JP2003225119A - リュックサック - Google Patents

リュックサック

Info

Publication number
JP2003225119A
JP2003225119A JP2002026828A JP2002026828A JP2003225119A JP 2003225119 A JP2003225119 A JP 2003225119A JP 2002026828 A JP2002026828 A JP 2002026828A JP 2002026828 A JP2002026828 A JP 2002026828A JP 2003225119 A JP2003225119 A JP 2003225119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
baby
holding
connecting member
storage bag
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002026828A
Other languages
English (en)
Inventor
健造 ▲葛▼西
Kenzo Kasai
Miyuki Nishikura
みゆき 西蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aprica Kassai KK filed Critical Aprica Kassai KK
Priority to JP2002026828A priority Critical patent/JP2003225119A/ja
Publication of JP2003225119A publication Critical patent/JP2003225119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

Landscapes

  • Portable Outdoor Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤ちゃんを抱いたりおんぶしたりする母親等
にとって便利なリュックサックを提供する。 【解決手段】 リュックサックは、左右の肩ループ部材
と、左右の肩ループ部材の背面側を連結する背面連結部
材と、左右の肩ループ部材の前面側を連結する前面連結
部材と、折りたたみ可能な収納袋500と、子供を受入
れて保持する子供キャリアと、収納袋または子供キャリ
アを選択的に背面連結部材に取外し可能に連結するため
の背面側脱着手段219,501と、収納袋または子供
キャリアを選択的に前面連結部材に取外し可能に連結す
るための前面側脱着手段とを備える。収納袋500の外
面上には、U字状ファスナレール504と逆U字状ファ
スナレール505とが設けられており、これらの両ファ
スナ504,505を連結すると、折り畳んだ収納袋5
00を袋状に包囲することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リュックサック
に関するものであり、特に赤ちゃんを抱いたり、おんぶ
したりする母親や父親にとって有用なリュックサックに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】赤ちゃんを抱いたり、おんぶしたりする
手段として、子守帯がある。従来の子守帯において、赤
ちゃんを前面側と背面側とに乗せ変え可能な構造を有す
るものとして、特開平9−121987号公報に開示さ
れる子守帯を挙げることができる。この子守帯は、使用
者に装着され、ベルト部材からなる支持手段に幼児収容
体を着脱可能に取付けることを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】子守帯を用いて赤ちゃ
んを前抱きする場合、母親の両手は赤ちゃんを支えるの
に使われるため、荷物等を手で持つことができない。そ
のような場合、リュックサックが便利である。母親は両
肩で背負ったリュックサックの収納袋に荷物を入れて持
ち運ぶことができる。
【0004】不便な点は、リュックサックを背負ってい
ると、赤ちゃんを背面側で背負うことができなくなると
いうことである。また、子守帯およびリュックサックは
共に肩の上を通過するベルト状部分を有しているので、
赤ちゃんを前抱きしている場合には、2種類のベルト状
部分が両肩の上に存在することになる。そのような状態
は、母親にとって非常に煩わしいものであり、外観的な
見栄えも悪い。
【0005】この発明は上記のような不便な点を考慮し
てなされたものであり、その目的は、特に赤ちゃんを抱
いたりおんぶしたりする母親等にとって便利なリュック
サックを提供することである。
【0006】この発明の他の目的は、外観的に見栄えの
良いリュックサックを提供することである。
【0007】この発明のさらに他の目的は、子守帯とと
もに用いることができるリュックサックを提供すること
である。
【0008】この発明のさらに他の目的は、リュックサ
ックを装備している状態でも、赤ちゃんを背面側で背負
うことができるリュックサックを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】一つの局面において、こ
の発明に従ったリュックサックは、左右の肩ループ部材
と、左右の肩ループ部材の背面側を連結する背面連結部
材と、折り畳み可能な収納袋と、収納袋を背面連結部材
に取外し可能に連結するための背面側脱着手段と、背面
側脱着手段によって前記背面連結部材に連結されている
収納袋の折り畳み状態を保持するための折り畳み状態保
持手段とを備える。
【0010】上記構成のリュックサックによれば、収納
袋を使用しないとき、収納袋を小さく折り畳んで保持す
ることができるので、外観的な見栄えが良い。また、収
納袋を背面連結部材から取外すことができるので、赤ち
ゃんを背面側で背負うことが可能になる。
【0011】好ましくは、折り畳み状態保持手段は、折
り畳んだ収納袋を袋状に包囲することができるような位
置関係で上記収納袋の外面上に設けられているファスナ
を含む。このような構成であれば、外観的な見栄えがよ
り一層向上する。
【0012】背面側脱着手段としては種々の構造のもの
を採用できるが、一つの実施形態では、ファスナレール
が採用される。
【0013】収納袋をより安定して背負うために、好ま
しくは、背面側脱着手段とは別に、収納袋の上方部分と
肩ループ部材または背面連結部材とを取外し可能に連結
する上方連結部材をさらに備える。
【0014】外観的な見栄えをより向上させる手法とし
て、左右の肩ループ部材の背面側部分と背面連結部材と
を、一体的にして後身頃を形成するようにしてもよい。
その延長線上として、チョッキまたはベスト状の衣服形
態のものに収納袋を取外し可能に取付けたリュックサッ
クとしてもよい。
【0015】一つの実施形態では、左右の肩ループ部材
の前面側を連結する前面連結部材と、収納袋を前面連結
部材に取外し可能に連結するための前面側脱着手段とを
さらに備える。この構成であれば、折り畳んだ収納袋を
背面連結部材から取外して前面連結部材に接続すること
ができるので、リュックサックを背面側から見たときの
外観的な見栄えを向上させることができる。また、赤ち
ゃんを背面側で背負う場合に、収納袋の存在が妨げにな
ることはない。
【0016】子守帯兼用のリュックサックとするため
に、好ましくは、リュックサックは、子供を受入れて保
持する子供キャリアと、子供キャリアを左右の肩ループ
部材の前面側に連結するためのキャリア連結手段とをさ
らに備える。この構成であれば、赤ちゃんを前面側で抱
きながら、荷物を背面側の収納袋に収納することができ
る。この場合、両肩の上には1種類のベルト状部分が存
在しているだけであるので、母親にとって煩わしさがな
く、外観的な見栄えも良い。
【0017】上記の場合、より使い勝手を良くするため
に、好ましくは、子供キャリアは、前面側脱着手段の構
成要素を利用して前面連結部材に取外し可能に連結され
ることが可能であり、かつ、背面側脱着手段の構成要素
を利用して背面連結部材に取外し可能に連結されること
が可能である。かかる構成であれば、折り畳んだ収納袋
を前面連結部材に連結し、子供キャリアを背面連結部材
に連結することができるので、適宜、赤ちゃんを前抱き
にしたり、背面で背負ったりすることができる。
【0018】この発明の他の局面において、この発明に
従ったリュックサックは、左右の肩ループ部材と、左右
の肩ループ部材の背面側を連結する背面連結部材と、左
右の肩ループ部材の前面側を連結する前面連結部材と、
折り畳み可能な収納袋と、子供を受入れて保持する子供
キャリアと、収納袋または子供キャリアを選択的に背面
連結部材に取外し可能に連結するための背面側脱着手段
と、収納袋または子供キャリアを選択的に前面連結部材
に取外し可能に連結するための前面側脱着手段とを備え
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいた実施の
形態における子守帯1について、図を参照しながら説明
する。
【0020】(子守帯1の特徴的構成)まず、本実施の
形態における子守帯1の特徴的構成としては、図1に示
すように、赤ちゃん保持部材100とリュック形式の使
用者装着部材200とを備え、使用者であるお母さん1
000の前面において、赤ちゃん2000を横抱きする
ことができる状態と、図2に示すように、お母さん10
00の前面において、赤ちゃん2000を縦抱きするこ
とができる状態(対面状態)と、図3に示すように、お
母さん1000の前面において、赤ちゃん保持部材10
0の上半身領域を取外し、赤ちゃん2000を前向きの
縦抱きにすることができる状態と、図4に示すように、
お母さん1000の背面において、赤ちゃん2000を
縦抱きすることができる状態(赤ちゃん2000は前向
き)と、図5に示すように、お母さん1000の背面に
おいて、赤ちゃん保持部材100の上半身領域を取外
し、赤ちゃん2000を後向きの縦抱きにすることがで
きる状態と、が選択可能に設けられていることを特徴と
している。
【0021】ここで、図1に示す状態においては、赤ち
ゃん保持部材100と使用者装着部材200との間に
は、お母さん1000の前面において、赤ちゃん保持部
材100により、赤ちゃん2000を寝かせた状態で抱
っこするための横抱き状態を可能にするための第1連結
手段が設けられており、図2および図3に示す状態にお
いては、お母さん1000の前面において、赤ちゃん保
持部材100により、赤ちゃん2000を起こした状態
で抱っこするための前面縦抱き状態を可能にするための
第2連結手段が設けられており、図4および図5に示す
状態においては、お母さん1000の背面おいて、赤ち
ゃん保持部材100により、赤ちゃん2000を起こし
た状態で抱っこするための背面縦抱き状態を可能にする
ための第3連結手段が設けられている。
【0022】以下、図を参照しながら、まず赤ちゃん保
持部材100および使用者装着部材200の構造につい
て説明する。
【0023】(赤ちゃん保持部材100の構造)図6か
ら図9を参照して、赤ちゃん保持部材100の構造につ
いて説明する。なお、図6は、赤ちゃん保持部材100
を内面側から見た平面図であり、図7は、赤ちゃん保持
部材100を外面側から見た背面図であり、図8は、図
6中VIII−VIII線矢視にしたがった第1断面図
であり、図9は、図6中VIII−VIII線矢視にし
たがった第2断面図である。
【0024】本実施の形態における赤ちゃん保持部材1
00は、背面保持部材101、股間部保持部材110、
腹部保持部材113、および背中部保持部材118を備
え、全体として縦長の帯状の形態を呈している。
【0025】図6を参照して、背面保持部材101の両
側には、側部保持部材102,103が設けられ、この
側部保持部材102,103の外側にはそれぞれ、耳状
部材119A,119Bが設けられている。側部保持部
材102,103のそれぞれの上端部分には、延長部1
04,105が設けられ、この延長部104,105に
は、上方に延びるようにベルト部材106,107が設
けられている。ベルト部材106,107の先端部分に
は、ベルト部材106,107の長さ調節が可能な、オ
ス型バックル108,109が連結されている。
【0026】なお、背面保持部材101、側部保持部材
102,103、耳状部材119A,119B、および
延長部104,105の内面部分には、赤ちゃん200
0が接する領域であるため、通気性のあるクッション部
材が設けられている。
【0027】図7を参照して、背面保持部材101の外
面部には、袋状部材101aが設けられ、側部保持部材
102,103の外面部にも、袋状部材102a,10
3aが設けられている。各袋状部材101a,102
a,103aの上部は、開放状態となるように取付けら
れ、袋状部材101a,102a,103aの上端部に
は、ギャザアGが設けられている。
【0028】背面保持部材101と袋状部材101aと
の間によって形成される空間101Aには、後述する帯
状支持部材128が収納可能とされ、側部保持部材10
2と袋状部材102aとの間によって形成される空間1
02Aには、延長部104、ベルト部材106、および
オス型バックル108が収納可能とされ、側部保持部材
103と袋状部材103aとの間によって形成される空
間103Aには、延長部105、ベルト部材107、お
よびオス型バックル109が収納可能とされる。
【0029】また、耳状部材119A,119Bの外面
部には、リング状部材131,132がそれぞれ設けら
れている。
【0030】再び、図6を参照して、股間部保持部材1
10は、赤ちゃん2000の股部の形状に沿うように両
側が、内側に切り込まれた曲面領域111a,111b
が形成され、この曲面領域111a,111bを埋める
ように、補助パッド部材111,112が設けられてい
る。なお、股間部保持部材110の内面部分は、赤ちゃ
ん2000が接する領域であるため、通気性のあるクッ
ション部材が設けられている。
【0031】また、補助パッド部材111,112は、
赤ちゃん2000の股部へのパッド部材の当接を和らげ
るとともに、前向きおよび後向きのどちらの状態でも
(図2および図3に示す状態)、赤ちゃん2000の股
部に与える不快感を解消することを目的としていること
から、股間部保持部材110の内面部分に設けられるク
ッション部材よりも柔らかいクッション部材が設けられ
ていることが好ましく、また、縫い目を、赤ちゃん20
00の股部には当接しない位置に配置することが好まし
い。
【0032】また、図7を参照して、股間部保持部材1
10の外面部には、股間部保持部材110との間に通過
領域を形成するようにループ134が取付けられてい
る。
【0033】再び、図6を参照して、腹部保持部材11
3の先端部分には、横方向に延びる貫通路114が設け
られ、この貫通路114の内部には、ベルト115が配
置され、このベルト115の両側の先端部分には、ベル
ト115の長さ調節が可能なフック部材116,117
が設けられている。なお、腹部保持部材113の内面部
分は、赤ちゃん2000が接する領域であるため、通気
性のあるクッション部材が設けられている。
【0034】また、図7を参照して、股間部保持部材1
10と腹部保持部材113との境界領域の外面部には、
ファスナレール133が設けられ、このファスナレール
133には、ファスナ133Aが設けられこのファスナ
133Aには、係合ボタン133Bが設けられている。
【0035】図6および図8を参照して、背中部保持部
材118は芯材としての赤ちゃん用パッド部材118
b,118cを備え、上部パッド部材118bに対し
て、下部パッド部材118cは、内側(後述する帯状支
持部材128が設けられる側とは反対側)に向けて屈曲
するように取付けられている。赤ちゃん用パッド部材1
18b,118cの表面は、通気性のあるクッション部
材で覆われている。
【0036】赤ちゃん用パッド部材118b,118c
は、背面保持部材101と袋状部材101aとの間に設
けられた空間101A内に、下部パッド部材118cが
収容可能に設けられ、背面保持部材101と下部パッド
部材118cとの間には、面ファスナ135,136が
設けられることにより、背面保持部材101と下部パッ
ド部材118cとの着脱が可能に設けられている。
【0037】背中部保持部材118の外側には、図7に
示すように、背中部保持部材118の上端部から股間部
保持部材110にかけて帯状支持部材128が設けられ
ている。帯状支持部材128は、その上端部のみが背中
部保持部材118に固定されている。また、図8に示す
ように、赤ちゃん用パッド部材118bの外側に位置す
る領域においては、使用者であるお母さん1000の手
を挿入することができるように、空間128aが形成さ
れるように、帯状支持部材128が背中部保持部材11
8に取付けられている。
【0038】帯状支持部材128の下方先端部分には、
ベルト129が取り付けられ、このベルト129の先端
部分には、ベルト129の長さ調節が可能なフック部材
130Bが設けられている。
【0039】また、この帯状支持部材128の不使用時
には、図9に示すように、背面保持部材101と袋状部
材101aとの間に設けられた空間101A内に収容可
能に形成されている。
【0040】背中部保持部材118の上端部には、赤ち
ゃん2000の頭部領域を保護するための扇状の頭部保
護パッド127が設けられ、柔軟なクッション部材から
構成されている。また、頭部保護パッド127は、図8
に示すように、内側に向く位置と、図9に示すように、
外側に向く位置とが選択可能に設けられている。
【0041】また、背中部保持部材118の上端部の左
右両側には、図6および図7に示すようにヘッドサポー
ト120,121が設けられている。ヘッドサポート1
20の先端部分には、外側に係合領域を有する係合ボタ
ン126が2箇所設けられている。また、ベルト122
が設けられ、このベルト122の先端部分には、ベルト
122の長さ調節が可能なオス型バックル124が設け
られている。ヘッドサポート121の先端部分には、外
側に係合領域を有する係合ボタン126が2箇所設けら
れている。また、ベルト123が設けられ、このベルト
123の先端部分には、ベルト123の長さ調節が可能
なオス型バックル125が設けられている。
【0042】図7を参照して、ヘッドサポート120の
外面には、ヘッドサポート120とともに空間120A
を形成する袋状部材120Bが取付けられ、袋状部材1
20Bの開口端部にはギャザアGが設けられている。ベ
ルト122の不使用時には、ベルト122はこの空間1
20A内に収納される。ヘッドサポート121の外面に
は、ヘッドサポート121とともに空間121Aを形成
する袋状部材121Bが取付けられ、袋状部材121B
の開口端部にはギャザアGが設けられている。ベルト1
23の不使用時には、ベルト123はこの空間121A
内に収納される。
【0043】(使用者装着部材200の構造)次に、図
10から図15を参照して、使用者装着部材200の構
造について説明する。なお、図10は、使用者装着部材
200を開いた状態での正面図であり、図11は、使用
者装着部材200を開いた状態での背面図であり、図1
2は、使用者装着部材200を閉じた状態での正面図で
あり、図13および図14は、図11中のXIII−X
III線矢視における第1および第2断面図であり、図
15は、図11中XV−XV線矢視における断面図であ
る。
【0044】図10から図12を参照して、この使用者
装着部材200は、使用者であるお母さん1000に装
着されることを目的としており、使用者用背中パッド部
材201と、この使用者用背中パッド部材201の上端
部から上方に延びるように設けられる1対の肩ベルト2
10,211とを備える。さらに、本実施の形態におい
ては、使用者装着部材200の下端部領域に、お母さん
1000の腰に装着される腰ベルト300が設けられて
いる。
【0045】図13の断面図に示すように、使用者用背
中パッド部材201は、芯材201aと、この芯材20
1aを覆うように通気性を有するクッション部材201
bが設けられている。再び、図10から図12を参照し
て、使用者用背中パッド部材201の上端部からは、1
対の肩ベルト210,211が設けられている。肩ベル
ト210の上方には、内側に係合領域を有する2個の係
合ボタン210bと、2個の係合ボタン210cが設け
られている。同様に、肩ベルト211の上方には、内側
に係合領域を有する2個の係合ボタン211bと、2個
の係合ボタン211cが設けられている。
【0046】肩ベルト210の外面の中央領域には、補
強ベルト210Aが取付けられている。この補強ベルト
210Aの中央領域には、補強ベルト210Aが延びる
方向に沿ってスライド可能なように、メス型バックル2
14が取付けられている。また、このメス型バックル2
14の下方の補強ベルト210Aには、ループ218が
設けられている。補強ベルト210Aの下端部には、後
述する腰ベルトに設けられる補強ベルト303の長さ調
節を行なうために、長さ調節用リング216が取付けら
れている。
【0047】肩ベルト211の外面の中央領域には、肩
ベルト210と同様に、補強ベルト211Aが取付けら
れている。この補強ベルト211Aの中央領域には、補
強ベルト211Aが延びる方向に沿ってスライド可能な
ように、メス型バックル215が取付けられている。ま
た、このメス型バックル215の下方の補強ベルト21
1Aには、ループ219が設けられている。補強ベルト
211Aの下端部には、後述する腰ベルトに設けられる
補強ベルト304の長さ調節を行なうために、長さ調節
用リング217が取付けられている。
【0048】また、使用者用背中パッド部材201の内
面の、お母さん1000の肩部に当接する背中領域に
は、パッド部材202,203が設けられている。
【0049】使用者用背中パッド部材201の外面に
は、図11に示すように、肩ベルト210,211の近
傍に、縦方向に通過領域を形成するループ212,21
3が設けられ、中間領域の外側に、横方向に通過領域を
形成するループ220,221が設けられている。
【0050】使用者用背中パッド部材201の下方領域
には、横方向に延びるように腰ベルト300が設けられ
ている。この腰ベルト300は、中央領域301、側部
領域302A,302Bを備え、全体として横長の帯形
状を呈し、表面は通気を有するクッション部材から構成
されている。
【0051】中央領域301には、図13の断面図に示
すように、使用者用背中パッド部材201の下端部収容
し、使用者用背中パッド部材201が上下方向に摺動可
能にガイドするための案内領域を形成するための袋状ガ
イド部材310が設けられている。また、中央領域30
1は、使用者用背中パッド部材201からの力を十分受
けることができるように、芯材301aと、この芯材3
01aを覆うように設けられる通気性の有るクッション
部材301bとを有している。
【0052】また、使用者用背中パッド部材201と中
央領域301との間には、使用者用背中パッド部材20
1の中央領域301からの外れを防止するために、両者
を連結するための連結部材309が設けられている。そ
の結果、図13に示す状態は、使用者用背中パッド部材
201が中央領域301に最も近接している位置を示
し、図14は、使用者用背中パッド部材201が中央領
域301から最も離れた状態を示している。
【0053】なお、芯材301aについては、必ず必要
な部材ではなく、力の分散が使用者用背中パッド部材2
01で十分であると考えられる場合は、設ける必要はな
い。
【0054】図11および図13を参照して、使用者用
背中パッド部材201の外面側において、袋状ガイド部
材310の上部近傍領域には、横方向に延びるファスナ
レール219が設けられている。また、このファスナレ
ール219を上方から覆うようにファスナカバー218
が設けられ、このファスナカバー218の外面には、外
側に係合領域を有する係合ボタン218aが設けられて
いる。
【0055】図11を参照して、腰ベルト300の側部
領域302Aの外面には、補強ベルト303が取付けら
れている。この補強ベルト303の一端は、長さ調節用
リング216に係合している。また、補強ベルト303
の他端側は、お母さん1000の腹部を取り巻くために
長く設けられ、先端部分に長さ調節可能な、オス型バッ
クル305が取付けられている。
【0056】また、補強ベルト303には、補強パッド
400Aが設けられている。図11および図15を参照
して、この補強パッド400Aは、芯材402と、この
芯材402を覆うクッション部材403と、補強ベルト
303を通過させるための空間400aを形成するため
のループ部材404とを備える。さらに、ループ部材4
04の上端部には、ファスナレール401が設けられ、
このファスナレール401を上方から覆うようにファス
ナカバー400が設けられ、このファスナカバー400
の外面には、外側に係合領域を有する係合ボタン405
が設けられている。
【0057】なお、上記実施の形態において連結部材を
収納するための収納空間を設け、この収納空間に所定部
材を収納可能にする理由は、上記図1から図5に示す使
用状態においては、使用する部材と使用しない部材とが
存在し、使用しない部材については、収納空間に部材を
収納することにより意匠上の外観を向上させるため、ま
た、あらかじめ使用しない部材を収納しておくことで、
誤使用を防ぐためである。なお、本実施の形態において
は、収納空間をあらかじめ設けるようにしたが、各部材
を着脱可能な構成にして、使用時のみ装着し、不使用時
には取外す構成を採用することも可能である。
【0058】(赤ちゃん保持部材100と使用者装着部
材200との結合関係)次に、再び図1から図5を参照
して、各使用形態における赤ちゃん保持部材100と使
用者装着部材200との結合関係について説明する。
【0059】上述したように、本実施の形態における子
守帯1の特徴的構成としては、赤ちゃん保持部材100
と使用者装着部材200との結合関係を選択することに
より、図1に示す、使用者であるお母さん1000の前
面において、赤ちゃん2000を横抱きすることができ
る状態と、図2に示す、お母さん1000の前面におい
て、赤ちゃん2000を縦抱きすることができる状態
(対面状態)と、図3に示す、お母さん1000の前面
において、赤ちゃん保持部材100の上半身領域を取外
し、赤ちゃん2000を前向きの縦抱きにすることがで
きる状態と、図4に示す、お母さん1000の背面にお
いて、赤ちゃん2000を縦抱きすることができる状態
(赤ちゃんは前向き)と、図5に示す、お母さん100
0の背面において、赤ちゃん保持部材100の上半身領
域を取外し、赤ちゃん2000を後向きの縦抱きにする
ことができる状態とを選択することができる点にある。
【0060】(横抱き連結状態)まず、図1を参照し
て、赤ちゃん保持部材100により、赤ちゃんを寝かせ
た状態で抱っこするための横抱き状態を可能にするため
の第1連結手段について説明する。
【0061】横抱き状態を可能にするためには、使用者
装着部材200の肩ベルト210に設けられたメス型バ
ックル214に、赤ちゃん保持部材100のヘッドサポ
ート120から延びるベルト122に設けられたオス型
バックル124を連結させる。
【0062】また、使用者装着部材200の肩ベルト2
11に設けられたメス型バックル215に、赤ちゃん保
持部材100のヘッドサポート121から延びるベルト
123に設けられたオス型バックル125を連結させ
る。
【0063】さらに、赤ちゃん保持部材100に設けら
れた帯状支持部材128を赤ちゃん2000の股部を通
過させるとともに、帯状支持部材128の先端部に設け
られたベルト129をループ134を通して、ベルト1
29の先端に設けられたフック部材130Bを、肩ベル
ト210に設けられたループ218に係合させる。
【0064】なお、メス型バックル214とオス型バッ
クル124、およびメス型バックル215とオス型バッ
クル125により、横抱上部連結手段を構成し、フック
部材130Bとループ218とにより、横抱下部連結手
段を構成する。
【0065】また、赤ちゃん2000の下腹部を保護す
るために、腹部保持部材113に設けられたベルト11
5に取付けられたフック部材117を、耳状部材119
Bに設けられたリング状部材132に係合させる。図示
していないが、ベルト115の反対側に設けられたフッ
ク部材116についても、同様に耳状部材119Aに設
けられたリング状部材131に係合させる。ここで、上
述したようにフック部材116,117にベルト115
の長さを調節できるようにしておくことで、赤ちゃん2
000の股ぐり寸法に適用した腹部保持部材113の位
置決めを行なうことが可能になり、赤ちゃんの下腹部を
適切に保護することが可能になる。
【0066】なお、図1に示す状態は、赤ちゃん200
0の頭がお母さん1000の左腕側に位置する場合を示
しているが、赤ちゃん2000の頭がお母さん1000
の右腕側に位置する場合にも、同様の結合状態を採用す
ることにより実現することが可能である。
【0067】また、この横抱き状態においては、赤ちゃ
ん2000の頭部側を2点で支持し、また、頭部側から
股部を通過する帯状支持部材128により、赤ちゃん2
000の背面部を全体的に覆うようにして支持する、3
点支持構造を採用していることから、赤ちゃん2000
の横抱き状態を安定させることが可能になる。
【0068】また、赤ちゃん保持部材100に設けられ
た延長部104,105、ベルト部材106,107、
およびオス型バックル108,109は、この使用形態
では用いることがないため、空間102A、103Aに
収納しておくことで、誤使用を防ぐとともに、意匠上の
観点からもすっきりした印象を与えることができる。
【0069】(前面縦抱き連結状態)次に、図2を参照
して、赤ちゃん保持部材100により、赤ちゃん200
0をお母さん1000の前面において縦抱き状態を可能
にするための第2連結手段について説明する。
【0070】前面縦抱き状態を可能にするためには、使
用者装着部材200の肩ベルト210に設けられた2個
の係合ボタン210bに、赤ちゃん保持部材100のヘ
ッドサポート121に設けられた2個の係合ボタン12
6を嵌め合わせる。このとき、赤ちゃん保持部材100
のヘッドサポート121から延びるベルト121は使用
しないため、あらかじめ空間121Aに収納しておく。
【0071】また、使用者装着部材200の肩ベルト2
10に設けられたメス型バックル214に、赤ちゃん保
持部材100の延長部105から延びるベルト部材10
7の先端に設けられるオス型バックル109を連結させ
る。
【0072】また、使用者装着部材200の肩ベルト2
11に設けられた2個の係合ボタン211bに、赤ちゃ
ん保持部材100のヘッドサポート120に設けられた
2個の係合ボタン126を嵌め合わせる。このとき、赤
ちゃん保持部材100のヘッドサポート120から延び
るベルト122は使用しないため、あらかじめ空間12
0Aに収納しておく。
【0073】また、図示していないが、使用者装着部材
200の肩ベルト211に設けられたメス型バックル2
15に、赤ちゃん保持部材100の延長部104から延
びるベルト部材106の先端に設けられるオス型バック
ル108を連結させる。
【0074】さらに、図示していないが、赤ちゃん保持
部材100に設けられたファスナレール133と、使用
者装着部材200の補強パッド400Aに設けられたフ
ァスナレール401とをファスナ133Aを用いて結合
させる。なお、ファスナ133Aの移動を防止するため
に、ファスナ133Aに設けられた係合ボタン133B
と、ファスナカバー400に設けられた係合ボタン40
5aとを嵌め合わせる。
【0075】なお、肩ベルト210側における2個の係
合ボタン210bと2個の係合ボタン126、および、
肩ベルト211側における2個の係合ボタン211bと
2個の係合ボタン126により前面縦抱上部連結手段を
構成し、肩ベルト210側におけるメス型バックル21
4とオス型バックル109、および肩ベルト211側に
おけるメス型バックル215とオス型バックル108に
より、前面縦抱中間部連結手段を構成し、ファスナレー
ル133、ファスナレール401およびファスナ133
Aにより、前面縦抱下端部連結手段を構成する。
【0076】また、赤ちゃん2000の下腹部を保護す
るために、腹部保持部材113に設けられたベルト11
5に取付けられたフック部材117を、耳状部材119
Bに設けられたリング状部材132に係合させる。図示
していないが、ベルト115の反対側に設けられたフッ
ク部材116についても、同様に耳状部材119Aに設
けられたリング状部材131に係合させる。
【0077】この縦抱き状態においては、赤ちゃん20
00の頭部側を2点で支持し、赤ちゃん2000の腹部
側面を2点で支持し、さらに赤ちゃん2000の股部を
1点で支持する5点支持構造を採用していることから、
赤ちゃん2000の縦抱き状態を安定させることが可能
になる。また、赤ちゃん2000の頭部側面に、ヘッド
サポート120,121が配設されることから、赤ちゃ
ん2000の頭部の振れを防止し、赤ちゃん2000の
頭部および頚椎領域の保護を図ることが可能になる。
【0078】また、赤ちゃん保持部材100の背中部保
持部材118の背面側には、帯状支持部材128により
空間128aが形成されていることから、お母さん10
00の手1001をこの空間128aに挿入して沿える
ことができるため、さらに安定した状態で、赤ちゃん2
000を保持することが可能となる。
【0079】なお、赤ちゃん200が成長して首および
腰が座り、赤ちゃん2000を自立させておくことに対
して医学的な問題が生じない場合は、図3に示すよう
に、背中部保持部材118を赤ちゃん保持部材100か
ら取外すことにより、赤ちゃん2000を前向きにして
縦抱っこをすることが可能になる。
【0080】また、赤ちゃん保持部材100に設けられ
たベルト部材121,122、オス型バックル124,
125、および帯状支持部材128は、この使用形態で
は用いることがないため、空間120A、121A、1
01Aにそれぞれ収納しておくことで、誤使用を防ぐと
ともに、意匠上の観点からもすっきりした印象を与える
ことができる。
【0081】(背面縦抱き連結状態)次に、図4を参照
して、赤ちゃん保持部材100により、赤ちゃん200
0をお母さん1000の背面において縦抱き状態を可能
にするための第3連結手段について説明する。
【0082】背面縦抱き状態を可能にするためには、使
用者装着部材200の肩ベルト211に設けられた2個
の係合ボタン211cに、赤ちゃん保持部材100のヘ
ッドサポート121に設けられた2個の係合ボタン12
6を嵌め合わせる。このとき、赤ちゃん保持部材100
のヘッドサポート121から延びるベルト121は使用
しないため、あらかじめ空間121Aに収納しておく。
【0083】また、使用者装着部材200の肩ベルト2
11に設けられたメス型バックル215に、赤ちゃん保
持部材100の延長部105から延びるベルト部材10
7の先端に設けられるオス型バックル109を連結させ
る。なお、ベルト部材107のずれを防止するために、
ループ213にベルト部材107を通過させる。
【0084】また、使用者装着部材200の肩ベルト2
10に設けられた2個の係合ボタン210cに、赤ちゃ
ん保持部材100のヘッドサポート120に設けられた
2個の係合ボタン126を嵌め合わせる。このとき、赤
ちゃん保持部材100のヘッドサポート120から延び
るベルト122は使用しないため、あらかじめ空間12
0Aに収納しておく。なお、ベルト部材106のずれを
防止するために、ループ212にベルト部材107を通
過させる。
【0085】また、使用者装着部材200の肩ベルト2
10に設けられたメス型バックル214に、赤ちゃん保
持部材100の延長部104から延びるベルト部材10
6の先端に設けられるオス型バックル108を連結させ
る。
【0086】さらに、図示していないが、赤ちゃん保持
部材100に設けられたファスナレール133と、使用
者装着部材200の使用者用背中パッド部材201に設
けられたファスナレール219とをファスナ133Aを
用いて結合させる。なお、ファスナ133Aの移動を防
止するために、ファスナ133Aに設けられた係合ボタ
ン133Bと、ファスナカバー218に設けられた係合
ボタン218aとを嵌め合わせる。
【0087】なお、肩ベルト211側における2個の係
合ボタン211cと2個の係合ボタン126、および肩
ベルト210側における2個の係合ボタン210cと2
個の係合ボタン126とにより、背面縦抱上部連結手段
を構成し、肩ベルト211側におけるメス型バックル2
15とオス型バックル109、および肩ベルト210側
におけるメス型バックル214とオス型バックル108
により、背面縦抱中間部連結手段を構成し、ファスナレ
ール133、ファスナレール219、およびファスナ1
33Aにより前面縦抱下端部連結手段を構成する。
【0088】また、赤ちゃん2000の下腹部を保護す
るために、腹部保持部材113に設けられたベルト11
5に取付けられたフック部材117を、耳状部材119
Aに設けられたリング状部材132に係合させる。図示
していないが、ベルト115の反対側に設けられたフッ
ク部材116についても、同様に耳状部材119Bに設
けられたリング状部材131に係合させる。なお、赤ち
ゃん2000の下腹部の移動を防止するために、使用者
装着部材200に設けられたループ220,221にベ
ルト115を通過させる。
【0089】この縦抱き状態においては、赤ちゃん20
00の頭部側を2点で支持し、赤ちゃん2000の腹部
側面を2点で支持し、さらに赤ちゃん2000の股部を
1点で支持する5点支持構造を採用していることから、
赤ちゃん2000の縦抱き状態を安定させることが可能
になる。また、赤ちゃん2000の頭部側面に、ヘッド
サポート120,121が配設されることから、赤ちゃ
ん2000の頭部の振れを防止し、赤ちゃんの頭部およ
び頚椎領域の保護を図ることが可能になる。
【0090】なお、赤ちゃん2000が成長して首およ
び腰が座り、赤ちゃん2000を自立させておくことに
対して医学的な問題が生じない場合は、図5に示すよう
に、背中部保持部材118を赤ちゃん保持部材100か
ら取外すことにより、赤ちゃん2000を後向きにして
縦抱っこをすることが可能になる。
【0091】また、赤ちゃん保持部材100に設けられ
たベルト部材121,122、オス型バックル124,
125、および帯状支持部材128は、この使用形態で
は用いることがないため、空間120A、121A、1
01Aにそれぞれ収納しておくことで、誤使用を防ぐと
ともに、意匠上の観点からもすっきりした印象を与える
ことができる。
【0092】以上、本実施の形態における子守帯1にお
いては、子守帯1の使用に際して、横抱き状態、前面縦
抱き状態および背面縦抱き状態での使用が可能となるた
め、子守帯1の使用に際して、新生児期からの使用が可
能になる。
【0093】なお、上記赤ちゃん保持部材100の股間
部保持部材110に、上述したように、曲面領域111
a,111bを設けるとともに、赤ちゃん保持部材10
0と使用者装着部材200とを連結する各ベルトの長さ
を調節可能とすることで、上述したように、前面縦抱き
状態および背面縦抱き状態において、赤ちゃん保持部材
100を使用者装着部材200に装着した状態のまま
で、赤ちゃん1000を前向きまたは後向きに保持する
ことが可能になる。
【0094】なお、上記実施の形態の他の形態として、
強度上の観点から、赤ちゃん保持部材100に設けられ
る、ベルト106,107を下方領域まで延長させて、
股間部保持部材110の領域で交差させる構造が考えら
れる(図6参照)。しかし、股間部保持部材110の領
域でベルト106,107を交差させた場合には、交差
部が盛り上がり赤ちゃん2000に不快感を与えるおそ
れがある。このような場合には、図16に示すように、
ベルト106,107を股間部保持部材110の曲面領
域111a,111bに沿って配置することにより、強
度の向上が図れるとともに、赤ちゃん2000への不快
感を解消することが可能となる。
【0095】また、上記実施の形態においては、赤ちゃ
ん2000の抱っこ状態をより安定的に実現するために
腰ベルト300を設けるようにしたが、肩ベルトのみで
十分赤ちゃん2000の体重を支持できる場合は、必ず
しも腰ベルト300を設ける必要はない。また、肩ベル
トについても、左右1対となるように設けているが、た
とえば肩ベルトを1本のたすきがけのように形成するこ
とも可能である。
【0096】連結部分において、オス型バックル、メス
型バックルを使用しているが、両者を入換えて使用する
ことも可能である。また、オスメス両性のバックルを使
用することも可能である。
【0097】また、上記実施の形態における使用者とし
て、お母さんの場合について説明したが、その他お父さ
んや、他の保護者や保育者であっても構わない。また、
特にお父さんにあっては、子守帯の装着を容姿から嫌が
る場合もあるが、たとえば、図17に示すように、使用
者装着部材200の機能を腕部を通す環状領域を備え、
前身ごろおよび後身ごろを有する洋服に組み込む構成に
することにより、ファッション性を高めることで、お父
さんには、違和感なく装着することが可能になり、父親
と子供とのスキンシップを向上させることが可能にな
る。
【0098】(リュックサックの特徴)上記に説明し、
図示した実施形態は、主として、子守帯としての機能に
重点を置くものであった。一方、図18〜図20に示す
実施形態は、リュックサックとしての機能を有するもの
である。
【0099】図18〜20に示しているリュックサック
は、図10〜12に示した使用者装着部材200の背中
パッド部材201に、収納袋500を取外し可能に連結
したものである。図18および19は使用状態の収納袋
500を示し、図20は、小さく折り畳まれた収納袋5
00を示している。
【0100】リュックサックは、左右の肩ループ部材
と、左右の肩ループ部材の背面側を連結する背面連結部
材と、折りたたみ可能な収納袋500と、収納袋を背面
連結部材に取り外し可能に連結するための背面側脱着手
段と、背面側脱着手段によって背面連結部材に連結され
ている収納袋の折り畳み状態を保持するための折り畳み
状態保持手段とを備える。
【0101】左右の「肩ループ部材」とは、左右の肩部
分を取囲んでループを描く部分である。図10〜12に
明瞭に図示されている肩ベルト210,211、背中パ
ッド部材201の両側方部分、腰ベルト300の側部領
域302A,302B、補強ベルト303,304が肩
ループ部材を形成する。
【0102】「背面連結部材」とは、図10〜12の実
施形態では、背中パッド部材201の中央部分が該当す
る。図20に示すように、左右の肩ループ部材の背面側
部分と背面連結部材とは、一体的になって後身頃を形成
している。このようなデザインであれば、チョッキまた
はベスト状の衣服形態に近づくので、見栄えが良くな
る。
【0103】「背面側脱着手段」とは、収納袋500を
背面連結部材に取外し可能に連結するものであり、止め
ボタン式連結具、帯状連結具、バックル式連結具等、種
々のものが考えられる。図示する実施形態では、背面連
結部材に直線的に延びるファスナレール219(図1
1、図19および図20参照)を設け、この部分に対面
する収納袋500の表面にも対応するファスナレール5
01を設けている。図示していないがファスナレール5
01上にあるファスナを用いて、背面連結部材のファス
ナレール219と、収納袋500のファスナレール50
1とを連結したり、取外したりすることができる。
【0104】収納袋500を安定して背負うために、背
面側脱着手段とは別に、収納袋500の上方部分と肩ル
ープ部材または背面連結部材とを取外し可能に連結する
上方連結部材を設ける。具体的には、収納袋500の上
部にバックル付きの帯部材502,503を設け、これ
らの帯部材を使用者装着部材200上のループ212,
213に通す。
【0105】収納袋500を小さく折り畳む際には、ま
ず、帯部材502,503をループ212,213から
外す。その状態では、収納袋500は、ファスナレール
501の部分だけで背面連結部材に接続されている。し
たがって、収納袋500をきれいに小さく折り畳むこと
ができる。
【0106】「折り畳み状態保持手段」は、収納袋50
0の折り畳み状態を保持するものである。図20に示す
ように収納袋500を袋状に包囲して折り畳み状態を保
持することができるようにするために、好ましくは、収
納袋500の外面上にU字状に延びるファスナレール5
04と、それに対応して逆U字状に延びるファスナレー
ル505が設けられる。図19においては、U字状ファ
スナレール504および逆U字状ファスナレール505
の1辺のみが現われている。図19に示す状態から、逆
U字状ファスナーレール505の全長部分がU字状ファ
スナレール504の全長部分に対面する位置になるま
で、収納袋500を下方に向かって折り畳んでいく。両
ファスナレール504および505が対面した関係にな
ったら、U字状ファスナレール504上にあるファスナ
506を用いて、両ファスナ504および505を連結
する。
【0107】図12に示すように、補強パッド400A
は、左右の肩ループ部材の前面側を連結する「前面連結
部材」の役割を果たしている。この前面連結部材には、
ファスナレール401が設けられている。このファスナ
レール401と、収納袋500のファスナレール501
とが、収納袋500を前面連結部材に取外し可能に連結
するための「前面側脱着手段」を構成する。赤ちゃんを
使用者装着部材200の背面で背負う場合には、小さく
折り畳んだ収納袋500を前面連結部材に連結しておく
と良い。
【0108】子守帯兼用のリュックサックとするため
に、リュックサックは、子供を受入れて保持する子供キ
ャリアを備えていても良い。子供キャリアは、図6およ
び図7に示した構造のものであっても良いし、別の構造
のものであっても良い。また、子供キャリアを肩ループ
部材の前面側に永久的に連結しても良いし、取外し可能
に連結するものであっても良い。図6および図7に示し
た子供キャリアであれば、前面側脱着手段の構成要素を
利用して子供キャリアを前面連結部材に取外し可能に連
結できるし、背面側脱着手段の構成要素を利用して背面
連結部材に取外し可能に連結できる。
【0109】子供キャリアを用いて赤ちゃんを前抱きし
ている場合には、母親の両手は子供を支えるのに使用さ
れている。したがって、この状態では、収納袋は、背面
連結部材に連結されて荷物を収容できるようにする。一
方、赤ちゃんを背面で背負う場合には、収納袋を背面連
結部材から取り外し、その代わりに、子供キャリアを背
面連結部材に連結する。赤ちゃんを背面側で背負う場合
には、両手を用いて荷物を持ち運ぶことができるので、
収納袋を特に必要としないであろう。したがって、収納
袋は小さく折り畳んで、前面連結部材に連結する。
【0110】今回開示した上記実施の形態はすべての点
で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではな
い。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施
の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の
範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基いた実施の形態における子守帯
1を用いて、お母さん1000の前面において、赤ちゃ
ん2000を横抱きすることができる状態を示す図であ
る。
【図2】 この発明に基いた実施の形態における子守帯
1を用いて、お母さん1000の前面において、赤ちゃ
ん2000を縦抱きすることができる状態を示す第1の
図である。
【図3】 この発明に基いた実施の形態における子守帯
1を用いて、お母さん1000の前面において、赤ちゃ
ん2000を縦抱きすることができる状態を示す第2の
図である。
【図4】 この発明に基いた実施の形態における子守帯
1を用いて、お母さん1000の背面において、赤ちゃ
ん2000を縦抱きすることができる状態を示す第1の
図である。
【図5】 この発明に基いた実施の形態における子守帯
1を用いて、お母さん1000の背面において、赤ちゃ
ん2000を縦抱きすることができる状態を示す第2の
図である。
【図6】 赤ちゃん保持部材100を内面側から見た平
面図である。
【図7】 赤ちゃん保持部材100を外面側から見た背
面図である。
【図8】 図6中VIII−VIII線矢視にしたがっ
た第1断面図である。
【図9】 図6中VIII−VIII線矢視にしたがっ
た第2断面図である。
【図10】 使用者装着部材200を開いた状態での正
面図である。
【図11】 使用者装着部材200を開いた状態での背
面図である。
【図12】 使用者装着部材200を閉じた状態での正
面図である。
【図13】 図11中のXIII−XIII線矢視にお
ける第1断面図である。
【図14】 図11中のXIII−XIII線矢視にお
ける第2断面図である。
【図15】 図11中XV−XV線矢視における断面図
である。
【図16】 他の形態における赤ちゃん保持部材100
を内面側から見た平面図である。
【図17】 他の形態における子守帯1を用いて、お母
さん1000の前面において、赤ちゃん2000を横抱
きすることができる状態を示す図である。
【図18】 この発明の一実施形態であるリュックサッ
クを示す正面図である。
【図19】 リュックサックを側面側から見た図であ
る。
【図20】 収納袋を折り畳んだ状態を示す図である。
【符合の説明】
1 子守帯、100 赤ちゃん保持部材、101 背面
保持部材、101A,102A,103A,128a,
400a 空間、101a,102a,103a 袋状
部材、102,103 側部保持部材、104,105
延長部、106,107 ベルト部材、108,10
9,124,125,305 オス型バックル、110
股間部保持部材、111,112 補助パッド部材、
111a,111b 曲面領域、113 腹部保持部
材、114 貫通路、115,122,123 ベル
ト、116,117 フック部材、118 背中部保持
部材、118b,118c 赤ちゃん用パッド部材、1
19A,119B 耳状部材、120,121 ヘッド
サポート、120B 袋状部材、121A 空間、12
1B 袋状部材、126,133B,210b,210
c,211b,211c,218a,405a 係合ボ
タン、127 頭部保護パッド、128 帯状支持部
材、129 ベルト、130B フック部材、131,
132 リング状部材、133,219,401 ファ
スナレール、133A ファスナ、134ループ、13
5,136 面ファスナ、200 使用者装着部材、2
01 使用者用背中パッド部材、201a,301a,
402 芯材、201b クッション部材、202,2
03 パッド部材、210,211 肩ベルト、210
A,211A,303 補強ベルト、212,213,
218,219,220,221 ループ、214,2
15 メス型バックル、216 長さ調節用リング、2
17 長さ調節用リング、218,400 ファスナカ
バー、300 腰ベルト、301 中央領域、301b
クッション部材、302A,302B 側部領域、3
09 連結部材、310 袋状ガイド部材、400A
補強パッド、403 クッション部材、404 ループ
部材、500 収納袋、501 ファスナレール、50
2,503 帯部材、504 U字状ファスナレール、
505逆U字状ファスナレール、1000 お母さん、
2000 赤ちゃん。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の肩ループ部材と、 前記左右の肩ループ部材の背面側を連結する背面連結部
    材と、 折り畳み可能な収納袋と、 前記収納袋を前記背面連結部材に取外し可能に連結する
    ための背面側脱着手段と、 前記背面側脱着手段によって前記背面連結部材に連結さ
    れている前記収納袋の折り畳み状態を保持するための折
    り畳み状態保持手段とを備える、リュックサック。
  2. 【請求項2】 前記折り畳み状態保持手段は、折り畳ん
    だ前記収納袋を袋状に包囲することができるような位置
    関係で前記収納袋の外面上に設けられているファスナを
    含む、請求項1に記載のリュックサック。
  3. 【請求項3】 前記背面側脱着手段は、ファスナレール
    である、請求項1または2に記載のリュックサック。
  4. 【請求項4】 前記背面側脱着手段とは別に、前記収納
    袋の上方部分と前記肩ループ部材または前記背面連結部
    材とを取外し可能に連結する上方連結部材をさらに備え
    る、請求項1〜3のいずれかに記載のリュックサック。
  5. 【請求項5】 前記左右の肩ループ部材の背面側部分と
    前記背面連結部材とは、一体的に形成されて後身頃を形
    成している、請求項1〜4のいずれかに記載のリュック
    サック。
  6. 【請求項6】 前記左右の肩ループ部材の前面側を連結
    する前面連結部材と、 前記収納袋を前記前面連結部材に取外し可能に連結する
    ための前面側脱着手段とをさらに備える、請求項1〜5
    のいずれかに記載のリュックサック。
  7. 【請求項7】 子供を受入れて保持する子供キャリア
    と、 前記子供キャリアを前記左右の肩ループ部材の前面側に
    連結するためのキャリア連結手段とをさらに備える、請
    求項1〜6のいずれかに記載のリュックサック。
  8. 【請求項8】 子供を受入れて保持する子供キャリアを
    備え、 前記子供キャリアは、前記前面側脱着手段の構成要素を
    利用して前記前面連結部材に取外し可能に連結されるこ
    とが可能であり、かつ、前記背面側脱着手段の構成要素
    を利用して前記背面連結部材に取外し可能に連結される
    ことが可能である、請求項6に記載のリュックサック。
  9. 【請求項9】 左右の肩ループ部材と、 前記左右の肩ループ部材の背面側を連結する背面連結部
    材と、 前記左右の肩ループ部材の前面側を連結する前面連結部
    材と、 折り畳み可能な収納袋と、 子供を受入れて保持する子供キャリアと、 前記収納袋または前記子供キャリアを選択的に前記背面
    連結部材に取外し可能に連結するための背面側脱着手段
    と、 前記収納袋または前記子供キャリアを選択的に前記前面
    連結部材に取外し可能に連結するための前面側脱着手段
    とを備える、リュックサック。
JP2002026828A 2002-02-04 2002-02-04 リュックサック Pending JP2003225119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002026828A JP2003225119A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 リュックサック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002026828A JP2003225119A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 リュックサック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003225119A true JP2003225119A (ja) 2003-08-12

Family

ID=27748541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002026828A Pending JP2003225119A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 リュックサック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003225119A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130233A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Aprica Kassai Inc 子守帯
US8590757B2 (en) 2003-09-10 2013-11-26 The Ergo Baby Carrier, Inc. Baby carrier
US9185993B2 (en) 2013-03-13 2015-11-17 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
CN109480541A (zh) * 2017-09-12 2019-03-19 明门瑞士股份有限公司 抱婴带
US10426275B2 (en) 2015-10-30 2019-10-01 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier
JP2019193780A (ja) * 2018-04-19 2019-11-07 ワンダーランド スイツァーランド アーゲー チャイルドキャリア
US10736436B2 (en) 2016-10-28 2020-08-11 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with multiple carry orientations
US10905252B2 (en) 2018-04-19 2021-02-02 Wonderland Switzerland Ag Child carrier
US11219317B2 (en) 2018-11-26 2022-01-11 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with enhanced freedom of movement
US11805921B2 (en) 2020-06-19 2023-11-07 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with multiple carry orientations
USD1010305S1 (en) 2020-12-18 2024-01-09 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
USD1024541S1 (en) 2020-06-19 2024-04-30 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9380887B2 (en) 2003-09-10 2016-07-05 The Ergo Baby Carrier, Inc. Baby carrier
US8590757B2 (en) 2003-09-10 2013-11-26 The Ergo Baby Carrier, Inc. Baby carrier
US9022260B2 (en) 2003-09-10 2015-05-05 The Ergo Baby Carrier, Inc. Baby carrier
US10159357B2 (en) 2003-09-10 2018-12-25 The Ergo Baby Carrier, Inc. Baby carrier
JP4633444B2 (ja) * 2004-11-09 2011-02-16 アップリカ・チルドレンズプロダクツ株式会社 子守帯
JP2006130233A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Aprica Kassai Inc 子守帯
US9185993B2 (en) 2013-03-13 2015-11-17 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
US9380888B2 (en) 2013-03-13 2016-07-05 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
US10506885B2 (en) 2013-03-13 2019-12-17 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
US9713391B2 (en) 2013-03-13 2017-07-25 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
US9955797B2 (en) 2013-03-13 2018-05-01 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
US10172478B2 (en) 2013-03-13 2019-01-08 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
US11026521B2 (en) 2013-03-13 2021-06-08 The Ergo Baby Carrier Inc. Child carrier
US11051634B2 (en) 2015-10-30 2021-07-06 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier
US10426275B2 (en) 2015-10-30 2019-10-01 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier
US12016470B2 (en) 2015-10-30 2024-06-25 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier
US11786055B2 (en) 2015-10-30 2023-10-17 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier
US10736436B2 (en) 2016-10-28 2020-08-11 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with multiple carry orientations
US11297957B2 (en) 2016-10-28 2022-04-12 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with multiple carry orientations
CN109480541A (zh) * 2017-09-12 2019-03-19 明门瑞士股份有限公司 抱婴带
US10660455B2 (en) 2017-09-12 2020-05-26 Wonderland Switzerland Ag Baby carrier
JP2019051308A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 ワンダーランド スイツァーランド アーゲー ベビーキャリア
US10905252B2 (en) 2018-04-19 2021-02-02 Wonderland Switzerland Ag Child carrier
US11039695B2 (en) 2018-04-19 2021-06-22 Wonderland Switzerland Ag Child carrier
US11026520B2 (en) 2018-04-19 2021-06-08 Wonderland Switzerland Ag Child carrier
US11026519B2 (en) 2018-04-19 2021-06-08 Wonderland Switzerland Ag Child carrier
US10905253B2 (en) 2018-04-19 2021-02-02 Wonderland Switzerland Ag Child carrier
JP2019193780A (ja) * 2018-04-19 2019-11-07 ワンダーランド スイツァーランド アーゲー チャイルドキャリア
US11219317B2 (en) 2018-11-26 2022-01-11 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with enhanced freedom of movement
US11805921B2 (en) 2020-06-19 2023-11-07 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with multiple carry orientations
US11882943B2 (en) 2020-06-19 2024-01-30 The Ergo Baby Carrier, Inc. Adjustable child carrier with multiple carry orientations
USD1024541S1 (en) 2020-06-19 2024-04-30 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier
USD1010305S1 (en) 2020-12-18 2024-01-09 The Ergo Baby Carrier, Inc. Child carrier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1992257B1 (en) Reversible infant carrier
ES2869947T3 (es) Portabebés
US10159357B2 (en) Baby carrier
JP5827008B2 (ja) 運搬具
KR101433183B1 (ko) 아기 업개
EP1767125B1 (en) Sling type baby holding carrier
AU2021201176A1 (en) A Baby Carrier
JP3856625B2 (ja) 対面・前向きだっこ兼用ベビーキャリア
US20040149790A1 (en) Baby carrier
US20100072236A1 (en) Multifunctional child carrier
US20110240693A1 (en) Baby carrier with tie straps
US20020175194A1 (en) Infant carrier
US20110062195A1 (en) Child carrier with removable liner
JP2010524605A5 (ja)
WO2005072366A2 (en) Child carrier
US20100155446A1 (en) Device for Carrying a Child
US20080283561A1 (en) Side seating infant carrier
WO2012079787A1 (en) Child carrier
JP2003225119A (ja) リュックサック
CA1332928C (en) Baby carrier
KR101922307B1 (ko) 영아용 속싸개
JP2004181268A (ja) 子守帯および使用者装着部材
US20080283560A1 (en) Side seating infant carrier
JP2003111647A (ja) 子守帯
JP3725610B2 (ja) ウエストバッグ兼用ベビーホルダー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002