JP2003223660A - 自動料金収受システム - Google Patents

自動料金収受システム

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JP2003223660A
JP2003223660A JP2002020240A JP2002020240A JP2003223660A JP 2003223660 A JP2003223660 A JP 2003223660A JP 2002020240 A JP2002020240 A JP 2002020240A JP 2002020240 A JP2002020240 A JP 2002020240A JP 2003223660 A JP2003223660 A JP 2003223660A
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JP
Japan
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vehicle
antenna
road
billing
card
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JP2002020240A
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English (en)
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Koji Kitsuta
光司 橘田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバが車載器に対して不正操作を行って
も課金漏れのないよう課金処理を行うようにした自動料
金収受システムを提供する。 【解決手段】 第1アンテナ101で1回目の路車間通
信を行う(S31)。車載器ID、ICカードIDを収
集する(S32)。収集した車載器ID、ICカードI
Dを保持する(S33)。第2アンテナ201で2回目
の路車間通信を行う(S34)。不可能であった場合に
は、1回目路車間通信で得たICカードに対して課金明
細データを作成する(S35)。可能であった場合に
は、1回目路車間通信で得た車載器IDと比較を行う
(S37)。第1アンテナ101における1回目路車間
通信で得たICカードIDと比較を行う(S38)。こ
の比較で両者が不一致であれば、第1アンテナ101に
おける1回目路車間通信で得たICカードに対して課金
明細データを作成する(S39)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一料金所にて課
金車種の判定、料金収受を行う自動料金収受システムに
おいて、ドライバが車載器に対して第2アンテナとの交
信前に車載器の電源断、ICカードの排出、ICカード
の交換等の不正操作を行っても課金漏れのないよう課金
処理を行うようにした自動料金収受(ETC(Electron
ic Toll Collection))システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ETCシステムは、料金所に設置された
路側無線装置と車両に搭載された車載器との間で必要な
情報を交信し、通行料金の課金処理を自動的に行うシス
テムであり、このシステムの導入により、車両は料金所
をノンストップで通過することができ、料金所での渋滞
を解消することができる。
【0003】図6は、従来の均一料金システムを採るE
TC料金所の構成の概要を示す斜視図である。図6にお
いてETC料金所には、車両1の進入状況を検知するた
めにレーンの脇に設置された6対の車両検知器12〜1
4と、車高を計測する車高計測装置15と、車両1の車
軸数を検知する軸数計16と、車両1の車載器と交信す
る第1の路側無線装置10及び第2の路側無線装置20
と、車両1の通行可や停車を表示する路側表示器18
と、レーンを遮るバーを有する発進制御機19と、車両
検知器12〜14の検知情報に基づいて、第1の路側無
線装置10及び第2の路側無線装置20と車載器との通
信を制御すると共に路側表示器18の表示や発進制御機
19のバーの開閉を制御する車線サーバ17とを備えて
いる。なお、図6には示していないが、ETCシステム
の料金所内には料金所サーバが設けられており、車線サ
ーバ17からの課金データ等が上記料金所サーバを経由
して既設の料金システムのデータ処理装置さらにカード
会社等が運営する請求システムに接続されるようになっ
ている。これらについては本発明の説明において再度触
れることにする。
【0004】次に図6における均一料金システムを採る
ETC料金所で実施されているETCシステムの動作を
説明する。車両検知器12(第1車両検知器とも呼ぶ)
で車両1の進入を検知する。1軸目が軸数計16を設置
している踏み板を通過することにより前進進入と判断す
る。次に車高計測装置15にて車両の車高計測を行う。
【0005】車両検知器12で車両1の進入を確認後、
トールゲート(図示せず)下に設置されている第1の路
側無線装置10と車両1に装備された車載器(図示せ
ず)との間の無線通信(DSRC無線通信)により、車
載器に挿入された記憶媒体、例えばICカードの情報を
読み取る。
【0006】通常、ETC車には、車内のダッシュボー
ド上などに車載器(図示せず)が設置されており、車載
器には、ICカードのIDや残高情報などの個人情報が
記録されたICカードが挿入されている。この車載器
は、第1の路側無線装置10から無線信号を受信する
と、記憶している車載器ID、車種情報、車両用ID、
出発地、通過地などの情報と、挿入されたICカードか
ら読み出したICカードのID、残高情報などの情報と
を送信する。
【0007】車線サーバ17は車両検知器13(第2車
両検知器とも呼ぶ)で車両の進入を検知するまでに上記
通信が正常終了するか否かを判断する。車両検知器13
で車両の進入を検知するまでに上記通信を正常に終了す
ることができたETC車の場合には、路側表示器18に
通行可の表示を行い、発進制御機19のバーを開放す
る。車両検知器13で車両の進入を検知するまでに上記
通信を正常に終了することができなかった車両(非ET
C車又は異常ETC車)の場合には、路側表示器18に
停止の表示を行い、発進制御機19のバーは開放され
ず、収受員により適切な対応が行われる。
【0008】次に、車両検知器14(第3車両検知器と
も呼ぶ)により車両1の進入を検知したら第2の路側無
線装置20と車載器(図示せず)とで通信を行い、上記
軸数計16から得た情報に基づいて得られる車種判別結
果により通行料金の修正の必要があれば、通行料金の修
正を行い車載器に挿入されたICカードに対して書き込
みを行う。車両検知器14により車両1の車尾抜けを検
知したら、車線サーバ17は路側表示器18の表示を消
去する。
【0009】このように従来の自動料金収受(ETC)
システムでは、正常ETC車とそれ以外の車両とを区別
して発進制御機のバーの開閉により車両の退出管理を行
っている。
【0010】ところで、上記のような料金所においてレ
ーン上に配置された第1の路側無線装置10による路車
間通信で車載器から受信した車種情報と、第1車両検知
器12位置に設置されている軸数計16で計測した軸数
と、第1車両検知器12と第2車両検知器13で計測し
た車長とによって課金車種を判定するようにしている。
【0011】そして、車種判別結果により通行料金の修
正の必要があれば、第2の路側無線装置20を使って車
載器に対して課金車種、課金額の送信を行い、車載器に
挿入されたICカードへ書き込みを行い、かつ料金請求
システム(これについては後述する)に対して車線サー
バ17から課金明細データを送信することで、該当のI
Cカードに対して課金処理を行う。
【0012】第2の路側無線装置20では、判定した課
金車種を当該車両(車載器)に正確に送信し、ICカー
ドへ書き込むため、第1の路側無線装置10で路車間通
信した車両と同定処理を行う必要がある。従来のETC
システムは、この車両同定処理を車載器IDの比較で行
っている。
【0013】しかし、上記のような従来のETCシステ
ムにおける車両同定処理には以下のような問題があっ
た。 第2の路側無線装置20との路車間通信までの間に、
車載器の電源がOFFされ、路車間通信が成立せず、車
載器IDを取得できないという問題。 第2の路側無線装置20との路車間通信までの間に、
車載器からICカードが抜かれ、ICカードのIDを認
識できないという問題。 第2の路側無線装置20との路車間通信までの間に、
第1の路側無線装置10の路車間通信時のICカードと
は異なるICカードに交換されてしまい、ICカードの
IDが異なるという問題。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、同一
料金所にて課金車種の判定、料金収受を行う自動料金収
受システムにおいて、ドライバが車載器に対して第2ア
ンテナとの交信前に車載器の電源断、ICカードの排
出、ICカードの交換等の不正操作を行っても課金漏れ
のないよう課金処理を行うようにした自動料金収受シス
テムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の問
題を解決するために、第2アンテナでの路車間通信が行
われる以前に車載器に対し不正操作が行われて路車間通
信が未完となった場合には、第1アンテナでの路車間通
信で受信したICカードに対して課金処理を行うことを
特徴とするものである。
【0016】この構成により、ドライバが第2アンテナ
との交信前に車載器の電源断、ICカードの排出、IC
カードの交換等の不正操作を行っても、第1アンテナで
収集し正常であると判定したICカードに対して課金処
理を行うことで課金漏れを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1〜図5を用いて説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態における同一
料金所にて課金車種の判定、料金収受を行う自動料金収
受システムの構成概要を示すブロック図である。図1に
おいて本発明の自動料金収受(ETC)システムは、基
本的には図6に示した従来の自動料金収受システムと同
じであるが、従来のETCシステムの車両同定処理にお
ける問題点(上記〜参照)を克服している点が構成
上で大きく異なる。
【0019】次に図1において本発明の実施の形態にお
ける同一料金所にて課金車種の判定、料金収受を行うE
TCシステム100の動作を説明する。第1車両検知器
12で車両の進入を検知する。車両の1軸目が軸数計を
設置している踏み板を通過することにより前進進入と判
断する。なお軸数計の設置位置は第1車両検知器12の
設置位置と同じ位置である。次に車高計測装置にて車両
の車高計測を行う。
【0020】第1車両検知器12で車両の進入を確認
後、トールゲート(図示せず)下に設置されている第1
アンテナ101(図6に示した第1の路側無線装置10
の構成要素)と車両に装備された車載器111との間の
無線通信(DSRC無線通信)により、車載器111に
挿入されたICカードの情報を読み取る。
【0021】通常、車載器111には、ICカードのI
Dや残高情報などの個人情報が記録されたICカード
(図示せず)が挿入されている。車載器111は、第1
アンテナ101から無線信号を受信すると、記憶してい
る車載器ID、車種情報、車両用ID、出発地、通過地
などの情報と、挿入されたICカードから読み出したI
CカードのID、残高情報などの情報とを送信する。
【0022】車線サーバ17は、第2車両検知器13で
車両の進入を検知するまでに上記通信が正常終了するか
否かを判断する。第2車両検知器13で車両の進入を検
知するまでに上記通信を正常に終了することができたE
TC車の場合には、路側表示器18に通行可の表示を行
い、発進制御機19のバーを開放する。第2車両検知器
13で車両の進入を検知するまでに上記通信を正常に終
了することができなかった車両(非ETC車又は異常E
TC車)の場合には、路側表示器18に停止の表示を行
い、発進制御機19のバーは開放されず、収受員により
適切な対応が行われる。
【0023】次に、第3車両検知器14により車両の進
入を検知したら第2アンテナ201(図6に示した第2
の路側無線装置20の構成要素)と車載器111とで路
車間通信を行い、上記した軸数計から得た情報並びに第
1車両検知器12及び第2車両検知器13で確認した車
長情報に基づいて得られる車種判別結果により通行料金
の修正の必要があれば、通行料金の修正を行い車載器1
11に挿入されたICカードに対して書き込みを行う。
【0024】そして料金所300の料金所サーバ30
1、既設料金システム400のデータ処理装置401を
介してカード会社500などが運営する料金請求システ
ム501に対して車線サーバ17から課金明細データを
送信することで、該当のICカードに対して課金処理を
行う。ただこのような処理フローで課金できるICカー
ドというのは第1アンテナ101との交信時に車載器1
11に挿入されていたのと同じICカードの場合だけで
あって、上記した従来のETCシステムにおける車両同
定処理の問題点〜に対する解決策は後述する。第3
車両検知器14により車両の車尾抜けを検知したら、車
線サーバ17は路側表示器18の表示を消去する。
【0025】図2は、料金所レーンに配置された各種機
器相互の位置関係を示す概観図である。図2において第
1アンテナ101による通信可能エリアにおいて1回目
の路車間通信が実行され、次いで第2アンテナ201に
よる通信可能エリアにおいて2回目の路車間通信が実行
される。2回目の路車間通信において第2アンテナ20
1は、判定した課金車種を車載器111に正確に送信し
てICカードへ書き込むため、第1アンテナ101で行
った1回目路車間通信した車両と同定処理を行う必要が
ある。1回目及び2回目の路車間通信により得られる車
載器IDの比較で車両同定処理を行うことについては従
来のETCシステムと同様である。
【0026】図3は、従来のETCシステムにおける車
両同定処理の問題点〜に対する解決方法を示す本発
明のETCシステムの動作フローである。図3のステッ
プ(図3ではSと略記する)31においてまず第1アン
テナ101で1回目の路車間通信を行う。次いでステッ
プ32において車載器111の車載器ID、ICカード
からICカードのIDを収集する。
【0027】ステップ33においては、ステップ32で
収集した車載器ID、ICカードのIDを保持する。次
に、ステップ34において第2アンテナ201で2回目
の路車間通信を行う。ステップ34における2回目路車
間通信が不可能(例えば車載器の電源断やICカードの
排出)であった場合には、ステップ35に進み、ステッ
プ35においてICカードに対する書き込み処理を行わ
ず、第1アンテナ101における1回目路車間通信で得
たICカードに対して課金明細データを作成する。な
お、この処理の時に路側表示器18に、料金徴収の異常
を表示することができる。その表示内容としては、例え
ば、“料金徴収異常”と表示する。また、料金徴収が正
常に行えないということから、1回目路車間通信が正常
に行われたデータを使用して課金明細データを作成しこ
れにより課金の正当性を確保することができる。
【0028】ステップ34における2回目路車間通信が
可能であった場合には、ステップ36に進み、ステップ
36において2回目の路車間通信により車載器111の
車載器ID、ICカードからICカードのIDを収集す
る。次いでステップ37において、第1アンテナ101
における1回目路車間通信で得た車載器111の車載器
IDと比較を行う。
【0029】さらにステップ38において第1アンテナ
101における1回目路車間通信で得たICカードのI
Dと比較を行う。ステップ38における比較で両者が不
一致(例えばICカードの交換)であれば、ステップ3
9に進み、ステップ39においてICカードに対する書
き込み処理を行わず、第1アンテナ101における1回
目路車間通信で得たICカードに対して課金明細データ
を作成する。なお、この処理の時に路側表示器18に、
料金徴収の異常を表示することができる。その表示内容
としては、例えば、“料金徴収異常”と表示する。ま
た、料金徴収が正常に行えないということから、1回目
路車間通信が正常に行われたデータを使用して課金明細
データを作成しこれにより課金の正当性を確保すること
ができる。
【0030】ステップ38における比較で両者が一致す
れば、ステップ40に進み、ステップ40においてIC
カードに対する書き込みを実施する。
【0031】以上のように本発明によれば、上記のよう
な従来のETCシステムの車両同定処理における〜
の問題を解決することができる。すなわち、 第2アンテナ201との路車間通信までの間に車載器
111の電源がOFFされてしまい、たとえ2回目の路
車間通信が成立せず車載器IDを取得できないという場
合でも、上記ステップ35に示したように、ICカード
に対する書き込み処理を行わず、第1アンテナ101に
おける1回目路車間通信で得たICカードに対して課金
明細データを作成することで、最低限でも課金の正当性
を確保することができる。 第2アンテナ201との路車間通信までの間に、車載
器111からICカードが抜かれ、ICカードのIDを
認識できないという場合でも、上記ステップ39に示し
たように、ICカードに対する書き込み処理を行わず、
第1アンテナ101における1回目路車間通信で得たI
Cカードに対して課金明細データを作成することで、最
低限でも課金の正当性を確保することができる。 第2アンテナ201との路車間通信までの間に第1ア
ンテナ101における1回目の路車間通信時のICカー
ドとは異なるICカードに交換されてしまい、ICカー
ドのIDが異なっている場合でも、上記ステップ39に
示したように、ICカードに対する書き込み処理を行わ
ず、第1アンテナ101における1回目路車間通信で得
たICカードに対して課金明細データを作成すること
で、最低限でも課金の正当性を確保することができる。
【0032】図3の動作フローでは、図1における車線
サーバ17がICカードへの書き込み実施や課金明細デ
ータの作成までを説明したが、車線サーバ17から料金
所の料金所サーバ301に各種データを通知するタイミ
ングについて以下で説明することにする。
【0033】基本的には、第3車両検知器4からの車両
の退出を検知した後、第1及び第2アンテナにおける路
車間通信での正常ETC/異常ETC/非ETCの判別
結果並びに課金処理データを、料金所サーバ301へ通
知する。
【0034】第2アンテナ201においてある車両との
交信が完了し(路車間通信の異常が確定したことを含
む)、かつアイランド内の車両と対応が取れている時
(第1アンテナ101で通信した時に保持した車載器I
Dと一致した時)には、当該車両の前方に存在する全車
両を交信完了とする(疑似交信完了処理)。但し、直前
(1台前)の車両については同時に交信中の可能性があ
るので特別に扱う。直前車両が交信中か、または通信異
常未確定なら、この車両は状態を保持する。
【0035】図4においては、当該車両Pの直前車両A
が交信中や通信異常未確定ではないため、前方にある全
車両(車両A〜D)が疑似的に交信完了となり、車線サ
ーバ17から料金所サーバ301へ通知される(アイラ
ンド内から車両A〜Dがすべて削除される)。
【0036】一方、図5においては、当該車両Pの直前
車両Aが交信中、または通信異常未確定のため、車両Aよ
り前方にある全車両(車両B〜D)が疑似的に交信完了
となり、車線サーバ17から料金所サーバ301へ通知
される(アイランド内から車両B〜Dがすべて削除され
る)。
【0037】ETCシステムでは2台同時に通信可能と
なっているため、後方の車両が先に交信完了状態となっ
ても、1台前が交信中の場合が考えられる。そのため、
後方車両が交信完了状態となっても、前方車両が交信中
の場合、通信異常未確定の場合は、交信完了した後方車
両の状態を保持し、前方車両の状態が確定した時に料金
所サーバへ通知を行う。
【0038】以上のように本発明の料金所サーバへの通
知タイミング方法は、疑似交信完了処理により、非ET
C車の料金所サーバへの通知タイミングを早めることが
可能となる。つまり非ETC車が連続している場合は、
基本的に車両キュー(Queue)があふれないと料金所サ
ーバへ通知されないので、一定台数の車両通過が必要と
なるが、本発明では、後方でETC車が通知したことを
条件に、前方の車両を交信完了扱い(疑似交信完了処
理)にすれば、一定台数以上の車両が通過する前に料金
所サーバへの通知が可能となる。
【0039】
【発明の効果】上記実施の形態の説明から明らかなよう
に本発明によれば、ドライバが第2アンテナとの交信前
に車載器の電源断、ICカードの排出、ICカードの交
換等の不正操作を行っても、第1アンテナで収集し正常
であると判定したICカードに対して課金処理を行うこ
とで課金漏れを防止することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における同一料金所にて課
金車種の判定、料金収受を行う自動料金収受システムの
構成概要を示すブロック図、
【図2】料金所レーンに配置された各種機器相互の位置
関係を示す概観図、
【図3】本発明の実施の形態におけるETCシステムの
動作フローを示す図、
【図4】本発明の実施の形態に係る車線サーバから料金
所の料金所サーバにデータを通知するタイミングを示す
第1の例、
【図5】本発明の実施の形態に係る車線サーバから料金
所の料金所サーバにデータを通知するタイミングを示す
第2の例、
【図6】従来の均一料金システムを採るETC料金所の
構成の概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両 2 ETC車 10 第1の路側無線装置 12 車両検知器S1(第1車両検知器) 13 車両検知器S2(第2車両検知器) 14 車両検知器S4(第3車両検知器) 15 車高計測装置 16 軸数計 17 車線サーバ 18 路側表示器 19 発進制御機 20 第2の路側無線装置 100 ETCシステム 101 第1アンテナ 111 車載器 201 第2アンテナ 300 料金所 301 料金所サーバ 400 既設料金システム 401 データ処理装置 500 カード会社 501 請求システム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアンテナで車載器情報、記憶媒体
    を正当認証し、第2のアンテナで課金処理を行う道路料
    金自動収受システムにおいて、前記第2アンテナでの路
    車間通信が行われ、以前に車載器に対し不正操作が行わ
    れて路車間通信が未完となった場合には、前記第1アン
    テナでの路車間通信で受信した記憶媒体に対して課金処
    理を行うことを特徴とする自動料金収受システム。
  2. 【請求項2】 前記路車間通信の未完の際に、路側表示
    器に料金徴収の異常を表示するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の自動料金収受システム。
  3. 【請求項3】 前記不正操作によって路車間通信が不可
    能であった場合には後に検出した記憶媒体への書き込み
    処理を行わず、前記第1アンテナでの路車間通信で受信
    した先に検出した記憶媒体に対して課金処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の自動料金収受システム。
  4. 【請求項4】 前記課金処理は、課金明細データを作成
    し、作成した課金明細データを料金請求システムに送信
    することを含むものであることを特徴とする請求項3記
    載の自動料金収受システム。
  5. 【請求項5】 前記不正操作によって記憶媒体のIDが
    不一致となった場合には記憶媒体への書き込み処理を行
    わず、前記第1アンテナでの路車間通信で受信した記憶
    媒体に対して課金処理を行うことを特徴とする請求項1
    記載の自動料金収受システム。
  6. 【請求項6】 前記課金処理は、課金明細データを作成
    し、作成した課金明細データを料金請求システムに送信
    することを含むものであることを特徴とする請求項5記
    載の自動料金収受システム。
  7. 【請求項7】 第1のアンテナで車載器情報、記憶媒体
    を正当認証し、第2のアンテナで課金処理を行う道路料
    金自動収受システムにおいて、前記第2アンテナでの路
    車間通信が完となった車両について料金所サーバにデー
    タ通知したことを条件に、当該車両の前方に位置する車
    両を交信完了扱いにして、一定台数以上の車両が通過す
    る前に料金所サーバへの通知ができるようにしたことを
    特徴とする自動料金収受システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020071769A (ja) * 2018-11-01 2020-05-07 克実 森 車両通過情報処理システム

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