JP2003213529A - 生分解性複合繊維及びこれを用いた繊維構造物、吸収性物品 - Google Patents

生分解性複合繊維及びこれを用いた繊維構造物、吸収性物品

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JP2003213529A
JP2003213529A JP2002004142A JP2002004142A JP2003213529A JP 2003213529 A JP2003213529 A JP 2003213529A JP 2002004142 A JP2002004142 A JP 2002004142A JP 2002004142 A JP2002004142 A JP 2002004142A JP 2003213529 A JP2003213529 A JP 2003213529A
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fiber
component
biodegradable
aliphatic
melting point
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Akinori Maekawa
明範 前川
Satohiko Tsutsui
聡彦 筒井
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JNC Corp
JNC Fibers Corp
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Chisso Polypro Fiber Co Ltd
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生分解性を有すると共に高い機械的強度を持
ち、かつ風合い及び柔軟性に優れ、熱による繊維膠着等
の問題のない繊維構造物及びこれを使用した吸収性物
品、また前記繊維構造物を製造可能とする高い熱融着力
を持つ生分解性複合繊維を提供すること。 【解決手段】生分解性を有する、第1成分と第2成分と
からなる複合繊維であって、前記複合繊維の表面の少な
くとも一部はその繊維長さ方向に連続して前記第2成分
で形成し、第2成分が脂肪族芳香族コポリエステルであ
り、第1成分が第2成分よりも融点の高い脂肪族ポリエ
ステルの生分解性複合繊維とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性複合繊維
及びこれを用いた繊維構造物、吸収性物品に関する。さ
らに詳しくは紙オムツ、生理用品等の衛生材料分野だけ
でなく、土木シート、フィルター等の産業資材分野にも
好適に用いることのできる生分解性複合繊維及びこれを
少なくとも一部に用いた繊維構造物、吸収性物品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高融点成分樹脂と低融点成分樹脂とを複
合化することによって得られる熱融着性を有する複合繊
維は、加熱によって自己接着する機能性合成繊維であ
る。これを用いて糸、編物、織物、不織布その他の成形
体を形成した後、その成形体を加熱すれば繊維同士が相
互に融着した強固な製品が得られ、接着剤等を使用する
必要がない。また、複合化する原料樹脂の組合せによっ
て柔軟性、弾性回復性、強度特性等のいろいろな性質を
付与することができ、衛生材料分野、産業資材分野等の
あらゆる分野で使用されている。これら熱融着性を有す
る複合繊維の原料としてはポリプロピレン、ポリエチレ
ン等の汎用樹脂を挙げることができるが、これらを使用
した合成繊維は、廃棄を行う場合に、土壌等に埋め立て
ても自然環境下での分解性が低く、焼却では発熱量が大
きく焼却炉を傷める等の問題があり、環境保護の見地か
ら見直しが必要である。
【0003】これらの汎用樹脂を使用した合成繊維に対
して、生分解性樹脂を使用した繊維は、使用中は汎用の
合成繊維と同等の性質を示し、廃棄後は特定の微生物に
よって速やかに二酸化炭素と水に分解される環境サイク
ルに適合した再資源化可能材料である。生分解性樹脂の
代表例としては、ポリ乳酸、ポリエチレンサクシネー
ト、ポリブチレンサクシネート、ポリカプロラクトン等
の脂肪族ポリエステルを挙げることができ、これらを使
用した生分解性複合繊維には、原料樹脂の融点差を利用
して熱融着性を持たせることも可能である。特開平6−
207320号公報及び特開平6−207324号公報
には、融点差のある生分解性樹脂を使用した熱融着性複
合繊維が提案されている。しかし、その実施例には融点
102℃のポリエチレンサクシネートと融点118℃の
ポリブチレンサクシネートを組合せた複合繊維が示され
ているにすぎず、その接着力はそれほど強くない。これ
は熱融着成分となるポリエチレンサクシネートの引張強
度が低いためである。また、特開平7−310236号
公報では、融点差を有する2種類のポリ乳酸の組合せに
より高融着性を付与した、熱融着性複合繊維が提案され
ている。しかし、このポリ乳酸繊維は固く、風合い、柔
軟性に問題がある。さらに特開平9−157952号公
報では、融点差が30℃以上となる2種類の脂肪族ポリ
エステルの組合せによる高融着力を持った熱融着性複合
繊維が提案されている。しかし、その実施例を見ると融
点168℃、172℃のポリ乳酸と融点58℃のポリカ
プロラクトンの組合せが例示されており、この複合繊維
は高い融着力を有するもののポリカプロラクトンの融点
が低すぎるため、熱による繊維膠着等の問題があり実用
的ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生分
解性を有すると共に高い機械的強度を持ち、かつ風合い
及び柔軟性に優れ、熱による繊維膠着等の問題のない実
用性の高い繊維構造物及びこれを使用した吸収性物品、
また前記繊維構造物を製造可能とする高い熱融着力を持
つ生分解性複合繊維を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために、鋭意検討を重ねた。その結果、生分
解性を有する第1成分と第2成分とからなる複合繊維で
あって、前記複合繊維の表面の少なくとも一部はその繊
維長さ方向に連続して前記第2成分で形成されており、
第1成分が脂肪族ポリエステル、第2成分が第1成分よ
りも融点の低い脂肪族芳香族コポリエステルである生分
解性を有する複合繊維が、目的とする生分解性複合繊維
を形成し得ること、かつ前記生分解性複合繊維を用いる
と風合いがよく、かつ高い機械的強度を持つ、実用性の
高い繊維構造物が得られることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は、前記課題を解決するために以下
の構成を有する。 (1)生分解性を有する、第1成分と第2成分とからな
る複合繊維であって、前記複合繊維の表面の少なくとも
一部はその繊維長さ方向に連続して前記第2成分で形成
されており、第2成分が脂肪族芳香族コポリエステルで
あり、第1成分が第2成分よりも融点の高い脂肪族ポリ
エステルであることを特徴とする生分解性複合繊維。 (2)脂肪族芳香族コポリエステルが、50〜90mo
l%の脂肪族成分からなる脂肪族芳香族コポリエステル
である前記(1)項記載の生分解性複合繊維。 (3)脂肪族芳香族コポリエステルが、ポリブチレンサ
クシネート・テレフタレート共重合体である前記(1)
項または前記(2)項記載の生分解性複合繊維。 (4)脂肪族ポリエステルが、ポリ乳酸である前記
(1)項記載の生分解性複合繊維。 (5)第1成分が、第2成分よりも40℃以上高い融点
を有することを特徴とする前記(1)項記載の生分解性
複合繊維。 (6)前記(1)〜(5)のいずれか1項記載の生分解
性複合繊維を少なくとも一部に用いた繊維構造物。 (7)繊維構造物が、生分解性複合繊維の繊維接点が熱
接合された不織布、ネット状物、編物及び織物から選ば
れる少なくとも一種の布帛で構成される前記(6)項記
載の繊維構造物。 (8)前記(1)〜(5)のいずれか1項記載の生分解
性複合繊維を少なくとも一部に用いた吸収性物品。 (9)前記(6)項または前記(7)項記載の繊維構造
物を少なくとも一部に用いた吸収性物品。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の生分解性複合繊維は、生分解性を有する第1成
分と第2成分からなる複合繊維であって、第1成分が脂
肪族ポリエステル、第2成分が脂肪族芳香族コポリエス
テルであり、前記複合繊維の表面の少なくとも一部はそ
の繊維長さ方向に連続して前記第2成分で形成されてい
る。特に、第2成分が第1成分の表面の一部を覆い、か
つ第2成分が繊維表面の少なくとも一部を繊維長さ方向
に連続して形成する並列型または鞘芯型の繊維断面構造
を有する複合繊維が熱融着性の点から好ましい。
【0008】本発明に好適に使用できる第1成分の脂肪
族ポリエステル及び第2成分の脂肪族芳香族コポリエス
テルは、紡糸可能な範囲のメルトフローレート(以下、
MFRと略す)であれば特に限定されることはないが、
1〜100g/10分が好ましく、より好ましくは、5
〜70g/10分である。脂肪族ポリエステルのMFR
は、紡糸条件等の変更で、繊維成形後のMFRが10〜
100g/10分であれば特に問題はなく、好ましく
は、10〜70g/10分である。脂肪族ポリエステル
の繊維成形後のMFRが10g/10分未満もしくは繊
維成形後のMFRが100g/10分を超えるとフィラ
メントを紡糸する場合、曳糸性が悪くなる場合がある。
脂肪族芳香族コポリエステルのMFRは、紡糸条件等の
変更で、繊維成形後のMFRが10〜100g/10分
であれば特に問題はなく、好ましくは、10〜70g/
10分である。脂肪族芳香族コポリエステルの繊維成形
後のMFRが10g/10分未満もしくは繊維成形後の
MFRが100g/10分を超えるとフィラメントを紡
糸する場合、曳糸性が悪くなる場合がある。
【0009】本発明の生分解性複合繊維は、第1成分の
脂肪族ポリエステルが、第2成分の脂肪族芳香族コポリ
エステルよりも融点が高くなるように組み合わせる。こ
れらの融点差は5℃以上であればよいが、好ましくは2
0℃以上であり、より好ましくは40℃以上である。
【0010】本発明の生分解性複合繊維に好適に用いら
れる第1成分の脂肪族ポリエステルとしては、ポリ(α
−ヒドロキシ酸)等のポリグリコール酸、ポリ(ε−カ
プロラクトン)、ポリ(β−プロピオラクトン)等のポ
リ(ω−ヒドロキシアルカノエート)、ポリ−3−ヒド
ロキシプロピオネート、ポリ−3−ヒドロキシブチレー
ト、ポリ−3−ヒドロキシカプロレート、ポリ−3−ヒ
ドロキシヘプタノエート、ポリ−3−ヒドロキシオクタ
ノエート、及びこれらとポリ−3−ヒドロキシバリレー
トやポリ−4−ヒドロキシブチレートとの共重合体等の
ポリ(β−ヒドロキシアルカノエート)、ポリ乳酸また
はポリ乳酸の共重合体が挙げられる。また、ポリエチレ
ンオキサレート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチ
レンアジペート、ポリエチレンアゼレート、ポリブチレ
ンオキサレート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチ
レンセバケート、ポリヘキサメチレンセバケート、ポリ
ネオペンチルオキサレート等のグリコールとジカルボン
酸の縮合重合体、及びこれらの共重合体が挙げられる。
さらに脂肪族ポリエステルとして、前記脂肪族ポリエス
テルと、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリテトラメ
チレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド(ナイロン66)、ポリウンデカナミド
(ナイロン11)、ポリラウロラクタミド(ナイロン1
2)等の脂肪族ポリアミドとの共縮重合体である脂肪族
ポリエステルアミド系共重合体も用いることができる。
【0011】ポリ乳酸に特定の割合の糖アルコール/安
息香酸類混合物を配合することにより得られた樹脂組成
物を第1成分として用いることで、引裂き強度及び引張
伸度が向上した繊維が得られる。糖アルコールとして
は、糖を還元して得られる直鎖状ポリオールを利用で
き、特に炭素数3〜6の直鎖状ポリオールが好適に使用
でき、具体的には、グリセリン、エリスリトール、キシ
リトール、マンニトール及びソルビトール等が例示でき
るが、ポリ乳酸の可塑化効率、後述するポリ乳酸分子の
拘束効果、糖アルコール自体の不揮発性等の点からソル
ビトールが最も好ましく使用できる。糖アルコールの配
合割合は、ポリ乳酸100重量部に対して、引裂き強度
及び引張伸度の点から0.5〜5重量部、好ましくは1
〜3重量部である。また、安息香酸類としては、安息香
酸、o−トルイル酸、m−トルイル酸、p−トルイル
酸、p−t−ブチル安息香酸、p−t−アミル安息香
酸、p−t−オクチル安息香酸、o−メトキシ安息香
酸、m−メトキシ安息香酸、アニス酸、無水安息香酸、
無水o−トルイル酸、無水m−トルイル酸、無水p−ト
ルイル酸、無水p−t−ブチル安息香酸、無水p−t−
アミル安息香酸、無水p−t−オクチル安息香酸、無水
o−メトキシ安息香酸、無水m−メトキシ安息香酸及び
無水アニス酸等が例示されるが、安息香酸が最も好まし
く使用できる。安息香酸類の配合割合は、ポリ乳酸10
0重量部に対して、引裂き強度及び引張伸度の点から1
〜10重量部、好ましくは2〜6重量部である。
【0012】本発明の生分解性複合繊維に好適に用いら
れる第2成分の脂肪族芳香族コポリエステルとしては、
ポリブチレンサクシネート・テレフタレート共重合体、
ポリエチレンサクシネート・テレフタレート共重合体が
具体的に例示でき、また、これら2種類以上の混合物で
もよい。
【0013】脂肪族芳香族コポリエステルは、脂肪族成
分に芳香族成分を導入したランダム共重合体である。脂
肪族芳香族コポリエステル中の脂肪族成分は40〜95
mol%の範囲であれば利用でき、好ましくは50〜9
0mol%の範囲であり、より好ましくは60〜80m
ol%の範囲である。脂肪族成分が50〜90mol%
の範囲であれば、生分解性を保持したまま繊維、フィル
ム等の成形性及び物性が良好となり、繊維やフィラメン
トを紡糸する場合、繊維同士の膠着等が発生せず、曳糸
性が良好となる。
【0014】本発明に用いられる第1成分の脂肪族ポリ
エステル及び第2成分の脂肪族芳香族コポリエステルに
は、本発明の効果を妨げない範囲内でさらに、酸化防止
剤、光安定剤、紫外線吸収剤、中和剤、造核剤、エポキ
シ安定剤、滑剤、抗菌剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料、
可塑剤、親水剤等の添加剤を必要に応じて適宜添加して
もよい。
【0015】本発明に係る生分解性複合繊維の繊維断面
は、第2成分が繊維表面の少なくとも一部を繊維長さ方
向に連続して形成していれば、いかなる断面形状でもよ
い。例えば同心型、偏心型、並列型、両成分が放射状に
交互に配列された放射型を挙げることができるが、特に
同心型、並列型が好ましい。
【0016】本発明に係る生分解性複合繊維の第1成分
と第2成分との容量比は、紡糸可能な範囲であれば特に
限定されないが、30対70から70対30の範囲が好
ましく、最も好ましくは50対50の容量比である。
【0017】本発明の生分解性複合繊維の単糸繊度は、
特に限定されることはなく、使用する目的に応じて適宣
選択できるが、良好な風合いを要求される用途では0.
1〜10デシテックスであることが好ましく、より好ま
しくは、0.5〜6デシテックスである。単糸繊度が
0.1デシテックス未満であると溶融紡糸工程で曳糸性
が低下する傾向にある。また、10デシッテクスを大幅
に超えると、風合いのよい繊維構造物が得られにくくな
る傾向にある。
【0018】以下、本発明の生分解性複合繊維及びこれ
を使用した繊維構造物の製造方法を例示する。
【0019】通常の溶融紡糸機を用いて前記生分解性樹
脂からなる長繊維を紡出する。紡糸に際し、紡糸温度は
120〜330℃の範囲で紡糸することが好ましく、引
き取り速度は40m/分〜1500m/分程度とするの
がよい。延伸は必要に応じて多段延伸を行ってもよく、
延伸倍率は通常2〜9倍程度とするのがよい。さらに得
られたトウは必要に応じて捲縮を付与した後、所定長に
切断して短繊維とし、公知のカード法、エアレイド法、
乾式パルプ法、湿式抄紙法等によりウェブとすることが
できる。以上は短繊維でのウェブ製造工程であるが、ト
ウを切断せず、長繊維トウを分繊ガイド等によりウェブ
とすることや、公知のスパンボンド法やメルトブロー法
により紡糸工程から直接ウェブとしてもよい。その後は
必要に応じてニードルパンチ法、高圧液体流処理等の公
知の高次加工工程、熱風あるいは熱ロール等の公知の熱
処理工程を経て、種々の用途に応じて繊維構造物として
成形される。また紡糸延伸後、フィラメント糸条として
巻き取り、これを編成または織成して編織物とし、熱処
理工程を通して繊維構造物とするか、前記短繊維を紡績
糸とした後、これを編成または織成して編織物とし、熱
処理工程を通して繊維構造物に成形してもよい。さらに
カード法、エアレイド法、スパンボンド法、抄紙法等の
方法で均一にしたウェブ、織物、編物、不織布、フィル
ム等を種々積層し、熱処理工程を通して繊維構造物とし
てもよい。
【0020】上記熱処理工程では、熱風ドライヤー、サ
クションバンドドライヤー、ヤンキードライヤー等のド
ライヤーを用いる方法や、フラットカレンダーロール、
エンボスロール等の加圧ロールを用いる方法のいずれの
方法も使用できる。熱処理温度は、ドライヤーを用いる
場合には、生分解性複合繊維の第2成分の融点以上、第
1成分の融点以下の温度が好ましく、加圧ロールを用い
る場合には、生分解性複合繊維の第2成分の軟化点以
上、第1成分の融点以下の温度が好ましい。なお、熱処
理温度は、生分解性樹脂の種類にもよるが、通常、約6
0〜165℃の範囲が用いられる。処理時間は前記ドラ
イヤー等を用いる場合は約5秒以上が、前記加圧ロール
を用いる場合は5秒以下が一般的である。
【0021】本発明の繊維構造物とは、上記熱処理工程
を通して得た布状の形態(布帛)であればいかなるもの
でもよく、生分解性複合繊維の繊維接点が熱接合された
不織布、ネット状物、織物、編物が例示できる。また、
本発明の生分解性繊維は他の繊維と混綿、あるいは混紡
を行い繊維構造物にすることもできる。また、ウェブ、
織物、編物、不織布を種々積層した繊維構造物であって
もよい。
【0022】上記工程において、繊維を紡出後、繊維の
静電気防止、繊維構造物への加工性向上のために、繊維
の平滑性付与等を目的として界面活性剤を付着させるこ
とができる。なお、界面活性剤の種類、濃度は用途に合
わせて適宜調整する。界面活性剤の付着の方法は、ロー
ラー法、浸漬法、パットドライ法等を用いることができ
る。界面活性剤の付着は、紡糸工程、延伸工程、捲縮工
程のいずれの工程で行ってもよい。さらに短繊維、長繊
維を問わず、紡糸工程、延伸工程、捲縮工程以外の、例
えば繊維構造物に成形後、界面活性剤を付着させること
もできる。界面活性剤としては、アルキルフォスフェー
トカリウム塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等
が例示できる。
【0023】本発明の生分解性複合繊維の繊維長は、特
に限定されるものではないが、カード機を用いてウェブ
を作製するカード法の場合には、一般に20〜76mm
の繊維長が好ましく、抄紙法やエアレイド法の場合で
は、一般に繊維長が2mm〜20mmの範囲の繊維長が
好ましく用いられる。繊維長が2mm未満の場合には、
繊維同士の接着面積が小さすぎて、熱融着させても求め
る強力が得られにくい。また、繊度によっても異なる
が、繊維長が76mmを大幅に超える場合には、カード
機等でのウェブ形成が均一にできにくく、均一な地合の
ウェブとすることが難しい。
【0024】また、本発明の生分解性複合繊維は、前記
生分解性複合繊維の第2成分よりも融点の高い他樹脂か
らなる生分解性繊維の接着や、熱融着性を有しない生分
解性繊維の接着のための接着繊維として使用することが
可能である。
【0025】本発明の繊維構造物は、必要に応じて本発
明の生分解性複合繊維以外の他の繊維を混合した繊維構
造物でもよい。他の繊維としては、例えば、本発明の目
的を阻害しないものであれば自由に使用できる。ポリ乳
酸繊維、ポリブチレンサクシネート繊維、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、アクリル
繊維等の合成繊維、綿、羊毛、麻等の天然繊維、レーヨ
ン、キュプラ、アセテート等の再生繊維、半合成繊維等
が挙げられ、特に生分解性を有するポリ乳酸繊維、ポリ
ブチレンサクシネート繊維が好ましい。
【0026】本発明の生分解性複合繊維を用いた繊維構
造物は、従来の生分解性複合繊維を用いた繊維構造物と
比較して風合いがよく、かつ高い機械的強度と高い実用
性を併せ持つ。これは、本発明の生分解性複合繊維の第
2成分に脂肪族芳香族コポリエステルを使用したためで
ある。これにより、例えば紙オムツや生理用品に使用す
る場合、不織布の形状を保持したままで低目付化ができ
るため、低コスト化が可能となる。さらに本発明の生分
解性繊維及びこれを用いた繊維構造物は、生分解性を有
するため、埋立て廃棄した場合には土壌汚染がなく、焼
却処理した場合には、有毒ガスの発生がない。さらにこ
れらは汎用樹脂と比較して燃焼熱が低いため、焼却炉を
痛める可能性も低い。特に本発明の繊維構造物を土木シ
ート、農業用ベタガケシート等に使用する場合では、使
用後には土壌と一体化してしまうため、廃棄処理に必要
な労力を削減することが可能となる。
【0027】以上のように本発明の生分解性複合繊維
は、第2成分に脂肪族芳香族コポリエステルを使用した
構成とすることで、風合いがよく、かつ高い機械的強度
と実用性を併せ持つ繊維構造物を得ることができ、紙オ
ムツ及び生理用品等の吸収性物品、フィルター、ボード
に使用することができる。さらに生分解性を有している
ことから環境に優しく安全であり、かつ衛生性が高いた
め、衛生材料分野をはじめ、医療分野、産業資材分野に
も好適に使用することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって説
明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。なお実施例、比較例における用語と物性の測定方法
は以下の通りである。
【0029】(メルトフローレート)JIS K 72
10に準拠して測定した。 脂肪族ポリエステル:条件4(温度190℃、荷重2
1.18N) 脂肪族芳香族コポリエステル:条件4(温度190℃、
荷重21.18N)
【0030】(融点)融点測定は、デュポン社製 熱分
析装置DSC10を用い、JIS K 7122に準拠
して行なった。
【0031】(引張強度)2.5cm幅の不織布を島津
製作所(株)製オートグラフ AGS500Dを用い、
繊維成形体の破断強度を測定し、これを引張強度とし
た。試長150mm、引張速度100mm/分で測定
し、測定温度は室温とした。なお、引張強度の値は下記
式により目付30g/m2換算とした。 引張強度=(引張強度実測値)×(30/目付実測値)
【0032】(不織布風合い評価)目付約30g/m2
の不織布を用いて、5人のパネラーによる官能試験を行
なった。しわ等によるガサツキ感がなくしかもソフトで
あると全員が判定した場合を優(○)、3名〜4名が同
様に判定した場合を良(△)、3名以上がしわ等による
ガサツキ感があるかまたはソフト感に欠けると判定した
場合を不可(×)と評価した。
【0033】(生分解性能評価)目付約30g/m2
不織布を土中に埋没して6ヶ月後に取り出し、不織布が
その形態を保持しておらず埋没後の引張強度が測定不可
能である場合を優(○)、不織布はその形態を保持して
いるが埋没後の引張強度が埋没前の引張強度初期値に対
して50%未満まで低下している場合を良(△)、不織
布の埋没後の引張強度が埋没前の引張強度初期値に対し
て50%以上を示している場合を不可(×)と評価し
た。
【0034】実施例1 第1成分としてポリ乳酸(脂肪族ポリエステル、融点1
79℃、MFR12)、第2成分として脂肪族成分が6
0mol%のポリブチレンサクシネート・テレフタレー
ト共重合体(脂肪族芳香族コポリエステル、融点108
℃、MFR28)を用いて、複合繊維用口金及び2機の
押出機を有する複合紡糸機で、第1成分と第2成分との
容積比率が50/50の同心型の繊維断面形状を有する
生分解性複合繊維を紡糸し、未延伸糸の引き取りをワイ
ンダーで行った。なお、前記引き取り工程において、未
延伸糸の表面にアルキルフォスフェートカリウム塩を付
着させた。得られた未延伸糸を延伸機で、3.0倍(延
伸温度80℃)に延伸し、得られた延伸糸にスタッフィ
ングボックスを用いて機械捲縮を付与し、長さ51mm
に切断してスフを得た。得られたスフ(1.0デシテッ
クス×51mm)を使用し、カード機を用いてカーディ
ングを行い、ウェブとした。得られたウェブを熱風貫通
型ドライヤーで、温度110℃、処理時間1分40秒の
条件で熱処理して、繊維構造物としての繊維の交点が熱
接着された目付31g/m2の不織布を得た。
【0035】実施例2 第2成分として脂肪族成分が50mol%のポリブチレ
ンサクシネート・テレフタレート共重合体(脂肪族芳香
族コポリエステル、融点119℃、MFR26)を用い
た以外は、実施例1に準拠して生分解性複合繊維を紡糸
し、前記複合繊維を用いて実施例1に準拠して繊維構造
物としての目付29g/m2の不織布を得た。
【0036】実施例3 第2成分として脂肪族成分が90mol%のポリブチレ
ンサクシネート・テレフタレート共重合体(脂肪族芳香
族コポリエステル、融点106℃、MFR29)を用い
た以外は、実施例1に準拠して生分解性複合繊維を紡糸
し、前記複合繊維を用いて実施例1に準拠して繊維構造
物としての目付29g/m2の不織布を得た。
【0037】実施例4 第2成分として脂肪族成分が40mol%のポリブチレ
ンサクシネート・テレフタレート共重合体(脂肪族芳香
族コポリエステル、融点130℃、MFR25)を用い
た以外は、実施例1に準拠して生分解性複合繊維を紡糸
し、前記複合繊維を用いて実施例1に準拠して繊維構造
物としての目付31g/m2の不織布を得た。
【0038】実施例5 第2成分として脂肪族成分が95mol%のポリブチレ
ンサクシネート・テレフタレート共重合体(脂肪族芳香
族コポリエステル、融点105℃、MFR30)を用い
た以外は、実施例1に準拠して生分解性複合繊維を紡糸
し、前記複合繊維を用いて実施例1に準拠して繊維構造
物としての目付30g/m2の不織布を得た。
【0039】実施例6 第1成分としてポリブチレンサクシネート(脂肪族ポリ
エステル、融点114℃、MFR26)、第2成分とし
て脂肪族成分が60mol%のポリブチレンサクシネー
ト・テレフタレート共重合体(脂肪族芳香族コポリエス
テル、融点108℃、MFR28)を用いた以外は、実
施例1に準拠して生分解性複合繊維を紡糸し、前記複合
繊維を用いて実施例1に準拠して繊維構造物としての目
付31g/m2の不織布を得た。
【0040】実施例7 繊維断面形状を並列型とした以外は、実施例1に準拠し
て生分解性複合繊維を紡糸し、前記複合繊維を用いて実
施例1に準拠して繊維構造物としての目付30g/m2
の不織布を得た。
【0041】実施例8 繊維断面形状を並列型とした以外は、実施例4に準拠し
て生分解性複合繊維を紡糸し、前記複合繊維を用いて実
施例1に準拠して繊維構造物としての目付32g/m2
の不織布を得た。
【0042】実施例9 第1成分としてポリブチレンサクシネート(脂肪族ポリ
エステル、融点114℃、MFR26)、第2成分とし
て脂肪族成分が95wt%のポリブチレンサクシネート
・テレフタレート共重合体(脂肪族芳香族コポリエステ
ル、融点108℃、MFR28)を用い、繊維断面形状
を並列型とした以外は、実施例1に準拠して生分解性複
合繊維を紡糸し、前記複合繊維を用いて実施例1に準拠
して繊維構造物としての目付29g/m2の不織布を得
た。
【0043】比較例1 第2成分としてポリ乳酸(脂肪族ポリエステル、融点1
50℃、MFR6)を用い、延伸温度を90℃、熱風貫
通型ドライヤーの温度を160℃とした以外は、実施例
1に準拠して生分解性複合繊維を紡糸し、前記複合繊維
を用いて実施例1に準拠して繊維構造物としての目付3
0g/m2の不織布を得た。
【0044】比較例2 第1成分としてポリブチレンサクシネート(脂肪族ポリ
エステル、融点114℃、MFR26)、第2成分とし
てポリエチレンサクシネート(脂肪族ポリエステル、融
点102℃、MFR28)を用いた以外は、実施例1に
準拠して生分解性複合繊維を紡糸し、前記複合繊維を用
いて実施例1に準拠して繊維構造物としての目付29g
/m2の不織布を得た。
【0045】実施例1〜9、比較例1〜2の繊維の断面
形状、不織布強度及び風合い評価、生分解性能評価結果
を表1、表2に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】表1、2から明らかなように、実施例1〜
9の繊維構造物である不織布は、高い不織布強度と良好
な風合い及び良好な生分解性能を併せ持っているのに対
して、比較例1〜2の不織布は、不織布の引張強度が低
かったり、たとえ不織布の引張強度が高くても良好な風
合いを併せ持っていない。
【0049】実施例10 実施例1で得られた不織布をトップシート層及びバック
シート層に使用し、吸収材としてパルプ繊維を使用した
吸収性物品を作製した。得られた吸収性物品は風合い、
強度に優れ、また真夏の車中に放置しても物品の収縮、
膠着等が発生せず、吸収性物品として実用性の高いもの
であった。
【0050】比較例3 第2成分としてポリカプロラクトン(脂肪族ポリエステ
ル、融点60℃、MFR6)を用い、延伸温度を50
℃、熱風貫通型ドライヤーの温度を65℃とした以外
は、実施例1に準拠して目付31g/m2の不織布を得
た。この不織布をトップシート層及びバックシート層に
使用し、吸収材としてパルプ繊維を使用した吸収性物品
を作製した。得られた吸収性物品を真夏の車中に放置し
たところ、吸収性物品の収縮、膠着が発生し吸収性物品
として使用することが困難であった。
【0051】実施例10で得られた吸収性物品は吸収性
物品として良好な性能を持ち合わせており、実用性に優
れているのに対して、比較例3で得られた吸収性物品
は、真夏の車中に放置すると吸収性物品の収縮、膠着が
発生する等、吸収性物品としての実用性が低いことがわ
かった。
【0052】
【発明の効果】本発明の生分解性複合繊維は、その繊維
表面を脂肪族芳香族コポリエステルで構成することで、
紡糸時に繊維膠着等の問題が生じない。さらに、本発明
の生分解性複合繊維は、高温の熱処理下で高い熱融着力
を示すので、繊維構造物を熱処理により製造すること
で、良好に接着された不織布等の繊維構造物が得られ
る。また、本発明の繊維構造物は、高い引張強度と良好
な風合を併せ持つので、これらをバランスよく求められ
るオムツ、生理用品等の衛生材料分野や、高い強度が求
められる土木シート、フィルター等の産業資材分野に好
適に用いることができる。また前記繊維構造物よりなる
吸収性物品は、日常生活における温度の変化では収縮や
膠着等の物性の低下が生じず、吸収性物品として実用性
に優れている。さらに前記生分解性複合繊維及び繊維構
造物は、生分解性樹脂原料を使用していることから人体
に対して安全性が高く、かつ廃棄する場合でも微生物等
により完全に分解されるため環境を汚染しない。また焼
却する場合には、有毒ガスの発生もなく、さらに発熱量
が小さいので、高温で焼却炉を傷める等の問題がない。
このように本発明の生分解性複合繊維、及びこれを用い
た繊維構造物は、環境対応型の繊維製品に広く好適に用
いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/54 A61F 13/18 320 Fターム(参考) 3B029 HA00 HB00 4C003 AA12 BA08 CA04 4L041 AA07 BA02 BA05 BA21 BC02 BC20 BD07 BD11 CA13 CA15 CA17 DD14 EE10 4L047 AA21 AA27 AA28 AB02 AB10 BA09 BB06 BB09 CB10 CC04 CC05 CC10 CC12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性を有する、第1成分と第2成分
    とからなる複合繊維であって、前記複合繊維の表面の少
    なくとも一部はその繊維長さ方向に連続して前記第2成
    分で形成されており、第2成分が脂肪族芳香族コポリエ
    ステルであり、第1成分が第2成分よりも融点の高い脂
    肪族ポリエステルであることを特徴とする生分解性複合
    繊維。
  2. 【請求項2】 脂肪族芳香族コポリエステルが、50〜
    90mol%の脂肪族成分からなる脂肪族芳香族コポリ
    エステルである請求項1記載の生分解性複合繊維。
  3. 【請求項3】 脂肪族芳香族コポリエステルが、ポリブ
    チレンサクシネート・テレフタレート共重合体である請
    求項1または請求項2記載の生分解性複合繊維。
  4. 【請求項4】 脂肪族ポリエステルが、ポリ乳酸である
    請求項1記載の生分解性複合繊維。
  5. 【請求項5】 第1成分が、第2成分よりも40℃以上
    高い融点を有することを特徴とする請求項1記載の生分
    解性複合繊維。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の生分
    解性複合繊維を少なくとも一部に用いた繊維構造物。
  7. 【請求項7】 繊維構造物が、生分解性複合繊維の繊維
    接点が熱接合された不織布、ネット状物、編物及び織物
    から選ばれる少なくとも一種の布帛で構成される請求項
    6記載の繊維構造物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか1項記載の生分
    解性複合繊維を少なくとも一部に用いた吸収性物品。
  9. 【請求項9】 請求項6または請求項7記載の繊維構造
    物を少なくとも一部に用いた吸収性物品。
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