JP2003214573A - 管の継手構造 - Google Patents

管の継手構造

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JP2003214573A
JP2003214573A JP2002016268A JP2002016268A JP2003214573A JP 2003214573 A JP2003214573 A JP 2003214573A JP 2002016268 A JP2002016268 A JP 2002016268A JP 2002016268 A JP2002016268 A JP 2002016268A JP 2003214573 A JP2003214573 A JP 2003214573A
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JP
Japan
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lock ring
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pipe
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socket
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JP2002016268A
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Toshio Toshima
敏雄 戸島
Shogo Kaneko
正吾 金子
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管の継手部に、この継手部を屈曲させる方向
の大きな力が作用した場合においても、継手部を円滑に
屈曲させ、かつロックリングに大きな負荷がかからない
ようにする。 【解決手段】 一方の管1における受口2の内周にはロ
ックリング収容溝4が形成されており、このロックリン
グ収容溝4には環状で周方向に分割部を有するロックリ
ング5が収容されており、他方の管8における挿口9の
外周には挿口突部10が形成されており、ロックリング
5と受口2における奥端面3との間に挿口突部10が位
置するまで挿口9が受口2内に挿入されて受口2と挿口
9とが接合される管の継手構造であって、ロックリング
収容溝4における受口2の開口側に受口凹面19が形成
され、ロックリング5における受口2の開口側に受口凹
面19より曲率が大きいロックリング凸面20が形成さ
れ、受口凹面19とロックリング凸面20とが接触可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管の継手構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐震機能を有する管の継手構造の
一つとして図5に示すような継手構造がある。
【0003】図5に示すように、一方の管1の端部には
受口2が形成されており、受口2の奥側には奥端面3が
形成されている。この奥端面3よりも受口2の開口側に
は横断面が矩形状のロックリング収容溝4が形成されて
おり、このロックリング収容溝4には、環状で周方向に
一つ割の横断面矩形状のロックリング5が収容されてい
る。
【0004】ロックリング収容溝4よりもさらに開口側
には、開口側に向かって広がるテーパ面6が形成されて
いる。受口2の端部の外周には、径方向外向きのフラン
ジ22が形成されている。このフランジ22における周
方向に一定の間隔をおいた位置には、管軸方向に複数の
丸孔24が貫通状態で形成されている。
【0005】一方、他方の管8の端部には挿口9が形成
されており、この挿口9の端部の外周には挿口突部10
が形成されている。挿口突部10の先端側にはテーパ面
11が形成されている。なお、挿口9は、挿口突部10
がロックリング5と奥端面3との間に位置するまで受口
2内に挿入されている。また、挿口突部10の外径はロ
ックリング5の内径よりも大きく形成されており、ロッ
クリング5の内径と挿口9の外径とは同様に形成されて
いる。
【0006】ロックリング5の位置よりも受口2の開口
側における挿口9の外周には、周方向一つ割のバックア
ップリング12と環状のゴム製のシール材13とが配置
されている。また、他方の管8における受口2に入り込
まない部分の外周には、受口2と同様の外径で環状の押
輪15が設けられている。
【0007】この押輪15には、受口2のフランジ22
に形成された複数の丸孔24に対応する複数の丸孔16
が形成されている。丸孔16と丸孔24とには、それぞ
れ、T字型ボルト25が図示のように通され、このT字
型ボルト25にナット18がねじ合わされている。
【0008】このT字型ボルト25とナット18との締
め付け力により押輪15が管軸方向に、挿口9の外周に
配置されているシール材13及びバックアップリング1
2を押圧して、受口2に形成されているテーパ面6にシ
ール材13を押し当てる。これにより、この管継手にお
けるシール機能が発揮される。
【0009】地震等によりこの管継手の管軸方向に圧縮
力が作用した場合には、挿口突部10はロックリング5
と受口2の奥端面3との間を移動することができる。ま
た、引張力が作用した場合には、挿口突部10が受口2
の奥側からロックリング5における挿口9の先端側の端
面5aにかかり合い、ロックリング5における受口2の
開口側の端面5bがロックリング収容溝4における受口
2の開口側の側面4aに接触することで、受口2から挿
口9が抜け出すことを確実に防止することができる。こ
のようにして、管の継手部に耐震機能が付与されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の耐震機能が付与
された管の継手構造において、継手部に、この継手部を
屈曲させる方向の大きな力が作用した場合、図6に示す
ように、屈曲部の外側、すなわち図示のように見たとき
に中心線よりも上側の位置におけるロックリング収容溝
4とロックリング5とは、ロックリング5における受口
2の開口側の端面5bがロックリング収容溝4における
受口2の開口側の側面4aに対して傾斜した状態で接触
する。
【0011】ロックリング5がロックリング収容溝4に
対してこのように傾斜した状態で接触すると、挿口9が
受口2に対してこの状態よりもさらに屈曲しようとして
も、ロックリング5における端面5bがロックリング収
容溝4における側面4aにかかり合うことで屈曲に対す
る大きな抵抗となり、継手部が円滑に屈曲しにくくな
る。また、このときのロックリング5にも大きな負荷が
かかる。
【0012】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、管の継手部に、この継手部を屈曲させる方向の大
きな力が作用した場合においても、継手部を円滑に屈曲
させ、かつロックリングに大きな負荷がかからないよう
にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、一方の管における受口の内周
にはロックリング収容溝が形成されており、前記ロック
リング収容溝には環状で周方向に分割部を有するロック
リングが収容されており、他方の管における挿口の外周
には挿口突部が形成されており、前記ロックリングと前
記受口における奥端面との間に前記挿口突部が位置する
まで前記挿口が前記受口内に挿入されて前記受口と前記
挿口とが接合される管の継手構造であって、前記ロック
リング収容溝における前記受口の開口側に凹状曲面が形
成され、前記ロックリングにおける前記受口の開口側に
前記凹状曲面より曲率が大きい凸状曲面が形成されてい
るものである。
【0014】請求項2記載の発明は、一方の管における
受口の内周にはロックリング収容溝が形成されており、
前記ロックリング収容溝には環状で周方向に分割部を有
するロックリングが収容されており、他方の管における
挿口の外周には挿口突部が形成されており、前記ロック
リングと前記受口における奥端面との間に前記挿口突部
が位置するまで前記挿口が前記受口内に挿入されて前記
受口と前記挿口とが接合される管の継手構造であって、
前記ロックリング収容溝における前記受口の開口側に、
前記受口の開口側に向かって狭くなるテーパ面が形成さ
れ、前記ロックリングにおける前記受口の開口側に凸状
曲面が形成されているものである。
【0015】このような構成によれば、管の継手部に、
この継手部を屈曲させる方向の大きな力が作用した場合
には、ロックリング収容溝とロックリングとが、凹状曲
面とこの凹状曲面より曲率が大きい凸状曲面とで接触す
る、またはテーパ面と凸状曲面とで接触することによ
り、ロックリング収容溝における凹状曲面またはテーパ
面に対してロックリングにおける凸状曲面が接触しなが
ら円滑に移動することができる。したがって、ロックリ
ング収容溝とロックリングとの接触状態が継手部の屈曲
時の抵抗とならないので、挿口と受口とが互いに相対的
に傾斜しやすくなる。これにより、継手部を円滑に屈曲
させることができ、かつ継手部の屈曲時にロックリング
に大きな負荷がかからないようにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の管の継手構造の実施の形
態を図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本発
明の実施の形態の管の継手構造を示す管軸方向の断面図
であり、図2は、本発明の実施の形態の管の継手構造の
継手部に、この継手部を屈曲させる方向の大きな力が作
用した状態を示す管軸方向の断面図である。また、図3
は、図2の要部の拡大図である。なお、実施の形態にお
いて、従来の管の継手構造において既に説明したものと
同様のものには、図5及び図6において使用した符号と
同一の符号を付すことで、その詳細な説明を省略する。
【0017】図1〜図3に示すように、本発明の管の継
手構造を構成する一方の管1の受口2内に形成されてい
るロックリング収容溝4における、受口2の開口側の側
面には、凹状曲面としての受口凹面19が形成されてい
る。
【0018】ロックリング収容溝4に収容されているロ
ックリング5における、受口2の開口側には、受口凹面
19よりも曲率の大きい凸状曲面としてのロックリング
凸面20が形成されている。なお、本発明の実施の形態
におけるロックリング5の横断面形状は山型に形成され
ている、すなわち図示においては、ロックリング5を間
違って図示とは反対向きの状態でロックリング収容溝4
に収容した場合にもその受口2の開口側に凸面が配置さ
れるように、ロックリング5の挿口端部側の端面21も
凸状の曲面が形成されている。しかし、この部分の形状
は挿口突部10とかかり合い可能であれば、適宜の形状
であってもかまわない。
【0019】このような構成の管の継手部に、この継手
部を屈曲させる方向の大きな力が作用した場合、図2及
び図3に示すように、ロックリング収容溝4とロックリ
ング5とが、受口凹面19とこの受口凹面19より曲率
の大きいロックリング凸面20とで接触することによ
り、ロックリング収容溝4とロックリング5との接触状
態が継手部の屈曲時の抵抗とならない。したがって、挿
口9と受口2とが互いに相対的に傾斜しやすくなる。こ
れにより、継手部を円滑に屈曲させることができ、かつ
継手部の屈曲時にロックリング5に大きな負荷がかから
ないようにすることができる。また、ロックリング5の
横断面形状が山型に形成されていることから、この山型
のすそ、すなわちより管の中心軸側の位置において、ロ
ックリング収容溝4に接触することができる。このた
め、継手部が屈曲しようとする際の抵抗を小さくするこ
とができる。すなわち、継手部の屈曲時にロックリング
5にかかる負荷を低減することができるので、継手部を
より円滑に屈曲させることができる。
【0020】また、図1〜図3に示した管の継手構造に
おけるロックリング収容溝4の受口凹面19を、図4に
示すように、受口2の開口側に向かって狭くなるテーパ
面26とした場合に、管の継手部に、この継手部を屈曲
させる方向の大きな力が作用したときには、図1〜図3
に示した場合と同様に、ロックリング収容溝4とロック
リング5とが、テーパ面26とロックリング凸面20と
で接触することにより、ロックリング収容溝4における
テーパ面26に対してロックリング5におけるロックリ
ング凸面20が接触しながら円滑に移動することができ
る。したがって、挿口9と受口2とが互いに相対的に傾
斜しやすくなり、継手部を円滑に屈曲させることがで
き、かつ継手部の屈曲時にロックリング5にかかる大き
な負荷を低減することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によると、管の継手
部に、この継手部を屈曲させる方向の大きな力が作用し
た場合には、ロックリング収容溝とロックリングとが、
凹状曲面とこの凹状曲面より曲率が大きい凸状曲面とで
接触する、またはテーパ面と凸状曲面とで接触すること
により、ロックリング収容溝における凹状曲面またはテ
ーパ面に対してロックリングにおける凸状曲面が接触し
ながら円滑に移動することができる。したがって、ロッ
クリング収容溝とロックリングとの接触状態が継手部の
屈曲時の抵抗とならないので、挿口と受口とが互いに相
対的に傾斜しやすくなる。これにより、継手部を円滑に
屈曲させることができ、かつ継手部の屈曲時にロックリ
ングに大きな負荷がかからないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の管の継手構造を示す管軸
方向の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の管の継手構造の継手部
に、この継手部を屈曲させる方向の大きな力が作用した
状態を示す管軸方向の断面図である。
【図3】図2の要部の拡大図である。
【図4】図1及び図2に示したものと異なる、本発明の
管の継手構造を示す管軸方向の断面図である。
【図5】従来の管の継手構造を示す管軸方向の断面図で
ある。
【図6】従来の管の継手構造の継手部に、この継手部を
屈曲させる方向の大きな力が作用した場合を示す管軸方
向の断面図である。
【符号の説明】
1 一方の管 2 受口 3 奥端面 4 ロックリング収容溝 5 ロックリング 8 他方の管 9 挿口 10 挿口突部 19 受口凹面 20 ロックリング凸面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の管における受口の内周にはロックリ
    ング収容溝が形成されており、前記ロックリング収容溝
    には環状で周方向に分割部を有するロックリングが収容
    されており、他方の管における挿口の外周には挿口突部
    が形成されており、前記ロックリングと前記受口におけ
    る奥端面との間に前記挿口突部が位置するまで前記挿口
    が前記受口内に挿入されて前記受口と前記挿口とが接合
    される管の継手構造であって、前記ロックリング収容溝
    における前記受口の開口側に凹状曲面が形成され、前記
    ロックリングにおける前記受口の開口側に前記凹状曲面
    より曲率が大きい凸状曲面が形成され、前記凹状曲面と
    前記凸状曲面とが接触可能であることを特徴とする管の
    継手構造。
  2. 【請求項2】一方の管における受口の内周にはロックリ
    ング収容溝が形成されており、前記ロックリング収容溝
    には環状で周方向に分割部を有するロックリングが収容
    されており、他方の管における挿口の外周には挿口突部
    が形成されており、前記ロックリングと前記受口におけ
    る奥端面との間に前記挿口突部が位置するまで前記挿口
    が前記受口内に挿入されて前記受口と前記挿口とが接合
    される管の継手構造であって、前記ロックリング収容溝
    における前記受口の開口側に、前記受口の開口側に向か
    って狭くなるテーパ面が形成され、前記ロックリングに
    おける前記受口の開口側に凸状曲面が形成され、前記テ
    ーパ面と前記凸状曲面とが接触可能であることを特徴と
    する管の継手構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186755A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 株式会社清水合金製作所 伸縮可撓継手構造と耐震補修弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186755A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 株式会社清水合金製作所 伸縮可撓継手構造と耐震補修弁
JP7327994B2 (ja) 2019-05-13 2023-08-16 株式会社清水合金製作所 伸縮可撓継手構造と耐震補修弁

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