JP2003215245A - 光刺激ルミネッセンス線量計、測定装置及び測定方法 - Google Patents

光刺激ルミネッセンス線量計、測定装置及び測定方法

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JP2003215245A
JP2003215245A JP2002012527A JP2002012527A JP2003215245A JP 2003215245 A JP2003215245 A JP 2003215245A JP 2002012527 A JP2002012527 A JP 2002012527A JP 2002012527 A JP2002012527 A JP 2002012527A JP 2003215245 A JP2003215245 A JP 2003215245A
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JP2002012527A
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Noboru Soramasu
昇 空増
Tomoo Aragaki
友穂 新垣
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光刺激ルミネセンス線量計に対応した素子プ
レート及びホルダの形状、コード体系、放射線測定装
置、放射線測定方法を提供する。 【解決手段】 光刺激ルミネッセンス線量計10は、O
SL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する
検知体1と、前記検知体1を保持する素子プレート2
と、前記素子プレート2を保持するホルダ3より構成さ
れる光刺激ルミネッセンス線量計10であって、前記素
子プレート2は、少なくとも素子プレートを管理するた
めの素子プレート管理コード6を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所や研究機
関などの放射線作業に従事する作業者の個人被ばく管理
や環境放射線測定などに使用する線量計に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所や研究機関などの放射線作
業に従事する作業者の個人被ばく管理に使用する線量計
として、熱蛍光線量計・フイルムバッジ及びガラス線量
計が使用されている。特に熱蛍光線量計は、繰り返し使
用できることから、フイルムバッジと比較して運用コス
トの面で優位であり、約30年間に渡って使用されてい
る。
【0003】熱蛍光線量計を用いた個人被ばく管理につ
いて説明する。図9に個人被ばく管理に使用する個人被
ばく線量計の構成図を示す。
【0004】図9(a)は、熱蛍光線量計の構成を示す
図である。熱蛍光線量計は、硫酸カルシウムなどの熱蛍
光体を放射線検知材料として使用する検知体9aと前記
検知体9aを保持する素子プレート9bと筒状の構造を
有し素子プレート9bを内部に挿入し保持するホルダ9
cとの3部が一体となった構造である。
【0005】図9(b)は、個人被ばく線量計の構成を
示す図である。個人被ばく線量計は、熱蛍光線量計と熱
蛍光線量計を挿入し作業者の衣服に取り付けやすいよう
にクリップを具備したハンガー4との2部が一体となっ
た構造である。
【0006】熱蛍光線量計の測定方法について説明す
る。まず、放射線量は、電気信号量と、換算定数と、感
度補正係数と、装置補正係数との積で求められる。
【0007】電気信号量は、検知体が励起エネルギを受
けた時放出する光を電気信号量として表現したものでパ
ルス数や電流値の積分値などを使用して表記する。換算
定数は、電気信号量を放射線量に換算するための定数で
あり、検知体の成分や量などにより決定される。感度補
正係数は、検知体に依存して決まる補正係数であり、基
準検知体の発光量と当該検知体の発光量との比率で表記
する。装置補正係数は、測定装置に依存して決まる補正
係数であり、検知体が励起エネルギを受けた時放出する
光を受光し電気信号を出力する受光部及び前記受光手段
が出力する電気信号を測定し電気信号量として出力する
測定部の性能などにより決定される。装置補正係数は、
基準検知体を基準測定装置で測定した時の放射線量と基
準検知体を当該測定装置で測定した時の放射線量との比
率で表記する。
【0008】次に、個人被ばく管理におけるコード体系
について説明する。図10に熱蛍光線量計のコード体系
を示す。個人被ばく管理は、使用者を一意に識別するI
D番号を印刷した使用者管理用バーコード5bをハンガ
ーに具備している。また、熱蛍光線量計は、線量計を一
意に識別する線量計識別コードを印刷した線量計管理用
バーコード5aをホルダに具備している。線量計識別コ
ードは、線量計の種別を示す線量計種別コードと一意な
通番と検知体の感度補正係数をコード化した感度ランク
コードから構成される。さらに、線量計種別コードと換
算定数は1対1に対応しており、線量計識別コードが決
まれば一意に換算定数が決定できる。感度ランクコード
は、検知体の感度補正係数を5つのランク(0.76〜
0.85、0.86〜0.95、0.96〜1.05、
1.06〜1.15、1.16〜1.25)に分割し、
それぞれに0・1・2・3・4のコードを定義すること
でコード化する。図10の表1に感度ランクコードと感
度補正係数の対応表を示す。このコード化方法により、
線量計識別コードの限られたデータ量の範囲内で0.1
0単位の管理レベルで感度補正を行っている。測定装置
は、記憶部に線量計種別コードと換算定数との対応テー
ブルと、感度ランクコードと値との対応テーブルを記憶
する。
【0009】個人被ばく管理における光学情報記録担体
の付与方法として、例えば特表2001−508875
公報が公開されている。線量計に使用者氏名・線量計管
理番号及び身***置決めしるしを付与し、身***置決め
しるしが示す身体の位置に線量計を取り付けて個人被ば
く管理を行う方法が公開されている。
【0010】次にOSL結晶について説明する。OSL
結晶は、次世代の放射線検知材料として開発されたもの
である。OSL結晶を線量計として使用する場合の測定
方法として、例えば特表2000−503396公報、
特表2000−503759公報が公開されている。こ
れらは、OSL結晶の成分やレーザー照射方法及び受光
測定方法について記述している。
【0011】さらに、特開平11−237479号公報
においては、照射光路用ファイバーと光受光用ファイバ
ーを1本ファイバーとして結束し、ファイバーの先端に
OSL結晶により構成される線量計を取り付け、照射光
路用ファイバーにレーザー光を照射しOSL結晶から放
出されるOSL光を光受光用ファイバーで受光測定する
方法が公開されている。
【0012】しかし、OSL結晶は、実用化研究が始ま
ったばかりであり、個人被ばく管理や環境測定に実用で
きる技術・ノウハウの蓄積ができていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】熱蛍光線量計では、繰
り返し使用であるため、素子プレートとホルダの組合せ
が変わることがないという前提があった。しかし、光刺
激ルミネセンス線量計は破壊読取であるため、素子プレ
ートは1回の測定で使い捨てとなる。従って、光刺激ル
ミネセンス線量計では、素子プレートとホルダの組合せ
が測定の都度変わるということになる。素子プレートと
ホルダの組合せ管理について、熱蛍光線量計と光刺激ル
ミネセンス線量計との大きな考え方の差がある。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、熱蛍光線量計を使用した個人被ばく管理や環境測定
における放射線測定技術をOSL結晶による放射線測定
に応用することにより、光刺激ルミネセンス線量計の実
用化を推進することである。
【0015】本発明の第一の目的は、高密度光学情報記
録技術を使用し、熱蛍光線量計と光刺激ルミネセンス線
量計の両方に対応した素子プレート及びホルダの形状、
コード体系、放射線測定装置、放射線測定方法を提供す
ることである。
【0016】本発明の第二の目的は、熱蛍光線量計の製
造設備を継続して使用することにより、製造工場の設備
導入コスト削減し、その結果として安価な光刺激ルミネ
センス線量計および放射線測定装置を市場に提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の光刺激ルミネッセンス線量計は、OSL結晶
又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体
と、前記検知体を保持する素子プレートと、前記素子プ
レートを保持するホルダより構成される。さらに、前記
素子プレートは、少なくとも素子プレートを管理するた
めの素子プレート管理コードを具備する。
【0018】上記構成により、光刺激ルミネッセンス線
量計は、素子プレートに素子プレートを管理するための
素子プレート管理コードを付与することができる。
【0019】請求項2の光刺激ルミネッセンス線量計の
素子プレート管理コードは、少なくとも素子プレートの
種別を示す素子プレート種別コードと、検知体の感度差
を補正するための感度補正係数とを含む。
【0020】上記構成により、光刺激ルミネッセンス線
量計は、素子プレートに素子プレート管理コードと感度
補正係数を直接記録することができる。熱蛍光線量計で
は、素子プレートの種別を直接知ることはできず、線量
計識別コードの情報から辿っていく方法しかなかった
が、光刺激ルミネッセンス線量計では、素子プレート管
理コードを読取ることで直接知ることができる。熱蛍光
線量計では、感度補正係数を5つのランクに分割して管
理していたが、光刺激ルミネッセンス線量計では、例え
ば小数点第二位まで記録することで0.10単位の管理
レベルから0.01単位の管理レベルに測定精度を向上
させることができる。
【0021】請求項3の光刺激ルミネッセンス線量計の
素子プレート管理コードは、少なくとも素子プレートの
種別を示す素子プレート種別コードと、検知体の製造ロ
ット番号とを含む。
【0022】上記構成により、光刺激ルミネッセンス線
量計は、素子プレートに素子プレート管理コードと検知
体の製造ロット番号を直接記録することができる。熱蛍
光線量計では、検知体の製造ロット番号を直接知ること
はできず、工場の製造記録から辿っていく方法しかなか
ったが、光刺激ルミネッセンス線量計では、検知体の製
造ロット番号を読取ることで直接知ることができる。
【0023】請求項4の光刺激ルミネッセンス線量計の
素子プレート管理コードは、高密度光学情報記録を使用
する。
【0024】上記構成により、光刺激ルミネッセンス線
量計は、二次元バーコードに代表される高密度光学情報
記録により熱蛍光線量計の素子プレートの数ミリ平方角
の限られた面積に素子プレート管理コードを記録するこ
とができる。この結果、熱蛍光線量計の素子プレート及
びホルダを形状・寸法を変更することなく光刺激ルミネ
ッセンス線量計として使用することができる。
【0025】請求項5の光刺激ルミネッセンス線量計
は、OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使
用する検知体と、前記検知体を保持する素子プレート
と、前記素子プレートを保持するホルダより構成され
る。さらに、前記素子プレートは少なくとも素子プレー
トを管理するための素子プレート管理コードを具備し、
前記ホルダはホルダを一意に識別するホルダ識別コード
を具備する。
【0026】上記構成により、光刺激ルミネッセンス線
量計は、素子プレートに素子プレートを管理するための
素子プレート管理コードと、ホルダにホルダを一意に識
別するホルダ識別コードを付与することができる。
【0027】請求項6の光刺激ルミネッセンス線量計の
素子プレート管理コードは、少なくとも素子プレートの
種別を示す素子プレート種別コードと、ホルダ識別コー
ドは、少なくともホルダの種別を示すホルダ種別コード
とを含む。
【0028】上記構成により、光刺激ルミネッセンス線
量計は、放射線測定装置に素子プレート種別コードとホ
ルダ種別コードを出力することができる。請求項11の
放射線測定装置、請求項12の素子プレート管理コード
比較方法及び請求項13の情報記録担体において、素子
プレート種別コードとホルダ種別コードの組合せが正し
いことを確認できる。
【0029】請求項7の光刺激ルミネッセンス線量計
は、素子プレート管理コードとホルダ識別コードのうち
少なくともひとつは、高密度光学情報記録を使用する。
【0030】上記構成により、光刺激ルミネッセンス線
量計は、二次元バーコードに代表される高密度光学情報
記録により熱蛍光線量計の素子プレート及びホルダの数
ミリ平方角の限られた面積にそれぞれ素子プレート管理
コードとホルダ識別コードを記録することができる。こ
の結果、熱蛍光線量計の素子プレート及びホルダを形状
・寸法を変更することなく光刺激ルミネッセンス線量計
として使用することができる。
【0031】請求項8の放射線測定装置は、OSL結晶
又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体を
刺激し、OSL結晶又は熱蛍光体から放出する光を受光
測定する放射線測定装置において、素子プレートに記録
された素子プレート管理コードを読取る第一の読取手段
と、検知体を刺激する刺激手段と、前記検知体が放出す
る光を受光し電気信号を出力する受光手段と、前記受光
手段が出力する電気信号を測定し電気信号量として出力
する測定手段と、電気信号量を放射線量に換算するため
の換算定数と素子プレート管理コードの素子プレート種
別コードとの対応テーブルと装置補正係数とを記憶する
記憶手段と、前記記憶手段から素子プレート管理コード
に対応する換算定数を獲得する換算定数獲得手段と、素
子プレート管理コードから感度補正係数を獲得する第一
の補正係数獲得手段と、前記記憶手段から装置補正係数
を獲得する第二の補正係数獲得手段と、少なくとも前記
電気信号量と前記換算定数と前記感度補正係数と前記装
置補正係数とを使用して放射線量を演算する演算手段よ
り構成される。
【0032】上記構成により、放射線測定装置は、光刺
激ルミネッセンス線量計の検知体の放射線量を測定する
ことができる。
【0033】請求項9の放射線測定方法は、OSL結晶
又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体を
刺激し、OSL結晶又は熱蛍光体から放出する光を受光
測定する放射線測定方法において、OSL結晶又は熱蛍
光体を放射線検知材料として使用する検知体を刺激し、
OSL結晶又は熱蛍光体から放出する光を受光測定する
放射線測定方法において、素子プレートに記録された素
子プレート管理コードを読取る素子プレート管理コード
読取ステップと、検知体を刺激するステップと、前記検
知体が放出する光を受光して電気信号量として出力する
電気信号量出力ステップと、電気信号量を放射線量に換
算するための換算定数と素子プレート管理コードの素子
プレート種別コードとの対応テーブルから前記素子プレ
ート管理コード読取ステップにおいて読取った素子プレ
ート管理コードに対応する換算定数を獲得する換算定数
獲得ステップと、前記素子プレート管理コード読取ステ
ップにおいて読取った素子プレート管理コードから感度
補正係数を獲得する感度補正係数読取ステップと、装置
補正係数を獲得する装置補正係数獲得ステップと、少な
くとも前記電気信号量出力ステップにおいて測定した電
気信号量と、前記換算定数獲得ステップにおいて獲得し
た換算定数と、前記感度補正係数獲得ステップにおいて
獲得した感度補正係数と、前記装置補正係数獲得ステッ
プにおいて獲得した装置補正係数とを使用して放射線量
を演算するステップとを含む。
【0034】上記構成により、放射線測定方法は、光刺
激ルミネッセンス線量計の検知体の放射線量を測定する
ことができる。
【0035】請求項10の情報記録担体は、素子プレー
トに記録された素子プレート管理コードを読取る素子プ
レート管理コード読取ステップと、検知体を刺激するス
テップと、前記検知体が放出する光を受光して電気信号
量として出力する電気信号量出力ステップと、電気信号
量を放射線量に換算するための換算定数と素子プレート
管理コードの素子プレート種別コードとの対応テーブル
から前記素子プレート管理コード読取ステップにおいて
読取った素子プレート管理コードに対応する換算定数を
獲得する換算定数獲得ステップと、前記素子プレート管
理コード読取ステップにおいて読取った素子プレート管
理コードから感度補正係数を獲得するする感度補正係数
読取ステップと、装置補正係数を獲得する装置補正係数
獲得ステップと、少なくとも前記電気信号量出力ステッ
プにおいて測定した電気信号量と、前記換算定数獲得ス
テップにおいて獲得した換算定数と、前記感度補正係数
獲得ステップにおいて獲得した感度補正係数と、前記装
置補正係数獲得ステップにおいて獲得した装置補正係数
とを使用して放射線量を演算するステップとを含むコン
ピュータプログラムを格納する。
【0036】上記構成により、情報記録担体は、放射線
測定方法を実現するためのコンピュータプログラムを格
納し、任意の放射線測定装置に放射線測定方法を実現す
るためのコンピュータプログラムを提供することができ
る。
【0037】請求項11の放射線測定装置は、OSL結
晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検知体
を刺激し、OSL結晶又は熱蛍光体から放出する光を受
光測定する放射線測定装置において、素子プレートに記
録された素子プレート管理コードを読取る第一の読取手
段と、ホルダに記録されたホルダ識別コードを読取る第
二の読取手段と、ホルダ識別コードに対応する素子プレ
ート種別コードの対応テーブルを記憶する記憶手段と、
前記記録手段から当該ホルダ識別コードに対応する素子
プレート種別コードを獲得する素子プレート種別コード
獲得手段と、前記第一の読取手段により読取った当該素
子プレート管理コードの素子プレート種別コードと前記
素子プレート種別コード獲得手段により獲得した素子プ
レート種別コードとを比較する比較手段より構成され
る。
【0038】上記構成により、放射線測定装置は、素子
プレートに記録された素子プレート種別コードとホルダ
に記録されたホルダ種別コードの組合せが正しいことを
確認できる。
【0039】請求項12の素子プレート管理コード比較
方法は、放射線測定装置における素子プレート管理コー
ド比較方法において、放射線測定装置における素子プレ
ート管理コード比較方法において、素子プレートに記録
された素子プレート管理コードを読取る素子プレート管
理コード読取ステップと、ホルダに記録されたホルダ識
別コードを読取るホルダ識別コード読取ステップと、ホ
ルダ識別コードに対応する素子プレート種別コードの対
応テーブルから前記ホルダ識別コード読取ステップにお
いて読取ったホルダ識別コードに対応する素子プレート
種別コードを獲得する素子プレート種別コード獲得ステ
ップと、前記素子プレート管理コード読取ステップにお
いて読取った当該素子プレート管理コードの素子プレー
ト種別コードと前記素子プレート種別コード獲得ステッ
プにおいて獲得した素子プレート種別コードとを比較す
る素子プレート種別コード比較ステップとを含む。
【0040】上記構成により、素子プレート管理コード
比較方法は、素子プレートに記録された素子プレート種
別コードとホルダに記録されたホルダ種別コードの組合
せが正しいことを確認できる。
【0041】請求項13の情報記録担体は、放射線測定
装置における素子プレート管理コード比較方法におい
て、素子プレートに記録された素子プレート管理コード
を読取る素子プレート管理コード読取ステップと、ホル
ダに記録されたホルダ識別コードを読取るホルダ識別コ
ード読取ステップと、ホルダ識別コードに対応する素子
プレート種別コードの対応テーブルから前記ホルダ識別
コード読取ステップにおいて読取ったホルダ識別コード
に対応する素子プレート種別コードを獲得する素子プレ
ート種別コード獲得ステップと、前記素子プレート管理
コード読取ステップにおいて読取った当該素子プレート
管理コードの素子プレート種別コードと前記素子プレー
ト種別コード獲得ステップにおいて獲得した素子プレー
ト種別コードとを比較する素子プレート種別コード比較
ステップとを含むコンピュータプログラムを格納する。
【0042】上記構成により、情報記録担体は、素子プ
レート管理コード比較方法を実現するためのコンピュー
タプログラムを格納し、任意の放射線測定装置に素子プ
レート管理コード比較方法を実現するためのコンピュー
タプログラムを提供することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)最初に、請求項1〜4に記載の光刺激
ルミネッセンス線量計の一実施の形態を説明する。図1
(a)に本発明の光刺激ルミネッセンス線量計の構成
図、図1(b)に検知体の側面図を示す。
【0044】光刺激ルミネッセンス線量計10は、OS
L結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用する検
知体1、検知体1を保持する素子プレート2、素子プレ
ート2を保持するホルダ3より構成される。検知体1
は、OSL結晶や熱蛍光体を放射線検知材料10aと
し、ベースフイルム10bの上に接着剤などで固定し、
その上部を透明なカバーフイルム10cで覆う構造とな
っている。素子プレート管理コード6は、素子プレート
2に、例えば二次元コードのように高密度光学情報記録
により記録される。素子プレート管理コード6は、素子
プレート2の種別を示す素子プレート種別コードと、検
知体1の感度差を補正するための感度補正係数と検知体
1の製造ロット番号とを含む。
【0045】上記構成の光刺激ルミネッセンス線量計1
0は、素子プレート2に素子プレート2の素子プレート
種別コードと、検知体1の感度補正係数と製造ロット番
号を記録することができる。 (実施の形態2)請求項5〜7に記載の光刺激ルミネッ
センス線量計の一実施の形態を説明する。図2に本実施
の形態の光刺激ルミネッセンス線量計の構成図を示す。
【0046】光刺激ルミネッセンス線量計10は、検知
体1、素子プレート2、ホルダ3より構成される。素子
プレート管理コード6は、素子プレート2に、例えば二
次元コードのように高密度光学情報記録により記録され
る。素子プレート管理コード6は、素子プレート2の種
別を示す素子プレート種別コードを含む。ホルダ識別コ
ード7は、ホルダ3に二次元コード等の高密度光学情報
記録により記録される。ホルダ識別コード7は、ホルダ
3の種別を示すホルダ種別コードと一意な通番を含み、
また、ホルダ識別コード0001は、ホルダ3に記入さ
れている。
【0047】上記構成の光刺激ルミネッセンス線量計1
0は素子プレート2に素子プレート2の素子プレート種
別コード6と、ホルダ3にホルダ3のホルダ種別コード
7を記録することができる。 (実施の形態3)請求項1〜4に記載の光刺激ルミネッ
センス線量計を測定するための請求項8に記載の放射線
測定値装置、請求項9に記載の放射線測定方法、請求項
10に記載の情報記録担体の一実施例を説明する。図3
〜5、図10を参照しながら実施の形態3を説明する。
【0048】図3に本発明の放射線測定値装置の構成図
を示す。第一の読取手段11は、素子プレート2に記録
された素子プレート管理コード6を読取る。例えば、こ
の第一の読取手段は、例えば二次元コードリーダが用い
られる。素子プレート引き出し手段8は、素子プレート
2をホルダ3内部から引き出し、検知体1a及び1bが
測定可能な位置まで引き出す。さらに素子プレート引き
出し手段8は、測定終了後素子プレート2をホルダ3内
部に戻す。例えば、素子プレート引き出し手段8は、ラ
ックアンドピニオン機構とモータが用いられる。刺激手
段12は、検知体1a及び/または1bを刺激する励起
エネルギを出力し検知体1a及び/または1bを刺激す
る。例えば、この刺激手段12は、レーザー発振装置や
発光ダイオード若しくは赤外線ランプが用いられる。受
光手段13は、前記検知体1a及び/または1bが放出
する光を受光し電気信号を出力する。例えば、この受光
手段13は、光電子増倍管が用いられる。測定手段14
は、前記受光手段13が出力する電気信号を測定し電気
信号量として出力する。例えば、この測定手段14は、
パルス信号カウンタが用いられる。記憶手段15は、電
気信号量を放射線量に換算するための換算定数と素子プ
レート管理コード6の素子プレート種別コードとの対応
テーブルと装置補正係数とを記憶する。例えば、この記
憶手段15は、ハードディスクが用いられる。換算定数
獲得手段16は、前記記憶手段15から素子プレート管
理コードに対応する換算定数を獲得する。例えば、この
換算定数獲得手段16は、前記記憶手段15から換算定
数が記憶されているファイルを読込むファイル読込みシ
ステムが用いられる。第一の補正係数獲得手段17は、
素子プレート管理コード6から感度補正係数を獲得す
る。例えば、この第一の補正係数獲得手段17は、第一
の読取手段から読取データを読込み、読取データのなか
から感度補正係数を獲得するデータ検索システムが用い
られる。第二の補正係数獲得手段18は、装置補正係数
を獲得する。例えば、この第二の補正係数獲得手段18
は、前記記憶手段15から装置補正係数が記憶されてい
るファイルを読込むファイル読込みシステムが用いられ
る。演算手段19は、少なくとも前記電気信号量と前記
換算定数と前記感度補正係数と前記装置補正係数とを使
用して放射線量を演算する。例えば、この演算手段19
は、CPUが用いられる。図10に放射線量の算出式を
示す。なお、図3では、素子プレート2に検知体1が2
個装着されているが、本発明の目的は検知体1の数に依
存することなく達成できるものである。
【0049】図4に素子プレート2に検知体1が2個装
着されている場合のコード体系図を示す。素子プレート
管理コード6は、素子プレート2の種別を示す素子プレ
ート種別コードと第一の検知体1aの感度差を補正する
ための感度補正係数と製造ロット番号、第二の検知体1
bの感度差を補正するための感度補正係数と製造ロット
番号により構成される。記憶手段15は、記憶手段15
は、電気信号量を放射線量に換算するための換算定数と
素子プレート管理コード6の素子プレート種別コードと
の対応テーブルと装置補正係数を記憶する。
【0050】図5に本発明の放射線測定装置100の放
射線測定方法のフローチャートを示す。なお、本フロー
チャートでは、素子プレート引き出し手段8により素子
プレート2はホルダ3内部から引き出され、第一の検知
体1aが測定可能な位置及び素子プレート管理コード6
が読取可能な位置にある状態から説明を行う。
【0051】第一の検知体1aの放射線測定を開始する
(ステップ1000)。なお、以下の説明においては、
ステップをSと表記する。
【0052】素子プレート引き出し手段8により第一の
検知体1a及び素子プレート管理コード6をそれぞれ測
定及び読取可能な位置にセットする(S1010)。
【0053】第一の読取手段11により素子プレートに
記録された素子プレート管理コード6を読取る(S10
20)。図4(a)に素子プレート管理コード6のコー
ド体系図を示す。
【0054】刺激手段12から励起エネルギを照射する
ことにより検知体1aを刺激する(S1030)。
【0055】受光手段13により検知体1aが放出する
光を受光して、測定手段14により電気信号量として出
力する(S1040)。
【0056】換算定数獲得手段16により電気信号量を
放射線量に換算するための換算定数と素子プレート管理
コードの素子プレート種別コードとの対応テーブルから
前記(S1010)において読取った素子プレート管理
コード6の素子プレート種別コードに対応する換算定数
を記憶手段15から獲得する(S1050)。図4
(b)に記憶手段15のコード体系図を示す。
【0057】第一の補正係数獲得手段17により前記
(S1010)において読取った素子プレート管理コー
ド6から第一の検知体1aの感度補正係数を獲得する
(S1060)。
【0058】第二の補正係数獲得手段18により装置補
正係数を記憶手段15から獲得する(S1070)。
【0059】演算手段19により少なくとも前記(S1
040)において測定した電気信号量と、前記(S10
50)において獲得した換算定数と、前記(S106
0)において獲得した感度補正係数と、前記(S107
0)において獲得した装置補正係数とを使用して放射線
量を演算する(S1080)。
【0060】第一の検知体1aの測定を終了する(S1
090)。
【0061】第一の検知体1aの測定が終了したら、素
子プレート引き出し手段8により素子プレート2を第二
の検知体1bが測定可能な位置まで引き出し、第一の検
知体1aの測定と同様な手順で第二の検知体1bを測定
する。第二の検知体1bの測定が終了したら、素子プレ
ート引き出し手段8により素子プレート2をホルダ3内
部に戻す。上記手順により光刺激ルミネッセンス線量計
10の1回の放射線測定を行う。
【0062】上記構成の放射線測定装置100は、光刺
激ルミネッセンス線量計10の放射線量を測定すること
ができる。 (実施の形態4)請求項5〜7に記載の光刺激ルミネッ
センス線量計の素子プレート管理コードを比較するため
の請求項11に記載の放射線測定値装置、請求項12に
記載の素子プレート管理コード比較方法、請求項13に
記載の情報記録担体の一実施例を説明する。図6〜8を
参照しながら実施の形態4を説明する。
【0063】図6に本発明の放射線測定値装置の構成図
を示す。第一の読取手段11は、素子プレート2に記録
された素子プレート管理コード6を読取る。例えば、こ
の第一の読取手段11は、二次元コードリーダが用いら
れる。素子プレート引き出し手段8は、素子プレート2
をホルダ3内部から引き出し、検知体1a及び1bが測
定可能な位置まで引き出す。さらに素子プレート引き出
し手段8は、測定終了後素子プレート2をホルダ3内部
に戻す。例えば、素子プレート引き出し手段8は、ラッ
クアンドピニオン機構とモータが用いられる。第二の読
取手段21は、ホルダに記録されたホルダ識別コード7
を読取る。例えば、この第二の読取手段21は、二次元
コードリーダが用いられる。記憶手段15は、ホルダ識
別コードに対応する素子プレート種別コードの対応テー
ブルを記憶する。例えば、この記憶手段15は、ハード
ディスクが用いられる。素子プレート種別コード獲得手
段23は、前記記録手段15から当該ホルダ識別コード
7に対応する素子プレート種別コードを獲得する。例え
ば、この素子プレート種別コード獲得手段23は、当該
ホルダ識別コード7に対応する素子プレート種別コード
が記憶されているファイルを読込むファイル読込みシス
テムが用いられる。比較手段22は、前記第一の読取手
段11により読取った当該素子プレート管理コード6の
素子プレート種別コードと前記素子プレート種別コード
獲得手段23により獲得した素子プレート種別コードと
を比較する。例えば、この比較手段22は、CPUが用
いられる。
【0064】図7に素子プレート2に検知体1が2個装
着されている場合のコード体系図を示す。素子プレート
管理コード6は、素子プレート2の種別を示す素子プレ
ート種別コードより構成される。ホルダ識別コード7
は、ホルダ3の種別を示すホルダ種別コードと一意な通
番より構成される。記録手段15は、ホルダ識別コード
7に対応する素子プレート種別コードを記憶する。
【0065】図8に本発明の放射線測定装置100の素
子プレート管理コード比較方法のフローチャートを示
す。なお、本フローチャートでは、ホルダはホルダ識別
コード7が読取可能な位置にあり、さらに素子プレート
引き出し手段8により素子プレート2はホルダ3内部か
ら引き出され、素子プレート管理コード6が読取可能な
位置にある状態から説明を行う。
【0066】素子プレート管理コード6の素子プレート
管理コード比較を開始する(ステップ2000)。な
お、以下の説明においては、ステップをSと表記する。
【0067】第一の読取手段11により素子プレート2
に記録された素子プレート管理コード6を読取る(S2
010)。図7(a)に素子プレート管理コード6のコ
ード体系図を示す。
【0068】第二の読取手段21によりホルダ3に記録
されたホルダ識別コード7を読取る(S2020)。
【0069】素子プレート種別コード獲得手段23によ
りホルダ識別コードに対応する素子プレート種別コード
の対応テーブルから前記(S2020)において読取っ
たホルダ識別コード7に対応する素子プレート種別コー
ドを記憶手段15から獲得する(S2030)。図7
(b)に記憶手段15のコード体系図を示す。
【0070】前記(S2010)において読取った当該
素子プレート管理コード6と前記(S2030)におい
て獲得した素子プレート種別コードとを比較する(S2
040)。
【0071】比較結果を出力する(S2050)。
【0072】素子プレート管理コード比較を終了する
(S2060)。
【0073】上記構成の放射線測定装置100は、光刺
激ルミネッセンス線量計10の素子プレート2に記録さ
れた素子プレート管理コード6とホルダ3に記録された
ホルダ識別コード7に対応する素子プレート管理コード
とを比較することができる。
【0074】光刺激ルミネセンス線量計10は、OSL
結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料として使用するの
で、検知体1と素子プレート2とホルダ3の組合せが常
時変わらない熱蛍光体の測定方法と検知体1と素子プレ
ート2及びホルダ3の組合せが常時変わるOSL結晶の
測定方法の両方に適合する必要がある。特にOSL結晶
の場合は、検知体1と素子プレート2及びホルダ3の組
合せが常時変わるので、放射線測定装置100の操作者
のミスにより、間違った組合せの検知体1と素子プレー
ト2及びホルダ3となる可能性がある。間違った組合せ
の検知体1と素子プレート2及びホルダ3で放射線量を
測定した場合、測定データの信頼性はまったくない。測
定データの信頼性を確保する上で、検知体1と素子プレ
ート2及びホルダ3の組合せを確認することは重要であ
る。
【0075】従来の1次元バーコードであれば、人間が
見て判別できるコードがいっしょに印刷されるので、目
視によりコードを確認することは可能である。しかし、
素子プレート管理コード6及びホルダ識別コード7は、
例えば二次元コードのように高密度光学情報記録で、数
ミリ角の範囲に記録されるので人間が見て判別できるコ
ードは印刷されない。放射線測定装置の操作者が、素子
プレート管理コード6及びホルダ識別コード7を手動で
確認するためには、専用の読取装置を用い高密度光学情
報記録の内容を判別する必要がある。これらの操作は、
放射線測定装置の操作者の大きな負担となるとともに判
断ミスも起こしやすい。本実施の形態によればこのよう
な不具合を解消できる。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、高密度光学情報記録技術を使用し、素子プレート
とホルダの組合せが測定の都度変わる光刺激ルミネセン
ス線量計に対応した素子プレート及びホルダの形状、コ
ード体系、放射線測定装置を提供することができる。
【0077】さらに、熱蛍光線量計の製造設備を継続し
て使用することにより、製造工場の設備導入コスト削減
し、その結果として安価な光刺激ルミネセンス線量計お
よび放射線測定装置を市場に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光刺激ルミネッセンス
線量計の構成図
【図2】本発明の実施の形態2の光刺激ルミネッセンス
線量計の構成図
【図3】本発明の実施の形態3の放射線測定値装置の構
成図
【図4】本発明の実施の形態3の素子プレート2に検知
体1が2個装着されている場合のコード体系図
【図5】本発明の実施の形態3の放射線測定装置の放射
線測定方法のフローチャート
【図6】本発明の実施の形態4の放射線測定値装置の構
成図
【図7】本発明の実施の形態4の素子プレート2に検知
体1が2個装着されている場合のコード体系図
【図8】本発明の実施の形態4の放射線測定装置の素子
プレート管理コード比較方法のフローチャート
【図9】個人被ばく管理に使用する個人被ばく線量計の
構成図
【図10】熱蛍光線量計のコード体系図
【符号の説明】
1 検知体 1a 第一の検知体 1b 第二の検知体 2 素子プレート 3 ホルダ 4 ハンガー 5a 線量計管理用バーコード 5b 使用者管理用バーコード 6 素子プレート管理コード 7 ホルダ識別コード 8 素子プレート引き出し手段 9a 熱蛍光線量計の検知体 9b 熱蛍光線量計の素子プレート 9c 熱蛍光線量計のホルダ 10 光刺激ルミネッセンス線量計 10a 放射線検知材料 10b ベースフイルム 10c カバーフイルム 11 第一の読取手段 12 刺激手段 13 受光手段 14 測定手段 15 記憶手段 16 換算定数獲得手段 17 第一の補正係数獲得手段 18 第二の補正係数獲得手段 19 演算手段 21 第二の読取手段 22 比較手段 23 素子プレート種別コード獲得手段 100 放射線測定装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料
    として使用する検知体と、前記検知体を保持する素子プ
    レートとを有する光刺激ルミネッセンス線量計であっ
    て、前記素子プレートは、少なくとも素子プレートを管
    理するための素子プレート管理コードを具備することを
    特徴とする光刺激ルミネッセンス線量計。
  2. 【請求項2】素子プレート管理コードは、少なくとも素
    子プレートの種別を示す素子プレート種別コードと、検
    知体の感度差を補正するための感度補正係数とを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光刺激ルミネッセンス
    線量計。
  3. 【請求項3】素子プレート管理コードは、少なくとも素
    子プレートの種別を示す素子プレート種別コードと、検
    知体の製造ロット番号とを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の光刺激ルミネッセンス線量計。
  4. 【請求項4】素子プレート管理コードは、高密度光学情
    報記録を使用することを特徴とする請求項1〜3に記載
    の光刺激ルミネッセンス線量計。
  5. 【請求項5】OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料
    として使用する検知体と、前記検知体を保持する素子プ
    レートと、前記素子プレートを保持するホルダより構成
    される光刺激ルミネッセンス線量計であって、前記素子
    プレートは、少なくとも素子プレートを管理するための
    素子プレート管理コードを具備し、前記ホルダは、ホル
    ダを識別するホルダ識別コードを具備することを特徴と
    する光刺激ルミネッセンス線量計。
  6. 【請求項6】素子プレート管理コードは、少なくとも素
    子プレートの種別を示す素子プレート種別コードと、ホ
    ルダ識別コードは、少なくともホルダの種別を示すホル
    ダ種別コードとを含むことを特徴とする請求項5に記載
    の光刺激ルミネッセンス線量計。
  7. 【請求項7】素子プレート管理コードとホルダ識別コー
    ドのうち少なくともひとつは、高密度光学情報記録を使
    用することを特徴とする請求項5〜6に記載の光刺激ル
    ミネッセンス線量計。
  8. 【請求項8】OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料
    として使用する検知体を刺激し、OSL結晶又は熱蛍光
    体から放出する光を受光測定する放射線測定装置におい
    て、素子プレートに記録された素子プレート管理コード
    を読取る第一の読取手段と、検知体を刺激する刺激手段
    と、前記検知体が放出する光を受光し電気信号を出力す
    る受光手段と、前記受光手段が出力する電気信号を測定
    し電気信号量として出力する測定手段と、電気信号量を
    放射線量に換算するための換算定数と素子プレート管理
    コードの素子プレート種別コードとの対応テーブルと装
    置補正係数とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から
    素子プレート管理コードに対応する換算定数を獲得する
    換算定数獲得手段と、素子プレート管理コードから感度
    補正係数を獲得する第一の補正係数獲得手段と、前記記
    憶手段から装置補正係数を獲得する第二の補正係数獲得
    手段と、少なくとも前記電気信号量と前記換算定数と前
    記感度補正係数と前記装置補正係数とを使用して放射線
    量を演算する演算手段より構成されることを特徴とする
    放射線測定装置。
  9. 【請求項9】OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材料
    として使用する検知体を刺激し、OSL結晶又は熱蛍光
    体から放出する光を受光測定する放射線測定方法におい
    て、素子プレートに記録された素子プレート管理コード
    を読取る素子プレート管理コード読取ステップと、検知
    体を刺激するステップと、前記検知体が放出する光を受
    光して電気信号量として出力する電気信号量出力ステッ
    プと、電気信号量を放射線量に換算するための換算定数
    と素子プレート管理コードの素子プレート種別コードと
    の対応テーブルから前記素子プレート管理コード読取ス
    テップにおいて読取った素子プレート管理コードに対応
    する換算定数を獲得する換算定数獲得ステップと、前記
    素子プレート管理コード読取ステップにおいて読取った
    素子プレート管理コードから感度補正係数を獲得する感
    度補正係数読取ステップと、装置補正係数を獲得する装
    置補正係数獲得ステップと、少なくとも前記電気信号量
    出力ステップにおいて測定した電気信号量と、前記換算
    定数獲得ステップにおいて獲得した換算定数と、前記感
    度補正係数獲得ステップにおいて獲得した感度補正係数
    と、前記装置補正係数獲得ステップにおいて獲得した装
    置補正係数とを使用して放射線量を演算するステップと
    を含むことを特徴とする放射線測定方法。
  10. 【請求項10】素子プレートに記録された素子プレート
    管理コードを読取る素子プレート管理コード読取ステッ
    プと、検知体を刺激するステップと、前記検知体が放出
    する光を受光して電気信号量として出力する電気信号量
    出力ステップと、電気信号量を放射線量に換算するため
    の換算定数と素子プレート管理コードの素子プレート種
    別コードとの対応テーブルから前記素子プレート管理コ
    ード読取ステップにおいて読取った素子プレート管理コ
    ードに対応する換算定数を獲得する換算定数獲得ステッ
    プと、前記素子プレート管理コード読取ステップにおい
    て読取った素子プレート管理コードから感度補正係数を
    獲得するする感度補正係数読取ステップと、装置補正係
    数を獲得する装置補正係数獲得ステップと、少なくとも
    前記電気信号量出力ステップにおいて測定した電気信号
    量と、前記換算定数獲得ステップにおいて獲得した換算
    定数と、前記感度補正係数獲得ステップにおいて獲得し
    た感度補正係数と、前記装置補正係数獲得ステップにお
    いて獲得した装置補正係数とを使用して放射線量を演算
    するステップとを含むコンピュータプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録担体。
  11. 【請求項11】OSL結晶又は熱蛍光体を放射線検知材
    料として使用する検知体を刺激し、OSL結晶又は熱蛍
    光体から放出する光を受光測定する放射線測定装置にお
    いて、素子プレートに記録された素子プレート管理コー
    ドを読取る第一の読取手段と、ホルダに記録されたホル
    ダ識別コードを読取る第二の読取手段と、ホルダ識別コ
    ードに対応する素子プレート種別コードの対応テーブル
    を記憶する記憶手段と、前記記録手段から当該ホルダ識
    別コードに対応する素子プレート種別コードを獲得する
    素子プレート種別コード獲得手段と、前記第一の読取手
    段により読取った当該素子プレート管理コードの素子プ
    レート種別コードと前記素子プレート種別コード獲得手
    段により獲得した素子プレート種別コードとを比較する
    比較手段より構成されることを特徴とする放射線測定装
    置。
  12. 【請求項12】放射線測定装置における素子プレート管
    理コード比較方法において、素子プレートに記録された
    素子プレート管理コードを読取る素子プレート管理コー
    ド読取ステップと、ホルダに記録されたホルダ識別コー
    ドを読取るホルダ識別コード読取ステップと、ホルダ識
    別コードに対応する素子プレート種別コードの対応テー
    ブルから前記ホルダ識別コード読取ステップにおいて読
    取ったホルダ識別コードに対応する素子プレート種別コ
    ードを獲得する素子プレート種別コード獲得ステップ
    と、前記素子プレート管理コード読取ステップにおいて
    読取った当該素子プレート管理コードの素子プレート種
    別コードと前記素子プレート種別コード獲得ステップに
    おいて獲得した素子プレート種別コードとを比較する素
    子プレート種別コード比較ステップとを含むことを特徴
    とする素子プレート管理コード比較方法。
  13. 【請求項13】放射線測定装置における素子プレート管
    理コード比較方法において、素子プレートに記録された
    素子プレート管理コードを読取る素子プレート管理コー
    ド読取ステップと、ホルダに記録されたホルダ識別コー
    ドを読取るホルダ識別コード読取ステップと、ホルダ識
    別コードに対応する素子プレート種別コードの対応テー
    ブルから前記ホルダ識別コード読取ステップにおいて読
    取ったホルダ識別コードに対応する素子プレート種別コ
    ードを獲得する素子プレート種別コード獲得ステップ
    と、前記素子プレート管理コード読取ステップにおいて
    読取った当該素子プレート管理コードの素子プレート種
    別コードと前記素子プレート種別コード獲得ステップに
    おいて獲得した素子プレート種別コードとを比較する素
    子プレート種別コード比較ステップとを含むコンピュー
    タプログラムを格納したことを特徴とする情報記録担
    体。
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