JP2003235321A - 草刈機の草除去装置 - Google Patents
草刈機の草除去装置Info
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Abstract
刃50,…をデッキ27で被覆し、デッキ27の後側中
央部には回転刈刃50,…で刈り取った草を後方に向け
て排出する排出口55を設け、デッキ27内の排出口5
5の前側部にはデッキ27の左右両側からの草を排出口
55に送り込む左・右排出通路62a,62bを構成
し、左・右排出通路62a,62bに略全幅にわたって
設けられている板状の掻き出し板64,64を、排出口
55に対して退避した位置から突出した位置に移動操作
可能に構成する。草刈機の排出口55に塊状になって詰
っている草を確実に除去することができる。
Description
装置に関するものである。
いる複数の回転刈刃の周囲をカバー体であるデッキで被
覆し、デッキの後側中央部には回転刈刃で刈り取った草
を後方に向けて排出する排出口を設け、排出口に対向し
て図5に示すように所定間隔置きの掻き出し棒66,…
を設ける構成である。
ている掻き出し棒66,…で排出口に塊状となって詰っ
ている草を掻き出すと、掻き出し棒66,…の通過した
部分の草だけが除去され、殆どの草は塊状でそのまま残
存するという不具合があった。そこで、この発明はこの
ような不具合を解消しようとするものである。
方向に並列配置している複数の回転刈刃50,…の上方
と側方をカバー体であるデッキ27で被覆して草刈機2
を構成し、この草刈機2を移動車両1に昇降自在に取り
付け、デッキ27の後側中央部には回転刈刃50,…で
刈り取った草を後方に向けて排出する排出口55を設
け、前記排出口55に対向して幅広に設けられている板
状の掻き出し板64を排出口55に対して退避した位置
から突出した位置に移動操作可能に構成したことを特徴
とする。
ある。左右方向に並列配置している複数の回転刈刃5
0,…で刈り取られた草は、デッキ27の左右両側から
後側中央部の排出口55に向けて送られ後方へ排出され
る。排出口55に対向して幅広に設けられている板状の
掻き出し板64を、排出口55の退避した位置から突出
した位置に移動操作することにより、排出口55に塊状
になって詰っている草を除去することができる。
ている複数の回転刈刃50,…の上方と側方をカバー体
であるデッキ27で被覆して草刈機2を構成し、この草
刈機2を移動車両1に昇降自在に取り付け、デッキ27
の後側中央部には回転刈刃50,…で刈り取った草を後
方に向けて排出する排出口55を設け、デッキ27内の
排出口55の前側部にはデッキ27の左右両側から回転
刈刃50,…で刈り取った草を排出口55に送り込む左
・右排出通路62a,62bを構成し、前記左・右排出
通路62a,62bに対向して幅広に設けられている板
状の掻き出し板64,64を、排出口55に対して退避
した位置から突出した位置に移動操作可能に構成したこ
とを特徴とする。
る。左右方向に並列配置している複数の回転刈刃50,
…で刈り取られた草は、左・右排出通路62a,62b
を経て排出口55に送り込まれ後方に排出される。左・
右排出通路62a,62bに対向して幅広に設けられて
いる板状の掻き出し板64,64を、排出口55の退避
した位置から突出した位置に移動操作することにより排
出口55に詰っている草を除去することができる。
に塊状になって詰っている草を確実に除去することがで
きる。請求項2の発明は、デッキ27内の左・右排出通
路62a,62bに幅広の板状の掻き出し板64,64
を設けて別個に移動操作可能に構成したので、掻き出し
板64,64の操作加重を軽減しながら、左・右排出通
路62a,62bに詰った草を広範囲にわたって除去す
ることができる。
いて説明する。トラクタ等の移動車両1の前後方向中間
下部に芝や草類を地表面から刈り取る草刈機2を昇降自
在に取り付け、この作業機である草刈機2の草刈り排出
部に発明を折り込んだものであって、以下これにつき説
明する。
ラクタであり、機体下部に左右一対の前後方向の主フレ
ーム3,3を配設している。主フレーム3,3は前後方
向中間部で機体に溶接されていて、後主フレーム3a,
3aを左・右後輪4,4の内側面に接近するように左右
間隔を幅広に構成している。
し、前部上方にエンジン5を搭載している。主フレーム
3,3の前側下部にフロントアクスル6をセンターピポ
ット回りに左右揺動自在に取り付け、このフロントアク
スル6の両端部にキングピン7を介して左・右前輪8,
8を操舵自在に取り付けていて、ステアリングハンドル
9により左・右前輪8,8を操舵する。また、左右の後
主フレーム3a,3a間には左右の後車軸10,10を
軸架したリヤーアクスル11、及び、走行用伝動ケース
12が取り付けられている。そして、左右の後車軸1
0,10の両端部に左・右後輪4,4を取り付けてい
る。
13を連結し、後主フレーム3a,3aの後端部に断面
四角状の左右の支柱14,14を上下方向に直立状に固
着している。支柱14,14の上部と後主フレーム3
a,3aとの間には、補強枠体(図示省略)を連結して
強度のアップを図っている。
イドカバー17で被覆し、ボンネット16の後部上方に
前記ステアリングハンドル9を配置している。左・右後
輪4,4間の上方には座席18付きのフェンダ19を配
置し、フェンダ19の前縁部と前記サイドカバー17と
の空間部に、主フレーム3,3及び後主フレーム3a,
3aを接近して覆うようにステップ20を設けている。
方向に沿わせて配置し、エンジン5の前部には前方に突
出した取出軸を設けて駆動プーリ21を取り付け、後部
にはに走行用の第1PTO軸22を設けている。また、
フロントアクスル6の左右中間部を軸支するセンターピ
ポット軸(図示省略)の軸心方向を前記クランク軸と平
行状態とし、センターピポット軸(図示省略)の前端部
に従動プーリ24を取り付け、その後端部を作業機駆動
用の第2PTO軸25として、後方に向けて突出してい
る。駆動プーリ21と従動プーリ24との間にベルト等
の回転伝達具26を巻き掛け、クラッチ(図示省略)を
介して第2PTO軸25の回転を入/切操作している。
に設けられている作業伝動ケース28の作業入力軸29
と、前記第2PTO軸25との間を自在継手30を介し
て伝動している。機体には左右の前・後昇降リンク3
1,31の前端を軸支して、前・後昇降リンク31,3
1の後端に前記草刈機2のデッキ27に軸支し、後昇降
リンク31の一方をリフトアーム32とリフトリンク3
3により支持し、昇降用アクチュエータである油圧シリ
ンダ34の伸縮により草刈機2を昇降操作する構成であ
る。草刈機2の前後には、下降接地時のデッキ27の高
さを調節するゲージ車輪35,35が首振り自在に左右
一対設けられている。
伝動ケース12を右側にオフセットして取り付けてい
る。走行用伝動ケース12の前側にはポンプとモータか
らなる静油圧動力駆動伝動装置である所謂HST装置を
内装したHSTケース36を取り付けている。HSTケ
ース36の上部には前方に向かって走行用入力軸37を
軸架し、エンジン5から後方に向けて突出している第1
PTO軸22から走行用自在継手30aを介して走行用
入力軸37に動力が伝達される。この走行用入力軸37
でポンプを駆動し、斜板の調節によりモータを所定の回
転数に変速出力して、走行用伝動ケース12内の各種歯
車群に伝動し、前後進や高低速の変速をして、左・右後
輪4,4に伝達し走行する構成である。
内装したブロワケース39を取り付け、ブロワケース3
9におけるブロワ38前方に対向する前壁部から前方に
向けて吸気筒40を斜め下方に設けている。吸気筒40
の前端の吸気口は正面視幅広の四角形状に開口してい
て、草刈機2のデッキ27の後部から断面幅広の四角形
状のシュータ41を後方に向けて突出して設け、シュー
タ41の後端部を吸気筒40の吸気口に接続している。
このシュータ41の前端はデッキ27の後部にヒンジを
介して上下回動自在に取り付け、デッキ27の昇降に伴
いシュータ41も昇降する構成である。
上方に向けて取り付け、搬送筒43の先端を収納容器で
あるコレクタ44の上部に連通している。ブロワケース
39の後壁面には、ブロワ38駆動用の伝動装置を覆う
カバーケース45を取り付けている。カバーケース45
内には、プーリ,ベルトからなる伝動装置を内装し、ブ
ロワケース39の上部からブロワ入力軸(図示省略)を
前方に向けて突出するように軸架し、走行用伝動ケース
12の後上部から後方に向けてブロワ駆動軸47を軸架
し、ブロワ駆動軸47とブロワ入力軸(図示省略)との
間をブロワ用自在継手30bを介して伝動している。
40内は負圧となり、シュータ41も負圧になり、デッ
キ27内の刈り取った芝草をブロワ38により吸引し、
搬送筒43からコレクタ44へ搬送する。コレクタ44
に収納された芝草が満杯になると、蓋体48を開け排出
する。
ーム3,3の前輪8,8、後輪4,4間下方には、左右
の前・後昇降リンク31,31,…4本を介して草刈機
2を昇降自在に取り付け、この草刈機2には左右方向中
央前部に中央駆動軸49a、左右両側後部に左・右駆動
軸49b,49cを夫れ夫れ縦方向に軸架し、中央駆動
軸49aを頂点とし、左・右駆動軸49b,49cを略
二等辺三角形状に配置し、夫れ夫れの駆動軸の下端部に
回転刈刃50,…を取り付け草刈装置としている。
輪8,8及び後輪よりも両側に突出し、隣接する回転刈
刃50,…の間隔は、当接しない最小の間隙を有してい
るが、中央の回転刈刃50が左右の回転刈刃50,50
よりも前方に位置しているから、正面視では回転刈刃5
0,…の先端が相互に所定寸法だけ重合することなり、
刈り残しは生じない構成である。
aとは底面視反時計方向に回転し、右駆動軸49cを時
計方向の回転としている。回転刈刃50,…はプロペラ
状の平板であって、長手方向中央部を駆動軸に取り付
け、平板の外周部の回転前縁部に切り刃を構成し、回転
後側縁部に芝草を飛散排出する羽根板を構成している。
なお、各駆動軸間は同一の角速度で回転するようにプー
リ,伝動ベルトからなる刈刃伝動装置53で伝動連結さ
れている。
所定間隔開けた外周部に、切断した芝草を案内する外周
壁54を設けている。左駆動軸49bの回転刈刃50と
中央駆動軸49aの回転刈刃50の回転方向を底面視反
時計方向とし、切断した芝草の排出口55を中央駆動軸
49aの回転刈刃50の後側としている。
る左側の回転刈刃50及び中央の回転刈刃50の前部外
周部に沿うように円弧状に接近させてその端部を互いに
接続し、その接続部から排出口55に向かうように第1
排出案内板57を延長して設け、左側の回転刈刃50及
び中央の回転刈刃50で切断した芝草を別々に排出口5
5に案内している。なお、外周壁54の後側壁部を回転
刈刃50,…の回転軌跡から等間隔に接近させ、その中
央よりの端部を排出口55に臨ませている。
互いに反対方向に回転する右側の回転刈刃50及び中央
の回転刈刃50の前部外周部に沿うように円弧状にし
て、その端部を互いに接続させ、その接続部後端から排
出口55に向かうように第2排出案内板58を設け、こ
の第2排出案内板58の終端部と排出口55との間に比
較的広い合流空間部59を形成し、右側の回転刈刃50
及び中央の回転刈刃50で切断した芝草を合流させなが
ら排出口55に案内している。
壁54の前側壁部及び後側壁部の前後外側や左右外側や
天井部をデッキ27で被覆している。デッキ27の排出
口55にはデッキ後風路60を接続し、その終端部を前
記シュータ41に接続し、切断した芝草をデッキ後風路
60からシュータ41を経てブロワケース39に送り込
む構成である。
出口55に設けた草詰り除去装置について説明する。中
央の回転刈刃50の後部外周に沿わせて後部外周壁54
aを配置し、後部外周壁54aの左右両端に排出口55
に向かう左・右排出案内板61a,61bを取り付け
て、その側方に左・右排出通路62a,62bを構成
し、左側の回転刈刃50からの刈り草を左排出通路62
aを経由して排出口55に案内し、中央及び右側の回転
刈刃50の刈り草を右排出通路62aを経由して排出口
55に案内する構成としている。
60を接続し、デッキ27の排出口55上方には左右方
向の支持軸63を設け、支持軸63には左・右排出通路
62a,62bに対向する部位に幅広の板状の掻き出し
板64を取り付けて、掻き出し板64を排出口55の上
方へ退避した状態から矢印で示すように、排出口55を
通過してデッキ底板27aに沿って前側に回動するよう
に設け、支持軸63には操作レバー65を取り付けてい
る。
デッキ底板27aを開口回動し、掻き取った塊状の草を
下方に排出する構成としてもよい。また、図3に示すよ
うに、回転刈刃50,…の中央部後方と排出口55との
間に大きな空間を介在しているものにあっては、支持軸
63に左右方向に連続した掻き出し板64を排出口55
の全幅にわたって設ける構成としてもよい。
排出口55に草が塊状となって詰ることがある。このよ
うに塊状となって詰った草を、例えば、図5に示すよう
な支持軸63に所定間隔置きに取り付けた掻き出し棒6
6,…で掻き出すと、掻き出し棒66,…の通過した部
分の草だけが除去され、殆どの草は塊状でそのまま残存
するという不具合がある。
の掻き出し板64にすることにより、塊状に詰った草を
排出口55から確実に除去することができる。また、図
6及び図7に示すように、中央の回転刈刃50の後部外
周に沿わせて後部外周壁54aを配置し、後部外周壁5
4aの左右両端に、後側ほど中央に寄るように左・右排
出案内板61a,61bを取り付けて、左・右排出案内
板61a,61bの側方に左・右排出通路62a,62
bを構成し、回転刈刃50からの刈り草を左・右排出通
路62a,62bを経由して中央部に寄せながら排出口
55に排出する構成にあっては、左・右排出通路62
a,62bに草の排出方向に直交するように支持軸6
3,63を設けて、これらの支持軸63,63に幅広の
掻き出し板64,64及び操作レバー65,65を夫れ
夫れ取り付ける構成としてもよい。なお、左右の支持軸
63,63をジョイントにより連結し、単一の操作操作
レバー65を一方の支持軸63に取り付け、左右の掻き
出し板64,64を開閉操作できる構成としてもよい。
の広い範囲にわたって掻き出し板64を設けることがで
きて、操作レバー65の加重を軽減しながら、デッキ2
7の排出口55に詰った草を広範囲に除去することがで
きる。次に、図8に基づき草刈機の回転刈刃50,…の
伝動構成の他の実施例について説明する。
に設けられている作業伝動ケース28の作業入力軸(図
示省略)と、走行用伝動ケース12の中間PTO軸(図
示省略)との間を自在継手(図示省略)を介して伝動
し、作業伝動ケース28の上方には入力プーリ67を軸
支している。また、デッキ27の上方には、中央駆動軸
49a、左駆動軸49b、右駆動軸49cに取り付けら
れている中央プーリ68a、左プーリ68b、右プーリ
68c、及び、第1テンションプーリ69、第2テンシ
ョンプーリ70を設けて、これらのプーリ68a,68
b,68c,69,70に伝動ベルト71を巻き掛け、
平面視で中央プーリ68a、左プーリ68bを及び右プ
ーリ68cを時計方向に回転するように構成し、回転刈
刃50,…で刈り取った草をデッキ27の右側部の排出
口55から排出するように構成している。
a、左プーリ68b、右プーリ68c、及び、第1テン
ションプーリ69、第2テンションプーリ70、第3テ
ンションプーリ72に単一の伝動ベルト71を巻き掛け
る構成としてもよい。従来装置にあっては、入力プーリ
67と中央プーリ68aとを第一の伝動ベルトで伝動
し、中央プーリ68aから左・右プーリ68b,68c
に第二の伝動ベルトで伝動して、上下二本の伝動ベルト
で伝動する構成であるので、伝動空間が高くなりトラク
タの機体下部に草刈機が干渉し高く吊り上げられないと
いう不具合があった。
中央プーリ68a、左・右プーリ68b,68cに単一
の伝動ベルト71を巻き掛けて伝動するので、伝動空間
を低くし草刈機を高く吊り上げることができる。次に、
図10に基づき回転刈刃50の他の実施例について説明
する。
成されていて、長手方向中央部を駆動軸に取り付け、平
板の外周部の回転前縁部に切り刃51を構成し、回転後
側縁部に芝草を飛散排出する羽根板52を構成してい
る。この羽根板52は、内周側から折り曲げを開始し外
周側ほど高く起立するように折り曲げて構成し、正面視
において、羽根板52の内側端を回転刈刃50に沿うよ
うに緩く傾斜させ、中途部を大きく屈曲させて、外周部
を緩やかに傾斜するように構成して、回転刈刃50の長
手方向から見ると、切り刃51と羽根板52とは曲線に
より接合するように構成している。
刃50に沿わせて低く構成しているので、刈り草の負荷
抵抗を少なくして回転数の低下を防止し、外周側の高く
起立した部分で草を撥ね飛ばし草詰りを防止することが
できる。次に、図11〜図13基づきトラクタの他の実
施例について説明する。
とし、左・右後輪4,4を駆動輪として、車体の中間下
部に草刈機2を昇降自在に取り付けている。そして、車
体前部より延出した前輪アーム73,73に、左・右前
輪8,8を支持した左・右支持アーム74,74を上下
動自在に支持すると共に、バネ75を介装している。
5の出力軸74から伝動軸を介してHST(静油圧動力
駆動無段変速伝動装置)を内装した変速ボックス75に
伝動し、変速ボックス75で変速された動力をピニオン
ギヤ76を経由してベベルギヤ77に伝動し、ベベルギ
ヤ77を主ブレーキ装置78により制動可能に構成して
いる。ベベルギヤ77から伝動ギヤ79,80を経て単
一のリヤーアクスル軸81に動力を伝動し、リヤーアク
スル軸81の両端から左・右アクスルケース内の左右の
逆転用クラッチ82,82(内側)、正転用クラッチ8
3,83(外側)、及び、遊星ギヤ機構84,84を経
て左・右後輪4,4に動力を伝動する構成である。
85により常時圧着する構成で、圧着された状態では、
正転用クラッチ83,83の駆動側クラッチ板と一体の
遊星ギヤ機構84,84のサンギヤとこれに噛み合う各
遊星ギヤ及び被駆動側クラッチ板と一体のキャリアと
が、サンギヤを中心に一体回転する構成である。これに
より、ベベルギヤ77と一体的に回転する駆動側サンギ
ヤの回転と被駆動側サンギヤへ1対1の回転比で動力を
伝達する構成である。
ダ室に圧油を送り込むと、クラッチ板の圧着が少しずつ
解除されて駆動側のクラッチ板と被駆動側のクラッチ板
との間に回転差が生じ、遊星ギヤ機構84,84のサン
ギヤへ減速された回転動力を伝動し後輪を減速回転させ
る。また、逆転用クラッチ82,82のシリンダ室に更
に圧油を送り込むと、逆転用クラッチ板の圧着が完全に
解除されて、遊星ギヤ機構84,84のサンギヤの回転
はゼロとなり、その後更に圧油を送り込むと、逆転用ク
ラッチ82,82の駆動側クラッチ板と被駆動側クラッ
チ板とが順次圧着され遊星ギヤ機構84,84のサンギ
ヤに逆回転動力を伝動し後輪を逆転駆動させる。
にHSTで変速した動力を伝動し、左右の逆転用クラッ
チ82,82及び正転用クラッチ83,83、及び、遊
星ギヤ機構84,84を経て左・右後輪4,4に動力を
伝動するように構成したので、直進時には正確に直進
し、回向時には円滑に無段階に変速しながら回向するこ
とができる。
軸に夫れ夫れ配置したものもあるが、左右のHST装置
の変速を一致させないと正確な直進ができないとう不具
合がある。しかし、この実施例ではこのような不具合を
解消することができる。次に、図13に基づき油圧回路
構成について説明する。
圧に調整されて、切替弁88を経由して左右の逆転用ク
ラッチ82,82(内側)及び正転用クラッチ83,8
3(外側)のシリンダ室に送られる構成である。また、
油圧ポンプ86の圧油は草刈機昇降用の昇降切替弁89
を経由して昇降シリンダ90に送られ、残りの圧油はP
TO切替弁91を経由してPTOクラッチシリンダ92
に送られ、更に、残りの圧油はHST装置93にチャー
ジ用として送りこまれる構成である。
である。
である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 左右方向に並列配置している複数の回
転刈刃50,…の上方と側方をカバー体であるデッキ2
7で被覆して草刈機2を構成し、この草刈機2を移動車
両1に昇降自在に取り付け、デッキ27の後側中央部に
は回転刈刃50,…で刈り取った草を後方に向けて排出
する排出口55を設け、前記排出口55に対向して設け
られている板状の掻き出し板64を排出口55に対して
退避した位置から突出した位置に移動操作可能に構成し
たことを特徴とする草刈機の草除去装置。 - 【請求項2】 左右方向に並列配置している複数の回
転刈刃50,…の上方と側方をカバー体であるデッキ2
7で被覆して草刈機2を構成し、この草刈機2を移動車
両1に昇降自在に取り付け、デッキ27の後側中央部に
は回転刈刃50,…で刈り取った草を後方に向けて排出
する排出口55を設け、デッキ27内の排出口55の前
側部にはデッキ27の左右両側から回転刈刃50,…で
刈り取った草を排出口55に送り込む左・右排出通路6
2a,62bを構成し、前記左・右排出通路62a,6
2bに対向して幅広に設けられている板状の掻き出し板
64,64を、排出口55に対して退避した位置から突
出した位置に移動操作可能に構成したことを特徴とする
草刈機の草除去装置。
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---|---|---|---|
JP2002043503A JP3951737B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 草刈機の草除去装置 |
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JP2002043503A JP3951737B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 草刈機の草除去装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country Status (1)
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2002
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