JP2003214626A - 加熱調理器システム - Google Patents

加熱調理器システム

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JP2003214626A
JP2003214626A JP2002013383A JP2002013383A JP2003214626A JP 2003214626 A JP2003214626 A JP 2003214626A JP 2002013383 A JP2002013383 A JP 2002013383A JP 2002013383 A JP2002013383 A JP 2002013383A JP 2003214626 A JP2003214626 A JP 2003214626A
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cooking
heating
heating cooker
display
terminal device
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JP2002013383A
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Nobuaki Ota
宣章 太田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末装置が複数の加熱調理器を制御可能な構
成において、使用者が制御対象の加熱調理器を認識し易
くする。 【解決手段】 ホーム端末は、調理の実行に不可欠で調
理実行可能状態にある同一種類の加熱調理器の台数をチ
ェックし(A1)、表示パネルに送信ボタンと台数分の
●印を表示する(A3、A4)。送信ボタンが押される
と(A5)全ての加熱調理器に調理データを送信する
(A6)。何れかの加熱調理器で調理が開始されると
(A7)、その他の加熱調理器に調理データのクリアを
指示する(A8)。加熱調理器は、調理データを受信し
(B1〜B5)、開始キーが押されると(B7)調理を
開始し(B8)、開始の事実をホーム端末に送信する
(B9)。また、クリア指示を受信すると(B6),先
に受信した調理データをクリアする(B12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置から複数
の加熱調理器を制御可能な加熱調理器システムに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、住宅内や店舗内
にある複数の調理機器を端末装置から集中して制御する
システムの開発が進んでいる。例えば特開2000−3
10424号公報に開示された調理機器ネットワークシ
ステムは、ハンディターミナルを用いて調理機器である
複数の電子レンジと一斉同報通信を行い、各電子レンジ
が記憶する調理シーケンスの書き換えを行うものであ
る。ハンディターミナルは管理コンピュータに接続さ
れ、管理コンピュータから情報のダウンロードを行う。
【0003】この調理機器ネットワークシステムでは、
例えばコンビニエンスストアで販売メニューの変更があ
ったような場合に、店舗内に複数設置されている電子レ
ンジに対し一斉に調理シーケンスの書き換えを行うた
め、使用者が複数の電子レンジを識別する必要はない。
しかしながら、使用者が端末装置を用いて複数の加熱調
理器を選択的に制御する場合には、それぞれの加熱調理
器を正しく認識できなければならない。
【0004】そこで、本発明の目的は、端末装置が複数
の加熱調理器を制御可能な構成において、使用者が制御
対象の加熱調理器を容易に認識し得る加熱調理器システ
ムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した加熱調理器システムは、通信手
段を有する加熱調理器と、表示手段および通信手段を有
し通信により加熱調理器を複数台制御可能な端末装置と
から構成され、端末装置は、通信可能な範囲内において
制御対象となる加熱調理器を認識しその認識した内容に
基づいて表示手段の画面表示を切り替えるように構成さ
れていることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、端末装置は、複数台の
加熱調理器それぞれとの間で互いの通信手段を用いて通
信を行い、調理データなどの送受信を行う。使用者は、
この端末装置を用いて各加熱調理器を選択的に制御可能
となる。この場合、端末装置は、認識した制御対象とな
る加熱調理器の内容例えば加熱調理器の数、種類、加熱
調理中か否かなどの構成や動作状態に基づいて表示手段
の画面表示を切り替える(画面全体の表示切り替えのみ
ならず一部の表示切り替えも含む)ので、使用者はその
画面表示を通して上記加熱調理器の構成内容を正しく認
識することができ、調理に利用しようとする加熱調理器
の選択が容易となる。また、加熱調理器は住宅内や店舗
内に複数台設置されることが多いため、必要のない加熱
調理器を誤って制御することを未然に防止することがで
きる。
【0007】請求項2記載の加熱調理器システムは、請
求項1記載のものにおいて、制御対象となっている加熱
調理器が同一種類のものから構成されている場合、端末
装置が、表示手段に、加熱調理を実行可能な加熱調理器
の数に応じた画面表示を行うように構成されている。こ
の構成によれば、使用者は、端末装置の画面の表示態様
や表示内容などを通して加熱調理を実行可能な加熱調理
器の数を正しく認識することができ、その認識結果に基
づいて加熱調理器の選択や調理手順(段取り)の設定な
どが容易となる。
【0008】請求項3記載の加熱調理器システムは、請
求項1記載のものにおいて、端末装置が、表示手段に、
制御対象となっている加熱調理器の種類に応じた画面表
示を行うように構成されている。この構成によれば、使
用者は、端末装置の画面の表示態様や表示内容などを通
して端末装置から制御可能な加熱調理器の種類を正しく
認識することができ、その認識結果に基づいて各調理に
より適した種類の加熱調理器の選択が容易となる。
【0009】請求項4記載の加熱調理器システムは、請
求項1ないし3の何れかに記載のものにおいて、端末装
置が、加熱調理を複数の加熱調理器で実行可能であると
判断した場合、実行可能と判断した全ての加熱調理器に
対し加熱調理の調理データを送信し、これに応じて何れ
かの加熱調理器で加熱調理が開始されたと判断した場
合、その他の加熱調理器に対し調理データの取り消し指
令を送信するように構成されている。この構成によれ
ば、加熱調理器に前回調理した調理物が残っているよう
な場合に、再度別の加熱調理器に調理データを送信する
手間がなくなる。
【0010】請求項5記載の加熱調理器システムは、請
求項1ないし3の何れかに記載のものにおいて、端末装
置が、加熱調理を複数の加熱調理器で実行可能であると
判断した場合、表示手段に、実行可能な加熱調理器の中
から加熱調理の調理データを送信する加熱調理器を選択
させる選択画面を表示するように構成されている。この
構成によれば、使用者は、選択画面に従って端末装置を
操作することにより、調理に用いる加熱調理器を容易に
選択できる。
【0011】請求項6記載の加熱調理器システムは、請
求項5記載のものにおいて、端末装置が、表示手段に、
選択された加熱調理器の種類に応じた調理情報を表示す
るように構成されているので、使用者は、加熱調理器の
種類に応じた調理情報例えば調理時間や調理方法を得ら
れ、調理を進める上での利便性が高まる。
【0012】請求項7記載の加熱調理器システムは、請
求項5または6記載のものにおいて、端末装置が選択画
面を表示している時、その選択画面に従って選択される
加熱調理器と実際の加熱調理器との対応とを確認可能な
確認手段を備えているので、使用者は、利用しようとす
る加熱調理器を選択画面の表示と対応させながら一層容
易に且つ誤りなく選択することができる。
【0013】請求項8記載の加熱調理器システムは、請
求項7記載のものにおいて、加熱調理器が、報知手段を
備えるとともに端末装置により選択されたことに応答し
て報知するように構成されているので、使用者は、加熱
調理器からの報知を手掛かりに、利用しようとする加熱
調理器をより確実に選択することができる。
【0014】請求項9記載の加熱調理器システムは、端
末装置が各加熱調理器に対しその種類に応じた調理デー
タを送信するように構成されているので、各加熱調理器
は、それぞれに適した加熱パターン(加熱出力や加熱時
間など)に従って最適な加熱調理を実行することができ
る。
【0015】請求項10記載の加熱調理器システムは、
端末装置と加熱調理器とが通信手段を介して無線通信を
行うように構成されているので、端末装置は遠隔から加
熱調理器を制御でき、使用者の操作性が向上する。ま
た、ハーネス処理などの問題もなく、設置性が向上す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について図1ないし図9を参照しなが
ら説明する。図2は、加熱調理器システムの概略的な電
気的構成を示している。住宅内には、ホームサーバ機能
を有するホーム端末1(端末装置に相当)を中心として
住宅内ネットワーク2が構築されている。この住宅内ネ
ットワーク2には、住宅内に置かれている加熱調理器例
えば電子レンジ3、4、電磁調理器5、クッキングヒー
タ6、炊飯器7がブルートゥースなどの無線手段により
接続されている。
【0017】ホーム端末1は、住宅内ネットワーク2を
介してこれら加熱調理器と無線通信を行うことにより、
加熱調理器に対し調理データ(加熱パターンコード、加
熱制御コード)、応急運転指令(応急運転コード)、自
動故障診断指令(指示コード)などを送信でき、加熱調
理器からその動作状態情報、誤使用情報(誤使用コー
ド)、故障情報(エラーコード)などを受信することが
できる。また、ホーム端末1は、インターネット8に接
続することにより種々のサーバにアクセスしたりメール
の送受信を行うようになっている。なお、本発明とは直
接関係しないが、上記住宅内ネットワークには冷蔵庫、
エアコン、洗濯機などの家電機器(図示せず)も接続可
能となっている。
【0018】図3は、ホーム端末1の正面図である。ホ
ーム端末1は矩形パネル状をなしており、その前面部に
は液晶画面を有するタッチパネル式の表示パネル9(表
示手段に相当)、並びにキータイプの電源スイッチ10
a、「ホーム」と表示されたスイッチ10b、および
「メール」と表示されたスイッチ10cが設けられてい
る。使用者は、表示パネル9の画面上をタッチ操作する
ことにより、所望事項を入力したり選択したりすること
ができる。スイッチ10bは、表示パネル9に家事のト
ップ画面(図7(a)参照)を表示させるためのもの
で、スイッチ10cは、インターネット8に接続してメ
ールの送受信を行うためのものである。
【0019】このホーム端末1は、冷蔵庫の扉前面の所
定位置に磁石あるいは機械的な連結により装着可能とな
っており、その装着状態で冷蔵庫側から給電されるよう
になっている。この給電状態で内蔵バッテリの充電状態
の如何にかかわらず使用可能となるとともに、内蔵バッ
テリへの充電状態となる。また、冷蔵庫からの取外し状
態では、内蔵バッテリからの給電により使用可能とな
る。
【0020】ホーム端末1は、図2に示すようにパソコ
ンとほぼ同じ電気的構成をなしており、CPU、RO
M、RAM、各種周辺回路などを備えたマイクロコンピ
ュータからなる制御回路11を主体として構成されてい
る。ROMには、後述する制御プログラムが記憶されて
いる。この制御回路11には、上記表示パネル9、表示
パネル9に取り付けられたタッチセンサ12、上記スイ
ッチ10a〜10cからなる操作部10、スピーカから
なる音声出力部13、マイクロホンからなる音声入力部
14、外部メモリやハードディスクなどからなる記憶部
15が接続されている。
【0021】音声出力部13は、使用者に対し操作手順
を案内したり加熱調理器の誤使用や故障の発生を報知す
るためのもので、音声入力部14との併用によりレシピ
検索、加熱調理器に対する調理データの配信指令などを
手動操作に替えて音声操作により行うことができるよう
になっている。また、記憶部15にはレシピなどの調理
情報、使用者の嗜好、健康状態、家族構成などの情報が
記憶されるようになっている。
【0022】さらに、ホーム端末1には、上述したよう
に住宅内ネットワーク2を介して加熱調理器との間でブ
ルートゥースによる通信を行うための通信回路16(通
信手段に相当)と、インターネット8に接続するための
外部ネットワーク通信部17が接続されている。インタ
ーネット8に接続された調理情報提供サーバ18は、調
理情報データベース19に蓄積されている調理情報を配
信するものである。ここで、調理情報とは、レシピすな
わち調理メニューの材料情報および調理手順情報、調理
メニューのカロリー・栄養素情報、季節情報、地域情報
などをいう。
【0023】図4および図5は、それぞれ電子レンジ3
(電子レンジ4も同様)の正面図および電気的構成図で
ある。この図4において、電子レンジ3の本体20は、
横方向に長い矩形箱状をなしており、本体20の前面に
は、調理室の前面開口部を開閉する扉21が上下方向に
回動可能に設けられているとともに操作パネル22が設
けられている。操作パネル22には、液晶画面を有する
表示パネル23、「レンジ」、「オーブン」、「オー
ト」、「開始」、「取消」の各表示を持つキータイプの
スイッチ24a〜24e、および調理時間を設定するた
めのダイアルスイッチ24fが設けられている。
【0024】ここで、「レンジ」スイッチ24aは、マ
グネトロン25(図5参照)による高周波加熱を実行す
るためのもので、「オーブン」スイッチ24bは、ヒー
タ26(図5参照)によるオーブン調理を実行するため
のものである。「オート」スイッチ24cは、予め準備
されている調理メニューに従った自動調理を実行するた
めのものである。また、「開始」スイッチ24dは、調
理の開始を指示するもので、「取消」スイッチ24e
は、設定内容のクリアや調理の停止を指示するものであ
る。
【0025】この電子レンジ3は、図5に示すようにC
PU、ROM、RAM、各種周辺回路などを備えたマイ
クロコンピュータからなる制御回路27を主体として構
成されている。ROMには、後述する加熱調理制御プロ
グラムが記憶されている。制御回路27には、上述した
表示パネル23、スイッチ24a〜24fからなる操作
部24、マグネトロン25、ヒータ26に加え、スピー
カからなる音声出力部28、メモリからなる記憶部2
9、住宅内ネットワーク2を介してホーム端末1との間
でブルートゥースにより通信するための通信回路30
(通信手段に相当)などが接続されている。記憶部29
には、加熱パターンコードで識別される複数種類の加熱
パターンデータが記憶されている。
【0026】次に、図2および図6に示すように住宅内
に2台の電子レンジ3と4が置かれており、電子レンジ
3または4の使用が不可欠な調理メニューを選択する場
合における本実施形態の作用について、図7ないし図9
も参照しながら説明する。
【0027】図7は、使用者がホーム端末1を操作して
電子レンジ3または4を用いた調理を行う場合における
表示パネル9の画面表示の変化を示している。この図7
において、(a)は家事に関するトップ画面であり、表
示パネル9の「料理」と表示された部分をタッチ操作す
る(「料理」ボタンを押す)と、(b)に示す「今日の
おすすめメニュー」の画面が表示される。ホーム端末1
は、レシピ検索機能を有しており、インターネット8を
介して調理情報提供サーバ18に接続し、調理情報デー
タベース19に蓄積されているレシピを検索する。この
場合、材料、季節・月、使用者の健康状態や嗜好、地域
などを検索条件として設定することができる。
【0028】ここで、例えば「1.スープ鍋」を押して
選択すると、表示パネル9には(c)に示す材料と分量
に関する情報が表示されるとともに、その画面内の右下
部に「次へ」ボタンが表示される。使用者は、この画面
に従って必要な材料を準備することができる。そして、
「次へ」ボタンを押すと、表示パネル9には(d)に示
す調理手順(作り方)に関する情報が表示されるととも
に、その画面内の右下部に「送信」ボタンと機器状態が
表示される。
【0029】この機器状態表示とは、当該調理に必要な
加熱調理器である2台の電子レンジ3、4について調理
実行可能な台数を示すものである。すなわち、図6
(a)に示すように2台ともに調理実行可能な場合には
2つの●印が点灯し、図6(b)に示すように1台が加
熱調理中で1台のみが調理実行可能な場合には1つの●
印が点灯する。また、2台とも加熱調理中である場合に
は、図8に示すように●印は点灯しない。使用者は、こ
の機器状態表示を確認することにより、現在使用可能な
電子レンジを認識できる。なお、図7(b)〜(d)に
示す画面が表示されている時に「ホーム」ボタンを押す
と、表示パネル9には(a)に示すトップ画面が表示さ
れる。
【0030】図1は、上述の「次へ」ボタンが押された
時にホーム端末1の制御回路11が実行を開始する制御
プログラムのフローチャート(a)、および未使用状態
にある電子レンジ3、4の制御回路27が実行する加熱
調理制御プログラムのフローチャート(b)である。
【0031】まず、ホーム端末1の制御回路11が行う
処理について説明する。「次へ」ボタンが押されると、
制御回路11は、選択された調理メニューの作り方に関
する情報を表示パネル9に表示するとともに、その調理
の実行に電子レンジが必要であることを認識する。そこ
で、制御回路11は、住宅内ネットワーク2を通して電
子レンジ3、4から送信されてくる動作状態情報に基づ
いて、調理実行可能な電子レンジの台数を確認する(ス
テップA1)。
【0032】この動作状態情報とは、電子レンジ3、4
が待機状態、加熱状態、調理終了状態、扉開状態の何れ
の動作状態にあるかを示すものである。ここで、待機状
態とは、調理が実行されておらず直ちに調理を実行可能
な状態であり、加熱状態とは、加熱調理が実行されてい
る状態である。加熱状態には、レンジ調理/オーブン調
理の別、調理終了までの残時間、被加熱物の設定温度と
現在温度なども含まれている。
【0033】制御回路11は、調理実行可能な台数が0
でないか否かを判断し(ステップA2)、0である
(「NO」)と判断した場合にはステップA1に移行
し、その後電子レンジ3、4の何れかが調理実行可能と
なるまで当該ステップA1とA2を繰り返し実行する。
一方、調理実行可能な台数が0でない(「YES」)と
判断した場合には、ステップA3に移行して表示パネル
9に「送信」ボタンを表示し、続いてステップA4に移
行して調理実行可能な台数分の●印を表示する。
【0034】その後、制御回路11は、「送信」ボタン
が押されたか否かを判断し(ステップA5)、押されて
いない(「NO」)と判断した場合にはステップA1に
移行する。一方、「送信」ボタンが押された(「YE
S」)と判断した場合には、住宅内ネットワーク2を通
して調理実行可能な電子レンジ3、4に対し調理データ
を送信する(ステップA6)。送信される調理データ
は、加熱パターンコードまたは加熱制御コードである。
【0035】制御回路11は、調理を開始した電子レン
ジ(ここでは電子レンジ3とする)からホーム端末1に
送られる動作状態情報に基づいて、電子レンジ3または
4で調理が開始されたか否かを判断する(ステップA
7)。制御回路11は、このステップA7で調理が開始
された(「YES」)と判断すると、調理が開始されな
かった他の電子レンジ4に対し、先に送信した調理デー
タのクリア信号を送信し処理を終了する。なお、制御回
路11は、加熱調理が終了したことを認識すると、表示
パネル9にその旨を表示するとともに音声出力部13か
ら報知音を出力する。
【0036】続いて、調理実行可能な電子レンジ3、4
の制御回路27が行う処理について説明する。電子レン
ジ3、4の制御回路27は、住宅内ネットワーク2を通
してホーム端末1に動作状態情報を送信するとともに、
ホーム端末1から送信されてくるデータを受信可能な状
態となっている。制御回路27は、受信データがあるか
否かを判断し(ステップB1)、受信データがある
(「YES」)と判断すると、その送信されてくる調理
データの受信を開始する(ステップB2)。受信中は表
示パネル23に「通信中」の文字を表示する(ステップ
B3)。図9は、電子レンジ3、4の表示パネル23の
表示内容の変化を示しており、上記ステップB3の処理
が実行された時、それぞれ(1b)、(2b)に示す画
面表示となる。
【0037】制御回路27は、ステップB4において調
理データの受信が終了したか否かを判断し、終了するま
での間このステップB4を繰り返し実行する。そして、
制御回路27は、受信終了(「YES」)と判断する
と、表示パネル23に「通信完了」の文字を表示する
(ステップB5)。この時、電子レンジ3、4の表示パ
ネル23は、それぞれ図9の(1c)、(2c)に示す
画面表示となる。
【0038】その後、制御回路27は、ホーム端末1か
らクリア信号が送信されてくるかまたは「開始」スイッ
チ24dが押されるまでの間、クリア信号を受信したか
否かの判断処理(ステップB6)とスイッチ24dが押
されたか否かの判断処理(ステップB7)とを繰り返し
実行する。ここで、電子レンジ3においてスイッチ24
dが押されると、電子レンジ3の制御回路27はステッ
プB8に移行して加熱調理の実行を開始し、ホーム端末
1に対し加熱状態を示す動作状態情報を送信する(ステ
ップB9)。ホーム端末1の制御回路11は、電子レン
ジ3の動作状態情報が待機状態から加熱状態に変化した
ことにより、電子レンジ3が加熱調理の実行を開始した
ことを認識できる。
【0039】調理データが加熱パターンコードである場
合、電子レンジ3の制御回路27は、記憶部29からそ
の加熱パターンコードに対応する加熱パターンデータを
読み出し、その加熱パターンに従って加熱調理を実行す
る。また、調理データが加熱制御コードである場合、制
御回路27は、その加熱制御コードにより指示された加
熱手段、設定温度、加熱時間に従って加熱調理を実行す
る。
【0040】この時、電子レンジ3の表示パネル23
は、図9の(1d)に示す画面表示となる。そして、電
子レンジ3の制御回路27は、調理が終了したか否かを
判断し(ステップB10)、終了した(「YES」)と
判断した場合にはホーム端末1に調理終了状態を示す動
作状態情報を送信し、ステップB11に移行して表示パ
ネル23に「調理終了」の文字を表示して処理を終了す
る。この時、電子レンジ3の表示パネル23は、図9の
(1e)に示す画面表示となる。ホーム端末1の制御回
路11は、電子レンジ3の動作状態情報が加熱状態から
調理終了状態に変化したことにより、電子レンジ3が加
熱調理を終了したことを認識できる。
【0041】一方、「開始」スイッチ24dが押されな
かった電子レンジ4にはホーム端末1からクリア信号が
送信される。電子レンジ4の制御回路27は、ステップ
B6においてホーム端末1からクリア信号を受信した
(「YES」)と判断すると、ステップB12に移行し
て先に受信した調理データをクリアし、さらにステップ
B13に移行して表示パネル9の表示内容をクリアして
処理を終了する。この時、電子レンジ4の表示パネル
は、図9の(2d)、(2e)に示す画面表示となる。
なお、調理データのクリアは、電子レンジ3、4の「取
消」スイッチ24eを押すことによっても実行可能であ
る。また、ホーム端末1を操作することにより調理デー
タをクリアできるようにしても良い。
【0042】以上説明したように、本実施形態の加熱調
理器システムは、ホーム端末1と複数台の加熱調理器と
が住宅内ネットワーク2により接続され、使用者はホー
ム端末1を操作することにより各加熱調理器を遠隔から
制御可能となっている。そして、ホーム端末1は、調理
に必要となる加熱調理器が調理実行可能な状態か否かを
認識し、同一種類の加熱調理器が複数台(本実施形態で
は電子レンジ3、4の2台)ある場合には、表示パネル
9にその台数を示す機器状態を表示するようになってい
る。
【0043】使用者は、この機器状態表示を参照するこ
とにより、調理の実行を開始できる加熱調理器の構成内
容や動作状態を確認できるとともに、調理に使用できる
加熱調理器の選択が容易となる。また、直ちに調理を実
行できる加熱調理器の台数が分かるため、調理手順(段
取り)の設定や変更が容易となって加熱調理器の有効利
用が図れ、調理時間を短縮することができる。
【0044】ホーム端末1は、選択された調理に必要で
あって且つ調理実行可能な全ての加熱調理器に対し調理
データを送信し、これに応じて何れかの加熱調理器で加
熱調理が開始された場合、その他の加熱調理器に対し調
理データのクリア指令を送信するので、例えば調理デー
タの送信後加熱調理器に前回調理した調理物が残ってい
たと気付いたような場合に、再度別の加熱調理器に調理
データを送信する手間を省ける。
【0045】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図10ないし図12を参照しながら説
明する。本実施形態の加熱調理器システムは、第1の実
施形態のものと同じ電気的構成を備えているが、調理に
用いる加熱調理器の選択および加熱調理器への加熱デー
タの配信方法を異にしている。
【0046】図11は、ホーム端末1で調理メニューを
選択した場合における表示パネル9の画面表示を示して
いる。表示パネル9に図7(c)に示す材料と分量に関
する情報が表示されている時に「次へ」ボタンを押す
と、図11(a)に示す調理手順(作り方)に関する情
報が表示されるとともに、その画面内の右下部に「送
信」ボタンが表示される。
【0047】ここで「送信」ボタンを押すと、図11
(b)に示すように調理実行可能な電子レンジ3、4を
選択するための選択画面が子画面により表示される。こ
の選択画面には、当該調理に必要な加熱調理器である2
台の電子レンジ3、4を選択するための「レンジ1」ボ
タン、「レンジ2」ボタン、選択画面を消去して(a)
の画面表示に戻すための「キャンセル」ボタン、および
選択した電子レンジ3または4に調理データを送信する
ための「決定」ボタンが含まれている。「レンジ1」ボ
タンまたは「レンジ2」ボタンを押すと、そのボタンの
表示色が変化し、選択された側の電子レンジの音声出力
部28から「ピッピッ」という報知音が出力される。こ
の確認動作は、ホーム端末1の制御回路11と、電子レ
ンジ3、4の制御回路27、表示パネル23および音声
出力部28とからなる確認手段によって行われる。
【0048】図10は、第1の実施形態で説明した図1
に相当するフローチャートである。この図10におい
て、図1に示す処理ステップと同じ処理ステップには同
一のステップ番号を付し、ここでは異なる処理ステップ
を中心に説明する。
【0049】まず、ホーム端末1の制御回路11が行う
処理について説明する。「次へ」ボタンが押されると、
制御回路11は、表示パネル9に図11(a)に示す画
面表示を行う。ステップA1〜A3の実行後ステップA
5において「送信」ボタンが押された(「YES」)と
判断すると、表示パネル9に図11(b)に示す選択画
面を表示する(ステップA21)。この場合、調理実行
可能な電子レンジの台数に等しい数の「レンジ」ボタン
を表示する。
【0050】制御回路11は、何れかの「レンジ」ボタ
ンが押されるかまたは「決定」ボタンが押されるまでの
間、「レンジ」ボタンが押されたか否かの判断処理(ス
テップA22)と「決定」ボタンが押されたか否かの判
断処理(ステップA23)とを繰り返し実行する。ここ
で、例えば「レンジ1」ボタンが押されると、制御回路
11は、ステップA25に移行してその選択された電子
レンジ(ここでは電子レンジ3)に対し住宅内ネットワ
ーク2を通して応答指令を送信し、再びステップA22
に移行する。そして、「決定」ボタンが押されると、ボ
タンにより選択されている電子レンジ3に対してのみ調
理データを送信し(ステップA24)処理を終了する。
【0051】続いて、調理実行可能な電子レンジ3、4
の制御回路27が行う処理について図12も参照しなが
ら説明する。この図12は、ホーム端末1で電子レンジ
3を選択して調理データを送信した場合における電子レ
ンジ3、4の表示パネル23の表示内容の変化を示して
いる。
【0052】電子レンジ3、4の制御回路27は、ホー
ム端末1から送信されてくる応答信号を受信したか否か
を判断する(ステップB21)。ここで、受信した
(「YES」)と判断すると、表示パネル23に図12
の(1a)に示す応答マークを表示するとともに報知音
を出力し(ステップB22、B23)、その後再びステ
ップB21に移行する。また、ステップB21で「N
O」と判断した場合にはステップB1に移行する。
【0053】本実施形態の場合、調理データはホーム端
末1で選択された電子レンジ3に対してのみ送信される
ので、電子レンジ3の制御回路27はステップB2以降
の処理に進むが、電子レンジ4の制御回路27はステッ
プB21とB1とを繰り返し実行し続ける。その結果、
電子レンジ3の表示パネル23には図12の(1b)〜
(1e)に示す画面が表示され、電子レンジ4の表示パ
ネル23には図12の(2b)〜(2e)に示すように
何も表示されない。なお、ステップB9の処理は、加熱
調理が開始されたことをホーム端末1側で認識して表示
するために付加されている。
【0054】以上説明したように、本実施形態のホーム
端末1は、調理に必要となる加熱調理器が調理実行可能
な状態か否かを認識し、同一種類の加熱調理器が複数台
(本実施形態では電子レンジ3、4の2台)ある場合に
は、表示パネル9にその選択画面を表示し何れか一方を
選択できるようになっている。従って、使用者は、その
選択画面に従ってホーム端末1を操作することにより、
調理に用いる加熱調理器を容易に選択できる。また、こ
の選択操作において、選択した加熱調理器の表示パネル
に応答マークが表示されるとともに報知音が出力される
ように構成されているので、使用者はその表示と報知音
を手掛かりに、利用しようとする加熱調理器を確認しな
がら誤りなく選択することができる。
【0055】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について図13ないし図17を参照しながら説
明する。本実施形態の加熱調理器システムは、第1の実
施形態のものと同じ電気的構成を備えており、電子レン
ジ3と電磁調理器5が調理実行可能な状態にあって、こ
れら異なる種類の加熱調理器である電子レンジ3と電磁
調理器5の何れを用いても調理可能なメニューを選択し
た場合を示している。
【0056】図14は、電磁調理器5の上面図である。
本体31の上面には略正方形をなすトッププレート32
と、「電源」、下向きの矢先、上向きの矢先、「開始停
止」の各表示を持つキータイプのスイッチ33a、33
b、33c、33d(操作部)と、液晶画面を有する表
示パネル34(表示部)とが設けられている。スイッチ
33b、33cは、それぞれ加熱出力を段階的に下降さ
せ、上昇させるためのものである。トッププレート32
の下面には温度センサ(図示せず)が密着状態で固定さ
れている。また、本体31内には加熱調理を制御する制
御回路、住宅内ネットワーク2を介してホーム端末1と
の間でブルートゥースにより通信するための通信回路な
どを含む制御基板が配設され、トッププレート32の下
方に位置して誘導加熱用のIHコイルが固定されてい
る。
【0057】図15は本実施形態の通信態様を示すもの
で、ホーム端末1は、住宅内ネットワーク2を介して調
理実行可能な状態にある電子レンジ3または電磁調理器
5に対し調理データの送信を行うようになっている。
【0058】図16は、ホーム端末1において電子レン
ジ3と電磁調理器5の何れを用いても調理可能である調
理メニューを選択した場合における表示パネル9の画面
表示を示している。表示パネル9に図7(c)に示す材
料と分量に関する情報が表示されている時に「次へ」ボ
タンを押すと、当該画面表示に移行する。ここに表示さ
れている調理手順(作り方)は電子レンジ用であり、そ
の画面内の右下部に「送信」ボタンと「IH」ボタンが
表示される。ここで「送信」ボタンを押すとホーム端末
1から調理実行可能な電子レンジ3に調理データが送信
され、「IH」ボタンを押すとホーム端末1から調理実
行可能な電磁調理器5に調理データが送信される。
【0059】図13は、第1の実施形態で説明した図1
に相当するフローチャートである。この図13におい
て、図1に示す処理ステップと同じ処理ステップには同
一のステップ番号を付し、ここでは異なる処理ステップ
を中心に説明する。
【0060】まず、ホーム端末1の制御回路11が行う
処理について説明する。「次へ」ボタンが押されると、
制御回路11は、表示パネル9に電子レンジ用の調理手
順を表示し、住宅内ネットワーク2を通して電子レンジ
3および電磁調理器5から送信されてくる動作状態情報
に基づいて、調理実行可能な加熱調理器の種類と数とを
確認する(ステップA31)。動作状態情報には、加熱
調理器の種類を示す情報が含まれている。
【0061】制御回路11は、ステップA2で調理実行
可能な台数が0でない(「YES」)と判断すると、ス
テップA3に移行して表示パネル9に「送信」ボタンを
表示する。そして、電子レンジ以外の調理実行可能な加
熱調理器(ここでは電磁調理器5)があるか否かを判断
し(ステップA32)、ある(「YES」)と判断した
場合にのみ表示パネル9にその加熱調理器のボタン(本
実施形態では「IH」ボタン)を表示する(ステップA
33)。
【0062】その後、制御回路11は、「送信」ボタン
または「IH」ボタンが押されたか否かを判断する(ス
テップA34)。ここで、押されていない(「NO」)
と判断した場合にはステップA31に移行し、押された
(「YES」)と判断した場合にはステップA35に移
行する。制御回路11は、このステップA35におい
て、押されたのが「送信」ボタンである場合には電子レ
ンジ3に対し「レンジ500W20分の加熱後レンジ2
00W20分の加熱」のための電子レンジ用の調理デー
タを送信し、「IH」ボタンである場合には電磁調理器
5に対し電磁調理器用の調理データを送信する。
【0063】続いて、調理実行可能な電子レンジ3の制
御回路27および電磁調理器5の制御回路が行う処理に
ついて説明する。電子レンジ3の制御回路27および電
磁調理器5の制御回路は、第1の実施形態で説明した図
1(b)に示す処理とほぼ同じ処理を実行する。ただ
し、ホーム端末1からクリア信号は送信されないのでそ
の受信を判段するステップB6と、ステップB12、B
13およびホーム端末1に対し調理開始を送信するステ
ップB9の処理は実行しない。なお、加熱調理が開始さ
れたことをホーム端末1側で表示させたい場合には、ス
テップB9の処理を実行するようにしても良い。
【0064】図17(a)は、ホーム端末1から電子レ
ンジ3に調理データが送信された場合における表示パネ
ル23の表示内容の変化を示している。この場合、電磁
調理器5の表示パネル34には何も表示されない。一
方、図17(b)は、ホーム端末1から電磁調理器5に
調理データが送信された場合における表示パネル34の
表示内容の変化を示している。この場合、電子レンジ3
の表示パネル23には何も表示されない。
【0065】以上説明したように、本実施形態のホーム
端末1は、調理に用いることができる加熱調理器が複数
種類ある場合、その各種類の加熱調理器が調理実行可能
な状態か否かを認識し、表示パネル9に調理実行可能な
状態にある加熱調理器の種類を選択するためのボタンを
表示して何れか1つの種類を選択できるようになってい
る。従って、使用者は、そのボタンの表示によって各種
類の加熱調理器が使用可能な状態にあるか否かを容易に
認識でき、そのボタン操作によって所望する加熱調理器
に調理データを送信し加熱調理を開始することができ
る。また、ホーム端末1は、選択された加熱調理器に応
じた加熱指令内容を持つ調理データを送信するので、加
熱調理器に最適な加熱調理を実行させることができる。
【0066】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について図18および図19を参照しながら説
明する。本実施形態は、上述した第3の実施形態と同様
に、異なる種類の加熱調理器である電子レンジ3と電磁
調理器5の何れを用いても調理可能なメニューを選択し
た場合であって、第3の実施形態とはホーム端末1の画
面表示を異にしている。加熱調理器システムの電気的構
成は上述した各実施形態と同じである。
【0067】図19は、ホーム端末1において調理メニ
ューを選択した場合における表示パネル9の画面表示を
示している。表示パネル9に図7(c)に示す材料と分
量に関する情報が表示されている時に「次へ」ボタンを
押すと、図19(a)に示す電子レンジを用いた調理手
順(作り方)に関する情報が表示されるとともに、その
画面内の右下部に「レンジ」、「IH」、「送信」の各
ボタンが表示され、「レンジ」ボタンのみが選択状態を
示す反転表示とされる。ただし、電子レンジ3と電磁調
理器5は、ともに調理実行可能な状態にあるものとす
る。
【0068】ここで、「IH」ボタンを押すと、図19
(b)に示すように電磁調理器5を用いた調理手順(作
り方)に関する情報が表示されるとともに、「レンジ」
ボタンに替わり「IH」ボタンが選択状態を示す反転表
示とされる。そして、「送信」ボタンを押すと、ホーム
端末1から選択されている加熱調理器に対して調理デー
タが送信される。
【0069】図18は、「次へ」ボタンが押された時に
ホーム端末1の制御回路11が実行を開始する制御プロ
グラムのフローチャートである。この図18において、
図1、図13に示す処理ステップと同じ処理ステップに
は同一のステップ番号を付し、ここでは異なる処理ステ
ップを中心に説明する。
【0070】「次へ」ボタンが押されると、制御回路1
1は、ステップA31〜A3の実行後、表示パネル9に
調理実行可能な電子レンジ以外の種類の加熱調理器のボ
タン(本実施形態では電磁調理器5を示す「IH」ボタ
ン)を非反転表示し(ステップA41)、続いて調理実
行可能な電子レンジ3を示す「レンジ」ボタンを反転表
示する(ステップA42)。さらに、表示パネル9に電
子レンジを用いた調理手順に関する情報を表示する(ス
テップA43)。つまり、初期設定として電子レンジ3
が選択される。
【0071】その後、制御回路11は、ステップA4
4、A45、A46において、それぞれ上記加熱調理器
ボタン(「IH」ボタン)、「レンジ」ボタン、「送
信」ボタンが押されたか否かを判断する。ステップA4
4において加熱調理器ボタンが押された(「YES」)
と判断すると、ステップA48に移行して加熱調理器ボ
タンを反転表示するとともに、「レンジ」ボタンを非反
転表示に戻す(ステップA48)。そして、ステップA
50で、この選択された加熱調理器(電磁調理器5)を
用いた調理手順に関する情報を表示パネル9に表示した
後、ステップA44に移行する。また、ステップA45
において「レンジ」ボタンが押された(「YES」)と
判断すると、ステップA41に移行する。
【0072】「送信」ボタンが押されると、制御回路1
1は、ステップA46で「YES」と判断し、その時に
選択されている加熱調理器(電子レンジ3または電磁調
理器5)に対し調理データを送信し(ステップA47)
処理を終了する。なお、調理実行可能な電子レンジ3の
制御回路27および電磁調理器5の制御回路が行う処理
は、第3の実施形態で説明した図13(b)に示す処理
と同様である。
【0073】以上説明したように、本実施形態のホーム
端末1は、調理に用いることができる加熱調理器が複数
種類ある場合、表示パネル9に調理実行可能な状態にあ
る加熱調理器の種類を選択するためのボタンを表示して
何れか1つの種類を選択できるようになっているので、
第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。ま
た、表示パネル9には選択した加熱調理器を用いた調理
手順が表示されるので、使用者は、加熱調理器の種類に
応じた調理情報例えば調理時間や調理方法を得られ、調
理を進める上での利便性が高まる。
【0074】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、以下のような拡張または変更が可能である。第1の
実施形態における機器状態表示は、●印ではなく予め使
用者が登録した文字、図形、記号などの表示マークを用
いても良い。また、使用可能な加熱調理器の台数のみな
らず使用可能な各加熱調理器を識別できるように、各加
熱調理器の識別情報例えば「A」、「B」、…のような
文字あるいは「冷蔵庫横」、「ワゴン上」、…のような
設置場所を併せて表示するようにしても良い。さらに、
表示パネル9には、当該調理に必要な加熱調理器のみな
らず、ホーム端末1が管理する加熱調理器で調理実行可
能な状態にある全てのものを表示しても良い。この場
合、当該調理に必要な加熱調理器の表示とその他の加熱
調理器の表示との表示色、表示マーク、表示位置などを
異ならせると良い。
【0075】第2の実施形態では、同種類の加熱調理器
(電子レンジ3、4)のうちから調理実行可能な何れか
1つを選択して調理データを送信するように構成した
が、複数のものを同時に選択して同時に調理データを送
信するように構成しても良い。また、子画面に表示する
加熱調理器のボタンの表示は、上述したように使用者が
選択した識別し易いものを使用できるようにしても良
い。
【0076】第3および第4の実施形態において、同一
種類の加熱調理器が複数台ある場合には、第1の実施形
態と同様に、選択された種類の加熱調理器のうち調理実
行可能なもの(例えば電子レンジ3と4)に対し調理デ
ータを送信し、何れかの加熱調理器で調理が開始された
時に、ホーム端末1から他の加熱調理器に対しクリア信
号を送信する構成としても良い。また、表示パネル9の
ボタンに隣接して、各加熱調理器の使用可能台数を表示
するようにしても良い。さらに、第4の実施形態におい
て、選択した加熱調理器の表示パネルに応答マークが表
示され、それとともに報知音が出力されるように構成し
ても良い。
【0077】各実施形態において、ホーム端末1の表示
パネル9には調理手順を示す画面に重ねて機器状態表示
や選択画面が表示されたが、両画面を別画面として表示
しても良い。ホーム端末1と各加熱調理器とが無線通信
ではなく有線通信を行う構成としても良い。各実施形態
では、電子レンジ3、4または電磁調理器5を用いた調
理メニューが選択された場合について説明したが、クッ
キングヒータ6、炊飯器7などの加熱調理器を用いた調
理メニューが選択された場合でも同様である。住宅内で
構築した加熱調理器システムを例に説明したが、コンビ
ニエンスストア、レストランの厨房、学校の調理室など
複数の加熱調理器が設置されている場所においても同様
に適用できる。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器システムは、通信手段を有する加熱調理器
と、表示手段および通信手段を有し通信により加熱調理
器を複数台制御可能な端末装置とから構成され、端末装
置は、通信可能な範囲内において制御対象となる加熱調
理器を認識しその認識した内容に基づいて表示手段の画
面表示を切り替えるように構成されているので、使用者
はその画面表示を通して加熱調理器の構成内容や動作状
態を正しく認識することができ、調理に利用しようとす
る加熱調理器の選択が容易となる。また、加熱調理器は
住宅内や店舗内に複数台設置されることが多いため、必
要のない加熱調理器を誤って制御することを未然に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すものでホーム端
末と加熱調理器の各制御回路が実行する制御プログラム
のフローチャート
【図2】加熱調理器システムの概略的な電気的構成図
【図3】ホーム端末の正面図
【図4】電子レンジの正面図
【図5】電子レンジの電気的構成を示すブロック図
【図6】ホーム端末と加熱調理器との通信態様を示す図
【図7】ホーム端末の表示パネルに表示される画面の推
移を示す図
【図8】使用可能な加熱調理器が存在しない場合にホー
ム端末の表示パネルに表示される画面を示す図
【図9】加熱調理器の表示パネルに表示される画面の推
移を示す図
【図10】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図11】図7相当図
【図12】図9相当図
【図13】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図14】電磁調理器の上面図
【図15】図6相当図
【図16】ホーム端末の表示パネルに表示される画面を
示す図
【図17】図9相当図
【図18】本発明の第4の実施形態を示すものでホーム
端末の制御回路が実行する制御プログラムのフローチャ
ート
【図19】図7相当図
【符号の説明】
1はホーム端末(端末装置)、3、4は電子レンジ(加
熱調理器)、5は電磁調理器5(加熱調理器)、6はク
ッキングヒータ(加熱調理器)、7は炊飯器(加熱調理
器)、9は表示パネル(表示手段)、16は通信回路
(通信手段)、30は通信回路(通信手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24C 15/00 F24C 15/00 H

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を有する加熱調理器と、表示手
    段および通信手段を有し通信により前記加熱調理器を複
    数台制御可能な端末装置とから構成され、前記端末装置
    は、通信可能な範囲内において制御対象となる加熱調理
    器を認識しその認識した内容に基づいて前記表示手段の
    画面表示を切り替えるように構成されていることを特徴
    とする加熱調理器システム。
  2. 【請求項2】 前記制御対象となっている加熱調理器が
    同一種類のものから構成されている場合、前記端末装置
    は、前記表示手段に、加熱調理を実行可能な加熱調理器
    の数に応じた画面表示を行うように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の加熱調理器システム。
  3. 【請求項3】 前記端末装置は、前記表示手段に、前記
    制御対象となっている加熱調理器の種類に応じた画面表
    示を行うように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の加熱調理器システム。
  4. 【請求項4】 前記端末装置は、加熱調理を複数の加熱
    調理器で実行可能であると判断した場合、実行可能と判
    断した全ての加熱調理器に対し前記加熱調理の調理デー
    タを送信し、これに応じて何れかの加熱調理器で前記加
    熱調理が開始されたと判断した場合、その他の加熱調理
    器に対し前記調理データの取り消し指令を送信するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の
    何れかに記載の加熱調理器システム。
  5. 【請求項5】 前記端末装置は、加熱調理を複数の加熱
    調理器で実行可能であると判断した場合、前記表示手段
    に、前記実行可能な加熱調理器の中から前記加熱調理の
    調理データを送信する加熱調理器を選択させる選択画面
    を表示するように構成されていることを特徴とする請求
    項1ないし3の何れかに記載の加熱調理器システム。
  6. 【請求項6】 前記端末装置は、前記表示手段に、選択
    された加熱調理器の種類に応じた調理情報を表示するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項5記載の加
    熱調理器システム。
  7. 【請求項7】 前記端末装置が前記選択画面を表示して
    いる時、その選択画面に従って選択される加熱調理器と
    実際の加熱調理器との対応とを確認可能な確認手段を備
    えていることを特徴とする請求項5または6記載の加熱
    調理器システム。
  8. 【請求項8】 前記加熱調理器は、報知手段を備えると
    ともに前記端末装置により選択されたことに応答して報
    知するように構成されていることを特徴とする請求項7
    記載の加熱調理器システム。
  9. 【請求項9】 前記端末装置は、各加熱調理器に対しそ
    の種類に応じた調理データを送信するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載
    の加熱調理器システム。
  10. 【請求項10】 前記端末装置と前記加熱調理器とは、
    前記通信手段を介して無線通信を行うことを特徴とする
    請求項1ないし9の何れかに記載の加熱調理器システ
    ム。
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