、調整ナット、テーパー座
金、締め付けナットを介して連節係止し、内側枠の各部
位の単材を所定位置にワンタッチで嵌め込み、新規枠を
設置できる。
【0004】
【従来の技術】鋼製建具枠の改装に於ける撤去工法は油
圧機器類やその他の撤去機器類を使用し既存枠全体を壁
等から撤去する方法が殆どでありいずれの工法も撤去に
伴う壁等の破壊欠損を避けて通れない事と撤去に伴う夥
しい振動、騒音、粉塵等の工事公害を伴う事と長期にわ
たる作業時間等居住者が在宅の儘での工事は不可能であ
り殆ど行われず、
【0005】既存枠を残した儘新規枠材を被せる方法等
が行われているが、これらの工法の決定的欠点として既
存の開口寸法よりかなり狭くなり、使用上の問題がある
が是といった他の工法が見当たらない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、現存する被
せ工法や撤去工法の最大の欠点である開口寸法の減少や
周辺壁等の破損と補修費用と作業時間の大幅な節減を図
るための方法として壁等に埋設されている既存枠とその
周辺部のモルタルのみを切削工具を用いて切り取るか、
又は外部に露出している部位のみを同様枠ごと切り取
り、撤去部位に相応した新規枠を装着すれば撤去に伴う
他の部位の壁床等の破断欠損を防ぎ、補修に伴う時間と
費用の大幅な削減ができるうえ、振動、騒音、粉塵、汚
損等の工事公害を抑えた工法の実施が可能となった。
【0007】先ず、既存枠(A)が壁(イ、ロ、ハ)に
平行に設置されている場合は外側周辺取り合い部を含む
モルタル(イ2、ロ2)共除去し、直角方向に設置され
ている場合は仕上げ材(イ、ロ、ハ)に接する四周の露
出部位と中詰めモルタル(イ2、ロ2)を除去し、撤去
部(A2)に相応した新規枠を装着すれば撤去工法によ
る壁(イ、ロ、ハ)等の破損を伴わず、壁床(イ、ロ、
ニ、ホ)の補修に要する時間と経費の大幅な節減が図れ
る。
【0008】既存枠(A)に接する壁(イ、ロ、ハ)、
床(ニ、ホ)等の仕上げ材(イ、ロ、ニ、ホ)はモルタ
ル、タイル、石材、ボード類その他多種多様であるが当
工法はこれらの仕上げ材(イ、ロ、ニ、ホ)と接する既
存枠(A)全体を周知のディスクサンダー(I2)等を
用い既存枠(A)及び仕上げ材(イ、ロ、ニ、ホ)並び
にアンカー(D31)等を切断切り離し既存枠(A)を
除去できるが、ディスクサンダー(I2)の使用に伴い
発生する騒音(Z3)、粉塵(Z4)等による工事公害
を如何に抑えるかが改装工法成功の決め手となる。
【0009】其処で、騒音(Z3)、粉塵(Z4)等の
工事公害を極めて有効に処理する方法として、ディスク
サンダー(I2)の切削刃(I3)と切削対象物との接
触部に少量の水(Y)を散水(Y1)又は、噴射(Y
2)すれば切削に伴い発生する夥しい騒音(Z3)と粉
塵(Z4)が水(Y)と混和し泥水(Y3)となり、泥
水(Y3)は切削部(I1)を潤し潤滑液(Y4)とな
り切削刃(I3)の摩擦騒音(Z3)をほぼ半減させ、
泥水(Y3)の飛散と流出を周知の業務用電気掃除機
(X)等のバキュム装置(X1)と吸引具(X2)を用
いて泥水(Y3)を吸引処理する事となるが、
【0010】仕上げ材(イ、ロ、ニ、ホ)の泥水(Y
3)汚染を周知の再剥離型水溶性合成樹脂系養生材
(J)を塗布し保護膜(J1)を形成すれば浸透汚染を
防止でき工事終了後に当該保護膜(J1)を剥離除去す
ればよい。
【0011】新規枠(B)は既存枠(A)の内法幅と高
さと同寸法としたうえ周辺壁、床(イ、ロ、ニ、ホ)と
のクリアランスを考慮した形態とし外側見付面から戸当
たり溝(B13)に至る四周を外側枠(B1)とし戸当
たり溝(B13)背後の室内側枠(B2)は各部位ごと
の単材により形成されていて、
【0012】既存枠(A)の切徐後、新規枠(B)を仮
建て込みした後に、適所に配した裏板アンカープレート
(D2)並びに同様のアンカープレート(D3)を彫り
込みアンカーボルト(F)を介して連節係止し、
【0013】同溝(B13)背後の室内側枠(B2)は
縦材(B21)、上材(B22)の単材に装着した嵌合
具(E1)を使用しワンタッチで嵌め込み、内仕上げ材
(イ、ロ)との接触部をシール(H)処理し仕上げれ
ば、新規枠(B)の外側枠(B1)及び室内側枠(B
2)の表面に小螺子頭等が露出せず体裁良く短時間で作
業が終了する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は、居住者在宅の儘行う玄関建具等の改装を「その日の
内に作業を終え鍵の引渡ができる」、「工事公害を極力
抑え居住者に迷惑を掛けない」、「現場作業と工事価格
の削減と、トータル的な合理化を図る」を最大のコンセ
プトとし、発注者、請負者共納得できる当該工法を順を
追って説明すれば、
【0015】先ず、既存枠(A)の撤去部位周辺の壁仕
上げ材(イ、ロ)及び床(ニ、ホ)等の泥水汚染予想区
域に再剥離型水溶性合成樹脂系養生材(J)を塗布し保
護膜(U1)を形成して泥水汚染を防止し、工事終了後
同保護膜(J1)を剥ぎ取れば壁仕上げ材(イ、ロ)及
び床(ニ、ホ)等を汚損せず、クリーニング等の手間が
省けるほか保護膜(J1)により仕上げ材(イ、ロ)及
び床(ニ、ホ)等の損傷を防止する相乗効果が期待でき
る。
【0016】次に、既存枠(A)の撤去には通常用いら
れている油圧を利用した撤去機器類等を使用しない為、
これら機器類の騒音、振動等が発生する恐れが全くない
うえ工事に伴うモルタルその他の産業廃棄物の発生及び
塵芥汚染等がなく工事区域の汚れ等も大幅に減少する一
方、
【0017】既存枠(A)除去に用いるデイスクサンダ
ー(I2)によるモルタルの切削時に発生する夥しい粉
塵(Z4)を切削刃(I3)と切削材である仕上げ材
(イ、ロ)、床材(ニ、ホ)との切削部(I1)に少量
の水(Y)を散水(Y1)又は、噴射(Y2)し粉塵
(Z4)と混合状態とする事で水(Y)と粉塵(Z4)
は泥水(Y3)となり、切削刃(13)先の接触摩擦を
緩和する潤滑液(Y4)となる効果を生み出し接触摩擦
騒音(Z3)の減少と切削刃(I3)の磨耗を少なくす
る相乗効果を発揮する。
【0018】泥水(Y3)の飛散と流出を産業用電気掃
除機(X)等のバキュウム装置(X1)と吸引具(X
2)を使用し吸引すれば泥水(Y3)の飛散(Y31)
と流出(Y32)をほぼ完全に処理できるが、泥水(Y
3)の処理漏れは予め汚染を防止する目的で仕上げ材
(イ、ロ、ニ、ホ)に塗布した再剥離型水溶性合成樹脂
系養生材(J)により浸透汚染を未然に防止でき、工事
終了後当該保護膜(J1)を剥離除去すれば仕上げ材
(イ、ロ、ニ、ホ)等を防護できる。
【0019】新規枠(B)は原則として既存枠(A)の
内法幅と高さを保持したうえ、くつずり(B12)を含
めた戸当たり溝(B13)を設けた形状とし同溝(B1
3)背後の室内側枠(B2)は各部を単材により形成し
た新規枠(B)を設置するが、
【0020】既存枠(A)の切徐後、所定位置に新規枠
(B)を仮建て込みした後に、所定位置に裏板アンカー
プレート(D2)及びアンカープレート(D3)を配
し、空穴(D4)を利用し彫り込みアンカー(F)を係
止し、寸切りボルト(G)、調整ナット(G1)、板座
金(G2)、テーパー座金(G3)、締め付けナット
(G4)又は平螺子(G5)等を用い外側枠(B1)連
節係止する一方、
【0021】又、戸当たり溝(B13)背後の室内側枠
(B2)は縦材(B21)、上材(B22)の単材の適
所に装着した嵌合具(E)を使用しワンタッチで嵌め込
み固定すれば室内側枠(B2)を形成でき、室内側くつ
ずり(B12)は外側くつずり(B12)に設けたピー
ス(B121)に小螺子留めとし、室内側枠(B2)と
の接触部をシール(H)処理すればよい。
【0022】
【発明実施の形態】以下図面に従って本発明を具体的に
説明すれば、図1は新規枠(B)の装着形態で、既存壁
(イ、ロ)に直角方向に装着された既存枠(A)が既存
壁(イ、ロ)内の残存部(A1)を残し露出部分(A
2)を切り取り切除した状態と、撤去した既存枠(A)
と同一内法、高さ寸法の新規枠(B)の部分斜視図であ
り、
【0023】撤去後に尚残ったモルタル等に影響される
事なく新規枠(B)を容易に差し込み設置する為、新規
枠(B)は外側から見込み部を経て、戸当たり溝(B1
3)に至る部位を工場組立てとした外側枠(B1)と、
【0024】断衝目的の目地材(C)を介して室内側枠
(B2)を構成する縦材(B21)、上材(B22)、
くつずり(B23)からなり、
【0025】外側枠(B1)を差し込み所定位置に建て
込み蝶番裏板を加工した裏板アンカープレート(D2)
並びに同様に加工されたアンカープレート(D3)を所
定位置に配し同プレート(D2、D3)に設けられた空
穴(D4)を利用し、既存壁(イ、ロ)に彫り込みアン
カーボルト(F)を有効に取り付け寸切りボルト(G)
調整ナット(G1)、板座金(G2)、テーパー座金
(G3)、を有効に使用し締め付けボルト(G4)、又
は平螺子(G5)により外側枠(B1)を固定した後、
室内側枠(B2)を嵌合具(E)を用いてワンタッチで
取り付けて新規枠(B)を組立て係止し、
【0026】内外四周の既存壁(イ、ロ)及び床(ニ、
ホ)との所定部位をシール(H)したうえ、特殊乾燥モ
ルタル(ヘ)を注入し凝結させて新規枠(B)を装着し
た一連の形態を表現している。
【0027】図2は既存枠(A)が壁(イ、ロ)に直角
方向に装着されている場合は既存枠(A)の露出部分全
てを切削(I)し除去する事とし切削部(I4)をダブ
ルハッチと除去範囲を点線で示し、外側仕上げ材(イ)
と室内側仕上げ材(ロ)、構造壁(ハ)と既存モルタル
(イ2、ロ2)内に残した既存枠(A)の残存部(A
1)を示し、
【0028】図3は新規枠(B)を装着した状態で、外
側正面から戸当たり溝(B13)に至りクリアランスを
確保した形状に加工した新規枠(B)の外側枠(B1)
と裏板アンカープレート(D2)、ピース(E)等を装
着し、アンカープレート(D2、D3)の空穴(D4)
から挿入係止された彫り込みアンカーボルト(F)に寸
切りボルト(G)、調整ナット(G1)、板座金(G
2)、テーパー座金(G3)、締め付けナット(G4)
等を介して新規外側枠(B1)を係止した後、空隙部に
乾燥モルタル(ヘ)を充填した状態である。
【0029】図4は更に室内側枠(B2)を嵌合具
(E)によりワンタッチで嵌め込んだうえ、仕上げ材
(ロ)との擦り付け部をシール処理(H)すれば速やか
に新規枠(B)を設置する事ができる。
【0030】図5は既存枠(A)が壁(イ、ロ)と平行
に装着されている場合の切削部(I5)をダブルハッチ
と除去範囲を点線で示し、外側仕上げ材(イ)と室内側
仕上げ材(ロ)、構造壁(ハ)、既存モルタル(イ2、
ロ2)等を示した除去手順断面図であり、
【0031】図6は既存枠(A)の除去跡に新規枠
(B)を挿入可能な形態に加工した外側枠(B1)とピ
ース(E11)に嵌め込み装着された嵌合具(E)を介
して装着した室内側枠(B2)と室内側仕上げ材(ロ)
端部をシール(H)処理し、空隙部に乾燥モルタル
(ヘ)を充填し新規枠(B)を設置した状態である。
【0032】図7は複合した嵌合具(E)の詳細を表
し、左側は内側枠(B2)に装着した雄具(E12)と
複数の雌具(E1)並びにピース(E11)等の組合せ
と右側は新規外側枠(B1)に係止するピース(E1
1)と複数の雌具(E1)の形態概要と雄具(E12)
との連携関係を示す。
【0033】図8はアンカープレート(D2、D3)の
空穴(D4)とテーパー座金(G3)の断面と平面を示
し、テーパー座金(G3)のルーズ穴(G31)を表し
ている。
【0034】図9は既存枠(A)の除去の概要を示した
斜視図であり、既存枠(A)が壁(イ、ロ、ハ)に平行
に取り付けられている状態で壁(イ、ロ)並びに床
(ニ、ホ)との取り合い部を周知のデスクサンダー(I
2)の上部は切削予定部(I4)と下部は切削部(I
5)を示す切削(I)形態を示し、
【0035】給水ホース(Y12)を経て噴射装置(Y
13)先端から切削刃(I3)と仕上材(イ、ロ、ニ、
ホ)の接触部(I1)に水(Y)を噴射(Y2)すれば
粉塵(Z4)と混和して泥水(Y3)となり、切削刃
(I3)先の接触摩擦(Z3)を緩和する潤滑液(Y
4)の効果を生じ、接触摩擦騒音(Z3)の減少と切削
刃(I3)の磨耗を抑え、
【0036】発生した泥水(Y3)の処理に周知の業務
用電気掃除機(X)等のバキュウム装置(X1)の吸引
具(X2)により飛散(Y31)又は、流出(Y32)
した泥水(Y3)を吸引処理すると同時に泥水(Y3)
汚染が予測される区域には再剥離型水溶性合成樹脂系養
生材(J)を塗布し保護膜(J1)を張り、仕上げ材
(イ、ロ、ニ、ホ)等を浸透汚染から保護すれば汚染を
未然に防止でき、取り付け係止後、該保護膜(J1)を
剥離すればよい。
【0037】以上の手順により既存枠(A)周囲全体の
壁、床仕上材(イ、ロ、ニ、ホ)及びアンカー鉄筋等の
撤去部(A2)全てを切断、離脱させれば撤去に伴う振
動(Z5)を始め夥しい騒音(Z3)、粉塵(Z4)等
の工事公害を大幅に削減した方法で既存枠(A)を取り
外す事が可能となる。
【発明の効果】本発明は、系年劣化した既存建具の金枠
を全部又は露出部分のみを除去し、構造耐力を負担とす
る外側枠を彫り込みアンカー等を用い構造壁に直に連節
係止し、室内側枠材を小螺子等を使用しないバックルを
利用したワンタッチ装着とした事により小螺子頭等が露
出せず綺麗な仕上がりが得られ、周辺壁床等の補修を殆
ど必要としない方法により撤去に伴う工事公害と補修等
の付帯補修費用と現場作業時間の短縮などトータル的な
工事費の削減が図れ、住環境を考慮した居住者在宅の儘
の改装工事を可能とした新規な工法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】新規枠の連節係止金具と嵌合具等の部分断面詳
細斜視図である。
【図2】壁と直角方向に設置された既存枠の撤去概要で
ある。
【図3】 〃 新規外側枠の連節係止断
面概要を示す。
【図4】 〃 新規室内側枠の連節係止
断面概要を示す。
【図5】壁と平行方向に設置された既存枠の撤去概要で
ある。
【図6】 〃 新規外、室内側枠の連節係
止断面概要を示す。
【図7】室内側枠と複数の嵌合具の組合せ詳細図であ
る。
【図8】テーパー座金とルーズ穴の組合せ詳細図であ
る。
【図9】既存枠撤去の概要を表現した斜視図である。
【符号の説明】
イ (外側)仕上げ材 イ1 〃 仕上げ表面材 イ2 〃 モルタル ロ (室内側)仕上げ材 ロ1 〃 仕上げ表面材 ロ2 〃 モルタル ハ 構造壁 ニ (外側) 床 ホ (室内側)床 ヘ 乾燥モルタル A 既存枠 A1 〃 残存部 A2 〃 撤去部 B 新規枠 B1 外側枠 B11 外側縦枠 B12 〃上枠 B13 〃くつずり B131ピース B132室内側くつずり B14 戸当たり溝 B2 室内側枠 B21 〃 縦材 B22 〃 上材 B23 〃 くつずり C 目地材 D 蝶番 D1 〃螺子穴 D2 〃裏板アンカープレート D3 アンカープレート D4 空穴 E 嵌合具 E1 〃 (雌) E11 〃 ピース E12 〃 (雄) F 彫り込みアンカーボルト G 寸切りボルト G1 調整ナット G2 板座金 G3 テーパー座金 G31 ルーズ穴 G4 締め付けナット G5 平螺子 H シール I 切削 I1 接触部 I2 デスクサンダー I3 切削刃 I4 切削予定部 I5 切削部 J 再剥離型水溶性合成樹脂系養生材 J1 保護膜 X 電気掃除機 X1 バキュム装置 X2 吸引具 Y 水 Y1 散水 Y12 給水ホース Y13 噴射装置 Y2 噴射 Y3 泥水 Y31 飛散 Y32 流出 Y4 潤滑液 Z3 接触摩擦 Z4 粉塵 Z5 振動

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】劣化した既存鋼製建具枠を周辺の壁及び床
    等を破損する事無く撤去する方法として、周知の各種切
    削工具類を用い既存枠の埋設部と露出部との境界域周辺
    の枠材及び中詰めモルタル等を壁床材等から切り離し撤
    去し、既存枠の内法寸法に見合う新規枠を同部位に容易
    に装着できる形態に加工し、非溶接工法により連節係止
    して成る事を特徴とした金枠切除改装工法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載する既存枠の切削除去作業
    時に於ける騒音と粉塵の発生を抑止する為、切削部に少
    量の清水を注水又は噴射し発生する粉塵と水が混合した
    泥水が潤滑液となり切削部を潤し、切刃の接触抵抗と接
    触音が減少すると同時に粉塵の発生が抑えられるが、流
    出した泥水を周知の産業用電気掃除機等のバキュム装置
    を使用して回収するが余剰の流出泥水による壁床等の汚
    染が予想される部位には周知の再剥離型水溶性合成樹脂
    系養生材を塗布し保護膜を形成して浸透汚染、損傷等を
    保護でき、各種の工事公害を抑止した形態で比較的容易
    に既存枠の撤去ができる事を特徴とした金枠切除改装工
    法。 付け
  3. 【請求項3】請求項1、2に記載する新規枠は壁床の仕
    上げ材切削部位からの装着係止作業を容易に行う為に必
    要なクリアランスを考慮した形態とし、見付から戸当た
    り溝迄の外側枠と同溝背後の室内側枠とを2分割し、主
    として応力の掛かる外側枠の係止は蝶番螺子係止用裏板
    を加工したアンカープレート及び同様のアンカープレー
    トを所定位置に装着し、構造壁に係止した彫り込みアン
    カーボルトにボルトナット等を用いて連節係止した後、
    外側枠の要所に配したアンカーピースに複数の嵌合具
    (バックルと言う)を介して嵌合する雄又は雌部材を装
    着した室内側枠材をワンタッチで嵌め込み枠を形成すれ
    ば小螺子留め等を行わず容易にかつ体裁良く新規枠を装
    着できる事を特徴とした金枠切除改装工法。
  4. 【請求項4】請求項1、2、3に記載する新規枠内部の
    空隙部に周知の乾燥モルタルと適量の清水を混和し空隙
    なき様密実に充填すれば乾燥モルタルは徐々に凝結し所
    定強度を得た新規枠を設置できる事を特徴とした金枠切
    除改装工法。
JP2002082075A 2002-02-18 2002-02-18 金枠切除改装工法 Pending JP2003239636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082075A JP2003239636A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 金枠切除改装工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082075A JP2003239636A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 金枠切除改装工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003239636A true JP2003239636A (ja) 2003-08-27

Family

ID=27785385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002082075A Pending JP2003239636A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 金枠切除改装工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003239636A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104088561A (zh) * 2014-07-16 2014-10-08 浙江瑞明节能科技股份有限公司 一种用于门窗的装饰扣板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104088561A (zh) * 2014-07-16 2014-10-08 浙江瑞明节能科技股份有限公司 一种用于门窗的装饰扣板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8658033B2 (en) Method and system for installing a drain
CN207245122U (zh) 一种墙砖平整度控制装置
US20140248460A1 (en) Method for concrete crack repair
EP1747747A2 (de) Verfahren zur Schaffung einer Einstiegsöffnung in bestehende Badewannen
JP2003239636A (ja) 金枠切除改装工法
KR102211130B1 (ko) 교량 구조물의 신축이음장치 교체를 위한 후타부 콘크리트 제거장치 및 방법
CN204252572U (zh) 一种外边梁混凝土结构的加固结构
KR100943296B1 (ko) 무기질 침투성 복합 방수공법
CN206801017U (zh) 楼板顶部洞口的管道组装吊模
CN212773486U (zh) 桥架穿楼板孔洞预留模具
JP2003176665A (ja) 改装用金枠と係止方法
JP4144010B2 (ja) 排水の改修方法及び排水の改修システム及び排水修用部品。
JP2007162233A (ja) 基礎の補修方法
KR20170040146A (ko) 건물 벽면의 콘크리트 탈착 부위 보수용 흙손 겸용 붓 및 그 흙손 겸용 붓을 이용한 탈착 부위 보수 방법
KR20150129632A (ko) 건물의 가장자리 상단부 및 건물의 가장자리 측면에 발생 되는 누수부위 시공용 시공패널 및 그 시공패널을 이용한 시공방법
KR200329740Y1 (ko) 건축용 외장 복합판넬
CN206309024U (zh) 一种钢制门窗洞口大模板
US6564518B1 (en) Floor with floor covering, method for laying said floor convering and auxiliary laying device
CN219794767U (zh) 钢筋混凝土剪力墙上后开门洞的加固外包结构
US20220251821A1 (en) Wall Structure with Horizontal Base Stud
JP3247582U (ja) 配管埋込支援治具
KR200373554Y1 (ko) 스크래퍼와 일체화된 퍼티 주걱
TWI745975B (zh) 建築樓板改善工程工法
JP2960623B2 (ja) コンクリート構造物に対する成形された仕上げ材の設置工法
JP3030634U (ja) 取替え用扉