JP2003221256A - ガラス基板 - Google Patents

ガラス基板

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JP2003221256A
JP2003221256A JP2002024278A JP2002024278A JP2003221256A JP 2003221256 A JP2003221256 A JP 2003221256A JP 2002024278 A JP2002024278 A JP 2002024278A JP 2002024278 A JP2002024278 A JP 2002024278A JP 2003221256 A JP2003221256 A JP 2003221256A
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glass substrate
layer
photoelectric conversion
glass
uneven surface
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Akira Fujisawa
章 藤沢
Masatoshi Nara
正俊 奈良
Toshifumi Tsujino
敏文 辻野
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射低減機能および防眩機能を同時に発揮で
き、かつ、耐久性の高いガラス基板を提供する。 【解決手段】 凹凸の表面を有し、その凹凸表面側から
測定した波長400〜1,100nmの平均反射率が
7.5%以下であり、凹凸表面における20度鏡面光沢
度、45度鏡面光沢度および60度鏡面光沢度が全て5
0以下であるガラス基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射低減機能お
よび防眩機能を同時に発揮しうるガラス基板に関する。
さらには、このガラス基板を用いた光電変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の製造工程において、熔融状態
のガラスを表面凹凸を備えた型ロールでプレス成形した
型板ガラス、あるいは金剛砂と金属ブラシとを用いて表
面を荒らした擦りガラスが市販されている。これらのガ
ラス板は、表面にサブミリメートルの凹凸を備え、その
表面において透過光を散乱させて隠蔽機能を発揮し、さ
らに反射光も散乱させて防眩機能も発揮する。
【0003】また、ガラス板をエッチングしてその表面
に微細な凹凸を成形したもの、あるいはガラス板の表面
にゾルゲル法などによりシリカ微粒子を付着させたもの
も市販されている。これらのガラス板は、表面にナノメ
ートルからサブマイクロメートルの凹凸を備え、反射低
減(AR)機能を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、型板ガラス
または擦りガラスは防眩機能を発揮するものの、AR機
能を発揮することができない。一方で、エッチングされ
たガラス板またはシリカ微粒子を備えたガラス板は、A
R機能は発揮できても、防眩機能を発揮することができ
ない。さらに、シリカ微粒子を備えたガラス板は、エッ
チングされたガラス板に比べて、耐薬品性または耐摩耗
性などの耐久性が劣るという問題があった。
【0005】この発明は、以上のような問題点に着目し
てなさたものである。その目的とするところは、AR機
能および防眩機能を同時に発揮でき、かつ、耐久性の高
いガラス基板を提供することにある。さらには、この凹
凸表面の対向面に薄膜を成形してAR機能をさらに高め
たガラス基板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに鋭意研究した結果、本発明者らは次の技術的思想に
想達した。防眩機能は、可視光を散乱させることにより
発揮される。そのため、ガラス基板に防眩機能を付与す
るには、その表面に可視光波長よりも大きく、かつ、様
々な大きさの凹凸を設ける必要がある。一方、AR機能
が発揮される条件は可視光波長と屈折率との関係式から
導かれ、ガラス基板にAR機能を付与する場合、一般に
可視光波長より小さい凹凸となるように、ガラス基板が
エッチングされたり、適合した大きさのシリカ微粒子が
選択的に使用されたりしてきた。すなわち、防眩機能を
発揮する表面凹凸の大きさとAR機能のそれとの間に
は、数倍から数百倍の開きがあることになる。そのた
め、これまでは防眩機能とAR機能とを同時に発揮する
技術について検討されてこなかった。しかしながら、ガ
ラス基板の表面をエッチングなどで荒らす場合、その表
面凹凸の大きさは、完全に均一になることはなく、ある
幅を持って分散することになる。そして、この分散の状
態を制御することよって、防眩機能とAR機能とを同時
に発揮できる表面凹凸が形成されると推測するに至っ
た。
【0007】この技術的思想を体現するものすなわち請
求項1に記載の発明のガラス基板は、凹凸の表面を有
し、その凹凸表面側から測定した波長400〜1,10
0nmの平均反射率が7.5%以下であり、凹凸表面に
おける20度鏡面光沢度、45度鏡面光沢度および60
度鏡面光沢度が全て50以下のものである。
【0008】請求項2に記載の発明のガラス基板は、請
求項1に記載の発明において、凹凸表面に関して、凸部
の高さは、最頻値が100〜1,000nmで、50〜
5,000nmの範囲に70%以上が分布するものであ
って、凸部の幅は、最頻値が200〜1,200nm
で、50〜5,000nmの範囲に70%以上が分布す
るものである。
【0009】請求項3に記載の発明のガラス基板は、請
求項1に記載の発明において、凹凸表面の対向面に、屈
折率1.6〜2.5、かつ、厚さ5〜100nmの第一
層と、屈折率1.4〜2.0、かつ、厚さ5〜100n
mの第二層とからなる薄膜を備えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて詳細に説明する。ただし、以下の実施の形態に限定
するものではない。
【0011】シリカ微粒子を付着させるなどガラス基板
以外の外来物を用いることで、ガラス基板の表面を凹凸
にすることができる。さらに、ガラス基板と屈折率の異
なる外来物を選択して使用すれば、AR機能を向上させ
られるなどの利点もある。しかし、外来物を用いた場合
は、たとえバインダーでガラス基板に接着したとして
も、ガラス基板自体の表面を凹凸化したものと比較すれ
ば、一体性に欠け耐久性が劣ることは否定できない。ま
た、外来物を製造・調整する工程およびガラス基板に外
来物を接着する工程が別途必要となり、ガラス基板の製
造工程が複雑になって製造コストが上昇するなどの問題
も生じる。そこで、この発明では、ガラス基板自体の表
面を凹凸化することを前提に検討した。
【0012】防眩機能とAR機能とを同時に発揮するガ
ラス基板は、次の特性により特定することができる。す
なわち、ガラス基板の凹凸表面側から測定した波長40
0〜1,100nmの平均反射率が7.5%以下であ
り、凹凸表面における20度鏡面光沢度、45度鏡面光
沢度および60度鏡面光沢度が全て50以下というもの
である。なお、この平均反射率は、凹凸表面と対向する
面に薄膜などを設けない状態で測定した値であり、また
20度鏡面光沢度、45度鏡面光沢度および60度鏡面
光沢度は、JIS Z 8741−1983の鏡面光沢
度測定方法に従って測定される値である。
【0013】この平均反射率は、AR機能を評価するた
めの指標である。従来の型板ガラスの平均反射率は、型
の形状またはガラス組成などにより多少の差はあるが、
少なくとも8%以上である。一方、防眩機能を評価する
指標は、20度鏡面光沢度、45度鏡面光沢度および6
0度鏡面光沢度の三つの光沢度である。三つの異なる角
度で測定した値を用いて評価することにより、防眩機能
についての指標としての信頼性を担保する。すなわち、
三つの角度における鏡面光沢度を以って評価することに
より、特定の角度の直進反射だけではなく、あらゆる角
度の直進反射について検討を行ったことになり、実質的
に防眩機能が発揮されているか否かの判断が可能にな
る。ちなみに、粒径約100nmのシリカ微粒子をシラ
ンカップリング剤を含有するバインダーで接着したガラ
ス基板(AR機能を付与した従来のガラス基板)の鏡面
光沢度は、いずれも凡そ150前後である。
【0014】また、本発明者らは、波長400〜1,1
00nmの平均反射率が6.6%以下で、かつ、凹凸表
面における20度鏡面光沢度、45度鏡面光沢度および
60度鏡面光沢度が全て20以下のガラス基板の製造に
も成功している。
【0015】このガラス基板の特性を体現する一形態と
して、ガラス基板の凹凸表面を次の状態にすることが例
示される。すなわち、凸部の高さに関して、最頻値が1
00〜1,000nmで、50〜5,000nmの範囲
に70%以上が分布し、同時に凸部の幅に関して、最頻
値が200〜1,200nmで、50〜5,000nm
の範囲に70%以上が分布する状態である。ここで、凸
部の高さおよび凸部の幅の測定方法について説明する。
凸部の高さは、倍率45,000で仰角30°の上方か
ら撮影した走査型電子顕微鏡(SEM)写真に基づいて
算出する。具体的には、SEM写真に全影が写っている
凸部について、個々の凸部の***が始まる点(通常は凹
部の頂点)同士を結んだ線をベースラインとして、凸部
の頭頂からベースラインに垂線を引き、その垂線の長さ
を以って高さとみなす。また、凸部の幅は、SEM写真
に全影が写っている凸部について、ある凸部の頭頂とそ
れに最も近い凸部の頭頂との距離を、上記SEM写真に
基づいて算出して求める。
【0016】凸部の高さおよび凸部の幅は正規分布関数
に従って分布し、ある程度のバラツキをもちながらも突
出した大きさの凸部は殆ど存在しない。なお、「正規分
布関数に従う」とは、最頻値と平均値が同一視でき、か
つ、分布関数のグラフが最頻値を軸としてほぼ左右対称
であることをいう。
【0017】上述のように、ガラス基板表面の凹凸の大
きさは、AR機能を発揮するためには可視光波長より小
さくなければならず、一方で防眩機能を発揮するために
は可視光波長より大きく、かつ、ある程度のバラツキが
必要である。さらに、大きな凸部が多すぎる場合は、乱
反射により反射率が増大し、一方小さな凸部が多すぎる
と、光がほとんど直進するため防眩機能が発揮されなく
なる。本発明者らは、このような条件を勘案しつつ多く
の実験を行い、帰趨的に上述の凹凸表面に関する好まし
い状態を見出した。
【0018】上記の凹凸表面の状態を体現する方法は、
とくに限定されるものではない。たとえば、干渉露光に
よるパターン形成後にドライエッチングを行う方法、レ
ーザーを使ったスクライブ、あるいは砥粒の粒度を調整
したブラスト法などが挙げられる。
【0019】ガラス基板は、その種類を限定されるもの
ではなく、ソーダライムガラス、ホウケイ酸ガラス、ア
ルミノシリケートガラスまたはシリカガラスなど市販の
ガラスをそのまま利用することができる。中でも、フロ
ート法で大量に製造されるソーダライムガラスが入手し
易くコストの点で好ましい。なお、微量元素を入れた様
々な色のソーダライムガラスを用いてもよいが、広い波
長域で高い透過率を期待する場合は、鉄の含有量を0.
03%以下にすることが望ましい。
【0020】また、ガラス基板の凹凸表面と対向する面
に、厚さ5〜150nmのシリカまたは酸化アルミニウ
ムを主成分とする薄膜を設けることが望ましい。この薄
膜を設けることにより、ガラス基板の表面からアルカリ
成分が経時的に溶出することを防止でき、ガラス基板の
耐久性を高めることができる。また、この薄膜は、一層
に限らず二層であってもよい。二層の場合、第一層の好
ましい膜厚は5〜100nmであり、好ましい屈折率は
1.6〜2.5である。第一層は、好ましくは、酸化ス
ズ、酸化チタンおよび酸化アルミニウムから選ばれる少
なくとも一つから構成される。第二層の好ましい膜厚は
5〜100nmであり、好ましい屈折率は1.4〜2.
0である。第二層は、好ましくは、シリカ、酸化アルミ
ニウムおよび酸化スズから選ばれる少なくとも一つから
構成される。また、第一層の屈折率は、第二層の屈折率
よりも高いことが好ましい。なお、この薄膜は、一層や
二層構成に限られず、三層以上であっても構わない。
【0021】さらに、この薄膜の上に透明導電膜を成形
することにより、ガラス基板を建築物用もしくは車両用
の低放射率ガラスまたは光電変換装置用ガラス基板とし
て利用できるようになる。透明導電膜としては、酸化ス
ズ、酸化チタン、酸化亜鉛またはインジウムをドープし
た酸化スズ(ITO)を主成分とするものが好ましい。
中でも、酸化スズを主成分とする透明導電膜は、安価な
原料を用いて化学蒸着法(CVD法)により大面積に短
時間で成形できる点で有利である。とくに、フロート法
によるガラス製造工程において、熔融状態のガラスリボ
ンの熱を利用して熱分解反応を進行させるCVD法を用
いれば、透明導電膜の成形コストを著しく低下させるこ
とができる。酸化スズを主成分とする透明導電膜には、
導電率を高めるためにフッ素やアンチモンをドープした
方がよい。透明導電膜中の好ましいフッ素濃度は0.4
重量%以下であり、このときの屈折率は約1.9とな
る。また、シリコン、アルミニウム、亜鉛、銅、インジ
ウム、ビスマス、ガリウム、ホウ素、バナジウム、マン
ガンまたはジルコニウムなどを微量ドープしても構わな
い。ただし、これらの濃度は0.02重量%以下が好ま
しい。透明導電膜のシート抵抗値は、具体的には3〜3
0Ω/□(スクエア)が好ましい。この値を考慮する
と、透明導電膜の好ましい厚さは500〜1,500n
mとなる。なお、前記各用途において、ガラス基板は凹
凸表面が入射光側となるように配置される。
【0022】CVD法により酸化スズを主成分とする透
明導電膜を成形する場合、スズ原料としては、四塩化ス
ズ、ジメチルスズジクロライド、ジブチルスズジクロラ
イド、テトラメチルスズ、テトラブチルスズ、ジオクチ
ルスズジクロライドまたはモノブチルスズトリクロライ
ドなどが挙げられ、とくに四塩化スズまたはジメチルス
ズジクロライドもしくはモノブチルスズトリクロライド
などの有機スズ塩化物が好ましい。また、スズ原料を酸
化スズにするために用いられる酸化原料としては、酸
素、水蒸気または乾燥空気などが挙げられる。フッ素原
料としては、フッ化水素、トリフルオロ酢酸、ブロモト
リフルオロメタンまたはクロロジフルオロメタンなどが
挙げられる。アンチモンを添加する場合は、五塩化アン
チモンまたは三塩化アンチモンなどを用いてもよい。
【0023】CVD法により薄膜として好適なシリカを
成膜する場合、シリコン原料としては、モノシラン、ジ
シラン、トリシラン、モノクロロシラン、ジクロロシラ
ン、1,2ジメチルシラン、1,1,2トリメチルジシラン、1,
1,2,2テトラメチルジシラン、テトラメチルオルソシリ
ケートまたはテトラエチルオルソシリケートなどが挙げ
られる。また、この場合の酸化原料としては、酸素、水
蒸気、乾燥空気、二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化窒素
またはオゾンなどが挙げられる。なお、シランを使用す
る場合、ガラス基板の表面に到達するまでシランの反応
を防止する目的で、エチレン、アセチレンまたはトルエ
ンなどの不飽和炭化水素ガスを併用しても構わない。同
じく酸化アルミニウムを成膜する場合、アルミニウム原
料としては、トリメチルアルミニウム、アルミニウムト
リイソポプロポキサイド、塩化ジエチルアルミニウム、
アルミニウムアセチルアセトネートまたは塩化アルミニ
ウムなどが挙げられる。また、この場合の酸化原料とし
ては、酸素水蒸気または乾燥空気などが挙げられる。
【0024】薄膜および透明導電膜を備えたガラス基板
を光電変換装置に利用した場合、ガラス基板の凹凸表面
により入射光の反射が抑制され、光電変換層への光の入
射量が増加して光電変換効率が向上する。また近年で
は、光電変換装置をビルの外壁や民家の屋根など人目に
付き易い個所に設置する場合が多いことから、反射光に
よるギラツキなどの反射光害を抑制する必要があり、こ
の点においても防眩機能を発揮するこのガラス基板は有
用である。さらに、このガラス基板は表面の凹凸が適度
に分散しているので、この凹凸表面において透過光が散
乱して、光電変換層での光路が長くなるいわゆる光閉じ
込め効果が有効に奏されるようになる。凸部の高さおよ
び凸部の幅の分布が上記の通りであれば、凸部の大きさ
がある程度のバラツキをもちながらも、突出して大きな
凸部は殆ど存在しない。光閉じ込め効果が有効に奏され
るには、凸部の高さおよび凸部の幅がいずれも可視光波
長程度である必要があり、一方で様々な波長で光散乱が
生じるには、凸部の高さおよび凸部の幅がいずれも適度
なバラツキを以って分布している必要がある。しかし、
大きな凸部が多すぎる場合は、乱反射により反射率が増
大し、光電変換層への入射光量が減少する。小さな凸部
が多すぎると、透過光の散乱が十分に行われないために
光閉じ込め効果が得られず、さらに反射光の散乱も不十
分となって、防眩機能も発揮されない。したがって、こ
のガラス基板の凹凸表面のように、凸部の高さと凸部の
幅とがいずれも正規分布関数に従って分布する状態こそ
が理想的な状態であると言える。さらに、50nm未満
の高さや幅を有する凸部が多い場合は、透過光が散乱さ
れないため、光閉じ込め効果が充分に奏されない。一
方、1,000nmを越える高さの凸部または1,20
0nmを越える幅の凸部が多いと、平均反射率が低下し
ないので、光電変換層への入射光量が増加しない。
【0025】ちなみに、この薄膜および/または透明導
電膜を設けた後に上記平均反射率を測定する場合は、ガ
ラス端面からの光の損失が無視できず正確な測定が困難
になるため、反射率の低減を透過率の増加で置き換えて
評価してもよい。具体的には、透明導電膜の表面凹凸の
影響をなくすために、屈折率が透明導電膜に近く、か
つ、可視光域に吸収のない透明なヨウ化メチレン液を透
明導電膜の表面に塗布し、その上にカバーガラスを貼り
付けて「浸液透過率」を測定する。この浸液透過率で評
価する場合、ガラス基板の凹凸表面の存在によって、波
長400〜1,100nmにおける平均浸液透過率は
0.5%以上向上する(この向上分だけ平均反射率が低
下したと考える)ことが好ましく、さらには1.0%以
上向上することが好適である。
【0026】このガラス基板を用いれば、光電変換層が
アモルファスシリコンの場合はもちろん、アモルファス
シリコンゲルマニウムまたは薄膜多結晶シリコンなど次
世代に主流となる薄膜型太陽電池のみならず結晶系シリ
コン太陽電池のカバーガラスに使用した場合において
も、AR機能と防眩機能とが発揮されて、光電変換装置
の変換効率が向上するものと期待される。
【0027】図1は、この光電変換装置の一形態の断面
図である。この光電変換装置は、凹凸表面の対向面の上
に、下地膜1,2、透明導電膜3、光電変換層7、裏面
電極8がこの順で形成されている。
【0028】アモルファスシリコン層は、たとえば、蒸
着法や水素ガスで希釈されたモノシランを原料とし、グ
ロー放電を用いたプラズマCVD法または熱CVD法に
より成膜される。アモルファスシリコン層は、通常p−
i−n接合が形成されるように適宜メタン、ジボラン、
フォスフィンなどを添加しながら、透明導電膜側から順
に、p層、i層、n層を成膜することにより形成され
る。もっとも、アモルファスシリコンに代えて、アモル
ファスシリコンゲルマニウム、微結晶シリコン、多結晶
シリコン、結晶シリコンまたはCdTeもしくはCuInSe2
どの化合物半導体薄膜を光電変換層として成膜しても構
わない。なお、裏面電極形成前に、反射率の改善や不純
物の拡散防止を目的として、酸化亜鉛の薄膜を予め形成
してもよい。
【0029】光電変換層の表面凹凸は、透明導電膜の表
面形状に依存する。また、エッチング法、ブラスト法ま
たはスタンピング法などを活用することで、光電変換層
の表面凹凸形状を制御することができる。さらに、光電
変換層上には、前記透明導電膜と同じものまたは銀膜や
アルミニウム膜などからなる裏面電極が形成される。
【0030】光電変換層は、図1に示したように単層で
もよいが、複数層でもよい。光電変換層としては、非晶
質シリコン系薄膜や結晶質シリコン系薄膜からなるユニ
ット(以下、各ユニットを「非晶質シリコン系薄膜光電
変換ユニット」、「結晶質シリコン系薄膜光電変換ユニ
ット」のように光電変換層の種類を引用して表記する)
が挙げられる。
【0031】非晶質シリコン系薄膜光電変換ユニット
は、p−i−n型の順にプラズマCVD法により各半導
体層を堆積して形成される。具体的には、たとえば導電
型決定不純物原子であるボロンが0.01原子%以上ド
ープされたp型微結晶シリコン系層、光電変換層となる
真性非晶質シリコン層、ならびに導電型決定不純物原子
であるリンが0.01%以上ドープされたn型微結晶シ
リコン系層をこの順に堆積すればよい。しかし、これら
各層は上記に限定されず、たとえばp型微結晶シリコン
系層において不純物原子をアルミニウムなどとしてもよ
く、p型層として非晶質シリコン系層を用いてもよい。
また、p型層として、非晶質または微結晶のシリコンカ
ーバイドまたはシリコンゲルマニウムなどの合金材料を
用いてもよい。なお、導電型(p型、n型)微結晶シリ
コン系層の膜厚は、3〜100nmが好ましく、5〜5
0nmがさらに好ましい。
【0032】真性非晶質シリコン層は、プラズマCVD
法により450℃以下で成膜することが好ましい。この
層は、導電型決定不純物原子の密度が1×1018cm-3
下である実質的に真性半導体である薄膜として形成され
る。真性非晶質シリコン層の膜厚は0.05〜0.5μ
mが好ましい。ただし、非晶質シリコン系薄膜光電変換
ユニットでは、真性非晶質シリコン層に代えて、合金材
料である非晶質シリコンカーバイド層(たとえば10原
子%以下の炭素を含有する非晶質シリコンからなる非晶
質シリコンカーバイド層)または非晶質シリコンゲルマ
ニウム層(たとえば30原子%以下のゲルマニウムを含
有する非晶質シリコンからなる非晶質シリコンゲルマニ
ウム層)を用いてもよい。
【0033】結晶質シリコン系薄膜光電変換ユニット
も、非晶質シリコン系薄膜光電変換ユニットと同様の手
順でp−i−n型各半導体層をこの順にプラズマCVD
法により堆積して形成されうる。
【0034】裏面電極8としては、アルミニウム,銀,
金,銅,白金およびクロムから選ばれる少なくとも一つ
の材料からなる少なくとも1層の金属層をスパッタリン
グ法または蒸着法により形成することが好ましい。ま
た、光電変換ユニットと金属電極との間に、酸化スズ、
酸化亜鉛、ITOなどの導電性酸化物からなる層を形成
しても構わない。
【0035】この光電変換装置は、結晶質シリコン系薄
膜光電変換ユニットを含むことが好ましい。このユニッ
トは、非晶質シリコン系薄膜光電変換ユニットと比較し
て発生する開放端電圧が低く、発生する短絡電流密度が
高いため、ガラス板上の導電膜のシート抵抗値よりも光
線透過率が光電変換効率により大きく寄与するからであ
る。
【0036】なお、この発明において、「主成分」とは
慣用に従い構成成分含有率で50重量%以上であること
をいう。また、部分的に非晶質を含んでいても体積結晶
化分率50%以上であれば「結晶質」に相当するものと
する。さらに、「シリコン系」の材料には、非晶質また
は結晶質のシリコンに加え、非晶質シリコンゲルマニウ
ムなどシリコンを50原子%以上含む半導体材料も含ま
れる。
【0037】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに具体
的に説明する。ただし、以下の実施例に限定するもので
はない。
【0038】(実施例1)全鉄濃度を0.02%とした
厚さ4mmのソーダライムガラスをフロート法で製造
し、このガラス基板のボトム面(製造時に熔融スズと接
触していた面)に、干渉露光によるパターンニング形成
とドライエッチング処理とを施した。このガラス基板の
凸部の高さは、正規分布関数に従って分布しており、最
頻値が600nmで、かつ、50〜5,000nmのも
のが90%であった。凸部の幅も正規分布関数に従って
分布しており、最頻値が800nmで、かつ、50〜
5,000nmのものが95%であった。
【0039】つぎに、波長400〜1,100nmの反
射率スペクトルを分光光度計を用いて測定し、波長10
nm間隔でサンプリングしてその値を平均化した。その
平均反射率は6.6%であった。ちなみに、上記パター
ンニング形成とドライエッチング処理を施す前のソーダ
ライムガラスの反射率は8.1%であった。つづいて、
変角光沢計を用いて、20度、45度および60度の角
度での鏡面光沢度を測定した。これらの光沢度は全て5
0以下の低い値であった。したがって、このガラス基板
は、反射光をよく散乱させており、防眩機能が有効に発
揮されているといえる。
【0040】さらに、ガラス基板の耐久性(耐薬品性)
を確認するため、このガラス基板を23℃、1規定の硫
酸水溶液中に240時間浸漬し、つづけて1規定の水酸
化ナトリウム水溶液に240時間浸漬した。この耐久性
試験後のガラス基板について、上記同様の手段により、
平均反射率および鏡面光沢度を測定した。ガラス基板の
凹凸表面の状態および特性について、下記「表1」にま
とめて示す。
【0041】(実施例2)フロート法において、熔融状
態のガラスリボンを適当な厚さに成形する熔融スズで充
たされた槽(以下、「成形バス」という)内で、CVD
法を用いてガラスリボン上に二層からなる薄膜および透
明導電膜を成形した。それ以外は、実施例1と同様にし
て、ガラス基板を製造した。なお、成形バス内が槽外よ
りもやや高圧に維持されるように、成形バス内には98
体積%の窒素と2体積%の水素とを常時供給し続け、成
形バス内を非酸化性雰囲気に保持しつつ、成膜を行っ
た。最上流側に位置する第1コータから、ジメチルスズ
ジクロライド(蒸気)、酸素、窒素およびヘリウムから
なる混合ガスを供給し、ガラスリボン上に膜厚35nm
の酸化スズからなる膜(第一層)を成膜した。引き続い
て、第2コータから、モノシラン、エチレン、酸素およ
び窒素からなる混合ガスを供給し、膜厚25nmのシリ
カからなる膜(第二層)を成膜した。さらに、第3コー
タから、ジメチルスズジクロライド(蒸気)、酸素、水
蒸気、窒素、ヘリウムおよびフッ化水素からなる混合ガ
スを供給し、膜厚800nmのフッ素をドープした酸化
スズを主成分とする透明導電膜を成形した。
【0042】このガラス基板について、実施例1と同様
にして波長400〜1,100nmの平均反射率と、2
0度、45度、60度の角度での鏡面光沢度と測定し
た。また、透明導電膜にヨウ化メチレン液を塗布し、カ
バーガラスを貼り付けた。波長400〜1,100nm
の透過率スペクトルを分光光度計で測定し、波長10n
m間隔でサンプリングし平均化して平均浸液透過率を算
出した。さらに、実施例1と同様にして耐久性試験を行
い、その後平均反射率、鏡面光沢度および平均浸液透過
率を再度測定した。
【0043】ガラス基板の凹凸表面の状態および特性に
ついて、下記「表1」にまとめて示す。
【0044】(比較例1)型ロールを用いたロールプレ
ス成形法でガラス基板を成形した。このガラス基板に
は、パターンニング形成およびドライエッチング処理は
施さなかった。このガラス基板について、実施例1と同
様にして、ガラス基板の凹凸表面の状態および特性を測
定した。その結果を下記「表1」にまとめて示す。
【0045】(比較例2)実施例1において、パターン
ニング形成およびドライエッチング処理の代わりにガラ
ス基板のボトム面に粒径約100nmのシリカ微粒子を
ゾルゲル法で単層の最密充填構造となるように接着し
た。それ以外は同様にして、ガラス基板を作製し、その
凹凸表面の状態および特性について、測定した。その結
果を、下記「表1」にまとめて示す。
【0046】(比較例3)実施例2において、パターン
ニング形成とドライエッチング処理を行わなかった以外
は同様にして、薄膜および透明導電膜を備えたガラス基
板を作製した。ガラス基板の凹凸表面の状態および特性
について、下記「表1」にまとめて示す。
【0047】(比較例4)実施例2において、パターン
ニング形成およびドライエッチング処理の代わりに比較
例2のシリカ微粒子を付着させた以外は同様にして、ガ
ラス基板を作製した。ガラス基板の凹凸表面の状態およ
び特性について、下記「表1」にまとめて示す。
【0048】(製造例1)実施例2、比較例3および比
較例4の条件で作製した各透明導電膜上に(全て耐久性
試験を行っていない)、モノシランと水素とを原料とし
たプラズマCVD法により、厚さ0.3μmのアモルフ
ァスシリコン薄膜を成形した。その後、電子ビーム蒸着
により厚さ300nmの銀薄膜(裏面電極)を成形し、
光電変換素子のサンプルを製造した。このサンプルは、
アモルファスシリコン薄膜を光電変換層とする太陽電池
の一般的な構成からなるものである。これらのサンプル
について、公知の手段により光電変換効率を測定した結
果を表1に併せて示す。
【0049】(製造例2)実施例2、比較例3および比
較例4の条件で作製した各透明導電膜上に(全て耐久性
試験を行っていない)、モノシランと水素を原料とした
プラズマCVD法により厚さ2μmの結晶性シリコン薄
膜を成形した。その後、電子ビーム蒸着により厚さ30
0nmの銀薄膜(裏面電極)を成形し、光電変換素子の
サンプルを製造した。このサンプルは、結晶性シリコン
薄膜を光電変換層とする太陽電池の一般的な構成からな
るものである。これらのサンプルについて、公知の手段
により光電変換効率を測定した結果を表1に併せて示
す。
【0050】
【表1】
【0051】実施例および比較例を対比することによ
り、次のことが判る。実施例1と比較例1とを対比する
ことにより、この発明のガラス基板の凹凸表面であれ
ば、凸部の高さおよび凸部の幅が可視光波長域に集中
し、かつ、適度に分散しているので、平均反射率および
三つの鏡面光沢度が全て型板ガラスのそれよりも低くな
り、AR機能および防眩機能が有効に発揮されることが
判る。なお、型板ガラスは防眩機能を発揮するので、三
つの鏡面光沢度がこの発明のガラス基板のそれよりも低
くなることが予想されたが、型の形状(凸部の高さおよ
び凸部の幅)が可視光波長域と掛離れていたため、数値
上は全く防眩機能を発揮していないかのようになった。
【0052】実施例1と比較例2とを対比すれば、比較
例2のガラス基板の凹凸形状は、実施例1のガラス基板
の凹凸表面よりも広域分散しているにも関わらず、三つ
の鏡面光沢度のいずれもが実施例1のそれより高いこと
が判る。このことから、ガラス基板の凹凸表面は、単に
広域分散すなわち凸部の高さおよび凸部の幅について種
々の大きさのものが存在するとしても、それだけでは防
眩機能を発揮しえないことが判る。
【0053】実施例2と比較例3とを対比することによ
り、この発明のガラス基板の凹凸表面であれば、AR機
能と防眩機能とが同時に発揮されることが判る。さら
に、これらの機能を光電変換装置に利用すれば、光電変
換効率も向上することが判る。
【0054】実施例2と比較例4とを対比することによ
り、この発明のガラス基板の凹凸表面であれば、耐久性
が高くなることが判る。よって、これを用いた光電変換
装置は、その高い光電変換効率を恒久的に維持できるこ
とが判る。
【0055】
【発明の効果】この発明のガラス基板および光電変換装
置は、以上のように構成されているので、つぎのような
効果を奏する。ガラス基板自身の表面が凹凸化されてい
るので、その耐久性が極めて高い。また、その凹凸表面
において、凸部の大きさが適当で、かつ、その分布も適
度であるので、AR機能と防眩機能とが同時に発揮され
る。さらに、これらの機能を光電変換装置において発揮
させることにより、光電変換装置の製品寿命を長くし、
反射公害を防止して、さらに光電変換効率を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガラス基板を利用した光電変換装置
の一形態の断面図である。
【図2】実施例2のCVD法に使用する装置の略図であ
る。
【符号の説明】
1 第一層薄膜 2 第二層薄膜 3 透明導電膜 4 ガラス基板表面の凸部 5 ガラス板 7 光電変換層 8 裏面電極 10 ガラスリボン 11 熔融炉 12 成形バス 13 徐冷炉 15 熔融スズ 16 コータ 17 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻野 敏文 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G059 AA08 AB09 AB11 AB14 AC01 AC04 AC30 BB01 EA02 EA05 EB01 GA01 GA04 GA12 5F051 AA05 BA16 GA03 GA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸の表面を有し、その凹凸表面側から
    測定した波長400〜1,100nmの平均反射率が
    7.5%以下であり、凹凸表面における20度鏡面光沢
    度、45度鏡面光沢度および60度鏡面光沢度が全て5
    0以下であるガラス基板。
  2. 【請求項2】 上記凹凸表面に関して、 凸部の高さは、最頻値が100〜1,000nmで、5
    0〜5,000nmの範囲に70%以上が分布するもの
    であって、 凸部の幅は、最頻値が200〜1,200nmで、50
    〜5,000nmの範囲に70%以上が分布するもので
    ある請求項1に記載のガラス基板。
  3. 【請求項3】 上記凹凸表面と対向する面に、屈折率
    1.6〜2.5、かつ、厚さ5〜100nmの第一層
    と、屈折率1.4〜2.0、かつ、厚さ5〜100nm
    の第二層とからなる薄膜を備える請求項1または2に記
    載のガラス基板。
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