JP2003226023A - インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents
インクカートリッジ及びインクジェット記録装置Info
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- JP2003226023A JP2003226023A JP2002025311A JP2002025311A JP2003226023A JP 2003226023 A JP2003226023 A JP 2003226023A JP 2002025311 A JP2002025311 A JP 2002025311A JP 2002025311 A JP2002025311 A JP 2002025311A JP 2003226023 A JP2003226023 A JP 2003226023A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インク残留量が少ない可撓性フィルム材料を
用いたインク収納部と、インク導出部とを有するインク
容器を収納したインクカートリッジ及び可撓性フィルム
材料を使用したインク収納部と、インク導出部とを有す
るインク容器を使用し、インク残留量を少なくするイン
ク容器の収納部を有するインクジェット記録装置の提
供。 【解決手段】 外箱に、インク導出部と可撓性フィルム
を用いて作られた袋状のインク収納部とを有するインク
容器を収納したインクカートリッジにおいて、該インク
収納部が押圧力5〜2,000Paの押圧部材を有して
いることを特徴とするインクカートリッジ。
用いたインク収納部と、インク導出部とを有するインク
容器を収納したインクカートリッジ及び可撓性フィルム
材料を使用したインク収納部と、インク導出部とを有す
るインク容器を使用し、インク残留量を少なくするイン
ク容器の収納部を有するインクジェット記録装置の提
供。 【解決手段】 外箱に、インク導出部と可撓性フィルム
を用いて作られた袋状のインク収納部とを有するインク
容器を収納したインクカートリッジにおいて、該インク
収納部が押圧力5〜2,000Paの押圧部材を有して
いることを特徴とするインクカートリッジ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に用いる、インク導出部とインク収納部を有する
インク容器を収納したインクカートリッジ及び前記イン
ク容器を用いるインクジェット記録装置に関する。
録装置に用いる、インク導出部とインク収納部を有する
インク容器を収納したインクカートリッジ及び前記イン
ク容器を用いるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、インク導出
部とインク収納部とを有するインク容器のインク導出部
から直径100μm以下の微小流路を経て、インク滴を
10〜100μmの微小ノズルであるインクジェットヘ
ッドから吐出し、記録紙上に文字、画像等を描くことか
ら、インクが微小ノズルや微小流路を安定して流動出来
ることが要求されている。インクジェットヘッドからイ
ンクを吐出させる方式としては、例えばインクジェット
ヘッドをヒーターで急速に加熱してインクを発泡させ吐
出するサーマル方式と、ピエゾ素子を振動させインクを
吐出するピエゾ方式が知られている。
部とインク収納部とを有するインク容器のインク導出部
から直径100μm以下の微小流路を経て、インク滴を
10〜100μmの微小ノズルであるインクジェットヘ
ッドから吐出し、記録紙上に文字、画像等を描くことか
ら、インクが微小ノズルや微小流路を安定して流動出来
ることが要求されている。インクジェットヘッドからイ
ンクを吐出させる方式としては、例えばインクジェット
ヘッドをヒーターで急速に加熱してインクを発泡させ吐
出するサーマル方式と、ピエゾ素子を振動させインクを
吐出するピエゾ方式が知られている。
【0003】特にピエゾ方式の場合、電圧を掛けること
でピエゾ素子で形成されたインク室の隔壁が拡大、縮小
することによりインクを吐出させる方式のため、インク
ジェットヘッドの微小ノズル、微小流路が気泡、異物等
により閉塞された場合、当然のことながらインクが流れ
なくなるため白く抜けたり、色が不足する状態になり製
品にならなくなる。
でピエゾ素子で形成されたインク室の隔壁が拡大、縮小
することによりインクを吐出させる方式のため、インク
ジェットヘッドの微小ノズル、微小流路が気泡、異物等
により閉塞された場合、当然のことながらインクが流れ
なくなるため白く抜けたり、色が不足する状態になり製
品にならなくなる。
【0004】ピエゾ方式のインクジェットヘッドの閉塞
対策としては、インク容器とインクの両方からこれまで
にいろいろな対策が採られてきた。例えば気泡発生を防
止する技術としては、特開昭62−121062号には
インク容器のインク収納部にガスバリアー性の優れた材
質としてアルミ箔ラミネート高分子フィルムを使用した
技術、特開平7−323559号にはインク容器のイン
ク収納部にシリカ蒸着フィルムを使用し外からの空気の
進入を防止する技術及びインク自体の溶存酸素量を減少
させる為に脱気した材料を使用しインクを作製し、減圧
下でインクをインク容器のインク収納部に充填する技術
が記載されている。
対策としては、インク容器とインクの両方からこれまで
にいろいろな対策が採られてきた。例えば気泡発生を防
止する技術としては、特開昭62−121062号には
インク容器のインク収納部にガスバリアー性の優れた材
質としてアルミ箔ラミネート高分子フィルムを使用した
技術、特開平7−323559号にはインク容器のイン
ク収納部にシリカ蒸着フィルムを使用し外からの空気の
進入を防止する技術及びインク自体の溶存酸素量を減少
させる為に脱気した材料を使用しインクを作製し、減圧
下でインクをインク容器のインク収納部に充填する技術
が記載されている。
【0005】ピエゾ方式のインクジェット記録装置に使
用するインク容器の特徴としては、気泡の混入を防止す
るため密閉形式で且つ外部からの押圧によりインク容器
からインクをインクジェットヘッドへ供給するため、イ
ンク容器のインク収納部は可撓性フィルム材料で作られ
た袋状の形態が主流となっている。
用するインク容器の特徴としては、気泡の混入を防止す
るため密閉形式で且つ外部からの押圧によりインク容器
からインクをインクジェットヘッドへ供給するため、イ
ンク容器のインク収納部は可撓性フィルム材料で作られ
た袋状の形態が主流となっている。
【0006】これら袋状のインク収納部の欠点として
は、インクジェット記録装置に装填して、インク量が減
少していくとき、インク収納部も変形し、容積が減少し
ていくのであるが、部分的にシワになり、シワの部分に
インクが残ってしまうことが挙げられる。
は、インクジェット記録装置に装填して、インク量が減
少していくとき、インク収納部も変形し、容積が減少し
ていくのであるが、部分的にシワになり、シワの部分に
インクが残ってしまうことが挙げられる。
【0007】この欠点の対策として、例えば特開平6−
15836号にはインク減少に伴い、インクの入った袋
(本発明のインク収納部に該当する)を下側に凸となる
ように湾曲する様な構造としたカートリッジが開示され
ている。インク残留量の防止には効果はあるが、インク
カートリッジを作製するのに際し、インク減少に伴い下
側に凸となるようにするためインク袋にバネを取り付け
る煩雑な作業を要し、手間が掛かる欠点を有している。
15836号にはインク減少に伴い、インクの入った袋
(本発明のインク収納部に該当する)を下側に凸となる
ように湾曲する様な構造としたカートリッジが開示され
ている。インク残留量の防止には効果はあるが、インク
カートリッジを作製するのに際し、インク減少に伴い下
側に凸となるようにするためインク袋にバネを取り付け
る煩雑な作業を要し、手間が掛かる欠点を有している。
【0008】特公平3−77068号、特開昭57−2
01664号、特開平6−328706号には、インク
カートリッジ内のインク容器のインク収納部の上に平板
を載置することで、インク収納部をインクの減少に従い
均一に変形させる技術が開示されている。しかし、この
場合、インク収納部の上に載置された平板が、インクカ
ートリッジの取り扱い過程で前後、左右にずれたりする
とインク収納部は不均一に変形してしまうため安定性に
欠ける欠点を有している。
01664号、特開平6−328706号には、インク
カートリッジ内のインク容器のインク収納部の上に平板
を載置することで、インク収納部をインクの減少に従い
均一に変形させる技術が開示されている。しかし、この
場合、インク収納部の上に載置された平板が、インクカ
ートリッジの取り扱い過程で前後、左右にずれたりする
とインク収納部は不均一に変形してしまうため安定性に
欠ける欠点を有している。
【0009】特開2001−199079には、可撓性
フィルム材料で作られたインクバック(本発明のインク
収納部に該当する)を加圧することが出来る密閉容器に
収納し、インクバック内のインク残留量をなくすインク
カートリッジが開示されている。しかしながら、カート
リッジが複雑で、コストも高く、加圧装置も設置しなけ
ればならず、且つ取り扱いも煩雑である欠点を有してい
る。
フィルム材料で作られたインクバック(本発明のインク
収納部に該当する)を加圧することが出来る密閉容器に
収納し、インクバック内のインク残留量をなくすインク
カートリッジが開示されている。しかしながら、カート
リッジが複雑で、コストも高く、加圧装置も設置しなけ
ればならず、且つ取り扱いも煩雑である欠点を有してい
る。
【0010】上述したように、作り易さ、低コストで、
且つインクの保存性に優れた可撓性フィルム材料を使用
したインク容器のインク収納部に対し、対策は十分とは
言えない状況にある。よって、取り扱いが容易で、イン
ク残留量も少ないインク収納部とインク導出部を有する
インク容器を収納したインクカートリッジの開発及び可
撓性フィルム材料を使用したインク収納部を有するイン
ク容器を使用し、インク残留量を少なくするインク容器
の収納部を有するインクジェット記録装置の開発が望ま
れている。
且つインクの保存性に優れた可撓性フィルム材料を使用
したインク容器のインク収納部に対し、対策は十分とは
言えない状況にある。よって、取り扱いが容易で、イン
ク残留量も少ないインク収納部とインク導出部を有する
インク容器を収納したインクカートリッジの開発及び可
撓性フィルム材料を使用したインク収納部を有するイン
ク容器を使用し、インク残留量を少なくするインク容器
の収納部を有するインクジェット記録装置の開発が望ま
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況に
鑑みなされたもので、その目的としては、インク残留量
が少ない可撓性フィルム材料を用いたインク収納部と、
インク導出部とを有するインク容器を収納したインクカ
ートリッジ及び可撓性フィルム材料を使用したインク収
納部と、インク導出部とを有するインク容器を使用し、
インク残留量を少なくするインク容器の収納部を有する
インクジェット記録装置を提供することである。
鑑みなされたもので、その目的としては、インク残留量
が少ない可撓性フィルム材料を用いたインク収納部と、
インク導出部とを有するインク容器を収納したインクカ
ートリッジ及び可撓性フィルム材料を使用したインク収
納部と、インク導出部とを有するインク容器を使用し、
インク残留量を少なくするインク容器の収納部を有する
インクジェット記録装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の構成
により達成された。
により達成された。
【0013】1)外箱に、インク導出部と可撓性フィル
ムを用いて作られた袋状のインク収納部とを有するイン
ク容器を収納したインクカートリッジにおいて、該イン
ク収納部が押圧力5〜2,000Paの押圧部材を有し
ていることを特徴とするインクカートリッジ。
ムを用いて作られた袋状のインク収納部とを有するイン
ク容器を収納したインクカートリッジにおいて、該イン
ク収納部が押圧力5〜2,000Paの押圧部材を有し
ていることを特徴とするインクカートリッジ。
【0014】2)前記押圧手段が2枚の板状弾性部材の
両端を接合し、該2枚の板状弾性部材の間にインク収納
部の挟み込み部を形成する部材を有していることを特徴
とする1)に記載のインクカートリッジ。
両端を接合し、該2枚の板状弾性部材の間にインク収納
部の挟み込み部を形成する部材を有していることを特徴
とする1)に記載のインクカートリッジ。
【0015】3)前記押圧手段が、矩形の基材の表面に
インク収納部を受ける凹状の曲面を有した受け部と、該
受け部の対向する両長辺の端部に固定され、該凹状の曲
面と同じ曲率である凸状の曲面を有する板バネとを有
し、該受け部と該板バネの間にインク収納部の挟み込み
部を形成する部材を有していることを特徴とする1)に
記載のインクカートリッジ。
インク収納部を受ける凹状の曲面を有した受け部と、該
受け部の対向する両長辺の端部に固定され、該凹状の曲
面と同じ曲率である凸状の曲面を有する板バネとを有
し、該受け部と該板バネの間にインク収納部の挟み込み
部を形成する部材を有していることを特徴とする1)に
記載のインクカートリッジ。
【0016】4)インク導出部と可撓性フィルムを用い
て作られた袋状のインク収納部とを有するインク容器よ
り供給されたインクをノズルより吐出して画像形成を行
うインクジェット記録装置において、該インク容器を収
容する収容部が、該インク収納部のシワを防止するシワ
発生防止手段を有することを特徴とするインクジェット
記録装置。
て作られた袋状のインク収納部とを有するインク容器よ
り供給されたインクをノズルより吐出して画像形成を行
うインクジェット記録装置において、該インク容器を収
容する収容部が、該インク収納部のシワを防止するシワ
発生防止手段を有することを特徴とするインクジェット
記録装置。
【0017】5)前記シワ発生防止手段が、2枚の板状
弾性部材の両端を接合し、該2枚の板状弾性部材の間に
インク収納部を挟み込み、押圧力5〜2,000Paの
押圧部材を有していることを特徴とする4)に記載のイ
ンクジェット記録装置。
弾性部材の両端を接合し、該2枚の板状弾性部材の間に
インク収納部を挟み込み、押圧力5〜2,000Paの
押圧部材を有していることを特徴とする4)に記載のイ
ンクジェット記録装置。
【0018】6)前記シワ発生防止手段が、矩形の基材
の表面にインク収納部を受ける凹状の曲面を有した受け
部と、該受け部の対向する両長辺の端部に固定され、該
凹状の曲面と同じ曲率を有した凸状の曲面を有する板バ
ネとを有し、前記受け部と該板バネの間にインク収納部
の挟み込み部を形成する部材を有していることを特徴と
する4)に記載のインクジェット記録装置。
の表面にインク収納部を受ける凹状の曲面を有した受け
部と、該受け部の対向する両長辺の端部に固定され、該
凹状の曲面と同じ曲率を有した凸状の曲面を有する板バ
ネとを有し、前記受け部と該板バネの間にインク収納部
の挟み込み部を形成する部材を有していることを特徴と
する4)に記載のインクジェット記録装置。
【0019】7)前記シワ発生防止手段が、インク収納
部の長さ方向に5〜50Nのテンションを掛けるテンシ
ョン印加部材を有していることを特徴とする4)に記載
のインクジェット記録装置。
部の長さ方向に5〜50Nのテンションを掛けるテンシ
ョン印加部材を有していることを特徴とする4)に記載
のインクジェット記録装置。
【0020】8)前記シワ発生防止手段が、インク収納
部の懸下部材を有していることを特徴とする4)に記載
のインクジェット記録装置。
部の懸下部材を有していることを特徴とする4)に記載
のインクジェット記録装置。
【0021】9)前記シワ発生防止手段が、インク収納
部を押し潰す一対のローラを有していることを特徴とす
る4)に記載のインクジェット記録装置。
部を押し潰す一対のローラを有していることを特徴とす
る4)に記載のインクジェット記録装置。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係わる実施の形態を図1
〜図6を参照し説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。
〜図6を参照し説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0023】図1はインクカートリッジの分解概略斜視
図である。図中、1はインクカートリッジを示し、イン
クカートリッジ1は外箱2と、インク容器4と、インク
容器4のインク収納部401を押圧する押圧部材3とを
有している。
図である。図中、1はインクカートリッジを示し、イン
クカートリッジ1は外箱2と、インク容器4と、インク
容器4のインク収納部401を押圧する押圧部材3とを
有している。
【0024】201は外箱2の上面を示し、203はイ
ンクジェット記録装置のインク供給部と本発明のインク
カートリッジ1を接合するために外箱2の側面202に
設けられた切り欠け部を示す。切り欠け部203はイン
クカートリッジ1をインクジェット記録装置の収容部に
装填する際、ミシン目204で囲まれた部分を押し取り
去ることで出現する。
ンクジェット記録装置のインク供給部と本発明のインク
カートリッジ1を接合するために外箱2の側面202に
設けられた切り欠け部を示す。切り欠け部203はイン
クカートリッジ1をインクジェット記録装置の収容部に
装填する際、ミシン目204で囲まれた部分を押し取り
去ることで出現する。
【0025】301、302は押圧部材3を構成してい
る2枚の弾性部材を示す。303a、303bは2枚の
弾性部材の両長辺を接合した接合部を示す。304は接
合部303a、303bを上下に押す(図中の矢印方
向)ことにより2枚の弾性部材301、302が撓んで
出来る挟み込み部を示す。押す力を弱めると、2枚の弾
性部材301、302の弾性により挟み込み部の間隙が
なくなった状態に戻るようになっている。
る2枚の弾性部材を示す。303a、303bは2枚の
弾性部材の両長辺を接合した接合部を示す。304は接
合部303a、303bを上下に押す(図中の矢印方
向)ことにより2枚の弾性部材301、302が撓んで
出来る挟み込み部を示す。押す力を弱めると、2枚の弾
性部材301、302の弾性により挟み込み部の間隙が
なくなった状態に戻るようになっている。
【0026】挟み込み部304にインク容器4のインク
収納部401を挟み込むことでインク収納部401の各
側面401a、401b(図2の(b)参照)の全面
に、常に2枚の弾性部材301、302による押圧力が
掛けられた状態になる。このため、インク収納部401
中のインクが減るに従って除々に挟み込み部304の間
隙が狭められ、最終的には2枚の弾性部材301、30
2の間にインク収納部401が挟み込まれた状態にな
り、インク収納部401にシワが発生することなく、イ
ンク収納部401中のインク残留量を最小限にすること
が可能となる。
収納部401を挟み込むことでインク収納部401の各
側面401a、401b(図2の(b)参照)の全面
に、常に2枚の弾性部材301、302による押圧力が
掛けられた状態になる。このため、インク収納部401
中のインクが減るに従って除々に挟み込み部304の間
隙が狭められ、最終的には2枚の弾性部材301、30
2の間にインク収納部401が挟み込まれた状態にな
り、インク収納部401にシワが発生することなく、イ
ンク収納部401中のインク残留量を最小限にすること
が可能となる。
【0027】押圧部材3によりインク容器4のインク収
納部401に掛けられる押圧力としては、5〜2,00
0Paであり、5Pa未満の場合は、インク収納部のイ
ンクが減量してきたとき、シワの発生を防ぐことができ
なくなる。2,000Paを越えた場合は、インク収納
部に掛かる圧力が大きくなり、インク収納部のシール部
が破れる危険があり好ましくない。
納部401に掛けられる押圧力としては、5〜2,00
0Paであり、5Pa未満の場合は、インク収納部のイ
ンクが減量してきたとき、シワの発生を防ぐことができ
なくなる。2,000Paを越えた場合は、インク収納
部に掛かる圧力が大きくなり、インク収納部のシール部
が破れる危険があり好ましくない。
【0028】インク容器4は、各種熱可塑性樹脂フィル
ムを積層した可撓性フィルム材料から出来ているインク
収納部401と、インク収納部401に取り付けられた
インク導出部402とを有している。401c〜401
eはインク収納部401を作るためのシール部を示す。
ムを積層した可撓性フィルム材料から出来ているインク
収納部401と、インク収納部401に取り付けられた
インク導出部402とを有している。401c〜401
eはインク収納部401を作るためのシール部を示す。
【0029】402aはインク導出部402の基材を示
す。402bは基材402aの表面を示し、402cは
基材402aの裏面を示す。402dは基材402aの
裏面402cに設けられたインク収納部401との接合
部を示す。インク導出部402をインク収納部401に
取り付ける方法としては、インク導出部402の接合部
402dをインク収納部401に挿入した後、熱溶着、
接着剤等で接着し取り付けることが可能である。401
fは接合部402dをインク収納部401に接着するた
めのシール部を示す。402eは基材402aの表面4
02bに設けられたインク取り出し部を示し、インクジ
ェット記録装置のインク容器の収納部(不図示)へイン
クカートリッジを収容したとき、インクジェット記録装
置のインク供給手段(不図示)と係合する部分である。
尚、インク収納部401はインク導出部402を取り付
けてある側を前部とし、反対側を後部とする。
す。402bは基材402aの表面を示し、402cは
基材402aの裏面を示す。402dは基材402aの
裏面402cに設けられたインク収納部401との接合
部を示す。インク導出部402をインク収納部401に
取り付ける方法としては、インク導出部402の接合部
402dをインク収納部401に挿入した後、熱溶着、
接着剤等で接着し取り付けることが可能である。401
fは接合部402dをインク収納部401に接着するた
めのシール部を示す。402eは基材402aの表面4
02bに設けられたインク取り出し部を示し、インクジ
ェット記録装置のインク容器の収納部(不図示)へイン
クカートリッジを収容したとき、インクジェット記録装
置のインク供給手段(不図示)と係合する部分である。
尚、インク収納部401はインク導出部402を取り付
けてある側を前部とし、反対側を後部とする。
【0030】本図で示されるインク収納部401は矩形
の2枚の可撓性フィルムを重ね合わせ、三方シール方式
で袋状にした形態をしているが、形態はこれに限定され
ることなはない。例えば、センターシール方式、二方シ
ール方式で袋状にした形態でも良い。作製するインク収
納部401の大きさは、インクジェット記録装置の大き
さにより適宜決めることが可能である。
の2枚の可撓性フィルムを重ね合わせ、三方シール方式
で袋状にした形態をしているが、形態はこれに限定され
ることなはない。例えば、センターシール方式、二方シ
ール方式で袋状にした形態でも良い。作製するインク収
納部401の大きさは、インクジェット記録装置の大き
さにより適宜決めることが可能である。
【0031】本図で示されるインク容器4は、インクジ
ェット記録装置のインク容器の収容部(不図示)を小さ
くするために、インク収納部401のシール部401e
を下側にした縦型となっている。
ェット記録装置のインク容器の収容部(不図示)を小さ
くするために、インク収納部401のシール部401e
を下側にした縦型となっている。
【0032】図2は図1に示される押圧部材3に、イン
ク容器4のインク収納部401を挟み込んだ状態を示す
概略図である。図2の(a)はインク収納部401にイ
ンクが入ったインク容器を挟み込んだ状態を示す概略斜
視図である。図2の(b)は図2の(a)のA−A′に
沿った概略断面図である。図2の(c)は図2の(a)
に示される状態から、インク収納部401のインクを使
い切った状態を示す概略斜視図である。図2の(d)は
図2の(c)のB−B′に沿った概略断面図である。
ク容器4のインク収納部401を挟み込んだ状態を示す
概略図である。図2の(a)はインク収納部401にイ
ンクが入ったインク容器を挟み込んだ状態を示す概略斜
視図である。図2の(b)は図2の(a)のA−A′に
沿った概略断面図である。図2の(c)は図2の(a)
に示される状態から、インク収納部401のインクを使
い切った状態を示す概略斜視図である。図2の(d)は
図2の(c)のB−B′に沿った概略断面図である。
【0033】本図に示されるように、インク収納部40
1の各側面401a、401bには、各弾性部材30
1、302から押圧力が常に掛けられ(図2の(b)の
矢印方向)ている。これにより、インク収納部401の
インク量に応じて各弾性部材301、302は変形し、
最終的には図2の(c)、(d)に示されるように各弾
性部材301、302の挟み込み部304のわずかな間
隙にインク収納部401が挟まれた状態になる。
1の各側面401a、401bには、各弾性部材30
1、302から押圧力が常に掛けられ(図2の(b)の
矢印方向)ている。これにより、インク収納部401の
インク量に応じて各弾性部材301、302は変形し、
最終的には図2の(c)、(d)に示されるように各弾
性部材301、302の挟み込み部304のわずかな間
隙にインク収納部401が挟まれた状態になる。
【0034】本図に示される様に、インク収納部401
の各側面401a、401bの全面は各弾性部材30
1、302に接し常に押圧されている。このため、イン
ク収納部401の容積の減少に伴い、各弾性部材30
1、302の間の挟み込み部304の間隙も減少するた
め、シワの発生が防止され、インク残留量を少なくする
ことが可能となっている。
の各側面401a、401bの全面は各弾性部材30
1、302に接し常に押圧されている。このため、イン
ク収納部401の容積の減少に伴い、各弾性部材30
1、302の間の挟み込み部304の間隙も減少するた
め、シワの発生が防止され、インク残留量を少なくする
ことが可能となっている。
【0035】図3は押圧部材の他の一例を示す概略図で
ある。図3の(a)は押圧部材の概略斜視図である。図
3の(b)は、図3の(a)のC−C′に沿った概略断
面図である。図3の(c)は、押圧部材に図1に示すイ
ンク収納部にインクが入った状態のインク容器のインク
収納部を挟み込んだ状態を示す概略斜視図である。図3
の(d)は図3の(c)のD−D′に沿った概略断面図
である。尚、本図では押圧部材を説明するため外箱は省
略してある。
ある。図3の(a)は押圧部材の概略斜視図である。図
3の(b)は、図3の(a)のC−C′に沿った概略断
面図である。図3の(c)は、押圧部材に図1に示すイ
ンク収納部にインクが入った状態のインク容器のインク
収納部を挟み込んだ状態を示す概略斜視図である。図3
の(d)は図3の(c)のD−D′に沿った概略断面図
である。尚、本図では押圧部材を説明するため外箱は省
略してある。
【0036】図中、5は押圧部材を示す。501は矩形
の基材を示す。基材501はインク容器4(図1を参
照)のインク収納部401を保持するための凹状の曲面
を有する受け部502を有する。503a、503bは
受け部502の両長辺の端部を示す。504は受け部5
02の曲面の曲率に合わせた凸状の曲面を有する板バネ
を示し、504a、504bは、板バネ504の両長辺
の端部を示す。
の基材を示す。基材501はインク容器4(図1を参
照)のインク収納部401を保持するための凹状の曲面
を有する受け部502を有する。503a、503bは
受け部502の両長辺の端部を示す。504は受け部5
02の曲面の曲率に合わせた凸状の曲面を有する板バネ
を示し、504a、504bは、板バネ504の両長辺
の端部を示す。
【0037】504a1は板バネ504の端部504a
に空けられた長穴を示す。504b1は板バネ504の
端部504bに空けられた長穴を示す。長穴は板バネ5
04の各長辺の端部に複数個配設されており、本図の場
合は三個の場合を示している。505a、506aは板
バネ504を基材501の受け部502に取り付けるた
めの取り付け部材を示す。各長穴504a1、504b
1は受け部502の凹状の曲面に沿った長穴となってい
る。板バネに配設される長穴は全て同じ形状となってい
る。
に空けられた長穴を示す。504b1は板バネ504の
端部504bに空けられた長穴を示す。長穴は板バネ5
04の各長辺の端部に複数個配設されており、本図の場
合は三個の場合を示している。505a、506aは板
バネ504を基材501の受け部502に取り付けるた
めの取り付け部材を示す。各長穴504a1、504b
1は受け部502の凹状の曲面に沿った長穴となってい
る。板バネに配設される長穴は全て同じ形状となってい
る。
【0038】板バネ504は、各長穴504a1、50
4b1を介して、各取り付け部材505a、506aに
より基材501の受け部502に長穴の長さに合わせ移
動可能に取り付けられている。尚、取り付け方法は、板
バネの形状が変動するのに合わせ移動可能であれば特に
限定はない。
4b1を介して、各取り付け部材505a、506aに
より基材501の受け部502に長穴の長さに合わせ移
動可能に取り付けられている。尚、取り付け方法は、板
バネの形状が変動するのに合わせ移動可能であれば特に
限定はない。
【0039】図3の(c)に示される、受け部502と
板バネ504の間の挟み込み部507(図3の(d)を
参照)にインク容器のインク収納部401を挟み込んだ
状態にするには、板バネ504を押し上げ(図3の
(a)中の矢印方向)ることで、受け部502と板バネ
504の間に形成される挟み込み部507(図3の
(d)を参照)に、インク収納部401を挟み込むこと
で可能である。
板バネ504の間の挟み込み部507(図3の(d)を
参照)にインク容器のインク収納部401を挟み込んだ
状態にするには、板バネ504を押し上げ(図3の
(a)中の矢印方向)ることで、受け部502と板バネ
504の間に形成される挟み込み部507(図3の
(d)を参照)に、インク収納部401を挟み込むこと
で可能である。
【0040】図3の(c)、(d)に示されるように、
インク収納部401の側面401aの全面は板バネ50
4と接し、他の側面の全面は受け部502で保持されて
いる。板バネ504から押圧力が常にインク収納部40
1の側面401aの全面に掛けられ(図3の(d)の矢
印方向)ており、インク収納部401のインク量に応じ
て板バネ504は受け部502の曲率に合う様に変形す
る様になっている。
インク収納部401の側面401aの全面は板バネ50
4と接し、他の側面の全面は受け部502で保持されて
いる。板バネ504から押圧力が常にインク収納部40
1の側面401aの全面に掛けられ(図3の(d)の矢
印方向)ており、インク収納部401のインク量に応じ
て板バネ504は受け部502の曲率に合う様に変形す
る様になっている。
【0041】このため、インク収納部401の容積の減
少に伴い、板バネ504と受け部502の間の挟み込み
部507の間隙も減少し、最終的には受け部502の凹
状の曲面と板バネ504の凸状の曲面が合う様になり、
板バネ504と受け部502の挟み込み部507のわず
かな間隙の間にインク収納部401が挟まれた状態にな
る。このため、シワの発生が防止され、インク残量を少
なくすることが可能となる。
少に伴い、板バネ504と受け部502の間の挟み込み
部507の間隙も減少し、最終的には受け部502の凹
状の曲面と板バネ504の凸状の曲面が合う様になり、
板バネ504と受け部502の挟み込み部507のわず
かな間隙の間にインク収納部401が挟まれた状態にな
る。このため、シワの発生が防止され、インク残量を少
なくすることが可能となる。
【0042】押圧部材5の板バネ504によりインク収
納部401に掛けられる押圧力は、5〜2,000Pa
であり、5Pa未満の場合は、インク収納部のインクが
減量してきたとき、シワの発生を防ぐことができなくな
る。2,000Paを越えた場合は、インク収納部に掛
かる圧力が大きくなり、インク収納部のシール部が破れ
る危険があり好ましくない。
納部401に掛けられる押圧力は、5〜2,000Pa
であり、5Pa未満の場合は、インク収納部のインクが
減量してきたとき、シワの発生を防ぐことができなくな
る。2,000Paを越えた場合は、インク収納部に掛
かる圧力が大きくなり、インク収納部のシール部が破れ
る危険があり好ましくない。
【0043】図4は図3の(c)で示される状態から、
インク収納部401のインクがなくなった状態を示す概
略斜視図である。
インク収納部401のインクがなくなった状態を示す概
略斜視図である。
【0044】図4ではインク収納部が板バネ504と受
け部の間の挟み込み部のわずかな間隙の間にインク収納
部401が挟まれた状態を示している。
け部の間の挟み込み部のわずかな間隙の間にインク収納
部401が挟まれた状態を示している。
【0045】図5はインクジェット記録装置のインク容
器の収容部に設けられたシワ発生防止手段にインク容器
のインク収納部を挟み込んだ状態を示す概略図である。
図5の(a)はシワ発生防止手段に図1に示される押圧
部材を用いた場合の概略斜視図である。図5の(b)は
図5の(a)のE−E′に沿った概略部分断面図であ
る。図5の(c)はシワ発生防止手段に図3に示される
押圧部材を用いた場合の概略斜視図である。
器の収容部に設けられたシワ発生防止手段にインク容器
のインク収納部を挟み込んだ状態を示す概略図である。
図5の(a)はシワ発生防止手段に図1に示される押圧
部材を用いた場合の概略斜視図である。図5の(b)は
図5の(a)のE−E′に沿った概略部分断面図であ
る。図5の(c)はシワ発生防止手段に図3に示される
押圧部材を用いた場合の概略斜視図である。
【0046】図中、6a、6bはインクジェット記録装
置のインク容器の収容部に設けられたシワ発生防止手段
を示す。シワ発生防止手段6aはインクジェット記録装
置のインク容器の収容部の底面7に固定されたL字型の
取り付け部材8と、取り付け部材8に取り付けられた押
圧部材3とを有している。シワ発生防止手段6bは図3
に示す押圧部材5を有している。
置のインク容器の収容部に設けられたシワ発生防止手段
を示す。シワ発生防止手段6aはインクジェット記録装
置のインク容器の収容部の底面7に固定されたL字型の
取り付け部材8と、取り付け部材8に取り付けられた押
圧部材3とを有している。シワ発生防止手段6bは図3
に示す押圧部材5を有している。
【0047】8a、8bは取り付け部材8を構成する2
つのL字型の取り付け部材を示す。801a、801b
はL字型の取り付け部材8a、8bを底面7に固定する
ための固定用部材を示す。802はL字型の取り付け部
材8a、8bの間に挿入された押圧部材3を固定するた
めの固定用部材を示す。9aはインクジェット記録装置
のインク容器の収容部の側壁を示す。他の符号は図1、
図3と同義である。
つのL字型の取り付け部材を示す。801a、801b
はL字型の取り付け部材8a、8bを底面7に固定する
ための固定用部材を示す。802はL字型の取り付け部
材8a、8bの間に挿入された押圧部材3を固定するた
めの固定用部材を示す。9aはインクジェット記録装置
のインク容器の収容部の側壁を示す。他の符号は図1、
図3と同義である。
【0048】図5の(a)に示されるシワ発生防止手段
6aは、インクジェット記録装置のインク容器の収容部
の底面7に各固定用部材801a、801bにより固定
されている取り付け部材8に、図1に示される押圧部材
3を固定用部材802で固定することで設けられてい
る。
6aは、インクジェット記録装置のインク容器の収容部
の底面7に各固定用部材801a、801bにより固定
されている取り付け部材8に、図1に示される押圧部材
3を固定用部材802で固定することで設けられてい
る。
【0049】取り付け部材の材質は特に限定はなく、金
属材料、樹脂材料等であっても良い。底面7への取り付
け部材8の固定方法は特に限定なく、接着剤、ネジ等で
あっても良く、収容部の底面の材質と取り付け部材の材
質から、適宜決めることが可能である。
属材料、樹脂材料等であっても良い。底面7への取り付
け部材8の固定方法は特に限定なく、接着剤、ネジ等で
あっても良く、収容部の底面の材質と取り付け部材の材
質から、適宜決めることが可能である。
【0050】図5の(c)に示されるシワ発生防止手段
6bは、図3に示される押圧部材5をンクジェット記録
装置のインク容器の収容部の底面7に接着剤で固定した
場合を示す。固定方法は特に限定は無く、例えば接着剤
で固定しても良いし、ネジで固定しても良い。
6bは、図3に示される押圧部材5をンクジェット記録
装置のインク容器の収容部の底面7に接着剤で固定した
場合を示す。固定方法は特に限定は無く、例えば接着剤
で固定しても良いし、ネジで固定しても良い。
【0051】図6はインクジェット記録装置のインク容
器の収容部に設けられた他のシワ発生防止手段の概略斜
視図である。図6の(a)は、シワ発生防止手段にイン
ク容器のインク収納部の懸下部材を用いた場合の概略斜
視図である。図6の(b)は、シワ発生防止手段にイン
ク容器のインク収納部の長さ方向にテンションを掛ける
テンション印加部材を用いた場合の概略斜視図である。
図6の(c)は、シワ発生防止手段にインク容器のイン
ク収納部を押し潰すローラを用いた場合の概略斜視図で
ある。
器の収容部に設けられた他のシワ発生防止手段の概略斜
視図である。図6の(a)は、シワ発生防止手段にイン
ク容器のインク収納部の懸下部材を用いた場合の概略斜
視図である。図6の(b)は、シワ発生防止手段にイン
ク容器のインク収納部の長さ方向にテンションを掛ける
テンション印加部材を用いた場合の概略斜視図である。
図6の(c)は、シワ発生防止手段にインク容器のイン
ク収納部を押し潰すローラを用いた場合の概略斜視図で
ある。
【0052】図6の(a)に示されるシワ発生防止手段
10は、インクジェット記録装置のインク容器の収容部
の側壁9aに設けられたインク容器4を懸下する2本の
懸下部材10a、10bを有している。インクジェット
記録装置のインク容器の収容部の底部7にインク容器4
を配設するには、インク収納部401のシール部401
cに空けられた穴401c1、401c2を2本の懸下
部材10a、10bに通して、インク容器4を懸下する
ことで可能である。
10は、インクジェット記録装置のインク容器の収容部
の側壁9aに設けられたインク容器4を懸下する2本の
懸下部材10a、10bを有している。インクジェット
記録装置のインク容器の収容部の底部7にインク容器4
を配設するには、インク収納部401のシール部401
cに空けられた穴401c1、401c2を2本の懸下
部材10a、10bに通して、インク容器4を懸下する
ことで可能である。
【0053】懸下することで、自重によりインク収納部
401には下側に常にテンションが掛かっているため、
インク収納部のインクが減った場合でも、インク収納部
がシワになることが防止され、インク残留量を減らすこ
とが可能となる。
401には下側に常にテンションが掛かっているため、
インク収納部のインクが減った場合でも、インク収納部
がシワになることが防止され、インク残留量を減らすこ
とが可能となる。
【0054】図6の(b)に示される、シワ発生防止手
段11は、インクジェット記録装置のインク容器の収容
部の側壁9aに設けられたインク容器401の固定用の
部材11aと、側壁9bに設けられたバネ11cを係止
する部材11bと、バネ11cとを有している。インク
ジェット記録装置のインク容器の収容部の底部7にイン
ク容器4を配設するには、インク収納部401のシール
部401fに設けられた穴401f1を固定用の部材1
1aに通し固定した後、側壁9bに設けられたバネ11
cを係止する部材11bと、インク収納部401のシー
ル部401dに空けられた穴401d1とを、バネ11
cを介して係合することで可能である。
段11は、インクジェット記録装置のインク容器の収容
部の側壁9aに設けられたインク容器401の固定用の
部材11aと、側壁9bに設けられたバネ11cを係止
する部材11bと、バネ11cとを有している。インク
ジェット記録装置のインク容器の収容部の底部7にイン
ク容器4を配設するには、インク収納部401のシール
部401fに設けられた穴401f1を固定用の部材1
1aに通し固定した後、側壁9bに設けられたバネ11
cを係止する部材11bと、インク収納部401のシー
ル部401dに空けられた穴401d1とを、バネ11
cを介して係合することで可能である。
【0055】この様な状態でインクジェット記録装置の
インク容器の収容部の底部7にインク容器4を配設する
ことで、バネ11cによりインク容器4を後方(図中の
矢印方向)に引っ張られていることでインク収納部40
1に常にテンションが掛けられた状態になっているた
め、インク収納部のインクが減った場合でも、インク収
納部がシワになることが防止され、インク残留量を減ら
すことが可能となる。
インク容器の収容部の底部7にインク容器4を配設する
ことで、バネ11cによりインク容器4を後方(図中の
矢印方向)に引っ張られていることでインク収納部40
1に常にテンションが掛けられた状態になっているた
め、インク収納部のインクが減った場合でも、インク収
納部がシワになることが防止され、インク残留量を減ら
すことが可能となる。
【0056】バネ11cによりインク容器4のインク収
納部401に掛けられるテンションとしては、5〜50
Nが好ましい。5N未満の場合は、インク収納部401
のインクが減量してきたとき、インク収納部の材料の種
類によってはシワの発生を防ぐことができなくなる場合
がある。50Nを越えた場合は、インク収納部401の
シール部に設けられた係止用の穴が伸びてしまったり、
破れたりしテンションの効果が無くなってしまう危険が
ある。
納部401に掛けられるテンションとしては、5〜50
Nが好ましい。5N未満の場合は、インク収納部401
のインクが減量してきたとき、インク収納部の材料の種
類によってはシワの発生を防ぐことができなくなる場合
がある。50Nを越えた場合は、インク収納部401の
シール部に設けられた係止用の穴が伸びてしまったり、
破れたりしテンションの効果が無くなってしまう危険が
ある。
【0057】図6の(c)に示されるシワ発生防止手段
12は、インクジェット記録装置のインク容器の収容部
に設けられたインク収納部401を押し潰す一対のロー
ラ12a、12bを有している。インクジェット記録装
置のインク容器の収容部の底部7にインク容器4を配設
するには、一対のローラ12a、12bの間に、底部7
に置いたインク容器4のインク収納部401のシール部
401dを挟持することで可能である。
12は、インクジェット記録装置のインク容器の収容部
に設けられたインク収納部401を押し潰す一対のロー
ラ12a、12bを有している。インクジェット記録装
置のインク容器の収容部の底部7にインク容器4を配設
するには、一対のローラ12a、12bの間に、底部7
に置いたインク容器4のインク収納部401のシール部
401dを挟持することで可能である。
【0058】一対のローラ12a、12bは、各ローラ
12a、12bを押す押し軸12e、12fと、各押し
軸12e、12fと、各ローラ12a、12bを取り付
ける部材12c、12dとを有している。
12a、12bを押す押し軸12e、12fと、各押し
軸12e、12fと、各ローラ12a、12bを取り付
ける部材12c、12dとを有している。
【0059】一対のローラ12a、12bはインク収納
部401のインクが減った状態に合わせ、押し軸12
e、12fにより除々にインク収納部401を押し潰し
ながら前(図中の矢印方向)に進む。これにより、イン
ク収納部401のインクが減った場合でもシワになるこ
とが防止され、インク残留量を減らすことが可能とな
る。
部401のインクが減った状態に合わせ、押し軸12
e、12fにより除々にインク収納部401を押し潰し
ながら前(図中の矢印方向)に進む。これにより、イン
ク収納部401のインクが減った場合でもシワになるこ
とが防止され、インク残留量を減らすことが可能とな
る。
【0060】尚、各ローラを移動させる方法は特に限定
はなく、押し軸12e、12fをエアーシリンダに結合
しても良いし、ステッピングモータの軸に結合しても良
い。
はなく、押し軸12e、12fをエアーシリンダに結合
しても良いし、ステッピングモータの軸に結合しても良
い。
【0061】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0062】実施例1
〈インク容器の作製〉
(インク導出部の作製)図1に示されるインク導出部を
高密度ポリエチレンを使用し、「プラスチック加工技術
ハンドブック」(高分子学会編 日刊工業新聞社 P4
27〜647)に記載されている一般的な射出成形法で
作製した。
高密度ポリエチレンを使用し、「プラスチック加工技術
ハンドブック」(高分子学会編 日刊工業新聞社 P4
27〜647)に記載されている一般的な射出成形法で
作製した。
【0063】(押圧部材Aの作製)図1に示される押圧
部材を、弾性部材としてポリエステル樹脂のシート材を
用い、弾性部材の厚さを変え、2枚の弾性部材の対向す
る両長辺端部を接着剤で接合し表1に示す押圧力の異な
るインク収納部を挟み込む押圧部材を作製し、101〜
107とした。
部材を、弾性部材としてポリエステル樹脂のシート材を
用い、弾性部材の厚さを変え、2枚の弾性部材の対向す
る両長辺端部を接着剤で接合し表1に示す押圧力の異な
るインク収納部を挟み込む押圧部材を作製し、101〜
107とした。
【0064】(押圧部材Bの作製)図3に示される押圧
部材の、インク収納部を受ける凹面を有した基材を、高
密度ポリエチレンを用い、「プラスチック加工技術ハン
ドブック」(高分子学会編日刊工業新聞社 P427〜
647)に記載されている一般的な射出成形法で作製し
た。
部材の、インク収納部を受ける凹面を有した基材を、高
密度ポリエチレンを用い、「プラスチック加工技術ハン
ドブック」(高分子学会編日刊工業新聞社 P427〜
647)に記載されている一般的な射出成形法で作製し
た。
【0065】作製された基材の受け部に、受け部の凹状
の曲面の曲率と同じ凸状の曲面を有する厚さの異なる鋼
製の板バネの受け部と対向する両長辺端部に、受け部の
曲面に沿って長穴を空け、曲面に沿って動く様にネジで
取り付け、表1に示す押圧力の異なるインク収納部を挟
み込む押圧部材を作製し、108〜114とした。
の曲面の曲率と同じ凸状の曲面を有する厚さの異なる鋼
製の板バネの受け部と対向する両長辺端部に、受け部の
曲面に沿って長穴を空け、曲面に沿って動く様にネジで
取り付け、表1に示す押圧力の異なるインク収納部を挟
み込む押圧部材を作製し、108〜114とした。
【0066】(インク収納部Aの作製)インク収納部の
多層材料として、延伸ナイロン15μm/アルミナ蒸着
ポリエステル12μm/線状低密度ポリエチレン80μ
mを使用した。アルミナ蒸着ポリエステル12μmとし
ては東洋メタライジング(株)製のバリアロックス10
31HG−Cを使用した。線状低密度ポリエチレンとし
てはメタロセン触媒を用いて作られた住友化学(株)製
線状低密度ポリエチレンFV202を使用した。
多層材料として、延伸ナイロン15μm/アルミナ蒸着
ポリエステル12μm/線状低密度ポリエチレン80μ
mを使用した。アルミナ蒸着ポリエステル12μmとし
ては東洋メタライジング(株)製のバリアロックス10
31HG−Cを使用した。線状低密度ポリエチレンとし
てはメタロセン触媒を用いて作られた住友化学(株)製
線状低密度ポリエチレンFV202を使用した。
【0067】縦300mm、横100mmのシート状に
した2枚の上記多層材料を重ね合わせ、両長辺を熱溶着
方式で接着し筒状とした。
した2枚の上記多層材料を重ね合わせ、両長辺を熱溶着
方式で接着し筒状とした。
【0068】(インク導出部の作製)図1に示されるイ
ンク導出部を高密度ポリエチレンを用い、「プラスチッ
ク加工技術ハンドブック」(高分子学会編 日刊工業新
聞社 P427〜647)に記載されている一般的な射
出成形法で作製した。
ンク導出部を高密度ポリエチレンを用い、「プラスチッ
ク加工技術ハンドブック」(高分子学会編 日刊工業新
聞社 P427〜647)に記載されている一般的な射
出成形法で作製した。
【0069】(インク容器の作製)インク収納部の一方
の開放部にインク導出部の接合部を挿入し、熱溶着方式
にて取り付けインク容器を作製した。
の開放部にインク導出部の接合部を挿入し、熱溶着方式
にて取り付けインク容器を作製した。
【0070】(インク容器へのインク充填)作製したイ
ンク容器へ、インク収納部の一方の開放部からインク5
00mlを減圧条件下で充填し、充填後、開放部を熱溶
着方式で接合し、インクを充填したインク容器を作製し
た。
ンク容器へ、インク収納部の一方の開放部からインク5
00mlを減圧条件下で充填し、充填後、開放部を熱溶
着方式で接合し、インクを充填したインク容器を作製し
た。
【0071】(外箱の作製)坪量450g/m2、厚さ
590μmの板紙を使用し図1に示される型の外箱を作
製した。 〈試料101〜107の作製〉インクを充填したインク
容器のインク収納部を、各押圧部材A(101〜10
7)の挟み込み部に装着し、外箱に収納し、試料101
〜107を作製し、表1に示す。 〈試料108〜114の作製〉インクを充填したインク
容器のインク収納部を、各押圧部材B(108〜11
4)の挟み込み部に装着し、外箱に収納し、試料108
〜114を作製し、表1に示す。
590μmの板紙を使用し図1に示される型の外箱を作
製した。 〈試料101〜107の作製〉インクを充填したインク
容器のインク収納部を、各押圧部材A(101〜10
7)の挟み込み部に装着し、外箱に収納し、試料101
〜107を作製し、表1に示す。 〈試料108〜114の作製〉インクを充填したインク
容器のインク収納部を、各押圧部材B(108〜11
4)の挟み込み部に装着し、外箱に収納し、試料108
〜114を作製し、表1に示す。
【0072】(評価)試料101〜114をコニカ
(株)製インクジェット記録装置1044SDのインク
容器収納部を改造し装着した後、記録をし続け、記録が
出来なくなった時のインク残留量の結果を表1に示す。
尚、インク残留量の結果はインク残留量(%)を次の式
から求め、インク残留量が5%未満を○とし、5%以上
を×とした。
(株)製インクジェット記録装置1044SDのインク
容器収納部を改造し装着した後、記録をし続け、記録が
出来なくなった時のインク残留量の結果を表1に示す。
尚、インク残留量の結果はインク残留量(%)を次の式
から求め、インク残留量が5%未満を○とし、5%以上
を×とした。
【0073】インク残留量(%)=インク残留量/イン
ク収納部の容積×100
ク収納部の容積×100
【0074】
【表1】
【0075】尚、試料107、114はインク収納部の
シール部が途中で破れてしまい、インク残留量の測定は
出来なかった。上表の結果から本発明の有効性が確認さ
れた。
シール部が途中で破れてしまい、インク残留量の測定は
出来なかった。上表の結果から本発明の有効性が確認さ
れた。
【0076】実施例2
コニカ(株)製インクジェット記録装置1044SDの
インク容器の収容部を各種シワ発生防止手段を配設する
ために改造した。
インク容器の収容部を各種シワ発生防止手段を配設する
ために改造した。
【0077】(収容部の改造1)図5の(a)に示すシ
ワ発生防止手段を収容部の底面に図5の(b)に示す方
法で配設し、図1に示される押圧部材を着脱可能に取り
付けられる様にした。
ワ発生防止手段を収容部の底面に図5の(b)に示す方
法で配設し、図1に示される押圧部材を着脱可能に取り
付けられる様にした。
【0078】(収容部の改造2)図5の(c)に示すシ
ワ発生防止手段を収容部の底面にネジで着脱可能に取り
付けられる様にした。
ワ発生防止手段を収容部の底面にネジで着脱可能に取り
付けられる様にした。
【0079】(押圧部材Cの作製)実施例1の押圧部材
Aと同じ形式の押圧部材を、弾性部材としてポリスチレ
ン樹脂のシート材を用い、押圧部材Aと同じ方法で弾性
部材の厚さを変え、表2に示す押圧力の異なる押圧部材
を作製し、201〜205とした。
Aと同じ形式の押圧部材を、弾性部材としてポリスチレ
ン樹脂のシート材を用い、押圧部材Aと同じ方法で弾性
部材の厚さを変え、表2に示す押圧力の異なる押圧部材
を作製し、201〜205とした。
【0080】(押圧部材Dの作製)実施例1の押圧部材
Bと同じ形式の押圧部材を、押圧部材のインク収納部を
受ける凹面を有した基材をポリスチレンを用い、押圧部
材Bと同じ方法で作製し、作製した基材の受け部に、押
圧部材Bと同じ方法で厚さの異なる鋼製の板バネを取り
付け、表2に示す押圧力の異なるインク収納部を挟み込
む部材を作製し、206〜210とした。
Bと同じ形式の押圧部材を、押圧部材のインク収納部を
受ける凹面を有した基材をポリスチレンを用い、押圧部
材Bと同じ方法で作製し、作製した基材の受け部に、押
圧部材Bと同じ方法で厚さの異なる鋼製の板バネを取り
付け、表2に示す押圧力の異なるインク収納部を挟み込
む部材を作製し、206〜210とした。
【0081】(評価)収容部の改造1により改造された
収容部の取り付け部材に作製した押圧部材Cを取り付け
シワ発生防止手段とし、押圧部材Cに実施例1で作製し
たインク収納部にインクを充填したインク容器のインク
収納部を挟み込み装着した後、記録をし続け、記録が出
来なくなった時のインク残留量を確認する試験を行っ
た。尚、この時、表2に示す押圧力の異なる押圧部材2
01〜205を順次同じ方法で取り付け試験No.20
1〜205として記録をし続け、記録が出来なくなった
時のインク残留量の結果を表2に示す。
収容部の取り付け部材に作製した押圧部材Cを取り付け
シワ発生防止手段とし、押圧部材Cに実施例1で作製し
たインク収納部にインクを充填したインク容器のインク
収納部を挟み込み装着した後、記録をし続け、記録が出
来なくなった時のインク残留量を確認する試験を行っ
た。尚、この時、表2に示す押圧力の異なる押圧部材2
01〜205を順次同じ方法で取り付け試験No.20
1〜205として記録をし続け、記録が出来なくなった
時のインク残留量の結果を表2に示す。
【0082】収容部の改造2により改造された収容部に
作製した押圧部材Dをネジで取り付けシワ発生防止手段
とし、押圧部材Dに実施例1で作製したインク収納部に
インクを充填したインク容器のインク収納部を挟み込み
装着した後、記録をし続け、記録が出来なくなった時の
インク残留量を確認する試験を行った。尚、この時、表
2に示す押圧力の異なる押圧部材206〜210を順次
同じ方法で取り付け試験No.206〜210として記
録をし続け、記録が出来なくなった時のインク残留量の
結果を表2に示す。尚、インク残留量の結果は実施例1
と同じ方法にて評価した。
作製した押圧部材Dをネジで取り付けシワ発生防止手段
とし、押圧部材Dに実施例1で作製したインク収納部に
インクを充填したインク容器のインク収納部を挟み込み
装着した後、記録をし続け、記録が出来なくなった時の
インク残留量を確認する試験を行った。尚、この時、表
2に示す押圧力の異なる押圧部材206〜210を順次
同じ方法で取り付け試験No.206〜210として記
録をし続け、記録が出来なくなった時のインク残留量の
結果を表2に示す。尚、インク残留量の結果は実施例1
と同じ方法にて評価した。
【0083】
【表2】
【0084】尚、試験No.205、210ではインク
収納部のシール部が途中で破れてしまい、インク残留量
の測定は出来なかった。上表の結果から本発明の有効性
が確認された。
収納部のシール部が途中で破れてしまい、インク残留量
の測定は出来なかった。上表の結果から本発明の有効性
が確認された。
【0085】実施例3
コニカ(株)製インクジェット記録装置1044SDの
インク容器の収容部を図1に示されるインク容器を図6
の(a)に示すように、長辺を下側にして懸下するため
に、シワ発生防止手段として懸下用の部材を作製し、収
容部に取り付けた。
インク容器の収容部を図1に示されるインク容器を図6
の(a)に示すように、長辺を下側にして懸下するため
に、シワ発生防止手段として懸下用の部材を作製し、収
容部に取り付けた。
【0086】実施例1で作製したインクを充填したイン
ク容器の長辺のシール部に穴を空け、懸下用の部材に懸
け装着した後、試験No.301として記録をし続け、
記録が出来なくなった時のインク残留量の結果を表3に
示す。尚、インク収納部は同じ材料で作製し、インク導
出部を平置き用に同じ材料で作製したインク容器にイン
クを充填し密封し、収容部に平置きに装着した他は全て
同じ条件で、比較試験No.302として記録をし続
け、記録が出来なくなった時のインク残留量の結果を表
3に示す。尚、インク残留量の結果は実施例1と同じ方
法にて評価した。
ク容器の長辺のシール部に穴を空け、懸下用の部材に懸
け装着した後、試験No.301として記録をし続け、
記録が出来なくなった時のインク残留量の結果を表3に
示す。尚、インク収納部は同じ材料で作製し、インク導
出部を平置き用に同じ材料で作製したインク容器にイン
クを充填し密封し、収容部に平置きに装着した他は全て
同じ条件で、比較試験No.302として記録をし続
け、記録が出来なくなった時のインク残留量の結果を表
3に示す。尚、インク残留量の結果は実施例1と同じ方
法にて評価した。
【0087】
【表3】
【0088】上表の結果から本発明の有効性が確認され
た。 実施例4 コニカ(株)製インクジェット記録装置1044SDの
インク容器の収容部を図1に示されるインク容器のイン
ク収納部の長さ方向にバネによるテンションを掛けられ
るように図6の(b)に示すシワ発生防止手段の、イン
ク容器の固定用の部材と、バネを係止する部材、バネと
を配設し改造した。
た。 実施例4 コニカ(株)製インクジェット記録装置1044SDの
インク容器の収容部を図1に示されるインク容器のイン
ク収納部の長さ方向にバネによるテンションを掛けられ
るように図6の(b)に示すシワ発生防止手段の、イン
ク容器の固定用の部材と、バネを係止する部材、バネと
を配設し改造した。
【0089】この改造した収容部に、実施例1で作製し
たインクを充填したインク容器のインク導出部を取り付
けた短辺のシール部に空けた穴を固定用部材に係止し、
他の短辺に空けた穴にバネの端部を係止し、バネの他の
端部を収納部の部材に係止し、収容部に装着した後、記
録をし続け、記録が出来なくなった時のインク残留量を
確認する試験を行った。尚、この時、表4に示すテンシ
ョンが異なるバネを太さを変え作製し、401〜405
とし、各バネ401〜405による記録が出来なくなっ
た時のインク残留量を確認する試験を試験No.401
〜405として行い結果を表4に示す。尚、インク残留
量の結果は実施例1と同じ方法にて評価した。
たインクを充填したインク容器のインク導出部を取り付
けた短辺のシール部に空けた穴を固定用部材に係止し、
他の短辺に空けた穴にバネの端部を係止し、バネの他の
端部を収納部の部材に係止し、収容部に装着した後、記
録をし続け、記録が出来なくなった時のインク残留量を
確認する試験を行った。尚、この時、表4に示すテンシ
ョンが異なるバネを太さを変え作製し、401〜405
とし、各バネ401〜405による記録が出来なくなっ
た時のインク残留量を確認する試験を試験No.401
〜405として行い結果を表4に示す。尚、インク残留
量の結果は実施例1と同じ方法にて評価した。
【0090】
【表4】
【0091】尚、試験No.405はテンションが大き
すぎて係止用の穴が伸びてしまい、インク収納部にテン
ションが掛からなくなってシワが発生しインク残留量が
多くなった。
すぎて係止用の穴が伸びてしまい、インク収納部にテン
ションが掛からなくなってシワが発生しインク残留量が
多くなった。
【0092】実施例5
コニカ(株)製インクジェット記録装置1044SDの
インク容器の収容部を、図6の(c)に示す様に縦型に
収容部に載置されたインク容器のインク収納部をしごく
ため、図6の(c)に示す移動可能な一対のローラを配
設し改造した。
インク容器の収容部を、図6の(c)に示す様に縦型に
収容部に載置されたインク容器のインク収納部をしごく
ため、図6の(c)に示す移動可能な一対のローラを配
設し改造した。
【0093】この一対のローラに、実施例1で作製した
インクを充填したインク容器のインク収納部の後部を、
挟み込み装着した後、試験No.501として記録をし
続け、記録が出来なくなった時のインク残留量の結果を
表5に示す。尚、インク収納部は同じ材料で作製し、イ
ンク導出部を平置き用に同じ材料で作製したインク容器
にインクを充填し密封し、収容部に平置きに装着した他
は全て同じ条件で、比較試験No.502として記録を
し続け、記録が出来なくなった時のインク残留量の結果
を表5に示す。尚、インク残留量の結果は実施例1と同
じ方法にて評価した。
インクを充填したインク容器のインク収納部の後部を、
挟み込み装着した後、試験No.501として記録をし
続け、記録が出来なくなった時のインク残留量の結果を
表5に示す。尚、インク収納部は同じ材料で作製し、イ
ンク導出部を平置き用に同じ材料で作製したインク容器
にインクを充填し密封し、収容部に平置きに装着した他
は全て同じ条件で、比較試験No.502として記録を
し続け、記録が出来なくなった時のインク残留量の結果
を表5に示す。尚、インク残留量の結果は実施例1と同
じ方法にて評価した。
【0094】
【表5】
【0095】上表の結果から本発明の有効性が確認され
た。
た。
【0096】
【発明の効果】インク残留量が少ない可撓性フィルム材
料を用いたインク収納部と、インク導出部とを有するイ
ンク容器を収納したインクカートリッジ及び可撓性フィ
ルム材料を使用したインク収納部と、インク導出部とを
有するインク容器を使用し、インク残留量を少なくする
インク容器の収納部を有するインクジェット記録装置を
提供することができ、印刷枚数も上がりコスト低減も可
能となった。
料を用いたインク収納部と、インク導出部とを有するイ
ンク容器を収納したインクカートリッジ及び可撓性フィ
ルム材料を使用したインク収納部と、インク導出部とを
有するインク容器を使用し、インク残留量を少なくする
インク容器の収納部を有するインクジェット記録装置を
提供することができ、印刷枚数も上がりコスト低減も可
能となった。
【図1】インクカートリッジの分解概略斜視図である。
【図2】図1に示される押圧部材に、インク収納部を挟
み込んだ状態を示す概略図である。
み込んだ状態を示す概略図である。
【図3】押圧部材の他の一例を示す概略図である。
【図4】図3の(c)で示される状態から、インク収納
部のインクがなくなった状態を示す概略斜視図である。
部のインクがなくなった状態を示す概略斜視図である。
【図5】インク容器の収容部に設けられたシワ発生防止
手段にインク収納部を挟み込んだ状態を示す概略図であ
る。
手段にインク収納部を挟み込んだ状態を示す概略図であ
る。
【図6】インク容器の収容部に設けられた他のシワ発生
防止手段の概略斜視図である。
防止手段の概略斜視図である。
1 インクカートリッジ
2 外箱
3、5 押圧部材
301、302 弾性部材
303a、303b 接合部
304、507 挟み込み部
4 インク容器
401 インク収納部
401c〜401f シール部
401c1、401c2 穴
402 インク導出部
501 基材
502 受け部
504 板バネ
504a1、504b1 長穴
505a、506a、8、8a、8b 取り付け部材
6a、6b、10、11、12 シワ発生防止手段
7 底面
9a、9b 側壁
10a、10b 懸下部材
11a、11b 部材
11c バネ
12a、12b ローラ
Claims (9)
- 【請求項1】 外箱に、インク導出部と可撓性フィルム
を用いて作られた袋状のインク収納部とを有するインク
容器を収納したインクカートリッジにおいて、該インク
収納部が押圧力5〜2,000Paの押圧部材を有して
いることを特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記押圧手段が2枚の板状弾性部材の両
端を接合し、該2枚の板状弾性部材の間にインク収納部
の挟み込み部を形成する部材を有していることを特徴と
する請求項1に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項3】 前記押圧手段が、矩形の基材の表面にイ
ンク収納部を受ける凹状の曲面を有した受け部と、該受
け部の対向する両長辺の端部に固定され、該凹状の曲面
と同じ曲率である凸状の曲面を有する板バネとを有し、
該受け部と該板バネの間にインク収納部の挟み込み部を
形成する部材を有していることを特徴とする請求項1に
記載のインクカートリッジ。 - 【請求項4】 インク導出部と可撓性フィルムを用いて
作られた袋状のインク収納部とを有するインク容器より
供給されたインクをノズルより吐出して画像形成を行う
インクジェット記録装置において、該インク容器を収容
する収容部が、該インク収納部のシワを防止するシワ発
生防止手段を有することを特徴とするインクジェット記
録装置。 - 【請求項5】 前記シワ発生防止手段が、2枚の板状弾
性部材の両端を接合し、該2枚の板状弾性部材の間にイ
ンク収納部を挟み込み、押圧力5〜2,000Paの押
圧部材を有していることを特徴とする請求項4に記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記シワ発生防止手段が、矩形の基材の
表面にインク収納部を受ける凹状の曲面を有した受け部
と、該受け部の対向する両長辺の端部に固定され、該凹
状の曲面と同じ曲率を有した凸状の曲面を有する板バネ
とを有し、前記受け部と該板バネの間にインク収納部の
挟み込み部を形成する部材を有していることを特徴とす
る請求項4に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記シワ発生防止手段が、インク収納部
の長さ方向に5〜50Nのテンションを掛けるテンショ
ン印加部材を有していることを特徴とする請求項4に記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記シワ発生防止手段が、インク収納部
の懸下部材を有していることを特徴とする請求項4に記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 前記シワ発生防止手段が、インク収納部
を押し潰す一対のローラを有していることを特徴とする
請求項4に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025311A JP2003226023A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025311A JP2003226023A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003226023A true JP2003226023A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27747499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002025311A Pending JP2003226023A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003226023A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7121657B2 (en) | 2004-08-20 | 2006-10-17 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | Ink cartridge for inkjet recording apparatus |
JP2011016348A (ja) * | 2009-06-08 | 2011-01-27 | Seiko I Infotech Inc | インクジェット記録装置 |
JP2013028126A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Brother Industries Ltd | インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ |
WO2013088735A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容体 |
JP2019520212A (ja) * | 2016-06-06 | 2019-07-18 | 桑 春▲竜▼SANG, Chunlong | インク色自動調合装置 |
US10654279B2 (en) | 2017-10-17 | 2020-05-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank and ink jet recording apparatus |
US10661569B2 (en) | 2017-10-17 | 2020-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank and ink jet recording apparatus |
-
2002
- 2002-02-01 JP JP2002025311A patent/JP2003226023A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2013088735A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容体 |
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US10654279B2 (en) | 2017-10-17 | 2020-05-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank and ink jet recording apparatus |
US10661569B2 (en) | 2017-10-17 | 2020-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink tank and ink jet recording apparatus |
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