JP2003231606A - アブラナ科植物病害の防除方法 - Google Patents

アブラナ科植物病害の防除方法

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vietnamiensis
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吉幸 高原
Katsumasa Nagai
克将 長井
Masayuki Tsubouchi
正之 坪内
Masahiro Watanabe
正弘 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アブラナ科植物病害であるハクサイ黄化病に
対して防除効果が高く、環境汚染のない、新規な防除方
法を提供する。 【解決手段】 シュードモナス属ベトナミエンシス(Pse
udomonas vietnamiensis)を有効成分として含む防除剤
を用いる。特に、シュードモナス属ベトナミエンシスに
属するCGF4153菌株、CGF4164菌株、CG
F5100菌株が高い防除効果を発する。またこれらの
菌株を、糖類を用いて固定化すると、安定性の特に高い
製剤を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学名シュードモナ
ス属ベトナミエンシス(Pseudomonas vietnamiensis)に
属する細菌を用いたアブラナ科植物のバーティシリウム
病害の防除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アブラナ科植物病害の主要な土壌病害で
あるであるバーティシリウム病害(病原菌;verticilli
um dahliae)は、ハクサイなどアブラナ科植物の生育時
に発生する土壌糸状菌病害である。ハクサイ黄化病は、
特に高頻度で発生し、ハクサイの安定した生産に支障を
きたしている。病徴としては、収穫期に葉の黄化・生育
不良が生じ、枯死する場合もある。また、病原菌が根・
中肋部へ進入した個体は市場において葉が落ち、商品価
値を著しく失う場合もある。
【0003】現在これらの病害の防除には、土壌消毒剤
としていくつかの化学薬剤が使用されている。しかし、
これらの化学薬剤には、環境上の問題や使用者及び近隣
住民への安全性の問題、さらに近年の消費者の減農薬・
無農薬指向に合致しないという問題がある。
【0004】そこで、この病害の防除には、防除効果が
高く、水質汚染などの環境汚染がなく、かつ安全性を満
足する防除剤の開発が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、アブ
ラナ科植物病害であるハクサイ黄化病に対して防除効果
が高く、環境汚染のないアブラナ科植物病害の防除方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った。その結果、シュー
ドモナス属ベトナミエンシスに属する微生物、特にCG
F4153菌株、CGF4164菌株、CGF5100
菌株を有効成分として含む製剤が、ハクサイ黄化病をは
じめとするアブラナ科植物のバーティシリウム病害に対
して高い防除効果を有するという事実を見いだし、上記
課題が解決されることを知った。また本発明者らは、こ
れらの微生物を、糖類を用いて担体に固定化すると、特
に安定性の高い防除剤が得られるという事実を見いだ
し、本発明の完成に到達した。
【0007】これまでにシュードモナス属ベトナミエン
シス(Pseudomonas vietnamiensis)を用いた生物防除
としては、ピシュームにより引き起こされる豆科植物の
立枯病を防除したとの報告(Phytopathology 88,No.9,S
uppl.,S46-S47,1998)があるが、アブラナ科植物のバー
ティシリウム病害を防除した例はない。
【0008】本出願人はシュードモナス属ベトナミエン
シス、特にこの菌種に属するCGF4153菌株、CG
F4164菌株、CGF5100菌株が、イネ種子病害
に対して高い防除効果を持つことを見いだし、これを特
開2002−17343号公報として開示した。
【0009】本発明者らは、これらCGF4153菌
株、CGF4164菌株、CGF5100菌株をはじめ
とするシュードモナス属ベトナミエンシス(Pseudomona
s vietnamiensis)が、ハクサイ黄化病をはじめとする
アブラナ科植物のバーティシリウム病害に対しても高い
拮抗能を持ち、これらの病害のきわめて強い防除効果を
有するという、有用な知見を見いだしたものである。
【0010】すなわち、本発明は、シュードモナス属ベ
トナミエンシスを有効成分として含有する防除剤を用い
ることを特徴とする、また特にそのシュードモナス属ベ
トナミエンシス(Pseudomonas vietnamiensis)がCGF
4153菌株、CGF4164菌株、CGF5100菌
株であることを特徴とする、またこれらのシュードモナ
ス属ベトナミエンシスが、糖類を用いて担体に固定化さ
れた防除剤であることを特徴とする、ハクサイをはじめ
とするアブラナ科植物の病害の防除方法を提供するもの
である。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて用いる微生物は、シュードモナス属ベトナミエン
シス、特にCGF4153菌株、CGF4164菌株、
CGF5100菌株である。
【0012】シュードモナス属ベトナミエンシスCGF
4153菌株、CGF4164菌株、CGF5100菌
株は、イネや野菜から分離・収集した約7000菌株の
細菌から、イネばか苗病菌(Gibberella fujikuroi)、イ
ネ苗いもち病菌(Pyriculariaoryzae)に対する抗菌活
性、さらに育苗試験による選抜の結果得られた菌株であ
る。この選抜の方法は特開2002−17343号公報
中に記載した通りであるが、以下にその概要を述べる。
【0013】圃場から採取した植物の根を水道水で洗浄
した後、根を細かく裁断し滅菌水に入れ、ミキサーで潰
した。その潰した液を、適当に希釈し、ブイヨン寒天培
地に塗布し、培養を行った。そこで出現したコロニーを
単離、保存し、供試菌株とした。
【0014】イネばか苗病菌、イネ苗いもち病菌に対す
る抗菌活性の測定は、イネばか苗病菌(Gibberella fuji
kuroi)またはイネ苗いもち病菌(Pyricularia oryzae)と
供試菌株をPDA培地(ポテトデキストロース培地)上
で対峙培養を行うことにより測定した。培養は、25℃
で1週間行った。
【0015】さらに、対峙培養で得られた抗菌活性を有
する菌株について、イネばか苗に対する防除試験を行っ
た。方法は、供試菌株の108cfu/ml希釈液にイネばか
苗病保菌籾を催芽時に24時間浸漬処理を行い、播種
後、3週間育苗を行い、発病調査を行った。その結果、
イネばか苗病の発病を抑制する菌株が認められた。
【0016】そこで、これらのイネばか苗病の発病を抑
制する菌株について、苗いもち病に対する防除効果につ
いて検討を行った。方法は、まずろ紙湿室法(Blotter
test)による検定を行った。菌液を処理したいもち病菌
保菌籾をシャーレ内で25℃に4日間保った後に、実体
顕微鏡下でいもち病菌分生子胞子の形成の有無を観察
し、胞子形成籾率を測定することにより行った。つい
で、ろ紙湿室法(Blottertest)による検定で効果の認
められた菌株について、苗いもち病に対する育苗試験を
行った。
【0017】その結果、イネばか苗病菌、イネ苗いもち
病菌に対して強い発病抑制効果を持つシュードモナス属
ベトナミエンシスCGF4153菌株、CGF4164
菌株、CGF5100菌株の3菌株を選抜した。
【0018】シュードモナス属ベトナミエンシスCGF
4153菌株、CGF4164菌株、CGF5100菌
株は、光学顕微鏡および電子顕微鏡での形態観察の結
果、細胞の大きさは、1〜3μmの桿菌であり、細胞の
多形性はなく、いずれも運動性を有していた。グラム反
応は、陰性で、内胞子は形成しなかった。
【0019】その他の細菌学的性質について、以下に示
す。 (1)培養的性質 CGF4153菌株、CGF4164菌株、CGF51
00菌株のブイヨン寒天培地における生育状態を以下に
示す。観察は、30℃における3日間の培養後に行っ
た。
【0020】CGF4153、CGF4164のコロニ
ー形態は、クリーム色、円形、全縁滑らか、低凸状、光
沢あり、CGF5100のコロニー形態は、クリーム
色、円形、全縁やや波状、目玉焼き状、光沢ありであ
る。水溶性の色素は産生しない。 (2)一般的性質
【0021】
【表1】
【0022】以上の細菌学的性質により、CGF415
3、CGF4164、CGF5100は、いずれも運動
性を有するグラム陰性の桿菌で、カタラーゼ活性陽性、
オキシダーゼ活性陽性、内胞子を形成せず、さらにニト
ロゲナーゼ活性を有することにより、シュードモナス属
ベトナミエンシスに属する細菌に分類された。
【0023】これらの菌株は、工業技術院生命工学工業
研究所に寄託され、以下の寄託番号を得ている。
【0024】 Pseudomonas vietnamiensis CGF4153:FERM-17842 Pseudomonas vietnamiensis CGF4164:FERM-17843 Pseudomonas vietnamiensis CGF5100:FERM-17844 本発明には、上記3菌株を好ましく使用できるが、これ
らに限らず、同様の手法で得られるシュードモナス属ベ
トナミエンシスに属する細菌類を使用することができ
る。
【0025】次に、これらシュードモナス属ベトナミエ
ンシスに属する細菌類の培養および防除剤としての製剤
化は、慣用の手法で行うことができるが、以下に例をも
って説明する。
【0026】本発明に用いる菌株を培養するための培地
は、菌が増殖するものであれば特に限定するものではな
い。生育に可能な炭素源、窒素源、無機物を適当に含有
している培地であれば、天然培地、合成培地のいずれも
用いることができる。具体的には802培地、ブイヨン
培地、キングB培地、PS培地、PDB培地などが例示
できる。以上のような培地で15〜42℃、好ましくは
28℃〜35℃で10〜35時間培養し増殖させたのち
に、遠心分離機もしくは膜濃縮機により濃縮して集菌を
行い、培地成分を取り除く。この操作により菌体の濃度
は通常1〜50×1010cfu/ml程度に濃縮される
(cfu;colony forming unit)。
【0027】本発明における防除剤は、このようにして
培養された生菌をそのまま使用しても良いが、担体と混
ぜて固体の製剤とする方が農薬として使用しやすく、好
ましい。なお、固体の製剤は、その粒径、性状によって
粒剤、粉剤、水和剤と呼ばれることがあるが、本発明に
用いる製剤はこれらのいずれであってもよい。
【0028】製剤を製造する方法としては、生菌に保護
剤を添加し、真空乾燥を行い固化した上で、担体と混合
し、粉剤もしくは粒剤とするなどの方法が挙げられる。
なお、真空乾燥する前に、保護剤と混合した菌体を予備
凍結し、凍結したまま真空乾燥することが、菌の生存率
を維持するためには特に好ましい。
【0029】製剤を製造する際に加える保護剤とは、糖
類とグルタミン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム緩衝剤
からなる混合物などが挙げられる。保護剤を菌体に加え
ることによって、保存安定性の高い製剤を得ることがで
き、中でも糖類を添加することにより、保存安定性を特
に高めることができる。糖の種類に特別な制限はない
が、サッカロース、フルクトース、グルコースおよびソ
ルビトールが好ましく、サッカロースが特に好ましい。
1種類の糖を用いても、2種以上の糖類を同時に用いて
もよい。糖類の添加量には特別な制限はない。なお、保
護剤は水溶液の状態で菌体と混合してもよく、固体のま
ま菌体と混合してもよい。
【0030】担体としては、タルク、カオリン、クレ
ー、炭酸カルシウム、ケイソウ土等の鉱物性粉末や、ピ
ートモス、さらには、ポリビニルアルコールなどの高分
子化合物、ザンサンゴムやアルギン酸などの天然高分子
化合物などが挙げられる。固体製剤中の菌体の濃度は、
105cfu/g以上、好ましくは107cfu/g以上
とする。
【0031】本発明における防除剤は、例えば次のよう
に使用することによって、薬害の問題もなく、ハクサイ
黄化病をはじめとするバーティシリウム病害に実効性の
ある防除効果を得られる。その使用方法は必ずしも制限
されないが、以下に例示する。
【0032】一般にハクサイの生産は育苗トレイに播種
し、3〜5週間育苗した後に、畑に定植を行う。本発明
の防除剤は、播種時の育苗培土に混合したり、定植前の
苗を製剤の水への希釈液に浸漬したり、またはその両方
の処理を組み合わせて使用する。
【0033】本発明における防除剤を育苗培土への混合
して使用する場合は、土壌1リットル当りに1g以上の
製剤を混合し、均一になるように撹拌する。培土中の菌
濃度は好ましくは106cfu/g以上、さらに好まし
くは107cfu/g以上になるように調整する。
【0034】また、育苗された苗を定植前に本防除剤希
釈液に浸漬処理する場合、希釈液の菌濃度は106cf
u/ml以上、好ましくは107cfu/ml以上にな
るように、上記製剤と水を混合して調製する。処理方法
としては、育苗苗を菌液に浸漬する方法や、播種時の育
苗培土に菌体希釈液を混合する方法、さらに育苗中の苗
にかん注する方法があり、またそれらを組み合わせた方
法がある。育苗苗を浸漬する場合には、10分間から1
日の間、菌液に浸漬処理するのが好ましい。播種時の培
土への混合は、土壌中の菌濃度が105 cfu/g以上
となるようにすることが好ましく、107 cfu/g以
上がより好ましい。かん注の場合には、10cfu
/ml以上の菌液を用いることが望ましく、10
fu/ml以上がより好ましい。
【0035】
【実施例】次に実施例を示すが、本発明は以下の実施例
によって限定されるものではない。
【0036】なお、実施例に用いた培地の組成を次に示
す。 ブイヨン培地:肉エキス 3g、ペプトン 10g、NaCl 15
g、水1L、pH7.0 PDA培地(ポテトデキストロース培地):ポテト滲出
液200g、ブドウ糖20g、水1L、pH5.6) 〔実施例1〕 ハクサイ黄化病への防除試験 ハクサイ黄化病菌(84013)及びハクサイ黄化病菌(MAF
F-103056)とシュードモナス属ベトナミエンシスをPD
A培地上で対峙培養を行い、供試菌によって産生される
抗菌性物質によるハクサイ黄化病菌の生育阻止帯の有無
を観察することにより測定した。培養は、25℃で3週
間行った。
【0037】その結果を表2に示す。シュードモナス属
ベトナミエンシスCGF4153、CGF4164、CGF5100の3菌株
ともに、PDA培地上で、ハクサイ黄化病菌の生育を強
く阻止をした。
【0038】
【表2】
【0039】〔実施例2〕 ハクサイ黄化病に対する防
除試験(CGF4153株) シュードモナス属ベトナミエンシスCGF4153株をブイヨ
ン液体培地で24時間培養し、得られた菌体を遠心によ
り分離し、供試菌の懸濁液を調整した。この懸濁液に、
ハクサイ苗(品種:としこし)を浸漬し、懸濁液に浸漬し
たまま24時間置いた。その後、ハクサイ黄化病菌(菌
株:84013)を混和した汚染土壌を詰めた10.5cmの
ポリポットに移植した。約45日間後に発病の有無を調
査し、防除効果の判定を行った。その結果を表3に示
す。シュードモナス属ベトナミエンシスCGF4153株の懸
濁液の菌濃度は、1×108cfu/mlで行った。その結
果、シュードモナス属ベトナミエンシスCGF4153に高い
防除効果が認められた。ハクサイ黄化病の検定は根部の
発病程度から発病度を算出し、評価した。 根部発病指数0;健全、1;主根の一部に維管束の褐変
を認める、2;維管束褐変が主根の大部分に認められ芯
部に及ぶ、3;維管束褐変が葉柄基部に及ぶ。ここで、 発病度=100×{Σ(指数の値)×(各指数に該当す
る個体数)}÷{3×(供試株数)}。 防除価=100×{(無処理区での発病度)−(処理区
での発病度)}÷(無処理区での発病度)。
【0040】
【表3】
【0041】〔実施例3〕 ハクサイ黄化病に対する防
除試験(CGF4164及びCGF5100株) シュードモナス属ベトナミエンシスCGF4164及びCGF5100
株をブイヨン液体培地で24時間培養し、得られた菌体
を遠心により分離し、供試菌の懸濁液を調整した。この
懸濁液に、ハクサイ苗(品種:としこし)を浸漬し、懸濁
液に浸漬したまま24時間置いた。その後、ハクサイ黄
化病菌(菌株:84013)を混和した汚染土壌を詰めた1
0.5cmのポリポットに移植した。約45日間後に発
病の有無を調査し、防除効果の判定を行った。その結果
を表4に示す。シュードモナス属ベトナミエンシスCGF4
164、及び5100株の懸濁液の菌濃度は、108cfu/mlで行
った。その結果、シュードモナス属ベトナミエンシスCG
F4164及び5100に高い防除効果が認められた。
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】本発明におけるハクサイ黄化病の防除方
法を用いれば、ハクサイ黄化病の病害に対して発病を強
く抑制することができ、現在使用されている化学薬剤と
同等以上の効果を奏する。
【0044】また、本発明の防除剤の使用は既存の化学
薬剤のように農薬による環境汚染を引き起こすことはな
い。さらに、本発明の防除剤は市場において安定な状態
で流通させることができる。
フロントページの続き (72)発明者 坪内 正之 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 (72)発明者 渡辺 正弘 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 Fターム(参考) 4H011 AA01 BB21 DA02 DA15 DD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュードモナス属ベトナミエンシス(Pse
    udomonas vietnamiensis)を有効成分として含む防除剤
    を用いることを特徴とする、アブラナ科植物のバーティ
    シリウム病害の防除方法。
  2. 【請求項2】 シュードモナス属ベトナミエンシス(Pse
    udomonas vietnamiensis)がCGF4153菌株、CG
    F4164菌株、CGF5100菌株であることを特徴
    とする、請求項1に記載の、アブラナ科植物のバーティ
    シリウム病害の防除方法。
  3. 【請求項3】 防除剤が、シュードモナス属ベトナミエ
    ンシス(Pseudomonas vietnamiensis)を糖類を用いて担
    体に固定化したものであることを特徴とする、請求項1
    または請求項2に記載のアブラナ科植物のバーティシリ
    ウム病害の防除方法。
  4. 【請求項4】 アブラナ科植物がハクサイであることを
    特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の、
    ハクサイのバーティシリウム病害の防除方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019198735A1 (ja) * 2018-04-10 2019-10-17 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 植物の土壌伝染性病害防除方法

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