JP2003235063A - 携帯端末用データ配信システム - Google Patents

携帯端末用データ配信システム

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JP2003235063A
JP2003235063A JP2002034903A JP2002034903A JP2003235063A JP 2003235063 A JP2003235063 A JP 2003235063A JP 2002034903 A JP2002034903 A JP 2002034903A JP 2002034903 A JP2002034903 A JP 2002034903A JP 2003235063 A JP2003235063 A JP 2003235063A
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JP2002034903A
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Reiko Hanada
玲子 花田
Keiko Ishibashi
啓子 石橋
Nobutoshi Yoshida
信敏 吉田
Junichi Kimura
淳一 木村
Hirobumi Yokosuka
博文 横須賀
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信者の位置に応じて適切にデータを配信す
ること。 【解決手段】 受信者は、携帯端末50を所持してい
る。受信者が出発地から目的地に向けて移動するルート
上には、近距離無線LANによりデータ送信を行うロー
カル基地局40が設けられている。ローカル基地局40
は、空港のロビーや店舗内等に設けられており、携帯端
末50がローカル基地局40の交信エリア内に入ると、
全国的に配信されるデフォルトCMデータに代えて、地
理的依存度の高いローカルCMデータを配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、映画やド
ラマ等のデータを、受信者の位置に応じて配信する携帯
端末用データ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレビジョン放送やラジオ放送
では、番組の途中や番組と番組の間で広告(以下、「C
M」とも言う)を流すことにより、スポンサーから広告
料収入を得て運営資金に充てている。従来の放送では、
放送ネットワークの中核をなすキー局から各地方のロー
カル局に、全国一律の番組やCMを供給する。また、各
地方のローカル局では、独自制作の番組や地方独自のC
Mを当該地域に限って放送することもある。
【0003】ところで、近年は、移動体通信技術及びイ
ンターネット技術等の進展に伴って、携帯電話や携帯情
報端末等を中心とした、いわゆるモバイルコンピューテ
ィングが普及している。モバイルコンピューティングを
利用すれば、ユーザは、移動中でもネットワークに接続
して、動画、静止画、文字、音楽等の各種データを取得
して楽しむことが可能である。
【0004】例えば、特開2000−222331号公
報では、ユーザの現在位置や時刻を考慮して、ウェブサ
ーバからユーザの端末に送信する広告内容を動的に変更
させる技術が開示されている。これによれば、ユーザの
現在位置や時刻に応じたCMをユーザに提供することが
可能となる。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】従来技術では、ユーザ
の現在位置や時刻に応じてCMの内容を変更可能である
が、ユーザの将来の位置まで考慮してCM内容を変更す
ることができないため、ユーザの移動経路に応じて適切
なCMを配信できない。
【0006】また、近年では、近距離無線LAN(Local A
rea Network)を利用したデータ配信サービスも検討さ
れている。近距離無線通信は、従来のテレビジョン放送
やラジオ放送に比べてそのサービスエリアが狭いため、
ユーザが少し移動しただけでサービスエリア外に出てし
まう場合がある。従って、ユーザが僅かな距離を移動し
ただけで、ユーザの現在位置に応じたデータ配信を行う
ことができない。
【0007】本発明は、上述した種々の問題に鑑みてな
されたもので、その目的は、携帯端末の現在位置又は将
来の位置情報に基づいて、適切な内容のデータを配信で
きるようにした携帯端末用データ配信システムを提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、ユーザが所
定の地点に到達する前に、当該地点に割り当てられてい
るデータを事前に配信できるようにした携帯端末用デー
タ配信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の携帯端末用データ配信システムは、配信用
データを構成する主データと副データとを記憶する記憶
手段と、携帯端末に配信するための配信用データを選択
する選択手段と、携帯端末の現在又は将来の位置情報に
基づいて、所定の副データを選択された配信用データの
所定の位置で再生させるように設定可能な副データ設定
手段と、選択された配信用データを携帯端末に配信する
配信手段と、を備える。
【0009】ここで、主データとは、配信用データの中
核をなすデータを意味し、具体的には、例えば、映画、
ドラマ、スポーツ、娯楽、音楽、教養等の各種番組のデ
ータを挙げることができる。副データとは、主データ配
信の合間に、あるいは主データ配信の前又は後に提供さ
れるもので、具体的には、広告(CM)データを挙げる
ことができる。配信用データの生成方法としては、種々
のものを採用することができる。一つの方法は、主デー
タと副データとをそれぞれ別々に管理し、配信用データ
を生成するときに、主データ及び副データを選択するも
のである。他の一つの方法は、予め主データと副データ
とを対応付けて管理しておき、配信前に副データの選定
や再生位置を調整するものである。携帯端末としては、
例えば、携帯電話や携帯情報端末、持ち運び可能なパー
ソナルコンピュータ等を挙げることができる。また、本
システムは、記憶手段、選択手段、副データ設定手段及
び配信手段が、一つのコンピュータ内に実現される必要
はなく、各手段が各ノード毎にそれぞれ実現され、双方
向の通信ネットワークで相互接続されて連係動作するこ
とによっても構成することができる。
【0010】ユーザ(受信者)が配信用データを選択す
ると、この配信用データにおける所定の副データの再生
位置が、携帯端末の現在又は将来の位置情報に基づいて
設定される。このようにして、副データの再生位置が設
定された後、配信用データは携帯端末に配信される。
【0011】本発明の一つの態様では、副データとし
て、携帯端末の位置情報への依存度が低い第1の副デー
タと、携帯端末の位置情報への依存度が第1の副データ
よりも高い第2の副データとの2種類の副データが予め
用意されている。
【0012】第1の副データは、全国共通のCMデータ
のように、比較的広い地域に提供されるデータであり、
第2の副データは、特定の地域、特定の場所でのみ提供
されるデータである。
【0013】そして、本発明の他の態様では、配信用デ
ータの配信者又は携帯端末による受信者のいずれかによ
る選択により、配信用データに含まれる第1の副データ
のうち全部又は一部の第1の副データを、第2の副デー
タに置換可能である。
【0014】主データと第1の副データとが予め対応付
けられている場合、配信用データ中の第1の副データの
全部又は一部を、配信者または受信者の選択によって、
第2の副データに置換することができる。
【0015】本発明の他の態様では、第2の副データ
は、該第2の副データに対応付けられている位置に携帯
端末が到達する前に配信される。
【0016】第2の副データは、特定の地域や特定の場
所で提供される地理的依存度の高いデータである。従っ
て、受信者がその特定の地域や場所を通り過ぎてしまっ
た後では、第2の副データの価値は半減する。また、そ
の特定の地域や場所に到達した時点で第2の副データを
配信されても、準備不足等の理由により、第2の副デー
タの伝える内容を十分に利用できない場合もある。そこ
で、受信者が特定の地域や場所に到達する前に、その地
域等に対応付けられている第2の副データを事前に配信
する。
【0017】本発明の他の態様では、配信手段は、携帯
端末の出発地及び目的地の情報を予め取得し、これら出
発地と目的地を結ぶ経路上の各経由可能地点にそれぞれ
割り当てられている第2の副データを、携帯端末が各経
由可能地点に到達する前に集中して配信する。
【0018】受信者は、出発前に、出発地及び目的地に
ついて配信手段に通知する。なお、出発地については、
受信者が手入力等によって通知する必要はない。携帯端
末が交信可能な最寄りの移動体通信基地局の位置や携帯
端末に内蔵された位置情報システム(GPS)等を利用
することにより、自動的に配信手段に通知することがで
きるためである。また、出発地及び目的地以外に、立ち
寄り予定の中間地(経由地)や移動手段(例えば、車、
鉄道、飛行機、徒歩等の別)も併せて通知してもよい。
配信手段は、出発地及び経由地の情報から、移動経路を
推定し、この経路上に分散配置されている第2の副デー
タを検出する。具体的には、出発地と目的地とを結ぶ経
路上に位置する経由可能地点(受信者が実際に立ち寄る
とは限らないので、「可能」地点と呼ぶ)を割り出し、
各経由可能地点に予め対応付けられている第2の副デー
タを検出する。そして、これら第2の副データを、受信
者の出発前や出発直後あるいは最初の経由可能地点到達
前等の時期に集中して配信する。これにより、受信者
は、これから移動する経路上の情報を事前に集中して視
聴することができ、行動予定等に反映させることができ
る。
【0019】本発明の一つの観点に従えば、近距離無線
通信を介して携帯端末との間で双方向のデータ通信を行
う無線通信基地局を更に備える。そして、携帯端末が各
無線通信基地局のいずれかの交信エリア内に位置すると
きに、該無線通信基地局に対応付けられている副データ
を、該無線通信基地局を介して携帯端末に配信するよう
に構成する。
【0020】例えば、半径数十〜数百メートル程度の近
距離でデータ通信可能な近距離無線通信基地局を、特定
の地域や場所に予め配置する。例えば、ホテルや空港の
ロビー、駅構内、遊園地、店舗、デパート等毎に無線通
信基地局を配置する。受信者の携帯端末が無線通信基地
局の交信エリア内に入ると、この特定の地域や場所に対
応付けられている副データが携帯端末に配信される。こ
れにより、例えば、期間限定土産品の情報やアトラクシ
ョンのスケジュール等のより身近で有用な情報を提供す
ることができる。
【0021】本発明の他の観点に従えば、近距離無線通
信を介して携帯端末との間で双方向のデータ通信を行う
無線通信基地局を更に備え、各無線通信局は、該各無線
通信基地局に対応付けられた第2の副データを予め記憶
している第2の記憶手段をそれぞれ有している。そし
て、携帯端末が各無線通信基地局のいずれかの交信エリ
ア内に位置するときに、該無線通信基地局に対応付けら
れている第2の副データを、該無線通信基地局を介して
携帯端末に配信する。
【0022】ここで、第2の記憶手段に第2の副データ
を記憶させておく一つの方法としては、配信手段から通
信ネットワークを介して第2の副データを定期的に又は
不定期にダウンロードさせるものがある。他の一つの方
法としては、DVD-ROM等の記録媒体に記録された第2の
副データを第2の記憶手段にインストールさせる方法が
ある。あるいは、この両者を併用することもできる。
【0023】本発明の他の態様では、携帯端末は、近距
離無線通信とは異なる他の無線通信を介して配信手段と
交信可能に構成されており、携帯端末が各無線通信基地
局の交信エリア外にある場合は、配信手段から副データ
を携帯端末に配信するようになっている。
【0024】他の無線通信としては、移動体通信事業者
(キャリア)が提供する移動体通信(携帯電話やPHS
サービス等)を挙げることができる。携帯端末が無線通
信基地局の交信エリア外に出た場合、無線通信基地局を
介さずに配信手段から他の無線通信を介して直接的に携
帯電話に副データを配信する。
【0025】本発明の他の態様に従えば、配信手段は、
交信エリア外にある携帯端末の位置を推測することによ
り、携帯端末の位置情報に応じた副データを配信するよ
うになっている。
【0026】例えば、目的地が事前に配信手段に通知さ
れている場合は、最後に交信した無線通信基地局と目的
地とを結ぶ経路を算定し、経過時間や平均移動速度から
移動距離を割り出すことにより、おおよその位置を推定
することができる。また、交信可能な移動体通信の基地
局を特定することによっても位置を推測できる。
【0027】本発明の他の態様では、携帯端末は、自機
の移動方向を検出するための方向検出手段を更に備えて
おり、配信手段は、方向検出手段により検出された携帯
端末の移動方向に応じて、副データを携帯端末に配信す
る。
【0028】方向検出手段としては、例えば、ジャイロ
センサや地磁気センサ等を挙げることができる。これに
より、携帯端末の位置のみならず、その移動方向に応じ
た副データの配信が可能となる。
【0029】本発明の他の態様では、副データが携帯端
末に配信される度合に応じて、携帯端末の受信者への課
金条件が異なる。そして、配信用データを携帯端末に配
信する前に、課金条件により算出された予測金額を携帯
端末の受信者に提示するようになっている。
【0030】副データの視聴度合(視聴回数、データ
量、視聴時間等)に基づき、副データの視聴に応じて受
信者への課金を安くすることができる。なお、この減額
分は、副データの提供者への請求代金に含めることがで
きる。そして、配信用データの配信前に、予測金額を受
信者に提示することにより、使い勝手が高まり、受信者
の安心感も増す。
【0031】本発明は、方法やコンピュータプログラム
として捉えることもできる。プログラムは、通信ネット
ワークを介して配信したり、あるいは、記録媒体に記録
して配布することができる。記録媒体としては、例え
ば、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、メモリ等の種
々のものを利用可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12に基づき、本
発明の実施の形態を説明する。
【0033】1.第1の実施の形態 まず、図1〜図6は本発明の第1の実施の形態に係り、
図1は、携帯端末用データ配信システムの全体構成を概
略的に示す説明図である。
【0034】コンテンツ配信局10は、番組データ及び
CMデータからなるコンテンツデータを、携帯端末50
の現在位置又は将来位置に応じて配信するものである。
コンテンツ配信局10は、データ配信サーバ20及び課
金サーバ30と相互通信可能に接続されている。データ
配信サーバ20は、番組データ及びCMデータを蓄積し
ており、コンテンツ配信局10からの要求に応じてデー
タを送信する。なお、番組データとCMデータとをそれ
ぞれ別のデータ配信サーバによって管理する構成でもよ
い。課金サーバ30は、コンテンツ配信局10から携帯
端末50に配信した結果を受取って、受信者やCMデー
タの提供者(スポンサー)への請求金額を算出するもの
である。
【0035】また、コンテンツ配信局10は、近距離無
線LANサービスを提供する各ローカル基地局40とイ
ンターネット等の通信網CNを介して双方向通信可能に
接続されている。各ローカル基地局40は、例えば、空
港やホテルのロビー、駅の待合室、デパートやレストラ
ン等の各種店舗等にそれぞれ設置される。
【0036】携帯端末50を所持した受信者が出発地か
ら目的地まで、徒歩や車あるいは電車等を利用して移動
すると、その移動ルート上に位置するローカル基地局4
0の交信エリアを通過する。各ローカル基地局40の交
信エリアを図中に仮想線多角形で示す。交信エリア内に
携帯端末50が入ると、ローカル基地局40からローカ
ルCMデータが携帯端末50に送信される。ここで、ロ
ーカルCMデータとは、各ローカル基地局40が設置さ
れている場所(エリア)に特有のCMデータである。例
えば、地域特産品の販売情報、付近の観光スポット情報
等である。
【0037】携帯端末50は、ローカル基地局40と近
距離無線通信が行える以外に、移動体通信局60を介し
て移動体通信を行うこともできる。コンテンツ配信局1
0も移動体通信局60と双方向通信可能に接続されてお
り、コンテンツ配信局10から移動体通信の無線基地局
61を介して携帯端末50にデータを配信することがで
きるようになっている。
【0038】コンテンツ配信局10から携帯端末50へ
のデータ配信方法には、種々採用することができる。一
つの方法は、番組データとデフォルトCMデータ及びロ
ーカルCMデータの全てを、ローカル基地局40を介し
て携帯端末50に配信するものである。他の一つは、番
組データ及びデフォルトCMデータは、移動体通信を介
して携帯端末50に配信し、地域特有のローカルCMデ
ータはローカル基地局40から近距離無線LANを介し
て携帯端末50に配信する方法である。また、この両者
を併用することもできる。さらに、携帯端末50に大容
量記憶装置を搭載し、事前に、番組データとデフォルト
CMデータ、及び経由予定地点のローカルCMデータを
携帯端末50の大容量記憶装置内に格納しておき、携帯
端末50が実際にローカル基地局40の交信エリア内に
到達したとき(あるいは到達前に)ローカルCMデータ
を再生させるようにする方法もある。
【0039】図2は、コンテンツ配信局10,ローカル
基地局40及び携帯端末50の構成を示す説明図であ
る。
【0040】コンテンツ配信局10は、番組管理部1
1,CM管理部12,配信条件設定部13及びコンテン
ツ配信部14を備えている。番組管理部11及びCM管
理部12は、それぞれ番組データ及びCMデータを管理
するものである。受信者から所望の番組が指定される
と、番組管理部11は、番組管理テーブルや番組データ
ベースを参照し、指定された番組をデータ配信サーバ2
0に通知する。CM管理部12は、CMデータベース等
を利用して、デフォルトCMデータ及びローカルCMデ
ータの両方を管理するものである。
【0041】ここで、デフォルトCMデータとは、比較
的広い地域にわたって提供される広域CMデータであ
り、番組データに予め対応付けられているものである。
なお、本実施形態では、番組データに予め対応付けるも
のとして説明するが、本発明はこれに限定されない。両
者の対応付けは、コンテンツデータの配信時に行うこと
もでき、また、同一の番組データであっても各携帯端末
毎にそれぞれ異なるデフォルトCMデータを対応づける
ことも可能である。一方、ローカルCMデータとは、上
述の通り、特定の地域や場所に依存する地域性の強いC
Mデータであり、狭地域CMデータ又はエリア別CMデ
ータと呼ぶこともできる。
【0042】配信条件設定部13は、コンテンツデータ
の配信条件を各受信者毎にそれぞれ設定し、管理するも
のである。配信条件とは、コンテンツデータを配信する
ときの種々の条件を意味し、例えば、CMを視聴するか
否か、CMを視聴する場合はローカルCMを希望するか
否か、複数のCMを集中して視聴するか又は分散して視
聴するか等を挙げることができる。配信条件に応じて、
受信者への課金は異なるように設定できる。例えば、C
Mを全く視聴しない受信者には高額の料金を課し、デフ
ォルトCMを視聴する受信者には低額の料金を課す等で
ある。
【0043】コンテンツ配信部14は、選択されたコン
テンツデータを、各受信者の配信条件に応じて各携帯端
末50にそれぞれ配信する。コンテンツデータの配信を
完了した場合は、コンテンツ配信部14は、受信者を特
定する情報や、コンテンツデータの配信に関する情報
(番組名、視聴されたCMの種類、視聴時刻及び視聴時
間等)を課金サーバ30に通知する。
【0044】ローカル基地局40は、通信部41,バッ
ファ42,放送制御部43,ローカルCMデータ記憶部
44及び送信部45を備えている。通信部41は、通信
網CNを介してコンテンツ配信局10と双方向通信可能
に接続されており、コンテンツ配信局10から送信され
たコンテンツデータは、通信部41を介してバッファ4
2に一時記憶される。
【0045】放送制御部43は、ローカル基地局40の
交信エリア内におけるコンテンツデータの配信を制御す
るものである。放送制御部43は、コンテンツ配信局1
0から受信したデータストリーム(番組データ、デフォ
ルトCMデータ)を送信部45を介して無線LANによ
り配信する。後述のように、このデータストリーム、即
ち、コンテンツデータ中のCM制御情報がローカルCM
データの再生を許可している場合、放送制御部43は、
ローカルCMデータ記憶部44からローカルCMデータ
を読出し、この読み出したローカルCMデータをデフォ
ルトCMデータに代えて、又はデフォルトCMデータと
共に、送信部45から送信させる。
【0046】携帯端末50は、通信部51,表示部5
2,操作部53,記憶部54及び制御部55を備えてお
り、制御部55は各部を制御する。通信部51は、短距
離無線通信によりローカル基地局40と双方向通信可能
であり、また、移動体通信の基地局61を介して双方向
の通信を行うことができる。
【0047】表示部52は、例えば、液晶表示器等から
なり、配信されたコンテンツデータは表示部52により
表示される。なお、音声等の再生回路も当然携帯端末5
0は備えているが、図示を省略する。操作部53は、複
数の操作ボタン等からなり、番組や配信条件の選択等は
操作部53を介して行われる。記憶部54は、受信した
コンテンツデータを一時的に記憶等するためのものであ
る。
【0048】記憶部54の記憶領域が十分大きい場合、
コンテンツデータの全部又は一部を記憶部54に格納さ
せることも可能である。また、コンテンツ配信局10か
らコンテンツデータの配信を受ける際に必要な認証のデ
ータも、記憶部54に格納されている。なお、記憶部5
4は、例えば、内蔵のメモリ、内蔵された大容量記憶装
置(HDD等)、外付けの着脱可能なICカード等のよう
に複数の記憶装置から構成することも可能である。着脱
可能なICカード、メモリカード等の中に、予め番組デ
ータやCMデータの全部又は一部を格納しておき、受信
者が所定の位置に到達した場合に、カード内に記録され
たデータの再生を許可するように構成することもでき
る。
【0049】図3は、コンテンツデータのデータ構造を
示す説明図である。図3(a)は、コンテンツ配信局1
0から送り出されるデータストリームの概要、図3
(b)はローカル基地局40が自局の交信エリア内に送
信するデータストリームの概要をそれぞれ示す。
【0050】図3(a)に示すように、コンテンツ配信
局10が送信するコンテンツデータは、番組データP
D、CM制御情報CD及びデフォルトCMデータDCM
から構成されている。即ち、番組は各セクション毎にC
M再生可能領域が設定されており、各CM設定可能領域
には、CM制御情報が設けられている。CM制御情報
は、CM再生の各種制御情報を記述したもので、例え
ば、CMの有無、CM放送時間、ローカルCMデータへ
の置換可否等を示すフラグ情報を含んでいる。
【0051】フラグ情報により、デフォルトCMデータ
からローカルCMデータへの置換拒否(例えば「0
0」)、置換許可(例えば「01」)、デフォルトCM
データ未格納(例えば「11」)を表すことができる。
番組の各セクション、つまりCM挿入が可能な区切りに
は、予めデフォルトCMデータが格納されている。しか
し、全てのセクションにデフォルトCMデータが格納さ
れているとは限らない。また、デフォルトCMデータが
一つも格納されていない場合もあり得る。
【0052】CM制御情報中の制御フラグが、デフォル
トCMデータからローカルCMデータへの置換を許可し
ている場合には、図3(b)に示すように、置換許可さ
れたデフォルトCMデータは、各ローカル基地局40内
で所定のローカルCMデータに置換される。図3中で
は、デフォルトCMデータDCM2がローカルCMデー
タLCM1に、デフォルトCMデータDCM4がローカ
ルCMデータLCM3にそれぞれ置換されて番組が放映
されている。また、最初からデフォルトCMデータが格
納されていなかったセクションでは、ローカルCMデー
タLCM2が挿入されて再生されている。
【0053】次に、図4は、配信システム全体の流れを
示す動作説明図である。
【0054】まず、番組の配信を希望する受信者は、携
帯端末50を介して、所望のコンテンツの配信要求をコ
ンテンツ配信局10に出す(S1)。ここで、例えば、
コンテンツの配信サービスを予め登録された会員に限定
している場合は、ユーザ名やパスワード等の所定の認証
情報の送信等が行われるが、本発明の要旨ではないので
割愛する。さて、配信要求を受けたコンテンツ配信局1
0は、配信条件を携帯端末50に送信し、受信者に提示
する(S2)。受信者は、提示された配信条件(例え
ば、CMを視聴するか否か、ローカルCMの視聴を希望
するか等)の中から所望の条件を選択する。
【0055】また、受信者は、移動経路について事前に
通知することもできる(S3)。移動経路の通知には、
例えば、出発地、目的地、経由地、移動手段、出発日
時、到着予定日時等を含めることができる。コンテンツ
配信局10は、配信条件等に基づいて料金の概算を算出
し、この概算金額を携帯端末50に送信して受信者の確
認を求める(S4)。コンテンツ配信局10は、例え
ば、番組視聴の基本料金からCM視聴に応じた金額を減
じることにより、おおよその金額を提示することができ
る。ここで、概算金額となるのは、受信者がローカル基
地局40の交信エリアを通過してローカルCMデータを
視聴する保証はないためである。この時点では、受信者
の自己申告に基づいて費用の概算を算出し提示する。
【0056】受信者は、ローカルCMデータの選択を行
うことができる(S5)。選択された結果は、受信者に
確認が求められる(S6)。例えば、受信者は、ローカ
ルCMの視聴を全て拒否することもできるし、所定のロ
ーカル基地局40でのみローカルCMの視聴を希望する
こともできる。あるいは、所望のジャンル(例えば、健
康、旅行、名所旧跡等)についてのみローカルCMの視
聴を希望することもできる。
【0057】コンテンツ配信局10は、管理下にある全
ローカル基地局40又は受信者の移動経路上に位置する
ローカル基地局40に対して、受信者を特定する情報
(例えば、IPアドレス等)と受信者が所望するCMに
ついて通知する(S7)。ローカル基地局40は、通知
内容を受領すると、コンテンツ配信局10に確認通知を
返す(S8)。
【0058】そして、コンテンツ配信局10から受信者
の携帯端末50に向けてコンテンツ(番組)が配信され
る(S9)。また、置換不可に設定されたデフォルトC
Mデータの配信時期に達すると、デフォルトCMデータ
も配信される(S10)。受信者がローカル基地局40
の交信エリアに入った場合、そのローカル基地局40は
デフォルトCMデータの代わりに所定のローカルCMデ
ータを携帯端末50に配信する(S11)。
【0059】ローカル基地局40は、ローカルCMデー
タの配信を終えると、どの受信者にどのローカルCMデ
ータを配信したか等の報告をコンテンツ配信局40に行
う(S12)。コンテンツ配信局40では、ローカルC
Mの配信機会を与えというサービスの代金をローカル基
地局40に通知する(S13)。
【0060】さて、ここで、受信者が、一つのローカル
基地局40の交信エリア内に長く留まっており、そのロ
ーカル基地局40からのローカルCMしか受信者が希望
していない場合(例えば、飛行機乗換時間待ちで空港ロ
ビーに滞在しているような場合等)は、デフォルトCM
データをローカルCMデータに容易に置換できる。これ
に対し、受信者が複数のローカル基地局40の交信エリ
アを渡り歩くような場合は、CM放送時間とのタイミン
グが取れない場合もある。このような場合は、後述のよ
うに、ローカル基地局40の交信エリア外であっても、
受信者の位置を特定してローカルCMデータを配信した
り、あるいは、番組の前後にまとめて配信したりする等
の措置を施せばよい。
【0061】そして、コンテンツの配信が終了すると
(S14)、コンテンツ配信局10では、受信者に配信
されたCMの回数等に基づいて最終的な請求料金を計算
し、受信者に通知する(S15)。
【0062】次に、図5は、コンテンツ配信局10にお
けるCMデータの設定処理の概要を示すフローチャート
である。
【0063】まず、コンテンツ配信局10は、配信条件
や移動経路等についての情報を携帯端末50から取得す
る(S21)。次に、受信者がローカルCMの視聴を希
望するか否かを判定し(S22)、ローカルCMの視聴
を希望している場合は、所定のCM制御情報中の制御フ
ラグを「置換許可」に設定する(S23)。例えば、ス
ポンサーの意向等を考慮して配信優先度が低く設定され
ているデフォルトCMデータについては、ローカルCM
データに置き換えることができる。そして、ローカルC
Mデータの配信が予定されているローカル基地局40
に、ローカルCMデータの配信予定があることを予め通
知する(S24)。
【0064】次に、CMの集中視聴を受信者が希望して
いるか否かを判定する(S25)。受信者又は配信者
(スポンサー等)の選択により、CMデータの全部又は
一部を、コンテンツデータの所定位置で集中して視聴で
きるようになっている。受信者は、例えば、番組の開始
前又は開始後、あるいは番組の中間等の所定の時期に、
ローカルCMデータの全てを予め視聴することができ
る。集中視聴を受信者が希望している場合又は配信者が
集中視聴を指示している場合は、所定の時間帯に所定の
CMデータがまとめて配信されるようにコンテンツデー
タの構成を設定する(S26)。
【0065】本実施の形態は以上のように構成される。
図6は、携帯端末50に配信されたデータが再生される
様子を示す。
【0066】図6(a)に示すように、受信者が出発地
から目的地に向けて移動すると、受信者の携帯端末50
は経由地P1,P2に設置されているローカル基地局4
0の交信エリアを通過する。各ローカル基地局40の交
信エリアに携帯端末50が入ると、各ローカル基地局4
0から各経由地P1、P2に特有のローカルCMデータ
が携帯端末50にそれぞれ配信されて配信される。
【0067】また、図6(a)中に符号LCMP2とし
て示すように、経由地P2の交信エリア内に携帯端末5
0が入る以前に、経由地P2に対応づけられているロー
カルCMデータLCMP2を、コンテンツ配信局10か
ら移動体通信局60を介して携帯端末50に配信するこ
ともできる点に留意すべきである。本実施形態では、携
帯端末50の位置に応じて、番組データ及びCMデータ
を配信するための通信経路が自動的に切り替わるように
なっている。即ち、携帯端末50がローカル基地局40
の交信エリア内に位置する場合は、コンテンツ配信局1
0からローカル基地局40を介してデータを配信し、携
帯端末50がローカル基地局40の交信エリア外にある
場合は、コンテンツ配信局10から移動体通信局60を
介してデータを配信する。
【0068】図6(b)に示すように、受信者が経由地
P1、P2に到達する前に、経由予定地の全てのローカ
ルCMデータを、コンテンツ配信局10から携帯端末5
0に事前に配信して再生させることもできる。これによ
り、受信者は経由地に到達する前に必要な又は有用な情
報を事前に入手することができる。
【0069】本実施の形態によれば、受信者の現在又は
将来の位置情報に基づいてCMデータを配信できるた
め、より適切にCMデータを配信することができる。特
に、ローカル基地局が設置された場所に受信者が到達す
る前にローカルCMを視聴可能なため、受信者の行動計
画策定に寄与することができる。
【0070】また、受信者の位置(携帯端末50の位
置)に応じて、データを配信するための通信経路(配信
経路)を自動的に切り替えるため、位置情報に応じて適
切なデータ配信を行うことができる。
【0071】さらに、CMデータを集中的に視聴可能と
したため、受信者は、移動開始前や又は移動開始直後等
の比較的早い時期に、移動経路に分散配置されている地
理的依存度の高い情報を入手することができる。従っ
て、入手した情報をこれからの行動計画に反映させるこ
とができるほか、移動中の待ち時間等を有効に利用する
ことができる。
【0072】2.第2の実施の形態 図7は、本発明の第2の実施形態に係るCM設定処理の
概要を示すフローチャートである。本実施の形態の特徴
は、受信者がコンテンツ配信局10に予め通知した移動
計画に基づいて、ローカルCMデータの配信を設定する
点にある。
【0073】即ち、コンテンツ配信局10は、受信者か
らの移動計画(出発地、目的地、移動開始日時、到着予
定日時、移動手段等)の通知を受けると、図外の地図サ
ーバを参照して受信者の移動ルートを予測し、この予測
された移動ルート上にある経由地に配置されているロー
カル基地局40を検出する。コンテンツ配信局10は、
例えば、「*月*日 出発地XからA駅、B駅(乗換
駅)を経由して、目的地Yに到着するものと推測して、
地域情報等をお届けします。」等の確認メッセージを携
帯端末50に送信し、受信者に確認を求める(S3
1)。
【0074】受信者が確認すると(S32)、所定のC
M制御情報中の制御フラグがローカルCMデータへの置
換を許可するように設定され(S23)、受信者が通過
すると予測されるローカル基地局40に対し、ローカル
CMデータの配信が事前に通知される(S33)。
【0075】3.第3の実施の形態 次に、図8は、本発明の第3の実施の形態に係るデータ
配信システムの全体動作を示す説明図である。本実施の
形態の特徴は、携帯端末50がローカル基地局40の交
信エリア内に位置する場合であっても、ローカル基地局
40を介さずにローカルCMデータをコンテンツ配信局
10から直接的に携帯端末50に配信する点にある。受
信者の携帯端末50がローカル基地局40の交信エリア
内に到達すると、交信エリア内に携帯端末50が入った
ことを、ローカル基地局40はコンテンツ配信局10に
通知する(S41)。これにより、コンテンツ配信局1
0は、所定のローカルCMデータを移動体通信局60を
介して、携帯端末50に配信する(S42)。
【0076】4.第4の実施の形態 図9は、本発明の第4の実施の形態に係るCM配信処理
の概要を示すフローチャートである。本実施の形態の特
徴は、携帯端末50がローカル基地局40の交信エリア
外に位置する場合に、配信されるCMデータの種別を受
信者等の選択により切替可能にしている点にある。
【0077】コンテンツ配信局10は、CM配信時期が
到来したか否かを監視しており(S51)、CMデータ
の配信時期になると、CM制御情報を参照することによ
りローカルCMデータ又はデフォルトCMデータのいず
れのCMデータの配信時期なのかを判定する(S5
2)。デフォルトCMデータの配信時期である場合は
(S52:NO)、コンテンツ配信局10から移動体通信局6
0を介して、あるいは、コンテンツ配信局10からロー
カル基地局40を介して、携帯端末50にデフォルトC
Mデータを配信する(S56)。
【0078】ローカルCMデータの配信時期である場合
は、所定のローカルCMデータを配信可能なローカル基
地局40の交信エリア内に携帯端末50が位置している
か否かを判定する(S53)。携帯端末50が所定のロ
ーカル基地局40の交信エリア内にある場合は、そのロ
ーカル基地局40からローカルCMデータを配信させる
ため、コンテンツ配信局10は何もせずに処理を終了す
る。
【0079】一方、携帯端末50が所定のローカル基地
局40の交信エリア内にいない場合は(S53:NO)、交信
エリア外ではデフォルトCMデータの配信が優先される
ように予め設定されているか否かを判定する(S5
4)。交信エリア外でいずれのタイプのCMデータを配
信するかは、事前に受信者又は配信者が選択できるよう
になっている。ローカルCMデータの配信が優先される
ように設定されている場合は(S54:NO)、コンテンツ配
信局10から移動体通信局60を介して携帯端末50に
ローカルCMデータを配信する(S55)。デフォルト
CMデータの配信が優先されるように設定されている場
合は(S54:YES)、コンテンツ配信局10から移動体通
信局60を介して携帯端末50にデフォルトCMデータ
を配信する(S56)。
【0080】5.第5の実施の形態 図10及び図11は、本発明の第5の実施の形態を示
す。本実施の形態の特徴は、携帯端末50の位置のみな
らず、携帯端末の移動方向をも考慮してCMデータを配
信する点にある。
【0081】本携帯端末50には、方向検出部56が新
たに設けられている。方向検出部56は、携帯端末50
の移動方向、向きを検出するためのセンサであり、例え
ば、ジャイロセンサや地磁気センサ等を用いることがで
きる。方向検出部56が検出した携帯端末50の移動方
向は、ローカル基地局40に送信される。ローカル基地
局40の放送制御部43は、交信エリア内における携帯
端末50の移動方向に応じてローカルCMデータを選択
し、配信する。
【0082】図11は、ローカル基地局40におけるC
M配信処理の概要を示し、ローカルCMデータの配信時
期が到来すると(S61:YES)、携帯端末50が交信エリ
ア内に位置しているか否かを判定する(S62)。交信
エリア内に携帯端末50が存在しない場合は、前記同様
に交信エリア外処理が行われる(S65)。
【0083】交信エリア内に携帯端末50がある場合
は、方向検出部56により検出された方向に基づいて携
帯端末50の方向に応じたローカルCMデータを配信す
る(S63,S64)。これにより、例えば、高層ビル
の展望台に受信者がいるような場合に、「前方に見える
のが標高2000メートルの**山です。売店では、*
*山をかたどった銘菓**を販売しています。」等のよ
うに、受信者の眺望する景色に応じたローカルCMデー
タを配信することができる。
【0084】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限定されない。当業者であれば、実施の形態で述べた構
成に新たな構成要素を追加したり、削除したり、変更等
したりして種々の変形を行うことができる。
【0085】例えば、コンテンツデータの生成方法には
種々のものを採用できる。例えば、図12(a)に示す
ように、番組データ、デフォルトCMデータDCM、C
M制御情報CDをそれぞれ別々に管理し、コンテンツデ
ータの配信時にこれらのデータを自動的に合成してコン
テンツデータを生成することができる。あるいは、図1
2(b)に示すように、予め、番組データの各セクショ
ン毎にCM制御情報を挿入して保存しておき、コンテン
ツデータの配信時にデフォルトCMデータを所定位置に
挿入してコンテンツデータを生成することもできる。
【0086】また、受信者の属性(性別、住所、職業
等)を考慮し、受信者の特性に応じてCMデータを配信
することもできる。
【0087】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る携帯端
末用データ配信システムによれば、受信者の位置に応じ
て適切にデータを配信でき、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ配信システム
の全体構成を概略的に示す説明図である。
【図2】コンテンツ配信局、ローカル基地局及び携帯端
末の機能構成を示すブロック図である。
【図3】コンテンツデータの構造を示す説明図である。
【図4】コンテンツ配信の全体動作を示す動作説明図で
ある。
【図5】CM設定処理を示すフローチャートである。
【図6】受信者の移動に応じて配信データが変化する様
子を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るCM設定処理
のフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る全体動作の説
明図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るCM配信処理
のフローチャートである。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係るブロック図
である。
【図11】CM配信処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の変形例を示すデータ構造図である。
【符号の説明】
10 コンテンツ配信局 11 番組管理部 12 CM管理部 13 配信条件設定部 14 コンテンツ配信部 20 データ配信サーバ 30 課金サーバ 40 ローカル基地局 41 通信部 42 バッファ 43 放送制御部 44 ローカルCMデータ記憶部 45 送信部 50 携帯端末 51 通信部 52 表示部 53 操作部 54 記憶部 55 制御部 56 方向検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 信敏 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 木村 淳一 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 横須賀 博文 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5B075 PP13 PQ05 PR08 UU14 5K067 AA21 BB04 BB21 DD20 DD51 EE02 EE10 FF01 JJ57 JJ64

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配信用データを構成する主データと副デー
    タとを記憶する記憶手段と、 携帯端末に配信するための配信用データを選択する選択
    手段と、 前記携帯端末の現在又は将来の位置情報に基づいて、所
    定の副データを前記選択された配信用データの所定の位
    置で再生させるように設定可能な副データ設定手段と、 前記選択された配信用データを前記携帯端末に配信する
    配信手段と、を備えた携帯端末用データ配信システム。
  2. 【請求項2】前記副データとして、前記携帯端末の位置
    情報への依存度が低い第1の副データと、前記携帯端末
    の位置情報への依存度が前記第1の副データよりも高い
    第2の副データとの2種類の副データが予め用意されて
    いる請求項1に記載の携帯端末用データ配信システム。
  3. 【請求項3】前記配信用データの配信者又は前記携帯端
    末による受信者のいずれかによる選択により、前記配信
    用データに含まれる前記第1の副データのうち全部又は
    一部の第1の副データを、前記第2の副データに置換可
    能である請求項2に記載の携帯端末用データ配信システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記第2の副データは、該第2の副データ
    に対応付けられている位置に前記携帯端末が到達する前
    に配信される請求項2に記載の携帯端末用データ配信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】前記配信手段は、前記携帯端末の出発地及
    び目的地の情報を予め取得し、これら出発地と目的地を
    結ぶ経路上の各経由可能地点にそれぞれ割り当てられて
    いる前記第2の副データを、前記携帯端末が各経由可能
    地点に到達する前に集中して配信する請求項2に記載の
    携帯端末用データ配信システム。
  6. 【請求項6】近距離無線通信を介して前記携帯端末との
    間で双方向のデータ通信を行う無線通信基地局を更に備
    え、 前記携帯端末が前記各無線通信基地局のいずれかの交信
    エリア内に位置するときに、該無線通信基地局に対応付
    けられている前記副データを、該無線通信基地局を介し
    て前記携帯端末に配信する請求項1に記載の携帯端末用
    データ配信システム。
  7. 【請求項7】近距離無線通信を介して前記携帯端末との
    間で双方向のデータ通信を行う無線通信基地局を更に備
    え、 前記各無線通信局は、該各無線通信基地局に対応付けら
    れた前記第2の副データを予め記憶している第2の記憶
    手段をそれぞれ有し、 前記携帯端末が前記各無線通信基地局のいずれかの交信
    エリア内に位置するときに、該無線通信基地局に対応付
    けられている前記第2の副データを、該無線通信基地局
    を介して前記携帯端末に配信する請求項1に記載の携帯
    端末用データ配信システム。
  8. 【請求項8】前記携帯端末は、前記近距離無線通信とは
    異なる他の無線通信を介して前記配信手段と交信可能に
    構成されており、 前記携帯端末が前記各無線通信基地局の交信エリア外に
    ある場合は、前記配信手段から前記副データを前記携帯
    端末に配信する請求項6に記載の携帯端末用データ配信
    システム。
  9. 【請求項9】前記配信手段は、前記交信エリア外にある
    前記携帯端末の位置を推測することにより、前記携帯端
    末の位置情報に応じた副データを配信する請求項8に記
    載の携帯端末用データ配信システム。
  10. 【請求項10】前記携帯端末は、自機の移動方向を検出
    するための方向検出手段を更に備えており、 前記配信手段は、前記方向検出手段により検出された前
    記携帯端末の移動方向に応じて、前記副データを前記携
    帯端末に配信する請求項1に記載の携帯端末用データ配
    信システム。
  11. 【請求項11】前記副データが前記携帯端末に配信され
    る度合に応じて、前記携帯端末の受信者への課金条件が
    異なるものであり、 前記配信用データを前記携帯端末に配信する前に、前記
    課金条件により算出された予測金額を前記携帯端末の受
    信者に提示する請求項1に記載の携帯端末用データ配信
    システム。
  12. 【請求項12】主データ及び副データを含んでなる配信
    用データを携帯端末に配信するに際して、 前記携帯端末の現在又は将来の位置情報に基づいて、所
    定の副データを前記配信用データの所定の位置で再生さ
    せるように設定させる、携帯端末用データ配信方法。
  13. 【請求項13】主データ及び副データを含んでなる配信
    用データを携帯端末に配信するための携帯端末用データ
    配信方法において、 前記配信用データを構成する主データを選択するステッ
    プと、 前記配信用データの配信条件を前記携帯端末から受信す
    るステップと、 前記携帯端末の現在又は将来の位置情報を取得するステ
    ップと、 前記配信条件及び前記位置情報に基づいて、所定の副デ
    ータを前記配信用データの所定の位置で再生させるよう
    に設定するステップと、 前記設定された後の配信用データを前記携帯端末に配信
    するステップと、を含んでなる携帯端末用データ配信方
    法。
  14. 【請求項14】記憶手段から配信用データを構成する主
    データと副データとを読み出させる機能と、 携帯端末の現在又は将来の位置情報を取得する機能と、 前記取得された位置情報に基づいて、所定の副データを
    前記配信用データの所定の位置で再生させるように設定
    させる機能と、 前記設定された配信用データを前記携帯端末に配信させ
    る機能と、をコンピュータ上に実現するためのプログラ
    ム。
  15. 【請求項15】前記副データとして、前記携帯端末の位
    置情報への依存度が低い第1の副データと、前記携帯端
    末の位置情報への依存度が前記第1の副データよりも高
    い第2の副データとの2種類の副データが予め用意され
    ている請求項14に記載のプログラム。
  16. 【請求項16】主データを記憶する主データ記憶手段
    と、 前記主データと共に配信用データを構成し、所定の地点
    に予め対応付けられている副データを記憶する副データ
    記憶手段と、 携帯端末の位置情報に基づいて、該携帯端末が前記所定
    の地点に到達する前に前記副データが再生されるよう
    に、前記主データ及び前記副データから前記配信用デー
    タを生成して前記携帯端末に配信する配信手段と、を備
    えた携帯端末用データ配信システム。
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