JP2003220983A - ロータリブシュ式履帯 - Google Patents

ロータリブシュ式履帯

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JP2003220983A
JP2003220983A JP2002022803A JP2002022803A JP2003220983A JP 2003220983 A JP2003220983 A JP 2003220983A JP 2002022803 A JP2002022803 A JP 2002022803A JP 2002022803 A JP2002022803 A JP 2002022803A JP 2003220983 A JP2003220983 A JP 2003220983A
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Sadatsugu Yamamoto
定嗣 山本
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/18Tracks
    • B62D55/20Tracks of articulated type, e.g. chains
    • B62D55/205Connections between track links
    • B62D55/21Links connected by transverse pivot pins
    • B62D55/211Bitubular chain links assembled by pins and double connectors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装軌式車両の駆動輪(スプロケット)と噛み
合うブシュの寿命延長化が図れてランニングコストを低
く抑えることができるとともに、高負荷条件下でも使用
可能で小型機種から大型機種の全ての機種に適用するこ
とができる履帯を提供する。 【解決手段】 横方向に離間して設けられる一対のリン
ク7,8およびその一対のリンク7,8を結合するピン
9を備える複数のトラックリンク5がそのピン9を介し
て環状に繋がれて構成されるトラックチェーン2を有す
る装軌式車両の履帯1における、ピン9に駆動輪(スプ
ロケット)40と噛み合うブシュ11を回転可能に装着
するとともに、隣接するピン9の間の中央に一対のリン
ク7,8を結合するビーム12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装軌式車両の履帯
に関し、より詳しくは装軌式車両の駆動輪と噛み合うブ
シュが回転可能に設けられてなるロータリブシュ式履帯
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6(a)に示されるように、装
軌式車両の一種であるブルドーザ(図示省略)に装着さ
れる履帯50は、従動輪のアイドラ(図示省略)と駆動
輪のスプロケット(図示省略)との間に巻き掛けられる
トラックチェーン51と、このトラックチェーン51に
取着される履板52とを備えて構成されている。前記ト
ラックチェーン51は、横方向に離間して設けられる一
対のリンク61,61と、その一対のリンク61,61
の一端部62,62を結合するピン63と、その一対の
リンク61,61の他端部64,64を結合する履帯ブ
シュ65とを具備する複数のトラックリンク53が環状
に繋がれて構成されている。このトラックリンク53に
おいて、前記ピン63(以下、「連結ピン63」と称す
る。)および履帯ブシュ65は一対のリンク61,61
の一端部62,62および他端部64,64にそれぞれ
圧入状態で嵌挿されている。また、隣接するトラックリ
ンク53は、その連結ピン63および履帯ブシュ65を
介して互いに折り曲げ自在に連結されている。そして、
この従来の履帯50では、各トラックリンク53の連結
部分に位置する履帯ブシュ65がスプロケットの歯に噛
み合うようにされ、スプロケットからの動力が履帯ブシ
ュ65を介して連結ピン63、一対のリンク61,61
および履板52へと伝達されるように構成されている。
【0003】前記従来の履帯50において、前記履帯ブ
シュ65は、トラックチェーン51におけるまわり対偶
を構成するための軸受け部材として機能するのみなら
ず、スプロケットからの動力を直接伝達する動力伝達部
材として機能するため、履帯ブシュ65の外周面は、ス
プロケットの歯面との滑り接触による面圧とスプロケッ
トとの噛み合い時に発生する相対すべりとを受けること
となるが、履帯ブシュ65の両端部は一対のリンク6
1,61に固定されているため、履帯ブシュ65の外周
面は、その面圧と相対すべりとを局部的に受けることと
なる。そのため、従来の履帯50では、履帯ブッシュ6
5が早期に摩耗して、ランニングコストが嵩むという問
題点がある。
【0004】このような問題点を解決し得る先行技術が
特表平6−504747号公報にて開示されている。こ
の先行技術に係る履帯は、前記従来の履帯50における
履帯ブシュ65を三分割し、その三分割された履帯ブシ
ュ65のうちのスプロケットの歯と噛み合う真中の部位
のブシュを回転可能に構成したもので、このように構成
することによって、スプロケットの歯との噛み合いを円
滑にするとともに、噛み合い時の相対すべりを緩和して
スプロケットと噛み合うブシュの早期摩耗を防止するよ
うにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の履帯50における各トラックリンク53は、図6
(b)に示されるように、一対のリンク61,61、履
帯ブシュ65および連結ピン63が剛に接合された四辺
形状の骨組み構造であるのに対して、前記先行技術に係
る履帯における各トラックリンクは、その従来のトラッ
クリンク53において履帯ブシュ65が三分割されたも
のに相当する構成とされるため、その先行技術に係るト
ラックリンクは、図6(c)に示されるように、一対の
リンク61,61および連結ピン63が剛に接合された
だけの略コの字形状の骨組み構造となり、この先行技術
に係るトラックリンクは従来のトラックリンク53と比
べてその剛性が著しく低下する。したがって、その先行
技術に係る履帯は、平地や砂地などの軽負荷条件下で使
用する小型機種の車両にしか適用できないという問題点
がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、装軌式車両の駆動輪(スプロケッ
ト)と噛み合うブシュの寿命延長化が図れてランニング
コストを低く抑えることができるとともに、高負荷条件
下でも使用可能で小型機種から大型機種に至る全ての機
種に適用することができる履帯を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明によるロータリブシュ式
履帯は、装軌式車両の駆動輪と噛み合うブシュが回転可
能に設けられてなるロータリブシュ式履帯において、横
方向に離間して設けられる一対のリンクおよびその一対
のリンクを結合するピンを備える複数のトラックリンク
が前記ピンを介して環状に繋がれて構成されるトラック
チェーンと、このトラックチェーンに取着される履板と
を有し、前記ピンに前記ブシュが回転可能に装着される
とともに、隣接する前記ピンの間に前記一対のリンクを
結合するビームが設けられることを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明においては、装軌式車両の駆動輪
(スプロケット)と噛み合うブシュ(ロータリブシュ)
が回転可能に設けられるので、その駆動輪との噛み合い
時および噛み合い解除時における滑り接触による摩耗を
大幅に抑制することができるとともに、その駆動輪との
噛み合い時における相対すべりを緩和することができ
る。また、一対のリンクがビームおよびピンで結合され
ることによってトラックチェーンを構成する各トラック
リンクには四辺形状の骨組み構造が形成されるので、高
剛性のトラックリンクとすることができ、これにより耐
久性のある履帯を得ることができる。したがって、本発
明によれば、装軌式車両の駆動輪と噛み合うブシュの寿
命延長化が図れてランニングコストを低く抑えることが
できるとともに、不整地や岩盤地などの高負荷条件下で
も使用可能で小型機種から大型機種に至る全ての機種に
適用することができる履帯を得ることができる。
【0009】第1発明において、前記ビームは、前記一
対のリンクに圧入状態で嵌入されるのが好ましい(第2
発明)。このようにすれば、ビームが一対のリンクによ
り強固に接合されて前記トラックリンクの剛性アップを
図ることができるとともに、前記トラックリンクを分解
可能な構成とすることができる。
【0010】第2発明において、前記一対のリンクはそ
れぞれその縦方向端部と比較してその中央部分が横方向
に厚肉とされ、その中央部分の横方向内側部位に、前記
ビームを圧入状態で嵌入するためのビーム嵌入穴が設け
られるとともに、その中央部分の横方向外側部位に、前
記履板を前記トラックチェーンに固定するボルトを挿通
するためのボルト挿通孔が設けられるのが好ましい(第
3発明)。このようにすれば、ビームを一対のリンクに
剛に接合するのに必要十分な深さの嵌入穴を得ることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるロータリブシ
ュ式履帯の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつ
つ説明する。
【0012】図1には、本発明の一実施形態に係るロー
タリブシュ式履帯の構造説明図であって、要部断面平面
図(a)および側面図(b)がそれぞれ示されている。
また、図2には、本実施形態におけるトラックリンクの
構造説明図が示され、図3には、そのトラックリンクを
構成する右リンクの全体斜視図が示されている。
【0013】本実施形態は、装軌式車両の一種であるブ
ルドーザ(図示省略)に本発明が適用された例である。
本実施形態のブルドーザは、図示省略される車体と、こ
の車体の両側部に配されてその車体を前進、後進および
旋回走行させるロータリブシュ式履帯1を備えている。
【0014】前記ロータリブシュ式履帯1は、足回りに
おける従動輪のアイドラ(図示省略)と駆動輪のスプロ
ケット(図示省略)との間に巻き掛けられるトラックチ
ェーン2と、このトラックチェーン2にボルト3の締結
によって取着される履板4とを備え、スプロケットが回
転駆動されることにより、アイドラとスプロケットとの
間で周回運動を行い、これによって車体が走行もしくは
旋回されるように構成されている。
【0015】前記トラックチェーン2は、複数のトラッ
クリンク5が環状に繋がれて構成されており、各トラッ
クリンク5は、縦方向(車体の前後方向)の一端部がそ
の端方向に隣接するトラックリンク5の他端部の外側に
オーバラップする外側リンク部5aとされるとともに、
縦方向の他端部がその端方向に隣接するトラックリンク
5の一端部(隣接するトラックリンク5の外側リンク部
5a)の内側にオーバラップする内側リンク部5bとさ
れている。
【0016】前記各トラックリンク5は、トラックチェ
ーン2における車体前後方向の中心線6(以下、「縦方
向中心線6」と称する。)を挟んで対向する一対のリン
ク7,8、すなわち縦方向中心線6に対して横方向右側
に設けられる右リンク7と、縦方向中心線6に対して横
方向左側に前記右リンク7と所定距離離間して設けられ
る左リンク8とを有し、更に右リンク7の一端部22と
左リンク8の一端部22とを結合するとともに、隣接す
るトラックリンク5を連結するピン9(以下、「連結ピ
ン9」と称する。)と、隣接するトラックリンク5との
連結部における前記連結ピン9の軸受け部材として機能
する履帯ブシュ10,10とを有している。なお、右リ
ンク7と左リンク8とは、縦方向中心線6を含む鉛直平
面に対して対称形状とされている。したがって、構成部
位については図に同一符号が付されている。
【0017】次に、右リンク7および左リンク8の構造
について説明するが、前述したように右リンク7と左リ
ンク8とは縦方向中心線6を含む鉛直平面に対して対称
形状であるので、右リンク7の構造説明をもって左リン
ク8の構造説明とし、以下、右リンク7の構造のみを詳
述することとする。
【0018】前記右リンク7は、図2および図3に示さ
れるように、迂曲して縦方向に延び、かつその中央部分
21が厚肉とされるプレート状部材で構成され、その一
端部22が他端部23に対して横方向外側にオフセット
されている。また、この右リンク7は、図3においてそ
の上面に、アイドラやキャリアローラ、トラックローラ
(いずれも図示省略)等と転がり接触するレール面24
を有するとともに、そのレール面24の反対側の面に、
履板4の取着面25を有している。また、この右リンク
7の一端部22には、前記連結ピン9が嵌挿されるピン
嵌挿孔26が設けられるとともに、このピン嵌挿孔26
と同心の段付き穴27が隣接するトラックリンク5の内
側リンク部5bに対向するように設けられている。ま
た、右リンク7の他端部23には、前記履帯ブシュ10
が嵌挿されるブシュ嵌挿孔28が設けられている。
【0019】本実施形態のトラックリンク5において、
右リンク7および左リンク8における各ピン嵌挿孔26
と連結ピン9とのはめあいは締まりばめとされ、連結ピ
ン9を各ピン嵌挿孔26に圧入することで、右リンク
7、連結ピン9および左リンク8の三者は剛に接合され
ている。また、右リンク7および左リンク8における各
ブシュ嵌挿孔28と履帯ブシュ10とのはめあいも締ま
りばめとされ、履帯ブシュ10を各ブシュ嵌挿孔28に
圧入することで、履帯ブシュ10が右リンク7および左
リンク8のそれぞれの他端部23,23に剛に接合され
ている。
【0020】本実施形態のトラックチェーン2において
は、図1に示されるように、隣接するトラックリンク5
が連結ピン9および履帯ブシュ10,10を介して互い
に折り曲げ自在に連結されるとともに、各連結ピン9
に、筒状のブシュで構成されてスプロケットの歯と噛み
合うロータリブシュ11がその連結ピン9に対して回転
可能に装着されている。また、図4に示されるように、
各トラックリンク5の連結部分に位置するロータリブシ
ュ11がスプロケットの歯と一枚置きに噛み合うように
され、スプロケットからの動力がロータリブシュ11を
介して連結ピン9、右リンク7および左リンク8、そし
て履板4へと伝達されるように構成されている。
【0021】本実施形態において、前記連結ピン9の内
部には、図1に示されるように、潤滑油を封入するオイ
ル溜め9aと、このオイル溜め9aに封入された潤滑油
を連結ピン9の外周面へと導くオイル通路9bとが形成
され、そのオイル溜め9aからオイル通路9bを介して
連結ピン9と各履帯ブシュ10,10との接触面および
連結ピン9とロータリブシュ11との接触面に潤滑油が
供給されて、それら接触面がオイル潤滑されるように構
成されている。また、それら接触面への異物の混入を防
止するとともに、封入された潤滑油の漏れを防止するた
めに、ロータリブシュ11と履帯ブシュ10,10との
間にシール装置13,13が介挿されるとともに、前記
各段付き穴27にシール装置14が装着されている。こ
うして、ロータリブシュ11および履帯ブシュ10,1
0の耐摩耗性の向上が図られている。
【0022】本実施形態において、各トラックリンク5
には、右リンク7と左リンク8とを結合するビーム12
が隣接する連結ピン9の間の中央に設けられている。す
なわち、そのビーム12は、横方向に延びる円柱状の部
材であって、その軸中心が隣接する連結ピン9の軸中心
を含む平面上に位置付けられるように配されるととも
に、その軸中心と各連結ピン9の軸中心との距離が隣接
する連結ピン9の軸中心距離の1/2に等しくなるよう
に配されている(図4参照)。また、図2に示されるよ
うに、右リンク7および左リンク8には、それぞれその
ビーム12の端部が嵌入されるビーム嵌入穴29が設け
られており、各ビーム嵌入穴29とビーム12とのはめ
あいは締まりばめとされ、ビーム12を各ビーム嵌入穴
29に圧入することで、右リンク7、ビーム12および
左リンク8の三者が剛に接合されている。なお、このよ
うに隣接する連結ピン9の間の中央にビーム12を配設
する理由としては、剛性確保の観点によるものがその理
由の一つとして挙げられるが、図4に示されるように、
連結ピン9がロータリブシュ11を介してスプロケット
40の歯と一枚置きに噛み合うようにされることから、
隣接する連結ピン9の間の中央にビーム12を配設すれ
ば、スプロケット40との噛み合い時、そのビーム12
とスプロケット40の歯とが干渉することがないという
理由もその一つとして挙げられる。
【0023】また、本実施形態において、ビーム12を
剛に接合するのに必要十分な嵌入深さを有するビーム嵌
入穴29をそれぞれ右リンク7および左リンク8に設け
るために、右リンク7および左リンク8のそれぞれの中
央部分21は、従来のリンク61,61の中央部分に対
して、従来の履帯50のレールゲージ(図6(a)にお
いて記号Gで示される軌間)に基づく各構成部品(アイ
ドラやキャリアローラ、トラックローラ等)との互換性
を有する範囲内で、横方向に肉厚を付加するようにして
厚肉形成されるとともに、履板4を固定するボルト3を
挿通するボルト挿通孔30は、厚肉形成されたその中央
部分21の横方向外側寄りに配設されている。これによ
り、所望のビーム嵌入穴29を従来の履帯50のレール
ゲージに基づく各構成部品との互換性を保ちつつ得るこ
とができる。
【0024】以上述べたように構成される本実施形態の
履帯1においては、スプロケット40の歯と噛み合うロ
ータリブシュ11が回転可能に設けられているので、ス
プロケット40の歯との噛み合い時および噛み合い解除
時における滑り接触による摩耗を大幅に抑制することが
できるとともに、スプロケット40との噛み合い時にお
ける相対すべりを緩和することができる。また、各トラ
ックリンク5は、図2に示されるように、右リンク7、
左リンク8、連結ピン9およびビーム12が剛に接合さ
れた四辺形状の骨組み構造とされるので、ロータリブシ
ュ11の採用による剛性の損失を補い得るのは言うに及
ばず、高剛性を有するトラックリンク5とすることがで
き、耐久性のある履帯1を得ることができる。したがっ
て、本実施形態によれば、スプロケットと噛み合うブシ
ュの寿命延長化が図れてランニングコストを低く抑える
ことができるとともに、不整地や岩盤地などの高負荷条
件下でも使用可能で小型機種から大型機種までの全ての
機種に適用できる履帯を得ることができる。
【0025】なお、本実施形態においては、比較的容易
に履帯1を交換できるように、一般にマスターリンクと
称される特殊なトラックリンク5'がトラックチェーン
2中に1乃至2個設けられている(図1(a)(b)参
照)。このトラックリンク5'は、ボルト3'を取り外す
ことによって、割り面41を境にそのトラックリンク
5'を2分割できるようになっている。このトラックリ
ンク5'においては、製造および組立の容易化の観点か
ら、2分割されるトラックリンク5'のうち、履板4の
取着面25を有する側のものに、先の説明の主旨に沿っ
て前記ビーム12が設けられている。なお、図5に示さ
れるように、前記ビーム12をトラックリンク5''の割
り面41の境に跨って設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るロータリブ
シュ式履帯の構造説明図で、要部断面平面図(a)およ
び側面図(b)である。
【図2】図2は、本実施形態におけるトラックリンクの
構造説明図である。
【図3】図3は、トラックリンクを構成する右リンクの
全体斜視図である。
【図4】図4は、本実施形態のロータリブシュ式履帯と
スプロケットとの噛合い状態図である。
【図5】図5は、マスターリンクにおけるビームの配置
の他の態様を表す図である。
【図6】図6(a)〜(c)は、従来技術に係る履帯の
構造説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリブシュ式履帯 2 トラックチェーン 3 ボルト(履板固定用) 4 履板 5 トラックリンク 6 縦方向中心線 7 右リンク 8 左リンク 11 ロータリブシュ 12 ビーム 21 中央部分(右リンク、左リンク) 22 一端部(右リンク、左リンク) 23 他端部(右リンク、左リンク) 30 ボルト挿通孔 40 スプロケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装軌式車両の駆動輪と噛み合うブシュが
    回転可能に設けられてなるロータリブシュ式履帯におい
    て、 横方向に離間して設けられる一対のリンクおよびその一
    対のリンクを結合するピンを備える複数のトラックリン
    クが前記ピンを介して環状に繋がれて構成されるトラッ
    クチェーンと、このトラックチェーンに取着される履板
    とを有し、 前記ピンに前記ブシュが回転可能に装着されるととも
    に、隣接する前記ピンの間に前記一対のリンクを結合す
    るビームが設けられることを特徴とするロータリブシュ
    式履帯。
  2. 【請求項2】 前記ビームは、前記一対のリンクに圧入
    状態で嵌入される請求項1に記載のロータリブシュ式履
    帯。
  3. 【請求項3】 前記一対のリンクはそれぞれその縦方向
    端部と比較してその中央部分が横方向に厚肉とされ、そ
    の中央部分の横方向内側部位に、前記ビームを圧入状態
    で嵌入するためのビーム嵌入穴が設けられるとともに、
    その中央部分の横方向外側部位に、前記履板を前記トラ
    ックチェーンに固定するボルトを挿通するためのボルト
    挿通孔が設けられる請求項2に記載のロータリブシュ式
    履帯。
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