JP2003228525A - メモリカード、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法 - Google Patents

メモリカード、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法

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JP2003228525A
JP2003228525A JP2002325838A JP2002325838A JP2003228525A JP 2003228525 A JP2003228525 A JP 2003228525A JP 2002325838 A JP2002325838 A JP 2002325838A JP 2002325838 A JP2002325838 A JP 2002325838A JP 2003228525 A JP2003228525 A JP 2003228525A
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card
data
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JP2002325838A
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Yoshio Kaneko
義男 金子
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテンツの再生状態をカウントして、高いセ
キュリティを有する小型のメモリカードを提供する。 【解決手段】カードインターフェイスコントローラ6
と、カードインターフェイスコントローラによって制御
され、コンテンツ再生要求があった場合に暗号キーをカ
ードインターフェイスコントローラに供給するセキュリ
ティ処理部5と、セキュリティ処理部とカードインター
フェイスコントローラによって制御され、コンテンツ再
生要求に応じて、その再生量をカウントするバイナリカ
ウンタを含むメモリコアインターフェイス7と、コンテ
ンツ再生要求が入力された場合にコンテンツごとに再生
量を記録し、その再生要求が再生可能量を越えない場合
に暗号化コンテンツをメモリコアインターフェイスに出
力するメモリコア3とを有するメモリカードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音楽データ等のコン
テンツを記録するメモリカードコンテンツ配信システム
及びコンテンツの配信方法に係り、特にセキュリティ機
能を持ったメモリカード、コンテンツ配信システム及び
コンテンツ配信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】料金設定を安くしたサービスとして再生
可能期間や再生可能回数の再生制限を設けた「再生制限
付」と呼ばれる購入方法として、メモリカードを使用し
て音楽やゲーム等のデジタルコンテンツを楽しむ事が、
始まっており、いつでも多数回再生しうる「買取」とよ
ばれる購入方法であるCD(Compact Dis
c)等のパッケージメディアに比べると、製造コストが
安価になって、その分コンテンツ価格が安くなってき
た。
【0003】しかしながら、各コンテンツ価格をさらに
下げる為には、施策の一部としてコンテンツを再生して
楽しむ時間や回数に制限を設けるような工夫が必要にな
る。現在のメモリカードを使った場合ではコンテンツ購
入時に使用回数データを同時に入手して、再生開始ある
いは再生終了時に使用回数をカウントする方法がある
が、再生時間の長短や再生途中での中止などがあり、カ
ウントに不公平が生じて推進がなかなか難しかった。す
なわち、再生回数のカウントをどの時点で行うかは判断
が難しく、例えば、スタート時点でカウントすると曲の
頭出しで、カウントされてしまう問題がある。また、曲
の最後でカウントすると、曲の途中で再生を止めて、聞
き直すことでカウントアップをまぬがれることができる
などの問題がある。さらに曲の途中でカウントしても、
そのカウントアップ直前で再生を止めて、同様にカウン
トアップをまぬがれることができる。このような事態を
防いで、公平を期する場合にはデータ再生量のカウント
が必要になるが、現状のメモリカードでは技術的に実現
が難しかった。すなわち、メモリカード自体にデータ再
生速度に追従して、再生量をカウントできる機能を持た
せることはできなかった。
【0004】すなわち、どうしても外部機器のカウント
処理機能に対応を依存してしまい、その機器を改造して
カウントをごまかされる危険性があった。また、メモリ
カードは多種類の再生機器に組み込んで、コンテンツを
再生できるようになっているが、再生量をカウントする
ためには、多様な外部機器すべてに再生量をカウントす
る機能を付ける必要があり、煩雑であり、特に携帯機器
においてはその小型携帯特性が損なわれる恐れがある。
また、一部外部機器にのみカウント機能がある場合、メ
モリカードはその一部機器のみを使って再生することに
なり、メモリカードの再生手段が限定されてしまう。
【0005】SD(Secure Digital)カードや他のセキ
ュリティ機能を持ったメモリカードでは暗号化したコン
テンツデータとそのデータを解読するための暗号解読キ
ーのデータを格納して、両方のデータを使って、データ
を復号しながらコンテンツを再生している。暗号解読キ
ーは各メモリカードに特有のシリアル番号を見て、その
シリアル番号に合った暗号解読キーが作られて、送られ
てくるので、他のメモリカードにコンテンツデータと暗
号解読キーをまるごとコピーしても暗号は解読できな
い。このコンテンツデータは他のメモリカードにもコピ
ー可能であるが、コピーした場合、コピー元の暗号解読
キーは他にコピーした旨の記録が残って、自分のメモリ
カードを使っては再生ができなくなる仕組みになってい
る。つまり、コンテンツはメモリ媒体を移動することは
あっても、必ず購入した1個分しか使えないようになっ
ている。また、コンテンツを再生する場合にも、再生機
器の種類を見て、登録されたセキュリティ機能のある機
器にしかデータを送り出さないようになっていて、コン
テンツの違法コピーを防止している。このようなセキュ
リティ機能を持ったメモリカードでは、コンテンツの違
法コピーを防止するシステムとなっている。
【0006】次に、従来のSDカードへのコンテンツ書
き込み処理を図16を用いて説明する。SDカード20
0はコンテンツ販売機201に接続されている。SDカ
ード200は、カードインターフェイスコントローラ2
02、メモリコア203、プロテクトメモリコア20
4、鍵情報記録部205を有している。コンテンツ販売
機201は、コンテンツ記録部206及び暗号化処理部
207を有している。ここで、ユーザがコンテンツ書き
込み要求208をコンテンツ販売機201に対して入力
する。コンテンツ書き込み要求208に対応して、コン
テンツ販売機201はSDメモリカード200のカード
インターフェイスコントローラ202へ鍵要求を出力す
る。次に、カードインターフェイスコントローラ202
は、鍵要求を受けて、鍵情報記録部205へ要求を出
す。次に、鍵情報記録部205は鍵情報をカードインタ
ーフェイスコントローラ202へ出力する。次に、カー
ドインターフェイスコントローラ202は、鍵情報を暗
号化処理部207へ出力する。
【0007】次に、暗号化処理部207はカードインタ
ーフェイスコントローラ202へ、暗号解読キー及び暗
号化コンテンツを出力する。次に、カードインターフェ
イスコントローラ202は、プロテクトメモリコア20
4へ暗号解読キーを出力し、メモリコア203へ暗号化
コンテンツを出力して、SDメモリカード200へのコ
ンテンツ書き込みが行われる。
【0008】ここで、暗号解読キーデータは、図17に
示されるように構成されている。コンテンツを特定する
コンテンツ名209が記録されている。さらに、暗号解
読データ210が記録されている。さらに、コピー状況
データ211が記録されている。このコピー状況データ
211は、例えば他のSDカードへコンテンツ名で特定
されるコンテンツが既にコピーされている場合、“1”
として記録され、この場合、SDカードは再生が不可能
な状態として設定されている。これは、無制限の不正コ
ピーを防ぐためである。また、他のSDカードへコピー
がなされていない場合は“0”が記録され、他の条件を
満たせば再生が可能な状態に設定されている。
【0009】次に、従来のデータを再生する場合のカウ
ント方法を図18を用いて説明する。図18において、
SDカードには暗号化されたデータと、そのデータを解
読する為の暗号解読キーデータ、さらにそれに付随し
て、再生残回数をカウントしたデータ217が格納され
ているものとする。暗号化されたデータは、各コンテン
ツにファイル名がつけられ、各コンテンツに暗号解読キ
ーデータと再生残回数カウントデータの一連データがペ
アで存在する。つまりSDカードの中には、これらのデ
ータが、コンテンツ数だけ格納されている。暗号化され
たデータ、及び暗号解読キー、再生残回数カウントデー
タは不揮発性メモリに格納されている。SDメモリ再生
装置212は、復号化処理部213及びコンテンツ出力
部214を有している。SDメモリ再生装置212は、
さらに、カウンタ216を有している。カウンタ216
は、暗号解読キーに添付された再生残回数カウントデー
タを復号化経由で信号を受けて再生残回数の初期設定を
行ない、曲等の演奏回数カウントを行ない、復号化回路
に「あと何回演奏可能です」の情報を随時報告する。
【0010】まず、SDメモリ再生装置212の外部か
ら、特定コンテンツの読み出し要求215が入る。する
と、SDメモリ再生装置212からカードインターフェ
イスコントローラ202へ鍵要求が出力される。次に、
カードインターフェイスコントローラ202は、鍵情報
記録部205へ、鍵要求を出力する。次に、鍵情報記録
部205は、カードインターフェイスコントローラ20
2へ鍵情報を出力する。次に、カードインターフェイス
コントローラ202は、復号化処理部213へ鍵情報を
出力する。さらに、カードインターフェイスコントロー
ラ202は、プロテクトメモリコア204に対して暗号
解読キー要求を出す。次に、プロテクトメモリコア20
4は、暗号解読キーと再生残回数カウントデータをカー
ドインターフェイスコントローラ202へ出力する。次
に、カードインターフェイスコントローラ202は、復
号化処理部213へ暗号解読キーと再生残回数カウント
データを出力する。再生残回数カウントデータは再生装
置内のカウンタにセットされる。
【0011】次に、SD再生装置212は、カードイン
ターフェイスコントローラ202へコンテンツ要求を出
力する。次に、カードインターフェイスコントローラ2
02は、メモリコア203へコンテンツ要求を出力す
る。次に、メモリコア203はカードインターフェイス
コントローラ202へ暗号化コンテンツを出力する。次
に、カードインターフェイスコントローラ202は、復
号化処理部213へ暗号化コンテンツを出力する。
【0012】こうして、復号化処理部213は、入力さ
れた鍵情報を基に暗号解読キーを用いて、暗号化コンテ
ンツを復号化して、コンテンツ出力部214を介してユ
ーザへ出力する。つまり、SDメモリカード200内の
暗号解読キーデータは外部機器内の復号器に送られ、暗
号化されたデータも復号器に送られて、復号されたデー
タは次々と外部機器の中で再生される。こうして送り出
されたデータは外部機器にて音楽に変換されたり、ゲー
ムソフトになったり、書籍データになったりして、機器
使用者を楽しませることになる。再生装置内のカウンタ
の数値は1曲あるいは1ゲーム開始または終了するごと
に1カウントだけカウントダウンされる。カウンタの数
値は別の曲やゲームが選択された時点で、SDカードに
データが転送され、メモリコアに格納されている再生残
回数カウントデータファイルに上書き保存される。
【0013】このような再生回数制限を行う方法は「日
経エレクトロニクス738号94頁〜98頁、1999
年3月8日発行」に記載されている。また、再生回数を
制限し、再生可能期限を制限する方法などは、特開20
01−125961号公報及び特開2001−6779
4号公報に記載され、再生時間が一定時間経過後に再生
回数としてカウントする方法が特開2000−3476
96号公報などに記載されている。また、SDカードに
おいて、再生利用回数を制限する方法が特開2000−
357371号公報に記載されている。また、ICカー
ド内の不必要な情報を自動的に削除して、メモリ資源を
有効活用する技術が特開2000−148945号公報
等に記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のメ
モリカードでは、以下の課題が生じる。
【0015】従来のメモリカードにおいて、問題となる
のは、各コンテンツによって、それらのデータ活用スタ
イルが異なることである。音楽であれば、もらったデー
タを順番に再生して活用するので、最初にカウントダウ
ンされても問題は少ない。ただし、少し聞いて、直ぐや
めても1回分再生したことになる。また曲の前半だけ聞
きたい人も困る。書籍などはもっと困る。長い小説など
は、同じところを読むことは少なく、順番に少しずつ読
んでいくので、本当は1回なのだが、電源を切るたびに
回数が増えていく。
【0016】このような状況で、公平を期するために、
データの再生量に応じた各コンテンツ再生制限ができな
いかという強い要望があった。カウンタを設けて、再生
回数をカウントする場合、再生装置にカウンタを設ける
場合、すべての再生装置にカウンタを設ける必要があ
り、再生装置の負担となる。さらに、メモリカード本体
にカウンタを設ける場合でも、カウンタが大型化して、
メモリカードの小型化の妨げとなる。
【0017】本発明の目的は以上のような従来技術の課
題を解決することにある。
【0018】特に本発明の目的は、コンテンツの再生状
態をカウントして、高いセキュリティを有する小型のメ
モリカードを提供することである。
【0019】また、本発明の別の目的は、再生データ量
に応じたコンテンツのカウントができて、コンテンツ販
売の仕組みに合ったコンテンツ配信システム及びコンテ
ンツ配信方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の視点によるメモリカードは、外部と
のコンテンツの入出力を行うインターフェイスと、この
インターフェイスを駆動するインターフェイスドライバ
と、このインターフェイスドライバと信号の入出力を行
うカードインターフェイスコントローラと、このカード
インターフェイスコントローラによって制御され、コン
テンツ再生要求があった場合に暗号キーをカードインタ
ーフェイスコントローラに供給するセキュリティ処理部
と、このセキュリティ処理部とカードインターフェイス
コントローラによって制御され、コンテンツ再生要求に
応じて、その再生量をカウントするバイナリカウンタを
含むメモリコアインターフェイスと、このメモリコアイ
ンターフェイスによって、コンテンツの書き込み、読み
出し、消去が行われ、コンテンツ再生要求が入力された
場合にコンテンツごとに再生量を記録し、その再生要求
が再生可能量を越えない場合に暗号化コンテンツをメモ
リコアインターフェイスに出力するメモリコアとを有す
ることを特徴とする。
【0021】本発明の第2の視点によるメモリカード
は、 外部とのコンテンツの入出力を行うインターフェ
イスと、このインターフェイスを駆動するインターフェ
イスドライバと、このインターフェイスドライバと信号
の入出力を行うカードインターフェイスコントローラ
と、このカードインターフェイスコントローラによって
制御され、コンテンツ再生要求があった場合に暗号キー
をカードインターフェイスコントローラに供給するセキ
ュリティ処理部と、このセキュリティ処理部とカードイ
ンターフェイスコントローラによって制御され、コンテ
ンツ再生要求に応じて、その回数をカウントし、再生可
能回数を算出するバイナリカウンタを含むメモリコアイ
ンターフェイスと、このメモリコアインターフェイスに
よって、コンテンツの書き込み、読み出し、消去が行わ
れ、コンテンツ再生要求が入力された場合にコンテンツ
ごとの再生可能回数を記録し、その再生要求回路が再生
可能回数を越えない場合に暗号化コンテンツをメモリコ
アインターフェイスに出力するメモリコアとを有するこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の第3の視点によるメモリカード
は、外部とのコンテンツの入出力及びコンテンツの自動
消去信号の入力を行うインターフェイスと、このインタ
ーフェイスを駆動するインターフェイスドライバと、こ
のインターフェイスドライバと信号の入出力を行うカー
ドインターフェイスコントローラと、このカードインタ
ーフェイスコントローラによって制御され、コンテンツ
再生要求があった場合に暗号キーをカードインターフェ
イスコントローラに供給するセキュリティ処理部と、こ
のセキュリティ処理部とカードインターフェイスコント
ローラによって制御され、コンテンツ再生要求に応じ
て、その再生量をカウントするバイナリカウンタを含
み、コンテンツの自動消去要求が入力された場合に暗号
化コンテンツ及び暗号キーの消去要求を出力するメモリ
コアインターフェイスと、このメモリコアインターフェ
イスによって、コンテンツの書き込み、読み出し、消去
が行われ、コンテンツ再生要求が入力された場合にコン
テンツごとに再生量を記録し、その再生要求が再生可能
量を越えない場合に暗号化コンテンツをメモリコアイン
ターフェイスに出力し、暗号化コンテンツ及び暗号キー
の自動消去要求を受けた場合に暗号化コンテンツ及び暗
号キーを消去するメモリコアとを有することを特徴とす
る。
【0023】本発明の第4の視点によるコンテンツ配信
システムは、ユーザからのコンテンツ供給要求を受け付
けて、その要求を許可すべきか判断する要求可否判断手
段と、この要求可否判断手段の判断結果を受けて、供給
可の場合にメモリカードへコンテンツを供給するコンテ
ンツ供給手段と、この要求可否判断手段の判断結果を受
けて、供給可の場合にメモリカードへ再生可能量データ
付きコンテンツ解読用暗号キーを供給する暗号キー供給
手段とを有することを特徴とする。
【0024】本発明の第5の視点によるコンテンツ配信
システムは、ユーザからのコンテンツ解読用暗号キー供
給要求を受け付けて、その要求を許可すべきか否か判断
する要求可否判断手段と、この要求可否判断手段の判断
結果を受けて、供給可の場合にメモリカードへ再生可能
量データ付きコンテンツ解読用暗号キーを供給する暗号
キー供給手段とを有することを特徴とする。
【0025】本発明の第6の視点によるコンテンツ配信
システムは、ユーザからのダウンロードされるコンテン
ツの指定要求及び再生可能量要求を受け付ける手段と、
その特定されたコンテンツと再生可能量に応じた供給価
格をユーザに提供する手段と、ユーザからのダウンロー
ド確認指示を受け、メモリカードに指定された再生可能
量データ付き暗号解読キーを供給する暗号キー供給手段
とを有することを特徴とする。
【0026】本発明の第7の視点によるコンテンツ配信
方法は、ユーザからのダウンロードされるコンテンツの
指定要求及び再生可能量要求を受け付けるステップと、
その特定されたコンテンツと再生可能量に応じた供給価
格とをユーザに提供するステップと、ユーザからのダウ
ンロード確認指示を受け、メモリカードにコンテンツ及
び指定された再生可能量データ付き暗号解読キーをダウ
ンロードさせるステップとを有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施の形
態のメモリカード1の全体構成をSDカードを例とし
て、図1を用いて説明する。メモリカードの外周部にイ
ンターフェイス(外部端子:電源端子、クロック端子、
データ端子、コマンド端子など)2が設けられ、内部に
は、ダウンロードした情報コンテンツを保存するフラッ
シュメモリなどからなるメモリコア(データ保存部)3
と、CPUなどを含む制御回路部が設けられている。こ
こで、制御回路部には、外部端子に接続されて、信号の
変換処理を行うインターフェイスドライバ4やセキュリ
ティ機能を有するセキュリティ処理部(暗号処理回路)
5やカードコントローラ6やメモリコアインターフェイ
ス7などが設けられている。ここで、フラッシュメモリ
の制御を制御回路部で行うから、フラッシュメモリ特有
の複雑な制御処理をカード外部から行う必要はない。
【0028】ここで、インターフェイス2は、外部との
コンテンツの入出力を行う。インターフェイスドライバ
4は、このインターフェイス2を駆動する。さらに、カ
ードインターフェイスコントローラ6は、このインター
フェイスドライバ4との信号の入出力を行う。セキュリ
ティ処理部5は、このカードインターフェイスコントロ
ーラ6によって制御され、各コンテンツの再生要求があ
った場合に暗号キーをカードインターフェイスコントロ
ーラ6に供給する。メモリコアインターフェイス7は、
このセキュリティ処理部5とカードインターフェイスコ
ントローラ6によって制御され、コンテンツの再生要求
に応じて、その回数をカウントし、再生可能回数を算出
する。
【0029】メモリコア3は、このメモリコアインター
フェイス7によって、コンテンツの書き込み、読み出
し、消去が行われ、コンテンツの再生要求が入力された
場合にコンテンツごとの再生可能回数を記録し、その再
生要求回路が再生可能回数を越えない場合に暗号化コン
テンツをメモリコアインターフェイス7に出力する。
【0030】また、セキュリティ機能を実現するため
に、メモリコア3には、普通にアクセスできるユーザデ
ータエリアとは別に相互認証でアクセスが認められたシ
ステムのみがアクセスできるプロテクトエリア、さらに
それら相互の認証に用いられる鍵情報がある。音楽コン
テンツをメモリカードへダウンロードする場合、暗号化
されたコンテンツは、ユーザデータエリアに記録され
る。このコンテンツの暗号化に使われた鍵情報とコピー
コントロール情報は、相互認証の上でプロテクトエリア
に保存される。プロテクトエリアに保存された情報は、
相互認証のできる正規のシステムだけがコピー可能であ
る。メモリカードからコンテンツを読み出すには、プロ
テクトエリアから暗号に用いた鍵を読み出し、読み出さ
れた鍵を用いてユーザデータエリア内のコンテンツを復
号化する。コンテンツの使用量の制限についてのデータ
は解読キーデータの中に取り込む。
【0031】次に、本実施の形態の暗号解読キーについ
て、図2を用いて説明する。この暗号解読キーはメモリ
コア3に記録され、再生時及びコピー時にそのデータが
更新される。まず、コンテンツを特定するコンテンツ名
10が記録されている。さらに、暗号解読データ11が
記録されている。さらに、コピー状況データ12が記録
されている。このコピー状況データ12は、例えば他の
SDカードへコンテンツ名で特定されるコンテンツが既
にコピーされている場合、“1”として記録され、この
場合、SDカードは再生が不可能な状態として設定され
ている。これは、無制限の不正コピーを防ぐためであ
る。また、他のSDカードへコピーがなされていない場
合は、“0”が記録され、他の条件を満たせば再生が可
能な状態に設定されている。
【0032】さらに再生回数制限データ13が解読キー
データの一部として記録されている。ここでは、再生回
数に制限がない場合は、例えば“0”が記録されてい
る。また、再生回数に制限がある場合は、例えば“1”
が記録されて、再生回数に制限があるものとして設定さ
れる。
【0033】さらに、再生可能回数データ14が解読キ
ーデータの一部として記録されている。この再生可能回
数データが、“0”を記録した場合、コンテンツ再生要
求があってもコンテンツは読み出されないように、メモ
リコア3は設定されている。
【0034】次に、コンテンツ配信システムの部分概念
図である図3を用いて、本実施の形態のコンテンツ読み
出し手続きを説明する。この図3においては、上から下
へ向かって時間の経過が表されている。図3では、図1
におけるカードインターフェイスコントローラ6とメモ
リコアインターフェイス7を総称してメモリカードイン
ターフェイスコントローラ6と呼ぶことにする。まず、
コンテンツ再生装置15に対して、ユーザからメモリカ
ード1にダウンロードされているコンテンツの再生要求
20が入る。このコンテンツの再生要求20を受けて、
コンテンツ再生装置15は、鍵情報の要求信号21をメ
モリカードインターフェイスコントローラ6に創出す
る。この要求信号21を受けて、メモリカードインター
フェイスコントローラ6は、鍵情報要求をセキュリティ
処理部5への転送22を行う。セキュリティ処理部5
は、この鍵情報要求の転送22を受けて、メモリカード
インターフェイスコントローラ6に鍵情報の提出23を
行う。メモリカードインターフェイスコントローラ6
は、鍵情報の提出23を受けて、コンテンツ再生装置1
5への鍵情報の転送24を行う。
【0035】次に、コンテンツ再生装置15は、暗号解
読キーの要求25をメモリカードインターフェイスコン
トローラ6に対して行う。この暗号解読キーの要求25
を受けて、メモリカードインターフェイスコントローラ
6は、要求の転送26をメモリコア3に対して行う。メ
モリコア3は、そのプロテクトメモリコア領域におい
て、要求の転送26を受けて、メモリカードインターフ
ェイスコントローラ6に対して、暗号解読キーの提出2
7を行う。
【0036】次に、メモリカードインターフェイスコン
トローラ6は、コンテンツ再生装置15への暗号解読キ
ーの転送28を行う。さらに、メモリカードインターフ
ェイスコントローラ6は、暗号解読キー情報再生可能回
数を1回分少なくする処理29を行う。
【0037】次に、コンテンツ再生装置15は、暗号化
コンテンツの要求30をメモリカードインターフェイス
コントローラ6へ行う。メモリカードインターフェイス
コントローラ6は、この要求をメモリコア3への転送3
1を行う。次に、メモリコア3は、メモリカードインタ
ーフェイスコントローラ6へ暗号化コンテンツの提出3
2を行う。メモリカードインターフェイスコントローラ
6は、コンテンツ再生装置へ暗号化コンテンツの転送3
3を行う。コンテンツ再生装置15は、暗号化コンテン
ツの復号化34を行う。こうして、ユーザに対して、コ
ンテンツ再生35がなされる。
【0038】次に、図4を用いて、メモリコアインター
フェイス7に含まれる再生可能回数カウントダウン回路
の構成を示す。なお、再生可能回数カウントダウン回路
はカードインターフェイスコントローラ6に設置しても
問題はない。暗号解読キー読み出し信号がインバータ4
0へ入力される。カウントダウン信号がオア回路41の
一方入力端に入力され、データ読み込みクロック信号
は、オア回路41の他方入力端に入力される。インバー
タ40の出力信号がシンクロナスアップダウン4ビット
バイナリカウンタ42のロード信号入力端に入力され
る。また、オア回路の出力信号はシンクロナスアップダ
ウン4ビットバイナリカウンタ42のクロック信号入力
端に入力される。シンクロナスアップダウン4ビットバ
イナリカウンタ42のデータ入力端A,B,C,Dへは
それぞれ、コンテンツデータD0,D1,D2,D3が
入力される。これらの入力信号を受けて、シンクロナス
アップダウン4ビットバイナリカウンタ42は、再生可
能回数データ(LSB)Q0,Q1,Q2,(MSB)
Q3を出力する。
【0039】また、アップダウン信号線、イネーブル信
号線P,Tはグランドに接続される。
【0040】Dタイプのフリップフロップが複数個設け
られ、最初段のフリップフロップ43へは、コンテンツ
データD4とデータ読み込みクロック信号とが、データ
入力端とクロック入力端へそれぞれ別に入力され、再生
可能回数以外のデータQ4が出力される。
【0041】最終段のフリップフロップ44へは、コン
テンツデータDnとデータ読み込みクロック信号とが、
データ入力端とクロック入力端へそれぞれ別に入力さ
れ、再生可能回数以外のデータQnが出力される。
【0042】次に、図4に示された再生可能カウントダ
ウン回路の動作を波形図である図5を用いて説明する。
暗号解読キー読み出し信号が“L”レベルから“H”レ
ベルへ遷移するタイミングで、例えばコンテンツデータ
D0,D2,D4が“0”レベルへ遷移し、コンテンツ
データD1,D3,Dnが“1”レベルへ遷移し、暗号
解読キー読み出し信号が“H”レベルである間、その状
態を維持するものとする。
【0043】暗号解読キー読み出し信号が“H”レベル
である間に、データ読み出しクロック信号が“L”レベ
ルから“H”レベルへ一定時間遷移する。データQ1,
Q3,Qnは、データ読みだしクロック信号が“L”レ
ベルから“H”レベルへ遷移するタイミングで、いずれ
も“0”レベルから“1”レベルへ遷移する。
【0044】暗号解読キー読み出し信号が“L”レベル
へ遷移後に、カウントダウン信号が“L”レベルから
“H”レベルへ遷移し、一定時間後に“L”レベルへ復
帰する。このカウントダウン信号が“H”レベルへ遷移
するタイミングで、再生可能データQ1は“1”レベル
から“0”レベルへ遷移する。また、同じタイミング
で、再生可能回数データQ0は“0”レベルから“1”
レベルへ遷移する。なお、データQ2,Q4は“0”レ
ベルを維持する。こうしてバイナリカウンタの数値出力
Q0からQ3は1カウントだけカウントダウンされる。
【0045】このようなカードとすることで、超小型、
軽量、高耐久性、シンプルインターフェイス、幅広いア
プリケーション、強力な著作権保護機能、高速データ転
送などの特徴を有している。さらに、メモリカード本体
にカウンタを設けていても、カウンタが小型化されてい
て、メモリカードの小型化が促進できる。
【0046】(第2の実施の形態)本実施の形態のメモ
リカードは第1の実施の形態同様に図1に示されるよう
な構成を有している。ここで、インターフェイス2は、
外部とのコンテンツの入出力を行う。インターフェイス
ドライバ4は、このインターフェイス2を駆動する。さ
らに、カードインターフェイスコントローラ6は、この
インターフェイスドライバ4と信号の入出力を行う。セ
キュリティ処理部5は、このカードインターフェイスコ
ントローラ6によって制御され、各コンテンツの再生要
求があった場合に暗号キーをカードインターフェイスコ
ントローラ6に供給する。メモリコアインターフェイス
7は、このセキュリティ処理部5とカードインターフェ
イスコントローラ6によって制御され、コンテンツの再
生要求に応じて、その再生量をカウントし、再生可能量
を算出する。
【0047】メモリコア3は、このメモリコアインター
フェイス7によって、コンテンツの書き込み、読み出
し、消去が行われ、コンテンツの再生要求が入力された
場合にコンテンツごとの再生可能量を記録し、その再生
要求量が再生可能量を越えない場合に暗号化コンテンツ
をメモリコアインターフェイス7に出力する。
【0048】また、セキュリティ機能を実現するため
に、メモリコア3には、普通にアクセスできるユーザデ
ータエリアとは別に相互認証でアクセスが認められたシ
ステムのみがアクセスできるプロテクトエリア、さらに
それら相互の認証に用いられる鍵情報がある。音楽コン
テンツをメモリカードへダウンロードする場合、暗号化
されたコンテンツは、ユーザデータエリアに記録され
る。このコンテンツの暗号化に使われた鍵情報とコピー
コントロール情報は、相互認証の上でプロテクトエリア
に保存される。プロテクトエリアに保存された情報は、
相互認証のできる正規のシステムだけがコピー可能であ
る。
【0049】次に、本実施の形態の暗号解読キーについ
て、図6を用いて説明する。この暗号解読キーはメモリ
コア3に記録され、再生時及びコピー時にそのデータが
更新される。まず、コンテンツを特定するコンテンツ名
50が記録されている。さらに、暗号解読データ51が
記録されている。さらに、コピー状況データ52が記録
されている。このコピー状況データ52は、例えば他の
SDカードへコンテンツ名で特定されるコンテンツが既
にコピーされている場合、“1”として記録され、この
場合、SDカードは再生が不可能な状態として設定され
ている。これは、無制限の不正コピーを防ぐためであ
る。また、他のSDカードへコピーがなされていない場
合は“0”が記録され、他の条件を満たせば再生が可能
な状態に設定されている。
【0050】さらに再生容量制限データ53が記録され
ている。ここでは、再生容量に制限がない場合は、例え
ば“0”が記録されている。また、再生容量に制限があ
る場合は、例えば“1”が記録されて、再生容量に制限
があるものとして設定される。
【0051】さらに、再生可能データ容量のデータ54
が記録されている。この再生可能データ容量のデータ
が、“0”を記録した場合、コンテンツ再生要求があっ
てもコンテンツは読み出されないように、メモリコア3
は設定されている。さらに、コンテンツ格納アドレス5
5が記録されている。
【0052】次に、図7を用いて本実施の形態のメモリ
カードへのコンテンツ書き込み(ダウンロード)の処理
手続きを説明する。図7では、図1におけるカードイン
ターフェイスコントローラ6とメモリコアインターフェ
イス7を総称してカードインターフェイスコントローラ
6と呼ぶことにする。まず、ユーザはコンテンツダウン
ロード装置56に対して、コンテンツ書き込み要求57
を入力する。次に、コンテンツダウンロード装置56
は、コンテンツ書き込み要求57を受けて、鍵情報要求
58をカードインターフェイスコントローラ6へ行う。
次に、カードインターフェイスコントローラ6は、SD
カード鍵情報格納部であるセキュリティ処理部5へ鍵情
報要求の転送59を行う。次に、セキュリティ処理部5
は、カードインターフェイスコントローラ6に対して、
鍵情報提出60を行う。
【0053】次に、カードインターフェイスコントロー
ラ6はコンテンツダウンロード装置56に対して、鍵情
報の転送61を行う。次に、コンテンツダウンロード装
置56は、コンテンツの暗号化62を行う。続いて、コ
ンテンツダウンロード装置56は、カードインターフェ
イスコントローラ6に対して、暗号化コンテンツの提出
63を行う。
【0054】次に、カードインターフェイスコントロー
ラ6は、メモリコア3に対して、暗号化コンテンツの転
送64を行う。次に、メモリコア3は、暗号化コンテン
ツの格納65を行う。次に、コンテンツダウンロード装
置56は、カードインターフェイスコントローラ6に対
して、暗号解読キーの提出66を行う。次に、カードイ
ンターフェイスコントローラ6は、暗号解読キーへのコ
ンテンツ格納及びアドレス情報添付67を行う。次に、
メモリコア3は、暗号解読キーの格納68を行う。
【0055】次に、図8を用いて本実施の形態のSDカ
ードからのコンテンツ読み出し手続きについて説明す
る。図8では、図1におけるカードインターフェイスコ
ントローラ6とメモリコアインターフェイス7を総称し
てカードインターフェイスコントローラ6と呼ぶことに
する。まず、ユーザはコンテンツ再生装置15に対し
て、コンテンツ再生要求70を行う。コンテンツ再生装
置15は、コンテンツ再生要求70を受けて、カードイ
ンターフェイスコントローラ6へ鍵情報要求71を行
う。次に、カードインターフェイスコントローラ6は、
セキュリティ処理具5へ鍵情報要求の転送72を行う。
次に、セキュリティ処理部5は、カードインターフェイ
スコントローラ6に対して、鍵情報の提出73を行う。
次に、カードインターフェイスコントローラ6は、コン
テンツ再生装置15に対して、鍵情報の転送74を行
う。コンテンツ再生装置15は、カードインターフェイ
スコントローラ6に対して、暗号解読キーの要求75を
行う。次に、カードインターフェイスコントローラ6
は、メモリコア3に対して、要求の転送76を行う。次
に、メモリコア3は、カードインターフェイスコントロ
ーラ6に対して、プロテクトメモリコア内の暗号解読キ
ーの提出77を行う。
【0056】次に、カードインターフェイスコントロー
ラ6は、コンテンツ再生装置に対して、暗号解読キーの
転送78を行い、再生可能データ容量のカウンタへの設
定79を行う。
【0057】次に、コンテンツ再生装置15は、カード
インターフェイスコントローラ6に対して、暗号化コン
テンツのデータ要求80を行う。カードインターフェイ
スコントローラ6は、カウンタ値は1以上か否かの判断
81を行う。
【0058】カウンタ値が1以上か否かの判断81にお
いて、否であると判断された場合、コンテンツ再生装置
15は再生制限超過との判断82を報告し、処理終了8
3がなされる。カードインターフェイスコントローラ6
は、カウンタ値が1以上か否かの判断81において、1
以上であると判断された場合、メモリコア3に対して、
要求の転送84を行う。
【0059】メモリコア3は、カードインターフェイス
コントローラ6に対して、暗号化コンテンツの提出85
を行う。カードインターフェイスコントローラ6は、コ
ンテンツ再生装置15に対して、暗号化コンテンツの転
送86を行い、カウンタのカウントダウン87を行う。
【0060】次に、コンテンツ再生装置15は、暗号化
コンテンツの復号化88を行い、ユーザに対してコンテ
ンツ再生89がなされ、コンテンツ再生装置15へ暗号
化コンテンツのデータ要求80が行われる。
【0061】このように、メモリカードからコンテンツ
を読み出すには、プロテクトエリアから暗号に用いた鍵
を読み出し、読み出された鍵を用いてユーザデータエリ
ア内のコンテンツを復号化する。コンテンツの使用量の
制限についてのデータは解読キーデータの中に取り込
む。
【0062】すなわち、まずSDカードには暗号化され
たデータと、そのデータを解読する為の暗号解読キーデ
ータ、さらにそれに付随して、再生残データ量をカウン
トしたデータが格納される。暗号化されたデータは、各
コンテンツにファイル名がつけられ、各コンテンツに暗
号解読キーデータと再生残データ量カウントデータの一
連データがペアで存在する。つまりSDカードの中に
は、これらのデータが、コンテンツ数だけ格納されてい
る。暗号化されたデータ、及び暗号解読キー、再生残デ
ータ量カウントデータはフラッシュメモリに格納されて
いる。
【0063】このようにして、コンテンツのデータは次
々と再生装置に送られ、それとともにカウンタの値を1
カウントずつ減らしていく。カウントダウンのクロック
は暗号化コンテンツのデータ転送に同期して発生される
信号のため、データ出力と同じ数パルスを発生する。
【0064】こうして、カウンタが“0”になると、再
生制限超過のメッセージを再生装置に送りだして、コン
テンツデータの要求をメモリコアに出さなくなるので、
コンテンツの再生は終了する。
【0065】こうして、利用者は別のコンテンツを楽し
む訳であるが、そうすると、前のコンテンツのカウンタ
値(すなわち“0”)を前のコンテンツ暗号解読キーの
再生可能データ容量の欄に書き込む。
【0066】この際、暗号解読キーのデータは一旦消去
した上で、書き込みする。
【0067】こうして、再生残データ量カウントデータ
は不揮発性メモリに記載されるので、再生機器の電源を
切ってもデータが消去されることはない。
【0068】次に、新しいコンテンツ再生要求70から
始まる手順により、新しいコンテンツの再生が始まる。
【0069】おな、一定時間ごとに、カウンタ値を暗号
解読キーの再生可能データ容量の欄に書き込むことによ
り、突然電源が切れた場合にもカウンタ値を不揮発性メ
モリに格納して、データの消失を防ぐことができる。
【0070】またコンテンツを楽しんでいる最中に、別
のコンテンツに切り替える場合にも、新しいコンテンツ
のデータアドレスを選んだ時点で、現在楽しんでいるコ
ンテンツの格納アドレスと異なるのを察知して、現在の
コンテンツのカウンタ値を現在のコンテンツ暗号解読キ
ーの再生可能データ容量欄に書き込んで、現コンテンツ
を終了させ、選ばれた別のコンテンツに対して、再生要
求から始まる手順を経て新しいコンテンツの再生が始ま
る。
【0071】なお、メモリカード内に暗号化されないコ
ンテンツが記録された場合、外部機器へは、暗号解読キ
ーが送られず、コンテンツデータのみが送られるので、
復号処理されずにそのまま再生データとして再生され
る。
【0072】次に、図9を用いて、メモリコアインター
フェイス7に含まれる再生可能データ容量カウントダウ
ン回路の構成を示す。なお、再生可能データ容量カウン
トダウン回路はカードインターフェイスコントローラ6
に設置しても問題はない。暗号解読キー読み出し信号が
インバータ90へ入力される。カウントダウン信号がオ
ア回路91の一方入力端に入力され、データ読み込みク
ロック信号は、オア回路91の他方入力端に入力され
る。インバータ90の出力信号がシンクロナスアップダ
ウン26ビットバイナリカウンタ92のロード信号入力
端に入力される。また、オア回路91の出力信号はシン
クロナスアップダウン26ビットバイナリカウンタ92
のクロック信号入力端に入力される。シンクロナスアッ
プダウン26ビットバイナリカウンタ92のデータ入力
端A,B,C,D、・・・、Zへはそれぞれ、コンテン
ツデータD0,D1,D2,D3、・・・、D25が入
力される。 これらの入力信号を受けて、シンクロナス
アップダウン26ビットバイナリカウンタ92は、再生
可能データ容量のデータ(LSB)Q0,Q1,Q2,
Q3、・・・、(MSB)Q25を出力する。
【0073】また、アップダウン信号線、イネーブル信
号線P,Tはグランドに接続される。
【0074】Dタイプのフリップフロップが複数個設け
られ、最初段のフリップフロップ93へは、コンテンツ
データD26とデータ読み込みクロック信号とが、デー
タ入力端とクロック入力端へそれぞれ別に入力され、再
生可能データ容量以外のデータQ26が出力される。
【0075】最終段のフリップフロップ94へは、コン
テンツデータDnとデータ読み込みクロック信号とが、
データ入力端とクロック入力端へそれぞれ別に入力さ
れ、再生可能データ容量以外のデータQnが出力され
る。
【0076】次に、図9に示された再生可能データ容量
カウントダウン回路の動作を波形図である図10を用い
て説明する。暗号解読キー読み出し信号が“L”レベル
から“H”レベルへ遷移するタイミングで、例えばコン
テンツデータD0、D1、D2、D25、D26が
“0”レベルへ遷移し、コンテンツデータD3,Dnが
“1”レベルへ遷移し、暗号解読キー読み出し信号が
“H”レベルである間、その状態を維持するものとす
る。
【0077】暗号解読キー読み出し信号が“H”レベル
である間に、データ読み出しクロック信号が“L”レベ
ルから“H”レベルへ一定時間遷移する。データQ3、
Qnは、データ読み出しクロック信号が“L”レベルか
ら“H”レベルへ遷移するタイミングで、いずれも
“0”レベルから“1”レベルへ遷移する。
【0078】暗号解読キー読み出し信号が“L”レベル
へ遷移後に、カウントダウン信号が“L”レベルから
“H”レベルへ遷移し、一定時間後に“L”レベルへ復
帰する。このカウントダウン信号が“H”レベルへ遷移
するタイミングで、再生可能データ容量のデータQ3は
“1”レベルから“0”レベルへ遷移する。また、同じ
タイミングで、再生可能データ容量のデータQ0、Q
1、Q2は“0”レベルから“1”レベルへ遷移する。
なお、データQ25,Q26は“0”レベルを維持す
る。こうして、バイナリカウンタの数値出力Q0からQ
25は1カウントだけカウントダウンされる。
【0079】次に、本実施の形態のコンテンツ配信シス
テムについて概念構成を表す図11を用いて説明する。
【0080】コンテンツダウンロード装置56は、ユー
ザからのコンテンツ供給要求を受け付けて、その要求を
許可すべきか判断する要求可否判断部100を有してい
る。
【0081】コンテンツ供給部101は、インターフェ
イス部102を介してこの要求可否判断部100の判断
結果を受けて、供給可の場合にメモリカード1へコンテ
ンツを供給する。なお、供給否の場合には、コンテンツ
を供給しない。
【0082】暗号キー供給部103は、この要求可否判
断部100の判断結果を受けて、供給可の場合にメモリ
カード1へ再生可能量データ付きコンテンツ解読用暗号
キーを供給する。なお、コンテンツはコンテンツダウン
ロード装置56内に蓄積されていてもよいし、通信回線
などを介して、プロバイダ104を通じて、コンテンツ
提供業者システム105から送信されてもよい。
【0083】また、ダウンロード装置56内に、ユーザ
からのコンテンツ対価支払い方法指定信号の受け付け部
106を設け、さらに受け付けた特定の支払い方法の確
実性判断部107を設け、この確実性判断部107から
確実との判断が出た場合にコンテンツ供給部101及び
暗号キー供給部103を供給動作させる許可部108を
さらに設けることができる。この場合、確実性判断部1
07は、プロバイダ104やコンテンツ供給業者システ
ム105内に持たせて、通信回線を介して、ダウンロー
ド装置56との間で送受信させてもよい。
【0084】また、以下のようなシステムであってもよ
い。すなわち、コンテンツダウンロードを逐次行わず
に、予めコンテンツをメモリカード内に記録した状態
で、ユーザがコンテンツの再生を規模する場合に、要求
可否判断部100が、ユーザからのコンテンツ解読用暗
号キー供給要求を受け付けて、その要求を許可すべきか
否か判断する。暗号キー供給部103は、この要求可否
判断部100の判断結果を受けて、供給可の場合にメモ
リカード1へ再生可能量データ付きコンテンツ解読用暗
号キーを供給するようにコンテンツ配信システムを構成
することもできる。この場合、コンテンツ供給部101
は不要となる。なお、予めメモリカードにコンテンツが
ダウンロードされていても、暗号キーを入手しない限
り、再生することはできないので、セキュリティには問
題はない。
【0085】また、本実施の形態のコンテンツ配信シス
テムは図12に示されるように構成することもできる。
コンテンツの指定要求及び再生可能量要求を受け付け部
110を設けていて、ユーザからのダウンロードされる
コンテンツの指定要求及び再生可能量要求を受け付け
る。受け付けた要求を基に、価格提供部111は、ダウ
ンロード装置15内に予め記録されていた特定されたコ
ンテンツと再生可能量に応じた供給価格をユーザに提供
する。この後で、コンテンツダウンロード部101は、
ユーザからのダウンロード確認指示を受け、メモリカー
ド1に特定されたコンテンツをダウンロードさせる。暗
号キー供給部103は、指定された再生可能量データ付
き暗号解読キーをメモリカード1へダウンロードする。
【0086】なお、このシステムの場合でも、コンテン
ツが予めメモリカードにダウンロードされている場合に
は、メモリカードへは暗号解読キーのみをダウンロード
させることになる。
【0087】また、ユーザへ提供するダウンロードの価
格は、予め固定の価格として記録された値を選択して表
示してもよいし、通信回線を介してプロバイダ104や
コンテンツ配信業者システム105内に、料金計算部を
設けて、複数ユーザのダウンロード要求時間の積算時間
や単位時間当たりの要求量、コンテンツのリリース開始
からの経過時間などに応じて価格を変化させて、表示す
るようにして、著作権者やコンテンツ供給業者の利益を
最大にするとともに、ユーザは需要と供給量のバランス
の中で最適な価格でコンテンツの供給を受けることがで
きる。もちろん、表示価格を1日単位、1週間単位など
で変更することもできる。
【0088】また、支払い方法受付部(図示せず)をダ
ウンロード装置56に設けて、ユーザからのコンテンツ
対価支払い方法指定信号を受け付けるように構成でき
る。この場合、確実性判断部(図示せず)をさらにダウ
ンロード装置56に設けて、受け付けた特定の支払い方
法の確実性を判断する。この確実性判断部から確実との
判断が出た場合に暗号キー供給部103を動作させるよ
うにする。このように構成することで、ダウンロード前
にユーザの支払い能力を的確に見極めることができる。
なお、確実性判断部は通信回線を介して接続されるプロ
バイダ104やコンテンツ供給業者システム105内に
設けて、相互にユーザの信用情報を送受信することもで
きる。
【0089】次に、本実施の形態のコンテンツ配信方法
について、図13を用いて説明する。まず、要求受付ス
テップ115において、ユーザからのダウンロードされ
るコンテンツの指定要求及び再生可能量要求をダウンロ
ード装置が受け付ける。
【0090】次に、価格抽出ステップ116において、
その特定されたコンテンツと再生可能量に応じた供給価
格をデータベースから検索又は、計算式に基づいて算出
する。すなわち、コンテンツ提供業者は、ダウンロード
装置を用いて、ユーザがダウンロードを要求するコンテ
ンツごとにコンテンツ料金をユーザが希望する再生可能
回数に応じて設定し、さらに回線使用料と回線接続料と
の合計額の支払い方法の選択をユーザに促す。
【0091】次に、提供ステップ117において、抽出
した価格をユーザに提供する。
【0092】次に、指示受付ステップ118において、
ユーザからのダウンロード確認指示を受け付ける。
【0093】次に、ダウンロードステップ119におい
て、メモリカードにコンテンツ及び指定された再生可能
量データ付き暗号解読キーをダウンロードさせる。この
際、メモリカードに予めコンテンツがダウンロードされ
ている場合は、暗号解読キーのみをダウンロードさせ
る。
【0094】また、指示受付ステップ118とダウンロ
ードステップ119の間に信用照会ステップ120を設
けて、ユーザの認証並びに支払い契約の締結、入金又
は、ユーザの引き落とし口座の確認、ユーザのクレジッ
トカードからの決済可能性を確認するための信用照会、
プリペイドカードからの引き落とし確認などのいずれか
の決済条件の確認を行った後で、信用が確認できた場合
にコンテンツ提供業者はコンテンツをユーザに提供する
ようにできる。この場合、信用が確認できない場合、処
理を終了するかスタートに戻る。または、ダウンロード
専用機から専用コンテンツをメモリカードにダウンロー
ド後にいずれかの手段で料金支払いの手段確定後にメモ
リカードをダウンロード専用機からユーザに提供しても
よい。
【0095】また、場合により、無料でコンテンツをメ
モリカードにダウンロードすることを許可しても良い。
この場合、無制限に再生を許可するのではなく、再生回
数に制限を設けると、コンテンツ供給者にとって利益が
もたらされる場合があるため、本実施の形態はそのよう
な状況に有効である。すなわち、試供サンプルとしてコ
ンテンツの再生可能回数をごく少数に抑えて、ユーザに
提供し、サンプルユーザは試供コンテンツが気に入った
場合、コンテンツを対価支払いと引き換えに通常通り、
ダウンロードするような場合に特に有効である。
【0096】上述の通り、SDカードにて説明を行った
が、コピープロテクション(Copy Protect
ion)機能を持ったセキュリティ機能を持ったマジッ
クゲートメモリスティックや「Secure Mult
i Media Card」等も、セキュリティ回路部
分は同様の構造になっており、本技術は適用可能であ
る。すなわち、メモリカードに記録されたコンテンツの
セキュリティを保護できる機能を持った記録媒体であれ
ば、本実施の形態が適用できる。
【0097】なお、音楽コンテンツや書籍などに本実施
の形態のコンテンツは限られるものではなく、メモリ容
量が増大すれば、動画、ビデオ映像等に対しても適用が
可能である。すなわち、新聞、雑誌、コミック、映画、
ゲームソフトなどを記録させて、紙媒体、ビデオカセッ
ト、DVDなどの記録媒体を置き換える手段として、本
実施の形態を適用することが可能である。また、ダウン
ロードされる被コンテンツは、CDに記録された音楽デ
ータや、DVD−ROMやMDに記録されたディジタル
著作物であってもよい。
【0098】また、ダウンロードする際に使用する機器
としては、パソコン、携帯端末(Portable D
igital Assistants:PDA)、高性
能の携帯電話機やコンビニエンスストアなどの店舗に設
置された端末などであり、それらに対しては、コンテン
ツのプロバイダ業者から電話回線、通信衛星、高速デー
タケーブルなどを利用して情報の配信が行われる。ま
た、再生する際に使用する機器としては、着脱自在のメ
モリカードを使用するディジタルオーディオ信号の再生
装置などであり、アンプ装置、スピーカ、CDプレー
ヤ、MDプレーヤ、チューナなどと共にオーディオシス
テムを構成する。もちろん、携帯型再生装置などのタイ
プのオーディオ装置に対しても適用できる。
【0099】このように本実施の形態は、外部機器の協
力を頼まず、メモリカード内部でデータ再生量をカウン
トし再生残量を記録に取り、予め決めた規定の再生量を
超えた時には、自動的に再生できないようにする機能を
持ったメモリカードを提供する。すなわち、本実施の形
態では、暗号解読キーの一部に再生データ量を予め登録
し、コンテンツを楽しむ時に、再生データ量をカウント
して、初期登録量を使い切ったら、再生できない機能を
持ったメモリカードを提供する。
【0100】また、再生データ量に応じたコンテンツの
カウントが行え、コンテンツ販売の仕組みに合ったシス
テムの構築が可能になる。すなわち、本実施の形態のメ
モリカードを提供することで、記録媒体を複数種類のコ
ンテンツの記録・再生・消去に複数回、再利用すること
ができ、記録媒体自体の価格を複数のコンテンツで分担
できるので、コンテンツの流通価格を低下させることが
できる。さらに、メモリカードの普及により、メモリカ
ード本体の製造コストが低下し、予めコンテンツをダウ
ンロードし、再生利用量制限を設けたメモリカード自体
をサンプルとしてユーザに無料配布することも可能とな
る。
【0101】また、メモリカードの中でクローズしてカ
ウントされるので、カウントのごまかしが難しくなる。
すなわち、メモリカードの中で、コンテンツの再生量あ
るいは再生回数をカウントするので、外部処理装置での
カウントに比べて、カウント処理機構が微細であり、カ
ウントをごまかそうとして分解調整することは困難が大
きい。
【0102】このように本実施の形態によれば、第1の
実施の形態同様の効果を得た上で、さらに、ダウンロー
ドされたコンテンツの再生量あるいは再生回数に制限が
設けられ、その制限の確実性が高いので、安価にコンテ
ンツを配信するビジネスが実現できる。さらに、コンテ
ンツの再生量あるいは再生回数をユーザが設定すること
で、その時間に応じた価格で、コンテンツのダウンロー
ドを配信者が許可することで、ユーザのニーズに応じた
幅のあるコンテンツの価格設定が可能となる。
【0103】配信者は、ユーザの希望する再生量あるい
は再生回数でコンテンツのダウンロードを許可でき、そ
の再生量に応じた料金を課金できるので、ユーザに満足
感を与えることができ、この機能を持たない配信者のシ
ステムよりも競争力を持つことができる。
【0104】(第2の実施の形態の変形例)本変形例で
は、メモリカードに予めコンテンツをコンテンツ提供業
者がダウンロードを施しておく。そのメモリカードをユ
ーザが購入する際に、または購入後にユーザはメモリカ
ードに暗号解読キーをダウンロードする。ユーザはその
後で、メモリカードの再生が再生時間の制限付きで可能
となる。本変形例では、インターネットなどの通信回線
を介してコンテンツをダウンロードする場合は通信時間
がかかるので、ダウンロードに多大の時間を要する場合
がある。これに対して、本変形例では、予めコンテンツ
がメモリカードにダウンロードされているので、ユーザ
がダウンロードをする時間が不要となり、ユーザにとっ
て、容易にコンテンツがダウンロードされたメモリカー
ドを入手できる利点がある。なお、暗号解読キーはその
データ量がコンテンツに比べて極めて小さいため、ダウ
ンロードに必要な時間は極めてわずかで済む。
【0105】なお、あらかじめメモリカードにコンテン
ツをダウンロードするのは、コンテンツ提供業者に限ら
れるものではなく、ユーザが高速の通信回線などを持っ
たダウンロード専用機などで短時間にメモリカードにダ
ウンロード処理を行わせてもよい。もちろん、本変形例
では、セキュリティ機能付きメモリカードを用いるの
で、メモリカードにコンテンツが暗号解読キー無しで、
ダウンロードされていても、再生することは不可能であ
り、コンテンツの著作権は保護される。
【0106】(第3の実施の形態)本実施の形態は、コ
ンテンツの自動消去を行う技術も併せて提供する。すな
わち、第1の実施の形態又は第2の実施の形態のメモリ
カードにおいて、コンテンツの再生終了後に、再生残デ
ータ量カウントデータが“0”になって、暗号化された
データが存在しても、活用できない、いわゆる使い捨て
コンテンツがSDカードの中にたくさん残ることにな
る。暗号解読キーデータや再生残データ量カウントデー
タはファイルサイズが小さいので問題ないが、暗号化さ
れたデータは膨大なデータとなることが多く、使い捨て
になった時点で消去されることが好ましい。
【0107】メモリカード内の不揮発性メモリデバイス
の特性上、新しいデータを記載する場合、古いデータの
上に重ね書きできないので、古いデータを使わなくなっ
て、新しいデータ(コンテンツ)をそのエリアに書き込
む場合にはデータの消去作業が前もって必要になる。そ
こで、インターネットを使用してダウンロードを行う前
に、メモリカードの空容量を確認しておき、空容量がこ
れからダウンロードしようとしているコンテンツ分は無
いことが予想される場合、予め不要コンテンツを消去し
ておくことが好ましい。
【0108】もし、この消去処理をダウンロード前に行
っていない場合、インターネット等でコンテンツをダウ
ンロードする場合には、その消去作業がダウンロード作
業前に入ることになり、その分インターネット接続時間
が長くなってしまう。
【0109】次に、本実施の形態の使い捨てコンテンツ
を自動消去するシステムを図14のシステム概念図を用
いて説明する。図14に示されるようにSDメモリカー
ド121がSDカード再生装置122に接続されてい
る。ここで、ユーザはSDカード再生装置122にコン
テンツ自動消去設定要求123を入力する。SDカード
再生装置122では、コンテンツ自動消去回路124に
て、コンテンツ自動消去設定要求123を受け付ける。
ここで、SDメモリカード121は、カードインターフ
ェイスコントローラ125、メモリコア126、プロテ
クトメモリエリア127を有している。カードインター
フェイスコントローラ125から、SDメモリカード再
生装置122へ使い捨てコンテンツ発生信号が送信され
る。この信号を受けて、SDメモリ再生装置122で
は、コンテンツ自動消去設定がなされている場合、SD
メモリカード121に対して、コンテンツ消去要求を送
信する。
【0110】カードインターフェイスコントローラ12
5は、このコンテンツ消去要求を受け、メモリコア12
6に対して特定されたコンテンツの消去指示を出し、メ
モリコア126は消去処理を行う。さらに、カードイン
ターフェイスコントローラ125は、プロテクトメモリ
エリア127に対して、暗号解読キー消去指示を出し、
プロテクトメモリエリア127は、特定コンテンツに付
随した暗号解読キーを消去する。
【0111】次に、本実施の形態の使い捨てコンテンツ
を自動消去する手続きを図15のフローチャートを用い
て説明する。図15に示されるように、ユーザは、いず
れかのタイミングで、コンテンツ再生装置122へコン
テンツ自動消去要求130を入力し、コンテンツ自動消
去設定131が行われる。
【0112】コンテンツの再生の際に、プロテクトメモ
リコア127からカードインターフェイスコントローラ
125に対して、暗号解読キーの提出132が行われ
る。
【0113】カードインターフェイスコントローラ12
5は、コンテンツ再生装置122へ暗号解読キーの転送
133を行い、再生可能データ容量のカウンタへの設定
134を行う。コンテンツ再生装置122は、暗号化コ
ンテンツのデータ要求135をカードインターフェイス
コントローラ125に対して行う。次に、カードインタ
ーフェイスコントローラ125は、カウンタ値が1以上
か否かの判断136を行う。
【0114】カウンタ値が1以上の場合、要求の転送1
37がメモリコア126に対してなされる。カウンタ値
が1以上でない場合、コンテンツ再生装置122におい
て、自動消去を行うか行わないかの判断138がなされ
る。自動消去する場合、カードインターフェイスコント
ローラ125において、暗号化コンテンツ及び暗号解読
キーの消去要求139がメモリコア126に対して行わ
れる。メモリコア126においては、暗号化コンテンツ
及び暗号解読キーの消去がなされ、コンテンツ再生装置
122へその状態が送信される。コンテンツ再生装置1
22では、処理の終了141を行う。
【0115】また、コンテンツ再生装置122におい
て、自動消去を行わない場合、再生制限超過報告142
がなされ、処理の終了141を行う。
【0116】次に、カウンタ値が1以上の場合に、要求
の転送137を受けて、メモリコア126では、カード
インターフェイスコントローラ125へ暗号化コンテン
ツの提出143を行う。カードインターフェイスコント
ローラ125は、コンテンツ再生装置122に対して、
暗号化コンテンツの転送144を行い、カウンタのカウ
ントダウン145を行う。コンテンツ再生装置122で
は、暗号化コンテンツの復号化146を行い、ユーザへ
コンテンツ再生146を行い、コンテンツ再生装置12
2へ暗号化コンテンツのデータ要求135が行われる。
【0117】ここで、カードインターフェイスコントロ
ーラ125は、時々再生残データ量カウントデータの中
身を調べているので、カウントデータ“0”を発見した
時点で、使い捨てコンテンツ消去要求又は自動消去要求
が外部機器から出ていた場合、対応コンテンツの暗号化
されたデータをクリアする信号を送ることにより、不要
コンテンツデータが自動的に消去されるようになる。ま
た、インターネット接続前に不要データの消去処理を行
えば、インターネット接続時間を短縮することができ
る。すなわち、カウントダウンコントローラは、再生要
求があった時、再生残データカウントデータの中身を調
べる。
【0118】こうして、本実施の形態によれば、使い捨
てコンテンツ消去要求は機器の電力事情を見ながら、自
由に設定できるので、再生装置の電池の消耗を抑えたい
ときとか、続けてコンテンツを楽しみたいときには、作
業を見送ることができる。
【0119】さらに使い捨てになったコンテンツは、不
要になった時点で自動消去されていると、インターネッ
ト等で新しいコンテンツを格納する場合に消去待ちの時
間が不要になり便利である。不要になったコンテンツ削
除の手間がかからなくなる。
【0120】また、新しいコンテンツをダウンロードす
る前のデータクリア作業が要らなくなり、作業時間の短
縮となる。
【0121】なお、上記各実施の形態は、それぞれ組み
合わせて実施することができる。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、コンテンツの再生状態
をカウントして、高いセキュリティを有する小型のメモ
リカードを提供できる。
【0123】また、本発明によれば、再生データ量に応
じたコンテンツのカウントができて、コンテンツ販売の
仕組みに合ったコンテンツ配信システム及びコンテンツ
配信方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1乃至第3の実施の形態にかかるメ
モリカードの概略構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる暗号解読キ
ーの内容を表す概念図
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかるSDカード
からのコンテンツ読み出し手続きを表すフローチャー
ト。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかる再生可能回
数カウントダウン回路の構成図。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる再生可能回
数カウントダウン回路の動作波形図。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる暗号解読キ
ーの内容を表す概念図。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるSDカード
へのコンテンツ書き込み手続きを表すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態にかかるSDカード
からのコンテンツ読み出し手続きを表すフローチャー
ト。
【図9】本発明の第2の実施の形態にかかる再生可能回
数カウントダウン回路の構成図。
【図10】本発明の第2の実施の形態にかかる再生可能
回数カウントダウン回路の動作波形図。
【図11】本発明の第2の実施の形態にかかるコンテン
ツ配信システムの一例の構成図。
【図12】本発明の第2の実施の形態にかかるコンテン
ツ配信システムの他の例の構成図。
【図13】本発明の第2の実施の形態にかかるコンテン
ツ配信方法を表すフローチャート。
【図14】本発明の第3の実施の形態にかかるコンテン
ツ自動消去を行うシステム概念図。
【図15】本発明の第3の実施の形態にかかるコンテン
ツ自動消去手続きを表すフローチャート。
【図16】従来のSDメモリカードへのコンテンツ書き
込みを行うシステム概念図。
【図17】従来の暗号解読キーの内容を表す概念図。
【図18】従来のSDメモリカードからのコンテンツ読
み出しを行うシステム概念図。
【符号の説明】
1、121 SDメモリカード 2,102 インターフェイス部 3,126 メモリコア 4 インターフェイスドライバ 5 セキュリティ処理部 6,125 カードインターフェイスコントローラ 7 メモリコアインターフェイス 10,50 コンテンツ名 11,51 暗号解読データ 12,52 コピー状況データ 13 再生回数制限データ 14 再生可能回数データ 15 コンテンツ再生装置 40、90 インバータ 41,91 オア回路 42 シンクロナス4ビットアップダウンバイナリカウ
ンタ 43、44,93,94 Dタイプフリップフロップ 53 再生容量制限データ 54 再生可能データ容量のデータ 55 コンテンツ格納アドレスデータ 56 コンテンツダウンロード装置 92 シンクロナス26ビットアップダウンバイナリカ
ウンタ 100 要求可否判断部 101 コンテンツ供給部 103 暗号キー供給部 104 プロバイダ 105 コンテンツ提供業者システム 106、110 受け付け部 107 確実性判断部 108 許可部 111 価格提供部 122 SD再生装置 123 コンテンツ自動消去要求 124 コンテンツ自動消去回路 127 プロテクトメモリエリア
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L T 19/00 19/00 R 19/10 Q Fターム(参考) 5B014 EB05 FB03 GD05 GD23 GD35 5B017 AA03 BB10 CA14 CA16 5B035 AA13 BB09 BC00 CA11 CA29 5B058 CA23 CA25 KA01 KA04 KA31 KA35 5B065 BA09 CC08 PA04 PA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部とのコンテンツの入出力を行うイン
    ターフェイスと、 このインターフェイスを駆動するインターフェイスドラ
    イバと、 このインターフェイスドライバと信号の入出力を行うカ
    ードインターフェイスコントローラと、 このカードインターフェイスコントローラによって制御
    され、コンテンツ再生要求があった場合に暗号キーをカ
    ードインターフェイスコントローラに供給するセキュリ
    ティ処理部と、 このセキュリティ処理部とカードインターフェイスコン
    トローラによって制御され、コンテンツ再生要求に応じ
    て、その再生量をカウントするバイナリカウンタを含む
    メモリコアインターフェイスと、 このメモリコアインターフェイスによって、コンテンツ
    の書き込み、読み出し、消去が行われ、コンテンツ再生
    要求が入力された場合にコンテンツごとに再生量を記録
    し、その再生要求が再生可能量を越えない場合に暗号化
    コンテンツをメモリコアインターフェイスに出力するメ
    モリコアとを有することを特徴とするメモリカード。
  2. 【請求項2】 外部とのコンテンツの入出力を行うイン
    ターフェイスと、 このインターフェイスを駆動するインターフェイスドラ
    イバと、 このインターフェイスドライバと信号の入出力を行うカ
    ードインターフェイスコントローラと、 このカードインターフェイスコントローラによって制御
    され、コンテンツ再生要求があった場合に暗号キーをカ
    ードインターフェイスコントローラに供給するセキュリ
    ティ処理部と、 このセキュリティ処理部とカードインターフェイスコン
    トローラによって制御され、コンテンツ再生要求に応じ
    て、その回数をカウントし、再生可能回数を算出するバ
    イナリカウンタを含むメモリコアインターフェイスと、 このメモリコアインターフェイスによって、コンテンツ
    の書き込み、読み出し、消去が行われ、コンテンツ再生
    要求が入力された場合にコンテンツごとの再生可能回数
    を記録し、その再生要求回路が再生可能回数を越えない
    場合に暗号化コンテンツをメモリコアインターフェイス
    に出力するメモリコアとを有することを特徴とするメモ
    リカード。
  3. 【請求項3】 外部とのコンテンツの入出力及びコンテ
    ンツの自動消去信号の入力を行うインターフェイスと、 このインターフェイスを駆動するインターフェイスドラ
    イバと、 このインターフェイスドライバと信号の入出力を行うカ
    ードインターフェイスコントローラと、 このカードインターフェイスコントローラによって制御
    され、コンテンツ再生要求があった場合に暗号キーをカ
    ードインターフェイスコントローラに供給するセキュリ
    ティ処理部と、 このセキュリティ処理部とカードインターフェイスコン
    トローラによって制御され、コンテンツ再生要求に応じ
    て、その再生量をカウントするバイナリカウンタを含
    み、コンテンツの自動消去要求が入力された場合に暗号
    化コンテンツ及び暗号キーの消去要求を出力するメモリ
    コアインターフェイスと、 このメモリコアインターフェイスによって、コンテンツ
    の書き込み、読み出し、消去が行われ、コンテンツ再生
    要求が入力された場合にコンテンツごとに再生量を記録
    し、その再生要求が再生可能量を越えない場合に暗号化
    コンテンツをメモリコアインターフェイスに出力し、暗
    号化コンテンツ及び暗号キーの自動消去要求を受けた場
    合に暗号化コンテンツ及び暗号キーを消去するメモリコ
    アとを有することを特徴とするメモリカード。
  4. 【請求項4】 ユーザからのコンテンツ供給要求を受け
    付けて、その要求を許可すべきか判断する要求可否判断
    手段と、 この要求可否判断手段の判断結果を受けて、供給可の場
    合にメモリカードへコンテンツを供給するコンテンツ供
    給手段と、 この要求可否判断手段の判断結果を受けて、供給可の場
    合にメモリカードへ再生可能量データ付きコンテンツ解
    読用暗号キーを供給する暗号キー供給手段とを有するこ
    とを特徴とするコンテンツ配信システム。
  5. 【請求項5】 ユーザからのコンテンツ解読用暗号キー
    供給要求を受け付けて、その要求を許可すべきか否か判
    断する要求可否判断手段と、 この要求可否判断手段の判断結果を受けて、供給可の場
    合にメモリカードへ再生可能量データ付きコンテンツ解
    読用暗号キーを供給する暗号キー供給手段とを有するこ
    とを特徴とするコンテンツ配信システム。
  6. 【請求項6】 ユーザからのダウンロードされるコンテ
    ンツの指定要求及び再生可能量要求を受け付ける手段
    と、 その特定されたコンテンツと再生可能量に応じた供給価
    格をユーザに提供する手段と、 ユーザからのダウンロード確認指示を受け、メモリカー
    ドに指定された再生可能量データ付き暗号解読キーを供
    給する暗号キー供給手段とを有することを特徴とするコ
    ンテンツ配信システム。
  7. 【請求項7】 ユーザからのコンテンツ対価支払い方法
    指定信号を受け付ける手段と、 受け付けた特定の支払い方法の確実性を判断する手段
    と、 この確実性判断手段から確実との判断が出た場合に前記
    暗号キー供給手段を動作させる許可手段とをさらに有す
    ることを特徴とする請求項4乃至6いずれか1項記載の
    コンテンツ配信システム。
  8. 【請求項8】 ユーザからのダウンロードされるコンテ
    ンツの指定要求及び再生可能量要求を受け付けるステッ
    プと、 その特定されたコンテンツと再生可能量に応じた供給価
    格とをユーザに提供するステップと、 ユーザからのダウンロード確認指示を受け、メモリカー
    ドにコンテンツ及び指定された再生可能量データ付き暗
    号解読キーをダウンロードさせるステップとを有するこ
    とを特徴とするコンテンツ配信方法。
JP2002325838A 2001-11-08 2002-11-08 メモリカード、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法 Abandoned JP2003228525A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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