JP2003237593A - 自動車用ステアリングコラムのエネルギー吸収システムを調整する装置 - Google Patents

自動車用ステアリングコラムのエネルギー吸収システムを調整する装置

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JP2003237593A JP2003036574A JP2003036574A JP2003237593A JP 2003237593 A JP2003237593 A JP 2003237593A JP 2003036574 A JP2003036574 A JP 2003036574A JP 2003036574 A JP2003036574 A JP 2003036574A JP 2003237593 A JP2003237593 A JP 2003237593A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各々がそれぞれの固定軸を有する固定装置に
よって、自動車の構造体に接続され且つ取り付けられて
いる支持アセンブリの中に収用される、自動車用ステア
リングコラムのエネルギー吸収システムを調整する装置
を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの固定装置は、支持アセ
ンブリの中で保持軸上に配置され、締結装置によってそ
の支持アセンブリの中に締付けられた少なくとも1つの
エネルギー吸収カプセルを含む。固定軸と保持軸とは合
致する。所要のエネルギー吸収を得るべく、締結装置の
所要の締付けを達成する調整を可能とするために、締結
装置は固定装置からは独立であり、且つナット及びロッ
ド肩部を含む。従って、1つ又は複数のエネルギー吸収
カプセルの締付けの調整は、支持アセンブリを自動車構
造体に固定するための装置の締付けから独立している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ステアリ
ングコラムのエネルギー吸収システムを調整する装置に
関する。ステアリングコラムは、固定手段によって自動
車の構造体に接続され且つ締結されている支持アセンブ
リの中に収用され、その固定手段の中の1つに、少なく
とも1つのエネルギー吸収カプセルが配置される。
【0002】
【従来の技術】1つ又は複数の固定軸上に直接取り付け
られた、1つ又はそれ以上のエネルギー吸収カプセルを
有するステアリングコラムがある。各カプセルのエネル
ギー吸収は、従って、自動車の構造体に対する支持アセ
ンブリの締付けに依存している。
【0003】自動車産業のような大量生産においては、
正確でかつ持続的な固定締め具合を達成し、それを保証
することは困難である。従って、1つ又は複数のエネル
ギー吸収カプセルに、正確でかつ持続的な締付け圧力を
かけることもまた困難である。これらのカプセルのエネ
ルギー吸収は、直接的にその締付けに依存しているた
め、このことは、エネルギー吸収が正確に行われないと
いう結果につながる。しかし、現在及び今後の自動車に
おいて、衝突安全性という特性を正確かつ効果的に備え
ることは、ますます重要なことになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の不具合を回避し、エネルギー吸収の所要値を容易にか
つ正確に調整する手段を有する、エネルギー吸収システ
ムを調整する装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の実施形態による
と、エネルギー吸収システムを調整する装置は、自動車
用ステアリングコラムに関する。ステアリングコラム
は、各々がそれぞれの固定軸を有する複数の固定手段に
よって、自動車の構造体に接続され且つ取り付けられて
いる支持アセンブリの中に収用される。この実施形態に
おいて、その固定手段の中の少なくとも1つは、支持ア
センブリの中で保持軸上に配置された少なくとも1つの
エネルギー吸収カプセルを含む。その少なくとも1つの
エネルギー吸収カプセルは、締結手段によって支持アセ
ンブリの中に締付けられ、固定軸と保持軸とは合致して
いる。所要のエネルギー吸収を得るべく、その締結手段
の所要の締付けを達成する調整を可能にするために、締
結手段は、それぞれの固定手段からは独立している。す
なわち、少なくとも1つのエネルギー吸収カプセルの締
付けの調整は、自動車構造体に対する支持アセンブリの
固定手段の締付け値から独立している。
【0006】好ましくは、固定手段の中の少なくとも1
つは、2つのエネルギー吸収カプセルを含む。
【0007】好ましくは、締結手段は、一方の端に肩部
を備え、他方の端にねじ山部を備えた保持ロッドを含
み、そのねじ山部は、1つ又は複数のエネルギー吸収カ
プセルを所要の力で支持アセンブリに締付けるように適
合されたナットを受ける。1つ又は複数のエネルギー吸
収カプセルは、カプセルが肩部とナットとの間の保持ロ
ッド上に取り付けられるように、保持ロッドが通る穴部
を備える。その保持ロッドは、自動車構造体に対して支
持アセンブリを固定するための対応する手段のために、
保持ロッドを通る穴部を有する。
【0008】本発明の実施形態によると、保持ロッド
は、円形の断面を有し、その断面の直径は、1つ又は複
数のエネルギー吸収カプセルが通る穴部の直径よりもわ
ずかに小さく、従ってそのカプセルは保持ロッドの中心
になる。肩部は円形リング型の断面を有し、その断面の
外径は、1つ又は複数のエネルギー吸収カプセルの円形
の周囲の外径と実質的に等しく、断面の内径は、1つ又
は複数のカプセルが通る穴部の直径と実質的に等しい。
保持ロッドは、一方の端にナットを受ける細かなピッチ
のねじ山部を有し、そのナットの全体のサイズは、少な
くとも1つのエネルギー吸収カプセルと、ナットもしく
は肩部のうちの1つ、又は2つのカプセルと同じ接触表
面領域を有するように、肩部の全体のサイズと実質的に
等しい。
【0009】さらに本発明によると、保持ロッドは、保
持軸すなわち固定軸に対して実質的に垂直である少なく
とも1つのハンドリング穴部を備えたハンドリング部だ
け、肩部と同じ側にのびる。ハンドリング部の周囲は、
対応するエネルギー吸収巻線を案内する円筒ベアリング
面である。
【0010】最後に製造コスト面を改善するために、保
持ロッド、肩部及びハンドリング部は、1つの同じ機械
部分を構成する。
【0011】1つ又は複数のエネルギー吸収カプセルの
はめ込みを容易にするために、各エネルギー吸収カプセ
ルは、衝撃時の固定部と可動部との間の金属接触を防ぐ
ために、支持アセンブリ中で対応する穴部を通る軸方向
の突起を有する。
【0012】本発明による調整装置は、支持アセンブリ
の対応面に対してそれぞれ配置されている2つのエネル
ギー吸収カプセルを含む少なくとも1つの固定手段を有
する。
【0013】本発明の構造によると、ステアリングコラ
ムは、本体チューブの中にステアリング軸の周りを回転
するよう取り付けられたステアリングシャフトを含む。
本体チューブは、接続部材によって接続された2つの支
柱の間に配置される。2つの支柱及び接続部材は、支持
アセンブリの一部を形成する。2つの支柱は、ステアリ
ング軸を通る垂直面に対して実質的に平行である。各支
柱は、その支柱に対して実質的に垂直な外側フランジを
有する。外側フランジのそれぞれには楕円形穴部があ
り、その断面軸は、対応するエネルギー吸収カプセルの
締付け軸すなわち固定軸である。その楕円形穴部は、衝
撃時に可動支持部材の所要の動きを可能とするために、
支柱に対して平行に伸長する形状を有する。
【0014】さらに、2つの楕円形穴部のそれぞれは、
ステアリングホイールと同じ端の方に開いている。
【0015】本発明の異なる実施形態によると、2つの
外側フランジは、接続部材と2つの支柱のそれぞれとに
溶接されている共通ベースの一部であり、支持アセンブ
リの固定手段は固定ボルトである。
【0016】最後に本発明の構造によると、固定手段
と、1つ又は複数のエネルギー吸収カプセルと、締結手
段とは、2つの固定軸のそれぞれについて、同じもので
ある。
【0017】ステアリングコラムのエネルギー吸収シス
テムを調整する本発明の装置は、従って、可動支持部材
が制御された力で固定支持部材中をスライドすることを
可能にするという有利な点を有する。カプセル固定シス
テムは工場でも調整可能であり、自動車への取り付けと
は別である。
【0018】可動支持部材のU型突起の各サイドに1つ
ずつ配置された2つのカプセルは、それらを通り、肩部
を備えたロッドを有する。肩部の外径はカプセルの外径
と実質的に等しく、肩部の内径はカプセルの内径と実質
的に等しい。
【0019】所要スライド力の関数としてのナットの締
付けを調整する環状ねじ山部は、カプセルを中心にしな
がら外径に合わせて形成される。
【0020】ロッドのそれぞれの寸法の選択により、U
型突起の既定のスライド力に影響を与えることなく、ロ
ッドを通る固定ボルトによって、ステアリングコラムを
自動車に対して固定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明によるエネルギー吸収シス
テムを調整する装置は、より詳細には自動車用ステアリ
ングコラムに関し、その一実施形態は、図1及び図2で
表されている。
【0022】本発明の全実施形態において、ステアリン
グコラムは、常に、ステアリング軸3の周りに回転する
ステアリングシャフト1で構成される。このステアリン
グシャフトは、本体チューブ2の中に回転するよう取り
付けられる。ステアリング軸を通る垂直面を4と表す。
【0023】本体チューブ2は、自動車の構造体10に
固定されている支持アセンブリ7の中に配置される。支
持アセンブリ7は、固定支持部材8及び可動支持部材9
の2つの部材を有する。固定支持部材8及び可動支持部
材9は、自動車構造体10に接続され、自動車の通常の
使用においては、構造体10に対して固定されたままで
ある。可動支持アセンブリ9が、エネルギー吸収システ
ムによって固定支持アセンブリ8に対して動くのは、衝
撃があった場合のみである。
【0024】本記述において、同一部材で、ステアリン
グ軸3又はステアリング軸3を含んだ垂直面4に関して
「内側の」又は「内部の」という用語は、その軸又は面
に近い方をいい、「外側の」又は「外部の」という用語
は、その軸又は面から遠い方をいう。同一部材で、「前
方の」という用語は、ステアリングボックス26(図示
なし)に近い方をいい、「後方の」という用語は、ステ
アリングホイール25(同様に図示なし)に近い方をい
う。
【0025】本発明の別の実施形態では、図示してはい
ないが、支持アセンブリは、可動支持部材のみを有し、
その可動支持部材は自動車の構造体に直接固定されてい
る。
【0026】本体チューブ2は、接続部材13によって
接がれた2つの支柱11と12との間に配置される。そ
の2つの支柱11、12及び接続部材13は、可動支持
部材9の一部である。
【0027】2つの支柱11、12は、ステアリング軸
3を通る垂直面4に対して実質的に平行であり、接続部
材13は、その垂直面4に対して実質的に垂直である。
各支柱11、12(図5及び図6)は、それぞれ外側フ
ランジ15及び16を有し、そのフランジは、対応する
支柱11、12及び垂直面4に対して実質的に垂直であ
る。
【0028】外側フランジ15及び16のそれぞれに
は、楕円形穴部17、18があり、それら穴部は、垂直
面4すなわち対応する支柱11、12に対して平行に伸
長する形状を有する。2つの楕円形穴部17及び18の
それぞれは、ステアリングホイール25と同じ側の端の
方に開いている。
【0029】2つの外側フランジ15及び16は、共通
ベース14の一部である。ベース14は、接続部材1
3、並びに2つの支柱11及び12のそれぞれとに溶接
されている。
【0030】図1及び図2に表されているように、位置
が調整できるステアリングコラムの場合、本体チューブ
2は、垂直面4に対して実質的に垂直である締付け軸2
8を有する締付けシステム27によって、選択位置に締
付けられ、動かないよう固定される。
【0031】支持アセンブリ7は、各々がそれぞれの固
定軸を有する複数の固定手段によって、自動車の構造体
10に接続され且つ取り付けられる。図では、固定軸
5、6をそれぞれ有する固定ボルト53の形で2つの固
定手段がある。
【0032】本発明によると、固定手段の中の少なくと
も1つは、支持アセンブリ7の中で保持軸に沿って配置
され、締付け手段によって支持アセンブリ7の中に締付
けられる少なくとも1つのエネルギー吸収カプセル3
1、32(図3及び図4)を含む。保持軸は固定軸5、
6と合致する。
【0033】対応する固定軸5、6を備えた対応する固
定ボルト53から構成される2つの固定手段のそれぞれ
に関して、締結手段は保持ロッド41を含む。各保持ロ
ッド41は、一方の端49に肩部42を備え、他方の端
50にねじ山部43を備え、そのねじ山部43は、ナッ
ト51を受けて、2つのエネルギー吸収カプセル31、
32を所要値で支持アセンブリ7に対して締付ける。各
エネルギー吸収カプセル31、32は、穴部39、40
を有し、カプセルが肩部42とナット51との間で保持
ロッド41上に取り付けられるように、それらの穴部を
保持ロッド41が通る。保持ロッド41は、穴部46を
有し、自動車の構造体10上の支持アセンブリ7の対応
する固定ボルト53がその穴部46を通る。
【0034】保持ロッド41は円形の断面を有し、その
断面の直径は、2つのエネルギー吸収カプセル31及び
32を通る穴部39及び40の直径よりもわずかに小さ
く、従ってそのカプセル31及び32は、保持ロッド4
1の中心にある。肩部42は円形リング型の断面を有
し、その断面の外径は、エネルギー吸収カプセル31及
び32の円形の周囲の外径と実質的に等しく、断面の内
径は、カプセル31及び32を通る穴部39及び40の
直径と実質的に等しい。保持ロッド41は、ナット51
を受ける細かなピッチのねじ山部43を備えた一方の端
50を有し、そのナット51の全体のサイズは、2つの
カプセル31及び32のそれぞれ、又はカプセルが1つ
しかない場合はそのカプセル31及びナット51、又は
そのカプセル32と肩部42と、同じ接触表面領域を有
するために、肩部42の全体のサイズと実質的に等し
い。
【0035】保持ロッド41は、保持軸すなわち固定軸
5又は6に対して実質的に垂直なハンドリング穴部45
を備えたハンドリング部44だけ、肩部42と同じ側に
のびている。
【0036】保持ロッド41、肩部42及びハンドリン
グ部44は、1つの同じ機械部品を構成する。
【0037】各エネルギー吸収カプセル31、32は、
支持アセンブリ7の中で対応する楕円形穴部17、18
に入り込む対応する軸方向の突起37、38を有する。
【0038】従って、図3及び図4で表されているよう
に、各保持ロッド41は第1のエネルギー吸収カプセル
31を備え、そのカプセルのベアリング面33は、肩部
のベアリング面47に対して押圧され、別のベアリング
面35は、対応する外側フランジ15、16の下部面2
1、22に対して押圧される。カプセル31の突起37
は、外側フランジ15、16の楕円形穴部17、18の
中にかみ合っている。各楕円形穴部17、18は断面を
有し、その断面の軸は、エネルギー吸収カプセル31及
び32の対応する固定軸5、6であり、ラジアル突起3
7及び38よりもわずかに大きい。
【0039】同様に、各保持ロッド41は第2のエネル
ギー吸収カプセル32を備え、そのカプセルのベアリン
グ面36は、対応する外側フランジ15、16の上部面
19、20に対して押圧される。カプセル32の突起3
8は、外側フランジ15、16の楕円形穴部17、18
の中にかみ合っており、その楕円形穴部17、18より
もわずかに小さい。軸方向の突起37及び38により、
衝撃時の固定部と可動部との間の金属的接触が避けられ
る。
【0040】対応するナット51は、第2のエネルギー
吸収カプセル32のベアリング面34に対して押圧され
ながら、対応する保持ロッド41のねじ山部端43にね
じ込まれる。対応する外側フランジ15、16の上部面
19、20及び下部面21、22に対する2つのエネル
ギー吸収カプセル31、32の締付けは、ハンドリング
穴部45で保持ロッド41が回転するのを防ぎながら、
ナット51を所要値まで締めることによって調整され
る。軸部54及びねじ山部57を備えた各固定ねじ53
は、固定支持部材8及び自動車の構造体10に対してこ
のアセンブリを固定する。固定ボルト53のヘッド55
のベアリング面56は、六角形であることができ、対応
するエネルギー吸収弾性巻線59を保持するため、円錐
ワッシャ58でハンドリング部44に対して押圧され
る。巻線59は、その巻線を案内するためにハンドリン
グ部44の周囲を構成している円筒ベアリング面に取り
付けられている。
【0041】固定ボルト53は、ねじ山部端50のベア
リング面48によって固定される。ねじ山部端50は、
固定支持部材8の下部面24に対して押圧され、その固
定支持部材8の上部面23は、自動車の構造体10に対
して押圧される。
【0042】従って、締結手段は、所要のエネルギー吸
収を得るための締結手段の締付け力を調整するために、
対応する固定手段からは独立している。すなわちエネル
ギー吸収カプセル31及び32の締付けを、自動車の構
造体10に対する支持アセンブリ7の固定手段53の締
付けから独立させて調整できる。
【0043】可動支持部材9のU型突起の各サイドに1
つずつ配置された2つのカプセル31及び32は、それ
らを通り、肩部42を備えたロッド41を有する。肩部
42の外径はカプセル31及び32の外径と実質的に等
しく、肩部42の内径はカプセル31及び32の内径と
実質的に等しい。
【0044】所要スライド力の関数としてのナット51
の締付けを調整する細かなピッチのねじ山部43は、カ
プセル31及び32を中心にするように外側の直径に整
合される。
【0045】ロッド41のそれぞれの寸法は、そのロッ
ド41を通る固定ボルト53によって、U型突起の既定
スライド力に影響を与えることなくステアリングコラム
を自動車に固定することができるということを意味して
いる。
【0046】図で表されている実施形態において、固定
手段と、エネルギー吸収カプセルと、そのカプセルの締
結手段とは、2つの固定軸5及び6のそれぞれで同じも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエネルギー吸収システムを調整す
る装置を適応した自動車用ステアリングコラムの軸に沿
った長手方向の図である。
【図2】図1における矢印IIの方向からの横方向の図で
ある。
【図3】図1における線III−IIIに沿った部分断面図で
ある。
【図4】図3に対応する部分分解図である。
【図5】図2における可動支持アセンブリの矢印Vの方
向からの底面図である。
【図6】図5における線VI−VIに沿った断面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 2 本体チューブ 3 ステアリング軸 4 垂直面 5 固定軸 6 固定軸 7 支持アセンブリ 8 固定支持部材 9 可動支持部材 10 自動車構造体 11 支柱 12 支柱 13 接続部材 14 共通ベース 15 外側フランジ 16 外側フランジ 17 穴部 18 穴部 19 フランジの上部面 20 フランジの上部面 21 フランジの下部面 22 フランジの下部面 23 固定支持部材の上部面 24 固定支持部材の下部面 25 ステアリングホイール 26 ステアリングボックス 27 締付けシステム 28 締付け軸 31 エネルギー吸収カプセル 32 エネルギー吸収カプセル 33 カプセルのベアリング面 34 カプセルのベアリング面 35 カプセルのベアリング面 36 カプセルのベアリング面 37 軸方向の突起 38 軸方向の突起 39 穴部 40 穴部 41 保持ロッド 42 肩部 43 ねじ山部 44 ハンドリング部 45 ハンドリング穴部 46 穴部 47 肩部のベアリング面 48 ねじ山部端のベアリング面 49 端 50 端 51 ナット 53 固定ボルト 54 軸部 55 ヘッド 56 ベアリング面 57 ねじ山部 58 円錐ワッシャ 59 巻線
フロントページの続き (72)発明者 アラン カーレ フランス国, 41100 トーレ ラ ロシ ェート, リュ ドゥ ラ バスト, 4 番地 (72)発明者 ジャン−マルク ガティ フランス国, 41100 ヴァンドーム, リュ デ クルティルス, 8番地 Fターム(参考) 3D030 DD65 DD79 DE05 DE25 DE32 DE46 DE54

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がそれぞれの固定軸を有する複数の
    固定手段によって、自動車の構造体に接続され且つ取り
    付けられている支持アセンブリの中に収用される、自動
    車用ステアリングコラムのエネルギー吸収システムを調
    整する装置において、 前記固定手段の中の少なくとも1つは、前記支持アセン
    ブリの中で保持軸上に配置され、締結手段によって前記
    支持アセンブリの中に締付けられた少なくとも1つのエ
    ネルギー吸収カプセルを含み、 前記固定軸と前記保持軸とは合致し、 所要のエネルギー吸収を得るべく、前記締結手段の所要
    の締付けを達成する調整を可能にするために、前記締結
    手段は、前記1つの固定手段からは独立であり、 前記少なくとも1つのエネルギー吸収カプセルの締付け
    の調整は、前記自動車構造体に対する前記支持アセンブ
    リの前記固定手段の締付けから独立していることを特徴
    とする調整装置。
  2. 【請求項2】 前記固定手段の中の少なくとも1つは、
    2つのエネルギー吸収カプセルを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の調整装置。
  3. 【請求項3】 前記締結手段は、一方の端に肩部を備
    え、他方の端にねじ山部を備えた保持ロッドを含み、前
    記ねじ山部は、前記少なくとも1つのエネルギー吸収カ
    プセルを所要の力で前記支持アセンブリに締付けるよう
    に適合されたナットを受け、 前記少なくとも1つのエネルギー吸収カプセルは、該カ
    プセルが前記肩部と前記ナットとの間の前記保持ロッド
    上に取り付けられるように、前記保持ロッドが通る穴部
    を備え、 前記保持ロッドは、自動車構造体に対する前記支持アセ
    ンブリの前記対応する固定手段のために、前記保持ロッ
    ドを通る穴部を有することを特徴とする請求項1に記載
    の調整装置。
  4. 【請求項4】 前記保持ロッドは、円形の断面を有し、
    該断面の直径は、前記保持ロッドの中心にある前記少な
    くとも1つのエネルギー吸収カプセルを通る穴部の直径
    よりもわずかに小さく、 前記肩部は、円形リング型の断面を有し、該断面の外径
    は、前記少なくとも1つのエネルギー吸収カプセルの円
    形の周囲の外径と実質的に等しく、前記断面の内径は、
    前記少なくとも1つのエネルギー吸収カプセルを通る穴
    部の直径と実質的に等しく、 前記保持ロッドは、一方の端にナットを受ける細かなピ
    ッチのねじ山部を有し、前記ナットの全体のサイズは、
    前記少なくとも1つのエネルギー吸収カプセルと、前記
    ナット及び前記肩部のうちの1つと同じ接触表面領域を
    有するように、前記肩部の全体のサイズと実質的に等し
    いことを特徴とする請求項3に記載の調整装置。
  5. 【請求項5】 前記保持ロッドは、前記保持軸及び前記
    固定軸に対して実質的に垂直である少なくとも1つのハ
    ンドリング穴部を備えたハンドリング部だけ、前記肩部
    と同じ側にのびることを特徴とする請求項4に記載の調
    整装置。
  6. 【請求項6】 前記ハンドリング部の周囲は、対応する
    エネルギー吸収巻線を案内する円筒ベアリング面である
    ことを特徴とする請求項5に記載の調整装置。
  7. 【請求項7】 前記保持ロッド、前記肩部及び前記ハン
    ドリング部は、1つの同じ機械部分を構成することを特
    徴とする請求項6に記載の調整装置。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つのエネルギー吸収カ
    プセルは、衝撃時の固定部と可動部との間の金属接触を
    防ぐために、前記支持アセンブリ中で対応する穴部を通
    る軸方向の突起を有することを特徴とする請求項3に記
    載の調整装置。
  9. 【請求項9】 前記固定手段の中の少なくとも1つは、
    前記支持アセンブリの対応面に対してそれぞれ配置され
    ている2つのエネルギー吸収カプセルを含むことを特徴
    とする請求項1に記載の調整装置。
  10. 【請求項10】 前記ステアリングコラムは、本体チュ
    ーブの中にステアリング軸の周りを回転するよう取り付
    けられたステアリングシャフトを含み、 前記本体チューブは、接続部材によって接続された2つ
    の支柱の間に配置され、 前記2つの支柱及び前記接続部材は、前記支持アセンブ
    リの一部を形成し、 前記2つの支柱は、前記ステアリング軸を通る垂直面に
    対して実質的に平行であり、 各支柱は、該各支柱に対して実質的に垂直な外側フラン
    ジを有し、該外側フランジのそれぞれは、楕円形穴部を
    有し、その断面軸が、対応するエネルギー吸収カプセル
    の締付け軸であり、 前記楕円形穴部は、衝撃時に前記可動支持部材の所要の
    動きを可能とするために、前記支柱に対して平行に伸長
    する形状を有することを特徴とする請求項9に記載の調
    整装置。
  11. 【請求項11】 前記2つの楕円形穴部のそれぞれは、
    ステアリングホイールと同じ端の方に開いていることを
    特徴とする請求項10に記載の調整装置。
  12. 【請求項12】 前記外側フランジは、前記接続部材と
    前記2つの支柱のそれぞれとに溶接されている共通ベー
    スの一部であることを特徴とする請求項10に記載の調
    整装置。
  13. 【請求項13】 前記支持アセンブリの前記固定手段
    は、固定ボルトであることを特徴とする請求項1に記載
    の調整装置。
  14. 【請求項14】 前記固定手段と、前記少なくとも1つ
    のエネルギー吸収カプセルと、前記締結手段とは、前記
    複数の固定軸について、同じものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の調整装置。
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