JP2003230154A - 顕微鏡用デジタルカメラ - Google Patents

顕微鏡用デジタルカメラ

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JP2003230154A
JP2003230154A JP2002024481A JP2002024481A JP2003230154A JP 2003230154 A JP2003230154 A JP 2003230154A JP 2002024481 A JP2002024481 A JP 2002024481A JP 2002024481 A JP2002024481 A JP 2002024481A JP 2003230154 A JP2003230154 A JP 2003230154A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な計算処理により、忠実な色再現あるいは
ユーザにとって有効な色再現を実現できる顕微鏡用デジ
タルカメラを提供すること。 【解決手段】標本の光像を得る顕微鏡(1)に取り付け
られる顕微鏡用デジタルカメラにおいて、前記顕微鏡
(1)で得た前記標本の光像を撮像する撮像素子(2)
と、前記撮像素子(2)で撮像した前記標本の光像の画
像データを色補正処理する色補正手段(6)と、前記色
補正手段(6)の色補正パラメータを変更する色補正パ
ラメータ変更手段(12)と、前記標本の光像の状態を
検出し、その情報を前記色補正手段(6)へ出力する標
本光像情報検出手段(11)と、を具備し、前記色補正
パラメータ変更手段(12)は、前記標本光像情報検出
手段(11)の検出結果に基づいて前記色補正パラメー
タを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡による標本
の観察像をCCDなどの撮像素子により撮像し、記録す
る顕微鏡用デジタルカメラに関し、特にその色補正処理
に関する。
【0002】
【従来の技術】図12,図13は、従来例に係る顕微鏡
用デジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。
図12に示す顕微鏡用デジタルカメラは、顕微鏡1に、
撮像素子2、その駆動部3、信号処理部6、操作部1
3、記録部14、表示部13などからなるデジタルカメ
ラ本体100が取り付けられるタイプである。図13に
示す顕微鏡用デジタルカメラは、撮像素子2、その駆動
部3、信号処理部6などをデジタルカメラ本体100に
有し、I/F部15を介してパソコン16に接続される
タイプであり、パソコン16により操作、表示、記録等
が行われる。このタイプでは、画像処理の一部もパソコ
ン16で行う場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような顕微鏡用デ
ジタルカメラでは、顕微鏡による染色標本の観察像など
を記録するが、必ずしもユーザの希望する色で表現され
ているとは限らない。ユーザは、場合によっては肉眼で
観察した色を忠実に再現することを望む場合もあるし、
また染色標本の微妙な色の違いを識別するために色を強
調して再現したい場合もある。
【0004】例えば忠実な色再現を望む場合、顕微鏡の
接眼レンズを介して観察する像の色と再現される色との
差異が指摘される。これは顕微鏡デジタルカメラに限ら
ず、人物や風景を撮影するデジタルカメラにも共通して
指摘される問題である。この原因は、被写体の色を撮像
するCCD等の撮像素子の分光感度特性と人の目の分光
感度特性との差によるものである。
【0005】人の目の分光感度特性を表す関数としてC
IE(国際照明委員会)が定めた等色関数と呼ばれるも
のがある。撮像素子の分光感度特性と等色関数が線形関
係にある場合、撮像素子の出力を線形変換することによ
って任意の被写体の色を人の目に見える色に忠実に表現
することができるが、一般的に撮像素子の分光感度特性
と等色関数は線形関係になっていない。
【0006】この問題を解決するために、従来では撮像
素子の出力信号をLUTや演算処理により非線形変換し
て忠実な色再現を実現している。このような技術の一例
が特開2001−204041号公報に開示されてい
る。この方法では、基準画像データの明度値、彩度値、
色相角とデジタルカメラの画像データの明度値、彩度
値、色相角との差分が複数の所定カラーについて計算さ
れ、この差分が所定値以内になるようにデジタルカメラ
の画像データを色補正している。
【0007】しかしながら、このような非線形処理によ
る色補正は、演算処理によって行う場合は処理時間が長
くなり、またLUTを使用する場合はLUT自体のデー
タサイズが莫大なものとなってしまう。
【0008】また、染色標本の微妙な色の違いを識別す
るために色を強調して再現したい場合、従来の顕微鏡デ
ジタルカメラでは、カメラの色バランスや階調特性を変
えることによって調整するのみであり、微妙な色の違い
を識別できるまで色を強調するには不十分な場合が多
い。
【0009】本発明の目的は、簡単な計算処理により、
忠実な色再現あるいはユーザにとって有効な色再現を実
現できる顕微鏡用デジタルカメラを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の顕微鏡用デジタルカメラは以
下の如く構成されている。
【0011】(1)本発明の顕微鏡用デジタルカメラ
は、標本の光像を得る顕微鏡に取り付けられる顕微鏡用
デジタルカメラにおいて、前記顕微鏡で得た前記標本の
光像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子で撮像した前
記標本の光像の画像データを色補正処理する色補正手段
と、前記色補正手段の色補正パラメータを変更する色補
正パラメータ変更手段と、前記標本の光像の状態を検出
し、その情報を前記色補正手段へ出力する標本光像情報
検出手段と、を具備し、前記色補正パラメータ変更手段
は、前記標本光像情報検出手段の検出結果に基づいて前
記色補正パラメータを変更する。
【0012】(2)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(1)に記載のカメラであり、かつ前記色補正手段
は、色変換マトリックスにより色補正処理を行い、前記
色補正パラメータ変更手段は、前記色変換マトリックス
を変更する。
【0013】(3)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(1)または(2)に記載のカメラであり、かつ前
記標本光像情報検出手段は、前記画像データに含まれる
色成分を判別する。
【0014】(4)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(1)または(2)に記載のカメラであり、かつ前
記標本光像情報検出手段は、前記標本の染色方法を入力
する。
【0015】(5)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(1)または(2)に記載のカメラであり、かつ前
記標本光像情報検出手段は、前記標本の観察方法を入力
する。
【0016】(6)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(5)に記載のカメラであり、かつ前記観察方法
は、明視野観察、位相差観察、微分干渉観察、暗視野観
察、偏光観察、及び蛍光観察のいずれかである。
【0017】(7)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(1)または(2)に記載のカメラであり、かつ前
記標本光像情報検出手段は、前記標本の蛍光観察方法を
入力する。
【0018】(8)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(7)に記載のカメラであり、かつ前記蛍光観察方
法は、蛍光色素名及び蛍光キューブ名の少なくとも一方
からなる。
【0019】(9)本発明の顕微鏡用デジタルカメラは
上記(2)に記載のカメラであり、かつ前記色変換マト
リックスは、前記標本の光像を色再現するように設計さ
れている。
【0020】(10)本発明の顕微鏡用デジタルカメラ
は上記(2)に記載のカメラであり、かつ前記色変換マ
トリックスは、前記標本の画像上で指定された2点の色
差を拡大して色再現するように設計されている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る顕微鏡デジタルカメラの概略構成
を示すブロック図である。
【0023】図1において、1は顕微鏡本体で、この顕
微鏡本体1は、図示しない標本の観察像を目視観察可能
にするとともに、観察光路a1に沿って外部に導出可能
にしている。顕微鏡本体1外部の観察光路a1上には、
顕微鏡本体1からの観察像が投影される位置に、撮像手
段としてCCDなどの撮像素子2が配置されている。
【0024】撮像素子2は、撮像素子駆動部3からの駆
動信号に基づいた露出時間で駆動され、出力信号を前置
処理部4へ出力する。前置処理部4は、撮像素子駆動部
3から与えられる制御パルスにより、撮像素子2からの
出力信号を映像信号化しA/D変換部5へ出力する。A
/D変換部5は、撮像素子駆動部3からのクロック信号
に基づいて、前置処理部4からの信号をデジタル化す
る。
【0025】A/D変換部5でデジタル化された映像信
号は、信号処理部6及び制御部8に入力される。信号処
理部6は、入力した映像信号に対して色変換マトリック
スによる色補正、階調補正などの信号処理を行い、バス
7を介して制御部8へ出力する。また、信号処理部6か
らの信号は、D/A変換部9によりアナログ信号に変換
され、動画像として表示部10に表示される。
【0026】制御部8は、色判別手段11と色変換マト
リックス変更手段12を有している。ここで、色判別手
段11は、A/D変換部5から出力される映像信号に基
づいて、標本に含まれる色成分を判別する。また、色変
換マトリックス変更手段12は、色判別手段11の判別
結果に基づいて、信号処理部6で色補正を行う色変換マ
トリックスを変更する。色判別手段11による標本に含
まれる色成分の判別、及び色変換マトリックス変更手段
12による色変換マトリックスの変更は、操作部13か
らの指示により行われる。
【0027】また制御部8は、操作部13からの指示に
より、画像データを信号処理部6からバス7を介して記
録手段としての記録部14に静止画像として記録する。
【0028】次に、本第1の実施の形態の作用について
説明する。以下、ヘマトキシリン・エオジン(HE)染
色による標本を観察・撮影する場合について説明する。
【0029】図2は、上述した構成をなす顕微鏡デジタ
ルカメラの動作手順を示すフローチャートである。顕微
鏡1による標本の光像は撮像素子2で撮像され、前置処
理部4、A/D変換部5を介してデジタル化され、RG
B画像データとして信号処理部6及び制御部8へ送られ
る。操作者が顕微鏡1で観察している標本を取り換えた
りすることで、信号処理部6での色補正処理が適切でな
く忠実な色再現が行われていない場合、図2に示すフロ
ーチャートが実行される。
【0030】まず、顕微鏡1の操作者は操作部13から
色変換マトリックスの変更を指示する(ステップ20
1)。この変更指示を受けて、制御部8はA/D変換部
5からRGB画像データを取得する(ステップ20
2)。
【0031】次に制御部8では、色判別手段11で色相
角についてのヒストグラムが作成される(ステップ20
3)。標本の画像上の各位置について、RGBデータを
(R−G)/G、(B−G)/G平面に累積プロットす
ると、例えば図3のようになる。図3上でRGBデータ
の(B−G)/G成分と(R−G)/G軸とのなす角、
すなわち、tan−1({(B−G)/G}/{(R−
G)/G})を色相角とし、色相角の区間をA:−18
0°〜−90°、B:−90°〜−30°、C:−30
°〜−7°、D:−7°〜0°、E:0°〜13°、
F:13°〜44°、G:44°〜75°、H:75°
〜85°、I:85°〜115°、J:115°〜14
0°、K:140°〜180°で分けると、色相角につ
いてのヒストグラムは、各標本に対して、図4のように
なる。ここでヒストグラムの作成は、必ずしも画像デー
タ全てから作成する必要はなく、ある程度間引いたデー
タから作成してもよい。
【0032】次に色判別手段11は、このように作成し
たヒストグラムにおいて閾値を設定し、その閾値と位相
角の強度を比較することにより、標本に含まれる色を判
別する(ステップ204)。図4で作成したヒストグラ
ムについて閾値を1500と設定すると、ある標本を観
察したときに、色判別手段11は、例えばその標本は色
E、F、Gを含むと判別する。
【0033】次に色変換マトリックス変更手段12は、
色判別手段11の判別結果に基づいて、信号処理部6で
色補正処理に用いられる色変換マトリックスを変更する
(ステップ205)。例えば上記標本を観察している場
合、色変換マトリックス変更手段12は、色判別手段1
1での判別結果に基づいて色EFG用色変換マトリック
スに変更する。ここで変更される色変換マトリックス
は、色変換マトリックス変更手段12に、色判別手段1
1の判別結果に対応して記憶されている。
【0034】このように図2のフローチャートを実行し
た結果、信号処理部6では、色変換マトリックスが変更
され、以後変更された色変換マトリックスにより色補正
処理が行われる。以後、表示部10へ表示される動画像
や操作部13からの指示により記録部14に記録される
静止画像は、新しく設定された色変換マトリックスによ
り色補正処理が行われる。
【0035】このように撮影した静止画像は、特定の色
に対して設計された色変換マトリックスにより色処理が
行われるので、より忠実度の高い色再現性で記録され
る。
【0036】なお、前述の色変換マトリックスは、カメ
ラからの映像信号RGBをXYZ色度値に変換する色度
値変換マトリックスと、XYZ色度値の色をモニタに表
示するためのRGBデータに変換するモニタ信号変換マ
トリックスの積で表されることができる。すなわち、色
変換マトリックスをM、色度値変換マトリックスをMc
amera、モニタ信号変換マトリックスをMmoni
torとすると、M=Mmonitor・Mcamer
aと表すことができる。
【0037】上述の色EFG用色変換マトリックスは、
以下のように設計することができる。(R−G)/G、
(B−G)/G平面において前述の色相角による区分は
図5のようになる。A〜Kまでの各区間とそれらの境界
の色を代表色として、XYZ色度値と撮像素子によるR
GB撮影信号値を測定しておく。EFG用の色変換マト
リックスを設計する場合は、まずEFG用色度値変換マ
トリックスをE、F、Gと原点である照明光の組合せか
ら求める。すなわちE、F、Gの代表色及び照明光のX
YZ色度値とRGB撮影データの間には以下の関係があ
る。
【0038】
【数1】 したがってEFG用色度値変換マトリックスは
【0039】
【数2】 となる。
【0040】
【数3】 は正則ではないので、
【0041】
【数4】 は最小2乗推定によって求める。
【0042】次にモニタ信号変換マトリックスを求め
る。モニタにRGBデータとして(255,0,0),
(0,255,0),(0,0,255)を表示させた
ときのXYZ色度値を(XR,YR,ZR),(XG,
YG,ZG),(XB,YB,ZB)としたとき、以下
の関係が成り立つ。
【0043】
【数5】 よってMmonitorは
【0044】
【数6】
【0045】したがって色EFG用色変換マトリックス
は、
【数7】 として求まる。
【0046】標本に含まれる色成分がもっと多いときに
は、同様の計算により以下のように求められる。
【0047】
【数8】
【0048】また標本に含まれる色成分が1色の場合
は、例えばCだけの場合は、境界の色からマトリックス
を求める。すなわち
【0049】
【数9】 となる。
【0050】その他の色の組合せについても同様の方法
によって求められ、色変換マトリックス変更手段には、
A用、B用、C用…ABCDEFGHIJK用の計2
11=2048通りの色変換マトリックスが記憶され
る。
【0051】顕微鏡で観察する染色標本の大部分は、含
まれる色成分がせいぜい2色から3色程度とあまり多く
ないため、上記のように設計された色変換マトリックス
を色判別手段11の判別結果によって選択し使用するこ
とにより、色再現性を高くすることができる。
【0052】(変形例)前述の第1の実施の形態では、
標本の色を忠実に色再現するような色変換マトリックス
を使用したが、これに限らず、標本に含まれる色によっ
て異なり、顕微鏡の使用者にとって有効な色再現性を有
する色変換マトリックスならば、どのような組合せでも
使用してよい。例えば、色ヒストグラムにおいて、1色
しか色成分が抽出されない標本においては、忠実さはな
いが微妙な色の差を強調して表現する色変換マトリック
スを使用する。
【0053】(第2の実施の形態)図6は、本発明の第
2の実施の形態に係る顕微鏡デジタルカメラの概略構成
を示すブロック図である。図6において、図1と同一な
部分には同符号を付している。
【0054】本第2の実施の形態では、制御部8の色変
換マトリックス変更手段12に、さまざまな染色方法に
対応した色変換マトリックスが記憶されている。また制
御部8には、I/F(インタフェース)部15を介して
パーソナルコンピュータ(以下PCと略称する。)16
が接続されている。このPC16は、モニタ18を備え
ており、図1のデジタルカメラ本体100と同様な表
示、記録、操作の各機能を有している。さらにPC16
は、図示しないマウスやキーボードからの入力指示によ
り、標本の染色方法を入力できるようになっている。す
なわち、染色方法入力手段17がPC16内にソフトウ
ェアとして構成されている。
【0055】次に、本第2の実施の形態の作用について
説明する。以下、第1の実施の形態と同様に、ヘマトキ
シリン・エオジン(HE)染色による標本を観察・撮影
する場合について説明する。
【0056】図7は、上述した構成をなす顕微鏡デジタ
ルカメラの動作手順を示すフローチャートである。顕微
鏡1による標本の光像は撮像素子2で撮像され、前置処
理部4、A/D変換部5を介してデジタル化され、RG
B画像データとして信号処理部6へ送られる。操作者が
観察している標本を取り換えたりすることで、信号処理
部6での色補正処理が適切でなく忠実な色再現が行われ
ていない場合、図7に示すフローチャートが実行され
る。
【0057】操作者がPC16で入力操作を行い、染色
法入力手段17により観察している標本の染色方法が入
力されると、制御部8には、PC16からI/F部15
を介して前記標本の染色方法が入力される(ステップ7
01)。例えば上記標本を観察している場合は、HE染
色法が染色法入力手段17から入力され、I/F部15
を介して制御部8に設定される。
【0058】次に、制御部8の色変換マトリックス変更
手段12は、PC16から入力された染色方法に基づい
て、信号処理部6の色補正処理に用いられる色変換マト
リックスを変更する(ステップ702)。例えば、制御
部8に染色法入力手段17からHE染色法と設定されて
いる場合は、HE染色用色変換マトリックスに変更され
る。
【0059】このように図7のフローチャートを実行し
た結果、信号処理部6では、色変換マトリックスが変更
され、以後変更された色変換マトリックスにより色補正
処理が行われる。以後、PC16のモニタへ表示される
動画像や、PC16からの指示によりPC16内のハー
ドディスク装置などの図示しない記録媒体に保存される
静止画像は、新しく設定された色変換マトリックスによ
り色補正処理が行われる。
【0060】なお、染色方法に対応した色変換マトリッ
クスは、以下のように設計することができる。まず、顕
微鏡分光イメージング装置(例えば、川鉄テクノリサー
チ株式会社製:顕微鏡用平面分光測定器PSAM−70
0)で測定した標本の分光イメージングデ一タ、顕微鏡
の照明光の分光特性、等色関数から求めた標本のXYZ
色度値と、撮像素子の分光感度特性と前述の分光イメー
ジングデ一タと顕微鏡の照明光の分光特性から求めたR
GB値との関係から決まる色度値変換マトリックスを求
める。そして、設計したい染色法で染色された標本の分
光イメージングデータを測定し、標本上の各位置の分光
データを主成分分析して基底関数e(λ)を求める。
【0061】分光透過率がf(λ)の標本を、Es
(λ)の照明スペクトルで照明し、k番目(k=R,
G,B)のバンドがS(λ)の分光感度を有するカメ
ラで撮影したときの映像信号は、
【数10】 であらわされる。
【0062】標本の分光透過率が、その統計的性質によ
り、基底関数e(λ)の線形和としてあらわされると
すると、
【0063】
【数11】 となる。ここで、aは標本の分光透過率の基底関数に
よる展開係数である。
【0064】(2)を(1)へ代入すると、
【0065】
【数12】 となる。
【0066】ここで、
【数13】 とすると、
【0067】
【数14】 となる。
【0068】よって、
【数15】 となり、
【0069】
【数16】 となる。
【0070】したがって標本の分光透過率は、
【数17】 となる。ただし、
【0071】
【数18】 である。また、Eは基底関数をあらわす行列である。
【0072】なお、H−1は一般的に正則ではないた
め、H−1は疑似逆行列(一般逆行列)として求める。
行列Rの疑似逆行列は、最小2乗推定では
【0073】
【数19】 として求めることができる。
【0074】さらに、等色関数をx(l=x,y,
z)とすると、色度値X(l=x,y,z)は、
【0075】
【数20】 となる。ただし、Eoは観察時の照明光スペクトルであ
る。
【0076】
【数21】
【0077】ただし、
【数22】 である。
【0078】したがって、デジタルカメラの映像信号と
標本の色度値の関係は、
【数23】 となる。
【0079】以上により、被写体の基底関数Eと照明光
スペクトル、カメラ分光感度を(16)式に代入するこ
とで、カメラの映像信号値から被写体の分光透過率を推
定する行列Mat1を求めることができる。さらに、等
色関数Xと観察時の照明光スペクトルEoからMat2
を求めることができる。このようにして求められたMa
t1とMat2の積をとることにより、デジタルカメラ
の映像信号gから標本の色度値Xを求める行列Mcam
eraを得ることができる。
【0080】よって、第1の実施の形態と同様に、色度
値変換マトリックスとモニタ信号変換マトリックスの積
から色変換マトリックスを求めることができる。このよ
うにして染色方法に対応した色変換マトリックスを求め
ることができるため、本第2の実施の形態の顕微鏡デジ
タルカメラで撮影する可能性のある染色方法について、
色変換マトリックスを作成し、色変換マトリックス変更
手段に記憶させておく。
【0081】以上説明したような構成及び作用により、
観察している染色方法に最適な色変換マトリックスで色
補正処理を行うことができ、より忠実な色再現が可能に
なる。
【0082】なお、本第2の実施の形態では色補正処理
・階調補正処理を信号処理部6で行ったが、これらの色
補正処理・階調補正処理をPC16で行ってもよい。こ
の場合、色変換マトリックス変更手段12もPC16内
にソフトウェアとして構成される。
【0083】(変形例)前述の第2の実施の形態では、
標本の色を忠実に色再現するような色変換マトリックス
を使用したが、これに限らず、顕微鏡の使用者にとって
有効な色再現性を有する色変換マトリックスならば、ど
のような組合せでも使用してよい。
【0084】例えば、HE染色標本の色分布は、L**
*空間の分布をa**平面写像すると図8のような分
布になっているが、識別したい色が図中の○,×で示さ
れる場合、この2色(R,G,B),(R,G
,B)を○'(X,Y ,Z),×'(X,Y
,Z)へ移動させるような色変換マトリックスを使
う等、染色方法に対応して注目する色を強調して分離す
るような色変換マトリックスを使用することができる。
【0085】この場合、例えば図9のフローチャートに
したがって、色変換マトリックスの変更を行う。まずP
C16は、通常の色変換マトリックスにより処理された
標本の撮影画像をモニタ18に表示する(ステップ90
1)。次に、操作者がPC16で入力操作を行い、モニ
タ18に表示された画像上で、識別したい2点を指定す
る(ステップ902)。続いて、操作者がPC16で入
力操作を行い、ステップ902で指定した2点について
表示させたい色差を入力する(ステップ903)。
【0086】制御部8には、PC16からI/F部15
を介して、指定された2点と色差が入力される。制御部
8は、ステップ902で指定された2点をステップ90
3で入力された色差で表示する色変換マトリックスを計
算し、色変換マトリックス変更手段12により、計算さ
れた色変換マトリックスに変更する(ステップ90
4)。そして信号処理部6で、色変換マトリックスが変
更され、新しい色変換マトリックスにより撮影画像に対
して色補正処理が行われ、モニタ18に表示される(ス
テップ905)。
【0087】このように色変換マトリックスを変更する
ことにより、指定した2点を所望の色差で表示できるよ
うになり、注目すべき2部分の色差を強調(拡大)して
色再現することができる。これにより、色が分離された
2部分をそれぞれ識別し、観察することが可能になる。
【0088】(第3の実施の形態)図10は、本発明の
第3の実施の形態に係る顕微鏡デジタルカメラの概略構
成を示すブロック図である。図10において、図1と同
一な部分には同符号を付している。
【0089】本第3の実施の形態の顕微鏡1は、明視野
観察、位相差観察、微分干渉観察、偏光観察、暗視野観
察、蛍光観察などの観察を行える顕微鏡である。制御部
8の色変換マトリックス変更手段12には、さまざまな
観察方法に対応した色変換マトリックスが記憶されてい
る。また制御部8には、観察方法入力手段19を有する
操作部13が接続されている。
【0090】観察方法入力手段19からは、操作者が顕
微鏡1で実施しようとしている観察方法を入力すること
ができる。例えば明視野観察、位相差観察、微分干渉観
察、偏光観察、暗視野観察、蛍光観察などの観察方法を
入力することができる。色変換マトリックス変更手段1
2に記憶される色変換マトリックスは、これらの観察方
法に対応するものであり、それぞれの観察方法に適した
色再現を行うマトリックスになっている。
【0091】次に、本第3の実施の形態の作用について
説明する。顕微鏡1の操作者は、標本を観察するための
観察方法を操作部13の観察方法入力手段19から入力
する。観察方法入力手段19は、入力された観察方法を
制御部8へ出力する。制御部8の色変換マトリックス変
更手段12は、入力された観察方法にしたがって、信号
処理部6の色補正処理に使われる色変換マトリックスを
変更する。
【0092】この操作以後、本第3の実施の形態の顕微
鏡デジタルカメラでは、変更された色変換マトリックス
により色補正処理を行うことになり、表示部10に表示
される動画像や操作部13からの指示によって記録部1
4に記録される静止画像は、入力された観察方法に適し
た色再現を実現できるようになる。
【0093】なお、本第3の実施の形態では、操作部1
3と記録部14と表示部10をデジタルカメラ本体10
0に備える例について示したが、第2の実施の形態のよ
うに、PC16を外部I/F部15を介して制御部8に
接続し、PC16により操作・記録・表示を行うように
しても同様の効果を得ることができる。
【0094】(第4の実施の形態)図11は、本発明の
第4の実施の形態に係る顕微鏡デジタルカメラの概略構
成を示すブロック図である。図11において、図1と同
一な部分には同符号を付している。
【0095】本第4の実施の形態の顕微鏡1は、蛍光観
察を行う顕微鏡である。制御部8の色変換マトリックス
変更手段12には、さまざまな蛍光観察に対応した色変
換マトリックスが記憶されている。また制御部8には、
蛍光観察方法入力手段20を有する操作部13が接続さ
れている。
【0096】蛍光観察方法入力手段20からは、操作者
が顕微鏡1で観察しようとしている蛍光色素名や顕微鏡
1に用いる蛍光キューブ名を入力することができる。蛍
光色素としては、GFP、FITC、DAPI、Pho
damine Phalloidinなどさまざまな種
類がある。また蛍光キューブには、顕微鏡メーカーによ
っていろいろな名前がつけられるが、蛍光色素に対応し
たものがある。
【0097】蛍光観察方法入力手段20からはそれらを
入力することができる。色変換マトリックス変更手段1
2に記憶される色変換マトリックスは、これらの蛍光色
素や蛍光キューブに対応するものであり、それぞれの蛍
光観察法に適した色再現を行うマトリックスになってい
る。なお、本第4の実施の形態では、蛍光色素と蛍光キ
ューブの両方を入力することができるが、どちらか一方
でもかまわない。
【0098】次に、本第4の実施の形態の作用について
説明する。顕微鏡1の操作者は、蛍光観察に用いる蛍光
色素名や蛍光キューブ名を操作部13の蛍光観察方法入
力手段20から入力する。蛍光観察方法入力手段20
は、入力された蛍光色素名や蛍光キューブ名を制御部8
へ出力する。制御部8の色変換マトリックス変更手段1
2は、入力された蛍光色素名や蛍光キューブ名にしたが
って、信号処理部6の色補正処理に使われる色変換マト
リックスを変更する。
【0099】この操作以後、本第4の実施の形態の顕微
鏡デジタルカメラでは、変更された色変換マトリックス
により色補正処理を行うことになり、表示部10に表示
される動画像や操作部13からの指示によって記録部1
4に記録される静止画像は、入力された蛍光観察方法に
適した色再現を実現できるようになる。
【0100】なお、本第4の実施の形態では、操作部1
3と記録部14と表示部10をデジタルカメラ本体10
0に備える例について示したが、第2の実施の形態のよ
うに、PC16を外部I/F部15を介して制御部8に
接続し、PC16により操作・記録・表示を行うように
しても同様の効果を得ることができる。
【0101】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施で
きる。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な計算処理によ
り、忠実な色再現あるいはユーザにとって有効な色再現
を実現できる顕微鏡用デジタルカメラを提供できる。
【0103】すなわち本発明によれば、色変換マトリッ
クスを標本に含まれる色成分に応じて最適なものに変更
することができ、複雑な非線形処理によらない簡単な線
形計算により、標本を忠実な色で再現できる。
【0104】また本発明によれば、色変換マトリックス
を標本の染色方法に応じて最適なものに変更することが
でき、複雑な非線形処理によらない簡単な線形計算によ
り、標本を忠実な色で再現できる。
【0105】また本発明によれば、色変換マトリックス
を、標本に含まれる色成分に応じて、顕微鏡の操作者が
指定する色を強調して分離する色変換マトリックスに変
更することができ、簡単な線形計算により、標本に応じ
た色強調処理を行うことができる。
【0106】また本発明によれば、色変換マトリックス
を、標本の染色方法に応じて、顕微鏡の操作者が指定す
る色を強調して分離する色変換マトリックスに変更する
ことができ、簡単な線形計算により、標本の染色方法に
応じた色強調処理を行うことができる。
【0107】また本発明によれば、色変換マトリックス
を観察方法に基づいて変更することができ、簡単な線形
計算により、観察方法に適した色処理を行うことができ
る。
【0108】また本発明によれば、色変換マトリックス
を蛍光観察方法に基づいて変更することができ、簡単な
線形計算により、蛍光観察方法に適した色処理を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る顕微鏡デジタ
ルカメラの概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る顕微鏡デジタ
ルカメラの動作手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るRGBデータ
を累積プロットした図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る色相角につい
てのヒストグラムを示す図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る(R−G)/
G、(B−G)/G平面における色相角による区分を示
す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る顕微鏡デジタ
ルカメラの概略構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る顕微鏡デジタ
ルカメラの動作手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るHE染色標本
の色分布を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の変形例に係る顕微
鏡デジタルカメラの動作手順を示すフローチャート。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る顕微鏡デジ
タルカメラの概略構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る顕微鏡デジ
タルカメラの概略構成を示すブロック図。
【図12】従来例に係る顕微鏡用デジタルカメラの概略
構成を示すブロック図。
【図13】従来例に係る顕微鏡用デジタルカメラの概略
構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体 100…デジタルカメラ本体 a1…観察光路 2…撮像素子(CCD) 3…撮像素子駆動部 4…前置処理部 5…A/D変換部 6…信号処理部 7…バス 8…制御部 9…D/A変換部 10…表示部 11…色判別手段 12…色変換マトリックス変更手段 13…操作部 14…記録部 15…I/F部 16…パーソナルコンピュータ 17…染色方法入力手段 18…モニタ 19…観察方法入力手段 20…蛍光観察方法入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01J 3/50 G01J 3/50 H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA05 DA13 DA22 DA32 DA34 2H052 AF14 5C054 CD03 FB03 FC07 HA12 5C065 AA03 AA07 BB48 CC01 GG26 5C066 AA01 CA21 EE01 GA01 KE04 KE07 KP05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標本の光像を得る顕微鏡に取り付けられる
    顕微鏡用デジタルカメラにおいて、 前記顕微鏡で得た前記標本の光像を撮像する撮像素子
    と、 前記撮像素子で撮像した前記標本の光像の画像データを
    色補正処理する色補正手段と、 前記色補正手段の色補正パラメータを変更する色補正パ
    ラメータ変更手段と、 前記標本の光像の状態を検出し、その情報を前記色補正
    手段へ出力する標本光像情報検出手段と、を具備し、 前記色補正パラメータ変更手段は、前記標本光像情報検
    出手段の検出結果に基づいて前記色補正パラメータを変
    更することを特徴とする顕微鏡用デジタルカメラ。
  2. 【請求項2】前記色補正手段は、色変換マトリックスに
    より色補正処理を行い、 前記色補正パラメータ変更手段は、前記色変換マトリッ
    クスを変更することを特徴とする請求項1に記載の顕微
    鏡用デジタルカメラ。
  3. 【請求項3】前記標本光像情報検出手段は、前記画像デ
    ータに含まれる色成分を判別することを特徴とする請求
    項1または2に記載の顕微鏡用デジタルカメラ。
  4. 【請求項4】前記標本光像情報検出手段は、前記標本の
    染色方法を入力することを特徴とする請求項1または2
    に記載の顕微鏡用デジタルカメラ。
  5. 【請求項5】前記標本光像情報検出手段は、前記標本の
    観察方法を入力することを特徴とする請求項1または2
    に記載の顕微鏡用デジタルカメラ。
  6. 【請求項6】前記観察方法は、明視野観察、位相差観
    察、微分干渉観察、暗視野観察、偏光観察、及び蛍光観
    察のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の
    顕微鏡用デジタルカメラ。
  7. 【請求項7】前記標本光像情報検出手段は、前記標本の
    蛍光観察方法を入力することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の顕微鏡用デジタルカメラ。
  8. 【請求項8】前記蛍光観察方法は、蛍光色素名及び蛍光
    キューブ名の少なくとも一方からなることを特徴とする
    請求項7に記載の顕微鏡用デジタルカメラ。
  9. 【請求項9】前記色変換マトリックスは、前記標本の光
    像を色再現するように設計されていることを特徴とする
    請求項2に記載の顕微鏡用デジタルカメラ。
  10. 【請求項10】前記色変換マトリックスは、前記標本の
    画像上で指定された2点の色差を拡大して色再現するよ
    うに設計されていることを特徴とする請求項2に記載の
    顕微鏡デジタルカメラ。
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